JP2007253507A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】細断によらず機密文書の機密保持を可能とすると共に、機密文書上の文面を復元不可能な機密保持を可能とする。
【解決手段】給紙装置が給紙した記録媒体上に、感光ドラムの表面に露光装置が書き込んだ静電潜像をトナーで現像したトナー像を転写し、定着装置がトナー像を記録媒体上に定着させる画像形成装置であって、印刷実行指示、及び、塗潰し廃棄モードへの移行指示に係るユーザの操作を受け付ける操作部と、前記操作部がユーザによる塗潰し廃棄モードへの移行指示を受け付けると塗潰し廃棄モードへ移行し、塗潰し廃棄モードにおいて、前記給紙装置にセットされた記録媒体の全てに対して、当該記録媒体上の既成画像をトナー像によって塗潰す印刷を行うよう制御する塗潰手段と、を備える。
【選択図】図7
【解決手段】給紙装置が給紙した記録媒体上に、感光ドラムの表面に露光装置が書き込んだ静電潜像をトナーで現像したトナー像を転写し、定着装置がトナー像を記録媒体上に定着させる画像形成装置であって、印刷実行指示、及び、塗潰し廃棄モードへの移行指示に係るユーザの操作を受け付ける操作部と、前記操作部がユーザによる塗潰し廃棄モードへの移行指示を受け付けると塗潰し廃棄モードへ移行し、塗潰し廃棄モードにおいて、前記給紙装置にセットされた記録媒体の全てに対して、当該記録媒体上の既成画像をトナー像によって塗潰す印刷を行うよう制御する塗潰手段と、を備える。
【選択図】図7
Description
本発明は、画像形成装置に関する。
従来、機密文書の廃棄にあたっては、機密保持のために、シュレッダーにより、機密文書を細断し、機密文書に記載された文面を読み取り困難な状態にしてから、廃棄することが多い。従来用いられているシュレッダーとしては、特許文献1及び2に示すようなものがある。
特開2002−186871号公報
特開2000−354782号公報
文書は、シュレッダーで細断されることにより、細断前よりも体積が増大してしまう。つまり、シュレッダーによる機密保持は、廃棄物の体積を大きくしてしまうという不都合がある。廃棄物の体積が大きいと、廃棄処理に手間がかかり、煩雑である。
また、細断された文書は、廃棄の際に、床やシュレッダー内等に散乱し易いので、廃棄処理に加えて、シュレッダー周囲の掃除にも手間を要し、好ましくない。
更に、シュレッダーは、細断くずを溜めておく容器が満杯になってしまうと、細断を続けられないので、容器を空ける作業を行わなければならない。
そして、文書は、シュレッダーにより細断されても、その細断後の形状が例えば短冊状である場合等には特に、細断前の形状に復元することが不可能ではないので、シュレッダーによる機密保持は、機密保持の度合が低いと言える。
また、細断された文書は、廃棄の際に、床やシュレッダー内等に散乱し易いので、廃棄処理に加えて、シュレッダー周囲の掃除にも手間を要し、好ましくない。
更に、シュレッダーは、細断くずを溜めておく容器が満杯になってしまうと、細断を続けられないので、容器を空ける作業を行わなければならない。
そして、文書は、シュレッダーにより細断されても、その細断後の形状が例えば短冊状である場合等には特に、細断前の形状に復元することが不可能ではないので、シュレッダーによる機密保持は、機密保持の度合が低いと言える。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、細断によらず機密文書の機密保持を可能とすると共に、機密文書上の文面を復元不可能な機密保持を可能とすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明では、第1の手段として、給紙装置が給紙した記録媒体上に、感光ドラムの表面に露光装置が書き込んだ静電潜像をトナーで現像したトナー像を転写し、定着装置がトナー像を記録媒体上に定着させる画像形成装置であって、印刷実行指示、及び、塗潰し廃棄モードへの移行指示に係るユーザの操作を受け付ける操作部と、前記操作部がユーザによる塗潰し廃棄モードへの移行指示を受け付けると塗潰し廃棄モードへ移行し、塗潰し廃棄モードにおいて、前記給紙装置にセットされた記録媒体の全てに対して、当該記録媒体上の既成画像をトナー像によって塗潰す印刷を行うよう制御する塗潰手段と、を備えるものを採用した。
