JP2016114747A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザによる画像形成装置の使用形態に合わせて、画像形成装置のトナー残量に関する通知を視覚的に行うタイミングを任意に調整可能とする。【解決手段】画像形成装置100は、画像形成部1と、表示部33と、トナー残量算出部311と、閾値設定部32と、表示制御部313と、を備える。画像形成部1は、画像を印刷する。表示部33は、ユーザに視覚情報を与える表示画面を表示する。トナー残量算出部は311、トナーカートリッジ14中に残留するトナーのトナー残量を算出する。閾値設定部32は、トナー残量が画像形成部1により画像を形成するのに十分な量であるかどうかを決定する閾値を設定する。表示制御部313は、トナー残量と閾値との比較結果に基づいて、表示画面の表示状態を決定する。【選択図】図3A

Description

本発明は、トナーカートリッジから供給されたトナーを、画像を印刷したい表面上に定着させることにより、当該表面上に画像を印刷する画像形成装置に関する。
従来、消耗品であるトナーやインクなどを用紙などの表面上に定着させることにより画像を印刷する画像形成装置が知られている。従来の画像形成装置においては、画像形成装置にて用いられる消耗品の残量が少なくなったときには警告が発生される。
例えば、特許文献1には、プリンタ部のインクカートリッジの有無をインク残量センサにより検出し、インクカートリッジのインクがないと判断された場合に「インクなし」のエラー表示をLCDに表示する処理を行う画像形成装置が開示されている。
特開2008−92221号公報
従来の画像形成装置においては、ユーザは、「インクなし」とのエラー表示などの警告を表示するタイミングを変更することができない。なぜなら、インク残量センサは、インクカートリッジなどの所定の位置に固定され、ユーザにより調整可能となっていないからである。また、インク残量センサの取り付け個数はインクカートリッジのサイズなどにより制約を受けるため、インク残量センサにより検出できるインク残量数は制限される。
さらに、従来の画像形成装置においては、インクカートリッジなどのインクの残量がほとんどない(ニアエンプティ)状態の時に「インクなし」とのエラー表示が成されるようにインク残量センサが設置されている。この場合、ユーザによる画像形成装置の使用形態によっては、「インクなし」とのエラー表示を行うタイミングが早すぎるか又は遅すぎることがある。
例えば、画像形成装置において、紙面などにインクを多く定着させる必要がある画像(写真など)を頻繁に印刷するような場合には、「インクなし」とのエラー表示が遅すぎることがある。その結果、画像を紙面などに印刷中に印刷動作が停止することがある。
一方、例えば、画像形成装置において印刷を行う頻度が高くない場合や、紙面などにインクを多く定着させない文字などを少ない枚数だけ印刷する場合などは、「インクなし」とのエラー表示が早すぎることがある。その結果、上記のような使用形態のユーザにとっては、インクカートリッジなどを交換しなくてもよいタイミングにてインクカートリッジを交換するといった無駄が生じる。トナーを用いる電子写真方式の画像形成装置においても、同様の問題が発生している。
本発明の課題は、ユーザによる画像形成装置の使用形態に合わせて、画像形成装置のトナー残量に関する通知を視覚的に行うタイミングを任意に調整可能とすることにある。
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。
本発明の一見地に係る画像形成装置は、画像形成部と、表示部と、トナー残量算出部と、閾値設定部と、表示制御部と、を備える。
画像形成部は、画像を印刷したい表面上にトナーを定着させることにより、当該画像を当該表面上に印刷する。トナーは、トナーカートリッジから供給される。表示部は、ユーザに視覚情報を与える表示画面を表示する。トナー残量算出部は、トナーカートリッジ中に残留するトナーのトナー残量を算出する。
閾値設定部は、閾値を設定する。閾値は、トナー残量が画像形成部により画像を表面上に形成するのに十分な量であるかどうかを決定する値である。表示制御部は、トナー残量と閾値との比較結果に基づいて、表示画面の表示状態を決定する。
上記の画像形成装置においては、閾値設定部において閾値が設定される。その後、画像形成部により画像を印刷したい表面上に画像が形成された(印刷された)際に、トナー残量算出部が、トナーカートリッジに残っているトナーの量(すなわち、トナー残量)を算出する。次に、表示制御部が、トナー残量算出部にて算出したトナー残量と閾値設定部にて設定された閾値とを比較した結果に基づいて、表示画面の表示状態を決定する。この結果、表示部は、表示制御部により決定された表示状態にて表示画面を表示する。
上記の画像形成装置においては、トナー残量がトナー残量算出部により算出されている。つまり、トナー残量算出部は、トナー残量を検出するセンサを用いてトナー残量を検出するのではなく、所定の理論式を用いてトナー残量を算出している。これにより、センサの取付位置や個数などの制限を受けることなく、任意のトナー残量を算出できる。
