JP2004282720A - 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract


【課題】 中間調処理に必要な閾値マトリクスの記憶容量を削減し、高画質な画像データを出力する画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
【解決手段】 濃淡振り分け処理部29で、たとえばシアンの画像データが入力されると、この画像データに基づいて、シアンおよびライトシアンの色の画像データを出力する。中間調生成処理部31では、シアン用の閾値マトリクスを記憶しておき、演算部が、ライトシアン用の閾値マトリクスを算出して、2値化処理を行う。
【選択図】 図4

Description

本発明は、入力された画像データを所定の階調の画像データに変換して出力する画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
従来の画像形成装置においては、熱転写、電子写真およびインクジェット方式を始めとする様々な形成方法が採用されている。画像形成の際に階調の再現性を向上させるために画像処理装置で中間調処理を行っている。この中間調処理方法として、ディザ法、誤差拡散法およびブルーノイズマスク法などが用いられている。ディザ法としては、たとえば、入力される画像データが有する複数の濃度領域に応じたドットパターンを作成し、このドットパターンを順次当てはめてハーフトーン画像(中間調画像)を作成している(特許文献1参照)。また、ブルーノイズマスク法としては、マトリクス全体を、同じ形態の複数の部分小領域の集合によって構成し、各部分小領域内に部分小領域と相似し、部分小領域より小さい相似縮小領域を、再帰的に、予め設定した組み合わせによる縮小写像によって埋め込み、各部分小領域の濃度が互いに等しくなるように、閾値マトリックスを決定している(特許文献2参照)。
また、インクジェット型の記録装置を用いて印刷する場合、このような中間調処理を含む画像処理を行ったとしても粒状性の悪い画像を形成することがある。
そこで、従来のインクジェット型の記録装置では、同色系のインクにおいて色の薄い淡インクと色の濃い濃インクとを用い、画像のハイライト部分から中間調部分の領域にかけては淡インクを用いて、中間調部分の領域からアンダー部分(暗部)にかけては濃インクを用いて画像を形成している(特許文献3参照)。この場合、ドットの階調値を示す入力信号が、淡インクおよび濃インクのそれぞれのヘッド印字信号に振り分けられる。
特開2003−46777号公報 特開2000−261669号公報 特開平5−8409号公報
従来の中間調処理方法には、以下に示すような問題がある。
特許文献1に記載されているように、複数の閾値マトリクスを使用する場合、実現可能な濃度値を複数の濃度領域に分割し、それぞれの濃度領域に応じた閾値マトリクスを用意し、各閾値マトリクスの成分である閾値により、入力画像データを量子化して画素ごとにドットを表示するか否かを決定している。ドットを表示する画素の位置は、使用する閾値マトリクス内の閾値の配置に直接影響されるため、濃度領域に相当する数の閾値マトリクスが必要である。
しかし、特許文献2に記載されているように、より高画質の中間調画像を形成するためには、濃度領域をより細かく分割すること、および使用する閾値マトリクスのサイズを大きくする必要がある。
たとえば、画像処理装置に入力される画像データが256階調(8ビット)表現の画像データである場合、濃度領域を濃度値が0〜128の領域、129〜255の領域の2つの領域に分割する。512画素×512画素サイズの閾値マトリクスを使用する場合は、512画素×512画素×8ビット×2濃度領域の閾値マトリクスを記憶するだけの記憶容量が必要となる。高画質の中間処理画像を形成するには、256階調の各濃度値に応じて254階調に相当する254個のマトリクスを記憶して使用するのが最も望ましいが、この場合は512画素×512画素×8ビット×254濃度領域のマトリクスを記憶するために非常に大きな記憶容量が必要となる。さらに、フルカラー画像に対する画像処理を行う場合、色ごとにマトリクスを変更すると、たとえばシアン・マゼンダ・イエロー・ブラックのそれぞれに対してマトリクスが必要となり、さらに4倍の記憶容量が必要となる。
また、濃度が異なる2種類のインクを用いる記録装置に対して濃度信号を出力する画像処理装置において、中間調処理時に、1つの入力値に対して、同じ閾値マトリクスを用いてディザ法やブルーノイズマスク法などによる2値化処理を行うと、2種類の印字ヘッド両方に濃度信号を出力し、その結果、2種類のインクによるドットがどちらも形成される画素ができてしまい、色再現性が劣化してしまう。
本発明の目的は、中間調処理に必要な閾値マトリクスの記憶容量を削減し、高画質な画像データを出力する画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することである。
本発明は、入力された画像データを所定の階調の画像データに変換して出力する画像処理装置において、
入力された画像データに基づいて複数種類の画像データを作成する作成手段と、