また、第2の手段として、給紙装置が給紙した記録媒体上に、感光ドラムの表面に露光装置が書き込んだ静電潜像をトナーで現像したトナー像を転写し、定着装置がトナー像を記録媒体上に定着させる画像形成装置であって、印刷対象とする記録媒体の枚数指定、印刷実行指示、及び、塗潰し廃棄モードへの移行指示に係るユーザの操作を受け付ける操作部と、前記操作部がユーザによる塗潰し廃棄モードへの移行指示を受け付けると塗潰し廃棄モードへ移行し、塗潰し廃棄モードにおいて、前記給紙装置にセットされた記録媒体のうち前記操作部が受け付けたユーザの指定枚数相当分に対して、当該記録媒体上の既成画像をトナー像によって塗潰す印刷を行うよう制御する塗潰手段と、を備えるものを採用した。
第3の手段として、上記第1又は2の手段において、前記塗潰手段は、操作指定された既成画像の指定箇所を塗潰すものを採用した。
第4の手段として、上記第1から3の何れかの手段において、前記塗潰手段は、既成画像を読み取って既成画像或いは既成画像の指定箇所の最高濃度を検出し、最高濃度で既成画像或いは既成画像の指定箇所を塗潰すものを採用した。
第5の手段として、上記第1から4の何れかの手段において、前記塗潰手段は、操作指定された塗潰しパターンで既成画像或いは既成画像の指定箇所を塗潰すものを採用した。
第6の手段として、上記第5の手段において、表示部を備え、前記塗潰手段は、前記塗潰しパターンの選択肢を前記表示部に表示させると共に、記録媒体の面積に対して前記塗潰しパターンにより塗潰される面積の割合である塗潰し割合をも前記表示部に表示させるものを採用した。
本発明によれば、トナーで画像形成を行う画像形成装置で用紙を塗潰すようにしたので、機密文書の文面をトナーで塗潰すことにより、細断によらず機密文書の機密保持を行うことができ、機密文書上の文面を復元不可能な機密保持を行うことができる。
また、本発明によれば、指定箇所のみ塗潰すようにすることにより、不必要な箇所を塗潰すことがなくなるので、塗潰しに要するトナーを節約することができる。
また、本発明によれば、指定箇所のみ塗潰すようにすることにより、不必要な箇所を塗潰すことがなくなるので、塗潰しに要するトナーを節約することができる。
更に、本発明によれば、既成画像或いは既成画像の指定箇所の最高濃度で塗潰すようにすることにより、不必要に濃く塗潰すことがなくなるので、塗潰しに要するトナーを節約することができる。
また、本発明によれば、ユーザ指定の塗潰しパターンにより塗潰すようにすることにより、ユーザの任意で、塗潰す面積を減らすことができるので、ユーザの任意で、トナーを節約することができる。
更に、本発明によれば、塗潰しパターンとこれによる塗潰し割合とを表示するようにしたので、ユーザは、塗潰しパターンによる塗潰し割合を確認することができ、トナーの節約の程度を認識することができる。
また、本発明によれば、ユーザ指定の塗潰しパターンにより塗潰すようにすることにより、ユーザの任意で、塗潰す面積を減らすことができるので、ユーザの任意で、トナーを節約することができる。
更に、本発明によれば、塗潰しパターンとこれによる塗潰し割合とを表示するようにしたので、ユーザは、塗潰しパターンによる塗潰し割合を確認することができ、トナーの節約の程度を認識することができる。
以下、本発明の画像形成装置の一実施形態である複合機について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態における複合機の構成を示す概略図であり、図2は、複合機の構成を示すブロック図である。
本複合機は、操作部1、表示部2、画像読取部3、画像記憶部4、画像処理部5、印刷部6及び制御部7(塗潰手段)を備えている。
