JP4903851B2 - 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、画像処理を行う画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録した記録媒体に関する。
デジタルカラー複写機および複合機などの画像形成装置においては、フルカラー画像を出力するフルカラーモード、モノクロ画像を出力するモノクロモードの他、2色画像を出力する2色カラーモードを備えるものがある。
2色カラーモードにおいて画像形成装置は、原稿中の全有彩色、または操作者が原稿中から抽出することで予め指定した有彩色(たとえば赤色)を、操作者が予め指定した有彩色(たとえば赤色)で出力し、原稿中のその他の色部分を無彩色(黒色)で出力することで、フルカラーモード時よりも色材使用量を抑えつつ、モノクロモード時よりも表現力のある出力画像を得ることができる。
2色カラーモードにおいて画像処理装置では、フルカラーの原稿とは異なる2色構成の2色画像に変換する2色化処理が行われるため、想定した色構成の2色画像を得られるかどうか操作者が類推することが困難という問題がある。試し刷りを行うことで、2色カラーモードでどのような色構成の2色画像が得られるか確認できるが、前述のように2色カラーモードでは、フルカラーモード時よりも色材使用量を抑えることが主な目的であるため、試し刷りは不要であることが望ましい。
このような問題を解決するため、特許文献1には、2色カラーモードで出力される画像を実際の出力前に画像表示装置に表示可能に構成された画像処理装置が開示されている。特許文献1に開示される画像処理装置によれば、操作者は、2色カラーモードで出力される画像を実際の出力前に画像表示装置に表示される画像にて目視で確認することができる。
特開2006−270222号公報
しかしながら、特許文献1に開示の画像処理装置のように、原稿を読み取って入力されたRGB(R:赤、G:緑、B:青)の入力画像データを、有彩色と無彩色との2色からなる2色画像を出力するためのCMYK(C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロー、K:黒)の画像データに変換する2色化処理では、2色画像を出力するときに使用される色材の量が、フルカラー画像を出力するときに使用される色材の量よりも増加する場合がある。
たとえば、原稿を読み取って入力されたRGBの入力画像データを、フルカラー画像を出力するためのCMYKの画像データに変換する処理で、C,M,Y,Kの各プレーンの濃度値が(C,M,Y,K)=(255,0,0,0)に変換される画素に対して、操作者が指定した赤色で出力する2色化処理が施される場合、変換後の画像データにおけるC,M,Y,Kの各プレーンの濃度値は、(C,M,Y,K)=(0,255,255,0)となる。
このように、フルカラー画像を出力するときには、C=255に相当する色材を使用するのに対して、2色画像を出力するときにはM=255とY=255との合計510に相当する色材を使用することになる。
すなわち、特許文献1に開示の画像処理装置では、操作者は、実際の出力前に2色画像を画像表示装置に表示される画像にて目視で確認して、画質的に所望の2色化処理が施されているか否かを確認することができるが、色材使用量の面から所望の2色化処理が施されているか否かを確認することができない。
本発明の目的は、有彩色と無彩色との2色からなる2色画像を出力する前に、色材使用量に関する情報を画像表示装置に表示可能に構成されて、操作者が色材使用量の面から適切な画像処理を選択する作業を支援することができる画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび記録媒体を提供することである。
本発明は、画像を表示可能な画像表示装置とデータ通信可能に接続される画像処理装置であって、
原稿を読み取って入力されたRGBの入力画像データに基づいて、有彩色と無彩色との2色からなる2色画像を出力するためのCMYの画像データを生成する2色化処理手段と、
前記RGBの入力画像データに基づいて、フルカラー画像を出力するためのCMYの画像データを生成する色補正手段と、
前記色補正手段が生成したCMYの画像データに基づいて、フルカラー画像を出力した場合の色材の使用量である第1使用量を算出するとともに、前記2色化処理手段が生成したCMYの画像データに基づいて、2色画像を出力した場合の色材の使用量である第2使用量を算出し、これらの算出結果から、第1使用量と第2使用量との対比を表す情報を生成する色材使用量推定算出手段であって、生成した第1使用量と第2使用量との対比を表す前記情報を前記画像表示装置に出力するように構成される色材使用量推定算出手段とを含むことを特徴とする画像処理装置である。
また本発明は、前記色材使用量推定算出手段は、第1使用量と第2使用量との対比を表す前記情報として、前記第1使用量に対する前記第2使用量の比である色材使用量比を表す情報を生成し、前記色材使用量比が所定の閾値以上であるときに、生成した第1使用量と第2使用量との対比を表す前記情報を前記画像表示装置に出力するように構成されることを特徴とする。
また本発明は、前記RGBの入力画像データに基づいて、2色画像を表すプレビュー用の画像データを生成するプレビュー画像データ生成手段を含み、
前記プレビュー画像データ生成手段は、生成したプレビュー用の画像データを前記画像表示装置に出力するように構成されることを特徴とする。
また本発明は、前述の画像処理装置を備えることを特徴とする画像形成装置である。
また本発明は、画像を表示可能な画像表示装置とデータ通信可能に接続される画像処理装置において実行される画像処理方法であって、
原稿を読み取って入力されたRGBの入力画像データに基づいて、有彩色と無彩色との2色からなる2色画像を出力するためのCMYの画像データを生成する2色化処理工程と、
前記RGBの入力画像データに基づいて、フルカラー画像を出力するためのCMYの画像データを生成する色補正工程と、
前記色補正工程で生成したCMYの画像データに基づいて、フルカラー画像を出力した場合の色材の使用量である第1使用量を算出するとともに、前記2色化処理工程で生成したCMYの画像データに基づいて、2色画像を出力した場合の色材の使用量である第2使用量を算出し、これらの算出結果から第1使用量と第2使用量との対比を表す情報を生成する色材使用量推定算出工程であって、生成した第1使用量と第2使用量との対比を表す前記情報を前記画像表示装置に出力する色材使用量推定算出工程とを含むことを特徴とする画像処理方法である。
また本発明は、前述の画像処理装置を実現するための画像処理プログラムであって、
コンピュータを前記各手段として機能させるための画像処理プログラムである。
また本発明は、前記画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、画像を表示可能な画像表示装置とデータ通信可能に接続される画像処理装置は、2色化処理手段と色補正手段と色材使用量推定算出手段とを含む。2色化処理手段は、原稿を読み取って入力されたRGBの入力画像データに基づいて、有彩色と無彩色との2色からなる2色画像を出力するためのCMYの画像データを生成する。色補正手段は、RGBの入力画像データに基づいて、フルカラー画像を出力するためのCMYの画像データを生成する。色材使用量推定算出手段は、色補正手段が生成したCMYの画像データに基づいてフルカラー画像を出力した場合の色材の使用量である第1使用量を算出するとともに、2色化処理手段が生成したCMYの画像データに基づいて2色画像を出力した場合の色材の使用量である第2使用量を算出する。また、色材使用量推定算出手段は、これらの算出結果から、第1使用量と第2使用量との対比を表す情報を生成する。さらに、色材使用量推定算出手段は、生成した第1使用量と第2使用量との対比を表す情報を画像表示装置に出力するように構成される。これによって、画像表示装置には、第1使用量と第2使用量との対比を表す情報が表示される。
そのため、操作者は、画像表示装置に表示される情報から、2色画像を出力する前に2色画像を出力した場合の色材使用量を知ることができる。そして、この色材使用量が操作者にとって不所望な値である場合には、操作者はモードを変更する操作を行うことができる。すなわち、画像処理装置は、操作者が色材使用量の面から適切な画像処理を選択する作業を支援することができる。
また、操作者は、画像表示装置に表示される情報から、フルカラー画像で出力した場合と2色画像を出力した場合との色材の使用量を比較することができる。そして、2色画像で出力しても、フルカラー画像出力時より色材使用量の削減効果が小さい場合には、操作者はモードを変更する操作を行うことができる。
また本発明によれば、色材使用量推定算出手段は、第1使用量と第2使用量との対比を表す情報として、第1使用量に対する第2使用量の比である色材使用量比を表す情報を生成し、色材使用量比が所定の閾値以上であるときに、生成した第1使用量と第2使用量との対比を表す情報を前記画像表示装置に出力するように構成される。
これによって、2色画像で出力しても、フルカラー画像出力時より色材使用量の削減効果が小さい場合にのみ、色材使用量比を表す情報を画像表示装置に出力することができる。
また本発明によれば、画像処理装置は、RGBの入力画像データに基づいて、2色画像を表すプレビュー用の画像データを生成するプレビュー画像データ生成手段を含み、プレビュー画像データ生成手段は、生成したプレビュー用の画像データを画像表示装置に出力するように構成される。
これによって、第1使用量と第2使用量との対比を表す情報と、生成したプレビュー用の画像データとを画像表示装置に表示させることができるので、操作者は、画像表示装置に表示される情報から、色材使用量とともに2色画像を出力する場合の画像も確認することができる。そのため、画像処理装置は、操作者が適切な画像処理を選択する作業をより適切に支援することができる。
また本発明によれば、画像形成装置は、前記画像処理装置を備える。これによって画像形成装置は、操作者が色材使用量の面から適切な画像処理を選択する作業を支援することができる。
また本発明によれば、画像を表示可能な画像表示装置とデータ通信可能に接続される画像処理装置において実行される画像処理方法は、2色化処理工程と、色補正工程と、色材使用量推定算出工程とを含む。2色化処理工程では、原稿を読み取って入力されたRGBの入力画像データに基づいて、有彩色と無彩色との2色からなる2色画像を出力するためのCMYの画像データを生成する。色補正工程では、RGBの入力画像データに基づいて、フルカラー画像を出力するためのCMYの画像データを生成する。色材使用量推定算出工程では、色補正工程で生成したCMYの画像データに基づいてフルカラー画像を出力した場合の色材の使用量である第1使用量を算出するとともに、2色化処理工程で生成したCMYの画像データに基づいて2色画像を出力した場合の色材の使用量である第2使用量を算出する。また、色材使用量推定算出工程では、これらの算出結果から、第1使用量と第2使用量との対比を表す情報を生成する。さらに、色材使用量推定算出工程では、生成した第1使用量と第2使用量との対比を表す情報を画像表示装置に出力する。これらの工程を経ることによって、画像表示装置には、第1使用量と第2使用量との対比を表す情報が表示される。