複数種類の画像データの1つである第1の画像データに対応する第1の閾値を少なくとも記憶する記憶手段と、
前記第1の閾値を用いて第2の閾値を算出する演算手段と、
第1の閾値に基づく第1の画像データに対する閾値処理と、第2の閾値に基づく第1の画像データ以外の画像データに対する閾値処理とを少なくとも行い、所定の階調の画像データを生成する閾値処理手段とを備えることを特徴とする画像処理装置である。
また本発明は、入力された画像データを所定の階調の画像データに変換して出力する中間調出力階調処理部を備える画像処理装置において、
前記中間調出力階調処理部は、
第1の色の画像データが入力され、第1の色の画像データに基づいて、第1の色と同系色の第2および第3の色の画像データを出力する振り分け処理部と、
前記第2および第3の色の画像データに対し2値化処理を施すことで所定の階調の画像データを生成する中間調生成処理部とを備え、
前記中間調生成処理部は、
前記第2および第3の色の画像データのいずれか一方に対して2値化処理を施すための第1の閾値を記憶する記憶手段と、
前記第1の閾値を用いて第2の閾値を算出する演算手段と、
記憶している第1の閾値および算出した第2の閾値に基づいて、前記第2および第3の色の画像データに対する2値化処理を行う2値化処理手段とを有することを特徴とする画像処理装置である。
また本発明は、前記演算手段は、所定の値から前記第1の閾値を減算して第2の閾値を算出することを特徴とする。
また本発明は、前記第2および第3の色は、濃度が異なることを特徴とする。
また本発明は、前記中間調生成処理部は、ディザ法またはブルーノイズマスク法に基づいて所定の階調の画像データを生成し、
前記第1および第2の閾値は、ディザ法またはブルーノイズマスク法に用いられる閾値マトリクスの各成分に相当することを特徴とする。
また本発明は、上記の画像処理装置と、
前記画像処理装置によって中間調出力階調処理が施された画像データを出力する画像出力装置とを備えることを特徴とする画像形成装置である。
また本発明は、入力された画像データを所定の階調の画像データに変換して出力する中間調出力階調処理工程を有する画像処理方法において、
前記中間調出力階調処理工程は、
入力された第1の色の画像データに基づいて、第2および第3の色の画像データを出力する振り分け処理工程と、
前記第2および第3の色の画像データに対し2値化処理を施すことで所定の階調の画像データを生成する中間調生成処理工程とを有し、
さらに、前記中間調生成処理工程は、
予め記憶されている第1の閾値を用いて第2の閾値を算出する演算工程と、
記憶している第1の閾値および算出した第2の閾値に基づいて、前記第2および第3の色の画像データに対する2値化処理を行う2値化処理工程とを有することを特徴とする画像処理方法である。
また本発明は、前記演算工程は、所定の値から前記第1の閾値を減算して第2の閾値を算出することを特徴とする。
また本発明は、入力された画像データを所定の階調の画像データに変換して出力する階調再現処理部を備える画像処理装置において、
階調再現処理部は、
入力された画像データに基づいて、画像データを構成する各画素が、濃度域によって区別される複数の画素群のいずれに含まれるかを判定する濃度判定部と、
複数の画像群の1つである第1の画像群に対応する第1の閾値を少なくとも記憶する閾値記憶部と、
前記第1の閾値を用いて第2の閾値を算出する閾値演算部と、
第1の閾値に基づく第1の画像群に対する閾値処理と、第2の閾値に基づく第1の画像群以外の画像群に対する閾値処理とを少なくとも行い、所定の階調の画像データを生成する階調処理部とを備えることを特徴とする画像処理装置である。
また本発明は、前記閾値演算部は、所定の値から前記第1の閾値を減算して第2の閾値を算出することを特徴とする。
また本発明は、前記階調再現処理部は、ディザ法またはブルーノイズマスク法に基づいて所定の階調の画像データを生成し、
前記第1および第2の閾値は、ディザ法またはブルーノイズマスク法に用いられる閾値マトリクスの各成分に相当することを特徴とする。
また本発明は、閾値記憶部に記憶される閾値マトリクスの各成分のうち、第1の画素群の濃度域より大きい閾値については、第1の画素群の濃度域より大きい値であって、他の画素群の濃度域に含まれる値に置き換えることを特徴とする。
また本発明は、第1の閾値は第2の閾値よりも小さい値であることを特徴とする。
また本発明は、上記の画像処理装置と、
前記画像処理装置によって階調再現処理が施された画像データを出力する画像出力装置とを備えることを特徴とする画像形成装置である。
また本発明は、入力された画像データを所定の階調の画像データに変換して出力する階調再現処理工程を有する画像処理方法において、
階調再現処理工程は、
入力された画像データに基づいて、画像データを構成する各画素が、濃度域によって区別される複数の画素群のいずれに含まれるかを判定する濃度判定工程と、
複数の画像群の1つである第1の画像群に対応する第1の閾値を用いて第2の閾値を算出する閾値演算工程と、
第1の閾値に基づく第1の画像群に対する閾値処理と、第2の閾値に基づく第1の画像群以外の画像群に対する閾値処理とを少なくとも行い、所定の階調の画像データを生成する階調処理工程とを有することを特徴とする画像処理方法である。
