JP2009260923A - 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】プレビュー画像から出力される画像のイメージを正確に把握することができる画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラムを提供する。
【解決手段】受付手段が画像データのプレビュー画像の表示要求を受け付けると共に、プレビュー画像を表示するプレビュー倍率の選択を受け付け、変倍部が画像データに対して変倍処理を実行し、階調処理部が、プレビュー倍率が所定の倍率より低くかつ画質モードに応じた階調処理が単純二値化処理である場合、およびプレビュー倍率が所定の倍率以上である場合、画質モードに応じた階調処理を画像データに対して実行することにより、出力する画像データの画像と、プレビュー画像と、で見え方を合わせることができるので、ユーザはプレビュー画像から出力する画像データの画像のイメージを正確に把握することができる。
【選択図】図1
【解決手段】受付手段が画像データのプレビュー画像の表示要求を受け付けると共に、プレビュー画像を表示するプレビュー倍率の選択を受け付け、変倍部が画像データに対して変倍処理を実行し、階調処理部が、プレビュー倍率が所定の倍率より低くかつ画質モードに応じた階調処理が単純二値化処理である場合、およびプレビュー倍率が所定の倍率以上である場合、画質モードに応じた階調処理を画像データに対して実行することにより、出力する画像データの画像と、プレビュー画像と、で見え方を合わせることができるので、ユーザはプレビュー画像から出力する画像データの画像のイメージを正確に把握することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラムに関するものである。
近年、デジタル複合機には、操作部の液晶ディスプレイやホストPCの画面に画像データのプレビュー画像を表示する機能(以下、プレビュー機能とする)を搭載しているものがある。ユーザは、プレビュー機能を利用することにより、印刷する画像データやネットワーク配信する画像データ等を出力する前に、当該画像データの画像を予め確認することができる。
このプレビュー機能には、画像データの画像全体を表示したり、当該画像の一部分のみを拡大して表示したりする変倍機能が設けられていることが多い。具体的には、ユーザは、画像の濃度や画像全体のイメージを把握したい場合、変倍機能を用いて画像を縮小して操作部の液晶ディスプレイやホストPCの画面に表示する。一方、ユーザは、画像に含まれる小さい文字が潰れていないか、文字や線に途切れがないか等、画像の一部分のイメージを把握したい場合、変倍機能を用いて画像の一部分のみを拡大して操作部の液晶ディスプレイまたはホストPCの画面に表示する。
このような変倍機能を有するプレビュー機能によってプレビュー画像を作成するものとして、ハードディスクに蓄積された画像データのプレビュー画像の表示処理に関する技術が開示されている(特許文献1参照)。特許文献1にかかる技術では、ユーザが指定できる最大の拡大表示分の解像度でプレビュー画像を生成し、生成したプレビュー画像から選択された倍率のプレビュー画像を生成する。
ところで、スキャナで読み取った原稿などの画像データをネットワーク配信する場合、デジタル複合機は、読み取った原稿の種類やファイルサイズ等を考慮して、読み取った画像データに階調処理を施して配信することがある。例えば、画像データが多値画像データである場合には、多値画像データをそのまま配信するケース、誤差拡散処理やディザ処理などの擬似中間調処理を施した二値画像データを配信するケース、単純二値化処理を施した二値画像データを配信するケースなどがある。このような階調処理が施された画像データの画像と階調処理が施されていない画像とでは、画像の階調性や文字の再現性も全く異なったものとなる。よって、ネットワーク配信する画像データに階調処理が施された場合には、プレビュー画像の階調表現方法と出力する画像データの画像の階調表現方法とが同じであることが望まれる。
しかしながら、上記特許文献1に記載された技術は、蓄積された画像データに変倍処理のみを施した画像をプレビュー画像として表示するものである。そのため、擬似中間調処理や単純二値化処理などの階調処理が画像データに施されて出力される場合には、拡大した画像をプレビュー画像として表示しても、階調処理が施されて出力される画像データの画像の階調性や文字などの再現性が全く異なり、プレビュー画像から出力する画像のイメージを正確に把握することができない、という問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、プレビュー画像から出力される画像のイメージを正確に把握することができる画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、予め設定された画質モードに応じた階調処理を実行した画像データを出力する画像処理装置であって、前記画像データのプレビュー画像の表示要求を受け付けると共に、前記プレビュー画像を表示するプレビュー倍率を受け付ける受付手段と、前記画像データに対して変倍処理を実行すると共に、前記受付手段により受け付けた前記プレビュー倍率が所定の倍率より低くかつ前記画質モードに応じた階調処理が中間調を表現しない前記画像データに変換する階調処理である場合、および当該プレビュー倍率が前記所定の倍率以上である場合、前記画質モードに応じた階調処理を前記画像データに対して実行する画像処理手段と、前記画像処理手段により変倍処理および階調処理を実行した前記画像データを前記プレビュー画像として表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