そのため、操作者は、画像表示装置に表示される情報から、2色画像を出力する前に2色画像を出力した場合の色材使用量を知ることができる。そして、この色材使用量が操作者にとって不所望な値である場合には、操作者はモードを変更する操作を行うことができる。すなわち、このような画像処理方法は、操作者が色材使用量の面から適切な画像処理を選択する作業を支援することができる。
また、操作者は、画像表示装置に表示される情報から、フルカラー画像で出力した場合と2色画像を出力した場合との色材の使用量を比較することができる。そして、2色画像で出力しても、フルカラー画像出力時より色材使用量の削減効果が小さい場合には、操作者はモードを変更する操作を行うことができる。
また本発明によれば、画像処理プログラムは、前記画像処理装置を実現するためのプログラムであって、コンピュータを前記各手段として機能させるためのプログラムである。このような画像処理プログラムは、操作者が色材使用量の面から適切な画像処理を選択する作業を支援することができる処理を、ソフトウェアで制御することができる。
また本発明によれば、記録媒体は、前記画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なものなので、コンピュータ読み取り可能な記録媒体から読み出されたプログラムによって、前記画像処理装置をコンピュータ上に実現することができる。
本発明の一実施形態である画像形成装置1の構成を示すブロック図である。 画像処理装置3における第1の表示処理動作の処理手順を示すフローチャートである。 画像形成装置1がプレビューを表示するときの処理を説明するための図である。 出力階調補正部25が用いるガンマ曲線の例を示す図である。 プレビュー確認画面50を示す図である。 出力形態を選択する画面40を示す図である。 カラーモードを選択する画面41を示す図である。 2色カラーモードを選択する画面46を示す図である。 再プレビュー実行の確認画面47を示す図である。 画像処理装置3における第2の表示処理動作の処理手順を示すフローチャートである。 画像処理装置3が、色材使用量に関する情報をプレビュー用の画像データと同時に生成するときの処理を説明するための図である。 画像形成装置1が画像出力装置4にて2色画像を出力するときの処理を説明するための図である。 2色化処理手段20の構成を示すブロック図である。 色指定モード時において2色化処理手段20が実行する処理の処理手順を示すフローチャートである。 2色化処理手段20が生成したCMYの画像データの各プレーンの濃度値と、黒生成/下色除去部22が生成したC’M’Y’Kの画像データの各プレーンの濃度値とを模式的に示す図である。 有彩色抽出モード時において2色化処理手段20が実行する処理の処理手順を示すフローチャートである。 フルカラーモードおよびシングルカラーモード時における画像処理を説明するための図である。 フルカラーモードおよびシングルカラーモード時においてプレビュー表示するときの処理を説明するための図である。 本発明の他の実施形態である画像形成装置30の構成を示すブロック図である。
図1は、本発明の一実施形態である画像形成装置1の構成を示すブロック図である。また図1は、画像処理装置3が画像表示装置5に、色材使用量に関する情報を表示させるときの処理を説明するための図でもある。画像形成装置1は、コピアモード、プリントモード、ファクシミリ送信モード、ファクシミリ受信モード、イメージ送信モードの中からいずれかのモードが選択されると、選択されたモードを実行するデジタルカラー複合機である。
コピアモード(複写モード)は、画像データを読み込み(原稿を読み取って画像データを生成し)、この画像データの画像を用紙に印刷するモードである。また、プリントモードは、画像形成装置1に接続されている端末装置から送られてくる画像データの画像を用紙に印刷するモードである。ファクシミリ送信モードは、原稿を読み取って得られる画像データを電話回線によって外部装置に送信する通常のファクシミリモードと、前記画像データをメールに添付してインターネットを介して送信するインターネットファクシミリモードとである。ファクシミリ受信モードは、外部装置から画像データをファクシミリにて受信し、受信した画像データの画像を用紙に印刷するモードである。イメージ送信モードは、(1)原稿を読み取って生成した画像データを電子メールに添付して指定されたアドレスへ送信するモード(scan to e-mailモード)、(2)原稿を読み取って生成した画像データを操作者(ユーザ)により指定されたフォルダに送信するモード(scan to ftpモード)、(3)原稿を読み取って生成した画像データを画像形成装置1に装着されたUSBメモリなどに送信するモード(scan to usbモード)である。
画像形成装置1は、操作者(ユーザ)が操作パネルなどからコピアモードまたはプリントモードを指定した場合、白黒画像を出力する白黒モード、フルカラー画像を出力するフルカラーモード、操作者の所望する1色のみからなる単色画像を出力するシングルカラーモード、操作者の所望する有彩色の1色と無彩色(黒色)とからなる2色画像を出力する2色カラーモードのいずれかの動作を、操作者の指定に基づいて実行するようになっている。
画像形成装置1では、コピアモードまたはプリントモードにおいて、操作パネルなどからシングルカラーモードが指定されると単色画像を出力し、2色カラーモードが指定されると2色画像を出力する。なお、画像形成装置1は、シングルカラーモードでは、操作パネルなどから、R(赤)、G(緑)、B(青)、C(シアン)、M(マゼンタ)およびY(イエロー)の中から所望の1色が指定されると、指定された1色のみからなる単色画像を出力する。
また、画像形成装置1は、2色カラーモードでは、有彩色抽出モードおよび色指定モードのいずれかの動作を、操作パネルなどからの操作者による指定に基づいて実行するようになっている。画像形成装置1は、操作パネルなどから有彩色抽出モードが指定された場合、原稿中の全有彩色を抽出して、この全有彩色を、操作者が予め指定した有彩色(指定出力色)で出力し、原稿中のその他の色部分を無彩色(黒色)で出力する。また、画像形成装置1は、操作パネルなどから色指定モードが指定された場合、操作者が予め指定した有彩色(指定抽出色)を原稿中から抽出して、この指定抽出色の系統色を、操作者が予め指定した有彩色(指定出力色)で出力し、原稿中のその他の色部分を無彩色(黒色)で出力する。なお、画像形成装置1では、前記指定抽出色および前記指定出力色は、操作パネルなどから、R(赤)、G(緑)、B(青)、C(シアン)、M(マゼンタ)およびY(イエロー)の中から所望の1色が指定される。
また、本実施形態では、画像形成装置1は、コピアモードにおいて、自動判別モードを設定することが可能となっている。この自動判別モードが設定されている場合、画像形成装置1は、複写対象がカラー原稿か白黒原稿であるかを判別する自動カラー判別処理(ACS)を行い、カラー原稿と判別される場合はフルカラーモードで出力処理を行い、白黒原稿と判別される場合は白黒モードで出力処理を行うようになっている。
画像形成装置1は、画像入力装置2と、本発明に係る画像処理装置3と、画像出力装置4と、画像表示装置5と、制御部6と、記憶装置7と、受信装置8と、送信装置9とを含んで構成される。
画像入力装置2は、コピアモード、ファクシミリ送信モード、イメージ送信モードにおいて、カラー画像データの入力が可能に構成される画像読取手段であり、原稿を読み取って画像データを生成する。より具体的に説明すると、画像入力装置2は、CCD(Charge Coupled Device)を備えたスキャナにより実現される。画像入力装置2は、原稿からの反射光像を、RGB(R:赤、G:緑、B:青)のアナログ信号としてCCDにて読み取り、RGBのアナログ画像データを画像処理装置3に出力するものである。なお、画像入力装置2は、フルカラーモード、シングルカラーモード、2色カラーモードのいずれのモードが選択されている場合であっても、フルカラーにて原稿画像の読み取りを行う。また、画像入力装置2は、画像処理装置3において前述した自動カラー判別処理が行われる場合であってもフルカラーにて原稿画像の読み取りを行う。
画像処理装置3は、詳細は後述するが、画像入力装置2から入力される画像データ(画像信号)に対して画像処理を施す集積回路であり、ASIC(Application specific
integrated circuit)から構成されるものである。画像処理装置3は、コピアモード、ファクシミリ送信モード、イメージ送信モードにおいて、画像入力装置2から入力される画像データに画像処理を行い、プリントモードにおいて、端末装置から送信されてきた画像データに画像処理を行い、ファクシミリ受信モードにおいて、外部装置から受信した画像データに画像処理を行うようになっている。そして、画像処理装置3は、コピアモード、プリントモード、ファクシミリ受信モードにおいて、画像処理を施した画像データを画像出力装置4に送信し、ファクシミリ送信モードにおいて、画像処理を施した画像データを送信装置9に送信するようになっている。また、画像処理装置3は、イメージ送信モードの(scan to e-mail)モードにおいて、画像処理を施した画像データをメール処理部(不図示)に送信し、(scan to ftp)モードにおいて、画像処理を施した画像データを所定のフォルダに送信し、(scan to usb)モードにおいて、画像処理を施した画像データを所定のUSBメモリに送信するようになっている。
画像出力装置4は、電子写真方式またはインクジェット方式などのプリンタで実現され、画像処理装置3で画像処理された画像データに基づいて、出力画像を記録材(たとえば記録用紙など)上に印刷(形成)する。なお、本実施形態においての「印刷」とは、プリントモードでの印刷、コピアモードでの印刷、ファクシミリ受信モードでの印刷のいずれかを意味する。
画像表示装置5は、画像形成装置1の操作パネル(不図示)に備えられている液晶ディスプレイであり、カラー画像の表示が可能な表示手段である。また、画像表示装置5は、タッチパネルに覆われており、画像形成装置1の入力インターフェイスとしての機能を有している。つまり、画像表示装置5には、画像形成装置1に対して各種コマンドの入力を行うためのGUI(グラフィカルユーザインターフェイス)や操作ガイドが表示される。
また、本実施形態の画像形成装置1では、コピアモードまたはファクシミリ受信モードにおいて、印刷実行前に、印刷対象となる画像のプレビューを画像表示装置5に表示することが可能になっている。さらに、本実施形態の画像形成装置1では、ファクシミリ送信モードまたはイメージ送信モードにおける送信実行前において、送信対象となる画像のプレビューを画像表示装置5に表示することが可能になっている。また、画像形成装置1では、コピアモードまたはイメージ送信モードにおいて、フルカラーモードが選択されている場合はフルカラー画像のプレビューが画像表示装置5に表示され、シングルカラーモードが選択されている場合は単色画像のプレビューが画像表示装置5に表示され、2色カラーモードが選択されている場合は2色画像のプレビューが画像表示装置5に表示されるようになっている。なお、画像表示装置5は、液晶ディスプレイに限定されるものではなく、液晶ディスプレイ以外の表示手段(たとえば、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ等)であってもよい。