また本発明は、前記閾値演算工程は、所定の値から前記第1の閾値を減算して第2の閾値を算出することを特徴とする。
また本発明は、上記の画像処理方法をコンピュータに実行させるための画像処理プログラムである。
また本発明は、上記の画像処理方法をコンピュータに実行させるための画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、記憶手段が、複数種類の画像データの1つである第1の画像データに対応する第1の閾値を少なくとも記憶しておき、作成手段が入力された画像データに基づいて複数種類の画像データを作成すると、演算手段が前記第1の閾値を用いて第2の閾値を算出する。閾値処理手段は、第1の閾値に基づく第1の画像データに対する閾値処理と、第2の閾値に基づく第1の画像データ以外の画像データに対する閾値処理とを少なくとも行い、所定の階調の画像データを生成する。
これにより、第1の閾値のみを記憶しておき、第2の閾値は算出されるので、第2の閾値を記憶する必要がなく閾値の記憶に必要な記憶容量を削減することができる。
また本発明によれば、中間調出力階調処理部は、振り分け処理部が、第1の色の画像データが入力され、第1の色の画像データに基づいて、第2および第3の色の画像データを出力すると、中間調生成処理部が前記第2および第3の色の画像データに対し閾値処理を施すことで所定の階調の画像データを生成する。
さらに、中間調生成処理部は、前記第2および第3の色の画像データのいずれか一方に対して2値化処理を施すための第1の閾値を記憶手段に記憶しておき、演算手段が、第1の閾値を用いて第2の閾値を算出して、2値化処理手段が、記憶している第1の閾値および算出した第2の閾値に基づいて、前記第2および第3の色の画像データに対する2値化処理を行う。
プリンタなどの画像出力装置が1つの色の画像データに対して、同系色の2色の色材を用いて印刷を行うような場合、中間調生成処理部では、2色の画像データに対して2値化処理を行う。本発明では、この2値化処理に用いる閾値をいずれか一方の色の画像データに対する第1の閾値のみを記憶しておき、もう一方の色の画像データに対する第2の閾値は、演算手段によって算出されるので、閾値の記憶に必要な記憶容量を削減することができる。
これにより、装置規模を縮小し、コストを低減することができる。
また本発明によれば、演算手段は、所定の値から前記第1の閾値を減算して第2の閾値を算出する。たとえば、所定の値は最大濃度値であり、第1の閾値と第2の閾値との和を一定に保つことによって、第1および第2の色の画像データがいずれも閾値を越えることが無くなる。
これにより、画像出力装置において、第1および第2の色のドットが同じ画素で重なって形成されることが無いので、色再現性を向上することができる。
また本発明によれば、第2および第3の色は、濃度が異なる。画像出力装置で、第1の色の画像データを出力する場合に、第2および第3の色の画像データを用いて出力するので、より滑らかな中間調画像を得ることができる。
また本発明によれば、中間調生成処理部は、ディザ法またはブルーノイズマスク法に基づいて所定の階調の画像データを生成する。このとき、第1および第2の閾値は、ディザ法またはブルーノイズマスク法に用いられる閾値マトリクスの各成分に相当する。
これにより、ディザ法またはブルーノイズマスク法を用いる場合に、閾値マトリクスの記憶に必要な記憶容量を削減するとともに、色再現性を向上することができる。
また本発明によれば、上記の画像処理装置によって、中間調出力階調処理が施された画像データが出力される。
これにより、画像処理装置を含めた画像形成装置の規模を縮小し、コストを低減することができる。また、色再現性に優れた画像を出力することができる。
また本発明によれば、中間調出力階調処理工程では、まず振り分け処理工程で、入力された第1の色の画像データに基づいて、第2および第3の色の画像データを出力すると、中間調生成処理工程で前記第2および第3の色の画像データに対し2値化処理を施すことで所定の階調の画像データを生成する。
さらに、中間調生成処理工程では、演算工程で、予め記憶されている第1の閾値を用いて第2の閾値を算出して、2値化処理工程で、記憶している第1の閾値および算出した第2の閾値に基づいて、前記第2および第3の色の画像データに対する2値化処理を行う。
中間調生成処理工程で行う2値化処理に用いる閾値を、いずれか一方の色の画像データに対する第1の閾値のみを記憶しておき、もう一方の色の画像データに対する第2の閾値は、演算工程によって算出するので、閾値の記憶に必要な記憶容量を削減することができる。
これにより、装置規模を縮小し、コストを低減することができる。
また本発明によれば、演算工程では、所定の値から前記第1の閾値を減算して第2の閾値を算出する。たとえば、所定の値は最大濃度値であり、第1の閾値と第2の閾値との和を一定に保つことによって、第1および第2の色の画像データがいずれも閾値を越えることが無くなる。
これにより、画像出力装置において、第1および第2の色のドットが同じ画素で重なって形成されることが無いので、色再現性を向上することができる。
