JPH09219790A - 画像データ処理装置 - Google Patents

画像データ処理装置

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JPH09219790A
JPH09219790A JP4839396A JP4839396A JPH09219790A JP H09219790 A JPH09219790 A JP H09219790A JP 4839396 A JP4839396 A JP 4839396A JP 4839396 A JP4839396 A JP 4839396A JP H09219790 A JPH09219790 A JP H09219790A
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JP4839396A
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Masakazu Oshita
政和 大下
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビットマップ状に展開された画像データの画
像の形状を極力損なわないでトナー消費量の削減を図る
と同時に、画像補正データの作成の効率化を図ることの
可能な画像データ処理装置の実現を課題とする。 【解決手段】 ビットマップ状に展開された画像データ
の主走査方向のドット数をカウントする主走査カウント
手段78と、画像データの副走査方向のライン数をカウ
ントする副走査カウント手段79とを設け、補正が不必
要なドットと判別され、且つそのドットが黒ドットに周
辺を囲まれた黒ドットである場合、コード情報の一部を
主走査カウント手段78および副走査カウント手段79
から出力される複数ビットのカウント値に置換え、この
コード情報をアドレスとしてメモリブロック75から補
正データを読み出すようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーザプリンタ
等の光プリンタ、デジタル複写機、普通紙ファックス装
置等のデジタル画像データにおける電子写真方式の画像
データ処理装置、あるいはこのような画像表示装置に適
用する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平5−207282においては、ビ
ットマップ状に展開された画像データに対して輪郭線の
ジャギーを補正して画質の向上を図るために、予めメモ
リに記憶させておくことが必要なデータを極力低減し、
画像データのうちの補正が必要なドットの判別と補正が
必要なドットに対する補正データの決定を、マイクロプ
ロセッサ等による簡単な判定及び演算によって極めて短
時間で行えるようにすることを以下に記す方法により達
成している。
【0003】すなわち、上記内容の達成のための画像デ
ータ処理方法は、ビットマップ状に展開された画像デー
タの黒ドット領域の白ドット領域との境界部分の線分形
状を認識して、所要の各ドットに対して認識した線分形
状の特徴を複数ビットのコード情報に置き換え、少なく
ともそのコード情報の一部を利用して補正が必要なドッ
トか否かを判別し、補正が必要と判別したドットに対し
ては上記コード情報に応じた補正を行うというものであ
る。
【0004】一方、この画像データ処理方法による画像
データ処理装置は、ビットマップ状に展開された画像デ
ータの対象とするドットを中心として所定領域の各ドッ
トのデータを抽出するためのウインドウと、該ウインド
ウを通じて抽出される画像データによって、該画像デー
タの黒ドット領域の白ドット領域との境界部分の線分形
状を認識して、上記対象とするドットにたいして認識し
た線分形状の特徴を表す複数ビットのコード情報を生成
するパターン認識手段と、少なくともそのコード情報の
一部を利用して補正が必要なドットか否かを判別する判
別手段と、該手段によって補正が必要と判別されたドッ
トに対して、上記パターン認識手段によって生成された
コード情報をアドレスとして予め記憶されている補正デ
ータを読み出して出力する補正データメモリとを備えた
ものであった。
【0005】ここで、上記パターン認識手段は、所定の
各ドットに対して認識した線分形状の特徴を表すコード
情報として、パターン認識対象とするドットが黒ドット
或いは白ドットのいずれかであったかを示すコードと、
線分の傾斜方向を示すコードと、傾きの度合いを示すコ
ードと、対象とするドットの水平あるいは垂直方向に連
続する線分の端部のドットからの位置を示すコードを含
むコード情報を生成するものであった。
【0006】そして、以上説明した画像データ処理方法
及びその装置によれば、ビットマップ状に展開された画
像データの黒ドット領域の白ドット領域との境界部分
(文字等の輪郭線)の線分形状を認識して、所要の各ド
ットに対して複数ビットのコード情報に置き換え、少な
くともそのコード情報の一部を利用して補正が必要なド
ットか否かを判別し、補正が必要なドットに対しては上
記コード情報に応じた補正を行うので、予め補正が必要
な全ての特徴パターンをテンプレートとして作成して記
憶させておく必要が無くなり、補正が必要なドットの判
別と補正が必要なドットに対する補正データの決定を上
記コード情報を用いて簡単に短時間で行うことが可能で
あった。
【0007】また、その実施例の中で前記判別手段によ
り補正が不必要なドットと判別された周辺を黒ドットで
囲まれた黒ドット(すなわち、ビットマップ状に展開さ
れた画像データのうち、黒ドット領域の白領域との境界
