JP2015085587A - 画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成装置における裏写りを、片面印刷だけでなく両面印刷においても検出することを可能にする。
【解決手段】画像形成部と両面印刷機構と画像が形成された用紙の印刷面の画像を読み取る読み取り部と、画像形成、反転搬送および読み取りを制御する制御部を備え、制御部は、前記画像形成部で前記用紙の第1面に印刷した後、用紙を前記両面印刷機構で反転させた後、前記用紙の第2面側から前記読み取り部で画像を読み取り、読み取った画像とそれに対応する印刷元画像とを比較することにより裏写り検知の判定を行い、両面印刷設定では、前記読み取り後、再度用紙を前記両面印刷機構によって反転させ第1面側から読み取り部で画像を読み取り、読み取った画像とそれに対応する印刷元画像とを比較して裏写り検知の判定を行う。
【選択図】図1

Description

この発明は、用紙の裏写りの検出を行うことができる画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成方法に関する。
画像を用紙に形成する画像形成装置では、一面側に形成した画像が他面側から透けて見えるという裏写りが生じてしまうことがある。また、用紙の両面に画像を形成する場合も同様である。多種多様な用紙を使用する環境においては、精度の高い裏写り検知の判定を行いたいという要望がある。
例えば、特許文献1では、両面印刷が選択された場合に定めた領域のドット密度が閾値以上の場合、裏写りの可能性があると判断して両面印刷を制限するものであり、印刷前に印刷データから裏写りの可能性を推測して両面印刷を制限する。特にはインクジェット方式の印刷装置に関する技術である。
特開2004−17373号公報
しかし、裏写りは、単に予測のみでは正確に判定することが難しく、例えば、裏写りでは、使用する用紙の種類も重要な要素となる。特にPP機においては多種多様な用紙を使用するため、ユーザーごとにカスタマイズが可能な用紙プロファイルが存在している。こういった環境では、印刷データのみでは裏写りの可否の判別は難しい。このため、特許文献1の技術によれば、実際には裏写りの問題が生じないのに両面印刷が制限されたりする問題が生じる。
このため、テストパッチを読み取り、各種補正に利用するインラインセンサで画像を読み取って裏写りを検出する方法が考えられる。しかし、インラインセンサで裏写り検知する場合、表/裏の印刷順によって裏写り検知できない場合がある。
これはインラインセンサの用途面から、インラインセンサが、用紙の印刷された面を読み取る位置に配置されているためである。
例えば、表面が文字、裏面がベタ画像の場合を考える。両面印刷後に表面から見ると裏面のベタが裏写りしていることを検知できる。
先述したようにインラインセンサでは直近の印刷面を読み取る機構のため、両面印刷の場合次の順で読み取る。
表面印刷→表面チェック→裏面印刷→裏面チェック
表面印刷(文字)→表面チェック(OK)→裏面印刷(ベタ)→裏面チェック(OK)となり、表面から見たときの裏写り検知ができない。
これに対し、裏写り検知用に両面スキャナを装着することで、表面および裏面側からのチェックが可能になるが、両面スキャナを設置するために装置のコストが上がってしまうという問題がある。
本願発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、両面スキャナの設置を必要とすることなく、片面印刷だけでなく両面印刷においても裏写り検知の判定を行うことができる画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成方法を提供することを目的とする。
すなわち、本発明の画像形成装置のうち、第1の本発明は、画像データに基づいて用紙に画像を形成する画像形成部と、
片面に画像が形成された用紙を反転搬送して前記画像形成部に環流させる両面印刷機構と、
画像が形成された用紙の印刷面の画像を読み取る読み取り部と、
前記画像形成、前記反転搬送および前記読み取りを制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記画像形成部で前記用紙の第1面に印刷した後、前記用紙の第2面側から前記読み取り部で画像を読み取り、読み取った画像とそれに対応する印刷元画像とを比較することにより裏写り検知の判定を行うことを特徴とする。
第2の本発明の画像形成装置は、前記第1の本発明において、前記制御部が、前記両面印刷機構を用いた両面印刷設定時には、用紙の第1面に印刷した後、用紙を反転させて第2面を印刷し、前記第1面側から前記読み取り部で画像を読み取り、読み取った画像とそれに対応する印刷元画像とを比較して裏写り検知の判定を行い、前記読み取り後、再度用紙を前記両面印刷機構によって反転させて前記第2面側から前記読み取り部で画像を読み取り、読み取った画像とそれに対応する印刷元画像とを比較して裏写り検知の判定を行うことを特徴とする。
第3の本発明の画像形成装置は、前記第1の本発明において、前記制御部は、前記用紙の第1面に印刷し、前記用紙を前記両面印刷機構で反転させた後、前記用紙の第2面側から前記読み取り部で画像を読み取ることを特徴とする。
第4の本発明の画像形成装置は、前記第3の本発明において、前記制御部は、前記両面印刷機構を用いた両面印刷設定時には、用紙の第1面に印刷した後、用紙を反転させて第2面を印刷し、前記第2面側から前記読み取り部で画像を読み取り、読み取った画像とそれに対応する印刷元画像とを比較して裏写り検知の判定を行い、前記読み取り後、再度用紙を前記両面印刷機構によって反転させて前記第1面側から前記読み取り部で画像を読み取り、読み取った画像とそれに対応する印刷元画像とを比較して裏写り検知の判定を行うことを特徴とする。
上記各本発明によれば、搬送される用紙のいずれか一方の側に配置された読み取り部によって、裏写り検知の判定を行うことができ、両面印刷に際しても、両面側での裏写り検知の判定を行うことができる。このため両面スキャナを装着する必要がない。また、用紙の反転を行う際も、特別な反転機構を要することなく、両面印刷に用いられる両面印刷機構を用いて用紙の反転を行うことができる。
第5の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第4の本発明のいずれかにおいて、前記制御部は、前記裏写り検知の判定で裏写りが検出された場合、裏移りが発生している旨の通知を行うことを特徴とする。
第6の本発明の画像形成装置は、前記第4または第5の本発明において、前記制御部は、前記裏写り検知の判定で裏写りが検出された場合、少なくとも、裏写りが検出されたページ数を通知することを特徴とする。
上記第5、第6の本発明における各通知は、種々の方法により行うことができるが、各種情報を表示する表示部への表示によって行うことができる。また、この他に音声などによって通知するようにしてもよい。表示部は、画像形成装置に備えられるものであってもよく、また、画像形成装置にネットワークによって接続された外部装置や他の画像形成装置に設けられた表示部に表示するようにしてもよい。
第7の本発明の画像形成装置は、前記第1〜6の本発明のいずれかにおいて、前記制御部は、前記裏写り検知の判定で裏写りが検出された場合、少なくとも裏写りが検出されたページの読み取り画像を表示させることを特徴とする。
上記本発明によれば、少なくとも裏写りが検出されたページの読み取り画像を表示させることができる。その際に裏写りが検出されたページだけでなく、その他の読み取りがなされたページについて読み取られた画像を表示することができる。これにより後で任意のページを表示して確認することができる。画像の表示は、画像形成装置に備えられた表示部や、画像形成装置にネットワークによって接続された外部装置や他の画像形成装置に設けられた表示部に表示するようにしてもよい。