本複合機は、操作部1、表示部2、画像読取部3、画像記憶部4、画像処理部5、印刷部6及び制御部7(塗潰手段)を備えている。
操作部1は、ユーザによる各種の操作指示を受け付け、当該操作指示を制御部7に出力するものであり、図3に例示するように、スタートキー1a、テンキー1b、タッチパネル1cや、コピー、プリンタ、スキャナ、ファクスの各種機能の何れを使用するかの操作指示を受け付ける機能選択キー1d等から構成されている。
表示部2は、上記タッチパネル1cとして機能する液晶ディスプレイであり、制御部7から入力された表示指示に基づいて文字や図形などで各種情報を表示すると共に、ユーザが表示面に触れることによって入力された操作指示を制御部7に出力する。
画像読取部3は、原稿自動送り装置(ADF)3aと、スキャナ部3bと、を備えている。このような画像読取装置3は、制御部7による制御の下に、原稿自動送り装置3aから供給された原稿の画像をスキャナ部3bで順次読み取り、原稿画像の色彩を示すカラー画像データを画像記憶部4に出力する。
画像記憶部4は、ハードディスク等の外部記憶装置或いは/及び半導体メモリから構成されており、本複合機のコピー機能が用いられる場合には、画像読取部3から入力された原稿画像のカラー画像データを記憶する。この画像記憶部4は、制御部7による制御の下に、上記原稿画像のカラー画像データの書き込みを行うと共に、当該カラー画像データを読み出して画像処理部5に出力する。
画像処理部5は、制御部7による制御の下に、画像記憶部4から入力されたカラー画像データを印刷用のカラー画像データに画像変換して印刷部6に出力する。
印刷部6は、制御部7による制御の下に、印刷紙(記録媒体)を搬送しつつ当該印刷紙にトナーを付着させることにより上記カラー画像データに基づいて原稿画像を印刷紙上に形成(印刷)するものであり、周知の給紙カセット8(給紙装置)、感光ドラム9、露光装置10、定着装置11、排紙トレイ12等を備えている。
制御部7は、操作部1或いは表示部2から入力される操作指示、内部メモリに記憶された制御プログラム及び各種制御用データ等に基づいて、複合機の全体動作を制御するものである。即ち、制御部7は、上記制御プログラム、操作指示及び各種制御用データ等に基づいて制御演算を行うCPU(Central Processing Unit)及び他の各部(つまり操作部1、表示部2、画像読取部3、画像記憶部4、画像処理部5及び印刷部6)とのデータ授受を行う各種入出力インタフェース回線等から構成されており、上記他の各部を統括的に制御し、例えば本複写機のコピー機能が用いられる場合には、画像読取部3が読み取った原稿画像を印刷部6で複写印刷させる。
更に、本複合機は、手差し印刷に対応しており、手差し給紙トレイ13(給紙装置)を備えている。
手差し給紙トレイ13には、この手差し給紙トレイ13に用紙がセットされたことを検知する用紙検知センサ13aが取り付けられている。用紙検知センサ13aによる検知結果は制御部7へ出力される。
また、手差し給紙トレイ13には、ラインセンサ14が設けられている。ラインセンサ14は、機密文書上の既成画像を、白から黒までの明暗の階調で表すグレースケールで読み込むのに用いられる。ラインセンサ14が読み込んだ画像データは、画像記憶部4に出力される。
手差し給紙トレイ13には、この手差し給紙トレイ13に用紙がセットされたことを検知する用紙検知センサ13aが取り付けられている。用紙検知センサ13aによる検知結果は制御部7へ出力される。
また、手差し給紙トレイ13には、ラインセンサ14が設けられている。ラインセンサ14は、機密文書上の既成画像を、白から黒までの明暗の階調で表すグレースケールで読み込むのに用いられる。ラインセンサ14が読み込んだ画像データは、画像記憶部4に出力される。
ここで、本複合機は、塗潰し廃棄モードを備えている。塗潰し廃棄モードは、上記制御プログラムに基づいて制御部7の制御により実行されるもので、手差し給紙トレイ13にセットされた用紙(機密文書)の全てに対して、用紙上の既成画像をトナー像によって塗潰す塗潰し処理を行うものである。
