JP2561439B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2561439B2
JP2561439B2 JP6095100A JP9510094A JP2561439B2 JP 2561439 B2 JP2561439 B2 JP 2561439B2 JP 6095100 A JP6095100 A JP 6095100A JP 9510094 A JP9510094 A JP 9510094A JP 2561439 B2 JP2561439 B2 JP 2561439B2
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利夫 本間
義則 池田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりカラー複写機の複写方式は、原
稿をB、G、R三原色に分解して入力し、補色変換され
たY、M、Cの色材により複写画像を形成していた。色
材としてはトナー、インク等が使用されていた。又複写
プロセスとしては電子写真、熱転写、インクジェット等
が上げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしどの複写プロセ
スに於いても各色材を各分解色毎に順次重ね合わせてカ
ラー画像を形成する為、特に黒文字等の細線の複写に於
いては色ズレを生じ、黒が色マダラになり非常に見難く
なる。又近年開発されてきたデジタル方式の複写装置に
於いては、黒抽出、UCR、エッジ強張等の技術によ
り、黒文字の品位を上げようとしているが、まだ完全で
なく、更に弊害としては文字、写真混在の原稿の複写に
於いては写真部にエッジ強調によるノイズが発生し画像
の品位を低下させる事にもなっている。それを避ける為
像域分離によりエッジ部、中間調部に最適な処理を行う
事も考えられているが、まだ完全ではない。
【0004】又、中間調処理に際して従来のディザ法等
の処理方法では、解像度、階調性のいずれも十分高める
ことができる処理については未だ知られていない。
【0005】そこで、本発明は従来の課題を解決するこ
とができる画像処理装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる画像処理
装置は、入力された画像信号のレベルに従い、第1の周
期でパルス幅変調処理した第1のパルス幅変調信号と第
2の周期でパルス幅変調処理した第2のパルス幅変調信
号とを選択的に出力するパルス幅変調信号発生手段を備
えた画像処理装置であって、前記パルス幅変調信号発生
手段は前記画像信号が最小値の時にパルス幅変調信号の
パルス幅を所定幅に設定し、前記画像信号のレベルの増
大に従って前記パルス幅変調信号のパルス幅を順次長く
設定したことを特徴とするものである。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。
【0008】図1は本発明に係るデジタルカラー画像処
理システムの概略内部構成の一例を示す。本システム
は、図示のように上部にデジタルカラー画像読み取り装
置(以下、カラーリーダと称する)1と、下部にデジタ
ルカラー画像プリント装置(以下、カラープリンターと
称する)2とを有する。このカラーリーダ1は、後述の
色分解手段とCCDのような光電変換素子とにより原稿
のカラー画像情報をカラー別に読取り、電気的なデジタ
ル画像信号に変換する。また、カラープリンター2は、
そのデジタル画像信号に応じてカラー画像をカラー別に
再現し、被記録紙にデジタル的なドット形態で複数回転
写して、記録する電子写真方式のレーザービームカラー
プリンターである。
【0009】まず、カラーリーダー1の概要を説明す
る。3は原稿、4は原稿3を走査する原稿走査ユニット
である。原稿走査ユニット4にはロッドアレイレンズ
5、等倍型色分解ラインセンサ(カラーイメージセン
サ)6および露光ランプ7が内蔵されている。8は原稿
走査ユニット4の配線コード、9は冷却用ファン、10
は配線コード8を通じて原稿走査ユニット4に接続する
画像処理部である。
【0010】原稿走査ユニット4が原稿台上の原稿3の
画像を読み取るべくスキャナ駆動モーター49により図
の矢印Aの方向に移動走査すると、同時に原稿走査ユニ
ット4内の露光ランプ7が点灯され、原稿3からの反射
光がロッドアレイレンズ5により導かれてカラー情報の
読取りセンサである等倍色分解ラインセンサ6に集光す
る。
【0011】また、21は原稿走査ユニット4の下部に
設けたアクチュエータ、22−1および22−2はアク
チュエータ21を介して原稿走査ユニット4の走査位置
を検出するポジションセンサであり、フォトインタラプ
タ等からなる。
【0012】次に、カラープリンター2の概要を説明す
る。11はスキャナであり、カラーリーダー1からの画
像信号を光信号に変換するレーザー出力部(図6参
照)、多面体(例えば8面体)のポリゴンミラー12、
このミラー12を回転させるモーター(不図示)および
f/θレンズ(結像レンズ)13等を有する。14はレ
ーザー光の光路を変更する反射ミラー、15は感光ドラ
ムである。レーザー出力部から出射したレーザー光はポ
リゴンミラー12で反射され、レンズ13およびミラー
14を通って感光ドラム15の面を線状に走査(ラスタ
ースキャン)し、原稿画像に対応した潜像を形成する。
【0013】また、17は一次帯電器、18は全面露光
ランプ、23は転写されなかった残留トナーを回収する
クリーナ部、24は転写前帯電器であり、これらの部材
は感光ドラム15の周囲に配設されている。
【0014】26はレーザー露光によって、感光ドラム
15の表面に形成された静電潜像を現像する現像器ユニ
ットであり、31Y、31M、31C、31BKは、感
光ドラム15と接して直接現像を行う現像スリーブ、3
0Y、30M、30C、30BKは、予備トナーを保持
しておくトナーホッパー、32は現像剤の移送を行うス
クリューであって、これらのスリーブ31Y〜31B
K、トナーホッパー30Y〜30BKおよびスクリュー
32により現像器ユニット26が構成され、これらの部
材は現像器ユニットの回転軸Pの周囲に配設されてい
る。例えば、イエローのトナー像を形成する時は、本図
の位置でイエロートナー現像を行い、マゼンタのトナー
