JPH0630243A - 画像倍率変換方法及び装置 - Google Patents

画像倍率変換方法及び装置

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JPH0630243A
JPH0630243A JP4321342A JP32134292A JPH0630243A JP H0630243 A JPH0630243 A JP H0630243A JP 4321342 A JP4321342 A JP 4321342A JP 32134292 A JP32134292 A JP 32134292A JP H0630243 A JPH0630243 A JP H0630243A
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scaling
address
image
magnification
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JP4321342A
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Eun-Jin Kim
銀 鎭 金
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Samsung Electronics Co Ltd
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/387Composing, repositioning or otherwise geometrically modifying originals
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • G06T3/4023Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting based on decimating pixels or lines of pixels; based on inserting pixels or lines of pixels
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    • H04N1/3935Enlarging or reducing with modification of image resolution, i.e. determining the values of picture elements at new relative positions

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  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 原稿の文書及びグラフからなる画像を拡大又
は縮小する。 【構成】 本発明はディジタル画像処理装置において、
原稿文書で大きく拡大するか、縮小するための方法およ
びその装置に関することで、本発明の方法は、変換倍率
決定によって画像入力変数を指定して制御係数等を算出
する段階と、変倍処理に必要な倍率変換の関数情報等を
ルックアップテーブル形態に作成する段階と所定の補間
方式により変換倍率に相応するように画素又はラインの
挿入処理と画素又はラインの除去処理を遂行する段階を
含んで、本発明の装置は画素データの挿入又は除去によ
り主走査方向変倍処理を遂行する手段と、モーターの位
相遷移を制御して走査ラインの挿入又は除去処理を遂行
する手段に構成されて主走査方向出力画素ピッチ及び副
走査方向出力走査ラインピッチを任意に選択することが
できて1%以下の微小変倍が可能なことが特徴である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はイメージスキャナ(Ima
ge Scanner)、ファクシミリ(Facsimile)、ディジ
タルコピアー(Digital Copier )等のようなデイジ
タル画像処理(Digital Image Processing )装置
の画像処理に関し、特に原稿の文書及びグラフからなる
画像を拡大又は縮小するための方法及びその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電荷結合素子(Charge Coupled Dev
ice :CCD)等のようなイメージセンサ(Image S
ensor )である光電変換素子(Photo Electro Trn
sducer)を使用し、画像を電気信号に変換処理するディ
ジタル画像処理装置では、原稿の画像よりも複写物の画
像を拡大又は縮小できる機能、所謂倍率変換、即ち変倍
の機能が必然的に要求される。
【0003】アナログ複写器(Analog Copier )等の
ように変倍のため変倍用レンズを利用し倍率を調節でき
る従来の倍率変換装置ではレンズ駆動装置の構成が非常
に複雑であった、従って、現在のように製品が小型化さ
れている趨勢で、その技術をそのままで適用したら製品
の小型化に於いて大きな障害要因として作用され望まし
い事ではなかった。
【0004】又、CCDイメージセンサ等のような光電
変換素子を使用し画像データを入力する場合、センサの
空間的配置関係及びセンサの感知ライン(Sensing L
ine)別入力画素(Input Pixel)数は一定に固定さ
れているから、レンズ倍率の単純な変更のみでは欲する
変倍効果を得ることが出来なくなった。特に、接触イメ
ージセンサ(Contact Image Sensor :CIS)を
使用して画像データを入力する方式の場合は、自己収束
(Self Focus)レンズがセンサの画素数と1:1に対
応されるためレンズを利用した変倍は不可能であった。
【0005】このような理由により光電素子を利用し、
画像を入力し処理する装置では変位機能は電気的方法、
特にディジタル信号処理法で実現できるようになった。
原稿の縦・横を基準にし、画像をそれぞれ1倍、2倍、
3倍、…n倍(面積を基準にした場合は1倍、4倍、9
倍、…n2 倍)のように整数倍に縮小又は拡大すること
はクロックを分周又は遞倍により簡単に実現する事が出
来る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、イメージスキ
ャナ、ファクシミリ、ディジタル複写器等から要求され
る変倍率は、上記整数倍の関係だけでなく国際標準規格
文書であるA4サイズの原稿をB4又はB5等のような
規格に拡大又は縮小しなければならない。従って、変倍
率は1%単位の微細調整が可能でなければならない。
【0007】しかし既に説明された如く、従来の技術で
はCCDイメージセンサーを利用した画像処理装置から
倍率変換のため変倍用レンズの使用が非常に難しく、そ
の装置の構成上にも非常に複雑な問題があり、一方画像
変倍機能はソフトウェア的方法により最も容易に実現す
る事が出来るが、この方法は数MHZ 以上の画素出力速
度に合わせて実時間処理(Real Time Processing )
する点が難しい問題であり、実時間処理のため画素クロ
ック周波数より非常に速い動作周波数を有するプロセッ
サが要求される事になり生産費用が過大になる。 上記
問題に鑑み、Canon社により特公昭63−1250
55に開示された技術は画素の出力周波数を分周又は逓
倍の方法で得ているが、1%単位の微小変倍が非常に困
難であるだけでなく、タイミングを正確に維持するのが
非常に難しい。
【0008】本発明は上記従来技術の問題点に鑑み、画
像を1%単位に微小変倍する方法及び装置を提供する事
を目的とする。本発明の他の目的は主走査(Hirizonta
l Scanning )方向出力画素のピッチ(インチ当り出力
画素数)及び副走査方向出力、ラインのピッチ(インチ
当り出力ライン数)を任意に選択できる変倍方法及びそ
の装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決する手段】上記目的を達成するため、本発
明では次の手段を構成した。 (1)原稿の文書及びグラフからなる原稿画像を電気的
な信号に変換処理して複写の文書及び絵からなる複写画