そして、本複写機は、手差し給紙トレイ13から給紙されてラインセンサ14で既成画像が読み取られた機密文書を、塗潰し処理における再給紙に備えて一時的に収納する再給紙用収納部15を備えている。
次に、図4に示すフローチャートを用いて、塗潰し処理について説明する。図5〜図10は、塗潰し処理中の表示部2の表示例である。
複合機のコピー機能が選択されている場合には、表示部2には、図5に示すような基本画面が表示される。この状態において、ユーザが、タッチパネル1cにより「ユーザ機能」タブT1を選択すると、制御部7は、図6に示すようなユーザ機能画面を表示部2に表示させる。この状態において、ユーザが、タッチパネル1cにより「塗潰し」キーK1を選択すると、制御部7は、図7に示すような塗潰し機能に対する各種操作指示を受け付ける画面を表示部2に表示させる。
複合機のコピー機能が選択されている場合には、表示部2には、図5に示すような基本画面が表示される。この状態において、ユーザが、タッチパネル1cにより「ユーザ機能」タブT1を選択すると、制御部7は、図6に示すようなユーザ機能画面を表示部2に表示させる。この状態において、ユーザが、タッチパネル1cにより「塗潰し」キーK1を選択すると、制御部7は、図7に示すような塗潰し機能に対する各種操作指示を受け付ける画面を表示部2に表示させる。
ここで、制御部7は、図5に示すコピー機能の基本画面に、図6に示す「ユーザ機能」タブT1上の「塗潰し」キーK1と同一の機能を有するショートカットキーk1を表示させている。制御部7は、このショートカットキーk1のように、ユーザが任意で、よく使う機能等を呼び出すためのショートカットキーをコピー機能の基本画面に置く操作指示を、タッチパネル1cにより受け付けている。
図7に示す画面が表示された状態では、タッチパネル1cは、塗潰し領域を指定するか否かの選択操作及び塗潰しパターンの選択操作を受け付ける。このとき、制御部7は、塗潰しパターンのデフォルトとして100%を予め選択しておき、表示部2には、100%の塗潰しパターンを選択した状態の画像を表示させる。なお、ここで選択可能な塗潰しパターンは、予め、画像記憶部4に記憶されている。制御部7は、表示部2に表示させる各塗潰しパターンの画像の下に、各塗潰しパターンによる塗潰し割合を表示して、ユーザが各塗潰しパターンの塗潰し割合を確認しトナーの節約の程度を認識できるようにしている。
ユーザが、タッチパネル1cにより「塗潰し」キーK1又はショートカットキーk1を操作することによって、塗潰し廃棄モードを選択すると(ステップS1)、タッチパネル1cが出力した信号を入力された制御部7は、図7に示す画面を表示部2に表示させると共に、用紙検知センサ13aの出力により手差し給紙トレイ13に用紙(機密文書等)がセットされているかを判断し(ステップS2)、用紙がセットされていれば(ステップS2のYes)、塗潰し領域指定があるかを判断し(ステップS3)、塗潰し領域指定がなければ(ステップS3のNo)、スタートキー1aが操作されたかを判断する(ステップS4)。
スタートキー1aが操作されていれば(ステップS4のYes)、制御部7は、塗潰しパターンに変更があったかを判断する(ステップS5)。塗潰しパターンの変更がなかった場合には(ステップS5のNo)、塗潰しパターンはデフォルトの100%が選択されたままであるので、制御部7は、画像処理部5に、100%の塗潰しパターンによって用紙の全面を黒トナーにて塗潰すような画像のデータを印刷すべき画像のデータとして印刷部6に出力させる。
そして、制御部7は、印刷部6に、手差し給紙トレイ13にセットされた用紙全てに、画像処理部5から入力された画像データに基づいて印刷するよう指示し、この指示を受けた印刷部6は、手差し給紙トレイ13から用紙を給紙し、画像処理部5から入力された画像データに基づいて、用紙の全面を黒トナーにて塗潰すように印刷し、排紙トレイ12に排紙する(ステップS6)。