像を形成する時は、現像器ユニット26を図の軸Pを中
心に回転して、感光体15に接する位置にマゼンタ現像
器内の現像スリーブ31Mを配置させる。シアン、ブラ
ックの現像も同様に動作する。現像器の回転移動はモー
ター530に依り行う。
【0015】また、16は感光ドラム15上に形成され
たトナー像を用紙に転写する転写ドラムであり、19は
転写ドラム16の移動位置を検出するためのアクチュエ
ータ板、20はこのアクチュエータ板19と近接するこ
とにより転写ドラム16がホームポジション位置に移動
したのを検出するポジションセンサ、25は転写ドラム
クリーナー、27は紙押えローラ、28は除電器および
29は転写帯電器であり、これらの部材19、20、2
5、27、29は転写ローラ16の周囲に配設されてい
る。
【0016】一方、35、36は用紙(紙葉体)を収納
する給紙カセット、37、38はカセット35、36か
ら用紙を給紙する給紙ローラ、39、40、41は給紙
および搬送のタイミングをとるタイミングローラであ
り、これらを経由して給紙搬送された用紙は紙ガイド4
9に導かれて先端を後述のグリッパ(図7の51参照)
に担持されながら転写ドラム16に巻き付き、像形成過
程に移行する。
【0017】又、550はドラム回転モーターであり感
光ドラム15と転写ドラム16を同期回転する。50は
像形成過程が終了後、用紙を転写ドラム16から取りは
ずす剥離爪、42は取りはずされた用紙を搬送する搬送
ベルト、43は搬送ベルト42で搬送されてきた用紙を
定着する画像定着部であり、画像定着部43は一対の熱
圧力ローラ44および45を有する。
【0018】まず図2のブロック図を用いて、実施例の
電気回路の全体構成中本発明に関係の有る部分を説明す
る。
【0019】リーダー1、プリンター2はCPU69、
ROM71、RAM72、I/Oポート73、及びそれ
らを接続するCPUバス70からなるコントローラ74
により制御される。CPU69はシリアル通信ライン2
40を介して操作部67、デジタイザ68と通信を行い
操作者からの指令を受ける。デジタイザ68からは複写
される原稿の編集に係わる座標情報、例えば領域指定情
報、領域の移動位置の情報等が入力される。操作部67
からは通常の複写枚数、変倍率の他に、指定領域、指定
領域外の再現モード情報、例えば多色、単色、階調変換
特性、解像度、色変換モード等が入力される。
【0020】又、コントローラ74はリーダー1の原稿
走査ユニット4の移動を制御するスキャナ駆動モーター
49(ステッピングモーター)のドライバー61へライ
ン237、238を介してそれぞれ変倍モード信号、
又、移動制御信号を与え、原稿走査ユニット4の移動方
向、速度、位置の制御を行う。ステッピングモータード
ライバ61からはライン236を介してステッピングモ
ーターパルスがCPU69の割込み端子INTに入力さ
れ、原稿走査ユニット4の位置情報としてカウントされ
る。
【0021】又、原稿走査ユニット4のコピー休止時の
ホームポジションセンサ(SR1)22の検知信号がラ
イン242を介して入力される。又コントローラ74は
ライン239を介してプリンター2のドラム駆動モータ
ー550のモータードライバ62へON/OFF指令を
与える。
【0022】ドラム駆動モーター550はDCモーター
とロータリーエンコーダ(E)の組み合わせからなりモ
ータードライバー62内のPLL制御回路により速度制
御される。又転写ドラム16のホームポジションセンサ
(SP1)20の検知信号がライン243を介してコン
トローラ74へ入力される。又コントローラ74はライ
ン241を介して露光ランプ7の制御回路63へON/
OFF指令を与える。ランプ制御回路63は露光ランプ
7の定電圧制御も行う。
【0023】又レーザースキャナ11から出力されるレ
ーザービームは感光ドラム15の一走査毎にBD検知回
路52により検出されBD信号を発生する。BD信号は
ライン226を介して同期信号発生回路82に入力さ
れ、コントローラ74からライン235を介して入力さ
れるコピー区間信号又ライン234を介して入力される
カウンタセット信号、モードセレクト信号及びビデオ信
号のクロックVCLKと共にビデオの同期信号であるH
SYNC、V.ENABLE、R.V.ENABLE、
P.V.ENABLEを発生する。又同期信号発生回路
82は同時にコントローラ74からライン233を介し
て入力されるレーザーOFF(LOFF)信号によりレ
ーザーコントロール信号をライン232を介して出力す
る。
【0024】ここで図17(A)、図18を用いて同期
信号発生回路82の動作を説明する。コピー区間信号4
50はコピー動作中“H”で同期信号を発生し、更にレ
ーザーのOFFを解除する全体を制御する。コピー区間
信号450が“H”になるとJ/K−FF402がクリ
ア解除されBDの立ち上がりがD−F/F401でVC
LKに同期を取られJ/K−FF402、403、40
5に入力される。J/K−FF402AND417はB
D発生直後のVCLK1周期からHSYNCを生成し同
時にHSYNCの立下りと同期してV.ENABLEを
立上げる(J/K−FF402Qを“H”)。それによ
りカウンタ407のロード(L)が解除される。ここで
SET1〜5はコントローラ74から入力されるカウン
タセット信号で各カウンタ407〜411のカウントデ
ータとなる。カウンタ407のロード(L)解除により
カウンタ407はSET1による値をカウントしカウン
トアップ時RCを出力しJ/K−FF402をリセット
しV.ENABLEを終了する。
【0025】次にJ/K−FF403はV.ENABL
Eの立上がりの同時期にカウンタ408のロードを解除
しカウンタ408はSET2による値をカウントする。
カウントアップによりRCを出力しJ/K−FF403
をリセットするのと同時にJ/K−FF412をセット
する。更に同時にJ/K−FF404をセットしカウン
タ409のロードを解除する、カウンタ409はSET
3による値をカウントしカウントアップによりRCを出
力しJ/K−FF404をリセットし、J/K−FF4
12をリセットする。
【0026】以上の様にJ/K−FF412はV.EN
ABLEの立上がりからSET2によるレフトマージン
を取られてセットし、SET3による有効区間終了後リ