また本発明によれば、閾値記憶部が複数の画像群の1つである第1の画像群に対応する第1の閾値を少なくとも記憶しておき、濃度判定部が、入力された画像データに基づいて、画像データを構成する各画素が、濃度域によって区別される複数の画素群のいずれに含まれるかを判定する。
閾値演算部は、第1の閾値を用いて第2の閾値を算出し、階調処理部が、第1の閾値に基づく第1の画像群に対する閾値処理と、第2の閾値に基づく第1の画像群以外の画像群に対する閾値処理とを少なくとも行い、所定の階調の画像データを生成する。
これにより、第1の閾値のみを記憶しておき、第2の閾値は算出されるので、第2の閾値を記憶する必要がなく閾値の記憶に必要な記憶容量を削減することができる。
また本発明によれば、閾値演算部は、所定の値から前記第1の閾値を減算して第2の閾値を算出する。
これにより、複雑な演算を行わず、減算するだけでよいので容易に第2の閾値を算出することができる。
また本発明によれば、前記階調再現処理部は、ディザ法またはブルーノイズマスク法に基づいて所定の階調の画像データを生成し、
前記第1および第2の閾値は、ディザ法またはブルーノイズマスク法に用いられる閾値マトリクスの各成分に相当する。
これにより、ディザ法またはブルーノイズマスク法を用いる場合に、閾値マトリクスの記憶に必要な記憶容量を削減することができる。
また本発明によれば、閾値記憶部に記憶される閾値マトリクスの各成分のうち、第1の画素群の濃度域より大きい閾値については、第1の画素群の濃度域より大きい値であって、他の画素群の濃度域に含まれる値に置き換える。
第1画素群の濃度域より大きな値として他の画素群の濃度域を越えるような大きな値を用いると、演算結果として負の閾値が算出されてしまい、処理がエラーとなったり、負の閾値に対応可能な処理プログラムが必要になってしまう。これに対して、第1の画素群の濃度域より大きい値であって、他の画素群の濃度域に含まれる値に置き換えることにより、さらに閾値マトリクスの記憶に必要な記憶容量を削減することができるとともに、簡単かつエラーの少ない閾値処理を行うことができる。
また本発明によれば、第1の閾値は第2の閾値よりも小さい値としている。小さい値を閾値として記憶するので、さらに閾値の記憶に必要な記憶容量を削減することができる。
また本発明によれば、上記の画像処理装置によって、階調再現処理が施された画像データが出力される。
これにより、画像処理装置を含めた画像形成装置の規模を縮小し、コストを低減することができる。
また本発明によれば、複数の画像群の1つである第1の画像群に対応する第1の閾値を少なくとも記憶しておき、濃度判定工程で、入力された画像データに基づいて、画像データを構成する各画素が、濃度域によって区別される複数の画素群のいずれに含まれるかを判定する。
閾値演算工程では、第1の閾値を用いて第2の閾値を算出し、階調処理工程で、第1の閾値に基づく第1の画像群に対する閾値処理と、第2の閾値に基づく第1の画像群以外の画像群に対する閾値処理とを少なくとも行い、所定の階調の画像データを生成する。
これにより、第1の閾値のみを記憶しておき、第2の閾値は算出されるので、第2の閾値を記憶する必要がなく閾値の記憶に必要な記憶容量を削減することができる。
また本発明によれば、閾値演算工程では、所定の値から前記第1の閾値を減算して第2の閾値を算出する。
これにより、複雑な演算を行わず、減算するだけでよいので容易に第2の閾値を算出することができる。
また本発明によれば、上記の画像処理方法をコンピュータに実行させるための画像処理プログラムおよびこの画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態であるデジタル複写機11の構成を示すブロック図である。画像形成装置であるデジタル複写機11は、画像入力装置12、画像処理装置13、画像出力装置14および操作パネル15で構成される。
画像入力装置12は、原稿を読み取って画像データに変換するものであり、CCD
(Charge Coupled Device)などを備えたスキャナ部を含んで構成され、原稿からの反射光をCCDにて読み取り、画素ごとにRGB(R:赤・G:緑・B:青)のアナログ画像信号に変換し、このアナログ画像信号を画像処理装置13に出力する。
操作パネル15は、原稿の複写開始を指示する複写キー、各部の処理に必要なパラメータなどを入力する数字キーなど複数のキーと、画像形成装置11の動作状態、操作メニューなどを表示する表示部とを含む。ユーザが操作パネル15を操作することで、操作されたキーに応じて動作開始指示信号、パラメータ設定指示信号などの各種指示を示す指示信号、パラメータの具体値を示すデータ信号などを画像入力装置12、画像処理装置13および画像出力装置14に対して出力され、画像形成装置11に対する動作指示、パラメータの設定などを行うことができる。
画像処理装置13は、A/D(アナログ/デジタル)変換部21、シェーディング補正部22、入力階調補正部23、色補正部24、像域分離処理部25、墨生成下色除去部26、空間フィルタ処理部27および中間調出力階調処理部28を備える。A/D変換部21は、画像入力装置12から与えられるRGBのアナログ画像信号を、デジタル画像信号に変換する。シェーディング補正部22は、A/D変換されたデジタル信号に対して、シェーディング補正処理を施す。シェーディング補正処理は、画像入力装置12の照明系、結像系および撮像系の構成に起因して画像信号に生じる各種の歪みを取除くために行われる。
