JP4111118B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、基準部材からの反射光に基づき生成された基準データに基づいて、原稿から読み取った画像データを補正する画像処理装置に関するものである。
近年、ファクシミリ装置にプリンタ機能を搭載した複合機が普及しており、このような装置において、プリンタ機能の拡張に伴い、カラー複写機能及びカラーファクシミリ通信機能等も搭載されつつある。このような装置は、モノクロ及びカラーの原稿画像を読み取り、画像データを取得する画像読取装置を備えている。画像読取装置は、載置ガラス等の原稿載置台上に載置された原稿に光を照射する光源、原稿からの反射光の光路を変更するミラー、前記光源及びミラーを移動させる移動機構、光電変換素子を主走査方向に多数並べ、結像レンズを通してミラーからの光が入射されるCCD(Charge Coupled Device )ラインセンサ等を備えている。このような構成の画像読取装置は、光源等を搭載したキャリッジを前記原稿載置台に沿って、副走査方向に移動させながら、主走査方向を長手方向とするCCDラインセンサ(主走査方向と平行に配置されたCCDラインセンサ)により1ラインずつ原稿画像の読み取りを行なっている。
上述した画像読取装置は、光源からの光量の不均一性,CCDラインセンサを構成する各素子における感度のばらつき等を除去するシェーディング補正処理を実行するように構成されている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、画像読取装置は、原稿載置台の下部のキャリッジの待機位置、即ち、キャリッジの移動開始位置の近傍に、白い板からなる白基準板を配置しており、原稿画像の読取時において、前記白基準板からの反射光を取得し、この反射光に基づくデータを白基準データとして取得しておく。そして、原稿画像を読み取った場合に、得られた原稿画像データを前記白基準データに基づいて補正する。尚、光源を消灯した状態で白基準板からの反射光に基づくデータを黒基準データとして取得し、該黒基準データと前記白基準データとに基づく補正処理を行なう構成が一般的である。
ここで、カラー画像読取装置は、上述したCCDラインセンサを3つ備えており、R(赤)成分用のCCDラインセンサ、G(緑)成分用のCCDラインセンサ及びB(青)成分用のCCDラインセンサの夫々にて読み取ったR成分、G成分及びB成分の画像データに基づいてカラー画像データを生成する。このようなカラー画像読取装置は、3つのCCDラインセンサの夫々から出力される出力値にばらつきが生じた場合、生成したカラー画像データのホワイトバランスが崩れてしまうため、3つのCCDラインセンサの夫々から出力される出力値の大きさを調整するホワイトバランス調整処理を実行するように構成されている。
特開平5−63978号公報
上述した画像読取装置における光源には、白色蛍光灯又は冷陰極管等が使用されており、これらの光源は、点灯後の所定時間経過後に最大光量に到達し、その後、温度の上昇とともに光量が低下していく傾向があり、また、このような傾向は、周辺の温度等の影響を受けて変動する。ここで、上述した画像読取装置において、例えば工場で複合機として組み立てられた後にホワイトバランス調整処理が行われ、その後にユーザへ搬入される場合がある。このような場合には、ホワイトバランス調整処理を行なった際の工場における周辺環境と、シェーディング補正処理のために基準データ(白基準データ又は黒基準データ)を取得する際のユーザにおける使用環境とに差が生じるため、ホワイトバランス調整処理の際の光源からの光量と、基準データを取得する際の光源からの光量とに差が生じてしまう。
従って、ホワイトバランス調整処理にて適切にホワイトバランスが調整された状態で、シェーディング補正処理に用いる基準データを適切に取得することは困難であり、不適切な基準データに基づくシェーディング補正処理によっては、補正処理が行なわれた画像データの劣化を防止することができないという問題があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、基準部材からの反射光に基づいて生成される比較データのデータ値に基づいて、適切なデータ値を有する基準データを取得するタイミングを決定することで、適切な基準データに基づいて精度のよいシェーディング補正処理を実行する画像処理装置を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、基準部材からの反射光に基づく基準データにおける複数の色成分の夫々を並列処理にて取得する場合に、比較データの所定の色成分のデータ値のみに基づいて適切な基準データを取得し、また、基準データにおける複数の色成分の夫々を順次処理にて取得する場合に、比較データの夫々の色成分のデータ値に基づいて夫々の色成分毎に適切な基準データを取得することが可能な画像処理装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、基準部材からの反射光に基づいて生成される基準データの夫々の色成分のデータ値が調整された状態で、基準データを補正処理に用いるべく記憶させるタイミングを規定する所定の範囲を設定することで、設定された所定の範囲に基づいて適切な基準データを取得することが可能な画像処理装置を提供することにある。
