JP4271644B2 - 画像処理装置,画像処理方法,画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Description
なお、この場合、印刷装置では、色変換処理によって、CMYの色信号に加えて、K(黒)に応じた信号(黒信号)を生成することとなる。
これにより、この技術では、鮮やかな画像とグレー画像とを、ともに良好に印刷できるようになっている。
複数の色成分よりなる1次画像データを、このデータの画素値から得られる第1パラメータおよび第2パラメータを用いて、黒成分を含む2次画像データに変換する画像処理装置において、
複数の第1パラメータと、各第1パラメータに適した「グレー画像に応じた黒成分量であるグレー黒成分量」とが対応づけられたグレーテーブル、および、複数の第1パラメータと、各第1パラメータに適した「彩度を考慮した黒成分量である高彩度黒成分量」とが対応づけられた高彩度テーブルを記憶するテーブル記憶部と、
1次画像データの画素値から、第1パラメータおよび第2パラメータを算出するパラメータ算出部と、
上記の両テーブルから、算出された第1パラメータに適したグレー黒成分量および高彩度黒成分量を読み出し、これらの黒成分量,第1パラメータおよび第2パラメータを用いて、2次画像データに含ませる黒成分量を求める黒成分演算部とが備えられており、
上記の黒成分演算部は、
第2パラメータと第1パラメータとの差が所定のオフセット範囲内にある場合、グレー黒成分量を2次画像データに含ませる黒成分量とするように設定されていることを特徴と装置である。
ここで、これら第1・第2パラメータとしては、例えば、1次画像データにおける最大の画素値(MAX),最小の画素値(MIN)などを用いることが可能である(他の例については、後述する〔発明を実施するための最良の形態〕を参照されたい)。
この黒成分演算部は、1次画像データから求められた第1パラメータから、2つの基準黒成分量(グレー黒成分量および高彩度黒成分量)を求める。その後、これら2つの黒成分量,第1パラメータおよび第2パラメータを用いて、2次画像データに含ませる黒成分量を求めるように設定されている。
一方、高彩度黒成分量とは、1次画像データが高彩度な画像(第1パラメータと第2パラメータとの差が大きい画像(例えば、パラメータの一方が0で他方が最大値となるような画像))であると仮定した場合の、最適な黒成分量である。
そして、黒成分演算部が、これら2つの1次元テーブルを用いて、1次画像データの第1パラメータに適したグレー黒成分量・高彩度黒成分量を求めるようになっている。
従って、2次元テーブルを記憶する構成に比して、メモリサイズを大幅に削減することが可能となっている。
そして、特に、黒成分演算部は、上記の判断を、「第2パラメータと第1パラメータとの差が所定のオフセット範囲内にあるか否か」に基づいて行うようになっている。
しかしながら、1次画像データに乱れのある場合(例えば、原稿画像をスキャナーで読み込んで1次画像データを生成すると、外乱(スキャナーのノイズなど)を受けやすい)、黒文字のようなグレー画像では、色成分がばらついて、第1パラメータと第2パラメータとに差がついてしまうことがある。
このような場合、上記のような補間演算から得られる黒成分量は、グレー黒成分量より小さくなってしまう。
これにより、第1装置では、外乱によって乱れたグレー画像に対しても、最適な黒成分量を設定することが可能となっている。
すなわち、本発明の第2の画像処理装置(第2装置)は、
複数の色成分よりなる1次画像データに対し、このデータの画素値から得られる第1パラメータおよび第2パラメータを用いて、黒成分を加えるとともに下色を除去して2次画像データに変換する画像処理装置において、
複数の第1パラメータと、各第1パラメータに適した「グレー画像に応じた下色除去量であるグレー下色除去量」とが対応づけられたグレーテーブル、および、複数の第1パラメータと、各第1パラメータに適した「彩度を考慮した下色除去量である高彩度下色除去量」とが対応づけられた高彩度テーブルを記憶するテーブル記憶部と、
1次画像データの画素値から、第1パラメータおよび第2パラメータを算出するパラメータ算出部と、
上記の両テーブルから、算出された第1パラメータに適したグレー下色除去量および高彩度下色除去量を読み出し、これらの下色除去量,第1パラメータおよび第2パラメータを用いて、1次画像データから除去する下色量を求める下色除去演算部とが備えられており、
上記の下色除去演算部は、
第2パラメータと第1パラメータとの差が所定のオフセット範囲内にある場合、グレー下色除去量を1次画像データから除去する下色量(下色除去量)とするように設定されていることを特徴とする装置である。
