JPH09298633A - 画像読み取り装置 - Google Patents
画像読み取り装置Info
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- JPH09298633A JPH09298633A JP8136009A JP13600996A JPH09298633A JP H09298633 A JPH09298633 A JP H09298633A JP 8136009 A JP8136009 A JP 8136009A JP 13600996 A JP13600996 A JP 13600996A JP H09298633 A JPH09298633 A JP H09298633A
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Abstract
のシェーディング補正における奇数・偶数ライン相互間
の干渉等による縞模様の発生を防止し、各階調全域にわ
たってリニアリティに優れた画像読み取り装置を提供す
る。 【解決手段】 原稿画像に光を照射しその反射光を光電
変換手段に導く光学系と、光電変換手段からのアナログ
信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、シェ
ーディングデ−タを記憶するメモリを含むシェーディン
グ補正手段とを有する画像読み取り装置において、前記
シェーディングデ−タを取り込む際使用する白基準板を
傾斜させる手段を備えた。
Description
関し、特にスキャ−やファクシミリ装置等の画像読取り
部のイメージセンサ出力におけるリニアリティ補正手段
に関するものである。
機あるいはデジタルカラー複写機等における画像品質の
向上は著しいが、一般に画像読取りセンサとしてはCC
D等の固体イメージセンサが多く使用されている。原稿
画像の読取りは、原稿に一様に光を照射した状態でCC
D等の固体イメージセンサを用いてその反射光を受け、
光信号を電気信号に変換した後、所要の処理を行うのが
一般的である。CCD等のイメージセンサを使用する場
合、その画素センサの特性のばらつき等による各階調出
力信号の歪みを補正し、リニアリティを確保するために
シェーディング補正と称する処理が行われるが、その処
理に先立って階調の両端、すなわち受光レベル零である
黒レベルと受光レベル最大である白レベルの二つの受光
レベルを読み取り、それぞれ黒メモリと白メモリに記憶
する。その後原稿から読み取った画像信号を上記黒メモ
リと白メモリに記憶した情報を基準として、 [ {(画素デ−タ)−(黒レベル)}×256 ] ÷(白レベル) ・・・(1) なる演算処理を行ってシェーディング補正したデ−タを
算出する。また、上記黒レベルを読み取るには露光ラン
プを消灯し、反射光がない状態でのCCD出力をメモリ
し、一方白レベルは露光ランプを点灯した状態でそのと
きのCCD出力を白メモリに記憶する。
ェーディング補正回路の要部構成を示すブロック図であ
り、この図においては説明を簡単にするためにカラー画
像信号のうち一つの色要素信号についてのみ説明する
が、他の色要素についても同様である。図9において、
CCDからの偶数ライン赤色画像信号をR−EVEN用
A/Dコンバータ121に、また奇数ラインの赤色画像
信号をR−ODD用A/Dコンバータ122にそれぞれ
入力し、デジタル信号に変換した後、セレクタ127に
おいて両者を合成する。一系統の信号に合成された画像
信号はシェーディングゲートアレイ130において補正
が実行されるが、この際、上述したようにして白メモリ
と黒メモリに格納されたそれぞれの基準信号に基づいて
原稿から読み取った画像デ−タがシェーディング補正さ
れる。
たような従来の画像読み取り装置におけるシェーディン
グ補正手段では、ODDとEVENの差が白側及び黒側
にて補正されるが、図10に示すように、ODDとEV
ENでリニアリティが異なるときは中間階調領域におけ
る補正に誤差を生じ、正確な補正が困難であった。一般
に奇数画素用CCDシフトレジスタと偶数用シフトレジ
スタを備えた画像読み取り装置では二つのCCDシフト
レジスタの微妙な特性の違いに起因して出力レベルに差
が生じることがあり、特に3ラインCCDのようにライ
ン数が多くなるとレジスタ相互間の干渉が避けられず、
ODDとEVENの偶奇差が問題となっていた。すなわ
ち従来、黒基準部で奇数、偶数の差を検出していたた
め、白部や中間部では奇数偶数画素の出力差が不明であ