本発明に係る画像処理装置は、基準部材と、該基準部材及び原稿からの反射光に基づいて、複数の色成分を有する基準データ及び画像データを取得する取得手段と、該取得手段が取得した基準データを記憶する記憶手段と、前記取得手段が取得した画像データを、前記記憶手段に記憶してある基準データに基づいてシェーディング補正するシェーディング補正手段とを備える画像処理装置において、前記取得手段が取得する基準データの夫々の色成分のデータ値を調整するホワイトバランス調整処理を行なうホワイトバランス調整手段と、該ホワイトバランス調整手段が前記ホワイトバランス調整処理を行なった場合に、前記取得手段が取得した基準データに基づいて所定の範囲を設定する手段と、前記取得手段が取得した基準データに基づいて比較データを生成する手段と、該手段が生成した比較データのデータ値を前記所定の範囲と比較する比較手段と、前記データ値が前記所定の範囲内にある場合に、前記取得手段が取得した基準データを前記記憶手段に記憶させるように制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明による場合は、基準部材からの反射光に基づいて生成される基準データの夫々の色成分のデータ値を調整するホワイトバランス調整処理を行なった場合に、基準データに基づいて、シェーディング補正処理に用いる基準データを記憶手段に記憶させるタイミングを規定する所定の範囲を設定しておく。また、基準データに基づいて生成される比較データのデータ値が、予め設定された所定の範囲内の値である場合に、基準部材からの反射光に基づいて基準データを生成し、得られた基準データをシェーディング補正処理に用いるべく記憶手段に記憶させる。また、記憶手段に記憶してある基準データを用いて、原稿からの反射光に基づいて生成される画像データにシェーディング補正処理を行なう。
本発明に係る画像処理装置は、前記比較手段は、前記比較データの所定の色成分におけるデータ値を前記所定の範囲と比較するように構成されており、前記制御手段は、前記所定の色成分におけるデータ値が前記所定の範囲内にある場合に、前記取得手段が取得した基準データの夫々の色成分を前記記憶手段に記憶させるように制御すべく構成されていることを特徴とする。
本発明による場合は、基準データに基づいて生成される比較データの所定の色成分におけるデータ値が予め設定された所定の範囲内の値である場合に、基準部材からの反射光に基づいて基準データを生成し、得られた基準データをシェーディング補正処理に用いるべく記憶手段に記憶させる。
本発明に係る画像処理装置は、前記比較手段は、前記比較データの夫々の色成分におけるデータ値を前記所定の範囲と比較するように構成されており、前記制御手段は、夫々の色成分におけるデータ値が前記所定の範囲内に夫々ある場合に、前記取得手段が取得した基準データの夫々の色成分を前記記憶手段に記憶させるように制御すべく構成されていることを特徴とする。
本発明による場合は、基準データに基づいて生成される比較データの夫々の色成分におけるデータ値が予め設定された所定の範囲内の値である場合に、基準部材からの反射光に基づいて基準データを生成し、得られた基準データの夫々の色成分をシェーディング補正処理に用いるべく記憶手段に記憶させる。
本発明によれば、基準データに基づいて生成される比較データのデータ値が所定の範囲内にあるか否かに基づいて、基準データを、シェーディング補正処理に用いるべく記憶手段に記憶させることにより、適切な大きさのデータ値を有する基準データを取得することが可能であり、適切な基準データに基づいて精度のよいシェーディング補正処理を実行することができる。また、基準データの夫々の色成分のデータ値を調整するホワイトバランス調整処理を行なった場合に、基準データに基づいて、シェーディング補正処理に用いる基準データを記憶手段に記憶させるタイミングを規定する所定の範囲を設定することにより、夫々の色成分のデータ値が調整された状態で設定された所定の範囲に基づいて、光源における光量の変動の影響を受けず、適切なデータ値の基準データを取得することができる。
本発明によれば、基準データに基づいて生成される比較データの所定の色成分におけるデータ値に基づいて、基準データを生成して記憶することで、例えば、基準データにおける複数の色成分の夫々を並列処理にて取得する場合に、比較データにおける所定の色成分のデータ値のみに基づいて、適切な大きさのデータ値の基準データを取得することが可能であり、適切な基準データに基づいて精度のよいシェーディング補正処理を実行することができる。また、基準データに基づいて生成される比較データの夫々の色成分におけるデータ値に基づいて、生成される基準データの夫々の色成分を記憶することで、例えば、基準データにおける複数の色成分の夫々を順次処理にて取得する場合に、比較データにおける夫々の色成分のデータ値に基づいて、夫々の色成分毎に適切な大きさのデータ値の基準データを取得することが可能である。