受信装置8は、電話回線網またはインターネットに接続しており、ファクシミリ通信によって外部装置から画像データを受信する装置である。また、送信装置9は、電話回線またはインターネットに接続しており、画像入力装置2にて入力された画像データをファクシミリ通信によって外部装置へ送信する装置である。
記憶装置7は、画像処理装置3にて扱われる画像データを一旦保存するためのハードディスクである。また、制御部6は、CPU(Central Processing Unit)あるいはDSP(Digital Signal Processor)などのプロセッサを含むコンピュータであり、画像形成装置1に備えられる各種ハードウェアを統括的に制御するものである。また、制御部6は、画像形成装置1に備えられる各ハードウェア間のデータ転送を制御する機能も有する。
本発明に係る画像処理装置3は、A/D(アナログ/デジタル)変換部10、シェーディング補正部11、入力処理部12、原稿種別自動判別部13、領域分離処理部14、圧縮部17、領域分離信号圧縮部15、復号部18、領域分離信号復号部16、画質調整部19、2色化処理手段20、色補正手段である色補正部21、黒生成/下色除去部22、空間フィルタ部23、変倍部24、出力階調補正部25、中間調生成部26および色材使用量推定算出手段である色材使用量推定算出部27の各ブロックを有している。
ここで、画像形成装置1において、2色カラーモードは、フルカラーモード時よりも色材使用量を抑えつつ、モノクロモード時よりも表現力のある出力画像を得ることができるモードであるが、原稿の色構成によっては、2色カラーモードで2色画像を出力すると、フルカラーモードでフルカラー画像を出力する場合よりも色材使用量が増加する場合がある。そこで、本実施形態の画像処理装置3は、2色画像を画像出力装置4にて出力する前に、色材使用量に関する情報を画像表示装置5に表示可能に構成されており、操作者が色材使用量の面から適切な画像処理を選択する作業を支援することができるようにされている。
コピアモード、ファクシミリ送信モード、ファクシミリ受信モード、イメージ送信モードの各モードにおいて、画像処理装置3の各ブロックにて実行される処理の内容を詳細に説明する。なお、本実施形態の画像処理装置3には、或るモードaが選択されている時は動作する一方で前記モードaとは異なるモードbが選択されている時は動作しないようなブロックが存在する。ここで、モードaおよびモードbは、コピアモード、ファクシミリ送信モード、ファクシミリ受信モード、イメージ送信モードのいずれかである。また、画像処理装置3には、選択されているモード(フルカラーモード、シングルカラーモード、2色カラーモード)に応じて処理内容を変更するブロックも存在する。さらに、画像処理装置3には、選択されているモード(フルカラーモード、シングルカラーモード、2色カラーモード)が同じであっても、画像出力装置4に出力する印刷用(送信用)の画像データの処理時は動作する一方で、画像表示装置5に出力する情報の処理時は動作しないようなブロックや、画像表示装置5に出力する情報の処理時と画像出力装置4に出力する印刷用(送信用)の画像データの処理時とで処理内容を変更するブロックが存在する。そこで、以下では、画像処理装置3に含まれる各ブロックにて実行される処理の内容について、モード別に説明するとともに、画像表示装置5に出力する情報の処理時と印刷処理時(または送信処理時)とで分けて説明する。
なお、画像処理装置3は、画像表示装置5に出力する情報を生成する処理として、2色カラーモード時には色材使用量に関する情報およびプレビュー用の画像データを生成する処理を実行し、フルカラーモードおよびシングルカラーモード時には、プレビュー用の画像データを生成する処理を実行する。
(1)2色カラーモードにおける画像処理動作
(1−1)画像表示装置5に表示させる情報を生成する画像処理動作
2色画像を画像出力装置4にて出力する前に、画像表示装置5に表示させる情報を生成する画像処理装置3の表示処理動作としては、色材使用量に関する情報とプレビュー用の画像データとをそれぞれ別々に生成する第1の表示処理動作と、色材使用量に関する情報のみを生成する第2の表示処理動作と、色材使用量に関する情報をプレビュー用の画像データと同時に生成する第3の表示動作とを挙げることができる。
(a)画像処理装置3における第1の表示処理動作
図1を用いて、コピアモードかつ2色カラーモードが指定されている場合における、画像処理装置3で実行される第1の表示処理動作のうち、色材使用量に関する情報を生成する処理について説明する。
A/D変換部10は、画像入力装置2から入力されるRGB(R:赤、G:緑、B:青)のアナログ画像データを、デジタルの画像データ(RGBデジタル信号)に変換し、シェーディング補正部11に送る。シェーディング補正部11は、A/D変換部10から送られてきたデジタルのRGB画像データに対して、画像入力装置2の照明系、結像系および撮像系で生じる歪みを取り除く処理を行う。入力処理部12は、シェーディング補正部11から送られてきたRGBの画像データのそれぞれに対して、γ補正処理などの階調変換処理を施す。
原稿種別自動判別部13は、入力処理部12にてγ補正などの階調変換処理が施されたRGBの画像データ(RGBの濃度信号)に基づき、画像入力装置2にて読み取られた原稿の種別の判定を行う。ここで、判定される原稿の種別としては、文字原稿、印刷写真原稿、文字と印刷写真とが混在した文字印刷写真原稿などがある。また、原稿種別自動判別部13は、上記画像データに基づき、読み取られた原稿がカラー原稿であるか白黒原稿であるかの判別を行う処理である自動カラー判別処理(ACS:Auto Color Selection)やブランク原稿であるか否か(無地の原稿であるか否か)の判定処理も行うことができる。なお、原稿種別自動判別部13から出力されるRGBの画像データは、領域分離処理部14および圧縮部17に入力するようになっている。
領域分離処理部14は、原稿種別自動判別部13から送られてきたRGBの画像データに基づき、入力画像の画素毎に、当該画素がどのような画像領域に分類されるのかを判別し、この判別結果を示す領域分離信号を生成する処理を行う。ここで、領域分離処理部14において判別される画像領域には、黒文字領域、色文字領域、網点領域などがある。なお、領域分離処理部14は、画素毎に画像領域の判定を行う形態ではなく、複数の画素よりなるブロック毎に画像領域の判定が行われる形態であってもよい。
圧縮部17は、原稿種別自動判別部13から送られてきたRGBの画像データを符号化する処理を行う。なお、前記符号化は、たとえばJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式に基づいて行われる。
領域分離信号圧縮部15は、画素毎に生成された領域分離信号に対して圧縮処理を施す。なお、領域分離信号圧縮部15における圧縮処理は、たとえば、可逆圧縮方法であるMMR(Modified Modified Reed)方式またはMR(Modified Reed)方式に基づいて行われる。
制御部6は、圧縮部17から出力された符号化コード(符号化された画像データ)と領域分離信号圧縮部15から出力された領域分離信号コード(圧縮された領域分離信号)とを一旦記憶装置7に保存し、ファイリングデータとして管理する。そして、制御部6は、コピー出力動作が指示された場合、記憶装置7から前記符号化コードおよび当該符号化コードに対応する領域分離信号コードを読み出し、復号部18、領域分離信号復号部16にそれぞれ引き渡す。
なお、制御部6は、前記符号化コードの保存アドレスまたはデータ名と、領域分離信号コードの保存アドレスとを対応付けて管理テーブルに記入する。つまり、制御部6は、当該管理テーブルを用いて、符号化コードおよび領域分離信号コードの読み出しまたは書き込みの制御を行っている。
復号部18は、前記符号化コードに対して復号化処理を施すことによって、前記符号化コードをRGBの画像データに伸張する。また、領域分離信号復号部16は、前記領域分離信号コードに対して復号化処理を施す。復号化された領域分離信号は、黒生成/下色除去部22に引き渡される。そして、黒生成/下色除去部22においては、画像領域の種類に応じて画像処理内容の切替えが行われる。
画質調整部19は、復号部18から送られてきたRGBの画像データについて、下地の検出を行って下地除去補正を行う。さらに、画質調整部19は、操作者(ユーザ)によって操作パネル(不図示)から入力される設定情報に基づいて、RGBのバランス(カラー調整、赤み青みといった全体のカラー調整)、明るさ、鮮やかさの調整を行う。画質調整部19から出力される画像データは、2色カラーモードではRGBの画像データである。
ここで、本発明に係る画像処理方法は画像処理装置3で実行され、画像処理方法における2色化処理工程は2色化処理手段20で実行され、色材使用量算出工程は、色材使用量推定算出部27で実行される。
図2は、画像処理装置3における第1の表示処理動作の処理手順を示すフローチャートである。
ステップb1はモード判定工程であり、画像処理装置3は、操作パネルなどからの操作者による指示入力に基づいて、有彩色抽出モードおよび色指定モードのいずれかのモードが選択されたかを判定する。
次に、ステップb2は色材使用量情報生成工程であり、ステップb2−aの2色化処理工程と、ステップb2−bの色材使用量推定算出工程とを含む。ステップb2−aの2色化処理工程では、2色化処理手段20は、2色カラーモードが選択されている場合、画質調整部19から送られてきたRGBの画像データを、CMY(C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロー)の画像データに変換する処理を行う。なお、2色化処理手段20は、フルカラーモードが選択されている場合、画質調整部19から出力されたRGBの画像データに対して何も処理を行わず、当該画像データをそのまま色補正部21へ引き渡す(スルーする)。さらに、2色化処理手段20は、シングルカラーモードが選択されている場合、画質調整部19から出力されたCMYの画像データに対して何も処理を行わず、当該画像データをそのまま色補正部21へ引き渡す。
2色化処理手段20によって生成されたCMYの画像データは、色補正部21に引き渡される。色補正部21は、2色化処理手段20から出力されたCMYの画像データに対して何も処理を行わず、当該画像データをそのまま黒生成/下色除去部22に引き渡す。そして、黒生成/下色除去部22は、2色化処理手段20で生成されたCMYの画像データに対して、K(黒)の画像データを生成するとともに、下色除去処理を施してC’,M’,Y’,Kの画像データを生成する。
次にステップb2−bの色材使用量算出工程では、色材使用量推定算出部27は、黒生成/下色除去部22によって生成されたC’,M’,Y’,Kの画像データに基づいて、2色画像を画像出力装置4で出力した場合の色材の使用量(色材使用量)を算出し、この算出結果に基づいて色材使用量に関する情報を生成する。ここで、色材使用量推定算出部27が算出する色材使用量は、C’,M’,Y’,Kの画像データにおけるC’,M’,Y’,K各プレーンの濃度値の合計値である。C’,M’,Y’,K各プレーンの濃度値の合計値を色材使用量とすることによって、色材使用量を正確に算出することができる。
