JP2505823B2 - 原稿読取装置 - Google Patents

原稿読取装置

Info

Publication number
JP2505823B2
JP2505823B2 JP62255066A JP25506687A JP2505823B2 JP 2505823 B2 JP2505823 B2 JP 2505823B2 JP 62255066 A JP62255066 A JP 62255066A JP 25506687 A JP25506687 A JP 25506687A JP 2505823 B2 JP2505823 B2 JP 2505823B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reading
color separation
line
output
separation signals
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62255066A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0197055A (ja
Inventor
忍 有本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP62255066A priority Critical patent/JP2505823B2/ja
Publication of JPH0197055A publication Critical patent/JPH0197055A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2505823B2 publication Critical patent/JP2505823B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Heads (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、副走査方向(光学系のスキヤン方向)にラ
イン状に並べられた複数の光電変換素子によって、画像
信号を電気的に読み取る原稿読取装置に関する。
〔従来の技術〕
第15図に、従来のカラー原稿読取装置(以下カラース
キヤナと呼ぶ)の一例を示す。
3は原稿、4は原稿を載置する原稿台ガラス、5はハ
ロゲン光源10により露光走査された原稿3からの反射光
像を集光し、等倍型フルカラーセンサ6に画像入力する
為のロツドアレイレンズであり、5,6,7,10が原稿走査ユ
ニツト11として一体となって矢印A1方向に露光走査す
る。露光走査しながら信号線502からのCCD順次信号に従
って1ライン毎に読み取られたカラー色分解画像信号
は、センサー出力信号増巾回路7により所定電圧に増巾
されたのち、信号線501によりビデオ処理ユニツト12に
入力され信号処理される。
14は原稿走査ユニツト11を所定速度で走査するための
モータである。
第16図はセンサ6の詳細図である。1606に拡大して示
すように、1画素は、1/16mmの中に、赤色分解素子R、
青色分解素子B、緑色読取素子Gから成る。その画素10
24個からなるCCD1601からCCD1605によって、センサ6は
構成される。
この5本のCCDは、実装上の都合により2本のラインL
A,LB上に配され、その距離は1/4mmである。
第14図にCCDの駆動系及びビデオ処理ユニツト12の回
路を示す。
ここで、主走査読取ラインを構成する5本のCCDは、C
CD順次信号1115によって順に駆動され、その出力信号V1
からV5はアンプ1101から1105で増幅され、A/D変換器110
6から1110によって256段階のデジタル多値信号VD1からV
D5に変換される。
ここで、CCD1602と1604は、他のCCDに比べて、4ライ
ン先を読んでいるので、読取信号VD2とVD4は、4ライン
バツフア1111と1112によって4ライン分遅延される。こ
うして作られた一ラインの分割読取信号VD1,VD2,VD3,VD
4,VD5は、セレクタ1113によって、CCD順次信号1115に基
づいて1ラインの3色読取信号VDに整列される。この3
色読取信号は、G,B,R,G,B,R…と三色の信号がシリーズ
にならんでいるので、色分離器1116によって3色の独立
信号R(1117),G(1118),B(1119)に分離され、マス
キング回路212のr.g.b入力に入力され、次式のマスキン
グマトリツクス演算により、256段階のNTSC方式のR.G.B
信号である。R-NTSC228,G-NTSC229,B-NTSC230に変換さ
れる。すなわち、 となる。
このマトリツクス演算は第16図に示す回路によって実
行され、各乗算係数は、式1との対応より となる。
〔発明が解決しようとしている問題点〕
しかしながら、上記従来例では、3色読取信号がG.B.
