JP2009278198A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009278198A
JP2009278198A JP2008125259A JP2008125259A JP2009278198A JP 2009278198 A JP2009278198 A JP 2009278198A JP 2008125259 A JP2008125259 A JP 2008125259A JP 2008125259 A JP2008125259 A JP 2008125259A JP 2009278198 A JP2009278198 A JP 2009278198A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
character
image processing
processing apparatus
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008125259A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4841586B2 (ja
Inventor
Nagayasu Hoshi
永柔 星
Jo Nakajima
丈 中嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2008125259A priority Critical patent/JP4841586B2/ja
Priority to US12/429,101 priority patent/US20090279108A1/en
Publication of JP2009278198A publication Critical patent/JP2009278198A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4841586B2 publication Critical patent/JP4841586B2/ja
Priority to US13/894,374 priority patent/US8810848B2/en
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】画像を小さくする際の画像部分または文字部分の視認性低下を簡単な操作で解消することができる画像処理装置を提供する。
【解決手段】複写機は、複写印刷における課金額が利用者の入力した上限金額を超過した場合に(S102;Yes)、複写印刷を上限金額以下で実行できる2in1印刷の印刷プレビューを作成する。この印刷プレビューの作成では、スキャナ部で読み取った原稿画像の画像部分と文字部分を検出し(S103)、画像部分は所定の変倍率で変倍して、メモリ上に作成した2in1用仮想エリアの該当ページに収め(S111)、文字で囲まれていない方向のページ隅に寄せて配置する(S112)。文字部分はブロック分割し、ブロック単位で変倍して2in1用仮想エリアの画像部分以外の領域に配置する(S113)。
【選択図】図8

Description

本発明は、画像の大きさを変更する機能を備えた画像処理装置に関する。
一般に複写機や複合機などは、原稿画像や画像ファイルなどの元画像を変倍して印刷する変倍機能を備えている。たとえば、倍率を指定して変倍する倍率指定・変倍機能や、定型サイズを指定して変倍する定型変倍機能など、複数種類の変倍機能を備えていることが多い。また、複数ページ(Nページ)の画像を縮小変倍し1ページに収めて印刷する「Nin1印刷」と呼ばれる集約印刷機能なども一般的に備えている。この集約印刷機能は、有料の複写サービスにおいて、利用者が印刷枚数を減らして課金額を削減(節約)するために使用するような場合もある。
一方、複写サービスにおける課金額の削減に関しては、白黒部分とカラー部分が混在する複数ページの原稿に対して、原稿画像の読み取り後に先に白黒部分だけをまとめて印刷し、後からカラー部分を割り当ててまとめて印刷することにより、カラー印刷の回数を減らして課金額を削減する技術が開示されている(たとえば、特許文献1参照)。さらに、利用者が希望料金を入力すると、その希望料金に対応する印刷設定が自動的に選択される技術なども開示されている(たとえば、特許文献2参照)。
また、画像の大きさを変更する機能としては、ユーザが操作して所望の領域の大きさを部分的に変更する機能、たとえば、ユーザが編集装置(エディター)に表示された画像領域や文字領域をタッチペンなどで、直接、拡大または縮小する編集機能などが知られている。
特開2000−4316号公報 特開2006−85103号公報
しかしながら、従来の変倍機能や集約印刷機能による縮小変倍は、画像部分や文字部分に関係なく画像全体を一律の変倍率で縮小している。たとえば、2in1印刷の場合は1ページ分の画像を1/2(50%)に縮小し、4in1印刷の場合は1/4(25%)に縮小している。そのため、各部分の元のサイズと変倍率によっては、写真などの画像部分が特に見づらくなってしまったり、逆に文字が潰れて見づらくなってしまったりするなど、部分的に視認性が大きく低下してしまうことがある。
このような縮小変倍の不具合は、上記の特許文献1および2の技術では解消することができない。また、上記の編集装置における編集機能などは操作が煩雑であるため、汎用の複写機や複合機などには適していない。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、画像を小さくする際の画像部分または文字部分の視認性低下を簡単な操作で解消することができる画像処理装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]画像データの入力部と、
前記入力部から出力された画像データが表す元画像の画像部分と文字部分とを検出する検出部と、
前記元画像より小さい所定の仮想エリアに収まるように、前記検出部で検出された前記画像部分と前記文字部分とを異なる変倍率で変倍して配置する画像処理を行う制御部と、
を備える
ことを特徴とする画像処理装置。
上記発明では、画像データが表す元画像の大きさを小さくする際に、元画像の画像部分と文字部分とを検出し、それらを元画像より小さい所定の仮想エリアに収まるように、所定のアルゴリズムによって異なる変倍率で変倍し配置する。たとえば、画像部分を元画像の縮小率より高い変倍率で変倍すれば、画像部分の大きさは元画像の縮小率で変倍した場合より大きくなり、画像部分が見づらくなることを防止できるようになる。同様に、文字部分を元画像の縮小率より高い変倍率で変倍すれば、文字部分の大きさは元画像の縮小率で変倍した場合より大きくなり、文字部分が見づらくなることを防止できるようになる。これにより、画像を小さくする際の画像部分または文字部分の視認性低下を解消することができる。また、画像部分と文字部分はそれぞれ仮想エリアに収まる適宜の変倍率で変倍されて適宜の位置に配置されるため、操作が簡単になる。
[2]前記制御部は、前記画像処理において、前記画像部分と前記文字部分のいずれか一方を所定の変倍率で変倍して前記仮想エリアに配置し、他方をその残りの領域に収まるように変倍して配置する
ことを特徴とする[1]に記載の画像処理装置。
上記発明では、画像部分と文字部分のいずれか一方を所定の変倍率で変倍して先に仮想エリアに配置することで、仮想エリア内の残りの領域、すなわち、他方を配置できる領域が確定し、他方はこの領域に収まるように変倍して配置すればよくなる。[1]に記載の画像処理は、このような簡単なアルゴリズムを用いて行うことができる。
[3]前記制御部は、前記画像処理において、複数ページの前記元画像を1ページに収める集約処理を行い、その集約処理を含む前記画像処理では、前記1ページ分の大きさの前記仮想エリアに収まるように、前記複数ページの前記元画像の前記画像部分と前記文字部分とを異なる変倍率で変倍して配置する
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の画像処理装置。
上記発明では、複数ページの元画像を1ページに収めて印刷する集約印刷が行われる際に、集約処理を含む上述の画像処理を行う。この処理によって、1ページ分の大きさの仮想エリアに収まるように、複数ページの元画像の画像部分と文字部分とが異なる変倍率で変倍されて配置される。これにより、集約印刷を行う際に、集約される複数ページの元画像の画像部分または文字部分の視認性低下を簡単な操作で解消できるようになる。
[4]前記制御部は、前記画像処理において、前記画像部分の変倍率を前記文字部分の変倍率より高くする
ことを特徴とする[1]乃至[3]のいずれか1つに記載の画像処理装置。