また、色材使用量推定算出部27が生成する色材使用量に関する情報は、フルカラー画像を画像出力装置4で出力した場合の色材使用量である第1使用量に対する、2色画像を画像出力装置4で出力した場合の色材使用量である第2使用量の比である。
なお、画像処理装置3において、前記第1使用量は、次のようにして算出される。すなわち、画像処理装置3は、画像入力装置2から入力されたRGBの画像データを、A/D変換部10、シェーディング補正部11、入力処理部12、原稿種別自動判別部13、領域分離処理部14、圧縮部17、復号部18および画質調整部19の順に送り、画質調整部19から出力されたRGBの画像データは、2色化処理手段20に引き渡される。2色化処理手段20は、画質調整部19から出力されたRGBの画像データに対して何も処理を行わず、当該画像データをそのまま色補正部21に引き渡す。色補正部21は、RGBの画像データに基づいてCMYの画像データを生成し、黒生成/下色除去部22は、CMYの画像データに対して黒生成下色除去処理を施して、C’,M’,Y’,Kの画像データを生成する。そして、色材使用量推定算出部27は、黒生成/下色除去部22によって生成されたC’,M’,Y’,Kの画像データに基づいて、前記第1使用量を算出する。
また、本実施形態では、色材使用量推定算出部27は、色材使用量に関する情報として、第1使用量に対する第2使用量の比(色材使用量比)を生成するが、第1使用量と第2使用量との差を数値情報として生成してもよく、第1使用量と第2使用量とをグラフ(円グラフ、棒グラフなど)情報として生成してもよい。
以上のようにして、色材使用量推定算出部27で生成された色材使用量に関する情報は、色材使用量推定算出部27から画像表示装置5に出力される。そして、画像表示装置5は、入力された色材使用量に関する情報を表示するように構成されている。
次に、ステップb3のプレビュー用画像データ生成工程では、プレビュー画像データ生成手段は、画像表示装置5に表示させるプレビュー用画像データを生成する。なお、本実施形態においてプレビュー画像データ生成手段は、A/D変換部10、シェーディング補正部11、入力処理部12、原稿種別自動判別部13、領域分離処理部14、領域分離信号圧縮部15、領域分離信号復号部16、圧縮部17、復号部18、画質調整部19、2色化処理手段20、色補正部21、黒生成/下色除去部22、空間フィルタ部23、変倍部24、出力階調補正部25および中間調生成部26で構成される。
図3は、画像形成装置1がプレビューを表示するときの処理を説明するための図である。図3を用いて、コピアモードかつ2色カラーモードが指定されている場合における、画像処理装置3のプレビュー表示動作を説明する。
プレビュー表示時において、画像処理装置3では、A/D変換部10、シェーディング補正部11、入力処理部12、原稿種別自動判別部13、領域分離処理部14、圧縮部17、領域分離信号圧縮部15、復号部18、画質調整部19および2色化処理手段20の処理については、前述した色材使用量に関する情報を生成する処理と同じであるため、以下ではその説明を省略する。
領域分離信号復号部16は、図3に示すように、プレビュー表示時において、復号化した領域分離信号を空間フィルタ部23および出力階調補正部25に引き渡す。また、2色カラーモードのプレビュー表示時において、色補正部21は、2色化処理手段20から出力されたCMYの画像データを、R’G’B’の画像データに変換する処理を行う。すなわち、色補正部21は、印刷処理の印刷特性に適合したCMYの画像データを画像表示装置5の表示特性に適合したR’G’B’の画像データに変換する処理を行っているのである。なお、CMYの画像データをR’G’B’の画像データに変換する処理は、入力値(CMY)と出力値(R’G’B’)とを対応付けたLUT(ルックアップテーブル)を作成し、作成したLUTから出力値をルックアップすることによって実現される。
黒生成/下色除去部22は、プレビュー表示時においては、色補正部21から出力されたR’G’B’の画像データに対して何も処理を行わず、当該画像データをそのまま後段の空間フィルタ部23に引き渡す。空間フィルタ部23は、プレビュー表示時においては、黒生成/下色除去部22から出力されたR’G’B’の画像データに対して、領域分離信号を基にデジタルフィルタによる空間フィルタ処理(強調処理、平滑化処理など)を行う。すなわち、空間フィルタ部23では、印刷処理時と同様、領域分離信号に基づいて、画像領域毎に異なる画像処理が実行される。
変倍部24は、プレビュー表示時においては、空間フィルタ部23から出力されたR’G’B’の画像データからなる画像の画素数を画像表示装置5の画素数に変換する間引き処理(画素数を減少する処理)を行う。画像形成装置1の操作パネルに備えられる画像表示装置5は、印刷を行う画像データの解像度と比較すると低解像度であり、通常、極めて小型のディスプレイである。それゆえ、プレビュー表示時においては、画像データを間引く必要がある。また、変倍部24では、画像形成装置1に備えられる操作パネルから入力される変倍コマンド(表示倍率を示す情報、たとえば2〜4倍などの固定倍率)に基づいて画像の拡大や縮小処理が施される。
出力階調補正部25は、プレビュー表示時においては、変倍部24から出力されたR’G’B’の画像データに対して、領域分離信号を基に出力γ補正処理を行う。より具体的に説明すると、出力階調補正部25は、領域分離信号を基に、画像領域に応じて異なるガンマ曲線を選択し、画像領域毎に出力γ補正処理の内容を異ならせている。たとえば、文字以外の領域に対しては、画像表示装置5の表示特性に応じたガンマ曲線が選択され、文字領域に対しては、文字をくっきりと表示させるためのガンマ曲線が選択される。
図4は、出力階調補正部25が用いるガンマ曲線の例を示す図である。図4(a)は、画像表示装置5の表示特性に応じたガンマ曲線である。また、図4(b)の実線で示される曲線は文字をくっきりと表示させるためのガンマ曲線である。なお、図4(b)の破線で示される曲線は、画像表示装置5の表示特性に応じたガンマ曲線であり、文字をくっきりと表示させるためのガンマ曲線と比較するために図示したものである。なお、本実施形態では、出力階調補正部25は、領域分離信号に基づいてガンマ曲線の選択を行っているが、領域分離信号による選択を行わないで図4(a)のガンマ曲線のみを用いて出力階調補正を行うようにしてもよい。
そして、中間調生成部26は、プレビュー表示時においては、出力階調補正部25から出力されたR’G’B’の画像データに対して何も処理を行わず、当該画像データをそのまま後段の画像表示装置5へ引き渡す。これにより、画像表示装置5は、R’G’B’の画像データに基づいて、コピー対象となる画像のプレビューを表示できる。
なお、出力階調補正部25において実行されている出力γ補正処理は、画質調整部19にて実行されてもよい。
以上では、コピアモードが選択された場合、プレビュー表示を行う際の処理について説明したが、イメージ送信モードが選択されたときも、モードに応じて信号変換、処理を選択してプレビュー表示を行ってもよい。
なお、色材使用量に関する情報を生成する処理とプレビュー画像の表示の処理の順番は特に限定されず、プレビュー表示の処理を、色材使用量に関する情報を生成する処理よりも先に行ってもよい。
ステップb2において色材使用量に関する情報が入力され、ステップb3においてプレビュー用画像データが入力された画像表示装置5は、図5に示す画面を表示する。図5は、プレビュー確認画面50を示す図である。画像表示装置5は、色材使用量に関する情報を示すメッセージ28およびプレビュー画像29を有するプレビュー確認画面50を表示する。図5は、画像表示装置5に、プレビュー画像29および警告のメッセージ28が表示された状態を示す図である。これによって操作者は、2色カラーモードにおけるプレビュー画像を確認できるとともに、フルカラーモードで出力した場合と、2色カラーモードで出力した場合との色材使用量を比較して、2色カラーモードでの色材削減の効果を確認することができる。
その後、操作者によって再設定のボタン33が押され、ステップb4で再設定指示信号が入力されれば、ステップb5に進み、画像表示装置5には図6に示す画面が表示される。図6は、出力形態を選択する画面40を示す図である。出力形態を選択する画面40には、カラーモードのボタン34、両面コピーのボタン38および特別機能のボタン39が表示される。なお、特別機能は、たとえば2in1または4in1で画像を出力する場合や、日付、頁数、スタンプなどを出力画像に付加する場合に選択する。
ステップb5で操作者によってカラーモードのボタン34が押されず、ステップb6で両面コピーのボタン38または特別機能のボタン39を押されて、2色カラーモード以外のモードを実行する指示信号が入力されれば、ステップb7に進み、後述する画像出力処理を行う。ステップb4で再設定指示信号が入力されず、ステップb8で図5に示すコピー開始のボタン32が押され、2色画像出力指示信号が入力された場合も、ステップb7に進み、画像出力処理を行う。
ステップb5において、操作者がカラーモードのボタン34を押すと、図7に示す画面が表示される。図7は、カラーモードを選択する画面41を示す図である。カラーモードを選択する画面41には、フルカラーのボタン42、シングルカラーのボタン43、自動のボタン44、2色カラーのボタン35および白黒のボタン45が表示される。フルカラーのボタン42、シングルカラーのボタン43、自動のボタン44または白黒のボタン45が押され、2色カラーモード以外のモードを実行する指示信号が入力されれば、ステップb7に進み、画像出力処理を行う。2色カラーのボタン35が押され、2色カラーモードを実行する指示信号が入力されれば、ステップb9に進み、図8に示す画面が表示される。
図8は、2色カラーモードを選択する画面46を示す図である。2色カラーモードを選択する画面46には、有彩色抽出のボタン36および色指定のボタン37が表示される。ステップb9で、操作者によって有彩色抽出のボタン36または色指定のボタン37が押されて、有彩色抽出モードまたは色指定モードの指示信号が入力される。さらに、有彩色抽出モードの指示信号が入力された場合には、指定出力色の指示信号が入力され、色指定モードの指示信号が入力された場合には、指定抽出色および指定出力色の指示信号が入力される。
その後、ステップb10に進み、図9に示す画面が表示される。図9は、再プレビュー実行の確認画面47を示す図である。再プレビュー実行の確認画面47には、現在の設定内容が適用されるというメッセージとともに、Yesのボタン48およびNoのボタン49が表示される。操作者によってYesのボタン48が押され、再設定処理を実行する指示信号が入力されれば、ステップb2−aに進み、新たなモードで2色化処理が行われる。ステップb10で再設定処理を実行する指示信号が入力されず、ステップb11でNoのボタン49が押され、再設定処理を実行しない指示信号が入力されれば、ステップb5に戻る。
