JPH0934244A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH0934244A
JPH0934244A JP7206720A JP20672095A JPH0934244A JP H0934244 A JPH0934244 A JP H0934244A JP 7206720 A JP7206720 A JP 7206720A JP 20672095 A JP20672095 A JP 20672095A JP H0934244 A JPH0934244 A JP H0934244A
Authority
JP
Japan
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toner
rate
image
dot
thinning
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Pending
Application number
JP7206720A
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English (en)
Inventor
Satoshi Yano
悟志 矢野
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランニングコストと画質のバランスを取りつ
つ記録剤を節約できる記録装置を提供すること。 【解決手段】 記録剤を使用して画像をドット単位に分
割して記録する記録装置において、ドットの間引き率を
複数段階に切換え設定するドット間引き率設定手段と、
そのドット間引き率設定手段の設定に応じた間引き率で
記録されるべき画像データのドットを間引き処理するド
ット間引き手段と、前記設定されたドット間引き率で記
録された画像の記録剤節約率を算出する記録剤節約率算
出手段と、その記録剤節約率算出手段の算出結果を表示
する記録剤節約率表示手段とを備えたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナーやインク等
の記録剤を使用して画像をドット単位に分割して記録す
る電子写真記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】受信画像を記録するファクシミリ装置、
スキャナで読み取った画像を記録する複写機、ホスト装
置から入力される文字データを文字画像として記録する
プリンタ装置等の記録装置においては、その画像記録方
式として、電子写真方式がよく用いられている。
【0003】そのような電子写真記録装置は、一般に、
一様に帯電した感光体にレーザービームを照射するかし
ないかを、記録すべき画像データを構成する画素単位で
制御し、記録すべき画素に対応する感光体上の位置のみ
に電荷を残すことにより静電潜像を形成する。そして、
その静電潜像に記録剤となるトナーを付着させることに
より顕画像を形成して、その顕画像を記録紙に転写する
ことにより、画像を記録する。
【0004】したがって、トナーの消費量は、単純に記
録すべき画像のページ数に応じて決まるのではなく、記
録すべき画素の多少に応じて決まる。例えば、トナーが
黒色でモノクロ画像を記録する電子写真記録装置では、
記録すべき画像中に黒の部分が多ければ、それだけトナ
ーを多く消費することになり、ランニングコストも増加
する。また、トナーカードリッジの残量がわずかになっ
た状態でも、トナーは、記録すべき画素の数に応じて減
少していくため、いずれトナーはすべて消費され、画像
の記録が不可能となる。
【0005】そのため、トナー節約モードに指定されて
いるときは、イメージバッファに格納された印字すべき
文字のイメージを構成するドットデータを間引き処理し
て記録すべき画素の数を減らすことによってトナーの消
費量を減らすことができる電子写真方式のプリンタ装置
が提案されている(特開平2−144574号公報参
照)。
【0006】また、トナー残量が所定量以下になった場
合は、レーザービームの1ドット当たりの現像幅を縮小
して画像濃度を低下させることにより、記録されるべき
画素の1ドット当たりのトナー消費量を減少させ、トナ
ー不足により画像が記録できなくなる不具合を回避する
ことができるレーザービーム露光方式の電子写真装置が
提案されている(特開平1−133075号公報参
照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、トナーの消費
量を節約してランニングコストを低減すれば、その分記
録される画像は劣化する。一方、記録される画像の画質
を優先させれば、その分トナーの消費量は増加してラン
ニングコストは増加する。
【0008】また、トナーカートリッジ中のトナーの残
量が所定量以下に減少すると、トナーカートリッジの交
換をユーザに促すために、ランプを点滅させるなどして
警告する。ところが、トナーの残量が所定量以下となっ
ても、トナーが完全になくなるまでは画像記録が可能で
あるため、トナーを最後まで残さず使いきりたいという
ユーザ心理が働く。このため、トナーカートリッジは、
記録された画像がトナー不足のためにかすれて薄くなっ
たのを確認した後でないと交換されないのが実情であ
る。
【0009】プリンタ装置や複写機であれば、ユーザが
装置の近くにいて記録される画像を確認できるために、
トナー不足のために記録された画像がかすれていること
を確認したら、トナーカートリッジを交換して再印刷す