以下に、本発明に係る画像処理装置を、複合機における実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は本発明に係る複合機の構成例を示すブロック図であり、図中1は複合機を示している。複合機1は、制御部10、ROM11、RAM12、NCU(Network Control Unit)13、モデム14、読取部15、入力画像処理部16、画像メモリ17、出力画像処理部18、操作部19、表示部20、記録部21、通信インタフェース22、JPEG−CODEC23、CODEC24等を備えており、夫々はバス25を介して相互に接続されている。
制御部10は、具体的にはCPU(Central Processing Unit) 等で構成されており、バス25を介して接続される上述したようなハードウェア各部を制御すると共に、ROM11に格納された制御プログラムに従って、種々のソフトウェア的機能を実現する。ROM11は、本実施の形態に係る複合機1としての動作に必要な種々の制御プログラム、及び読取部15におけるホワイトバランスを調整するためのホワイトバランス調整処理プログラムを予め記憶している。RAM12は、SRAM又はフラッシュメモリ等で構成され、制御部10による制御プログラムの実行時に発生するデータを一時的に記憶する。
モデム14は、ファクシミリ通信が可能なファックスモデムで構成されており、NCU13と直接的にも接続されている。NCU13は、公衆電話回線網Lと接続されており、必要に応じてモデム14を公衆電話回線網Lと接続し、公衆電話回線網Lを介して外部の装置との間でのファクシミリ通信を可能としている。
読取部15は、CCD(Charge Coupled Device)等を利用したスキャナで原稿を読み取ることにより、例えばRGB表色系等の複数の色成分を有するカラー画像データを取得する取得手段として動作し、取得した画像データを入力画像処理部16に入力する。入力画像処理部16は、読取部15から入力されたRGB表色系の画像データを、必要に応じて例えばLab(L:明度情報,a:赤〜緑の色情報,b:黄〜青の色情報)表色系の画像データ又はYCrCb(Y:輝度成分、CrCb:色差成分)表色系の画像データに変換する。
JPEG−CODEC23は、カラー多値データにJPEG方式に基づく符号化処理を行なうものであり、入力画像処理部16により生成されたYCrCb表色系の画像データにJPEG方式に基づく符号化処理を行ない、JPEG圧縮した画像データを画像メモリ17に記憶させる。画像メモリ17は、DRAMにより構成されており、JPEG−CODEC23にて圧縮された画像データ及び入力画像処理部16から取得したLab表色系の画像データを記憶する。
また、画像メモリ17に記憶してある画像データは、必要に応じて出力画像処理部18又はJPEG−CODEC23に読み出される。JPEG−CODEC23は、画像メモリ17から読み出されたJPEG圧縮された画像データに復号処理を行ない、伸張した画像データを出力画像処理部18へ出力する。出力画像処理部18は、画像メモリ17から読み出されたLab表色系の画像データ又はJPEG−CODEC23により復号されたYCrCb表色系の画像データを、例えばCMYK(C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロー、K:ブラック)表色系の画像出力用の画像データに変換する。
出力画像処理部18が生成する画像出力用のCMYK表色系の画像データは、順次CODEC24に入力される。CODEC24は、モノクロ2値データに例えばMH,MR,MMR,JBIG等の方式に基づく符号化処理を行なうものであり、出力画像処理部18から取得した画像データに所定の符号化処理を行ない、得られた画像データを画像メモリ17に一旦記憶させる。また、制御部10は、CODEC24にて符号化された画像データを画像メモリ17から読み出し、CODEC24にて復号処理を行なった後、記録部21に入力する。記録部21は、電子写真方式のプリンタ装置であって、出力画像処理部18にて変換された画像出力用の画像データに基づく画像を、ハードコピーとしてA3縦,B4縦,A4縦,B5横及びA5横等の各サイズの記録紙又はOHPシートから最適なサイズのものを選択して記録する。
一方、出力画像処理部18は、画像データを通信インタフェース22を介して外部の装置へ送信する場合、画像メモリ17から読み出された画像データを所定のフォーマットに変換して通信インタフェース22に入力する。通信インタフェース22は、図示しないネットワークを介して接続される外部のコンピュータ等の装置へ、出力画像処理部18から入力された画像データを送信し、また、ネットワークを介して外部の装置から画像データを受信する。
表示部20は、液晶ディスプレイ(LCD)で構成されており、複合機1の動作状況、複合機1として表示すべき表示画面、操作部19から入力された文字等を表示する。操作部19は、複合機1を操作するために必要な各種のキーを備えている。尚、表示部20をタッチパネル方式のものとすることにより、操作部19の各種のキーのうちの一部又は全部を代用することも可能である。
