JPH0686082A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH0686082A
JPH0686082A JP4235604A JP23560492A JPH0686082A JP H0686082 A JPH0686082 A JP H0686082A JP 4235604 A JP4235604 A JP 4235604A JP 23560492 A JP23560492 A JP 23560492A JP H0686082 A JPH0686082 A JP H0686082A
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JP
Japan
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signal
component
signal component
image
blue
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Pending
Application number
JP4235604A
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English (en)
Inventor
Osamu Takase
修 高瀬
Yutaka Kaneko
金子  豊
Hiromichi Jumonji
弘道 十文字
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 結像レンズの主走査方向の色収差による各色
成分の読取色ずれを信号処理により効果的に補正するこ
とにより、原稿面情報の忠実な読取出力を得ることが可
能な画像読取装置を提供する。 【構成】 原稿面を走査しこれを透過又は反射して得ら
れた光を結像レンズ1により集光して光電変換素子2に
入射して原稿面の反射率又は透過率に応じた電気信号を
画像信号として検出し、この検出された画像信号を赤、
青、緑の各信号成分の信号処理部3にそれぞれ導くこと
によりカラー画像情報を得る画像読取装置において、赤
信号成分、青信号成分の信号処理部3の後段に、主走査
方向Xにパラメータの変化するデジタルフィルタ手段を
もちかつそれらのパラメータ設定が空間位置に関して互
いにほぼ逆の重みである読取位置ずれ補正回路16を接
続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、結像レンズの主走査方
向の色収差による各色成分の読取色ずれを信号処理によ
って効果的に補正し、原稿情報に忠実な読取出力を得る
ことができる画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像読取装置における画像読取方
法としては、原稿面を走査し透過又は反射して得られた
光を結像レンズにより集光して光電変換素子に導く。こ
の光電変換素子としては、1次元のCCDイメージセン
サが用いられ、このセンサ自身の電気的走査により原稿
面の主走査方向の読取りを行い、これと垂直な副走査方
向にはそのセンサを原稿面に対して相対的に移動させる
ことにより読取りを行う。このようにして読み取られた
前記原稿面の反射率又は透過率に応じた電気信号を画像
信号として検出し、この検出された画像信号を赤、青、
緑の各信号成分の信号処理部にそれぞれ導くことにより
カラー画像情報を得ている。
【0003】このようなカラー画像情報を得る場合、結
像レンズの光軸方向(ピント方向)の色収差による読取
品質の劣化が問題となり、これらを補正、改善する具体
例として、特開平2−76363号公報に「カラーイメ
ージスキャナ」なるタイトルで開示されているものがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、今、結像レン
ズの色収差の主走査方向の影響を一般的な場合におい
て、図10に基づいて説明する。この図10において、
結像レンズ1の上下方向は主走査方向を示しており、原
稿面の主走査方向の端部からの光が結像レンズ1の瞳点
を通過した時の色別の方向を示している。この現象はレ
ンズにより程度の差こそあれ一般的である。従って、各
色毎の焦点はこれらの直線上にあり、R(赤)成分はG
(緑)成分よりも主走査方向の中央寄りに、B(青)成
分はG成分よりも主走査方向の端部寄りにそれぞれ結像
される。このことは、主走査方向の端部にいくほど読取