そして、制御部7は、印刷部6に、手差し給紙トレイ13にセットされた用紙全てに、画像処理部5から入力された画像データに基づいて印刷するよう指示し、この指示を受けた印刷部6は、手差し給紙トレイ13から用紙を給紙し、画像処理部5から入力された画像データに基づいて、用紙の全面を黒トナーにて塗潰すように印刷し、排紙トレイ12に排紙する(ステップS6)。
ステップS5において、塗潰しパターンに変更があった場合には(ステップS5のYes)、制御部7は、画像記憶部4に、操作指示された塗潰しパターンを読み出して画像処理部5へ出力させる。
続いて制御部は、画像処理部5に、画像記憶部4から入力された塗潰しパターンによって用紙の全面を黒トナーにて塗潰すような画像のデータを印刷すべき画像のデータとして印刷部6に出力させる。
そして、制御部7は、印刷部6に、手差し給紙トレイ13にセットされた用紙全てに、画像処理部5から入力された画像データに基づいて印刷するよう指示し、この指示を受けた印刷部6は、手差し給紙トレイ13から用紙を給紙し、画像処理部5から入力された画像データに基づいて、指定の塗潰しパターンによって用紙の全面を黒トナーにて塗潰すように印刷し、排紙トレイ12に排紙する(ステップS7)。
続いて制御部は、画像処理部5に、画像記憶部4から入力された塗潰しパターンによって用紙の全面を黒トナーにて塗潰すような画像のデータを印刷すべき画像のデータとして印刷部6に出力させる。
そして、制御部7は、印刷部6に、手差し給紙トレイ13にセットされた用紙全てに、画像処理部5から入力された画像データに基づいて印刷するよう指示し、この指示を受けた印刷部6は、手差し給紙トレイ13から用紙を給紙し、画像処理部5から入力された画像データに基づいて、指定の塗潰しパターンによって用紙の全面を黒トナーにて塗潰すように印刷し、排紙トレイ12に排紙する(ステップS7)。
図7に示す画面で「領域指定」キーK2が操作された場合には、制御部7は、表示部2に表示させる画面を図8に示す画面に切り替える。図8に示す画面が表示された状態では、タッチパネル1cは、塗潰し領域の指定を受け付けるに先立ち、塗潰す対象の画像の読み込みを開始する操作を、「プレビュー開始」キーK3にて受け付ける。なお、この画面には、この後の画面で読み込んだ画像のプレビューを表示するにあたり、その方向を指示する操作を受け付ける方向指示キーK4をも表示させる。
ステップS3において、塗潰し領域指定があれば(ステップS3のYes)、制御部7は、処理をステップS11へ進める。そして、制御部7は、「プレビュー開始」キーK3が押下されたかを判断し(ステップS11)、「プレビュー開始」キーK3が押下された場合には(ステップS11のYes)、手差し給紙トレイ13から用紙を給紙し、その際、ラインセンサ14により、用紙上の既成画像をグレースケールで読み込み(ステップS12)、既成画像を画像記憶部4に記憶させる。ここで、制御部7は、手差し給紙トレイ13から給紙されてラインセンサ14により既成画像を読み込まれた用紙を、再給紙用収納部15に一旦収納する。
ステップS3において、塗潰し領域指定があれば(ステップS3のYes)、制御部7は、処理をステップS11へ進める。そして、制御部7は、「プレビュー開始」キーK3が押下されたかを判断し(ステップS11)、「プレビュー開始」キーK3が押下された場合には(ステップS11のYes)、手差し給紙トレイ13から用紙を給紙し、その際、ラインセンサ14により、用紙上の既成画像をグレースケールで読み込み(ステップS12)、既成画像を画像記憶部4に記憶させる。ここで、制御部7は、手差し給紙トレイ13から給紙されてラインセンサ14により既成画像を読み込まれた用紙を、再給紙用収納部15に一旦収納する。
続いて、制御部7は、図9に示すように、表示部2に、既成画像のプレビュー画像P1を表示させる(ステップS13)。制御部7は、タッチパネル1cが拡大/縮小キーK5への操作を受け付けると、表示部2に、プレビュー画像P1を拡大/縮小表示させる。表示部2にこの画面を表示させた状態で、ユーザが表示部2に表示されたプレビュー画像P1の塗潰したい箇所に触れることにより、タッチパネル1cは、塗潰す箇所の操作指定を受け付ける(ステップS14)。そして、「やり直し」キーK6が操作された場合には(ステップS15の「やり直し」)、既に行われた塗潰し箇所の指定をクリアし、再度、塗潰し箇所の指定を受け付ける。