上記発明では、文字部分より変倍率が高くされた画像部分は、文字部分に比べて縮小率が小さくなり、視認性低下が防止されるようになる。
[5]前記制御部は、前記画像処理において、前記画像部分の変倍率を100%にする
ことを特徴とする[1]乃至[4]のいずれか1つに記載の画像処理装置。
上記発明では、元画像を小さくしても画像部分は小さくならずに元の大きさが維持されるため、大きさの縮小を要因とする画像部分の視認性低下は発生しなくなる。
[6]前記制御部は、前記画像処理において、前記文字部分の変倍率を前記画像部分の変倍率より高くする
ことを特徴とする[1]乃至[3]のいずれか1つに記載の画像処理装置。
上記発明では、画像部分より変倍率が高くされた文字部分は、画像部分に比べて縮小率が小さくなり、視認性低下が防止されるようになる。
[7]前記制御部は、前記画像処理において、前記文字部分の変倍率を100%にする
ことを特徴とする[1]、[2]、[3]、および[6]のいずれか1つに記載の画像処理装置。
上記発明では、元画像を小さくしても文字部分は小さくならずに元の大きさが維持されるため、大きさの縮小を要因とする文字部分の視認性低下は発生しなくなる。
[8]前記制御部は、前記画像処理において、前記文字部分を複数の文字が連続している範囲毎の文字ブロックに分割し、前記画像部分を前記仮想エリアに配置した残りの領域に前記文字ブロックをそれぞれ変倍して配置する
ことを特徴とする[1]乃至[7]のいずれか1つに記載の画像処理装置。
画像部分と文字部分を有する元画像では、画像部分は形状が定まっていて、画像部分に比べて形状を柔軟に変更できる文字部分が画像部分を囲むようにレイアウトされることが多い。そのため、文字部分は画像部分に比べて形状(文字部分全体のレイアウト)が複雑になる可能性が高くなり、仮想エリアに一緒に配置される画像部分の大きさや位置、自身の形状などによっては、形状を維持したまま変倍して仮想エリアに収めようとすると、非常に小さくしなければ収まらなくなる可能性がある。また文字部分の大きさ(変倍率)が決められている場合には、形状を維持したままでは仮想エリアに収めることが困難になる可能性もある。
そこで上記発明では、文字部分を複数の文字が連続している範囲毎の文字ブロックに分割し、画像部分を仮想エリアに配置した残りの領域に各文字ブロックが収まるように、各文字ブロックをそれぞれ適宜の変倍率で変倍し適宜の位置に配置するようにする。すなわち、文字部分は小さなブロック単位に分割して配置の自由度を高め、仮想エリア内の画像部分以外の領域に応じて、ブロック毎に大きさと位置を調整して配置するようにする。
文字部分をこのようなブロック単位で扱うことにより、形状を維持したままよりも、仮想エリア内の画像部分以外の領域に収めやすくなり、大きくしやすくなる。また、文字部分の各文字のレイアウトはブロック毎に維持されるため、見栄えの低下も抑えられる。
[9]前記制御部は、前記画像処理において、前記文字部分を文字毎の文字画像に分割し、前記画像部分を前記仮想エリアに配置した残りの領域に前記文字画像をそれぞれ変倍して配置する
ことを特徴とする[1]乃至[7]のいずれか1つに記載の画像処理装置。
上記発明では、文字部分を文字毎の文字画像に分割し、画像部分を仮想エリアに配置した残りの領域に各文字画像が収まるように、各文字画像をそれぞれ変倍して配置するようにする。すなわち、文字部分は文字単位に分割して配置の自由度を高め、仮想エリア内の画像部分以外の領域に応じて、各文字(各文字画像)の大きさと位置を調整して配置するようにする。この場合は、各文字画像の変倍率は同一にしてもよく、複数種類にしてもよい。たとえば、文字の大きさ(フォントサイズ)が複数種類あるような場合には、種類毎に大きさに応じた所定の変倍率で変倍して変倍後の各文字の大きさを揃えるなどしてもよい。
文字部分をこのような文字単位で扱うことにより、形状を維持したままよりも、仮想エリア内の画像部分以外の領域に収めやすくなり、大きくしやすくなる。また自由度は、ブロック単位より細かく分割できる文字単位の方が高くなる。したがって、ブロック単位より文字単位の方が文字部分のレイアウト性や拡大性が高くなり、形状の複雑性が高い文字部分などに対して、より柔軟に対応できるようになる。
[10]前記画像部分と前記文字部分のいずれを優先させるかの選択を受け付ける選択部を備え、
前記制御部は、前記画像処理において、前記選択部で選択された優先に応じて前記画像部分の変倍率と前記文字部分の変倍率の異ならせ方を変更する
ことを特徴とする[1]乃至[9]のいずれか1つに記載の画像処理装置。
上記発明では、画像部分と文字部分のいずれを優先させるのかを選択できるようにし、選択された優先に応じて画像部分の変倍率と文字部分の変倍率の異ならせ方を変更する。この異ならせ方の変更については、たとえば、優先に応じて変倍率の大小関係を逆にする、すなわち、優先された方の変倍率を優先されなかった方の変倍率より高くする、もしくは、変倍率の大小関係は維持したまま優先に応じてそれぞれの変倍率を高低させるまたは一方の変倍率のみを高低させるなどが可能である。このように、優先する部分を任意に選択できることで利便性が向上する。
[11]前記元画像の印刷に関する設定と、前記印刷に対する上限金額の入力とを受け付ける操作部を備え、
前記制御部は、前記操作部で設定された印刷を行った場合の課金額と前記操作部で入力された上限金額とを比較し、前記課金額が前記上限金額を上回る場合に前記画像処理を行う
ことを特徴とする[1]乃至[10]のいずれか1つに記載の画像処理装置。
上記発明では、有料の印刷サービスを利用する利用者などによって印刷に関する設定とその印刷に対する上限金額の入力が行われると、設定された印刷を行った場合の課金額と、入力された上限金額とを比較し、課金額が上限金額を上回る場合に上述の画像処理を行う。たとえば、複数ページの元画像を1ページに収めて印刷する集約印刷によって印刷枚数を削減し課金額を上限金額以下に抑えると共に、1ページ分の大きさの仮想エリアに収まるように、集約する複数ページの元画像の画像部分と文字部分とを異なる変倍率で変倍して配置するなどの画像処理を行う。このような有料の印刷サービスにおける金額不足に伴って小さくされる画像に対しても、画像部分または文字部分の視認性低下を簡単な操作で解消できるようになる。
[12]前記制御部は、前記元画像の印刷で使用される印刷剤の残量が所定の下限値を下回る場合に前記画像処理を行う
ことを特徴とする請求項[1]乃至[11]のいずれか1つに記載の画像処理装置。
上記発明では、元画像の印刷で使用される印刷剤の残量が所定の下限値を下回る場合に上述の画像処理を行う。たとえば、集約印刷機能や変倍機能などによって画像(元画像)を縮小変倍し印刷剤の消費量を抑えると共に、縮小変倍される画像に対し、その画像を所定の変倍率で縮小変倍した大きさの仮想エリアに収まるように、画像部分と文字部分とを異なる変倍率で変倍して配置する画像処理を行う。このような印刷剤の残量低下に伴って小さくされる画像に対しても、画像部分または文字部分の視認性低下を簡単な操作で解消できるようになる。
本発明の画像処理装置によれば、画像を小さくする際の画像部分または文字部分の視認性低下を簡単な操作で解消できるようになる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
先ず、本明細書で使用する用語について説明する。本明細書では、「画像部分」と言う場合と、その他で「画像」と言う場合とでは意味合いが異なる。「画像部分」とは、たとえば、写真、絵、グラフ、図表などを指す。「文字部分」とは、文字で記述されている箇所や領域を指し、たとえば、文字単体、文字列、単語、文章などを指す。また、写真、絵、グラフ、図表などに記述されている文字は、画像部分に包含される。
図1は、本発明の実施の形態に係る複写課金システム5が備える複写機10の概略構成を示している。複写課金システム5は、有料で複写サービスを提供するシステムであり、複写機10と課金装置50とをケーブル7で通信可能に接続して構成される。
複写機10は、原稿のカラーコピー機能やカラープリンタ機能などを備えたデジタルカラー複写機と呼ばれる装置(画像処理装置)であり、複写課金システム5においては、複写サービスの利用者による操作を受けて複写印刷を実行する機能を果す。また、複写機10の印刷機能の中には、複数ページの原稿画像を縮小変倍し1ページに収めて印刷する集約印刷機能(Nin1印刷機能)が設けられている。課金装置50は、硬貨などの投入を受け付けてサービスの利用に応じた料金を徴収するコインベンダなどの装置であり、複写課金システム5においては、複写機10で利用された複写サービスに対する課金を行う機能を果す。