R.G.B.R.…と3色の信号がシリーズにならんでいるの
で、色が互いに混ざって、にごってしまうという欠点が
あった。
ところで、近年、カラースキヤナを用いたデジタル複
写機の普及により、単位時間あたりの読取り回数の向上
に対する要求や、画像の鏡像出力に対する要求が高ま
り、カースキヤナとしては、光学系の復路(第14図の矢
印A1と反対の方向)での画像読み取りが必要となって来
ている。
しかしながら、第13図に示す従来例のように、各CCD
に固定長の遅延バツフアを設けたのでは、復路読み取り
時では、同一原稿の走査ラインでの画像信号は、同時に
出力されないために、マスキング回路212に入力される
信号1117から1119も、原稿上の同一ラインによるもので
ないため、マスキングによる所望の色演算を達成できな
い。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は以上の点に鑑みてなされたもので、原稿上の
異なるラインに対応する複数の色分解信号を出力する複
数の読取手段を用い原稿画像を往復読取り可能とするこ
とを目的とし、詳しくは、互いに異なる色分解フィルタ
を備え、原稿上の異なるラインの画像を色分解読取りす
ることにより、原稿上の異なるラインに対応する複数の
色分解信号を出力する複数の読取手段と、原稿上におけ
る前記複数の読取手段の読取り位置を第1の方向及び前
記第1の方向とは逆の第2の方向に移動する移動手段
と、前記移動手段による読取り位置の前記第1の方向及
び前記第2の方向への移動時に、前記複数の読取手段か
ら出力される複数の色分解信号を入力し、原稿を先行読
取りする読取手段から出力される色分解信号を原稿を後
行読取りする読取手段から出力される色分解信号に対し
て遅延することにより、原稿上の同一ラインに対応する
複数の色分解信号を複数の出力部から出力する位置揃え
手段と、前記移動手段による読取り位置の前記第1の方
向への移動時と前記第2の方向への移動時とで、前記位
置揃え手段の異なる出力部から出力される複数の色分解
信号を入力し、前記移動手段による読取り位置の移動方
向に応じて複数の色分解信号を入れ替え処理することに
より、前記移動手段による読取り位置の移動方向が前記
第1の方向及び前記第2の方向のいずれであっても、複
数の色分解信号を複数の色分解信号毎に予め定められた
複数の出力部から出力する色処理手段とを有する原稿読
取装置を提供するものである。
〔実施例1〕 第1図から第5図に本実施例を示す。第1図は画像読
み取りの際の制御回路の図、第2図はカラースキヤナの
図、第3図は3ラインCCDの正面図、第4図は原稿の読
み取り状態を示す図、第5図はバツフアメモリの図であ
る。
本実施例では、第1図に示すように、複数の光電変換
手段としては3ラインCCD303から305を、遅延手段とし
てはラージバツフア210とスモールバツフア211を、上記
複数の光電変換手段と上記遅延手段の接続を切り換える
手段としてはスイツチ232を、処理手段としてはマスキ
ング212を、遅延手段と処理手段を切り換える手段とし
てはスイツチ234を用いる。
第2図において、原稿カバー100により押さえられ、
原稿台ガラス101上に置かれた原稿102の画像情報を色分
解して読み取る為に、3ラインCCD等の色分解撮像素子1
03が使用され、光源104により照明された原稿102からの
反射光がミラー105,106,107を介して、レンズ108により
色分解撮像素子103上に結像される。光源104,ミラー105
からなる光学ユニツト110とミラー106とミラー107から
なる光学ユニツト111は、2:1の相対速度で移動するよう
になっている。この光学ユニツトは、ステツピングモー
タ109によって、一定速度で左・右(副走査方向)に往
復移動する。
第3図は上記の色分解撮像素子103(3ラインCCD10
3)の正面図であり、赤色フイルタをかけられたCCD305
と、緑色フイルタをかけられたCCD304と、青色フイルタ
をかけられたCCD303が、同一チツプ302上に平行に形成
されている。従って、B信号,G信号,R信号が独立して出
力されるので、色にごりを生じることがない。また、各
CCDの画素数は5000画素であり、A4原稿の長手方向297mm
を、400dots/インチの解像度で読み取れるようになって
いる。
306に拡大して示すように、1画素巾は10μm、各セ
ンサ間の距離は180μmである。400dots/インチの1画
素は原稿台上で63.5μmであるので、レンズ108は原稿
情報を1/6.35に縮少して、3ラインCCD103に投影する。
したがって第2図103のように取り付けられた3ライン
のCCD間の距離180μmは、原稿台上では第4図に示すよ
うに赤色読取ラインRと緑色読取ラインGと青色読取ラ
インBの各々の間の距離aに相当し1.143mmとなる。3
ラインCCD103は原稿台の副走査方向を400ライン/イン
チの解像度で読取るように駆動されており、原稿台上の
