JP4950007B2 - 画像処理装置及びこれを備えた画像形成装置、並びに、画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画素ごとに色情報を有する処理対象画像の入力情報に対して画像処理を施して出力画像情報を出力する画像処理装置、及び、その出力画像情報に基づいて画像形成を行う画像形成装置、並びに、画像処理方法に関するものである。
複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置においては、例えば特許文献1に記載のような画像処理装置により、パソコン等から送られてくるPDL(ページ記述言語)を処理している。画像処理装置内では、PDLで記述された入力情報(カラー画像情報)に対し、ディザ法や誤差拡散法などのハーフトーン処理(階調処理、ディザリング処理)を施すのが一般的である。これは次の理由による。すなわち、PDLで記述されたカラー画像情報は、各画素の色情報をそれぞれ三原色(RGBあるいはC、M、Y)の階調値で保持し、画素単位で階調表現している。これに対し、画像形成装置によって形成するカラー画像は、各画素に対する色剤(インクやトナー)の付着量を個別且つ微妙にコントロールすることが困難であるため、画素単位での階調表現が難しい。このため、画素単位で階調を表現しているカラー画像情報を、ディザリングにより複数画素の面積単位で階調を表現するものに変換してから、画像形成を行うという処理が一般的となっている。
また、画素ごとに色情報(RGBあるいはC、M、Yの階調値の情報)を有するカラー画像情報に対してハーフトーン処理を行うと、情報量を大幅に低減することができるというメリットも得られる。具体例を挙げると、RGB(あるいはC、M、Y)の各階調をそれぞれ256通りで表現する場合、各画素について16777216(256×256×256)色という膨大な数の色をそれぞれ表現することができる。しかし、この場合には、画素ごとに色情報として24[bit]の情報量が必要になってくるため、画像処理の対象となる画像情報の情報量が非常に大きくなってしまう。これに対し、ハーフトーン処理を施した後の画像情報は、画像出力に使用する各色(例えばC、M、Y)について画素ごとの有無を示すだけでよいので、情報量を大幅に低減することができる。
特開平9−168086号公報
上述したように、ハーフトーン処理を施した後の画像情報は情報量が少ないため、この画像情報に対して画像処理を行うことにより、ハーフトーン処理を施す前の情報量が多い画像情報に対して画像処理を行う場合に比べて、その画像処理に必要なメモリ容量を大幅に少なくでき、また処理負荷を軽減できる。しかし、画像処理の内容によっては、ハーフトーン処理を施した後の画像情報に対して画像処理を行うことが適切でなく、場合によっては画像処理を行うことができないこともある。
具体例を挙げて説明すると、ベース画像を描画した後、そのベース画像の所定領域に透かし等のマスキングを施して最終的な画像を得るという画像処理がある。ハーフトーン処理を施した後の画像情報は、複数の画素からなる画素群における各色の面積比率で階調を表現するものであるため、この画像情報からはベース画像についての各画素の色を直接特定することができない。このため、例えば、このような画像処理を行うためのコマンド等をPDLで記述した画像情報が入力された場合には、ハーフトーン処理を施す前の画像情報(画素ごとに色情報を有する画像情報)に対して当該画像処理を行う必要がある。なお、このようにハーフトーン処理を施す前の画像情報に対して行う必要がある又は行うことが適切である画像処理は、上述したマスキングの処理に限られない。
しかし、上述したとおり、ハーフトーン処理を施す前の画像情報は、その情報量が多いため、これに対する画像処理に必要なメモリ容量が増大する。そのため、近年では、この画像処理に必要なメモリ容量を小さく抑えるために、画像処理対象の画像情報(入力情報)の解像度(例えば1200[dpi])を低解像度(例えば600[dpi])に一旦落とし、低解像度化した画像情報(低解像度画像情報)に対して画像処理を施した後、その画像情報を出力画像の解像度(例えば1200[dpi])まで高解像度化するという手法が取られている。この手法によれば、解像度を落とした分だけ画像処理に必要となるメモリ容量を少なくできる。
ところが、このように低解像度に落とした場合、その画像処理後の画像情報を出力解像度まで高解像度化しても、実質的な解像度は低解像度のままである。一般に、写真、絵柄、模様などのイメージ画像については、低解像度のままでも見た目の画質への影響は比較的少ないが、ひらがな、漢字、アルファベット、記号などの文字画像については、ジャギーが目立って見た目の画質が大きく低下する傾向にある。なお、上記特許文献1に記載されているように、ジャギーを滑らかにするジャギー補正技術は公知であるが、小サイズの文字等については公知のジャギー補正技術では、見た目の画質を十分に高めることはできない。
本発明は、以上の背景に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、入力情報に基づく入力画像情報(カラー画像情報)の解像度を低解像度に落とした画像情報に対して画像処理を行うことで必要となるメモリ容量を少なく抑えつつ、このように低解像度に一旦落とすことで見た目の画質に大きな影響が出てしまうような文字画像等の特定画像についての画質低下を抑制することが可能な画像処理装置及びこれを備えた画像形成装置、並びに、画像処理方法を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、素ごとに色情報を有する処理対象画像の入力情報の入力を受ける入力手段と、該入力手段に入力された入力情報を出力解像度よりも低い解像度まで低解像度化する低解像度化処理を行う低解像度変換手段と、該低解像度変換手段が低解像度化処理を行った後の低解像度画像情報を出力解像度まで高解像度化する高解像度化処理を行う高解像度変換手段と、該高解像度変換手段が高解像度化処理を行った後の出力画像情報を出力する出力手段とを備えた画像処理装置において、記憶手段と、上記入力情報に基づいて、特定画像と該特定画像以外の背景画像とから構成される予め決められた特定画像領域を上記処理対象画像の中から検出する特定画像領域検出手段と、少なくとも上記特定画像領域について、上記低解像度化処理を行った後の画素である低解像度画素ごとに、上記入力情報に基づいて上記背景画像の色に対応する第1色情報を生成し、生成した第1色情報を上記記憶手段の第1色情報記憶領域に記憶する第1色情報処理手段と、上記入力情報に基づいて上記特定画像領域の画像データを上記記憶手段の一時記憶領域に一時的に描画する描画手段と、該描画手段が描画した上記一時記憶領域上の画像データを解析することにより、上記特定画像領域について、上記低解像度画素ごとに、上記入力情報に基づいて該低解像度化処理を行う前の画素である入力解像度画素のうち上記特定画像を構成する特定入力解像度画素の当該低解像度画素内の配置を示す形状情報を生成し、生成した形状情報を上記記憶手段の特定画像情報記憶領域に記憶する形状情報処理手段と、上記特定画像領域について、上記低解像度画素ごとに、上記入力情報に基づいて上記特定画像の色に対応する第2色情報を生成し、生成した第2色情報をLUT(Look Up Table)方式で上記記憶手段の第2色情報記憶領域に記憶するとともに、各低解像度画素に対応する第2色情報のLUTアドレス情報を当該低解像度画素の形状情報に関連付けた状態で上記記憶手段の上記特定画像情報記憶領域に記憶する第2色情報処理手段とを有しており、上記高解像度変換手段は、上記特定画像領域については、上記低解像度画素ごとに、高解像度化処理後の画素である出力解像度画素の配置を上記記憶手段の上記特定画像情報記憶領域に記憶されている形状情報に基づいて決定するとともに記特定画像の色を、上記記憶手段の上記特定画像情報記憶領域に記憶されているLUTアドレス情報によって特定される上記記憶手段の上記第2色情報記憶領域に記憶されている第2色情報に基づいて決定し、かつ、上記背景画像の色を上記記憶手段の第1色情報記憶領域に記憶されている第1色情報に基づいて決定して、上記低解像度画像情報に対して上記高解像度化処理を行うことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項の画像処理装置において、上記第1色情報処理手段が生成する第1色情報は、上記記憶手段から一括して読み出し可能な最小単位よりも少ない情報量であり、上記形状情報処理手段が生成する形状情報と上記第2色情報処理手段が生成する第2色情報のLUTアドレス情報との合計情報量は、上記最小単位から上記第1色情報の情報量を差し引いた残りの情報量以下であることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の画像処理装置において、上記特定画像は文字画像であることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置において、上記低解像度画素ごとに、上記記憶手段の第1色情報記憶領域から上記第1色情報を読み込んで、各低解像度画素の第1色情報を画像出力に使用する色情報へ変換する色変換処理を行う色変換処理手段を有し、上記高解像度変換手段は、上記色変換処理手段による色変換処理後の色情報を第1色情報として用いて上記高解像度化処理を行うことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置において、上記高解像度変換手段により変換された画像データに対してハーフトーン処理を行うハーフトーン処理手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置において、上記高解像度変換手段は、上記記憶手段の上記特定画像情報記憶領域に記憶されたLUTアドレス