また、上記の画像形成装置においては、現在のトナーの残量が画像を印刷するために十分な量であるかどうかを決定する閾値を、閾値設定部により任意に設定可能となっている。さらに、表示制御部が、トナー残量と閾値との比較結果に基づいて、表示部における表示画面の表示状態を決定している。
上記のように、任意のトナー残量を算出可能とし、かつ、トナー残量が十分な量であるかどうかを判断する閾値を任意に設定可能とすることにより、ユーザによる画像形成装置の使用形態に合わせて、トナー残量に関する通知を視覚的に行うタイミングを任意に調整できる。
閾値設定部は、操作部を含んでいてもよい。操作部は、入力操作により閾値を設定する。これにより、画像形成装置において入力操作により閾値を設定できる。
表示制御部は、トナー残量と閾値との比較結果に基づいて、トナー残量を表示画面に表示するか又は表示しないかを決定してもよい。これにより、トナー残量に関する通知を行いたいときに具体的なトナー残量を表示画面に表示できる。
表示制御部は、トナー残量と閾値との比較結果に基づいて、トナー残量の表示画面における表示面積を決定してもよい。これにより、トナー残量に関する通知を行いたいときに視覚的に目立つようにトナー残量を表示できる。
表示制御部は、トナー残量と閾値との比較結果に基づいて、トナー残量の表示画面における表示色を決定してもよい。これにより、トナー残量に関する通知を行いたいときに視覚的に目立つようにトナー残量を表示できる。
表示画面は、待機画面を含んでいてもよい。待機画面は、動作待機中を視覚的に示す表示画面である。これにより、動作待機中であってもトナー残量に関する通知を視覚的に行える。
表示制御部は、現在実行中の動作に基づいて、表示画面にトナー残量を表示するかどうかを決定してもよい。これにより、画像形成装置において実行中の動作に応じて、必要な場合にトナー残量を表示できる。
ユーザによる画像形成装置の使用形態に合わせて、画像形成装置のトナー残量に関する通知を視覚的に行うタイミングを任意に調整できる。
画像形成装置の全体構成を示す図。 制御部の構成を示す図。 画像形成装置の閾値の設定動作を示すフローチャート。 画像形成装置の印刷動作を示すフローチャート。 トナー残量を強調表示するかしないかを、トナー残量を表示するかしないかにより行っている待機画面の表示状態の一例を示す図。 トナー残量を強調表示するかしないかを、トナー残量を表示するか他の情報を表示するかにより行っている待機画面の表示状態の一例を示す図。 トナー残量を強調表示するかしないかを、トナー残量の表示の大きさを異ならせることにより行っている待機画面の表示状態の一例を示す図。 トナー残量を強調表示するかしないかを、トナー残量の表示色を異ならせることにより行っている待機画面の表示状態の一例を示す図。 トナー残量を強調表示するかしないかを、トナー残量の表示を反転させるかどうかにより行っている待機画面の表示状態の一例を示す図。
1.第1実施形態
(1)画像形成装置の全体構成
第1実施形態に係る画像形成装置100の全体構成について、図1を用いて説明する。図1は、画像形成装置の全体構成を示す図である。図1に示す画像形成装置100は、印刷物の印刷濃度を調整可能な電子写真方式を用いた画像形成装置である。また、本実施形態における画像形成装置100は、主に、白黒(モノクローム)印刷を行うものである。
画像形成装置100は、画像形成部1と制御部3とを備える。
画像形成部1は、紙面などの画像を印刷したい表面上に、トナーカートリッジ14(後述)から供給されたトナーを定着させることにより、印刷したい画像を紙面上などに印刷する。制御部3は、画像形成部1を制御する。以下、画像形成部1及び制御部3の詳細について説明する。
(2)画像形成部の構成
まず、画像形成部1の構成について、図1を用いて説明する。画像形成部1は、帯電工程と、露光工程と、現像工程と、転写工程と、定着工程と、の5つの工程により(すなわち、電子写真方式により)、紙面上などにトナーを定着させて、印刷したい画像を紙面上などに形成(印刷)する。従って、画像形成部1は、感光ドラム11と、帯電部12と、露光部13と、トナーカートリッジ14と、転写部15と、定着部16と、クリーニング部17と、を有する。
感光ドラム11は、印刷したい画像の静電潜像を形成し、静電潜像の電位に応じたトナーを静電気力により表面に保持する。帯電部12は、感光ドラム11の表面を帯電(図1の例では負の極性に帯電)する。帯電部12としては、例えば、コロナ放電を用いた帯電装置を用いることができる。
露光部13は、感光ドラム11に光を照射して、感光ドラム11の表面の電位を調整する。露光部13は、例えば、照射する光の量は一定とした状態にて、露光時間を調整して露光量を調整する。露光部13としては、例えば、複数のLED(光源)を主走査方向に一列にアレイ状に整列したプリンタヘッド(LPH、LED Print Head)を用いることができる。
トナーカートリッジ14は、感光ドラム11の表面にトナーを供給する。トナーカートリッジ14から供給されるトナーは、例えば、感光ドラム11に帯電される電荷と同じ極性の静電気を帯びており、感光ドラム11の表面の電位の高い箇所においてはトナーの付着量は少なく、電位が低い箇所においてはトナーの付着量が多くなる。その結果、画像を紙面上に印刷した場合、露光量が少なくトナーの付着量が少ない箇所は(見た目上)印刷濃度が低くなり、露光量が多くトナーの付着量が多い箇所は印刷濃度が高くなる。