ステップS15において、「OK」キーK7が操作された場合には(ステップS15の「OK」)、制御部7は、塗潰し箇所として指定された領域について、最も濃度の高い部分の濃度つまりピーク濃度を算出する(ステップS16)。制御部7は、ピーク濃度に応じて、用紙を塗潰す濃度を濃いものから薄いものまで例えば5段階に変更し、不必要に濃く塗潰すことをなくしている。
そして、制御部7は、表示部2に、図10に示すような画面を表示させ、タッチパネル1cにより、ユーザによる塗潰しパターンの選択操作を受け付ける。このとき、制御部7は、塗潰しパターンのデフォルトとして100%を予め選択しておき、表示部2には、100%の塗潰しパターンを選択した状態の画像を表示させる。
また、この画面には、塗潰し領域の再指定を受け付ける「領域再指定」キーK8を表示させている。「領域再指定」キーK8が押下された場合には(ステップS17のYes)、制御部7は、処理をステップS14へ戻し、プレビュー画像P1上への塗潰し箇所の操作指定を受け付け直す。
そして、制御部7は、表示部2に、図10に示すような画面を表示させ、タッチパネル1cにより、ユーザによる塗潰しパターンの選択操作を受け付ける。このとき、制御部7は、塗潰しパターンのデフォルトとして100%を予め選択しておき、表示部2には、100%の塗潰しパターンを選択した状態の画像を表示させる。
また、この画面には、塗潰し領域の再指定を受け付ける「領域再指定」キーK8を表示させている。「領域再指定」キーK8が押下された場合には(ステップS17のYes)、制御部7は、処理をステップS14へ戻し、プレビュー画像P1上への塗潰し箇所の操作指定を受け付け直す。
そして、スタートキー1aが操作されると(ステップS18)、制御部7は、塗潰しパターンに変更があったかを判断する(ステップS19)。塗潰しパターンの変更がなかった場合には(ステップS19のNo)、塗潰しパターンはデフォルトの100%が選択されたままであるので、制御部7は、画像処理部5に、100%の塗潰しパターンによって用紙の塗潰し領域として指定された領域を黒トナーにて塗潰すような画像のデータを印刷すべき画像のデータとして印刷部6に出力させる。
そして、制御部7は、印刷部6に、再給紙用収納部15に収納された用紙に、画像処理部5から入力された画像データに基づいて印刷するよう指示し、この指示を受けた印刷部6は、再給紙用収納部15から用紙を給紙し、画像処理部5から入力された画像データに基づいて、用紙の塗潰し領域として指定された領域を黒トナーにて塗潰すように印刷し、排紙トレイ12に排紙する(ステップS20)。
そして、制御部7は、印刷部6に、再給紙用収納部15に収納された用紙に、画像処理部5から入力された画像データに基づいて印刷するよう指示し、この指示を受けた印刷部6は、再給紙用収納部15から用紙を給紙し、画像処理部5から入力された画像データに基づいて、用紙の塗潰し領域として指定された領域を黒トナーにて塗潰すように印刷し、排紙トレイ12に排紙する(ステップS20)。
ステップS19において、塗潰しパターンに変更があった場合には(ステップS19のYes)、制御部7は、画像記憶部4に、操作指示された塗潰しパターンを読み出して画像処理部5へ出力させる。
続いて制御部7は、画像処理部5に、画像記憶部4から入力された塗潰しパターンによって用紙の塗潰し領域として指定された領域を黒トナーにて塗潰すような画像のデータを印刷すべき画像のデータとして印刷部6に出力させる。
そして、制御部7は、印刷部6に、再給紙用収納部15に収納された用紙に、画像処理部5から入力された画像データに基づいて印刷するよう指示し、この指示を受けた印刷部6は、再給紙用収納部15から用紙を給紙し、画像処理部5から入力された画像データに基づいて、指定の塗潰しパターンによって用紙の塗潰し領域として指定された領域を黒トナーにて塗潰すように印刷し、排紙トレイ12に排紙する(ステップS21)。