ではない黒ドット)に対する線分形状の特徴を表す複数
ビットのコード情報の一部のビットを副走査方向の走査
ラインのカウント値と置換え、各走査ライン毎に前記当
該黒ドットに対する補正データを1ドットに対して実質
的に小さくすることにより、ビットマップ状に展開され
た画像データの画像の形状を損なわずに黒ドット領域の
副走査ライン単位での削減を行い、電子写真方式による
画像データ処理装置におけるトナー消費量を削減するこ
とを可能としていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとく、従来技
術においては、ビットマップ状に展開された画像データ
の画像の形状を損なわずに黒ドット領域の黒ドットを副
走査ライン単位での削減を行い、電子写真方式による画
像データ処理装置におけるトナー消費量を削減すること
を可能としていた。
【0009】本発明においては、前記電子写真方式によ
る画像データ処理装置におけるトナー消費量の削減につ
いて新たな方式を提案し、ビットマップ状に展開された
画像データの画像の形状を極力損なわないで更にトナー
消費量の削減の自由度の向上を図ると同時に、画像補正
データの作成の効率化を図ることを課題とする。
【0010】具体的には、本発明の第1の目的は、ビッ
トマップ状に展開された画像データの画像の形状を損な
わずに黒ドット領域の黒ドットの主走査ドット単位及び
副走査ライン単位での削減を行い、電子写真方式による
画像データ処理装置におけるトナー消費量を削減するこ
とである。
【0011】第2の目的は、第1の目的に加え、画像デ
ータ処理装置によるトナー消費量の削減の対象となるド
ットの抽出を簡素化し、画像補正データの作成の効率化
を図ることである。
【0012】さらに第3の目的は、第1、第2の目的に
加え、電子写真方式による画像データ処理装置における
トナー消費量を削減するか否かを選択可能とし、ユーザ
ーによるトナー消費量の削減効果の確認を容易にするこ
とである。
【0013】また第4の目的は、第3の目的に加え、ビ
ットマップ状に展開された画像データの複数の領域に対
して、各々トナー消費量の削減を行うか否かの選択を可
能とし、1枚の転写紙上でのトナー消費量の削減機能を
実行しながら操作性を向上することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、ビットマップ状に展開された画像データ
の対象とするドットを中心として所定領域の各ドットの
データを抽出するための複数のウインドウ手段と、前記
複数のウインドウ手段のうちの各ウインドウ手段を通し
て抽出された画像データの黒ドット領域の白ドット領域
との境界部分の線分形状を認識して、前記画像データの
対象とするドットに対して、認識した線分形状の特徴を
表す複数ビットのコード情報を生成するパターン認識手
段と、少なくとも前記コード情報の一部を利用して補正
が必要なドットか否かを判別する判別手段と、前記判別
手段によって補正が必要と判別されたドットに対して、
前記パターン認識手段によって生成されたコード情報を
アドレスとして、予め記憶されている補正データを読み
出して出力するメモリブロック手段とを備えた画像デー
タ処理装置において、前記ビットマップ状に展開された
画像データの主走査方向のドット数をカウントする主走
査カウント手段と、前記ビットマップ状に展開された画
像データの副走査方向のライン数をカウントする副走査
カウント手段とを設け、前記判別手段により補正が不必
要なドットと判別され、且つ当該ドットが黒ドットに周
辺を囲まれた黒ドットであることを示す複数ビットのコ
ード情報であった場合、前記判別手段により補正が必要
なドットか否かを判別した前記一部のコード情報以外の
複数ビットのコード情報を、前記主走査カウント手段か
ら出力される複数ビットの主走査カウント値と前記副走
査カウント手段から出力される複数ビットのカウント値
により生成された複数ビットのコード情報に置換え、該
コード情報をアドレスとして前記メモリブロックから補
正データを読み出して出力することを特徴とする。
【0015】また、前記主走査カウント手段の主走査方
向のドット数のカウント値を予め設定されたカウント値
の繰り返しとする主走査カウント値設定手段と、前記副
走査方向のライン数のカウントを予め設定されたカウン
ト値の繰り返しとする副走査カウント値設定手段とを設
けたことを特徴とする。
【0016】さらに、前記判別手段により補正が不必要
なドットと判別され、且つ当該ドットが黒ドットに周辺
を囲まれた黒ドットであることを示す複数ビットのコー
ド情報であった場合、前記判別手段により補正が必要な
ドットか否かを判別した前記一部のコード情報以外の複
数ビットのコード情報を、前記主走査カウント手段から
出力される複数ビットの主操作カウント値と、前記副走
査カウント手段から出力される複数ビットのカウント値
により生成された複数ビットのコード情報に置き換える
か否かの選択を行うコード情報置換手段を設け、該コー
ド情報置換手段からの前記コード情報をアドレスとして
前記メモリブロックから補正データを読み出して出力す
ることを特徴とする。
【0017】さらにまた、ビットマップ状に展開された
画像データを複数の画像領域に分離設定する画像領域設
定手段を設け、該画像領域設定手段により設定された各
画像領域に対して、前記コード情報置換手段でコード情
報の置き換えの選択を行うことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる画像データ
処理装置を添付図面を参照にして詳細に説明する。図5
は、本発明が実施される画像データ処理装置の一例であ