第8の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第7の本発明のいずれかにおいて、操作入力を受け付ける操作部を有し、前記制御部は、裏写りが検出された場合、前記操作部を通して印刷処理を停止するか、継続するかを選択可能にすることを特徴とする。
上記本発明によれば、ユーザーの意思によって裏移り検出後に印刷を継続するか否かを選択することができる。
第9の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第8の本発明のいずれかにおいて、記憶部を有し、前記制御部は、裏写り検知の前記判定で裏写りが検出された場合、そのときの濃度データを使用していた用紙の情報に関連付けて前記記憶部に記憶することを特徴とする。
濃度データとしては、ヒストグラムデータを一定のブロック毎に分け、表裏の濃度差を算出したものなどを用いることができる。用紙の情報としては、用紙の斤量、用紙種類などが挙げられる。濃度データと用紙の情報とは、単独で記憶することができるが、用紙プロファイルに関連づけて記憶することができる。記憶部としては、RAM、HDD、USBメモリーなどを用いることができ、本発明としては特定のものに限定されるものではない。
第10の本発明の画像形成装置は、前記第9の本発明において、前記裏写りが検出された以降に同種類の用紙に対して前記記憶部に記憶された濃度データを含む画像データを印刷する際には、裏写りの警告を行うことを特徴とする。
上記本発明によれば、過去に裏写りが生じた事例に基づいて裏写りを警告することができる。警告は、表示部などでの表示や音声などにより行うことができる。用紙が同種類か否かは、記憶部に記憶された用紙の情報が全て一致する場合の他、少なくとも一つが共通する場合に同種類と判定することができる。
第11の本発明の画像形成装置は、前記第10の本発明において、前記制御部は、前記警告をユーザーが印刷指示を行った端末に表示することを特徴とする。
上記本発明によれば、ユーザーが印刷指示を行った端末に警告が表示されるので、ユーザーが直ちに警告を認識することが可能になる。端末は、画像形成装置に備える表示部であってもよく、画像形成装置にネットワークなどで接続された外部装置や他の画像形成装置に備えるものであってもよい。
第12の本発明の画像形成装置は、前記第10または第11の本発明において、操作入力を受け付ける操作部を有し、前記制御部は、裏写りの警告に際し、印刷処理を継続するか、印刷条件を変更するかを前記操作部を通して選択可能にすることを特徴とする。
上記本発明によれば、ユーザーの希望によりそのまま印刷を継続するか、裏写りが生じないように印刷条件を変更するかの選択を行うことができる。操作部は、画像形成装置に備えられるものであってもよく、また、画像形成装置にネットワークによって接続された外部装置や他の画像形成装置に設けられた操作部で操作できるようにしてもよい。
第13の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第12の本発明のいずれかにおいて、前記制御部は、複数部印刷を行う際に、前記複数部のうち、指定された最初の所定部数について裏写りの検出判定を実行することを特徴とする。
上記本発明によれば、少なくとも最初の1部で判定を行うことで、生産性の低下を抑えつつ複数部数全体の裏写り検知を予測することができる。指定された部数は、予め設定されていてもよく、指定された部数を操作部を通して変更可能にしてもよく、また、ユーザーなどが操作部を通して設定するものであってもよい。
第14の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第13の本発明のいずれかにおいて、前記制御部は、サンプル出力機能を有しており、サンプル出力の際に、裏写り検知の判定を行うことを特徴とする。
上記本発明によれば、品質の確認を行いたいサンプル出力の際に限って裏写り検知の判定を行うことにより生産性の低下を抑えることができる。なお、サンプル出力機能は、通常のプリントを行う前やプリント中に、ユーザーによる確認のためのプリントを行う機能である。
第15の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第14の本発明のいずれかにおいて、前記制御部は、サンプル出力機能を有しており、所定値以上の濃度データが含まれる画像データが印刷される用紙についてサンプル出力し、かつ上記裏写り検知の判定を行うことを特徴とする。
上記本発明によれば、裏写りが生じやすい濃度を有するジョブの一部または全部についてサンプル出力と裏写り検知の判定を行うことで、印刷品質の確認を行うことができる。所定値の濃度データは予め設定して不揮発メモリーなどに記憶しておき、必要に応じて制御部によって読み出して判定に用いることができる。また、上記所定値を操作部などを通してオペレーターが設定できるようにしてもよい。さらに、裏写りが発生した濃度データを蓄積して、制御部によって所定値を設定するようにしてもよい。
第16の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第15の本発明のいずれかにおいて、前記制御部は、前記裏写り検知の有効、無効を設定可能にすることを特徴とする。
第17の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第16の本発明のいずれかにおいて、前記制御部は、上記裏写り検知の判定を行う条件が設定可能であることを特徴とする。
第18の本発明の画像形成装置は、前記第16または第17の本発明において、操作入力を行う操作部を有しており、前記制御部は、前記選択を前記操作部を通して行うことを特徴とする。
上記各本発明によれば、裏写り検知の有効、無効や判定を行う条件を設定することで、必要以上に裏写り検知を行うことを回避でき、生産性の低下を小さくすることができる。
選択は操作部を通して行えば、ユーザーが望む条件で裏写りの検出がなされ、必要なとき以外には裏写りの検出を行わないことで生産性の低下を極力小さくできる。操作部は、画像形成装置に備えられるものであってもよく、また、画像形成装置にネットワークによって接続された外部装置や他の画像形成装置に設けられた操作部を用いるものであってもよい。
第19の本発明の画像形成装置は、前記第16〜第18の本発明のいずれかにおいて、前記制御部は、印刷時に指定された用紙の斤量が一定値未満であった場合、裏写り検知が無効となっていても裏写り検知を行うことを推奨する警告を行うことを特徴とする。
上記本発明によれば、斤量が小さくて裏写りが生じやすい用紙を使用する場合、ユーザーに裏写り検知を推奨することができる。一定値の斤量データは予め設定して不揮発メモリーなどに記憶しておき、必要に応じて制御部によって読み出して判定に用いることができる。また、上記一定値は操作部などを通してオペレーターが設定できるようにしてもよい。さらに、裏写りが発生した一定値の斤量データを蓄積して、制御部によって一定値を設定するようにしてもよい。
第20の本発明の画像形成装置は、前記第19の本発明において、操作入力を受け付ける操作部を有し、前記制御部は、前記警告とともに、当該ジョブに対して裏写り検知の判定を行うか否かを、前記操作部を通して選択可能にすることを特徴とする。
第21の本発明の画像形成装置は、前記第20の本発明において、前記制御部は、裏写り検知が無効に設定されている場合に、前記警告に対して裏写り検知を行う選択が行われた際には、当該ジョブに対して裏写り検知を行い、当該ジョブ終了後に再び裏写り検知を無効とすることを特徴とする。
上記本発明によれば、一時的に裏写り検知を有効に変更した場合に、当該ジョブが終了した後は、変更前の設定に戻すことで生産性の低下を小さくする。