2次画像データの色成分は、1次画像データの色成分(従前成分)および黒成分である。従って、1次画像データを2次画像データに変換するとき、加えられる黒成分に応じた画素値を、従前成分から除去する(差し引く)必要があり、これが下色の除去である。また、従前成分から差し引く画素値の量が、下色除去量となる。
ここで、これら第1・第2パラメータとしては、第1装置と同様に、1次画像データにおける最大の画素値(MAX),最小の画素値(MIN)などを用いることが可能である。
この下色除去演算部は、1次画像データから求められた第1パラメータから、2つの基準除去量(グレー下色除去量および高彩度下色除去量)を求める。その後、これら2つの基準除去量,第1パラメータおよび第2パラメータを用いて、2次画像データから除去すべき下色量を求めるように設定されている。
一方、高彩度下色除去量とは、1次画像データが高彩度な画像(第1パラメータと第2パラメータとの差が大きい画像)であると仮定した場合の、最適な下色除去量である。
そして、下色除去演算部が、これら2つの1次元テーブルを用いて、1次画像データの第1パラメータに適したグレー下色除去量・高彩度下色除去量を求めるようになっている。
従って、2次元テーブルを記憶する構成に比して、メモリサイズを大幅に削減することが可能となっている。
そして、特に、下色除去演算部は、上記の判断を、「第2パラメータと第1パラメータとの差が所定のオフセット範囲内にあるか否か」に基づいて行うようになっている。
しかしながら、1次画像データに乱れのある場合、上記したように、黒文字のようなグレー画像では、色成分がばらついて、第1パラメータと第2パラメータとに差がついてしまうことがある。
このような場合、上記のような補間演算から得られる下色除去量は、グレー下色除去量より小さくなってしまう。
このような場合、黒成分演算部および下色除去演算部は、「複数の第1パラメータの値とそのオフセット範囲とで決められる2次元の領域(オフセット領域;複数の第1パラメータのオフセット範囲の集合からなる領域)に第2パラメータがあるか否か」を判断することによって、1次画像データがグレー画像であるか否かを判断することとなる。
このように、上記の範囲を数式で設定する場合、この範囲内に第2パラメータがあるか否かを、テーブルなどを使用せずに判断できる。このため、記憶容量を節約できる。
このような場合、オフセット領域を精度よく既定(近似)するためには、高次の多項式が必要となり、この式を算出するための計算量,計算時間および計算のための回路構成が大きくなることもある。また、多項式によっても既定できない可能性もある。
すなわち、この場合、第1パラメータとオフセット範囲との対応関係を表すテーブルを予め記憶しておく。そして、黒成分演算部が、第1パラメータに対するオフセット範囲を読み出し、「第2パラメータがこの範囲にあるか否か」を判断することとなる。従って、この構成では、この判断を高速で行うことが可能である。
複数の色成分よりなる1次画像データを、このデータの画素値から得られる第1パラメータおよび第2パラメータを用いて、黒成分を含む2次画像データに変換する画像処理方法において、
複数の第1パラメータと、各第1パラメータに適した「グレー画像に応じた黒成分量であるグレー黒成分量」とが対応づけられたグレーテーブル、および、複数の第1パラメータと、各第1パラメータに適した「彩度を考慮した黒成分量である高彩度黒成分量」とが対応づけられた高彩度テーブルを記憶する記憶工程と、
1次画像データの画素値から、第1パラメータおよび第2パラメータを算出するパラメータ算出工程と、
上記の両テーブルから、算出された第1パラメータに適したグレー黒成分量および高彩度黒成分量を読み出し、これらの黒成分量,第1パラメータおよび第2パラメータを用いて、2次画像データに含ませる黒成分量を求める黒成分演算工程とを含み、
上記の黒成分演算工程は、
第2パラメータと第1パラメータとの差が所定のオフセット範囲内にある場合、グレー黒成分量を2次画像データに含ませる黒成分量とするように設定されていることを特徴とする方法である。
さらに、第1パラメータと第2パラメータとの差が小さい(所定のオフセット範囲内)にある場合、1次画像データをグレー画像と見なして黒成分量を求めるので、外乱によって乱れたグレー画像に対しても、最適な黒成分量を設定することが可能である。
複数の色成分よりなる1次画像データに対し、このデータの画素値から得られる第1パラメータおよび第2パラメータを用いて、黒成分を加えるとともに下色を除去して2次画像データに変換する画像処理方法において、
