JP2008271166A - 画像読み取り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿の種類の判定を適切に行う。
【解決手段】領域判定部148は、原稿に係る画像を副走査方向に分割して得られる複数の領域の各々についてカラー領域又はモノクロ領域のいずれであるのかを判定する。原稿判定部152は、領域判定部148の判定結果に基づいて、原稿がカラー原稿又はモノクロ原稿のいずれであるのかを判定する。デジタル複合機1では、領域判定部148における判定に先立って与えられた設定又は得られた履歴情報4に基づいて領域判定部148における判定基準を設定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像読み取り装置に関する。
原稿がカラー原稿又はモノクロ原稿のいずれであるのかを判定する自動カラー選択機能(ACS機能)を有する画像読み取り装置が従来から用いられている。自動カラー選択機能を有する画像読み取り装置は、原稿がカラー原稿又はモノクロ原稿のいずれであるのかを指定しなくても、原稿がカラー原稿である場合には自動的にカラー画像データを出力し、原稿がモノクロ原稿である場合には自動的にモノクロ画像データを出力することができる。
特許文献1は、本願発明と関連する先行技術文献であり、自動カラー判定を高速化する技術を開示している。
特開2005−33489号公報
しかし、従来の自動カラー選択機能による原稿の種類の判定においては、原稿がモノクロ原稿であると判定するためには、原稿の全面を調べて原稿がカラー領域を含んでいないことを確認する必要がある。
このため、原稿の種類の判定の精度を向上すると、判定に要する時間が長くなり、複数の原稿の連続読み取り等に影響を及ぼすという問題を生ずる。一方、原稿の種類の判定の精度を犠牲にすると、判定に要する時間は短くなるが、データ量が多いカラー画像データが出力される頻度が高くなるという問題を生ずる。
本発明は、この問題を解決するためになされたもので、原稿の種類の判定を適切に行うことを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、原稿を読み取り、原稿に係る画像データを生成する読み取り手段と、原稿に係る画像を分割して得られる複数の領域の各々についてカラー領域又はモノクロ領域のいずれであるのかを判定する領域判定手段と、前記領域判定手段の判定結果に基づいて原稿がカラー原稿又はモノクロ原稿のいずれであるのかを判定する原稿判定手段と、前記原稿判定手段により原稿がカラー原稿であると判定された場合に前記読み取り手段が生成した画像データをカラー画像データとして出力し、前記原稿判定手段により原稿がモノクロ原稿であると判定された場合に前記読み取り手段が生成した画像データをモノクロ画像データとして出力する出力手段と、前記領域判定手段における判定に先立って与えられた設定又は得られた履歴情報に基づいて前記領域判定手段における判定基準を設定する設定手段とを備える画像読み取り装置である。
請求項2の発明は、履歴情報が読み取り中の原稿についての前記領域判定手段の判定結果を含む請求項1に記載の画像読み取り装置である。
請求項3の発明は、前記読み取り手段に複数の原稿を連続して読み取らせるジョブを実行するジョブ実行手段をさらに備え、履歴情報が実行中又は実行済のジョブについての前記原稿判定手段の判定結果を含む請求項1に記載の画像読み取り装置である。
請求項4の発明は、原稿がカラー原稿又はモノクロ原稿のいずれであるのかの指定を受け付ける受け付け手段をさらに備え、履歴情報が前記指定の内容を含む請求項1に記載の画像読み取り装置である。
請求項5の発明は、前記更新手段が操作者ごとの履歴情報に基づいて判定基準を更新する請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像読み取り装置である。
請求項6の発明は、前記更新手段が画像データの出力先ごとの履歴情報に基づいて判定基準を更新する請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像読み取り装置である。
本発明によれば、領域判定手段における判定に先立って与えられた設定又は得られた履歴情報を原稿の種類の判定に反映させることができるので、原稿の種類を適切に判定することができる。