第22の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第21の本発明のいずれかにおいて、前記制御部は、裏写り検知の判定を実行した場合、用紙を反転して排出または後処理に向けて搬送することを特徴とする。
上記本発明によれば、裏写り検知の判定を実行することで、用紙の表裏が反転されるので、再度用紙の反転を行うことで、裏写り検知の判定を行わない通常時と同じ用紙面で排出することができ、後処理を行う際にも支障なく行うことができる。
なお、用紙の反転は、両面印刷機構を利用してもよく、両面印刷機構に含まれる反転機構またはそれ以外の反転機構を用いることができる。
第23の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第22の本発明のいずれかにおいて、前記制御部は、裏写り検知を行う場合、前記制御部で表と裏のページを入れ換えたページ順で印刷することを特徴とする。
上記本発明によれば、ページ順の入れ替えによって裏移り判定の検出を行わない場合と同様のページ順で排出することができる。
第24の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第23の本発明のいずれかにおいて、前記読み取り部で読み取られた画像が保存される記憶部を有することを特徴とする。
上記本発明によれば、記憶部に保存された読み取り画像を各種用途に用いることができる。記憶部としては、RAM、HDD、USBメモリーなどを用いることができ、本発明としては特定のものに限定されるものではない。
第25の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第24の本発明のいずれかにおいて、各種情報を表示する表示部を備え、前記制御部は、通知、警告または画像を前記表示部に表示することを特徴とする。
上記本発明によれば、通知や警告を表示部での表示によって確認することができる。表示部は、画像形成装置に設けられているものの他、ネットワークなどに接続された外部装置や他の画像形成装置に備えるものであってもよい。
第26の本発明の画像形成システムは、第1〜第25のいずれかの本発明に記載の画像形成部、両面印刷機構、読み取り部および制御部を備えることを特徴とする。
第27の本発明の画像形成システムは、前記第26の本発明において、前記第8、12、13、18のいずれかの本発明に記載の操作部を備えることを特徴とする。
第28の本発明の画像形成システムは、前記第26または第27の本発明において、前記第9〜12、24のいずれかの本発明に記載の記憶部を備えることを特徴とする。
第29の本発明の画像形成システムは、前記第26〜第28の本発明のいずれかにおいて、前記第25の本発明に記載の表示部を備えることを特徴とする。
第30の本発明の画像形成方法は、用紙の第1面に印刷した後、前記用紙の第2面側から画像を読み取り、読み取った画像とそれに対応する印刷元画像とを比較することにより裏写り検知の判定を行うことを特徴とする。
第31の本発明の画像形成方法は、前記第30の本発明において、両面印刷機構を用いた両面印刷設定時に、用紙の第1面に印刷した後、用紙を反転させて第2面を印刷し、前記第1面側から画像を読み取り、読み取った画像とそれに対応する印刷元画像とを比較して裏写り検知の判定を行い、その後、再度用紙を前記両面印刷機構によって反転させて前記第2面側から画像を読み取り、読み取った画像とそれに対応する印刷元画像とを比較して裏写り検知の判定を行うことを特徴とする。
第32の本発明の画像形成方法は、前記第30の本発明において、前記用紙の第1面に印刷し、前記用紙を両面印刷機構で反転させた後、前記用紙の第2面側から画像を読み取ることを特徴とする。
第33の本発明の画像形成方法は、前記第32の本発明において、両面印刷機構を用いた両面印刷設定時に、用紙の第1面に印刷した後、用紙を反転させて第2面を印刷し、前記第2面側から画像を読み取り、読み取った画像とそれに対応する印刷元画像とを比較して裏写り検知の判定を行い、その後、再度用紙を前記両面印刷機構によって反転させて前記第1面側から画像を読み取り、読み取った画像とそれに対応する印刷元画像とを比較して裏写り検知の判定を行うことを特徴とする。
本発明によれば、読み取り部によって、実際に印字された出力物の裏写りを検知することが可能となる。また、読み取り部で裏写り検知を行う際には両面が印字された状態で表側、裏側を読む構成にすることで、センサの追加等でコストが発生することなく印刷データがどのようなものでも正しく裏写りを検知可能となる。
本発明の一実施形態の画像形成装置および画像形成システムを示す概略図である。 用紙の裏写り状態を説明する図である。 本発明の一実施形態における裏写り検知の判定手順を示すフローチャートである。 同じく、裏写り検知の判定を実行する手順を示すフローチャートである。 同じく、裏写り検知時の警告画面を示す図である。 同じく、裏写り発生時処理の手順を示すフローチャートである。 同じく、裏写り予測時の警告画面を示す図である。 同じく、裏写り予測時の裏写り推奨画面を示す図である。 同じく、裏写り予測時に裏写りの推奨を行う手順を示すフローチャートである。 同じく、裏写り検知の判定を行う際のページ順を入れ替える手順を示すフローチャートである。 同じく、他の実施形態における画像形成装置および画像形成システムを示す概略図である。 同じく、裏写り検知の判定を実行する手順を示すフローチャートである。 同じく、他の実施形態における画像形成システムのブロック図を示す図である。 同じく、裏写りの予測を行う手順を示すフローチャートである。 従来のインラインセンサを用いた補正手順を示すフローチャートである。
以下に、本発明の一実施形態の画像形成装置を添付図面に基づいて説明する。
画像形成システム1は、画像形成装置10と、図示しない後処理装置(フィニッシャー)とによって構成されている。また、画像形成システムは、ネットワークによって外部装置(端末)や他の画像形成装置に接続されているものであってもよい。
画像形成装置10は、上部側に、タッチパネルLCDからなる操作表示部140が設けられており、操作および情報の表示が可能になっている。操作表示部140は、操作部を構成するとともに表示部を兼用している。なお、本発明としては、操作部と表示部とを別体で構成することも可能である。
また、画像形成装置10には、用紙に画像を形成する画像形成部110を有している。画像形成部110では、各色(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックなど)用にそれぞれ用意された感光体111C、111M、111Y、111K(以下、総称する場合、感光体111と称する)を有し、各感光体111C、111M、111Y、111Kの周線部に、各色用に、図示しない帯電器、LDからなる書き込み部、現像ユニットが配設されており、帯電器によって帯電した感光体111表面は、画像メモリーなどに記録された原稿の画像情報に基づいて書き込み部により像露光が行われ、感光体111表面には潜像が形成される。該潜像は現像ユニットによって現像がなされてトナー像となる。トナー像は、中間転写ベルト112に転写され、該中間転写ベルト112から二次転写ローラー113によって搬送路115で搬送される用紙に転写される。
転写された用紙は定着装置114によって加熱定着されて、排紙側からフィニッシャーに搬送される。なお、本発明の画像形成としてはモノクロ機であってもよく、上記各色以外に特色(クリアーなど)を用いたものであってもよい。
定着装置114の下流側の搬送路115では、画像が形成された用紙を反転して画像形成部110の上流側に環流させる反転搬送路116が分岐しており、反転搬送路116や図示しない搬送切り替え部や搬送ローラなどによって両面印刷機構117が構成されている。
また、画像形成装置10には、下方側に、用紙を収納した複数の給紙トレイ120が配置されている。前記搬送路115は、各給紙トレイ120から画像形成部110に至り、さらに画像形成部110から排紙側に至っている。