セットする。J/K−FF412のQ出力はD.ENA
BLEと共にセレクタ414に入力されモードセレクト
信号463の選択によりR.V.ENABLE信号とな
る。
【0027】同様にJ/K−FF413はV.ENAB
LEの立上がりからSET4によるレフトマージンを取
られてセットし、SET5による有効区間終了後リセッ
トする。J/K−FF413のQ出力はV.ENABL
Eと共にセレクタ415に入力されモードセレクト信号
464の選択によりP.V.ENABLE信号となる。
又J/K−FF413のQ出力はV.ENABLEと共
にセレクタ416に入力されモードセレクト信号465
によりレーザーコントロール信号となる。尚レーザーコ
ントロール信号はAND417によりLOFFとゲート
されコントローラ74のレーザーオフ制御を受ける。
【0028】R.V.ENABLE、P.V.ENAB
LEはライン231を介して同期メモリ回路に入力され
それぞれリーダー、プリンターの主走査方向のビデオ有
効区間を決定する。又レーザーコントロール信号はライ
ン232を介してPWM回路へ入力されプリンターの主
走査、副走査方向のマスキング範囲を決定する。
【0029】又60はクロック、タイミングパルス発生
回路で水晶振動子64に同期した各種タイミングパル
ス、クロック(φ)を発生する。φは各種パルスを表す
記号で、ビデオクロックVCLK、及びビデオクロック
の1/2周期のクロック2VCLKを含む。
【0030】次に図3(A)、(B)、図4、図5を用
いてCCD6アナログ色処理&A/D回路75を説明す
る。
【0031】図3(A)に示すように等倍型色分解ライ
ンセンサ(CCD)6は62.5μm(1/16mm)
角の面積を1画素として1024画素有するチップを千
鳥状に5チップ配設して構成され、その各画素は、同図
(B)に示すように約20.8μm×62.5μmの大
きさで3分割され、その3分割の各々にB(ブルー)、
G(グリーン)、R(レッド)の色分解フィルターが貼
りつけてあり、画像読取時には図3(A)の矢印方向に
原稿走査され、原稿3(図1参照)の色分解画像を読み
取る。
【0032】図4は上述の千鳥状に配置された5チップ
の等倍型色分解ラインセンサ(以下、カラー読取りセン
サと称する)101〜105により読み込まれた各色分
解画像データを、8ビットのデジタルデータに量子化
し、後述する色処理回路(図6参照)へ出力するアナロ
グ色処理&アナログデジタル変換(A/D)回路75を
示す。
【0033】図4を図5のタイミング図を用いて説明す
る。
【0034】まず、上述のカラー読み取りセンサ101
〜105によって原稿3のR、G、Bの色成分に色分解
されたアナログ画素信号は、初段の増幅器106〜11
0により増幅され、対数(log)変換回路111〜1
15により画素の濃度値に変換される。このとき、各画
素信号は、図5のタイミングチャートのAs202で示
されるように、画素信号転送クロック(CLK)201
に同期して、R1→G1→B1の順にシリアルにカラー
読み取りセンサから出力される。
【0035】次いで、サンプルホールド回路(S/H)
116〜120により図5に示すサンプリング信号S/
HP203のタイミングで入力画像データのサンプルホ
ールドを行い、その後にアナログ・デジタル(A/D)
変換器121〜125によりA/D変換して、8ビット
(bit)、256階調の画像データに量子化する。
【0036】このように、色分解され量子化された画像
データは、図5のタイミングチャートでDETA204
で示される様に、同一画素に対する色分解データが時分
割でシリアルに転送されるので、このデータDETA2
04を後述する色補正回路(図6参照)により色補正処
理を行う為には、DETA204の各DR1、DG1、D
1、(ここでR、G、Bはそれぞれレッド、グリー
ン、ブルーに対応する。以下同様)をあらかじめ同一位
相にそろえる必要がある。
【0037】そこで、時間的に位相差を設けたラッチパ
ルスであるLPR1205、LPG1206、LPB1
07によりDETA204のDR1、DG1、DB1・・
・を順次ラッチ回路126〜130にラッチし、これら
のラッチ回路126〜130のラッチ出力LPR、L
G、LPBをラッチパルス(LCH)208により後段
のラッチ回路131にラッチしている。これにより、最
終的にラッチ回路131には同一画素の色分解データが
同位相でラッチされる。
【0038】さらに、本カラー読み取りセンサ101〜
105は図3(A)に示すように千鳥状に配置されてい
るので、このセンサ出力を1ラインの出力線に継ぐため
に、バッファメモリ132〜134に複数ライン分のデ
ータをバッファリングしておき、R、G、Bの色別に1
ライン連続した画像データDR、DG、DBとして次段
に出力する様にしている。
【0039】上述のようにして得られた同一画素に対し
て、位相のそろった8ビットの色分解画像データDR、
DG、DBは図6に示す色処理回路76による所定の処
理を施される。即ち、本図の色補正回路135では、通
常マスキングと呼ばれる下記の(1)項で開示される処
理を行い、すみ(墨)版生成及び下色除去回路136で
は下記の(2)項で開示される処理を行う。 (1)マスキング処理・・・色補正回路135では入力
画素データDR、DG、DB301〜303に対して、
次式(1)で示される行列演算を施し、印刷トナーの不
要色成分の吸収を行う。
【0040】
【外1】 ここで、係数ai、bi、ci(i=1〜3)は適正値
に設定されるべきマスキング係数である。また、Y1
1、C1はイエロー、マゼンタ、シアンの色に対応する
出力信号304〜306である。 (2)すみ版生成および下色除去処理・・・すみ版生成
および下色除去回路136では、上述の信号Y、M、C
の最小値MIN(Y、M、C)=kとした時に、Y2
1−αk、M2=M1−βk、C2′=C1−γkの演算
により印写すべきトナー量Y2、M2、C2(307〜3
09)を求め、更にBK(ブラック)の信号BK=δk
(310)をすみ版として黒印字に用いる。ここで係数
α、β、γ、δはあらかじめ適正値に設定されるものと
する。
【0041】又、同時にY1、M1、C1の各信号はそれ
ぞれライン311、312、313を介して係数ROM
のアドレスへ入力され、ROMのテーブル変換により各