像を生成させる画像処理装置を使用し、上記複写画像を
上記原稿画像より拡大及び縮小する方法において、上記
原稿画像に対する上記複写画像の変換倍率を決定する場
合に、画像の各入力変数を指定して各制御係数を算出す
る段階と、上記各入力変数及び上記各制御係数を使用し
主走査方向の変倍処理及び副走査方向の変倍処理にそれ
ぞれ必要な変換倍率の関数情報を変倍の対応関係を示す
変倍アドレスに変換する段階と、上記変倍アドレスに対
応して上記対応関係を索引可能なルックアップテーブル
形態に作成する段階と、上記各関数情報により拡大変倍
する場合に、所定の間隔で画素を挿入する処理と走査ラ
インを挿入する処理とをそれぞれ遂行し、縮小変倍の場
合には、所定の間隔で画素を除去する処理と走査ライン
を除去する処理とを遂行する変倍処理段階とを含むこと
を特徴とする画像変換方法。 (2)前項1において上記ルックアップテーブル形態に
作成する段階は、主走査変倍用ルックアップテーブルの
アドレスに対応して主走査方向の変倍処理アドレス用デ
ータを順次に求めて、主走査変倍用ルックアップテーブ
ルに貯蔵する段階と、副走査変倍用ルックアップテーブ
ルのアドレスに対応して副走査変換倍率に従い走査位置
を計算し次のラインを走査する相対位置を順次求めて、
副走査変倍用ルックアップテーブルに貯蔵する段階とを
含むことを特徴とする画像倍率変換方法。 (3)前項1において上記変倍アドレスに変換する段階
は、索引用のアドレスと拡大及び縮小用のバッファメモ
リを読み取るアドレスとを、与えられた変換倍率に従っ
て実際の変換倍率関係に対応するアドレスに、算出処理
装置を使用して変換することを特徴とする画像倍率変換
方法。 (4)前項1において、上記変倍処理段階は、ライン走
査始まりをしめすL−CNT信号に同期され、少なくと
も2個の論理的なブロックに構成されるメモリー中のい
ずれか一つのブロックを画像データ格納用メモリーとし
て選択し、他の一つのブロックを変倍処理用メモリーと
して選択する段階と、上記画像データ格納用メモリーに
画像データを順次に貯蔵すると同時に、上記変倍処理用
メモリーから画像データを読み出し、所定の補間処理方
式に従って補間処理する主走査方向の変倍処理段階と、
副走査方向の変倍処理用関数情報によりモータの位相を
遷移させてセンサモジュールの位置を制御する副走査方
向の変倍処理段階とを含むことを特徴とする画像倍率変
換方法。 (5)前項1において、上記副走査方向の変倍処理段階
は、上記副走査方向の変倍処理用関数情報が "00" の
時に上記モータの位相を遷移させないで同一走査ライン
を再び走査し、 "01" の時に上記モータを1ステップ
前進させて1ラインを走査し、 "01" の時に上記モー
タを2ステップ前進させて1ラインを走査することを特
徴とする画像倍率変換方法。 (6)中央処理装置によって制御され、センサから提供
された原稿画像と関連する情報から所定の変換倍率を有
する複写画像を生成するディジタル画像処理装置におい
て、同一走査ライン上の入力画素データに対して、水平
変換倍率に相応するように所定の画素間隔で、少なくと
も1画素以上に関連するデータを挿入及び削除する主走
査方向の変倍処理手段と、各走査ライン単位の画素デー
タに対して、垂直変換倍率に相応するように所定のライ
ン間隔で、少なくとも1走査ライン以上に関連するデー
タを挿入及び削除する副走査方向の変倍処理手段とを含
むことを特徴とする画像倍率変換装置。 (7)前項1において、上記主走査方向の変倍処理手段
は、入力画像データであるIMG−IN信号を貯蔵する
ために、画素クロックであるP−CLK信号に同期して
画像登録アドレスを発生させる第1アドレス発生手段
と、上記水平変換倍率に従って変倍処理するために、変
倍クロックであるCON−CLK信号に同期して読み出
し変倍アドレスを発生させる第2アドレス発生手段と、
上記IMG−IN信号をそれぞれ交互に貯蔵する第1及
び第2メモリー手段と、これら第1及び第2メモリー手
段に、上記IMG−IN信号を格納する格納制御信号
と、変倍処理のためにアクセスする読み出し制御信号と
を、上記L−CNT信号を2分周して同時に発生させる
制御信号発生手段と、所定の補間方式により上記第1及
び第2メモリー手段から提供された上記IMG−IN信
号を変倍処理する変倍手段と、上記制御信号発生手段か
ら提供される上記格納制御信号及び上記読み出し制御信
号により、上記第1及び第2メモリー手段中のいずれか
一つと上記第1アドレス発生手段間に、そして上記第1
及び第2メモリー手段中の他の一つと上記変倍手段間に
上記IMG−IN信号のデータを伝達する経路を決定す
る手段を含むことを特徴とする画像倍率変換装置。 (8)前項7において、上記第2アドレス発生手段は、
中央処理装置から提供された主走査方向の変倍処理アド
レス用データをルックアップテーブル形態に貯蔵する主
走査変倍用ルックアップテーブルメモリー手段と、上記
中央処理装置から提供される制御信号であるLUT−C
S信号により制御され上記主走査変倍用ルックアップテ
ーブルのアドレス及び上記主走査方向の変倍処理アドレ
ス用データの伝達経路を決定する手段を含むことを特徴
とする画像倍率変換装置。 (9)前項7において、上記第2アドレス発生手段は、
算術論理演算するALU手段により構成されることを特
徴とする画像倍率変換装置。 (10)前項4において、上記副走査方向変倍処理手段
は、変倍クロックに従って索引用のアドレスと拡大及び
縮小用のバッファメモリーを読み取るアドレスとを実時
間処理し、これらアドレスの計算を開始するライン走査
始まり信号(L−CNT)に同期して副走査方向の変倍
処理アドレスを発生させる第3アドレス発生手段と、所
定の制御信号であるYLUT−CS信号により少なくと
も上記副走査方向の変倍処理用アドレスが指定する領域
に次のラインを走査する相対位置データを貯蔵する相対
位置メモリー手段と、上記相対位置データによりモータ
ーの位相遷移を制御する制御手段を含むことを特徴とす
る画像倍率変換装置。
【0010】
【作用】本発明の装置は画素データの挿入又は除去によ
り主走査方向変倍処理を遂行する手段と、モーターの位
相遷移を制御して走査ラインの挿入又は除去処理を遂行
する手段に構成されて主走査方向出力画素ピッチ及び副
走査方向出力走査ラインピッチを任意に選択することが
できて1%以下の微小変倍が可能なことが特徴である。
【0011】
【実施例】以下、添付された図面を参照して本発明に対
し詳細に説明する。図1は本発明に適用されるシステム
の1例としてディジタル複写器システムを概略的に表し
た図である。本発明は画像入力装置と画像出力装置間で
機能を遂行するもので、入力装置の読み取り解像度と出
力装置の出力解像度の関係を定める。
【0012】画像処理装置より水平方向の解像度(Res
olution )は一般的に画像が1インチ当り何個の画素に
より処理されるかを表わすDPI(Dots per inch)単
位に表され、垂直方向の解像度はインチ当り処理される
ライン数を表すLPI(Line per inch)単位で表示さ
れる。
【0013】倍率変換機能はこのような入力装置と出力
装置の解像度(線密度)の関係を変換するもので、予め
入力装置の解像度と出力装置の解像度が決定されなけれ
ばならない。例えば、入力装置の解像度は200dpi
×200lpi、出力装置の解像度は400dpi×4
00lpiの場合、入力された画像をそのまま出力させ
れば横方向に50%、縦方向に50%、縮小された画像
が得られる。この場合、倍率変換が成り立たず入力原稿
サイズ対複写原稿サイズが1:1に対応されるようにす
るならば、入力された画像データを横方向に200%、
縦方向に200%の解像度変換(Scaling)をさせて出
力しなければならない。
【0014】一方、解像度変換出力装置の解像度が同一
の場合には、倍率変換は生じない。原稿のサイズと複写
物のサイズが1:1に対応できるようにするならば解像
度変換を行わずそのまま出力すればよい。上記内容を要
約すれば、入力装置から読み取られた特定解像度の画像
データを欲する任意の解像度に変換するのを解像度変換
又はスケーリングと言い、このスケーリング機能を適当
に利用して入力装置と出力装置の解像度を考慮し画像の
サイズを変化させる全体的処理の概念を倍率変換とい
う。
【0015】本発明に対する説明は入力装置の解像度と