情報及び形状情報と、上記記憶手段の上記第1色情報記憶領域に記憶された第1色情報とをライン単位で読み込んで、上記高解像度化処理を行うことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、画素ごとに色情報を有する処理対象画像の入力情報に基づく画像データに対して所定の画像処理を行って出力画像情報を出力する画像処理手段と、該画像処理手段から出力された出力画像情報に基づいて画像を形成する画像形成手段とを備える画像形成装置において、上記画像処理手段として、請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像処理装置を用いることを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、素ごとに色情報を有する処理対象画像の入力情報の入力を受ける入力工程と、該入力工程で入力された入力情報を出力解像度よりも低い解像度まで低解像度化する低解像度化処理を行う低解像度変換工程と、該低解像度変換工程で低解像度化処理を行った後の低解像度画像情報を出力解像度まで高解像度化する高解像度化処理を行う高解像度変換工程と、該高解像度変換工程で高解像度化処理を行った後の出力画像情報を出力する出力工程とを有する画像処理方法において、上記入力情報に基づいて、特定画像と該特定画像以外の背景画像とから構成される予め決められた特定画像領域を上記処理対象画像の中から検出する特定画像領域検出工程と、少なくとも上記特定画像領域について、上記低解像度化処理を行った後の画素である低解像度画素ごとに、上記入力情報に基づいて上記背景画像の色に対応する第1色情報を生成し、生成した第1色情報を記憶手段の第1色情報記憶領域に記憶する第1色情報処理工程と、上記入力情報に基づいて上記特定画像領域の画像データを上記記憶手段の一時記憶手段に一時的に描画する描画工程と、該描画工程で描画した上記一時記憶領域上の画像データを解析することにより、上記特定画像領域について、上記低解像度画素ごとに、上記入力情報に基づいて該低解像度化処理を行う前の画素である入力解像度画素のうち上記特定画像を構成する特定入力解像度画素の当該低解像度画素内の配置を示す形状情報を生成し、生成した形状情報を上記記憶手段の特定画像情報記憶領域に記憶する形状情報処理工程と、上記特定画像領域について、上記低解像度画素ごとに、上記入力情報に基づいて上記特定画像の色に対応する第2色情報を生成し、生成した第2色情報をLUT(Look Up Table)方式で上記記憶手段の第2色情報記憶領域に記憶するとともに、各低解像度画素に対応する第2色情報のLUTアドレス情報を当該低解像度画素の形状情報に関連付けた状態で上記記憶手段の上記特定画像情報記憶領域に記憶する第2色情報処理工程とを有しており、上記高解像度変換工程では、上記特定画像領域については、上記低解像度画素ごとに、高解像度化処理後の画素である出力解像度画素の配置を上記記憶手段の上記特定画像情報記憶領域に記憶されている形状情報に基づいて決定するとともに記特定画像の色を、上記記憶手段の上記特定画像情報記憶領域に記憶されているLUTアドレス情報によって特定される上記記憶手段の上記第2色情報記憶領域に記憶されている第2色情報に基づいて決定、かつ、上記背景画像の色を上記記憶手段の第1色情報記憶領域に記憶されている第1色情報に基づいて決定して、上記低解像度画像情報に対して上記高解像度化処理を行うことを特徴とするものである。
発明によれば、低解像度に一旦落とすことで見た目の画質に大きな影響が出てしまうような文字画像等の特定画像については、低解像度化処理を行った後の低解像度画素ごとに形状情報を生成し、記憶しておく。この形状情報は、低解像度化処理を行う前の入力解像度画素のうちの特定画像を構成する特定入力解像度画素の当該低解像度画素内の配置を示す情報である。よって、この形状情報により、入力情報の解像度における特定画像の形状(外形)を特定することができる。そして、発明によれば、低解像度化処理を行って得た低解像度画像情報に対して高解像度化処理を行う際に、低解像度に落とされた特定画像の高解像度化後の形状(外形)を形状情報に基づいて決定する。したがって、出力画像情報における特定画像の形状(外形)を、低解像度化処理を行う前の形状すなわち入力情報の解像度における形状(外形)とすることが可能となる。
本発明によれば、入力情報に基づく入力画像情報の解像度を低解像度に落とした画像情報に対して画像処理を行うことで必要となるメモリ容量を少なく抑えつつも、このように低解像度に一旦落とすことで見た目の画質に大きな影響が出てしまうような文字画像等の特定画像の画質低下を抑制することが可能となるという優れた効果が奏される。
以下、本発明を電子写真方式の画像形成装置であるフルカラープリンタ(以下、単にプリンタという。)に適用した一実施形態について説明する。
まず、実施形態に係るプリンタの基本的な構成について説明する。
図1は、実施形態に係るプリンタを示す概略構成図である。
図1において、像担持体としての無端ベルト状の感光体1は、回転ローラ2,3によって図中時計回り方向に無端移動可能に張架され、いずれか一方の回転ローラの回転駆動によって無端移動する。
感光体1の周囲には、感光体1の表面を一様帯電せしめる帯電手段たる帯電装置4、感光体1を除電する除電手段たる除電ランプL、感光体1の表面に付着している後述の転写残トナーをクリーニングするクリーニング装置16等が配置されている。
帯電装置4による一様帯電位置よりもベルト移動方向の下流側では、感光体1に対して、潜像書込手段たる光書込装置5によるレーザー光の走査が行われる。この走査に伴って感光体1の露光部の電位が減衰することで、感光体1が静電潜像を担持する。
水平方向よりも鉛直方向にスペースをとる縦長の姿勢で張架された感光体1の図中左側方には、回転型現像装置6が配置されている。この回転型現像装置6は、回転軸を中心にして回転可能な保持体に、C(シアン)トナーを用いるC現像器、M(マゼンタ)トナーを用いるM現像器、Y(イエロー)トナーを用いるY現像器を約120[°]の回転角度ずつ位相ずれした位置に保持している。そして、保持体の回転により、いずれかの現像器を感光体1に対向する現像位置に移動させることで、感光体1上の静電潜像の現像色をC、M、Yで切り替えることができる。現像に寄与させる現像器を順次切り替えることで、感光体1上にCトナー像、Mトナー像、Yトナー像を形成することが可能になっている。また、何れの現像器も現像位置にポジショニングさせない位置まで保持体を回転させることで、回転型現像装置6による現像を不実施とすることも可能である。
回転型現像装置6の図中上方には、Bk(ブラック)トナーを用いるBk現像装置7が配設されており、感光体1上の静電潜像を黒色に現像してBkトナー像を得ることができる。このBk現像装置7は、それを感光体1から遠ざける方向に付勢するバネ等の付勢手段と、回転可能なカム45のカム面の突き当たりとにより、感光体1上の静電潜像を現像可能な位置と、現像不能な位置とを往復移動することが可能になっている。
光書込装置5は、画像情報に基づいて図示しない半導体レーザー等の光源から発射したレーザー光を、ポリゴンモータ5Aによって回転駆動している正多角柱状のポリゴンミラー5Bの側面にあるミラー面で反射させることで、主走査方向(感光体軸線方向に対応する方向)に偏向せしめる。そして、fθレンズ5Cや反射ミラー5Dなどを経て感光体1の表面に到達させることで、感光体1の表面を光走査する。
感光体1の図中右側方には、無端状の中間転写ベルト10を回転ローラ11、12によって張架しながら、いずれか一方の回転ローラの回転駆動によって図中反時計回り方向に無端移動せしめる転写ユニットが配設されている。この転写ユニットは、中間転写ベルト10のおもて面を感光体1のおもて面に当接させて一次転写ニップを形成しながら、一次転写ニップの裏側の中間転写ベルト領域に転写ブラシ等の一次転写手段を接触あるいは近接させている。この一次転写手段により、一次転写ニップ内には、感光体1上のトナー像のトナーを感光体1側から中間転写ベルト10側に静電移動させる一次転写電界が形成されている。感光体1上のトナー像は、この一次転写電界やニップ圧の作用によって中間転写ベルト10上に一次転写される。
感光体1の表面には、まず、光書込装置5の光走査によってC用の静電潜像が形成され、これは回転型現像装置6のC現像器によって現像されてCトナー像となる。このとき、Bk現像装置7は、現像不能な位置に待避させられている。感光体1上で現像されたCトナー像は、一次転写ニップで中間転写ベルト10上に一次転写される。
C用の静電潜像を形成するための光走査が終了すると、次に、光書込装置5の光走査によるM用の静電潜像の書き込みが開始される。そして、感光体1上におけるC用の静電潜像の後端が回転型現像装置6との対向位置を通過した後、感光体1上におけるM用の静電潜像の先端が同対向位置に進入するまでの間に、回転型現像装置6の保持体が約120[°]回転せしめられる。これにより、回転型現像装置6のM現像器が現像位置に移動して、M用の静電潜像のMトナーによる現像が可能になる。感光体1上で現像されたMトナー像は、一次転写ニップにおいて、中間転写ベルト10上のCトナー像に重ね合わせて一次転写される。
M用の静電潜像を形成するための光走査が終了すると、次に、光書込装置5の光走査によるY用の静電潜像の書き込みが開始される。そして、感光体1上におけるM用の静電潜像の後端が回転型現像装置6との対向位置を通過した後、感光体1上におけるY用の静電潜像の先端が同対向位置に進入するまでの間に、回転型現像装置6の保持体が約120[°]回転せしめられる。これにより、回転型現像装置6のY現像器が現像位置に移動して、Y用の静電潜像のYトナーによる現像が可能になる。感光体1上で現像されたCトナー像は、一次転写ニップにおいて、中間転写ベルト10上のC、Mトナー像に重ね合わせて一次転写される。