ることから、階調によっては奇数・偶数ラインの干渉に
よって縞模様が発生し、形成した画像品質が著しく劣化
する場合があった。本発明はこのような従来の画像読み
取り装置における問題を解決するためになされたもので
あって、CCD等の固体イメージセンサを使用する際の
シェーディング補正における奇数・偶数ライン相互間の
干渉等による縞模様の発生を防止し、各階調全域にわた
ってリニアリティに優れた画像読み取り装置を提供する
ことを目的としている。
に、本発明の画像読み取り装置においては、第1の手段
として、原稿画像に光を照射しその反射光を光電変換手
段に導く光学系と、光電変換手段からのアナログ信号を
デジタル信号に変換するA/D変換手段と、シェーディ
ングデ−タを記憶するメモリを含むシェーディング補正
手段とを有する画像読み取り装置において、前記シェー
ディングデ−タを取り込む際使用する白基準板を傾斜さ
せる手段を備えたことを特徴とする。第2の手段では、
原稿画像に光を照射しその反射光を光電変換手段に導く
光学系と、光電変換手段からのアナログ信号をデジタル
信号に変換するA/D変換手段と、シェーディングデ−
タを記憶するメモリを含むシェーディング補正手段とを
有する画像読み取り装置において、前記シェーディング
デ−タを取り込む際使用する白基準板を段階的に傾斜さ
せる手段を備えたことを特徴とする。第3の手段では、
上記第1または第2の手段において、上記白基準板を副
走査方向に傾斜させる手段を備えたことを特徴とする。
第4の手段では、上記第1または第2の手段において、
上記白基準板を主走査方向に傾斜させる手段を備えたこ
とを特徴とする。第5の手段では、上記第1、第2、第
3または第4の手段において、前記メモリからシェーデ
ィングデ−タを読み出して処理するCPUを備えると共
に、A/D変換手段と前記シェーディング補正手段との
間に前記CPUによって制御する出力補正手段を備える
ことによって、前記メモリデ−タに基づいて出力を補正
するように構成したことを特徴とする。第6の手段で
は、上記第5の手段において、光電変換手段にて読み取
るの奇数画素と偶数画素との各階調でのバラツキを前記
出力の補正デ−タにより逓減する手段を備えたことを特
徴とする。
傾斜させる手段を備えたのでCCD等の画像読み取り素
子に入力する光量を無段階に調整可能となる。第3の手
段では、白基準板を副走査方向に傾斜させる手段を備え
たので、キャレッジを移動して白基準板を読み取ること
ができる。第4の手段では、白基準板を主走査方向に傾
斜させる手段を備えたので、無段階にグレースケールを
長くすることが可能となり、しかも、微小な調整が可能
となる。第5の手段では白メモリ、黒メモリを読み出し
処理するCPUを備え、更にA/D変換手段とシェーデ
ィング補正手段との間に上記CPUに接続された補正手
段を備えたので、CCD等の特性のバラツキの補正の
他、増幅器、ADC等の僅かな非線形性を補正して縞模
様の発生を防止することが可能となる。第6の手段で
は、上記第5の手段において更に、光電変換手段の奇数
画素と偶数画素の各階調でのバラツキを前記補正手段の
補正デ−タにより逓減する手段を備えたので、奇数・偶
数ラインの微妙な差異を補正し、高品質な画像を得るこ
とが可能となる。
いて本発明を詳細に説明する。図1は本発明を適用した
画像読み取り装置の一実施例を示すブロック図である。
この例に示す画像読み取り装置が有する主たる機能は、
モータ制御機能、アナログ系の自動設定機能、デジタル
信号処理設定機能、原稿検知処理機能、画像形成装置本
体との通信機能、プロジェクタ対応機能等である。この
例では以上の機能を果たすために大きなブロック構成と
して、スキャナ制御部1と、CCD部2と、スキャナド
ライブ部3と、その他の周辺ブロックとから構成されて
いる。以下、それぞれのブロックの構成と機能について
概要を説明する。先ず、スキャナ制御部1はワンチップ
マイクロコンピュータ(CPU)12を備え、ROM1
3に格納されたプログラムを実行することによって画像
デ−タ等を含む各種デ−タを生成し、RAM4に書き込
みあるいは読み出して、スキャナ全体の制御を実行す
る。また、画像形成装置全体の制御を行うメイン制御部
101とは、例えばデ−タをシリアルに通信する手段
(シリアル通信手段)によって接続されており、コマン
ド及びデ−タの送受信により、画像形成装置のメイン制
御部からの指示に従って各種の処理を実行する。
02とシリアル通信手段によって接続されており、ユー