るレーザプリンタの構成を示すブロック図である。レー
ザープリンタ2は、コントローラ3、エンジンドライバ
4、プリンタエンジン5、および内部インタフェース6
からなる。そして、このレーザープリンタ2は、ホスト
コンピュータ1から転送されるプリントデータを受信し
てコントローラ3によりページ単位のビットマップデー
タに展開し、レーザを駆動するためのドット情報である
ビデオデータに変換して内部インタフェース6を介して
エンジンドライバ4へ送り、プリンタエンジン5をシー
ケンス制御して用紙に可視像を形成する。
【0019】この内部インタフェース6内に、この発明
による画像データ処理装置であるドット補正部7を設
け、コントローラ3から送出されるビデオデータに対し
てこの発明の画像データ処理方法によるドット補正を行
い、画質の向上を図るのが本発明の実施形態である。
【0020】コントローラ3は、メインのマイクロコン
ピュータ(以下「MPU」という)31と、そのMPU
31が必要とするプログラム、定数データおよび文字フ
ォント等を格納したROM32と、一時的なデータやド
ットパターン等をメモリするRAM33と、データの入
出力を制御するI/O34と、そのI/O34を介して
MPU31と接続される操作パネル35とから構成さ
れ、互いにデータバス、アドレスバス、コントロールバ
ス等で接続されている。
【0021】また、ホストマシン1およびドット補正部
7を含む内部インターフェイス6もI/O34を介して
MPU31に接続される。エンジンドライバ4は、サブ
のマイクロコンピュータ(以下「CPU」という)41
と、そのCPU41が必要とするプログラム、定数デー
タ等を格納したROM42と、一時的なデータをメモリ
するRAM43と、データの入出力を制御するI/O4
4から構成され、互いにデータバス、アドレスバス、コ
ントロールバス等で接続されている。I/O44は、内
部インタフェース6と接続され、コントローラ3からの
ビデオデータや操作パネル35上の各種スイッチの状態
を入力したり、画像クロック(WCLK)やペーパーエ
ンド等のステータス信号をコントローラ3へ出力する。
【0022】また、このI/O44は、プリンタエンジ
ン5を構成する書き込みユニット26およびその他のシ
ーケンス機器群27と、後述する同期センサを含む各種
のセンサ類28とも接続されている。
【0023】そのコントローラ30は、ホストコンピュ
ータ1からプリント命令等のコマンドおよび文字デー
タ、画像データ等のプリントデータを受信し、それらを
編集して文字コードならばROM32に記憶している文
字フォントによって画像書き込みに必要なドットパター
ンに変換し、それらの文字および画像(以下まとめて
「画像」という)のビットマップデータをRAM33内
のビデオRAM領域にページ単位で展開する。
【0024】そして、エンジンドライバ4からレディー
信号と共に画像クロックWCLKが入力されると、コン
トローラ3はRAM33内のビデオRAM領域に展開さ
れているビットマップデータ(ドットパターン)を、画
像クロックWCLKに同期したビデオデータとして、内
部インタフェース6を介してエンジンドライバ4に出力
する。そのビデオデータに対して内部インタフェース6
内のドット補正部7によって、後述するようにこの発明
によるドット補正を行う。
【0025】また、操作パネル35上には、図示しない
スイッチや表示器があり、オペレータからの指示により
データを制御したりその情報をエンジンドライバ4に伝
えたり、プリンタの状況を表示器に表示したりする。
【0026】エンジンドライバ4は、コントローラ3か
らの内部I/Fを介してドット補正されて入力するビデ
オデータにより、プリンタエンジン5の書き込みユニッ
ト26および後述する帯電チャージャ、現像ユニット等
のシーケンス機器群27等を制御したり、画像書き込み
に必要なビデオデータを内部I/F6を介して入力して
書き込みユニット26に出力すると共に、同期センサの
他のセンサ類28からエンジン各部の状態を示す信号を
入力して処理したり、必要な情報やエラー状況(例えば
ペーパーエンド等)のステータス信号を内部I/Fを介
してコントローラ3へ出力する。
【0027】図6は、このレーザプリンタ2におけるプ
リンタエンジン5の機構を示す概略構成図である。この
レーザプリンタ2によれば、上下2段の給紙カセット1
0a、10bのいずれか、例えば上段の給紙カセット1
0aの用紙スタック11aから給紙ローラ12によって
用紙11が給送され、その用紙11はレジストローラ対
13によってタイミングをとられた後、感光体ドラム1
5の転写位置へ搬送される。
【0028】メインモータ14により図の矢印方向に回
転駆動される感光体ドラム15は、帯電チャージャ16
によってその表面が帯電され、書き込みユニット26か
らのPWM変調されたスポットで走査されて表面に静電
潜像が形成される。
【0029】この潜像は、現像ユニット17によってト
ナーを付着され可視像化され、そのトナー像は、レジス
トローラ対13によって搬送されてきた用紙11上に転
写チャージャ18の作用により転写され、転写された用
紙は感光体ドラム15から分離され、搬送ベルト19に
よって定着ユニット20に送られ、その加圧ローラ20
aによって定着ローラ20bに圧接され、その圧力と定
着ローラ20bの温度とによって定着される。
【0030】定着ユニット20を出た用紙は、排紙ロー
ラ21によって側面に設けられた排紙トレイ22へ排出
される。
【0031】一方、感光体ドラム15に残留しているト
ナーは、クリーニングユニット23によって除去されて
回収される。また、このレーザプリンタ2内の上方に