図2は読取部15の構成例を示す図であり、図2(a)の概観斜視図に示すように、読取部15は、直方体型の筺体30と、筺体30上面の一辺に開閉自在に取り付けられたプラテンカバー31と、筺体30上面に設けられた長方形型のプラテンガラス(原稿載置台)32とを備えている。この読取部15は、FBS(Flat Bed Scanner)方式の読み取りが可能であるが、ADF(Automatic Document Feeder) 方式のスキャナを備えて、原稿を自動的に搬送して読み取ることも可能である。
図2(b)は読取部15の内部構成例を示すブロック図であり、図2(b)は図2(a)において矢符Aで示す方向から見た図を示している。読取部15の筺体30は、プラテンガラス32を備える上面板の内側に、矢符yで示す方向(副走査方向)でのプラテンガラス32の一端辺(図2においては左側端辺)に沿って、白い板からなる白基準板(基準部材)33が、長手方向を図2(a)の矢符xで示す方向(主走査方向)に平行に配置してある。
また、筺体30の内部には、白色蛍光灯又は冷陰極管等からなり、白基準板33及びプラテンガラス32上に載置された原稿に光を照射する光源ランプ34、白基準板33及び原稿からの反射光の光路lを変更する板状の第1ミラー35、第2ミラー37及び第3ミラー38を、夫々所定の位置で、長手方向を主走査方向(図2(a)中のxで示す方向)に平行に配置してある。光源ランプ34及び第1ミラー35は、副走査方向yに、プラテンガラス32の一端部をホームポジションとして、このホームポジションから他端部までの移動が可能な第1キャリッジ36に搭載されている。また、第2ミラー37及び第3ミラー38は、第1キャリッジ36の移動に対応して、副走査方向yに、プラテンガラス32の中央部から前記他端部までの移動を行なう第2キャリッジ39に搭載されている。
更に、筺体30の内部には、第1ミラー35、第2ミラー37及び第3ミラー38により光路lが変更された白基準板33及び原稿からの反射光を集光する結像レンズ40を備え、結像レンズ40を通して前記反射光が入射されるCCDラインセンサ41も、長手方向を主走査方向xに平行に配置してある。このような構成により、読取部15は、第1キャリッジ36及び第2キャリッジ39を副走査方向yに移動させながら、主走査方向xを長手方向としたCCDラインセンサ41により副走査方向yに1ラインずつ原稿画像の読取を行なう。
上述した構成により、第1キャリッジ36は、プラテンガラス32上に載置された原稿の下面に沿って副走査方向yに移動しながら原稿により反射された反射光を第1ミラー35により反射させる。また、この反射光を第2ミラー37及び第3ミラー38により反射させて所定の光路lに変更し、この所定の光路lで入射された光を結像レンズ40を介してCCDラインセンサ41が取得する。尚、本実施の形態における読取部15は、図3に示すように、RGB表色系において、夫々R成分,G成分及びB成分に対応した反射光を取得すべく3つのCCDラインセンサ41r,41g,41bを備えており、夫々取得した光の大きさに基づきアナログ信号を生成し、生成したアナログ信号を夫々対応するAFE(Analog Front End:アナログ・フロント・エンド)42r,42g,42bへ出力する。
CCDラインセンサ41r,41g,41bは、第1キャリッジ36及び第2キャリッジ39が移動を開始する所定時間前から、光源ランプ34から照射された光を取得しており、筺体30の上面内側に設けられた白基準板33からの反射光も取得している。従って、CCDラインセンサ41r,41g,41bにより取得した反射光に基づいて、AFE42r,42g,42b及びA/D変換器43r,43g,43bにて生成されるデータには、原稿からの反射光に基づく原稿画像データ、及び白基準板33からの反射光に基づく基準データが含まれ、読取部15は基準データを取得する取得手段としても動作する。尚、光源ランプ34の点灯時に白基準板33からの反射光に基づき生成される基準データを白基準データと呼び、光源ランプ34の消灯時、即ち点灯する前に白基準板33からの反射光に基づき生成される基準データを黒基準データと呼ぶ。
図3は読取部15の構成例を示すブロック図であり、読取部15は、CCDラインセンサ41r,41g,41bが夫々出力するR成分、G成分、B成分のアナログ信号に対応して、AFE42r,42g,42bと、A/D(アナログ/デジタル)変換器43r,43g,43bとを有しており、更にシェーディング補正部(補正手段)44を備えている。CCDラインセンサ41r,41g,41bは、第1ミラー35,第2ミラー37及び第3ミラー38により反射された反射光を、R成分,G成分及びB成分夫々のアナログ信号に変換し、変換したアナログ信号を夫々AFE42r,42g,42bへ出力する。
AFE42r,42g,42bは夫々、増幅器(図示せず)、サンプルホールド回路(図示せず)等を備え、CCDラインセンサ41r,41g,41bから出力されたアナログ信号を夫々、増幅器により所定の大きさに増幅し、増幅されたアナログ信号を、サンプルホールド回路により一定のタイミング毎にサンプルホールドし、この各値をA/D変換器43r,43g,43bへ出力する。A/D変換器43r,43g,43bは、AFE42r,42g,42bから取得したアナログ信号をデジタル信号に変換し、シェーディング補正部44へ出力する。尚、本実施の形態においては、A/D変換器43r,43g,43bは、8ビットのデジタル信号を出力している。
