JP2971522B2 - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2971522B2
JP2971522B2 JP2155319A JP15531990A JP2971522B2 JP 2971522 B2 JP2971522 B2 JP 2971522B2 JP 2155319 A JP2155319 A JP 2155319A JP 15531990 A JP15531990 A JP 15531990A JP 2971522 B2 JP2971522 B2 JP 2971522B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動的に焦点を調節した後写真フィルムの
ような透過原稿を走査して画像を読み取る画像読取装置
に関する。
〔従来の技術〕
従来、35mm写真フィルムのような透過原稿を読み取る
この種の装置は、フィルムがセットされたか否かを判定
する手段として、装置のフィルムをセットする部分にフ
ォトセンサ等を設け、フォトセンサ等からの信号に基づ
いてフィルム原稿検知を行うように構成されていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、フィルムの有無を検知するセンサを取
り付けるようにしたので、コストのアップにもつなが
り、かつ取り付けスペースの問題があった。
また、ポジフィルムを読み取る画像読取装置として
は、フィルムマウント用の台紙をセンサによって検知
し、そのデータを基にしてポジフィルムの有無を検知す
るようにした装置が知られている。この装置は台紙の有
無を検知するようにしたので、台紙にフィルムがセット
されていなくてもフィルムがセットされていると検知し
てしまうことがあった。
また、透影画像をスキャンして画像の検知を行う画像
読取装置が知られているが、透影画像をスキャンするの
で画像読取プロセス中に、また別のプロセスが入ること
になり、画像読取時間を長くなるという問題があった。
本発明の目的は、上記のような問題点を解決した画像
読取装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
このような目的を達成するため、本発明は、照明手段
により照明された原稿の画像を結像させるための撮像レ
ンズと、該撮像レンズにより結像された画像を光電変換
する撮像素子と、該撮像素子による光電変換により得ら
れた焦点調節用参照領域の画像の鮮鋭度を検出する鮮鋭
度検出手段と、該鮮鋭度検出手段により検出された鮮鋭
度の最大値を抽出する最大値抽出手段と、該最大値抽出
手段により抽出された鮮鋭度の最大値が予め定めたレベ
ルを超えたか否かを判定する判定手段と、該判定手段に
より肯定判定された場合は、鮮鋭度の最大値が得られる
焦点位置に焦点を調節する焦点調節手段と、前記判定手
段により否定判定された場合に原稿装着の有無を検出す
る原稿検出手段と、該原稿検出手段により原稿装着無し
が検出された場合にその旨を表示する表示手段とを備え
たことを特徴とする。
〔作 用〕
本発明では、照明手段により照明された原稿の画像を
撮像レンズにより結像させ、結像された画像を撮像素子
により光電変換し、光電変換により得られた焦点調節用
参照領域の画像の鮮鋭度を鮮鋭度検出手段により検出
し、検出された鮮鋭度の最大値を最大値抽出手段により
抽出し、抽出された鮮鋭度の最大値が予め定めたレベル
を超えたか否かを判定手段により判定し、肯定判定され
た場合は、鮮鋭度の最大値が得られる焦点位置に焦点を
焦点調節手段により調節し、否定判定された場合は、原
稿装着の有無を原稿検出手段により検出し、原稿装着無
しが検出された場合は、その旨を表示手段により表示す
る。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は、本発明の一実施例を示す。
これはカラー画像複写装置の例で、フルカラーの写真
フィルムを光源で透影し、その透影像をカラーCCDイメ
ージセンサで撮像し、得られたアナログ画像信号をA/D
(アナログ/デジタル)変換器でデジタル化し、デジタ
ル化されたフルカラー画像信号を処理し、加工し、各種
カラープリントに出力し、カラー画像を得るようになっ