記画像処理手段は、前記プレビュー倍率が前記所定の倍率より低くかつ前記画質モードに応じた階調処理が単純二値化処理である場合、前記画質モードに応じた階調処理を実行し、前記プレビュー倍率が前記所定倍率より低くかつ前記画質モードに応じた階調処理が単純二値化処理でない場合、多値階調画像により表現された前記画像データを出力することを特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1または2にかかる発明において、前記プレビュー倍率に従って、前記画像処理手段により変倍処理および階調処理を実行した前記画像データに対して変倍処理を実行する変倍手段をさらに備え、前記画像処理手段は、前記プレビュー倍率が前記所定の倍率以上である場合、前記画像データを出力する際の倍率に従って、当該画像データに対して変倍処理を実行した後、当該画像データに対して階調処理を実行することを特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、請求項3にかかる発明において、前記画像処理手段は、前記プレビュー倍率が前記所定の倍率より低い場合、前記プレビュー倍率に従って前記画像データに対して変倍処理を実行した後、当該画像データに対して階調処理を実行することを特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、請求項1から4のいずれか一にかかる発明において、前記受付手段は、さらに、前記所定の倍率の設定を受け付けることを特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、請求項1から5のいずれか一にかかる発明において、前記画像処理手段は、前記画像データが紙媒体に印刷されて出力される場合、前記プレビュー倍率に関わらず、多値階調画像により表現された前記画像データを出力することを特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、請求項1から6のいずれか一に記載の画像処理装置において実行されるものである。
また、請求項8にかかる発明は、請求項7に記載の画像処理装置の画像処理方法をコンピュータに実行させるためのものである。
本発明によれば、出力される画像とプレビュー画像とで見え方を合わせることができるので、プレビュー画像から出力される画像のイメージを正確に把握することができる、という効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。以下の実施の形態では、本発明の画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラムをMFP(Multi Function Peripheral)に適用した例を示す。但し、MFPに限られず、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ機能やコピー、ファックス、プリンタなどの画像処理を行うものであれば、本発明を適用することができる。
図1は、本実施の形態にかかるMFPの概略構成を示すブロック図である。このMFP100は、画像入力手段としての読取り装置101、画像データ処理装置1(102)、バス制御装置103、画像データ処理装置2(104)、画像データを蓄積する蓄積手段としてのHDD(Hard Disk Drive)105、MFP100全体を制御するCPU(Central Processing Unit)106、メモリ107、プロッタI/F装置108、画像データをプリント出力するプロッタ装置109、ユーザが画像データの利用機能を選択する機能選択手段としての操作表示装置110、外部のFAX115との間で画像データの授受を行う回線I/F装置111、外部のパーソナルコンピュータ(PC)116との間で画像データの授受を行うネットワーク配信用の外部I/F装置112、S.B.(South Bridge)113、およびROM(Read Only Memory)114などにより構成されている。
回線I/F装置111は、MFP100とその装置外にあるFAX115との間で電話回線を介して接続され、画像データの授受を行うものである。
外部I/F装置112は、MFP100とその装置外にあるPC116との間でイーサネット(登録商標)などのネットワークを介して接続され、各種制御データや画像データの入出力を行うものである。
S.B.113は、South Bridgeと呼ばれるバスのブリッジ機能を汎用回路化したものである。
プロッタI/F装置108は、CPU106から送られてくるCMYK4色分〔C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)〕の画像データを受け取って、プロッタ装置109の専用インタフェースに出力するものである。
プロッタ装置109は、CMYK4色分の画像データを受け取ると、レーザビームを用いた電子写真プロセスなどにより、転写紙に画像出力するものである。
操作表示装置110は、MFP100とユーザのインタフェースを行う部分であり、MFP100の様々な状態や操作方法を促すための表示を行うLCDと、利用者からの入力指示を検知するスイッチ群とを有して構成される。
LCDは、プロッタ装置109から出力する画像データまたはFAX115やPC116に出力する画像データを予め確認するためのプレビュー画像を表示することが可能である。
