JP3964297B2 - 画像処理装置、画像処理方法、およびコンピュータが実行するためのプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、およびコンピュータが実行するためのプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処理装置、画像処理方法、およびコンピュータが実行するためのプログラムに関し、詳細には、入力されるカラー画像信号に対して適応的に画像処理を行うカラー複写機等で使用される画像処理装置、画像処理方法、およびコンピュータが実行するためのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカラー複写機では、カラースキャナによって読取られた画像信号に対して文字鮮鋭性向上のためのエッジ強調処理、網点モアレ抑制のための平滑化処理を行なう。文字鮮鋭性と網点モアレ抑制の両立のためには、画像の特徴を抽出し、その特徴に応じてエッジ強調処理と平滑化処理を切り換えたり、あるいはエッジ強調処理における強調度合いを変化させるといった適応的な処理が必要となる。
【0003】
特許文献1では、輝度(明度)信号からエッジ量を算出し、カラー画像信号に対してエッジ量に応じた適応的な輝度/色差系空間フィルタ処理を行う技術が開示されている。しかしならが、輝度(明度)信号からエッジ量を算出する場合、下地の輝度と色文字の輝度が同じ値であるような色地上色文字においてエッジ量を検出できず、エッジ強調を行なうことができないという問題がある。
【0004】
特許文献2では、明度信号L*および色度信号a*、b*を用いて文字部と絵柄部の領域判定を行なう技術が開示されている。また、特許文献3では、明度信号Yから明度エッジを判定し、色度信号Cr、Cbから色差エッジを検出する技術が開示されている。
【0005】
一般的に、カラースキャナでは、原稿からの反射光を光学フィルタによってRGBの3色に色分解し、各色の光をCCDからなるラインセンサによって読取る。したがって、この光学フィルタの分光感度特性によってスキャナから出力される信号の特性が定まる。図15は、一般的なRGBの光学フィルタの分光感度特性を示す図である。同図に示すように、特定の波長では2色ないし3色の分光感度が重複しているため、重複した波長の光に対して複数色のレスポンスが出力されてしまう。例えば、480〜600[nm]の分光特性を有するグリーンの原稿をスキャナで読み込んだ場合、スキャナからの出力信号は、G信号だけレスポンスがあることが望ましいが、実際にはR信号とB信号にも無視できない大きさのレスポンスが出力されることになる。
【0006】
したがって、特許文献1や特許文献2のように、色差(色度)を用いる方法においても、スキャナからの出力信号が上述のように色分解精度が低いため、カラー網点原稿に対して色差信号にロゼッタ模様の低周波成分が現れる。そのため、カラー網点上の文字部分でエッジを検出すると、地肌の網点部分でも比較的大きなエッジ量が検出されてしまい、しかも、地肌網点でのエッジ量にはロゼッタ模様の低周波成分が現れるので、強調ムラによる粒状性悪化の原因となってしまう。また、網点分離を行なう際にも、このロゼッタ模様による低周波成分が誤判定の原因となることがある。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−42152号公報
【特許文献2】
特開平7−307869号公報
【特許文献3】
特開2000−278452号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、画像入力手段から入力されるカラー画像に応じたRGB信号をCMY信号に変換し、色分解精度の高いCMY信号から画像特徴を高精度に抽出して、適正な画像処理を行うことが可能な画像処理装置、画像処理方法、およびコンピュータが実行するためのプログラムを提供することを目的とする。
【0009】
具体的には、例えば、原稿がCyan上のMagenta文字の場合には、原稿の色材のCMY色空間に変換することにより、文字部分はMagenta信号のみ(それ以外の色は無視できる程度の大きさ)、文字以外の部分ではCyan信号のみとして、画像の特徴抽出を高精度に行なう。また、カラー網点原稿に対しても、CMY色空間に変換することにより、各色版でのロゼッタ模様の低周波成分を減少させ、エッジ量にロゼッタ模様の低周波成分が発生したり、像域分離で誤分離が発生することを防止することを目的とする。
【0010】
また、一般の印刷網点原稿とカラー複写機で複写した原稿とでは、原稿の色材が異なるため、色分解精度の高いCMY信号に変換するための変換係数が大きく異なる。
【0011】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、原稿種モードに応じてCMY色空間への変換係数を変更することにより、色分解精度の高いCMY信号を得ることが可能な画像処理装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1にかかる発明は、カラー画像に応じたRGB信号を入力するための画像入力手段と、前記画像入力手段から入力されるRGB信号を原稿の色材特性に応じたCMY信号に変換する第1の色変換手段と、前記第1の色変換手段で得たCMY信号に基づき画像特徴を抽出する画像特徴抽出手段と、前記カラー画像に応じたRGB信号に対して、前記画像特徴抽出手段によって抽出された画像特徴に応じた画像処理を行う画像処理手段と、前記画像処理手段によって画像処理されたRGB信号を画像出力手段が出力可能な色再現範囲のCMY信号に変換する第2の色変換手段と、を備えたことを特徴とする。
【0013】
上記発明によれば、画像入力手段は、カラー画像に応じたRGB信号を入力し、第1の色変換手段は、画像入力手段から入力されるRGB信号をCMY信号に変換し、画像特徴抽出手段はCMY信号から画像特徴を抽出し、適応画像処理手段は画像特徴抽出手段によって抽出された画像特徴に応じて、カラー画像に応じたカラー画像信号に適応的に画像処理を行う。
【0014】