請求項2の発明によれば、読み取り中の原稿についての領域判定手段の判定結果を原稿の種類の判定に反映させることができるので、原稿の種類をさらに適切に判定することができる。
請求項3の発明によれば、実行中又は実行済のジョブについての原稿判定手段の判定結果を原稿の種類の判定に反映させることができるので、原稿の種類をさらに適切に判定することができる。
請求項4の発明によれば、原稿がカラー原稿又はモノクロ原稿のいずれであるのかの指定の内容を原稿の種類の判定に反映させることができるので、原稿の種類をさらに適切に判定することができる。
請求項5の発明によれば、操作者ごとの履歴情報を原稿の種類の判定に反映させることができるので、原稿の種類をさらに適切に判定することができる。
請求項6の発明によれば、画像データの出力先ごとの履歴情報を原稿の種類の判定に反映させることができるので、原稿の種類をさらに適切に判定することができる。
<1 デジタル複合機の全体構成>
図1は、本発明の望ましい実施形態に係るデジタル複合機1の全体構成を示すブロック図である。デジタル複合機1は、MFP(Multi Function Peripherals)とも呼称され、ファクシミリ機能、コピー機能、スキャン機能、プリント機能等の複数の機能を有している。
図1に示すように、デジタル複合機1は、CPU102、RAM(主記憶装置)104及びフラッシュメモリ(補助記憶装置)106を備える。フラッシュメモリ106には、デジタル複合機1のファームウェア等のプログラム1062が格納され、CPU102、RAM104及びフラッシュメモリ106を備える組み込みコンピュータ10は、フラッシュメモリ106に格納されたプログラム1062にしたがって、デジタル複合機1の各構成を統括制御することにより、デジタル複合機1の各機能を実現している。
画像メモリ108は、デジタル複合機1が処理対象とする画像を画像データとして記憶する。
デジタル複合機1には、ユーザインターフェースとして、操作パネル110が設けられる。操作パネル110は、操作の対象となる操作部と、情報を視認可能に表示する表示部とを備える。
デジタル複合機1は、スキャナ部112及びプリンタ部114を備える。
スキャナ部112は、後述するCCDラインセンサ132により原稿を読み取り、原稿に係る画像データを生成する。スキャナ部112は、ADF(Automatic Document Feeder)方式又はFBS(Flat Bed Scanner)方式により原稿を読み取る。ADF方式とは、原稿台に置かれた原稿群から原稿を1枚づつ取得して読み取る方式であり、FBS方式とは、コンタクトガラス上に載置された原稿を読み取る方式である。
プリンタ部114は、電子写真方式により、画像データに係る画像を記録紙等の記録媒体上に形成する。プリンタ部114は、Y(イエロー),M(マゼンダ),C(シアン),K(黒)の4色の画像形成エンジンを備える。プリンタ部114は、カラーモードでは、Y,M,C,Kの画像形成エンジンを用いてカラー画像を記録媒体上に形成する。また、プリンタ部114は、モノクロモードでは、Kの画像形成エンジンを用いてモノクロ画像を記録媒体上に形成する。
自動カラー選択部116は、自動カラー選択のための画像データの処理を行う。自動カラー選択部116は、専用LSI等のハードウエアで構成することができるが、自動カラー選択部116が行う処理の一部又は全部を組み込みコンピュータ10がプログラム1062を実行することにより行うようにしてもよい。
圧縮伸張部118は、画像データに対して圧縮処理又は伸張処理を行う。画像データの圧縮方式としては、多階調の画像データについては、JPEG方式等を採用することができ、2階調の画像データについては、MH方式、MR方式、MMR方式及びJBIG方式等を採用することができる。圧縮伸張部118も、専用LSI等のハードウエアで構成することができるが、圧縮伸張部118が行う処理の一部又は全部を組み込みコンピュータ10がプログラム1062を実行することにより行うようにしてもよい。
2値化部119は、多階調の画像データを2階調の画像データへ変換する2値化処理を行う。2値化処理は、単純2値化法、組織的ディザ法及び誤差拡散法等により行うことができる。2値化部119も、専用LSI等のハードウエアで構成することができるが、2値化部119が行う処理の一部又は全部を組み込みコンピュータ10がプログラム1062を実行することにより行うようにしてもよい。