種それぞれに係数(a4、b4、c4)を掛けられデー
タとしてライン314、315、316からY3、M3
3として出力される。Y3、M3、C3は加算器138に
より加算されND信号としてライン317へ出力され
る。
【0042】ここで Y3=a4・Y1、M3=b4・M1、C3=c4・C1、a
4+b4+c4≒1 の関係である。
【0043】従ってND信号は各色R、G、Bのフィル
ターにより色分解された画像信号を加算平均したもので
あり、可視領域全域に於ける画像信号の濃度に近似する
ものと考えられる。
【0044】次に、上述の回路136で得られた各画像
データY2、M2、C2、BK307〜310は、最終的
にプリンター2で印写されるトナー画像の基礎データと
なるわけであるが、後述する様に、本システムにおける
カラープリンターは、Y(イエロー)のトナー画像、M
(マゼンタ)のトナー画像、C(シアン)のトナー画像
及びBK(ブラック)のトナー画像を転写紙上に同時に
プリントアウトすることができず、各トナー画像を順次
転写紙に転写して4色を順次重ね合わせる事により、最
終的なカラープリント画像を得るプリント方式のもので
あるので、上述の回路136で得られた各色データ
Y′、M′、C′、BK及びNDをカラープリンター2
の動作に対応して選択する必要がある。
【0045】次段のセレクタ139はこの選択用のもの
で、コントローラ74からのカラーセレクト信号S0
1、S2の組み合わせにより、上述の5種の画像データ
2、M2、C2、BK、NDから1つの画像データを選
択してプリンターに出力する。従って、本システムでは
1つのカラー画像原稿を読み取り、プリントアウトする
のに使用するトナーの色の数分の原稿露光動作と、トナ
ー画像形成過程を必要とする。
【0046】ここで選択された色信号Y、M、C、B
K、NDに対して任意の色で色再現すること、即ち色変
換が可能である。これはカラーセレクト信号S1、S2
対して現像色選択信号S′1、S′2を異ならせることに
より実現できる。S′1、S′2は(0、0)でイエロー
現像、(0、1)でマゼンタ現像、(1、0)でシアン
現像、(1、1)でブラック現像を選択する様図2の現
像器駆動モータドライバ85を駆動させる。従ってND
信号についてもブラックで再現するだけではなく、シア
ン、マゼンタ、イエローのどの色で再現することもでき
る。
【0047】以上の様にして選択された画像信号はライ
ン319を介して同期メモリ77へ出力される。
【0048】同期メモリ77はビデオ信号の主走査方向
の変倍操作、位置移動トリミングを行う為のバッファメ
モリで変倍制御回路81から入力されるアドレス信号A
DR−W、ADR−R及びR、V.ENABLE、P.
V.ENABLE信号により制御される。図19、図2
0を用いて説明を行う。図19のR/V.ENABLE
区間つまりリーダーの主走査読み取り画像の端部よりC
NT1(P点)からb1後のQ点迄の画像をプリンター
の主走査書き込みの端部よりCNT2(P点)から2b
1後のQ′点へ変倍移動する場合(尚CNT1、CNT
2、b1、2b1はそれぞれVCLKのカウント数を表
す。)、同時信号発生回路82のコピー区間信号を次の
ようにセットする。
【0049】SET2=CNT1、SET3=b1、S
ET4=CNT2、SET5=2b1これによりリーダ
ー、プリンターそれぞれのレフトマージンカウンタ45
4、456又有効区間カウンター455、457がセッ
トされ、HSYNC後カウントを行い、図19のR.
V.ENABLE、P.V.ENABLEを生成する。
【0050】この画像読み取りの主走査有効区間信号
R.V.ENABLE、およびプリント位置の主走査有
効区間信号P.V.ENABLEで上述した同期メモリ
77への書き込みおよび読み取り動作を行うと、上述の
主走査方向の位置移動が達成される。即ち、図19で主
走査有効区間信号R.V.ENABLEのP点からQ点
までの間に同期メモリ77に書き込まれた、1ライン分
の画像データは、主走査有効区間信号P.V.ENAB
LEのP′点からQ′点の区間で読み出され、P→P′
およびQ→Q′の主走査方向の位置移動が行われる。
【0051】図20は主走査方向の変倍を行う変倍制御
回路の構成例を示す。ここで、480および483は、
同期メモリ77にアドレスを与えるアドレスカウンタで
あり、480ではライトアドレス、483ではリードア
ドレスを画素転送クロックVCLK、又はこのクロック
を間引きクロックCkaをカウントする。482はこの
間引きクロックCka生成するB・R・M(2進倍率器
・・・Binaryrate multiplier)
であり、図21(A)に示すようにセット信号SET8
で設定される比率で入力クロックVCLKを間引きす
る。例えば、セット信号SET8が8bit(28=2
56)であれば入力周波数finに対し、出力周波数f
outが次式で示される。
【0052】fout=M/256・fin (但し、MはSET8によるセット値) 即ち、図21(A)の例では、M=192にセットして
いるので、fout=3/4finに間引かれている。
【0053】この間引クロックCka及び入力クロック
VCLK(Ckb)を各々のアドレスカウンタ405お
よび406のクロック発生用セレクタ407へ入力する
ことにより変倍が行われる。図21(B)に示す組合わ
せで各クロックCka、Ckbを選択すると、おのおの
所望の変倍ができる。また、セット信号SET8の値M
を、無段階に変えれば無段階の変倍が行われるのは勿論
である。
【0054】同期メモリ回路で変倍、位置移動の処理を
されたビデオ信号はライン223を介してPWM回路7
8へ入力される。PWM回路78ではデジタルのビデオ
信号をD/A変換し所定のスクリーンの三角波との比較
によりパルス幅変調を行う。又コントローラ74から入
力されるスクリーン線数切り換え信号SCRSELによ
り画像信号に応じたスクリーンの切り換え、及び階調切
り換え信号K0、K1、K2により画像信号の階調を切り
換える。次にPWM回路78の詳細を説明する。
【0055】図22にPWM回路のブロック図、図23
にタイミング図を示す。
【0056】入力されるVIDEO DATA700は
ラッチ回路600にてVCLK701の立上りでラッチ
され、クロックに対しての同期がとられる。(図23中