り色ずれが生じる可能性を示している。しかし、従来の
装置においては、結像レンズ1の光軸方向の色収差を補
正等することについては提案されているものはあるが、
色収差の主走査方向の影響についてまで言及し改善した
ものは見当らない。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、原稿面を走査しこれを透過又は反射して得られた光
を結像レンズにより集光して光電変換素子に入射して前
記原稿面の反射率又は透過率に応じた電気信号を画像信
号として検出し、この検出された画像信号を赤、青、緑
の各信号成分の信号処理部にそれぞれ導くことによりカ
ラー画像情報を得る画像読取装置において、赤信号成
分、青信号成分の前記信号処理部の後段に、主走査方向
にパラメータの変化するデジタルフィルタ手段をもちか
つそれらのパラメータ設定が空間位置に関して互いにほ
ぼ逆の重みである読取位置ずれ補正回路を接続した。
【0006】請求項2記載の発明では、原稿面を走査し
これを透過又は反射して得られた光を結像レンズにより
集光して光電変換素子に入射して前記原稿面の反射率又
は透過率に応じた電気信号を画像信号として検出し、こ
の検出された画像信号を赤、青、緑の各信号成分の信号
処理部にそれぞれ導くことによりカラー画像情報を得る
画像読取装置において、前記光電変換素子に画素の奇数
番目と偶数番目とを各々別々に読み出す転送部を設け、
この転送部の後段の前記信号処理部に奇数番目の画素出
力と偶数番目の画素出力とを原稿情報に合わせて一列の
順次信号に合成するマルチプレクサを設け、このマルチ
プレクサの後段の赤信号成分、青信号成分の信号処理上
に主走査方向にパラメータの変化するデジタルフィルタ
手段をもちかつそれらのパラメータ設定が空間位置に関
して互いにほぼ逆の重みである読取位置ずれ補正回路を
接続した。
【0007】請求項3記載の発明では、原稿面を走査し
これを透過又は反射して得られた光を結像レンズにより
集光して光電変換素子に入射して前記原稿面の反射率又
は透過率に応じた電気信号を画像信号として検出し、こ
の検出された画像信号を赤、青、緑の各信号成分の信号
処理部にそれぞれ導くことによりカラー画像情報を得る
画像読取装置において、赤信号成分、青信号成分の前記
信号処理部のシェーディング補正回路の後段に、主走査
方向にパラメータの変化するデジタルフィルタ手段をも
ちかつそれらのパラメータ設定が空間位置に関して互い
にほぼ逆の重みである読取位置ずれ補正回路を接続し
た。
【0008】請求項4記載の発明では、請求項1,2又
は3記載の発明において、デジタルフィルタ手段は、隣
接2画素のうちいずれか1画素に対応して光電変換素子
から出力された緑信号成分を基準に主走査方向の隣接2
画素の重み付け演算を行い、その演算結果を対応させ同
じ読取位置の一組の赤信号成分、緑信号成分、青信号成
分として出力するようにした。
【0009】請求項5記載の発明では、請求項1,2又
は3記載の発明において、デジタルフィルタ手段は、隣
接2画素の前後1画素内のうちいずれか1画素に対応し
て光電変換素子から出力された緑信号成分を基準に主走
査方向の隣接2画素の重み付け演算を行い、その演算結
果を対応させ同じ読取位置の一組の赤信号成分、緑信号
成分、青信号成分として出力するようにした。
【0010】請求項6記載の発明では、請求項1,2又
は3記載の発明において、デジタルフィルタ手段は、隣
接2画素の前後n画素内(nは3以上の整数)のうちい
ずれか1画素に対応して光電変換素子から出力された緑
信号成分を基準に主走査方向の隣接2画素の重み付け演
算を行い、その演算結果を対応させ同じ読取位置の一組
の赤信号成分、緑信号成分、青信号成分として出力する
ようにした。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明においては、主走査方向の
端部になるほど結像レンズの色収差による読取色ずれが
大きくなることに対応して、読取位置ずれ補正回路のデ
ジタルフィルタ手段を用いて緑成分の読取信号を基準と
して赤成分と青成分の読取出力に対して互いに反対の位
置に補正することにより、各成分毎の読取り色ずれの効
果的な補正を行うことが可能となる。
【0012】請求項2記載の発明においては、読み取ら
れる空間に対応するように信号を順次信号に直した後
で、主走査方向の端部になるほど結像レンズの色収差に
よる読取り色ずれが大きくなることに対応して、読取位