また、請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記画像特徴抽出手段は、前記画像特徴としてエッジ量を算出することを特徴とする。
【0015】
上記発明によれば、画像特徴抽出手段は、画像特徴としてエッジ量を算出する。
【0016】
また、請求項3にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記画像特徴抽出手段は、前記画像特徴として画像の領域を分離する像域分離信号を算出することを特徴とする。
【0017】
上記発明によれば、画像特徴抽出手段は、画像特徴として画像の領域を分離する像域分離信号を算出する。
【0034】
また、請求項4にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記第1の色変換手段は、前記RGB信号から前記CMY信号に色変換する際の変換係数を原稿種モードに応じて切り替えることを特徴とする。
【0035】
上記発明によれば、第1の色変換手段は、RGB信号からCMY信号に色変換する際の変換係数を原稿種モードに応じて切り替える。
【0036】
また、請求項5にかかる発明は、請求項4にかかる発明において、前記原稿種モードは、印刷原稿モード、印画紙原稿モード、または複写原稿モード(ジェネレーションモード)であることを特徴とする。
【0037】
上記発明によれば、原稿種モードを、印刷原稿モード、印画紙原稿モード、または複写原稿モード(ジェネレーションモード)とする。
【0038】
また、請求項6にかかる発明は、カラー画像に応じたRGB信号の入力を受け付ける画像入力工程と、前記画像入力工程で入力されるRGB信号を原稿の色材特性に応じたCMY信号に変換する第1の色変換工程と、前記第1の色変換工程で得たCMY信号に基づき画像特徴を抽出する画像特徴抽出工程と、前記カラー画像に応じたRGB信号に対して、前記画像特徴抽出工程で抽出された画像特徴に応じた画像処理を行う画像処理工程と、前記画像処理工程によって画像処理されたRGB信号を画像出力手段が出力可能な色再現範囲のCMY信号に変換する第2の色変換工程と、を含むことを特徴とする。
【0039】
上記発明によれば、カラー画像に応じたRGB信号を入力し、RGB信号をCMY信号に変換し、CMY信号から画像特徴を抽出し、抽出された画像特徴に応じて、カラー画像に応じたカラー画像信号に適応的に画像処理を行う。
【0040】
また、請求項7にかかる発明は、コンピュータが実行するプログラムにおいて、
カラー画像に応じたRGB信号の入力を受け付ける画像入力工程と、前記画像入力工程で入力されるRGB信号を原稿の色材特性に応じたCMY信号に変換する第1の色変換工程と、前記第1の色変換工程で得たCMY信号に基づき画像特徴を抽出する画像特徴抽出工程と、前記カラー画像に応じたRGB信号に対して、前記画像特徴抽出工程で抽出された画像特徴に応じた画像処理を行う画像処理工程と、前記画像処理工程によって画像処理されたRGB信号を画像出力手段が出力可能な色再現範囲のCMY信号に変換する第2の色変換工程と、をコンピュータに実現させることを特徴とする。
【0041】
上記発明によれば、コンピュータでプログラムを実行することにより、カラー画像に応じたRGB信号を入力するための工程と、前記RGB信号をCMY信号に変換する工程と、前記CMY信号から画像特徴を抽出する工程と、前記抽出された画像特徴に応じて、前記カラー画像にかかるカラー画像信号に適応的に画像処理を行う工程とを実現する。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明にかかる画像処理装置、画像処理方法、およびコンピュータが実行するためのプログラムの好適な実施の形態を、(実施の形態1)、(実施の形態2)、(実施の形態3)、(実施の形態4)、(実施の形態5)の順に詳細に説明する。以下の実施の形態では、画像処理装置をカラー複写機に適用した場合について説明する。
【0043】
(実施の形態1)
実施の形態1にかかる画像処理装置を図1〜図6を参照して説明する。図1は実施の形態1の画像処理装置の全体構成を示すブロック図である。画像処理装置は、図1に示す如く、スキャナ部1と、スキャナγ処理部2と、フィルタ処理部21と、色補正部3と、BG/UCR部4と、プリンタγ補正部5と、中間調処理部6と、プリンタ部7と、色変換部22と、エッジ量算出部23とを備えている。
【0044】
上記画像処理装置の動作の概略を説明する。スキャナ部1は、カラー原稿を光学的に読み取り、8bit(0〜255)のデジタルカラー画像信号へ光電変換した後、公知のシェーディング補正を実行して、rgb(red、green、blue)信号をスキャナγ補正部2に出力する。
【0045】
スキャナγ補正部2は、スキャナ部11から入力されるrgb(red、green、blue)信号を、LUT(look Up Table)等を使用して、濃度信号であるRGB信号に変換し、RGB信号をフィルタ処理部21および色変換部22に出力する。
【0046】
色変換部22は、スキャナγ補正部2から入力されるRGB信号をCMY信号に変換し、C、M信号をエッジ量算出部23に出力する。エッジ量算出部23は、色変換部22から入力されるC、M信号のエッジ量を検出して、フィルタ処理部21に出力する。
【0047】
フィルタ処理部21は、スキャナγ補正部2から入力されるRGB信号に対して、エッジ量処理部23から入力されるエッジ量に基づいて、後述する適応フィルタ処理を行って、処理後のRGB信号を色補正部3に出力する。
【0048】
色補正部3は、フィルタ処理部21から入力される適応フィルタ処理後のRGB信号をCMY(Cyan、Magenta、Yellow)信号に変換して、CMY信号をBG/UCR部4に出力する。ここで、色補正処理としては、例えば、下式(1)のような演算が行われる。
【0049】
C=α11×R+α12×G+α13×B+β1
M=α21×R+α22×G+α23×B+β2
Y=α31×R+α32×G+α33×B+β3 ・・・(1)
但し、α11〜α33およびβ1〜β3は、予め定められた色補正係数で、出力されるCMY信号も8bit(0〜255)の信号とする。