複数の第1パラメータと、各第1パラメータに適した「グレー画像に応じた下色除去量であるグレー下色除去量」とが対応づけられたグレーテーブル、および、複数の第1パラメータと、各第1パラメータに適した「彩度を考慮した下色除去量である高彩度下色除去量」とが対応づけられた高彩度テーブルを記憶するテーブル記憶工程と、
1次画像データの画素値から、第1パラメータおよび第2パラメータを算出するパラメータ算出工程部と、
上記の両テーブルから、算出された第1パラメータに適したグレー下色除去量および高彩度下色除去量を読み出し、これらの下色除去量,第1パラメータおよび第2パラメータを用いて、1次画像データから除去する下色量を求める下色除去演算工程とを含み、
上記の下色除去演算工程は、
第2パラメータと第1パラメータとの差が所定のオフセット範囲内にある場合、グレー下色除去量を1次画像データから除去する下色量とするように設定されていることを特徴とする方法である。
さらに、第1パラメータと第2パラメータとの差が小さい(所定のオフセット範囲内)にある場合、1次画像データをグレー画像と見なして下色除去量を求めるので、外乱によって乱れたグレー画像に対しても、最適な下色除去量を設定することが可能である。
また、このプログラムをコンピュータによって読取可能な記録媒体に記録させておくことで、プログラムの保存・流通を容易に行えるようになる。
複数の色成分よりなる1次画像データを、このデータの画素値から得られる第1パラメータおよび第2パラメータを用いて、黒成分を含む2次画像データに変換する画像処理装置において、
複数の第1パラメータと、各第1パラメータに適した「グレー画像に応じた黒成分量であるグレー黒成分量」とが対応づけられたグレーテーブル、および、複数の第1パラメータと、各第1パラメータに適した「彩度を考慮した黒成分量である高彩度黒成分量」とが対応づけられた高彩度テーブルを記憶するテーブル記憶部と、
1次画像データの画素値から、第1パラメータおよび第2パラメータを算出するパラメータ算出部と、
上記の両テーブルから、算出された第1パラメータに適したグレー黒成分量および高彩度黒成分量を読み出し、これらの黒成分量,第1パラメータおよび第2パラメータを用いて、2次画像データに含ませる黒成分量を求める黒成分演算部とが備えられており、
上記の黒成分演算部は、
第2パラメータと第1パラメータとの差が所定のオフセット範囲内にある場合、グレー黒成分量を2次画像データに含ませる黒成分量とするように設定されていることを特徴と装置である。
そして、黒成分演算部が、これら2つの1次元テーブルを用いて、1次画像データの第1パラメータに適したグレー黒成分量・高彩度黒成分量を求めるようになっている。
従って、2次元テーブルを記憶する構成に比して、メモリサイズを大幅に削減することが可能となっている。
そして、特に、黒成分演算部は、上記の判断を、「第2パラメータと第1パラメータとの差が所定のオフセット範囲内にあるか否か」に基づいて行うようになっている。
しかしながら、1次画像データに乱れのある場合(例えば、原稿画像をスキャナーで読み込んで1次画像データを生成すると、外乱(スキャナーのノイズなど)を受けやすい)、黒文字のようなグレー画像では、色成分がばらついて、第1パラメータと第2パラメータとに差がついてしまうことがある。
このような場合、上記のような補間演算から得られる黒成分量は、グレー黒成分量より小さくなってしまう。
図2は、本発明の一実施形態にかかるデジタルカラー複写機(本複写機)の概略構成を示すブロック図である。
この図に示すように、本複写機は、スキャナー部1,画像処理部2,印刷部3,操作部4,制御部5を備えている。
なお、画像処理部2の詳細な構成については後述する。
図3は、画像処理部2の構成を示す説明図である。
この図に示すように、画像処理部2は、A/D変換部11,シェーディング補正部12,入力階調補正部13,領域分離処理部14,色補正部15,黒生成下色除去部16,空間フィルタ処理部17,出力階調補正部18,階調再現処理部19を備えている。
シェーディング補正部12は、A/D変換部11によって生成されたデジタルRGBデータに対し、スキャナー部1の照明系,結像系,撮像系に起因する各種の歪みを取り除く処理(歪み除去処理)を施すものである。
また、入力階調補正部13は、このデジタルRGBデータを、画像処理部2において採用している画像処理方式にとって扱い易い信号(濃度信号など)に変換する機能も有している。
また、領域分離処理部14は、入力階調補正部13から出力されたデジタルRGBデータを、そのまま色補正部15に出力する。