置ずれ補正回路のデジタルフィルタ手段を用いて緑成分
の読取信号を基準として赤成分と青成分の読取出力に対
して互いに反対の位置に補正することにより、読み取ら
れた空間に対応して色成分毎の読取り色ずれの効果的な
補正を行うことが可能となる。
【0013】請求項3記載の発明においては、シェーデ
ィング補正により照明系、結像系、センサ感度等のバラ
ツキを補正した出力に対して、読取位置ずれ補正回路の
デジタルフィルタ手段を用いて緑成分の読取信号を基準
として赤成分と青成分の読取出力に対して互いに反対の
位置に補正することにより、基準値のそろったより精度
の高い色成分毎の読取色ずれの補正を効果的に行うこと
が可能となる。
【0014】請求項4記載の発明においては、読取ずれ
の生じる割合が1画素以内の場合において、デジタルフ
ィルタ手段によるボケを最小限度にして色成分毎の読取
色ずれの補正を効果的に行うことが可能となる。
【0015】請求項5記載の発明においては、読取ずれ
の生じる割合が2画素以内の場合において、デジタルフ
ィルタ手段によるボケを最小限度にして色成分毎の読取
色ずれの補正を効果的に行うことが可能となる。
【0016】請求項6記載の発明においては、読取ずれ
の生じる割合がn画素以内(nは3以上の整数)の場合
において、デジタルフィルタによるボケを最小限度にし
て色成分毎の読取色ずれの補正を効果的に行うことが可
能となる。
【0017】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1〜図3に基づい
て説明する。図1において、結像レンズ1からの光は、
光電変換素子としての3ラインカラーCCDセンサ2
(以下、CCDセンサと呼ぶ)に導かれる。このCCD
センサ2には、R成分を読取る画素列2aと、G成分を
読取る画素列2bと、B成分を読取る画素列2cとが形
成されている。CCDセンサ2の後段には、R,G,B
の各色からなる信号処理部3が接続されている。この信
号処理部3には、SH回路(サンプルホールド回路)
4,5,6と、A/D変換回路7,8,9と、シェーデ
ィング補正回路10,11,12とが順次接続されてい
る。これらシェーディング補正回路10,11,12に
は、補正メモリ13,14,15が付設されている。ま
た、前記シェーディング補正回路10,11,12の後
段には、読取位置ずれ補正回路16が接続されている。
この読取位置ずれ補正回路16には、一画素遅延回路1
7,18,19,20,21と、乗算回路22,23,
24,25と、加算回路26,27と、係数ROM2
8,29,30,31と、スイッチ回路32a,32b
とが設けられている。さらに、このような読取位置ずれ
補正回路16の後段には、FIFOメモリ33,34が
接続され、最終段にはR,G,Bの各出力端子35,3
6,37が設けられている。
【0018】本実施例では、前記読取位置ずれ補正回路
16に特徴を持たせたものである。すなわち、読取位置
ずれ補正回路16は、主走査方向X(なお、これと直交
する方向は副走査方向Yとする)にパラメータの変化す
るデジタルフィルタ手段をもち、かつ、それらのパラメ
ータの設定が空間位置に関して互いにほぼ逆の重みとな
っていることに特徴がある。ここでいうデジタルフィル
タ手段とは、緑成分の読取信号を基準として、赤成分と
青成分の読取出力に対して、互いに反対の位置に補正す
るものである。
【0019】このような構成において、本装置の動作に
ついて述べる。図示しない原稿面からの光は結像レンズ
1により結像され、CCDセンサ2上に検出される。こ
の原稿像に対応するCCDセンサ2のそれぞれのカラー
情報出力をサンプルホールド回路4,5,6に導きセン
サの転送クロック成分を取り除き、その出力をA/D変
換回路7,8,9でデジタル信号に変換する。このデシ
タル信号はシェーディング補正回路10,11,12に
導かれることにより、照明系、結像系による明るさのバ
ラツキ、CCDセンサ2の感度バラツキ等を補正する。
このような補正は、予め記憶されているデータを補正メ
モリ13,14,15から読出し、画素毎に演算するこ
とにより行うことができる。このようにして補正された
信号は、読取位置ずれ補正回路16内に導かれる。
【0020】ここで、読取位置ずれ補正回路16を用い
て、R,G,B各色成分の主走査方向Xの読取色ずれの
演算方法について述べる。主走査方向Xの画素1ライン
について原稿面の同一場所からの光の像面での画素列の
位置関係は、図2に示すように、主走査の中央付近の画