転写部15では、トナーが帯びている電荷の極性とは逆の極性の電位を、画像を形成する用紙の表面に与え、感光ドラム11の表面に静電的に付着したトナーを紙面上などの画像を形成する表面に転写する。
定着部16は、画像を形成する用紙の表面に転写されたトナーを、加熱したローラーなどにより当該表面に押しつけて定着させる。クリーニング部17は、トナーを転写した後に、感光ドラム11の表面に残留したトナーを除去する。
(3)制御部の構成
I.全体構成
次に、制御部3の全体構成について、図2を用いて説明する。制御部3は、CPU(Central Processing Unit)と、記憶装置(RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory))と、各種インターフェースなどを有するコンピュータシステムである。
制御部3は、中央制御部31と、閾値設定部32と、表示部33と、を有する。中央制御部31は、画像形成装置100における各種情報処理を行う。中央制御部31は、トナーカートリッジ14中のトナーの残量(トナー残量)を算出する。また、中央制御部31は、トナー残量に基づいて、表示部33における表示画面の表示状態を決定する処理を行う。
閾値設定部32は、表示画面(後述)の表示状態を変更するための基準となる閾値を設定する。閾値設定部32は、ネットワークインターフェース321を有する。ネットワークインターフェース321は、LAN(Local、Area、Network)などのネットワーク(有線であっても無線であってもよい)を介して接続された情報機器との通信を制御する。情報機器としては、例えば、パーソナルコンピュータPCなどがある。
これにより、閾値設定部32は、情報機器において設定された閾値を受信できる。閾値設定部32は、受信した閾値を記憶部35(後述)などに記憶してもよい。
なお、ネットワークインターフェース321は、その他の情報を、接続された情報機器とやりとりできる。例えば、ネットワークインターフェース321に接続された情報機器から印刷したい画像を受信できる。また、画像形成装置100を制御するための各種設定値を情報機器から受信するか、及び/又は情報機器へ送信できる。
閾値設定部32は、操作部323を有する。操作部323は、例えば、キーなどの入力装置である。操作部323は、ユーザなどからの入力操作により閾値を設定する。閾値設定部32は、操作部323の入力操作により設定された閾値を、記憶部35に記憶してもよい。
上記のように、閾値設定部32がネットワークインターフェース321と操作部323とを有することにより、外部の情報機器からも、画像形成装置100を操作することによっても、閾値を任意の値に設定可能となる。
なお、閾値設定部32は、ネットワークインターフェース321又は操作部323のいずれかのみを有していてもよい。
表示部33は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置である。表示部33は、中央制御部31からの制御に基づいて、表示画面を表示する。表示画面は、画像形成装置100を使用するユーザに対して、視覚的な情報を与える画面である。
表示画面としては、例えば、図4A〜図4Eに示すような画面がある。図4A〜図4Eに示す表示画面は、画像形成装置100が動作待機中であることを視覚的に示す表示画面(待機画面と呼ぶ)である。図4A〜図4Eに示す待機画面の例においては、画像形成装置100にセットされている印刷用紙のサイズと、印刷用紙の残量と、画像を紙面上などに印刷するときの印刷条件などが表示されている。また、待機画面には、トナーカートリッジ14に残留するトナー残量が表示される。
本実施形態において、表示画面におけるトナー残量の表示状態は、中央制御部31にて算出されたトナー残量と閾値との比較に基づいて決定されている。トナー残量の表示状態が、トナー残量と閾値との比較に基づいてどのように決定されるかについては、後ほど詳しく説明する。
制御部3が上記の構成を有することにより、算出されたトナー残量と任意に設定可能である閾値との比較結果に基づいて、つまり、ユーザによる画像形成装置100の使用形態に合わせて、トナー残量に関する通知を(待機画面上において)視覚的に行うタイミングを任意に調整できる。
制御部3は、FPGA34を有する。FPGA34は、FPGA(Field Programmable Gate Array)と呼ばれる所定の機能をハードウェア的に実現したIC(IntegratedCircuit)である。FPGA34は、中央制御部31から印刷動作の実行指令があったときに、中央制御部31を介して入力した画像データに基づいて、露光部13の露光量を制御する。
具体的には、FPGA34は、例えば、LPHである露光部13の対応するLEDに、記憶部35に記憶された画像データに示された画素情報に基づいて決定した露光時間を示すデータを出力する。これにより、当該対応するLEDは、データに示された露光時間だけ点灯する。
制御部3が上記のFPGA34を有することにより、ユーザの指示に基づいて、画像形成部1を制御して所望の画像を紙面上などに印刷できる。なお、この実施の形態では、画像データは白黒2値のデータであるものとして説明する。