図1に示すように、複写機10は、制御部としてのCPU(Central Processing Unit)11に、バス12を介してROM13(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)14と、不揮発メモリ15と、操作表示部16と、スキャナ部17と、画像処理部18と、プリンタ部19と、課金処理部20と、通信部21とを接続して構成される。
CPU11は、ROM13に格納されているプログラムに基づいて複写機10の動作を制御する。RAM14はCPU11がプログラムを実行する際に各種データを一時的に格納するワークメモリとして使用されるほか、画像データを一時的に保存するための画像メモリなどにも使用される。不揮発メモリ15は、電源がオフされても記憶が保持されるメモリであり、装置固有の情報や各種の設定情報などが記憶される。
操作表示部16は、複写機10による複写サービスの利用者などに各種の操作画面や案内画面を表示する表示部としての機能と、利用者などが複写機10に対して行う設定、入力、選択などの各種の操作を受け付ける操作部および選択部としての機能とを果たす。操作表示部16が受け付ける設定は、原稿画像の複写印刷におけるカラー/白黒、片面/両面、印刷サイズ(出力用紙サイズ)、印刷部数などの複写モードの設定などである。操作表示部16が受け付ける入力は、設定した複写印刷に対する上限金額(利用者が希望する課金額)の入力などである。操作表示部16が受け付ける選択は、原稿画像の複写印刷の条件として画像部分と文字部分のいずれを優先させるかの選択などである。なお、以下では画像部分を優先する場合を「画像優先」、文字部分を優先する場合を「文字優先」とそれぞれ略称する。ここでは、操作表示部16は液晶ディスプレイとその画面上に設けられたタッチパネルと、各種のスイッチ類とで構成される。
スキャナ部17は、原稿を光学的に読み取ってカラーの画像データを取得する機能を果たす。スキャナ部17は、たとえば、原稿に光を照射する光源と、原稿からの反射光を受光して原稿を幅方向に1ライン分読み取るカラータイプのイメージセンサと、イメージセンサによるライン単位の読み取り位置を原稿の長さ方向に移動させるスキャン機構と、原稿からの反射光をイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーからなる光学経路などで構成される。画像処理部18は画像データに対して、画像補正、回転、拡大/縮小、圧縮/伸張など各種の画像処理を施す機能を果たす。
プリンタ部19は、入力された画像データに対応する画像を用紙にカラーで印刷して出力する機能を果たす。たとえば、用紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザーユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置などを備え、電子写真プロセスによって用紙上に画像を形成するカラーレーザープリンタなどとして構成される。またプリンタ部19は、印刷で消費されるトナーの残量を検出するトナー残量検出部22を備えている。
課金処理部20は、複写機10による複写印刷の課金に関する処理を行う機能を果す。通信部21は、課金装置50と接続されたケーブル7を通じて課金装置50と通信する機能を果たす。
CPU11はプログラムを実行することで、操作表示部16で設定された複写印刷を行った場合の課金額と入力された上限金額とを比較し、課金額が上限金額を上回る場合に所定の画像処理を行う機能を果たす。この所定の画像処理は更に、プリンタ部19のトナー残量検出部22で検出されたトナーの残量が所定の下限値を下回る場合にも行うようにしてもよい。
所定の画像処理の詳細は、複写印刷を行う原稿画像の印刷枚数を集約印刷機能を使用して削減する処理、すなわち、複数ページの原稿画像を1ページに収めて印刷枚数を削減する集約処理と、集約する原稿画像の画像部分と文字部分とが1ページに収まるように異なる変倍率で変倍して配置する処理(画像/文字部分・個別変倍配置・画像処理)とを含む画像処理である。
本実施の形態では、集約処理は、2ページの原稿画像を1ページに収める2in1処理としている。したがって、原稿サイズと印刷サイズが同じ場合には、原稿画像は2in1印刷されると元のサイズの1/2に縮小される(縮小率50%)。なお、この所定の画像処理は、以下では「部分別画像処理」と別称する場合がある。
またCPU11は、スキャナ部17で取得された画像データが表す原稿画像(元画像)の画像部分と文字部分とを検出する検出部としての機能を果たす。この検出は、画像データの中味を解析して画像部分のデータと文字部分のデータとを識別する汎用のアルゴリズムなどを使用して行うようになっている。
またCPU11は、部分別画像処理において、上記のように集約印刷機能を使用して印刷枚数を削減し、上限金額を満足する印刷プレビューを作成して操作表示部16に表示する機能を果たす。さらに印刷プレビューを作成するために、操作表示部16で設定された印刷サイズ(出力用紙1ページ分のサイズ)の仮想エリア(出力用エリア)をメモリ上に作成し、その仮想エリアに収まるように、集約する原稿画像の画像部分と文字部分とを異なる変倍率で変倍して配置する機能を果たす。
またCPU11は、部分別画像処理において、画像部分の変倍率を文字部分の変倍率より高くする機能や、画像部分を所定の変倍率で変倍して仮想エリアに先に配置し、文字部分をその残りの領域に収まるように変倍して配置する機能や、操作表示部16で選択された優先に応じて画像部分の変倍率と文字部分の変倍率の異ならせ方を変更する機能を果たす。この異ならせ方の変更の詳細は、画像部分は画像優先の場合と文字優先の場合の各変倍率が予め決められていて、優先選択に応じていずれかの変倍率に切り替え、文字部分は上記の残りの領域の大きさに応じて変倍率を変更するものである。
本実施の形態では、画像部分の変倍率は、画像優先の場合は100%(等倍)、文字優先の場合は70%(縮小変倍)となっている。また画像部分の変倍率は、文字優先の場合でも、原稿サイズと印刷サイズが同じ場合に2in1される原稿画像の縮小率50%より大きくなるようにされている。なお、上記の残りの領域は、以下では「残領域」と略称する場合がある。
またCPU11は、部分別画像処理において、文字部分を複数の文字が連続している範囲毎の文字ブロックに分割し、その文字ブロックをそれぞれ変倍して残領域に配置する機能や、文字部分を文字毎の文字画像に分割し、その文字画像をそれぞれ変倍して残領域に配置する機能を果たす。なお、本明細書では、文字部分を文字毎(1文字単位)に分割したものを「文字画像」と言う。
文字部分のブロック認識は、汎用のアルゴリズムによって行うようになっている。たとえば、CPU11はOCR(Optical Character Reader)プログラムで文字認識を行い、文字部分に含まれている句点(「。」)を探し出す。句点部は縦横4分割して句点の位置を調べ、原稿画像の天地やその句点が付随する文字列の縦書き/横書きなどを判断する。句点に後続する文字がなければ改行箇所と判断し、その句点までを1つのパラグラフ(段落)と認識する、などのアルゴリズムで1つの文字ブロックを認識するようになっている。また、これ以外のアルゴリズムで文字部分のブロック認識を行うことも可能である。
なお、上記の部分別画像処理は、CPU11が行うほかに、画像処理部18が行う、もしくは画像処理部18が一部を分担して行うようにしてもよい。
またCPU11は、複写印刷された用紙(印刷物)が排出される所定のタイミングに、通信部21を通じて課金信号を課金装置50に送信する機能を果たす。たとえば、図示しない排紙トレイの排紙口近傍に設けられた排紙カウンタによる用紙の検出をトリガとして課金信号を送信するようになっている。課金装置50は、複写機10から課金信号を受信することで課金を行うようになっている。
次に、部分別画像処理の内容、印刷プレビューの作成手順と表示の詳細について説明する。
図2は、複写機10で複写印刷を行う原稿Nの一例を示している。原稿Nは、文字部分と画像部分とを含む複数ページ(複数枚)の原稿である。画像部分は、たとえば、写真、絵、グラフ、図表などである。詳細には、原稿NはA4サイズで3ページあり、1ページ目(1枚目)の原稿n1と2ページ目(2枚目)の原稿n2にそれぞれ文字部分(a1、a2)と画像部分(c1、c2)が存在しており、3ページ目(3枚目)の原稿n3には文字部分(a3)のみが存在している。
1ページ目の原稿n1では、文字部分a1は紙面の上部に横書きで紙幅の略全域に配置されている。画像部分c1は紙面の周辺余白部分を除いた文字部分a1以外の略全域に配置されている。
2ページ目の原稿n2では、画像部分c2は紙面の右下部に配置されている。この画像部分c2は、縦方向の長さchが原稿n2の縦方向の長さnhの1/2未満となっており、横方向の長さcwが原稿n2の横方向の長さnwの1/2未満となっている。文字部分a2は、紙面における画像部分c2の上側と左側に配置されている。画像部分c2の上側では、横書きで紙幅の略全域に配置されている。画像部分c2の左側では、横書きで下側に少し空白部分を設けて配置されている。