ザのキー操作入力に従って動作モード等を設定すること
が出来るようになっている。CPU12は中継処理機能
を有するスキャナドライバ部3を介してI/O機能を果
たすランプレギュレータ4と、原稿検知センサ7と、H
Pセンサ9と、圧板開閉センサ8と、冷却ファン5、6
及びスキャナ開閉センサ10とを制御している。スキャ
ナドライバ部3は、CPUポート出力によりデコードさ
れたモータ励磁パターン出力用ROM42により励磁パ
ルスシーケンスを発生し原稿走査駆動用パルスモータ1
1を制御する。また、モータドライバ部43にはプリド
ライバとFETドライバが備えられている。
制御駆動されたハロゲンランプ44から発生する光に照
射され、その反射光は複数のミラーとレンズを介してC
CD部2の3ラインCCD35に導かれ、電気信号に変
換される。3ラインCCD35はスキャナ制御部1のタ
イミング発生用ゲートアレイ15からの駆動クロックに
従って、原稿画像に応じたアナログ信号を増幅器36〜
41に出力する。上記タイミング発生用ゲートアレイは
PMSYNC信号をカウントするFGATEスタートカ
ウンタを内臓しており、CPU12からの出力ポート信
号によってカウントスタートし、これにより画像読取り
制御信号のFGATEを発生する。なおCCD部2の増
幅器36〜41には黒レベル調整と暗電流補正を行うた
めのフィ−ドバック電圧が印加されており、この電圧は
CPU12にバスを介して接続されているパラレルイン
シリアルアウト・デ−タ・バッファ16からのシリアル
デ−タにより8chのD/Aコンバータ17と12ch
のD/Aコンバータ18により駆動されている。このフ
ィ−ドバック電圧によって増幅器出力から黒レベル
「1」、「2」のオフセット調整(DA1、DA2)さ
れたアナログ画像デ−タがスキャナ制御部1のA/Dコ
ンバータ21〜26に入力される。
ナログ画像デ−タのゲイン(振幅値)に対応するように
上記D/Aコンバータからの電圧によって調整(DA
3)される。A/Dコンバータはアナログ信号をデジタ
ル信号に変換し、ODD(奇数信号)とEVEN(偶数
信号)とがセレクタ27〜29によりデジタル的に合成
され、シェディングゲートアレイ30〜32に入力され
る。シェーディングゲートアレイは照明系の光の不均一
性やCCDの画素出力のばらつきを補正する機能を果た
すものである。ランプ消灯時に出力デ−タをシェーディ
ングゲートアレイに接続された図示を省略した黒メモリ
にセットする黒補正処理を行い、次にランプを点灯し濃
度基準板(白基準板)からの反射光を検出し、このデ−
タに基づいてシェーディングゲートアレイに接続された
白メモリにデ−タを記憶する白補正を行う。上記黒メモ
リと白メモリのデ−タに基づいてそれ以降読み取られる
画像デ−タがシェーディング補正処理される。また、シ
ェーディングゲートアレイはシェーディング補正以外に
もゲート信号に応じてCCD一ライン毎に、連続した8
画素分の加算平均値の最大値をODD(奇数ライン)、
EVEN(偶数ライン)毎に内部レジスタに格納する。
このデ−タは、バス接続されたCPUから読み出すこと
が可能であり(最大値検出機能)、また、シェーディン
グ演算しない画像デ−タを出力すること(データスルー
モード)も可能である。シェーディング補正された画像
デ−タはライン間補正メモリ33〜34に記憶すると共
に、3ラインCCD35のBとG、BとRのライン数の
画像デ−タを上記メモリからの読みだしタイミングの遅
延量を調整することによってBGRの読取り画像位置合
わせを行いIPU100に出力する。なお、ライン補正
メモリの設定はタイミングゲートアレイにより、読取り
速度すなわち読取り倍率に応じて制御される。
回路の一実施例を示す要部構成図である。この例に示す
シェーディング補正回路は、CCD等の画像読み取りセ
ンサからのアナログ信号をデジタル信号に変換するA/
Dコンバータ201、202とセレクタ回路204との
間に遇奇補正回路203を挿入し、シェーディングゲー
トアレイ205によって上述した機能の他、CPUによ
り白メモリと黒メモリに記憶した基準デ−タを読み出し
て各画素毎のバラツキを読み取り補正する機能を有して
いる。すなわち、この例に示す回路は、CCDからの偶
数ライン赤色画像信号を入力するR−EVEN用A/D
コンバータ201と、奇数ラインの赤色画像信号を入力
するR−ODD用A/Dコンバータ202と、偶奇差補
正回路203と、セレクタ204と、シェーディングゲ