ている。
第1図において、524は35mm写真フィルムのような透
過原稿、525は透過原稿照明用の光源(ランプ)、526は
焦点位置調整モータで、焦点位置を調整する撮像レンズ
を駆動するものである。521は制御回路で、焦点位置調
整モータ、ランプ等の電源を制御するものである。527
はレンズのホームポジションを決定するホームポジショ
ンスイッチ、523は原稿像の光路を変更するミラー、500
はカラーCCDイメージセンサ、520はセンサ500に原稿像
を結像するセルホックレンズである。
558は基準発振源(OSC)である。534はパルスジェネ
レータで、基準発振源(OSC)558からの基準クロックか
らカラーCCDイメージセンサ500の駆動パルスODRV,EDRV
を生成するものである。533はCCDドライバで、カラーCC
Dイメージセンサ500を駆動するものである。560はスキ
ャナ駆動回路で、スキャナを駆動するものである。501
はアナログ処理回路で、カラーCCDイメージセンサ500か
らのアナログ信号を所定の電圧値に増幅するものであ
る。502はサンプルホールド回路(S/H),A/D変換回路
で、アナログ処理回路501からの信号をサンプルホール
ドした後、A/D変換するものである。505はズレ補正回路
で、読み取り位置に起因するズレを補正するものであ
る。506は黒補正/白補正回路で、黒部出力バラツキの
補正を行うとともに、白レベル補正(シェーディング補
正)を行うものである。507は色補正(1)回路で、入
力されるカラー画像データR,G,Bにより特定の色を検出
して他の色に置き換えるものである。508は対数変換回
路で、人間の目の比視感度特性に合わせるための処理を
行うものである。509は色補正(2)回路で、マスキン
グ、スミ入れ、UCRを行うものである。510は画像加工処
理回路で、画像を処理するとともに加工するものであ
る。
21は原稿端検知回路、24は作業用のRAM、23は制御プ
ログラムが格納されているROM、22はCPU、25はI/Oポー
ト、26は操作パネルである。
次に、焦点位置自動調整時と同時に行うフィルムの有
無の検知、つまり原稿検知説明する。
一般に、オートフォーカスはピントの合い具合(合焦
度)を何らかの手段で評価(検知)し、この合焦度を基
にレンズ距離環の位置を制御してピントを合わせてい
る。ピントが合っている画像はピントが合っていない画
像と比べると、画像のエッジがシャープである。このこ
とは、画像を読取った時の画像信号の高周波成分の量が
多いということに対応する。一般に、このような画像信
号の高周波成分の量を評価量とするなど、画像がどの程
度ピントが合っているか(あるいは、逆に、ボケている
か)を画像信号から検知してAFを行なう方式をカメラの
分野ではボケ量検知方式と呼んでいる。その他に、三角
測量の原理を利用した方式として、スポット光やパタン
光を投影するアクティブ方式や、複数のセンサで撮像し
た像のパタンのずれ量を検知するずれ検知方式等があ
る。
本実施例では機械的構成が簡単な上述のボケ量検知方
式を使用する。
すなわち、ピントの合い具合(鮮鋭度)の評価に、例
えば、カラーCCDイメージセンサ500から読出されたG
(グリーン)の画像信号を使うことにし、ミラーユニッ
ト523に取り付けた図示しないスクリーンの中央部のAF
用画像参照領域(原稿検知も同じ領域で行う)の画像信
号に対し、鮮鋭度を求める。このときの鮮鋭度Pの評価
は、例えば、次の式(1)に示すような演算式で得られ
ることが知られている。
(ただし、Xjは主走査方向j番目の画素の出力レベル、
a,bはAF用画像参照領域3101の主走査方向の最初から2
番目の画素と最後の画素の番号である。) ここで、ボケ量にもとづいて画像のピント(焦点)を
合わせようとする場合、不幸にも被写体原稿上のAF用画
像参照領域にエッジ等の高周波成分があまり存在せず、
例えば、第3図に破線で示す曲線3103のように鮮鋭度P
のピーク値(最大値)S1が小さく、合焦点のレンズ繰り
出し量が精度良く検出できないことがある。
また、スクリーン上に画像が透影されていない場合に
は、さらにエッジ量等の高周波成分が少なく第3図に一
点鎖線で示す曲線3105のように鮮鋭度Pのピーク値がよ
り小さくなる。