また、本実施形態において、FPGA34は、画像データに示された画像を紙面上などに印刷した際に、画像データ中の黒のドット数(黒ドット数と呼ぶ)黒ドットを計数する。
画像形成装置100において白黒疑似中間調データによる画像データを用いる場合には、単位面積あたりの黒ドットの数として、疑似的に中間調を再現する。
制御部3は、記憶部35を有する。記憶部35は、制御部3を構成するコンピュータシステムの記憶装置に対応する。記憶部35は、各種情報を記憶する。例えば、記憶部35は、ネットワークを介して接続された情報機器や画像取得部36から取得した画像データを記憶する。また、記憶部35は、閾値設定部32により設定された閾値などの、画像形成装置100を動作させるための設定値を記憶できる。
記憶部35は、例えば、図4A〜図4Eに示すような表示画面(待機画面)の表示データを記憶していてもよい。この場合、例えば、複数の表示画面の表示データを記憶しておき、閾値とトナー残量との比較に基づいて、読み出す表示データが選択されてもよい。これにより、閾値とトナー残量との比較に基づいて、表示部33に表示される表示画面の表示状態を変化できる。
制御部3は、画像取得部36を有する。画像取得部36は、例えば、電話回線から画像データを受信するFAX機能部(図示せず)や、紙面上などに印刷された画像を読み込んで画像データとするスキャナユニット(図示せず)などにより構成される。
制御部3が上記の画像取得部36を有することにより、画像形成装置100を用いて印刷したい画像を電子データである画像データとして取得できる。
なお、画像取得部36は、取得した画像データを記憶部35に記憶してもよいし、受信した画像データを逐次、中央制御部31を介して、FPGA34へ出力してもよい。
なお、上記の制御部3において、操作部323は、キーなどの入力装置として表示部33とは分離して構成されていた。しかし、これに限られない。制御部3において、操作部323と表示部33とは、タッチパネル機能付きの表示装置として一体的に構成されていてもよい。
(4)中央制御部の構成
次に、制御部3の中央制御部31の構成について、図2を用いて説明する。中央制御部31の以下の構成要素の機能は、例えば、記憶部35などに記憶されているコンピュータプログラムにより実現されている。
中央制御部31は、トナー残量算出部311と、表示制御部313と、を有する。トナー残量算出部311は、トナーカートリッジ14に残留するトナーの残量(トナー残量)を算出する。
トナー残量算出部311は、画像を印刷する印刷動作時に使用されたトナー量(使用トナー量)を、理論式などを用いて算出する。トナー残量算出部311は、上記の印刷動作前のトナー残量から、理論式などを用いて算出された使用トナー量を減算して、印刷動作後のトナー残量を算出できる。
本実施形態において、トナー残量算出部311は、例えば、FPGA34において算出された黒ドット数に基づいて、トナー残量を算出できる。具体的には、例えば、トナー残量算出部311は、上記の黒ドット数と1ドットあたりに使用されるトナー量との積から、画像の印刷により使用された使用トナー量を算出する。次に、トナー残量算出部311は、印刷前のトナー残量(記憶部35などに記憶されていてもよい)から、算出した使用トナー量を減算してトナー残量を算出できる。
上記のように、トナー残量算出部311が、理論式などを用いて算出された使用トナー量を用いてトナー残量を算出することにより、トナー残量を検出するセンサの取付位置や個数などの制限を受けることなく、任意のトナー残量を算出できる。
表示制御部313は、表示部33における表示画面の表示状態を制御する。本実施形態において、表示制御部313は、トナー残量の算出値に基づいて、表示画面(例えば、待機状態における表示画面)の表示状態を決定する。
具体的には、表示制御部313は、トナー残量算出部311にて算出されたトナー残量と記憶部35などに記憶された閾値とを比較する。その後、表示制御部313は、トナー残量が閾値以下であると判断した時に、待機画面においてトナー残量の値を「強調表示」する。一方、トナー残量が閾値よりも大きな値として算出されている場合には、表示制御部313は、待機画面においてトナー残量の値についての強調表示を行わない。
中央制御部31が上記のトナー残量算出部311と表示制御部313とを有することにより、トナー残量を検出するセンサの取付位置や個数に制限されることなく、トナーカートリッジ14のトナー残量がユーザにより設定された任意のトナー残量となったタイミングにおいて、トナー残量に関する視覚的な通知(本実施形態においては、トナー残量の強調表示)をするよう表示部33を制御できる。
(5)画像形成装置の動作
以下、本実施形態に係る画像形成装置100の動作について説明する。以下においては、画像形成装置100においてトナー残量の閾値を設定する場合における動作と、画像形成装置100において印刷を実行する場合における動作とを例にとって説明する。
(i)トナー残量の閾値の設定動作
まず、画像形成装置100において閾値を設定する場合の動作について図3Aを用いて説明する。図3Aは、画像形成装置100の閾値の設定動作を示すフローチャートである。画像形成装置100の表示部33が待機画面を表示している状態で、操作部323で所定の操作がされると、制御部3は閾値設定モードに移行し、表示部33に閾値設定画面を表示する(ステップS11)。