シェーディング補正部44にはRAM44bが接続されており、シェーディング補正部44は、A/D変換器43r,43g,43bの夫々から入力される基準データ(白基準データ又は黒基準データ)に基づき生成するシェーディングデータをRAM(記憶手段)44bに記憶する。また、シェーディング補正部44は、A/D変換器43r,43g,43bの夫々から入力される原稿画像データに対して、RAM44bに記憶してあるシェーディングデータに基づいて、読取部15に含まれる照明系、結像系及び撮像系で生じた各種の歪みを取り除くシェーディング補正処理を行ない、処理した画像データを入力画像処理部16へ出力する。
シェーディング補正部44が行なうシェーディング補正処理に用いるシェーディングデータには、黒データB及び白データWがある。黒データBは、光源ランプ34の消灯時に、白基準板33からの光に基づいてCCDラインセンサ41r,41g,41b、AFE42r,42g,42b、A/D変換器43r,43g,43bを経て出力された黒基準データにおける複数の主走査方向のラインの平均値であり、白データWは、光源ランプ34の点灯時に、白基準板33からの反射光に基づいてCCDラインセンサ41r,41g,41b、AFE42r,42g,42b、A/D変換器43r,43g,43bを経て出力された白基準データにおける複数の主走査方向のラインの平均値である。
本実施の形態の読取部15は、第1キャリッジ36及び第2キャリッジ39を移動させずに白基準板33の所定領域からの光を、CCDラインセンサ41r,41g,41bにて取得し、AFE42r,42g,42b及びA/D変換器43r,43g,43bにて生成される比較データを取得する取得手段としても動作している。尚、比較データは、白基準板33からの反射光に基づいて生成される基準データにおいて、主走査方xの1ライン分全ての画素データに基づいて生成する必要はなく、1ライン中の一部の画素データのみに基づいて生成すればよい。例えば、主走査方向xに隣合う4画素が夫々副走査方向yに隣合う4画素による16画素の平均値を比較データとしてもよい。
また、シェーディング補正部44は、このように取得した比較データのデータ値を、予めROM11に設定してありRAM44bに読み出した所定の範囲と比較する比較回路(比較手段)44aを備えており、シェーディングデータを取得する際に、A/D変換器43r,43g,43bの夫々から出力される比較データのデータ値が所定の範囲内の値であるか否かを判断し、所定の範囲内の値である場合に、白基準板33からの反射光に基づいて取得した白基準データ及び黒基準データからシェーディングデータ(黒データB及び白データW)を生成してRAM44bに記憶させる。
シェーディング補正部44は、例えば、ユーザの指示により原稿画像の読取処理が開始される直前にシェーディングデータを取得するように構成されており、ユーザの指示により原稿画像の読取処理が開始される直前に、上述したように、比較回路44aにてA/D変換器43r,43g,43bの夫々から出力される比較データのデータ値が所定の範囲内の値であるか否かの判断処理を行ない、所定の範囲内の値である場合にシェーディングデータを取得する。また、シェーディング補正部44を、読取部15が原稿画像の読取処理を行なっていない待機中に所定のタイミングでシェーディングデータを取得するように構成することもでき、複合機1のメンテナンス時にサービスマンの指示によりシェーディングデータを取得するように構成することもできる。
ここで、上述したようにシェーディングデータを取得するタイミングを決定するために用いる所定の範囲は、複合機1の制御部10が、ROM11に記憶してあるホワイトバランス調整処理プログラムをRAM12に読み出して実行し、ホワイトバランス調整処理を行なう調整手段として動作した場合に設定される。具体的には、制御部10は、ホワイトバランス調整処理を行なった後に、光源ランプ34を点灯させずに、白基準板33からの反射光に基づいて生成された黒基準データにおけるR成分、G成分、B成分夫々のデータ値に基づいて黒データ用の所定の範囲を設定し、また、光源ランプ34を点灯させ、白基準板33からの反射光に基づいて生成された白基準データにおけるR成分、G成分、B成分夫々のデータ値に基づいて白データ用の所定の範囲を設定する。
尚、ホワイトバランス調整処理は、具体的には、制御部10が、CCDラインセンサ41r,41g,41b、AFE42r,42g,42b及びA/D変換器43r,43g,43bにて生成された白基準板33からの反射光に基づく基準データにおける夫々の色成分のデータ値が同程度になるように、AFE42r,42g,42bにおける増幅器のバイアス及びゲインを調整する処理である。尚、ホワイトバランス調整処理において、CCDラインセンサ41r,41g,41b、AFE42r,42g,42b及びA/D変換器43r,43g,43bにて生成される基準データにおける夫々の色成分のデータ値の目標値は、増幅器のバイアスを調整する際に用いる黒データ用の目標値と、増幅器のゲインを調整する際に用いる白データ用の目標値とを予めROM11に記憶してあり、夫々の色成分において共通で用いられる。