NCU120及びモデム122は、公衆電話交換網91を経由したファクシミリ画像データの送受信に用いられる。NCU120は、公衆電話交換網91への接続を制御する。NCU120は、相手先の電話番号に対応したダイヤル信号を送出する機能及び着信を検出する機能を備える。モデム122は、ITU(国際電気通信連合)−T勧告T.30にしたがったファクシミリ伝送制御手順に基づいて、V.17,V.27ter,V.29等にしたがったファクシミリ画像データの変復調を行う。又は、モデム122は、これらに加えて、V.34にしたがったファクシミリ画像データの変復調を行う。
データ通信部124は、例えば、イーサネット(登録商標)により、デジタル複合機1をネットワーク92に接続する。
ADF126は、ADF方式で原稿を読み取る場合に、原稿台に置かれた原稿群から原稿を1枚づつ取得してスキャナ部112へ供給する。デジタル複合機1では、ADF126が原稿台に置かれた原稿群から原稿を1枚づつ取得してスキャナ部112へ供給し、スキャナ部112が供給された原稿を1枚づつ読み取ることにより、複数の原稿を連続して読み取るジョブを実行することができる。
<2 デジタル複合機の基本動作>
ファクシミリ送信を行う場合、デジタル複合機1では、スキャナ部112が原稿を読み取り、NCU120及びモデム122が原稿に係るファクシミリ画像データを他のファクシミリ機へ公衆電話交換網91を経由して送信する。ファクシミリ受信を行う場合、デジタル複合機1では、NCU120及びモデム122が他のファクシミリ機から公衆電話交換網91を経由して送信されてきたファクシミリ画像データを受信し、プリンタ部114がファクシミリ画像データに係る画像を記録媒体上に形成する。
コピーを行う場合、デジタル複合機1では、スキャナ部112が原稿を読み取り、プリンタ部114が原稿に係る画像を記録媒体上に形成する。
スキャンを行う場合、デジタル複合機1では、スキャナ部112が原稿を読み取り、原稿に係る画像データを出力する。
プリントを行う場合、デジタル複合機1では、データ通信部124がパーソナルコンピュータからネットワーク92を経由して送信されてきた画像データを受信し、プリンタ部114が画像データに係る画像を記録媒体上に形成する。
<3 画像処理>
図2は、画像処理に関するデジタル複合機1の構成を示すブロック図である。デジタル複合機1では、CCDラインセンサ132が生成した画像データは、スキャナ部112の色空間変換部138において色空間変換が施された後に、スキャナ部132から出力され、画像メモリ108に蓄積される。画像メモリ108に蓄積された画像データには、必要に応じて圧縮伸張部118による圧縮処理や2値化部119による2値化処理が行われる。
CCDラインセンサ132は、原稿からの光をCCDラインセンサ132へ導く読取光学系が原稿を副走査方向に走査する際に、一定の周期で読み取りを繰り返すことにより、RGB色空間で表現された画像データ(以下、「RGB画像データ」という)を生成する。
色空間変換部138は、RGB画像データをYCbCr色空間で表現された画像データ(以下、「YCC画像データ」という)やCMYK色空間で表現された画像データ(以下、「CMYK画像データ」という)へ変換する。
カラーモードでスキャンを行う際には、色空間変換部138が多階調のRGB画像データを多階調のYCC画像データへ変換し、圧縮伸張部118が、多階調のYCC画像データをJPEG方式等で圧縮する。
カラーモードでコピーを行う際には、色空間変換部138が多階調のRGB画像データを多階調のCMYK画像データへ変換し、2値化部119が多階調のCMYK画像データを2階調のCMYK画像データへ2値化する。
「モノクロモード」でスキャンを行う際には、色空間変換部138が多階調のRGB画像データを多階調のYCC画像データへ変換し、圧縮伸張部118が、多階調のYCC画像データの輝度成分YをJPEG方式で圧縮する。
「モノクロモード」でコピーを行う際は、色空間変換部138が多階調のRGB画像データを多階調のYCC画像データへ変換し、2値化部119が多階調のYCC画像データの輝度成分Yを2階調の輝度成分Yへ2値化する。
これらの画像処理が行われた画像データは、スキャンを行う際には、ネットワーク92に接続されたパーソナルコンピュータのフォルダ(以下、「ネットワークフォルダ」という)やデジタル複合機1のスキャンボックスへ出力される。また、これらの画像処理が行われた画像データは、コピーを行う際には、プリンタ部114へ出力される。