ユーザは、閾値設定画面を見ながら操作部323を操作することにより、閾値を所望の値に設定することができる(ステップS12)。設定された閾値は、記憶部35に記憶される。ユーザは、画像形成装置100の使用態様に適した閾値を設定できる。例えば、黒ドット数が多い(すなわち、紙面上における画像の黒率が高い)画像を印刷することが多いユーザや、印刷枚数が多いユーザなど、トナーを多く消費すると考えられるユーザは、閾値を大きめの値に設定できる。これにより、トナーを多く消費すると考えられるユーザは、トナーの残量を早めに強調表示し、新しいトナーカートリッジを準備しておくことができる。
一方、例えば、黒ドット数が少ない画像を印刷するユーザや、印刷枚数が少ないユーザなど、トナーをあまり使用しないと考えられるユーザは、トナー残量が比較的少なくなってから新しいトナーカートリッジを準備しても間に合うことが多い。このようなユーザは閾値を小さめの値に設定できる。
次に、制御部3は、ユーザによる閾値の設定が終了したかどうか判断する(ステップS13)。例えば、ユーザが閾値設定後に閾値設定モードを終了するための操作をしたときに、ユーザによる閾値の設定が終了したと判断できる。
ユーザによる閾値の設定が終了していないと判断された場合(ステップS13において「No」の場合)、閾値設定プロセスはS12に戻る。これにより、ユーザによる閾値の設定が終了したと判断されるまで、閾値設定画面を表示部33に表示できる。その結果、ユーザによる閾値の設定が終了したと判断されるまで、閾値の設定を継続できる。
一方、ユーザによる閾値の設定が終了したと判断された場合(ステップS13において「Yes」の場合)、表示部33の表示は待機画面に戻る。その際、表示制御部313は、設定された閾値とトナー残量とを比較する(ステップS14)。トナー残量が閾値を上回ると判断された場合(ステップS14において「No」の場合)、表示制御部313は、トナー残量を強調表示しない待機画面を表示部33に表示する(ステップS15)。一方、トナー残量が閾値以下であると判断された場合(ステップS14において「Yes」の場合)、表示制御部313は、トナー残量を強調した待機画面を表示部33に表示する(ステップS16)。
上記のステップS11〜S16を実行することにより、本実施形態の画像形成装置100においては、ユーザが閾値を所望の値に設定した時にトナー残量が閾値以下であれば、トナー残量が待機画面にて強調表示される。これにより、画像形成装置100において印刷を実行することなく、トナー残量が閾値以下であるかどうかを確認できる。すなわち、印刷ジョブを開始する前に、トナー残量が閾値以下であるかどうか確認できる。
その結果、例えば、印刷ジョブ開始前の待機画面にトナー残量が強調表示されていることを視認したユーザは、印刷ジョブの開始を中止したり、印刷ジョブの開始前にトナーカートリッジを交換したりできる。
(ii)印刷動作
次に、画像形成装置100の印刷動作について図3Bを用いて説明する。 図3Bは、画像形成装置の印刷動作を示すフローチャートである。操作部323からの操作により、または、ネットワークに接続されたPCからのデータの受信により、制御部3が印刷ジョブを開始する。印刷ジョブ(印刷動作)が開始されると、画像形成部1は、ジョブに含まれる1ページを印刷する(ステップS21)。ジョブに含まれる1ページを印刷後、トナー残量算出部311は、FPGA34から黒ドット数のカウント値を取り込み、トナー残量を算出する(ステップS22)。
トナー残量を算出後、表示制御部313は、算出されたトナー残量と設定された閾値を比較する(ステップS23)。表示制御部313がトナー残量が閾値以下であると判断した場合(ステップS23において「Yes」の場合)、表示制御部313は、トナー残量を強調した待機画面を表示部33に表示する(ステップS24)。具体的には、表示制御部313は、記憶部35に記憶された待機画面データからトナー残量を強調表示する待機画面データを選択し、当該待機画面データを表示部33に出力する。これにより、表示部33は、トナー残量が強調表示された待機画面を表示できる。
または、表示制御部313は、待機画面のトナー残量の表示領域の表示状態を強調表示状態にする信号を表示部33に出力することによっても、トナー残量が強調表示された待機画面を表示できる。
一方、トナー残量が閾値よりも大きいと判断された場合(ステップS23において「No」の場合)、表示制御部313は、トナー残量を強調表示しない待機画面を表示部33に表示する(ステップS25)。具体的には、表示制御部313は、トナー残量を強調表示しない待機画面データを表示部33に出力する、及び/又は、トナー残量の表示領域の表示状態を強調表示しない状態にする信号を表示部33に出力して、トナー残量が強調表示されていない待機画面を表示部33に表示する。
なお、上記に説明した閾値を設定する動作においても、表示制御部313は、上記と同様にして待機画面の表示状態を制御(変更)する。