るか再コピーすれば記録用紙が無駄になることを除けば
不具合は比較的少ない。
【0010】しかし、ファクシミリ装置では、記録すべ
き画像の元となる原画像が遠隔地の送信元ファクシミリ
装置側にあり、また、いつ画像を受信するか知れないフ
ァクシミリ装置の近くにユーザがいることは少ない。こ
のため、トナー不足で受信画像がかすれて記録されてい
ても、ユーザがそのことに気付くのが遅れ、気付いてか
らトナーカートリッジを交換しても、原画像が送信元フ
ァクシミリ装置側にあるために、送信元ファクシミリ装
置から原画像を再送信してもらう等の余分の手間を必要
とする。
【0011】このように上記従来の装置では、トナーの
残量が所定量以下になったことを条件としてトナー節約
モードに移行した後も、トナーを一定の節約率で節約し
て画像を記録するに過ぎないため、トナー不足により記
録不能に陥る事態の発生を遅らせることはできても、ト
ナーを最後まで残さず使いきりたいというユーザ心理に
よりトナーカートリッジが交換されない場合の、上記ト
ナー不足に起因する弊害を取り除くことはできないとい
う問題点があった。
【0012】本発明は係る事情に鑑みてなされたもので
あり、ランニングコストと画質のバランスを取ることが
できると共に記録剤不足による不具合の発生を未然に防
ぐことができる記録装置を提供するることを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の記録装置は、記録剤を使用して画像
をドット単位に分割して記録する記録装置において、ド
ットの間引き率を複数段階に切換え設定するドット間引
き率設定手段と、そのドット間引き率設定手段の設定に
応じた間引き率で記録されるべき画像データのドットを
間引き処理するドット間引き手段と、前記設定されたド
ット間引き率で記録された画像の記録剤節約率を算出す
る記録剤節約率算出手段と、その記録剤節約率算出手段
の算出結果を表示する記録剤節約率表示手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0014】この構成によれば、ユーザはドット間引き
率設定手段により、ドット間引き率を複数段階のドット
の間引き率のうちの1つに切換え設定する。ドット間引
き手段は、そのドット間引き率設定手段の設定に応じた
間引き率で記録されるべき画像データのドットを間引き
処理する。このドット間引き処理は、具体的には、ドッ
ト間引き率に応じて、記録剤により可視記録されるべき
画素の画素値(例えば1)を、記録剤により可視記録さ
れない画素の画素値(例えば0)に変換することにより
行うことができる。これにより、記録される画像は、間
引き処理されない場合と比較して、記録剤の消費量が少
ない画像となっている一方、その分画質は低下してい
る。一方、記録剤節約率算出手段は、前記設定されたド
ット間引き率で記録された画像の記録剤節約率を算出す
る。この記録剤節約率の具体的な算出方法としては、例
えば、記録剤の消費量は、可視記録される画素の数とほ
ぼ比例関係にあることに着目して、記録剤により可視記
録される画素を黒画素とし、可視記録されない画素を白
画素として、設定された間引き率で間引き処理された場
合の画像1ページ当たりの総黒画素数を、設定された間
引き率で間引き処理されない場合の画像1ページ当たり
の総黒画素数で除することで、当該ページの記録剤節約
率を算出することにより行うことができる。その算出さ
れた記録剤節約率は、記録剤節約率表示手段により表示
される。ユーザは、自分が設定したドット間引き率でド
ットが間引かれて記録された画像の画質と、記録剤節約
率表示手段により表示された記録剤節約率とを比較評価
することにより、この程度の記録剤節約率で、画質の低
下がこの程度であれば、もっとドット間引き率を大きく
してもよいといったように判断を下し、いわゆるトレー
ドオフの関係にあるランニングコストと記録された画像
の画質との最善のバランスを求めて、ドット間引き率設
定手段によりドット間引き率を切換え設定する。
【0015】請求項2記載の電子写真記録装置は、トナ
ーを使用して画像を記録する電子写真記録装置におい
て、ドットの間引き率を複数段階に切換え設定するドッ
ト間引き率設定手段と、そのドット間引き率設定手段の
設定に応じた間引き率で記録されるべき画像データのド
ットを間引き処理するドット間引き手段と、前記設定さ
れたドット間引き率で記録された画像のトナー節約率を
算出するトナー節約率算出手段と、そのトナー節約率算
出手段の算出結果を表示するトナー節約率表示手段とを
備えたことを特徴とする。
【0016】この構成によれば、ユーザはドット間引き
率設定手段により、ドット間引き率を複数段階のドット
の間引き率のうちの1つに切換え設定する。ドット間引
き手段は、そのドット間引き率設定手段の設定に応じた
間引き率で記録されるべき画像データのドットを間引き
処理する。このドット間引き処理は、具体的には、ドッ
ト間引き率に応じて、トナーにより可視記録されるべき
画素の画素値(例えば1)を、トナーにより可視記録さ
れない画素の画素値(例えば0)に変換することにより
行うことができる。これにより、記録される画像は、間
引き処理されない場合と比較して、トナーの消費量が少
ない画像となっている一方、その分画質は低下してい
る。一方、トナー節約率算出手段は、前記設定されたド
ット間引き率で記録された画像のトナー節約率を算出す
る。このトナー節約率の具体的な算出方法としては、例
えば、トナーの消費量は、可視記録される画素の数とほ
