JPH10336440A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH10336440A
JPH10336440A JP9138515A JP13851597A JPH10336440A JP H10336440 A JPH10336440 A JP H10336440A JP 9138515 A JP9138515 A JP 9138515A JP 13851597 A JP13851597 A JP 13851597A JP H10336440 A JPH10336440 A JP H10336440A
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JP
Japan
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conversion
bits
output
unit
data
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Application number
JP9138515A
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English (en)
Inventor
Takamoto Nabeshima
孝元 鍋島
Hiroshi Murakami
比呂志 村上
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シェーディング補正後にビット変換すること
により、CCD受光量の差によるS/N比の低下を防止
し、同一の分解能でAD変換できる、画像読取装置を提
供する。 【解決手段】 LOG CCD出力の最大値と最小値の
幅をダイナミックレンジに設定し、予め必要以上のビッ
ト数でAD変換した後、上位のビット数を削除すること
により、ビット変換を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置に関
するものであり、特に、デジタル複写機等に用いられる
画像読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像読取装置においては、後段の
画像処理時に計算上のビット数落ちが生ずるため、予め
必要以上のビット数でCCD出力をAD変換し、画像処
理後にデータの下位のビット数を削除する方法が提案さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像処理後にデータの下位のビット数を削除
する方法では、計算(乗除算)上の丸め込み誤差はキャ
ンセルすることが可能であるが、光源の配光むら等によ
るセンサ出力の違いにより、光量のピーク部とそれ以外
の部分の量子化誤差が生ずるという問題があった。
【0004】この発明の目的は、上述の問題点を解決
し、光源の配光むらやセンサの感度差等による出力レベ
ルに違いがあっても、同一の分解能でAD変換できる画
像読取装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明による画像読取
装置は、原稿からの反射光を対数変換して出力する光電
変換部または光電変換後に対数変換する信号処理部と、
対数変換されたアナログ信号をデジタル信号に変換する
AD変換部と、光源の配光むらおよびセンサの画素感度
ばらつきを補正するシェーディング補正部と、デジタル
信号に変換されたデジタル画像データをビット変換する
データ処理部と、を有する画像読取装置において、対数
変換されたアナログ信号を、予めビット数を増加させて
AD変換し、シェーディング補正部における補正後に、
データの上位ビットを削除してビット数を削減すること
により、必要なビット数に変換することを特徴としてい
る。
【0006】この発明によれば、対数変換されたアナロ
グ信号を、予めビット数を増加させてAD変換し、シェ
ーディング補正部における補正後に、データの上位ビッ
トを削除してビット数を削減することにより、必要なビ
ット数に変換することを特徴としている。そのため、光
源の配光むらやセンサの感度差等による出力レベルに違
いがあっても、同一の分解能でAD変換することができ
る。
【0007】また、この発明による画像読取装置は、原
稿からの反射光を対数変換して出力する光電変換部また
は光電変換後に対数変換する信号処理部と、対数変換さ
れたアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換部
と、光源の配光むらおよびセンサの画素感度ばらつきを
補正するシェーディング補正部と、デジタル信号に変換
されたデジタル画像データをビット変換するデータ処理
部と、を有する画像読取装置において、対数変換された
アナログ信号を、予めビット数を増加させてAD変換
し、シェーディング補正部における補正時にレベルシフ
トした後、必要なビット数に変換することにより、光電
変換部のアナログ信号の出力変動を補正することを特徴
としている。
【0008】この発明によれば、対数変換されたアナロ
グ信号を、予めビット数を増加させてAD変換し、シェ
ーディング補正部における補正時にレベルシフトした
後、必要なビット数に変換することにより、光電変換部
のアナログ信号の出力変動を補正することを特徴として
いる。そのため、光源の配光むらやセンサの感度差等に
よる出力レベルに違いがあっても、同一の分解能でAD
変換することができる。
【0009】好ましくは、AD変換部におけるAD変換
のビット数は、光電変換部の出力変動量に応じて増加さ
せることを特徴とするとよい。従来は、出力変動が同じ
であってもビット数を同じにしておくと、結果的に必要