表示制御部313により待機画面のトナー残量の表示状態を決定後、制御部3は、印刷ジョブを終了するかどうかを判断する(ステップS26)。例えば、全ページの印刷が終了するなどして、制御部3が画像形成部1の動作を停止すると判断した場合(ステップS26において「Yes」の場合)、画像形成装置100は動作停止処理などを実行後に待機状態に戻る。
一方、制御部3が印刷ジョブを継続すると判断した場合(ステップS26において「No」の場合)、画像形成装置100の動作プロセスはステップS21に戻り、上記に説明したステップS21〜S26を、印刷ジョブを終了すると判断するまで実行する。
上記のように、印刷ジョブ開始時にトナー残量が閾値を上回っており、トナー残量を強調しない待機画面が表示されている状態であっても、印刷ジョブの実行中にトナー残量が閾値以下となれば、トナー残量を強調表示した待機画面が表示されることとなる。これにより、ユーザは表示部33に表示されている画面をみることによりトナー残量が少なくなっていることを視覚的に認識しやすくする。
なお、上記に説明した画像形成装置100の動作は、本発明の範囲を超えない範囲で処理方法を変更したり、上記のステップS1〜S8を入れ替えたりできる。
例えば、画像形成装置100により実行されている動作により、待機画面にトナー残量を表示するかどうかを決定してもよい。例えば、印刷ジョブ実行中に(必要に応じて)トナー残量を待機画面に表示し、印刷ジョブ終了後にトナー残量の表示を停止してもよい。これにより、画像形成装置100において実行中の動作に応じて、必要な場合にだけトナー残量を表示できる。
また、例えば、閾値設定部32にて閾値を100%と設定すると常にトナー残量を強調表示可能としてもよい。一方、閾値設定部32にて閾値を0%と設定すると常にトナー残量を強調表示しないようにしてもよい。
(6)待機画面の表示例
次に、上記のステップS6においてトナー残量を待機画面に強調表示する場合の表示状態と、上記のステップS7においてトナー残量を待機画面に強調表示しない場合の表示状態のいくつかの例について説明する。
1つ目の例として、以下のような表示例がある。すなわち、図4Aの(1)に示すように、トナー残量を強調表示しない場合にはトナー残量を待機画面に表示しない。一方、図4Aの(2)に示すように、トナー残量を強調表示する場合にはトナー残量を表示する。
この場合、表示制御部313は、トナー残量と閾値との比較結果に基づいて、トナー残量を表示画面(待機画面)に表示するか又は表示しないかを決定している。これにより、トナー残量に関する通知を行いたいときに具体的なトナー残量を表示画面に表示できる。その一方、トナー残量に関する通知を行う必要がない場合には、トナー残量の表示が他の表示の邪魔にならない。
2つ目の例として、以下のような表示例がある。すなわち、図4Bの(1)に示すように、トナー残量を強調表示しない場合には他の表示(図4Bの(1)の例においては、メモリ残量)を表示する。一方、トナー残量を強調表示する場合にはトナー残量を表示する(図4Bの(2))。
この場合も、表示制御部313は、トナー残量と閾値との比較結果に基づいて、トナー残量を表示画面(待機画面)に表示するか又は表示しないかを決定している。これにより、トナー残量に関する通知を行いたいときに具体的なトナー残量を表示画面に表示できる。その一方、トナー残量に関する通知の優先度が高くないときには、他の情報を表示できる。
3つ目の例として、以下のような表示例がある。すなわち、図4Cの(1)に示すように、トナー残量を強調表示しない場合にはトナー残量を小さく表示する。一方、トナー残量を強調表示する場合にはトナー残量を大きく表示する(図4Cの(2))。
この場合、表示制御部313は、トナー残量と閾値との比較結果に基づいて、トナー残量の表示画面における表示面積を決定している。これにより、トナー残量に関する通知を行いたいときに視覚的に目立つようにトナー残量を表示できる。
4つ目の例として、以下の表示例がある。すなわち、図4D及び図4Eに示すように、トナー残量を強調表示しない場合には、第1の表示色にてトナー残量を表示する。一方、トナー残量を強調表示する場合には、第2の表示色にてトナー残量を表示する。
この場合、表示制御部313は、トナー残量と閾値との比較結果に基づいて、トナー残量の表示画面における表示色を決定している。
例えば、表示部33にてカラー表示が可能である場合などには、トナー残量を強調表示しない場合には、視覚的に目立たない色を第1の表示色とする(図4Dの(1))。一方、トナー残量を強調表示する場合には、視覚的に目立つ色を第2の表示色とする(図4Dの(2))。
一方、表示部33にてモノクロ表示がなされる場合などには、例えば、トナー残量を強調表示しない場合には、非反転した色を第1の表示色とする(図4Eの(1))。一方、トナー残量を強調表示する場合には、反転した色を第2の表示色とする(図4Eの(2))。言い換えると、トナー残量を強調表示する場合には、トナー残量を反転表示する。
上記のように、トナー残量を強調表示するかどうかにより表示色を異ならせることにより、トナー残量に関する通知を行いたいときに視覚的に目立つようにトナー残量を表示できる。