1.143mmは18ライン分のずれとなる。
一般に、カラースキヤナは、原稿台上の同一ラインの
色分解信号を、例えばNTSC方式等で規格化されたR・G
・B信号として出力するため、上述のセンサの副走査方
向の18ライン分のずれは補正されなければならない。
すなわち、第4図の矢印方向のスキヤン時にはCCD305
によるRラインが先行し、次いで、18ライン後にCCD304
によるGラインが同一位置に達し、さらに、18ライン後
にCCD303によるBラインが同一位置に達するため、Rラ
インの読取情報は36ライン遅延させ、Gラインの読取情
報は18ライン遅延させて、3ラインの情報をそろえる必
要がある。また、第4図の矢印と逆の方向にスキヤンす
る場合には、Bラインが先行し、次いで、18ライン後に
Gラインが同一位置に達し、さらに、18ライン後にRラ
インが同一位置に達するため、Bラインの読取情報は36
ライン遅延させ、Gラインの読取情報は18ライン遅延さ
せて、3ラインの情報をそろえる必要がある。
このため、本実施例では、第1図に示すような制御回
路を設けた。
第1図において、3ラインのCCD305,304,303で夫々読
まれた信号は、アンプ204から206で増幅され、A/D変換
器207から209で256段階のデジタル信号に変換される。2
13はクロツク発生器であり、CCDを駆動する2相のクロ
ツク216と217と、画素クロツク219と、ライン同期信号
であるH-SYNC218を出力する。
214は光学系の前進・後進の指令を出すコントローラ
であり、215はステツピングモータ109をコントローラ21
4からの制御信号231により定速で前進・後進させるモー
タドライバである。SW232はラージバツフア210に入力さ
れる画信号の選択スイツチであり、SW233はバツフアを
通らない画信号の選択スイツチである。
SW234はマスキング回路212のr入力に入力される画信
号の選択スイツチであり、SW235はマスキング回路212の
b入力に入力される画信号の選択スイツチである。
マスキング回路212としては、従来例で示した第17図
の回路を用いる。
ここで、光学系が第4図の矢印の方向にスキヤンする
時には、コントローラ214からの 信号は低レベルとなり、SW232からSW235は、A入力が選
択される。すなわち、第4図のRラインとして読まれた
信号220は、第4図のBラインとタイミングを合わすた
めにラージバツフア210に入力される。そして、第4図
のBラインとして読まれた信号222は、ライン225に導か
れる。そして、SW234,SW235のA入力が選択されること
により、マスキング回路212のr入力には第4図の2a分
の距離に相当する36ライン遅延されたCCD305の読取信号
が入力される。また、g入力には第4図のa分の距離に
相当する18ライン遅延されたCCD304の読み取り信号が入
力され、b入力にはBライン位置でのCCD303の読み取り
信号が入力される。この結果、第4図のBラインにおけ
る色分解信号R-NTSC信号228,G-NTSC信号229,B-NTSC信号
230がマスキング回路212から出力される。
逆に、光学系が第4図の矢印と逆の方向にスキヤンす
る場合には、コントローラ214からの 進信号231が高レベルになることによって、SW232,233,2
34,235はB入力が選択される。そして、ラージバツフア
210にはCCD303で読み取られた第4図のBラインの信号
が入力され、バツフアで遅延されないライン225にはCCD
305で読み取られた第4図のRラインの信号が出力され
る。
この結果、第4図の矢印と逆の方向にスキヤンする時
には、先行するCCD303によるBラインの読取信号はラー
ジバツフア210によって36ライン遅延されてライン223に
出力され、Bラインの次に先行するCCD304によるGライ
ンの読み取り信号はスモールバツフア211によって18ラ
イン遅延されてライン224に出力される。このように、
ライン223から225にはそれぞれ、第4図で最も遅れたR
ラインにタイミング合わせされたBライン,Gライン,Rラ
インの読み取り信号が出力される。
そして、SW234によりマスキング回路212のr入力には
ライン225よりのRラインの読取信号が入力され、SW235
によりマスキング回路212のb入力にはライン223よりの
Bラインの読取信号が入力される。このように、色分解
信号毎に入力位置(r,g,b)の固定されたマスキング回
路212に、それぞれ正規の色信号が入力される。この結
果、マスキング回路212からは、正しく色修正されたR-N
TSC信号228,G-NTSC信号229,B-NTSC信号230が出力され
る。
第5図は本実施例のラージバツフア210及びスモール
バツフア211に用いたバツフアメモリの構成の一例を表
わし、8ビツトのデジタルデータ1ライン分のメモリ10
09がn+1ライン分(たとえば、スモールバツフアでは
