JP4708460B2 - 表示制御装置、画像形成装置、表示装置の制御方法、制御プログラム、記録媒体 - Google Patents

表示制御装置、画像形成装置、表示装置の制御方法、制御プログラム、記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP4708460B2
JP4708460B2 JP2008218839A JP2008218839A JP4708460B2 JP 4708460 B2 JP4708460 B2 JP 4708460B2 JP 2008218839 A JP2008218839 A JP 2008218839A JP 2008218839 A JP2008218839 A JP 2008218839A JP 4708460 B2 JP4708460 B2 JP 4708460B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
processing
display
unit
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008218839A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010056802A (ja
Inventor
泰崇 平山
牧生 後藤
貴史 細木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2008218839A priority Critical patent/JP4708460B2/ja
Priority to CN2009101686402A priority patent/CN101662558B/zh
Priority to US12/583,807 priority patent/US8127230B2/en
Publication of JP2010056802A publication Critical patent/JP2010056802A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4708460B2 publication Critical patent/JP4708460B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/0035User-machine interface; Control console
    • H04N1/00405Output means
    • H04N1/00408Display of information to the user, e.g. menus
    • H04N1/0044Display of information to the user, e.g. menus for image preview or review, e.g. to help the user position a sheet
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/0035User-machine interface; Control console
    • H04N1/00405Output means
    • H04N1/00408Display of information to the user, e.g. menus
    • H04N1/00466Display of information to the user, e.g. menus displaying finishing information, e.g. position of punch holes or staple or orientation references
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/0035User-machine interface; Control console
    • H04N1/00405Output means
    • H04N1/00482Output means outputting a plurality of job set-up options, e.g. number of copies, paper size or resolution
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00962Input arrangements for operating instructions or parameters, e.g. updating internal software
    • H04N1/0097Storage of instructions or parameters, e.g. customised instructions or different parameters for different user IDs

