JPH0630259A - 画像読取装置の画質補正回路 - Google Patents

画像読取装置の画質補正回路

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JPH0630259A
JPH0630259A JP4182361A JP18236192A JPH0630259A JP H0630259 A JPH0630259 A JP H0630259A JP 4182361 A JP4182361 A JP 4182361A JP 18236192 A JP18236192 A JP 18236192A JP H0630259 A JPH0630259 A JP H0630259A
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Haruo Yo
治雄 余
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路規模を小さくし且つシェーディング補正
とコントラスト補正を高速に行うことができる画像読取
装置の画質補正回路を提供する。 【構成】 所定基準画像を画像読取りすることにより光
量歪みを有する該基準画像の画像データを得、該光量歪
みを補正する画素毎のシェーディング補正用データを作
成し、読取り用原稿を画像読取りして得られる画像デー
タの各ピクセルデータに対し上記画素毎のシェーディン
グ補正用データを重畳演算することにより得られる画素
毎のピクセルデータに基いて該ピクセルデータのコント
ラストを調整するコントラスト補正用データを作成し、
上記シェーディング補正用データとコントラスト補正用
データから画素毎の補正用データを作成し、本来の画像
読取りする際に得られるピクセルデータに対して補正用
データを重畳演算する様にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿を光学的・電子的
に読取る画像読取装置に関し、特に、シェーディング補
正とコントラスト補正を行うための画像読取装置の画質
補正回路に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる画像読取装置は、ファクシミリや
複写機、光学読取り装置等の広い分野に適用されてい
る。複写機を例に説明すると、図3に示すように、装置
本体2の上部に透光板4を有する上板6が設けられ、更
に上板6の上部に蓋体8がヒンジ結合(図示せず)によ
って開閉自在に設けられ、透光板4と蓋体8の間に原稿
10がセットされるようになっている。更に、画像読取
り時には、原稿10をセットした状態で透光板4と蓋体
8を一体として図中の矢印Xの方向(副走査方向)に移
動させる移動機構(図示せず)が設けられている。
【0003】装置本体2の上側ケースには、紙面に対し
て直交する方向(主走査方向)に向けてスリット状に形
成された開口12が設けられており、開口12に対向す
るようにして集光レンズアレイ14と光源ランプ16,
18が設けられている。そして、光源ランプ16,18
からの光によって照明された原稿10からの反射光が集
光レンズ14で受光され、更に、反射ミラー20とリレ
ーレンズ22及び反射ミラー24を介してCCD等のイ
メージセンサ26に導かれ、イメージセンサ26からは
所定のタイミングで光電変換出力信号Si が出力され
る。尚、イメージセンサ26は、反射ミラー20とリレ
ーレンズ22及び反射ミラー24を介して光学的に読取
られた主走査方向の1ライン分の画像を同時に受光する
複数の画素を有するラインセンサから成り、これらの画
素に発生する光電変換出力信号Siを所謂点順次走査の
所定タイミングで時系列的に出力するようになってい
る。即ち、画像読取り時には、矢印Xの方向に所定周期
で原稿10が副走査される毎に、イメージセンサ26が
上記点順次走査のタイミングで1ライン分の光電変換出
力信号Si を時系列的に出力することにより主走査が実
現され、この副走査と主走査を繰り返すことによって原
稿10の全面の画像を読取るようになっている。更に、
イメージセンサ26から出力される光電変換出力信号S
i は、図4に示すシェーディング補正及びコントラスト
補正のための画質補正回路によって補正処理された後、
各種信号処理回路等に転送されるようになっている。即
ち、この画質補正回路は、図3に示した光源ランプ1
6,18の発光特性、リレーレンズ22を含む光学系の
結像特性、イメージセンサ26の感度不均一性に起因し
て光電変換出力信号Si に生じる光量歪み (Shading)を
デジタル信号処理によって補正するシェーディング補正
回路と、原稿画像の濃淡の不鮮明性をデジタル信号処理
によって補正するコントラスト補正回路を有する構成と
なっている。
【0004】図4において、イメージセンサ26から出
力される画素毎の光電変換出力信号Si を所定ビットの
ピクセルデータDi にデジタル変換するA/D変換器2
8を備え、A/D変換器28の出力が切換え回路30を