また、cmyデータにおける3つの色成分についても、c,m,yと小文字で表記し、また、CMYKデータの4つの色成分を、C,M,Y,Kと大文字で表現する。
なお、黒生成下色除去部16の処理については後述する。
階調再現処理部19は、出力階調補正部18から出力されるCMYKデータを画素毎に分離し、各画素の階調を再現できるように処理する階調再現処理(中間調生成処理)を実行するものである。
さらに、写真領域に関しては、階調再現処理部18によって、階調再現性を重視したスクリーンを用いた二値化または多値化処理が行われる。
図4は、領域分離処理部14の構成を示す説明図である。
この図に示すように、領域分離処理部14は、文字・網点・写真領域分離部21を備えている。
文字・網点・写真領域分離部21は、デジタルRGBデータにおける1つの注目画素を中心とした、M×N(M、Nは自然数)の画素ブロックを設定する。
文字・網点・写真領域分離部21は、ブロックにおける最大画素信号レベル(Dmax)、最小画素信号レベル(Dmin)も同時に求める。
なお、網点領域では、小領域での画像信号の変動が大きくなり、また、背景に比べて画素濃度が高くなる。
その後、文字・網点・写真領域分離部21は、これらKH,KVを、所定の閾値TH,TVと比較する。そして、KH,KVがともに閾値TH,TVを上回った場合、「上記した注目画素が網点領域に属する」と判断する。
(A)Dmax−Dave>B1,かつDave−Dmin>B2,かつKH>TH,かつKV>TV
また、この条件(A)が満たされない場合、文字・網点・写真領域分離部21は、注目画素が文字領域に属するか否かを判断する。
なお、文字領域では、最大画素信号レベル(Dmax)と最小画素信号レベル(Dmin)との差が大きく、濃度も高くなる。
(B)Dmax>PA,またはDmin<PB,またはDsub>PC
そして、文字・網点・写真領域分離部21は、分類した結果を示す領域識別信号SEGを、色補正部15,黒生成下色除去部16,空間フィルタ処理部17,階調再現処理部19に伝達するようになっている。
図5は、黒生成下色除去部16の構成を示すブロック図である。
この図に示すように、黒生成下色除去部16は、最大最小算出部31,UCR量算出部32,UCR処理部33,黒生成量算出部34を備えている。
一方、黒生成量算出部34は、UCR量算出部32と同様に、最大最小算出部31の算出したcmyデータの最大値(MAX)および最小値(MIN)と、領域分離処理部14から出力される領域識別信号SEGとに基づいて、黒生成量(黒成分量)Kを計算する。
なお、UCR量算出部32およびお黒生成量算出部34の処理については後述する。
C=c−UCR
M=m−UCR
Y=y−UCR
そして、黒生成下色除去部16は、UCR処理部33によって計算されたC,M,Yのデータと、黒生成量算出部34によって算出されたKデータとを組み合わせたCMYKデータを、空間フィルタ処理部17に出力するように設計されている。
図8は、cmyデータの最小値MIN,最大値MAXに対して夫々定められる黒生成量を格納した一次元テーブルLUT1、LUT2と、LUT1、LUT2を用いて算出される黒生成量の関係を示す図である。
LUT1は、グレー画像(y=m=c,MIN=MAXの画像)に応じた黒生成テーブルである。すなわち、LUT1は、このようなグレーの画像に関し、MINの値(0〜255)と、各MINに最適な黒生成量とが対応されてなる一次元テーブルである。
また、メモリアクセス部42は、選択したKテーブルのLUT1・LUT2から、cmyデータのMINに基づいて、2つの黒生成量を読み出して黒生成量計算部43に出力する機能も有している。
以下では、LUT1から読み出した黒生成量をK1(グレー黒成分量),LUT2から読み出した黒生成量をK2(高彩度黒成分量)とする。
図1は、上記した直線K12,LUT1,LUT2を、横軸を最小値MIN,縦軸を最大値MAXとした平面上にプロットしてなるグラフである。
f=a×MIN+b ・・・ (1)
そして、このfおよびMAXが、以下の(2)(3)のいずれの条件を満たすかによって、計算方法を変化させる。
f≧MAX≧MIN ・・・ (2)
255≧MAX>f ・・・ (3)
(2)を満たす場合、MAXは、図1に示すオフセット領域内に位置することとなる。
このオフセット領域は、上記の(1)式に示した直線f、および、LUT1(図1における(0,0)と(255,255)とを結ぶ線分)を境界とする、予め定められている範囲である。
そして、黒生成量計算部43は、MAXがこの領域内にある場合(例えば図9に示すような場合)、「最小値MINと最大値MAXとの差が小さいため、CMYデータがグレー画像である」と判断し、K1の値を黒生成量Kとする、すなわち、