シェーディング補正部44は、上述したように、制御部10によるホワイトバランス調整処理の実行後に設定された所定の範囲に基づいて決定されたタイミングにて取得したシェーディングデータ(黒データB及び白データW)に基づいて、A/D変換器43r,43g,43b夫々から出力される原稿画像データに対してシェーディング補正処理を行なう。尚、シェーディング補正部44は、例えば以下のような(1)式に基づいた補正処理を行なう。
Vout=(Vin−B)×{2の(ビット数)乗}/(W−B) …(1)
Vin:補正前の原稿画像データ,Vout:補正後の原稿画像データ,
ビット数:A/D変換器の有効出力ビット数
本実施の形態の読取部15では、CCDラインセンサ41r,41g,41b、AFE42r,42g,42b及びA/D変換器43r,43g,43bは、夫々並列に処理を行なっており、シェーディング補正部44は、A/D変換器43r,43g,43bから夫々出力されるR成分、G成分、B成分の画像データについて、例えば、R成分、G成分、B成分の順にシェーディング補正処理を実行する。尚、R成分、G成分、B成分の画像データに対応してシェーディング補正部44を3つ設けることにより、シェーディング補正処理もR成分、G成分、B成分毎に並列に実行する構成とすることもできる。
以下に、上述した構成の複合機1におけるホワイトバランス調整処理について説明する。図4及び図5は本発明に係る複合機1におけるホワイトバランス調整処理手順を示すフローチャートである。複合機1において、ユーザによりホワイトバランス調整処理の実行が指示された場合、制御部10は、ROM11に記憶してあるホワイトバランス調整処理プログラムをRAM12に読み出して順次実行する。
制御部10は、まず、読取部15のAFE42r,42g,42bが備える増幅器の増幅率を予めROM11等に記憶してある初期値に設定することにより初期設定を行ない(S1)、光源ランプ34を点灯させずにCCDラインセンサ41r,41g,41bを駆動させる(S2)。読取部15においては、第1キャリッジ36、第2キャリッジ等の駆動を行なわず、白基準板33からの光をCCDラインセンサ41r,41g,41bにて取得し、取得した光に基づいてAFE42r,42g,42b及びA/D変換器43r,43g,43bにて生成される基準データ(黒基準データ)を取得する(S3)。また、制御部10は、取得した黒基準データから1つの色成分を選択し、選択した色成分における平均値を算出する(S4)。具体的には、例えば、選択した色成分における複数の画素データの平均値を算出する。
制御部10は、算出した平均値が予めROM11に設定してある黒データ用の目標値よりも大きいか否かを判断し(S5)、目標値よりも小さいと判断した場合(S5:NO)、ステップS4で選択した色成分のデータを処理するAFE42r(又は42g,42b)における増幅器のバイアスを所定値増加させて(S6)ステップS3の処理に戻る。また制御部10は、バイアスの値が増加されたAFE42rを用いて、CCDラインセンサ41r,41g,41b、AFE42r,42g,42b及びA/D変換器43r,43g,43bにて基準データを取得し(S3)、同様に、取得した基準データのうちの1つの色成分における平均値を算出する(S4)。
制御部10は、算出した平均値が予め設定してある黒データ用の目標値よりも大きくなるまで、ステップS3からS6までの処理を繰り返し、算出した平均値が目標値よりも大きいと判断した場合(S5:YES)、ステップS6で順次増加させたバイアスの値を、1つ前の値に設定する(S7)。また制御部10は、このように設定されたバイアスのAFE42rを用いて読取部15にて基準データ(黒基準データ)を取得し(S8)、取得した黒基準データに基づいて黒データ用の所定の範囲を生成し、RAM44bに記憶させる(S9)。
次に制御部10は、光源ランプ34を点灯させ(S10)、白基準板33からの反射光に基づいてCCDラインセンサ41r,41g,41b、AFE42r,42g,42b及びA/D変換器43r,43g,43bにて生成される基準データ(白基準データ)を取得する(S11)。また、制御部10は、ステップS4と同様に、取得した白基準データのうちの1つの色成分における平均値を算出し(S12)、算出した平均値が予めROM11に設定してある白データ用の目標値よりも大きいか否かを判断する(S13)。制御部10は、算出した平均値が目標値よりも小さいと判断した場合(S13:NO)、ステップS12で選択した色成分のデータを処理するAFE42r(又は42g,42b)のゲインを所定値増加させて(S14)ステップS11の処理に戻る。
制御部10は、ゲインの値が増加されたAFE42rを用いて、白基準板33からの反射光に基づいてCCDラインセンサ41r,41g,41b、AFE42r,42g,42b及びA/D変換器43r,43g,43bにて生成された基準データを取得し(S11)、同様に、取得した白基準データのうちの1つの色成分における平均値を算出する(S12)。制御部10は、算出した平均値が予め設定してある白データ用の目標値よりも大きくなるまで、ステップS11からS14までの処理を繰り返し、算出した平均値が目標値よりも大きいと判断した場合(S13:YES)、ステップS14で順次増加させたゲインの値を、1つ前の値に設定する(S15)。また制御部10は、このように設定されたゲインのAFE42rを用いて読取部15にて基準データ(白基準データ)を取得し(S16)、取得した白基準データに基づいて白データ用の所定の範囲を生成し、RAM44bに記憶させる(S17)。