18+1ライン)で構成されたメモリ1001と、書き込みラ
イン(0ラインからnライン)を計数するライトライン
カウンタ1002と、ライトカウンタ1002の出力であるライ
トラインアドレス1005よりリードラインアドレス1006を
発生するリードラインテーブル1003と、ライン内の書き
込み/読み出し共通の画素アドレス1007を発生するPixe
lアドレスカウンタ1004からなる。
ライトラインカウンタ1002はH-SYNC信号218によって
ラインをカウントし、Pixelアドレスカウンタ1004はH-S
YNC信号218により初期化されて、画素クロツク219によ
りカウントアツプする。
スモールバツフア211ではn=18、ラージバツフア210
はでn=36となる。ライトラインカウンタ1002が0ライ
ン目をポイントしている時は、リードラインテーブル10
03は1ライン目をポイントする如く、18ライン前又は36
ライン前にライトされたデータをリードする。ライトラ
インアドレス1005とリードラインアドレス1006の関係
は、表1,表2のようになる。
また、マスキング回路212に印加されるライン223から
225の信号に対して色分解信号に依存しない共通の処
理、例えば光量レベル信号を濃度レベル信号に変換する
ガンマ補正等をおのおの追加しても、本実施例の趣旨は
保たれる。このことは、以下の実施例でも、同様のこと
がいえる。
以上説明したように、3ラインCCDを用いることによ
り、従来よりもより鮮明な画像の読み取りが可能とな
る。
また、3つのCCDの位置のずれを補正するためのバツ
フアを往動時及び復動時の夫々に専用に設けることな
く、光学系の往復に対応することができる。
〔実施例2〕 本実施例は、実施例1の制御回路(第1図)を改良し
たものである。第6図にその改良した制御回路を示す。
第7図は第6図に用いられるマスキング回路501の詳細
の図である。尚、前述した実施例1と同一構成の部分に
は実施例1と同一番列を付し、説明は省略する。
本実施例の制御回路(第6図)は、実施例1の制御回
路(第1図)からマスキング回路212に入力される信号
ラインに接続したSW234とSW235を取り除いたものであ
る。
本実施例のマスキング回路501(第7図)は、実施例
1のマスキング回路212(第16図)に対して 信号231が追加入力されており、この信号によりマスキ
ング回路の乗算係数を、光学系の往復に対応して切り換
えている。本実施例では、この信号により乗算器607か
ら乗算器612に入力される乗算係数を選択する選択スイ
ツチ601から選択スイツチ606が動作するようにしてい
る。
すなわち、光学系が前進する時には、コントローラー
214から入力される 信号231は低レベルとなりSW601からSW606はA入力が選
択される。
またr.g.b入力には、それぞれCCD305からのR信号、C
CD304からのG信号、CCD303からのB信号が入力される
ため、このマスキング回路501は式3のように動作す
る。
一方、光学系が後進する時は、 信号231は高レベルとなりSW601からSW606はB入力が選
択される。またr.g.b入力には、SW232、SW233の働きに
よりそれぞれCCD303からのB信号、CCD304からのG信
号、CCD305からのR信号が入力されるので、このマスキ
ング回路は式4の動作をする。
すなわち、第6図の実施例では、第1図のマスキング
回路212に入力される信号を選択する画像スイツチSW234
とSW235を用いない代りに、マスキング回路の係数を前
進時と後進時とで変えることによって、光学系の前進時
と後進時に応じて、マスキング回路501に入力される色
分解信号がRからBへ、BからRへと変っても、正しい
色補正のかかったR-NTSC信号、G-NTSC信号、B-NTSC信号
が出力される。なお、マスキング回路の係数は、ソフト
ウエアによって、変えることもできる。
本実施例では、第1の実施例と比較して、画像スイツ
チSW234とSW235を用いていないので、装置の低価格化が
可能となる。
〔実施例3〕 本実施例は、実施例1の3ラインCCD(第3図)を改
良したものである。
第8図から第11図に本実施例を示す。第8図は制御回
路の図、第9図は3ラインCCDの正面図、第10図は原稿
の読み取り状態を示す図、第11図はスモールバツフアの
図である。尚、実施例1と同一構成の部分には実施例1
と同一番列を付し、説明は省略する。
第9図は、感度の低い青色読み取りCCDからの光量不
足による信号劣化を防ぐために、青色読み取りCCD303の
縦方向の寸法を増やし、画素面積を増大させた3ライン
CCDである。その結果、緑色読み取りCCD304と青色読み
取りCCD303の間隔が、200μmとなっている。
この第9図示の3ラインCCD301を用いることにより、
CCD301による原稿の読み取りラインは第10図のようにな
り、BラインとGラインの間隔b(20ライン)は、Gラ
インとRラインの間隔a(18ライン)とは異なる。