K=K1
とするように設計されている。
α=MAX−f
β=255−MAX
そして、黒生成量計算部43は、以下の(4)式に示すように、これらのα,βを重み係数としてK1,K2に乗じ、その結果を足すことで、黒生成量Kを求める。
K=(β・K1+α・K2)/(255−f)・・・ (4)
図5に示した黒生成下色除去部16のUCR量算出部32は、図6に示した黒生成量算出部34の構成において、Kテーブルメモリ41に換えて、UCRテーブルメモリ(図示せず)を備えた構成である。
このUCRテーブルメモリは、Kテーブルメモリ41と同様に、複数のUCRテーブルを備えているものである。また、UCR量算出部32の動作についても、使用するテーブルがUCRテーブルであること以外、黒生成量算出部34と同様である。
図11は、この動作を示すフローチャートである。
この図に示すように、黒生成下色除去部16の黒生成下色除去処理では、最大最小算出部31が、注目画素におけるcmyデータの最大値MAX,最小値MINを算出する(S21)。
その後、UCR処理部33が、cmyデータからS23で計算されたUCR量を減算する、下色除去処理を行う(S24)。
この処理では、黒生成量算出部34のメモリアクセス部42が、領域識別信号SEGに応じて、Kテーブルメモリ41からKテーブルを選択する。そして、選択したKテーブルから、MINに基づいて、K1,K2を読み出す(S41)。
そして、MAX値がオフセット領域内にある場合、K1を黒生成量Kに設定する(S43)。
一方、MAX値がオフセット領域外ならば、K1,K2,MINおよびMAXを用いて補間計算を行い、黒生成量Kを求める(S44)。
そして、メモリアクセス部42・黒生成量計算部43が、これら2つの1次元テーブルを用いて、最小値MINに適した黒生成量K1・K2を求めるようになっている。
従って、2次元テーブルを記憶する構成に比して、メモリサイズを大幅に削減することが可能となっている。
そして、黒生成量算出部34が、「最大値MAXがオフセット領域内にある」場合、「最小値MINと最大値MAXとの差が小さいため、CMYデータがグレー画像である」と判断する。そして、LUT2から読み出した黒生成量K1を、CMYKデータのKデータとするように設定されている。
しかしながら、CMYデータに乱れのある場合(例えば、原稿画像をスキャナー部1で読み込んでCMYデータを生成すると、外乱(スキャナー部1のノイズなど)を受ける)、黒文字のようなグレー画像では、cmyの色成分がばらついて(揃わなくて)、最小値MINと最大値MAXとに差がついてしまうことがある。
このような場合、(1)式を用いた(最大値MAXを考慮した)補間演算から得られる黒成分量は、グレー黒成分量より小さくなってしまう。
ここで、領域識別信号SEGが文字領域を表す場合にオフセット領域を設定し、それら以外の場合(写真、網点領域)は黒生成量の増加によるトーンギャップを抑制し、階調性を重視して設定しないという構成も可能である。
例えば、オフセット領域の境界線を、より多数の数式で既定してもよい(例えば、MINの範囲に応じて直線fの内容を変更してもよい)。また、オフセット領域を、より高次の数式で設定することも可能である。
ここで、このような場合、オフセット領域を精度よく既定(近似)するためには、上記の(1)式に換えて、高次の多項式が必要となり、この式を算出するための計算量,計算時間および計算のための回路構成が大きくなることもある。また、多項式によっても既定できない可能性もある。
すなわち、この場合、Kテーブルメモリ41内などに、図14に示すような、cmyデータの最小値MINとオフセット値(オフセット領域の境界を表す値;図1では、直線f上の値)との対応関係を表すグラフ(テーブル)を予め記憶しておく。
なお、下色除去量についても、同様に、オフセット値を表すテーブルを用意しておき、黒生成量と同様にオフセット値fを読み出して計算してもよい。
この場合、画像種としては、文字,写真,網点の3種類の他に、これらの組み合わせ(文字および写真の画像,写真および網点の画像など)を指定できるようにすることが好ましい。
従って、この場合には、Kテーブルメモリ41には、画像種に応じた数のKテーブルを記憶しておくことが好ましい。
一方、「写真画像」の画像種が指定された場合、その画像の網点領域に対しては、「文字および写真画像」の場合よりも、黒生成量Kの少なくなるKテーブルを用いる。
このような場合、Kテーブルメモリ41に記憶されるKテーブルの数は、領域分離の種類数や画像種よりも多くなる。