出力装置の解像度が同一であるとの前提下で成り立つ
が、上記前提条件と同一でない場合でも技術的差異はな
く、変倍率の関係においてだけ差異がある。従って、本
発明では便宜上上記前提条件を提示したのである。
【0016】図2はCCDセンサーの制御入力信号及び
出力信号の波形図である。以下、図1及び図2を参照し
て説明する。図1の1はCCDセンサーを表す。このセ
ンサー1は露光時間を決定するHSYNC信号(図2の
(a)参照)と、このセンサー1にあるアナログシフト
レジスタ(図示されない)から蓄積されている電荷の放
出を制御するシフトクロックφ1及びφ2(図2の
(b)及び(c)参照)とそれぞれのフォトセルをリセ
ット(Reset)させる制御入力信号φRS(図2の
(d)参照)により原稿画像を電気的信号で変換する。
【0017】センサー1から出力される信号は大きく二
つの種類があり一つはダミー(Dummy)出力信号D
OS(図2の(e)参照)であり、他の一つはセンサー
1の画像出力信号OS(図2の(f)参照)である。ダ
ミー出力信号DOSはセンサーの電気的特性による信号
であり、センサーの各フォトセルをリセットさせる制御
入力信号φRSがセンサーに供給されることにより、こ
の信号φRSの成分が画像データにまじって出てくるた
め生ずる信号である。
【0018】従って信号OSからDOS成分を除外した
ら、即ちリセットノイズ(Reset Noise)を
除去したら、実際の画像信号を得ることが出来る。セン
サー1の画像出力信号OSはセンサーに照射された光量
に比例して出力されるが、一般的に次の関係が成立す
る。
【0019】Vos=α・Is・Tint〔V〕 ここでαは感度係数(Sensitivity Fac
tor)、Isはセンサーに照射された光の強さ又は光
束(Luminous Flux)の密度で単位はLu
x、Tintは露光時間である。センサー1は照射され
る光量及び露光時間により一定水準以上になれば飽和状
態(Saturated Condition)に到
り、この時の電圧を飽和電圧(Saturation
Voltage)Vsat と言う。
【0020】一方、センサー1に光が全然照射されなく
っても、センサー1の出力信号は一定水準のオフセット
電圧(Offset Voltage)が出力され、こ
れを暗出力電圧Vdrk と言う。従ってセンサー1の出力
動作範囲Vosは次のようである。 Vsat ≧Vos≧Vdrk 又は、センサー1の動作電圧Vdynaは次のようである。 Vdyna=Vsat −Vdrk
【0021】センサー1が動作出来る範囲を広くするほ
どより広い範囲の光に対して反応することができるため
入力画像の画質を決定するのに影響を与える。従って、
微細な光の変化に充実な反応を行うことができるように
センサー1の動作範囲を可能な限り広くすることが必要
である。
【0022】一方、センサーの構造上センサー動作電圧
に影響を与える要因は露光時間Tintであり、1ライ
ン当たり画素数がnの場合、センサー1がHSYNC1
周期(Tint間隔)においてn個の画素に対して読み
取りを行った後、それがリセットされるようにする。
【0023】このような機能はセンサー制御信号φRS
により遂行される。万一、センサー1をHSYNC1周
期当たり周波数n以下のリセット信号φRSで動作させ
たら、以前に入力された画像がクリアされず蓄積されて
残像(Visual Persistance,or
After Image)が生ずる。
【0024】従って、露光時間Tintは次の条件を充
実させなければならない。 Tint≧(1/fφRS)×n=1/fφRS×(nR +nD ) ここでfφRSはセンサー駆動周波数、nはセンサーの1
ライン画素数、nR は実際に有効な画素数、nD はダミ
ーの画素数でセンサー毎に既に決定されている。
【0025】従って、光電変換手段における光源の種
類、レンズの光効率、露光時間等は全体的側面より決定
されなければならない。露光時間Tintは露光時間を
決定するHSYNC信号により制御されるが、上記のよ
うに光学的側面とセンサー1の動作特性を考慮した最適
時間により決定されなければならない。
【0026】露光時間Tintは1ラインを走査(Sc
anning)するのに所要とされる時間であり、全体
システム性能を高速化するためにこの露光時間Tint
を短くするのが要求される。露光時間を決定するHSY
NC信号は図1に図示されたシステム全体に渡りライン
同期を維持させるため必須的に要求される重要な信号で
ある。
【0027】図1で、2は増幅部として、後段に連結さ
れるA/D変換機3の動作電圧範囲がVADの場合、V
AD=A・Vosを満足させる増幅率Aを有するものに限
る。ここでVOSはセンサー1の出力動作範囲である。
一般的に、システムの高速化のため露光時間Tintを
出来るだけ短くすべきである。また、レンズ及び反射鏡
の光効率が低いため、センサー1の出力電圧はA/D変
換部3の動作範囲に比べて数百分の一低い。従って、こ
のような増幅部は必須的である。A/D変換部3は増幅
部2から転送されたアナログ画像信号をディジタル信号
に変換する機能を担当する。
【0028】図1で、4はシェーディング(Shadi
ng)補正を行う部分である。シェーディング現象は光
源の明かるさが位置によって一定でないため惹き起こさ
れる現象で、蛍光灯の場合、電極部(フィラメント)の
光度は相対的に低く、中間部の光度は高いため生ずる。
従って、このような現象を補正させなければ入力原稿の
両端部は一般的に中心部に比べて暗くなり、画質が著し
く劣化する。
【0029】このような現象を補正する原理を図3及び
図4に表している。シェーディング補正4は光源の位置
により発生出来る "黒レベル(Blackleve
l)" と "白レベル(White level)" の不
均一性(nonuniformity)を補正するため
の手段として、センサー1から原稿画像を読み取る前に
黒レベル値と白レベル値を予め読み取った後、実際に画
像を読み取りする時、この読み取るレベル値を光源の位
置により補正する機能を遂行する。
【0030】図3は黒レベル基準値と白レベル基準値を
生成する過程を表すもので、ランプ消燈(turn−o
ff)された状態で、センサー1から入力されたデータ
を黒レベル基準データとして専用メモリーM0 に格納さ
せ、次に蛍光燈を点燈(turn−on)させた状態
で、予め準備された白色基準パネル(White le
vel reference pannel)による画
像データ値を白レベル基準データとして専用メモリーM
1 に格納させる。
【0031】図4は、図3に表したものと同じ黒レベル
基準値及び白レベル基準値を参考し現在センサーから読
み出された画像データを光源の位置により補正する過程
を説明するためのものせある。現在の画像データ値をI
cur(x) 、白レベル基準値をIwht(x) 、黒レベル値を
Iblk(x) とし、これらの値がすべて8ビット(bi
t)に量子化(Quantization)されるとし
たら、補正されたデータ値は次のような数式で表現され
る。 Isig(x) =〔Icur(x) −Iblk(x) 〕×256/Iwht(x) ここでxは同一走査ライン上における水平方向の位置を
示す。
【0032】図1で、5は対数補正部であり、原稿表面
より反射された光はCCDセンサー1のような感光素子
により電気的信号にかわり、原稿表面からの反射度rは
次のようになる。 反射度r=反射光の強度/入射光の強度 反射密度D=log(1/r)に表すことが出来る。
【0033】一般的にCCDセンサーのような感光素子
は図5に示す感度で反射度rに反応し、人間の視覚は図
6に示す感度の視覚で反射度rに近似的に反応をするよ
うになる。即ち、反射度rに対しては対数的に反応する
ようになる。従って、感光素子の反応特性と人間の視覚
特性の差異点を図6のように適切に補正し、高品質の画
像を得る事が出来るがこれを処理するのが対数補正部5
の主機能である。
【0034】図1で、6は補色変換部である。感光素子
は原稿から反射された光を3色波長別に色分解して読み
取るようになっている。即ち、感光素子はRed、Gr
een、Blue(以下、それぞれR・G・Bに略す)
の3原色成分に分解してデータを読み取る。感光素子に
より感知された3原色成分のカラー画像をプリント(P