【0050】
BG/UCR部4は、色補正部3から入力されるCMY信号に基づいて、墨成分であるK信号を生成(BG)するとともに、CMY信号から下色除去(UCR)を行って、CMYK信号をプリンタγ補正部5に出力する。ここで、K信号の生成およびCMY信号からの下色除去は、例えば、下式(2)により行うことができる。
【0051】
K =Min(C、M、Y)×β4
C’=C−K×β5
M’=M−K×β5
Y’=Y−K×β5 ・・・(2)
【0052】
但し、Min(C、M、Y)は、CMY信号のうち最小のものを表す。
β4、β5は予め定められた係数で8bitの信号とする。
【0053】
プリンタγ補正部5は、入力されたCMYK信号の各色に対して、プリンタのγ特性に対応させるために、LUTによりγ補正処理を行い、γ補正後のCMYK信号を中間調処理部6に出力する。
【0054】
中間調処理部6は、プリンタγ補正部5から入力されるプリンタγ補正処理後のCMYK信号に、公知のディザ処理や誤差拡散処理等の擬似中間調処理を行ってプリンタ部7に出力する。プリンタ部7は、中間調処理部6から入力される疑似中間調処理後のCMYK信号に対して、一連の作像プロセスを実行して、紙などに印字する。
【0055】
つぎに、本発明の特徴的な部分である、色変換部22、エッジ量算出部23、およびフィルタ処理部21を詳細に説明する。
【0056】
[色変換部22]
色変換部22は、スキャナγ補正部2から入力されるスキャナγ補正処理後のRGB信号をCM(Cyan、Magenta)信号に変換して、エッジ量算出部23に出力する。このRGB−CM変換は、下式(3)によって行うことができる。
【0057】
C=α11’×R+α12’×G+α13’×B+β1’
M=α21’×R+α22’×G+α23’×B+β2’・・・(3)
但し、α11’〜α23’、β1’〜β2’は予め定められた定数である。
【0058】
上記式(3)において、原稿の色材に応じてα11’〜α23’およびβ1’〜β2’の最適値も異なる。しかるに、様々な種類の原稿に対して原稿毎に異なる係数を用いることは不可能であるため、スキャナγ補正処理後のRGB信号を原稿のプロセス色であるCMY信号に高精度に分解するためには、原稿種モード(印刷原稿モード、複写原稿モード(ジェネレーションモード)、印画紙原稿モードなど)に応じて、α11’〜α23’およびβ1’〜β2’の値を変更することが望ましい。
【0059】
例えば、印刷原稿モードの場合は、代表的な印刷インクを想定して色分解精度が高くなるような係数を用いる。複写原稿モードの場合は、複写機のトナーを想定して色分解精度が高くなるような係数を用いる。なお、原稿種モードにかかわらず、例えば上述の色補正部3で使用される上記式(1)のα11〜α23およびβ1〜β2を用いることも可能であるが、この場合には印刷原稿に対する色分解精度はやや悪くなる。
【0060】
エッジ量算出部23
エッジ量算出部23は、色変換部22から入力されるCM信号からエッジ量を算出する。図2はエッジ量算出部23の詳細な構成を示すブロック図である。エッジ量算出部23は、図2に示す如く、エッジ量算出フィルタ部51C、51M、最大値選択部52C、52M、定倍処理部55C、55Mと、最大値選択部53と、LUT54から構成されている。
【0061】
エッジ量算出フィルタ部51C、51Mは、同一のハードウエア構成で構成されており、C信号、M信号に対して、それぞれ、図3に示す4方向の1次微分フィルタにより4方向の(4つの)エッジ量の絶対値を算出して、最大値選択部52にそれぞれ出力する。
【0062】
最大値選択部52C、52Mは、C信号、M信号にかかる4方向のエッジ量の最大値を選択して、定倍処理部55M、55Cに出力する。定倍処理部55Cは、C信号のエッジ量の最大値に定数1を乗算して、最大値選択部53に出力する。定倍処理部55Mは、M信号のエッジ量の最大値に定数2を乗算して、最大値選択部53に出力する。なお、定数1および定数2はC信号エッジ量とM信号エッジ量の大きさを調整するための定数である。
【0063】
最大値選択部53は、(C信号のエッジ量×定数1)と(M信号のエッジ量×定数2)のいずれか大きい方を選択してLUT54に出力する。
【0064】
LUT54は、最大値選択部53から入力される(C信号のエッジ量×定数1)または(M信号のエッジ量×定数2)を所望のフィルタ強度となるようにエッジ量を変換して出力する。
【0065】
フィルタ処理部21
フィルタ処理部21は、スキャナγ補正部2から入力されるRGB信号に対して、エッジ量処理部23から入力されるエッジ量に基づいて適応フィルタ処理を行って、処理後のRGB信号を色補正部3に出力する。図4は、図1のフィルタ処理部21の詳細な構成を示すブロック図である。
【0066】
フィルタ処理部21は、図4に示す如く、平滑化フィルタ部61R、61G、61B、ラプラシアンフィルタ部62R、62G、62B、乗算器64R、64G、64B、加算器65R、65G、65Bを備えている。
【0067】
平滑化フィルタ部61R、61G、61Bは、同一のハードウエア構成となっており、スキャナγ補正部2から各々入力されるR信号、G信号、B信号に対して、各々図5に示すフィルタ係数の平滑化フィルタで公知の平滑化フィルタ処理を行い、ラプラシアンフィルタ部62R、62G、62Bおよび加算器65R、65G、65Bにそれぞれ出力する。
【0068】
ラプラシアンフィルタ部62R、62G、62Bは、平滑化フィルタ処理部61R、61G、61Bから各々入力される平滑化後のR信号、G信号、B信号を、各々、図6に示すフィルタ係数のラプラシアンフィルタにより公知のラプラシアンフィルタ処理を行い、乗算器64R、64G、64Bにそれぞれ出力する。
【0069】
乗算器64R、64G、64Bは、ラプラシアンフィルタ部62R、62G、62Bからそれぞれ入力されるR、G、B信号と、エッジ量算出部23からそれぞれ入力されるエッジ量とを乗算して、加算器65R、65G、65Bにそれぞれ出力する。
【0070】
加算器65R、65G、65Bは、乗算器64R、64G、64Bから入力される出力と、平滑化フィルタ処理部61R、61G、61Bから入力される出力とを各々加算して、色補正部3に出力する。