特に、特許文献1の技術において、領域分離の種類数だけの2次元のKテーブルを記憶しておき、領域分離結果に応じてKテーブルを切り換える構成では、必要な記憶容量は、本複写機のKテーブルメモリ41に必要な容量に比べて、極めて大きくなる。
しかしながら、これに限らず、Kテーブルメモリ41には、複数種類のLUT1・LUT2を、組分けすることなく(Kテーブルをなすように組み合わせておくことなく)、ばらばらに記憶しておいてもよい。この場合、メモリアクセス部42は、領域識別信号SEGに基づいて、Kテーブルメモリ41から、適切なLUT1・LUT2をそれぞれ選択することとなる。
色補正の処理方法としては、以下の(a)(b)に示す方法がある。
(a)色補正部15に入力されるデジタルRGBデータと、色補正部15から出力するcmyデータの対応関係をLUTとしてもつ方法
(b)以下の式(5)に示すような変換行列を用いるカラーマスキング法
などがある。
「cmyデータ」と、
「このcmyデータを印刷部3によって印刷して得られる色と同じL*a*b*をもつカラーパッチを、スキャナー部1が読み込んだときに得られるデジタルRGBデータ」と、
の組を多数用意する。そして、これらのデータ組から式(5)に示した変換行列の係数a11〜a33を算出する。そして、これらの係数を用いて、色補正処理を行う。なお、精度をより高めたい場合は、二次以上の高次の項を加えればよい。また、上記のL*a*b*は、CIE1976のL*a*b*信号を意味する(CIE: Commission International de l’Eclairage :国際照明委員会)。なお、L*は明度を、a*,b*は色度を表す記号である。
ここで、一次元テーブルにおいて黒生成量と対応しているパラメータ(上記では最小値MIN)を第1パラメータ,他方のパラメータ(同じく最大値MAX)を第2パラメータとする。
図15は、この場合における直線K12,LUT1,LUT2を、縦軸を最小値MIN,横軸を最大値MAXとした2次元のグラフである。このグラフでは、(MIN、MAX)の組に対して1つの最適な黒生成量が設定される。また、図15において、LUT2はMIN=0のラインであり、LUT1はMAX=MINのラインである。最大値MAX≧最小値MINであるので、最適な黒生成量を示す点は、横軸、LUT1、LUT2で囲まれる三角形の領域に存在する。
f=g×MAX+h ・・・ (6)
そして、このfおよびMINが、以下の(7)(8)のいずれの条件を満たすかによって、計算方法を変化させる。
MAX≧MIN≧f ・・・ (7)
f>MIN ・・・ (8)
(7)を満たす場合、MAXは、図16に示すオフセット領域内に位置することとなる。
このオフセット領域は、上記の(6)式に示した直線f、および、LUT1を境界とする、予め定められている範囲である。
そして、黒生成量計算部43は、MAXがこの領域内にある場合、図15に示すK1の値を黒生成量Kとする、すなわち、
K=K1
とするように設計されている。
K=(MIN・K1+(f−MIN)・K2)/f・・・ (9)
また、第1パラメータまたは第2パラメータとして、最小値MIN,最大値MAXに限らず、C,M,Yの各成分値や中央値MID(=mid(C,M,Y))等を使用することも可能である。
また、平均値AVE(=(C+M+Y)/3)、色成分値M(マゼンタ)を用いてもよい。ただし、第1パラメータと第2パラメータに設定できる組み合わせには条件がある。ここでパラメータとして、最小値MIN、最大値MAX、中央値MID、平均値AVE、色成分値Mを使った設定例および補間演算の方法を以下の表1に示す。
同様に、文字モードに対して(4)式による補間演算を使用し、それ以外の原稿モードに対しては(9)式による補間演算を使用することが好ましい。
従って、第1パラメータ・第2パラメータとして何を選択するか、については、例えば、上記のように、出力画像に含まれる領域種に基づいて決定することが好ましいといえる。
しかしながら、黒生成処理および下色除去処理の一方にだけ上記のような処理を用い、他方には従来方法を用いてもよい。
しかしながら、黒生成量を求める際、LUT1・LUT2に加えて3つめの黒生成テーブルLUT3を用意し、3つの黒生成テーブルに設定された3つの黒生成量を用いてもよい。ここで、LUT3は、LUT1・LUT2の中間の黒生成量を設定するテーブルである。
そして、図示しているようにMAXがP2と255の間にある場合は、K2とK3を用いて補間計算してKを求める。同様にMAXがP1(=MIN)とP2との間にある場合は、K1とK2を用いて補間計算を行う。なお、オフセット領域を図18のように設定する。ここで、fは、MINに対応するオフセットの境界を表す。
P2>y≧P1の場合