なダイナミックレンジの分解能が低下するという問題が
あったが、このようにすることで、必要な信号のダイナ
ミックレンジのAD変換分解能を一定にすることができ
る。
【0010】また、好ましくは、光電変換部の出力変動
は、光源の絶対光量の変動によるレベル変動であること
を特徴とするとよい。
【0011】さらに、好ましくは、光電変換部の出力変
動は、原稿からの反射光が入射するCCDのCCD受光
感度誤差によるレベル変動であることを特徴とするとよ
い。
【0012】また、好ましくは、光電変換部の出力変動
の補正は、原稿の種類により変化するダイナミックレン
ジに応じた補正量であることを特徴とするとよい。
【0013】また、この発明による画像読取装置は、原
稿からの反射光をRGB三原色に分解し、かつ、対数変
換して出力する光電変換部または光電変換後に対数変換
する信号処理部と、対数変換されたアナログ信号をデジ
タル信号に変換するAD変換部と、光源の配光むらおよ
びセンサの画素感度ばらつきを補正するシェーディング
補正部と、デジタル信号に変換されたデジタル画像デー
タをビット変換するデータ処理部と、を有する画像読取
装置において、対数変換されたアナログ信号を、予めビ
ット数を増加させてAD変換し、シェーディング補正部
における補正時にレベルシフトした後、必要なビット数
に変換することにより、光電変換部のRGB感度差によ
るアナログ信号の出力レベル差を補正することを特徴と
している。
【0014】この発明によれば、対数変換されたアナロ
グ信号を、予めビット数を増加させてAD変換し、シェ
ーディング補正部における補正時にレベルシフトした
後、必要なビット数に変換することにより、光電変換部
のRGB感度差によるアナログ信号の出力レベル差を補
正することを特徴としている。そのため、光源の配光む
らやセンサの感度差等による出力レベルに違いがあって
も、同一の分解能でAD変換することができる。また、
特にカラーの場合は、RGBに感度差があり、それを補
正することができる。
【0015】好ましくは、AD変換部におけるAD変換
の際のビット数は、光電変換部のRGB出力レベルシフ
ト量に応じて増加させることを特徴とするとよい。従来
は、出力変動が同じであってもビット数を同じにしてお
くと、結果的に必要なダイナミックレンジの分解能が低
下するという問題があったが、このようにすることで、
必要な信号のダイナミックレンジのAD変換分解能を一
定にすることができる。
【0016】また、好ましくは、AD変換部におけるA
D変換の際のビット数は、光電変換部のRGB各出力の
ダイナミックレンジとRGB間のレベルシフト量に応じ
て決定することを特徴とするとよい。
【0017】さらに、好ましくは、AD変換部における
AD変換の際のビット数は、光電変換部のRGB各出力
の最大値と最小値とにより決定することを特徴とすると
よい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明の実
施の形態の一例を説明する。
【0019】図1は、本発明による画像読取装置を用い
たデジタルコピー機の一例の構成を示す図である。
【0020】図1を参照して、このデジタルコピー機
は、上部の画像読取装置110と下部の画像記録装置1
20とから構成され、さらに、画像読取装置110は、
手置き原稿読取装置116と原稿流し取り装置117と
から構成されている。
【0021】画像読取装置110では、縮小光学計を用
いて、光源111から原稿に光を当て、ミラー112と
レンズ113を介して原稿面からの反射光をライン上の
CCD114上に結像させ、光電変換されたアナログ電
気信号を得る。CCDの解像度は400dpi、最大原
稿サイズはA3(1ライン約5000DOT)である。
【0022】このアナログ電気信号は、画像処理ユニッ
ト115の中でデジタルデータに変換された後、変倍や
画質補正等の画像処理が行なわれ、デジタルデータとし
て画像読取装置110から出力される。
【0023】原稿の走査は、ライン上のCCD114の
走査方向を主走査方向、これと直角をなす方向を副走査
方向と定義すれば、手置き原稿の場合には、主走査方向
をCCD114の走査で行ない、副走査方向をミラーの
水平方向移動で行なう。一方、原稿流し取りの場合に
は、主走査方向をCCD114の走査で行ない、副走査
方向を原稿の搬送で行なう。したがって、画像信号は、
主走査1ラインごとに順次転送される。
【0024】画像記録装置120では、画像読取装置1
10から出力されたデジタル画像データをレーザダイオ
ード駆動ユニット121でアナログ電気信号に変換し、
さらにレーザ発光源122で光に変換し、ポリゴンミラ
ー123を介して感光体ドラム124に結像させる。感
光体ドラム124上の画像は、画素単位でレーザ発光源
122に入力する電流を制御することによって、光量を
制御してトナー付着量を制御し、電子写真方式によって
400dpi、256階調の画像に再現される。
【0025】図2は、一般的なモードの切替機能を持っ
たコピー機の一連の動作を示すフローチャートである。
【0026】図2を参照して、まず、原稿を原稿台にセ
ットし(S210)、コピー枚数を設定する(S23
0)。なお、用紙、原稿濃度等のその他の条件は、コピ
ー機が自動的に設定するものとし、必要であればマニュ
アルにて設定する。
【0027】設定が終われば、コピースタートキーを押
し(S240)、コピーを開始する(S250)。する
と、原稿走査系がスタートし(S260)、走査しなが
ら画像データを読取り(S270)、読取った画像デー
タを画像処理回路にて画像処理する(S280)。そし
て、得られた画像処理データを画像出力装置に送り、プ
リント出力する(S290)。
【0028】図3は、図2に示すメインルーチン中のサ