Description

本発明は、画像が出力(印刷)される前に当該画像をプレビュー表示する表示装置を制御する表示制御装置、画像形成装置、表示装置の制御方法、制御プログラム、記録媒体に関するものである。
複写機や複合機などの画像形成装置は、印刷対象の画像の画像データに対して、原稿種別や設定条件(印刷濃度,変倍処理の倍率,片面印刷または両面印刷,余白サイズ等)に応じた画像処理を施す。さらに、画像形成装置には、上記印刷対象の画像を印刷前に表示装置にプレビュー表示するものも存在する。なお、プレビュー表示の形態には、印刷対象の画像を1頁ずつ表示する形態や、複数頁からなる印刷対象の画像を一括して表示する形態がある。そして、プレビュー表示を実行する複写機や複合機に関する先行文献としては下記特許文献1が存在する。
特許文献1は、プレビュー表示を行う際、画像データにエッジ強調を施さないで表示画像を生成する技術を開示するものである。また、特許文献1の画像処理装置には、トリミング、ペイント、変倍、カラーバランスの変更や色変換等の様々な処理を行う画像編集回路と、画像編集回路にて処理された画像を印刷(出力)するプリンタと、当該画像編集回路にて処理された画像を印刷前にプレビュー表示する画像表示装置とが設けられている。そして、利用者は、プレビュー表示される表示画像によって、印刷対象の画像に施される画像処理の内容や印刷後の画像の画質を推測し、各種パラメータやモードの設定(調整)を行う。
特開平9−135316号公報(公開日:1997年5月20日)
しかし、複写機や複合機などの画像形成装置において、印刷対象の画像に施される画像処理のうち、プレビュー表示される画像からでは利用者が認識することのできない処理内容がある。なお、この処理内容としては、プレビュー表示される画像には反映できない処理内容や、プレビュー表示される画像に反映可能ではあるが処理の効果を利用者が判別できない処理内容(特許文献1に記載されているシャープネスなど)がある。
それゆえ、印刷(出力)された後の画像とプレビュー表示される画像とでは見た目の画質等が異なることがある。よって、プレビュー表示される画像によって、印刷対象の画像に施される画像処理内容や印刷後(出力後)の画像の画質を利用者が推測する場合、当該画像処理内容や画質を誤解してしまう虞があるという問題が生じていた。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、出力処理の対象となる出力画像を当該出力処理の前にプレビュー表示する表示装置を制御する表示制御装置において、出力画像に施される画像処理内容や上記出力処理後の出力画像の画質を利用者に誤解させないようにすることを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、出力処理の対象となる出力画像を当該出力処理の前にプレビュー表示する表示装置を制御する表示制御装置において、プレビュー表示される出力画像からでは利用者が認識できない画像処理を特定した特定情報を保存する記憶部を参照することにより、上記出力画像に対して施される画像処理のなかから上記特定情報にて特定されている画像処理を選択し、当該選択した画像処理の内容を利用者に通知する通知部を有することを特徴とする。
本発明の構成によれば、上記プレビュー表示される出力画像からでは利用者が認識することのできない画像処理の内容を上記利用者に通知する通知部が備えられているため、出力画像に施される画像処理の内容や上記出力処理後の出力画像の画質を利用者に誤解させないようにできるという効果を奏する。
また、本発明の表示制御装置において、上記通知部は、上記選択した画像処理の内容を示した処理内容画像を上記表示装置に表示する画像表示制御部であってもよい。さらに、上記画像表示制御部は、上記出力画像と上記処理内容画像の表示コマンドを入力するための入力ボタンとを上記表示装置にともに表示し、上記入力ボタンによって上記表示コマンドが入力されたことを検出すると、上記処理内容画像を上記表示装置に表示するものであってもよい。これにより、利用者の要求に応じて上記処理内容画像の表示の有無を切り換えることができ、上記処理内容画像の表示を不要と考える利用者にも適応可能な装置とすることができる。
また、本発明の表示制御装置において、上記画像表示制御部は、上記出力画像と上記処理内容画像とをともに表示する構成であってもよい。この構成によれば、利用者からすれば、プレビュー表示される出力画像と上記処理内容画像とをともに視認できるため、出力処理後の画像の画質の推測を容易化できるという効果を奏する。
さらに、本発明の表示制御装置において、上記出力処理は、上記出力画像を印刷する印刷処理、上記出力画像をファクシミリにて送信するファクシミリ送信処理、上記出力画像を電子メールに添付して送信するメール送信処理、上記出力画像を所定のファイル形式の画像ファイルに変換して保存するファイリング処理のうちの少なくともいずれかの処理であることが好ましい。また、本発明の表示制御装置において、上記特定情報にて特定されている画像処理は、上記出力画像の濃度を色成分毎に調整するカラーバランス調整処理、上記出力画像に対して施されるシャープネス処理またはぼかし処理であるシャープネス調整処理、上記出力画像を所定のファイル形式の画像ファイルに変換するフォーマット処理、上記出力画像を圧縮する圧縮処理、上記出力画像の解像度を変換する解像度変換処理、原稿種別判定結果に応じて上記出力画像に対して施される画像処理内容を切り換える原稿種別処理のうちの少なくともいずれかの処理であることが好ましい。
また、本発明の画像形成装置は、上記表示制御装置と、上記表示装置と、上記出力画像に対して上記画像処理を施す画像処理装置とを有することを特徴とする。さらに、本発明は、出力処理の対象となる出力画像を当該出力処理の前にプレビュー表示する表示装置の制御方法において、プレビュー表示される出力画像からでは利用者が認識できない画像処理を特定した特定情報を保存する記憶部を参照することにより、上記出力画像に対して施される画像処理のなかから上記特定情報にて特定されている画像処理を選択し、当該選択した画像処理の内容を利用者に通知する工程を含むことを特徴とする。
なお、本発明の表示装置の制御方法をコンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータに上記工程を実行させる制御プログラム、該制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
以上のように、本発明の表示制御装置は、プレビュー表示される出力画像からでは利用者に認識させることのできない画像処理を特定した特定情報を保存する記憶部を参照することにより、上記出力画像に対して施される画像処理のなかから上記特定情報にて特定されている画像処理を選択し、当該選択した画像処理の内容を利用者に通知する通知部を有することを特徴とする。それゆえ、出力画像に施される画像処理内容や上記出力処理後の出力画像の画質を利用者に誤解させないようにできるという効果を奏する。
〔実施の形態1〕
本発明の画像形成装置の一形態について図に基づいて説明する。図1は、本実施形態の画像形成装置100の概略構成を示すブロック図である。
本実施形態の画像形成装置100は、コピアモード・プリントモード・ファクシミリ送信モード・ファクシミリ受信モード・イメージ送信モードの中からいずれかのモードが選択されると、選択されたモードを実行するデジタルカラー複合機である。
コピアモード(複写モード)とは、画像データを読み込み(原稿を読み取って画像データを生成し)、この画像データの画像を用紙に印刷するモードを意味する。また、プリントモードとは、画像形成装置100に接続されている端末装置から送られてくる画像データの画像を用紙に印刷するモードを意味する。ファクシミリ送信モードとは、原稿を読み取って得られる画像データを電話回線によって外部装置に送信する通常のファクシミリモードと、前記画像データをメールに添付してインターネットによって送信するインターネットファクシミリモードとを意味する。ファクシミリ受信モードとは、外部装置から画像データをファクシミリにて受信し、受信した画像データの画像を用紙に印刷するモードを意味する。イメージ送信モードとは、(1)原稿を読み取って生成した画像データを電子メールに添付して指定されたアドレスへ送信するモード(scan to e-mailモード)、(2)原稿を読み取って生成した画像データをユーザにより指定されたフォルダに送信するモード(scan to ftpモード)、(3)原稿を読み取って生成した画像データを画像形成装置100に装着されたUSBメモリなどに送信するモード(scan to usbモード)を意味する。なお、本実施形態においては、画像処理の動作上から、ファクシミリ送信モードとイメージ送信モードとを上記のように分類している。
また、コピアモード・プリントモードが選択されている場合、利用者は、白黒画像を出力する白黒モード,フルカラーの画像を出力するフルカラーモード,利用者の所望する1色のみからなる単色画像を出力するシングルカラーモード,利用者の所望する1色と黒色とからなる2色画像を出力する2色カラーモードのいずれかを選択できるようになっている。
例えば、コピアモードまたはプリントモードにおいて、利用者がシングルカラーモードを選択した場合、上記単色画像が印刷されることになる。また、コピアモードまたはプリントモードにおいて、利用者が2色カラーモードを選択した場合、上記2色画像の画像データが印刷される。なお、シングルカラーモードまたは2色カラーモードでは、利用者は、R(赤),G(緑),B(青),C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)の中から所望の色を1つ選択することになる。
また、本実施形態では、コピアモードにおいて、自動判別モードを設定することが可能である。この自動判別モードが設定されている場合、画像形成装置100は、複写対象がカラー原稿か白黒原稿であるかを判別する自動カラー判別処理(ACS)を行い、カラー原稿と判別される場合は上記のフルカラーモードで出力処理を行い、白黒原稿と判別される場合は上記の白黒モードで出力処理を行うようになっている。
画像形成装置100は、図1に示されるように、画像入力装置101、画像処理装置102、画像出力装置103、画像表示装置104、受信装置105、送信装置106、記憶装置107、制御部108を有している。
画像入力装置101は、コピアモード、ファクシミリ送信モード、イメージ送信モードにおいて、原稿を読み取り画像データを生成する画像読取手段である。より具体的に説明すると、画像入力装置101は、CCD(Charge Coupled Device)を備えたスキャナ部を有し、原稿から反射してきた光を、RGBに色分解された電気信号(アナログの画像信号)に変換し、この電気信号を画像処理装置102に入力するものである。
なお、画像入力装置101は、上記のフルカラーモード,シングルカラーモード,2色カラーモードのいずれのモードが選択されている場合であっても、フルカラーにて原稿画像の読み取りを行う。また、画像入力装置101は、画像処理装置102において前述した自動カラー判別処理が行われる場合であってもフルカラーにて原稿画像の読み取りを行う。
画像処理装置102は、画像データ(画像信号)に対して画像処理を施す集積回路であり、ASIC(Application specific integrated circuit)から構成されるものである。この画像処理装置102は、図1に示すように、A/D(アナログ/デジタル)変換部2、シェーディング補正部3、入力処理部4、原稿種別自動判別部5、領域分離処理部6、圧縮部7、領域分離信号圧縮部8、復号部9、領域分離信号復号部10、画質調整部11、2色化処理部12、色補正部13、黒生成/下色除去部14、空間フィルタ部15、変倍部16、出力階調補正部17、中間調生成部18の各ブロックを有している。画像処理装置102に含まれる各ブロックの処理内容については後で詳述する。
なお、画像処理装置102は、コピアモード、ファクシミリ送信モード、イメージ送信モードにおいて、画像入力装置101から送られてきた画像データに画像処理を行い、プリントモードにおいて、端末装置から送信されてきた画像データに画像処理を行い、ファクシミリ受信モードにおいて、外部装置から受信した画像データに画像処理を行うようになっている。そして、画像処理装置102は、コピアモード、プリントモード、ファクシミリ受信モードにおいて、画像処理を施した画像データを画像出力装置103に送信し、ファクシミリ送信モードにおいて、画像処理を施した画像データを送信装置106に送信するようになっている。また、画像処理装置102は、イメージ送信モードのscan to e-mailモードにおいて、画像処理を施した画像データをメール処理部(不図示)に送信し、scan to ftpモードにおいて、画像処理を施した画像データを所定のフォルダに送信し、scan to usbモードにおいて、画像処理を施した画像データを所定のUSBメモリに送信するようになっている。
画像出力装置(プリンタ)103は、画像処理装置102から送られてきた画像データの画像を記録媒体(例えば紙等)上に印刷(形成)するものであり、例えば、電子写真方式またはインクジェット方式を用いたカラープリンタを挙げることができる。なお、本実施形態においての「印刷」とは、プリントモードにおける印刷、コピアモードでの印刷、ファクシミリ受信モードでの印刷のいずれかを意味する。
画像表示装置104は、画像形成装置100の操作パネル(不図示)に備えられている液晶ディスプレイであり、カラー画像の表示が可能な表示手段である。また、画像表示装置104は、タッチパネルに覆われており、画像形成装置100の入力インターフェイスとしての機能を有している。つまり、画像表示装置104には、画像形成装置100に対して各種コマンドの入力を行うためのGUI(グラフィカルユーザインターフェイス)や操作ガイドが表示される。
また、本実施形態の画像形成装置100では、コピアモードまたはファクシミリ受信モードにおいて、印刷実行前に、印刷対象となる画像のプレビューを画像表示装置104に表示することが可能になっている。さらに、本実施形態の画像形成装置100では、ファクシミリ送信モードまたはイメージ送信モードにおける送信実行前において、送信対象となる画像のプレビューを画像表示装置104に表示することが可能になっている。
また、コピアモードまたはイメージ送信モードにおいて、フルカラーモードが選択されている場合はフルカラー画像のプレビューが表示され、シングルカラーモードが選択されている場合は単色画像のプレビューが表示され、2色カラーモードが選択されている場合は2色画像のプレビューが表示されるようになっている。
なお、画像表示装置104は、液晶ディスプレイに限定されるものではなく、液晶ディスプレイ以外の表示手段(例えば、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ等)であってもよい。
受信装置105は、電話回線またはインターネットに接続しており、ファクシミリ通信によって外部装置から画像データを受信する装置である。また、送信装置106は、電話回線またはインターネットに接続しており、画像入力装置101にて入力された画像データをファクシミリ通信によって外部装置へ送信する装置である。
記憶装置107は、画像処理装置102にて扱われる画像データを一旦保存するためのハードディスクである。
制御部108は、CPU(Central Processing Unit)あるいはDSP(Digital Signal Processor)等のプロセッサを含むコンピュータであり、画像形成装置100に備えられる各種ハードウェアを統括的に制御するものである。また、制御部108は、画像形成装置100に備えられる各ハードウェア間のデータ転送を制御する機能も有する。
つぎに、コピアモード、ファクシミリ送信モード、ファクシミリ受信モード、イメージ送信モードの各モードにおいて、画像処理装置102の各ブロックにて実行される処理の内容を詳細に説明する。なお、本実施形態の画像処理装置102には、或るモードaが選択されている時は動作する一方で前記モードaとは異なるモードbが選択されている時は動作しないようなブロックが存在する(モードa、モードbは、コピアモード、ファクシミリ送信モード、ファクシミリ受信モード、イメージ送信モードのいずれかである)。また、画像処理装置102には、選択されているモードに応じて処理内容を変更するブロックも存在する。さらに、画像処理装置102には、選択されているモードが同じであっても、印刷用(送信用)の画像データの処理時は動作する一方でプレビュー用の画像データの処理時は動作しないようなブロックや、印刷用(送信用)の画像データの処理時とプレビュー用の画像データの処理時とで処理内容を変更するブロックが存在する。そこで、以下では、画像処理装置102に含まれる各ブロックにて実行される処理の内容について、モード別に説明すると共に、印刷処理時(または送信処理時)とプレビュー表示時とで分けて説明する。