<4 自動カラー選択>
図3は、自動カラー選択(ACS)に関するデジタル複合機1の構成を示すブロック図である。図3における原稿判定部152は、組み込みコンピュータ10がプログラム1062を実行することにより実現される機能を表現した処理ブロックである。デジタル複合機1では、CCDラインセンサ132が生成した画像データは、自動カラー選択部116へ入力され、色空間変換部138において色空間変換が施される。そして、領域判定部148において、複数の領域の各々についてカラー領域又はモノクロ領域のいずれであるのかが判定され、原稿判定部152において、原稿がカラー原稿又はモノクロ原稿のいずれであるのかが判定される。
色空間変換部146は、RGB画像データをYCC画像データへ変換する。
領域判定部148は、原稿に係る画像を副走査方向に分割して得られる複数の領域の各々について、判定対象の領域に係る画像データに基づいて、カラー領域又はモノクロ領域のいずれであるのかを判定する(以下、この判定を「領域判定」という)。なお、領域判定の対象となる領域は、原稿に係る画像を副走査方向に分割して得られるものに限られず、例えば、原稿に係る画像を主走査方向及び副走査方向の両方に分割して得られるものであってもよい。また、原稿の浮き等の影響を抑制するため、原稿に係る画像の端部をマスクして判定の対象から除外してもよい。
ここで、「カラー領域」とは、当該領域に係る画像がカラー画像であることをいい、「モノクロ領域」とは、当該領域に係る画像がモノクロ画像であることをいう。領域判定の方法は制限されないが、例えば、領域判定の対象となる領域に含まれる有彩色の画素の数Nが閾値Nt(Nt≦N)を超えた場合に領域判定の対象となる領域がカラー領域であると判定することができる。また、画素が有彩色であるか否かの判定の方法も制限されないが、例えば、画素データの色差成分Cb,Crが閾値Cbt,Crtを超えた場合(Cbt≦Cb,Crt≦Cr)に有彩色であると判定することができる。ただし、これらの判定基準は例示に過ぎず、他の判定基準を採用することを妨げるものではない。また、演算量を減らすために、複数の画素(例えば、主走査方向2画素×副走査方向2画素の4画素)について画素データを平均化し、画素データの平均化の対象となった画素集合ごとに有彩色であるか否かを判定するようにしてもよい。
なお、単にカラー領域であると判定するだけでなく、当該領域の属する色区分をさらに詳しく判定するようにしてもよい。例えば、当該領域がR、G、B、C、M、Yのいずれの色区分に属するのかを判定するようにしてもよい。
原稿判定部152は、領域判定部148の判定結果に基づいて、原稿がカラー原稿又はモノクロ原稿のいずれであるのかを判定する(以下、この判定を「ACS判定」という)。具体的には、原稿判定部152は、原稿に係る画像にカラー領域が一つでも含まれていれば、原稿がカラー原稿であると判定し、原稿に係る画像にカラー領域が一つも含まれていなければ、原稿がモノクロ原稿であると判定する。
デジタル複合機1は、自動カラー選択が有効になっている状態において、原稿判定部152により原稿がカラー原稿であると判定されると、処理モードをカラーモードに設定し、原稿判定部152により原稿がモノクロ原稿であると判定されると、処理モードをモノクロモードに設定する。したがって、デジタル複合機1は、自動カラー選択が有効になっている状態において、原稿判定部152により原稿がカラー原稿であると判定されると、カラー画像データである多階調のYCC画像データ又はCMYK画像データを出力先へ出力し、原稿判定部152により原稿がモノクロ原稿であると判定されると、モノクロ画像データであるYCC画像データの輝度成分Yを出力先へ出力することになる。
なお、上述の画像処理及び自動カラー選択に用いる画像データの読み取りは、一緒に行ってもよいし、別々に行ってもよい。別々に行う場合、画像処理用の画像データの読み取りに先立って、自動カラー選択用の画像データの読み取りを行うことが望ましい。この自動カラー選択用の画像データの読み取りは、一般に「プレスキャン」と呼ばれている。
<5 処理モード設定画面>
図4は、デジタル複合機1の操作パネル110に表示される処理モード設定画面2を示す図である。