C、M、Yの3色の重ね合わせにより、黒色を再現することも可能であるが、本プリンタにおいては、出力頻度の高い黒色については、重ね合わせによらずに黒トナーによって再現するようになっている。このため、Y用の静電潜像を形成するための光走査が終了すると、次に、光書込装置5の光走査によるK用の静電潜像の書き込みが開始される。そして、感光体1上におけるY用の静電潜像の後端が回転型現像装置6との対向位置を通過した後、感光体1上におけるK用の静電潜像の先端が同対向位置に進入するまでの間に、回転型現像装置6の保持体が約60[°]回転せしめられる。ほぼ同時に、カム45の回転によってBk現像装置7が現像可能な位置まで移動せしめられる。これにより、回転型現像装置6による現像処理が停止されるとともに、Bk現像装置7による現像が可能になる。感光体1上で現像されたBkトナー像は、一次転写ニップにおいて、中間転写ベルト10上のC、M、Yトナー像に重ね合わせて一次転写される。
上述の転写ユニットは、二次転写ローラ等の二次転写手段14を中間転写ベルト10のループ外側に有している。この二次転写手段14は、中間転写ベルト10における回転ローラ11に対する掛け回し箇所に対して、当接あるいは近接するように配設されて、二次転写位置を形成している。これにより、二次転写位置には、中間転写ベルト10上の4色重ね合わせトナー像を中間転写ベルト10側から二次転写手段14側に静電移動させる二次転写電界が形成されている。
プリンタの最下部には、記録紙を複数枚重ねた紙束の状態で収容している給紙カセット17が配設されており、給紙ローラ18の回転駆動によって一番上の記録紙を給紙路31に送り出す。送り出された記録紙は、給紙路31内に配設された搬送ローラ対19の搬送ニップに挟み込まれながら搬送されて、給紙路31の末端付近に配設されたレジストローラ対20に至る。レジストローラ対20は、そのレジストニップに記録紙の先端を挟み込むと、両ローラの回転駆動を一時停止させる。そして、記録紙を中間転写ベルト10上の4色重ね合わせトナー像に重ね合わせ得るタイミングで両ローラの回転駆動を再開して、記録紙を二次転写位置に向けて送り出す。
二次転写位置で中間転写ベルト10上の4色重ね合わせトナー像に密着せしめられた記録紙には、上述の二次転写電界の作用によって4色重ね合わせトナー像が一括二次転写される。
二次転写処理後の中間転写ベルト10上には、記録紙に二次転写されなかった転写残トナーが付着している。この転写残トナーは、クリーニングブレード16Aを二次転写位置よりもベルト移動方向下流側で中間転写ベルト10に当接させているクリーニング装置16によって除去される。
重ね合わせの一次転写工程では、中間転写ベルトを少なくとも4周走行させて中間転写ベルト10上に4色トナー像を形成することになる。この際、クリーニングブレード16Aを中間転写ベルト10に当接させたままでいると、せっかく中間転写ベルト10上に一次転写した各色のトナー像をクリーニングブレード16Aによってベルト表面から除去してしまうので、4色重ね合わせトナー像が得られなくなる。そこで、本プリンタは、クリーニングブレード16Aをベルトに当接させるクリーニング位置と、ベルトから離間させる待避位置とでクリーニング装置16を移動させる図示しない接離機構を有している。そして、重ね合わせの一次転写工程においては、クリーニング装置16を待避位置に待避させるようになっている。なお、二次転写手段14として、中間転写ベルト10に接触させて二次転写ニップを形成するものを用いる場合には、中間転写ベルト10から二次転写手段14へのトナー像の転移を回避する目的で、一次転写工程の際には二次転写手段14をベルトから離間させる接離機構も必要になる。
二次転写位置での4色重ね合わせトナー像の一括二次転写によってフルカラー画像が形成された記録紙は、定着装置50に送られてフルカラー画像が定着せしめられた後、排紙ローラ対51の排紙ニップを経由して機外に排出される。そして、筺体の外部に形成されたスタック部52上にスタックされる。
クリーニング装置16によって中間転写ベルト10の表面から掻き取られた転写残トナーは、クリーニング装置16よりも重力方向下方に配設された回収容器15内に落とし込まれる。
図2は、本プリンタにおける電装部100を、外部機器たるパーソナルコンピュータ(以下、パソコンという。)PCとともに示すブロック図である。
図2において、プリンタ全体の制御を司る中央制御装置101は、入力手段としての通信コントローラ102、メモリアービター103、CPUインターフェース104、CPU(Central Processing Unit)105、メモリコントローラ106、DMA(Direct Memory Access)コントローラ107、バスコントローラ108、メモリコントローラ109などを有している。
通信コントローラ102は、ネットワークケーブル、プリンタケーブル、USBケーブル、無線LAN等を介してパソコンPCと通信することができる。これによって受信されたデータは、メモリアービター103とメモリコントローラ109とを介して、後述するメインメモリ110に一時記憶される。
メモリアービター103は、色情報記憶手段、微小画素形状情報記憶手段及び記憶手段としてのメインメモリ110と、各種のコントローラ間との調停を行う。CPU105は、CPUインターフェース104を介してメモリアービター103に接続されており、パソコンPCから送られてきたPDL(ページ記述言語)を解析して、画像処理に必要なパラメータを生成する。また、DMAコントローラ107は、メモリコントローラ109と、バス120等を介して中央制御装置101に接続されたエンジンコントローラ134との間のダイレクトメモリアクセスを行う。また、バスコントローラ108は、バス120に接続されている各種機器とのバスの調停を行う。
中央制御装置101には、バス120、ROM(Read Only Memory)111、メインメモリ110などが接続されている。ROM111に格納されている各種のプログラムや、文字などのフォント情報は、必要に応じてメモリアービター103を介してCPU105やバス120に提供される。バス120には、中央制御装置101のほかに、メイン制御装置130のバスインターフェース131や、パネル制御装置170のバスインターフェース171などが接続されている。
パネル制御装置170は、各種のテンキーや液晶ディスプレイ等からなる操作パネル173をコントロールするパネルコントローラ172は、バスインターフェース171とバス120とを介して中央制御装置101に接続されている。
また、メイン制御装置130は、符号化装置132、復号装置133及び画像処理装置140がバスインターフェース131に接続されており、これらの装置は、バスインターフェース131とバス120とを介して中央制御装置101に接続されている。また、復号装置133にはエンジンコントローラ134が接続されており、このエンジンコントローラ134にはプリンタエンジン180が接続されている。画像処理装置140は、CPU105によって生成された画像処理パラメータに基づいて、PDLで記述されたカラー画像情報(入力情報)を処理しながらメインメモリ110に書き込む処理を行う。符号化装置132は、メインメモリに書き込まれた画像処理装置140による画像処理後の画像データを符号化する処理を行う。復号装置133は、符号化装置132により符号化されたデータを復号化し、エンジンコントローラ134へ送る処理を行う。
以下の説明において、PDLで記述されたカラー画像情報(入力情報)の解像度は、1200[dpi]である。
図3は、1200[dpi]の解像度の「あ」という日本語の文字画像を、1200×1200の画素マトリクス上に描画したときの説明図である。
図3では、文字をかなり拡大して示しているため画質が粗く感じられるが、実寸では非常に滑らかな形状であり小サイズの文字であっても十分に滑らかで高画質である。
図4は、600[dpi]の解像度の「あ」という日本語の文字画像を、600×600の画素マトリクス上に描画したときの説明図である。
図示のように、600[dpi]に解像度を低下させると、文字のジャギーが非常に目立ってくる。特に小サイズの文字では、高画質は得られず、識別すら困難になってしまう。
次に、本実施形態における画像処理について説明する。
図5は、画像処理全体の流れに沿って表現した機能ブロック図である。
図6は、画像処理全体の流れを示すフローチャートである。
図7は、メインメモリ110内の各種データ領域を説明するための説明図である。
図8は、PDLデータに基づく1200[dpi]の入力画像(処理対象画像)の一例を1バンド分だけ示した説明図である。
PDL記憶部201では、通信コントローラ102が受信したPDLデータを、メモリアービター103とメモリコントローラ109とを介してメインメモリ110内のPDL格納メモリ領域に一時記憶する処理を行う。本実施形態では、入力されるPDLデータは、画素ごとに24[bit](R=8[bit]、G=8[bit]、B=8[bit])のRGBデータ(色情報)を有する1200[dpi]の解像度をもった入力画像(処理対象画像)に係るデータである。
PDL解析部202では、CPU105がメインメモリ110内のPDL格納メモリ領域に一時記憶したPDLデータを解析する処理を行う。
画像処理パラメータ生成部203では、PDL解析部202での解析結果に基づき、CPU105が画像処理装置140が画像処理を行うのに必要な各種画像処理パラメータを生成する処理を行う。具体的には、格子点データ、ガンマデータ、しきい値データ、DMAパラメータなどの画像処理パラメータを生成する。
画像処理パラメータ記憶部204では、画像処理パラメータ生成部203で生成された各種画像処理パラメータを、メインメモリ110の画像処理パラメータ記憶領域内の各格納領域にそれぞれ記憶する処理を行う(S1)。その後、画像処理部208では、画像処理パラメータ記憶領域内の各格納領域から、各種画像処理パラメータを読み込む(S2)。