制御部10は、光源ランプ34を消灯させ(S18)、R成分、G成分、B成分の全ての色成分について、対応するAFE42r,42g,42bの増幅器のバイアス及びゲインを調整し、夫々の色成分毎に所定の範囲を設定する処理が終了したか否かを判断しており(S19)、全ての色成分についての処理が終了していないと判断した場合(S19:NO)、ステップS3の処理に戻り、夫々の色成分について、ステップS3からS18までの処理を繰り返す。また、全ての色成分についての処理が終了したと判断した場合(S19:YES)、即ちホワイトバランスが調整された場合、制御部10は処理を終了する。
以下に、上述のようにシェーディングデータを取得するタイミングを規定する所定の範囲が夫々の色成分毎に設定された複合機1において、シェーディングデータの取得処理について説明する。図6は本発明に係る複合機1におけるシェーディング補正部44によるシェーディングデータの取得処理手順を示すフローチャートである。複合機1において、ユーザにより例えば複写処理の実行が指示された場合、制御部10は、読取部15に原稿画像の読取処理の実行を指示する前に、読取部15のシェーディング補正部44にシェーディングデータの取得処理の実行を指示する。
読取部15において、シェーディング補正部44は、CCDラインセンサ41r,41g,41bを駆動させる(S31)。またシェーディング補正部44は、光源ランプ34を点灯させる前に白基準板33の所定領域からの反射光に基づいてCCDラインセンサ41r,41g,41b、AFE42r,42g,42b及びA/D変換器43r,43g,43bにて生成される比較データを取得する(S32)。
シェーディング補正部44は、取得した比較データから1つの色成分(例えば、G成分)を選択し、選択した色成分における平均値を算出する(S33)。具体的には、シェーディング補正部44は、選択した色成分を構成する複数の画素データにおける平均値を算出する。またシェーディング補正部44は、上述したようにホワイトバランス調整処理の実行後に設定されてRAM44bに記憶してある所定の範囲から、対応する色成分(G成分)の黒データ用の所定の範囲を読み出し、算出した平均値と、読み出した所定の範囲とを比較回路44aにて比較し、算出した平均値が所定の範囲内の値であるか否かを判断する(S34)。
シェーディング補正部44は、算出した平均値が所定の範囲内の値でないと判断した場合(S34:NO)ステップS32の処理に戻り、順次A/D変換器43r,43g,43bから出力される比較データにおける平均値が、所定の範囲内の値となるまでステップS32からS34までの処理を繰り返す。またシェーディング補正部44は、算出した平均値が所定の範囲内の値であると判断した場合(S34:YES)、白基準板33からの反射光に基づく黒基準データを取得し、取得した黒基準データの夫々の色成分において、複数ライン(副走査方向におけるライン)における平均値を算出し、夫々R成分用、G成分用及びB成分用の黒データBとして取得し(S35)RAM44bに記憶させる。
次にシェーディング補正部44は、制御部10からの指示に従って光源ランプ34を点灯させ(S36)、白基準板33の所定領域からの反射光に基づいてCCDラインセンサ41r,41g,41b、AFE42r,42g,42b及びA/D変換器43r,43g,43bにて生成される比較データを取得する(S37)。シェーディング補正部44は、ステップS33と同様に、取得した比較データから1つの色成分(例えば、G成分)を選択し、選択した色成分における平均値を算出する(S38)。またシェーディング補正部44は、RAM44bに記憶してある所定の範囲から、対応する色成分(G成分)の白データ用の所定の範囲を読み出し、算出した平均値と、読み出した所定の範囲とを比較回路44aにて比較し、算出した平均値が所定の範囲内の値であるか否かを判断する(S39)。
シェーディング補正部44は、算出した平均値が所定の範囲内の値でないと判断した場合(S39:NO)ステップS37の処理に戻り、順次A/D変換器43r,43g,43bから出力される比較データにおける平均値が、所定の範囲内の値となるまでステップS37からS39までの処理を繰り返す。またシェーディング補正部44は、算出した平均値が所定の範囲内の値であると判断した場合(S39:YES)、白基準板33からの反射光に基づく白基準データを取得し、取得した白基準データの夫々の色成分において、複数ライン(副走査方向におけるライン)における平均値を算出し、夫々R成分用、G成分用及びB成分用の白データWとして取得し(S40)RAM44bに記憶させる。尚、シェーディング補正部44は、上述したようにシェーディングデータの取得処理が終了した場合、ユーザにより指示された複写処理における原稿画像の読取処理を開始する。