この状態で光学系を前進させて画信号を読み取る場
合、Rラインはa+bすなわち38ライン遅延させ、Gラ
インはbすなわち20ライン遅延させることになる。
後進の場合には、Bラインをa+bすなわち38ライン
遅延させ、Gラインにはaすなわち18ライン遅延させる
ことになる。
これは、実施例1,実施例2で説明したように、ラージ
バツフア210は、前進・後進にかかわらず、38ライン分
の遅延動作をすればよい。しかし、スモールバツフア21
1は、前進と後進で、遅延量をそれぞれ20ラインと18ラ
インとに変更しなければならないことになる。このため
に、第8図に示したようにスモールバツフア901に 信号231を入力させている。
第11図に、21ライン分のスモールバツフア901の構成
を示す。ここで、/Bkに入力される 信号は、ライトラインテーブル1008に入力される。ライ
トラインテーブル1008は、実施例1で説明したように、
書き込みラインと読み出しラインの遅延量を決定するも
のである。
信号231が低レベルすなわち前進時には、ライトライン
アドレス1005とリードラインアドレス1006は、20ライン
の遅延を生むように構成される。また、 信号が高レベルすなわち後進時には、18ラインの遅延を
生むように表3,表4のように構成される。
これにより、ライトラインカウンタ1002は0から20ま
でアツプカウントし、それに応じて、リードラインアド
レス1006は所定のライン数だけ遅延したデータを読み出
す。
この場合のように、3つのCCD間の距離が相互に異な
る場合にも、中央部のセンサのライン遅延量を、切り換
えるだけで、光学系の往復に対応することができ、回路
の増加は最少限に抑えられる。
〔実施例4〕 本実施例は、画像の変倍を行うものであり、実施例1
の発展例である。
画像の変倍のために、変倍率に応じて光学系の副走査
方向の移動速度を変化させると、例えば第4図におい
て、Rライン及びGラインの読取りがなされてからBラ
インの読取りがなされる迄の時間が増減し、読取りライ
ンのずれ量が増減する。
そこで、第12図に示すように、そのずれの量に対応で
きる大きさのメモリ1001を用意し、リードラインテーブ
ル1015は、変倍率指定信号により、ライトラインアドレ
ス1005とリードラインアドレス1006の関係を制御し、変
倍率に対応してラインアドレスのずれ分を補償すれば、
変倍が可能となる。
〔実施例5〕 実施例1から実施例4での光学系の後進時の画像信号
を、スキヤン順に出力デバイス、例えばCRTやレーザー
ビームプリンタにそのまま出力すると、鏡像出力とな
る。
本実施例は、これを補正するものである。
そのためには、光学系の後進時には、画像信号の書き
込み順と読み出し順が逆となるように制御されたライン
バツフアメモリをR-NTSC出力228、G-NTSC出力229、B-NT
SC出力230(第1図,第6図,第8図)に付加すればよ
い。
もしくは、同等のラインバツフアメモリをライン225
(第1図,第6図,第8図)上に追加するとともに、ラ
ージバツフア210およびスモールバツフア(第1図,第
6図,第8図)に、第13図のようにバツフアのPixelア
ドレスカウンタ1004を書き込み用と読み出し用におのお
の独立に設ける。そして、書き込み用カウンタ1010は、
常時アツプカウントさせ、読み出し用カウンタ1011は、
光学系前進時にはアツプカウント、光学系後進時にはダ
ウンカウントさせると、前進時、後進時とも正像の出力
が得られる。
以上説明したように、複数の光電変換手段の距離によ
る上記複数の光電変換手段の出力のずれの補正が、遅延
手段の数を増やさずに、光学系の移動方向にかかわら
ず、可能となる。
また、上記複数の光電変換手段からの出力の処理が、
マスキングのようなマトリクス演算の場合には、マトリ
クス演算の係数を変えることによって、画像スイツチ
(第1図の234と235)のような高価な回路を付加するこ
となしに、上記光学系の移動方向に対応することができ
る。そのため装置の低価格化が可能となる。
上記複数の光電変換手段間の距離が異なる場合にも、
上記光学系の移動方向に対応して遅延手段の遅延量を切
り換えるだけでよい。
また、画像の変倍を行う場合も、上記光学系の移動速
度に対応して、上記遅延手段の遅延量を制御するだけで
よい。
このように、画像読取装置の機能の拡張が、回路の増
加を最少限に抑えて、実現することができる。
〔発明の効果〕
以上説明した様に、本発明によると、原稿上の異なる
ラインに対応する複数の色分解信号を出力する複数の読
取手段を用い、原稿上における複数の読取手段の読取り
位置を第1の方向及び第1の方向とは逆の第2の方向に
移動することにより、原稿画像を往復読取りするととも
に、読取り位置の第1の方向及び第2の方向への移動時
に、原稿を先行読取りする読取手段から出力される色分
解信号を原稿を後行読取りする読取手段から出力される
色分解信号に対して遅延することにより、原稿上の同一