【0071】
以上説明したように、実施の形態1によれば、色変換部22は、RGB信号をCMY信号に変換し、エッジ量算出部23は、色分解精度の高いCM信号から画像特徴としてエッジ量を算出し、フィルタ処理部21は、このエッジ量に基づいて、RGB信号に対して適応フィルタ処理を行うこととしたので、色分解性度の低いスキャナγ補正処理後のRGB信号(またはRGB信号から算出する輝度(明度)・色差(色度)信号)からエッジ量を算出する場合に比して、色地上の色文字におけるエッジ量を高くとることができ、十分なエッジ強調を施すことが可能となる。
【0072】
具体的には、スキャナγ補正処理後のRGB信号では、例えばRed上のGreen文字に対して、下地ではR信号だけでなくその他の色信号も混ざり、文字部でもGreen信号だけでなくその他の色が混ざってしまう。したがって、色差信号からエッジ量を抽出しても十分なエッジ量が抽出できない可能性がある。これに対して、CM信号では、Cyan上のMagenta文字を考えたときに、下地はC信号のみ(M信号はほとんど無視できるレベル)であり、文字部はM信号のみ(C信号はほとんど無視できるレベル)となる。したがって、M信号だけを見れば、白地上のMagenta文字と同じ状態であり、十分なエッジ量を抽出することが可能である。
【0073】
なお、実施の形態1においては、Y信号をエッジ量の算出に使用しないようにしているが、Y信号を加えてCMY信号にてエッジ量を算出することにしても良い。この場合、図2のエッジ量算出フィルタ部51、最大値選択部52、定倍処理部55がもう1色分必要となる。但し、一般的にY信号は、明度の高い色であるため人間の視覚特性上エッジ強調の必要性が低いことから、CM信号のみで十分であると言える。
【0074】
また、実施の形態1では、C信号とM信号に対して独立にエッジ量を算出したが、予め、CM信号またはCMY信号を合成し、例えば、(C+M)/2、max(C、M、Y)のような信号を使用して単一の信号によりエッジ量を算出することにしても良い。この場合、各々の信号によってエッジ量を算出するよりも多少精度的には劣るが、エッジ量算出が1系統ですむのでハード量を低減できるメリットがある。
【0075】
(実施の形態2)
実施の形態2にかかる画像処理装置を図7を参照して説明する。図7は実施の形態2の画像処理装置の全体構成を示すブロック図である。実施の形態2の画像処理装置は、図1(実施の形態1)の画像処理装置において、色補正部3とフィルタ処理部21の配置順序を入れ替えた構成としたものである。実施の形態1(図1参照)では、RGB信号に対してフィルタ処理を行なっていたが、実施の形態2では、CMY信号にフィルタ処理を行なう。
【0076】
色補正部3は、スキャナγ補正部2から入力されるRGB信号をCMY信号に変換し、CMY信号をフィルタ処理部21に出力する。ここで、色補正部3で行うRGB信号からCMY信号への変換は、出力プリンタの色再現範囲に合わせるための変換であるのに対して、色変換部22でのRGB信号からCM信号への変換は、色分解精度の低いRGB信号から色分解精度の高いCMY信号に変換するためのものであり、その役割が異なっている。
【0077】
フィルタ処理部21は、色補正部3から入力されるCMY信号に対して、エッジ量処理部23から入力されるエッジ量に基づいて、適応フィルタ処理を行って、処理後のCMY信号をBG/UCR部4に出力する。
【0078】
したがって、実施の形態2の画像処理装置の構成においても、エッジ量算出を、色補正部3から出力されるCM信号でなく、別途設けた色変換部22から出力されるCM信号から算出することによって、精度の高いエッジ量を得ることができる。
【0079】
なお、実施の形態1で説明したように、印刷原稿に対する色分解精度がやや悪くなる代わりに色変換部22の変換係数を色補正部3で使用される上記式(1)のα11〜α23およびβ1〜β2で代用することもできる。この場合、図7の構成では、色変換部22と色補正部3を共通化することが可能であるので、RGB信号からCMY信号への変換回路が1つで済むため、ハード量を低減することが可能となる。
【0080】
(実施の形態3)
実施の形態3にかかる画像処理装置を図8〜図11を参照して説明する。図8は実施の形態3の画像処理装置の全体構成を示すブロック図である。図8に示す画像処理装置は、図1の構成において、色変換部31、色変換部33、像域分離部34を設けたものである。図8において、図1と同等機能を有する部位には同一符号を付し、その説明は省略し、ここでは異なる部分(色変換部31および色変換部33、フィルタ処理部32、像域分離部34)についてのみ説明する。
【0081】
[像域分離部34]
図9は、図8の像域分離部34の詳細な構成を示すブロック図である。領域分離部34は、図8に示す如く、色判定部1301、エッジ検出部1302、網点検出部1303、判定部1304から構成されている。
【0082】
色判定部1301は、スキャナγ補正部2から入力されるRGB信号に基づいて注目画素(または注目ブロック)が黒画素(無彩)か色画素(有彩)かを判定し、判定結果を判定部1304に出力する。具体的には、例えば、R>Thr1、G>Thr2、かつB>Thr3の場合に黒画素と判定し、それ以外では色画素と判定する。
【0083】
エッジ検出部1302および網点検出部1303は、スキャナγ補正部2から入力されるG信号に基づいて、それぞれ、注目画素(または注目ブロック)がエッジおよび網点であるか否かを判定して、判定結果を判定部1304に出力する。この判定方法は、例えば、「文字/絵柄(網点、写真)混在画像の像域分離方式」(電子情報通信学会論文誌 Vol.J75−D−II No.1 pp.39−47 1992年1月)に記載された技術などを用いれば良く、エッジの検出は高濃度レベルまたは低濃度レベルの画素の連続性に基づいて行ない、網点の検出には所定領域内のピーク画素の数に基づいて行なう。
【0084】