y>MAX≧P1のとき K=K1 ・・・ (10)
P2>MAX≧fのとき K={(P2−MAX)K1+(MAX−f)K2}/(P2−f)・・・ (11)
255≧y≧P2の場合
y>MAX≧P2のとき K=K2 ・・・ (12)
255≧MAX≧yのとき K={(255−MAX)K1+(MAX−f)K2}/(255−f)・・・ (13)
なお、4つ以上の黒生成量を用いる場合も同様の計算方法となる。
また、本実施の形態では、印刷部3を、電子写真方式の印刷装置(プリンタ)であるとしている。しかしながら、印刷部3を、他の方式(インクジェット方式)のプリンタから構成してもよい。
この図に示すように、このコンピュータ100は、プリンタドライバ110,プリンタ言語翻訳部114,通信ポートドライバ115,通信ポート116を備えている(組み込んでいる)。
さらに、コンピュータ100は、プリンタ(印刷装置;画像出力装置)117と接続されており、プリンタは、コンピュータから出力された画像データに応じて画像出力するようになっている。
なお、プリンタ117としては、プリンタ機能の他に、コピー機能およびファックス機能を有するデジタル複合機を用いてもよい。
また、本発明では、各KテーブルにはLUT1とLUT2はペアで格納されている必要はなく、複数の一次元テーブルから対応する一次元テーブルを選択するようにしておいてもよい。
2 画像処理部
3 印刷部
4 操作部
5 制御部
11 A/D変換部
12 シェーディング補正部
13 入力階調補正部
14 領域分離処理部
15 色補正部
16 黒生成下色除去部
17 空間フィルタ処理部
18 階調再現処理部
18 出力階調補正部
19 階調再現処理部
21 文字・網点・写真領域分離部
31 最大最小算出部
32 UCR量算出部
33 UCR処理部
34 黒生成量算出部
41 Kテーブルメモリ(テーブル記憶部)
42 メモリアクセス部(黒成分演算部)
43 黒生成量計算部(黒成分演算部)
100 コンピュータ
110 プリンタドライバ
114 プリンタ言語翻訳部
115 通信ポートドライバ
116 通信ポート
117 プリンタ
K 黒生成量
K1 黒生成量(グレー黒成分量)
K1 黒生成量(高彩度黒成分量)
UCR 下色除去量
LUT1〜3 一次元テーブル
MAX 最大値
MID 中央値
MIN 最小値
SEG 領域識別信号
Claims (10)
- 複数の色成分よりなる1次画像データを、このデータの注目画素値から得られる第1パラメータおよび第2パラメータを用いて、黒成分を含む2次画像データに変換する画像処理装置において、
第1パラメータに適した「グレー画像に応じた黒成分量であるグレー黒成分量」とが対応づけられたグレーテーブル、および、第1パラメータに適した「彩度を考慮した黒成分量である高彩度黒成分量」とが対応づけられた高彩度テーブルを記憶するテーブル記憶部と、
1次画像データの注目画素値から、互いの大小関係が不変であるように選ばれる第1パラメータおよび第2パラメータを算出するパラメータ算出部と、
上記の両テーブルから、算出された第1パラメータに適したグレー黒成分量および高彩度黒成分量を読み出し、これらの黒成分量,第1パラメータおよび第2パラメータを用いて、2次画像データに含ませる黒成分量を求める黒成分演算部とが備えられており、
上記の黒成分演算部は、
第2パラメータと第1パラメータとの差が所定のオフセット範囲内にある場合、グレー黒成分量を2次画像データに含ませる黒成分量とするように設定されており、
第2パラメータと第1パラメータとの差が所定のオフセット範囲内にない場合、上記の両テーブルから、算出された第1パラメータに適したグレー黒成分量および高彩度黒成分に対し、上記第1パラメータおよび第2パラメータを用いた補間演算によって、2次画像データに含ませる黒成分量を求めることを特徴とする画像処理装置。 - 複数の色成分よりなる1次画像データに対し、このデータの画素値から得られる第1パラメータおよび第2パラメータを用いて、黒成分を加えるとともに下色を除去して2次画像データに変換する画像処理装置において、
第1パラメータに適した「グレー画像に応じた下色除去量であるグレー下色除去量」とが対応づけられたグレーテーブル、および、第1パラメータに適した「彩度を考慮した下色除去量である高彩度下色除去量」とが対応づけられた高彩度テーブルを記憶するテーブル記憶部と、
1次画像データの注目画素値から、互いの大小関係が不変であるように選ばれる第1パラメータおよび第2パラメータを算出するパラメータ算出部と、