このように、色材使用量比を画像表示装置5に表示することによって、フルカラーモードで出力した場合よりも色材使用量を削減できるかどうか操作者が適切に判断することができる。そして、色材使用量比の値に基づき、操作者が再度モードを設定し直すという操作を1回または複数回行うことで、操作者の所望する色材使用量の画像を出力することができる。
なお、指定抽出色または指定出力色により色材の使用量が変わる可能性があるので、操作者がより適切にモードを判断できるよう、図5のプレビュー確認画面50において、指定出力色以外の色で出力した場合の色材使用量を表示してもよい。
(b)画像処理装置3における第2の表示処理動作
図10を用いて、コピアモードかつ2色カラーモードが指定されている場合における、画像処理装置3で実行される第2の表示処理動作について説明する。第2の表示処理動作は、図1を用いて説明した前述の第1の表示処理動作における色材使用量に関する情報を生成する処理と同様である。図10は、画像処理装置3における第2の表示処理動作の処理手順を示すフローチャートである。
ステップb20,b21は、図2に示すステップb1,b2と同様であるため、記載を省略する。ステップb22で、色材使用量に関する情報である色材使用量比が所定の閾値(たとえば0.8)以上であれば2色カラーモードでの色材削減効果が小さいと判断し、ステップb23に進む。色材使用量比が所定の閾値未満であれば、2色カラーモードでの色材削減効果が充分に発揮されていると判断し、ステップb26に進む。ステップb23〜b30は、図2に示すステップb4〜b11と同様である。すなわち、第2の表示処理動作では、第1の表示処理動作のようにプレビュー画像を生成せず、画像表示装置5には、色材使用量に関する情報を表示させる。そして、色材使用量に関する情報は、2色カラーモードでの色材削減効果が小さい場合にのみ、画像表示装置5に表示され、2色カラーモードでの色材削減効果が充分に発揮されている場合には、現在設定されているモードで画像出力処理を行う。
(c)画像処理装置3における第3の表示処理動作
図11を用いて、コピアモードかつ2色カラーモードが指定されている場合における、画像処理装置3で実行される第3の表示処理動作について説明する。図11は、画像処理装置3が、色材使用量に関する情報をプレビュー用の画像データと同時に生成するときの処理を説明するための図である。
第3の表示処理動作において、画像処理装置3では、A/D変換部10、シェーディング補正部11、入力処理部12、原稿種別自動判別部13、領域分離処理部14、圧縮部17、領域分離信号圧縮部15、復号部18、画質調整部19、領域分離信号復号部16、色補正部21、黒生成/下色除去部22、空間フィルタ部23、変倍部24、出力階調補正部25および中間調生成部26の処理については、前述した第1の表示処理動作のうちの、プレビュー表示動作と同じであるため、以下ではその説明を省略する。
第3の表示処理動作において、2色化処理手段20から出力されたCMYの画像データは、色補正部21に引き渡されると同時に、色材使用量推定算出部27に引き渡される。
第3の表示処理動作において色材使用量推定算出部27が算出する色材使用量は、C,M,Yの画像データにおける、C,M,Yの各プレーンの濃度値の合計値である。
このように、色材使用量に関する情報をプレビュー用の画像データと同時に生成することによって、A/D変換部10、シェーディング補正部11、入力処理部12、原稿種別自動判別部13、領域分離処理部14、圧縮部17、領域分離信号圧縮部15、復号部18、画質調整部19および2色化処理手段20で行う処理を1回行うだけで済むので、色材使用量に関する情報とプレビュー用の画像データとをそれぞれ別々に生成する第1の表示処理動作よりも、画像表示装置5に、色材使用量に関する情報およびプレビュー用の画像データを表示させるまでの時間を短くすることができる。
(1−2)画像出力装置4に出力させる画像処理動作
図12を用いて、コピアモードかつ2色カラーモードが指定されている場合における、画像処理装置3の画像処理動作を説明する。図12は、画像形成装置1が画像出力装置4にて2色画像を出力するときの処理を説明するための図である。
画像処理装置3は、画像入力装置2から入力されたRGB(R:赤、G:緑、B:青)のアナログ画像データ(RGBアナログ信号)を、A/D変換部10、シェーディング補正部11、入力処理部12、原稿種別自動判別部13、領域分離処理部14および圧縮部17の順に送り、一旦記憶装置7に記憶する。その後、記憶装置7から読み出された画像データは、復号部18、画質調整部19、2色化処理手段20、色補正部21、黒生成/下色除去部22、空間フィルタ部23、変倍部24、出力階調補正部25、中間調生成部26の順に送られ、CMYK(C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロー、K:黒)のデジタルカラー信号として、画像出力装置4へ送られる。なお、2色カラーモードにおいて画像処理装置3では、色補正部21による処理動作は実行されず、スルーされる。
図13は、2色化処理手段20の構成を示すブロック図である。2色化処理手段20は、画質調整部19から送られてきたRGBの画像データを、有彩色と無彩色との2色からなる2色画像を出力するためのCMYの画像データに変換する。2色化処理手段20は、輝度彩度算出部201と、指定抽出色判定部202と、画像データ判定部203と、彩度調整処理部204と、出力色生成部205とを含んで構成される。
前述したように、画像形成装置1は、2色カラーモードでは、有彩色抽出モードおよび色指定モードのいずれかの動作を、操作パネルなどからの操作者による指定に基づいて実行するようになっている。2色カラーモードにおける2色化処理手段20の処理について、有彩色抽出モードと色指定モードとを区別して、以下に説明する。
画像形成装置1において操作パネルなどから色指定モードが指定された場合、画像処理装置3は、操作者が予め指定した有彩色(指定抽出色)を原稿中から抽出して、この指定抽出色の系統色を、操作者が予め指定した有彩色(指定出力色)で出力し、原稿中のその他の色部分を無彩色(黒色)で出力する。なお、前記指定抽出色および前記指定出力色は、操作パネルなどから、R(赤)、G(緑)、B(青)、C(シアン)、M(マゼンタ)およびY(イエロー)の中から所望の1色が指定される。
図14は、色指定モード時において2色化処理手段20が実行する処理の処理手順を示すフローチャートである。本発明に係る画像処理方法は画像処理装置3で実行され、画像処理方法における2色化処理工程は2色化処理手段20で実行される。色指定モード時において2色化処理手段20で実行される2色化処理工程は、輝度彩度算出工程と、指定抽出色判定工程と、画像データ判定工程と、彩度調整処理工程と、出力色生成工程とを含む。
ステップs1の輝度彩度算出工程では、輝度彩度算出部201は、画質調整部19から送られてきたRGBの画像データに対して輝度値および彩度値を算出する。輝度彩度算出部201による輝度値(Lum)の算出は、下記変換式(1)を用いて行われる。
Figure 0004903851
変換式(1)において、In_R、In_GおよびIn_Bは、画質調整部19から送られてきたRGB画像データのR,G,B各プレーンの画素値を表す。また、変換式(1)中のCoefficient_R、Coefficient_GおよびCoefficient_Bは、予め設定される変換係数で、たとえば、Coefficient_R=0.3、Coefficient_G=0.6、Coefficient_B=0.1のように設定すればよい。
また、輝度彩度算出部201による彩度値(Chroma)の算出は、下記変換式(2)を用いて行われる。
Figure 0004903851
なお、変換式(2)において、In_R、In_GおよびIn_Bは、画質調整部19から送られてきたRGB画像データのR,G,B各プレーンの画素値を表す。
次にステップs2の指定抽出色判定工程では、指定抽出色判定部202は、画質調整部19から送られてきたRGB画像データに対して、操作者が予め指定した原稿中の有彩色(指定抽出色)に対応する入力画像データであるか否かを、R,G,B各プレーンの画素値の大小関係の比較に基づいて判定する。具体的には、指定抽出色判定部202は、下表1を用いて指定抽出色に対応する入力画像データであるか否かを判定する。
Figure 0004903851
たとえば、操作者が指定抽出色としてR(赤)を指定している場合、表1の「R(赤)」の欄が参照され、In_R>R_JudgeR、In_G<R_JudgeGおよびIn_B<R_JudgeBを満たすとき、指定抽出色判定部202は、指定抽出色(R:赤)に対応する入力画像データであると判定し、それ以外を指定抽出色に対応しない入力画像データであると判定する。
なお、表1中のIn_R、In_GおよびIn_Bは、画質調整部19から送られてきたRGB画像データのR,G,B各プレーンの画素値を表す。また、表1中のR_JudgeR、R_JudgeGおよびR_JudgeBは、指定抽出色がR(赤)の場合における予め設定される閾値であり、G_JudgeR、G_JudgeGおよびG_JudgeBは、指定抽出色がG(緑)の場合における予め設定される閾値であり、B_JudgeR、B_JudgeGおよびB_JudgeBは、指定抽出色がB(青)の場合における予め設定される閾値であり、C_JudgeR、C_JudgeGおよびC_JudgeBは、指定抽出色がC(シアン)の場合における予め設定される閾値であり、M_JudgeR、M_JudgeGおよびM_JudgeBは、指定抽出色がM(マゼンタ)の場合における予め設定される閾値であり、Y_JudgeR、Y_JudgeGおよびY_JudgeBは、指定抽出色がY(イエロー)の場合における予め設定される閾値である。これらの閾値は、たとえば下表2のような値として設定される。
Figure 0004903851
次にステップs3の画像データ判定工程では、画像データ判定部203は、輝度彩度算出部201が算出した彩度値と、指定抽出色判定部202が判定した判定結果とに基づいて、画質調整部19から送られてきたRGB画像データが第1入力画像データ、第2入力画像データのいずれであるかを判定する。
具体的には、画像データ判定部203は、輝度彩度算出部201が算出した彩度値が所定の閾値(たとえば、20)以上であり、かつ指定抽出色判定部202によって指定抽出色に対応すると判定されたRGB入力画像データを、2色画像における有彩色を構成する第1入力画像データと判定する。また、画像データ判定部203は、第1入力画像データ以外のRGB入力画像データ、すなわち、輝度彩度算出部201が算出した彩度値が所定の閾値(たとえば、20)未満である条件、および、指定抽出色判定部202によって指定抽出色に対応しないと判定される条件の、少なくともいずれか一方の条件を満たすRGB入力画像データを、2色画像における無彩色を構成する第2入力画像データと判定する。
次にステップs4の彩度調整処理工程では、彩度調整処理部204は、画像データ判定部203が第1入力画像データであると判定したRGB入力画像データに対して、彩度を高くするように彩度値を調整する。具体的には、彩度調整処理部204は、下記変換式(3)を用いて、第1入力画像データに対して彩度調整処理を施す。なお、彩度調整処理部204は、第2入力画像データに対しては、彩度調整処理を施さない。