また、スイッチ群には、プレビュー画像の表示を要求するキースイッチ(以下、プレビュースイッチとする)、表示するプレビュー画像のプレビュー倍率(または解像度)を入力指示するキースイッチ(以下、倍率入力スイッチとする)、出力する画像データのカラーモード(例えば、白黒など)を入力指示するキースイッチ(以下、カラーモード入力スイッチとする)、出力する画像データの画質を表す画質モードを入力指示するキースイッチ(以下、画質モード入力スイッチとする)、プレビュー画像を表示する際のプレビュー倍率が低倍率プレビューか否かを判断する際の基準となる所定の倍率を入力指示するテンキーなどが設けられている。
読取り装置(スキャナ)101は、解像度600dpiで原稿をスキャンすることで得られる原稿の濃淡情報から、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色8ビットの画像データを生成して、画像データ処理装置1(102)へ出力するものである。
画像データ処理装置1(102)は、読取り装置101で生成された画像データに対して所要の画像処理を施し、バス制御装置103へ出力するものである。
ここで、図2を用いて、画像データ処理装置1(102)の構成について説明する。図2は、本実施の形態にかかるMFPの画像データ処理装置1の構成を示すブロック図である。図2に示すように、画像データ処理装置1(102)は、スキャナγ変換部201、色変換部202、および圧縮処理部203を備えている。
スキャナγ変換部201は、RGB各色8ビットの画像データに対してγ変換を行うもので、例えば、グレーバランスを合わせたり、階調特性を変換したりする。
色変換部202は、スキャナγ変換部201によってγ変換された画像データを、所定特性の色空間のRGB画像データに変換するものである。この所定特性の色空間とは、例えば、Adobe(登録商標)−RGB空間等である。
圧縮処理部203は、色変換部202で変換されたRGB画像データを圧縮処理するものである。この圧縮方法は、JPEG圧縮といった非可逆圧縮の方式を用いることができる。
このようにして、画像データ処理装置1(102)により生成されたRGB画像データ(多値階調画像)は、バス制御装置103を介して、ハードディスク105内に蓄積される。
バス制御装置103は、MFP100内で必要な画像データや制御コマンド等の各種データのやり取りを行うデータバスの制御装置である。
HDD105は、読取り装置101で読み取られた画像データ、画像データ処理装置1(102)で画像処理されたRGB画像データ、あるいは画像データ処理装置2(104)で画像処理されたデジタル画像データ、およびそれらの付帯情報などを蓄積するための大容量記憶装置である。
画像データ処理装置2(104)は、画像データ処理装置1(102)で処理された画像データ、あるいは、HDD105から読み出された画像データに対して所要の画像処理を実行し、バス制御装置103へ出力するものである。
ここで、図3を用いて、画像データ処理装置2(104)の構成について説明する。図3は、本実施の形態にかかるMFPの画像データ処理装置2の構成を示すブロック図である。図3に示すように、画像データ処理装置2(104)は、伸張処理部301、フィルタ処理部302、変倍部303、色変換部304、および階調処理部305を備えている。
伸張処理部301は、画像データ処理装置1(102)で生成された圧縮後のRGB画像データに対して伸張処理を行うものである。
フィルタ処理部302は、画質モード入力スイッチから入力指示された画質モードに応じて、RGB画像データのエッジ部の強調やノイズ低減のための平滑化などを行う。例えば、画質モード入力スイッチから文字モードが入力指示された場合、フィルタ処理部302は文字をハッキリ/クッキリとさせるために鮮鋭化処理を施し、写真モードでは滑らかに階調性を表現するため平滑化処理を施す。
変倍部303は、画像データを、要求された解像度に変倍する。また、変倍部303は、プレビュースイッチからプレビュー画像の表示を要求されると共に、倍率入力スイッチから入力指示されたプレビュー倍率(または解像度)が所定の倍率より低い場合、画像データを、入力指示されたプレビュー倍率(解像度)に変倍する。
色変換部304は、RGBの各色8ビットの画像データを、出力(送信)先に応じた色空間に変換するものである。具体的には、色変換部304は、プロッタ装置109に画像データを出力する場合、プロッタ装置109の色空間であるCMYKの各色8ビットの画像データに変換するものである。なお、プロッタ装置109がモノクロの画像を出力する場合には、色変換部304は、K信号のみを出力するように変換する。また、色変換部304は、回線I/F装置111を介してFAX115に画像データを送信する場合や外部I/F装置112を介してネットワーク上のPC116に画像データを送信する場合、ユーザによりカラーモード入力スイッチから入力指示されたカラーモードに応じて、RGBの各色8ビットの画像データを、sRGBの色空間や8ビットのグレースケールの画像データに変換する。
階調処理部305は、色変換部304により色変換されたCMYK各8ビットの画像データ、sRGBの画像データ、8ビットのグレースケールの画像データ等に対して階調処理を実行するものである。
具体的には、階調処理部305は、プロッタ装置109に出力する場合、画像データに対してディザ処理や誤差拡散処理といった擬似中間処理を実行してプロッタ装置109の階調数(例えば、CMYKの各色3ビット)に変換する。
また、階調処理部305は、FAX115やPC116に出力する場合、画質モード入力スイッチから入力指示された画質モードに応じた階調処理を実行する。本実施の形態において、ユーザは、画質モード入力スイッチを介して、フルカラー・グレースケール配信モード、白黒二値配信(写真モード)、および白黒二値配信(文字モード)の3種類の画質モードを入力指示することができる。