ブルーチンの1つである画像データ読取に関する動作を
示すフローチャートである。
【0029】図3を参照して、まず、ホーム位置から走
査系がスタートした後、ステッピングモータのパルス数
またはエンコーダパルス数等をカウントすることによ
り、走査系がシェーディング板位置に達したことを検知
した後(S310)、シェーディングデータを読取る
(S320)。その後、引続き原稿画像を読取る(S3
30)。
【0030】図4は、このコピー機において、原稿モー
ドを設定するためのパネル画面を示す図である。
【0031】図4を参照して、コピーをとる場合、ま
ず、原稿台に原稿をセットし、パネル上の原稿濃度設定
キー401、倍率設定キー402、原稿サイズ設定キー
403等を用いて、原稿濃度、倍率、原稿サイズをそれ
ぞれ設定し、原稿の種類に応じて、写真原稿と文字原稿
の原稿モードを切替える。原稿モードの切替は、パネル
の原稿モード切替キー404を押してパネル画面を切替
えた後、以下のようにして行なう。
【0032】図5は、原稿モードに切替えられたパネル
画面を示す図である。図5を参照して、パネル画面が原
稿モードに切替わったところで、原稿の種類により、
「写真」選択キー406、または「文字」選択キー40
7のいずれかを選び、原稿モードを設定した後に、「初
期画面」キー408を押すと、図4に示す初期画面に戻
る。そして、図示しない10キーによりコピー枚数を設
定した後、コピースタートキー405を押すことによ
り、コピーがスタートする。
【0033】図6は、このコピー機の全体制御ブロック
図である。図6を参照して、パネル制御部520は、パ
ネル521の制御、すなわち前述のパネル表示およびキ
ー入力時のI/Fを行なう。
【0034】IR走査制御部530は、パネル部コピー
キーが押されたことを検知して、スキャンモータ531
を制御し、スキャン動作を開始させる。続いて、原稿を
スキャンしながら画像処理制御部540の指示により画
像を読取り、画像処理回路541にて所定の画像処理を
施す。画像処理されたデータは、I/F部550を介し
て外部機器に出力されるか、もしくは、メモリ部561
に記憶される。このときの制御は、メモリ制御部560
にて行なわれる。
【0035】一旦メモリに格納された画像データは、エ
ンジン部571に送られ、プリンタ制御部570の指示
に従ってプリントされる。
【0036】なお、これら一連の制御は、全体制御部5
10により制御される。図7は、モノクロセンサを用い
た場合の従来のコピー機の画像処理回路のブロック図で
ある。
【0037】図7を参照して、原稿からの反射光は、C
CD610に入射し、入射光量に応じた電圧に光電変換
され、出力される。そして、電気信号に変換されたアナ
ログ画像信号は、アナログ処理回路620にて所定の処
理が施された後、GCA(ゲインコントロールアンプ)
回路630において出力ダイナミックレンジが調整され
た後、AD変換回路640に入力され、デジタルデータ
に変換される。このとき、後段の画像処理等の計算時に
おける計算上の丸め込み誤差の影響を軽減するため、予
め必要以上の分解能でAD変換しておく。
【0038】デジタルデータに変換された画像データ
は、光源の配光むらやCCD画素間の感度ばらつきを補
正するため、シェーディング補正回路650にて補正さ
れる。補正用のデータとしては、予めシェーディング板
を読込んだときのデータが、ラインRAM660に格納
されている。
【0039】シェーディング補正された画像データは、
画像処理回路670において、エッジ強調やMTF(モ
ジュレータトランスファファンクション)補正等の所定
の画像処理が施される。
【0040】一連の画像処理が終了した後、予め計算上
の丸め込み誤差の影響を軽減するために分解能を高めて
おいた画像データを、ビット(bit)変換回路680
にて必要なビット数に変換する。このとき、画像データ
は、予め設定した分解能の全範囲に分布している。その
ため、必要なビット数に変換する場合には、下位のビッ
ト数を削除し、全領域に対して分解能を粗くする処理が
施される。
【0041】最終的に処理された画像データは、I/F
部690を介して、後段の回路ブロックへと出力され
る。
【0042】なお、各処理回路のタイミングの制御は、
タイミング制御部692にて制御され、また、データの
設定および処理の切替等は、CPU694にて制御され
る。
【0043】図8は、図7で示すモノクロセンサを用い
た場合の従来例の画像データ処理の流れを示す図であ
る。図8において、横軸はCCD画素を示し、縦軸はA
D出力を示し、グラフはCCD1ライン分のデータの白
レベルと黒レベルを表わしている。
【0044】まず、図8(A)は、AD変換直後の画像
データを示す図であり、10ビットでAD変換した場合
の例を示している。
【0045】図8(A)を参照して、黒レベルの出力
「0」から白レベルの出力「1023」までの信号変化
の様子が示されている。なお、白レベルの出力は、原稿
照明のための光源の配光の影響により、周辺画素の出力
が小さくなっている。これは、光源の配向が変化すれ
ば、それに応じて変化するものである。
【0046】次に、図8(B)は、シェーディング補正
板を読取った場合のシェーディング補正データを示す図
である。
【0047】図8(B)を参照して、画像データを補正
する際には、この補正データが予め設定されたAD値
(シェーディング補正板の反射率に応じた値)になるよ
うに、シェーディング補正回路における補正条件が設定
される。
【0048】具体的には、図22に示すように、図22
(A)のシェーディング板読取データが、図22(B)
の予め設定されたAD値になるように、逆数を乗算する
ことにより、シェーディング補正回路にて補正される。
【0049】次に、図8(C)は、シェーディング補正