処理モード設定画面2には、原稿がカラー原稿又はモノクロ原稿のいずれであるのかの指定を受け付けるカラーボタン21及びモノクロボタン22に加えて、自動カラー判定を有効にするACSボタン23が含まれる。
デジタル複合機1は、カラーボタン21が押下されたことを検出すると、自動カラー選択を無効にし、処理モードをカラーモードに設定する。また、デジタル複合機1は、モノクロボタン22が押下されたことを検出すると、自動カラー選択を無効にし、処理モードをモノクロモードに設定する。さらに、デジタル複合機1は、ACSボタン23が押下されたことを検出すると、自動カラー選択を有効にする。
<6 ACS動作設定画面>
図5は、デジタル複合機1の操作パネル110に表示されるACS動作設定画面3を示す図である。
ACS動作設定画面3には、速度優先ボタン31及び精度優先ボタン32が含まれる。デジタル複合機1は、自動カラー選択が有効になっているときに速度優先ボタン31が押下されたことを検出すると、ACS判定において原稿がカラー原稿であると判定されやすくなるように領域判定における判定基準を設定する。例えば、領域判定における判定基準を、先述の閾値Nt,Cbt,Crtが相対的に小さい判定基準に設定する。また、デジタル複合機1は、自動カラー選択が有効となっているときに精度優先ボタン32が押下されたことを検出すると、ACS判定において原稿がモノクロ原稿であると判定されやくすなるように領域判定における判定基準を設定する。例えば、領域判定における判定基準を、先述の閾値Nt,Cbt,Crtが相対的に大きい判定基準に設定する。
このように、領域判定に先立って与えられた、速度又は精度のいずれを優先するのかに関する優先設定に基づいて領域判定における判定基準を設定するようにすると、優先設定をACS判定に反映させることができるので、ACS判定を適切に行うことができる。すなわち、ACS判定に要する時間を短くして複数の原稿の連続読み取り等に影響を及ぼさないようにすることを操作者が希望する場合は、ACS判定において原稿がカラー原稿であると判定されやすくなるようにし、データ量が多いカラー画像データが出力される頻度を低くすることを操作者が希望する場合は、ACS判定において原稿がモノクロ原稿であると判定されやすくなるようにすることができる。
<7 履歴情報>
図6は、フラッシュメモリ106に記憶される履歴情報4の内容を示す図である。
履歴情報4は、読み取り中の原稿についての領域判定の判定結果の履歴の情報である領域別履歴情報41と、実行中のジョブについてのACS判定の判定結果の履歴の情報であるページ別履歴情報42とを含む。なお、実行中のジョブについてのACS判定の判定結果の履歴の情報に加えて、又は、実行中のジョブについてのACS判定の判定結果の履歴の情報に代えて、実行済のジョブについてのACS判定の判定結果の履歴の情報を履歴情報4に含めてもよい。
さらに、履歴情報4には、操作者、動作及び出力先ごとのカラーページ数、モノクロページ数及び部数を記録した履歴情報43が含まれている。「操作者」とは、原稿の読み取りを行った際のデジタル複合機1の操作者である。「動作」とは、スキャン、コピー及びプリントの別である。「出力先」には、ネットワークフォルダのパス(図6における「\\userA\scan」等)、スキャンボックス名(図6における「scanBox1」等)、プリンタ名(図6における「自機」「printer1」等)が含まれる。「カラーページ数」とは、カラーモードで読み取りされた原稿のページ数をいい、「モノクロページ数」とは、モノクロモードで読み取りされた原稿のページ数をいう。「部数」は、「動作」がスキャンの場合は常に「1」となるが、「動作」が「コピー」又は「プリント」の場合は、形成された記録媒体の部数となる。
なお、「カラーページ数」には、自動カラー選択が有効になっているときにカラーモードで読み取りされた原稿、すなわち、処理モード設定画面2でACSボタン23が押下されたときにACS判定でカラー原稿と判定されて読み取りされた原稿のページ数だけでなく、自動カラー選択が無効になっているときにカラーモードで読み取りされた原稿、すなわち、処理モード設定画面2でカラーボタン21が押下されたときに読み取りされた原稿のページ数も含まれる。同様に、「モノクロページ数」には、自動カラー選択が有効になっているときにモノクロモードで読み取りされた原稿、すなわち、処理モード設定画面2でACSボタン23が押下されたときにACS判定でモノクロ原稿と判定されて読み取りされた原稿のページ数だけでなく、自動カラー選択が無効になっているときにモノクロモードで読み取りされた原稿、すなわち、処理モード設定画面2でモノクロボタン22が押下されたときに読み取りされた原稿のページ数も含まれる。換言すれば、履歴情報4には、ACS判定の履歴の情報だけでなく、原稿がカラー原稿又はモノクロ原稿のいずれであるのかの指定の内容の情報も含まれる。