rint)するためにCyan、Magenta、Ye
llow(以下、それぞれC・M・Yに略す)の3原色
に変換され、この変換を補色(Complementa
ryColors)変換と言う。
【0035】図8は、入力されるR・G・Bの値により
補色変換し、C・M・Yの値に変換される概念を表した
ものである。図9はR・G・Bカラー6面体にカラー座
標系を模型化してC・M・Yとの関係を表したものであ
る。図9において座標系の原点を黒(Black)に設
定し、座標上で対称な他の端を白(White)に設定
し、R・G・B各色相の最低値を0に設定して、最高値
を255に設定した。この様にして、各色相別に座標上
の値を黒原点を基準にR・G・B成分の寄与度として座
標化したものである。
【0036】従って図9により加色混合の関係式が次の
ように成立する。 ベクトルCyan =ベクトルBlue +ベクトルGreen ベクトルYellow =ベクトルGreen+ベクトルRed ベクトルMagenta=ベクトルBlue +ベクトルRed ベクトルWhite=ベクトルRed+ベクトルBlue +ベク
トルGreen ベクトルBlack=ベクトルCyan +ベクトルMagenta+
ベクトルYellow
【0037】従って、R・G・BからC・M・Yの変換
は次のような数式モデル化が可能である。
【0038】
【数1】
【0039】ここで、1は基準白色(Referenc
e White)であり、例えばCはこの基準白色から
Rを引いた成分、即ちRの補色として表される。上記の
ような関係により、補色変換部6は図11に図示される
ように索引テーブルLUTに構成される。
【0040】図1で、7は黒データ抽出部として、この
黒データ抽出部7の主なる構成目的は次のように二つに
要約することが出来る。第1に、理論上はC・M・Yを
混合したら黒(Black)を得る事が出来るが、実際
にC・M・Y染料を使用して得られる黒色は、黒染料の
みを使用する場合の黒色よりも画質がおちる。従って画
像の品質を改善するためにはC・M・Yに共通的に含有
されている黒成分だけを抽出し、黒染料で別途に処理
(印刷)する。
【0041】第2に、黒色を再現するためC・M・Y3
色の染料が必要であるが、黒抽出を行い黒色染料のみで
印刷すれば、全体的な染料の消耗量を節減する事が出来
る経済的な側面がある。3色信号中、黒成分を構成する
信号成分だけを抽出し、その信号成分を黒信号に変換操
作することを下色除去(Under Color Re
moval:以下 "UCR" と略する)法と言い、この
UCR量をKとした時、Kは次のように求める。 K=min(Y、M、C) ここでmin(Y、M、C)はY、M、C中での最小値
である。
【0042】従って、黒データ抽出部7に入力されるC
・M・Yは黒抽出後次のように変換処理される。
【0043】
【数2】
【0044】ここでαは黒抽出係数でありαの値は図1
0にその関係を示している。
【0045】図10の(a)はY、M、C3色の混合に
より表した任意の原色相を各信号成分のサイズで表した
もので、図10の(b)は原色相を100%UCR処理
(α=1)する方法である。図10の(b)のように処
理する場合Y,Mの2信号成分と黒成分だけで色相再現
が可能であることが分かる。図10の(c)は黒抽出係
数(α<1)の場合、即ち原色相を100%以下にUC
R処理する場合でC・M・Y成分中、階調(Grada
tion)が最も低い成分の信号を一定量含めて処理す
る方法である。
【0046】実際にはUCR量を100%以下、即ちα
<1を適用し、3色信号中階調が最も低い色相よりUC
R量を少なく設定して、3色信号と黒信号の4信号を混
合し色再現を行う。UCR処理をする黒データ抽出部7
は図12に図示したように比較回路31と減算回路32
で構成される。
【0047】図1で8は色補正部でる。カラー画像処理
装置によりカラー画像は色フィルター等を利用し、R.
G.Bの3原色に分解して読み出し、この3原色それぞ
れの補色に該当するC.M.Y成分の染料及びK成分の
染料を混合して色再現を行うようになっている。
【0048】ここで、分解した3原色の信号を入力する
場合、R.G.B.用フィルターの各スペクトル曲線
(Spectrum Curve)が互いに重なれば欲
しない色成分に対する吸収及び通過が発生し、3原色間
漏話(Cross talk)が発生するようになり、
正確な色再現が困難になる。また、出力装置でも染料の
分光特性が前記したと同様に歪み望ましくない。従っ
て、上記のような理由による望ましい色再現の障害要因
に対する適切な処理が必要になり、色補正部8はこのよ
うな処理を遂行することになる。
【0049】図1で9は色変換部であり、原稿画像と同
一の色再現を遂行したくない際に、原稿画像の特定色相
を人為的に使用者趣向の色相に変換処理する機能を担当
するものである。図13は色変換部9の構成を表わした
ものである。ここで、例えばC.M.Y成分がC1 1
1 の構成比で形成された任意の色相をI1 (C1 1
1 )とし、使用者趣向の色相をI2 (C2 2 2
とする。
【0050】図13に表わしたようにCPU(図1の1
00参照)は変換させるべき、色相値(C1 1 1
を予め変換前色レジスタに登録させる初期化作業を遂行
する。この初期化作業が完了されれば比較回路35はC
1 1 1 と入力データCii i が同一であるかを
検出し、 同一である場合には選択回路36の制御端子
A/Bを駆動してCi の代わりにC2 値を、Mi の代わ
りにM2 を、Yi の代わりにY2 を出力させ、同一でな
い場合には入力されたCi i i の値をそのまま出力
させて色変換を行う。
【0051】次は上記のような色変換部9の処理機能を
アルゴリズム(Algorithm)に表わしたもので
ある。図1において10は濃度補正部でそれぞれの色相
(C.M.Y.K)の濃度(tone)を調整する。濃
度補正部10は特定色相の濃度を軽減処理して原稿画像
より複写画像の視覚的効果を改善させたり濃度が低い画
像を更に濃い色の画像で出力させたり、またはこれと反
対の効果を得るための機能を遂行する。
【0052】図1において11は本発明の変倍処理部で
原稿画像の大きさを複写物で所定の大きさの画像に拡大
又は縮小のために倍率変換機能を遂行して、水平及び垂
直方向、同率変倍又は独立的変倍の制御をするようにな
っている。倍率変換機能は水平方向(即ち主走査方向)
と垂直方向(即ち副走査方向)に対する変換機能に分け
て実現することができるが主走査方向変換機能はCCD
撮像素子の読み取り位置に関する制御機能である。
【0053】通常的に主走査方向及び副走査方向倍率変
換比率は同率で制御するようになっている。使用者の便
利性を極大化させて究極的には使用者が望む状態の複写
物を提供するために、多くの状態の原稿をそれぞれ独立
的に扱うことができるように、両走査方向に同率で適用
可能になっており、これを区別する際には変換倍率を指
定することにより実現できる。倍率変換の原理は図14
に表わしたディジタル回路であり、画像データの変倍は
データマッチング(Data matching)に関
する処理でn個の画素をN個の画素に対応させるように
なっている。
【0054】従って、変倍率は次の式で表すことができ
る。 変倍率=N/n×100(%) 図14の(a)でn個の入力の入力画素をN=n/2に
対応させることは50%変倍、即ち1/2縮小させる機
能になり、N=4nに対応させることは400%に拡大
させる概念を意味する。この時n対Nのマッチング関係
が整数倍の関係になる時、この処理方法は最も容易であ
るが、使用上変倍率は100%以下で数100%まで1
%単位の制御が可能だとすることが要求される。このよ
うな点に技術的な難しさがあり、本発明はこの問題点を
効率的に解決することができる。
【0055】以下、本発明において変倍率が50%〜4
00%まで1%単位で制御することができることについ
て説明することにする。図14の(a)におけるように
n個の入力画素(又は入力ライン)をN個の画素(又は
入力ライン)にマッチングさせる時、傾きはN/n×1
00%になる。本発明による倍率変換指定はn及びNの
値を実際に指定することではなく、変倍率を指定して入
力画素(又は入力ライン)を指定された変倍率に該当す
る所定数(N)の出力画素(又は出力ライン)に変換す