後のデータを示す図である。図8(C)を参照して、シ
ェーディング補正後のデータは、原稿照明系の配光むら
やCCD画素感度のばらつきが補正され、フラットなデ
ータとなっている。
【0050】次に、図8(D)は、画像処理回路におい
て所定の処理が施された後、最終的に必要な分解能にビ
ット変換された後のデータを示す図である。
【0051】図8(C)においては、画像データの出力
は、「0」から「1023」までの全範囲に分布してい
る。そのため、必要なビット数に変換する場合には、下
位のビット数を削除し、全領域に対して分解能を粗くす
る処理が施される。ここでは、10ビットから8ビット
に変換した場合の例を示している。図8(D)より明ら
かなように、ビット変換後の画像データの出力は、
「0」から「255」までの範囲に分布している。
【0052】図9は、カラーセンサを用いた場合の従来
のコピー機の画像処理回路のブロック図である。
【0053】図9を参照して、原稿からの反射光は、C
CD810に入射し、R(レッド)、G(グリーン)お
よびB(ブルー)の光の三原色に分解される。分解され
たRGB三原色は、各々入射光量に応じた電圧に光電変
換され、出力される。なお、その後の回路はRGB共同
回路であり、各回路の動作内容は前述した図7に示すモ
ノクロセンサを用いた場合と全く同様であるため、その
説明は省略する。
【0054】図10は、従来のビット変換回路の一例を
示す図である。図10を参照して、このビット変換回路
においては、画像処理計算時の桁落ちを防止するため
に、予め必要以上のビット数でAD変換されている。そ
のため、このビット変換回路では、下位のビット数を削
除するような構成となっている。
【0055】図11は、図9に示すカラーセンサを用い
た場合の従来例の画像データ処理の流れを示す図であ
る。図11において、横軸はCCD画素を示し、縦軸は
AD出力を示し、グラフはCCD1ライン分のデータの
白レベルと黒レベルを表わしている。また、上段の図1
1(I)〜(IV)はR(レッド)の出力を、中段の図
11(V)〜(VIII)はG(グリーン)の出力を、
下段の図11(IX)〜(XII)はB(ブルー)の出
力を、それぞれ表わしている。
【0056】まず、図11(I)、(V)、(IX)
は、R、G、Bの各々についてのアナログ処理回路の出
力信号の出力レベルを示す図である。
【0057】図11(I)、(V)、(IX)を参照し
て、CCDのRGB感度差により、出力レベルに差が生
じている。すなわち、出力レベルは、大きい方からG、
R、Bの順番となっている。
【0058】次に、図11(II)、(VI)、(X)
は、R、G、Bの各々について、GCAで信号増幅した
後、AD変換した直後の画像データの出力レベルを示す
図であり、RGBの出力レベルが等しくなるようにゲイ
ン設定されている。なお、この例では、10ビットでA
D変換した場合の例を示している。
【0059】図11(II)、(VI)、(X)を参照
して、黒レベルの出力「0」から白レベルの出力「10
23」までの信号変化の様子が示されている。なお、白
レベルの出力は、原稿照明のための光源の配光の影響に
より、周辺画素の出力が小さくなっている。これは、光
源の配光が変化すれば、それに応じて変化するものであ
る。
【0060】次に、図11(III)、(VII)、
(XI)は、R、G、B各々についての、シェーディン
グ補正後のデータを示す図である。
【0061】図11(III)、(VII)、(XI)
を参照して、いずれも原稿照明系の配光むらやCCD画
素感度のばらつきが補正され、フラットなデータとなっ
ている。
【0062】なお、補正の際には、シェーディング補正
板を読取った場合の補正データを予めラインメモリに格
納しておき、このデータが予め設定されたAD値(シェ
ーディング補正板の反射率に応じた値)になるように、
シェーディング補正回路における補正条件が設定され
る。
【0063】次に、図11(IV)、(VIII)、
(XII)は、R、G、B各々について、画像処理回路
にて所定の処理を施した後、最終的に必要な分解能にビ
ット変換した後のデータを示す図である。
【0064】図11(III)、(VII)、(XI)
においては、画像データは、R、G、Bいずれの場合
も、「0」から「1023」までの全範囲に分布してい
る。そのため、必要なビット数に変換する場合には、下
位のビット数を削除し、全領域に対して分解能を粗くす
る処理が施される。ここでは、10ビットから8ビット
に変換した場合の例を示している。
【0065】図11(IV)、(VIII)、(XI
I)より明らかなように、ビット変換後の画像データの
出力は、R、G、Bいずれの場合も、「0」から「25
5」までの範囲に分布している。
【0066】図12は、本発明による画像読取装置の一
例の画像処理回路のブロック図である。
【0067】図12を参照して、原稿からの反射光は、
LOG CCD1110に入射し、入射光量に応じた電
圧に光電変換された後、対数信号に変換されて出力され
る。
【0068】LOG CCD1110から出力されたア
ナログ信号は、アナログ処理回路1120にて所定の処
理が施される。このとき、LOG CCD1110の特
性上、光源の絶対光量や画素ごとでセンサ感度にばらつ
きがあった場合にも、原稿濃度に対するダイナミックレ
ンジは一定のまま、全体が平行シフトするようなアナロ
グ信号を出力する。したがって、予め光量その他の変動
要素を考慮して、必要以上のダイナミックレンジにてA
D変換するように設定しておく。
【0069】その後、アナログ信号は、AD変換回路1
130に入力され、デジタル信号に変換される。
【0070】次に、画像読取前に予め、たとえば、白ま
たは黒等の既知の反射率のいわゆるシェーディング板を