例えば、フルカラー・グレースケール配信モードが入力指示された場合、階調処理部305は、多値(階調)画像で表現されたsRGBの画像データまたは8ビットのグレースケールの画像データを出力する(つまり、本実施の形態では、階調処理を実行せずに出力する)。白黒二値配信(写真モード)が入力指示された場合、階調処理部305は、グレースケールの画像データに対して、白黒二値配信(写真モード)に応じた出力画像の階調処理である誤差拡散処理またはディザ処理を実行して1ビットの画像データを出力する。また、白黒二値配信(文字モード)が入力指示された場合、階調処理部305は、グレースケールの画像データに対して、白黒二値配信(文字モード)に応じた出力画像の階調処理である単純二値化処理を実行して1ビットの画像データを出力する。なお、本実施の形態では、階調処理部305は、白黒二値配信(文字モード)が入力指示された場合、単純二値化処理を実行しているが、中間調を表現しない画像データに変換する階調処理であれば、これに限定するものではない。
このようにして、画像データ処理装置2(104)により生成された画像データは、プロッタ装置109により転写紙に印刷、回線I/F装置111を介してFAX115に送信、または外部I/F装置112を介してPC116に送信される。
また、階調処理部305は、プレビュースイッチからプレビュー画像の表示が要求されると共に、倍率入力スイッチからプレビュー倍率が入力指示された場合に、入力指示されたプレビュー倍率が、テンキーから入力指示された所定の倍率より低いか否か(低倍率プレビューか否か)を判定する。そして、階調処理部305は、低倍率プレビューであると判定しかつ画質モード入力スイッチから入力指示された画質モードに応じた階調処理が単純二値化処理である場合、およびプレビュー倍率が所定倍率以上であると判定した場合、当該画質モード入力スイッチから入力指示された画質モードに応じた階調処理を、画像データに対して実行する。
図4は、画質モードに応じて実行する階調処理の内容を表すテーブルの一例を示す図である。図4に示すテーブルは、画質モード入力スイッチから入力指示された画質モードと、当該画質モードに応じて出力する画像データに実行する階調処理と、低倍率(テンキーから入力指示された所定の倍率より低い倍率)のプレビュー画像を表示する場合に画像データに実行する階調処理と、高倍率(テンキーから入力指示された所定の倍率以上の倍率)のプレビュー画像を表示する場合に画像データに実行する階調処理と、を対応付けるテーブルである。
例えば、フルカラー/グレースケールが画質モードとして入力指示された場合、階調処理部305は、出力する画像データ、低倍率プレビュー画像を表示する画像データ、および高倍率プレビュー画像を表示する画像データを出力する。
また、白黒二値(写真モード)が画質モードとして入力指示された場合、階調処理部305は、出力する画像データには白黒二値画像を出力する階調処理(または誤差拡散/ディザ)を実行し、低倍率プレビュー画像を表示する場合には多値階調画像により表現された画像データを出力し、高倍率プレビュー画像を表示する画像データには誤差拡散/ディザを実行するものとする。
また、白黒二値(文字モード)が画質モードとして入力指示された場合、階調処理部305は、出力する画像データには白黒二値画像を出力する階調処理(または単純二値化)を実行し、低倍率プレビュー画像および高倍率プレビュー画像を表示する画像データには単純二値化を実行するものとする。
CPU106は、MFP100の全体を制御するためのマイクロプロセッサである。
メモリ107は、CPU106がMFP100の制御を行う際に、プログラムや中間処理データを一時的に記憶するためなどに使用される揮発性メモリである。
ROM(Read Only Memory)114は、この発明の記憶媒体を実施するものであり、CPU106がMFP100の制御を行う際のプログラムなどが格納されるメモリである。
なお、記憶媒体としては、ROM114のみならずCD(Compact Disk)−ROM、DVD(Digital Versatile Disk)などの各種の光ディスク、各種光磁気ディスク、フレキシブルディスクなどの各種磁気ディスク等、半導体メモリ等の各種方式のメディアを用いることができる。また、外部I/F装置112を介してインターネットなどのネットワークからプログラムをダウンロードし、HDD105にインストールするようにしてもよい。この場合に、送信側のサーバでプログラムを記憶している記憶装置も、この発明に記憶媒体である。なお、プログラムは、所定のOS(Operating System)上で動作するものであってもよいし、その場合に後述する各種処理の一部の実行をOSに肩代わりさせるものであってもよいし、所定のアプリケーションソフトやOSなどを構成する一群のプログラムファイルの一部として含まれるものであってもよい。
このシステム全体の動作を制御するCPU106は、このシステムの主記憶装置として使用されるROM114に記憶されたプログラムに基づいて各種処理を実行する。
次に、MFP100のROM114に記憶されている画像処理プログラムがCPU106に実行させる機能のうち、本実施の形態のMFP100が備える特長的な機能について説明する。
まず、本実施の形態のMFP100が備える特長的な機能について簡単に説明する。本実施の形態にかかるMPF100は、出力する画像データに対して階調処理を実行して出力するものであって、画像データからプレビュー画像を生成する際に、プレビュー倍率および画質モードに応じて、画像データに対して実行する階調処理を切り替えるものである。これにより、MFP100は、出力する画像データの画像と、プレビュー画像と、で見え方を合わせることができるので、ユーザはプレビュー画像から出力する画像データの画像のイメージを正確に把握することができる。