バンド描画処理部205及びRGBバンド記憶部206では、PDL解析部202での解析結果に基づき、PDLデータに基づくRGBデータ(色情報)をもった入力画像(処理対象画像)を、1バンド分だけメインメモリ110へ描画する処理を行う(S3,S4)。
具体的には、まず、バンド描画処理部205は、色情報描画手段、並びに、低解像度変換手段及び第1色情報処理手段として機能し、出力解像度(1200[dpi])よりも低い解像度(600[dpi])で、600[dpi]の低解像度画素(1200[dpi]の2×2微小画素)ごとに、24[bit]のRGBデータ(第1色情報)を描画し、RGBバンド記憶部206は、メインメモリ110のRGBバンド画像メモリ格納領域へ記憶するという低解像度化処理を行う。このときのメインメモリ110のRGBバンド画像メモリ格納領域上に描画される画像のイメージは、図9(a)に示すものとなる。図示のように、RGBバンド画像メモリ格納領域内には文字画像については格納されない。この文字画像についてのイメージを図示するとすれば、図9(b)に示すようになる。
図10は、メインメモリ110のRGBバンド画像メモリ格納領域のメモリフォーマットを示す説明図である。
図示のように、RGBバンド画像メモリ格納領域内には、画素番号(00〜0n)の順に、画素ごとに24[bit](R=8[bit]、G=8[bit]、B=8[bit])のRGBデータが連続して記憶される。
バンド描画処理部205及び微小画素バンド記憶部207では、文字画像領域(特定画像領域)の属性データを、1バンド分だけメインメモリ110へ描画する処理を行う(S3,S4)。
具体的には、まず、バンド描画処理部205は、特定画像領域検出手段として機能し、PDL解析部202での解析結果から、PDLデータに基づく入力画像中の文字画像領域(特定画像領域)を検出して認識する。ここで、文字画像領域は、文字画像(特定画像)と文字画像以外の背景画像とから構成される予め決められた領域であって、PDLデータの記述内容に従って特定される。ただし、背景画像のRGBデータ(第1色情報)については、上述した低解像度化処理において、すでにメインメモリ110のRGBバンド画像メモリ格納領域に描画されている。
このようにして認識した文字画像領域について、バンド描画処理部205は次の処理を行う。
まず、バンド描画処理部205は、描画手段として機能し、メインメモリ110の図示しないテンポラリ記憶領域内に、入力解像度である1200[dpi]の解像度のまま、各微小画素(入力解像度画素)のRGBデータを描画(展開)する。その後、バンド描画処理部205は、高精細画像描画手段及び形状情報処理手段として機能し、メインメモリ110のテンポラリ記憶領域内に描画したデータを解析して、600[dpi]の低解像度画素(2×2微小画素)ごとに、微小画素のうち文字画像を構成する文字構成微小画素(特定入力解像度画素)の当該低解像度画素(2×2微小画素)内の配置を示す配列パターンデータ(形状情報)を生成する処理を行う。そして、微小画素バンド記憶部207は、バンド描画処理部205が生成した配列パターンデータをメインメモリ110の微小画素バンド画像メモリ格納領域に記憶する処理を行う。
図11は、配列パターンデータの内容を説明するための説明図である。
本実施形態では、上述したように、1200[dpi]の入力画像を600[dpi]の低解像度画像に変換するため、低解像度画像における1つの低解像度画素は、入力画像における2×2の微小画素(入力解像度画素)で構成される。よって、1つの低解像度画素(2×2微小画素)中における文字構成微小画素の配置パターンは、図8に示すように、全部で16通りである。なお、図中グレーで示す部分が文字構成微小画素である。16通りの配置パターンを識別するために必要な情報量は4[bit]で済むので、本実施形態では配列パターンデータを4[bit]のデータとしている。この4[bit]の配列パターンデータがメインメモリ110の微小画素バンド画像メモリ格納領域に記憶される。
なお、入力解像度である1200[dpi]の解像度で描画するため、600[dpi]の解像度で描画する場合に比べて多くのメモリ領域が必要となる。しかし、入力解像度である1200[dpi]の解像度で描画するのは入力画像中の文字画像領域だけなので、入力画像全体を描画する場合に比べて必要なメモリ領域は少なくて済む。その上、1200[dpi]の解像度で描画したデータが必要なのは配列パターンデータを生成するときだけなので、配列パターンデータ生成後は消去してもかまわない。したがって、入力解像度である1200[dpi]の解像度で描画するための専用のメモリ領域を用意する必要はないので、実質的にはメインメモリ110のメモリ領域を増大させなくても済む場合が多い。
続いて、バンド描画処理部205は、第2色情報処理手段として機能し、文字画像領域について、600[dpi]の低解像度画素(2×2微小画素)ごとに、PDLデータに基づいて文字画像の色に対応するRGBデータ(第2色情報)を生成する処理を行う。そして、微小画素バンド記憶部207は、バンド描画処理部205が生成したRGBデータをメインメモリ110の微小画素RGBバンド画像メモリ格納領域に一時的に記憶する処理を行う。
以上のようにして、1バンド分について、非文字画像領域のRGBデータ(24[bit])、文字画像領域についての配列パターンデータ(4[bit])、文字画像領域についての文字構成微小画素のRGBデータ(24[bit])を、メインメモリ110の各格納領域にそれぞれ記憶したら、微小画素バンド記憶部207は、次に、文字構成微小画素の色についてLUT(Look Up Table)を生成する処理を行う(S5)。
具体的には、まず、微小画素バンド記憶部207は、メインメモリ110の微小画素RGBバンド画像メモリ格納領域に一時的に記憶した各文字構成微小画素の色をそれぞれ示すRGBデータを、LUT方式で微小画素RGBバンド画像メモリ格納領域に記憶する。ここで、1バンド中に互いに異なる色の文字構成微小画素が含まれている場合には、その色数に相当する数のRGBデータがLUTに記述される。一般に、文字画像の色数は多くても16色程度あれば十分なので、本実施形態ではLUTアドレスを4[bit]のデータとしている。
このようにしてLUTを生成したら、微小画素バンド記憶部207は、各低解像度画素(2×2微小画素)の文字構成微小画素の色に対応するLUTアドレスを、メインメモリ110の微小画素バンド画像メモリ格納領域内における当該低解像度画素に対応する配列パターンデータに関連づけて記憶する処理を行う。具体的に説明すると、メインメモリ110の微小画素バンド画像メモリ格納領域におけるメモリフォーマットに従って記憶する。本実施形態では、図12に示すように、微小画素バンド画像メモリ格納領域内では、画素番号(00〜0N)の順に、画素ごとに8[bit]の属性データ(4[bit]の配列パターンデータと4[bit]のLUTアドレス)が連続して記憶される。
画像処理部208では、まず、画像処理装置140がメインメモリ110の画像処理パラメータ記憶領域内の画像処理パラメータを受け取るとともに、メインメモリ110のRGBバンド画像メモリ格納領域からRGBデータを読み込み、メインメモリ110の微小画素バンド画像メモリ格納領域から文字画像領域についての属性データ(配列パターンデータとLUTアドレス)を読み込む。そして、画像処理装置140は、1バンド分、階調処理(ディザリング処理等)を行う(S6,S7)。この階調処理により、画素ごとに24[bit]のRGBデータを有する600[dpi]の低解像度画像が、C、M、Y、Kの各画像データに変換される。ここで行う階調処理は、公知の方法を広く使用できるため、説明を省略する。階調処理後バンド画像記憶部209では、階調処理後のC、M、Y、Kの各画像データを、メインメモリ110の階調処理後バンドメモリ格納領域内の各領域に記憶する処理を行う。このときのメインメモリ110の階調処理後バンドメモリ格納領域上に記憶されるC、M、Y、Kの各画像のイメージは、図13に示すものとなる。
符号化処理部210では、1バンド分、符号化装置132がメインメモリ110の階調処理後バンドメモリ格納領域内の各領域に記憶されたC、M、Y、Kの各画像データを読み込んで符号化し、メインメモリ110へ符号化データを送る(S8,S9)。ページ符号記憶部211は、符号化データをメインメモリ110のページ符号格納領域へページ単位で記憶する。
以上の処理を少なくとも1ページ分を行った後、復号処理部212では、復号装置133がメインメモリ110のページ符号格納領域に記憶された符号化データを1ページ分読み込み、これを復号して、エンジンコントローラ134へ転送する。エンジンコントローラ134は、復号された画像データ(出力画像情報)に基づいてプリンタエンジン180を制御し、画像形成処理を行う。
上述した一連の処理の流れを、メインメモリ110に対する読み込みと書き込みを中心に図示するとすれば、図14のようになる。
次に、本発明の特徴部分である、文字画像領域についての画像処理について詳しく説明する。
なお、ここでの画像処理は、主に中央制御装置101において行われるものであり、24[bit]のRGBデータのまま処理するものである。
図15は、文字画像領域についての主要な画像処理の流れを示すフローチャートである。
図16(a)〜(e)は、文字画像領域における画像処理を説明するための画像イメージを示す説明図である。
図17は、低解像度化処理を行った後の画像イメージ上における文字画像領域の位置(DISX,DISY)を説明するための説明図である。