Figure 0004903851
変換式(3)中のOut_Chromaは、彩度調整処理部204による彩度調整処理後の彩度値を表し、In_Chromaは、輝度彩度算出部201が算出した彩度値を表し、Coefficient_Intは、予め設定される定数(たとえば、1.5)である。
次にステップs5の出力色生成工程では、出力色生成部205は、CMYの画像データを生成する。具体的には、出力色生成部205は、下記変換式(4)に示すように、第1入力画像データに対しては、彩度調整処理部204による彩度調整処理後の彩度値(Out_Chroma)と、輝度彩度算出部201が算出した輝度値(Lum)とに基づいてCMYの画像データを生成する。
Figure 0004903851
変換式(4)中のOut_C、Out_MおよびOut_Yは、出力色生成部205が生成するCMY画像データの各プレーンの濃度値を表す。また、変換式(4)中のCoefficient_OutR、Coefficient_OutGおよびCoefficient_OutBは、操作者が指定する指定出力色に応じて予め設定される変換係数であり、下表3に基づいて定められる。
Figure 0004903851
たとえば、操作者が指定出力色としてR(赤)を指定している場合、表3の「R(赤)」の欄に属するCoefficient_OutR、Coefficient_OutGおよびCoefficient_OutBの値が参照され、Coefficient_OutR=0、Coefficient_OutG=1、Coefficient_OutB=1が選択されることになる。
また、出力色生成部205は、下記変換式(5)に示すように、第2入力画像データに対しては、輝度彩度算出部201が算出した輝度値(Lum)に基づいてCMYの画像データを生成する。
Figure 0004903851
なお、変換式(5)中のOut_C、Out_MおよびOut_Yは、出力色生成部205が生成するCMY画像データの各プレーンの濃度値を表す。
以上のようにして2色化処理手段20によって生成されたCMYの画像データは、色補正部21に引き渡される。色補正部21は、2色カラーモードが選択されている場合、2色化処理手段20から出力されたCMYの画像データに対して何も処理を行わず、当該画像データをそのまま黒生成/下色除去部22に引き渡す。
黒生成/下色除去部22は、2色カラーモードが選択されている場合、色補正部21から出力されたCMYの画像データ、すなわち、2色化処理手段20で生成されたCMYの画像データからK(黒)の画像データを、下記変換式(6)に基づいて生成する黒生成を行う。
Figure 0004903851
さらに、黒生成/下色除去部22は、2色カラーモードが選択されている場合、下記変換式(7)に示すように、色補正部21から出力されたCMYの画像データからK(黒)の画像データを差し引いて新たなCMYの画像データであるC’M’Y’の画像データを生成する。
Figure 0004903851
以上のように、2色カラーモードにおいて、黒生成/下色除去部22は、2色化処理手段20で生成されたCMYの画像データに対して、K(黒)の画像データを生成するとともに、下色除去処理を施してC’M’Y’Kの画像データを生成する。
ここで、2色化処理手段20が生成したCMY画像データ、および、黒生成/下色除去部22が生成したC’M’Y’K画像データの濃度値について、図4を用いて説明する。
図15は、2色化処理手段20が生成したCMYの画像データの各プレーンの濃度値と、黒生成/下色除去部22が生成したC’M’Y’Kの画像データの各プレーンの濃度値とを模式的に示す図である。そして、図15(a)は、2色化処理手段20が第1入力画像データに対して生成したCMY画像データの濃度値と、黒生成/下色除去部22による黒生成下色除去処理後に生成されたC’M’Y’K画像データの濃度値との関係を示す。図15(b)は、2色化処理手段20が第2入力画像データに対して生成したCMY画像データの濃度値と、黒生成/下色除去部22による黒生成下色除去処理後に生成されたC’M’Y’K画像データの濃度値との関係を示す。また、図15(c)は、従来技術の画像処理装置における第1入力画像データに対して生成したCMY画像データの濃度値と、黒生成/下色除去部22による黒生成下色除去処理後に生成されたC’M’Y’K画像データの濃度値との関係を示す。
たとえば、色指定モードにおいて指定抽出色がR(赤)に指定され、指定出力色がR(赤)に指定されている場合、画像処理装置3の2色化処理手段20が有する出力色生成部205は、図15(a)に示すように、2色画像における有彩色(R:赤)を構成する第1入力画像データに対して、彩度値と輝度値とに基づいてCMYの画像データを生成するので、C,M,Y各プレーンの濃度値の最小値がゼロではなく、黒生成/下色除去部22においてK(黒)信号が生成可能となる。また、出力色生成部205は、図15(b)に示すように、2色画像における無彩色を構成する第2入力画像データに対して輝度値に基づいて、C,M,Y各プレーンの濃度値が等量のCMY画像データを生成し、黒生成/下色除去部22による黒生成下色除去処理によって、K(黒)信号が生成されるとともに、C’,M’,Y’各プレーンの濃度値がゼロのC’M’Y’K画像データが生成される。
以上のように、本実施形態の画像処理装置3では、出力色生成部205が、第1入力画像データに対して彩度値と輝度値とに基づいてC,M,Y各プレーンの濃度値の最小値がゼロではないCMY画像データを生成するので、2色画像における有彩色を構成する第1入力画像データに対してもK(黒)信号の生成が可能となり、したがって、画像処理装置3は、2色画像における有彩色部分と無彩色部分との境界部分で色味の変化が目立つ不具合である、いわゆるトーンギャップを低減することができる。
これに対して、従来技術の画像処理装置では、第1入力画像データに対して彩度値のみを使用してCMY画像データを生成するので、たとえば、指定抽出色がR(赤)に指定され、指定出力色がR(赤)に指定されている場合、図15(c)に示すように、Cプレーンの濃度値がゼロのCMY画像データが生成されることになる。そのため、従来技術の画像処理装置において、第1入力画像データに対して生成されたCMY画像データに、黒生成下色除去処理が施されると、K(黒)信号が生成されずに、Kプレーンの濃度値はゼロである。したがって、従来技術の画像処理装置では、2色画像における有彩色部分と無彩色部分との間に、大きなトーンギャップが発生することになる。
また、本実施形態では、2色化処理手段20が有する出力色生成部205は、第1入力画像データに対して、彩度調整処理部204による彩度調整処理後の彩度値と輝度値とに基づいてCMYの画像データを生成するので、RGB入力画像データの各画素間で、R,G,B各プレーンにおける画素値の差が小さい場合であっても、濃度差が高くされたCMYの画像データを生成することができる。たとえば、スキャナによって、R,G,B各プレーンにおける画素値の差が小さく読み取られる傾向がある場合(たとえば、青や緑系の信号)、階調性のある画像を出力するには、上記彩度調整処理を行えばよい。
図16は、有彩色抽出モード時において2色化処理手段20が実行する処理の処理手順を示すフローチャートである。有彩色抽出モード時において2色化処理手段20で実行される2色化処理工程は、輝度彩度算出工程と、画像データ判定工程と、彩度調整処理工程と、出力色生成工程とを含む。
画像形成装置1において操作パネルなどから有彩色抽出モードが指定された場合、画像処理装置3は、原稿中の全有彩色を抽出して、この全有彩色を、操作者が予め指定した有彩色(指定出力色)で出力し、原稿中のその他の色部分を無彩色(黒色)で出力する。なお、前記指定出力色は、操作パネルなどから、R(赤)、G(緑)、B(青)、C(シアン)、M(マゼンタ)およびY(イエロー)の中から所望の1色が指定される。
ステップa1の輝度彩度算出工程では、輝度彩度算出部201は、画質調整部19から送られてきたRGBの画像データに対して輝度値および彩度値を算出する。輝度彩度算出部201による輝度値(Lum)の算出は、上記変換式(1)を用いて行われる。また、輝度彩度算出部201による彩度値(Chroma)の算出は、上記変換式(2)を用いて行われる。なお、有彩色抽出モードでは、指定抽出色判定部202による判定処理は行われない。
次にステップa2の画像データ判定工程では、画像データ判定部203は、輝度彩度算出部201が算出した彩度値に基づいて、画質調整部19から送られてきたRGB画像データが第1入力画像データ、第2入力画像データのいずれであるかを判定する。
具体的には、画像データ判定部203は、輝度彩度算出部201が算出した彩度値が所定の閾値(たとえば、20)以上であるRGB入力画像データを、2色画像における有彩色を構成する第1入力画像データと判定する。また、画像データ判定部203は、第1入力画像データ以外のRGB入力画像データ、すなわち、輝度彩度算出部201が算出した彩度値が所定の閾値(たとえば、20)未満であるRGB入力画像データを、2色画像における無彩色を構成する第2入力画像データと判定する。
次にステップa3の彩度調整処理工程では、彩度調整処理部204は、画像データ判定部203が第1入力画像データであると判定したRGB入力画像データに対して、彩度を高くするように彩度値を調整する。具体的には、彩度調整処理部204は、上記変換式(3)を用いて、第1入力画像データに対して彩度調整処理を施す。なお、彩度調整処理部204は、第2入力画像データに対しては、彩度調整処理を施さない。
次にステップa4の出力色生成工程では、出力色生成部205は、CMYの画像データを生成する。具体的には、出力色生成部205は、上記変換式(4)に示すように、第1入力画像データに対しては、彩度調整処理部204による彩度調整処理後の彩度値(Out_Chroma)と、輝度彩度算出部201が算出した輝度値(Lum)とに基づいてCMYの画像データを生成する。また、出力色生成部205は、上記変換式(5)に示すように、第2入力画像データに対しては、輝度彩度算出部201が算出した輝度値(Lum)に基づいてCMYの画像データを生成する。
以上のようにして2色化処理手段20によって生成されたCMYの画像データは、色補正部21に引き渡される。色補正部21は、2色カラーモードが選択されている場合、2色化処理手段20から出力されたCMYの画像データに対して何も処理を行わず、当該画像データをそのまま黒生成/下色除去部22に引き渡す。
そして、有彩色抽出モード時において黒生成/下色除去部22は、2色化処理手段20で生成されたCMYの画像データに対して、前述した色指定モード時と同様の黒生成下色除去処理を施して、C’M’Y’Kの画像データを生成する。
有彩色抽出モードにおいて、画像処理装置3の2色化処理手段20が有する出力色生成部205は、2色画像における有彩色を構成する第1入力画像データに対して、彩度値と輝度値とに基づいてCMYの画像データを生成するので、C,M,Y各プレーンの濃度値の最小値がゼロではなく、K(黒)信号が生成可能となる。そのため、画像処理装置3は、2色画像における有彩色部分と無彩色部分との間のトーンギャップを低減することができる。