次に、図5および図6を用いて、本実施の形態にかかるMFP100の特長的な機能について詳細に説明する。図5は、MFPの機能構成を示すブロック図である。図6は、プレビュー画像を生成する際の画像データ処理装置2における処理の手順を示すフローチャートである。図5に示すように、MFPは、画像処理プログラムに従うことにより、受付手段511、変倍手段512、および表示手段513を実現する。
受付手段511は、操作表示装置110が有するプレビュースイッチからのプレビュー画像の表示の要求を受け付け、画像データ処理装置2(104)に対して、プレビュー画像の生成処理の開始を指示する。
本実施の形態にかかる画像データ処理装置2(104)は、受付手段511からプレビュー画像の生成処理の開始が指示されると、HDD105に記憶された画像データを用いてプレビュー画像を生成する。そして、プレビュー画像を確認した後、ユーザにより画像データの出力が指示された場合、画像データ処理装置2(104)は、HDD105に記憶された画像データに対して上述した画像処理を実行して出力する画像データを生成する。したがって、画像データ処理装置1(102)は、プレビュー画像を生成するか否かに関わらず、読取装置101で生成された画像データに対して上述の画像処理を実行し、HDD105に格納するものとする。
また、受付手段511は、プレビュースイッチからのプレビュー画像の表示の要求を受け付けると共に、倍率入力スイッチから入力指示されたプレビュー倍率(解像度)を受け付け、入力指示されたプレビュー倍率を画像データ処理装置2(104)に通知する。本実施の形態では、受付手段511は、25%、50%、100%、および200%の中から入力指示されたプレビュー倍率を受け付ける。ユーザは、操作表示装置110の倍率入力スイッチを操作してプレビュー倍率を入力指示するものとする。なお、本実施の形態にでは、25%、50%、100%、および200%の中から入力指示されたプレビュー倍率を受け付けることとしたが、これに限定するものではない。例えば、ユーザは、25%〜200%の間において1%刻みで入力指示されたプレビュー倍率を受け付けてもよい。
また、受付手段511は、カラーモード入力スイッチから入力指示されたカラーモード、および画質モード入力スイッチから入力指示された画質モード、およびテンキーから入力指示された所定の倍率を受け付け、受け付けたカラーモード、画質モード、および所定の倍率を画像データ処理装置2(104)に通知するものとする。
さらに、受付手段511は、テンキーから入力指示された所定の倍率を受け付け、受け付けた所定の倍率を画像データ処理装置2(104)に通知する。高倍率のプレビュー画像を生成する場合、画像データの画像処理に時間がかかる。しかし、本実施の形態にかかるMFP100によれば、どのくらい高倍率のプレビュー画像であれば処理時間がかかっても許容するかをユーザに設定させることができる。
画像データ処理装置2(104)の伸張処理部301およびフィルタ処理部302は、まず、受付手段511からプレビュー画像の生成処理の開始が指示されると、画像データに対する伸張処理、および受付手段511により通知された画質モードに応じた画像データの平滑化などを行う。なお、画像データ処理装置2(104)において実行される画像処理のうち、変倍部303および階調処理部305以外の各部で行われる画像処理(伸張処理、フィルタ処理、色変換)は、出力する画像データに対して実行する処理と同じ処理が行われるため、ここでは詳細な説明を省略する。
次いで、画像データ処理装置2(104)の変倍部303は、受付手段511から通知されたプレビュー倍率と、同じく受付手段511から通知された所定の倍率と、を比較して、当該プレビュー倍率が低倍率プレビューか否かを判定する(ステップS601)。本実施の形態では、変倍部303は、受付手段511から通知されたプレビュー倍率が所定の倍率である80%より高いか否かにより、低倍率プレビューか否かを判定する。例えば、変倍部303は、受付手段511から通知されたプレビュー倍率が25%または50%である場合に低倍率プレビューと判定し、受付手段511から通知されたプレビュー倍率が100%または200%である場合に高倍率プレビューと判定する。
変倍部303は、低倍率プレビューか否かを判定し、その判定結果に応じた変倍処理を画像データに実行する。
まず、変倍部303が低倍率プレビューであると判定した場合における処理について説明する。
変倍部303は、受付手段511から通知されたプレビュー倍率が所定倍率より低いため低倍率プレビューと判定した場合(ステップS601:Yes)、画像データを、受付手段511から通知されたプレビュー倍率に応じた解像度(プレビュー画像の解像度)に変倍する(ステップS602)。例えば、変倍部303は、受付手段511から通知されたプレビュー倍率が25%であり、HDD105に記憶される画像データの解像度が600dpiである場合、当該画像データを150dpi(600×25%)の画像データに変倍する。なお、色変換部304は、変倍部303により変倍された画像データに対して、受付手段511により通知されたカラーモードに応じた色変換処理を実行するものとする。
階調処理部305は、受付手段511により通知されたプレビュー倍率が所定倍率より低いために低倍率プレビューと判定された場合、出力する画像データに実行する階調処理(つまり、受付手段511に通知された画質モードに応じた階調処理)が単純二値化処理であるか否かを判断する(ステップS603)。なお、階調処理部305は、出力する画像データに実行する階調処理が多値(階調)画像を出力または擬似中間調処理である場合には(ステップS603:No)、多値(階調)画像により表現された画像データを出力し、出力する画像データに実行する階調処理が単純二値化処理である場合には(ステップS603:Yes)、画像データに対して単純二値化処理を実行する(ステップS604)。