3ページ目の原稿n3では、文字部分a3は紙面の下部に少し空白部分を設けてその空白部分と周辺余白部分を除く紙面の略全域に横書きで配置されている。
複写サービスの利用者は、原稿を複写機10で複写印刷するに当たり、操作表示部16を通して複写モード(カラー/白黒、片面/両面、印刷サイズ、印刷部数など)を設定する。さらに、利用料金の上限金額を入力し、複写印刷の条件として画像優先または文字優先を選択する。本実施の形態では、利用者は、複写モードとして、カラー、片面、印刷サイズA4、印刷部数1を設定し、上限金額に100円を入力し、画像優先を選択したものとして説明する。また、カラー複写料金は1枚当たり50円として説明する。なお、複写モードの設定は、デフォルトの設定を変更して行うようにしてもよい。たとえば、デフォルトで、カラー、片面、印刷サイズA4、印刷部数1が設定されている場合には、上記の複写モードの設定は省略することができる。利用者は、これらの操作を終えると、原稿を複写機10のスキャナ部17に読み取らせる。
複写機10のCPU11は、スキャナ部17で読み取られた原稿を、設定された複写モードで印刷した場合の課金額(必要料金)を算出する。図2に示した原稿Nの場合には、課金額は50円/枚×3枚で150円となる。CPU11は、算出した課金額と利用者が入力した上限金額とを比較する。課金額が上限金額以下であれば(課金額≦上限金額)、原稿Nの複写印刷をそのまま実行する。課金額が上限金額を上回っていれば(課金額>上限金額)、部分別画像処理を行う。
部分別画像処理では、CPU11は、原稿のページ数、複写モード、複写料金、および上限金額から、2in1印刷を行うことで課金額が上限金額以下となる条件を求める。この場合は、2ページの原稿を1ページに集約して印刷枚数を3枚から2枚に減らすことにより、上限金額以下にすることができる。このように、課金額が上限金額以下となる2in1印刷の条件が求められた場合には、CPU11は、2in1印刷に適したページ、この場合は2in1印刷に適した1組の連続した2ページを探し、そのページの原稿画像の画像部分と文字部分を検出し、それらを1ページに収まるように異なる変倍率で変倍して配置するようにする。
図3は、3ページの原稿Nにおいて、1組の連続した2ページを2in1印刷する例として、2ページ目と3ページ目を1ページに集約した場合を示している。図3(A)は、画像部分の変倍率が100%(画像優先)の場合であり、図3(B)は、画像部分の変倍率が70%(文字優先)の場合である。
ここでは、利用者が画像優先を選択しているため、画像部分の変倍率は自動的に100%が選択される。また、利用者が文字優先を選択していた場合には、画像部分の変倍率は自動的に70%が選択されるようになる。この自動で選択された画像部分の変倍率は、利用者が任意に変更(調整)できるようにしてもよい。たとえば、文字優先の場合に自動で選択された画像部分の変倍率70%を、80%や90%など任意の変倍率に調整できるようにしてもよい。
続いてCPU11は、原稿の1ページ目から下記の(1)、(2)の条件を確認し、条件を満足する2in1印刷に適した連続する2ページを探す。
(1)先ず、原稿内で画像部分の周囲3方向以上が文字で囲まれているかを確認する。この確認は、画像部分の周囲3方向以上が文字に囲まれていると、画像部分の大きさを変えずに2in1印刷を行う際に、文字部分のレイアウトが困難になるため行っている。
(2)囲まれていなければ、画像部分の縦方向と横方向の長さがそれぞれ原稿(原稿用紙)の縦方向と横方向の長さの1/2未満であるかを確認する。2in1印刷では、原稿サイズと印刷サイズが同じ場合には、原稿画像は1/2の大きさ(面積)で印刷される。そのため、画像部分の縦方向または横方向の長さが、原稿ページの縦方向または横方向の長さの1/2以上ある原稿では、画像部分の大きさを変えずに2in1印刷を行うと画像部分が用紙からはみ出してしまう可能性が高くなる。理論上は、画像部分は縦方向の長さが原稿の横方向の長さ未満で、かつ、横方向の長さが原稿の縦方向の長さの1/2未満であれば、大きさを変えずに2in1印刷を行っても用紙からはみ出さないことになる。ただし、ここではマージンを設けた上記の条件で確認するようにしている。また、上記の確認に用いる上限値(規格値)は、画像部分の変倍率が100%以外の場合はその変倍率に応じて変化する。たとえば、原稿の縦・横方向の長さ×1/2÷変倍率などが上限値となる。
2in1印刷は、この(1)、(2)の条件を満足する連続した2ページで行う。原稿Nの場合は、1ページ目の原稿n1の画像部分c1の縦方向および横方向の長さがそれぞれ原稿n1の縦方向および横方向の長さの1/2を超えている。そのため、1ページ目の原稿n1と2ページ目の原稿n2の組み合わせで2in1印刷を行うと、変倍率100%(等倍)の画像部分c1がはみ出してしまうことになる。
そこで同様の確認を2ページ目の原稿n2と3ページ目の原稿n3の組み合わせに対して行う。この組み合わせは(1)、(2)条件に合致するので、原稿n2と原稿n3で2in1印刷を行う。
図4および図5は、原稿n2と原稿n3を2in1印刷する際の画像部分と文字部分のレイアウト手順を示している。本実施の形態では、画像/文字優先の選択に応じて画像部分の変倍率を決定し、その変倍率で変倍した画像部分をメモリ上に作成した2in1用の仮想エリアに先に配置し、文字部分をその残りの領域(残領域)に収まる変倍率で縮小変倍して配置する手順でレイアウトするようにしている。また文字部分は、残領域の大きさに合わせて可能な限り大きくなるようにしている。
詳細には、CPU11は、図4に示す2in1用の仮想エリアRをメモリ上に作成する。ここでは、印刷サイズがA4に設定されているため、仮想エリアRの大きさはA4サイズにされる。また画像優先が選択されているため、CPU11は、原稿n2の画像部分c2を大きさを変えずに(変倍率100%)、仮想エリアRにおける左側の半ページに収め、その半ページ内で画像部分c2を文字に囲まれていない方向のページ隅に寄せる。続いてCPU11は、文字部分a2を複数の文字が連続している範囲毎の文字ブロックに分割し、各文字ブロックを先頭から順番に仮想エリアRにおける画像部分c2以外の領域(残領域)の何処に配置するか決定し、サイズ調整して配置する。
CPU11は、図5(A)に示すように、仮想エリアR内において文字部分a2における1つ目の文字ブロックb1を配置する配置領域d1を検知する。ここでは、配置領域d1は、画像部分c2が配置された左側の半ページにおける画像部分c2の上側の領域となる。
配置領域d1が決まると、CPU11は、図5(B)に示すように、配置領域d1のサイズに合わせて文字ブロックb1の変倍率を決定し、その変倍率で文字ブロックb1を変倍しサイズ調整する。このとき、CPU11は、配置領域d1の縦方向の長さを文字ブロックb1の縦方向の長さで除算して得られた倍率(縮小率)と、配置領域d1の横方向の長さを文字ブロックb1の横方向の長さで除算して得られた倍率(縮小率)とを比較して、小さい方の倍率を文字ブロックb1の変倍率とする。また、文字ブロックb1の縦方向と横方向の変倍率は同一にする。
そしてCPU11は、図5(C)に示すように、サイズ調整したブロックb1を配置領域d1に収めて配置する。これにより、文字ブロックb1は配置領域d1に対して最大化されて配置されることになり、文字ブロックb1の配置後に周辺に生じた空白部分は最小化されるようになる。また、配置領域d1内における文字ブロックb1の位置は、見栄えなどを考慮し、空白部分の生じる方向に応じて調整することが望ましい。たとえば、図示のように横方向に空白部分が生じる場合は、文字ブロックb1の位置を配置領域d1内の横方向の中央に調整し、文字ブロックb1の左右に均等な大きさの空白部分を生じさせることが望ましい。また、縦方向に空白部分が生じる場合は、文字ブロックb1の位置を配置領域d1内の上側に寄せて、文字ブロックb1の下側のみに空白部分を生じさせるなどが望ましい。
CPU11は、図5(D)に示すように、原稿n2の文字部分a2における残りの文字ブロックb2に対しても、同様の手順で、左側の半ページ内における配置領域の検知と、該当する配置領域に合わせたサイズ調整と、該当する配置領域への配置とを行う。ここでは、文字ブロックb2は、画像部分c2が配置された左側の半ページにおける画像部分c2の左側の領域に、そこに収まる最大のサイズに調整されて配置される。