まず、メインメモリ110の図示しないテンポラリ記憶領域内に、入力解像度である1200[dpi]の解像度のまま、文字画像を一時的に描画する(S11)。このときに描画される画像(文字画像領域全体)のイメージを図示すれば、図16(a)に示すようなものとなる。その後、後述する低解像度化処理により600[dpi]まで解像度が落とされた状態の画像上における当該文字画像領域の位置(文字画像領域の左上角の位置)を低解像度画素座標データ(DIX=DISX,DIY=DISY)として取得するとともに、当該文字画像領域内における処置対象画素(1200[dpi])の微小画素座標データ(IX=0,IY=0)をセットする(S13,S14)。次に、セットされた微小画素座標データ(IX,IY)を基準に2×2の微小画素(1200[dpi])を読み込む(S15)。ここで、2×2の微小画素のうち、左上に位置する微小画素を0番目の微小画素とし、右上に位置する微小画素を1番目の微小画素とし、左下に位置する微小画素を2番目の微小画素とし、右下に位置する微小画素を3番目の微小画素とする。
読み込まれた2×2の微小画素のうち、0番目の微小画素が文字画像を構成する文字構成微小画素であるか否かを判断する(S16)。この判断において、文字構成微小画素でないと判断したら0番目の微小画素データを0とし(S17)、文字構成微小画素であると判断したら0番目の微小画素データを1とする(S18)。
続いて、読み込まれた2×2の微小画素のうち、1番目の微小画素が文字画像を構成する文字構成微小画素であるか否かを判断する(S19)。この判断において、文字構成微小画素でないと判断したら1番目の微小画素データを0とし(S20)、文字構成微小画素であると判断したら1番目の微小画素データを1とする(S21)。
同様に、読み込まれた2×2の微小画素のうち、2番目の微小画素が文字画像を構成する文字構成微小画素であるか否かを判断する(S22)。この判断において、文字構成微小画素でないと判断したら2番目の微小画素データを0とし(S23)、文字構成微小画素であると判断したら2番目の微小画素データを1とする(S24)。
同様に、読み込まれた2×2の微小画素のうち、3番目の微小画素が文字画像を構成する文字構成微小画素であるか否かを判断する(S25)。この判断において、文字構成微小画素でないと判断したら3番目の微小画素データを0とし(S26)、文字構成微小画素であると判断したら3番目の微小画素データを1とする(S27)。
以上のようにして2×2の微小画素の各微小画素データを決定したら、これらの4つの微小画素データを、4[bit]の配列パターンデータとして、メインメモリ110の微小画素バンド画像メモリ格納領域に記憶する。
以上のようにして、配列パターンデータを生成して記憶したら、当該2×2微小画素(1200[dpi])の解像度を600[dpi]まで落として1つの低解像度画素とし、これを低解像度画素座標データ(DIX,DIY)が示す位置に書き込む(S28)。このときに書き込まれる画像(文字画像領域全体)のイメージを図示すれば、図16(b)に示すようなものとなる。
続いて、同じ位置の2×2微小画素(1200[dpi])における背景画像のRGBデータについても、解像度を600[dpi]まで落として1つの低解像度画素とし、これを上記低解像度画素座標データ(DIX,DIY)の位置に書き込む(S29)。このときに書き込まれる画像(文字画像領域全体)のイメージを図示すれば、図16(c)に示すようなものとなる。
このように文字画像領域中の最初の2×2微小画素についての書き込みを終了したら、まず、X座標について、微小画素座標データのX成分をIX=IX+2にセットし、低解像度画素座標データのX成分をDIX=DIX+1にセットする(S30)。このとき、セットした微小画素座標データのX成分IXが文字画像領域の幅(文字幅)以下であるか否かを判断する(S31)。そして、文字幅以下であると判断したら、上記S15に戻り、新たにセットされた微小画素座標データ(IX=2,IY=0)を基準に2×2の微小画素(1200[dpi])を読み込み、上述した処理を繰り返す。一方、文字幅以下でないと判断したら、Y座標について、微小画素座標データのY成分をIY=IY+2にセットし、低解像度画素座標データのY成分をDIY=DIY+1にセットする(S32)。そして、上記S32でセットした微小画素座標データのY成分IYが文字画像領域の高さ(文字高さ)以下であるか否かを判断し(S33)、文字高さ以下であると判断されている間は、上記S14に戻り、微小画素座標データのX成分及び低解像度画素座標データのX成分を、それぞれ初期値であるIX=0、DIX=DISXにセットし直した上で、上述した処理を繰り返す。他方、上記S33で文字高さ以下でないと判断されたら、処理を終了する。
次に、上述したようにして生成した600[dpi]の低解像度画像のデータについての画像処理について説明する。
なお、ここでの画像処理は、主として、色変換処理、解像度変換処理(高解像度化処理)、ハーフトーン処理であり、画像処理装置140で行われる。
図18は、画像処理装置140のブロック図である。
画像処理装置140は、後述する画像処理を行う前に、中央制御装置101からメインメモリ110に記憶されている各種画像処理パラメータを、バスアービターインターフェース141を介して画像処理パラメータ読み込み装置142で読み込む。そして、画像処理パラメータのうち、DMAパラメータについてはDMAパラメータ記憶装置144へ転送し、格子点データについては格子点データ記憶装置145へ転送し、ガンマデータについてはガンマテーブル記憶装置146へ転送し、ハーフトーンパラメータについてはハーフトーンパラメータ記憶装置148へ転送し、しきい値データについてはしきい値マトリックス記憶装置149へ転送する。
また、メインメモリ110に記憶したLUTデータも、バスアービターインターフェース141を介して画像処理パラメータ読み込み装置142で読み込み、LUT記憶装置147へ転送する。ただし、メインメモリ110に記憶されているLUTに記述された色情報は24[bit]のRGBデータであるため、これをC、M、Y、Kで処理するために必要な変換を行い、C、M、Y、KごとのLUTとしてLUT記憶装置147で記憶する。
図19は、画像処理装置140で行う画像処理の流れを示すフローチャートである。
画像処理装置140は、まず、バンドラインカウンタをゼロにセットする(S41)。そして、セットされたバンドラインカウンタのラインのRGBデータ(600[dpi])を、バスアービターインターフェース141を介してRGBバンド画像読み込み装置150で読み込み、RGBデータバッファー装置152及びRGBデータ切り出し装置153を介して色変換処理装置157へ転送する(S42)。このとき、PDLデータに基づく属性値も読み込んで、図示しない属性ライン記憶装置へ転送する。また、画像処理装置140は、バンドラインカウンタのラインの属性データ(配列パターンデータとLUTアドレス)を、バスアービターインターフェース141を介して微小画素データ読み込み装置154で読み込み、微小画素データバッファー装置152を介して微小画素ライン記憶装置159へ転送する(S43)。
次に、画像処理装置140は、ラインメモリ読み込みアドレスをゼロにセットする(S45)。そして、画像処理装置140の色変換処理装置157は、低解像度画素ごとのRGBデータ(24[bit])をRGBデータ切り出し装置153から読み込み、かつ、属性データ(配列パターンデータとLUTアドレス)を微小画素ライン記憶装置159から読み込む。その後、色変換処理装置157は、図示しない属性ライン記憶装置から属性値を読み込んで、その属性に応じた色変換テーブルを選択して使用し、各低解像度画素のRGBデータ(24[bit])をCMYKへの色変換処理を行い、まずC版画像データ(多値)を生成する。生成したC版画像データは多値CMYKライン記憶装置158へ転送される(S46)。
多値CMYKライン記憶装置158で1ライン分のC版画像データを記憶したら(S47)、次に、高解像度変換手段としての解像度変換装置160は、C版画像データの解像度を600[dpi]から出力解像度である1200[dpi]へ変換する高解像度化処理を行い、処理後のC版画像データをハーフトーン処理手段としてのハーフトーン処理装置161へ転送する(S48)。このとき、文字画像領域については、微小画素ライン記憶装置159に記憶されている属性データである微小画素データ(配列パターンデータとLUTアドレス)と、LUT記憶装置147に記憶されているC用LUTとを用いて、高解像度化処理を行う。文字画像領域についての高解像度化処理の詳細は後述する。
次に、ハーフトーン処理装置161は、図示しない属性ライン記憶装置から属性値を読み込んで、その属性に応じたしきい値テーブルを選択して使用し、高解像度化処理後のC版画像データについてハーフトーン処理(階調処理)を行い、画像処理後画像バッファー装置162へ転送する(S49)。画像処理後画像バッファー装置162へ転送されたハーフトーン処理後のC版画像データは、画像処理後画像書き込み装置164によってバスアービターインターフェース141及びバスインターフェース131を介して、バス120を経由して、中央制御装置101でメインメモリ110の階調処理後バンドメモリ格納領域のC版バンドメモリ格納領域に書き込まれる。
その後、1バンド分の処理を終了したかどうかを判断し(S50)、1バンド分の処理が終了していない間は、ラインメモリ読み込みアドレスに1を加算した後(S51)、上記S48〜S50の処理を繰り返す。一方、1バンド分の処理を終了したと判断したら、今度は、M版の画像データ、Y版の画像データ、K版の画像データについて、順次、上記S45〜S51の処理を行う(S52〜S54)。そして、C、M、Y、Kの各画像データについてそれぞれ1バンド分の処理を終了したら、バンドラインカウンタの値が1ページ分の画像高さ(RGBバンド高さ)よりも小さいか否かを判断する(S55)。この判断において、バンドラインカウンタの値がRGBバンド高さよりも小さいと判断した場合には、バンドラインカウンタの値に1を加算し(S56)、上述したS42〜S55までの処理を行う。一方、バンドラインカウンタの値がRGBバンド高さよりも小さくないと判断した場合には、処理を終了する。