る処理である。nは走査された原稿の大きさ(横×縦)
又は走査する領域と線密度により決定される。
【0056】従って、これを数式に表すと次の様にな
る。 N=K・n ここでNは出力画素(又はライン)数であり、Kは変倍
率、nは入力画素(又はライン)数である。この時、処
理座標がディジタル的即ち離散的に倍率変換するために
は変倍率により人為的に特定画素の省略又は挿入の処理
をする必要がある。即ち、53%変倍時には毎100個
の入力画素(又は入力ライン)を53個の出力画素(又
は出力ライン)に変換するので、処理画像の幾倍学的歪
曲を防止するためには特定位置に偏重して画素(又はラ
イン)を除去せずに、同一間隔で除去する様にすればよ
い。
【0057】従って、ディジタル画像の変倍機能は変倍
率により同一間隔に画素(又はライン)を挿入するか、
または除去するための位置(アドレス)に対する計算が
先ず要求される。図14の(b)乃至(e)は変倍率に
より入力信号対出力信号のアドレス指定関係を表わした
ものである。拡大(図14の(d)参照)の場合、入力
画素(又はライン)(図14の(b)参照)に対応して
一定比率、即ち変倍率によりバッファーメモリー(図1
4の(c))の所定位置にデータの挿入ができるように
され、縮小(図14の(e)参照)の場合バッファーメ
モリーの所定位置からデータの除去ができるようになっ
ている。
【0058】データの挿入時、単純に複写画素の反復に
より補間(inter Polation)する方法と
隣接画素(又はライン)の平均又はその他の統計量に立
脚して新しく挿入される画素(又はライン)の値を生成
する方法がある。図15はこのような補間方法の例を表
わしたものである。図15の(a)は最隣接反復補間方
式、図15(c)は2点間の曲線の補間方式を表わした
ものである。
【0059】図14と図15から知ることができるよう
に、倍率変換(又は変倍処理)装置においては、先に、
入力データ信号(入力画素又は入力ライン)に対する変
倍率により出力データ信号(出力画素又は出力ライン)
に対する変倍率を生成するのに必要なアドレスを指定す
る処理部と、変倍率によりデータ挿入処理又はデータ除
去処理が要求される位置(又はアドレスの信号レベル
値)を生成する処理部に分けることができる。
【0060】垂直方向の変倍と水平方向の変倍はその原
理においては同一であるが、実際上の適用原理には差異
がある。水平方向の変倍はセンサー1からの1ライン上
画素数が既に決定されているために変倍率による変換処
理は図14の(b)乃至(e)に表わしたようにバッフ
ァーメモリー(図14の(b))から出力された画素デ
ータへの挿入処理又は除去処理を遂行することである。
一方、垂直方向の変倍は大きく二つの方式に分けること
ができるが、変倍原理は図14の(a)に表わしたよう
に同一である。
【0061】通常的に画素データを生成するセンサーに
は一次元センサーを用いるために垂直方向の変倍はセン
サーの読み取り位置を制御する処理になる。即ち、垂直
変倍は副走査方向に対してセンサーの読み取り位置(即
ち移動解像度)を如何に制御するかである。400LP
I(Line per Inch)の100%変倍であ
る場合は、副走査方向に沿って走査位置を1/400イ
ンチずつ移動させるように制御すればよいし200%変
倍である場合には、1/800インチずつ走査位置を移
動させながら走査するように制御すればよい。
【0062】上記のように副走査方向に沿いセンサー走
査位置を変倍率により正確に制御することのできれば、
垂直方向の倍率変換機能は完全に位置制御手段によって
実現することができる。このようなシステムにおいて水
平方向(即ち主走査方向)倍率変換は、図14により説
明されたように変倍原理を適用し、垂直方向(即ち副走
査方向)倍率変換はセンサー位置を制御することにより
得ることができる。
【0063】しかしながら、上記のようにセンサー位置
制御を50%〜400%内外の範囲でその制御量を1%
単位に微細調整することは容易でない。なぜかと言え
ば、センサーの位置制御のための駆動手段においては、
正確な位置制御のために一般的にステッピングモーター
(Stepping motor)が用いられるが、こ
のステッピングモーターのステップ角を1%単位でマッ
チングさせるようにする必要があるからである。
【0064】このようにするためにはモーターの単位ス
テップ角に対応するモーターの駆動装置(即ちギア装
置)を製作する場合、その装置の大きさが非常に大きく
なるので、そのようになれば装置の高速化に非常に不利
になる。従って、一般的な画像入力装置では各モーター
のステップ角によりセンサー1の移動距離が所定の距離
に固定されるようにしてある。垂直変倍処理が遂行され
た時、図14に示すような原理により、拡大処理の場合
には変倍率によって特定位置で走査(又はスキャニン
グ)を反復するようにし、縮小処理の場合にはセンサー
1から実際にはデータ入力をしないで、変倍率によって
モーターだけを駆動して特定ラインを除去する方式を採
用する。
【0065】このような方式の場合において、垂直倍率
変換機能は水平方向即ち主走査方向の倍率変換原理及び
方法が同一に適用された。但し、この方式で水平方向倍
率変換と垂直方向倍率変換の差異点は挿入又は除去が発
生する位置(即ちアドレス)が水平方向変倍の場合には
同一走査ラインで画像単位にできるが垂直方向変倍の場
合には同一走査面でライン単位に行うものである。
【0066】(望ましい実施例に対する詳細な説明) 1.水平(主走査)方向倍率変換 水平方向の倍率変換は図14の(a)に表わしたように
入力画素のアドレスと変倍率との関係により出力画素の
写像(mapping)に関連された動作である。図1
4の(a)において(X′)は出力画素アドレス、Xは
入力画素アドレス、Kは変倍率、nは入力画素の1ライ
ン当たり画素数、Nは出力画素1ライン当たり画素数を
それぞれ表している。ここで選択された変倍率と画像デ
ータ入力装置の解像度によってKとnは既に決定された
値となる。
【0067】従ってN=KnであるからNもやはり決定
された数になる。従って任意の位置で変倍処理された画
素データ値をi′(x)とすれば写像関係を考慮する入力
画は次のように同じくなる。 i′(x)=i(x/K) 但し、xは1からNまでの任意の整数である。上記の数
式で入力画素(i(x/K))をi′(x)に処理するこ
とは補間法により達することで、その方法は図15を参
照して既に説明されたので再び説明する必要はない。出
力画素(i′(x))の処理においてXは1からKn
で一つずつ順次的に制御されるためにXは対応するx/
Kのアドレスを計算することが必要である。
【0068】図16に水平方向倍率変換処理部の全体回
路の構成を表わしたことである。前述したように倍率変
換によりアドレス変化処理は、図16の変倍アドレス変
換回路42によって遂行され、これにより画像データの
補間処理は図16の画像データ補間処理回路55により
遂行された。
【0069】上記の二つの処理回路42,55に対して
は以後に詳細に叙述するようにする。図16に表わした
ように水平変倍処理回路は2個のバッファーメモリー4
9,50を基準に大きく2個のブロックに構成される。
このように2個のブロックに構成されることは変倍処理
前の走査された画素データをバッファーメモリーに格納
させるために、動作と変倍処理のためにバッファーメモ
リーからデータを読み出し動作が同時に達するようにす
るパイプライン(Pipe line)処理が可能にな
るようにして高速処理を実現するためにする。即ちバッ
ファーメモリー49に走査されたデータを格納させてい
る間バッファーメモリー50からデータを読み出し変倍
処理を遂行して次の瞬間にはバッファーメモリー49か
らデータを読み出し変倍処理を遂行する間バッファーメ
モリー50には走査されたデータを格納させる。
【0070】この制御は図16のバッファー選択器43
で遂行する。バッファー選択器43は図1の中央処理装
置100から提供されたL−CNTを送出して水平方向
の走査同期を維持させることになるので、この信号はセ
ンサーのHsyncと同期することになる。
【0071】図16のバッファー選択器43はL−CN
Tを2分周してL−CNTが奇数番目の時には、図16
のバッファーメモリー49に走査されたデータを格納さ