さらにCPU11は、原稿n3の文字部分a3に対しても同様にブロック単位の分割を行い、分割された文字ブロックb3、b4に対して、仮想エリアRの右側の半ページ内における配置領域の検知と、該当する配置領域に合わせたサイズ調整と、該当する配置領域への配置とを行う。ここでは、文字部分a3における1つ目(上側)の文字ブロックb3は、右側の半ページにおける上側の領域に、そこに収まる最大のサイズに調整されて配置される。2つ目(下側)の文字ブロックb4は、右側の半ページにおける下側の領域に、そこに収まる最大のサイズに調整されて配置される。
CPU11は、上記の部分別画像処理によって仮想エリアRへの画像/文字部分のレイアウトを終えると、利用者に印刷プレビューと印刷料金(課金額)を提示する。提示内容に対する利用者の了承が得られた場合はプレビューした内容で印刷出力を行い、了承が得られなかった場合は文字部分の再レイアウトを行う。
図6は、上記の部分別画像処理を終えて操作表示部16に表示された原稿Nの印刷プレビューと印刷料金を提示した画面の一例を示している。CPU11は、この画面上に表示された実行ボタン30が押下された場合はプレビューした内容で印刷出力を実行する。キャンセルボタン31が押下された場合は印刷出力を実行せずに、以下に説明する文字単位による文字部分の再レイアウトを行う。
文字単位の再レイアウトは、文字部分を文字単位に分割すると共に、文字部分の配置可能面積(残領域の面積)と文字数に基づいて、各文字を最大化して残領域に収めることができる変倍率を決定し、その変倍率で各文字をそれぞれ変倍してレイアウトし直すものである。また、元の原稿に存在している空白部分はレイアウトせずに文字部分の配置に利用することで、文字の変倍率をより大きくしようとするものである。
CPU11は、先ず、仮想エリアRにブロック単位で配置した文字部分a2、a3を一旦クリアし、仮想エリアRにおける画像部分c2を除いた残領域の面積を算出する。なお、この残領域は仮想エリアにおける画像部分と周辺余白部分を除いた領域としてもよい。
元の原稿に、画像部分や文字部分のほかに空白部分が存在している場合には、その空白部分も残領域に含まれる場合がある。上述したように、画像部分は変倍されて先に仮想エリア内に配置されるが、この変倍して仮想エリア内に配置された画像部分に空白部分が全て侵食されることなく残っていれば、その残った空白部分は残領域に含まれることになる。
たとえば、2in1される原稿n2、n3は、図2に示すように、いずれも原稿内に空白部分が存在している。この空白部分は、ここでは、変倍して仮想エリアR内に配置された画像部分c2に侵食されることなく残っている領域がある。そのため、上記の仮想エリアRにおける残領域の面積は、この残っている空白部分を含んだ面積となっている。
続いてCPU11は、新たに読み出した文字部分a2、a3の各文字を1文字単位の文字画像に分割し、残領域の面積を文字部分a2、a3の合計文字数で除算して、1文字画像当りの配置領域の面積を算出する。この面積に合わせて文字画像の変倍率を決定し、その変倍率で各文字画像を変倍してサイズ調整する。このとき、文字画像の縦方向と横方向の変倍率は同一にする。そしてCPU11は、サイズ調整した各文字画像を先頭から順番に該当する配置領域に埋めていって配置し、文字部分a2、a3をレイアウトし直す。
図7は、上記の再レイアウトによって仮想エリアR内の残領域に文字部分a2、a3の各文字(各文字画像)が埋められて配置された状態を示している。この文字単位のレイアウトでは、仮想エリアR内の残領域に全ての文字が収まるように、各文字が同一の最大サイズに調整されて配置される。また、図2との比較から分かるように、元の原稿n2、n3内に存在する空白部分にも文字が配置されている。文字単位のレイアウトは、このような空白部分の面積を全て残領域の面積に含めて文字のサイズ調整(最大化)を行っているため、文字のサイズを大きくしやすくなる。ここでは、図5(D)に示したブロック単位のレイアウトとの比較から分かるように、各文字のサイズは大きくなっている。
このように、上記の文字単位による仮想エリアRへのレイアウトでは、元の原稿の空白部分も有効利用しており、その空白部分の面積が仮想エリアRにレイアウトされる文字のサイズに影響する。たとえば、元の原稿に大きな空白部分がある場合には、文字の変倍率が原稿画像の縮小率(2in1の場合は50%)より大きくなったり、100%を超えたりするようなことも起こり得る。変倍率が100%を超えた場合には、2in1後の文字サイズは元の原稿の文字サイズより大きくなることになる。
また、仮想エリアR内における元の原稿画像が配置された半ページ内に収まらない文字が発生した場合には、その文字は隣の半ページに移動して配置されることになる。ここでは、図7に示すように、原稿n2の文字部分a2において、仮想エリアRの左側の半ページに収まらない文字が右側の半ページに移動して配置されている。
CPU11は、上記の文字部分の再レイアウトを終えると、利用者にその印刷プレビューと印刷料金を提示し、提示内容に対する利用者の了承が得られた場合はプレビューした内容で印刷出力を行う。
次に、複写機10の動作について説明する。
図8および図9は、複写機10による複写印刷の処理の流れを示している。複写機10が起動すると、CPU11は本処理を開始する(Start)。CPU11は、操作表示部16を通じて複写サービスの利用者による複写モードの設定と、上限金額の入力と、画像/文字優先の選択とを受け付け(ステップS101)、その後、スキャナ部17が読み取った原稿を複写印刷する場合の課金額(印刷料金)を算出し、算出した課金額が利用者の入力した上限金額を超過しているか否かを判断する(ステップS102)。
課金額が上限金額を超過していない場合には(ステップS102;No)、CPU11は、読み取った原稿の複写印刷を実行し(ステップS123)、複写印刷に対する課金処理を行って、本処理を終了する(End)。課金額が上限金額を超過している場合には(ステップS102;Yes)、CPU11は上述した部分別画像処理を行う。
CPU11は、先ず原稿画像の画像部分と文字部分を検出し(ステップS103)、所定ページ(最初は1ページ目と2ページ目)の画像部分の周囲3方向以上が文字で囲まれているかを確認する(ステップS104)。
囲まれている場合には(ステップS104;Yes)、ステップS107へ移行する。囲まれていない場合には(ステップS104;No)、CPU11は、画像部分の縦方向と横方向の長さがそれぞれ原稿の縦方向と横方向の長さの1/2未満であるかを確認する(ステップS105)。
画像部分の縦方向と横方向の長さの一方または両方が原稿の縦方向と横方向の長さの1/2以上である場合には(ステップS105;Yes)、ステップS107へ移行する。画像部分の縦方向と横方向の長さがそれぞれ原稿の縦方向と横方向の長さの1/2未満である場合には(ステップS105;No)、CPU11は、連続する2枚の原稿(最初は1ページ目と2ページ目)が上記2つの条件(ステップS104およびステップS105)を満足するかを確認する(ステップS106)。
満足しない場合には(ステップS106;No)、ステップS107へ移行する。満足する場合には(ステップS106;Yes)、ステップS111へ移行する。
ステップS107では、CPU11は、今回確認した所定ページの次のページがあるかを確認する。次ページがある場合には、ステップS104へ戻り、その次ページに対してステップS104以降の確認を同様に行う。次ページがない場合には、CPU11は、入力された上限金額では複写印刷が行えない旨の警告を操作表示部16に表示し(ステップS108)、その印刷プレビューと課金額を提示する(ステップS109)。
提示した内容に対するOKの操作(実行ボタン30の押下)を受けた場合には(ステップS110;Yes)、CPU11はその複写印刷を実行し(ステップS123)、複写印刷に対する課金処理を行って、本処理を終了する(End)。提示した内容に対するNGの操作(キャンセルボタン31の押下)を受けた場合には(ステップS110;No)、CPU11はその複写印刷を実行せずに本処理を終了する(End)。
一方、ステップS111では、CPU11は、画像/文字優先の選択に応じた変倍率で画像部分を変倍し、メモリ上に作成した2in1用の仮想エリアに収める(図4参照)。詳細には、画像優先が選択されている場合には、画像部分を等倍のまま(変倍率100%)、仮想エリアの該当するページ(半ページ)に収める。文字優先が選択されている場合には、画像部分を変倍率70%で縮小変倍し、仮想エリアの該当するページに収める。
続いてCPU11は、画像部分を文字で囲まれていない方向のページ隅に寄せる(ステップS112)。さらに、文字部分を文字が連続する範囲毎にブロック分割し、ブロック単位で変倍して2in1用の仮想エリア内における画像部分以外の領域(残領域)に配置する(ステップS113)。ここでCPU11は、印刷プレビューと課金額を操作表示部16に表示して利用者に提示する(ステップS114)。