第4図は第1図示のROM23に格納されるAF動作時の制
御手順を示すフローチャートである。
ステップS1にて、スキャナをAF参照領域に移動させた
後、ランプ525を点灯させ、ステップS2にて、AF参照デ
ータを読み込む。そして、ステップS3にて、後述するシ
ェーディング用のRAM78′にCCDイメージセンサの1ライ
ン分のデータを格納する。このデータをCPU22により、
順次、読み出し、式(1)に基づいて鮮鋭度Pを求める
演算を行う。この制御手順をプロジェクタ制御回路521
によりレンズ駆動用モータ526を駆動してレンズをホー
ムポジションから、順次、移動させ、鮮鋭度PをRAM24
に格納していく。そして、ステップS4にて、こうして得
られた複数の鮮鋭度Pから最大値Siを算出する。
そして、ステップS5にて、判定した結果、算出された
最大値Siが予め定めたしきい値STより大きい場合には、
ステップS6に移行し、ステップS6にて、最大値Siに対応
する焦点位置を算出し、ステップS7にて、算出された焦
点位置にレンズを移動させる。
一方、ステップS5にて、判定した結果、算出された最
大値Siが予め定めたしきい値STより、極端に小さい場
合、スクリーン上に画像が透影されていない可能性があ
るので、ステップS8にて、鮮鋭度Pの分布を求め、ステ
ップS9にて、RAM24に格納されているデータに基づいて
原稿の有無を判定する。その方法として、第3図に示す
ように、分布が正規分布を示しているか否かを判断し、
判断した結果、正規分布でない場合には、原稿がない、
つまり、画像は透影されていないとする方法を採用して
いる。そして、その判定した結果、肯定判定の場合は、
ステップS10にて、以前数回の焦点位置のデータから焦
点位置を算出し、ステップS7にて、焦点位置を移動させ
る。一方、否定判定の場合は、ステップS11にて、フィ
ルムがセットされていないことを操作パネル上に表示さ
せる。
次に、本実施例の装置による画像処理を説明する。
原稿は、まず、ランプ525により照射され、透過画像
はカラーCCDイメージセンサ500により画像ごとに色分解
されて読み取られ、アナログ処理回路501で所定レベル
に増幅される。
第5図は第1図示カラーCCDイメージセンサ500の構成
を示す。このカラーCCDイメージセンサは、主走査方向
を5分割して読み取るべく62.5μm(1/16mm)を1画素
として、1024画素、すなわち、図のごとく1画素を主走
査方向にG,B,Rで3分割しているので、合計3072(=102
4×3)個の有効画素を有する。一方、各チップ58〜62
は同一セラミック基板上に形成され、センサの1,3,5番
目(58,60,62)は同一ラインLA上に、2,4番目はLAと4
ライン分(62.5μm×4=250μm)だけ離れたラインL
B上に配置され、原稿読み取り時は、矢印AL方向に走査
する。
第6図に示すように、5つのCCDのうち1,3,5番目は駆
動パルスODRVにより、2,4番目は駆動パルスEDRVによ
り、それぞれ独立にかつ同期して駆動される。駆動パル
スODRVに含まれるO01A,O102A,ORSと駆動パルスEDRVに含
まれるE01A,E02A,ERSはそれぞれ各センサ内での電荷転
送クロック、電荷リセットパルスであり、1,3,5番目と
2,4番目との相互干渉やノズル制限のため、お互いにジ
ッタのないように全く同期して生成される。このため、
これらのパルスは1つの基準発振源(OSC)558(第1図
参照)から生成される。
第7図はカラーCCDイメージセンサ500の駆動パルスOD
RV,EDRVを生成する第1図示パルスジェネレータ534の構
成を示す。
第8図にそのタイミングチャートを示す。単一のOSC5
58より発生される原クロックCLKOを分周したクロックKO
は、駆動パルスODRVとEDRVの発生タイミングを決める基
準信号SYNC2,SYNC3を生成するクロックである。基準信
号SYNC2,SYNC3はCPU22バスに接続された信号線139によ
り設定されるプリセッタブルカウンタ64,65の設定値に
応じて出力タイミングが決定され、基準信号SYNC2,SYNC
3は分周器66,67および駆動パルス生成部68,69を初期化
する。すなわち、本ブロックに入力されるHSYNCを基準