は、それぞれコントローラ3、エンジンドライバ4およ
び内部I/F6を構成する複数枚のプリント回路基板2
4が搭載されている。
【0032】図7は、図5に示した書き込みユニット2
6の構成例を示す要部斜視図である。この書き込みユニ
ット26は、LD(レザーダイオード)ユニット50
と、第1シリンダレンズ51、第1ミラー52、結像レ
ンズ53と、ディスク型モータ54と、それにより矢示
A方向に回転されるポリゴンミラー55とからなる回転
偏向器56と、第2ミラー57、第2シリンダレンズ5
8、および第3ミラー60、シリンダレンズからなる集
光レンズ61、受光素子からなる同期センサ62とを備
えている。
【0033】そのLDユニット50は、内部にレーザダ
イオード(以下「LD」という)と、このLDから射出
される発散性ビームを平行光ビームにするコリメータレ
ンズとを一体に組み込んだものである。
【0034】第1シリンダレンズ51は、LDユニット
50から射出された平行光ビームを感光体ドラム15上
において副走査方向に整形させる機能を果たし、結像レ
ンズ53は第1ミラー52で反射された平行光を収束性
ビームに変換し、ポリゴンミラー55のミラー面55a
に入射させる。
【0035】ポリゴンミラー55は、各ミラー面55a
を湾曲させて形成したRポリゴンミラーとして、従来第
2ミラー57との間に配置されていたfθレンズを使用
しないポストオブジェクト型(光ビームを収束光とした
後に偏光器を配置する型式)の回転偏光器56としてい
る。
【0036】第2ミラー57は、回転偏光器56で反射
されて偏光されたビーム(走査ビーム)を感光体ドラム
15に向けて反射する。この第2ミラー57で反射され
た走査ビームは、第2シリンダレンズ58を経て感光体
ドラム15上の主走査先15aの線上に鋭いスポットと
して結像する。
【0037】また、第3ミラー60は回転偏光器56で
反射された光ビームによる感光体ドラム15上の走査領
域外に配置され、入射された光ビームを同期センサ62
側に向けて反射する。第3ミラー60で反射され集光レ
ンズ61によって集光された光ビームは、同期センサ6
2を構成する例えばフォトダイオード等の受光素子によ
り、走査開始位置を一定に保つための同期信号に変換さ
れる。
【0038】図1は、図3におけるドット補正部7の概
略構成を示すブロック図であり、図9はその要部(FI
FOメモリ72とウインドウ73)の具体的構成例を示
す図である。
【0039】図1に示すようにドット補正部7の基本構
成は、パラレル/シリアル・コンバータ(以下「P/S
コンバータ」と略称する)71、FIFOメモリ72、
ウインドウ73、パターン認識部74、メモリブロック
75、ビデオデータ出力部76、およびこれらを同期制
御するタイミング制御部77とによって構成されてい
る。
【0040】P/Sコンバータ71は、図5に示したコ
ントローラ3から転送されるビデオデータがパラレル
(8ビット)データの場合、それをシリアル(1ビッ
ト)データに変換してFIFOメモリ72へ送るために
設けてあり、ドットの補正に関して基本的には関与しな
い。コントローラ3から転送されるビデオデータがシリ
アルデータの場合には、このP/Sコンバータ71は不
要である。
【0041】FIFOメモリ72は、先入れ先出しのメ
モリ(First In First Out Memory)であり、図9に示
すようにコントローラ3から送られてきた複数ライン分
(この実施例では6ライン分)のビデオデータを格納す
るラインバッファ72a〜72fがシリアルに接続され
ている。
【0042】ウインドウ73は、図9に示すようにコン
トローラ3からP/Sコンバータ71を介して送出され
るシリアルのビデオデータ1ライン分と、FIFOメモ
リ72の各ラインバッファ72a〜72fから出力され
る6ライン分との計7ライン分のデータに対して、各々
11ビット分のシフトレジスタ73a〜73gがシリア
ルに接続されており、パターン検出用のウインドウ(サ
ンプル窓:図10にその形状例を示す)を構成してい
る。
【0043】中央のシフトレジスタ73dの真中のビッ
ト(図9に×印で示している)がターゲットとなる注目
ドットの格納位置である。尚、このウインドウ73を構
成する各シフトレジスタ73a〜73gのうち、シフト
レジスタ73aと73gは7ビット、シフトレジスタ7
3bと73fは8ビットで足り、図9に破線で示す部分
は無くてもよい。
【0044】このFIFOメモリ72を構成するライン
バッファ72a〜72fおよびウインドウ73を構成す
るシフトレジスタ73a〜73g内をビデオデータが順
次1ビットずつシフトされることによって、注目ドット
が順次変化し、その各注目ドットを中心とするウインド
ウ73のビデオデータを連続的に抽出することができ
る。
【0045】パターン認識部74は、ウインドウ73か
ら抽出したドット情報をもとに、ターゲットとなってい
るドット(注目ドット)およびその周囲の情報、特に画
像データの黒ドットと白ドットの境界の線分形状の特徴
を認識し、その認識結果を定められたフォーマットのコ
ード情報にして出力する。このコード情報がメモリブロ
ック75のアドレスコードとなる。
【0046】図8は、パターン認識部74の内部構成お
よびウインドウ73との関係を示すブロック図である。
サンプル窓であるウインドウ73は、中央の3×3ビッ
トのコア領域(Core)73cと、その上領域(Lo
wer)73Dと、左領域(Left)73Lおよび右
領域(Right)73Rに区分される(詳細は図10
参照)。このウインドウ73は、特願平3−31492