ぼ比例関係にあることに着目して、トナーにより可視記
録される画素を黒画素とし、可視記録されない画素を白
画素として、設定された間引き率で間引き処理された場
合の画像1ページ当たりの総黒画素数を、設定された間
引き率で間引き処理されない場合の画像1ページ当たり
の総黒画素数で除することで、当該ページのトナー節約
率を算出することにより行うことができる。その算出さ
れたトナー節約率は、トナー節約率表示手段により表示
される。ユーザは、自分が設定したドット間引き率でド
ットが間引かれて記録された画像の画質と、トナー節約
率表示手段により表示されたトナー節約率とを比較評価
することにより、この程度のトナー節約率で、画質の低
下がこの程度であれば、もっとドット間引き率を大きく
してもよいといったように判断を下し、いわゆるトレー
ドオフの関係にあるランニングコストと記録された画像
の画質との最善のバランスを求めて、ドット間引き率設
定手段によりドット間引き率を切換え設定する。
【0017】請求項3記載の電子写真記録装置は、トナ
ーを使用して画像を記録する電子写真記録装置におい
て、トナーの残量を検出するトナー残量検出手段と、そ
のトナー残量検出手段がトナー残量の所定量以下を検出
した場合は、その後そのトナー残量検出手段が検出する
トナー残量に応じてドットの間引き率を複数段階に切換
えるドット間引き率切換手段と、そのドット間引き率切
換手段から指定された間引き率で記録されるべき画像デ
ータのドットを間引き処理するドット間引き手段とを備
えたことを特徴とする。
【0018】この構成によれば、トナー残量検出手段が
トナー残量が残り少なくなり所定量以下になったことを
検出すると、ドット間引き率切換手段は、その後のトナ
ー残量の減少に応じてドット間引き率を徐々に大きくし
ていく。これにより、記録される画像も徐々に薄くな
る。したがって、ドット間引き率を徐々に大きくするこ
とにより、それだけトナーの消費量も少なくなり、トナ
ーが完全になくなるまでの時間を延ばすことができる。
また、記録される画像が徐々に薄くなることにより、ユ
ーザにトナーの残量が残り少ないことを視覚的に訴える
ことで、トナーが完全になくなって画像がかすれて不完
全な状態で記録される前にトナーカートリッジの交換を
促すことができる。
【0019】請求項4記載の電子写真記録装置は、トナ
ーを使用して画像を記録する電子写真記録装置におい
て、トナーの残量を検出するトナー残量検出手段と、ト
ナーの残量とドット間引き率との関係を予め設定記憶し
ておく残量/間引き率設定手段と、前記トナー残量検出
手段がトナー残量の所定量以下を検出した場合は、前記
残量/間引き率設定手段の設定にしたがって、その後そ
のトナー残量検出手段が検出するトナー残量に応じてド
ットの間引き率を複数段階に切換えるドット間引き率切
換手段と、そのドット間引き率切換手段から指定された
間引き率で記録されるべき画像データのドットを間引き
処理するドット間引き手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0020】この構成によれば、ユーザは、残量/間引
き率設定手段により、トナーの残量とドット間引き率と
の関係を予め設定しておく。このトナーの残量とドット
間引き率との関係とは、ドット間引き率を段階的に大き
くしていく場合の切換えタイミングとトナーの残量との
関係である。これにより、トナー残量が残り少なくなり
所定量以下になった後のトナー間引き率は、ユーザの設
定した関係にしたがって、トナー残量に応じて変化す
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の
形態では、電子写真記録装置として、ファクシミリ装置
を例に取って説明するが、本発明はこれに限らず、複写
機やパソコン等の記録装置に広く適用することができ
る。
【0022】図1に、本発明にかかるファクシミリ装置
のブロック構成を示す。
【0023】同図において、装置全体の動作を制御する
システム制御部7には、システムバス11を介して、通
信制御部1、変復調部2、I/Oポート3、ページメモ
リ4、記録画像処理部5、記録部6、スキャナ部8、操
作表示部9、及び、トナー残量検出手段であるトナー残
量検出部10がそれぞれ接続されている。
【0024】この構成において、回線を介して他のファ
クシミリ装置から送信された画像情報は、通信制御部1
で受信され、その受信された画像情報は、変換復調部2
で復調される。復調された画像情報は、1ページ毎にペ
ージメモリ4に展開されて画像記録処理部5に順次送ら
れる。画像記録処理部5では、後述する各種画像処理及
び本発明にかかるドット間引き処理が行われる。画像記
録処理部5で処理されたドット単位の画像データは記録
部6へ送られる。記録部6では、画像記録処理部5から
送られる画像データに応じて、図示しない一様に帯電し
た感光体に照射するレーザービームをON/OFF制御
して静電潜像を形成し、その静電潜像にトナーを付着さ
せて顕画像を形成して、その顕画像を記録紙に転写して
図示しない定着装置によりトナーを記録紙に定着させて
装置外部に排出することにより、受信した画像情報を記
録する。
【0025】また、スキャナ部8で読み取られた画像情
報も、必要に応じて受信した画像情報と同様に、1ペー
ジ毎にページメモリ4に展開され、記録画像処理部5に
より処理され記録部6で記録紙に記録される。
【0026】図2は、記録画像処理部5の詳細構成を示
している。同図において、記録画像処理部5は、他の画