とし、全て1つのOSC558より出力される原クロックCLKO
および全ての同期して発生される分周クロックにより生
成されているので、駆動パルスCDRVとEDRVのそれぞれの
パルス群は全くジッタのない同期した信号として得ら
れ、センサ間の干渉による信号の乱れを防止できる。
ここで、お互いに同期して得られたセンサ駆動パルス
ODRVは、CCDドライバ533を介して1,3,5番目のセンサ58,
60,62に供給され、センサ駆動パルスEDRVはCCDドライバ
533を介して2,4番目のセンサ59,61に供給される。各セ
ンサ58,59,60,61,62からは駆動パルスに同期してビデオ
信号V1〜V5が独立に出力され、第1図に示す各チャンネ
ルごとに独立のアナログ処理回路501−1〜501−5で所
定の電圧値に増幅され、同軸ケーブル101を通して第6
図示のOOS129のタイミングでV1,V3,V5が送出され、EOS1
34のタイミングで信号V2,V4が送出され、サンプルホー
ルド回路(S/H)502に入力される。
S/H502に入力された、原稿を5分割して読み取って得
られたカラー画像信号は、G(グリーン),B(ブル
ー),R(レッド)の3色に分離される。従って、サンプ
ルホールドされた後は15(=3×5)系統の信号が処理
される。
S/H502により、各色R,G,Bごとにサンプルホールドさ
れたアナログカラー画像信号は、次段のA/D変換回路1
〜5チャンネルごとにデジタル化され、各1〜5チャン
ネル独立に並列して次段に出力される。
4ライン分、すなわち、250μm(=62.5μm×4)
の間隔を副走査方向に持ち、かつ主走査方向に5領域に
分割した5つの千鳥状センサで原稿読み取りを行ってい
るので、先行走査されるチャンネル2,4と残りのチャン
ネル1,3,5では読み取る位置がズレることになる。そこ
で、これを正しくつなぐため、複数ライン分のメモリを
備えたズレ補正回路505によって、そのズレ補正を行っ
ている。
次に、第9図示ブルー信号黒レベル補正回路77Bを参
照して黒補正動作を説明する。
第10図に示すように、チャンネル1〜5の黒レベル出
力は、センサに入力される光量が微少の時、チップ間、
画素間のバラツキが大きい。これをそのまま出力し画素
を出力すると、画像のデータ部にスジやムラが生ずる。
そこで、この黒部の出力バラツキを補正する必要があ
る。黒補正する黒レベルデータDK(i)に対して、例え
ば、ブルー信号の場合、Bin(i)−DK(i)=B
out(i)として得られ、同様に、グリーンGin、レッド
Rinも同様の制御が行われる。また、本制御は、CPU22の
I/Oを介して制御され、また、RAM78をアクセスすること
により黒補正データDK(i)を読み書き、可能としてい
る。
第11図は第1図示黒補正/白補正回路506の白補正回
路の構成を示す。
基本的な構成は第9図と同一であるが、黒補正では減
算器79にて補正を行っていたのに対し、白補正では乗算
器79′を用いる点が異なるのみであるので同一部分の説
明は省く。
白レベル補正(シェーディング補正)は、セルホック
レンズ520、CCDイメージセンサ500を含む原稿走査ユニ
ットを、ミラーユニット523に取り付けた図示しないス
クリーンの中央部に移動してネガフィルム,ポジフィル
ムのそれぞれに対応したシェーディング補正法フィルム
を透過した画像である白色データに基づき、照明系や、
光学系,センサの感度バラツキの補正を行う。
色補正時に、原稿を読み取るためのカラーCCDイメー
ジセンサ500がスクリーン中央部の読み取り位置にある
場合、すなわち、複写動作、または読み取り動作に先立
ち、原稿照明用ランプ525を点灯され、均一白レベルの
画像データ1ライン分の補正RAM78′に格納する。この
シェーディング補正の前処理としてランプ525の光量を
適切な値に設定することは言うまでもない。
例えば、透影像が主走査方向A4長手方向の幅を有する
場合、16pel/mmで16×297mm=4752画素、すなわち、少
なくともRAM78′の容量は、4752バイトである。第12図
に示すように、i画素目の白色板データをWi(i=1〜
4752)とすると、RAM78′には第13図に示すように、各
画素ごとに白色板に対するデータが格納される。