提示した内容に対するOKの操作(実行ボタン30の押下)を受けた場合には(ステップS115;Yes)、CPU11はその複写印刷を実行し(ステップS123)、複写印刷に対する課金処理を行って、本処理を終了する(End)。提示した内容に対するNGの操作(キャンセルボタン31の押下)を受けた場合には(ステップS115;No)、CPU11は、文字部分を再レイアウトするために、文字部分の各文字を1文字単位の文字画像に分割する。
続いてCPU11は、2in1用の仮想エリア内における画像部分以外の領域(残領域)の面積、すなわち、文字部分を配置可能な領域の面積を算出する(ステップS116)。さらにCPU11は、算出した面積を2in1する2ページの原稿の文字数で除算して1文字画像当たりの配置領域の面積を算出し(ステップS117)、この面積に合わせて各文字画像を変倍し、仮想エリアの該当するページの各配置領域に埋めて配置する(ステップS118)。
全ての文字画像がページに収まった場合には(ステップS119;Yes)、ステップS121へ移行する。ページに収まらない文字画像が発生した場合には(ステップS119;No)、その文字画像を隣のページに移動して配置し(ステップS120)、ステップS121へ移行する。
ステップS121では、CPU11は、文字部分を再レイアウトした印刷プレビューと課金額を提示する。提示した内容に対するOKの操作(実行ボタン30の押下)を受けた場合には(ステップS121;Yes)、CPU11はその複写印刷を実行し(ステップS123)、複写印刷に対する課金処理を行って、本処理を終了する(End)。提示した内容に対するNGの操作(キャンセルボタン31の押下)を受けた場合には(ステップS121;No)、その複写印刷を実行せずに本処理を終了する(End)。
このように、本実施の形態に係る複写機10では、2in1する2ページの原稿画像の画像部分と文字部分と検出し、それらを1ページ分の大きさの仮想エリアに収まるように異なる変倍率で変倍して配置する画像処理(部分別画像処理)を行う。詳細には、画像部分を原稿画像の縮小率(50%)より高い変倍率(100%または70%)で変倍して仮想エリアに先に配置し、文字部分を残りの領域(残領域)に収まるように変倍して配置する画像処理を行う。これにより、2in1に伴い縮小される原稿画像の画像部分の視認性低下を防止できるようになる。特に本実施の形態では、画像優先が選択された場合は画像部分の変倍率を100%にして大きさを変えないようにしている。これにより、原稿画像は縮小されても画像部分は縮小されずに元の大きさが維持されるようになり、大きさの縮小を要因とする画像部分の視認性低下は発生しなくなる。また、画像部分と文字部分はそれぞれ仮想エリアに収まる適宜の変倍率で変倍されて適宜の位置に配置されるため、操作が簡単になる。さらに、利用者が画像優先または文字優先を選択できることで利便性が向上する。
また本実施の形態では、画像部分を所定の変倍率で変倍して先に仮想エリアに配置することで、仮想エリア内の文字部分を配置できる領域が確定し、文字部分はこの領域に収まるように変倍して配置すればよくなる。上記の画像処理は、このような簡単なアルゴリズムを用いて行うことができる。
また文字部分のレイアウトでは、文字部分をブロック単位や文字単位に分割し、仮想エリア内の残領域にそれらが収まるように、適宜の変倍率で変倍し適宜の位置に配置するようにしている。すなわち、画像部分に比べて形状が複雑になりやすい文字部分は、分割して配置の自由度を高め、残領域に応じて各分割部の大きさと位置を調整して配置するようにしている。文字部分をこのように分割して扱うことにより、形状を維持したままよりも、仮想エリア内の残領域に収めやすくなり、大きくしやすくなる。また、ブロック単位に分割した場合は、文字部分の各文字のレイアウトはブロック毎に維持されるため、見栄えの低下が抑えられる。文字単位に分割した場合は、ブロック単位より細かく分割できるため自由度が高まり、文字部分のレイアウト性や拡大性が高くなると共に、形状の複雑性が高い文字部分などに対して、より柔軟に対応できるようになる。
また、原稿画像の2in1処理を含む上記の画像処理は、有料の複写サービスにおいて、読み取った原稿を利用者の設定した複写モードで印刷した場合の課金額が、利用者の入力した上限金額を上回る場合に行うようにしている。本実施の形態では、このような金額不足に伴って2in1される原稿画像に対し、画像部分の視認性低下を簡単な操作で解消できるようになる。さらに、トナーの残量低下時にトナーの消費量を抑えるために上記の2in1処理を含む画像処理を行う場合にも、2in1される原稿画像の画像部分の視認性低下を簡単な操作で解消できるようになる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
たとえば、画像(原稿画像)を小さくする方法は、実施の形態で説明した2in1印刷による縮小(縮小変倍)に限らない。たとえば、画像の縦方向と横方向を個別の倍率で変倍できる独立変倍機能などで小さくしたり、B4サイズからリーガルサイズやレターサイズにするなど縦横比を変えて小さくしたり、矩形状の画像をそれよりも小さい正方形や楕円形の画像にするなど形状を変えて小さくしたりするなど、縮小変倍以外の種々の方法を用いることができる。
画像を小さくする用途も、実施の形態で説明した2in1印刷に限らない。4in1印刷などの他種類の集約印刷に適用してもよく、ユーザなどが倍率や定型サイズを指定して変倍する各種の変倍機能の使用に適用してもよい。この変倍機能などに適用した場合にも、実施の形態で説明したように、画像/文字優先の選択に応じて、画像部分、もしくは文字部分の変倍率が自動で決定されるようにしてもよい。
また実施の形態では、画像処理(部分別画像処理)は、複写サービスの利用に対する課金額が利用者の希望する上限金額を上回る場合に行うようにしているが、画像処理を行う条件はこれに限らない。たとえば、ユーザなどが自ら集約印刷機能を使用したり、上記の変倍機能を使用したりするときなどに行うようにしてもよい。この場合も、実施の形態で説明したように、画像/文字優先の選択に応じて、画像部分、もしくは文字部分の変倍率が自動で決定されるようにしてもよい。
また実施の形態では、先に画像部分を所定の変倍率で変倍して仮想エリアに配置し、文字部分をその残りの領域に収まるように変倍して配置したり、画像部分の変倍率を文字部分の変倍率より高くしたり、画像部分の変倍率を100%にしたりするようにしているが、逆に、文字部分を所定の変倍率で変倍してから、画像部分を文字部分に応じた変倍率で変倍したり、文字部分の変倍率を画像部分の変倍率より高くしたり、文字部分の変倍率を100%にしたりするようにしてもよい。実施の形態で説明したように、画像/文字優先の選択を受け付ける構成であれば、たとえば文字優先が選択された場合には文字部分の変倍率を100%にし、画像優先が選択された場合には文字部分の変倍率を70%にするなどしてもよい。この場合は文字部分の視認性低下を防止できるようになる。
また、先に文字部分を所定の変倍率で変倍してから、画像部分を文字部分に応じた変倍率で変倍する場合には、以下の手順などで行うようにしてもよい。たとえば、画像/文字優先の選択に応じて文字部分の変倍率を決定し、この変倍率で文字部分を変倍して仮想エリアに配置した場合に必要な文字配置面積を求める。仮想エリアの面積からこの文字配置面積を引いて残領域の面積、すなわち、画像配置面積を求め、画像部分の縦横比を維持して画像配置面積になるための画像部分の変倍率を求める。そして、画像部分を仮想エリア内の任意の位置(2in1の場合は該当する半ページ内の任意の位置)に配置し、画像部分以外の領域に文字部分を配置する。またこの場合も、文字部分はブロック単位や文字単位に分割して配置するようにしてもよい。さらに、画像部分が大きい場合には規制をかけるなどしてもよい。たとえば、縮小後の文字部分の占有面積が元の文字部分の占有面積の3分の1以下にならないようにするなどの規制をかけてもよい。
また対象となる画像は、実施の形態で説明した原稿画像に限らない。たとえば、複写機10が通信可能に接続されたパーソナルコンピュータなどの端末装置から集約印刷や変倍印刷などを依頼された画像ファイルなどを対象としてもよい。
また課金装置50は、貨幣(硬貨)や紙幣を投入して課金を行うコインベンダのほかに、プリペイドカードを投入して課金を行うカードベンダ、もしくは、印刷枚数(片面/両面の印刷枚数やカラー/モノクロの印刷枚数など)をカウントする枚数カウンタや印刷料金をカウントする料金カウンタなどのカウンタ装置などとしてもよい。
複写機10におけるプリンタ部19は、レーザ光に代えてLED(Light Emitting Diode)で感光体ドラムを走査露光するLEDプリンタ、もしくは、インクジェットプリンタや熱転写プリンタなどの他の方式のプリンタとしてもよい。