像記録部5a、間引きクロック発生部5b、セレクタ5
c、アンド回路5d、間引き前黒画素カウンタ5e、間
引き後黒画素カウンタ5f、及び、Dフリップフロップ
5gとから構成されている。
【0027】この構成で、システムバス11を介してペ
ージメモリ4からパラレルデータとして送られる画像デ
ータは、他の画像処理部5aに入力され、その他の画像
処理部5aでは、本発明にかかるドット間引き処理に先
立って、従来同様のスムージング処理等の画像処理が施
される。
【0028】その他の画像処理部5aからは、画素クロ
ックPLCLKと、これに同期してシリアル画像データ
PLDATとが出力される。画素クロックPLCLK
は、図3に示されるように、画像を構成する各画素に対
応した信号であり、その信号レベルは、Low/Hig
hの2値の信号となる。なお、Lowは真理値の0に、
Highは真理値の1に対応するものとする。シリアル
画像データPLDATは、図3に示されるように、画素
クロックPLCLKと同期して生成され、その画像デー
タの画素値は、1または0の2値のいずれかの値をと
る。画素値1の画素は、記録部6において、その画素に
対応する感光体上の位置に、レーザービームが照射され
ずに、電荷が残される画素であり、付着するトナーによ
り記録紙に可視出力される、いわゆる黒画素である。画
素値0の画素は、逆に、電荷が消去される画素であり、
記録紙に可視出力されない、いわゆる白画素である。
【0029】画素クロックPLCLKは、間引きクロッ
ク発生部5b、及び、Dフリップフロップ5g、間引き
前黒画素カウンタ5e、間引き後黒画素カウンタ5fの
各クロック端子Cに入力されている。シリアル画像デー
タPLDATは、間引き前黒画素カウンタ5eのイネー
ブル端子E、及び、アンド回路5dの入力端子Bに入力
されている。
【0030】間引きクロック発生部5bは、入力される
画素クロックPLCLKに同期した、それぞれパターン
の異なる間引きクロックECNCK1、ECNCK2、
ECNCK3を出力する。
【0031】セレクタ5cは、I/Oポートから入力さ
れる節約モード選択信号MODSELに応じて間引きク
ロック発生部5bから入力される間引きクロックECN
CK1、ECNCK2、ECNCK3を間引きクロック
ECNCKとして選択出力するか、あるいは、常時Hi
ghレベルの信号を間引きクロックECNCKとして出
力する。間引きクロックECNCKは、アンド回路の入
力端子Aに入力される。
【0032】I/Oポートから出力される節約モード選
択信号MODSELは、操作表示部9の図示しない節約
モード設定キー群の設定に応じて出力される。節約モー
ド設定キー群は、ドットを間引かないで通常の画像記録
をさせるための通常モードキー、ドットを所定の間引き
率で間引いて画像記録させるための第1節約モードキ
ー、第1節約モードよりも大きいドット間引き率でドッ
トを間引いて画像記録させるための第2節約モードキ
ー、及び、第2節約モードよりも大きいドット間引き率
でドットを間引いて画像記録させるための第3節約モー
ドキーより構成される。ユーザは、それらのキー群のう
ちのいずれかを選択押下し、システム制御部7は、その
押下されたキーが何であるかを検出して、I/Oポート
3に通知する。
【0033】セレクタ5cは、I/Oポート3よりMO
DSEL信号として通知される押下されたモードキーが
通常モードキーであれば、常時Highレベルの信号を
間引きクロックECNCKとして出力する。押下された
モードキーが、第1節約モードキーであれば、間引きク
ロックECNCK1を選択して間引きクロックECNC
Kとして出力する。押下されたモードキーが、第2節約
モードキーであれば、間引きクロックECNCK2を選
択して間引きクロックECNCKとして出力する。押下
されたモードキーが、第3節約モードキーであれば、間
引きクロックECNCK3を選択して間引きクロックE
CNCKとして出力する。
【0034】間引きクロックECNCKが入力端子A
に、シリアル画像データPLDATが入力端子Bに入力
されるアンド回路5dの出力Cは、間引き後黒画素カウ
ンタ5fのイネーブル端子E、及び、Dフリップフロッ
プ5gのデータ入力端子Dに入力される。
【0035】一般にアンド回路の入力と出力との関係
は、図4の真理値表で表わされる。同表を見て明らかな
ように、入力端子Aの値が0であれば、入力端子Bの値
に関係なく、その出力Cは0になる。一方、入力端子A
の値が1であれば、入力端子Bの値がそのまま出力Cの
値となる。すなわち、入力端子Aに入力される間引きク
ロックECNCKのパターンを変えることによって、入
力端子Bに入力されるシリアル画像データPLDATの
画素の間引き方を変化させることができる。
【0036】したがって、通常モードに設定されている
場合は、入力端子Aに入力される間引きクロックECN
CKは、図3のCLOCK1に示されるように、常時H
ighの信号であり、その間引きクロックECNCK
と、入力端子Bに入力されるシリアル画像データPLD
ATの論理積である出力C(PLDAT・CLOCK
1)は、シリアル画像データPLDATがそのまま出力
されたものとなる。つまり、通常モードでは、ドット間
引き率は0%であり、ドットの間引きは行われない。
【0037】第1節約モードに設定されている場合は、
入力端子Aに入力される間引きクロックECNCK(E
CNCK1)は、図3に示される1画素おきにLow/
Highに切り替わるCLOCK3と、そのCLOCK