次に、文字画像領域についての高解像度化処理の具体的内容について詳しく説明する。
図20は、解像度変換装置160のブロック図である。
レジスタ160Aは、多値CMYKライン記憶装置158から読み込んだC、M、Y、Kの各画像データを一時的に保持し、これをMUX160Iへ転送する。
レジスタ160Bは、微小画素ライン記憶装置159から読み込んだ属性データである微小画素データ(配列パターンデータとLUTアドレス)のうち、LUTアドレスのデータを一時的に保持し、これを用いてLUT記憶装置147に転送する。
版選択装置160Cは、上記LUTアドレスに対応するC、M、Y、Kの各色情報(第2色情報)をLUT記憶装置147のLUTから読み出し、読み出したC、M、Y、Kの各色情報のうち処理対象とする版の色情報を選択してMUX160Iへ転送する。
レジスタ160Dは、微小画素ライン記憶装置から読み込んだ属性データである微小画素データ(配列パターンデータとLUTアドレス)のうちの配列パターンデータ(DOT情報)の中の0番目の微小画素データを一時的に保持し、これをMUX160Hへ転送する。
レジスタ160Eは、微小画素ライン記憶装置から読み込んだ属性データである微小画素データ(配列パターンデータとLUTアドレス)のうちの配列パターンデータ(DOT情報)の中の1番目の微小画素データを一時的に保持し、これをMUX160Hへ転送する。
レジスタ160Fは、微小画素ライン記憶装置から読み込んだ属性データである微小画素データ(配列パターンデータとLUTアドレス)のうちの配列パターンデータ(DOT情報)の中の2番目の微小画素データを一時的に保持し、これをMUX160Hへ転送する。
レジスタ160Gは、微小画素ライン記憶装置から読み込んだ属性データである微小画素データ(配列パターンデータとLUTアドレス)のうちの配列パターンデータ(DOT情報)の中の3番目の微小画素データを一時的に保持し、これをMUX160Hへ転送する。
MUX160Hは、各レジスタ160D〜160Gから送られてきた0〜3番目の微小画素のフラグ値(形状情報)をMUX160Iへ送る。
MUX160Iは、C、M、Y、Kの各版ごとに、0〜3番目の微小画素(1200[dpi])の順に、MUX160Hからのフラグ値が0であればレジスタ160Aからの画像データをハーフトーン処理装置161へ転送し、MUX160Hからのフラグ値が1であれば版選択装置からの色情報をハーフトーン処理装置161へ転送する。
図21は、解像度変換装置160で行う高解像度化処理の流れを示すフローチャートである。
解像度変換装置160は、まず、解像度変換フラグを0にセットし(S71)、かつ、ラインメモリ読み込みアドレスをゼロにセットする(S72)。そして、セットしたラインメモリ読み込みアドレスが示すC版の画像データを多値CMYKライン記憶装置158から読み込む(S73)。また、セットしたラインメモリ読み込みアドレスが示す属性データである微小画素データを微小画素ライン記憶装置159から読み込む(S74)。そして、読み込んだ微小画素データのLUTアドレスが示す色情報を、LUT記憶装置147に記憶されているC版のLUTから読み込む(S75)。その後、解像度変換フラグが0である場合には0番目の微小画素の配列パターンデータ(DOT情報)が1であるか否かを判断し、解像度変換フラグが1である場合には2番目の微小画素の配列パターンデータ(DOT情報)が1であるか否かを判断する(S76)。そして、この判断においてDOT情報が1であると判断されたら、版選択装置からの色情報すなわちLUTアドレスに基づく色情報をハーフトーン処理装置161へ転送する(S77)。一方、この判断においてDOT情報が1でないと判断されたら、多値CMYKライン記憶装置158からのC版画像データをハーフトーン処理装置161へ転送する(S78)。続いて、解像度変換フラグが0である場合には1番目の微小画素の配列パターンデータ(DOT情報)が1であるか否かを判断し、解像度変換フラグが1である場合には3番目の微小画素の配列パターンデータ(DOT情報)が1であるか否かを判断する(S79)。そして、この判断においてDOT情報が1であると判断されたら、版選択装置からの色情報すなわちLUTアドレスに基づく色情報をハーフトーン処理装置161へ転送する(S80)。一方、この判断においてDOT情報が1でないと判断されたら、多値CMYKライン記憶装置158からのC版画像データをハーフトーン処理装置161へ転送する(S81)。
その後、1ライン分の処理を終了したかどうかを判断し(S82)、1ライン分の処理が終了していない間は、上記S73〜S81の処理を繰り返す。一方、1ライン分の処理を終了したと判断したら、今度は、セットしたラインメモリ読み込みアドレスが示すM版の画像データを多値CMYKライン記憶装置158から読み込む(S85)。また、セットしたラインメモリ読み込みアドレスが示す属性データである微小画素データを微小画素ライン記憶装置159から読み込む(S86)。そして、読み込んだ微小画素データのLUTアドレスが示す色情報を、LUT記憶装置147に記憶されているM版のLUTから読み込む(S87)。その後、解像度変換フラグが0である場合には0番目の微小画素の配列パターンデータ(DOT情報)が1であるか否かを判断し、解像度変換フラグが1である場合には2番目の微小画素の配列パターンデータ(DOT情報)が1であるか否かを判断する(S88)。そして、この判断においてDOT情報が1であると判断されたら、版選択装置からの色情報すなわちLUTアドレスに基づく色情報をハーフトーン処理装置161へ転送する(S89)。一方、この判断においてDOT情報が1でないと判断されたら、多値CMYKライン記憶装置158からのM版画像データをハーフトーン処理装置161へ転送する(S90)。続いて、解像度変換フラグが0である場合には1番目の微小画素の配列パターンデータ(DOT情報)が1であるか否かを判断し、解像度変換フラグが1である場合には3番目の微小画素の配列パターンデータ(DOT情報)が1であるか否かを判断する(S91)。そして、この判断においてDOT情報が1であると判断されたら、版選択装置からの色情報すなわちLUTアドレスに基づく色情報をハーフトーン処理装置161へ転送する(S92)。一方、この判断においてDOT情報が1でないと判断されたら、多値CMYKライン記憶装置158からのM版画像データをハーフトーン処理装置161へ転送する(S93)。
その後、1ライン分の処理を終了したかどうかを判断し(S94)、1ライン分の処理が終了していない間は、上記S85〜S93の処理を繰り返す。一方、1ライン分の処理を終了したと判断したら、上述した同様の処理をY版及びK版についても行う(S96)。そして、解像度変換フラグの値が1であるか否かを判断し(S97)、解像度変換フラグの値が1でなければ、解像度変換フラグを1にセットして(S98)、上述したS72〜S97までの処理を行う。一方、上記S97で解像度変換フラグの値が1であると判断されたら、処理を終了する。
以上のような高解像度化処理を行うことにより、入力解像度である1200[dpi]から一旦600[dpi]の低解像度へ変換した低解像度画像を、1200[dpi]の出力画像へ高解像度化する際、入力画像中の文字構成微小画素(1200[dpi])に対応する出力画像中の画素(1200[dpi])については、LUTに基づく色情報によって入力画像における文字色と同じ色で再現される。これを図示すれば、図16(d)に示すようなものとなる。そして、背景画素については低解像度画像に落とした際の色情報が再現されるので、最終的に印字された状態の画像は図16(e)に示すようなものとなる。したがって、一旦600[dpi]の低解像度へ変換する場合であっても、文字画像の画質は入力画像の画質相当を維持することができ、画質低下を抑制できる。
なお、本実施形態においては、属性データ(配列パターンデータとLUTアドレス)を記憶するメインメモリ110の微小画素バンド画像メモリ格納領域におけるメモリフォーマットが、図12に示したように、画素番号(00〜0N)の順に、画素ごとに8[bit]の属性データ(4[bit]の配列パターンデータと4[bit]のLUTアドレス)が連続して記憶されるものである。本実施形態のCPU等の各種装置は32[bit]で動作するので、1つの低解像度画素についての必要な全データ(24[bit]のRGBデータ、4[bit]の配列パターンデータ、4[bit]のLUTアドレス)を1ワード内に収めることができる。よって、1回の読み込み動作で、1つの低解像度画素についての必要な全データ(24[bit]のRGBデータ、4[bit]の配列パターンデータ、4[bit]のLUTアドレス)をメインメモリ110から読み込むことができ、効率的な処理が可能となる。ただし、LUTアドレスが4[bit]であるため、文字画像の色としては16色しか対応できないという欠点もある。16色を越える色数にも対応したい場合には、図22に示すようなメモリフォーマットを採用してもよい。この場合、LUTアドレスが8[bit]に拡張されているため、256色の文字画像の色に対応することができる。
また、本実施形態では、文字画像の色をLUT方式で管理しているが、図23に示すメモリフォーマットのように、LUTアドレスに代えて24[bit]のRGBデータそのままで管理するようにしてもよい。
また、本実施形態では、文字画像の色をLUT方式で管理し、背景画像の色を画像データそのもので管理しているが、逆に、背景画像の色をLUT方式で管理し、文字画像の色を画像データそのもので管理してもよい。
以上、本実施形態に係るプリンタは、画素ごとに色情報(RGBデータ)を有する処理対象画像(入力画像)の入力情報であるPDLデータに基づく画像データに対して所定の画像処理を行って出力画像情報を出力する画像処理手段としての画像処理装置である電装部100と、この画像処理手段から出力された出力画像情報に基づいて画像を形成する画像形成手段とを備える画像形成装置である。