の700、701参照)ラッチより出力されたVIDE
O DATA715をLUT(ルックアップテーブル)
601にて、階調補正し、D/A(デジタル・アナロ
グ)変換器602でD/A変換を行い、1本のアナログ
ビデオ信号を生成し、生成されたアナログ信号は次段の
コンパレータ610、610に入力され後述する三角波
と比較される。コンパレータの他方に入力される信号7
08、709は各々VCLKに対して同期がとられ、個
別に生成される三角波(図23中の708、709)で
ある。
【0057】即ち、VCLK701の2倍の周波数の同
期クロック2VCLK703を、一方は例えばJ−Kフ
リップフロップ606で2分周した三角波発生の基準信
号706に従って、三角波発生回路608で生成される
三角波WV1、もう一方は2VCLKを6分周回路60
5で6分周してできた信号707(図23中の707参
照)に従って三角波発生回路609で生成される三角波
WV2である。各三角波とVIDEO DATAは図2
3で示されるごとく、全てVCLKに同期して生成され
る。更に各信号は、VCLKに同期して生成されるHS
YNC702で同期をとるべく、反転されたHSYNC
が、回路605、606をHSYNCのタイミングで初
期化する。
【0058】以上の動作によりCMP1 610、CM
P2 611の出力710、711には、入力のVID
EO DATA700の値に応じて、図24に示す様な
パルス幅の信号が得られる。即ち本システムでは図22
のANDゲート613の出力が“1”の時レーザが点灯
し、プリント紙上にドットを印字し、“0”の時、レー
ザーは消灯し、プリント紙上には何も印字されない。従
って、制御信号LON(705)で消灯が制御できる。
【0059】図24は左から右に“黒”→“白”へ画像
信号Dのレベルが変化した場合の様子を示している。P
WM回路への入力は“白”が“FF”、“黒”が“0
0”として入力されるので、D/A変換器602の出力
は図24のDiのごとく変化する。これに対し三角波は
(a)ではWV1、(b)ではWV2のごとくなってい
るので、CMP1、CMP2の出力はそれぞれ、PW
1、PW2のごとく“黒”→“白”に移るにつれてパル
ス幅は狭くなってゆく。
【0060】また同図から明らかな様に、PW1を選択
すると、プリント紙上のドットはP1→P2→P3→P4
間隔で形成され、パルス幅の変化量はW1のダイナミッ
クレンジを持つ。一方、PW2を選択するとドットはP
5→P6の間隔で形成され、パルス幅のダイナミックレン
ジはW2となりPW1比べ各々3倍になっている。ちな
みに例えば、印字密度(解像度)はPW1の時、約40
0線/inch、PW2の時約133線等に設定され
る。
【0061】又これより明らかな様に、PW1を選択し
た場合は、解像度がPW2の時に比べ約3倍向上し、一
方、PW2を選択した場合、PW1に比べパルス幅のダ
イナミックレンジが約3倍と広いので、著しく階調性が
向上する。
【0062】そこで例えば高解像が要求される場合はP
W1が、高階調が要求される場合はPW2が選択される
べく外部回路よりSCRSEL704が与えられる。即
ち、図22の612はセレクターでありSCRSEL7
04が“0”の時A入力選択、即ちPW1が、“1”の
時PW2が出力端子Oより出力され、最終的に得られた
パルス幅だけレーザーが点灯し、ドットを印字する。
【0063】LUT601は階調補正用のテーブル変換
ROMであるが、アドレスに712、713のK0
1、K2、714のテーブル切替信号、715のビデオ
信号が入力され、出力より補正されたVIDEO DA
TAが得られる。例えばPW1を選択すべくSCRSE
L704を“0”にすると3進カウンタ603の出力は
全て“0”となり601の中のPW1用の補正テーブル
が選択される。また、S0、S1は出力する色信号に応じ
て切り換えられ、例えば、K0、K1、K2=“0、0、
0”の時はイエロー出力、“0、1、0”の時マゼンタ
出力、“1、0、0”の時シアン出力、“1、1、0”
の時ブラック出力をする。これは、レーザービームプリ
ンターの色による像再生特性の違いによる階調特性の違
いに起因する。又K2とK0、K1の組み合わせにより更
に広範囲な階調補正を行う事が可能である。例えば入力
画像の種類に応じて各色の階調変換特性を切換えること
も可能である。次に、PW2を選択すべく、SCRSE
Lを“1”にすると、3進カウンタは、ラインの同期信
号をカウントし、“1”→“2”→“3”→“1”→
“2”→“3”→・・・をLUTのアドレス714に出
力する。これにより、階調補正テーブルを、各ラインご
とに切換える事により、階調性の更なる向上をはかって
いる。
【0064】これを図25以下に従って詳述する。同図
(A)の曲線Aは、例えばPW1を選択し、入力データ
を“FF”即ち“白”から“0”即ち“黒”まで変化さ
せた時の入力データ対印字濃度の特性カーブである。標
準的に、特性はKである事が望ましく、従って階調補正
のテーブルにはAの逆特性であるBを設定してある。同
図(B)は、PW2を選択した場合の各ライン毎の階調
補正特性A、B、Cであり、前述の三角波で主走査方向
(レーザースキャン方向)のパルス幅を可変すると同時
に副走査方向(画像送り方向)に図の様に、3段階の階
調を持たせて、更に階調特性を向上させる。即ち濃度変
化の急峻な部分では特性Aが支配的になり急峻な再現性
を、なだらかな階調は特性Cにより再現され、Bは中間
部に対して有効な階調を再現する。従って以上の様にP
W1を選択した場合でも高解像で、ある程度の階調を保
障し、PW2を選択した場合は、非常に優れた階調性を
保障している。
【0065】更に前述のパルス幅に関して例えば、PW
2の場合、理想的にはパルス幅Wは0≦W≦W2である
が、レーザービームプリンターの電子写真特性、及びレ
ーザー駆動回路等の応答特性の為、ある幅より短いパル
ス幅ではドットを印字しない(応答しない)領域図26
(A)0≦W≦wp、と、濃度が飽和してしまう領域図
26(A)wq≦W≦W2がある。従って、パルス幅と
濃度で、直線性のある有効領域wp≦W≦wqの間でパ
ルス幅が変化する様に設定してある。即ち図26(B)
のごとく入力データ0(黒)からFFH(白)まで変化
した時、パルス幅はwpからwqまで変化し、入力デー
タと濃度との直線性を更に保障している。