読取り、そのデータをラインRAM1141に記憶して
おく。そして、画像を読取ったときのAD変換された画
像信号は、シェーディング補正回路1140にて、ライ
ンRAM1141に格納されているシェーディング補正
データを減算することにより補正される。
【0071】補正後のデータは、ビット変換回路115
0にて必要なダイナミックレンジにビット変換され、そ
の後、画像処理回路1160にて、エッジ強調等の画像
処理が施された後、出力され、I/F部1170を介し
て後段のブロックに出力される。
【0072】なお、各処理回路のタイミングの制御は、
タイミング制御部1180にて制御され、また、データ
の設定および処理の切替等は、CPU1190にて制御
される。
【0073】図13は、本発明による画像読取装置にお
けるビット変換回路の他の例を示す図である。
【0074】図13を参照して、このビット変換回路に
おいては、後述するように、シェーディング補正後に不
要になる上位のビット数を削除するような構成となって
いる。
【0075】図14は、図12に示すLOG CCDを
用いた場合の本発明による画像読取装置における画像デ
ータ処理の流れを示す図である。
【0076】図14において、横軸はCCD画素を示
し、縦軸はAD出力を示し、グラフはCCD1ライン分
のデータの白レベルと黒レベルを表わしている。なお、
実際の画像データは、この白レベルと黒レベルの間の
「出力変化」の範囲で、読取原稿からの反射光に応じた
出力が出る。
【0077】まず、図14(A)は、読取可能な原稿濃
度の白レベルと黒レベルを読取った場合のAD出力を示
す図である。
【0078】図14(A)を参照して、グラフは、光源
の配光により、CCD両端が少し下がった、上に凸な形
状となっている。これは、光源の配光が変化すれば、そ
れに応じて変化する。また、光源の絶対光量が変化すれ
ば、全体的に上下にレベルシフトする。
【0079】また、LOG CCDの特性上、光源の絶
対光量やCCD感度の個体差、画像変倍率(CCD面照
度)等により、白黒レベルのダイナミックレンジは一定
のまま、上下に平行シフトする。
【0080】したがって、AD変換回路は、原稿濃度と
これらの変動要素が加味されたダイナミックレンジであ
り、かつ、原稿濃度が必要な分解能でAD変換されるよ
うなビット数に設定されている。ここでは、一例とし
て、10ビットとしている。
【0081】次に、図14(B)は、シェーディング補
正板を読取った場合のシェーディング補正データを示す
図であり、このデータは、予めラインRAMに記憶され
ている。ここでは、説明を容易にするため、シェーディ
ング補正板の濃度は「黒レベル」とするが、必要に応じ
て所定の濃度に設定してもよい。
【0082】次に、図14(C)は、補正後のデータを
示す図である。図14(C)を参照して、図14(A)
に示す画像データから図14(B)に示すシェーディン
グ補正データを減算することにより、各画素の黒レベル
がすべて「0」に補正され、「0」〜「255」の範囲
内のデータに補正される。ここで、画像データの出力範
囲が最終的に必要なビット数(たとえば8ビット)にな
るように、予めゲインあるいはAD変換回路のダイナミ
ックレンジを設定しておく。そして、原稿の読取濃度範
囲が正規化された後、不要になった上位のビット数を削
除することにより、ビット変換を行なう。
【0083】なお、この例では、1種類の原稿での場合
を説明したが、透過原稿(ネガ、ポジ)等を読む場合に
は、ダイナミックレンジやCCD受光量が変化するた
め、CCD出力は全体に上下にレベルシフトする。
【0084】次に、本発明の別の実施例について説明す
る。図15は、本発明による画像読取装置の他の例の画
像処理回路のブロック図であり、カラーLOG CCD
を用いた場合の実施例を示す図である。
【0085】図15を参照して、原稿からの反射光は、
カラーLOG CCD1410に入射し、R、Gおよび
Bの光の三原色に分解され、それぞれ光電変換された
後、対数信号に変換されて出力される。なお、以下の回
路はRGB共同回路であるため、G(グリーン)回路の
みについて以下に説明する。
【0086】カラーLOG CCD1410から出力さ
れたアナログ信号は、アナログ処理回路1420Gにて
所定の処理が施され、AD変換回路1430Gにてデジ
タル信号に変換される。このとき、LOG CCD14
10の特性上、光源の全体光量や画素ごとにセンサ感度
にばらつきがあった場合でも、原稿濃度に対するダイナ
ミックレンジは一定のまま、全体が平行シフトするよう
なアナログ信号を必要とする。したがって、予め、光量
その他の変動要素を考慮して、必要以上のダイナミック
レンジにてAD変換するように設定しておく。
【0087】次に、画像読取前に予め、たとえば、白ま
たは黒等の既知の反射率のいわゆるシェーディング板を
読取り、そのデータをラインRAM1441Gに記憶し
ておく。そして、画像を読取ったときのAD変換された
画像信号は、シェーディング補正回路1440Gにて、
ラインRAM1441Gに格納されているシェーディン
グ補正データを減算することにより補正される。
【0088】補正後のデータは、ビット変換回路145
0Gにて必要なダイナミックレンジにビット変換され、
その後、画像処理回路1460Gにて、エッジ強調等の
画像処理が施された後、出力され、I/F部1470G
を介して後段のブロックに出力される。
【0089】なお、各処理回路のタイミングの制御は、
タイミング制御部1480Gにて制御され、また、デー
タの設定および処理の切替等は、CPU1490Gにて
制御される。
【0090】また、R(レッド)回路およびB(ブル
ー)回路においては、上述したG(グリーン)回路と全
く同様の構成であるので、その説明は省略する。
【0091】図16は、図15に示すカラーLOG C