ートアレイ205と、それに接続された黒メモリ206
及び白メモリ207と、CPU12と、このCPUに制
御された白基準板移動パルスモータ208とが主要ブロ
ックである。更に、上記偶奇差補正回路203は、R−
EVEN用コンバータ201の出力を処理するセレクタ
回路211と、RAMテーブル212と、第二のセレク
タ回路213と、同様に、R−OOD用コンバータ20
2の出力を処理する第三のセレクタ回路214と、第二
のRAMテーブル215と、第四のセレクタ回路216
とから構成されている。
シェーディング補正処理を行う前にイメージセンサから
出力される黒レベル(光源オフ時のセンサ暗レベル)と
白レベルを各ビット毎に算出して外部の黒メモリ206
と白メモリ207に格納し、黒基準デ−タと白基準デ−
タとする。シェーディング補正は上述したように上記黒
基準レベルと白基準レベルに基づいて上記式(1)に倣
って、 [ {(画素デ−タ)−(黒レベル)}×256 ] ÷
(白レベル) なる演算によって補正デ−タを求める
ものである。例えば読み取った画素が白の場合は上記演
算結果は最大値、また黒画素の場合は最小値となり、そ
の中間値の場合は256段階のいづれかの値となって、
中間階調値を取る。
次の5つの機能を有している。 (1)画素デ−タ処理モード 目的とする原稿から読み取ったセンサ信号のシェーディ
ング補正を行うもので、イメージセンサからの信号を黒
レベル、白レベルと比較し、所定の演算を行いシェーデ
ィング補正したデ−タを得る。 (2)メモリテストモード 黒メモリ206及び白メモリ207の内容をMPUから
リード・ライトする。 (3)黒レベル処理モード 原稿読み取り時の黒基準レベルを生成するモードで、最
初に黒メモリ206の内容を全て「0」にし、イメージ
センサからの黒レベル信号を16回読み取り平均化して
黒レベルとしてメモリする。 (4)白レベル処理モード 原稿読み取り時の白基準レベルを生成するモードで、最
初に白メモリ207及び黒メモリ206の下位4ビット
の内容を全て「0」にし、イメージセンサからの白レベ
ル信号を16回読み取り平均化して白レベルとしてメモ
リする。 (5)デ−タスルーモード 入力されたセンサ出力をそのまま出力する。
ナユニット部の一例を示す副走査方向の概要断面構成図
である。この例に示すスキャナユニット部においては、
白基準板61が副走査方向に傾斜するように構成されて
いることが特徴である。通常時は同図3(a)に示すよ
うに白基準板61を水平にした状態でハロゲンランプ6
2からの光を照射し、その反射光を複数のミラー63〜
65とレンズ66を介してCCD67に導き、白補正デ
−タをメモリした後、上記ハロゲンランプ62、ミラー
63からなる第一スキャナとミラー64、65からなる
第二のスキャナを走査することによって、コンタクトガ
ラス68上に載置された原稿の画像を読み取る。偶奇差
補正処理は、CPUの出力ポートに接続された白基準板
移動パルスモータ308に所要数のパルスを供給するこ
とによって白基準板駆動ローラ69を回転させて、同図
3(b)に示すように白基準板61を副走査方向に傾斜
させる。このように白基準板61が傾斜した状態でハロ
ゲンランプからの光を照射すると、CCD67に入力す
る白基準板からの反射光量が減少することは容易に理解
出来よう。白基準板61からの反射光量はその傾斜角度
に応じて変化するから、上記白基準板移動パルスモータ
308に供給するパルス数を適宜設定することによっ
て、任意の反射光量に無段階で調整することが可能とな
る。すなわち、白基準板61の傾斜角を制御するパルス
数を設定することによって擬似的にグレースケールチャ
ートを読み込むことと同様の階調出力を得る効果があ
る。
板61を傾斜させた状態で反射光をCCDにより検出
し、図2に示すシェーディングゲートアレイ205を介
してCPUに読み込み、ランプ電圧毎のODD−EVE
N差(偶奇差)を求めて偶奇差補正回路203のRAM
215、212にルックアップガンマテーブルデ−タと
して書き込む。CPU12と偶奇差補正回路203のR
AM215、212のアドレスの接続はセレクタ回路2
04により実現し、それらの間のデ−タはセレクタ回路
213、216のCE信号の切替えによって転送するよ
うになっている。なお、RAM212、215は図示せ
ぬバックアップ電源によってメモリ内容が保持されるよ
うになっている。この構成において、CCDからのアナ
ログ信号を上記二つのA/Dコンバータ201、202