上記の両テーブルから、算出された第1パラメータに適したグレー下色除去量および高彩度下色除去量を読み出し、これらの下色除去量,第1パラメータおよび第2パラメータを用いて、1次画像データから除去する下色量を求める下色除去演算部とが備えられており、
上記の下色除去演算部は、
第2パラメータと第1パラメータとの差が所定のオフセット範囲内にある場合、グレー下色除去量を1次画像データから除去する下色量とするように設定されており、
第2パラメータと第1パラメータとの差が所定のオフセット範囲内にない場合、上記の両テーブルから、算出された第1パラメータに適したグレー下色除去量および高彩度下色除去量に対し、上記第1パラメータおよび第2パラメータを用いた補間演算によって、2次画像データに含ませる下色量を求めることを特徴とする画像処理装置。 - 上記のオフセット範囲が、第1パラメータの値に依存することを特徴とする請求項1あるいは2に記載の画像処理装置。
- 上記のオフセット範囲が、計算式によって設定されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置。
- 上記のオフセット範囲が、オフセット範囲と第1パラメータとの対応テーブルによって設定されていることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の画像処理装置を備えることを特徴とする印刷装置。
- 複数の色成分よりなる1次画像データを、このデータの画素値から得られる第1パラメータおよび第2パラメータを用いて、黒成分を含む2次画像データに変換する画像処理方法において、
第1パラメータに適した「グレー画像に応じた黒成分量であるグレー黒成分量」とが対応づけられたグレーテーブル、および、第1パラメータに適した「彩度を考慮した黒成分量である高彩度黒成分量」とが対応づけられた高彩度テーブルを記憶する記憶工程と、
1次画像データの注目画素値から、互いの大小関係が不変であるように選ばれる第1パラメータおよび第2パラメータを算出するパラメータ算出工程と、
上記の両テーブルから、算出された第1パラメータに適したグレー黒成分量および高彩度黒成分量を読み出し、これらの黒成分量,第1パラメータおよび第2パラメータを用いて、2次画像データに含ませる黒成分量を求める黒成分演算工程とを含み、
上記の黒成分演算工程は、
第2パラメータと第1パラメータとの差が所定のオフセット範囲内にある場合、グレー黒成分量を2次画像データに含ませる黒成分量とするように設定されており、
第2パラメータと第1パラメータとの差が所定のオフセット範囲内にない場合、上記の両テーブルから、算出された第1パラメータに適したグレー黒成分量および高彩度黒成分に対し、上記第1パラメータおよび第2パラメータを用いた補間演算によって、2次画像データに含ませる黒成分量を求めることを特徴とする画像処理方法。 - 複数の色成分よりなる1次画像データに対し、このデータの画素値から得られる第1パラメータおよび第2パラメータを用いて、黒成分を加えるとともに下色を除去して2次画像データに変換する画像処理方法において、
第1パラメータに適した「グレー画像に応じた下色除去量であるグレー下色除去量」とが対応づけられたグレーテーブル、および、第1パラメータに適した「彩度を考慮した下色除去量である高彩度下色除去量」とが対応づけられた高彩度テーブルを記憶するテーブル記憶工程と、
1次画像データの注目画素値から、互いの大小関係が不変であるように選ばれる第1パラメータおよび第2パラメータを算出するパラメータ算出工程部と、
上記の両テーブルから、算出された第1パラメータに適したグレー下色除去量および高彩度下色除去量を読み出し、これらの下色除去量,第1パラメータおよび第2パラメータを用いて、1次画像データから除去する下色量を求める下色除去演算工程とを含み、
上記の下色除去演算工程は、
第2パラメータと第1パラメータとの差が所定のオフセット範囲内にある場合、グレー下色除去量を1次画像データから除去する下色量とするように設定されており、
第2パラメータと第1パラメータとの差が所定のオフセット範囲内にない場合、上記の両テーブルから、算出された第1パラメータに適したグレー下色除去量および高彩度下色除去量に対し、上記第1パラメータおよび第2パラメータを用いた補間演算によって、2次画像データに含ませる下色量を求めることを特徴とする画像処理方法。 - コンピュータに請求項7あるいは8に記載の各工程を実行させるための、コンピュータ読み取り可能な画像処理プログラム。
- 請求項9に記載の画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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