素列の配列はほぼ各色とも主走査方向Xの同じ位置とな
っているが、主走査の端部にいくに従ってG成分の画素
列2bに対して、R成分の画素列2aは中央寄りに、青
成分の画素列2cは端部寄りにそれぞれ配列される。な
お、ここでは主走査の最も端部でちょうど1画素ずれて
いる場合を示している。そこで、図2に示すように、各
色の読取画素の対応を矢印で示すようにすれば、端部に
おいても中央部と同様に原稿位置に対応させることがで
きる。なお、図2中、矢印の太いものほど大きな重みで
対応させている。
【0021】このように読取画素の端部と中央部での読
取位置の対応を異ならせるために、読取位置ずれ補正回
路16のデジタルフィルタ手段を用いて、G成分を基準
としてR成分、B成分の演算処理を行う。以下、その演
算処理方法について述べる。まず、R成分の演算の主走
査の前半においては、一画素遅らせたG信号に対して非
遅延のR信号を当初は大きな重みで、一画素遅延のR信
号を当初は小さな重みで混合するように行う。一方、主
走査の中央部にいくに従って、重みを逆転させるように
操作する。このような一連の動作は、一画素G信号を遅
延させるために遅延回路19を、一画素R信号を遅延さ
せるために遅延回路17を、当初大きな重みを発生させ
るために係数ROM29を、当初小さな重みを発生させ
るために係数ROM28を、混合するために乗算回路2
2,23、加算回路26を、それぞれ用いて行う。ま
た、R成分の演算の主走査の後半においては、G信号を
遅延させることなく同様な演算処理を行えばよいが、G
信号の連続性を確保するためやはり一画素分遅延させ
て、その分、R信号も全体的に一画素分遅延回路20で
遅延させる。そして、主走査の前半と後半とでスイッチ
回路32を切換えて、R信号の読取色ずれ補正出力はF
IFOメモリ33を介して出力端子35に導かれる。
【0022】一方、B成分の演算の主走査の後半におい
ては、一画素遅らせたG信号に対し非遅延のB信号を当
初は小さな重みで、一画素遅延のB信号を当初は大きな
重みで混合するように行う。主走査の端部に行くに従っ
てそのような重みを逆転させるように操作する。このよ
うな一連の動作は、一画素G信号を遅延させるのに遅延
回路19を、一画素B信号を遅延させるのに遅延回路1
8を、当初小さな重みを発生させるのに係数ROM31
を、当初大きな重みを発生させるのに係数ROM30
を、混合するために乗算回路24,25、加算回路27
を、それぞれ用いて行う。青成分の演算の主走査の前半
においては、G信号を遅延させることなく上述した場合
と同様な演算処理を行えばよいが、G信号の連続性を確
保するためにやはり一画素分遅延させて、その分B信号
も全体的に一画素分遅延回路21で遅延させる。主走査
の前半と後半とでスイッチ回路33を切換えてB信号の
読取色ずれ補正出力は出力端子37に導かれる。
【0023】また、G信号は、読取位置ずれ補正回路1
6からFIFOメモリ34を介して出力端子36に導か
れる。FIFOメモリ33,34は、副走査方向Yの読
取色ずれを補正するためのものであり、CCDセンサ2
の一番上のラインの出力信号は副走査方向Yに一番下の
ラインまでのラインずれ量に相当するFIFOメモリ3
3に導いて遅らせ、中央のラインの出力信号は副走査方
向Yに一番下のラインまでのラインずれ量に相当するF
IFOメモリ34に導いて遅らせ、これら3つの信号の
読取位置と出力タイミングを揃える。このようにして出
力信号を出力端子35,36,37に得ることができ
る。
【0024】図3(a)は、係数ROM29,30に格
納させる値の一例を示すものである。また、図3(b)
は、係数ROM28,31に格納させる値の一例を示す
ものである。この場合、A領域が実際に読み出される範
囲を示しており、主走査方向Xの最も端部でのずれが1
画素以内の場合に適用することができる。
【0025】上述したように、主走査方向Xの端部にな
るほど結像レンズ1の色収差による読取色ずれが大きく
なることに対応して、読取位置ずれ補正回路16のデジ
タルフィルタ手段を用いてG成分の読取信号を基準とし
てR成分とB成分の読取出力に対して互いに反対の位置
に補正することにより、各成分毎の読取り色ずれの補正
を効果的に行うことができる。
【0026】また、シェーディング補正回路10,1
1,12を用いてシェーディング補正を行うことによ
り、照明系、結像系、センサ感度等のバラツキを補正し
た出力に対して、読取位置ずれ補正回路16のデジタル
フィルタ手段を用いてG成分の読取信号を基準としてR