にそれぞれ入力し、デジタル信号に変換した後、セレク
タ204において両者を合成する。一系統の信号に合成
された画像信号はシェーディングゲートアレイ205に
おいて補正が実行されるが、この際、上述したようにし
て白メモリ207と黒メモリ206に格納されたそれぞ
れの基準信号に基づいて原稿から読み取った画像デ−タ
がシェーディング補正される。
る機構を備えた画像形成装置における偶奇差補正処理の
処理手順例を示すフロ−チャ−ト図である。なお、以下
説明する処理を電源投入時に毎回実行するか否かは、上
記図1のCPU12に付属したディップスイッチ20の
セット、あるいはSPモードの入力による補正フラグの
セットによって選択出来るようになっている。図4にお
いて、偶奇差補正処理がスタートすると先ず補正フラグ
がセットされているか否かを判定し(S1)、セットさ
れていない場合はRETし処理を終了するが、フラグが
セットされている場合はスキャナ部を上記白基準板の位
置まで移動する(S2)。露光ランプ電圧を設定した後
にパルスモータを駆動して白基準板移動パルスモータを
ONし(S3)、ランプを点灯する(S4)。ランプ点
灯後、タイマをリセットし(S5)、ランプ光量が安定
するまでの時間、例えば600msec経過したことを
確認後(S6)、白基準板からの反射光を読み取り、シ
ェーディングゲートアレイに白メモリセットを行う(S
7)。白メモリセットS7においては白基準板からの反
射光を取り込んで生成した信号を16介読取り、平均化
して白基準信号としてメモリする(S8)。以上の処理
が終了すると、シェーディングゲートアレイを白テスト
モードに設定する(S9)。白メモリテストモードとは
白メモリをCPUからレジスタを介してリード・ライト
する機能である。
数画素毎に所定範囲において平均化処理し、CPUのワ
ーキングRAMへ記憶する(S10)。その後、白メモ
リテストモードをリセットし(S11)、セット設定回
数nをインクリメントすると共に(S12)、白基準板
の移動ステップ数、すなわち擬似階調数Nと比較する
(S13)。この比較の結果、擬似階調数Nが上記設定
数nより大きい場合は白基準板移動モータパルス数をセ
ット後(S14)、上記S3の白基準板移動モータON
に戻り、上述した処理S3〜S13を繰り返す。また上
記S13においてn=Nの場合は遇奇算出デ−タに基づ
いてγ補正テーブルをセットし(S15)、モータリタ
ーン(S17)、モータを停止(S18)を経た後処理
を終了する。γ補正テーブルのセットは8ビットの読取
りの場合は256階調となるが、白基準板移動ステップ
数により擬似階調数を、読み取り分解能に相当する階調
を得ることは困難であるので、代表値を数段求めこの偶
奇差デ−タにより補間処理によって読取り分解能に匹敵
するテーブルデ−タを算出し、RAMテーブルにセット
する。
な階調を作り各階調の偶奇差を算出してRAMテーブル
のルックアップテーブル値をセットすることにより中間
階調部分の補正を行えば、偶奇差のない画像デ−タが得
られる。また、この擬似グレスケールは上述した例以外
にも、種々の利用方法が考えられる。例えば、中間調レ
ベルの白デ−タや黒デ−タをシェーディングゲートアレ
イの白メモリと黒メモリに取り込むことによって、原稿
画像デ−タの濃度に応じたダイナミックレンジを確保す
ることができる。このため、A/Dコンバータの分解能
を高くすることなく良好な画像を出力することが可能と
なる。
ユニット部の副走査方向の概要断面構成図である。この
実施例の特徴は、上記白基準板61の傾斜角度を固定
し、代わりに白基準板の反射光を読み取る際に、第1ス
キャナと第2スキャナを副走査方向に移動させるように
構成した点である。すなわち同図5(a)と(b)を比
較すれば明らかなように、白基準板61を所定角度傾斜
した状態において、第1、第2のスキャナを副走査方向
に所定長離れた位置に設定して白基準板からの反射光を
受光すれば、反射光経路長が異なるから反射光量が異な
り、結果的に上記図3にて説明した例と同様に擬似的に
グレースケールチャートを読み込むことと同様の階調出
力を得る効果がある。なお、この例におけるシェーディ
ング補正方法については上記実施例と同様である。
示すスキャナユニット部の副走査方向の概要断面構成図
である。この実施例の特徴は、上記白基準板61を主走
査方向に傾斜させるように構成した点である。すなわち
白基準信号を読み取る際にスキャナ位置を固定し、同図
6(a)に示すように白基準板61を主走査方向に水平