【0066】以上のようにパルス幅に変換されたビデオ
信号はライン224を介してレーザードライバー11L
に加えられレーザー光LBを変調する。
【0067】画像データに対応して変調されたレーザー
光LBは、高速回転するポリゴンミラー12により、図
7の矢印A−Bの幅で水平に高速走査され、f/θレン
ズ13およびミラー14を通って、感光ドラム15表面
に結像し、画像データに対応したドット露光を行う。レ
ーザー光の1水平走査は、原稿画像の1水平走査に対応
し、本実施例では送り方向(副走査方向)1/16mm
の幅に対応している。
【0068】一方、感光ドラム15は図の矢印L方向に
定速回転しているので、そのドラムの主走査方向には、
上述のレーザー光の走査が行われ、そのドラムの副走査
方向には感光ドラム15の定速回転が行われるので、こ
れにより逐次平面画像が露光され潜像を形成して行く。
この露光に先立つ帯電器17による一様帯電から→上述
の露光→および現像スリーブ31によるトナー現像によ
りトナー現像が形成される。例えば、カラーリーダーに
おける第1回目の原稿露光走査に対応して現像スリーブ
31Yのイエロートナーにより現像すれば、感光ドラム
15上には、原稿3のイエロー成分に対応するトナー画
像が形成される。
【0069】次いで、先端をグリッパー51に担持され
て転写ドラム16に巻き付いた紙葉体54上に対し、感
光ドラム15と転写ドラム16との接点に設けた転写帯
電器29により、イエローのトナー画像を転写、形成す
る。これと同一の処理過程を、M(マゼンタ)、C(シ
アン)、BK(ブラック)の画像について繰り返し、各
トナー画像を紙葉体54に重ね合わせる事により、4色
トナーによるフルカラー画像が形成される。
【0070】その後、転写紙91は図1に示す可動の剥
離爪50により転写ドラム16から剥離され、搬送ベル
ト42により画像定着部43に導かれ、定着部43の熱
圧ローラ44、45により、転写紙91上のトナー画像
が溶融定着される。
【0071】次に図13に従って副走査方向の移動方法
を説明する。
【0072】図13は、副走査方向(送り方向)の断面
を模式的に示したものである。Aはスタンバイ時のホー
ムポジション、B、Cはそれぞれ読み取り領域を副走査
方向に移動して読み取る時のホームポジションで、毎走
査の往復動時に停止する位置である。
【0073】図14(A)、(B)、(C)はそれぞれ
プリンターの記録紙に記録される位置の関係を示したも
ので、図13と対応づけて考えられる。図14(A)
で、転写ドラム16の周上の斜線部は紙先端を示す信号
を発生するアクチュエータ板19であり、センサーSに
て記録紙の先端エッジが検出された点より、距離(l+
h)だけ回転すると、感光ドラム上のトナー像が記録紙
に転写される。即ち通常コピー時は、信号Sの立ち上が
りより、リーダーの読み取り部をホームポジションAよ
りスタートさせると、それより、距離Tの位置にある原
稿先端を読み取った時の信号は、丁度感光ドラムのPH
点に当るレーザー光を変調する。従ってこの時記録紙9
1の先端は図14(B)のごとく、転写点Trより距離
hだけ手前にあるので、原稿先端Tの画像は記録紙91
の先端に形成される事になる。さて次に図15の原稿台
上の(x1、y1)(x2、y2)の部分aのみの読み取り
を行い、これを記録紙上の(x3、y3)(x4、y4)の
位置に移動する際の副走査方向の手続きについて説明す
る。
【0074】又リーダー部の読み取りホームポジション
をBの位置、即ち副走査方向の読取開始位置x1よりl
だけ手前の位置に移動し、B点を基準に読み取り動作を
行う。即ち常に読み取り開始位置と、その時のホームポ
ジションの距離をlに保つ様に制御する。一方記録紙上
の書き出し開始位置、即ち移動後の位置を紙先端から距
離x3の点とすると、プリンターからのSから距離n2
け遅らせて前述の読み取りホームポジションBからスタ
ートさせれば良い事がわかる。即ちこの結果、原稿台上
のx1から読み取った画像は記録紙上、紙先端からx3
位置(図14(C)ではn2の距離)から記録される事
になり、副走査方向に移動された事になる。尚、本実施
例では、読み取り部の走査駆動にステッピングモーター
を用いており、ステッピングモーターの駆動に使われる
パルス数と、移動距離は、1:1に対応している。即ち
走査速度、言いかえれば変倍率にかかわらず、駆動に与
えられるパルス数で距離が規定できるので、前述してき
た距離は全てステッピングモーター駆動に使われるパル
スに換算した値である。従って変倍率が変わって、走査
速度が変わっても設定する値は、それに左右されないの
で制御が簡単になる。
【0075】図8に例えばデジタイザで指定された指定
領域内を高階調フルカラー画像で、他を単色(例えば
黒)で高解像画像(文字、線画等)で出力する場合のC
PU69の制御フローチャートを示す。
【0076】図9(A)はデジタイザで指定された領域
(座標(x1、y1)(x2、y2))を示している。この
指定領域内をフルカラーで出力し、領域外を単色で出力
する。
【0077】まずステップS1でコピーボタンがオンさ
れたことを検知すると、ステップS2〜S6で主走査方
向の領域がセットされる。S2ではSET1をY0に設
定し、主走査方向の全有効画像区間を指定し、SET1
の値は図18のカウンタ407にセットされる。S3、
S4ではリーダーの走査方向のトリミング(画像の抜き
取り)領域又はマスキング(白抜き)領域を定める為に
SET2をy2とし、SET3をy1とし、夫々カウンタ
408、409にセットする。これは指定領域だけを読
み取る信号R.V.ENABLEを形成する為である。
次にS5、S6ではプリンターの主走査方向のトリミン
グ、マスキング領域を定める為にSET4をy2とし、
SET5をy1とし、夫々カウンタ410、411にセ
ットする。
【0078】本例の場合、読取位置と記録位置が一致し
ているのでSET2とSET4、SET3とSET5の
値は一致している。そして実際の画像の読取、形成時に
は図9(B)に示す様なR.V.ENABLE信号b、
P.V.ENABLE信号d、レーザーコントロール信
号e又はe′が出力される。指定領域のカラー記録時に
は図18のモード信号M0、M1、M2が1、1、0にセ
ットされ、R.V.ENABLEとして信号bが、P.