入力階調補正部23は、シェーディング補正処理が施された画像信号に、入力階調補正処理を施す。入力階調補正処理は、画像信号を、反射率信号から濃度信号などのような画像処理装置が扱いやすい信号に変換する処理である。入力階調補正処理部23は、反射率信号に、カラーバランス処理をさらに施しても良い。
色補正部24は、RGBの濃度信号をCMY(C:シアン・M:マゼンタ・Y:イエロー)の画像信号に変換し、かつ画像出力装置14における色再現性の忠実化のために、CMYの画像信号に色補正処理を施す。色補正処理は、具体的には、不要吸収成分をそれぞれ含むCMYの各トナーやインクの分光特性に基づいた色濁りを、画像信号から取除く処理である。
像域分離処理部25は、色補正部24から出力されたCMYの画像信号に基づき、領域分離処理を行う。領域分離処理は、各画素が下地領域、文字領域、写真領域、網点領域のいずれに属するかを判断する。像域分離処理部25における分離結果(領域識別信号)は、墨生成下色除去部26、空間フィルタ処理部27および中間調出力階調処理部28に出力される。
墨生成下色除去部26は、色補正部24から出力された画像信号を構成するCMYの各色信号に基づいて、ブラック(K)の色信号を生成する墨生成処理を行う。また墨生成下色除去部26は、CMYの色信号に対して下色除去処理を施す。下色除去処理は、CMYの色信号から墨生成処理で生成されたブラックの色信号を差し引いて新たなCMYの色信号を得る処理である。これらの処理の結果、CMYの画像信号は、CMYKの色信号からなる画像信号に変換される。
黒生成処理の一例として、スケルトンブラックによる黒生成を行う方法がある。この方法では、スケルトンカーブの入出力特性をy=f(x)とし、入力されるデータをC,M,Yとし、出力されるデータをC’,M’,Y’,K’とし、UCR(Under Color
Removal)率をα(0<α<1)とすると、黒生成下色除去処理は以下の式で表わされる。
Figure 2004282720
空間フィルタ処理部27は、墨生成下色除去部26で得られたCMYKの画像信号に対して、デジタルフィルタを用いた空間フィルタ処理を施す。これによって画像の空間周波数特性を補正し、画像出力装置14が出力する画像に発生するぼやけおよび粒状性の劣化を防止する。
中間調出力階調処理部28は、空間フィルタ処理後のCMYKの画像信号に対して、階調補正処理、中間調生成処理および濃淡振り分け処理を施す。中間調生成処理は、画像を複数の画素に分割して階調を再現できるようにする処理であり、2値および多値のディザ法、誤差拡散法などを用いることができる。濃淡振り分け処理は、1つの色成分の信号に対して同系色で濃淡の異なる色材を用いて印刷する場合に、1つの色成分の信号から色材ごとの信号に振り分ける処理である。たとえば、第1の色であるC(シアン)は、第2の色であるC(シアン)と第3の色であるLC(ライトシアン)とに振り分けられ、第1の色であるM(マゼンタ)は、第2の色であるM(マゼンタ)と第3の色であるLM(ライトマゼンタ)とに振り分けられ、第1の色であるY(イエロー)は、第2の色であるDY(ダークイエロー)と第3の色であるY(イエロー)との振り分けられる。中間調出力階調処理部28によって処理された画像信号は、画像出力装置14に出力される。
以上の動作は、たとえば、図示しないCPU(Central Processing Unit)により制御される。
画像出力装置14は、7色インクを用いたインクジェット型の記録装置である。図2は、画像出力装置14の一例であるインクジェット型記録装置の印字部の概略図である。
このインクジェット記録装置は、印字ヘッド(インクジェットヘッド)40、キャリッジ41、ガイドシャフト42、保持部材43、モータ44、駆動ベルト45、メンテナンスユニット46および搬送ローラ47により構成される。キャリッジ41は、印字ヘッド40を収納し、矢符Yで示される記録媒体の搬送方向に対して垂直な、矢符X1およびX2方向の主走査方向に相対的に移動可能である。記録紙などの記録媒体Pは、給紙部に備えられ、給紙ローラにより1枚ずつ送り出され、搬送ローラ47により印字部に供給される。印字部では、記録媒体Pを搬送ローラ47により副走査方向に搬送しながら、矢符X1およびX2方向に移動する印字ヘッド40が、画像処理装置13から出力された画像信号に基づいて、記録媒体表面にインクを吐出することにより画像形成が行われる。画像形成が終了した記録媒体Pは排紙部に排出される。
印字ヘッド40は、主走査方向に延びる保持部材43に下面から保持され、ガイドシャフト42に案内されて主走査方向に摺動可能となっている。さらに、モータ44によって駆動される駆動ベルト45がガイドシャフト42と平行に張架されており、モータ44の回転によって駆動ベルト45が回転し、印字ヘッド40を主走査方向に摺動させることで記録媒体に対する位置が決められる。なお、メンテナンスユニット46は、印字ヘッド40のクリーニングなどのメンテナンスが実施される部分である。