(1)コピアモード
(1−1)印刷処理時(画像印刷ジョブ時)
以下では、図1に基づいて画像処理装置102について説明するが、図1はコピアモード且つフルカラーモードにて印刷処理を行う際の画像処理装置102内の画像データの流れを示したものである事を述べておく。
A/D(アナログ・デジタル)変換部2は、画像入力装置101から送られてきたカラー画像信号(RGBアナログ信号)をデジタルの画像データ(RGBデジタル信号)に変換するブロックである。シェーディング補正部3は、A/D変換部2から送られてきた画像データに対して、画像入力装置101の照明系、結像系、撮像系で生じる各種の歪みを取り除く処理を施すブロックである。入力処理部4は、シェーディング補正部3より送られてくるRGBの画像データのそれぞれに対してγ補正処理などの階調変換処理を施すブロックである。
原稿種別自動判別部5は、入力処理部4にてγ補正等の処理がなされたRGBの画像データ(RGBの濃度信号)に基づき、画像入力装置101にて読み取られた原稿の種別の判定を行う。ここで、判定される原稿の種別としては、文字原稿、印刷写真原稿、文字と印刷写真とが混在した文字印刷写真原稿等がある。また、原稿種別自動判別部5は、上記画像データに基づき、読み取られた原稿がカラー原稿であるか白黒原稿であるのかの判別を行う処理である自動カラー判別処理(ACS:Auto Color Selection)やブランク原稿であるか否か(無地の原稿であるか否か)の判定処理も行うことができる。なお、原稿種別自動判別部5から出力されるRGBの画像データは、領域分離処理部6および圧縮部7に入力するようになっている。
領域分離処理部6は、原稿種別自動判別部5から送られてくるRGBの画像データに基づき、入力画像の画素毎に、当該画素がどのような画像領域に分類されるのかを判別し、この判別結果を示す領域分離信号を生成する処理を行う。ここで、領域分離処理部6において判別される画像領域には、黒文字領域,色文字領域,網点領域等がある。なお、領域分離処理は、画素毎に画像領域の判定を行う形態ではなく、複数の画素よりなるブロック毎に画像領域の判定が行われる形態であってもよい。
圧縮部7は、原稿種別自動判別部5から送られてくる画像データ(RGB信号)を符号化する処理を行うブロックである。なお、上記符号化は、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式に基づいて行われる。
領域分離信号圧縮部8は、画素毎に生成された領域分離信号に対して圧縮処理を施すブロックである。なお、領域分離信号圧縮部8における圧縮処理は、例えば、可逆圧縮方法であるMMR(Modified Modified Reed)方式、MR(Modified Reed)方式に基づいて行われる。
制御部108は、圧縮部7から出力された符号化コード(符号化された画像データ)と領域分離信号圧縮部8から出力された領域分離信号コード(圧縮された領域分離信号)とを一旦記憶装置107に保存し、ファイリングデータとして管理する。そして、制御部108は、コピー出力動作が指示された場合、記憶装置107から上記の符号化コードおよび当該符号化コードに対応する領域分離信号コードを読み出し、復号部9、領域分離信号復号部10にそれぞれ引き渡す。
なお、制御部108は、上記符号化コードの保存アドレスまたはデータ名と、領域分離信号コードの保存アドレスとを対応付けて管理テーブルに記入する。つまり、制御部108は、当該管理テーブルを用いて、符号化コードおよび領域分離信号コードの読み出しまたは書き込みの制御を行っている。
復号部9は、上記符号化コードに対して復号化処理を施すことによって、上記符号化コードをRGBの画像データに伸張する。また、領域分離信号復号部10は、上記領域分離信号コードに対して復号化処理を施す。復号化した領域分離信号は、黒生成/下色除去部14、空間フィルタ部15、中間調生成部18に引き渡される。そして、黒生成/下色除去部14、空間フィルタ部15、中間調生成部18においては、画像領域の種類に応じて画像処理内容の切替えが行われる。
画質調整部11は、復号部9から送られてくるRGBの画像データについて、下地の検出を行って下地除去補正を行う。さらに、画質調整部11は、ユーザによって操作パネル(不図示)から入力される設定情報に基づいて、RGBのバランス(カラー調整、赤み青みといった全体のカラー調整)、明るさ、鮮やかさの調整を行う。
さらに、画質調整部11は、シングルカラーモードが選択されている場合、RGBの画像データを、RGBの補色となるCMYの画像データに変換する処理を行う。ここで、シングルカラーモードにおいてのRGBの画像データからCMYの画像データへの変換処理は、下記の式1を用いることによって実行される。なお、式1における係数r1〜r3は〔表1〕に基づいて定められる。例えば、利用者がシングルカラーモードにおいて所望の色としてシアンを選択している場合、〔表1〕の「Cyan」の欄に属するr1〜r3の値が参照され、r1=1,r2=0,r3=0が選択されることになる。
Figure 0004708460
Figure 0004708460
つまり、フルカラーモードの場合の画質調整部11からの出力は、図1に示されるように、RGBの画像データとなるところ、シングルカラーモードが選択されている場合の画質調整部11からの出力は、図2(a)に示されるように、CMYの画像データとなる。なお、2色カラーモードが選択されている場合の画質調整部11からの出力は、図2(b)に示されるように、RGBの画像データとなる。なお、図2(a)は、コピアモード且つシングルカラーモードにて印刷処理が行われる際の画像処理装置102の一部のブロックを示したものであり、図2(b)は、コピアモード且つ2色カラーモードにて印刷処理が行われる際の画像処理装置102の一部のブロックを示したものである。
また、画質調整部11にて実行される鮮やかさの調整は、式1のマトリクスのr1〜r3およびa1〜a3の各値を変更した上で当該マトリクスを用いることによって実現可能である。それゆえ、上記の鮮やかさの調整と、シングルカラーモードにおける画像データの変換処理(RGBからCMYへの変換)とについては、マトリクスを共用でき、画像処理回路を共用できる。よって、本実施形態では、上記の鮮やかさの調整と、シングルカラーモードにおける画像データの変換処理とが、同じ処理部(画質調整部11)で行われるのである。
2色化処理部12は、2色カラーモードが選択されている場合、図2(b)に示すように、画質調整部11から出力されたRGBの画像データをCMYの画像データに変換する処理を行うブロックである。なお、2色カラーモードにおいてのRGBの画像データからCMYの画像データへの変換処理は、例えば、特開2007−28336号公報に記載されている〔実施例1〕または〔実施例2〕の手法にて実現できる。
また、2色化処理部12は、フルカラーモードが選択されている場合、図1に示されるように、画質調整部11から出力されたRGBの画像データに対して何も処理を行わず、当該画像データをそのまま色補正部13へ引き渡す(スルーする)。さらに、2色化処理部12は、シングルカラーモードが選択されている場合、図2(a)に示すように、画質調整部11から出力されたCMYの画像データに対して何も処理を行わず、当該画像データをそのまま色補正部13へ引き渡す(スルーする)。
色補正部13は、フルカラーモードが選択されている場合、2色化処理部12から出力されるRGBの画像データをCMYの画像データに変換する色補正処理を行うと共に、当該画像データに対して色再現性を高める処理を施すブロックである。なお、上記の色補正処理は、入力値(RGB)と出力値(CMY)とを対応付けたLUT(ルックアップテーブル)を作成し、作成したLUTから出力値をルックアップすることによって実現される。
また、色補正部13は、シングルカラーモードまたは2色カラーモードが選択されている場合、図2(a)(b)に示されるように、2色化処理部12から出力されたCMYの画像データに対して何も処理を行わず、当該画像データをそのまま黒生成/下色除去部14へ引き渡す(スルーする)。
黒生成/下色除去部14は、フルカラーモードまたは2色カラーモードが選択されている場合、色補正部13から出力されたCMYの画像データから黒(K)の画像データを生成する黒生成を行う一方、元のCMYの画像データから黒(K)の画像データを差し引いて新たなCMYの画像データを生成する処理を行うブロックである。これにより、フルカラーモードまたは2色カラーモードが選択されている場合、図1および図2(b)に示されるように、CMYの画像データは黒生成/下色除去部14によってCMYKの4色の画像データに変換される。
また、黒生成/下色除去部14は、シングルカラーモードが選択されている場合、図2(a)に示されるように、色補正部13から出力されたCMYの画像データに対して何も処理を行わず、当該画像データをそのまま後段の空間フィルタ部15へ引き渡す(スルーする)。
なお、フルカラーモードまたは2色カラーモードが選択されている場合、黒生成/下色除去部14の出力、および、黒生成/下色除去部14よりも後段の各ブロックの入出力は、図1のように、CMYKの画像データとなる。しかし、シングルカラーモードが選択されている場合、黒生成/下色除去部14の出力、および、黒生成/下色除去部14よりも後段の各ブロックの入出力は、図1とは異なり、CMYの画像データとなる。
空間フィルタ部15は、黒生成/下色除去部14より出力されるCMYKまたはCMYの画像データに対して、領域分離信号(領域識別信号)を基にデジタルフィルタによる空間フィルタ処理(強調処理、平滑化処理等)を行っている。つまり、空間フィルタ部15では、領域分離信号に基づいて、画像領域毎に異なる画像処理が実行される。
変倍部16は、操作パネル(不図示)を介して利用者によって入力される変倍コマンド(印刷画像の倍率を示した情報)に基づいて、画像の拡大や縮小処理を行うブロックである。
出力階調補正部17は、変倍部16から出力された画像データに対して、用紙等の記録媒体に出力するための出力γ補正処理を行うブロックである。中間調生成部18は、誤差拡散法やディザ法を用いて、画像出力装置103において画像を印刷するために必要な階調再現処理(中間調生成処理)を実行するものである。
そして、中間調生成部18から出力されるCMYKまたはCMYの画像データは画像出力装置103に引き渡され、画像出力装置103は、当該画像データの画像を記録媒体(例えば紙等)上に印刷する。
(1−2)プレビュー表示時
つぎに、コピアモードにて印刷対象画像のプレビューを表示する場合に画像処理装置102の各ブロックにて実行される処理の内容を図3に基づいて説明する。図3は、図1の画像形成装置100と同じ画像形成装置100を示すブロック図であり、コピアモード且つフルカラーモードにてプレビュー表示を行う際の画像データの流れを示した図である。
なお、A/D(アナログ/デジタル)変換部2、シェーディング補正部3、入力処理部4、原稿種別自動判別部5、領域分離処理部6、圧縮部7、領域分離信号圧縮部8、復号部9、画質調整部11、2色化処理部12の処理については、印刷処理時と同じであるため、以下ではその説明を省略する。
領域分離信号復号部10は、図3に示すように、プレビュー表示時において、復号化した領域分離信号を空間フィルタ部15および出力階調補正部17に引き渡す。
色補正部13は、フルカラーモードにおいて、RGBの画像データを入力する。なお、RGBの画像データは、スキャナ(画像入力装置101)の色空間に適合しているデータである。そして、色補正部13は、このRGBの画像データを画像表示装置104の色空間に適合するR’G’B’の画像データへ変換する処理を行う。
つまり、色補正部13は、スキャナの画像読取特性に適合したRGBの画像データを表示装置の表示特性に適合したR’G’B’の画像データに変換する処理を行っているのである。なお、RGBの画像データをR’G’B’の画像データに変換する処理も、入力値(RGB)と出力値(R’G’B’)とを対応付けたLUTを作成し、作成したLUTから出力値をルックアップすることによって実現される。
そして、本実施形態では、フルカラーモードにおいて、印刷処理時のRGBの画像データからCMYKの画像データへの変換処理と、プレビュー表示時のRGBの画像データからR’G’B’ の画像データへの変換処理とについて、画像処理回路を共用している。
ここで、図3は、図1と同様、フルカラーモードが選択されている場合の画像形成装置100を示したものであり、色補正部13は、フルカラーモードにおいて、RGBの画像データを入力するようになっている。しかし、シングルカラーモードまたは2色カラーモードでは、図4(a)(b)に示すように、色補正部13はCMYの画像データを入力するようになっている。なお、図4(a)は、コピアモード且つシングルカラーモードにてプレビュー表示処理が行われる際の画像処理装置102の一部のブロックを示したものであり、図4(b)は、コピアモード且つ2色カラーモードにてプレビュー表示処理が行われる際の画像処理装置102の一部のブロックを示したものである。
そして、色補正部13は、シングルカラーモードまたは2色カラーモードでは、CMYの画像データをR’G’B’の画像データに変換する処理を行う。つまり、色補正部13は、印刷処理の印刷特性に適合したCMYの画像データを表示装置の表示特性に適合したR’G’B’の画像データに変換する処理を行っているのである。なお、CMYの画像データをR’G’B’の画像データに変換する処理も、入力値(CMY)と出力値(R’G’B’)とを対応付けたLUTを作成し、作成したLUTから出力値をルックアップすることによって実現される。
黒生成/下色除去部14は、図3および図4に示すように、シングルカラーモード,2色カラーモード,フルカラーモードのいずれのモードであっても、色補正部13から出力されたR’G’B’の画像データに対して何も処理を行わず、当該画像データをそのまま後段の空間フィルタ部15へ引き渡す(スルーする)。
空間フィルタ部15は、黒生成/下色除去部14より出力されたR’G’B’の画像データに対して、領域分離信号を基にデジタルフィルタによる空間フィルタ処理(強調処理、平滑化処理等)を行っている。つまり、空間フィルタ部15では、印刷処理時と同様、領域分離信号に基づいて、画像領域毎に異なる画像処理が実行される。
変倍部16は、空間フィルタ部15から出力されたR’G’B’の画像データからなる画像の画素数を画像表示装置104の画素数に変換する間引き処理(画素数を減少する処理)を行う。画像形成装置100の操作パネルに備えられる画像表示装置104は、印刷を行う画像データの解像度と比較すると低解像度であり、通常、極めて小型のディスプレイである。それゆえ、プレビュー表示時においては、画像データを間引く必要がある。また、変倍部16では、画像形成装置に備えられる操作パネル(不図示)より入力される変倍コマンド(表示倍率を示す情報、例えば2〜4倍等の固定倍率)に基づいて画像の拡大や縮小処理がなされる。
出力階調補正部17は、変倍部16から出力されてきた画像データに対して、領域分離信号を基に出力γ補正処理を行っている。より具体的に説明すると、出力階調補正部17は、領域分離信号を基に、画像領域に応じて異なるガンマ曲線を選択し、画像領域毎に出力γ補正処理の内容を異ならせている。例えば、文字以外の領域に対しては、画像表示装置104の表示特性に応じたガンマ曲線が選択され、文字領域に対しては、文字をくっきりと表示させるためのガンマ曲線が選択される。ここで、図5(a)は、画像表示装置104の表示特性に応じたガンマ曲線である。また、図5(b)の実線で示される曲線は文字をくっきりと表示させるためのガンマ曲線である。なお、図5(b)の破線は、画像表示装置104の表示特性に応じたガンマ曲線であり、文字をくっきりと表示させるためのガンマ曲線と比較するために図示したものである。
なお、本実施形態では、出力階調補正部17は、領域分離信号に基づいてガンマ曲線の選択を行っているが、領域分離信号による選択を行わないで図5(a)のガンマ曲線のみを用いて出力階調補正を行うようにしても良い。
そして、中間調生成部18は、出力階調補正部17から出力されたR’G’B’の画像データに対して何も処理を行わず、当該画像データをそのまま後段の画像表示装置104へ引き渡す(スルーする)。これにより、画像表示装置104は、R’G’B’の画像データに基づいて、コピー対象となる画像のプレビューを表示できる。
なお、出力階調補正部17において実行されている出力γ補正処理は、画質調整部11にて実行されてもよい。
(1−3)各ブロックの動作/非動作について