続いて制御部7は、画像処理部5に、画像記憶部4から入力された塗潰しパターンによって用紙の塗潰し領域として指定された領域を黒トナーにて塗潰すような画像のデータを印刷すべき画像のデータとして印刷部6に出力させる。
そして、制御部7は、印刷部6に、再給紙用収納部15に収納された用紙に、画像処理部5から入力された画像データに基づいて印刷するよう指示し、この指示を受けた印刷部6は、再給紙用収納部15から用紙を給紙し、画像処理部5から入力された画像データに基づいて、指定の塗潰しパターンによって用紙の塗潰し領域として指定された領域を黒トナーにて塗潰すように印刷し、排紙トレイ12に排紙する(ステップS21)。
なお、本実施形態では、塗潰し領域の指定を行う場合、手差し給紙トレイ13の下流に設けたラインセンサ14によって、用紙の既成画像を読み取ってプレビュー表示するようにしたが、実施にあたっては、ラインセンサ14を用いず、画像読取部3で用紙の既成画像を読み取ってプレビュー表示した後、図10に代えて図11を表示し、ユーザに対して、用紙を手差し給紙トレイ13に移動するよう求めてもよい。
また、本実施形態では、プレビュー画像P1を表示部2に表示させ、タッチパネル1cにてフリーハンドでの塗潰し箇所の操作指定を受け付けているが、実施にあたっては、例えば、上半分や下半分、右半分、左半分等という塗潰し領域を予め設定しておき、これらの塗潰し領域のうちのいずれかをユーザに選択させるようにしてもよい。
更に、本実施形態では、予め画像記憶部4に記憶させた塗潰しパターンを用いているが、実施にあたっては、塗潰しパターンを画像形成装置に接続されたネットワーク経由でダウンロードし、この塗潰しパターンを用いてもよい。
また、本実施形態では、塗潰し廃棄モードにおいて、手差し給紙トレイ13にセットした用紙の全てに対して塗潰し処理を行うようにしたが、実施にあたっては、ユーザから、操作部1により、塗潰し対象とする用紙の枚数指定に係る操作を受け付け、給紙カセット8にセットされた用紙の指定枚数目までに対して、塗潰し処理を行うようにしてもよい。
更に、本実施形態では、複合機を画像形成装置の一例として説明したが、実施にあたっては、複写機やプリンタ等、他の画像形成装置であってもよい。
また、本実施形態では、プレビュー画像P1を表示部2に表示させ、タッチパネル1cにてフリーハンドでの塗潰し箇所の操作指定を受け付けているが、実施にあたっては、例えば、上半分や下半分、右半分、左半分等という塗潰し領域を予め設定しておき、これらの塗潰し領域のうちのいずれかをユーザに選択させるようにしてもよい。
更に、本実施形態では、予め画像記憶部4に記憶させた塗潰しパターンを用いているが、実施にあたっては、塗潰しパターンを画像形成装置に接続されたネットワーク経由でダウンロードし、この塗潰しパターンを用いてもよい。
また、本実施形態では、塗潰し廃棄モードにおいて、手差し給紙トレイ13にセットした用紙の全てに対して塗潰し処理を行うようにしたが、実施にあたっては、ユーザから、操作部1により、塗潰し対象とする用紙の枚数指定に係る操作を受け付け、給紙カセット8にセットされた用紙の指定枚数目までに対して、塗潰し処理を行うようにしてもよい。
更に、本実施形態では、複合機を画像形成装置の一例として説明したが、実施にあたっては、複写機やプリンタ等、他の画像形成装置であってもよい。
1…操作部、 1a…スタートキー、 1b…テンキー、 1c…タッチパネル、 1d…機能選択キー、 2…表示部、 3…画像読取部、 3a…原稿自動送り装置(ADF)、 3b…スキャナ部、 4…画像記憶部、 5…画像処理部、 6…印刷部、 7…制御部(塗潰手段)、 8…給紙カセット(給紙装置)、 9…感光ドラム、 10…露光装置、 11…定着装置、 12…排紙トレイ、 13…手差し給紙トレイ(給紙装置)、 13a…用紙検知センサ、 14…ラインセンサ、 15…再給紙用収納部、 T1…「ユーザ機能」タブ、 K1…「塗潰し」キー、 K2…「領域指定」キー、 K3…「プレビュー開始」キー、 K4…方向指示キー、 K5…拡大/縮小キー、 K6…「やり直し」キー、 K7…「OK」キー、 K8…「領域再指定」キー、 P1…プレビュー画像