本実施の形態では、階調処理部305は、図4に示すテーブルにおいて、受付手段511から通知された画質モードと対応付けられている出力画像の階調処理を参照して、通知された画質モードに応じた階調処理が単純二値化処理であるか否かを判断することにより、画像データに実行する階調処理を決定する。
例えば、受付手段511から通知された画質モードが白黒二値(文字モード)である場合、階調処理部305は、図4に示すテーブルにおいて白黒二値(文字モード)と対応付けられた出力画像の階調処理が単純二値化処理であるため、出力する画像データに実行する階調処理(単純二値化処理)と同様に、変倍部303により変倍された画像データに対して単純二値化処理を実行する。
一方、受付手段511により通知された画質モードが白黒二値(写真モード)である場合、階調処理部305は、図4に示すテーブルにおいて白黒二値(写真モード)と対応付けられた出力画像の階調処理(誤差拡散/ディザ処理(擬似中間調処理))が単純二値化処理でないため、出力する画像データに実行する階調処理(誤差拡散/ディザ処理(擬似中間調処理))を実行せず、変倍部303により変倍された画像データ(多値(階調)画像により表現された画像データ)を出力する。
また、受付手段511により通知された画質モードがフルカラー・グレースケール配信モードである場合、階調処理部305は、図4に示すテーブルにおいてフルカラー・グレースケール配信モードと対応付けられた出力画像の階調処理(多値(階調)画像を出力)が単純二値化処理でないため、変倍部303により変倍された画像データ(多値(階調)画像により表示された画像データ)を出力する。なお、本実施の形態では、画像データ処理装置1(102)によって多値(階調)画像により表現された画像データがHDD105に格納されるため、画質モードが白黒二値(写真モード)またはフルカラー・グレースケール配信モードの場合は、階調処理を行わずに出力する。
表示手段513は、画像データ処理装置2(104)により画像データに対して画像処理が施されると、当該画像データの画像をプレビュー画像として操作表示装置110のLCD(またはPC116の画面)に表示する。
図7は、低倍率プレビューであると判定された場合におけるプレビュー画像の一例を示す説明図である。符号701で示す図は、HDD105に格納された画像データの画像であって、低濃度の線702および当該低濃度の線より濃度が高い中濃度の図形703を含む画像の一例である。
符号704で示す図は、受付手段511により受け付けた画質モードがフルカラー・グレースケール配信モードまたは白黒二値(写真モード)である場合のプレビュー画像の一例である。
フルカラー・グレースケール配信モードが画質モードとして受け付けられた場合、画像データ処理装置2(104)は、プレビュー倍率(例えば、25%)の解像度に変倍した画像データ(多値(階調)画像により表現された画像データ)を出力する。これにより、操作表示装置110のLCD(またはPC116の画面)には、出力する画像データの画像と同じ階調性を有し、かつ符号701で示す画像を25%に縮小した画像(符号704で示す)が表示される。
また、白黒二値(写真モード)が画質モードとして受け付けられた場合、画像データ処理装置2(104)は、プレビュー倍率(例えば、25%)の解像度に変倍した画像データ(多値(階調)画像により表現された画像データ)を出力する。これにより、操作表示装置110のLCD(またはPC116の画面)には、符号701で示す画像を25%に縮小した画像(符号704で示す)が表示される。符号704で示すプレビュー画像は、当該出力する画像データの画像と同様に低濃度の線705および中濃度の図形706を含むものとなっている。
また、白黒二値(文字モード)が画質モードとして受け付けられた場合、画像データ処理装置2(104)は、画像データに対して単純二値化処理を実行し、かつプレビュー倍率(例えば、25%)の解像度に変倍する。これにより、操作表示装置110のLCD(またはPC116の画面)には、符号701で示す画像を25%に縮小した画像(符号707で示す)が表示される。符号707で示すプレビュー画像は、中濃度の図形が高濃度に変換された図形708を含むものとなっている。
つまり、低倍率プレビューであると判定された場合には、プレビュー画像自体が小さいので、大まかなイメージがつかめれば十分である。そのため、画像データ処理装置2(104)は、受け付けた画質モードおよびプレビュー倍率に応じて画像データに対して実行する階調処理を切り替えている。例えば、出力する際に誤差拡散やディザなど、中間調を表現する階調処理である擬似中間調処理が実行される画像データのプレビュー画像は、多値(階調)画像の階調性と同等の階調性で表現されている。また、出力する際に単純二値化処理が実行される画像データのプレビュー画像は、単純二値化処理が実行された画像と同じ階調性で表現されている。つまり、低倍率プレビューであると判定された場合には、プレビュー画像を多値(階調)画像か単純二値化画像のいずれかで表示する。
次に、変倍部303が高倍率プレビューであると判定した場合における処理について説明する。
変倍部303は、受付手段511から通知されたプレビュー倍率が所定倍率以上と判定した場合(高倍率プレビューであると判定した場合)(ステップS601:No)、画像データを、出力する画像データを出力する際の解像度に変倍する(ステップS605)。つまり、変倍部303は、プレビュー倍率が所定の倍率より低いか否かに応じて、画像データに対して実行する変倍処理の倍率を変更する。例えば、変倍部303は、出力する画像データの解像度が300dpiであり、HDD105に記憶される画像データの解像度が600dpiである場合、当該HDD105に記憶される画像データを300dpiに変倍する。高倍率プレビューであると判定された場合、出力する画像データの解像度に変倍した画像データに対して階調処理を実行することにより、より出力する画像データの画像の画質に近いプレビュー画像を表示可能な画像データを生成できる。