以上のように、フルカラーモードの印刷時では、画質調整部11〜中間調生成部18のうち、2色化処理部12は動作しないが、それ以外のブロックは全て動作することになる(図1参照)。これに対し、フルカラーモードのプレビュー表示時では、画質調整部11〜中間調生成部18のうち、2色化処理部12と黒生成/下色除去部14と中間調生成部18とは動作しないが、それ以外のブロックは全て動作することになる(図3参照)。
また、2色カラーモードの印刷時では、画質調整部11〜中間調生成部18のうち、色補正部13は動作しないが、それ以外のブロックは全て動作することになる(図2(b)参照)。これに対し、2色カラーモードのプレビュー表示時では、画質調整部11〜中間調生成部18のうち、黒生成/下色除去部14と中間調生成部18とが動作しないが、それ以外のブロックは全て動作することになる(図4(b)参照)。
さらに、シングルカラーモードの印刷時では、画質調整部11〜中間調生成部18のうち、2色化処理部12と色補正部13と黒生成/下色除去部14とが動作しないが、それ以外のブロックは全て動作することになる(図2(a)参照)。これに対し、シングルカラーモードのプレビュー表示時では、画質調整部11〜中間調生成部18のうち、2色化処理部12と黒生成/下色除去部14と中間調生成部18とが動作しないが、それ以外のブロックは全て動作することになる(図4(a)参照)。
(1−4)処理手順について
つぎに、コピアモード且つフルカラーモードが選択されている場合の処理手順の一例を図6に基づいて説明する。図6は、コピアモード且つフルカラーモードが選択されている場合の画像形成装置の処理手順の一例を示したフローチャートである。
画像形成装置100は、コピアモードが選択され、スタートキーが押されると(S1にてYES)、原稿をスキャンすることによって(S2)、RGBのアナログ信号を生成する。なお、S1のスタートキーを押す前において、利用者は、プレビュー表示の要否を示す設定情報を入力することにより、画像形成装置100に対してプレビュー表示の有無を設定しているものとする。
S2の後、画像形成装置100は、RGBのアナログ信号をRGBの画像データ(デジタルデータ)に変換し(S3)、上記画像データに対してシェーディング補正を施し(S4)、シェーディング補正後のRGBの画像データに対して入力γ補正処理を施す(S5)。S5の後、画像形成装置100は、RGBの画像データに基づいて原稿種別判定処理および領域分離処理を行い(S6)、さらに、RGBの画像データを記憶装置107に保存する(S7)。
S7の後、画像形成装置100は、「プレビュー表示有」が設定されているか否かを判定し(S8)、「プレビュー表示有り」が設定されていない場合はS9〜S16を実行し、「プレビュー表示有」が設定されている場合はS17〜S23を実行することになる。以下では、まずS9〜S16について説明し、その後、S17〜S23について説明する。
「プレビュー表示有」が設定されていない場合(S8においてNO)、画像形成装置100は、RGBの画像データを記憶装置107から読み出し、下地除去補正や鮮やかさの調整等の画質調整処理を行う(S9)。その後、画像形成装置100は、スキャナの特性に応じたRGBの画像データを、プリンタの特性に応じたCMYの画像データに変換し(S10)、さらに、CMYの画像データをCMYKの画像データに変換する(S11)。その後、画像形成装置100は、領域分離処理の結果を基にCMYKの画像データに対して空間フィルタ処理を行い(S12)、空間フィルタ処理後のCMYKの画像データに対して変倍処理を施す(S13)。S13の後、画像形成装置100は、CMYKの画像データに対して出力γ補正処理および階調再現処理を行い(S14,S15)、当該画像データの画像を用紙に印刷し(S16)、処理を終了する。
S8において「プレビュー表示有」が設定されていると判定された場合(S8においてYES)、画像形成装置100は、RGBの画像データを記憶装置107から読み出し、S9の画質調整処理と同じ画質調整処理を行う(S17)。その後、画像形成装置100は、スキャナの特性に応じたRGBの画像データを、表示装置の特性に応じたR’G’B’の画像データに変換する(S18)。S18の後、画像形成装置100は、領域分離処理の結果を基にR’G’B’の画像データに対して空間フィルタ処理を行い(S19)、R’G’B’の画像データがディスプレイの解像度およびサイズに適合するものになるように当該R’G’B’の画像データに対して間引き処理を行う(S20)。S20の後、画像形成装置100は、領域分離処理の結果を基に、R’G’B’の画像データに対して出力γ補正処理を行う(S21)。S21の後、画像形成装置100は、R’G’B’の画像データに基づいてプレビュー表示を行う(S22)。そして、S22の後、プリント許可を示すコマンドが利用者から入力されると(S23にてYES)、画像形成装置100は、記憶装置107に記憶されているRGBの画像データを再度読み出し、この画像データに基づいてS9〜S16の処理を実行して印刷を行う。これに対し、S22の後、プリント取消を示すコマンドが利用者から入力されると(S23にてNO)、画像形成装置100は処理を終了する。
(2)ファクシミリ送信モード
(2−1)送信処理時(画像送信ジョブ時)
図7は、図1の画像形成装置100と同じ画像形成装置100を示すブロック図であり、ファクシミリ送信モードにて送信処理を行う際の画像データの流れを示した図である。なお、A/D(アナログ/デジタル)変換部2、シェーディング補正部3、入力処理部4、原稿種別自動判別部5、領域分離処理部6、圧縮部7、領域分離信号圧縮部8、復号部9の処理については、コピアモードの場合と同じであるため、以下ではその説明を省略する。
領域分離信号復号部10は、ファクシミリ送信モードでは、記憶装置107から領域分離信号コードを読み出して復号化し、復号化した領域分離信号を空間フィルタ部15へ送信する。
画質調整部11は、復号部9から出力されたRGBの画像データをKの画像データ(グレーの濃淡を示す値)に変換する。なお、この変換は、所定のマトリクス係数や下記の式2を用いることによって行われる。
輝度値(Kの画像データの値)=0.299r+0.587g+0.114b 式2
rは赤の画像データの値(濃度値)であり、gは緑の画像データの値であり、bは青の画像データの値である。
2色化処理部12、色補正部13、黒生成/下色除去部14は、画質調整部11から出力されたKの画像データ(信号)に対して何も処理を行わず、このKの画像データをそのまま後段の空間フィルタ部15へ引き渡す(スルーする)。
空間フィルタ部15は、Kの画像データに対して、領域分離信号を基にデジタルフィルタによる空間フィルタ処理(強調処理,平滑化処理等)を行っている。変倍部16は、送信解像度に応じてKの画像データに対して変倍処理を行う。出力階調補正部17は、変倍部16から出力されたKの画像データに対して出力γ補正処理(用紙等の記録媒体に出力するためのγ補正)を行う。中間調生成部18は、例えば誤差拡散法によって、Kの画像データを2値化画像データに変換する。そして、2値化画像データは、不図示の回転処理部によって必要に応じて回転処理がなされ、不図示の圧縮/伸張処理部によって所定の形式で圧縮されて、不図示のメモリに格納される。
その後、送信装置(例えば、モデム)106は、相手先との送信手続きを行い送信可能な状態を確保すると、上記メモリに格納されている2値化画像データを所定の形式で圧縮された状態で読み出し、圧縮形式の変更など必要な処理を施し、通信回線を介して当該2値化画像データを相手先に順次送信する。
(2−2)プレビュー表示時
図8は、図1の画像形成装置100と同じ画像形成装置100を示すブロック図であり、ファクシミリ送信モードにてプレビュー表示処理を行う際の画像データの流れを示した図である。なお、ファクシミリ送信モードにおけるプレビュー表示とは、ファクシミリ送信前において当該ファクシミリ送信する画像のプレビュー表示を行う処理を意味する。
プレビュー表示時において、A/D変換部2、シェーディング補正部3、入力処理部4、原稿種別自動判別部5、領域分離処理部6、圧縮部7、領域分離信号圧縮部8、復号部9、領域分離信号復号部10、画質調整部11、空間フィルタ部15の処理は、ファクシミリの送信処理時と同じであるため、その説明を省略する。また、2色化処理部12、色補正部13、黒生成/下色除去部14での処理は、ファクシミリの送信処理時と同じように、スルーされる。
但し、プレビュー表示時においては、送信処理時と異なり、図8に示すように、画質調整部11から画像表示装置104に渡って各画素においてKの画像データを3つ送信するようにしている(全て同一値)。これは、フルカラー仕様である画像表示装置104が1画素に対して3つの値(画像データ)を必要とするからである。
変倍部16は、空間フィルタ部15から出力されたKの画像データからなる画像の画素数が画像表示装置104の表示サイズの画素数に適合するように、Kの画像データに対して間引き処理を行う。また、変倍部16では、画像形成装置に備えられる操作パネル(不図示)より入力される変倍コマンド(表示倍率を示す情報、例えば2〜4倍等の固定倍率)に基づいて画像の拡大や縮小処理がなされる。
出力階調補正部17は、変倍部16から出力されたKの画像データに対して、画像表示装置104の表示特性に応じたγ補正を行う。そして、中間調生成部18は、出力階調補正部17から出力されたKの画像データに対して何も処理を行わず、当該Kの画像データをそのまま後段の画像表示装置104へ引き渡す(スルーする)。これにより、画像表示装置104は、Kの画像データに基づいて、ファックス送信の対象となる画像のプレビューを表示できる。
また、ファクシミリ送信モードのプレビュー表示処理時では、画質調整部11において、RGBの画像データが3つのKの画像データに変換される形態となっている。しかし、このような形態に限定されるものではなく、例えば、出力階調補正部17まではRGBの画像データをKの画像データに変換することなく画像処理を行い、出力階調補正部17から出力されたRGBの画像データをブラウザによってKの画像データに変換するような形態であってもよい。
(2−3)各ブロックの動作/非動作について
以上のように、ファクシミリ送信モードの送信処理時では、画質調整部11〜中間調生成部18のうち、2色化処理部12、色補正部13、黒生成/下色除去部14は動作しないが、それ以外のブロックは全て動作することになる(図7参照)。これに対し、ファクシミリ送信モードのプレビュー表示時では、画質調整部11〜中間調生成部18のうち、2色化処理部12、色補正部13、黒生成/下色除去部14、中間調生成部18は動作しないが、それ以外のブロックは全て動作することになる(図8参照)。
(2−4)処理手順
つぎに、ファクシミリ送信モードにおける処理手順の一例を説明する。画像形成装置100において「プレビュー表示有り」の設定がされていない状態で、利用者によってファックス送信コマンドが入力された場合、図7に示されるように画像データが処理され、当該画像データが外部装置へ送信されることになる。
これに対し、画像形成装置100において「プレビュー表示有り」の設定がされている状態で、利用者によってファックス送信コマンドが入力された場合、図8に示されるように画像データが処理されることによって、当該画像データが記憶装置107に保存され、且つ、当該画像データの画像のプレビューが画像表示装置104に表示される。そして、プレビューが表示されている状態において送信許可を示すコマンドが利用者から入力されると、記憶装置107の画像データが読み出され、読み出された画像データは図7に示されるように復号部9〜中間調生成部18によって処理され、送信装置106によって外部装置に送信される。
(3)ファクシミリ受信モード
(3−1)印刷処理時(画像印刷ジョブ時)
図9は、図1の画像形成装置100と同じ画像形成装置100を示すブロック図であり、ファクシミリ受信モードにて印刷処理を行う際の画像データの流れを示した図である。
ファクシミリを受信する場合、受信装置105が、通信手続きを行いながら相手先から送信されてくるKの画像データ(1ビット)を受信する。そして、受信装置105にて受信されたKの画像データは、圧縮/伸張処理部(不図示)にて伸張処理が施され、回転処理部(不図示)にて必要に応じて回転処理が施され、解像度変換部(不図示)にて必要に応じて解像度変換処理が行なわれる。その後、当該画像データは、一旦、記憶装置107に保存される。
さらに、記憶装置107に書き込まれた画像データは、制御部108によって画像処理装置102の復号部9に引き渡される。復号部9、画質調整部11、2色化処理部12、色補正部13、黒生成/下色除去部14、空間フィルタ部15、変倍部16、出力階調補正部17および中間調生成部18は、記憶装置107から送られてきた画像データに対して何も処理を行わず、当該画像データをそのまま後段の画像出力装置103へ引き渡す(スルーする)。画像出力装置103は、中間調生成部18より送られてきたKの画像データに基づいて記録媒体(例えば紙等)上に画像を形成する。なお、ファクシミリ受信モードにて印刷処理を行う場合、上記のように画像処理を行わないので、記憶装置107に格納されている画像データを直接画像出力装置103に出力するようにしても良い。
(3−2)プレビュー表示時
図10は、図1の画像形成装置100と同じ画像形成装置100を示すブロック図であり、ファクシミリ受信モードにてプレビュー表示処理を行う際の画像データの流れを示した図である。なお、ファクシミリ受信モードにおけるプレビュー表示とは、ファクシミリにて画像データを受信した場合、当該画像データの画像を印刷する前に印刷される画像のプレビュー表示を行う処理を意味する。
ファクシミリ受信モードにおけるプレビュー表示時においても、ファクシミリ受信モードにおける印刷処理時と同様、記憶装置107に書き込まれた画像データは、制御部108によって画像処理装置102の復号部9に引き渡される。復号部9は、記憶装置107から送られてきた画像データに対して何も処理を行わず、不図示のビット数変換処理部に当該画像データを引き渡す(スルーする)。そして、ビット数変換処理部は、復号部9から受け取った画像データのビット数を変換し(例えば1ビットから8ビットへ変換)、ビット数変換された画像データを後段の画質調整部11へ引き渡す。つまり、図示はしていないものの、図10において復号部9と画質調整部11との間にビット数変換処理部が備えられていることになる。
画質調整部11は、図10に示すように、画素毎に、1つのKの画像データを入力すると、このKの画像データを3つ生成して出力している(全て同一値)。これは、フルカラー仕様である画像表示装置104が1画素に対して3つの値を必要とするからである。
その後、2色化処理部12、色補正部13、黒生成/下色除去部14は、画質調整部11から送られてきたKの画像データに対して何も処理を行わず、当該画像データをそのまま後段の空間フィルタ部15へ引き渡す(スルーする)。空間フィルタ部15は、Kの画像データに対してデジタルフィルタを用いてぼかし処理等を行う。
変倍部16は、空間フィルタ部15から出力されたKの画像データからなる画像の画素数が画像表示装置104の表示サイズの画素数に適合するように、Kの画像データに対して間引き処理を行う。また、変倍部16では、画像形成装置100に備えられる操作パネル(不図示)より入力される変倍コマンド(表示倍率を示す情報、例えば2〜4倍等の固定倍率)に基づいて画像の拡大や縮小処理がなされる。
出力階調補正部17は、変倍部16から出力されたKの画像データに対して、画像表示装置104の表示特性に応じた出力γ補正処理を行う。そして、中間調生成部18は、出力階調補正部17から出力されたKの画像データに対して何も処理を行わず、当該画像データをそのまま後段の画像表示装置104へ引き渡す(スルーする)。これにより、画像表示装置104は、Kの画像データに基づいて、ファックス受信された画像のプレビューを表示できる。
(3−3)各ブロックの動作/非動作について
以上のように、ファクシミリ受信モードの印刷処理時では、画質調整部11〜中間調生成部18は動作しない(図9参照)。これに対し、ファクシミリ受信モードのプレビュー表示時では、画質調整部11〜中間調生成部18のうち、2色化処理部12、色補正部13、黒生成/下色除去部14、中間調生成部18は動作しないが、それ以外のブロックは全て動作することになる(図10参照)。
(3−4)処理手順
つぎに、ファクシミリ受信モードの処理手順の一例を説明する。画像形成装置100においてファクシミリによって画像データが受信された場合、受信された画像データは一旦記憶装置107に書き込まれる。ここで、画像データが記憶装置107に書き込まれてから画像の印刷が行われるまでにはタイムラグがあるが、このタイムラグ中に利用者から「プレビューコマンド」が入力された場合、上記画像データは図10に示されるような流れで処理され、当該画像データの画像のプレビューが画像表示装置104に表示される。また、画像の印刷が行われる際は、図9に示されるような流れで処理され、当該画像データの画像が画像出力装置103にて印刷されることになる。