V.ENABLEとして信号dが、レーザーコントロー
ル信号e′が選択され、指定領域のトリミングが行われ
る。一方、指定領域外の黒記録時には(M0、M1
2)=(0、0、1)とセットされ、R.V.ENA
BLE、P.V.ENABLEとして全区間オンのV.
ENABLECが選択され、レーザーコントロール信号
eが選択され、指定領域のマスキングが行われる。
【0079】図8のフローチャートに戻り、ステップS
7、S8で副走査方向の画像領域制御の為の数値設定を
行う。
【0080】ここでいうVreg1、Vreg2はCP
U69の内部レジスタカウンタであり、このカウンタ入
力に、ステッピングモーターの駆動パルス(図2中の2
36)が入力されているのでS7、S8で設定された数
値分だけパルスが入力されると、内部的に割り込みがか
かりVreg1=0に対してはINT1(S28〜S2
9)、Vreg2=0に対してはINT2(S30、S
31)の処理を行う。従って副走査方向x2の点(ホー
ムポジションからl+x1の距離)、図17(B)では
(l+n1)からx2の点、即ち距離(x1+l+x2)ま
での間は画像出力区間なのでVreg1=0の点、即ち
INT1S28でLOFF=1として、レーザー出力可
能状態にする。この後第1回目の出力色であるイエロー
選択信号S0、S1、S2=000を出力し(S9)、前
述した高階調画質の選択信号SCRSEL=1をPWM
回路に送出(S10)し、前述の主走査方向の画像有効
区間制御信号(R.V.ENABLE、P.V.ENA
BLE、レーザーコントロール信号)を設定すべくM0
12=110に設定し、(S11)プリンターを起動
する。
【0081】S13では、原稿露光走査の為のランプ点
灯信号241を送出し、ランプ7を点灯し、プリンター
からの紙先端信号S(図17(B))を待つ。S14′
のVreg3はHSYNCをカウントする内部カウンタ
でありS8′で0にセットされているので、Sと同時に
S15まで抜けてリーダー駆動のスキャンモーターを前
進させる。前進中のx1、x2のポイントで、順にINT
1、INT2がかかり、ここで副走査方向のレーザー点
灯が制御される。S17でモーターは後進し、S18、
S19ではホームポジションの位置で停止する。ここで
は、前進の為に要したステッピングモーター駆動パルス
数と同一数のパルスを与えて後進させるので、ホームポ
ジションのセンサーは不要である。
【0082】S20以後は同一のステップを色を変えて
繰り返す事で、図9(A)の破線内の領域は、Y、M、
C、BK(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の
中間調画像が形成される(図17(B)指定領域内コピ
ー区間のタイミングに相当)。
【0083】次にS23で、S012=100、S′1
S′2=11としてND信号の黒再現を選択し、モード
セレクト信号M012=0.11にして図9(B)の
レーザーコントロール信号をe、R.V.ENABL
E、P.V.ENABLEにV.ENABLE(C)が
出力されるべく選択し、S24で画質選択信号SCRS
EL=0にして高解像画質の画像を選択し、Vreg1
にlを、Vreg2を(l+n3)に設定して、副走査
方向の全域にわたってレーザー点灯可能にして(S2
5、S26)、S14〜S19を繰り返せば図9(A)
の破線領域外を印字出力し、領域内は印字出力しない。
これにより指定領域内は多色高階調に、指定領域外は多
色高解像の画像が得られる。これは、中間調画像と文字
線画の混在した原稿のコピーに対して非常に有効であ
る。尚、指定領域を多色高階調に指定したが、操作部6
7により指定領域を単色高解像に、領域外を多色高階調
に設定することもできる。更に指定領域を複数設け、各
指定領域について多色高階調、単色高解像を任意に指定
することも勿論可能である。
【0084】次に別の実施例について説明する。この実
施例は図15に示す如く原稿台上に2枚の原稿を置き、
点Tと点S間に載置されたカラーの第1の原稿の領域a
を点Sと点U間に載置された文字、線画の第2の原稿の
領域bに移動して多色高階調再現し、第2の原稿の領域
b外を単色高解像再現するものである。領域aから領域
bへの移動の際には変倍が必要となる。
【0085】この実施例の制御フローチャートを図10
〜図12に示し、タイミングチャートを図16に示す。
【0086】タイミングチャートに沿って説明する。ま
ずS40でコピーONが検出されると、指定領域内を多
色で高階調に出力するので、図8、図9で前述したシー
ケンスと同様に、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラッ
クで指定領域内の多色高階調画像を出力する。従ってS
42からS48までSET4=y4、SET5=y3と移
動された値をセットする以外は図8、図9と同一であ
る。S49、S49′では、変倍率=|x2−x1/x4
−x3|=αをセットする。副走査方向の変倍率はステ
ッピングモーターの速度、言い換えれば、駆動パルスの
周波数をかえる事で実現しているので、ステッピングモ
ータードライバ61に対し、変倍モード信号により、変
倍率αをセットすれば駆動されるモータの速度が変化す
る。S49′のSET8=αは主走査方向の変倍率であ
り、これにより主走査方向の変倍が行われる事は、前述
した。尚、本例の場合、副走査方向の変倍率と同じに設
定しているが、夫々異なる値に設定してもよい。
【0087】次にホームポジションをB点(図16参
照)に移動する。出力画像は、記録紙の先端よりx3
位置から出力されるので、リーダの走査スタートをプリ
ンタのSP1よりl+x3だけ遅らせる事により実現さ
れ、これはS58でVreg3=0となった時がリーダ
走査の開始時である事で示される。S52で最初の色で
あるイエローを選択し、S53でSCRSEL=1にし
て以後S63(図11参照)で停止するまでと、S6
4、S65、S66までの繰り返しは図8、図9で説明
したものと同一であるので省略する。
【0088】S67以後は図15のΔS〜ΔUの間に載
置されている文字線画の第2の原稿の指定領域b以外
を、単色の高解像画像として出力するシーケンスを示し
ている。S66′では、原稿の読み取り位置ΔSの点に
対して、助走分lだけ手前のΔCにホームポジションを
移動しS66″では変倍率を等倍即ちα=1にセット
し、走査の助走距離lをVreg3にセット(S6
7)、S68で、主走査方向全域でレーザ光点灯可能状