また本発明は、実施の形態で説明したフルカラー対応の複写機に限らず、モノクロの複写機やフルカラー対応またはモノクロの複合機(MFP;Multi Function Peripheral/Multi Function Printer)などの画像処理装置にも適用可能である。
本発明の実施の形態に係る複写課金システムが備える画像処理装置としての複写機の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る複写機で複写印刷を行う原稿の一例を示す図である。 図2の原稿における2ページ目と3ページ目を(A)画像優先または(B)文字優先で1枚に収めた場合の一例を示す図である。 図2の原稿における2ページ目と3ページ目を2in1印刷する際の画像部分の配置の仕方を示す説明図である。 図2の原稿における2ページ目と3ページ目を2in1印刷する際に文字部分をブロック単位で配置する場合の配置の仕方を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る複写機の操作表示部に表示された原稿の印刷プレビューと印刷料金を提示した画面の一例を示す図である。 図2の原稿における2ページ目と3ページ目を2in1印刷する際に文字部分を文字単位で配置した場合を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る複写機による複写印刷の処理を示す流れ図である。 本発明の実施の形態に係る複写機による複写印刷の処理を示す流れ図である。
符号の説明
5…複写課金システム
7…ケーブル
10…複写機
11…CPU
12…バス
13…ROM
14…RAM
15…不揮発メモリ
16…操作表示部
17…スキャナ部
18…画像処理部
19…プリンタ部
20…課金処理部
21…通信部
22…トナー残量検出部
30…実行ボタン
31…キャンセルボタン
N…原稿
n1…原稿(1ページ目の原稿)
n2…原稿(2ページ目の原稿)
n3…原稿(3ページ目の原稿)
a1…文字部分(1ページ目の原稿の文字部分)
a2…文字部分(2ページ目の原稿の文字部分)
a3…文字部分(3ページ目の原稿の文字部分)
b1〜b4…文字ブロック
c1…画像部分(1ページ目の原稿の画像部分)
c2…画像部分(2ページ目の原稿の画像部分)
d1…配置領域

Claims (12)

  1. 画像データの入力部と、
    前記入力部から出力された画像データが表す元画像の画像部分と文字部分とを検出する検出部と、
    前記元画像より小さい所定の仮想エリアに収まるように、前記検出部で検出された前記画像部分と前記文字部分とを異なる変倍率で変倍して配置する画像処理を行う制御部と、
    を備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記制御部は、前記画像処理において、前記画像部分と前記文字部分のいずれか一方を所定の変倍率で変倍して前記仮想エリアに配置し、他方をその残りの領域に収まるように変倍して配置する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記制御部は、前記画像処理において、複数ページの前記元画像を1ページに収める集約処理を行い、その集約処理を含む前記画像処理では、前記1ページ分の大きさの前記仮想エリアに収まるように、前記複数ページの前記元画像の前記画像部分と前記文字部分とを異なる変倍率で変倍して配置する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記制御部は、前記画像処理において、前記画像部分の変倍率を前記文字部分の変倍率より高くする
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  5. 前記制御部は、前記画像処理において、前記画像部分の変倍率を100%にする
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  6. 前記制御部は、前記画像処理において、前記文字部分の変倍率を前記画像部分の変倍率より高くする
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  7. 前記制御部は、前記画像処理において、前記文字部分の変倍率を100%にする
    ことを特徴とする請求項1、2、3、および6のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  8. 前記制御部は、前記画像処理において、前記文字部分を複数の文字が連続している範囲毎の文字ブロックに分割し、前記画像部分を前記仮想エリアに配置した残りの領域に前記文字ブロックをそれぞれ変倍して配置する
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  9. 前記制御部は、前記画像処理において、前記文字部分を文字毎の文字画像に分割し、前記画像部分を前記仮想エリアに配置した残りの領域に前記文字画像をそれぞれ変倍して配置する
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  10. 前記画像部分と前記文字部分のいずれを優先させるかの選択を受け付ける選択部を備え、
    前記制御部は、前記画像処理において、前記選択部で選択された優先に応じて前記画像部分の変倍率と前記文字部分の変倍率の異ならせ方を変更する
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  11. 前記元画像の印刷に関する設定と、前記印刷に対する上限金額の入力とを受け付ける操作部を備え、
    前記制御部は、前記操作部で設定された印刷を行った場合の課金額と前記操作部で入力された上限金額とを比較し、前記課金額が前記上限金額を上回る場合に前記画像処理を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  12. 前記制御部は、前記元画像の印刷で使用される印刷剤の残量が所定の下限値を下回る場合に前記画像処理を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1つに記載の画像処理装置。
JP2008125259A 2008-05-12 2008-05-12 画像処理装置 Expired - Fee Related JP4841586B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008125259A JP4841586B2 (ja) 2008-05-12 2008-05-12 画像処理装置
US12/429,101 US20090279108A1 (en) 2008-05-12 2009-04-23 Image Processing Apparatus
US13/894,374 US8810848B2 (en) 2008-05-12 2013-05-14 Image forming apparatus for selecting pages for N-up printing

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008125259A JP4841586B2 (ja) 2008-05-12 2008-05-12 画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009278198A true JP2009278198A (ja) 2009-11-26
JP4841586B2 JP4841586B2 (ja) 2011-12-21

Family

ID=41443247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008125259A Expired - Fee Related JP4841586B2 (ja) 2008-05-12 2008-05-12 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4841586B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014165842A (ja) * 2013-02-27 2014-09-08 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