介して白色データメモリ32とシェーディング補正回路
34に切換え接続され、更に、シェーディング補正回路
34の出力がコントラスト補正回路36に接続されてい
る。コントラスト補正データメモリ38は、後述する調
整時に、コントラスト補正回路36から出力されるピク
セルデータDO を一時的に記憶するためにあり、白色デ
ータメモリ32と共にマイクロプロセッサ40に接続さ
れている。マイクロプロセッサ40は、白色データメモ
リ32に保持されたピクセルデータDi からシェーディ
ング補正用データを形成して第1の補正データメモリ4
2に記憶させると共に、コントラスト補正データメモリ
40に保持されたピクセルデータDO からコントラスト
補正用データを形成して第2の補正データメモリ44に
記憶させ、これらの補正用データに基いて、シェーディ
ング補正回路34によるシェーディング補正と、コント
ラスト補正回路36によるコントラスト補正を行わせる
ようになっている。
【0005】次に、図4に示す画質補正回路の動作を説
明する。まず、通常の画像読取りの前の調整時におい
て、シェーディング補正とコントラスト補正を行うため
の補正データの作成処理が行われる。最初に、マイクロ
プロセッサ40の制御により切換え回路路30が接点a
側に接続され、図3の蓋板8の裏面側に設けられている
基準白原稿(図示せず)の全体を画像読取りすることに
よって、基準白原稿の1フレーム画像分のピクセルデー
タDi を白データメモリ32に記憶させ、更に、1フレ
ーム画像分のこれらのピクセルデータDi を画素毎のシ
ェーディング補正データとして第1の補正データメモリ
42に記憶させる。
【0006】次に、マイクロプロセッサ40の制御によ
り切換え回路路30が接点b側に切換え接続され、ユー
ザーが透光板4と蓋板8の間に設置した所望の読取り用
原稿について画像読取りを行う。そして、A/D変換器
28から切換え回路30を介してシェーデイング補正回
路34に入力されるピクセルデータDi は、上記点順次
走査のタイミングに同期して第1の補正データメモリ4
2から出力される画素毎のシェーディング補正データD
SHと次式(1)の演算が行われ、光量歪みとは逆特性の
重付けが成されることでシェーデイング補正されたピク
セルデータDSが形成される。
【0007】
【数1】
【0008】尚、式(1)において、係数Kはピクセル
データDS の最大階調であり、例えば、8ビットのピク
セルデータDS を処理する場合にはK=255となる。
更に、シェーデイング補正回路34から出力されるピク
セルデータDS は順次にコントラスト補正回路36に供
給され、ピクセルデータDS の順序に対応して第2の補
正データメモリ44から出力されるコントラスト補正用
データDC と次式(2)の演算が行われる。
【0009】
【数2】
【0010】但し、この時点では、未だコントラスト補
正用データDC が作成されていないので、第2の補正デ
ータメモリ44中の全てのデータは全て等しい値であ
り、実質的にコントラスト補正が成されないピクセルデ
ータDO が出力される。そして、シェーディング補正は
成されたがコントラスト補正が未だ成されていない調整
時でのこれらのピクセルデータDO は、順次にコントラ
スト補正データメモリ38に記憶される。
【0011】次に、マイクロプロセッサ40が、コント
ラスト補正データメモリ38に格納されたピクセルデー
タDO を解析して、最低濃度の部分と文字等に相当する
最大濃度の部分を検出し、最適のコントラスト強調を実
現することができるコントラスト補正用データDC を画
素毎に作成して、これらを第2の補正データメモリ44
に記憶させる。
【0012】そして、このような初期段階での調整処理
が完了すると、切換え回路30が接点bに接続された状
態となり、原稿の本来の画像読取りが開始される。本来
の画像読取りにおいては、透光板4と蓋体8の間に設置
された原稿を主走査及び副走査に同期して読取り、それ
によってイメージセンサ26から点順次走査のタイミン
グで出力される光電変換出力信号SiがA/D変換器2
8でデジタル化されたピクセルデータDi となってシェ
ーディング補正回路34に供給され、第1の補正データ
メモリ42からのシェーディング補正用データDSHと上
記式(1)の演算処理によってシェーディング補正され
る。更に、シェーディング補正されたピクセルデータD
S はコントラスト補正回路36でコントラスト補正用デ
ータDCと上記式(2)の演算処理によってコントラス
ト補正が行われる。この結果、コントラスト補正回路3
6には、シェーディング補正とコントラスト補正が行わ
れたピクセルデータDO が発生することとなる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の画質
補正回路にあっては、シェーディング補正回路とコント
ラスト補正回路が別個独立に設けられているので、回路
規模が大きく且つ複雑となり、更に処理のための制御が
複雑になると共に処理時間が長くなる問題があった。特