判定部1304は、色判定部1301、エッジ検出部1302、および網点検出部1303の判定結果に基づいて、注目画素(または注目ブロック)が黒文字/色文字/絵柄領域(無彩)/絵柄領域(有彩)のいずれかであるかを判定して、その判定結果を像域分離信号としてフィルタ処理部32に出力する。
【0085】
具体的には、「エッジ」かつ「非網点」の場合には「文字」と判定し、それ以外の場合は「絵柄領域」と判定する。さらに、色判定の結果(有彩/無彩)により、「文字」かつ「有彩」の場合には「色文字」、「文字」かつ「無彩」の場合には「黒文字」、「絵柄領域」かつ「有彩」の場合には「絵柄領域(有彩)」、「絵柄領域」かつ「無彩」の場合には「絵柄領域(無彩)」と判定する。
【0086】
[色変換部31]
色変換部31は、RGB信号を輝度/色差信号であるLUV信号(Lが輝度信号で、UVは色差信号である。)に変換して、フィルタ処理部32に出力する。RGB信号からLUV信号への変換は、例えば、下式(4)によって行うことができる。
【0087】
L=floor{(R+2×G+B)/4}
U=R−G
V=B−G ・・・(4)
但し、floor{ }はフロアー関数を表す。
【0088】
[フィルタ処理部32]
フィルタ処理部32には、色変換部31からLUV信号、エッジ量算出部23からエッジ量、像域分離部34から像域分離信号が入力される。図10は、図8のフィルタ処理部32の詳細な構成を示すブロック図である。
【0089】
フィルタ処理部32は、図10に示す如く、平滑化処理部81L、81U、81V、ラプラシアンフィルタ部62L、62U、62V、乗算器64L、64U、64V、加算器65L、65U、65V、エッジ強調量制御部82を備えている。
【0090】
平滑処理部81L、81U、81Vは、色変換部31から入力されるLUV信号に対して平滑化処理を施してラプラシアンフィルタ部62L、62U、62Vにそれぞれ出力する。図11は、平滑処理部81L、81U、81Vの詳細な構成を示すブロック図である。平滑処理部81L、81U、81Vは同一のハードウエア構成であるので、図11では、平滑処理部81として図示する。平滑処理部81は、図11に示す如く、平滑化フィルタ71と、セレクタ72とを備えている。
【0091】
図11に示す平滑処理部81において、色変換部31から出力されるLUV信号は、平滑化フィルタ71およびセレクタ72に入力される。平滑化フィルタ81は、色変換部31から入力されるLUV信号に対して平滑化処理を行って平滑化したLUV信号をセレクタ72に出力する。
【0092】
セレクタ72は、像域分離部34から入力される像域分離信号に基づいて、色変換部31から入力される未平滑のLUV信号(未平滑の信号)と、平滑化フィルタ81から入力される平滑化されたLUV信号のいずれかを選択してラプラシアンフィルタ62および加算器にそれぞれ出力する。具体的には、セレクタ72では、像域分離信号が黒文字/色文字を示す場合には未平滑のLUV信号が選択され、像域分離信号が絵柄領域を示す場合には平滑化されたLUV信号が選択される。
【0093】
図10において、ラプラシアンフィルタ部62L、62U、62Vは、平滑化処理部81L、81U、61Vから各々入力されるL信号、U信号、V信号に対して、ラプラシアンフィルタ処理を行い、乗算器64R、64G、64Bにそれぞれ出力する。
【0094】
エッジ強調量制御部82は、エッジ量算出部23から入力されるエッジ量と像域分離部34から入力される像域分離信号とに基づいて、輝度強調量(edge_Y)と色差強調量(edge_UV)を算出して、輝度強調量(edge_Y)を乗算器に出力し、また、色差強調量(edge_UV)を乗算器 に出力する。具体的には、下記式(4)の如くして、輝度強調量(edge_Y)と色差強調量(edge_UV)が算出される。
【0095】
Figure 0003964297
ここで、Eoutは、エッジ量算出部23から出力されるエッジ量
constは、文字の強調度合いを決める値であり、通常はEoutの最大値(またはそれ以上)の値とする。
【0096】
上記式(4)では、黒文字に対しては輝度のみ大きな強調を行ない、色文字に対しては色差に対してのみ大きな強調を行なう。また、絵柄領域に対しては無彩か有彩かによって輝度または色差にエッジ量に応じた強調を行なう。
【0097】
乗算器64Lは、ラプラシアンフィルタ部62Lから入力されるL信号と、エッジ強調量制御部82から入力される輝度強調量(edge_Y)とを乗算して加算器65Lに出力する。乗算器64U、64Vは、ラプラシアンフィルタ部62U、62Vから入力されるU信号、V信号と、エッジ強調量制御部82から入力される色差強調量(edge_UV)とをそれぞれ乗算して加算器65U、65Vに出力する。
【0098】
加算器65L、65U、65Vは、乗算器64L、64U、64Vから入力される出力と、平滑化処理部81L、81U、81Vから入力される出力とを各々加算して、色補正部3に出力する。
【0099】
[色変換部33]
色変換部33は、フィルタ処理部32から入力されるLUV信号を、例えば、下式(5)を使用してRGB信号に変換して、色補正部3に出力する。
【0100】
G=L−floor{(U+V)/4}
R=U+G
B=V+G ・・・(5)
【0101】
なお、上記式(4)、(5)では、floor関数を使用しているが、空間フィルタ処理においては必ずしもfloor関数を使用する必要はなく、四捨五入や切り捨て等を実施しても良い。
【0102】
以上説明したように、実施の形態3によれば、フィルタ処理部32では、CM信号から算出したエッジ量とRGB信号から算出した像域分離信号とに基づいて、LUV信号に対して、輝度/色差の強調を行なうこととしたので、黒文字に対しては色つきを抑制し、また、色文字に対しては色濁りを防止したエッジ強調を行なうことが可能となる。また、実施の形態1と同様に、エッジ量をCM信号から算出しているので、エッジ量を色分解性度の低いスキャナγ補正処理後のRGB信号(またはRGB信号から算出する輝度(明度)・色差(色度)信号)から算出する場合に比して、色地上の色文字におけるエッジ量を高くとることが可能である。
【0103】
(実施の形態4)