8等に記載されているものと同じであるので、詳細の記
述はここでは省略する。
【0047】更に、パターン認識部74は、コア領域認
識部741、周辺領域認識部742、マルチプレクサ7
43、744、傾き(Gradient)計算部74
5、位置(Position)計算部746、判別部、
747、およびゲート748によって構成されており、
周辺領域認識部742はさらに、上領域認識部742
U、右領域認識部742R、下領域認識部742D、お
よび左領域認識部742Lによって構成されている。こ
れらの各部の作用は、特願平3−314928や特願平
4−301395にて記載の内容と同じであるため、詳
細の記述はここでは省略する。
【0048】メモリブロック75の具体的な構成例とそ
の動作を図11,図12で説明する。図11は、特願平
3−314928や特願平4−301395で記載の内
容と同じものである。メモリブロック75はパターンメ
モリ752のみで構成され、パターン認識部74から出
力されるコード情報(12ビット)をアドレスとして、
予め記憶された補正データ(10ビット)を読み出し
て、レーザ駆動用のビデオデータを出力し、これが補正
されたドットパターンとなる。
【0049】また、従来技術の実施例の中では判別部7
47により補正が不必要なドットと判別された周辺を黒
ドットで囲まれた黒ドット(すなわち、ビットマップ状
に展開された画像データのうち、黒ドット領域の白ドッ
ト領域との境界ではない黒ドット)に対する線分形状の
特徴を表す複数ビットのコード情報の一部のビットを副
走査カウント部(図示していない)から出力される副走
査方向の走査ラインのカウント値と置換える。
【0050】図12に示すように、パターン認識部74
から出力される全12ビットのコード情報をA0〜11
とする。このうち、線分の傾斜方向を示すビットをA1
1、判別部747より補正が必要なドットか否かを判別
するビットをA10・A9(但し、ここでの要否判別の
対象はジャギー補正を意味している)とする。
【0051】また、パターン認識対象とするドットが黒
ドットと白ドットの境界領域のいずれの遷移位置にあっ
たかを示すビットをA8、パターン認識対象とするドッ
トが黒ドット或いは白ドットのいずれであったかを示す
ビットをA7、傾きの度合いを示すビットをA6・A5
・A4、パターン認識対象とするドットが1ドット或い
は2ドット以上の線分のいずれであったかを示すビット
をA3、対象とするドットの水平あるいは垂直方向に連
続する線分の端部のドットからの位置を示すビットをA
2・A1・A0、とする。
【0052】このようにした時、(A10,A9)=
(1,1)が補正不必要ドットのコード情報を示し、且
つ(A2)=(1)がパターン認識対象とするドットが
周辺を黒ドットで囲まれた黒ドットであることを示す場
合に、A1とA0を副走査方向の走査ラインのカウント
値(図中のCF0・CF1)と置換え、各走査ライン毎
に前記当該黒ドットに対する予め記憶された補正データ
を、1ドットに対して実質的に小さくするもしくは白ド
ットデータに置換えることにより、ビットマップ状に展
開された画像データを図13に示すように画像の形状を
損なわずに黒ドット領域の副走査ライン単位での削減を
行い、電子写真方式による画像データ処理装置における
トナー消費量を削減することができるようになる。
【0053】本発明においては、判別部747により補
正が不必要なドットと判別された周辺を黒ドットで囲ま
れた黒ドット(すなわち、ビットマップ状に展開された
画像データのうち、黒ドット領域の白ドット領域との境
界ではない黒ドット)に対する線分形状の特徴を表す複
数ビットのコード情報の一部のビットを図2のドット補
正部7に設けた主走査カウント部78から出力される主
走査方向のドット数のカウント値および副走査カウント
部79から出力される副走査のライン数のカウント値と
に置換える。
【0054】図2に示すように、パターン認識部74か
ら出力される全12ビットのコード情報をA0〜11と
する。この内、線分の傾斜方向を示すビットをA11、
判別部747により補正が必要なドットか否かを判別す
るビットをA10・A9(但し、ここでの要否判別の対
象はジャギー補正を意味している)とする。また、パタ
ーン認識対象とするドットが黒ドットと白ドット或いは
白ドットのいずれであったかを示すビットをA7、傾き
の度合いを示すビットをA6・A5・A4、パターン認
識対象とするドットが1ドット或いは2ドット以上の線
分のいずれであったかを示すビットをA3、対象とする
ドットの水平或いは垂直方向に連続する線分の端部のド
ットからの位置を示すビットをA2・A1・A0とす
る。
【0055】このようにした時、(A10,A9)=
(1,1)が補正不必要ドットのコード情報を示し、且
つ(A8,A7)=(1,1)がパターン認識対象とす
るドットが周辺を黒ドットで囲まれた黒ドットであるこ
とを示す場合に、図2のコード情報置換手段80におい
て、A3とA2およびA1とA0を各々主走査方向の主
走査ドットのカウント数と副走査方向の走査ラインのカ
ウント値とに置換え、各主走査ドット毎および各走査ラ
イン毎に、前記当該黒ドットに対する予め記憶された補
正データを、1ドットに対して実質的に小さくするもし
くは白ドットデータに置換えることにより、ビットマッ
プ状に展開された画像データは図10(b)に示すよう
に画像の形状を損なわずに黒ドット領域の主走査ドット
単位および副走査ライン単位での削減を行い、電子写真
方式による画像形成装置におけるトナー消費量を削減す
ることができる。
【0056】これが、請求項1記載の実施例である。ま