搬送路115では、給紙トレイ120に収容されている用紙が給紙され、二次転写ローラー113に搬送される。二次転写ローラー113では、用紙上に中間転写ベルト112上のカラー画像やモノクロ画像が転写される。画像が転写された用紙は、定着装置114にて熱と圧力とを加えることにより用紙上のトナー像が定着される。
さらに、定着装置114と、搬送路115から反転搬送路116が分離する地点との間で、搬送路115の上部側に用紙の上面の画像を読み取る読み取り部130が配置されている。読み取り部130は、搬送路115で搬送される用紙の幅を超える長さのインラインセンサで構成されている。ただし、読み取り部は、用紙の画像を検知できるものであればよく、面状に読み取るものや、点状の読み取り集積によるものなどによって構成されるものであってもよい。
また、画像形成装置10には、画像形成装置制御部100を備えている。画像形成装置制御部100は、CPUやこれを動作させるプログラム、プログラムを格納するROM、作業領域などとなるRAM、動作パラメータなどを格納した不揮発メモリーなどを有している。不揮発メモリーには、複数部数を印刷する際に裏写り検知の判定を行う最初の部数設定、裏写り検知の判定を行う所定値の濃度データ設定、裏写りを推奨する際の用紙斤量における一定値設定、裏写り検知判定の有効/無効の設定、裏写り検知判定を行う条件の設定などが格納されている。
画像形成装置制御部100は、画像形成装置全体を制御するものであり、画像形成部110や搬送経路115、両面印刷機構などの各部を制御し、読み取り部130の読み取り結果を受信する。画像形成装置制御部100は、本発明の制御部に相当する。なお、本発明の制御部は、画像形成装置制御部100と外部の制御部とによって構成されるものであってもよい。
さらに、画像形成装置10には、記憶部101が設けられている。記憶部101は、RAMやHDD、USBメモリーなどにより構成することができ、読み取られた画像の記憶や、裏写りが検出された際の濃度データと用紙情報とを関連付けたデータなどを記憶することができる。
以下に、画像形成装置1の基本的動作を説明する。
画像形成装置10で、ユーザーが操作表示部140や外部装置などからプリント開始の操作を行うと、図示しない原稿読取部などで画像データが所得される。画像形成部110では、生成された画像データに基づいて、露光手段が均一帯電した感光体111の表面に静電潜像を形成する。形成された静電潜像は、現像器によりトナー像に現像される。そして、感光体111表面に形成されたトナー像を、中間転写ベルト112上に一次転写する。なお、画像データの取得方法は上記に限定されるものではなく、ネットワークを介して取得するものなどであってもよい。
プリント開始の操作に応じて、給紙トレイ120に積載収容された用紙Pが1枚ずつ搬送路115に送り出され、搬送される。用紙Pは、中間転写ベルト112上のトナー像と同期を取って二次転写ローラ113との接触位置にまで搬送される。
二次転写ローラ113の位置で、中間転写ベルト112上のトナー像が用紙Pに二次転写される。二次転写では、二次転写ローラ113に高圧のプラス転写電圧を印加することにより、マイナス帯電しているトナー像を中間転写ベルト112から用紙Pに静電的に引き付けて転写する。用紙Pに転写されたトナー像は、搬送路115で上面側に位置しつつ定着装置114で熱溶解により用紙Pへ定着される。その後、片面印刷モードの場合、用紙Pは排紙される。
両面印刷モードでは、搬送経路が切り換えられて、画像が形成された用紙は搬送路115から反転搬送路116へと搬送され、両面印刷機構によって表裏が反転された後、二次転写ローラ113の上流側の搬送路115に環流される。
搬送路115に環流された用紙は、表裏が反転されており、上記と同様にして中間転写ベルト112に転写された画像を二次転写ローラ113によって画像の裏面側に転写する。その後は、定着装置114によって用紙Pに画像を定着させ、排紙することができる。
画像形成装置制御部100では、読み取り部130での読み取り結果に基づいて用紙の裏写り検知の判定を行うことができる。
裏写り検知の判定は、例えばユーザーが操作表示部140から、裏写り検知を設定することにより行うことができる。これにより「裏写り検知モード」が有効となる。また、初期設定として裏写り検知の判定が有効になっていてもよく、裏写り検知の判定タイミングを選択できるようにしてもよい。例えば、複数部数印刷時の1部目やサンプル印刷時が例示される。無効に設定した場合、および上記設定したタイミング以外など、特別に設定した条件以外では通常の印刷時と同様の処理を行う。
「裏写り検知モード」が有効になっている場合、設定されたタイミングで、読み取り部130により読み取られたデータから裏写り検知を実施する。
裏写りの例を図2の画面例で示す。この例では、表面側に文字主体で印字がされ、裏面側にベタ画像が印字される。
図2Aに示すように、表面印刷済みで表面F0から読み取り、裏面はまだ印刷されていないため、裏写りはしない。
図2Bでは、両面印刷済みで裏面F1から読み取るが、表面の印刷内容が文字主体であるため裏写りはしない。
図2Cでは、両面印刷済みで表面F0から読み取ると、裏面の印刷内容がベタを含むため、裏写りが発生している。
ここで、通常の用紙搬送経路は下記のようになる。
(1)表面を印字
(2)読み取り部で表面をスキャン
(3)両面用搬送にて用紙を反転
(4)裏面を印字
(5)読み取り部で裏面をスキャン
(6)排出
しかし、通常、インラインセンサの用途としては、補正用チャートを読み取って各種補正に使用するということが主である。従来の手順では、図15に示すように、用紙にチャートを印字し(ステップs130)、このチャートをインラインセンサで表面側からスキャンする(ステップs131)。読み取り結果が制御部に送信され、各種の補正が実施される(ステップs132)。
したがって、インラインセンサをそのまま読み取り部に使用する場合、インラインセンサの読み取り部は用紙の転写面側に配置されている。
そのため、上記(2)のステップで読み取れるのは表面のみが印刷された出力物となり、裏面が印刷されていないため裏写りの検知が行えない。(5)のステップで読み取った場合には表面が既に印刷されており、かつ裏面が転写面となっている出力物であるため、裏→表の裏写りは検知できるが、続く、(6)のステップで用紙が排出されてしまうため、表→裏の裏写りが検知できない。
そこで、本実施形態では、「裏写り検知モード」有効時には下記のような経路となる。
(1)表面を印字
(2)読み取り部で表面をスキャン(画質調整、画像位置補正等各種補正に利用)・データを記憶装置に保存
(3)両面用搬送にて用紙を反転
(4)裏面を印字
(5)読み取り部で裏面をスキャン(ここで裏写り検知を実施)・データを記憶装置に保存
(6)両面用搬送にて用紙を反転
(7)読み取り部で表面をスキャン(ここで裏写り検知を実施)・データを記憶装置に保存
(8)排出
これにより、(7)で表→裏の裏写り検知が実施でき、表面が裏写りしやすい印刷データ(図2参照)でも裏面が裏写りしやすい印刷データでも、正しく裏写り検知を行うことができる。
上記実施形態では、両面印刷時について記述したが、ここでは「裏写り検知モード」有効時の片面印刷時の動作について記述する。
まず、通常の用紙搬送経路は下記のようになる。
(1)表面を印字
(2)読み取り部で表面をスキャン
(3)排出
(2)のステップで読み取れるのは表→裏のデータだが、片面印刷時に裏写りが発生するのは裏→表で用紙を見た場合となる。
そこで、「裏写り検知モード」有効時には下記のような経路となる。
(1)表面を印字
(2)読み取り部で表面をスキャン(画質調整、画像位置補正等各種補正に利用)・データを記憶装置に保存
(3)両面用搬送にて用紙を反転
(4)読み取り部で裏面をスキャン(ここで裏写り検知を実施)・データを記憶装置に保存
(5)排出
これにより片面印刷時でも、裏→表からの出力物データを読み取ることができ、裏写りを正しく検知可能となる。