せるように図16のバッファー44,52をイネーブル
(enable)させて同時に変倍処理が達するように
バッファー47,53をイネーブルさせてバッファーメ
モリー50からデータ読み取りが可能になるようにこの
メモリー50を制御してL−CNTが偶数番目の時に
は、これと相対された制御を遂行する。従って、このよ
うにバッファーメモリー49,50に新しいデータの格
納動作と変倍処理のためにデータ読み出し動作を同時に
遂行するようにしてデータ処理速度を改善することがで
きる。
【0072】図17においてHsync信号はセンサー
1の露光時間を決定する信号で図1のクロック発生部1
6から送出される信号でSCAN−E信号はHsync
信号の毎周期(1ライン分量のデータを生成させる時間
又は、1ラインの走査時間)毎にセンサー1から生成さ
れるデータが有効であるのを知らせる信号で中央処理装
置100から提供されたL−CNT信号により新しいラ
インに対する走査を開始させれば活性状態になる。この
SCAN−E信号は図16の画像登録アドレス発生器4
1の動作を制御する信号に作用して、これにより新しい
画像データを図16のバッファーメモリー49,50に
格納させる。
【0073】図17において、SCAN−P信号は、図
16の変倍アドレス変換回路42の動作を制御する信号
で、このSCAN−P信号はSCAN−E信号とHsy
nc信号を基準に1周期遅延しなければならない。これ
は走査されたデータを図16のバッファーメモリー19
又は50、に一段格納させた後、1ライン分量の間隔で
データの格納と変倍処理が遅延されて達せられるためで
ある。
【0074】図17においてPADD−CLR信号は図
16の画像登録アドレス発生器41のクリア(Clea
r)制御信号で1ラインの格納動作が終わり、新しいラ
インのデータ格納のためにアドレス発生器のプリセット
(Preset)値を0にクリアさせるCONADD−
CLR信号は図16の変倍アドレス変換回路42のクリ
ア信号で1ライン分の変倍処理が終わって新しいライン
データの処理直前に変倍用アドレス発生手段のプリセッ
ト値を0にクリアするための信号である。
【0075】図17のP−CLK信号は画素クロック信
号でバッファーメモリー49又は50に画素データ(I
NG−IN)の格納を知らせる信号で毎1byt毎に活
性化かれたこの信号により同一走査ライン上で画素同期
が維持される。図16の画像登録アドレス発生器41は
本信号(P−CLK)を計算してアドレスを生成する。
【0076】図17のCon−CLK信号は図16の変
倍アドレス変換回路42の制御信号で変倍処理された画
像データの画素周期が維持されるように制御してバッフ
ァーメモリー49又は50からデータが導出される動作
を制御するために基本信号で作用する。
【0077】図16に表われた変倍アドレス変換回路4
2の構成は図18および図19と同じ。図18はルック
アップテーブル(look−up:以下“LUT”と略
称する)を用いる方式で、図19は専用算術処理回路
(Arithmetic Logic Unit:以下
“ALU”と略称する)を利用した方式を表わしたこと
で回路の基本動作は同一である。即ち、図18の場合に
は、図14の(a)に図示された関係により変倍クロッ
ク(Con−CLK)に同期されたバッファーメモリー
49又は50から読み込まれる。
【0078】画素データと関連されたアドレスを変倍率
関係を考慮して中央処理装置100が予め計算してこれ
をLUTに予め収録した後、これを利用して変倍アドレ
スを生成させる動作を遂行する方式で、図19は変倍ク
ロック(Con−CLK)に沿ってアドレスと上記バッ
ファーメモリーの読み取りアドレスを、図14の(a)
と同じ原理によって画素データを読み込む時毎にそれぞ
れ別途に計算してアドレスを変換する方式である。図1
9はALUを用いるために図18においてと同じくLU
Tのためにメモリー65,66が必要でない長所があ
る。
【0079】図18と図19の例は構成上特徴で動作機
能は同一である。図18の主走査変倍用LUT回路は2
個のメモリー65,66に構成されるのに、これは1ラ
イン走査画素の数に該当するアドレスを支援することの
できる大きさで数バイト(Bite)のアドレスデーブ
ル値を収録するために2個に構成視される。即ち第1L
UT用メモリー65は下位バイト変換アドレス格納用で
第2LUT用メモリー66は上位バイト変換アドレス格
納用である。図18のバッファー64,68,70は図
20の(a)に表わしたフロー図と共に実際画像データ
の変倍処理の前に主走査方向変倍用変換アドレス値をL
UT用メモリーに格納させるためのことで中央処理装置
100から提供されたLUT−CS信号により制御され
る。
【0080】図20の(a)を参照して主走査方向変倍
処理用変倍アドレスを生成させるためのLUT作成過程
をより具体的に説明する。変倍処理用アドレスを生成さ
せるための水平および垂直変倍処理のために前処理過程
で画像入力変数を指定して制御計数を算出する(S1
2 )画像入力変数を指定する過程において、水平変倍
率(KX )、垂直変倍率(KY )、読み取り解像度
(d)および走査領域の大きさ(WX1)が決定される。
制御計数を算出する過程では上記する変数指定過程で決
定された変数値からラインの読み取り画素数(n)、1
ラインの変倍画素数(N)、および1ページの走査ライ
ン数(L)が決定される。
【0081】以上のような前処理過程が終わればCPU
100は水平走査方向変倍処理用アドレスを生成させる
ためにLUTを作成することになる。先に、主走査方向
変倍用LUTアドレス(i)をクリアさせた後、主走査
方向変倍用LUTアドレス(i)を1ずつ増加させなが
ら水平変倍率(KX )に分けて主走査変倍処理用アドレ
ス(X)を計算して、引き続いて小数点以下を切上げ
(又は四捨五入)して主走査変倍処理LUT用メモリー
の(i)アドレスに貯蔵する(S4 〜S7 )。
【0082】主走査方向変倍用LUTアドレス(i)が
1ラインの変倍画素数(N)より大きければ垂直(副走
査)方向変倍処理用アドレスを生成させる過程を遂行し
て主走査方向変倍用LUTアドレス(i)が1ラインの
変倍画素数(N)より大きくなれば段階(S4 )に復帰
して全部全走査方向変倍処理用アドレスを求めるまで段
階(S4 )乃至段階(S7 )を反復遂行する(S8 )。
【0083】一方、LUTメモリーに変換アドレスを格
納のためにLUT−CS信号が非活性状態になると、イ
ンバーター63により自動的に図18のバッファー6
2,67,69がイネーブル(Enable)されて変
倍処理のためにLUT用メモリーに対するアクセス(A
ccess)が可能になるようにされていて、この動作
は図20の(c)に表わしたものと共に動作される。
【0084】図16と図17および図20の(c)を参
照して水平方向変倍処理過程を詳細に説明すると次の通
りである。走査が始まってSCAN−E信号が活性化さ
れると(S16,S17)、PADD−CLR信号により画
像登録アドレス発生器41がクリアされてバッファーメ
モリーアドレスが“0”にセットされる(S18)。引き
続いてSCAN−P信号が活性化されると変倍アドレス
変換回路42がCONADD−CLR信号により“0”
にセットされる(S20)。
【0085】万一、SCAN−E信号とSCAN−P信
号が全部非活性状態(S16,S20)なら活性化できるま
で期待する。SCAN−E信号は活性状態でSCAN−
P信号が非活性状態であるとか(S17,S19)、SCA
N−E信号は、非活性状態でSCAN−P信号が活性状
態になって変倍アドレス変換回路42がクリアされた状
態であれば(S17,S20,S21)。Hsync信号が上
昇する時毎にL−CNT信号により走査ラインが計数さ
れる(S23)。
【0086】上記L−CNT信号の奇数番目上昇するな
ら(S24で例なら)バッファーメモリー49が画像デー
タ格納用に選択される(S25)。このように画像データ
格納用メモリーが選択されるとP−CLK信号が活性状
態にある間、画像登録アドレス発生器41が指定するア
ドレス(P)のバッファーメモリー49に画素データ
(IMG−IN)が貯蔵される(S27)。画像登録アド
レス発生器41の出力(P)は継続に1ずつ増加される
のに画像登録アドレス発生器41の出力(P)が1ライ
ンの読み取り画素数(n)より大きくなければ