空間フィルタ部23は、黒生成/下色除去部22より出力されるC’M’Y’Kの画像データに対して、領域分離信号(領域識別信号)を基にデジタルフィルタによる空間フィルタ処理(強調処理、平滑化処理など)を行う。すなわち、空間フィルタ部23では、領域分離信号に基づいて、画像領域毎に異なる画像処理が実行される。
変倍部24は、空間フィルタ部23から出力されたC’M’Y’Kの画像データに対して、操作パネルを介して操作者(ユーザ)によって入力される変倍コマンド(印刷画像の倍率を示した情報)に基づいて、画像の拡大や縮小処理を行う。出力階調補正部25は、変倍部24から出力されたC’M’Y’Kの画像データに対して、記録用紙などの記録材に出力するための出力γ補正処理を行う。また、中間調生成部26は、出力階調補正部25から出力されたC’M’Y’Kの画像データに対して、誤差拡散法やディザ法を用いて、画像出力装置4において画像を印刷するために必要な階調再現処理(中間調生成処理)を実行するものである。
そして、中間調生成部26から出力されるC’M’Y’Kの画像データは、画像出力装置4に引き渡され、画像出力装置4は、当該画像データの2色画像を記録用紙上に印刷する。
(2)フルカラーモードおよびシングルカラーモードにおける画像処理動作
(2−1)印刷処理時(画像印刷ジョブ時)
図17を用いて、コピアモードかつフルカラーモード、またはコピアモードかつシングルカラーモードが指定されている場合における、画像処理装置3の画像処理動作を説明する。図17は、フルカラーモードおよびシングルカラーモード時における画像処理を説明するための図である。図17(a)は、フルカラーモード時における画像処理を説明する図であり、図17(b)は、シングルカラーモード時における画像処理を説明する図である。フルカラーモード時およびシングルカラーモード時において、画像処理装置3では、A/D変換部10、シェーディング補正部11、入力処理部12、原稿種別自動判別部13、領域分離処理部14、圧縮部17、領域分離信号圧縮部15、復号部18および領域分離信号復号部16の処理については、前述した2色カラーモード時の処理と同じであるため、以下ではその説明を省略する。
まずフルカラーモード時において、画質調整部19は、復号部18から送られてきたRGBの画像データについて、下地の検出を行って下地除去補正を行う。さらに、画質調整部19は、操作者(ユーザ)によって操作パネルから入力される設定情報に基づいて、RGBのバランス(カラー調整、赤み青みといった全体のカラー調整)、明るさ、鮮やかさの調整を行う。画質調整部19から出力される画像データは、フルカラーモードではRGBの画像データである。
2色化処理手段20は、フルカラーモードが選択されている場合、図8(a)に示すように、画質調整部19から出力されたRGBの画像データに対して何も処理を行わず、当該画像データをそのまま色補正部21に引き渡す。
色補正部21は、フルカラーモードが選択されている場合、2色化処理手段20から出力されるRGBの画像データをCMYの画像データに変換する色補正処理を行うとともに、当該画像データに対して色再現性を高める処理を施す。なお、前記色補正処理は、入力値(RGB)と出力値(CMY)とを対応付けたLUT(ルックアップテーブル)を作成し、作成したLUTから出力値をルックアップすることによって実現される。
黒生成/下色除去部22は、フルカラーモードが選択されている場合、色補正部21から出力されたCMYの画像データからK(黒)の画像データを生成する黒生成を行うとともに、元のCMYの画像データからK(黒)の画像データを差し引いて新たなCMYの画像データであるC’M’Y’の画像データを生成する。以上のように、フルカラーモードにおいて、黒生成/下色除去部22は、色補正部21で生成されたCMYの画像データに対して、K(黒)の画像データを生成するとともに、下色除去処理を施してC’M’Y’Kの画像データを生成する。
空間フィルタ部23は、黒生成/下色除去部22より出力されるC’M’Y’Kの画像データに対して、領域分離信号(領域識別信号)を基にデジタルフィルタによる空間フィルタ処理(強調処理、平滑化処理など)を行う。すなわち、空間フィルタ部23では、領域分離信号に基づいて、画像領域毎に異なる画像処理が実行される。
変倍部24は、空間フィルタ部23から出力されたC’M’Y’Kの画像データに対して、操作パネルを介して操作者(ユーザ)によって入力される変倍コマンド(印刷画像の倍率を示した情報)に基づいて、画像の拡大や縮小処理を行う。出力階調補正部25は、変倍部24から出力されたC’M’Y’Kの画像データに対して、記録用紙などの記録材に出力するための出力γ補正処理を行う。また、中間調生成部26は、出力階調補正部25から出力されたC’M’Y’Kの画像データに対して、誤差拡散法やディザ法を用いて、画像出力装置4において画像を印刷するために必要な階調再現処理(中間調生成処理)を実行する。そして、中間調生成部26から出力されるC’M’Y’Kの画像データは、画像出力装置4に引き渡され、画像出力装置4は、当該画像データのフルカラー画像を記録用紙上に印刷する。
次にシングルカラーモード時における画像処理装置3の画像処理動作を、図17(b)を用いて説明する。
画質調整部19は、シングルカラーモードが選択されている場合、復号部18から出力されたRGBの画像データを、RGBの補色となるCMYの画像データに変換する処理を行う。ここで、シングルカラーモードにおいてのRGBの画像データからCMYの画像データへの変換処理は、下記変換式(8)を用いることによって実行される。
Figure 0004903851
[式中、a1=−0.23046875、a2=−0.79296875、a3=0.0234375、c=255である。]
上記変換式(8)における変換係数r1〜r3は、下記表4に基づいて定められる。
Figure 0004903851
たとえば、操作者(ユーザ)がシングルカラーモードにおいて所望の出力色としてC(シアン)を指定している場合、表4の「C(シアン)」の欄に属するr1〜r3の値が参照され、r1=1、r2=0、r3=0が選択されることになる。シングルカラーモードが選択されている場合の画質調整部19からの出力は、CMYの画像データとなる。
また、画質調整部19にて実行される鮮やかさの調整は、変換式(8)のマトリクスのr1〜r3およびa1〜a3の各値を変更した上で当該マトリクスを用いることによって実現可能である。それゆえ、上記の鮮やかさの調整と、シングルカラーモードにおける画像データの変換処理(RGBからCMYへの変換)とについては、マトリクスを共用でき、画像処理回路を共用できる。よって、本実施形態では、上記の鮮やかさの調整と、シングルカラーモードにおける画像データの変換処理とが、同じ処理部(画質調整部)で行われるのである。
2色化処理手段20、色補正部21および黒生成/下色除去部22は、シングルカラーモードが選択されている場合、図17(b)に示すように、画質調整部19から出力されたCMYの画像データに対して何も処理を行わず、当該画像データをそのまま空間フィルタ部23に引き渡す。
シングルカラーモード時において、空間フィルタ部23は、黒生成/下色除去部22より出力されるCMYの画像データに対して、領域分離信号(領域識別信号)を基にデジタルフィルタによる空間フィルタ処理(強調処理、平滑化処理など)を行う。すなわち、空間フィルタ部23では、領域分離信号に基づいて、画像領域毎に異なる画像処理が実行される。
変倍部24は、空間フィルタ部23から出力されたCMYの画像データに対して、操作パネルを介して操作者(ユーザ)によって入力される変倍コマンド(印刷画像の倍率を示した情報)に基づいて、画像の拡大や縮小処理を行う。出力階調補正部25は、変倍部24から出力されたCMYの画像データに対して、記録用紙などの記録材に出力するための出力γ補正処理を行う。また、中間調生成部26は、出力階調補正部25から出力されたCMYの画像データに対して、誤差拡散法やディザ法を用いて、画像出力装置4において画像を印刷するために必要な階調再現処理(中間調生成処理)を実行する。そして、中間調生成部26から出力されるCMYの画像データは、画像出力装置4に引き渡され、画像出力装置4は、当該画像データのシングルカラー画像を記録用紙上に印刷する。
(2−2)プレビュー表示時
図18を用いて、コピアモードかつフルカラーモード、またはコピアモードかつシングルカラーモードが指定されている場合における、画像処理装置3のプレビュー表示動作を説明する。図18は、フルカラーモードおよびシングルカラーモード時においてプレビュー表示するときの処理を説明するための図である。図18(a)は、フルカラーモード時における処理を説明する図であり、図18(b)は、シングルカラーモード時における処理を説明する図である。フルカラーモード時およびシングルカラーモード時において、画像処理装置3では、A/D変換部10、シェーディング補正部11、入力処理部12、原稿種別自動判別部13、領域分離処理部14、圧縮部17、領域分離信号圧縮部15、復号部18および領域分離信号復号部16の処理については、前述した2色カラーモード時の処理と同じであるため、以下ではその説明を省略する。
まずフルカラーモード時において、画質調整部19は、復号部18から送られてきたRGBの画像データについて、下地の検出を行って下地除去補正を行う。さらに、画質調整部19は、操作者(ユーザ)によって操作パネルから入力される設定情報に基づいて、RGBのバランス(カラー調整、赤み青みといった全体のカラー調整)、明るさ、鮮やかさの調整を行う。画質調整部19から出力される画像データは、フルカラーモードではRGBの画像データである。
2色化処理手段20は、フルカラーモードが選択されている場合、図18(a)に示すように、画質調整部19から出力されたRGBの画像データに対して何も処理を行わず、当該画像データをそのまま色補正部21に引き渡す。
フルカラーモードのプレビュー表示時において、色補正部21は、2色化処理手段20から出力されたRGBの画像データを、R’G’B’の画像データに変換する処理を行う。ここで、色補正部21に入力されるRGBの画像データは、画像入力装置2(スキャナ)の色空間に適合しているデータである。そして、色補正部21は、このRGBの画像データを画像表示装置5の色空間に適合するR’G’B’の画像データへ変換する処理を行う。
つまり、色補正部21は、画像入力装置2の画像読取特性に適合したRGBの画像データを画像表示装置5の表示特性に適合したR’G’B’の画像データに変換する処理を行っているのである。なお、RGBの画像データをR’G’B’の画像データに変換する処理は、入力値(RGB)と出力値(R’G’B’)とを対応付けたLUTを作成し、作成したLUTから出力値をルックアップすることによって実現される。そして、本実施形態では、フルカラーモードにおいて、印刷処理時のRGBの画像データからCMYKの画像データへの変換処理と、プレビュー表示時のRGBの画像データからR’G’B’の画像データへの変換処理とについて、画像処理回路を共用している。
黒生成/下色除去部22は、プレビュー表示時においては、色補正部21から出力されたR’G’B’の画像データに対して何も処理を行わず、当該画像データをそのまま後段の空間フィルタ部23に引き渡す。空間フィルタ部23は、プレビュー表示時においては、黒生成/下色除去部22から出力されたR’G’B’の画像データに対して、領域分離信号を基にデジタルフィルタによる空間フィルタ処理(強調処理、平滑化処理など)を行う。すなわち、空間フィルタ部23では、印刷処理時と同様、領域分離信号に基づいて、画像領域毎に異なる画像処理が実行される。