上記裏写り検知の判定の手順を図3、4のフローチャートに基づいて説明する。これら手順は、制御部の制御によって実行される。
図3は、裏写り検知の有効、無効を判定する手順である。
先ず、裏写り検知が無効に設定されているかの判定がなされる(ステップs1)。裏写り検知が無効に設定されている場合(ステップs1、Yes)、通常印刷フローを実施する(ステップs9)。通常印刷フローの手順は図示していない。
裏写り検知が無効に設定されていない場合(ステップs1、No)、すなわち有効に設定されている場合、裏写り検知を行う部数であるかの判定を行う(ステップs2)。この場合、複数部数の出力について、例えば最初の1部などでのみ裏写り検知を行う設定があることを想定している。
裏写り検知を行う部数である場合(ステップs2、Yes)、図4に示すように、用紙搬送経路を裏写り検知モードに切り換える(ステップs3)。その後、印刷実行をする(ステップs6)。
裏写り検知を行う部数でない場合(ステップs2、No)、サンプル排紙時に裏写り検知を行う設定がされているかを判定する(ステップs4)。例えば、サンプル排紙を行う場合にのみ裏写り検知の判定を行う設定が想定される。サンプル排紙時に裏写り検知の判定を行う設定がされていない場合(ステップs4、No)、裏写り検知の判定を行うことなく、印刷実行を行う(ステップs6)。サンプル排紙時に裏写り検知の判定を行う設定がされている場合(ステップs4、Yes)、サンプル排紙を行うページであるかを判定する(ステップs5)。例えば、所定値以上の濃度データが含まれる画像データが印刷される用紙について裏写り検知を行う設定が想定される。
サンプル排紙を行うページであれば(ステップs5、Yes)、用紙搬送経路を裏写り検知モードに切り替えて(ステップs3)、印刷実行する(ステップs6)。サンプル排紙を行うページでない場合(ステップs5、No)、裏写り検知を行うことなく、印刷実行される(ステップs6)。
印刷実行(ステップs6)後は、最終ページであるかを判定し(ステップs7)、最終ページでなければ(ステップs7、No)、ステップs2に戻って処理を継続する。
最終ページであれば(ステップs7、Yes)、最終部数であるかを判定する(ステップs8)。最終部数でなければ(ステップs8、No)、ステップs2に戻り処理を継続し、最終部数であれば(ステップs8、Yes)、処理を終了する。
次に、裏写り検知の判定を行う印刷実行手順を図4のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、片面印刷かを判定する(ステップs10)。片面印刷の場合(ステップs10、Yes)、第1面である表面を印字し(ステップs11)、読み取り部であるインラインセンサで用紙の表面側からスキャンして画像を読み取る(ステップs12)。表面側のスキャンデータを記憶部に相当する記憶装置に保存し(ステップs13)、スキャンデータを画質調整などに利用する(ステップs14)。
次に、両面印刷機構によって用紙を反転し(ステップs15)、読み取り部であるインラインセンサで用紙の第2面である裏面側からスキャンして画像を読み取る(ステップs16)。裏面側のスキャンデータを記憶部に相当する記憶装置に保存し(ステップs17)、裏面側の読み取り画像によって裏写り検知の判定を行う(ステップs18)。この際に印刷元となっている印刷元画像とを比較して判定を行ってもよい。印刷元画像は、CCDなどで原稿を読み取った画像データや外部から取得した画像データによって取得することができる。次いで、前記比較の結果、裏写りが発生しているかを判定し、裏写りが発生していなければ(ステップs19、No)、処理を終了し、裏写りが発生していると判定されれば(ステップs19、Yes)、裏写り発生時処理を行う(ステップs34)。
一方、片面印刷設定でない場合(ステップs10、No)、すなわち両面印刷設定の場合、表面を印字し(ステップs20)、読み取り部であるインラインセンサで第1面である表面側からスキャンする(ステップs21)。表面側のスキャンデータを記憶部に相当する記憶装置に保存し(ステップs22)、スキャンデータを画質調整などに利用する(ステップs23)。
次に、両面印刷機構によって用紙を反転し(ステップs24)、裏面側に印字を行う(ステップs25)。読み取り部であるインラインセンサで、第2面である用紙の裏面側をスキャンして画像を読み取る(ステップs26)。裏面側のスキャンデータを記憶部に相当する記憶装置に保存し(ステップs27)、裏面側の読み取り画像と、印刷元となっている印刷元画像とを比較して裏写りの判定を行う(ステップs28)。印刷元画像は、前記したように、CCDなどで原稿を読み取った画像データや外部から取得した画像データによって取得することができる(以降も同様である)。
さらに、両面印刷機構によって用紙を反転し(ステップs29)、読み取り部であるインラインセンサで第1面である用紙の表面側からスキャンして画像を読み取る(ステップs30)。表面側のスキャンデータを記憶部に相当する記憶装置に保存し(ステップs31)、表面側の読み取り画像と、印刷元となっている印刷元画像とを比較して裏写りの判定の手順を行う(ステップs32)。次いで、裏写りが発生しているかを判定し(ステップs33)、裏写りが発生していなければ処理を終了し(ステップs33、No)、裏写りが発生していると判定されれば(ステップs33、Yes)、裏写り発生時処理を行う(ステップs34)。
なお、裏写り検知処理により裏写りが検知された場合、裏写り発生時処理として、操作パネル上に裏写りが発生している旨と何ページ目で裏写りが発生したかという情報と、インラインセンサで読み取って記憶装置に保存している画像データを表示させることができる。このとき印刷処理を停止するか、指定部数印刷完了するまで停止させないかはユーザが任意に指定することができる。
上記表示例を図5に示す。
図5は、操作表示部140に表示された裏写り検知警告画面1400を示すものである。裏写り検知の判定によって裏写りが検出されると、画面に表示して警告を行う。
裏写り検知警告画面1400では、裏写りが検出された際の読み取り画像をプレビュー画面1410に表示し、印刷ジョブの情報として、印刷日、印刷ジョブ名を表示した上で、裏写りが検出されたページの情報を情報欄1420に表示する。プレビュー画面1410では、前ページ釦1411、後ページ釦1412を設けることで、裏写り検知がされたページ以外の記録された読み取り画像を順次プレビュー画面1410に表示することができる。
本実施形態では、記憶装置に保存されている画像データを上記のようにプレビュー表示に使用するが、それに限らず全ページの印刷画像を保存しておき、後で任意のページを表示して確認できるようにしている。なお、裏写りした画像のみを表示するようにしてもよい。本実施形態では、両面印刷の際に表面も裏面も両面の印刷が済んだ状態でスキャンするため、両面とも裏写り状態が確認できる画像を保存することができる。
また、裏写り検知の判定では、「裏写り検知モード」が有効になっていて、実際に裏写りが検知された場合には、そのときの印刷データの濃度情報(ヒストグラム・データを一定のブロックごとに分け表裏の濃度差を算出等)、印刷条件(用紙の斤量・用紙種類 等)を用紙プロファイルと関連付けて記憶部に記憶させることができる。
記憶部に上記用紙プロファイル追加情報を保存しておき、ユーザから受信した印刷データ+印刷条件が記憶されている過去に裏写りを検知した条件のどれか一つでも合致した場合に、ユーザが印刷指示を行った端末にプリンタドライバ経由で裏写りの危険性がある旨を警告表示することができる。
裏写り発生時処理の例を図6のフローチャートに基づいて説明する。以下の手順は、制御部の制御によって実行される。