(4)イメージ送信モード
(4−1)送信処理時(画像送信ジョブ時)
イメージ送信モードの送信処理時にて画像形成装置100を動作させる場合、画像入力装置101、A/D(アナログ/デジタル)変換部2、シェーディング補正部3、入力処理部4、原稿種別自動判別部5、領域分離処理部6、圧縮部7、領域分離信号圧縮部8、復号部9の処理内容は、コピアモードの場合と同じである。なお、領域分離信号復号部10は空間フィルタ部15および出力階調補正部17に対して領域分離信号を供給している。
そして、画質調整部11にて下色除去やカラーバランス調整が行われ、色補正部13において、一般に普及している表示装置の表示特性に適合したR”G”B”の画像データ(例えば、sRGBデータ)に変換され、空間フィルタ部15にて領域分離信号を基にデジタルフィルタによる空間フィルタ処理(強調処理,平滑化処理)が行われている。変倍部16にて画像の拡大や縮小処理が行われる。また、出力階調補正部17では、例えば、文字領域に対しては図5(b)のガンマ曲線を用いた補正が行われ、文字以外の領域に対しては図5(a)のガンマ曲線を用いた補正が行われる。なお、2色化処理部12、黒生成/下色除去部14は、入力される画像データに対して処理を行わず、この画像データをそのまま後段のブロックにスルーする。したがって、出力階調補正部17から出力されるのはR”G”B”の画像データである。
さらに、出力階調補正部17から出力されるR”G”B”の画像データは、図示しないフォーマット変換処理部にてPDFファイル等の画像ファイルに変換される。そして、イメージ送信モードのscan to e-mailモードにおいて、当該画像ファイルは図示しないメール処理部(ジョブ装置)にて電子メールに添付され、当該電子メールがネットワークを介して相手先に送信されることになる。また、イメージ送信モードのscan to ftpモードにおいて当該画像ファイルは所定のフォルダに送信され、イメージ送信モードのscan to usbモードにおいて当該画像ファイルは所定のUSBメモリに送信される。
(4−2)プレビュー表示時
イメージ送信モードのプレビュー表示時にて画像形成装置100を動作させる場合、画像入力装置101、A/D(アナログ/デジタル)変換部2、シェーディング補正部3、入力処理部4、原稿種別自動判別部5、領域分離処理部6、圧縮部7、領域分離信号圧縮部8、復号部9、領域分離信号復号部10、画質調整部11、2色化処理部12の処理内容は、イメージ送信モードの送信時と共通である。
そして、イメージ送信モードのプレビュー表示時において、色補正部13は、RGBの画像データを画像表示装置104の色空間に適合するR’G’B’の画像データへ変換する処理を行う。
その後、送信時と同様、空間フィルタ部15にて領域分離信号を基にデジタルフィルタによる空間フィルタ処理(強調処理,平滑化処理)が行われている。変倍部16にて画像表示装置104のサイズに適合するように間引き処理が行われる。また、出力階調補正部17では、例えば、文字領域に対しては図5(b)のガンマ曲線を用いた補正が行われ、文字以外の領域に対しては図5(a)のガンマ曲線を用いた補正が行われる。
そして、出力階調補正部17から出力されるR’G’B’の画像データは画像表示装置104に供給され、画像表示装置104はR’G’B’の画像データに基づいてプレビュー表示を行う。
(5)変形例
図1に示した画像形成装置100では、圧縮画像データ(符号化コード)と領域分離信号コードとを対応付けて記憶装置107に格納している。しかし、図11に示す画像形成装置100aのように、画像入力装置101にて画像データを読み取った後、領域分離処理および原稿種別判別処理を行う前に、読み取った画像データを符号化して一旦記憶装置107に格納しておき、記憶装置107から読み出して復号化した画像データについて原稿種別判別処理や領域分離処理を施すように構成しても良い。
また、図1に示した画像形成装置100は、コピアモード・プリントモード・ファクシミリ送信モード・ファクシミリ受信モード・イメージ送信モード等のジョブの選択中に画像ファイリングモード(画像ファイリングジョブ)を実行可能としてもよい。この画像ファイリングモードとは、コピアモード等のジョブの選択中において、画像入力装置101にて得られた画像データまたは外部から受信した画像データに基づいて画像ファイル(JPEG、TIFFファイル等)を作成し、この画像ファイルを記憶装置107に保存するモードである。
ここで、画像ファイリングモードのファイリング時において、画像入力装置101にて得られた画像データまたは外部から受信した画像データは画像処理装置102にて画像ファイル(JPEG、TIFFファイル等)に変換され、その後、不図示のファイリング処理部(ジョブ装置)に送られ、このファイリング処理部が上記画像ファイルを記憶装置107に保存されるようになっている。
また、各ジョブ(コピアモード・プリントモード・ファクシミリ送信モード等)の選択中においてプレビューを行う場合、画像ファイリングモードの実行の有無に拘わらず、画像入力装置101にて得られた画像データまたは外部から受信した画像データは画像処理装置102にて処理され、その後、画像表示装置104に送られるようになっている。さらに、各ジョブの選択中においてプレビューを行う場合、画像ファイリングモードの実行の有無に拘わらず、画像処理装置102にて実行される画像処理の内容は同一である。例えば、コピアモードのプレビュー表示時、画像ファイリングモードの実行の有無に関係なく、画像処理装置102の処理内容は図3に示すものとなる。また、ファクシミリ送信モードのプレビュー表示時、画像ファイリングモードの実行の有無に関係なく、画像処理装置102の処理内容は図8に示すものとなる。
(6)本実施形態の画像処理装置の利点について
本実施の形態の画像処理装置102は、印刷ジョブ(コピアモード、プリントモード)を行う画像出力装置(ジョブ装置,印刷装置)103に対して画像データを供給し、上記印刷ジョブの実行前に画像表示装置104にプレビューを表示させるために、上記画像データを画像表示装置104に供給するものである。
そして、画像処理装置102は、画像出力装置103に供給される画像データに対して実行される第1画像処理と、画像表示装置104に供給される画像データに対して実行され且つ第1画像処理とは異なる第2画像処理とを、両画像処理に共通の回路領域を用いて実行する第1画像処理部を含んでいる。ここで、第1画像処理部の一例としては、コピアモード且つフルカラーモードにおける色補正部13が挙げられる。この色補正部13においては、RGBからCMYへの変換処理(第1画像処理)と、RGBからR’G’B’への変換処理(第2画像処理)とを共通の回路領域にて行っているからである。
これにより、印刷処理等用の画像処理のみならず、印刷処理前のプレビュー用の画像処理を行う画像処理装置であっても、画像処理回路の回路規模を抑制できるという効果を奏する。
また、本実施形態では、コピアモード且つフルカラーモードの印刷時、色補正部13は、スキャナにて読み取られ且つスキャナの特性に応じた加法混色用の画像データ(RGB)を、画像出力装置103の特性に応じた減法混色用の画像データ(CMY)に変換する処理を行っている。これに対し、コピアモード且つフルカラーモードのプレビュー時、色補正部13は、スキャナにて読み取られ且つスキャナの特性に応じた加法混色用の画像データ(RGB)を、画像表示装置104の特性に応じた加法混色用の画像データ(R’G’B’)に変換する処理を行っている。つまり、プレビュー表示時、スキャナの特性に応じた加法混色用の画像データを画像表示装置104の特性に応じた加法混色用の画像データに直接変換している。したがって、本実施形態の画像処理装置102によれば、コピアモード且つフルカラーモードのプレビュー表示時、RGBの画像データからR’G’B’の画像データへの1回の非線形変換を行っているものの、特開平9−135316号公報の構成のように複数回の非線形変換を行うことがないため、変換誤差の蓄積を抑制でき、色再現性の低下を抑制できる。なお、特開平9−135316号公報では、RGBのデータからCMYのデータへの変換、CMYのデータからCMYKのデータへの変換、CMYKのデータからCMYのデータへの変換、CMYのデータからRGBのデータへ変換の計4回の変換が行われているため、変換誤差が蓄積され、色再現性が低下してしまう。
また、本実施形態では、コピアモード且つシングルカラーモードのプレビュー時、または、コピアモード且つ2色カラーモードのプレビュー時、上記非線形変換を行っているものの、非線形変換の回数は2回のみであるため、計4回の非線形変換を行っている特開平9−135316号公報の構成よりも色再現性の低下を抑制できる。
さらに、本実施形態では、コピアモード且つフルカラーモードの印刷時、黒生成/下色除去部14においては、CMYの画像データをCMYKの画像データに変換する処理が行われる一方、コピアモード且つフルカラーモードのプレビュー表示時、黒生成/下色除去部14においては、R’G’B’に対して処理を施さずにそのまま出力している。これにより、CMYからCMYKに変換する処理(黒生成/下色除去処理)を行う必要がある印刷用の画像データと、黒生成/下色除去処理を行う必要の無いプレビュー用の画像データとについて、画像処理回路内での画像データの経路を共通にでき、回路構成を簡略化できる。
なお、本実施形態の画像処理装置102においては、原稿種別自動判別部5の判別結果に基づく画像処理,領域分離処理部6の処理結果に基づく画像処理,下地除去処理を行うことが可能であり、これら処理の効果は画像表示装置104に表示されるプレビュー画像にも反映される。
〔実施の形態2〕
本実施形態は、画像形成装置において行われる出力処理の対象となる出力画像を、当該出力処理の前にプレビュー表示するのみならず、出力画像に施される画像処理のうち、プレビュー表示される出力画像からでは利用者が認識することのできない画像処理の内容を利用者に通知するようにしたものである。
ここで、「出力処理」とは、上記出力画像を印刷する印刷処理の他、上記出力画像をファクシミリにて送信するファクシミリ送信処理、上記出力画像を電子メールに添付して送信する第1送信処理、上記出力画像をユーザに指定されたフォルダへ送信する第2送信処理、上記出力画像を画像形成装置に装着されたUSBメモリに送信する第3送信処理、上記出力画像を所定のファイル形式の画像ファイルに変換して保存するファイリング処理を含む意味である。
なお、上記印刷処理は、コピアモードの印刷処理、プリントモードの印刷処理、ファクシミリ受信モードの印刷処理の全てを含む意味である。また、ファクシミリ送信処理は、ファクシミリ送信モードの送信処理を意味する。第1送信処理は、イメージ送信モードにおけるscan to e-mailモードの送信処理を意味する。第2送信処理は、イメージ送信モードにおけるscan to ftpモードの送信処理を意味する。第3送信処理は、イメージ送信モードにおけるscan to usbモードの送信処理を意味する。ファイリング処理は、画像ファイリングモードのファイリング処理を意味する。
以下、本実施の形態について説明する。なお、本実施の形態では、実施の形態1で用いた部材と同一の機能を有する部材には同一の部材番号を付記し、その説明を省略する。
図12は、実施の形態2に係る画像形成装置100bの概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、画像形成装置100bは、画像処理装置102、画像出力装置103、画像表示装置(表示装置)104の他、表示制御装置(通知部,画像表示制御部)110、記憶部111を有している。なお、図12において省略されてはいるが、画像形成装置100bは、実施の形態1の画像形成装置100と同様、受信装置105、送信装置106、記憶装置107、制御部108、メール処理部等を備えている。
表示制御装置110は、画像表示装置104の表示動作を制御する制御回路であり、利用者が画像形成装置100に対して各種コマンドの入力を行うためのGUIや操作ガイドを画像表示装置104に表示する制御を行うものである。
記憶部111は、画像処理装置102にて実行可能な画像処理のうち、プレビュー表示される出力画像からでは利用者が認識できない画像処理を特定した特定情報を保存(登録)する記憶領域である。なお、記憶部111は、ハードディスクであってもよいし、ROM(Read Only Memory)であってもよい。
ここで、特定情報は、プレビュー表示される出力画像からでは利用者が認識できない画像処理の名称または種類を示した第1識別情報を列挙したテーブルである。例えば、プレビュー表示される出力画像からでは利用者が認識できない画像処理の種類としてカラーバランス調整とシャープネス調整がある場合、「カラーバランス調整」の名称と「シャープネス調整」の名称とが列挙されたテーブルが前記特定情報に該当する。
以上の画像形成装置100bにおいて、利用者がプレビュー確認コマンドを入力すると、プレビュー表示用の画像データ(R’G’B’の画像データ)が画像処理装置102から表示制御装置110に送られ、表示制御装置110は、この画像データに基づいて、出力画像を画像表示装置104にプレビュー表示するようになっている。
この点について以下具体的に説明する。例えば、コピアモードにおいて原稿のスキャン終了後且つ印刷前の状態である場合、表示制御装置110は、図14に示される初期画像を画像表示装置104に表示している。ここで、利用者が、図14の参照符70に示されるプレビュー確認ボタンを押すことによってプレビュー確認コマンドを入力すると、表示制御装置110は、出力画像がプレビューとして示されているプレビュー確認画像(図15参照)を表示するようになっている。なお、図15に示すプレビュー確認画像においては参照符71に示される領域に出力画像がプレビューとして示されている。
また、本実施形態では、プレビュー表示中、利用者が設定確認コマンドを入力すると、表示制御装置110は、出力対象となる画像に施される画像処理の内容のうち、プレビュー表示される出力画像からでは利用者が認識することのできない処理内容を示した設定確認画像を画像表示装置104に表示するようになっている。
この点について具体的に説明すると、図15に示されているプレビュー確認画像が表示されている時、利用者が図15の参照符72に示される設定確認ボタンを押すことによって設定確認コマンドを入力すると、表示制御装置110は、図18に示される設定確認画像を表示するようになっている。図18に示される設定確認画像においては、プレビュー表示される出力画像からでは利用者が認識することのできない処理内容として、「原稿種別モード」「カラーバランス調整」「シャープネス調整」が示されている。
より詳細に説明すると、表示制御装置110は、出力処理(印刷等)が実行される際に出力画像に施される予定の画像処理(利用者に設定されている画像処理または初期設定されている画像処理)の名称または種類を示す第2識別情報を画像処理装置102から取得する。そして、表示制御装置110は、画像処理装置102から取得した第2識別情報と記憶部111に保存されている特定情報(第1識別情報を列挙したテーブル)とを対比することにより、出力処理(印刷等)が実行される際に出力画像に施される予定の画像処理のなかから、プレビュー表示される画像からでは利用者が認識できない画像処理を選択する。そして、表示制御装置110は、選択した画像処理の処理内容を示した設定確認画像(図18参照)を画像表示装置104に表示するようになっている。
図18のような設定確認画像が画像表示装置104に表示されることにより、利用者は、出力画像に施される画像処理の内容のうち、プレビュー表示される出力画像からでは認識することのできない処理内容を確認できる。それゆえ、出力画像を出力前に利用者にプレビュー表示しても、出力画像に施される処理内容や出力画像の画質を利用者に誤解させないようにすることが可能となる。
つぎに、表示制御装置110の処理の流れを図17のフローチャートに基づいて説明する。なお、図17のフローチャートのスタート時点では、画像形成装置100bはコピアモードにおいて原稿のスキャン終了後且つ印刷前の状態であり、画像表示装置104には図14の初期画像が表示されているものとする。
図14の初期画像のプレビュー確認ボタン70が押されると(S31にてYES)、表示制御装置110は、図15に示すプレビュー確認画像を画像表示装置104に表示する(S32)。これに対し、図14の初期画像が表示されている状態において、操作パネルに設けられているスタートキー(不図示)が押されると(S31にてNO,S38にてYES)、画像出力装置103にて印刷が行われ(S37)、コピアモードの処理が終了する。