実施の形態4にかかる画像処理装置を図12を参照して説明する。図12は実施の形態4にかかる画像処理装置の全体構成を示すブロック図である。実施の形態4の画像処理装置は、図3(実施の形態3)の画像処理装置において、像域分離部1401がRGB信号の換わりに輝度色差信号であるLUV信号を使用して像域分離を行う構成としたものである。
【0104】
像域分離部1401は、色変換部31から入力されるLUV信号に基づいて、像域分離を行い、像域分離信号をフィルタ処理部32に出力する。LUV信号を用いた像域分離方法としては、例えば、特開平5−145750号公報などに開示されている方法を使用することができる。かかる特開平5−145750号公報では、L*a*b*信号のL*信号から文字/中間調(絵柄)を判定し、a*b*信号からカラー/白黒の判定を行なっている。LUV信号の場合もL*a*b*信号の場合と同様な方法で像域分離を行うことができる。
【0105】
このように、公知の輝度色差信号による像域分離技術と組み合わせても実施の形態3と同様の効果を得ることが可能である。像域分離とフィルタ処理を同じ輝度色差信号で行なうため、ラインメモリを共通化することができ、ハード規模を抑えることが可能となる。
【0106】
(実施の形態5)
実施の形態5にかかる画像処理装置を図13〜図14を参照して説明する。図13は実施の形態5にかかる画像処理装置の全体構成を示すブロック図である。図13において、図1と同等機能を有する部位には同一符号を付してその説明は省略し、ここでは異なる部分(色変換部41、像域分離部42)についてのみ説明する。
【0107】
色変換部41は、スキャナγ補正部2から入力されるスキャナγ補正処理後のRGB信号をCMY信号に変換し、CMY信号を像域分離部42に、CM信号をエッジ量算出部23に出力する。
【0108】
エッジ量算出部23の動作は実施の形態1(図1)と同様であるのでその説明は省略する。
【0109】
図14は、図13の像域分離部42の詳細な構成を示すブロック図である。像域分離部42は、図14に示す如く、色判定部901と、エッジ検出部902と、網点検出部903と、判定部904とから構成されている。
【0110】
色判定部901は、色変換部41から入力されるRGB信号に基づいて注目画素(または注目ブロック)が黒画素(無彩)か色画素(有彩)かを判定して判定結果を判定部904に出力する。具体的には、例えば、C>Thr1、M>Thr2、かつY>Thr3の場合に黒画素と判定し、それ以外では色画素と判定する。
【0111】
エッジ検出部902は、色変換部42から入力されるCM信号に基づいて、注目画素(または注目ブロック)がエッジであるか否かを判定して、判定結果を判定部904に出力する。より具体的には、エッジ検出部902は、C信号およびM信号について、それぞれ実施の形態3(図9)と同様の判定方法でエッジか否かの判定を行い、さらに、C信号とM信号の少なくとも一方がエッジと判定された場合にはエッジであることを示す判定結果を出力し、C信号とM信号の両方ともエッジでないと判定された場合にのみ非エッジであることを示す判定結果を出力する。
【0112】
網点検出部903は、色変換部42から入力されるCMY信号に基づいて、注目画素(または注目ブロック)がエッジであるか否かを判定して、判定結果を判定部904に出力する。より具体的には、網点検出部903は、実施の形態3と同様の判定方法で、C、M、Yの各版毎にピークを検出して網点か否かの判定を行ない、C信号、M信号、Y信号のいずれか1つでも網点であると判定された場合には網点であることを示す信号を出力し、C、M、Yの3版とも網点でないと判定された場合にのみ非網点であることを示す信号を出力する。
【0113】
判定部904は、実施の形態3と同様な方法で判定を行い、色判定部901、エッジ検出部902、および網点検出部903の判定結果に基づいて、注目画素(または注目ブロック)が黒文字/色文字/絵柄領域(無彩)/絵柄領域(有彩)のいずれかであるかを判定して、その判定結果を像域分離信号としてフィルタ処理部32に出力する。
【0114】
以上説明したように、本実施の形態5によれば、像域分離部42では、像域分離をCMY信号で行なうこととしたので、網点検出を容易かつ高精度に行なうことが可能となる。すなわち、カラー網点原稿はCMY各版の単色網点に分解され、ロゼッタ模様はほとんど無視できる程度に減少するため、RGB信号や輝度色差信号による像域分離に比べて、網点分離におけるピーク検出を非常に容易に行なうことができ、誤分離も少なくなる。
【0115】
また、色判定では、色分解精度の低いRGB信号や輝度色差信号で行うと誤判定を起こしやすい。例えば濃いMagenta(Red+Blue)原稿に対して、RGB信号では色分解精度が低いため、R信号およびB信号が大きな値となるだけでなく、G信号にも比較的大きな値が現れてしまい、無彩と誤判定される場合がある。これに対して、色分解精度の高いCMY信号では、例えば濃いGreen(Cyan+Yellow)原稿に対して、C信号およびY信号は大きな値となるが、M信号は小さな値となるので、無彩と誤判定されることはない。すなわち、色分解精度の高いCMY信号で色判定を行なうことにより、高精度な有彩/無彩の判定を行なうことが可能となる。さらに、像域分離とエッジ量算出を同じCMY色空間で行なっているので、ラインメモリを共通化することができ、ハード規模を抑えることができる。
【0116】
実施の形態1〜5では、RGB空間、CMY空間、およびLUV空間における適応フィルタ処理について説明したが、本発明の要旨はCMY色空間に変換した信号からエッジ量算出または像域分離を行なうことにあり、フィルタ処理の色空間はこれらの色空間に限定されるものではなく、L*a*b*空間やYCbCr空間などその他の色空間を使用しても良い。また、フィルタ処理部の構成(平滑および強調の方法)は、例えば前述の従来技術や特開2001−24898号公報等に記載の公知の技術を用いてもよい。
【0117】
また、フィルタ処理以外のBG/UCR処理、プリンタγ補正処理、中間調処理や図示していない圧縮、変倍処理においても、このCMY色空間に変換した信号から抽出した画像特徴を用いて適応処理を行なうことが可能である。
【0118】