フルカラーモードのプレビュー表示時における、空間フィルタ部23よりも後段の変倍部24、出力階調補正部25および中間調生成部26の処理は、2色カラーモードのプレビュー表示時の処理と同様であるので、説明は省略する。
次にシングルカラーモード時における画像処理装置3のプレビュー表示動作を、図18(b)を用いて説明する。
シングルカラーモードのプレビュー表示時における画質調整部19は、シングルカラーモードにおける印刷処理時と同じであり、復号部18から出力されたRGBの画像データを、RGBの補色となるCMYの画像データに変換する処理を行う。2色化処理手段20は、シングルカラーモードが選択されている場合、図18(b)に示すように、画質調整部19から出力されたCMYの画像データに対して何も処理を行わず、当該画像データをそのまま色補正部21に引き渡す。
シングルカラーモードのプレビュー表示時において、色補正部21は、2色化処理手段20から出力されたCMYの画像データを、R’G’B’の画像データに変換する処理を行う。すなわち、色補正部21は、印刷処理の印刷特性に適合したCMYの画像データを画像表示装置5の表示特性に適合したR’G’B’の画像データに変換する処理を行っているのである。なお、CMYの画像データをR’G’B’の画像データに変換する処理は、入力値(CMY)と出力値(R’G’B’)とを対応付けたLUTを作成し、作成したLUTから出力値をルックアップすることによって実現される。
黒生成/下色除去部22は、プレビュー表示時においては、色補正部21から出力されたR’G’B’の画像データに対して何も処理を行わず、当該画像データをそのまま後段の空間フィルタ部23に引き渡す。空間フィルタ部23は、プレビュー表示時においては、黒生成/下色除去部22から出力されたR’G’B’の画像データに対して、領域分離信号を基にデジタルフィルタによる空間フィルタ処理(強調処理、平滑化処理など)を行う。すなわち、空間フィルタ部23では、印刷処理時と同様、領域分離信号に基づいて、画像領域毎に異なる画像処理が実行される。
なお、シングルカラーモードのプレビュー表示時における、空間フィルタ部23よりも後段の変倍部24、出力階調補正部25および中間調生成部26の処理は、2色カラーモードのプレビュー表示時の処理と同様であるので、説明は省略する。
図19は、本発明の他の実施形態である画像形成装置30の構成を示すブロック図である。画像形成装置30は、前述した画像形成装置1と類似しており、対応する部分については同一の参照符号を付して説明を省略する。画像形成装置30は、画像形成装置1に備えられる画像処理装置3に代えて、画像処理装置31が備えられている。
画像形成装置30に備えられる画像処理装置31は、画像入力装置2から送られるRGBのアナログ画像データに対して、領域分離処理および原稿種別判別処理を行う前に、RGBの画像データを符号化して一旦記憶装置7に格納しておき、記憶装置7から読み出して復号化した画像データについて、原稿種別自動判別部13による原稿種別判別処理や、領域分離処理部14による領域分離処理を施すように構成されている。
また本発明のさらに他の実施の形態として、コンピュータを前述した画像処理装置3として機能させるために、コンピュータに実行させるためのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラムおよびソースプログラムの少なくともいずれか1つ)、およびこのプログラムコードを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することも可能である。本実施の形態によれば、前述した画像処理方法を行うプログラムコードを記録した記録媒体を持ち運び自在に提供することができる。
なお、プログラムコードを記録する記録媒体としては、マイクロコンピュータで処理が行われるために図示していないメモリ、たとえばCD−ROM(Compact Disc−Read
Only Memory)のようなものそのものがプログラムメディアであってもよいし、また、図示していないが外部記憶装置としてプログラム読み取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することで読み取り可能なプログラムメディアであってもよい。
いずれの場合においても、格納されているプログラムコードはマイクロプロセッサがアクセスして実行させる構成であってもよいし、あるいは、いずれの場合もプログラムコードを読み出し、読み出されたプログラムコードは、マイクロコンピュータの図示されていないプログラム記憶エリアにダウンロードされて、そのプログラムコードが実行される方式であってもよい。このダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
上記プログラムメディアは、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープなどのテープ系、フロッピー(登録商標)ディスクやハードディスクなどの磁気ディスクやCD−ROM/MO(Magneto Optical disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスクのディスク系、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを含む)/光カードなどのカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(
Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROMなどによる半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する媒体であってもよい。
また、インターネットを含む通信ネットワークを接続可能なシステム構成を持つことで、通信ネットワークからプログラムコードをダウンロードするように流動的にプログラムコードを担持する媒体であってもよい。なお、このように通信ネットワークからプログラムコードをダウンロードする場合には、そのダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納しておくか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであってもよい。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
上記記録媒体は、デジタルカラー画像形成装置やコンピュータシステムに備えられるプログラム読み取り装置により読み取られることで前述した画像処理方法が実行される。
1,30 画像形成装置
2 画像入力装置
3,31 画像処理装置
4 画像出力装置
5 画像表示装置
6 制御部
7 記憶装置
8 受信装置
9 送信装置
10 A/D変換部
11 シェーディング補正部
12 入力処理部
13 原稿種別自動判別部
14 領域分離処理部
15 領域分離信号圧縮部
16 領域分離信号復号部
17 圧縮部
18 復号部
19 画質調整部
20 2色化処理手段
21 色補正部
22 黒生成/下色除去部
23 空間フィルタ部
24 変倍部
25 出力階調補正部
26 中間調生成部
27 色材使用量推定算出部
201 輝度彩度算出部
202 指定抽出色判定部
203 画像データ判定部
204 彩度調整処理部
205 出力色生成部

Claims (7)

  1. 画像を表示可能な画像表示装置とデータ通信可能に接続される画像処理装置であって、
    原稿を読み取って入力されたRGBの入力画像データに基づいて、有彩色と無彩色との2色からなる2色画像を出力するためのCMYの画像データを生成する2色化処理手段と、
    前記RGBの入力画像データに基づいて、フルカラー画像を出力するためのCMYの画像データを生成する色補正手段と、
    前記色補正手段が生成したCMYの画像データに基づいて、フルカラー画像を出力した場合の色材の使用量である第1使用量を算出するとともに、前記2色化処理手段が生成したCMYの画像データに基づいて、2色画像を出力した場合の色材の使用量である第2使用量を算出し、これらの算出結果から、第1使用量と第2使用量との対比を表す情報を生成する色材使用量推定算出手段であって、生成した第1使用量と第2使用量との対比を表す前記情報を前記画像表示装置に出力するように構成される色材使用量推定算出手段とを含むことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記色材使用量推定算出手段は、第1使用量と第2使用量との対比を表す前記情報として、前記第1使用量に対する前記第2使用量の比である色材使用量比を表す情報を生成し、前記色材使用量比が所定の閾値以上であるときに、生成した第1使用量と第2使用量との対比を表す前記情報を前記画像表示装置に出力するように構成されることを特徴とする請求項記載の画像処理装置。
  3. 前記RGBの入力画像データに基づいて、2色画像を表すプレビュー用の画像データを生成するプレビュー画像データ生成手段を含み、
    前記プレビュー画像データ生成手段は、生成したプレビュー用の画像データを前記画像表示装置に出力するように構成されることを特徴とする請求項または記載の画像処理装置。
  4. 請求項1〜のいずれか1つに記載の画像処理装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  5. 画像を表示可能な画像表示装置とデータ通信可能に接続される画像処理装置において実行される画像処理方法であって、
    原稿を読み取って入力されたRGBの入力画像データに基づいて、有彩色と無彩色との2色からなる2色画像を出力するためのCMYの画像データを生成する2色化処理工程と、
    前記RGBの入力画像データに基づいて、フルカラー画像を出力するためのCMYの画像データを生成する色補正工程と、
    前記色補正工程で生成したCMYの画像データに基づいて、フルカラー画像を出力した場合の色材の使用量である第1使用量を算出するとともに、前記2色化処理工程で生成したCMYの画像データに基づいて、2色画像を出力した場合の色材の使用量である第2使用量を算出し、これらの算出結果から第1使用量と第2使用量との対比を表す情報を生成する色材使用量推定算出工程であって、生成した第1使用量と第2使用量との対比を表す前記情報を前記画像表示装置に出力する色材使用量推定算出工程とを含むことを特徴とする画像処理方法。
  6. 請求項1〜のいずれか1つに記載の画像処理装置を実現するための画像処理プログラムであって、
    コンピュータを前記各手段として機能させるための画像処理プログラム。
  7. 請求項に記載の画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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