一方、白色板データWiに対し、i番目の画素の通常画
像の読み取り値Diに対し補正後のデータがDo(=Di×FF
H/Wi)となるべきである。そこで、CPU22より、ラッチ8
5′の′,′,′,′に対しゲート80′,81′を
開き、さらに、セレクタ82′,83′,86′にてBが選択さ
れるように出力し、RAM78′をCPUアクセス可能とする。
次に、第14図に示す手順で、CPU22は先頭画素Woに対
しFFH/Wo,W1に対しFFH/W1,…と順次演算してデータの置
換を行う。色成分画像のブルー成分に対し終了したら
(StepB)、同様に、グリーン成分(StepG)、レッド成
分(StepR)と順次補正を行っていく。
以上のごとく、画像入力系の黒レベル感度、CCDの暗
電流バラツキ、各センサ間感度バラツキ、光学系光量バ
ラツキや白レベル感度等種々の要因に基づく、黒レベ
ル、白レベルの補正を行い、主走査方向にわたって均一
になった、入力された光量に比例したカラー画像データ
は、人間の目の比視感度特性に合わせるための処理を行
う対数変換回路508(第1図参照)に入力される。
第1図示対数変換回路508の構成を第15図に示す。
ここでは、白=OOH、黒=FFHとなるべく変換され、さ
らにカラーCCDイメージセンサ500に入力される画像ソー
スである透過原稿(同じ透過原稿でもネガフィルム、ポ
ジフィルム)またはフィルムの感度、露光状態で入力さ
れるガンマ特性が異なっているため、第16図に示すよう
に、対数変換用のLUT(ルックアップテーブル)を複数
有し、用途に応じて使い分ける。CPU22は信号線lg0,lg
1,lg2(160〜162)によりLUTを切り換える。ここで、各
B,G,Rに対して出力されるデータは、出力画像の濃度値
に対応しており、B(ブルー),G(グリーン),R(レッ
ド)の各信号に対して、それぞれ、イエロー,マゼン
タ,シアンのトナー量に対応するので、これ以後のカラ
ー画像データは、Y,M,Cに対応づける。
色補正(1)回路507は、入力されるカラー画像デー
タR,B,Gより特定の色を検出して他の色に置きかえる回
路である。例えば、原稿の中の赤色の部分を青色や他の
任意の色に変換する機能を実現するものである。
次に、対数変換により得られた原稿画像からの各色成
分画像データ,すなわち、イエロー成分、マゼンタ成
分、シアン成分に対して行なう色補正回路(2)509に
よる色補正を説明する。
カラー読み取りセンサに1画素ごとに配置された色分
解フィルムの分光特性は、第17図に斜線で示すように不
要透過領域を有しており、一方、例えば、転写紙に転写
される色トナー(Y,N,C)が第18図に示すように不要吸
収成分を有することはよく知られている。そこで、色成
分画像データYi,Mi,Ciに対し、 なる各色の一次式を算出し色補正を行うマスキング補正
はよく知られている。さらに、Yi,Mi,Ciにより、Yi,Mi,
Ciのうち最小値すなわちMin(Yi,Mi,Ci)を算出し、こ
れをスミ(黒)として、後に黒トナーを加える(スミ入
れ)操作と、加えた黒成分に応じて各色材の加える量を
減じる下色除去(UCR)操作も良く行われる。第19図
に、マスキング、スミ入れ、UCRを行う色補正(2)回
路509の回路構成を示す。
本構成において特徴的なことは、次の〜の点にあ
る。
マスキングマトリクスを2系統有し、1本の信号線
の“I/O"で高速に切りかえることができる。
UCRの有無が1本の信号線“I/O"で、高速に切りか
えることができる。
スミ量を決定する回路を2系統有し、“I/O"で高速
に切りかえることができる。
まず、画像読み取りに先立ち、所望の第1のマトリク
ス系統M1、第2のマトリクス係数M2をCPU22に接続され
たバスより設定する。本実施例では であり、M1はレジスタ87〜95に、M2はレジスタ96〜104
に設定されている。
また、111〜122,135,131,136はそれぞれセレクタであ
り、S端子の状態が“1"の時Aを選択し、“0"のときB
を選択する。従って、切り換え信号(MAREA)364の状態
を、マトリクスM1を選択する場合“1"にし、マトリクス
M2を選択する場合、“0"にする。
また、123はセレクタであり、選択信号(C0),
(C1)366,367により表1に示す真理値表に基づき出力