なお、実施の形態1〜5においては、スキャナで画像データを読取る例を示したが、LAN等の転送路を介して画像データを受信することにしても良い。また、出力装置もプリンタに限定されず、ディスプレイ等の表示装置に表示する場合やハードディスク等の記憶装置へ蓄積するような場合においても適用可能である。
【0119】
また、本発明の画像処理装置は、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インターフェイス機器、スキャナ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器から構成される装置(例えば、複写機、デジタル複合機、ファクシミリ装置など)に適用しても良い。
【0120】
また、本発明の目的は、上述した画像処理装置の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータ(または、CPU、MPU、DSP)が記録媒体に格納されたプログラムコードを実行することによっても達成することが可能である。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した画像処理装置の機能を実現することになり、そのプログラムコードまたはそのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記録媒体としては、FD、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリ、ROMなどの光記録媒体、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、半導体記録媒体を使用することができる。
【0121】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した画像処理装置の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した画像処理装置の機能が実現される場合も含まれること言うまでもない。
【0122】
また、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した画像処理装置の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0123】
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で適宜変形して実行可能である。
【0124】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1にかかる画像処理装置によれば、カラー画像に応じたRGB信号を入力するための画像入力手段と、前記画像入力手段から入力されるRGB信号を原稿の色材特性に応じたCMY信号に変換する第1の色変換手段と、前記第1の色変換手段で得たCMY信号に基づき画像特徴を抽出する画像特徴抽出手段と、前記カラー画像に応じたRGB信号に対して、前記画像特徴抽出手段によって抽出された画像特徴に応じた画像処理を行う画像処理手段と、前記画像処理手段によって画像処理されたRGB信号を画像出力手段が出力可能な色再現範囲のCMY信号に変換する第2の色変換手段と、を備えたこととしたので、画像入力手段から入力されるカラー画像に応じたRGB信号をCMY信号に変換し、色分解精度の高いCMY信号から画像特徴を高精度に抽出して、適正な画像処理を行うことが可能となるという効果を奏する。
【0125】
また、請求項2にかかる画像処理装置によれば、請求項1にかかる発明において、前記画像特徴抽出手段は、前記画像特徴としてエッジ量を算出することとしたので、請求項1にかかる発明の効果に加えて、色地上色文字に対して高いエッジ量をとることができ、十分なエッジ強調処理を行なうことが可能となるという効果を奏する。
【0126】
また、請求項3にかかる画像処理装置によれば、請求項1にかかる発明において、前記画像特徴抽出手段は、前記画像特徴として画像の領域を分離する像域分離信号を算出することとしたので、請求項1にかかる発明の効果に加えて、像域分離を色分解精度の高いCMY信号で行なうことにより、色判定における誤判定を減少させることができ、また、網点分離も高精度に行なうことが可能となるという効果を奏する。
【0135】
また、請求項4にかかる画像処理装置によれば、請求項1にかかる発明において、前記第1の色変換手段は、前記RGB信号から前記CMY信号に色変換する際の変換係数を原稿種モードに応じて切り替えることとしたので、請求項1にかかる発明の効果に加えて、原稿種モードに応じてCMY色空間への変換係数を切り替えることにより、印刷原稿や複写原稿など色材の特性が大きく異なる原稿に対してそれぞれに適切な変換係数を用いることができ、色分解精度をより高くすることが可能となるという効果を奏する。
【0136】
また、請求項5にかかる画像処理装置によれば、請求項4にかかる発明において、前記原稿種モードは、印刷原稿モード、印画紙原稿モード、または複写原稿モード(ジェネレーションモード)であることとしたので、請求項12にかかる発明の効果に加えて、印刷原稿モード、印画紙原稿モード、または複写原稿モード(ジェネレーションモード)の場合にCMY信号の色分解精度を高めることが可能となるという効果を奏する。
【0137】
また、請求項6にかかる画像処理方法によれば、カラー画像に応じたRGB信号の入力を受け付ける画像入力工程と、前記画像入力工程で入力されるRGB信号を原稿の色材特性に応じたCMY信号に変換する第1の色変換工程と、前記第1の色変換工程で得たCMY信号に基づき画像特徴を抽出する画像特徴抽出工程と、前記カラー画像に応じたRGB信号に対して、前記画像特徴抽出工程で抽出された画像特徴に応じた画像処理を行う画像処理工程と、前記画像処理工程によって画像処理されたRGB信号を画像出力手段が出力可能な色再現範囲のCMY信号に変換する第2の色変換工程と、を含むこととしたので、画像入力手段から入力されるカラー画像に応じたRGB信号をCMY信号に変換し、色分解精度の高いCMY信号から画像特徴を高精度に抽出して、適正な画像処理を行うことが可能となるという効果を奏する。