成分とB成分の読取出力に対して互いに反対の位置に補
正することにより、基準値のそろったより精度の高い色
成分毎の読取色ずれの補正を効果的に行うことができ
る。
【0027】次に、本発明の第二の実施例を図4に基づ
いて説明する。なお、前述した第一の実施例(図1参
照)と同一部分についての説明は省略し、その同一部分
については同一符号を用いる。
【0028】ここでは、CCDセンサ2には読取画素の
奇数番目と偶数番目とを各々別々に読み出す転送部があ
り、信号処理部3の後段に奇数番目の画素出力と偶数番
目の画素出力とを原稿情報に合わせて一列の順次信号に
合成するマルチプレクサ39,40,41を設けたもの
である。このマルチプレクサ39,40,41の後段に
は、読取位置ずれ補正回路16が接続されている。な
お、信号処理部3内の各部の名称には、奇数(odd)
と偶数(even)に対応させて、各番号に小文字a,
bを付与した。
【0029】上述したように、読み取られる空間に対応
するように信号を順次信号に直した後で、主走査方向X
の端部になるほど結像レンズ1の色収差による読取り色
ずれが大きくなることに対応して、読取位置ずれ補正回
路16のデジタルフィルタ手段を用いてG成分の読取信
号を基準としてR成分とB成分の読取出力に対して互い
に反対の位置に補正することにより、読み取られた空間
に対応して色成分毎の読取り色ずれの補正を効果的に行
うことができる。
【0030】次に、本発明の第三の実施例を図5に基づ
いて説明する。なお、前述した第二の実施例(図4参
照)と同一部分についての説明は省略し、その同一部分
については同一符号を用いる。
【0031】ここでは、原稿面42のR,G,Bの各色
成分の読取りを、3色のカラー光源43,44,45
(それぞれR,G,Bの光源43a,44a,45aと
反射板43b,44b,45bとよりなる)を順次点灯
させて行うようにしたものである。また、信号処理部3
内には、奇数と偶数とに分けて、サンプルホールド回路
46a,46b、A/D変換回路47a,47b、シェ
ーディング補正回路48a,48b、補正メモリ49
a,49b,50a,50b,51a,51b、スイッ
チ回路52,53が設けられている。また、シェーディ
ング補正回路48a,48bの後段には、マルチプレク
サ54、スイッチ回路55が順次接続されている。従っ
て、本実施例の場合においても第二の実施例と同様に、
読み取られた空間に対応して色成分毎の読取り色ずれの
補正を効果的に行うことができる。
【0032】次に、本発明の第四の実施例を図6に基づ
いて説明する。なお、前述した第三の実施例(図5参
照)と同一部分についての説明は省略し、その同一部分
については同一符号を用いる。
【0033】ここでは、回転型の分光フィルタ56を用
いて分光することにより、R,G,Bの各色成分の読取
りを順次行うようにしたものである。また、照明用光源
としては、白色光源57(光源57aと反射板57bと
よりなる)を用いた。従って、本実施例の場合において
も第三の実施例と同様に、読み取られた空間に対応して
色成分毎の読取り色ずれの補正を効果的に行うことがで
きる。
【0034】次に、本発明の第五の実施例を図7に基づ
いて説明する。なお、前述した第二の実施例(図4参
照)と同一部分についての説明は省略し、その同一部分
については同一符号を用いる。
【0035】ここでは、R,G,Bの各色成分の読取り
をダイクロイックプリズム58を用いて分光して同時に
読取るようにしたものである。このダイクロイックプリ
ズム58は、3つのプリズム58a,58b,58cよ
りなり、それぞれの出射口に対応した位置にはCCDセ
ンサ2a,2b,2cが配置されている。従って、本実
施例の場合においても第二の実施例と同様に、読み取ら
れた空間に対応して色成分毎の読取り色ずれの補正を効
果的に行うことができる。
【0036】次に、本発明の第六の実施例を図8及び図
9に基づいて説明する。なお、これまで述べた第一〜第
五の実施例(図1〜7参照)と同一部分についての説明
は省略し、その同一部分については同一符号を用いる。
【0037】ここでは、読取位置ずれ補正回路16の変
形例を示し、主走査の端部での色ずれが2画素以内まで
の時に適用できるように、前述したデジタルフィルタ手
段の機能を拡大したものである。これに伴い信号処理部
16内には、色信号同士のタイミングを合わせるため
に、遅延回路59,60,61,62を追加して設けて
いるが、隣接2画素の演算であることには変わりはな