CDを用いた場合の本発明による画像読取装置の読取画
像データの出力を示す図である。
【0092】図16において、横軸はCCD画素を示
し、縦軸はAD出力を示し、グラフはCCD1ライン分
のデータの読取可能な原稿濃度の白レベルと黒レベルを
読取った場合のAD出力を示している。また、図16
(A)はR(レッド)の出力を、図16(B)はG(グ
リーン)の出力を、図16(C)はB(ブルー)の出力
を、各々示している。
【0093】図16を参照して、光源の配光により、グ
ラフはCCD両端が少し下がった、上に凸な形状となっ
ている。これは、光源の配光が変化すれば、それに応じ
て変化する。
【0094】また、図16(A)〜(C)を比較して、
LOG CCDの特性上、センサのRGB感度差によ
り、白〜黒のダイナミックレンジは一定のまま、出力は
平行移動している。
【0095】なお、実際の画像データは、この白レベル
と黒レベルの間の「出力変化」の範囲で読取原稿からの
反射光に応じた出力が出る。
【0096】次に、図17は、図15に示すカラーLO
G CCDを用いた場合の本願発明例の読取った原稿画
像の画像処理の流れを示す図である。
【0097】図17において、横軸はCCD画素を示
し、縦軸はAD出力を示し、グラフはCCD1ライン分
のデータの白レベルと黒レベルを表わしている。また、
上段の図17(I)〜(IV)はR(レッド)の出力
を、中段の図17(V)〜(VIII)はG(グリー
ン)の出力を、下段の図17(IX)〜(XII)はB
(ブルー)の出力を、それぞれ表わしている。
【0098】まず、図17(I)、(V)、(IX)
は、R、G、B各々についての読取可能な原稿濃度の白
レベルと黒レベルを読取った場合のAD出力を示す図で
あり、図16に示す図と同様である。
【0099】図17(I)、(V)、(IX)を参照し
て、光源の配光により、グラフはCCD両端が少し下が
った、上に凸な形状となっている。これは、光源の配光
が変化すれば、それに応じて変化する。また、LOG
CCDの特性上、光源の絶対光量やCCD感度の個体
差、画像変倍率(CCD面照度)等により、白レベルと
黒レベルのダイナミックレンジは一定のまま、上下に平
行シフトする。したがって、AD変換回路は、原稿濃度
とこれらの変動要素が加味されたダイナミックレンジで
あり、かつ、原稿濃度が必要な分解能でAD変換される
ようなビット数に設定されている。ここでは、一例とし
て10ビットとしている。
【0100】次に、図17(II)、(VI)、(X)
は、R、G、Bの各々についてのシェーディング補正板
を読取ったときのシェーディング補正データを示す図で
あり、このデータは、予めラインRAMに記憶されてい
る。ここでは、説明を容易にするため、シェーディング
補正板の濃度は「黒レベル」と同様とするが、必要に応
じて、所定の濃度に設定してもよい。なお、前述のよう
に、センサのRGB感度差により、R、G、B各々の画
像出力レベルには差があるが、シェーディング補正デー
タも同様に感度差に応じてレベルシフトした出力とな
る。
【0101】次に、図17(III)、(VII)、
(XI)は、R、G、Bの各々についての補正後のデー
タを示す図である。
【0102】図17(III)、(VII)、(XI)
を参照して、図17(I)、(V)、(IX)に示す画
像データから、図17(II)、(VI)、(X)に示
すシェーディング補正データを減算することにより、各
画素の黒レベルがすべて「0」に補正されるとともに、
センサのRGB感度差も補正されて、「0」〜「25
5」の範囲のデータに補正される。ここで、画像データ
の出力範囲が最終的に必要なビット数(たとえば8ビッ
ト)になるように、予め、ゲインあるいはAD変換回路
のダイナミックレンジを設定しておく。
【0103】図17(IV)、(VIII)、(XI
I)は、R、G、B各々についてのビット変換後のデー
タを示す図である。
【0104】図17(IV)、(VIII)、(XI
I)を参照して、原稿の読取濃度範囲が正規化された
後、不要になった上位のビット数を削除することによ
り、ビット変換を行なう。
【0105】図18は、本発明による画像読取装置のA
D変換回路におけるビット数の決定方法を説明するため
の図である。
【0106】図18において、横軸はCCD受光量を示
し、縦軸はCCD出力を示し、グラフはそれぞれカラー
センサのR、G、B各色の出力を表わしている。
【0107】まず、図18(A)は、RGB出力の差が
少ない場合の例を示している。図18(A)を参照し
て、この例では、各色のダイナミックレンジが必要なビ
ット数で変換されるように(ここでは,8ビットになる
ように)、全体のダイナミックレンジを「m」ビットに
なるように設定している。
【0108】一方、図18(B)は、R、G、B出力の
差が大きい場合の例を示している。図18(B)参照し
て、この例では、各色のダイナミックレンジが必要なビ
ット数で変換されるように(ここでは、8ビットになる
ように)、全体のダイナミックレンジを「n」ビットに
なるように設定している。
【0109】図19および図20は、従来の画像読取装
置におけるシェーディング補正時の画像データの分解能
について説明するための図である。
【0110】図19および図20において、横軸はCC
D画素を示し、縦軸は出力を示し、グラフは1ライン分
のデータの読取可能な原稿濃度の白レベルから黒レベル
の範囲の画像の出力データを表わしている。
【0111】まず、図19は、リニア出力のCCDを用
いた場合の例を示す図であり、図19(A)は補正前の
データを示し、図19(B)は補正後のデータを示す。
【0112】図19(A)を参照して、補正前のデータ
を示すグラフは、光源の配光の影響により、両端が下が