(S28)、継続して画像登録アドレス発生器41が指定
するアドレスのバッファーメモリー49に画素データ
(IMG−IN)が順次に貯蔵される。
【0087】このような画像データの格納と同時にL−
CNT信号の奇数番目上昇において変倍処理のためにメ
モリー読み出し動作が遂行される。即ちL−CNT信号
の奇数番目、上昇ではバッファーメモリー49が走査さ
れた画像データの格納用メモリーに選択されると同時に
変倍処理のために読み取り対象メモリーでバッファーメ
モリー50が選択される(S29)。このように変倍処理
用メモリーが選択されるとCON−CLK信号が活性状
態である間、変倍アドレス変化回路42が指定するアド
レス(m)のバッファーメモリー50に貯蔵された画素
データが読み出し、画像データ補間処理回路55により
補間処理される(S30,S31)。
【0088】変倍アドレス変換回路42の出力(m)、
且つ継続に1ずつ増加されるのに上記変倍アドレス変換
回路42の出力が1ラインの変倍画素数(N)より大き
くなければ(S33)、継続して変倍アドレス変化回路4
2の出力(m)が表わしたアドレスのバッファーメモリ
ー50の領域から画素データを読み出し補間処理する。
L−CNT信号の偶数番目上昇する間(段階S24から
“いいえ”の場合)には上記のバッファーメモリー49
が変倍処理用メモリーに選択されてバッファーメモリー
50は画像データ格納用メモリーで選択される。この時
の動作遂行過程は上述するL−CNT信号の奇数番目上
昇においてと同一な原理で達せられる。
【0089】2.垂直(副走査)方向倍率変換 垂直方向の変倍原理もやはり図14と同じく単に水平方
向の倍率変換は同一ライン上で画素単位の同期関係によ
り達することに反して垂直方向においては同一走査ペー
ジ(Scan Page)内でライン同期関係により達
している。また、水平方向の倍率補正においては変倍率
によって拡大の場合、一定画素間隔毎に画素の挿入が発
生することになり、縮小の場合、省略が発生されるの
で、この処理は図16のバッファーメモリー49,50
を制御する画像登録アドレス発生器41で行われるよう
にされる。垂直方向の変倍処理は変倍率によって拡大の
場合、新しい走査ラインの挿入が達せられるし、縮小の
場合、走査ラインの省略(即ち走査(Scannin
g)を遂行しないでセンサーモジュールの位置を所定ラ
イン数だけ抜かす)することになる。
【0090】一方、拡大の場合には、新しいラインの挿
入をバッファーメモリー49又は50の内容を挿入、ラ
イン数に該当するだけ反復処理するか、センサーモジュ
ールを現在の位置に固定させた状態で所定のライン数だ
け反復的に読み取りして行うことができる。従って上記
のように垂直方向の変倍機能をセンサーの位置制御に関
することで結局センサーモジュールの移送装置である駆
動モーター制御方法に関連されたものである。
【0091】副走査方向変倍用LUT回路は図21と同
じく、副走査方向変倍用LUT回路の動作も主走査方向
変倍用LUT回路と同じくLUT値を作成する過程と、
このLUT値を利用するモーター制御過程(即ち変倍処
理過程)に区分することができる。副走査方向の変倍用
LUT作成フロー図は、図20の(b)に表わした。垂
直変倍LUT作成過程(図20の(b)参照)は図21
のバッファー86,89をイネーブルさせて図1の中央
処理装置100により遂行される。
【0092】この時、バッファー89を介して変倍LU
T値(δ)が垂直変倍LUT用メモリー87に収録され
る。δ値の計算方式は図20の(b)に表わしたフロー
チャートと同じ。先にCPU100のリセット信号(R
ESET)を副走査変倍用LUTアドレス発生回路81
〜84に提供して、副走査方向変倍用LUTアドレス
(j)をクリアさせた後S9 、1ずつ増加させながら垂
直変倍率(KY )を分けて副走査変倍に沿って走査位置
(Yj )を計算して、次のラインの走査相対位置
(ΔY )を計算する(S10,S11)。上記の次のライン
の走査相対位置(ΔY )値の小数点以下を切上げ(また
は、四捨五入)して変倍LUT値(δ)を求めた後LU
T用メモリー87にこれを貯蔵する。
【0093】上記の副走査方向変倍用LUTアドレス
(j)が1ページの走査ライン数(L)より大きくなけ
れば(S15)、上記の段階S10乃至S14を反復遂行す
る。このために垂直変倍用LUTメモリー87は2ビッ
トメモリーであれば充分である。即ち、水平変倍は変倍
処理により図16のバッファーメモリー49,50を読
み取りするアドレス値を貯蔵するために1ラインの走査
長さに相応するアドレスを収容するために大きなデータ
幅が要求されたのですが垂直方向の変倍はセンサーモジ
ュールの現在位置で次のライン走査のために相対的な位
置値だけを有するようにしてLUTのデータ幅を減らす
ことができる。従って、垂直変倍用LUTメモリー87
は2ビットデータ格納用であれば充分である。
【0094】一方、δは図24に図示されたような値を
有することができる。図24の(a)は変倍率(KY
が100%の場合、(b)は50%、(c)200%の
場合をそれぞれ表わしたものである。この時、センサー
モジュール移送装置の駆動用モーターはステッピングモ
ーターでモーター制御1パルス当たり回転角度であるス
テップ角をθ°としてθくらいモーターが回転する時、
Δ1くらいセンサーモジュールを移送させることができ
るし、Δ1=1/400インチに設計されたと仮定する
ことにする。従って、副走査方向の線密度が400dP
iに設計された装置において、走査ラインに沿って制御
変数は図24と同じ関係が成立される。
【0095】図24でδ値に該当する値が図21の垂直
変倍用LUTメモリー87に貯蔵される値に2ビット
(b1 ,b0 )に表示することができる。δ(b1 ,b
0 )=“00”の時には、位置変動なく、その位置で新
しいラインを1回もっと走査するようになって、δ=
“01”の時にはモーターは1ステップ前進させて走査
するようになって、δ=“10”の時にはモーターを2
ステップ移動させて1ライン走査するようになる。
【0096】モーターのステップ移動制御は図22の制
御回路により遂行される。即ち、δ値に該当するだけモ
ーターの位相(Phase)を遷移させてセンサーモジ
ュールの位置を制御して入力するようになり、垂直方向
の変倍処理を行う。図面において、MT信号はモーター
ステップ駆動パルスでVALIDL信号は1ラインの走
査が有効であることを表わした信号である。2位相(P
hase)モーターを用いる場合において、図21、図
22の動作波形は図25乃至図27に表われたように同
じ。
【0097】図25は100%即ち変倍動作なしに処理
する例で、図26は200%変倍時、図27は50%変
倍時に該当されて、通常的な回路の動作は、拡大の時
(100%〜400%)に、図25と図26の組合形態
に進行されて縮小の時(100%〜50%)に図25と
図27の組合わせに進行される。
【0098】
【発明の効果】以上において説明されたように画像デー
タに対する電気的な処理だけを出力画像の大きさを任意
に制御して主走査方向の出力画素ピッチおよび副走査方
向の出力走査線ピッチを任意に選択することにより同一
な画素データにより横、縦の比率が多様な画像等を得る
ことができる長所がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1図は本発明が適用されるシステムの構成を
概略的に示すブロック図。
【図2】図2はCCDセンサーの制御入力信号および出
力信号の波形図。
【図3】図3は黒レベル基準データおよび白レベル基準
データ生成過程を示す図面。
【図4】図4はシェーディングの原理を説明する図面。
【図5】図5は反射度と感光素子の感度特性を示す図
面。
【図6】図6は反射度と人間の視感特性を示す図面。
【図7】図7は対数補正の原理を説明する図面。
【図8】図8は補色変換の原理を説明する図面。
【図9】図9はR.G.Bカラー6面体。
【図10】図10は下色除去概念を説明する図面。
【図11】図11は補色変換回路の構成を示す図面。
【図12】図12は黒データ抽出回路の構成を示す図
面。
【図13】図13は色変換回路の構成を示す図面。
【図14】図14は倍率変換の原理を説明する図面。
【図15】図15は補間方式を説明する図面。