上述した実施の形態における読取部15では、CCDラインセンサ41r、AFE42r及びA/D変換器43r、CCDラインセンサ41gAFE42g及びA/D変換器43g、CCDラインセンサ41b、AFE42b及びA/D変換器43bは、夫々並列に動作しているため、CCDラインセンサ41r,41g,41bが読み取る白基準板33からの反射光の光量は略同一である。従って、シェーディングデータを取得する際に、ホワイトバランス調整処理の実行後にROM11に設定された所定の範囲との比較を行なうデータ値は、1つの色成分(例えばG成分)における平均値のみで足りる。
また読取部15においては、例えばCCDラインセンサ41r、AFE42r及びA/D変換器43r、CCDラインセンサ41gAFE42g及びA/D変換器43g、CCDラインセンサ41b、AFE42b及びA/D変換器43bが所定の順序にて時分割で順次処理を行なう構成とすることもできる。この場合、CCDラインセンサ41r,41g,41bの夫々が白基準板33からの光を取得するタイミングが異なり、夫々が取得する光の光量に差が生じる。従って、夫々の色成分毎に、平均値と所定の範囲との比較処理を行ない、夫々の色成分の平均値が所定の範囲内の値である場合に、適宜シェーディングデータを取得する必要がある。
具体的には、光源ランプ34を点灯させない状態で取得した比較データについて、R成分のデータ値が、R成分の黒データ用の所定の範囲内の値となったタイミングでR成分用の黒データBを取得し、続いてG成分のデータ値が、G成分の黒データ用の所定の範囲内の値となったタイミングでG成分用の黒データBを取得し、B成分のデータ値が、B成分の黒データ用の所定の範囲内の値となったタイミングでB成分用の黒データBを取得する。更に、光源ランプ34を点灯させた状態で取得した比較データについて、R成分のデータ値が、R成分の白データ用の所定の範囲内の値となったタイミングでR成分用の白データWを取得し、続いてG成分のデータ値が、G成分の白データ用の所定の範囲内の値となったタイミングでG成分用の白データWを取得し、B成分のデータ値が、B成分の白データ用の所定の範囲内の値となったタイミングでB成分用の白データWを取得することになる。
本発明に係る複合機の構成例を示すブロック図である。 読取部の構成例を示す図である。 読取部の構成例を示すブロック図である。 本発明に係る複合機におけるホワイトバランス調整処理手順を示すフローチャートである。 本発明に係る複合機におけるホワイトバランス調整処理手順を示すフローチャートである。 本発明に係る複合機におけるシェーディング補正部によるシェーディングデータの取得処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 複合機(画像処理装置)
10 制御部(調整手段)
15 読取部(取得手段)
32 プラテンガラス
33 白基準板(基準部材)
44 シェーディング補正部(補正手段)
44a 比較回路(比較手段)
44b RAM(記憶手段)

Claims (3)

  1. 基準部材と、
    該基準部材及び原稿からの反射光に基づいて、複数の色成分を有する基準データ及び画像データを取得する取得手段と、
    該取得手段が取得した基準データを記憶する記憶手段と、
    前記取得手段が取得した画像データを、前記記憶手段に記憶してある基準データに基づいてシェーディング補正するシェーディング補正手段と
    を備える画像処理装置において、
    前記取得手段が取得する基準データの夫々の色成分のデータ値を調整するホワイトバランス調整処理を行なうホワイトバランス調整手段と、
    該ホワイトバランス調整手段が前記ホワイトバランス調整処理を行なった場合に、前記取得手段が取得した基準データに基づいて所定の範囲を設定する手段と、
    前記取得手段が取得した基準データに基づいて比較データを生成する手段と、
    手段が生成した比較データのデータ値を前記所定の範囲と比較する比較手段と、
    前記データ値が前記所定の範囲内にある場合に、前記取得手段が取得した基準データを前記記憶手段に記憶させるように制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 記比較手段は、前記比較データの所定の色成分におけるデータ値を前記所定の範囲と比較するように構成されており、
    前記制御手段は、前記所定の色成分におけるデータ値が前記所定の範囲内にある場合に、前記取得手段が取得した基準データの夫々の色成分を前記記憶手段に記憶させるように制御すべく構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 記比較手段は、前記比較データの夫々の色成分におけるデータ値を前記所定の範囲と比較するように構成されており、
    前記制御手段は、夫々の色成分におけるデータ値が前記所定の範囲内に夫々ある場合に、前記取得手段が取得した基準データの夫々の色成分を前記記憶手段に記憶させるように制御すべく構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
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