電装部100は、入力情報を解析し、印字する画像に対応する画素単位の色情報(RGBデータ)の画像を描画する色情報描画手段としてのバンド描画処理部205と、バンド描画処理部205により生成された画像の色情報(RGBデータ)を記憶する色情報記憶手段としてのメインメモリ110のRGBバンド画像メモリ格納領域と、入力情報を解析し、低解像度(600[dpi])の微小画素の色情報(RGBデータ)と高解像度(1200[dpi])の微小画素の形状情報である配列パターンデータ(DOT情報)を生成する高精細画像描画手段としてのバンド描画処理部205と、バンド描画処理部205により生成された配列パターンデータ(DOT情報)を記憶する微小画素形状情報記憶手段としてのメインメモリ110の微小画素バンド画像メモリ格納領域と、バンド描画処理部205により生成された微小画素色情報(RGBデータ)を記憶する微小画素色情報記憶手段としてのメインメモリ110の微小画素RGBバンド画像メモリ格納領域と、メインメモリ110のRGBバンド画像メモリ格納領域に記憶された色情報と微小画素バンド画像メモリ格納領域に記憶された配列パターンデータ(DOT情報)と微小画素RGBバンド画像メモリ格納領域に記憶された微小画素色情報(RGBデータ)とから高解像度(1200[dpi])へ変換する高解像度変換手段としての解像度変換装置160とを有する画像処理装置である。
また、電装部100は、画素ごとに色情報(RGBデータ)を有する処理対象画像の入力情報であるPDLデータの入力を受ける入力手段としての通信コントローラ102と、通信コントローラ102に入力されたPDLデータを出力解像度(1200[dpi])よりも低い解像度(600[dpi])まで低解像度化する低解像度化処理を行う低解像度変換手段としてのバンド描画処理部205と、バンド描画処理部205が低解像度化処理を行った後の低解像度画像情報を出力解像度(1200[dpi])まで高解像度化する高解像度化処理を行う高解像度変換手段としての解像度変換装置160と、解像度変換装置160が高解像度化処理を行った後の出力画像情報を出力する出力手段としてのエンジンコントローラ134と、記憶手段としてのメインメモリ110と、PDLデータに基づいて、特定画像である文字画像と文字画像以外の背景画像とから構成される予め決められた特定画像領域としての文字画像領域を入力画像の中から検出する特定画像領域検出手段としてのバンド描画処理部205と、少なくとも文字画像領域について低解像度化処理を行った後の画素である低解像度画素ごとに、PDLデータに基づいて背景画像の色に対応する第1色情報(RGBデータ)を生成し、生成した第1色情報をメインメモリ110のRGBバンド画像メモリ格納領域に記憶する第1色情報処理手段としてのバンド描画処理部205と、PDLデータに基づいて文字画像領域の画像データをメインメモリ110上のテンポラリ記憶領域内に一時的に描画する描画手段としてのバンド描画処理部205と、バンド描画処理部205が描画したメインメモリ110上のテンポラリ記憶領域内の画像データを解析することにより、文字画像領域について、低解像度画素ごとに、PDLデータに基づいて低解像度化処理を行う前の画素である入力解像度画素(1200[dpi])のうち文字画像を構成する文字構成微小画素(特定入力解像度画素)の当該低解像度画素内の配置を示す形状情報としての配列パターンデータ(DOT情報)を生成し、生成した配列パターンデータ(DOT情報)をメインメモリ110の微小画素バンド画像メモリ格納領域に記憶する形状情報処理手段としてのバンド描画処理部205と、文字画像領域について、低解像度画素ごとに、PDLデータに基づいて文字画像の色に対応する第2色情報(RGBデータ)を生成し、生成した第2色情報をメインメモリ110の微小画素RGBバンド画像メモリ格納領域内に記憶する第2色情報処理手段としてのバンド描画処理部205とを有しており、解像度変換装置160は、文字画像領域については、低解像度画素ごとに、高解像度化処理後の画素である出力解像度画素(1200[dpi])の配置をメインメモリ110の微小画素バンド画像メモリ格納領域に記憶されている配列パターンデータ(DOT情報)に基づいて決定し、かつ、文字画像及び背景画像の色をメインメモリ110のRGBバンド画像メモリ格納領域及び微小画素RGBバンド画像メモリ格納領域にそれぞれ記憶されている第1色情報及び第2色情報に基づいて決定して、低解像度画像情報に対して高解像度化処理を行う。
このような構成を備えることにより、入力されるPDLデータに基づく入力画像情報の解像度(1200[dpi])を低解像度(600[dpi])に落とした低解像度画像情報に対して画像処理を行うことで必要となるメモリ容量を少なく抑えつつも、このように低解像度に一旦落とすことで見た目の画質に大きな影響が出てしまう文字画像の画質低下を抑制することができる。
特に、本実施形態では、メインメモリ110は、微小画素の色情報である第2色情報としての文字画像の色情報(RGBデータ)をLUT(Look Up Table)方式で記憶する。具体的には、バンド描画処理部205は、文字画像領域について低解像度画素ごとに生成した文字画像の色情報(RGBデータ)を色ごとにLUT方式でメインメモリ110の微小画素RGBバンド画像メモリ格納領域に記憶するとともに、各低解像度画素に対応する文字画像の色情報のLUTアドレスを当該低解像度画素の配列パターンデータ(DOT情報)に関連付けた状態でメインメモリ110の微小画素バンド画像メモリ格納領域に記憶する。これにより、1つの低解像度画素についての必要なデータの総量を小さく抑えることができるので、1つの低解像度画素についての必要な全データを、1回の読み込み動作でメインメモリ110から読み込むことが可能となり、処理の効率化を図ることができる。
なお、メインメモリ110の微小画素RGBバンド画像メモリ格納領域は、色数が足りない場合には、LUT(Look Up Table)のアドレスを増やしたフォーマットに変更するようにしてもよい。これにより、色数がLUT方式で管理可能な範囲内のものについては効率的な処理を行うことができる一方で、処理の効率が多少落ちても色の多いものについて対応することが可能となる。
また、本実施形態では、文字画像の色情報をLUT方式で管理しているが、図23に示すメモリフォーマットのように、文字画像の色情報も背景画像の色情報と同じ24[bit]のRGBデータとするフォーマットとしてもよい。
また、本実施形態では、バンド描画処理部205は、1200[dpi]の高解像度画像をテンポラリ記憶領域内に生成してから、低解像度(600[dpi])の微小画素の色情報(RGBデータ)と高解像度(1200[dpi])の配列パターンデータ(DOT情報)とを生成するので、比較的簡単な処理でこれらのデータを得ることができる。
また、本実施形態では、メインメモリ110は、配列パターンデータ(DOT情報)を、メインメモリ110の微小画素RGBバンド画像メモリ格納領域内に記憶される低解像度の微小画素色情報の単位で記憶する。これにより、画素ごとの配列パターンデータ(DOT情報)及び微小画素色情報の管理が容易となる。
また、本実施形態では、解像度変換装置160により変換されたC、M、Y、Kの画像データ(1200[dpi])に対してハーフトーン処理(階調処理)を行うハーフトーン処理手段としてのハーフトーン処理装置161を設けている。これにより、繊細な階調表現が可能となり、高画質化を図ることができる。
また、本実施形態において、解像度変換装置160は、メインメモリ110のRGBバンド画像メモリ格納領域に記憶された色情報と、微小画素バンド画像メモリ格納領域に記憶された配列パターンデータ(DOT情報)と、微小画素RGBバンド画像メモリ格納領域に記憶された微小画素色情報(RGBデータ)とを、ライン単位で読み込んで解像度変換を行う。これにより、処理の効率化を図ることができる。
また、本実施形態では、バンド描画処理部205が生成する第1色情報(背景画像の色情報)は、メインメモリ110から一括して読み出し可能な最小単位である1ワード(32[bit])よりも少ない情報量である24[bit]であり、バンド描画処理部205が生成する4[bit]の配列パターンデータ(DOT情報)とバンド描画処理部205が生成する第2色情報(文字画像の色情報)の4[bit]のLUTアドレスとの合計情報量は、1ワードから上記第1色情報の情報量(24[bit])を差し引いた残りの情報量(8[bit])以下である。したがって、処理の効率化を図ることができる。
実施形態に係るプリンタを示す概略構成図である。 同プリンタにおける電装部をパソコンとともに示すブロック図である。 1200[dpi]の解像度の「あ」という日本語の文字画像を、1200×1200の画素マトリクス上に描画したときの説明図である。 600[dpi]の解像度の「あ」という日本語の文字画像を、600×600の画素マトリクス上に描画したときの説明図である。 画像処理全体の流れに沿って表現した機能ブロック図である。 画像処理全体の流れを示すフローチャートである。 メインメモリ内の各種データ領域を説明するための説明図である。 PDLデータに基づく1200[dpi]の入力画像(処理対象画像)の一例を1バンド分だけ示した説明図である。 (a)は、メインメモリのRGBバンド画像メモリ格納領域上に描画される画像のイメージを示す説明図である。(b)は、(a)の画像に対応する部分の文字画像についてのイメージを示す説明図である。 メインメモリのRGBバンド画像メモリ格納領域のメモリフォーマットを示す説明図である。 配列パターンデータの内容を説明するための説明図である。 メインメモリの微小画素バンド画像メモリ格納領域におけるメモリフォーマットを示す説明図である。 メインメモリの階調処理後バンドメモリ格納領域上に記憶されるC、M、Y、Kの各画像のイメージを示す説明図である。 画像処理全体の流れを、メインメモリに対する読み込みと書き込みを中心に図示した説明図である。 文字画像領域についての主要な画像処理の流れを示すフローチャートである。 (a)〜(e)は、文字画像領域における画像処理を説明するための画像イメージを示す説明図である。 低解像度化処理を行った後の画像イメージ上における文字画像領域の位置を説明するための説明図である。 画像処理装置のブロック図である。 同画像処理装置で行う画像処理の流れを示すフローチャートである。 解像度変換装置のブロック図である。 同解像度変換装置で行う高解像度化処理の流れを示すフローチャートである。 メインメモリの微小画素バンド画像メモリ格納領域におけるメモリフォーマットの他の例を示す説明図である。 メインメモリの微小画素バンド画像メモリ格納領域におけるメモリフォーマットの更に他の例を示す説明図である。