3とは1画素分位相がずれたCLOCK4とが、1ライ
ン毎に交互に切り替わるパターンであり、そのパターン
で間引かれるシリアル画像データPLDATは、図5
(a)に示すように、市松模様の白で示される画素は、
その元の画素値にかかわらず0に変換され、斜線で塗ら
れた画素は、その元の画素値が1であれば1が出力さ
れ、元の画素値が0であれば0が出力される。つまり、
第1節約モードでは、ドット間引き率は2分の1、すな
わち、50%である。
【0038】第2節約モードに設定されている場合は、
入力端子Aに入力される間引きクロックECNCK(E
CNCK2)は、図3に示される1画素おきにLow/
Highに切り替わるCLOCK3と、そのCLOCK
3とは1画素分位相がずれたCLOCK4とが、常時L
owレベルのCLOCK2をはさんで1ライン毎に交互
に切り替わるパターンであり、そのパターンで間引かれ
るシリアル画像データPLDATは、図5(b)に示す
ように、間引き率50%ので間引かれるラインと間引き
率100%で間引かれるラインが交互に発生するパター
ンとなる。つまり、第2節約モードでは、画像1ページ
全体では、ドット間引き率は75%となる。
【0039】第3節約モードに設定されている場合は、
入力端子Aに入力される間引きクロックECNCK(E
CNCK3)は、図3に示される1画素がLow、次の
2画素がHighに交互に切り替わるCLOCK5と、
そのCLOCK5とは1画素分位相がずれたCLOCK
6と、そのCLOCK6とは1画素分位相がずれたCL
OCK7とが、常時LowレベルのCLOCK2をはさ
んで1ライン毎に順に切り替わるパターンであり、その
パターンで間引かれるシリアル画像データPLDAT
は、図5(c)に示すように、間引き率約66%で間引
かれるとライン間引き率100%で間引かれるラインが
交互に発生するパターンとなる。つまり、第3節約モー
ドでは、画像1ページ全体では、ドット間引き率は約8
3%となる。
【0040】このように設定されたモードに従ったドッ
ト間引き率でドット間引き処理されてアンド回路5dの
出力端子Cから出力され、Dフリップフロップに入力さ
れるドット間引き後のシリアル画像データPLDAT
は、画素クロックPLCLKに同期して出力端子Qから
出力される。出力端子Qの出力は、記録部6へ送られて
前述した手順で記録紙に記録される。
【0041】一方、間引き前黒画素カウンタ5eは、1
ページ分の画像データが記録される間、他の画像処理部
5aから出力されるシリアル画像データPLDAT中の
黒画素の総数、すなわち、画素値1の画素の総数を計数
する。また、間引き後黒画素カウンタ5fは、それと並
行して1ページ分の画像データが記録される間、アンド
回路5dの出力端子Cから出力される間引き処理後のシ
リアル画像データPLDAT中の黒画素の総数、すなわ
ち、画素値1の画素の総数を計数する。
【0042】本実施の形態にかかるファクシミリ装置の
ような、電子写真方式の記録装置では、画素単位でレー
ザビームを制御して静電潜像を形成してその静電潜像に
トナーを付着させるため、実際に記録される黒画素の数
と、それらの黒画素にそれぞれ対応する感光体上の位置
に付着するトナーの量、すなわち、トナーの消費量と
は、ほぼ比例関係にある。
【0043】したがって、間引き後黒画素カウンタ5f
が計数した、実際に記録される黒画素の総数を、間引き
処理されなかった場合の総黒画素数を示す間引き前黒画
素カウンタ5eが計数した総黒画素数で割算すれば、そ
の値は、記録した1ページ分の画像を間引き処理して記
録した場合のトナーの節約率を示すことになる。
【0044】システム制御部7は、1ページ分の画像記
録動作が終了すると、間引き前黒画素カウンタ5eの計
数値CNT1及び間引き後黒画素カウンタ5fの計数値
CNT2を読出して、トナー節約率算出手段としてCN
T2/CNT1を算出し、その算出結果を、トナー節約
率表示手段として、操作表示部9にパーセント表示す
る。なお、CNT2/CNT1を直接トナー節約率とす
るのではなく、記録部6の記録特性に応じて予め定めら
れた補正計数kをそれに乗じてk・CNT2/CNT1
をトナー節約率として表示しても良い。
【0045】このように、本実施の形態にかかるファク
シミリ装置は、設定された節約モード応じたドット間引
き率で画像を記録するが、記録部6にトナーを供給する
ための図示しないトナーカートリッジ中のトナーは、新
しいトナーカートリッジが交換されてから実際に記録さ
れる黒画素の総数にほぼ比例して消費される。
【0046】したがって、トナーカートリッジが交換さ
れてからの実際に記録される黒画素の総数を計数すれ
ば、トナーの消費量を検出することができることにな
る。そこで、図1に示されるトナー残量検出部10は、
ページ単位で実際に記録される黒画素の総数を計数す
る、図2に示される間引き後黒画素カウンタ5fの計数
値CNT2を、1ページの記録動作が完了する毎に読み
だして累計することにより、トナーカートリッジが交換
されてからのトナー消費量を実際に記録される黒画素の
累計として検出する。また、トナー消費量が求まれば、
トナーカートリッジ中のトナー残量は、新品のトナーカ
ートリッジ中のトナー量から、トナー消費量を引くこと
により容易に求まる。
【0047】いま、トナー残量検出部10が、トナーカ
ートリッジ中のトナー残量が残り少なくなり所定量以下
(例えば、黒画素の累計に換算して、黒字率30パーセ
ントの原稿100枚分)になったことを検出すると、シ