【図16】図16は水平倍率変換(又は、水平変倍)処
理回路の構成を示す図面。
【図17】図17は水平倍率変換のための制御信号の波
形図。
【図18】図18は索引テーブルにより構成された変倍
アドレス発生回路。
【図19】図19はALUを採用し構成された変倍アド
レス発生回路。
【図20】図20は変倍処理動作のフローチャート図。
【図21】図21は垂直倍率変換(又は、垂直変倍)処
理のための索引テーブルの構成を示す図面。
【図22】図22は垂直変倍処理制御回路。
【図23】図23は副走査位置制御原理を説明する図
面。
【図24】図24は垂直変倍率に従う制御係数。
【図25】図25は1:1走査時、垂直ズーミイング制
御信号の波形図。
【図26】図26は1:2走査時、垂直ズーミイング制
御信号の波形図。
【図27】図27は2:1走査時、垂直ズーミイング制
御信号の波形図。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の文書及びグラフからなる原稿画像
    を電気的な信号に変換処理して複写の文書及び絵からな
    る複写画像を生成させる画像処理装置を使用し、上記複
    写画像を上記原稿画像より拡大及び縮小する方法におい
    て、 上記原稿画像に対する上記複写画像の変換倍率を決定す
    る場合に、画像の各入力変数を指定して各制御係数を算
    出する段階と、 上記各入力変数及び上記各制御係数を使用し主走査方向
    の変倍処理及び副走査方向の変倍処理にそれぞれ必要な
    変換倍率の関数情報を変倍の対応関係を示す変倍アドレ
    スに変換する段階と、 上記変倍アドレスに対応して上記対応関係を索引可能な
    ルックアップテーブル形態に作成する段階と、 上記各関数情報により拡大変倍する場合に、所定の間隔
    で画素を挿入する処理と走査ラインを挿入する処理とを
    それぞれ遂行し、縮小変倍の場合には、所定の間隔で画
    素を除去する処理と走査ラインを除去する処理とを遂行
    する変倍処理段階とを含むことを特徴とする画像変換方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1において上記ルックアップテーブ
    ル形態に作成する段階は、主走査変倍用ルックアップテ
    ーブルのアドレスに対応して主走査方向の変倍処理アド
    レス用データを順次に求めて、主走査変倍用ルックアッ
    プテーブルに貯蔵する段階と、副走査変倍用ルックアッ
    プテーブルのアドレスに対応して副走査変換倍率に従い
    走査位置を計算し次のラインを走査する相対位置を順次
    求めて、副走査変倍用ルックアップテーブルに貯蔵する
    段階とを含むことを特徴とする画像倍率変換方法。
  3. 【請求項3】請求項1において上記変倍アドレスに変換
    する段階は、索引用のアドレスと拡大及び縮小用のバッ
    ファメモリを読み取るアドレスとを、与えられた変換倍
    率に従って実際の変換倍率関係に対応するアドレスに、
    算出処理装置を使用して変換することを特徴とする画像
    倍率変換方法。
  4. 【請求項4】請求項1において、 上記変倍処理段階は、ライン走査始まりをしめすL−C
    NT信号に同期され、少なくとも2個の論理的なブロッ
    クに構成されるメモリー中のいずれか一つのブロックを
    画像データ格納用メモリーとして選択し、他の一つのブ
    ロックを変倍処理用メモリーとして選択する段階と、 上記画像データ格納用メモリーに画像データを順次に貯
    蔵すると同時に、上記変倍処理用メモリーから画像デー
    タを読み出し、所定の補間処理方式に従って補間処理す
    る主走査方向の変倍処理段階と、副走査方向の変倍処理
    用関数情報によりモータの位相を遷移させてセンサモジ
    ュールの位置を制御する副走査方向の変倍処理段階とを
    含むことを特徴とする画像倍率変換方法。
  5. 【請求項5】請求項1において、 上記副走査方向の変倍処理段階は、上記副走査方向の変
    倍処理用関数情報が "00" の時に上記モータの位相を
    遷移させないで同一走査ラインを再び走査し、"01"
    の時に上記モータを1ステップ前進させて1ラインを走
    査し、 "01"の時に上記モータを2ステップ前進させ
    て1ラインを走査することを特徴とする画像倍率変換方
    法。
  6. 【請求項6】中央処理装置によって制御され、センサか
    ら提供された原稿画像と関連する情報から所定の変換倍
    率を有する複写画像を生成するディジタル画像処理装置
    において、 同一走査ライン上の入力画素データに対して、水平変換
    倍率に相応するように所定の画素間隔で、少なくとも1
    画素以上に関連するデータを挿入及び削除する主走査方
    向の変倍処理手段と、 各走査ライン単位の画素データに対して、垂直変換倍率
    に相応するように所定のライン間隔で、少なくとも1走
    査ライン以上に関連するデータを挿入及び削除する副走
    査方向の変倍処理手段とを含むことを特徴とする画像倍
    率変換装置。
  7. 【請求項7】請求項1において、 上記主走査方向の変倍処理手段は、入力画像データであ
    るIMG−IN信号を貯蔵するために、画素クロックで
    あるP−CLK信号に同期して画像登録アドレスを発生
    させる第1アドレス発生手段と、 上記水平変換倍率に従って変倍処理するために、変倍ク
    ロックであるCON−CLK信号に同期して読み出し変
    倍アドレスを発生させる第2アドレス発生手段と、 上記IMG−IN信号をそれぞれ交互に貯蔵する第1及
    び第2メモリー手段と、 これら第1及び第2メモリー手段に、上記IMG−IN
    信号を格納する格納制御信号と、変倍処理のためにアク
    セスする読み出し制御信号とを、上記L−CNT信号を
    2分周して同時に発生させる制御信号発生手段と、 所定の補間方式により上記第1及び第2メモリー手段か
    ら提供された上記IMG−IN信号を変倍処理する変倍
    手段と、 上記制御信号発生手段から提供される上記格納制御信号
    及び上記読み出し制御信号により、上記第1及び第2メ
    モリー手段中のいずれか一つと上記第1アドレス発生手
    段間に、そして上記第1及び第2メモリー手段中の他の
    一つと上記変倍手段間に上記IMG−IN信号のデータ
    を伝達する経路を決定する手段を含むことを特徴とする
    画像倍率変換装置。
  8. 【請求項8】請求項7において、 上記第2アドレス発生手段は、中央処理装置から提供さ
    れた主走査方向の変倍処理アドレス用データをルックア
    ップテーブル形態に貯蔵する主走査変倍用ルックアップ
    テーブルメモリー手段と、上記中央処理装置から提供さ
    れる制御信号であるLUT−CS信号により制御され上
    記主走査変倍用ルックアップテーブルのアドレス及び上
    記主走査方向の変倍処理アドレス用データの伝達経路を
    決定する手段を含むことを特徴とする画像倍率変換装
    置。
  9. 【請求項9】請求項7において、 上記第2アドレス発生手段は、算術論理演算するALU
    手段により構成されることを特徴とする画像倍率変換装
    置。
  10. 【請求項10】請求項4において、 上記副走査方向変倍処理手段は、変倍クロックに従って
    索引用のアドレスと拡大及び縮小用のバッファメモリー
    を読み取るアドレスとを実時間処理し、これらアドレス
    の計算を開始するライン走査始まりを示すL−CNT信
    号に同期して副走査方向の変倍処理アドレスを発生させ
    る第3アドレス発生手段と、所定の制御信号であるYL
    UT−CS信号により少なくとも上記副走査方向の変倍
    処理用アドレスが指定する領域に次のラインを走査する
    相対位置データを貯蔵する相対位置メモリー手段と、上
    記相対位置データによりモーターの位相遷移を制御する
    制御手段を含むことを特徴とする画像倍率変換装置。
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