った、上に凸な形状となっている。この出力特性は、光
源の配光が変化すれば、それに応じて変化するものであ
る。
【0113】この場合、AD変換のダイナミックレンジ
を出力のピーク位置に合わせて必要なビット数に変換す
ると、両端の下がった部分は、必要な分解能を満足でき
ない。そして、このような特性を有するデータをシェー
ディング補正すると、図19(B)に示すように、両端
の下がった部分のデータは拡大され、CCD全画素にわ
たり均一な出力となる。
【0114】しかしながら、このような従来の方法で
は、両端の下がった部分は、実質的には必要な分解能が
得られておらず、かつ、ノイズ成分まで拡大されている
ので、S/N比較の低下を招くという問題があった。
【0115】また、図20は、LOG CCDを用いた
場合の例を示す図であり、図20(A)は補正前のデー
タを示し、図20(B)は補正後のデータを示す。
【0116】図20(A)を参照して、この場合も図1
9に示す例と同様に、光源の配光の影響により、グラフ
は両端が下がった、上に凸な形状になっている。そのた
め、出力の最大値および最小値をダイナミックレンジに
設定してシェーディング補正すると、図20(B)に示
すように、両端の下がった部分のデータは拡大され、C
CD全画素にわたり均一な出力となる。このとき、デー
タは、CCD全画素に渡り同じ分解能で量子化されてい
るが、シェーディング補正後も増幅されないので、全画
素において均一なS/N比が得られる。しかしながら、
黒レベルから白レベルまでの範囲において、実質的には
本来必要な設定された分解能は得られていないという問
題があった。
【0117】図21は、本発明による画像読取装置にお
けるシェーディング補正時の画像データの分解能につい
て説明するための図である。
【0118】図21において、横軸はCCD画素を示
し、縦軸は出力を示し、グラフは1ライン分のデータの
読取可能な原稿濃度の白レベルから黒レベルの範囲の画
像の出力データを表わしている。また、図21(A)は
補正前のデータを示し、図21(B)は補正後のデータ
を示す。
【0119】図21(A)を参照して、本発明によれ
ば、白レベルから黒レベルまでのダイナミックレンジ
を、必要とするビット数に設定し、光源の配光による出
力変化分だけ多いビット数でAD変換することにより、
必要な信号部分は、必要な分解能を得られることにな
る。
【0120】また、このデータは、図21(B)に示す
ように、シェーディング補正後も増幅されないので、全
画素において均一なS/N比が得られる。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光源の配光むらやセンサの感度差等による出力レベルに
違いがあっても、同一の分解能でAD変換することがで
き、CCD受光量の差によるS/N比の低下を防止する
ことができる。
【0122】また、この発明によれば、クランプ調整等
の回路を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像読取装置を用いたデジタルコ
ピー機の一例の構成を示す図である。
【図2】一般的なモードの切替機能を持ったコピー機の
一例の動作を示すフローチャートである。
【図3】図2に示すメインルーチン中のサブルーチンの
1つである画像データ読取に関する動作を示すフローチ
ャートである。
【図4】コピー機において原稿モードを設定するための
パネル画面を示す図である。
【図5】原稿モードに切替えられたパネル画面を示す図
である。
【図6】コピー機の全体制御ブロック図である。
【図7】モノクロセンサを用いた場合の従来のコピー機
の画像処理回路のブロック図である。
【図8】図7に示すモノクロセンサを用いた場合の従来
例の画像データ処理の流れを示す図である。
【図9】カラーセンサを用いた場合の従来のコピー機の
画像処理回路のブロック図である。
【図10】従来のビット変換回路の一例を示す図であ
る。
【図11】図9に示すカラーセンサを用いた場合の従来
例の画像データ処理の流れを示す図である。
【図12】本発明による画像読取装置の一例の画像処理
回路のブロック図である。
【図13】本発明による画像読取装置におけるビット変
換回路の他の例を示す図である。
【図14】図12に示すLOG CCDを用いた場合の
本発明による画像読取装置における画像データ処理の流
れを示す図である。
【図15】本発明による画像読取装置の他の例の画像処
理回路のブロック図である。
【図16】図15に示すカラーLOG CCDを用いた
場合の本発明による画像読取装置の読取画像データの出
力を示す図である。
【図17】図15に示すカラーLOG CCDを用いた
場合の本願発明例の読取った原稿画像の画像処理の流れ
を示す図である。
【図18】本発明による画像読取装置のAD変換回路に
おけるビット数の決定方法を説明するための図である。
【図19】従来の画像読取装置におけるシェーディング
補正時の画像データの分解能について説明するための図
である。
【図20】従来の画像読取装置におけるシェーディング
補正時の画像データの分解能について説明するための図
である。
【図21】本発明による画像読取装置におけるシェーデ
ィング補正時の画像データの分解能について説明するた
めの図である。
【図22】シェーディング補正回路における補正を説明
するための図である。
【符号の説明】
1110、1410 LOG CCD 1120、1420R、1420G、1420B アナ
ログ処理回路 1130、1430R、1430G、1430B AD
変換回路 1140、1440R、1440G、1440B シェ
ーディング補正回路 1150、1450R、1450G、1450B ビッ
ト変換回路 1160、1460R、1460G、1460B 画像
処理回路 1180、1480R、1480G、1480B タイ