そして、図15のプレビュー確認画像が画像表示装置104に表示されている状態において、図15の設定確認ボタン72が押されると(S33にてNO,S34にてYES)、表示制御装置110は、図18の設定確認画像を画像表示装置104に表示する(S35)。
つぎに、図18の設定確認画像が画像表示装置104に表示されている状態において、図18のOKボタン74が押されると(S36にてYES)、表示制御装置110は、図18の設定確認画像の表示を終了し、図15のプレビュー確認画像を画像表示装置104に再び表示する。そして、図15のプレビュー確認画像が画像表示装置104に表示されている状態において、図15のコピーボタン73が押されると(S33にてYES)、画像出力装置103にて印刷が行われ(S37)、コピアモードの処理が終了する。なお、図18に示される設定確認画像の表示を不要と考える利用者は、図15のプレビュー確認画像の表示後、図15の設定確認ボタン72を押すことなく、そのまま図15のコピーボタン73を押せばよい(S33にてYES)。
なお、図17において省略しているが、図15のプレビュー確認画像または図18の設定確認画像の表示中であっても、操作パネルにおけるスタートキー(不図示)が押されると、印刷が行われ、コピアモードの処理が終了する。
以上のように、本実施形態の表示制御装置110は、上記出力画像に対して施される画像処理のうち、上記プレビュー表示される出力画像からでは利用者が認識することのできない処理内容を示した設定確認画像(処理内容画像)を画像表示装置104に表示する画像表示制御部としての機能を有している。換言すると、表示制御装置110は、上記出力画像に対して施される画像処理のうち、上記プレビュー表示される出力画像からでは利用者が認識することのできない処理内容を利用者に通知する通知部としての機能を有している。それゆえ、出力画像に施される処理内容や上記出力処理後の出力画像の画質を利用者に誤解させないようにできる。
また、本実施形態の表示制御装置110は、図15に示すように、上記出力画像のプレビューと設定確認画像の表示コマンドを入力するための設定確認ボタン(入力ボタン)72とを画像表示装置104に同時に表示している。そして、表示制御装置110は、設定確認ボタン72が押されることによって上記表示コマンドが入力されたことを検知すると、図18の設定確認画像を画像表示装置104に表示している。それゆえ、利用者の要求に応じて設定確認画像の表示の有無を切り換えることができ、設定確認画像の表示を不要と考える利用者にも適応可能な装置とすることができる。
つぎに、出力画像に施される画像処理の内容のうち、プレビュー表示される出力画像からでは利用者が認識することのできない処理内容について、具体例を下記の(a)〜(f)に列挙して詳細に説明する。なお、上記の処理内容には、プレビュー表示用の画像データに対して反映できない第1処理内容と、プレビュー表示用の画像データに対して反映可能ではあるが効果の識別が困難な第2処理内容とがある。
(a)カラーバランス調整
カラーバランス調整とは、出力画像の濃度を色成分毎に調整する処理、具体的にはCMYKの内の利用者に選択された色の濃度を調整する処理を意味する。例えば、図13に示されるように、濃度レンジを4つのレンジ(濃度1〜濃度4)に分け、各レンジの濃度を8段階に調整可能とする。つまり、利用者は、濃度調整対象とする色と濃度レンジとを選択し、選択された濃度レンジの8段階の値の中からいずれかの値を選択する。なお、カラーバランス調整は、画質調整部11または出力階調補正部17のいずれかで行われる。
以上のカラーバランス調整ではCMYKの濃度が調整されるのに対し、プレビュー表示はR´G´B´の画像データに基づいて行われるため、当該カラーバランス調整をプレビュー表示用の画像データに反映できない。それゆえ、カラーバランス調整は、プレビュー表示用の画像データに対して反映できない第1処理内容となる。
(b)フォーマット処理
フォーマット処理とは、出力画像を所定のファイル形式の画像ファイルに変換する処理、具体的には画像処理装置102に入力されたRGBの画像データを利用者によって選択されたファイル形式の画像ファイルに変換する処理を意味する。なお、フォーマット処理は、圧縮部7にて実行されるものである。また、変換可能なファイル形式としては、JPEG,PDF,TIFF,高圧縮PDF,暗号化PDF,XPS等がある。
フォーマットの差分は表示画像に反映されない。つまり、フォーマット処理はプレビュー表示用の画像データに対して反映できない第1処理内容となる。そして、利用者からすれば、フォーマット名を示す識別情報等の表示が無い限り、プレビュー表示されている画像にのみからでは当該画像のフォーマット名を判別することは困難である。
なお、上記の高圧縮PDFとは、領域分離信号に基づいて、画像データを前景レイヤー(文字・線画領域)と背景レイヤー(文字・線画以外の領域)とに区分し、夫々に適した圧縮技術を用いて前景レイヤーと背景レイヤーとを圧縮する手法である。この高圧縮PDFの手法は、例えば、本願出願人による未公開先行出願(本件出願時において未公開)である特願2008−164915に詳述されている。
(c)原稿種別処理モード
原稿種別処理モードとは、原稿種別に応じて出力画像に対して施される画像処理を切り換える事を意味し、原稿種別には、印刷写真,文字印刷写真、印画紙写真等がある。
原稿種別処理モードが利用者に選択された場合、利用者に選択された原稿種別または原稿種別自動判別部5にて判別された原稿種別に応じた処理が行われる。そして、原稿種別モードにて出力画像の処理が行われる場合、画像表示装置104の画面サイズが比較的大きければ問題はないが、画像表示装置104の画面サイズが小さければ、画像データを大幅に間引く関係上、出力後(印刷等の後)の画像と表示画像との間でモアレの発生度合いが異なってくる。それゆえ、原稿種別処理モードは、プレビュー表示用の画像データに対して反映可能ではあるが効果の識別が困難な第2処理内容に該当するといえる。
なお、原稿が印刷写真(網点写真)の場合、例えば、網点領域に対する階調性を重視した色補正処理や黒生成下色除去処理を行うとともにモアレ抑制のための平滑化処理が行われる。また、原稿が印画紙写真(連続階調写真)の場合、例えば、連続階調領域に対する階調性を重視した色補正処理や黒生成下色除去処理が行われる。また文字印刷写真原稿(網点写真と文字とが混在)では、領域分離処理により文字部分と写真部分に分離し、文字部分では解像度を重視した強調フィルタ処理、写真部分では印刷写真原稿と同様の階調性優先の色補正処理や黒生成下色除去処理が行われる。
なお、原稿種別処理モードが利用者に選択された場合、図18に示されるように、設定されている原稿種別名を画像表示装置104に表示し、当該原稿種別名を利用者が確認できるようにしてもよい。
(d)シャープネス調整処理
シャープネス調整処理とは、上記出力画像に対して施されるシャープネス処理(鮮鋭化処理)、または、ぼかし処理(強調平滑化処理)を意味する。本実施形態では、空間フィルタ部15において実行される処理である。具体的には、空間フィルタ部15は、利用者に選択される設定内容に応じて、領域分離信号に基づいて選択される処理内容を切り替えるようになっている。例えば、利用者が「ソフト」を選択すると、強調平滑化処理(混合フィルタ)が行われ、利用者が「シャープネス」を選択すると、鮮鋭化処理(シャープフィルタ)が行われる。
プレビュー表示用の画像データは、大幅に間引かれるため、空間フィルタ部15にて鮮鋭化処理が行われると画像の細線が途切れてしまい、画像のメリハリ感が逆になくなってしまい、印刷後の画像とは逆の効果が生じることになる。それゆえ、上記シャープネス調整処理は、プレビュー表示用の画像データに対して反映可能ではあるが効果の識別が困難な第2処理内容に該当するといえる。
(e)解像度変換
解像度変換とは、上記出力画像の解像度を変換する処理である。具体的には、解像度変換とは、ファクシミリ送信モードまたはイメージ送信モードでの送信処理時に、画像データの解像度を入力解像度(スキャナの解像度)から送信解像度に変換する処理である。なお、送信解像度は、利用者によって設定される値であるが、利用者による設定がなければ自動的にデフォルト値に設定される。
プレビュー表示に用いられる画像データは、画像表示装置104の表示画面のサイズに応じて解像度変換されるため(例えば600dpi→75dpi)、送信解像度とは異なる解像度に変換される。それゆえ、上記解像度変換は、プレビュー表示用の画像データに対して反映可能ではあるが効果の識別が困難な第2処理内容に該当するといえる。
(f)圧縮処理
圧縮処理とは、上記出力画像を圧縮する処理である。本実施形態では、(b)のフォーマット処理において利用者がJPEG形式を選択した場合に、利用者に選択された圧縮率にて画像圧縮が行われることとなる。なお、利用者は、高圧率,中圧縮率,低圧縮率のいずれかのなかから、所望の圧縮率を選択する。
画像データを圧縮すると、圧縮率が高いほど画像にノイズが発生し易くなる。しかし、プレビュー表示に用いられる画像データには間引き処理がなされるため、プレビュー表示される画像においては上記ノイズが視認できなくなり、表示画像のみからでは、特に高圧縮時の判別が困難になる。それゆえ、上記圧縮処理は、プレビュー表示用の画像データに対して反映可能ではあるが効果の識別が困難な第2処理内容に該当するといえる。
なお、図16は、イメージ送信モードにおける設定確認画像であり、上記した原稿種別処理モード,カラーバランス調整,シャープネス調整,フォーマット処理,圧縮処理,解像度変換を利用者に示している。また、図16に示されている各項目のうち、原稿種別判別モード,圧縮処理,解像度については、利用者が処理内容(値)を選択しない場合は、デフォルトの処理内容(値)が表示される。
また、本実施形態では、出力画像のプレビューと設定確認画像とを利用者に別々に示すようにしているが、出力画像のプレビューと設定確認画像とを同時に表示してもよい。この場合、利用者からすれば、プレビュー表示される出力画像と、プレビュー表示される出力画像からでは利用者が認識することのできない処理内容とを同時に視認できるため、出力処理後の画像の画質の推測を容易に行える。
なお、本実施形態の表示制御装置110は、図12に示すように、画像処理装置102および画像表示装置104とは別体に構成されているが、画像処理装置102内に備えられていてもよいし、画像表示装置104内に備えられていてもよい。
また、本実施形態では、表示制御装置110は、プレビュー表示される出力画像からでは利用者が認識できない画像処理の処理内容を、画像によって利用者に通知しているが、例えば音声ガイダンスによって利用者に通知するようにしてもよい。
また、本実施形態の表示制御装置110はコンピュータであってもよい。この場合、本実施形態は、コンピュータに実行させるためのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に、表示制御装置110において実行される処理内容を記録するものとすることもできる。この結果、当該プログラムを記録した記録媒体を持ち運び自在に提供することができる。
なお、本実施の形態では、この記録媒体としては、マイクロコンピュータで処理が行われるために図示していないメモリ、例えばROMのようなものそのものがプログラムメディアであっても良いし、また、図示していないが外部記憶装置としてプログラム読み取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することで読み取り可能なプログラムメディアであっても良い。
いずれの場合においても、格納されているプログラムコードはマイクロプロセッサがアクセスして実行させる構成であっても良いし、あるいは、いずれの場合もプログラムコードを読み出し、読み出されたプログラムコードは、マイクロコンピュータの図示されていないプログラム記憶エリアにダウンロードされて、そのプログラムコードが実行される方式であってもよい。このダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
ここで、上記プログラムメディアは、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フレキシブルディスクやハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD等の光ディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムコードを担持する媒体であっても良い。
また、本実施の形態においては、インターネットを含む通信ネットワークを接続可能なシステム構成であることから、通信ネットワークからプログラムコードをダウンロードするように流動的にプログラムコードを担持する媒体であっても良い。なお、このように通信ネットワークからプログラムコードをダウンロードする場合には、そのダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納しておくか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであっても良い。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。上記記録媒体は、デジタルカラー画像形成装置やコンピュータシステムに備えられるプログラム読み取り装置により読み取られることで上述した画像処理方法が実行される。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、上述した実施形態において開示された各技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の表示制御装置は出力画像のプレビューを表示する表示装置に用いられる。なお、当該表示装置は、複合機、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等に備えられているものが特に好適である。
実施の形態1の画像形成装置を示したブロック図であり、コピアモード且つフルカラーモードにて印刷処理を行う際の画像データの流れを示したブロック図である。 (a)は、コピアモード且つシングルカラーモードにて印刷処理が行われる際の画像処理装置内の一部を示したブロック図であり、(b)は、コピアモード且つ2色カラーモードにて印刷処理が行われる際の画像処理装置内の一部を示したブロック図である。 実施の形態1の画像形成装置を示したブロック図であり、コピアモード且つフルカラーモードにてプレビュー表示処理を行う際の画像データの流れを示したブロック図である。 (a)は、コピアモード且つシングルカラーモードにてプレビュー表示が行われる際の画像処理装置内の一部を示したブロック図であり、(b)は、コピアモード且つ2色カラーモードにてプレビュー表示が行われる際の画像処理装置内の一部を示したブロック図である。 (a)は、画像表示装置の表示特性に応じたガンマ曲線の一例を示した図である。(b)は、文字をくっきりと表示させるためのガンマ曲線を実線で示し、画像表示装置の表示特性に応じたガンマ曲線を破線で示した図である。 コピアモード且つフルカラーモードが選択されている場合の画像形成装置の処理手順を示したフローチャートである。 実施の形態1の画像形成装置を示したブロック図であり、ファクシミリ送信モードにて送信処理を行う際の画像データの流れを示した図である。 実施の形態1の画像形成装置を示したブロック図であり、ファクシミリ送信モードにてプレビュー表示処理を行う際の画像データの流れを示した図である。 実施の形態1の画像形成装置を示したブロック図であり、ファクシミリ受信モードにて印刷処理を行う際の画像データの流れを示した図である。 実施の形態1の画像形成装置を示したブロック図であり、ファクシミリ受信モードにてプレビュー表示処理を行う際の画像データの流れを示した図である。 実施の形態1に係る画像形成装置の変形例を示したブロック図である。 実施の形態2に係る画像形成装置の概略構成を示したブロック図である。 カラーバランス調整を説明するための図である。 実施の形態2に係る画像表示装置に表示される初期画像の一例を示した図である。 実施の形態2に係る画像表示装置に表示されるプレビュー確認画像の一例を示した図である。 実施の形態2のイメージ送信モードにおいて画像表示装置に表示される設定確認画像の一例を示した図である。 実施の形態2に係る表示制御装置の処理の流れを示したフローチャートである。 実施の形態2のコピアモードにおいて画像表示装置に表示される設定確認画像の一例を示した図である。
符号の説明
72 設定確認ボタン(入力ボタン)
100b 画像形成装置
102 画像処理装置
103 画像出力装置
104 画像表示装置(表示装置)
110 表示制御装置(画像表示制御部,通知部)
111 記憶部