先ず、裏写り発生時に印刷停止する設定になっているかを判定する(ステップs40)。裏写り発生時に印刷停止する設定になっている場合(ステップs40、Yes)、該当する用紙をサブトレイに排紙し(ステップs41)、操作部などの操作パネルに警告表示を行う(ステップs42)。操作パネルに裏写り画像のプレビューを表示し(ステップs43)、裏写り発生ページの濃度情報、印刷条件を使用した印刷プロファイルに関連付けて記憶部に相当する記憶装置に保存し(ステップs44)、印刷を停止する(ステップs45)。次に、印刷再開指示があったかを判定し(ステップs46)、再開指示がなければ待機し(ステップs46、No)、再開指示があれば(ステップs46、Yes)、裏写り発生時処理を終了する。再開指示は例えばユーザーの選択によってなされる。印刷再開は、例えば操作部を通してユーザーが再開の指定をすることができる。
一方、裏写り発生時に印刷停止する設定になっていない場合(ステップs40、No)、設定された部数分印刷完了したかを判定する(ステップs47)。設定された印刷部数分印刷完了していなければ(ステップs47、No)、印刷実行し(ステップs48)、ステップs47に戻って処理を継続する。
ステップs47で、設定された部数分印刷完了した場合(ステップs47)、操作部などの操作パネルに裏写りが発生したページ数と警告を表示し(ステップs49)、操作パネルに裏写り画像のプレビューを表示する(ステップs50)。裏写り発生ページの濃度情報、印刷条件を使用した印刷プロファイルに関連付けて記憶部に相当する記憶装置に保存する(ステップs51)。次いで、残りの部数をこのまま印刷するかを判定する(ステップs52)。該判定内容は、例えばユーザーが操作パネルなどを通して選択することによって決定することができる。残り部数をこのまま印刷する設定の場合(ステップs52、Yes)、通常印刷を実施し(ステップs53)、残りの部数をこのまま印刷しない場合(ステップs52、No)、裏写り発生時処理を終了する。
上記のように、「裏写り検知モード」が有効になっていて、実際に裏写りが検知された場合、そのときの印刷データの濃度情報(ヒストグラム・データを一定のブロックごとに分け表裏の濃度差を算出等)、印刷条件(用紙の斤量・用紙種類等)を用紙プロファイルと関連付けて記憶部に記憶させることができる。
記憶部に上記用紙プロファイル追加情報を保存しておき、ユーザから受信した印刷データ+印刷条件が記憶されている過去に裏写りを検知した条件のどれか一つでも合致した場合に、ユーザが印刷指示を行った端末にプリンタドライバ経由で裏写りの危険性がある旨を警告表示することができる。
上記警告表示を行うため、操作表示部140に表示された予測警告画面1430を図7に示す。
予測警告画面1430では、所定の用紙で印刷すると、裏写りが発生する可能性があることをメッセージ欄1431に表示する。また、予測警告画面1430では、印刷を続行するかをメッセージ欄1432に表示した上で、「はい」釦1435と「印刷条件を変更」釦1436とが押釦可能に表示されている。「はい」釦1435が押釦されると、そのまま印刷が続行される。「印刷条件を変更」釦1436が押釦されると、印刷条件を変更する画面が表示され、印刷条件の変更が可能になる。変更後は、変更された用紙について再度裏写りが発生するか否かを判定して、裏写りが発生する可能性がある場合には、同様に予測警告画面1430を表示することができる。予測警告画面1430は、画像形成装置に備えられているものの他、外部装置に備えられているものであってもよい。
また、「裏写り検知モード」が無効になっていた場合には、裏写り検知処理は行わず通常の印刷処理となる。しかし、印刷時に指定された用紙の斤量が一定値未満であった場合裏写りの可能性が高いため、印刷処理開始前にユーザが印刷処理を実施した端末に、「裏写り検知モード」は無効だが裏写り検知を行うことを推奨する警告を表示することができる。ここでユーザが「はい」を選択した場合、プリンタドライバ経由でこのジョブに関して「裏写り検知モード」を有効にする指示を印刷装置に送信する。
これにより印刷装置はこのジョブに対して裏写り検知を実施し、ジョブ終了後また「裏写り検知モード」を無効にする。
上記状況で操作表示部140に表示された通知画面1440を図8に示す。
通知画面1440では、ジョブ条件では、裏写りが発生する可能性があり、裏写り検知を行うことを推奨する表示がメッセージ欄1441に表示されている。具体的には、使用するトレイ1のカスタム用紙Aが薄い用紙であるため、裏写りが発生する可能性があるとしている。通知画面1440では、さらに裏写り検知の判定を実施するかの問い合わせがメッセージ欄1442に表示されており、「はい」釦1445と、「いいえ」釦1446とが押釦可能に表示されている。「はい」釦1445をユーザーが押釦すると裏写り検知の判定が実行され、「いいえ」釦1446が押釦されると、裏写りを行うことなくジョブが実行される。
上記通知画面1440を表示する手順を図9のフローチャートに基づいて説明する。以下の手順は、制御部の制御によって実行される。
先ず、裏写り検知が無効に設定されているかを判定する(ステップs70)。裏写り検知が無効に設定されていなければ(ステップs70、No)、図4に示す手順などの裏写り検知印刷フローを実施する(ステップs75)。
裏写り検知が無効に設定されている場合(ステップs70、Yes)、使用用紙の斤量が一定値未満であるかが判定される(ステップs71)。一定値は予め不揮発メモリーなどに格納しておいてもよく、新規にまたは設定された一定値を設定する操作をオペレーターが行えるようにしてもよい。
使用用紙の斤量が一定値未満でない場合(ステップs71、No)、印刷を実行し(ステップs72)、処理を終了する。
使用用紙の斤量が一定値未満である場合(ステップs71、Yes)、裏写りの可能性ありの警告表示を図8に示すように行う(ステップs73)。次いで裏写り検知を行うかを判定し(ステップs74)、裏写り検知を行わない場合(ステップs74、No)、印刷を実施し(ステップs72)、裏写り検知を行う場合(ステップs74、Yes)、裏写り検知印刷フローへ移行する(ステップs75)。
なお、「裏写り検知モード」が有効になっている場合、通常の用紙搬送経路と異なり裏面印字後にもう一度用紙反転を行う。つまり「裏写り検知モード」で動作する場合とそうでない場合とで、用紙の排出面が異なってしまい、後処理を行う際に不都合が生じる可能性がある。
そこで、「裏写り検知モード」が有効になっていて、指定された部数を印刷している場合には表ページと裏ページの印刷順序を交換して処理を行う。これにより裏写り検知を実行したことによって用紙反転を余分に行った場合でも、通常と同様の排紙面で排出が可能となる。
以下に、裏写り検知の判定を行う際に、印刷ページのページ順を入れ替える手順を図10のフローチャートに基づいて説明する。以下の手順は、制御部の制御によって実行される。
先ず、裏写り検知が無効に設定されているかを判定する(ステップs80)。裏写り設定が無効に設定されていれば(ステップs80、Yes)、通常印刷フローを実施する(ステップs83)。裏写り検知が無効に設定されていなければ(ステップs80、No)、両面印刷ページのページ順を入れ替えて(ステップs81)、印刷を実施し(ステップs82)、処理を終了する。
なお、ページ順を入れ替えずに、用紙を反転する工程を追加することで、裏写りを行わない場合と同じ排紙面で用紙を搬送することができる。この際には、両面印刷機構を使用してもよく、また、画像形成部の上流側に用紙を搬送することなく用紙を反転できる機構を利用してもよい。
以上の実施形態の説明では、画像調整などに使用するインラインセンサを想定した説明としたが、図11に示すように、搬送路115の下面側に読み取り部131を設置した画像形成装置10Aとすることも可能である。読み取り部131の位置以外は図1の画像形成装置1と同じ構成を有しているので、同じ符号を付してその説明を省略する。
上記画像形成装置10Aを用いた裏写り検知の判定を行う印刷実行手順を図12のフローチャートに基づいて説明する。以下の手順は、制御部の制御によって実行される。