図3の斜視図に示すように、印字ヘッド40には、複数色のインクタンク401、たとえば、C(シアン)・M(マゼンタ)・Y(イエロー)・K(黒)・LC(ライトシアン)・LM(ライトマゼンタ)・DY(ダークイエロー)よりなる7色のインクを貯溜したインクタンク401が備えられている。インクタンク401には、インクを吐出するためのノズル402が設けられている。ノズル内部にはピエゾ素子またはヒータなどが備えられ、画像処理装置13からの画像信号にしたがって、ピエゾ素子を変形させたり、ヒータを加熱してインクを微小ノズルから吐出する。
画像処理装置13は、同系色で濃淡の異なる色材を持つ画像出力装置14に対して、濃淡振り分け処理を行う中間調出力階調処理部28に特徴がある。なおCMYKの各色に対する中間調出力階調処理は、閾値の値が異なるだけであるので、以下の説明では、任意の1つの色成分に対する中間調出力階調処理だけを説明している。
図4は、中間調出力階調処理部28の詳細な構成を示すブロック図である。濃淡振り分け処理部(振り分け処理部)29は、シアン用振り分け処理部29c、マゼンタ用振り分け処理部29m、イエロー用振り分け処理部29yからなり、空間フィルタ処理後のCMYK画像信号をそれぞれ濃インクと淡インクの画像信号に振り分け処理を施す作成手段である。階調補正処理部30は、シアン用階調補正部30c、ライトシアン用階調補正部30lc、マゼンタ用階調補正部30m、ライトマゼンタ用階調補正部30lm、ダークイエロー用階調補正部30dy、イエロー用階調補正部30y、ブラック用階調補正部30bからなり、画像出力装置の特性に基づいて階調補正を行う。さらに、中間調生成処理部31は、シアン用中間調生成処理部31c、ライトシアン用中間調生成処理部31lc、マゼンタ用中間調生成処理部31m、ライトマゼンタ用中間調生成処理部31lm、ダークイエロー用中間調生成処理部31dy、イエロー用中間調生成処理部31y、ブラック用中間調生成処理部31k、ライトシアン用演算部310c、ライトマゼンタ用演算部310m、イエロー用演算部310y、シアン用閾値テーブル311c、マゼンタ用閾値テーブル311m、ダークイエロー用閾値テーブル311dyおよびブラック用閾値テーブル311kからなり、階調補正処理後のそれぞれの画像信号に対して、中間調生成処理を施す。なお、シアン用中間調生成処理部31c、ライトシアン用中間調生成処理部31lc、マゼンタ用中間調生成処理部31m、ライトマゼンタ用中間調生成処理部31lm、ダークイエロー用中間調生成処理部31dy、イエロー用中間調生成処理部31yおよびブラック用中間調生成処理部31kが2値化処理手段(閾値処理手段)を構成し、ライトシアン用演算部310c、ライトマゼンタ用演算部310mおよびイエロー用演算部310yが演算手段を構成し、シアン用閾値テーブル311c、マゼンタ用閾値テーブル311m、ダークイエロー用閾値テーブル311dyおよびブラック用閾値テーブル311kが記憶手段を構成する。中間調生成処理は、2値のディザ法あるいはブルーノイズマスク法を用いる。記憶手段は、このディザ法あるいはブルーノイズマスク法における閾値テーブルを濃インクの方だけを記憶する。濃インクの画像を2値化する際には、閾値テーブルから各画素に対応する閾値を読み出し、その閾値により2値化する。淡インクに対応する画像信号を2値化する際には、濃インクに用いる第1の閾値である閾値Thdとの大小関係が逆転し、かつ、第2の閾値である閾値Thlと閾値Thdとの和が常に一定となるように、(1)式によって閾値Thlを各演算部が演算し、これを用いて2値化する。
Thl=254−Thd …(1)
この演算は、1インクリメントしてからビットを反転しても処理することができる。
たとえば、4×4のディザマトリクスであれば、図5(a)に示す閾値マトリクスを各閾値テーブルに記憶しておき、濃インクの画像信号が示す濃度値と、閾値マトリクスとを対応させて2値化する。淡インクに対しては、各演算部が図5(a)の閾値マトリクスと式(1)とから図5(b)に示す閾値マトリクスを算出する。淡インクの画像信号が示す濃度値と、算出した閾値マトリクスとを対応させて2値化する。
なお、ブルーノイズマスク法の場合も使用する閾値マトリクスが、ディザ法で用いる閾値マトリクスに比べて大きくなるだけで同様に2値化処理することができる。
図6は、中間調出力階調処理部28による中間調出力階調処理を示すフローチャートである。ステップS1では、濃淡振り分け処理部29によって、ブラックを除く各色の画像信号を濃インク用画像信号と淡インク用画像信号とに振り分けを行う。ステップS2では、階調補正処理部30によって、画像出力装置の特性に基づいて階調補正を行う。ステップS3では、中間調生成処理部31内で、式(1)に基づき、所定値から濃インク用閾値マトリクスの各成分を減算したものを淡インク用閾値マトリクスとして作成する。ステップS4では、濃インク用マトリクスと、ステップS3で作成した淡インク用マトリクスとを用いてディザ法に基づく2値化処理を行う。なお、ステップS3で淡インク用の閾値マトリクスの作成をせずに、ステップ4の2値化処理の際に、その都度所定値から処理画素に対応する濃インク用の閾値を減算して淡インク用の閾値を算出しても良い。