ラインに対応する複数の色分解信号を複数の出力部から
出力する位置揃え手段を有し、また、更に、読取り位置
の第1の方向への移動時と第2の方向への移動時とで、
位置揃え手段の異なる出力部から出力される複数の色分
解信号を入力し、読取り位置の移動方向に応じて複数の
色分解信号を入れ替え処理することにより、読取り位置
の移動方向が第1の方向及び第2の方向のいずれであっ
ても、複数の色分解信号を複数の色分解信号毎に予め定
められた複数の出力部から出力する色処理手段を更に有
するので、原稿上における複数の読取手段の読取り位置
を第1の方向に移動する場合のみならず、第1の方向と
は逆の第2の方向に移動する場合においても、原稿上の
同一ラインに対応する複数の色分解信号を、複数の色分
解信号毎に予め定められた複数の出力部から常に出力す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1の制御回路の図、 第2図は実施例1のスキヤナの図、 第3図は実施例1の3ラインCCDの正面図、 第4図は実施例1の原稿の読取状態を示す図、 第5図は実施例1のバツフアの構成図、 第6図は実施例2の制御回路の図、 第7図は実施例2のマスキング回路の詳細図、 第8図は実施例3の制御回路の図、 第9図は実施例3の3ラインCCDの正面図、 第10図は実施例3の原稿の読取状態を示す図、 第11図は実施例3のスモールバツフアの構成図、 第12図は実施例4のバツフアの構成図、 第13図は実施例5のバツフアの構成図、 第14図は従来例の制御回路の図、 第15図は従来例のスキヤナの図、 第16図は従来例のセンサの詳細図、 第17図は従来例のマスキング回路の詳細図である。 303から305は3ラインCCDを構成する各ライン状のCCD、
210,211,901は3ラインCCDの距離差を補正するバツフア
メモリ、212、501は分解色補正のためのマスキング回
路、232から235は画像情報の流れを制御スイツチ回路、
601から606はマスキングの乗算係数の選択スイツチであ
る。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに異なる色分解フィルタを備え、原稿
    上の異なるラインの画像を色分解読取りすることによ
    り、原稿上の異なるラインに対応する複数の色分解信号
    を出力する複数の読取手段と、 原稿上における前記複数の読取手段の読取り位置を第1
    の方向及び前記第1の方向とは逆の第2の方向に移動す
    る移動手段と、 前記移動手段による読取り位置の前記第1の方向及び前
    記第2の方向への移動時に、前記複数の読取手段から出
    力される複数の色分解信号を入力し、原稿を先行読取り
    する読取手段から出力される色分解信号を原稿を後行読
    取りする読取手段から出力される色分解信号に対して遅
    延することにより、原稿上の同一ラインに対応する複数
    の色分解信号を複数の出力部から出力する位置揃え手段
    と、 前記移動手段による読取り位置の前記第1の方向への移
    動時と前記第2の方向への移動時とで、前記位置揃え手
    段の異なる出力部から出力される複数の色分解信号を入
    力し、前記移動手段による読取り位置の移動方向に応じ
    て複数の色分解信号を入れ替え処理することにより、前
    記移動手段による読取り位置の移動方向が前記第1の方
    向及び前記第2の方向のいずれであっても、複数の色分
    解信号を複数の色分解信号毎に予め定められた複数の出
    力部から出力する色処理手段とを有することを特徴とす
    る原稿読取装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載の原稿読取装
    置において、前記色処理手段は、前記位置揃え手段の異
    なる出力部から出力される複数の色分解信号を入力し、
    前記移動手段による読取り位置の移動方向に応じて、複
    数の色分解信号毎に予め定められた複数の出力部に出力
    すべき複数の色分解信号を選択する選択手段を有するこ
    とを特徴とする原稿読取装置。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項に記載の原稿読取装
    置において、前記色処理手段は、前記位置揃え手段の異
    なる出力部から出力される複数の色分解信号に対しマト
    リクス演算を行なう演算手段を有し、前記移動手段によ
    る読取り位置の移動方向に応じてマトリクス演算係数を
    切り換えることにより、複数の色分解信号を前記演算手
    段の複数の色分解信号毎に予め定められた複数の出力部
    から出力することを特徴とする原稿読取装置。