ステム制御部7は、操作表示部9のランプを点滅させる
等によりその旨を表示する。
【0048】記録部6が、A4サイズで、400dpi
×400dpiの解像度を持つとすると、黒字率30パ
ーセントの原稿100枚分に相当する黒画素の累計は、
A4サイズが210mm×297mm、1インチが2
5.4mmであるから、以下の算式により求まり、 210×297×(400/25.4)^2×0.3×
100 約464Mドットとなる。
【0049】システム制御部7は、上記トナー残量の所
定量以下を検出した後も、通常モード、第1節約モー
ド、第2節約モード、第3節約モードのうちのいずれか
に設定されいる、検出前のトナー節約モードに応じたド
ット間引き率で画像記録を続行している。
【0050】そして、上記トナー残量の所定量以下を検
出した後も、間引き後黒画素カウンタの計数値CNT2
を累計し続けているトナー残量検出部10の積算値が、
上記トナー残量の所定量以下を検出するまでのトナー消
費量を示す約464Mドットの2分の1の232Mドッ
トだけ増加して696Mドットになると、トナー残量検
出部10は、I/Oポート3に節約モードを第1節約モ
ードに切り換えるよう指令し、I/Oポート3は、MO
DSEL信号によりセレクタ5cをECNCK1に切り
換える。これにより、その後は、50パーセントのドッ
ト間引き率で画像が記録される。
【0051】そして、更に、トナー残量検出部10の積
算値が、上記トナー残量の所定量以下を検出するまでの
トナー消費量を示す約464Mドットの4分の3の34
8Mドットだけ増加して812Mドットになると、トナ
ー残量検出部10は、I/Oポート3に節約モードを第
2節約モードに切り換えるよう指令し、I/Oポート3
は、MODSEL信号によりセレクタ5cをECNCK
2に切り換える。これにより、その後は、75パーセン
トのドット間引き率で画像が記録される。
【0052】そして、更に、トナー残量検出部10の積
算値が、上記トナー残量の所定量以下を検出するまでの
トナー消費量を示す約464Mドットの7分の8の40
6Mドットだけ増加して870Mドットになると、トナ
ー残量検出部10は、I/Oポート3に節約モードを第
3節約モードに切り換えるよう指令し、I/Oポート3
は、MODSEL信号によりセレクタ5cをECNCK
3に切り換える。これにより、その後は、約83パーセ
ントのドット間引き率で画像が記録される。
【0053】このように、トナーの残量が少なくなり、
所定以下になった後は、トナーの残量に応じて徐々にド
ット間引き率が大きくなり、そのため、記録される画像
の視認性を保ちつつトナーが完全になくなるまでの時間
を延長することができる。また、徐々に記録される画像
の画質が低下するため、トナー残量がわずかであること
を警告しても、トナーを残さず使いきりたいという考え
のために、トナーが完全になくなって記録される画像が
かすれてきたのを確認するまではトナーカートリッジを
交換しようとしないユーザに対して、トナーカートリッ
ジの交換の判断させる目安を、完全にトナーがなくなる
前に与えることができ、トナーが完全になくなって画像
がかすれて不完全な状態で記録される不具合を防止する
ことができる。
【0054】なお、上記説明では、トナー残量が所定量
以下になると、トナー残量に応じてドット間引き率を切
り換えていくが、例えば、トナー残量が所定量以下にな
る前に、節約モードが第2節約モードに設定されている
と、トナー残量が所定量以下になってから、節約モード
が第1節約モードに設定され、かえってドット間引き率
が小さくなる問題を生じうるが、トナー残量が所定量以
下になってからのトナー残量に応じたドット間引き率の
切り換え時に、かえってドット間引き率が小さくなる場
合は、節約モードの切り換えを行わないようにすれば、
そのような問題は回避できる。
【0055】また、上記説明では、トナー残量が所定量
以下になってからのトナー残量に応じたドット間引き率
の切換えの一例として、トナー残量が所定量以下になっ
てからのトナー消費量が、それぞれ、トナー残量が所定
量以下になるまでのトナー消費量の2分の1、4分の
3、8分の7になったときに、トナー節約モードを、そ
れぞれ、第1節約モード、第2節約モード、第3節約モ
ードに切り変えるものを示したが、トナー残量と、ドッ
ト間引き率の変化と対応する節約モードの切換えのタイ
ミングの関係を予め複数記憶しておき、操作表示部9
に、それらの関係のうちの1つをユーザが選択設定でき
るように、設定キーを設けて、その設定にしたがって、
トナー残量に応じた節約モードの切換えをすることもで
きる。そうすれば、よりユーザの要求に合ったトナー節
約処理が可能となる。
【0056】また、トナー残量が残り少ないことを表示
する操作表示部9のランプを点滅を、トナー残量が所定
量以下になってからのトナー消費量が、トナー残量が所
定量以下になるまでのトナー消費量の2分の1なったら
やや早く、4分の3になったら非常に早く、8分の7に
なったら常時点灯させるといったように、トナーの残量
に応じて変化させることで、ユーザに対してトナーカー
トリッジの交換をいっそう促すことができる。
【0057】以上説明した構成における画像記録動作の
手順について、図6及び図7を参照して総括的に説明す
る。なお、図6は、トナー残量が所定量以下になる前に
おける手順を示し、図7は、トナー残量が所定量以下に
なった後における手順を示す。
【0058】システム制御部7は、トナー残量検出部1
0が、トナー残量が所定量以下になったことを検出した