<8 履歴情報の利用>
履歴情報4は、領域判定における判定基準を設定する基礎の情報として用いられる。
例えば、デジタル複合機1は、領域別履歴情報41に「カラー領域」が多ければ、ACS判定において原稿がカラー原稿であると判定されやすくなるように領域判定における判定基準を設定し、「モノクロ領域」が多ければ、ACS判定において原稿がモノクロ原稿であると判定されやすくなるように領域判定における判定基準を設定する。
また、デジタル複合機1は、ページ別履歴情報42に「カラー原稿」が多ければ、ACS判定において原稿がカラー原稿であると判定されやすくなるように領域判定における判定基準を設定し、「モノクロ原稿」が多ければ、ACS判定において原稿がモノクロ原稿であると判定されやすくなるように領域判定における判定基準を設定する。
さらに、デジタル複合機1は、現在の操作者、動作及び出力先の過去のカラーページ数及びモノクロページ数を参照して、カラーページ数が多ければ、ACS判定において原稿がカラー原稿であると判定されやすくなるように領域判定における判定基準を設定し、モノクロページ数が多ければ、ACS判定において原稿がモノクロ原稿であると判定されやすくなるように領域判定における判定基準を設定する。なお、記録媒体への画像の形成を伴わないスキャン等の場合は、原稿のページ数に基づいて判定基準を設定することが望ましいから、履歴情報43のカラーページ数及びモノクロページ数に基づいて判定基準を設定することが望ましく、記録媒体への画像の形成を伴うコピー等の場合は、記録媒体のページ数に基づいて判定基準を設定することが望ましいから、履歴情報43のカラーページ数及びモノクロページ数に履歴情報43の部数を乗じたものに基づいて判定基準を設定することが望ましい。
このように、領域判定に先立って得られた履歴情報4に基づいて領域判定における判定基準を設定するようにすると、領域判定に先立って得られた履歴情報4をACS判定に反映させることができるので、ACS判定を適切に行うことができる。すなわち、履歴情報4から見て原稿がカラー原稿である可能性が高い場合には、ACS判定において原稿がカラー原稿であると判定されやすくなるようにし、履歴情報4から見て原稿がモノクロ原稿である可能性が高い場合には、ACS判定において原稿がモノクロ原稿であると判定されやすくなるようにすることができる。
なお、出力先ごとの履歴情報43に基づいて判定基準を設定するのは、出力先によってカラー画像データ又はモノクロ画像データのいずれを出力すべきかがある程度決まってくるからである。例えば、ネットワークフォルダを監視して当該ネットワークフォルダに保存された画像データを自動的にプリンタに転送するプログラムがネットワーク92に接続されたパーソナルコンピュータに組み込まれている場合には、当該ネットワークフォルダへ出力する画像データはカラー画像データである可能性が高いといえる。
<9 コピーを行う場合の処理>
図7は、組み込みコンピュータ10の制御下で行われる、自動カラー選択を有効にしてコピーを行う場合のデジタル複合機1における処理の流れを示すフローチャートである。図7では、1ページの読み取り中に領域判定における判定基準を切り替えることができるデジタル複合機1における処理の流れを示すフローチャートとなっている。
操作パネル110を操作してデジタル複合機1にコピー開始指示を与えると(ステップS101)、デジタル複合機1は、ACS動作設定画面3で設定された優先設定をフラッシュメモリ106から読み出す処理を行う(ステップS102)。続いて、デジタル複合機1は、履歴情報4のうち領域別履歴情報41を除くものに基づいて判定パラメータを設定する(ステップS103)。「判定パラメータ」とは、判定基準を規定するパラメータであり、例えば、先述の閾値Nt,Cbt,Crt等が該当する。