Claims (9)

  1. 入力画像に対して設定されている画像処理を該入力画像に施して得られる出力画像が出力処理されるよりも前に、該出力画像に対応する表示画像をプレビュー表示する表示装置を制御する表示制御装置において、
    上記表示画像は、上記表示装置の解像度およびサイズに適合するように間引処理の施された後の画像であり、
    上記表示装置にてプレビュー表示される表示画像に反映できない第1画像処理、及び、上記表示装置にてプレビュー表示される表示画像に反映させても表示画像からでは利用者による識別が困難な第2画像処理を特定画像処理として、該特定画像処理の情報を、予め格納した記憶部と、
    上記設定されている画像処理と、上記記憶部に格納されている情報とを比較し、当該設定されている画像処理の中に上記特定画像処理が含まれている場合、当該設定されている画像処理の中の特定画像処理を示した設定確認画像を上記表示装置に表示する画像表示制御部とを備え、
    上記画像表示制御部は、上記設定確認画像を表示するための設定確認ボタンが押されたことを検出した場合に上記設定確認画像を上記表示装置に表示することを特徴とする表示制御装置。
  2. 上記画像表示制御部は、上記設定確認ボタンを上記表示画像とともに上記表示装置に表示することを特徴とする請求項に記載の表示制御装置。
  3. 上記画像表示制御部は、上記表示画像と上記設定確認画像とをともに上記表示装置に表示することを特徴とする請求項1または2に記載の表示制御装置。
  4. 上記出力処理は、上記出力画像を印刷する印刷処理、上記出力画像をファクシミリにて送信するファクシミリ送信処理、上記出力画像を電子メールに添付して送信するメール送信処理、上記出力画像を所定のファイル形式の画像ファイルに変換して保存するファイリング処理のうちの少なくともいずれかの処理であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  5. 上記第1画像処理は、上記入力画像の濃度を色成分毎に調整するカラーバランス調整処理、上記入力画像を所定のファイル形式の画像ファイルに変換するフォーマット処理のうちの少なくともいずれかの処理であり、
    上記第2画像処理は、上記入力画像に対して施されるシャープネス処理またはぼかし処理であるシャープネス調整処理、上記入力画像を圧縮する圧縮処理、上記入力画像の解像度を変換する解像度変換処理、原稿種別判定結果に応じて上記入力画像に対して施される画像処理内容を切り換える原稿種別処理のうちの少なくともいずれかの処理であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の表示制御装置
  6. 請求項1からのいずれか1項に記載の表示制御装置と、上記表示装置と、上記入力画像に上記画像処理を施す画像処理装置とを有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 入力画像に対して設定されている画像処理を該入力画像に施して得られる出力画像が出力処理されるよりも前に、該出力画像に対応する表示画像をプレビュー表示する表示装置の制御方法において、
    上記表示画像は、上記表示装置の解像度およびサイズに適合するように間引処理の施された後の画像であり、
    上記表示装置にてプレビュー表示される表示画像に反映できない第1画像処理、及び、上記表示装置にてプレビュー表示される表示画像に反映させても表示画像からでは利用者による識別が困難な第2画像処理を特定画像処理として、該特定画像処理の情報を予め格納した記憶部を参照して、上記設定されている画像処理と上記記憶部に格納されている情報とを比較し、当該設定されている画像処理の中に上記特定画像処理が含まれていると、当該設定されている画像処理の中の特定画像処理を示した設定確認画像を上記表示装置に表示する工程を含み、
    上記工程では、上記設定確認画像を表示するための設定確認ボタンが押されたことを検出した場合に上記設定確認画像を上記表示装置に表示することを特徴とする表示制御装置の制御方法
  8. 請求項7の表示装置の制御方法をコンピュータに実行させるための制御プログラムであって、コンピュータに上記工程を実行させる制御プログラム。
  9. 請求項8に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2008218839A 2008-08-27 2008-08-27 表示制御装置、画像形成装置、表示装置の制御方法、制御プログラム、記録媒体 Active JP4708460B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008218839A JP4708460B2 (ja) 2008-08-27 2008-08-27 表示制御装置、画像形成装置、表示装置の制御方法、制御プログラム、記録媒体
CN2009101686402A CN101662558B (zh) 2008-08-27 2009-08-26 显示控制装置、图像形成装置、和显示装置的控制方法
US12/583,807 US8127230B2 (en) 2008-08-27 2009-08-26 Display control device, image forming apparatus, method for controlling display device, and storage medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008218839A JP4708460B2 (ja) 2008-08-27 2008-08-27 表示制御装置、画像形成装置、表示装置の制御方法、制御プログラム、記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010056802A JP2010056802A (ja) 2010-03-11
JP4708460B2 true JP4708460B2 (ja) 2011-06-22