い。また、G信号は、2画素遅延回路63を介して出力
される。
【0038】図9(a)は係数ROM29,30に格納
させる値の一例を示し、図9(b)は係数ROM28,
31に格納させる値の一例を示す。この図9において、
B領域が実際に読み出される範囲を示しており、図2に
示したような主走査方向Xの最も端部での色ずれが2画
素以内の場合に適用することができる。これと同様にし
て、主走査方向Xの色ずれがn画素以内(nは3以上の
整数)の時に適用し得る読取位置ずれ補正回路16を構
成できることが容易にわかる。
【0039】従って、上述したようなことから、隣接2
画素のうちいずれか1画素に対応してCCDセンサ2か
ら出力されたG信号成分を基準に主走査方向Xの隣接2
画素の重み付け演算を行いその演算結果を対応させ同じ
読取位置の一組のR信号成分、G信号成分、B信号成分
として出力させるか、又は、隣接2画素の前後1画素内
のうちいずれか1画素に対応してCCDセンサ2から出
力されたG信号成分を基準に主走査方向Xの隣接2画素
の重み付け演算を行いその演算結果を対応させ同じ読取
位置の一組のR信号成分、G信号成分、B信号成分とし
て出力させるか、又は、隣接2画素の前後n画素内(n
は3以上の整数)のうちいずれか1画素に対応してCC
Dセンサ2から出力されたG信号成分を基準に主走査方
向Xの隣接2画素の重み付け演算を行いその演算結果を
対応させ同じ読取位置の一組のR信号成分、G信号成
分、B信号成分として出力させるかによって、デジタル
フィルタによるボケを最小限にして色成分毎の読取色ず
れの補正を効果的に行うことができる。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、原稿面を走査し
これを透過又は反射して得られた光を結像レンズにより
集光して光電変換素子に入射して前記原稿面の反射率又
は透過率に応じた電気信号を画像信号として検出し、こ
の検出された画像信号を赤、青、緑の各信号成分の信号
処理部にそれぞれ導くことによりカラー画像情報を得る
画像読取装置において、赤信号成分、青信号成分の前記
信号処理部の後段に、主走査方向にパラメータの変化す
るデジタルフィルタ手段をもちかつそれらのパラメータ
設定が空間位置に関して互いにほぼ逆の重みである読取
位置ずれ補正回路を接続したので、主走査方向の端部に
なるほど結像レンズの色収差による読取色ずれが大きく
なることに対応して、デジタルフィルタ手段を用いて緑
成分の読取信号を基準として赤成分と青成分の読取出力
に対して互いに反対の位置に補正することにより、各成
分毎の読取り色ずれの補正を効果的に行うことができる
ものである。
【0041】請求項2記載の発明は、原稿面を走査しこ
れを透過又は反射して得られた光を結像レンズにより集
光して光電変換素子に入射して前記原稿面の反射率又は
透過率に応じた電気信号を画像信号として検出し、この
検出された画像信号を赤、青、緑の各信号成分の信号処
理部にそれぞれ導くことによりカラー画像情報を得る画
像読取装置において、前記光電変換素子に画素の奇数番
目と偶数番目とを各々別々に読み出す転送部を設け、こ
の転送部の後段の前記信号処理部に奇数番目の画素出力
と偶数番目の画素出力とを原稿情報に合わせて一列の順
次信号に合成するマルチプレクサを設け、このマルチプ
レクサの後段の赤信号成分、青信号成分の信号処理上に
主走査方向にパラメータの変化するデジタルフィルタ手
段をもちかつそれらのパラメータ設定が空間位置に関し
て互いにほぼ逆の重みである読取位置ずれ補正回路を接
続したので、読み取られる空間に対応するように信号を
順次信号に直した後で、主走査方向の端部になるほど結
像レンズの色収差による読取り色ずれが大きくなること
に対応して、デジタルフィルタ手段を用いて緑成分の読
取信号を基準として赤成分と青成分の読取出力に対して
互いに反対の位置に補正することにより、読み取られた
空間に対応して色成分毎の読取り色ずれの補正を効果的
に行うことができるものである。
【0042】請求項3記載の発明は、原稿面を走査しこ
れを透過又は反射して得られた光を結像レンズにより集
光して光電変換素子に入射して前記原稿面の反射率又は
透過率に応じた電気信号を画像信号として検出し、この
検出された画像信号を赤、青、緑の各信号成分の信号処
理部にそれぞれ導くことによりカラー画像情報を得る画
像読取装置において、赤信号成分、青信号成分の前記信
号処理部のシェーディング補正回路の後段に、主走査方
向にパラメータの変化するデジタルフィルタ手段をもち