以下では、濃淡振り分け処理について説明する。
淡インクの希釈率を濃インクの1/2とする場合、濃淡振り分け処理は、入力された画像信号が示す濃度値(入力値)を、図7のように濃インク、淡インクそれぞれ折れ線L1、折れ線L2のような関係で変換する。この折れ線L1、L2によって、入力値が最大値の1/2の値のとき、淡インクの濃度値が最大となり、入力値が最大値のとき、濃インクの濃度値が最大となるように変換される。たとえば、空間フィルタ処理部28から入力されたシアンの濃度値を入力値とすると、濃インクであるシアンの濃度値(変換値)は折れ線L1で表され、淡インクであるライトシアンの濃度値(変換値)は折れ線L2で表される。入力されるシアンの濃度値がXのとき、シアンの濃度値はX1、ライトシアンの濃度値はX2に変換される。
インクのドット滴が画素の大きさと一致するようなインクジェット型の記録装置であれば、特に階調補正処理は必要としない。このような条件では、中間調生成処理において、濃インクのドットが形成されるために閾値が取りうる範囲は、図8の折れ線L3より下に位置する三角形Aおよび三角形Bの範囲である。この範囲の第1の閾値を、式(1)によって演算した第2の閾値の範囲は、三角形Bおよび三角形Cの範囲となる。この範囲の閾値を淡インクの中間調生成処理に用いると、淡インクの濃度値は閾値を越えることがなく、淡インクは常にドットが形成されない。すなわち、濃インクのドットが形成される画素では淡インクのドットは形成されないので、淡インクのドットと濃インクのドットとが重ならず、色再現性は劣化しない。
インクのドット滴が画素の大きさに一致しないインクジェット型の記録装置では、階調補正処理は図9のような曲線に基づいて施されるが、各インクによってこの補正曲線の形状は異なる。階調補正処理の場合、通常は図9に示すように、補正曲線は下に凸となり、補正値が入力値を越えるようなことは無い。この場合、濃淡振り分け処理と階調補正処理とを総合すると、濃淡振り分け処理部29への入力値と階調補正処理部30からの出力値との関係は、図10のような関係になる。濃インクは曲線L5、淡インクは曲線L6に基づいて濃度値の変換が行われることと同じになる。このとき、中間調生成処理部31において、濃インクのドットが形成されるために閾値が取りうる範囲は、図11に示すように、曲線L7より下に位置する範囲である。この範囲の第1の閾値を式(1)によって演算した第2の閾値の範囲は曲線L9より上に位置する範囲となる。本来、淡インクのドットが形成されるための閾値の範囲は、曲線L8より下に位置する範囲であるが、曲線L9より上の範囲の閾値を淡インクの中間調生成処理に用いると、淡インクの濃度値は閾値を越えることがなく淡インクは常にドットが形成されない。すなわち、濃インクのドットが形成される画素では淡インクのドットは形成されないので、淡インクのドットと濃インクのドットとが重ならず、色再現性は劣化しない。
淡インクの希釈率を濃インクの1/4とし、濃淡振り分け処理部29への入力値が高濃度のときは、淡インクでドットを形成しないような場合、濃淡振り分け処理は、図12のように濃インク、淡インクそれぞれ折れ線L10、L11のような関係で変換される。濃淡振り分け処理と階調補正処理とを総合すると、濃淡振り分け処理部29への入力値と階調補正処理部30からの出力値の関係は、図13のような関係になる。濃インクは曲線L12、淡インクは曲線L13に基づいて濃度値の変換が行われることと同じになる。このとき、中間調生成処理部31において、濃インクのドットが形成される閾値の範囲は、図14に示すように曲線L14より下に位置する範囲である。この範囲の第1の閾値を式(1)によって演算した第2の閾値の範囲は、曲線L16より上に位置する範囲となる。本来、淡インクのドットが形成されるための閾値の範囲は、曲線L15より下に位置する範囲であるが、曲線L16より上の範囲の閾値を淡インクの中間調生成処理に用いると、淡インクの濃度値は閾値を越えることがなく淡インクは常にドットが形成されない。すなわち、濃インクのドットが形成される画素では淡インクのドットは形成されないので、淡インクのドットと濃インクのドットとが重ならず、色再現性は劣化しない。
本発明の第2の実施形態として、上記の画像処理方法をプリンタドライバとして実現するようにしてもよい。図15は、コンピュータ100に備えられるプリンタドライバ101の構成を示すブロック図である。コンピュ−タ100は、プリンタなどの画像出力装置200と接続し、画像データを出力するために、プリンタドライバ101、通信ポートドライバ102および通信ポート103を備えている。プリンタドライバ101は、色補正部111、中間調出力階調処理部112およびプリンタ言語翻訳部113を含んで構成される。また、通信ポート103は、RS232C規格および各種LAN(Local Area
Network)規格に準じたインターフェイスであり、通信ポートドライバ102によって通信ポート103に適した画像データが出力される。