態にすべく(M0、M1、M2)=(0、0、0)とし、
S69では、色分離された3色カラー信号より合成され
た、無彩色濃度信号NDを選択すべくS0、S1、S2
100を出力する、Vreg1=lVreg2=l+n
3は前述した様に副走査方向のレーザ点灯制御、(S7
0、S71)でプリンタの画先信号SP1が検出される
と(S72)、すぐVreg3=0であるので、走査モ
ーターが前進スキャンをスタートする。同時にLOFF
=1として、レーザを点灯可能状態となり(S76(図
12参照))副走査方向x1の位置でM012=001
として前記指定領域内を、白抜きすべく、レーザコント
ロール信号を図9(B)のeのごとく選択する(S7
8)。こうしてx2の位置まで白抜きを行い(S7
9)、S80では再び全域を出力しS81で前進スキャ
ンが終了する。以後S61〜S63(図11参照)と同
一の動作にて、本シーケンスを終了する。
【0089】以上の動作により、第1頁目の指定領域内
を、多色高階調で、別の指定領域へ変倍、移動し、指定
領域外を単色高解像で合成して出力できる事がわかる。
前述の例では一方のみの変倍、移動であったが、両方と
も自由に移動、変倍が独立で行え、また色の順序や色の
選択も自由に行えるので、多種多様の合成、色変倍が可
能である。又、階調補正についてもK0、K1、K2を選
択することにより移動する指定領域とその他の領域を夫
々異なる階調補正特性で出力することができる。
【0090】更に読取った色信号に対して現像色を変え
る様にS1′、S2′を選択することにより移動する指定
領域とその他の領域を夫々異なる色変換モードで再現す
ることも可能となる。
【0091】本例では2枚の異なる原稿について説明し
たが、一枚の原稿に対して移動すべき領域と、移動され
る領域を設定した場合にも同様の事が行える。
【0092】又、本実施例においては電子写真を用いた
カラー画像形成装置を用いて説明したが、電子写真に限
らずインクジェット記録、サーマル記録、サーマル転写
記録等の種々の記録法を適用することも可能である。
又、複写装置として読取部と像形成部が近接して配置さ
れた例を説明したが、勿論離隔させて通信線路により画
情報を伝達する形式でも勿論、本発明を適用できる。
【0093】
【発明の効果】以上の如く本発明の画像処理装置は、画
像の特徴に応じて最適な周期でパルス幅変調処理を行う
ことができるので、入力された画像信号の表す画調に従
って最適な画像形成を得ることができます。
【0094】更に、入力された画像信号が最小値の時の
パルス幅変調信号のパルス幅を所定幅に設定したので、
画像信号が低レベル域でも階調性の優れた画像形成を得
ることができます。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデジタルカラー複写装置の一
例を示す内部構成図である。
【図2】図1のデジタルカラー複写装置の電気回路のブ
ロック図である。
【図3】図1の原稿走査ユニット内の等倍型色分解ライ
ンセンサを説明する図である。
【図4】カラー読取回路の構成図である。
【図5】図4の回路の信号波形を示すタイミングチャー
ト図である。
【図6】カラー画像信号の色処理及びNDイメージ信号
の生成及びカラー画像信号のセレクトを行う回路の構成
例を示すブロック図である。
【図7】図1のプリンタ部分の要部を詳細に示す斜視図
である。
【図8】同一原稿中の指定領域内を高階調フルカラー画
像で、他を単色で高解像画像で出力する場合のCPU制
御のフローチャート図である。
【図9】(A)は図8のモードの指定領域の座標の説明
図、(B)は前記モードの画像制御信号のタイミングチ
ャート図である。
【図10】2枚の原稿を用いて任意の位置へトリミング
合成を単色とフルカラーの混合で行うモードのCPU制
御のフローチャートの一部分を示す図である。
【図11】2枚の原稿を用いて任意の位置へトリミング
合成を単色とフルカラーの混合で行うモードのCPU制
御のフローチャートの一部分を示す図である。
【図12】2枚の原稿を用いて任意の位置へトリミング
合成を単色とフルカラーの混合で行うモードのCPU制
御のフローチャートの一部分を示す図である。
【図13】図1のリーダー部内の原稿台とスキャナホー
ムポジション及びスキャナの走査距離の説明図である。
【図14】図1のプリンタ部内の転写ドラムの図13に
おけるスキャナ位置との相対関係を示す図である。
【図15】図10〜図12のモードの指定座標の説明図
である。
【図16】図10〜図12のモードのスキャナ駆動、ド
ラム駆動のシーケンスタイミングチャート図である。
【図17】(A)はビデオ検知信号から画像同期信号発
生のタイミングチャート図、(B)は図8のモードのス
キャナ駆動、ドラム駆動のシーケンスタイミングチャー
ト図を示す。
【図18】リーダー(原稿)、プリンター(複写画像)
の画像信号の主走査方向の有効区間信号及びレーザーコ
ントロール信号を発生する同期信号発生回路の回路図で
ある。
【図19】主走査方向の位置移動、変倍の信号のタイミ
ングチャート図である。
【図20】主走査方向の変倍制御回路のブロック図であ
る。
【図21】(A)は図20の信号波形の一例を示す信号
波形図、(B)は図20のセレクタ信号の内容を示す説
明図である。
【図22】画像信号(レーザー)のパルス幅変調の回路
図である。
【図23】図22の回路動作のタイミングチャート図で
ある。
【図24】画像信号(レーザー)のパルス幅変調と諧調
スクリーンでの諧調補正特性を示す図である。
【図25】それぞれ異なる諧調スクリーンでの諧調補正
特性を示す図である。
【図26】レーザーの有効パルス幅と諧調の関係を示す
図である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像信号のレベルに従い、第
    1の周期でパルス幅変調処理した第1のパルス幅変調信
    号と第2の周期でパルス幅変調処理した第2のパルス幅
    変調信号とを選択的に出力するパルス幅変調信号発生手
    段を備えた画像処理装置であって、 前記パルス幅変調信号発生手段は前記画像信号が最小値
    の時にパルス幅変調信号のパルス幅を所定幅に設定し、
    前記画像信号のレベルの増大に従って前記パルス幅変調
    信号のパルス幅を順次長く設定したことを特徴とする画
    像処理装置。
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