先ず、片面印刷かを判定する(ステップs90)。片面印刷の場合(ステップs90、Yes)、表面を印字し(ステップs91)、読み取り部であるインラインセンサで用紙の第2面である裏面側からスキャンして画像を読み取る(ステップs92)。
裏面側のスキャンデータを記憶部に相当する記憶装置に保存し(ステップs93)、裏面側の読み取り画像によって裏写り検知の判定を行う(ステップs95)。この際に印刷元となっている印刷元画像とを比較して判定を行ってもよい。次いで、前記比較の結果、裏写りが発生しているかを判定し、裏写りが発生していなければ(ステップs95、No)、処理を終了し、裏写りが発生していると判定されれば(ステップs95、Yes)、図6に示す裏写り発生時処理を行う(ステップs111)。
一方、片面印刷設定でない場合(ステップs90、No)、すなわち両面印刷設定の場合、表面を印字し(ステップs100)、両面印刷機構によって用紙を反転し(ステップs101)、裏面側に印字を行う(ステップs102)。
次に、読み取り部であるインラインセンサで第1面である表面側からスキャンする(ステップs103)。表面側のスキャンデータを記憶部に相当する記憶装置に保存する(ステップs104)。表面側の読み取り画像と、印刷元となっている印刷元画像とを比較して裏写りが判定を行う(ステップs105)。
次に、両面印刷機構によって用紙を反転し(ステップs106)、読み取り部であるインラインセンサで第2面である用紙の裏面側をスキャンして画像を読み取る(ステップs107)。裏面側のスキャンデータを記憶部に相当する記憶装置に保存し(ステップs108)、裏面側の読み取り画像と、印刷元となっている印刷元画像とを比較して裏写りの判定を行う(ステップs109)。
裏写り検知の判定の結果、裏写りが発生しているかを判定し(ステップs110)、裏写りが発生していなければ処理を終了し(ステップs110、No)、裏写りが発生していると判定されれば(ステップs110、Yes)、図6に示す裏写り発生時処理を行う(ステップs111)。
なお、以上の各実施形態では、画像形成装置に備える画像形成装置制御部が制御部として機能するものとして説明している。しかし、本発明の画像形成システムでは、画像形成装置の画像形成装置制御部と、画像形成装置にネットワークで接続された外部装置の外部装置制御部とが役割を分担して、または協働して本願発明の制御部として機能するものであってもよい。
図13は、上記画像形成システムのブロック図を示すものである。
画像形成装置10と外部装置(端末)30とがネットワーク20を介して接続されている。
画像形成装置10では、画像形成装置制御部100、記憶部101、画像形成部110、両面印刷機構117、読取部130、操作表示部140、通信部150を有している。
外部装置(端末)30は、外部装置制御部300、記憶部301、操作表示部340、通信部350を有している。外部装置制御部300は、CPUやこれを動作させるプログラム、プログラムを格納するROM、作業領域などとなるRAM、動作パラメータなどを格納した不揮発メモリーなどを有している。
通信部150、350はネットワークインターフェースを備えており、画像形成装置10と外部装置(端末)30とのネットワーク通信を可能にしている。画像形成装置制御部100と外部装置制御部300とは、本発明の制御部を構成している。
上記画像形成システムにおいて、図7に示す警告画面を外部装置(端末)30に表示する手順を図14のフローチャートに基づいて説明する。以下の手順は、制御部の制御によって実行される。なお、警告画面を画像形成装置に表示するものであってもよいことは勿論である。
先ず、ユーザー端末側の操作表示部でプリントが実行指示される(ステップs120)。この形態では、画像データは外部装置(端末)30から画像形成装置10に送信することを想定している。
次に、画像形成装置の記憶部から指定した給紙トレイの裏写り発生条件(濃度や印刷条件など)を取得する(ステップs121)。外部装置制御部では、実行しようとしているジョブの濃度情報と印刷条件と、画像形成装置10から取得した裏写り発生条件とを比較する(ステップs122)。
上記比較の結果、外部装置制御部300では、近似した条件があるかを判定する(ステップs123)。条件が近似するか否かは、例えば、印刷条件のいずれか一つが一致するなどによって判定することができる。近似した条件がないと判定される場合(ステップs123、No)、プリントデータを外部装置(端末)30から画像形成装置10に送信して(ステップs126)、処理を終了する。
近似した条件がある場合(ステップs123、Yes)、裏写り発生の可能性ありの警告を端末の操作表示部340に表示する(ステップs124)。次いで、印刷実行が選択されたかを判定する(ステップs125)。印刷実行が選択されている場合(ステップs125、Yes)、プリントデータを送信して(ステップs126)、処理を終了する。
印刷実行が選択されていない場合(ステップs125、No)、印刷設定が変更されているので、印刷設定を変更する処理を行い(ステップs127)、プリント実行の指示を待つ(ステップs120)。
なお、上記実施形態では、画像形成装置10に外部装置(端末)30が接続されているものとして説明したが、画像形成装置10にネットワークで接続されている他の画像形成装置における画像形成装置制御部と、画像形成装置制御部100とが役割を分担して、または協働して本願発明の制御部として機能するものであってもよい。
以上、本発明について上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明の範囲を逸脱しない限りは適宜の変更が可能である。
1 画像形成システム
10 画像形成装置
20 ネットワーク
30 外部装置(端末)
100 画像形成装置制御部
101 記憶部
110 画像形成部
115 搬送路
116 反転搬送路
117 両面印刷機構
130 読み取り部
131 読み取り部
140 操作表示部
300 外部装置制御部
301 記憶部
340 操作表示部

Claims (33)

  1. 画像データに基づいて用紙に画像を形成する画像形成部と、
    片面に画像が形成された用紙を反転搬送して前記画像形成部に環流させる両面印刷機構と、
    画像が形成された用紙の印刷面の画像を読み取る読み取り部と、
    前記画像形成、前記反転搬送および前記読み取りを制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記画像形成部で前記用紙の第1面に印刷した後、前記用紙の第2面側から前記読み取り部で画像を読み取り、読み取った画像とそれに対応する印刷元画像とを比較することにより裏写り検知の判定を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記両面印刷機構を用いた両面印刷設定時には、用紙の第1面に印刷した後、用紙を反転させて第2面を印刷し、前記第1面側から前記読み取り部で画像を読み取り、読み取った画像とそれに対応する印刷元画像とを比較して裏写り検知の判定を行い、前記読み取り後、再度用紙を前記両面印刷機構によって反転させて前記第2面側から前記読み取り部で画像を読み取り、読み取った画像とそれに対応する印刷元画像とを比較して裏写り検知の判定を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記用紙の第1面に印刷し、前記用紙を前記両面印刷機構で反転させた後、前記用紙の第2面側から前記読み取り部で画像を読み取ることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記両面印刷機構を用いた両面印刷設定時には、用紙の第1面に印刷した後、用紙を反転させて第2面を印刷し、前記第2面側から前記読み取り部で画像を読み取り、読み取った画像とそれに対応する印刷元画像とを比較して裏写り検知の判定を行い、前記読み取り後、再度用紙を前記両面印刷機構によって反転させて前記第1面側から前記読み取り部で画像を読み取り、読み取った画像とそれに対応する印刷元画像とを比較して裏写り検知の判定を行うことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記裏写り検知の判定で裏写りが検出された場合、裏移りが発生している旨の通知を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記裏写り検知の判定で裏写りが検出された場合、少なくとも、裏写りが検出されたページ数を通知することを特徴とする請求項4または5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記裏写り検知の判定で裏写りが検出された場合、少なくとも裏写りが検出されたページの読み取り画像を表示させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 操作入力を受け付ける操作部を有し、