に、画像データを高速処理する場合には大きな問題点と
なっていた。
【0014】本発明は、このような問題点に鑑みて成さ
れたものであり、回路規模を小さくし且つシェーディン
グ補正とコントラスト補正を高速に行うことができる画
像読取装置の画質補正回路を提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】画像読取装置の画像読取
りによって得られる画像データに対してシェーディング
補正及びコントラスト補正を行う画像読取装置の画質補
正回路において、基準白原稿等の所定基準画像を画像読
取りすることによって光量歪みを有する該基準画像の画
像データを得て、該光量歪みを補正する画素毎のシェー
ディング補正用データを作成し、読取り用原稿を画像読
取りして得られる画像データの各ピクセルデータに対し
て上記画素毎のシェーディング補正用データを重畳演算
することにより得られる画素毎のピクセルデータに基い
て上記原稿の最大濃度と最低濃度を検出すると共に、該
ピクセルデータのコントラストを調整する画素毎のコン
トラスト補正用データを作成し、上記シェーディング補
正用データとコントラスト補正用データを乗算すること
によって画素毎の補正用データを作成し、上記読取り用
原稿を本来の画像読取りする際に得られる画像データの
画素毎のピクセルデータに対して上記補正用データを重
畳演算することでシェーディング補正及びコントラスト
補正を行なう構成とした。
【0016】
【作用】かかる構成を有する本発明によれば、本来の画
像読取りの際には、画像データの各ピクセルデータに対
して、シェーディング補正とコントラスト補正が同時に
行なわれるので、従来技術のように夫々の別個の補正回
路によって順次に補正を行なう場合よりも、処理時間が
短縮化されると共に回路規模が小さくなる。
【0017】
【実施例】以下、本発明による一実施例を図面と共に説
明する。図1は、例えば図3に示したような走査機構と
光学機構及び光源変換機構を有する画像読取り機構によ
って画像読取りされて、イメージセンサから出力される
光電変換出力信号Si に対して、シェーディング補正と
コントラスト補正を行うための補正回路を示す。即ち、
A/D変換器46は、上記画像読取り機構が主走査及び
副走査に同期した点順次走査に同期してイメージセンサ
から出力される画素毎の光電変換出力信号Si をデジタ
ルのピクセルデータDi に変換して切換え回路48に出
力する。切換え回路48は、切換え動作によって、白色
データメモリ50と補正回路52のいずれか一方へピク
セルデータDi を転送するために設けられている。マイ
クロプロセッサ54は、後述する補正調整時に白色デー
タメモリ50に記憶されるピクセルデータDi からシェ
ーディング補正用データDSHを作成すると共に、同じく
補正調整時にコントラスト補正データメモリ58に記憶
されるピクセルデータからコントラスト補正用データD
C を作成して、シェーディング補正及びコントラスト補
正を同時に実現するための補正用データDCMを作成し
て、その補正データDCMを補正データメモリ56に記憶
させる演算機能を有する。補正データメモリ56は、シ
ェーディング補正とコントラスト補正を行う際に補正用
データDCMを補正回路52に供給するようになってい
る。
【0018】次に、かかる補正回路の作用を説明する。
尚、図3に示すような画像読取り機構が適用されるもの
とする。
【0019】実際の画像読取りを行う前の補正調整時に
は、マイクロプロセッサ54の制御により切換え回路路
48が接点a側に接続され、図3の蓋板8の裏面側に設
けられている基準白原稿(図示せず)を画像読取りする
ことによって、基準白原稿の1フレーム画像分のピクセ
ルデータDi を白データメモリ50に記憶させ、更に、
1フレーム画像分のこれらのピクセルデータDi を画素
毎のシェーディング補正用データとして補正データメモ
リ56に記憶させる。次に、マイクロプロセッサ54の
制御により切換え回路路48を接点b側に切換え接続
し、ユーザーが図3の透光板4と蓋体8に設置した所望
の原稿について画像読取りを行う。したがって、A/D
変換器46から切換え回路48を介して補正回路52へ
入力されるピクセルデータDi は、該ピクセルデータD
i の順序に対応して補正データメモリ56から出力され
る画素毎の補正用データDCMと次式(3)の演算が行わ
れ、シェーディング補正されたピクセルデータDO が形
成される。
【0020】
【数3】
【0021】尚、式(3)において、係数Kはピクセル
データDO の最大階調であり、例えば、8ビットのピク
セルデータDO が扱われる場合にはK=255となる。
【0022】但し、この時点での補正用データDCMはシ
ェーディング補正のみを実現するデータであるので、補
正調整時において上記式(3)によって得られるピクセ
ルデータDO は、コントラスト補正が行われていない。
即ち、画素毎のシェーディング補正用データをDSHとす
れば、この時点ではDCM=1/DSHの関係となってい
る。そして、この補正調整時のピクセルデータDO は、