階調処理部305は、受付手段511から通知されたプレビュー倍率が所定倍率以上と判定された場合(高倍率プレビューであると判定した場合)、画像データに対して出力する画像データに対して実行する階調処理と同じ階調処理を実行する(つまり、受付手段511から通知された画質モードに応じた階調処理)(ステップS606)。本実施の形態では、階調処理部305は、図4に示すテーブルにおいて、受付手段511から通知された画質モードと対応付けられた出力画像の階調処理(高倍率プレビュー画像の階調処理)を画像データに実行する。
例えば、受付手段511により受け付けた画質モードがフルカラー・グレースケール配信モードの場合、階調処理部305は、出力する画像データに実行する階調処理と同様の階調処理であって、多値(階調)画像により表現された画像データを出力する。なお、本実施の形態では、HDD105に格納された画像データが多値(階調)画像であるため、階調処理部305は、画像データに対して階調処理を実行せずに出力するものとする。また、受付手段511により受け付けた画質モードが白黒二値(写真モード)である場合、階調処理部305は、出力する画像データに実行する階調処理と同様に、画像データに誤差拡散/ディザ処理を実行する。さらに、受付手段511により受け付けた画質モードが白黒二値(文字モード)の場合、階調処理部305は、出力する画像データに実行する階調処理と同様に、画像データに単純二値化処理を実行する。
変倍手段512は、プレビュー倍率が所定の倍率以上である場合、階調処理部305により階調処理を実行した画像データに対して、受付手段511から通知されたプレビュー倍率の解像度(プレビュー画像の解像度)に変倍する(ステップS607)。本実施の形態では、変倍手段512は、ステップS605において解像度が300dpiの画像データに変倍されているため、受付手段511から通知されたプレビュー倍率が200%である場合、300dpiの画像データを1200dpi(600dpi×200%)に変倍する。
このように、高倍率プレビューであると判定された場合は、変倍部303により画像データを出力する画像データの解像度に変倍した後、変倍手段512が画像データの解像度をプレビュー倍率に変倍する。そのため、変倍部303が、低倍率プレビューであると判定して画像データの解像度を、プレビュー倍率に変倍する場合に比べて、処理に時間がかかる。
しかし、高倍率プレビューであると判定された場合は、一度、出力する画像データと同じ解像度の画像データに変倍し、当該画像データに対して階調処理を実行しているため、階調性だけでなく文字の再現性等も出力する画像データの画像と同等のプレビュー画像を表示することができる。なお、低倍率プレビューであると判定された場合は、変倍手段512による変倍処理が行われないので、高速な処理が可能である。
表示手段513は、変倍手段512により変倍した画像データの画像をプレビュー画像として操作表示装置110のLCD(またはPC116の画面)に表示する。
図8は、高倍率プレビューであると判定された場合のプレビュー画像の一例を示す説明図である。符号801に示す図は、HDD105に格納された画像データの画像であって、低濃度の線802および当該低濃度の線より濃度が高い中濃度の図形803を含む画像の一例である。
符号804で示す図は、受付手段511により受け付けた画質モードがフルカラー・グレースケール配信モードである場合のプレビュー画像の一例である。フルカラー・グレースケール配信モードが画質モードとして受け付けられた場合、画像データ処理装置2(104)は、プレビュー倍率(例えば、100%)の解像度に変倍した画像データ(多値(階調)画像により表現された画像データ)を出力する。これにより、操作表示装置110のLCD(またはPC116の画面)には、出力する画像データの画像と同じ階調性を有し、かつ当該出力する画像データの画像と同じ解像度のプレビュー画像が表示される。符号804で示すプレビュー画像は、当該出力する画像データの画像と同様に、低濃度の線805および中濃度の図形806を含むものとなっている。
符号807で示す図は、受付手段511により受け付けた画質モードが白黒二値(写真モード)である場合のプレビュー画像の一例である。白黒二値(写真モード)が画質モードとして受け付けられた場合、画像データ処理装置2(104)は、画像データに対して誤差拡散/ディザ処理(擬似中間調処理)を実行し、かつプレビュー倍率(例えば、100%)の解像度に変倍する。これにより、操作表示装置110のLCD(またはPC116の画面)には、出力する画像データの画像と同じ階調性を有し、かつ当該出力する画像データと同じ解像度の画像が表示される。符号807で示すプレビュー画像は、当該出力する画像データの画像と同様に、低濃度の線および中濃度の図形を白点および黒点のみで表した線808および図形809を含むものとなっている。
符号810で示す図は、受付手段511により受け付けた画質モードが白黒二値(文字モード)である場合のプレビュー画像の一例である。白黒二値(文字モード)が画質モードとして受け付けられた場合、画像データ処理装置2(104)は、画像データに対して単純二値化処理を実行し、かつプレビュー倍率(例えば、100%)の解像度に変倍する。これにより、操作表示装置110のLCD(またはPC116の画面)には、出力する画像データの画像と同じ階調性を有し、かつ当該出力する画像データと同じ解像度の画像が表示される。符号810で示すプレビュー画像は、当該出力する画像データの画像と同様に、中濃度の図形が高濃度に変換された図形811を含むものとなっている。