にした場合と、図7(a)に示すように主走査方向に傾
斜させた場合とでは、白基準板61からの反射光量が異
なる。なお図6(b)、図7(b)はそれぞれ同図6
(a)、図7(a)に示した実施例における白基準板6
1を主走査方向に図示したものである。これらの図から
も明らかなように、この実施例のように白基準板61を
主走査方向に傾斜させても上記実施例の場合と同様に擬
似的にグレースケールを作成することが可能となる。な
お、この例においても白基準板61の傾斜角度を制御す
る手段として白基準板移動パルスモータに供給するパル
ス数を設定すること及びシェーディング補正の方法等は
上述した実施例と同様である。
キャナユニット部の副走査方向の概要断面構成図であ
る。この実施例の特徴は、上記白基準板61を水平に保
った状態で、垂直方向に上下するように構成した点であ
る。すなわち同図8(a)に示すように白基準板61を
コンタクトガラス68と同一平面位置においた場合と、
同図8(b)に示すように垂直方向に移動させた場合と
ではハロゲンランプと白基準板61との距離が変化する
から、その反射光量が異なる。すなわちハロゲンランプ
62からの光は拡散するから白基準板までの距離が異な
ればCCDに導かれる光量も異なることになる。従っ
て、白基準板61をパルスモータにて上下方向に移動す
ることによっても、上述した他の実施例と同様にグレー
スケールを実現することが可能となる。なお、この例に
おけるシェーディング補正方法についても上記実施例と
同様である。
準板を傾斜させる手段を備えたのでCCD等の画像読み
取り素子に入力する光量を無段階に調整可能となり、高
価でありしかも経年変化を伴う従来のグレースケールに
代わり、簡単且つ安価に擬似的にグレースケールを実現
できるから、読み取り画像濃度レベルに応じてシェーデ
ィング補正時のダイナミックレンジを任意に変更するこ
とができる。従って、A/Dコンバータのビット数を増
やすことなく高精度の画像読み取りが可能となる。更
に、本発明の第5の手段においては、CCD、増幅器、
ADC等の僅かな非直線歪みをも補正することができる
ので、より一層高画質の画像を形成することが可能とな
る。また、本発明の第6の手段では、全階調に対して偶
奇差補正を行うことができるので、それ以降の画像処理
における有彩/無彩判定、文字/網点判定等の画像デ−
タ分離を行う際の精度を向上することができる。
の概要ブロック図である。
一形態例を示すブロック図である。
置におけるスキャナ部の一形態例を示す概要断面構成図
である。
おける動作を示すフローチャートである。
の実施形態例を示す概要断面構成図である。
の実施形態例を示す概要断面構成図である。
の実施形態例を示す概要断面構成図である。
の実施形態例を示す概要断面構成図である。
ロック図である。
説明する図である。
ライバ部、 4… ランプレギュレータ、 5、6…
冷却ファン、 7… 原稿検知センサ、 8…圧板開閉
センサ、 9… HPセンサ、 10… スキャナ開閉
センサ、 11… パルスモータ、 12… CPU、
13… ROM、 14、212、215… RAM、
15… タイミングゲートアレイ、16… パラレル
シリアルアウトデ−タ、 17、18… D/Aコンバ
ータ、19… シリアルインターフェースタイマ、 2
0… ディップスイッチ、21〜26、201、202
…A/Dコンバータ、 27〜29、211、213、
214、216、204…セレクタ回路、 30〜3
2、205… シェーディングゲートアレイ、33、3
4… ラインメモリ、 35、67… CCD、 36
〜41… 増幅器、44、62… ハロゲンランプ、
61… 白基準板、 63〜65… ミラー、66…
レンズ、 68…コンタクトガラス、 100… IP
U、 101… メイン制御部、 102… 操作制御
部、 206… 黒メモリ、 207… 白メモリ、2
08、308… 白基準板移動パルスモータ。
Claims (6)
- 【請求項1】 原稿画像に光を照射しその反射光を光電
変換手段に導く光学系と、光電変換手段からのアナログ
信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、シェ
ーディングデ−タを記憶するメモリを含むシェーディン
グ補正手段とを有する画像読み取り装置において、前記
シェーディングデ−タを取り込む際使用する白基準板を
傾斜させる手段を備えたことを特徴とする画像読み取り
装置。 - 【請求項2】 原稿画像に光を照射しその反射光を光電