ミング制御部(ライン周期切替) 1190、1490R、1490G、1490B CP
U なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿からの反射光を対数変換して出力す
    る光電変換部または光電変換後に対数変換する信号処理
    部と、 前記対数変換されたアナログ信号をデジタル信号に変換
    するAD変換部と、 光源の配光むらおよびセンサの画素感度ばらつきを補正
    するシェーディング補正部と、 前記デジタル信号に変換されたデジタル画像データを、
    ビット変換するデータ処理部と、を有する画像読取装置
    において、 前記対数変換されたアナログ信号を、予めビット数を増
    加させてAD変換し、前記シェーディング補正部におけ
    る補正後に、データの上位ビットを削除してビット数を
    削減することにより、必要なビット数に変換することを
    特徴とする、画像読取装置。
  2. 【請求項2】 原稿からの反射光を対数変換して出力す
    る光電変換部または光電変換後に対数変換する信号処理
    部と、 前記対数変換されたアナログ信号を、デジタル信号に変
    換するAD変換部と、 光源の配光むらおよびセンサの画素感度ばらつきを補正
    するシェーディング補正部と、 前記デジタル信号に変換されたデジタル画像データを、
    ビット変換するデータ処理部と、を有する画像読取装置
    において、 前記対数変換されたアナログ信号を、予めビット数を増
    加させてAD変換し、前記シェーディング補正部におけ
    る補正時にレベルシフトした後、必要なビット数に変換
    することにより、前記光電変換部のアナログ信号の出力
    変動を補正することを特徴とする、画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記AD変換部における前記AD変換の
    際のビット数は、前記光電変換部の出力変動量に応じて
    増加させることを特徴とする、請求項2記載の画像読取
    装置。
  4. 【請求項4】 前記光電変換部の出力変動は、前記光源
    の絶対光量の変動によるレベル変動であることを特徴と
    する、請求項2記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記光電変換部の出力変動は、前記原稿
    からの反射光が入射するCCDのCCD受光感度誤差に
    よるレベル変動であることを特徴とする、請求項2記載
    の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記光電変換部の出力変動の補正は、前
    記原稿の種類により変化するダイナミックレンジに応じ
    た補正量であることを特徴とする、請求項2記載の画像
    読取装置。
  7. 【請求項7】 原稿からの反射光をRGB三原色に分解
    し、かつ、対数変換して出力する光電変換部または光電
    変換後に対数変換する信号処理部と、 前記対数変換されたアナログ信号をデジタル信号に変換
    するAD変換部と、 光源の配光むらおよびセンサの画素感度ばらつきを補正
    するシェーディング補正部と、 前記デジタル信号に変換されたデジタル画像データを、
    ビット変換するデータ処理部と、を有する画像読取装置
    において、 前記対数変換されたアナログ信号を、予めビット数を増
    加させてAD変換し、前記シェーディング補正部におけ
    る補正時にレベルシフトした後、必要なビット数に変換
    することにより、前記光電変換部のRGB感度差による
    前記アナログ信号の出力レベル差を補正することを特徴
    とする、画像読取装置。
  8. 【請求項8】 前記AD変換部における前記AD変換の
    際のビット数は、前記光電変換部のRGB出力レベルシ
    フト量に応じて増加させることを特徴とする、請求項7
    記載の画像読取装置。
  9. 【請求項9】 前記AD変換部における前記AD変換の
    際のビット数は、前記光電変換部のRGB各出力のダイ
    ナミックレンジとRGB間のレベルシフト量に応じて決
    定することを特徴とする、請求項7記載の画像読取装
    置。
  10. 【請求項10】 前記AD変換部における前記AD変換
    の際のビット数は、前記光電変換部のRGB各出力の最
    大値と最小値とにより決定することを特徴とする、請求
    項7記載の画像読取装置。
JP9138515A 1997-03-25 1997-05-28 画像読取装置 Pending JPH10336440A (ja)

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JP9138515A JPH10336440A (ja) 1997-05-28 1997-05-28 画像読取装置
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009071540A (ja) * 2007-09-12 2009-04-02 Ricoh Co Ltd 画像入力システム、画像入力方法、プログラム及び記憶媒体

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JP2009071540A (ja) * 2007-09-12 2009-04-02 Ricoh Co Ltd 画像入力システム、画像入力方法、プログラム及び記憶媒体

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