判定パラメータの設定が完了すると、デジタル複合機1では、スキャナ部112が原稿の読み取りを開始する(ステップS104)。そして、デジタル複合機1は、一の領域の領域判定が完了すると(ステップS105で"Y")、原稿のACS判定が可能であるか否かを調べる(ステップS106)。
ここで、領域判定が既に完了している領域の中にカラー領域が含まれており、原稿のACS判定を行うことができる場合は(ステップS106で"Y")、原稿の読み取りが完了していれば(ステップS107で"Y")、カラー原稿であるとのACS判定を確定する処理を行い(ステップS111)、判定結果に応じたコピー動作を行う(ステップS112)。一方、原稿の読み取りが完了していなければ(ステップS107で"NO")、原稿の読み取りの完了を待って(ステップS107で"Y")、カラー原稿であるとのACS判定を確定する処理を行う(ステップS111)。
一方、領域判定が既に完了している領域の中にカラー領域が含まれておらず、原稿のACS判定を行うことができない場合は(ステップS106で"N")、原稿の読み取りが完了していれば(ステップS108で"Y")、モノクロ原稿であるとのACS判定を確定する処理を行い(ステップS111)、原稿の読み取りが完了していなければ(ステップS108で"N")、履歴情報4をフラッシュメモリ10から読み出し(ステップS109)、判定パラメータを更新する処理を行う(ステップS110)。
しかる後に、デジタル複合機1は、ステップS105に戻って、次の一の領域の領域判定が完了したか否かを調べる。
<10 その他>
上述の実施形態では、スキャナ(画像読み取り装置)の機能を有するデジタル複合機1に本発明を適用した例について説明したが、スキャナ専用機等に本発明を適用することができることはもちろんである。
デジタル複合機のブロック図である。 デジタル複合機のブロック図である。 デジタル複合機のブロック図である。 処理モード設定画面を示す図である。 ACS動作設定画面を示す図である。 履歴情報の内容を示す図である。 コピーを行う場合の処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 デジタル複合機
10 組み込みコンピュータ
112 スキャナ部
114 プリンタ部
116 画像色判定部

Claims (6)

  1. 原稿を読み取り、原稿に係る画像データを生成する読み取り手段と、
    原稿に係る画像を分割して得られる複数の領域の各々についてカラー領域又はモノクロ領域のいずれであるのかを判定する領域判定手段と、
    前記領域判定手段の判定結果に基づいて原稿がカラー原稿又はモノクロ原稿のいずれであるのかを判定する原稿判定手段と、
    前記原稿判定手段により原稿がカラー原稿であると判定された場合に前記読み取り手段が生成した画像データをカラー画像データとして出力し、前記原稿判定手段により原稿がモノクロ原稿であると判定された場合に前記読み取り手段が生成した画像データをモノクロ画像データとして出力する出力手段と、
    前記領域判定手段における判定に先立って与えられた設定又は得られた履歴情報に基づいて前記領域判定手段における判定基準を設定する設定手段と、
    を備える画像読み取り装置。
  2. 履歴情報が読み取り中の原稿についての前記領域判定手段の判定結果を含む請求項1に記載の画像読み取り装置。
  3. 前記読み取り手段に複数の原稿を連続して読み取らせるジョブを実行するジョブ実行手段、
    をさらに備え、
    履歴情報が実行中又は実行済のジョブについての前記原稿判定手段の判定結果を含む請求項1に記載の画像読み取り装置。
  4. 原稿がカラー原稿又はモノクロ原稿のいずれであるのかの指定を受け付ける受け付け手段、
    をさらに備え、
    履歴情報が前記指定の内容を含む請求項1に記載の画像読み取り装置。
  5. 前記更新手段が操作者ごとの履歴情報に基づいて判定基準を更新する請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像読み取り装置。
  6. 前記更新手段が画像データの出力先ごとの履歴情報に基づいて判定基準を更新する請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像読み取り装置。
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