変換手段に導く光学系と、光電変換手段からのアナログ
信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、シェ
ーディングデ−タを記憶するメモリを含むシェーディン
グ補正手段とを有する画像読み取り装置において、前記
シェーディングデ−タを取り込む際使用する白基準板を
段階的に傾斜させる手段を備えたことを特徴とする画像
読み取り装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の画像読み取り装
置において、上記白基準板を副走査方向に傾斜させる手
段を備えたことを特徴とする画像読み取り装置。 - 【請求項4】 請求項1または請求項2記載の画像読み
取り装置において、上記白基準板を主走査方向に傾斜さ
せる手段を備えたことを特徴とする画像読み取り装置。 - 【請求項5】 請求項1、2、3または4項記載の画像
形成装置において、上記メモリからシェーディングデ−
タを読み出して処理するCPUを備えると共に、A/D
変換手段と上記シェーディング補正手段との間に前記C
PUによって制御する出力補正手段を備えることによっ
て、上記メモリデ−タに基づいて出力を補正するように
構成したことを特徴とする画像読み取り装置。 - 【請求項6】 請求項5記載の画像読み取り装置におい
て、光電変換手段にて読み取る奇数画素と偶数画素との
各階調でのバラツキを前記出力の補正デ−タにより逓減
する手段を備えたことを特徴とする画像読み取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13600996A JP3489801B2 (ja) | 1996-05-02 | 1996-05-02 | 画像読み取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP13600996A JP3489801B2 (ja) | 1996-05-02 | 1996-05-02 | 画像読み取り装置 |
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---|---|
JPH09298633A true JPH09298633A (ja) | 1997-11-18 |
JP3489801B2 JP3489801B2 (ja) | 2004-01-26 |
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---|---|---|---|
JP13600996A Expired - Fee Related JP3489801B2 (ja) | 1996-05-02 | 1996-05-02 | 画像読み取り装置 |
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JP (1) | JP3489801B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001086303A (ja) * | 1999-09-16 | 2001-03-30 | Toshiba Corp | 紙葉類読取装置と紙葉類区分システム |
US6989915B2 (en) | 2000-09-21 | 2006-01-24 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Image reading apparatus for optically reading image information recorded on sheetlike recording medium |
JP2013098674A (ja) * | 2011-10-31 | 2013-05-20 | Kyocera Document Solutions Inc | 画像読取装置、画像形成装置、画像処理方法 |
CN117877430A (zh) * | 2024-02-29 | 2024-04-12 | 深圳市科达康光电科技有限公司 | 低功耗amoled显示屏驱动方法及系统 |
-
1996
- 1996-05-02 JP JP13600996A patent/JP3489801B2/ja not_active Expired - Fee Related
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