【0138】
また、請求項7にかかるコンピュータが実行するためのプログラムによれば、コンピュータが実行するプログラムにおいて、カラー画像に応じたRGB信号の入力を受け付ける画像入力工程と、前記画像入力工程で入力されるRGB信号を原稿の色材特性に応じたCMY信号に変換する第1の色変換工程と、前記第1の色変換工程で得たCMY信号に基づき画像特徴を抽出する画像特徴抽出工程と、前記カラー画像に応じたRGB信号に対して、前記画像特徴抽出工程で抽出された画像特徴に応じた画像処理を行う画像処理工程と、前記画像処理工程によって画像処理されたRGB信号を画像出力手段が出力可能な色再現範囲のCMY信号に変換する第2の色変換工程と、を実現することとしたので、画像入力手段から入力されるカラー画像に応じたRGB信号をCMY信号に変換し、色分解精度の高いCMY信号から画像特徴を高精度に抽出して、適正な画像処理を行うことが可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の画像処理装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1のエッジ量算出部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】4方向の1次微分フィルタを示す図である。
【図4】図1のフィルタ処理部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図5】平滑化フィルタを示す図である。
【図6】ラプラシアンフィルタを示す図である。
【図7】実施の形態2の画像処理装置の全体構成を示すブロック図である。
【図8】実施の形態3の画像処理装置の全体構成を示すブロック図である。
【図9】図8の像域分離部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図10】図8のフィルタ処理部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図11】図10の平滑処理部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図12】実施の形態4にかかる画像処理装置の全体構成を示すブロック図である。
【図13】実施の形態5にかかる画像処理装置の全体構成を示すブロック図である。
【図14】図13の像域分離部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図15】一般的なRGBの光学フィルタの分光感度特性を示す図である。
【符号の説明】
1 スキャナ部
2 スキャナγ処理部
3 色補正部
4 BG/UCR処理部
5 プリンタγ補正部
6 中間調処理部
7 プリンタ部
21 フィルタ処理部
22 色変換部
23 エッジ量算出部

Claims (7)

  1. カラー画像に応じたRGB信号を入力するための画像入力手段と、
    前記画像入力手段から入力されるRGB信号を原稿の色材特性に応じたCMY信号に変換する第1の色変換手段と、
    前記第1の色変換手段で得たCMY信号に基づき画像特徴を抽出する画像特徴抽出手段と、
    前記カラー画像に応じたRGB信号に対して、前記画像特徴抽出手段によって抽出された画像特徴に応じた画像処理を行う画像処理手段と、
    前記画像処理手段によって画像処理されたRGB信号を画像出力手段が出力可能な色再現範囲のCMY信号に変換する第2の色変換手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像特徴抽出手段は、前記画像特徴として画像のエッジ量を算出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記画像特徴抽出手段は、前記画像特徴として画像の領域を分離する像域分離信号を算出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記第1の色変換手段は、前記RGB信号から前記CMY信号に色変換する際の変換係数を原稿種モードに応じて切り替えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記原稿種モードは、印刷原稿モード、印画紙原稿モード、または複写原稿モード(ジェネレーションモード)であることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. カラー画像に応じたRGB信号の入力を受け付ける画像入力工程と、
    前記画像入力工程で入力されるRGB信号を原稿の色材特性に応じたCMY信号に変換する第1の色変換工程と、
    前記第1の色変換工程で得たCMY信号に基づき画像特徴を抽出する画像特徴抽出工程と、
    前記カラー画像に応じたRGB信号に対して、前記画像特徴抽出工程で抽出された画像特徴に応じた画像処理を行う画像処理工程と、
    前記画像処理工程によって画像処理されたRGB信号を画像出力手段が出力可能な色再現範囲のCMY信号に変換する第2の色変換工程と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  7. コンピュータが実行するプログラムにおいて、
    カラー画像に応じたRGB信号の入力を受け付ける画像入力工程と、
    前記画像入力工程で入力されるRGB信号を原稿の色材特性に応じたCMY信号に変換する第1の色変換工程と、
    前記第1の色変換工程で得たCMY信号に基づき画像特徴を抽出する画像特徴抽出工程と、
    前記カラー画像に応じたRGB信号に対して、前記画像特徴抽出工程で抽出された画像特徴に応じた画像処理を行う画像処理工程と、
    前記画像処理工程によって画像処理されたRGB信号を画像出力手段が出力可能な色再現範囲のCMY信号に変換する第2の色変換工程と、
    をコンピュータに実現させることを特徴とするプログラム。
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