かつそれらのパラメータ設定が空間位置に関して互いに
ほぼ逆の重みである読取位置ずれ補正回路を接続したの
で、シェーディング補正により照明系、結像系、センサ
感度等のバラツキを補正した出力に対し、デジタルフィ
ルタ手段を用いて緑成分の読取信号を基準として赤成分
と青成分の読取出力を互いに反対の位置に補正すること
により、基準値のそろったより精度の高い色成分毎の読
取色ずれの補正を効果的に行うことができる。
【0043】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の発明において、デジタルフィルタ手段は、隣接
2画素のうちいずれか1画素に対応して光電変換素子か
ら出力された緑信号成分を基準に主走査方向の隣接2画
素の重み付け演算を行い、その演算結果を対応させ同じ
読取位置の一組の赤信号成分、緑信号成分、青信号成分
として出力するようにしたので、読取ずれの生じる割合
が1画素以内の場合において、デジタルフィルタ手段に
よるボケを最小限度にして色成分毎の読取色ずれの補正
を一段と効果的に行うことができるものである。
【0044】請求項5記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の発明において、デジタルフィルタ手段は、隣接
2画素の前後1画素内のうちいずれか1画素に対応して
光電変換素子から出力された緑信号成分を基準に主走査
方向の隣接2画素の重み付け演算を行い、その演算結果
を対応させ同じ読取位置の一組の赤信号成分、緑信号成
分、青信号成分として出力するようにしたので、読取ず
れの生じる割合が2画素以内の場合において、デジタル
フィルタ手段によるボケを最小限度にして色成分毎の読
取色ずれの補正を一段と効果的に行うことができるもの
である。
【0045】請求項6記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の発明において、デジタルフィルタ手段は、隣接
2画素の前後n画素内(nは3以上の整数)のうちいず
れか1画素に対応して光電変換素子から出力された緑信
号成分を基準に主走査方向の隣接2画素の重み付け演算
を行い、その演算結果を対応させ同じ読取位置の一組の
赤信号成分、緑信号成分、青信号成分として出力するよ
うにしたので、読取ずれの生じる割合がn画素以内(n
は3以上の整数)の場合において、デジタルフィルタに
よるボケを最小限度にして色成分毎の読取色ずれの補正
を一段と効果的に行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例である画像読取装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】光の像面における各色成分の主走査方向の読取
色ずれの様子を示す模式図である。
【図3】係数ROMに格納させる値の一例を示す特性図
である。
【図4】本発明の第二の実施例である画像読取装置の構
成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第三の実施例である画像読取装置の構
成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第四の実施例である画像読取装置の構
成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第五の実施例である画像読取装置の構
成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第六の実施例である画像読取装置の構
成を示すブロック図である。
【図9】係数ROMに格納させる値の一例を示す特性図
である。
【図10】結像レンズの色収差の主走査方向の影響を示
す模式図である。
【符号の説明】
1 結像レンズ 2 光電変換素子 3 信号処理部 16 読取位置ずれ補正回路 38 転送部 39〜41 マルチプレクサ 10〜12 シェーディング補正回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿面を走査しこれを透過又は反射して
    得られた光を結像レンズにより集光して光電変換素子に
    入射して前記原稿面の反射率又は透過率に応じた電気信
    号を画像信号として検出し、この検出された画像信号を
    赤、青、緑の各信号成分の信号処理部にそれぞれ導くこ
    とによりカラー画像情報を得る画像読取装置において、