た更に、図2の主走査カウント部78と副走査カウント
部79のカウント値を各々予め2ビットとした場合に
は、前記カウント値は各々0−1−2−3−0−1−2
−3の繰り返しとなり、この場合のビットマップ状に展
開された画像データは図15に示すように画像の形状を
損なわずに黒ドット領域の主走査ドット単位および副走
査ライン単位で規則的な繰り返しによる削減を行い、電
子写真方式による画像形成装置におけるトナー消費量を
削減することを可能とし、且つ画像補正データ作成の簡
素化を図ることが可能となる。この例が請求項2記載の
実施例である。
【0057】また、図13、図14、図15の画像デー
タ処理後の画像は、ドット補正部7により、黒ドット領
域の白ドット領域との境界周辺のドットに対しては、パ
ターン認識により自在に画像データを可変できるので、
前述の黒ドットに対する画像処理の対象とはならず、画
像の輪郭の形状はジャギーの少ないより滑らかなものと
なる。
【0058】次に、図3に示すように、ドット補正部7
に対して更にコード情報置換手段80を設け、該コード
情報置換手段80において前記コード情報A3とA2お
よびA1とA0の置換えを行うか否かの切り換えの選択
を可能とする。これにより、図16に示すトナー消費量
の削減を行わないジャギー補正を行った画像をプリント
するか、トナー消費量の削減を行った画像をプリントす
るかの選択も可能となる。この例が請求項3記載の実施
例である。
【0059】ここで、図18に請求項3記載の実施例に
おけるコード情報置換手段80の回路の具体例を示す。
図18におけるselect信号のオン/オフにより、図16
に示すトナー消費量の削減を行わないジャギー補正を行
った画像をプリントするか、トナー消費量の削減を行っ
た画像をプリントするかの選択を行う。
【0060】また更に、図4に示すようにドット補正部
7にビットマップ状に展開された画像データを複数の画
像領域に設定可能とする画像領域設定手段81を設け、
この画像領域設定手段81からコード情報置換手段80
に対して処理中のコード情報が前記ビットマップ状に展
開された画像データに設定された複数の画像領域のうち
どの画像領域のコード情報であり、各対象となる画像領
域の画像に対してトナー消費量の削減を行うか否かの切
り換えを行うことにより、図17に示すように1枚の転
写紙上でトナー消費量の削減を行った領域と行わなかっ
た領域を同時にプリントすることが可能となる。この例
が請求項4記載の実施例である。
【0061】加えて、図19に請求項4記載の実施例に
おける画像領域設定手段81の回路の具体例を示す。図
19では、画像領域1信号・画像領域2信号が処理中の
コード情報が前記ビットマップ状に展開された画像デー
タに設定された複数の画像領域のうち(この例では設置
された画像領域は2つの領域となっている)どの画像領
域のコード情報であるかを示しており、select信号・se
lect2 信号が各画像領域に対してトナー消費量の削減を
行わないジャギー修正を行った画像をプリントするか、
トナー消費量の削減を行った画像をプリントするかのオ
ン/オフを行う信号である。また、設定された画像領域
以外の領域に対しては、図18と同様の意味を成すsele
ct信号が画像領域設定手段81の回路に入力されること
によりトナー消費量の削減に関する設定を行うことにな
る。
【0062】そして、上記回路構成の画像領域設定手段
81からの信号が図18のselect信号の代わりに接続さ
れることにより、図17に示すように1枚の転写紙上で
トナー消費量の削減を行った領域と行わなかった領域を
同時にプリントすることが可能となる。
【0063】また、図17の画像データ処理後の画像
は、ドット補正部7により、黒ドット領域の白ドット領
域との境界周辺のドットに対しては、パターン認識によ
り自在に画像データを可変できるので、前述の黒ドット
に対する画像処理の対象とはならず、画像の輪郭の形状
はジャギーの少ないより滑らかなものとなる。
【0064】以上に示したメモリブロック75の実施例
からの補正データ出力は、コントローラ3から送られて
きたビデオデータの1ドット毎にその正規の幅すなわち
レーザ発光時間を複数に分割した値の整数倍(10分割
の場合の最大値は10倍)の情報としてパラレル出力さ
れる。
【0065】ビデオデータ出力部76は、メモリブロッ
ク75から出力されたパラレル情報をシリアル化してプ
リンタエンジン4へ送出し、その書き込みユニット26
に設けられた光源であるLDユニット50のレーザダイ
オードをON/OFFする信号源とする。
【0066】但し、前述の説明におけるLDユニット5
0のレーザダイオードのON/OFF制御は2値データ
による制御を想定したものであるが、多値データによる
制御を想定した場合には、前述のビデオデータ出力部7
6によるメモリブロック75から出力さえたパラレル情
報をシリアル化してプリンタエンジン4へ送出する必要
は無くなり、前述のメモリブロック75からのパラレル
情報をそのままLDユニット50(この場合は多値制御
用LDユニットを示す)のレーザダイオードのON/O
FF制御に関するデータに対応させることにより、書き
込みユニット26による書き込みを行う。
【0067】またこの時、前述のメモリブロック75か
らのパラレル情報としては、前述のテーブルメモリ75
1もしくはパターンメモリ752から出力されるデータ
のいずれも多値制御用LDユニットのON/OFF制御
を行うパラレル情報として対応させることが可能にな
る。
【0068】タイミング制御部77は、エンジンドライ
バ4から1ページ分の書き込み期間を規定するFGAT
E信号、1ライン分の書き込み期間を規定するLGAT