符号の説明
1 感光体
4 帯電装置
5 光書込装置
6 回転型現像装置
7 Bk現像装置
10 中間転写ベルト
14 二次転写手段
16 クリーニング装置
50 定着装置
100 電装部
101 中央制御装置
102 通信コントローラ
110 メインメモリ
120 バス
130 メイン制御装置
132 符号化装置
133 復号装置
134 エンジンコントローラ
140 画像処理装置
157 色変換処理装置
160 解像度変換装置
161 ハーフトーン処理装置
170 パネル制御装置
180 プリンタエンジン
201 PDL記憶部
202 PDL解析部
203 画像処理パラメータ生成部
204 画像処理パラメータ記憶部
205 バンド描画処理部
206 バンド記憶部
207 微小画素バンド記憶部
208 画像処理部
209 階調処理後バンド画像記憶部
210 符号化処理部
211 ページ符号記憶部
212 復号処理部

Claims (8)

  1. 素ごとに色情報を有する処理対象画像の入力情報の入力を受ける入力手段と、
    該入力手段に入力された入力情報を出力解像度よりも低い解像度まで低解像度化する低解像度化処理を行う低解像度変換手段と、
    該低解像度変換手段が低解像度化処理を行った後の低解像度画像情報を出力解像度まで高解像度化する高解像度化処理を行う高解像度変換手段と、
    該高解像度変換手段が高解像度化処理を行った後の出力画像情報を出力する出力手段とを備えた画像処理装置において、
    記憶手段と、
    上記入力情報に基づいて、特定画像と該特定画像以外の背景画像とから構成される予め決められた特定画像領域を上記処理対象画像の中から検出する特定画像領域検出手段と、
    少なくとも上記特定画像領域について、上記低解像度化処理を行った後の画素である低解像度画素ごとに、上記入力情報に基づいて上記背景画像の色に対応する第1色情報を生成し、生成した第1色情報を上記記憶手段の第1色情報記憶領域に記憶する第1色情報処理手段と、
    上記入力情報に基づいて上記特定画像領域の画像データを上記記憶手段の一時記憶領域に一時的に描画する描画手段と、
    該描画手段が描画した上記一時記憶領域上の画像データを解析することにより、上記特定画像領域について、上記低解像度画素ごとに、上記入力情報に基づいて該低解像度化処理を行う前の画素である入力解像度画素のうち上記特定画像を構成する特定入力解像度画素の当該低解像度画素内の配置を示す形状情報を生成し、生成した形状情報を上記記憶手段の特定画像情報記憶領域に記憶する形状情報処理手段と、
    上記特定画像領域について、上記低解像度画素ごとに、上記入力情報に基づいて上記特定画像の色に対応する第2色情報を生成し、生成した第2色情報をLUT(Look Up Table)方式で上記記憶手段の第2色情報記憶領域に記憶するとともに、各低解像度画素に対応する第2色情報のLUTアドレス情報を当該低解像度画素の形状情報に関連付けた状態で上記記憶手段の上記特定画像情報記憶領域に記憶する第2色情報処理手段とを有しており、
    上記高解像度変換手段は、上記特定画像領域については、上記低解像度画素ごとに、高解像度化処理後の画素である出力解像度画素の配置を上記記憶手段の上記特定画像情報記憶領域に記憶されている形状情報に基づいて決定するとともに記特定画像の色を、上記記憶手段の上記特定画像情報記憶領域に記憶されているLUTアドレス情報によって特定される上記記憶手段の上記第2色情報記憶領域に記憶されている第2色情報に基づいて決定し、かつ、上記背景画像の色を上記記憶手段の第1色情報記憶領域に記憶されている第1色情報に基づいて決定して、上記低解像度画像情報に対して上記高解像度化処理を行うことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項の画像処理装置において、
    上記第1色情報処理手段が生成する第1色情報は、上記記憶手段から一括して読み出し可能な最小単位よりも少ない情報量であり、
    上記形状情報処理手段が生成する形状情報と上記第2色情報処理手段が生成する第2色情報のLUTアドレス情報との合計情報量は、上記最小単位から上記第1色情報の情報量を差し引いた残りの情報量以下であることを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1又は2の画像処理装置において、
    上記特定画像は文字画像であることを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置において、
    上記低解像度画素ごとに、上記記憶手段の第1色情報記憶領域から上記第1色情報を読み込んで、各低解像度画素の第1色情報を画像出力に使用する色情報へ変換する色変換処理を行う色変換処理手段を有し、
    上記高解像度変換手段は、上記色変換処理手段による色変換処理後の色情報を第1色情報として用いて上記高解像度化処理を行うことを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置において、
    上記高解像度変換手段により変換された画像データに対してハーフトーン処理を行うハーフトーン処理手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置において、
    上記高解像度変換手段は、上記記憶手段の上記特定画像情報記憶領域に記憶されたLUTアドレス情報及び形状情報と、上記記憶手段の上記第1色情報記憶領域に記憶された第1色情報とをライン単位で読み込んで、上記高解像度化処理を行うことを特徴とする画像処理装置。
  7. 画素ごとに色情報を有する処理対象画像の入力情報に基づく画像データに対して所定の画像処理を行って出力画像情報を出力する画像処理手段と、
    該画像処理手段から出力された出力画像情報に基づいて画像を形成する画像形成手段とを備える画像形成装置において、
    上記画像処理手段として、請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像処理装置を用いることを特徴とする画像形成装置
  8. 素ごとに色情報を有する処理対象画像の入力情報の入力を受ける入力工程と、
    該入力工程で入力された入力情報を出力解像度よりも低い解像度まで低解像度化する低解像度化処理を行う低解像度変換工程と、
    該低解像度変換工程で低解像度化処理を行った後の低解像度画像情報を出力解像度まで高解像度化する高解像度化処理を行う高解像度変換工程と、
    該高解像度変換工程で高解像度化処理を行った後の出力画像情報を出力する出力工程とを有する画像処理方法において、
    上記入力情報に基づいて、特定画像と該特定画像以外の背景画像とから構成される予め決められた特定画像領域を上記処理対象画像の中から検出する特定画像領域検出工程と、
    少なくとも上記特定画像領域について、上記低解像度化処理を行った後の画素である低解像度画素ごとに、上記入力情報に基づいて上記背景画像の色に対応する第1色情報を生成し、生成した第1色情報を記憶手段の第1色情報記憶領域に記憶する第1色情報処理工程と、
    上記入力情報に基づいて上記特定画像領域の画像データを上記記憶手段の一時記憶手段に一時的に描画する描画工程と、
    該描画工程で描画した上記一時記憶領域上の画像データを解析することにより、上記特定画像領域について、上記低解像度画素ごとに、上記入力情報に基づいて該低解像度化処理を行う前の画素である入力解像度画素のうち上記特定画像を構成する特定入力解像度画素の当該低解像度画素内の配置を示す形状情報を生成し、生成した形状情報を上記記憶手段の特定画像情報記憶領域に記憶する形状情報処理工程と、
    上記特定画像領域について、上記低解像度画素ごとに、上記入力情報に基づいて上記特定画像の色に対応する第2色情報を生成し、生成した第2色情報をLUT(Look Up Table)方式で上記記憶手段の第2色情報記憶領域に記憶するとともに、各低解像度画素に対応する第2色情報のLUTアドレス情報を当該低解像度画素の形状情報に関連付けた状態で上記記憶手段の上記特定画像情報記憶領域に記憶する第2色情報処理工程とを有しており、
    上記高解像度変換工程では、上記特定画像領域については、上記低解像度画素ごとに、高解像度化処理後の画素である出力解像度画素の配置を上記記憶手段の上記特定画像情報記憶領域に記憶されている形状情報に基づいて決定するとともに記特定画像の色を、上記記憶手段の上記特定画像情報記憶領域に記憶されているLUTアドレス情報によって特定される上記記憶手段の上記第2色情報記憶領域に記憶されている第2色情報に基づいて決定、かつ、上記背景画像の色を上記記憶手段の第1色情報記憶領域に記憶されている第1色情報に基づいて決定して、上記低解像度画像情報に対して上記高解像度化処理を行うことを特徴とする画像処理方法。
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