順次にコントラスト補正データメモリ58に記憶され
る。
【0023】次に、マイクロプロセッサ54は、コント
ラスト補正データメモリ58に記憶されたピクセルデー
タDO を解析し、最低濃度の部分と文字等に相当する最
大濃度の部分を検出し、最適のコントラスト強調を実現
することができるコントラスト補正用データDC を画素
毎に作成する。そして、上記シェーディング補正用デー
タDSHとコントラスト補正用データDC を画素毎にDC
/DSHの演算を行って得られる新たな補正用データDCM
を再度補正データメモリ56に記憶させる。そして、こ
のような初期段階での調整処理が完了すると、切換え回
路48が接点bに接続された状態となり、原稿の本来の
画像読取りが開始される。本来の画像読取りにおいて
は、透光板4と蓋体8の間に設置された原稿を主走査及
び副走査に同期して読取り、それによってイメージセン
サ26から点順次走査のタイミングで出力される光電変
換出力信号Si がA/D変換器46でデジタル化された
ピクセルデータDi となって補正回路52に供給され
る。補正回路52は、ピクセルデータDi と補正データ
メモリ56からの補正用データDCMについて上記式
(3)の演算処理を行い、シェーディング補正とコント
ラスト補正を同時に処理したピクセルデータDO を出力
する。
【0024】このように、この実施例によれば、補正回
路52が補正データメモリ56に記憶されている補正用
データDCMをピクセルデータDi に重み付け処理するだ
けでシェーディング補正とコントラスト補正を一括して
行うので、従来技術に較べて処理速度が速くなると共に
回路規模が小さくなる。
【0025】次に、他の実施例を図2と共に説明する。
図2は、例えば図3に示したような走査機構と光学機構
及び光源変換機構を有する画像読取り機構によって画像
読取りされて、イメージセンサから出力される光電変換
出力信号Si に対して、シェーディング補正とコントラ
スト補正を行うための補正回路を示す。即ち、A/D変
換器60は、上記画像読取り機構が主走査及び副走査に
同期した点順次走査に同期してイメージセンサから出力
される画素毎の光電変換出力信号Si をデジタルのピク
セルデータDi に変換して切換え回路62に出力する。
切換え回路62は、図示の接点aに切換わることによ
り、ピクセルデータDi を白色データメモリ64に転送
し、接点bに切換わることによりピクセルデータDi
補正処理されたピクセルデータDO として出力し、図示
していない各種の画像信号処理回路等に転送する。
【0026】マイクロプロセッサ66は、後述する補正
調整時に白色データメモリ64に記憶されるピクセルデ
ータDi からシェーディング補正用データDSHを作成す
ると共に、同じく補正調整時にコントラスト補正データ
メモリ68に記憶されるピクセルデータからコントラス
ト補正用データDC を作成し、更に、シェーディング補
正及びコントラスト補正を同時に実現するための補正用
データDCMを作成して、その補正用データDCMを補正デ
ータメモリ70に記憶させる演算機能を有する。コント
ラスト補正データメモリ68は補正調整時において切換
え回路62から出力される1フレーム画分のピクセルデ
ータDO を記憶するためにある。補正データメモリ70
は、シェーディング補正とコントラスト補正を行う際に
補正データDCMをD/A変換器72に供給し、D/A変
換器72の出力信号が増幅器74を介してA/D変換器
60のゲイン調整端子に供給されるようになっている。
【0027】次に、かかる他の実施例の作用を説明す
る。尚、図3に示すような画像読取り機構が適用される
ものとする。
【0028】実際の画像読取りを行う前の補正調整時に
は、マイクロプロセッサ66の制御により切換え回路路
62が接点a側に接続され、図3の蓋板8の裏面側に設
けられている基準白原稿(図示せず)を画像読取りする
ことによって、基準白原稿の1フレーム画像分のピクセ
ルデータDi を白データメモリ64に記憶させ、更に、
1フレーム画像分のこれらのピクセルデータDi を画素
毎のシェーディング補正用データとして補正データメモ
リ70に記憶させる。
【0029】次に、マイクロプロセッサ66の制御によ
り切換え回路路62を接点b側に切換え接続し、ユーザ
ーが図3の透光板4と蓋体8に設置した所望の原稿を画
像読取りする。ここで、A/D変換器60は補正データ
メモリ70から出力される補正用データDCMの変化に従
ってA/D変換器60のゲインが自動調節されるので、
シェーデイング補正されたピクセルデータDi が出力さ
れることとなる。但し、補正調整時には、補正用データ
CMはシェーディング補正のみを実現するデータである
ので、ピクセルデータDO はコントラスト補正が行われ
ていない。即ち、画素毎のシェーディング補正用データ
をDSHとすれば、この時点ではDCM=1/DSHの関係と
なっており、D/A変換器72を介して増幅器74から
出力される制御信号も1/DSHに比例した振幅の信号で