かを調べる(判断101)。所定量以下でなければ(判
断101のNo)、処理102以降を実行し、所定量以
下であれば(判断101のYes)、処理109以降が
実行される。
【0059】先ず、トナー残量が所定量以下でない場合
(判断101のNo)について説明する。その場合、操
作表示部9のトナー節約モード設定のためのキーが、手
動操作により通常モード、第1節約モード、第2節約モ
ード、または、第3節約モードのうちの、どのモードに
設定されているかを読み取り(処理102)、その読み
取ったトナー節約モードに応じたドット間引き率で画像
記録する(処理103)。
【0060】そして、1ページ分の画像記録が終了した
かを調べ(判断104)。終了していない場合(判断1
04のNo)は、終了するまで処理103を実行する。
終了している場合(判断104のYes)は、間引き前
黒画素カウンタ5eの計数値CNT1を読み取る(処理
105)と共に間引き後黒画素カウンタ5fの計数値C
NT2を読み取り(処理106)、記録系の特性を考慮
した補正計数kを加味して、トナー節約率として、k・
CNT2/CNT1を算出して、操作表示部9に表示す
る(処理107)。次に、記録すべき次ページの画像が
あるかを調べ(判断108)、あれば(判断108のY
es)、判断101に戻る。なければ(判断108のN
o)。記録動作を終了する。
【0061】以上の判断101から判断108までの処
理により、ユーザにより設定された節約モードで画像記
録され、その節約モードに応じたドット間引き率でドッ
トが間引かれて記録出力される。更にユーザは操作表示
部9に表示されるトナー節約率を参照しつつ画質を評価
しながら節約モードを変更することで、ユーザが求め
る、ランニングコストと画質とのバランスに合ったトナ
ー節約率になるように、ドット間引き率を設定する。も
ちろん、いったんトナー節約モードがユーザの好みに設
定されて、トナー節約モードに変更がなければ、その後
は固定されたドット間引き率で画像記録される。
【0062】次に、判断101において、トナー残量が
所定量以下である場合(判断101のYes)について
説明する。その場合、トナー残量が所定量以下になって
からのトナー消費量の、トナー残量が所定量以下になる
までのトナー消費量に対する割合Sが、1/2以上かつ
3/4より小さいかを調べる(判断109)。その判断
結果がYesであれば、トナー節約モードを第1節約モ
ードに設定して(処理112)、次の処理115に移
る。その判断結果がNoであれば、判断110を実行す
る。
【0063】判断110では、割合Sが4/3以上かつ
7/8より小さいかを調べる。その判断結果がYesで
あれば、トナー節約モードを第2節約モードに設定して
(処理114)、次の処理115に移る。その判断結果
がNoであれば、判断111を実行する。
【0064】判断111では、割合Sが7/8以上かを
調べる。その判断結果がYesであれば、トナー節約モ
ードを第2節約モードに設定して(処理113)、次の
処理115に移る。その判断結果がNoであれば、節約
モードを変更せずに次の処理115に移る。判断111
の結果がNoであるということは、割合Sが1/2より
小さいことを意味し、その場合は、節約モードは、ドッ
ト間引き処理が行われない通常モードに維持される。
【0065】処理115では、設定されたトナー節約モ
ードに応じたドット間引き率で画像記録する(処理11
5)。
【0066】そして、1ページ分の画像記録が終了した
かを調べ(判断116)、終了していない場合(判断1
16のNo)は、終了するまで処理115を実行する。
終了している場合(判断116のYes)は、割合S
が、1以上かを調べる(判断117)。1以上であれば
(判断117のYes)、このまま画像記録を続けれ
ば、トナーが完全になくなって危険と判断して、アラー
ム表示、画像記録の中断等の処理を行いトナーが不足し
た状態で画像記録されることによる記録紙の無駄等を未
然に防止する。
【0067】割合Sが1以上でなければ(判断117の
No)、次に、記録すべき次ページの画像があるかを調
べ(判断119)、あれば(判断119のYes)、判
断109に戻る。なければ(判断119のNo)。記録
動作を終了する。
【0068】以上の判断109から判断119までの処
理により、トナー切れが近づくにつれてドット間引き率
が大きくなり、それにつれてかすれてくる記録画像をみ
てトナー切れが近いことを感じたユーザがトナーカート
リッジを新品に交換する。交換後は、トナー残量検出部
10の記録された総黒画素のカウント値はリセットさ
れ、判断101でのトナー残量が所定量以下かかの判断
はNoになるため、再び処理102以降の通常動作に復
帰する。
【0069】なお、以上説明した実施の形態では、トナ
ー残量に応じてドット間引き率を、0パーセント、50
パーセント、75パーセント、及び、83パーセントの
4段階に切り換えたが、間引きクロックのパターンを変
えることによって、もっと多段階に切り換えることがで
きるのはいうまでもない。
【0070】また、本発明は、トナーを使用して画像を
記録する電子写真記録装置に関するものであるが、電子
写真記録装置同様に実際に記録される黒画素の数に応じ
てインク等の記録剤が消費されるインクジェット式等の
記録装置に対しても同様に適用し得るものである。
【0071】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、ドット間