E信号、各ラインの書き込み開始および終了タイミング
を示すLSYNC信号、1ドット毎の読み出しおよび書
き込みの周期を取る画像クロックWCLK、およびRE
ST信号を入力し、上述の各部ブロック71〜76に対
してその動作の同期をとるために必要なクロック信号等
を発生する。
【0069】なお、パターンメモリ75の補正データ
は、コントローラ3のMPU31あるいはエンジンドラ
イバ4のCPU41によりROM32又は42から選択
的にロードされたり、ホストコンピュータ1からダウン
ロードすることもでき、そうすれば画像データの被補正
パターンに対する補正データを容易に変更することが可
能である。
【0070】更に、以上説明してきた内容以外に、本発
明に関する以下の内容の詳細については、特願平3−3
14928等で説明の内容と同じであるため、ここでは
省略することにする。 (1)マッチングのためのウインドウの領域分割とその
検出パターンおよびその使用領域について。 (2)図1に示したパターン認識部74を構成する各ブ
ロック741〜748からの各出力信号について。 (3)図1に示したパターン認識部74における各ブロ
ック各々の作用について。 (4)ドットの補正方法について。 (5)マッチングのためのウインドウの領域分割とその
検出パターンおよびその使用領域について。 (6)図1に示したパターン認識部74を構成する各ブ
ロック741〜748からの各出力信号について。 (7)図1に示したパターン認識部74における各ブロ
ックの作用について。 (8)ドットの補正方法について。
【0071】最後に、上述の実施例では、レーザプリン
タ2のコントローラ3とエンジンドライバ4とを結ぶ内
部インタフェース5内にこの発明による画像データ処理
装置であるドット補正部7を設けた場合の実施例につい
て説明したが、このドット補正部7をコントローラ3側
あるいはエンジンドライバ4側に設けるようにしてもよ
い。
【0072】さらに、この発明はレーザプリンタに限る
ものではなく、LEDプリンタその他の各種光プリン
タ、デジタル複写器、普通紙ファクシミリ等の、ビット
マップ状に展開して画像を形成する各種画像形成装置並
びにその形成した画像を表示する画像表示にも同様に運
用することができる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、この発
明によれば、各請求項の内容に対して以下に記す作用と
効果を得ることが可能となる。まず、本発明の請求項1
の発明においては、ビットマップ状に展開された画像デ
ータの画像の形状を損なわずに黒ドット領域の黒ドット
の主走査ビット単位および副走査ライン単位での削減を
行い、電子写真方式による画像形成装置におけるトナー
消費量を削減することができる。
【0074】また、本発明の請求項2の発明では、請求
項1の効果に加えて、画像データ処理装置によるトナー
消費量の削減の対象となるドットの抽出を簡素化し、画
像補正データの作成の効率化を図ることができる。
【0075】また、本発明の請求項3の発明では、請求
項1および請求項2の効果に加え、電子写真方式による
画像形成装置におけるトナー消費量を削減するか否かを
選択可能とし、ユーザーによるトナー消費量の削減効果
の確認を容易にすることができる。
【0076】また、本発明の請求項4の発明では、請求
項3の効果に加え、ビットマップ状に展開された画像デ
ータの複数の領域に対して、各々トナー消費量の削減を
行うか否かの選択を可能とし、1枚の転写紙上でのトナ
ー消費量の削減機能の操作性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるドット補正部の構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例におけるドット補正部の構成を
示すブロック図である。
【図3】本発明の実施例におけるドット補正部の構成を
示すブロック図である。
【図4】本発明の実施例におけるドット補正部の構成を
示すブロック図である。
【図5】本発明が用いられる画像データ処理装置の一例
であるレーザプリンタの構成を示すブロック図である。
【図6】図5に示すレーザプリンタのプリンタエンジン
の概略構成図である。
【図7】図5に示すレーザプリンタの書き込みユニット
の要部斜視図である。
【図8】図5に示すレーザプリンタのパターン認識部と
ウインドウを示すブロック図である。
【図9】図5に示すレーザプリンタのFIFOメモリと
ウインドウを示すブロック図である。
【図10】ウインドウ形状の一例を示す説明図である。
【図11】図5に示すレーザプリンタのメモリブロック
のブロック図である。
【図12】図5に示すレーザプリンタのメモリブロック
のブロック図である。
【図13】本発明による黒ドットデータの削除例を示す
説明図である。
【図14】本発明による黒ドットデータの削除例を示す
説明図である。
【図15】本発明による黒ドットデータの変換例を示す
説明図である。
【図16】本発明による黒ドットデータの変換例を示す
説明図である。
【図17】本発明による黒ドットデータの変換例を示す
説明図である。
【図18】本発明のコード情報置換手段の回路図であ
る。
【図19】本発明の画像領域設定手段の回路図である。
【符号の説明】
71 P/S変換器 72 FIFOメモリ 73 ウインドウ 74 パターン認識部 75 メモリブロック 76 ビデオデータ出力部 77 タイミング制御部 78 主走査カウント部 79 副走査カウント部 80 コード情報置換手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビットマップ状に展開された画像データ