JP62255066A 1987-10-09 1987-10-09 原稿読取装置 Expired - Lifetime JP2505823B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62255066A JP2505823B2 (ja) 1987-10-09 1987-10-09 原稿読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62255066A JP2505823B2 (ja) 1987-10-09 1987-10-09 原稿読取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0197055A JPH0197055A (ja) 1989-04-14
JP2505823B2 true JP2505823B2 (ja) 1996-06-12

Family

ID=17273667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62255066A Expired - Lifetime JP2505823B2 (ja) 1987-10-09 1987-10-09 原稿読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2505823B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003087532A (ja) * 2001-09-12 2003-03-20 Toshiba Tec Corp 1次元イメージセンサ装置及び画像読取装置
JP2008022254A (ja) * 2006-07-12 2008-01-31 Ricoh Co Ltd 密着型カラー読取ユニット、画像読取装置、画像読取方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム
JP5552757B2 (ja) 2009-06-01 2014-07-16 セイコーエプソン株式会社 画像読取装置、画像読取方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0681225B2 (ja) * 1985-04-09 1994-10-12 キヤノン株式会社 画像読み取り装置
JPS62161255A (ja) * 1985-12-28 1987-07-17 Fuji Xerox Co Ltd 画像読取装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0197055A (ja) 1989-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7990582B2 (en) Image reading apparatus and image reading method
US5757520A (en) Color linear image sensor and an image processing system
US20080013133A1 (en) Contact-type color scanning unit, image scanning device, image scanning method, and computer program product
JPH0630243A (ja) 画像倍率変換方法及び装置
JPH07111561A (ja) 原稿読み取り装置
JP2003219116A (ja) 画像処理装置及びその制御方法
JP2006345527A (ja) カラー画像補正方法及び画像処理システム
JP2505823B2 (ja) 原稿読取装置
JP2003087556A (ja) カラー信号補正回路及び画像読取装置
JP3698814B2 (ja) カラー画像読取装置
JPH0648844B2 (ja) 画像読取装置
JPH0197056A (ja) 画像読取装置
JP2003219172A (ja) 画像処理装置及び画像形成装置
JP4042335B2 (ja) 原稿読取装置
JP3434606B2 (ja) 画像読取装置
JP3337055B2 (ja) 画像読取装置
JP2001346012A (ja) 画像読取装置及び画像信号の調整方法
JPH11164093A (ja) 画像読取装置
JP2744292B2 (ja) 画像処理装置
US8248675B2 (en) Image-reading apparatus
JP4070026B2 (ja) 画像処理装置及び同装置に用いるプログラム
KR100238041B1 (ko) 칼라 화상 스캐닝 장치
JPH0591252A (ja) カラー原稿読取り装置
JPH0591303A (ja) カラー原稿読取り装置
JPH11177836A (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080402

Year of fee payment: 12