つまり、高倍率プレビューであると判定された場合には、大きいサイズのプレビュー画像が表示されるので、低濃度の線の途切れなど、画像の細部まで出力する画像データの画像と同じ画質であることが好ましい。そのため、画像データ処理装置2(104)は、受付手段511から通知された画質モードに応じた階調処理を画像データに実行している。なお、操作表示装置110が有するLCDの大きさによっては、プレビュー画像全体が表示できず、一部分のみが表示される。その場合、LCDに表示されるプレビュー画像の表示範囲をスクロール機能によって移動させるものとする。
なお、画像データ処理装置2(104)における画像処理は、CPU106がROM114に記憶されたプログラムを実行することにより実現することも可能である、しかし、プログラムの実行により画像データ処理装置2(104)における画像処理を実現した場合には、誤差拡散処理の実行に時間がかかるが、プレビュー画像の生成処理において誤差拡散処理を行わない低倍率プレビューの場合は、高倍率プレビューよりも高速にプレビュー画像の表示が可能となる。
また、出力する画像データが、当該画像データを紙媒体に印刷して出力するプロッタ装置109に出力される場合(コピー出力の場合)、階調処理部305は、変倍部303による低倍率プレビューか否かの判定結果に関わらず、常に、画像データに対して多値(階調)画像を出力する階調処理を実行しても良い。これは、操作表示装置110に表示されたプレビュー画像と、プロッタ装置109により用紙に印刷された画像と、では、見え方が根本的に異なるからである。
このように、本実施の形態にかかるMFP100によれば、画像データからプレビュー画像を生成する際に、画像データに対して変倍処理を実行すると共に、プレビュー倍率が所定の倍率より低くかつ画質モードに応じた階調処理が単純二値化処理である場合、およびプレビュー倍率が所定の倍率以上である場合、画質モードに応じた階調処理を画像データに対して実行することにより、出力する画像データの画像と、プレビュー画像と、で見え方を合わせることができるので、ユーザはプレビュー画像から出力する画像データの画像のイメージを正確に把握することができる。
100 MFP
104 画像データ処理装置2
303 変倍部
305 階調処理部
511 受付手段
512 変倍手段
513 表示手段
104 画像データ処理装置2
303 変倍部
305 階調処理部
511 受付手段
512 変倍手段
513 表示手段
Claims (8)
- 予め設定された画質モードに応じた階調処理を実行した画像データを出力する画像処理装置であって、
前記画像データのプレビュー画像の表示要求を受け付けると共に、前記プレビュー画像を表示するプレビュー倍率を受け付ける受付手段と、
前記画像データに対して変倍処理を実行すると共に、前記受付手段により受け付けた前記プレビュー倍率が所定の倍率より低くかつ前記画質モードに応じた階調処理が中間調を表現しない前記画像データに変換する階調処理である場合、および当該プレビュー倍率が前記所定の倍率以上である場合、前記画質モードに応じた階調処理を前記画像データに対して実行する画像処理手段と、
前記画像処理手段により変倍処理および階調処理を実行した前記画像データを前記プレビュー画像として表示する表示手段と、
を備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 前記画像処理手段は、前記プレビュー倍率が前記所定の倍率より低くかつ前記画質モードに応じた階調処理が単純二値化処理である場合、前記画質モードに応じた階調処理を実行し、前記プレビュー倍率が前記所定倍率より低くかつ前記画質モードに応じた階調処理が単純二値化処理でない場合、多値階調画像により表現された前記画像データを出力することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記プレビュー倍率に従って、前記画像処理手段により変倍処理および階調処理を実行した前記画像データに対して変倍処理を実行する変倍手段をさらに備え、
前記画像処理手段は、前記プレビュー倍率が前記所定の倍率以上である場合、前記画像データを出力する際の倍率に従って、当該画像データに対して変倍処理を実行した後、当該画像データに対して階調処理を実行することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。 - 前記画像処理手段は、前記プレビュー倍率が前記所定の倍率より低い場合、前記プレビュー倍率に従って前記画像データに対して変倍処理を実行した後、当該画像データに対して階調処理を実行することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
- 前記受付手段は、さらに、前記所定の倍率の設定を受け付けることを特徴とする請求項1から4のいずれか一に記載の画像処理装置。
- 前記画像処理手段は、前記画像データが紙媒体に印刷されて出力される場合、前記プレビュー倍率に関わらず、多値階調画像により表示された前記画像データを出力することを特徴とする請求項1から5のいずれか一に記載の画像処理装置。
- 請求項1から6のいずれか一に記載の画像処理装置において実行される画像処理装置の画像処理方法。
- 請求項7に記載の画像処理装置の画像処理方法をコンピュータに実行させるための画像処理プログラム。
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