    の対象とするドットを中心として所定領域の各ドットの
    データを抽出するための複数のウインドウ手段と、 前記複数のウインドウ手段のうちの各ウインドウ手段を
    通して抽出された画像データの黒ドット領域の白ドット
    領域との境界部分の線分形状を認識して、前記画像デー
    タの対象とするドットに対して、認識した線分形状の特
    徴を表す複数ビットのコード情報を生成するパターン認
    識手段と、 少なくとも前記コード情報の一部を利用して補正が必要
    なドットか否かを判別する判別手段と、 前記判別手段によって補正が必要と判別されたドットに
    対して、前記パターン認識手段によって生成されたコー
    ド情報をアドレスとして、予め記憶されている補正デー
    タを読み出して出力するメモリブロック手段とを備えた
    画像データ処理装置において、 前記ビットマップ状に展開された画像データの主走査方
    向のドット数をカウントする主走査カウント手段と、 前記ビットマップ状に展開された画像データの副走査方
    向のライン数をカウントする副走査カウント手段とを設
    け、 前記判別手段により補正が不必要なドットと判別され、
    且つ当該ドットが黒ドットに周辺を囲まれた黒ドットで
    あることを示す複数ビットのコード情報であった場合、
    前記判別手段により補正が必要なドットか否かを判別し
    た前記一部のコード情報以外の複数ビットのコード情報
    を、前記主走査カウント手段から出力される複数ビット
    の主走査カウント値と前記副走査カウント手段から出力
    される複数ビットのカウント値により生成された複数ビ
    ットのコード情報に置換え、該コード情報をアドレスと
    して前記メモリブロックから補正データを読み出して出
    力することを特徴とする画像データ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記主走査カウント手段の主走査方向の
    ドット数のカウント値を予め設定されたカウント値の繰
    り返しとする主走査カウント値設定手段と、 前記副走査方向のライン数のカウントを予め設定された
    カウント値の繰り返しとする副走査カウント値設定手段
    とを設けたことを特徴とする請求項1記載の画像データ
    処理装置。
  3. 【請求項3】 前記判別手段により補正が不必要なドッ
    トと判別され、且つ当該ドットが黒ドットに周辺を囲ま
    れた黒ドットであることを示す複数ビットのコード情報
    であった場合、 前記判別手段により補正が必要なドットか否かを判別し
    た前記一部のコード情報以外の複数ビットのコード情報
    を、前記主走査カウント手段から出力される複数ビット
    の主操作カウント値と、前記副走査カウント手段から出
    力される複数ビットのカウント値により生成された複数
    ビットのコード情報に置き換えるか否かの選択を行うコ
    ード情報置換手段を設け、 該コード情報置換手段からの前記コード情報をアドレス
    として前記メモリブロックから補正データを読み出して
    出力することを特徴とする請求項1または請求項2記載
    の画像データ処理装置。
  4. 【請求項4】 ビットマップ状に展開された画像データ
    を複数の画像領域に分離設定する画像領域設定手段を設
    け、該画像領域設定手段により設定された各画像領域に
    対して、前記コード情報置換手段でコード情報の置き換
    えの選択を行うことを特徴とする請求項3記載の画像デ
    ータ処理装置。
JP4839396A 1996-02-09 1996-02-09 画像データ処理装置 Pending JPH09219790A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7596514B2 (en) 2000-07-21 2009-09-29 Ricoh Company, Ltd. Component management system and method
US8040557B2 (en) 2006-12-14 2011-10-18 Ricoh Company, Ltd. Image processing apparatus and image processing method
US8040565B2 (en) 2007-07-31 2011-10-18 Ricoh Company Limited Image processing device, image forming apparatus including same, image processing method, and image processing program

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US7596514B2 (en) 2000-07-21 2009-09-29 Ricoh Company, Ltd. Component management system and method
US8040557B2 (en) 2006-12-14 2011-10-18 Ricoh Company, Ltd. Image processing apparatus and image processing method
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