Claims (6)
- 給紙装置が給紙した記録媒体上に、感光ドラムの表面に露光装置が書き込んだ静電潜像をトナーで現像したトナー像を転写し、定着装置がトナー像を記録媒体上に定着させる画像形成装置であって、
印刷実行指示、及び、塗潰し廃棄モードへの移行指示に係るユーザの操作を受け付ける操作部と、
前記操作部がユーザによる塗潰し廃棄モードへの移行指示を受け付けると塗潰し廃棄モードへ移行し、塗潰し廃棄モードにおいて、前記給紙装置にセットされた記録媒体の全てに対して、当該記録媒体上の既成画像をトナー像によって塗潰す印刷を行うよう制御する塗潰手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 給紙装置が給紙した記録媒体上に、感光ドラムの表面に露光装置が書き込んだ静電潜像をトナーで現像したトナー像を転写し、定着装置がトナー像を記録媒体上に定着させる画像形成装置であって、
印刷対象とする記録媒体の枚数指定、印刷実行指示、及び、塗潰し廃棄モードへの移行指示に係るユーザの操作を受け付ける操作部と、
前記操作部がユーザによる塗潰し廃棄モードへの移行指示を受け付けると塗潰し廃棄モードへ移行し、塗潰し廃棄モードにおいて、前記給紙装置にセットされた記録媒体のうち前記操作部が受け付けたユーザの指定枚数相当分に対して、当該記録媒体上の既成画像をトナー像によって塗潰す印刷を行うよう制御する塗潰手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記塗潰手段は、操作指定された既成画像の指定箇所を塗潰すことを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載の画像形成装置。
- 前記塗潰手段は、既成画像を読み取って既成画像或いは既成画像の指定箇所の最高濃度を検出し、最高濃度で既成画像或いは既成画像の指定箇所を塗潰すことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の画像形成装置。
- 前記塗潰手段は、操作指定された塗潰しパターンで既成画像或いは既成画像の指定箇所を塗潰すことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の画像形成装置。
- 表示部を備え、
前記塗潰手段は、前記塗潰しパターンの選択肢を前記表示部に表示させると共に、記録媒体の面積に対して前記塗潰しパターンにより塗潰される面積の割合である塗潰し割合をも前記表示部に表示させる
ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
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JP2006082379A JP2007253507A (ja) | 2006-03-24 | 2006-03-24 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006082379A Withdrawn JP2007253507A (ja) | 2006-03-24 | 2006-03-24 | 画像形成装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2010035030A (ja) * | 2008-07-30 | 2010-02-12 | Sharp Corp | 画像形成装置、プログラム、及びプレビュー表示方法 |
-
2006
- 2006-03-24 JP JP2006082379A patent/JP2007253507A/ja not_active Withdrawn
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