なお、上記の図4A〜図4Eを用いて説明した待機画面の表示状態の例は、どのようにでも組み合わせることができる。例えば、トナー残量を強調表示しない場合には図4Bの(1)に示すように他の表示し、トナー残量を強調表示する場合には図4Eの(2)に示すようにトナー残量を反転して表示できる。これにより、トナー残量に関する通知をしない場合にはトナー残量を他の表示の邪魔にしないようにでき、トナー残量に関する通知をするときにはユーザの視覚にて認識しやすいようにトナー残量を表示できる。
また、他の表示方法によっても、トナー残量を強調表示したり、強調表示しないようにしたりできる。例えば、トナー残量を強調表示したい場合にトナー残量の表示を点滅表示してもよい。または、例えば、トナー残量に関して通知をしたい場合に表示画面全体の色を変化させてもよい。
(7)実施形態の作用効果
上記の第1実施形態の作用効果は、以下のように記載できる。
第1実施形態の画像形成装置(例えば、画像形成装置100)は、画像形成部(例えば、画像形成部1)と、表示部(例えば、表示部33)と、トナー残量算出部(例えば、トナー残量算出部311)と、閾値設定部(例えば、閾値設定部32)と、表示制御部(例えば、表示制御部313)と、を備える。
画像形成部は、画像を印刷したい表面上にトナーを定着させることにより、当該画像を当該表面上に印刷する。トナーは、トナーカートリッジ(例えば、トナーカートリッジ14)から供給される。表示部は、ユーザに視覚情報を与える表示画面を表示する。トナー残量算出部は、トナーカートリッジ中に残留するトナーのトナー残量を算出する。
閾値設定部は、閾値を設定する。閾値は、トナー残量が画像形成部により画像を表面上に形成するのに十分な量であるかどうかを決定する値である。表示制御部は、トナー残量と閾値との比較結果に基づいて、表示画面の表示状態を決定する。
第1実施形態の画像形成装置においては、閾値設定部において閾値が設定される(例えば、ステップS1)。その後、画像形成部により画像を印刷したい表面上に画像が形成された(印刷された)際(例えば、ステップS2、S3)に、トナー残量算出部が、トナーカートリッジに残っているトナーの量(すなわち、トナー残量)を算出する(例えば、ステップS4)。次に、表示制御部が、トナー残量算出部にて算出したトナー残量と閾値設定部にて設定された閾値とを比較した結果に基づいて、表示画面の表示状態を決定する(例えば、ステップS5〜S7)。この結果、表示部は、表示制御部により決定された表示状態にて表示画面を表示する。
第1実施形態の画像形成装置においては、トナー残量がトナー残量算出部により算出されている。これにより、従来のようにトナー残量センサの数で決まっていた検出の段階数の制約を無くして任意のトナー残量を検出できる。
また、第1実施形態の画像形成装置においては、現在のトナーの残量が画像を印刷するために十分な量であるかどうかを決定する閾値を、閾値設定部により任意に設定可能となっている。さらに、表示制御部が、トナー残量と閾値との比較結果に基づいて、表示部における表示画面の表示状態を決定している。これにより、ユーザによる画像形成装置の使用形態に合わせて、トナー残量に関する通知を視覚的に行うタイミングを任意に調整できる。
閾値設定部は、操作部(例えば、操作部323)を含んでいる。操作部は、入力操作により閾値を設定する。これにより、画像形成装置において入力操作により閾値を設定できる。
表示制御部は、トナー残量と閾値との比較結果に基づいて、トナー残量を表示画面に表示するか又は表示しないかを決定してもよい。これにより、トナー残量に関する通知を行いたいときに具体的なトナー残量を表示画面に表示できる。
表示制御部は、トナー残量と閾値との比較結果に基づいて、トナー残量の表示画面における表示面積を決定してもよい。これにより、トナー残量に関する通知を行いたいときに視覚的に目立つようにトナー残量を表示できる。
表示制御部は、トナー残量と閾値との比較結果に基づいて、トナー残量の表示画面における表示色を決定してもよい。これにより、トナー残量に関する通知を行いたいときに視覚的に目立つようにトナー残量を表示できる。
表示画面は、待機画面を含んでいる。待機画面は、動作待機中を視覚的に示す表示画面である。これにより、動作待機中であってもトナー残量に関する通知を視覚的に行える。
表示制御部は、現在実行中の動作に基づいて、表示画面にトナー残量を表示するかどうかを決定してもよい。これにより、画像形成装置において実行中の動作に応じて、必要な場合にトナー残量を表示できる。
(8)他の実施形態
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
(A)トナー残量の算出方法についての他の実施形態
上記の第1実施形態において、トナー残量算出部311は、FPGA34において算出された黒ドット数に基づいて、トナー残量を算出していた。しかし、トナー残量の算出方法は、第1実施形態において説明した方法に限定されない。
例えば、トナーカートリッジ14を交換してからの累積印刷枚数の算出値に基づいて、トナー残量を算出してもよい。具体的には、以下のようにして、トナー残量を算出できる。以下の例では、n枚目の紙面上に画像が印刷された時のトナー残量TRを算出する方法を説明する。
まず、トナーカートリッジ14を交換してからn枚目の紙面上に画像を印刷したときの、累積印刷枚数lpを、lp=lpn−1+(CR/cr)の式から算出する。lpn−1は、n−1枚目までの累積印刷枚数、CRは実運用印字率、crは想定印字率である。