ある。そして、この補正調整時のピクセルデータD
O は、順次にコントラスト補正データメモリ68に記憶
される。
【0030】次に、マイクロプロセッサ66は、コント
ラスト補正データメモリ68に記憶されたピクセルデー
タDO を解析し、最低濃度の部分と文字等に相当する最
大濃度の部分を検出し、最適のコントラスト強調を実現
することができるコントラスト補正用データDC を画素
毎に作成する。そして、上記シェーディング補正用デー
タDSHとコントラスト補正用データDC を画素毎にDC
/DSHの演算を行って得られる新たな補正用データDCM
を再度補正データメモリ70に記憶させる。そして、こ
のような初期段階での調整処理が完了すると、切換え回
路62が接点bに接続された状態となり、原稿の本来の
画像読取りが開始される。
【0031】本来の画像読取りにおいては、透光板4と
蓋体8の間に設置された原稿を主走査及び副走査に同期
して読取り、それによってイメージセンサ26から点順
次走査のタイミングで出力される光電変換出力信号Si
がA/D変換器60でデジタル化されたピクセルデータ
i となり、切換え回路62を介して補正後のピクセル
データDO として出力される。ここで、A/D変換器6
0は、光電変換出力信号Si が入力される所定の点順次
走査タイミングに同期して補正データメモリ70から出
力される補正用データDCMによってゲイン調整が行われ
るので、前記式(3)と等しい補正処理が実現されるこ
ととなり、ピクセルデータDi はそのまま補正されたピ
クセルデータDO となる。
【0032】このように、この実施例によれば、補正デ
ータメモリ70から出力されるシェーディング補正及び
コントラスト補正を同時に行う補正用データにしたがっ
てA/D変換器60のゲインが自動調節されるので、処
理速度が速くなると共に回路規模が小さくなる。
【0033】尚、これらの実施例は、図3に示す画像読
取り機構中のイメージセンサから出力される光電変換出
力信号に対してシェーディング補正及びコントラスト補
正を行なう場合を示したが、周知の画像読取り機構に適
用することができるものである。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シェーデイング補正とコントラスト補正を同時に行う補
正手段を設けたので、処理速度が速くなると共に、回路
規模が小さくなり、高速画像信号処理を行う際に優れた
効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の他の一実施例の構成を示すブロック図
である。
【図3】イメージスキャナの画像読取り機構の一例を示
す概略断面図である。
【図4】従来のイメージスキャナの構成例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
46,60…A/D変換器、48,62…切換え回路、
50,64…白データメモリ、52…補正回路、54,
66…マイクロプロセッサ、56,70…補正データメ
モリ、58,68…コントラスト補正データメモリ、7
2…D/A変換器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像読取装置の画像読取りによって得ら
    れる画像データに対してシェーディング補正及びコント
    ラスト補正を行う画像読取装置の画質補正回路におい
    て、 所定の基準画像を画像読取りすることによって光量歪み
    を有する該基準画像の画像データを得て、該光量歪みを
    補正する画素毎のシェーディング補正用データを作成
    し、読取り用原稿を画像読取りして得られる画像データ
    の各ピクセルデータに対して上記画素毎のシェーディン
    グ補正用データを重畳演算することにより得られる画素
    毎のピクセルデータに基いて上記原稿の最大濃度と最低
    濃度を検出すると共に、該ピクセルデータのコントラス
    トを調整する画素毎のコントラスト補正用データを作成
    し、上記シェーディング補正用データとコントラスト補
    正用データを乗算することによって画素毎の補正データ
    を作成し、上記読取り用原稿を本来の画像読取りする際
    に得られる画像データの画素毎のピクセルデータに対し
    て上記補正データを重畳演算することでシェーディング
    補正及びコントラスト補正を行なう補正回路を備えたこ
    とを特徴とする画像読取装置の画質補正回路。
JP4182361A 1992-07-09 1992-07-09 画像読取装置の画質補正回路 Pending JPH0630259A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100838836B1 (ko) * 2001-12-22 2008-06-17 주식회사 포스코 미분포집장치의 펄스장치를 이용한 차압제어 장치

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