a,b,cで得られる。
選択信号C0,C1およびC2は、出力されるべき色信号に
対応し、例えば、Y,M,C,Bkの順に(C2,C1,C0)=(0,0,
0),(0,0,1),(0,1,0),(1,0,0)とし、さらにモ
ノクロ信号として(0,1,1)とすることにより所望の色
補正された色信号を得る。いま、(C0,C1,C2)=(0,0,
0)、かつ、MAREA=“1"とすると、セレクタ123の出力
a,b,cには、レジスタ87,88,89の内容、すなわち、aY1,
−bM1,−cC1が出力される。
一方、入力信号Yi,Mi,CiよりMin(Yi,Mi,Ci)=kと
して算出される黒成分信号374は、演算器137にてY=ak
−b(a,bは定数)なる一次変換をうけ(セレクタ135を
通り)、減算器124,125,126のB入力に入力される。減
算器124〜126では、下色除去として、Y=Yi−(ak−
b)、M=Mi−(ak−b)、C=Ci−(ak−b)が算出
され、信号線337,378,379を介して、マスキング演算の
ための乗算器127,128,129に入力される。セレクタ135は
信号(UAREA)365により制御され、信号(UAREA)365
は、UCR(下色除去)、有り、無しを“I/O"で高速に切
り替え可能にした構成となっている。
乗算器127,128,129には、それぞれA入力には(aY1,
−bM1,−cC1)、B入力には上述した〔Yi−(ak−
b)、Mi−(ak−b)、Ci−(ak−b)〕=〔Yi,Mi,C
i〕が入力されているので、同図から明らかなように、
出力DoutにはC2=0の条件(Y,M,Cの選択)でYout=Yi
×(aY1)+Mi×(−bM1)+Ci×(−cC1)が得られ、
マスキング色補正、下色除去の処理が施されたイエロー
画像データが得られる。同様にして、 Mout=Yi×(−aY2)+Mi×(bM2)+Ci×(−cC2) Cout=Yi×(−aY3)+Mi×(bM3)+Ci×(cC3) がDoutに出力される。色選択は出力すべきカラープリン
ターへの出力順に従って(C0,C1,C2)により表1に従っ
てCPU22により制御される。レジスタ105〜107,108〜110
はモノクロ画像形成用のレジスタで、前述したマスキン
グ色補正と同様の原理により、MONO=k1Yi+l1Mi+m1Ci
により各色に重み付け加算により得ている。
切りかえ信号(MAREA)364は、前述した様にマスキン
グ色補正の係数マトリクスM1とM2の高速切りかえ、信号
(UAREA)365はUCR有り、無しの高速切りかえ、信号(K
AREA)387は黒成分信号(信号線369→セレクター131を
通ってDoutに出力)の1次変換切りかえ、すなわち、K
=Min(Yi,Mi,Ci)に対しY=ck−dまたはY=ek−f
(c,d,e,fは定数パラメータ)の特性を高速に切りかえ
る信号である。
本実施例では、透過原稿の焦点位置を決定する方法と
して、ボケ量検知方法を用いているが、その際生ずる焦
点位置の不確定要素、つまり、原稿に高周波成分が極端
に少い場合等に発生するAFエラーに対応すべく、過去の
焦点位置データから今回の焦点位置を決定するようにし
たので、いかなるフィルムに対しても最適な焦点位置を
算出することができ、透過原稿を忠実に再現し処理する
ことができる。
他の実施例 第20図は他の実施例において第1図示ROM23に格納さ
れるAF動作時の制御手順を示すフローチャートである。
第4図示フローチャートと同一ステップには同一ステッ
プ番号が付してある。
本実施例は他の実施例との比較でいえば、算出された
最大値がしきい値より小さい場合の制御手順が相違す
る。
すなわち、一実施例では、算出された最大値がしきい
値より小さい場合、ステップS8にてRAM8に格納されてい
るデータに基づき鮮鋭度Pの分布を算出し、ステップS9
にて、フィルムがセットされているか否かを判断した。
一方、本実施例では、算出された最大値がしきい値よ
り小さい場合、ステップS198にて、AF参照データの読み
取りを行う。これはシェーディングRAM78′に1ライン
分のデータを読み込むことである。そして、ステップS1
99にて、そのデータ、すなわち、AF参照領域のデータを
CPU22により順次読み出し、データ中の最小値を算出