想定印字率crは、例えば、トナーカートリッジ1個あたりに印刷可能な平均的な印刷枚数である。実運用印字率CRは、ユーザ毎の使用実績又は画像形成装置100の使用実績毎に設定できる値である。つまり、実運用印字率CRは、画像形成装置100の使用形態(例えば、黒率の高い画像を多く印刷するなど)に基づいて設定される値である。
次に、TR(%)=(p−lp)/pとの式を用いて、トナー残量TRを算出する。pは、想定印刷可能枚数と呼ばれるものであり、トナーカートリッジの種類に応じて想定される印刷枚数である。
上記の様はトナー残量の算出方法を用いても、センサなどを用いてトナー残量を検出することなく、ユーザや画像形成装置100の使用形態に基づいて、トナー残量を算出できる。
(B)表示部の他の実施形態
上記の第1実施形態において、表示部33は画像形成装置100に備わる表示装置のみとしていた。しかし、これに限らず、外部の情報機器の表示装置においても、トナー残量と閾値との比較結果に基づいて、画像形成装置100の操作画面などにおいてトナー残量に関する通知をするかどうかが決定されてもよい。これにより、外部の情報機器などから画像形成装置100を操作しているユーザに対しても、必要に応じて、トナー残量に関する通知を行える。
(C)トナー残量算出部の他の実施形態
上記の第1実施形態において、トナー残量算出部311は、画像形成装置100の制御部3にのみ備わっていた。しかし、これに限られず、ネットワークを介して接続された外部の情報機器に、トナー残量算出部311に対応する機能が備わっていてもよい。
例えば、外部の情報機器において画像形成装置100を操作するソフトウェアに、トナー残量算出部311に対応する機能を組み込むことができる。
このとき、例えば、外部の情報機器から画像形成装置100に対して印刷実行が指令された場合に、ネットワークを介して画像形成装置100から黒ドット数を受信して、外部の情報機器のみにおいてトナー残量が算出されてもよい。この場合、算出されたトナー残量は、外部の情報機器からネットワークを介して画像形成装置100に送信される。
これにより、画像形成装置100の制御部3の計算負荷を低減できる。
本発明は、トナーカートリッジから供給されたトナーを、画像を印刷したい表面上に定着させることにより、当該表面上に画像を印刷する画像形成装置に広く適用できる。
100 画像形成装置
1 画像形成部
11 感光ドラム
12 帯電部
13 露光部
14 トナーカートリッジ
15 転写部
16 定着部
17 クリーニング部
3 制御部
31 中央制御部
311 トナー残量算出部
313 表示制御部
32 閾値設定部
321 ネットワークインターフェース
323 操作部
33 表示部
34 FPGA
35 記憶部
36 画像取得部
PC パーソナルコンピュータ
CR 実運用印字率
TR トナー残量
cr 想定印字率
lpn−1、lp 累積印刷枚数

Claims (7)

  1. 画像を印刷したい表面上にトナーカートリッジから供給されたトナーを定着させることにより前記画像を前記表面上に印刷する画像形成部と、
    ユーザに視覚情報を与える表示画面を表示する表示部と、
    前記トナーカートリッジ中に残留する前記トナーのトナー残量を算出するトナー残量算出部と、
    前記トナー残量が前記画像形成部により前記画像を前記表面上に形成するのに十分な量であるかどうかを決定する閾値を設定する閾値設定部と、
    前記トナー残量と前記閾値との比較結果に基づいて、前記表示部における前記表示画面の表示状態を決定する表示制御部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記閾値設定部は入力操作により前記閾値を設定する操作部を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記表示制御部は、前記トナー残量と前記閾値との比較結果に基づいて、前記トナー残量を前記表示画面に表示するか又は表示しないかを決定する、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記表示制御部は、前記トナー残量と前記閾値との比較結果に基づいて、前記トナー残量の前記表示画面における表示面積を決定する、請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記表示制御部は、前記トナー残量と前記閾値との比較結果に基づいて、前記トナー残量の前記表示画面における表示色を決定する、請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記表示画面は動作待機中を視覚的に示す待機画面を含む、請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記表示制御部は、現在実行中の動作に基づいて、前記表示画面に前記トナー残量を表示するかどうかを決定する、請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置。

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