    前記制御部は、裏写りが検出された場合、前記操作部を通して印刷処理を停止するか、継続するかを選択可能にすることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 記憶部を有し、
    前記制御部は、裏写り検知の前記判定で裏写りが検出された場合、そのときの濃度データを使用していた用紙の情報に関連付けて前記記憶部に記憶することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記裏写りが検出された以降に同種類の用紙に対して前記記憶部に記憶された濃度データを含む画像データを印刷する際には、裏写りの警告を行うことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、前記警告をユーザーが印刷指示を行った端末に表示することを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
  12. 操作入力を受け付ける操作部を有し、
    前記制御部は、裏写りの警告に際し、印刷処理を継続するか、印刷条件を変更するかを前記操作部を通して選択可能にすることを特徴とする請求項10または11に記載の画像形成装置。
  13. 前記制御部は、複数部印刷を行う際に、前記複数部のうち、指定された最初の所定部数について裏写りの検出判定を実行することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記制御部は、サンプル出力機能を有しており、サンプル出力の際に、裏写り検知の判定を行うことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  15. 前記制御部は、サンプル出力機能を有しており、所定値以上の濃度データが含まれる画像データが印刷される用紙について、サンプル出力し、かつ上記裏写り検知の判定を行うことを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  16. 前記制御部は、前記裏写り検知の有効、無効を設定可能にすることを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  17. 前記制御部は、上記裏写り検知の判定を行う条件が設定可能であることを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  18. 操作入力を行う操作部を有しており、
    前記制御部は、前記選択を前記操作部を通して行うことを特徴とする請求項16または17に記載の画像形成装置。
  19. 前記制御部は、印刷時に指定された用紙の斤量が一定値未満であった場合、裏写り検知が無効となっていても裏写り検知を行うことを推奨する警告を行うことを特徴とする請求項16〜18のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  20. 操作入力を受け付ける操作部を有し、
    前記制御部は、前記警告とともに、当該ジョブに対して裏写り検知の判定を行うか否かを、前記操作部を通して選択可能にすることを特徴とする請求項19に記載の画像形成装置。
  21. 前記制御部は、裏写り検知が無効に設定されている場合に、前記警告に対して裏写り検知を行う選択が行われた際には、当該ジョブに対して裏写り検知を行い、当該ジョブ終了後に再び裏写り検知を無効とすることを特徴とする請求項20記載の画像形成装置。
  22. 前記制御部は、裏写り検知の判定を実行した場合、用紙を反転して排出または後処理に向けて搬送することを特徴とする請求項1〜21のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  23. 前記制御部は、裏写り検知を行う場合、前記制御部で表と裏のページを入れ換えたページ順で印刷することを特徴とする請求項1〜22のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  24. 前記読み取り部で読み取られた画像が保存される記憶部を有することを特徴とする請求項1〜23のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  25. 各種情報を表示する表示部を備え、
    前記制御部は、通知、警告または画像を前記表示部に表示することを特徴とする請求項1〜24のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  26. 請求項1〜25のいずれか1項に記載の画像形成部、両面印刷機構、読み取り部および制御部とを備えることを特徴とする画像形成システム。
  27. 請求項8、12、13、18のいずれか1項に記載の操作部を備えることを特徴とする請求項26記載の画像形成システム。
  28. 請求項9〜12、24のいずれか1項に記載の記憶部を備えることを特徴とする請求項26または27に記載の画像形成システム。
  29. 請求項25記載の表示部を備えることを特徴とする請求項26〜28のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  30. 用紙の第1面に印刷した後、前記用紙の第2面側から画像を読み取り、読み取った画像とそれに対応する印刷元画像とを比較することにより裏写り検知の判定を行うことを特徴とする画像形成方法。
  31. 前記両面印刷機構を用いた両面印刷設定時に、用紙の第1面に印刷した後、用紙を反転させて第2面を印刷し、前記第1面側から画像を読み取り、読み取った画像とそれに対応する印刷元画像とを比較して裏写り検知の判定を行い、その後、再度用紙を前記両面印刷機構によって反転させて前記第2面側から画像を読み取り、読み取った画像とそれに対応する印刷元画像とを比較して裏写り検知の判定を行うことを特徴とする請求項30記載の画像形成方法。
  32. 前記用紙の第1面に印刷し、前記用紙を両面印刷機構で反転させた後、前記用紙の第2面側から画像を読み取ることを特徴とする請求項30記載の画像形成方法。
  33. 前記両面印刷機構を用いた両面印刷設定時に、用紙の第1面に印刷した後、用紙を反転させて第2面を印刷し、前記第2面側から画像を読み取り、読み取った画像とそれに対応する印刷元画像とを比較して裏写り検知の判定を行い、その後、再度用紙を前記両面印刷機構によって反転させて前記第1面側から画像を読み取り、読み取った画像とそれに対応する印刷元画像とを比較して裏写り検知の判定を行うことを特徴とする請求項32記載の画像形成方法。
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