引き率を複数段階に切換え設定することができると共
に、設定したドット間引き率で記録した画像の記録剤節
約率を表示するため、記録剤を節約することによるラン
ニングコストの低減を優先するか、記録剤の節約率を下
げてその分画質を優先するかによってドット間引き率を
ユーザが好みに合わせて選択することができる。
【0072】請求項2に係る発明によれば、ドット間引
き率を複数段階に切換え設定することができると共に、
設定したドット間引き率で記録した画像のトナー節約率
を表示するため、トナーを節約することによるランニン
グコストの低減を優先するか、トナーの節約率を下げて
その分画質を優先するかによってドット間引き率をユー
ザが好みに合わせて選択することができる。
【0073】請求項3に係る発明によれば、トナーの残
量が所定量以下になった後は、ドット間引き率が段階的
に大きくなるため、記録される画像も徐々に薄くなる。
したがって、ユーザにトナーの残量が残り少ないことを
視覚的に訴えることでトナーカートリッジの交換を促す
ことができ、トナーが完全になくなって画像がかすれて
不完全な状態で記録される不具合を防止することができ
る。
【0074】請求項4に係る発明によれば、トナーの残
量とドット間引き率との関係をユーザが予め設定するこ
とができるため、ユーザの好みに合ったトナー節約処理
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるファクシミリ装置
のブロック構成図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかるファクシミリ装置
の記録画像処理部の詳細構成を示す図である。
【図3】ドット間引きクロック等の波形を示す図であ
る。
【図4】アンド回路の真理値表を示す図である。
【図5】様々なドット間引き率での画素の間引かれかた
を示す概念図である。
【図6】記録動作の手順を示す図である。
【図7】図6と共に記録動作の手順を示す図である。
【符号の説明】
1 通信制御部 2 変復調部 3 I/Oポート 4 ページメモリ 5 記録画像処理部 5a 他の画像処理部 5b 間引きクロック発生部 5c セレクタ 5d アンド回路 5e 間引き前黒画素カウンタ 5f 間引き後黒画素カウンタ 5g Dフリップフロップ 6 記録部 7 システム制御部 8 スキャナ部 9 操作表示部 10 トナー残量検出部 11 システムバス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録剤を使用して画像をドット単位に分
    割して記録する記録装置において、 ドットの間引き率を複数段階に切換え設定するドット間
    引き率設定手段と、そのドット間引き率設定手段の設定
    に応じた間引き率で記録されるべき画像データのドット
    を間引き処理するドット間引き手段と、前記設定された
    ドット間引き率で記録された画像の記録剤節約率を算出
    する記録剤節約率算出手段と、その記録剤節約率算出手
    段の算出結果を表示する記録剤節約率表示手段とを備え
    たことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 トナーを使用して画像を記録する電子写
    真記録装置において、 ドットの間引き率を複数段階に切換え設定するドット間
    引き率設定手段と、そのドット間引き率設定手段の設定
    に応じた間引き率で記録されるべき画像データのドット
    を間引き処理するドット間引き手段と、前記設定された
    ドット間引き率で記録された画像のトナー節約率を算出
    するトナー節約率算出手段と、そのトナー節約率算出手
    段の算出結果を表示するトナー節約率表示手段とを備え
    たことを特徴とする電子写真記録装置。
  3. 【請求項3】 トナーを使用して画像を記録する電子写
    真記録装置において、 トナーの残量を検出するトナー残量検出手段と、そのト
    ナー残量検出手段がトナー残量の所定量以下を検出した
    場合は、その後そのトナー残量検出手段が検出するトナ
    ー残量に応じてドットの間引き率を複数段階に切換える
    ドット間引き率切換手段と、そのドット間引き率切換手
    段から指定された間引き率で記録されるべき画像データ
    のドットを間引き処理するドット間引き手段とを備えた
    ことを特徴とする電子写真記録装置。
  4. 【請求項4】 トナーを使用して画像を記録する電子写
    真記録装置において、 トナーの残量を検出するトナー残量検出手段と、トナー
    の残量とドット間引き率との関係を予め設定記憶してお
    く残量/間引き率設定手段と、前記トナー残量検出手段
    がトナー残量の所定量以下を検出した場合は、前記残量
    /間引き率設定手段の設定にしたがって、その後そのト
    ナー残量検出手段が検出するトナー残量に応じてドット
    の間引き率を複数段階に切換えるドット間引き率切換手
    段と、そのドット間引き率切換手段から指定された間引
    き率で記録されるべき画像データのドットを間引き処理
    するドット間引き手段とを備えたことを特徴とする電子
    写真記録装置。
JP7206720A 1995-07-21 1995-07-21 記録装置 Pending JPH0934244A (ja)

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