Family

ID=41727111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008218839A Active JP4708460B2 (ja) 2008-08-27 2008-08-27 表示制御装置、画像形成装置、表示装置の制御方法、制御プログラム、記録媒体

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8127230B2 (ja)
JP (1) JP4708460B2 (ja)
CN (1) CN101662558B (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5462557B2 (ja) * 2009-09-03 2014-04-02 キヤノン株式会社 画像処理装置及びその制御方法
JP5653651B2 (ja) * 2010-05-11 2015-01-14 シャープ株式会社 画像表示装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2012175270A (ja) * 2011-02-18 2012-09-10 Brother Ind Ltd 制御装置
JP2012205181A (ja) 2011-03-28 2012-10-22 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置およびプログラム
JP5304827B2 (ja) 2011-03-30 2013-10-02 ブラザー工業株式会社 制御装置
JP5360112B2 (ja) 2011-03-30 2013-12-04 ブラザー工業株式会社 制御装置
JP5477320B2 (ja) 2011-03-30 2014-04-23 ブラザー工業株式会社 画像処理装置
CN102819415B (zh) * 2012-06-29 2016-05-18 广东威创视讯科技股份有限公司 拼墙图像显示方法与系统
JP5850001B2 (ja) * 2012-07-10 2016-02-03 株式会社リコー システム及び方法
JP5776656B2 (ja) * 2012-09-18 2015-09-09 コニカミノルタ株式会社 印刷制御装置、プログラムおよび印刷システム
JP2015001809A (ja) * 2013-06-14 2015-01-05 株式会社Screenホールディングス 画像検査データ作成装置、画像検査データプログラム、および画像検査データ作成方法
JP5819378B2 (ja) * 2013-09-30 2015-11-24 シャープ株式会社 画像判定装置、画像処理システム、プログラム及び記録媒体
JP6250618B2 (ja) * 2015-12-10 2017-12-20 シャープ株式会社 画像形成装置および画像形成装置のプレビュー表示方法
JP6166421B2 (ja) * 2016-05-10 2017-07-19 シャープ株式会社 画像形成装置および画像形成装置の表示制御方法
JP6515870B2 (ja) * 2016-05-30 2019-05-22 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成システム
US11113758B1 (en) * 2017-05-19 2021-09-07 Wells Fargo Bank, N.A. User interface for document imaging
JP6859871B2 (ja) * 2017-06-28 2021-04-14 セイコーエプソン株式会社 表示制御装置、印刷装置、表示制御装置の制御方法およびそのプログラム
JP7135609B2 (ja) * 2018-09-04 2022-09-13 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、及び、画像形成方法
JP7155833B2 (ja) * 2018-10-01 2022-10-19 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像処理装置
JP7378221B2 (ja) * 2019-04-17 2023-11-13 シャープ株式会社 画像処理装置、画像形成装置、画像読取装置、制御方法、コンピュータプログラム、および記録媒体
JP6768885B2 (ja) * 2019-06-26 2020-10-14 シャープ株式会社 画像形成装置および画像形成装置のプレビュー表示方法
CN112801932A (zh) * 2019-10-28 2021-05-14 深圳市万普拉斯科技有限公司 图像显示方法、装置、电子设备和存储介质

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003046797A (ja) * 2001-08-03 2003-02-14 Seiko Epson Corp 画像ファイルの生成
JP2005004656A (ja) * 2003-06-13 2005-01-06 Canon Inc 画像処理装置およびその方法
JP2007166456A (ja) * 2005-12-16 2007-06-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像調整装置、画像調整方法及びプログラム

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3236167B2 (ja) * 1994-07-06 2001-12-10 キヤノン株式会社 画像形成装置および画像処理装置および画像処理方法
JP3542428B2 (ja) * 1995-07-20 2004-07-14 キヤノン株式会社 画像形成装置及び画像表示方法
JP3484831B2 (ja) 1995-07-28 2004-01-06 三菱電機株式会社 2値画像多値化縮小処理装置
JPH09135316A (ja) 1995-11-09 1997-05-20 Canon Inc 画像処理装置及び方法
JPH10126606A (ja) 1996-10-23 1998-05-15 Canon Inc 画像処理装置及び方法
JPH11177740A (ja) 1997-12-12 1999-07-02 Canon Inc 画像処理装置およびその方法
JP2003298821A (ja) * 2002-04-03 2003-10-17 Sharp Corp 画像出力装置
JP2004102618A (ja) * 2002-09-09 2004-04-02 Canon Inc 印刷制御装置及び方法、コンピュータプログラム、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体、プレビュー装置及び方法、プリンタドライバ及びそのプレビュー方法
JP2004164105A (ja) * 2002-11-11 2004-06-10 Canon Inc 印刷制御プログラム
JP4298362B2 (ja) * 2003-04-17 2009-07-15 キヤノン株式会社 情報処理装置及び印刷プレビュー表示方法
US7433079B2 (en) 2003-06-13 2008-10-07 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and method
KR100699493B1 (ko) * 2004-11-11 2007-03-26 삼성전자주식회사 미리보기이미지 구현방법 및 장치
JP4368833B2 (ja) 2005-07-19 2009-11-18 シャープ株式会社 画像処理装置、画像処理方法、画像形成装置、プログラム、および記録媒体
KR100813962B1 (ko) * 2005-09-16 2008-03-14 삼성전자주식회사 프리뷰 이미지를 이용하여 인쇄 옵션의 설정을 변경하는장치 및 방법
JP2007185946A (ja) * 2005-12-13 2007-07-26 Ricoh Co Ltd 情報処理装置、プログラムおよびプレビュー画像表示方法
US7715657B2 (en) * 2006-02-17 2010-05-11 Microsoft Corporation Method, device and program for detecting perceptual features of a larger image and incorporating information of the detected perceptual features into a smaller preview image

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003046797A (ja) * 2001-08-03 2003-02-14 Seiko Epson Corp 画像ファイルの生成
JP2005004656A (ja) * 2003-06-13 2005-01-06 Canon Inc 画像処理装置およびその方法
JP2007166456A (ja) * 2005-12-16 2007-06-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像調整装置、画像調整方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20100058180A1 (en) 2010-03-04
US8127230B2 (en) 2012-02-28
CN101662558B (zh) 2012-02-01
JP2010056802A (ja) 2010-03-11
CN101662558A (zh) 2010-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4708460B2 (ja) 表示制御装置、画像形成装置、表示装置の制御方法、制御プログラム、記録媒体
JP4763027B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP4865771B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US8355168B2 (en) Processing apparatus, image reading processing apparatus, image forming apparatus, image processing method, and storage medium, all of which carry out automatic color selection (ACS) regardless of color setting of output image data
KR100757631B1 (ko) 화상 처리 장치 및 그 방법
JP4764938B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理装置の制御方法、プログラム、記録媒体
JP4695202B2 (ja) 制御装置、画像出力装置、画像出力装置の制御方法、プログラム、記録媒体
JP4763026B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2010258799A (ja) 画像処理装置並びにそれを備えた画像形成装置、画像処理方法、制御プログラムおよび記録媒体
JP4903851B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび記録媒体
JP2010212813A (ja) 画像処理装置、画像読取処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラム、記録媒体
JP4795406B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理装置の制御方法、制御プログラム、記録媒体
JP5231318B2 (ja) 画像処理装置、画像読取処理装置、画像形成装置、画像処理プログラム、記録媒体
JP4990340B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび記録媒体
JP2011059193A (ja) 画像処理装置並びにそれを備えた画像形成装置、画像処理方法、制御プログラムおよび記録媒体
JP5863497B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、コンピュータプログラム及び記憶媒体
JP5752390B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2010056800A (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理装置の制御方法、制御プログラム、記録媒体
JP2013219546A (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2011249886A (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび記録媒体
JP2011171860A (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび記録媒体
JP2013191934A (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理プログラム、記録媒体
JP2011097479A (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および画像処理プログラムを記録した記録媒体
JP2013223084A (ja) 画像処理装置、それを備えた画像形成装置、プログラムおよび記録媒体
JP2013021457A (ja) 画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、プログラムおよび記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100622

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100820

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110222

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110316

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4708460

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150