    赤信号成分、青信号成分の前記信号処理部の後段に、主
    走査方向にパラメータの変化するデジタルフィルタ手段
    をもちかつそれらのパラメータ設定が空間位置に関して
    互いにほぼ逆の重みである読取位置ずれ補正回路を接続
    したことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 原稿面を走査しこれを透過又は反射して
    得られた光を結像レンズにより集光して光電変換素子に
    入射して前記原稿面の反射率又は透過率に応じた電気信
    号を画像信号として検出し、この検出された画像信号を
    赤、青、緑の各信号成分の信号処理部にそれぞれ導くこ
    とによりカラー画像情報を得る画像読取装置において、
    前記光電変換素子に画素の奇数番目と偶数番目とを各々
    別々に読み出す転送部を設け、この転送部の後段の前記
    信号処理部に奇数番目の画素出力と偶数番目の画素出力
    とを原稿情報に合わせて一列の順次信号に合成するマル
    チプレクサを設け、このマルチプレクサの後段の赤信号
    成分、青信号成分の信号処理上に主走査方向にパラメー
    タの変化するデジタルフィルタ手段をもちかつそれらの
    パラメータ設定が空間位置に関して互いにほぼ逆の重み
    である読取位置ずれ補正回路を接続したことを特徴とす
    る画像読取装置。
  3. 【請求項3】 原稿面を走査しこれを透過又は反射して
    得られた光を結像レンズにより集光して光電変換素子に
    入射して前記原稿面の反射率又は透過率に応じた電気信
    号を画像信号として検出し、この検出された画像信号を
    赤、青、緑の各信号成分の信号処理部にそれぞれ導くこ
    とによりカラー画像情報を得る画像読取装置において、
    赤信号成分、青信号成分の前記信号処理部のシェーディ
    ング補正回路の後段に、主走査方向にパラメータの変化
    するデジタルフィルタ手段をもちかつそれらのパラメー
    タ設定が空間位置に関して互いにほぼ逆の重みである読
    取位置ずれ補正回路を接続したことを特徴とする画像読
    取装置。
  4. 【請求項4】 デジタルフィルタ手段は、隣接2画素の
    うちいずれか1画素に対応して光電変換素子から出力さ
    れた緑信号成分を基準に主走査方向の隣接2画素の重み
    付け演算を行い、その演算結果を対応させ同じ読取位置
    の一組の赤信号成分、緑信号成分、青信号成分として出
    力することを特徴とする請求項1,2又は3記載の画像
    読取装置。
  5. 【請求項5】 デジタルフィルタ手段は、隣接2画素の
    前後1画素内のうちいずれか1画素に対応して光電変換
    素子から出力された緑信号成分を基準に主走査方向の隣
    接2画素の重み付け演算を行い、その演算結果を対応さ
    せ同じ読取位置の一組の赤信号成分、緑信号成分、青信
    号成分として出力することを特徴とする請求項1,2又
    は3記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 デジタルフィルタ手段は、隣接2画素の
    前後n画素内(nは3以上の整数)のうちいずれか1画
    素に対応して光電変換素子から出力された緑信号成分を
    基準に主走査方向の隣接2画素の重み付け演算を行い、
    その演算結果を対応させ同じ読取位置の一組の赤信号成
    分、緑信号成分、青信号成分として出力することを特徴
    とする請求項1,2又は3記載の画像読取装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103826030A (zh) * 2012-11-16 2014-05-28 Jai株式会社 具有像差修正功能的图像读取装置
JP2014103460A (ja) * 2012-11-16 2014-06-05 Jai Corporation 収差補正機能付き画像読取装置

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JP2014103461A (ja) * 2012-11-16 2014-06-05 Jai Corporation 収差補正機能付き画像読取装置
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