JP2019049943A (ja) * 2017-09-12 2019-03-28 凸版印刷株式会社 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP2020198528A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04257166A (ja) * 1991-02-08 1992-09-11 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JPH05342325A (ja) * 1992-06-04 1993-12-24 Fuji Xerox Co Ltd 文書処理装置およびその装置のためのフォーム登録装置
JP2002165079A (ja) * 2000-11-27 2002-06-07 Minolta Co Ltd 画像処理装置及び方法
JP2006048520A (ja) * 2004-08-06 2006-02-16 Canon Inc 画像処理システム及びその制御方法、並びにプログラム
JP2006163583A (ja) * 2004-12-03 2006-06-22 Canon Inc 文字認識装置および文字認識方法、制御プログラムおよび記憶媒体
JP2006352801A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Fuji Xerox Co Ltd 複写制御装置、複写システム、複写制御方法及びプログラム
JP2007053420A (ja) * 2005-08-15 2007-03-01 Sharp Corp 画像処理装置
JP2007276119A (ja) * 2006-04-03 2007-10-25 Seiko Epson Corp 印刷装置におけるエラーの回避
JP2008098949A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04257166A (ja) * 1991-02-08 1992-09-11 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JPH05342325A (ja) * 1992-06-04 1993-12-24 Fuji Xerox Co Ltd 文書処理装置およびその装置のためのフォーム登録装置
JP2002165079A (ja) * 2000-11-27 2002-06-07 Minolta Co Ltd 画像処理装置及び方法
JP2006048520A (ja) * 2004-08-06 2006-02-16 Canon Inc 画像処理システム及びその制御方法、並びにプログラム
JP2006163583A (ja) * 2004-12-03 2006-06-22 Canon Inc 文字認識装置および文字認識方法、制御プログラムおよび記憶媒体
JP2006352801A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Fuji Xerox Co Ltd 複写制御装置、複写システム、複写制御方法及びプログラム
JP2007053420A (ja) * 2005-08-15 2007-03-01 Sharp Corp 画像処理装置
JP2007276119A (ja) * 2006-04-03 2007-10-25 Seiko Epson Corp 印刷装置におけるエラーの回避
JP2008098949A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014165842A (ja) * 2013-02-27 2014-09-08 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
US9204008B2 (en) 2013-02-27 2015-12-01 Kyocera Document Solutions Inc. Image forming apparatus
JP2019049943A (ja) * 2017-09-12 2019-03-28 凸版印刷株式会社 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP7006059B2 (ja) 2017-09-12 2022-01-24 凸版印刷株式会社 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP2020198528A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP7310318B2 (ja) 2019-05-31 2023-07-19 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4841586B2 (ja) 2011-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8810848B2 (en) Image forming apparatus for selecting pages for N-up printing
JP5232836B2 (ja) 画像形成装置
JP5675269B2 (ja) 印刷処理装置、印刷システム、印刷処理装置の制御方法、印刷システムの制御方法、及びプログラム
US9516181B2 (en) Output setting device and computer-readable storage medium for computer program
US10491765B2 (en) Operation console receiving user operation and electronic device and image forming apparatus provided with the operation console
JP2004048659A (ja) 画像入出力装置、画像入出力システム、記憶媒体、及び、画像入出力システムに好適な操作方法、操作画面表示方法
US7444109B2 (en) Printed matter preparation device, printing data transmission method and apparatus, and recording medium
JP2009206751A (ja) 機能設定可能な電子機器
JP2006352801A (ja) 複写制御装置、複写システム、複写制御方法及びプログラム
JP5100788B2 (ja) 画像形成システム、データ処理装置、画像形成装置及びコンピュータプログラム
JP2018026758A (ja) 画像形成装置
JP4841586B2 (ja) 画像処理装置
JP2013222063A (ja) 画像形成装置
JP4670897B2 (ja) 画像処理装置
US20200145544A1 (en) Image processing apparatus
JP5739295B2 (ja) 画像形成装置及びプリンタドライバプログラム
JP2009278373A (ja) 画像処理装置、画像形成装置及びコンピュータプログラム
JP2009296370A (ja) 情報処理装置及びプログラム
JP2015141268A (ja) 情報処理装置、及びその情報処理装置を含む画像形成装置
JP2008114519A (ja) 画像形成装置
JP5589390B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成プログラム
JP5879948B2 (ja) プレビュー画像表示装置、画像形成装置、プレビュー画像表示方法及びプレビュー画像表示プログラム
JP2017032699A (ja) 画像形成装置
JP2021128367A (ja) 画像形成装置
JP2006284772A (ja) 画像形成装置、画像印刷時の給排紙方法およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100408

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100413

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100614

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100720

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111004

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4841586

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141014

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees