JPH09168086A - 画像データ処理装置 - Google Patents

画像データ処理装置

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JPH09168086A
JPH09168086A JP7346961A JP34696195A JPH09168086A JP H09168086 A JPH09168086 A JP H09168086A JP 7346961 A JP7346961 A JP 7346961A JP 34696195 A JP34696195 A JP 34696195A JP H09168086 A JPH09168086 A JP H09168086A
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JP
Japan
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dot
code information
dots
unit
video data
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Application number
JP7346961A
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English (en)
Inventor
Masakazu Oshita
政和 大下
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ビットマップ状に展開された画像の画質の向上
と共にトナー消費量の低減が望まれてる。そこで、係る
要望を満足するように画像データを補正する。 【解決手段】ドット抽出部72とウインドウ73で注目
ドットを中心とした所定範囲のドットを抽出しサンプリ
ングする。パターン認識部74はサンプリングしたドッ
トを基に注目ドットが成す線分形状の特徴を調べてコー
ド情報を用いて出力する。判別部747はコード情報を
基にジャギー補正の必要の有無を判別し、判別結果に応
じてコード情報を変換する。コード情報置換部79は注
目ドット及び周辺ドットの色に応じてコード情報を変換
し、アドレスとしてパターンメモリ75に対して出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は画像データ処理装
置、特に画質の向上及びトナー消費量の削減に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタ装置、デジタル複写機及
び普通紙ファクシミリ装置等のデジタル画像データを用
いた電子写真方式の画像データ処理装置においては、文
字コードデータをフォントを用いて文字イメージデータ
に変換し、或いはスキャナ等によって読み取られたデー
タを量子化してビットマップ状にビデオメモリ上に展開
している。
【0003】ビットマップ状に展開したイメージデータ
においては文字及び画像の輪郭部が階段状に成り形成画
像に歪みを生じることがあった。これに対して、特開平
5-207282号公報で示す画像データ処理方法及び画像デ
ータ処理装置ではビットマップ状に展開された画像デー
タに対して輪郭部のジャギーを補正して画質の向上を図
ると共に、画像データのうちの補正が必要なドットの判
別と補正が必要なドットに対する補正データの決定を、
マイクロプロセッサ等による簡単な判定及び演算によっ
て極めて短時間で行なえるようにしている。
【0004】特願平4-301395号公報で示す画像データ
処理方法ではビットマップ状に展開された画像データの
黒ドット領域と白ドット領域との境界部分の線分形状を
認識して、認識した線分形状の特徴を複数ビットのコー
ド情報に置き換え、そのコード情報の一部を利用して補
正が必要なドットか否かを判別し、補正が必要と判別し
たドットに対しては上記コード情報に応じた補正を行な
うようにしている。一方、この画像データ処理方法を用
いた画像データ処理装置は、ビットマップ状に展開され
た画像データの注目ドットを中心として所定範囲のドッ
トのデータをサンプリングするウインドウと、該ウイン
ドウでサンプリングされたドットを基に該画像データの
黒ドット領域と白ドット領域との境界部分の線分形状を
認識して、上記注目ドットに対して認識した線分形状の
特徴を表す複数ビットのコード情報を生成するパターン
認識部と、そのコード情報を利用して補正が必要なドッ
トか否かを判別する判別部と、判別部が補正が必要と判
別したドットに対して、上記パターン認識部によって生
成されたコード情報をアドレスとして予め記憶されてい
る補正データを読み出して出力するパターンメモリとを
備えている。
【0005】ここで、上記パターン認識部は、所要の各
ドットに対して認識した線分形状の特徴を表すコード情
報として、パターン認識対象とするドットが黒ドット或
いは白ドットのいずれであったかを示すコードと、線分
の傾斜方向を示すコードと、傾きの度合いを示すコード
と、対象とするドットの水平あるいは垂直方向に連続す
る線分の端部のドットからの位置を示すコードを含むコ
ード情報を生成するものである。そして、以上説明した
画像データ処理方法及びその装置によれば、ビットマッ
プ状に展開された画像データの黒ドット領域の白ドット
領域との境界部分(文字等の輪郭部)の線分形状を認識
して、所要の各ドットに対して複数ビットのコード情報
に置き換え、そのコード情報を利用して補正が必要なド
ットか否かを判別し、補正が必要なドットに対しては上
記コード情報に応じた補正を行なうので、予め補正が必
要な全ての特徴パターンをテンプレートとして作成して
記憶させておく必要が無くなり、補正が必要なドットの
判別と補正が必要なドットに対する補正データの決定を
上記コード情報を用いて簡単に短時間で行なうことがで
きる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像デ
ータ処理装置に対しては画質の向上と共にトナー消費量
の低減等も望まれている。
【0007】この発明はかかる要望を満足するためにな
されたものであり、画質の向上及びトナー消費量の低減
を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る画像デー
タ処理装置は、パターンメモリと主走査カウンタとウイ
ンドウとパターン認識部と判別部とコード情報置換部を
有し、パターンメモリは予め所定のアドレスにジャギー
補正するためのビデオデータ、トナー消費量を削減する
ためのビデオデータ及び注目ドットをそのまま出力する
ためのビデオデータを格納し、主走査カウンタはビット
マップ状に展開された画像データの主走査方向のドット
数をカウントし、ドット抽出部はビットマップ状に展開
された画像データの注目ドットを中心とした所定範囲の
ドットを抽出し、ウインドウはドット抽出部が抽出した
所定範囲のドットをサンプリングし、パターン認識部は
ウインドウがサンプリングしたドットを基に注目ドット
が成す線分形状の特徴を調べて調べた線分形状の特徴を
垂直又は水平方向に連続するドット数で表した位置情報
及び線分の傾きの情報を含みパターンメモリのビデオデ
ータの格納先を示すアドレスから成るコード情報を用い
て出力し、判別部はパターン認識部が出力したコード情
報を基に注目ドットを補正する必要があるか否かを判別
し、注目ドットを補正する必要がある場合は上記コード
情報をコード情報置換部に出力し、注目ドットを補正す
る必要がない場合はコード情報の位置情報を注目ドット
と同じドットを表すビデオデータが格納されているアド
レスを示すように変換し、コード情報置換部は判別部か
ら入力したコード情報をアドレスとしてパターンメモリ
に対して出力して、ビットマップ状に展開された画像デ
ータの輪郭部を補正してジャギーを無くす。
【0009】さらに、コード情報置換部はトナー消費量
の削減の指示を入力しているときに判別部から入力した
コード情報において注目ドットが補正不要ドットである
ことを示し、且つ、注目ドット及び注目ドットの周辺ド
ットが黒ドットであることを示している場合にコード情
報の位置の情報を主走査カウンタがカウントした主走査
方向のドット数で置き換えてコード情報がパターンメモ
リのトナー削減用のビデオデータを格納したアドレスを
示すように変換し、コード情報をアドレスとしてパター
ンメモリに対して出力して、周囲を黒ドットで囲まれた
黒ドットに対して補正を行い、主走査ライン単位で黒ド
ット領域を少なくする。
【0010】さらに、ビットマップ状に展開された画像
データの任意の任意の領域に複数のウインドウを設定す
る画像領域設定部を有し、画像データの任意の領域で黒
ドット領域を主走査ライン単位で削減する。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の画像データ処理装置
は、レーザプリンタ装置、デジタル複写機及び普通紙フ
ァクシミリ装置等のデジタル画像データを用いた電子写
真方式の画像データ処理装置であって、ビットマップ状
に展開された画像データの各ドットを順に調べ必要に応
じて補正することにより画質の向上及びトナー消費量の
低減をするものである。
【0012】画像データ処理装置は注目パターンが成す
線分の特徴をコード化して線分の特徴に応じたビデオデ
ータを予め記憶したパターンメモリに入力してパターン
メモリからビデオデータを出力する処理を各ドットに対
して順に行うことにより、画像データを補正するもの
で、ドット抽出部とウインドウとパターン認識部と判別
部とパターンメモリとビデオデータ出力部を有する。ド
ット抽出部は、例えば画像をビット単位に展開するコン
トロ−ラから送られてきた複数ライン分のビデオデ−タ
を格納するラインバッファをシリアルに接続する先入れ
先出しのメモリを備え、ビットマップ状に展開された画
像データの注目ドットを中心とした所定範囲のドットを
抽出する。ウインドウは、例えばシフトレジスタから成
り、ドット抽出部が抽出した所定範囲のドットをサンプ
リングする。パターン認識部はウインドウがサンプリン
グしたドットを基に注目ドットが成す線分形状の特徴を
調べて、調べた線分形状の特徴を線分の傾きと位置の情
報を含むコード情報を用いて出力する。ここで、コード
情報はパターンメモリのビデオデータが格納されたアド
レスを示す。ただし、ここでは補正が必要か否か分から
ないので、判別部はパターン認識部が出力したコード情
報を基に注目ドットを補正する必要があるか否かを判断
し、ドットを補正する必要がない場合はコード情報の位
置情報をコード情報がコード情報の位置情報を注目ドッ
トと同じドットを表すビデオデータが格納されているア
ドレスを示すように変換する。
【0013】パターンメモリは予め所定のアドレスにジ
ャギーを補正するためのビデオデータ、トナーの消費量
を削減するためのビデオデータ及び注目ドットをそのま
ま出力するためのビデオデータを記憶して、例えば判別
部から送られたコード情報がジャギー補正用のビデオデ
ータを格納したアドレスを示している場合にはそのビデ
オデータを出力し、判別部から送られたコード情報が注
目ドットをそのまま出力するためのビデオデータを格納
したアドレスを示している場合には注目ドットと同じド
ットがそのまま出力されるようなビデオデータを出力す
る。例えば、注目ドットが補正の必要でない黒ドットで
ある場合は、判別部はパターン認識部が出力したコード
情報の位置情報を黒ドットを表すビデオデータが格納さ
れているアドレスを示すように変換する。パターンメモ
リはコード情報をアドレスとして入力して対応したビデ
オデータを出力する。ビデオデータ出力部はパターンメ
モリが出力したビデオデータをエンジンドライバに送
り、ビットマップ状に展開された画像データのジャギー
を無くす。
【0014】ここで、パターン認識部が出力するコード
情報は、例えば「12」ビットで構成され、「12」ビット
目が線分の傾斜方向を示し、「10」ビット目及び「9」
ビット目が判別部の判別結果を入れる部分であり、
「8」ビット目がパターン認識対象として注目するドッ
トが黒ドットと白ドットの境界領域のいずれの位置にあ
ったかを示し、「8」ビット目がパターン認識対象とし
て注目するドットが黒ドット或いは白ドットのいずれで
あるかを示し、「7」ビット目から「5」ビット目が傾き
の度合いを示し、「4」ビット目がパターン認識対象と
して注目するドットが1ドット或いは2ドット以上の線
分のいずれであるかを示し、「3」ビット目から「1」ビ
ット目が対象として注目するドットの水平あるいは垂直
方向に連続する線分の端部のドットからの位置を示す。
パターンメモリは上記パターン認識部が出力したコード
情報中の傾きの度合いを示す「7」ビット目から「5」ビ
ット目と、連続する線分の端部のドットからの位置を示
す「3」ビット目から「1」ビット目をアドレスとして入
力し、それぞれに対応した補正データを出力する。な
お、全ての補正パターンのデータを記憶するとデータ量
が多くなることから、線分の傾斜方向を示す「12」ビッ
ト目等を用い、補正パターンを回転したりしてデータ量
を少なくしている。
【0015】さらに、トナーの使用量を低減するため
に、画像データ処理装置は主走査カウンタとコード情報
置換部を有する。主走査カウンタはビットマップ状に展
開された画像データの主走査方向のドット数をカウント
する。コード情報置換部はトナー消費量の削減の指示を
選択する信号を入力しているときに、判別部から入力し
たコード情報において注目ドットが補正不要ドットであ
ることを示し、且つ、注目ドット及び注目ドットの周辺
ドットが黒ドットであることを示している場合にコード
情報の位置の情報を主走査カウンタがカウントした主走
査方向のドット数で置き換えて、コード情報がパターン
メモリのトナー削減用のビデオデータを格納したアドレ
スを示すように変換し、パターンメモリに対してアドレ
スとして出力する。これにより、画像データ処理装置は
主走査ライン単位で黒ドット領域を少なくする。ここ
で、判別部が補正不要と判別した場合はコード情報の位
置情報は判別部によって置き換えられているが、注目ド
ット及び注目ドットの周辺ドットが黒ドットである場合
はコード情報置換部は主走査カウンタがカウントした主
走査方向のドット数で再びコード情報の位置情報を置き
換えるので、コード情報がパターンメモリのトナー削減
用の補正データを格納したアドレスを示すように変換す
ることができる。ビデオデータ出力部はパターンメモリ
が補正データを出力するとパターンメモリが出力した補
正データを用いてビットマップ状に展開された画像デー
タを置き換えて、主走査ライン単位で黒ドット領域を少
なくすることができる。
【0016】さらに、ビットマップ状に展開された画像
データの任意の任意の領域に複数のウインドウを設定す
る画像領域設定部を有し、画像データの任意の領域で黒
ドット領域を主走査ライン単位で削減する。
【0017】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の画像データ処理
装置の構成図である。ここでは画像データ処理装置とし
てレーザプリンタを用いて説明する。図に示すように、
レーザプリンタ2は、コントローラ3、エンジンドライ
バ4、プリンタエンジン5、及び内部インターフェイス
6を有する。レーザプリンタ2は、ホストコンピュータ
1から転送されるプリントデータを受信してコントロー
ラ3によりペ−ジ単位のビットマップデータに展開し、
レーザを駆動するためのドット情報であるビデオデータ
に変換して内部インターフェイス6を介してエンジンド
ライバ4へ送り、プリンタエンジン5をシーケンス制御
して用紙に可視像を形成する。
【0018】コントローラ3は、マイクロコンピュータ
(以下、「MPU」という)31とROM32とRAM
33とデータインターフェイス(以下、「データIO」
という。)34と操作パネル35を備える。MPU31
はROM32に記憶した制御プログラム等を基にコント
ローラ3全体の動作を制御する。ROM32は上記制御
プログラム、定数データ及び文字フォント等を格納す
る。RAM33は一時的なデータ及びドットパターン等
を記憶する。データIO34はホストコンピュータ1等
とのデータの入出力を制御する。操作パネル35はオペ
レ−タからの指示を入力してその情報をエンジンドライ
バ4等に伝えたり、レーザプリンタ2の状況を表示した
りする。
【0019】上記構成のそのコントローラ3は、ホスト
コンピュ−タ1からプリント命令等のコマンド及び文字
データ、画像データ等のプリントデータを受信し、それ
らを編集して文字コードならばROM32に記憶してい
る文字フォントによって画像書き込みに必要なドットパ
ターンに変換し、それらの文字及び画像(以下まとめて
「画像」という)のビットマップデータをRAM33内
のビデオRAM領域にペ−ジ単位で展開する。そして、
エンジンドライバ4からレディー信号と共に画像クロッ
クWCLKが入力すると、コントローラ3はRAM33
内のビデオRAM領域に展開されているビットマップデ
ータ(ドットパターン)を、画像クロックWCLKに同
期したビデオデータとして、内部インターフェイス6を
介してエンジンドライバ4に出力する。
【0020】エンジンドライバ4は、マイクロコンピュ
ータ(以下「CPU」という)41とROM42とRA
M43とデータインターフェイス(以下、「データI
O」という。)44を備える。CPU41はROM42
に記憶した制御プログラム等を基にエンジンドライバ4
の動作を制御する。ROM42は上記制御プログラム、
定数データ等を格納する。RAM43は一時的なデータ
等を記憶する。データIO44は、内部インターフェイ
ス6と接続され、コントロ−ラ3からのビデオデータや
操作パネル35上の各種スイッチの状態を入力したり、
画像クロック(WCLK)及びペーパーエンド等のステ
ータス信号をコントローラ3へ出力する。また、データ
IO44は、プリンタエンジン5を構成する書き込みユ
ニット26及びその他のシーケンス機器群27と、同期
センサを含む各種のセンサ類28とも接続されている。
【0021】エンジンドライバ4は、コントローラ3か
ら内部インターフェイスを介して入力したビデオデータ
により、プリンタエンジン5の書き込みユニット26及
び帯電チャージャ、現像ユニット等のシーケンス機器群
27等を制御したり、画像書き込みに必要なビデオデー
タを内部インターフェイス6を介して入力して書き込み
ユニット26に出力すると共に、同期センサその他のセ
ンサ類28からエンジン各部の状態を示す信号を入力し
て処理したり、必要な情報やエラー状況(例えばペーパ
ーエンド等)のステータス信号を内部インターフェイス
6を介してコントローラ3へ出力する。
【0022】書き込みユニット26は、例えば図2に示
すようにレーザダイオードユニット50、第1シリンダ
レンズ51、第1ミラー52、結像レンズ53、ディス
ク型モータ54、ディスク型モータ54により矢示A方
向に回転するポリゴンミラー55、第2ミラー57、第
2シリンダレンズ58、第3ミラー60、シリンダレン
ズからなる集光レンズ61及び受光素子からなる同期セ
ンサ62とを備える。レーザダイオードユニット50は
内部にレーザダイオードと、このLDから射出される発
散性ビームを平行光ビームにするコリメータレンズとを
一体に組み込んだものである。第1シリンダレンズ51
は、レーザダイオードユニット50から射出された平行
光ビームを感光体ドラム15上において副走査方向に整
形する。結像レンズ53は第1ミラー52で反射された
平行光を収束性ビームに変換し、ポリゴンミラー55の
ミラー面55aに入射する。ポリゴンミラー55は、各
ミラー面55aを湾曲させて形成したRポリゴンミラー
である。
【0023】第2ミラー57は、ポリゴンミラー55に
反射されて偏光されたビーム(走査ビーム)を感光体ド
ラム15に向けて反射する。この第2ミラー57で反射
された走査ビームは、第2シリンダレンズ58を経て感
光体ドラム15上の主走査線15aの線上に鋭いスポッ
トとして結像する。また、第3ミラー60は回転偏光器
56で反射された光ビームによる感光体ドラム15上の
走査領域外に配置され、入射された光ビームを同期セン
サ62側に向けて反射する。例えばフォトダイオード等
の受光素子から成る同期センサ62は第3ミラー60で
反射され集光レンズ61によって集光された光ビームを
入射し、走査開始位置を一定に保つための同期信号に変
換する。
【0024】プリンタエンジン5には、図3に示すよう
に上下2段の給紙カセット10a、10bのいずれか、
例えば上段の給紙カセット10aの用紙スタック11a
から給紙ローラ12によって用紙11が給送され、その
用紙11はレジストローラ対13によってタイミングを
とられた後、感光体ドラム15の転写位置へ搬送され
る。以下、プリンタエンジン5の動作について説明す
る。
【0025】メインモータ14により矢示方向に回転駆
動される感光体ドラム15は、帯電チャージャ16によ
ってその表面が帯電され、書き込みユニット26からの
PWM変調されたスポットで走査されて表面に静電潜像
が形成される。この潜像は、現像ユニット17によって
トナーを付着され可視像化され、そのトナー像は、レジ
ストローラ対13によって搬送されてきた用紙11上に
転写チャ−ジャ18の作用により転写する。画像が転写
した用紙は感光体ドラム15から分離し、搬送ベルト1
9によって定着ユニット20に送られる。定着ユニット
20は加圧ローラ20aで用紙を定着ローラ20bに圧
接し、その圧力と定着ローラ20bの熱とによって画像
を用紙に定着する。排紙ロ−ラ21は定着ユニット20
を出た用紙を側面に設けた排紙トレイ22へ排出する。
一方、クリ−ニングユニット23は感光体ドラム15に
残留しているトナ−を除去し回収する。
【0026】また、このレ−ザプリンタ2内の上方に
は、それぞれコントロ−ラ3、エンジンドライバ4及び
内部インターフェイス6を構成する複数枚のプリント回
路基板24が搭載されている。
【0027】内部インターフェイス6はドット補正部7
を備える。ドット補正部7はコントローラ3が送出する
ビデオデータに対してドット補正を行なう部分であり、
図4に示すようにパラレルシリアルコンバ−タ(以下
「PSコンバ−タ」という。)71、FIFOメモリ7
2、ウインドウ73、パタ−ン認識部74、メモリブロ
ック75、ビデオデ−タ出力部76、これらを同期制御
するタイミング制御部77、主走査カウンタ78及びコ
ード情報置換部79を備える。PSコンバ−タ71は、
コントロ−ラ3から転送されるビデオデ−タが例えば8
ビットのパラレルデ−タの場合、それをシリアルデ−タ
に変換してFIFOメモリ72へ送る。なお、コントロ
−ラ3から転送されるビデオデ−タがシリアルデ−タの
場合には、PSコンバ−タ71は不要である。FIFO
メモリ72は、先入れ先出しのメモリ(First In First
Out memory)であり、図5に示すようにコントロ−ラ
3から送られてきた複数ライン分(この実施例では6ラ
イン分)のビデオデ−タを格納するラインバッファ72
a〜72fをシリアルに接続する。
【0028】ウインドウ73はコントローラ3からPS
コンバータ71を介して接続したシリアルのビデオデー
タ1ラインと、FIFOメモリ72の各ラインバッファ
72a〜72fから出力される6ラインとの計7ライン
のデータに対して、各々11ビット分のシフトレジスタ
73a〜73gをシリアルに接続して、例えば図6に示
すようにパターン検出用のドットを抽出するサンプル窓
を構成している。中央のシフトレジスタ73dの真中の
ビット(図中×印で示している。)がタ−ゲットとなる
注目ドットの格納位置である。なお、このウインドウ7
3を構成する各シフトレジスタ73a〜73gのうち、
シフトレジスタ73aと73gは7ビット、シフトレジ
スタ73bと73fは8ビットで足り、図中破線で示す
部分は無くてもよい。このFIFOメモリ72を構成す
るラインバッファ72a〜72f及びウインドウ73を
構成するシフトレジスタ73a〜73g内でビデオデー
タが順次1ビットずつシフトすることによって、注目ド
ットが順次変化し、その各注目ドットを中心とするウイ
ンドウ73のビデオデータを連続的に抽出することがで
きる。
【0029】サンプル窓である上記ウインドウ73は、
図6のブロック図に示すように中央の3×3ビットのコ
ア領域73Cと、その上領域73U、下領域73Dと、
左領域73L及び右領域73Rを備える。
【0030】上記コア領域73Cの中心のドットが補正
の対象となる注目ドットである。このコア領域73C内
には、例えば図7、図8及び図9に示すようなパターン
が現れる。なお、図中、丸印は黒ドット、二重丸は白ド
ットを示し、三角印は黒ドットであっても白ドットであ
っても良いことを示す。ここで、図7(a)〜図7
(d)は傾き「45」度のパターンの例であり、このパタ
ーンは補正の対象ではない。補正の対象となるのは水平
に近い線分の場合は(ドットの垂直成分)/(ドットの
水平成分)が傾きが1/2以下、垂直に近い線分の場合
は(ドットの垂直成分)/(ドットの水平成分)が傾き
が2以上の場合であるので、図8(b),図8(c),
図8(e),図8(f)及び図9(b),図9(c),
図9(e),図9(f)が補正の対象のパターンであ
る。この図7から図9に示すパターンを基本パターンと
して記憶し、実際のコア領域73C内のパターンと比較
すれば、そのパターンの補正の必要があるか否かを容易
に判断することができる。
【0031】さらに、コア領域73Cに現れるパターン
の傾きを正確に調べるためにはコア領域73Cの周辺領
域73U,73D,73L,73Rを調べる必要があ
る。すなわち、コア領域73C内おける線分のパターン
が水平に近い場合は左領域73L及び右領域73Rを、
コア領域73C内おける線分のパターンが垂直に近い場
合は上領域73U及び下領域73Dを調べて傾きを正確
に調べる。
【0032】パターン認識部74は、ウインドウ73か
ら抽出したドット情報を基に、ターゲットとなっている
ドット(注目ドット)及びその周囲の情報、特に画像デ
ータの黒ドットと白ドットの境界の線分形状の特徴を認
識し、その認識結果を定められたフォーマットのコード
情報にして出力する。このコード情報がメモリブロック
75のアドレスコードとなる。
【0033】パタ−ン認識部74は、図10に示すよう
にコア領域認識部741、周辺領域認識部742、マル
チプレクサ743、744、傾き計算部745、位置計
算部746、判別部747及びゲ−ト748を備える。
【0034】コア領域認識部741はコア領域73C内
の線分を調べ、H/V,B/W,U/L,DIR0,D
IR1,RUC,LLC,GST,CC0,CC1,R
UAS0,RUAS1,LLAS0及びLLAS1の各
信号を出力する。H/V信号は対象の線分が水平に近い
か又は垂直に近いかを示す信号で、水平に近い線分の場
合に「1」となる。DIR0,DIR1は傾きの方向を
示すもので、その組合せにより補正不要、右上がり、左
上がり、水平、垂直などの状態を表す。RUCは右領域
73R又は上領域73Uの状態を調べる必要があるか否
かを示す。LLCは左領域73L又は下領域73Dの状
態を調べる必要があるか否かを示す。GSTは注目ドッ
トが傾き計算のスタート点か否かを示す。CC0,CC
1はコア領域73C内のパターンの連続ドット数を示
す。
【0035】周辺領域認識部742は上領域認識部74
2U、右領域認識部742R、下領域認識部742D及
び左領域認識部742Lを備える。周辺領域認識部74
2はウインドウ73及びコア領域認識部741からの信
号を受け、cn0〜cn2,dir0及びdir1の各
信号を出力する。cn0〜cn2はコア領域73C内の
特定のドットに対する周辺領域内での水平方向又は垂直
方向の連続ドット数を示す。dir0,dir1はサブ
領域内のマッチング検出により検出されたパターンの傾
き方向を示す。
【0036】マルチプレクサ743、744はそれぞれ
周辺領域認識部742からの信号を受け、右領域、左領
域内における連続ドット数及び傾き方向を示す信号を出
力する。傾き計算部745はコア領域認識部741から
の信号を基に線分の傾きの度合いを表す信号を出力す
る。なお、この傾きの度合いは、線分の水平方向又は垂
直方向の連続ドット数で表す。
【0037】位置計算部746はコア領域認識部741
からの信号を基に注目ドットの位置を表す信号を出力す
る。なお、注目ドットの位置を表す信号としては、線分
が水平に近い場合は連続ドット内の左端から注目ドット
までのドット数、線分が垂直に近い場合は連続ドット内
の下端から注目ドットまでのドット数を表した信号を用
いる。
【0038】判別部747は認識した線分が補正すべき
パターンを成していたか否かを判別しその結果を表す信
号を出力する。ゲ−ト748は判別部747からの信号
がパターンを補正すべきであることを示しているときに
は位置計算部746からの信号をそのまま出力し、ゲ−
ト748は判別部747からの信号がパターンを補正す
る必要がないことを示しているときには位置を示す信号
として「0」を出力する。これにより、補正が必要な場
合にはコード情報でジャギー補正用のビデオデータを格
納したアドレスを示し、補正が必要でない場合には注目
ドットと同じドットを示すビデオデータを格納したアド
レスを示すことができる。このようにして、パターン認
識部74は「12」ビットのコード情報を出力する。ここ
で、コード情報は「12」ビット目が線分の傾斜方向を示
し、「10」ビット目及び「9」ビット目が判別部の判別
結果を入れる部分であり、「8」ビット目がパターン認
識対象として注目するドットが黒ドットと白ドットの境
界領域のいずれの位置にあったかを示し、「8」ビット
目がパターン認識対象として注目するドットが黒ドット
或いは白ドットのいずれであるかを示し、「7」ビット
目から「5」ビット目が傾きの度合いを示し、「4」ビッ
ト目がパターン認識対象として注目するドットが1ドッ
ト或いは2ドット以上の線分のいずれであるかを示し、
「3」ビット目から「1」ビット目が対象とするドットの
水平あるいは垂直方向に連続する線分の端部のドットか
らの位置を示す。パターンメモリは上記パターン認識部
が出力したコード情報中の傾きの度合いを示す「7」ビ
ット目から「5」ビット目と、連続する線分の端部のド
ットからの位置を示す「3」ビット目から「1」ビット目
をアドレスとして入力し、それぞれに対応した補正デー
タを出力する。なお、全ての補正パターンのデータを記
憶するとデータ量が多くなることから、線分の傾斜方向
を示す「12」ビット目等を用い、補正パターンを回転し
たりしてデータ量を少なくしている。以下、コード情報
の「1」ビット目から「12」ビット目までをA0からA
11で表す。
【0039】メモリブロック75は、図11に示すよう
にパタ−ンメモリ752を備え、予め所定のアドレスに
ジャギーを補正するためのビデオデータ、トナーの消費
量を削減するためのビデオデータ及び注目ドットをその
まま出力するためのビデオデータを記憶し、パタ−ン認
識部74から出力される「12」ビットのコ−ド情報をア
ドレスとして、予め記憶された「10」ビットのビデオデ
−タを出力する。なお、パタ−ンメモリ752の補正デ
−タは、コントロ−ラ3のMPU31あるいはエンジン
ドライバ4のCPU41によりROM32又は42から
選択的にロ−ドされたり、ホストコンピュ−タ1からダ
ウンロ−ドする。これにより、画像デ−タの被補正パタ
−ンに対するビデオデ−タを容易に変更することが可能
である。
【0040】ビデオデータ出力部76はこのパターンメ
モリ752が出力したビデオデータをエンジンドライバ
4に出力する。これにより、レーザプリンタ2は少ない
記憶領域を用いてビットマップ状に展開された画像デー
タの輪郭部を補正してジャギーを無くすことができる。
タイミング制御部77は、エンジンドライバ4から1ペ
−ジ分の書き込み期間を規定するFGATE信号、1ラ
イン分の書き込み期間を規定するLGATE信号、各ラ
インの書き込み開始及び終了タイミングを示すLSYN
C信号、1ドット毎の読み出し及び書き込みの周期を取
る画像クロックWCLK、及びRESET信号を入力
し、上述の各部ブロック71〜76に対してその動作の
周期をとるために必要なクロック信号等を発生する。
【0041】主走査カウンタ78は画像左端からのドッ
ト数を主走査方向のドット数として計数する。コード情
報置換部79は、例えば図12に示す構成を備え、トナ
ー消費量の削減を選択していることを示すselect信号が
アクティブ状態のときに、(A10,A9)=(1,
1)となりエッジ補正不必要ドットであることを示し、
且つ(A2)=(1)となりパタ−ン認識対象として注
目するドットが周辺を黒ドットで囲まれた黒ドットであ
ることを示す場合に、A1とA0を主走査方向の主走査
ドットのカウント値と置換え、各主走査ドット毎に当該
黒ドットに対する予め記憶された補正デ−タに置換えて
パターンメモリ752に対してアドレスとして送る。パ
ターンメモリ752はコード情報置換部79からのコー
ド情報をアドレスとしてトナーの消費量を削減するため
に注目ドットを補正するためのビデオデータなどを予め
記憶して、アドレスに応じてそれらのビデオデータを出
力する。ビデオデータ出力部76はパターンメモリ75
2が出力したビデオデータを出力するので、図13
(b)に示すように画像の形状を損なわずに黒ドット領
域の主走査ドット単位での削減を行ない、電子写真方式
による画像形成装置におけるトナ−消費量を削減するこ
とができる。また、図4のコ−ド情報置換部79におい
て前記コ−ド情報のA1とA0の置換えを行うか否かの
切り換えの選択を可能とすることにより、図13(c)
に示すトナ−消費量の削減を行わないジャギ−補正を行
った画像をプリントするか、トナ−消費量の削減を行っ
た画像をプリントするかの選択もできる。ここで、パタ
ーン認識部74が出力したコード情報の位置情報を主走
査カウンタ78がカウントした主走査方向のドット数で
置き換えるので、注目ドットの位置が常に画像の端部か
ら計数され、主走査ライン単位で黒ドット領域を少なく
することができる。なお、図中白丸は黒ドット、斜線で
塗り潰した丸は黒ドットを変更した白ドット、横線で塗
り潰した丸は黒ドットを分割した径の小さいドットを示
す。
【0042】上記構成のレーザプリンタの動作の概要
を、図14のフローチャートを参照して説明する。
【0043】ドット補正部7はコントローラ3からビッ
トマップ状に展開した画像データを受けると(ステップ
S1)、ウインドウ73で注目ドット及びその周辺のド
ットをサンプリングして(ステップS2)、パターン認
識部74注目パターンが成す線分の特徴を示すコード情
報を生成する(ステップS3)。コード情報により注目
ドットがジャギー補正を要するドットである場合は(ス
テップS4)、判別部747はコード情報置換部79を
介してコード情報をメモリブロック75にアドレスとし
て送り、メモリブロック75は補正用のビデオデータを
ビデオデータ出力部76を介してエンジンドライバ4に
出力する(ステップS5)。注目ドットがジャギー補正
を要しないドットである場合は(ステップS4)、判別
部747は位置情報を「0」にしてコード情報置換部7
9にコード情報を送る(ステップS6)。コード情報置
換部79はselect信号がアクティブであり、判別部74
7が補正不要と判別し、注目ドット及びその周辺ドット
が黒ドットである場合には(ステップS7)、コード情
報の位置情報を主走査カウンタ78が計数したドット数
で置き換えてメモリブロック75に送り、メモリブロッ
ク75から白ドットのビデオデータ又は小さい黒ドット
のビデオデータを出力し(ステップS8)、それ以外の
場合は判別部747からのコード情報をそのままメモリ
ブロック75に送りメモリブロックから注目ドットと同
じドットのビデオデータを出力する(ステップS9)。
ドット補正部7は上記動作を全てのドットに対して順に
繰り返し(ステップS10)、ジャギー補正及びトナー
消費量の低減をする。
【0044】さらに、図15に示すようにドット補正部
7にビットマップ状に展開された画像デ−タの任意の位
置に上記ウインドウ74を設定する画像領域設定部80
を設けても良い。画像領域設定部80は、例えば図16
に示す構成を備え、コ−ド情報置換部79に対して処理
中のコ−ド情報が前記ビットマップ状に展開された画像
デ−タに設定された複数の画像領域のうちどの画像領域
のコ−ド情報であり、各対象となる画像領域の画像に対
してトナ−消費量の削減を行うか否かの切り換えを行う
ことにより、図17に示すように1枚の転写紙上でトナ
−消費量の削減を行った領域と行わなかった領域を同時
にプリントすることが可能となる。なお、図17では、
画像領域1信号及び画像領域2信号が処理中のコ−ド情
報が前記ビットマップ状に展開された画像デ−タに設定
された複数の画像領域のうち(この例では設定された画
像領域は2つの領域となっている)どの画像領域のコ−
ド情報であるかを示しており、select1信号・select2信
号が各画像領域に対してトナ−消費量の削減を行わない
ジャギ−補正を行った画像をプリントするか、トナ−消
費量の削減を行った画像をプリントするかを示す。
【0045】このようにしてパターンメモリ752が出
力した補正デ−タは、コントロ−ラ3から送られてきた
ビデオデ−タの1ドット毎にその正規の幅すなわちレ−
ザ発光時間を複数に分割した値の整数倍(10分割の場
合の最大値は10倍)の情報としてパラレル出力され
る。ビデオデ−タ出力部76は、メモリブロック75か
ら出力されたパラレル情報をシリアル化してプリンタエ
ンジン4へ送出し、その書き込みユニット26に設けら
れた光源であるLDユニット50のレ−ザダイオ−ドを
オン及びオフ信号源である。
【0046】上記説明におけるレーザダイオードユニッ
ト50のレ−ザダイオ−ドのオンオフの制御は2値デ−
タによる制御を示したものであるが、多値デ−タによる
制御の場合には、ビデオデ−タ出力部76はメモリブロ
ック75が出力したパラレル情報をシリアル化してプリ
ンタエンジン4へ送出する必要は無くなり、メモリブロ
ック75からのパラレル情報をそのままレーザダイオー
ドユニット50に送出しても良い。
【0047】なお、上記実施例では、レ−ザプリンタ2
のコントロ−ラ3とエンジンドライバ4とを結ぶ内部イ
ンタ−フェイス5内にこの発明による画像デ−タ処理装
置であるドット補正部7を設けた場合の実施例について
説明したが、このドット補正部7をコントロ−ラ3側あ
るいはエンジンドライバ4側に設けるようにしても良
い。
【0048】また、判断部747をパターン認識部74
の中に設けたが、パターン認識部74とコード情報置換
部79との間に設けても良い。
【0049】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、ビット
マップ状に展開された画像データの注目ドットを中心と
した所定範囲のドットを抽出してサンプリングし、サン
プリングしたドットを基に注目ドットが成す線分形状の
特徴を調べて調べた線分形状の特徴を線分の傾きと位置
の情報を含むコード情報で表し、このコード情報を基に
抽出したドットを補正する必要があるか否かを判断し、
補正が必要であると判断した場合はこのコード情報をア
ドレスとしてジャギー補正用のビデオデータを読み出す
ので、少ない記憶領域を用いてビットマップ状に展開さ
れた画像データの輪郭部を補正してジャギーを無くすこ
とができる。
【0050】さらに、注目ドットが補正不要ドットであ
り、且つ、注目ドットが成す線分形状の特徴を示すコー
ド情報が注目ドット及び注目ドットの周辺ドットが黒ド
ットである場合にこのコード情報の位置の情報を主走査
方向のドット数で置き換えてアドレスとして、このアド
レスを基にトナー削減用のビデオデータを読み出すの
で、周囲を黒ドットで囲まれた黒ドットに対して補正を
行い、主走査ライン単位で黒ドット領域を少なくするこ
とができる。
【0051】さらに、ビットマップ状に展開された画像
データの任意の任意の領域に複数のウインドを設定する
ので、画像データの任意の領域で黒ドット領域を主走査
ライン単位で削減することができると共に同一画像内で
トナーの使用量の削減を行った部分と行わなかった部分
を設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す構成図である。
【図2】書き込みユニットの構成図である。
【図3】プリンタエンジンの構成図である。
【図4】ドット補正部の構成図である。
【図5】FIFOメモリの構成図である。
【図6】ウインドウの構成図である。
【図7】補正を要しないパターンの構成図である。
【図8】線分が水平に近いパターンの構成図である。
【図9】線分が垂直に近いパターンの構成図である。
【図10】パターン認識部の構成図である。
【図11】メモリブロックの構成図である。
【図12】コード情報置き換え部の構成図である。
【図13】画像イメージデータの遷移図である。
【図14】この発明の実施例の動作を示すフローチャー
トである。
【図15】他のドット補正部の構成図である。
【図16】画像領域設定部の構成図である。
【図17】他の画像イメージデータの遷移図である。
【符号の説明】
3 コントローラ 6 内部インターフェイス 7 ドット補正部 71 パラレルシリアルコンバ−タ 72 FIFOメモリ 73 ウインドウ 74 パタ−ン認識部 741 コア領域認識部 742 周辺領域認識部 743 マルチプレクサ 744 マルチプレクサ 745 傾き計算部745 746 位置計算部 747 判別部747 748 ゲ−ト 75 メモリブロック 752 パターンメモリ 76 ビデオデ−タ出力部 77 タイミング制御部 78 主走査カウンタ 79 コード情報置換部 80 画像領域設定部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パターンメモリと主走査カウンタとドッ
    ト抽出部とウインドウとパターン認識部と判別部とコー
    ド情報置換部を有し、パターンメモリは予め所定のアド
    レスにジャギー補正するためのビデオデータ、トナー消
    費量を削減するためのビデオデータ及び注目ドットをそ
    のまま出力するためのビデオデータを格納し、主走査カ
    ウンタはビットマップ状に展開された画像データの主走
    査方向のドット数をカウントし、ドット抽出部はビット
    マップ状に展開された画像データの注目ドットを中心と
    した所定範囲のドットを抽出し、ウインドウはドット抽
    出部が抽出した所定範囲のドットをサンプリングし、パ
    ターン認識部はウインドウがサンプリングしたドットを
    基に注目ドットが成す線分形状の特徴を調べて調べた線
    分形状の特徴を垂直又は水平方向に連続するドット数で
    表した位置情報及び線分の傾きの情報を含みパターンメ
    モリのビデオデータの格納先を示すアドレスから成るコ
    ード情報を用いて出力し、判別部はパターン認識部が出
    力したコード情報を基に注目ドットを補正する必要があ
    るか否かを判別し、注目ドットを補正する必要がある場
    合は上記コード情報をコード情報置換部に出力し、注目
    ドットを補正する必要がない場合はコード情報の位置情
    報を注目ドットと同じドットを表すビデオデータが格納
    されているアドレスを示すように変換し、コード情報置
    換部は判別部から入力したコード情報をアドレスとして
    パターンメモリに対して出力するものであり、トナー消
    費量の削減の指示を入力しているときに判別部から入力
    したコード情報において注目ドットが補正不要ドットで
    あることを示し、且つ、注目ドット及び注目ドットの周
    辺ドットが黒ドットであることを示している場合にコー
    ド情報の位置の情報を主走査カウンタがカウントした主
    走査方向のドット数で置き換えてコード情報がパターン
    メモリのトナー削減用のビデオデータを格納したアドレ
    スを示すように変換する画像データ処理装置。
  2. 【請求項2】 ビットマップ状に展開された画像データ
    の任意の任意の領域に複数のウインドウを設定する画像
    領域設定部を有する請求項1記載の画像データ処理装
    置。
JP7346961A 1995-12-14 1995-12-14 画像データ処理装置 Pending JPH09168086A (ja)

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JP7346961A JPH09168086A (ja) 1995-12-14 1995-12-14 画像データ処理装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8259359B2 (en) 2007-11-17 2012-09-04 Ricoh Company, Limited Image processing device and image forming apparatus equipped with the image processing device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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