し、ステップ200にて、この最小値が予め定めた値より
大きいか否かを判断する。判断した結果、大きい場合
(この値はフィルムが投影されていない場合の最小値と
する)は、フィルムがセットされていないと判断し、ス
テップS11にて、その結果を操作パネル上の画面に表示
する。
一方、予め定めた値より最小値が小さい場合は、一実
施例と同様に、ステップS10にて、過去数回の焦点位置
のデータから今回の焦点位置を算出し、ステップS7に
て、焦点位置を移動させる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、透過原稿上に
写し込まれた画像の鮮鋭度を検知して焦点を合わせる
際、同時に、透影される透過原稿がセットされているか
否かを検知するようにしたので、画像読み取りミスを読
取プロセスを大きく変更することなく減らすことが可能
となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例を示すブロック図、 第2図は本発明の概要を示すブロック図、 第3図はレンズの繰り出し量と鮮鋭度Pとの関係を示す
図、 第4図は第1図示ROM23に格納されるAF動作時の制御手
順を示すフローチャート、 第5図は第1図示カラーCCDイメージセンサの構成を示
す図、 第6図は第5図示駆動パルスのタイミングの一例を示す
タイミングチャート、 第7図は第1図示のパルスジェネレータ534の構成を示
す図、 第8図は第7図示信号のタイミングの一例を示すタイミ
ングチャート、 第9図は黒補正用回路の構成を示すブロック図、 第10図はチャンネル1〜5の黒レベル出力の一例を示す
図、 第11図は第1図示黒補正/白補正回路506の構成を示す
図、 第12図は白色板データの一例を示す図、 第13図は白色板データとRAM78の格納領域の対応を示す
図、 第14図はCPU22による補正手順を示すフローチャート、 第15図は第1図示対数変換回路508の構成を示すブロッ
ク図、 第16図は対数変換用のルックアップテーブルの一例を示
す図、 第17図は色分解フィルタの特性の一例を示す図、 第18図は色トナーの特性の一例を示す図、 第19図は第1図示色補正用(2)回路の構成を示すブロ
ック図、 第20図は他の実施例において第1図示ROM23に格納され
るAF動作時の制御手順を示すフローチャートである。 21……原稿端検知回路、 22……CPU、 23……ROM、 24……RAM、 25……I/Oポート、 26……操作パネル、 501……アナログ処理回路、 502……サンプルホールド回路、A/D変換回路、 505……ズレ補正回路、 506……黒補正/白補正回路、 507……色補正(1)回路、 508……対数変換回路、 509……色補正(2)回路、 510……画像加工処理回路、 500……カラーCCDイメージセンサ、 520……セルホックレンズ、 521……プロジェクタ電源制御回路、 523……ミラー、 526……焦点位置調整モータ、 527……ホームポジションスイッチ、 533……CCDドライバ、 534……パルスジェネレータ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】照明手段により照明された原稿の画像を結
    像させるための撮像レンズと、 該撮像レンズにより結像された画像を光電変換する撮像
    素子と、 該撮像素子による光電変換により得られた焦点調節用参
    照領域の画像の鮮鋭度を検出する鮮鋭度検出手段と、 該鮮鋭度検出手段により検出された鮮鋭度の最大値を抽
    出する最大値抽出手段と、 該最大値抽出手段により抽出された鮮鋭度の最大値が予
    め定めたレベルを超えたか否かを判定する判定手段と、 該判定手段により肯定判定された場合は、鮮鋭度の最大
    値が得られる焦点位置に焦点を調節する焦点調節手段
    と、 前記判定手段により否定判定された場合に原稿装着の有
    無を検出する原稿検出手段と、 該原稿検出手段により原稿装着無しが検出された場合に
    その旨を表示する表示手段と を備えたことを特徴とする画像読取装置。
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