コンピュータ100において各種のアプリケーションプログラムを実行することにより生成された画像データは、プリンタドライバ101の色補正部111に送られる。色補正部111では、前述の画像処理装置13に備えられた色補正部24と同様の処理を画像データに施す。さらに色補正部111では、画像処理装置13における墨生成下色除去部26の処理も行う。色補正部111から出力された画像データは、次に中間調出力階調処理部112に送られ、前述の画像処理装置13に備えられた中間調出力階調処理部28と同様の階調補正処理および中間調生成処理が施される。中間調出力階調処理部112において処理がなされた画像データは、プリンタ言語翻訳部113に送られ、接続される画像出力装置220に応じたプリンタ言語に変換される。プリンタ言語翻訳部113から出力された画像データは、通信ポートドライバ102および通信ポート103を介して、インクジェット型の画像出力装置200に出力される。画像出力装置200では、入力された画像データを紙などの記録媒体に印刷して出力する。画像出力装置200は、印刷機能の他に複写機能およびファクシミリ通信機能を有するデジタル複合機であってもよい。
また、上記のようなプリンタドライバ101をコンピュータ100側ではなく画像出力装置200に備えるようにし、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなどで撮像された画像データを、メモリカードを介してまたはUSB(Universal Serial Bus)などのケーブルを介して入力し、プリンタドライバ101で上記と同様の処理を行うようにしても良い。
図16は、本発明の第3の実施形態であるデジタル複写機51の構成を示すブロック図である。画像形成装置であるデジタル複写機51は、画像入力装置12、画像処理装置52、画像出力装置14および操作パネル15で構成される。
デジタル複写機51の構成は、図1に示したデジタル複写機11と類似した構成であり、出力階調補正部53および階調再現処理部54に特徴がある。なお、デジタル複写機11の各部位と同様の動作を行う部位については同じ符号を付しており、詳細な説明は省略する。上記の実施形態では、画素の色によって閾値処理を変更する構成について説明したが、本実施形態では、画素の濃度値によって閾値処理を変更する構成について説明する。
出力階調補正部53では、各画素の濃度値などを、画像出力装置14の特性に合わせた網点面積率に変換する出力階調補正処理を行う。階調再現処理部54では、画像データを画素ごとにそれぞれの階調を再現できるように中間調生成処理が施される。
本実施形態では、画像データの濃度階調を256(8ビット)階調とし、各画素を濃度値に基づいて2つの画素群に分割する。
図17は、階調再現処理部54の構成を示すブロック図である。階調再現処理部54は、濃度判定部55、階調処理部56、閾値演算部57および閾値記憶部58を含んで構成される。濃度判定部55は、出力階調補正部53から出力された画像データの各画素が、2つの画素群のうちいずれの画素群に属するかを判定する作成手段である。たとえば、濃度値が0〜127である低濃度域の画素群を第1画素群(第1の画像データ)、濃度値が128〜255である高濃度域の画素群を第2画素群(他の画像データ)とし、濃度値がいずれの範囲内であるかによって判定する。判定結果は、判定信号として閾値演算部57に出力される。判定信号は、たとえば1ビットで表され、第1画素群に属する場合に“1”を出力し、第2画素群に属する場合“0”を出力する。判定に用いた各画素の濃度値は、そのまま階調処理部56に出力する。
閾値記憶部58は、1または複数種類の閾値マトリクスを記憶する記憶手段である。閾値演算部57は、濃度判定部55から出力された判定信号に基づいて閾値マトリクスの成分である閾値の演算を行う演算手段である。なお、演算は必ず行うのではなく、本実施形態のように2つの画素群がある場合は、いずれか一方に属する画素の閾値処理を行う際にのみ演算を行う。階調処理部56は、閾値演算部57から出力される閾値と、濃度判定部55から出力された濃度値とを用いて各画素の閾値処理を行う閾値処理手段である。
たとえば、第1画素群を対象とする閾値マトリクス(以下では第1マトリクスと呼ぶ。)を閾値記憶部58に記憶しておき、閾値演算部57は、判定信号が“1”であれば、第1マトリクスの閾値をそのまま階調処理部56に出力する。判定信号が“0”であれば、閾値演算部57は、255から第1マトリクスの閾値を引く演算を行い、演算結果を閾値として階調処理部56に出力する。
また、本実施形態では、階調処理部56は閾値処理としてFMスクリーン方式による2値化(閾値)処理を行う。画素の濃度値が閾値以上であれば、新たな画素値を“1”とし、濃度値が閾値より小さければ、新たな画素値を“0”とする。画素値が“1”のときは、その画素位置にドットを表示するように、画素値が“0”のときは、その画素位置にドットを表示しないように、画像処理装置52から画像出力装置14に対して駆動パルスの出力を行う。図18は、画像処理装置52から画像出力装置14に対して出力される駆動パルスの例を示す図であり、図19は、印刷されるドットの例を示す図である。階調処理部56が各画素に対して閾値処理を行い、対象画素の濃度値が閾値以下であれば、画像出力装置14に対して図18(a)のように駆動パルスを出力せず、画像出力装置14は、図19(a)のように対象画素の画素領域60にドットを印刷しない。対象画素の濃度値が閾値より大きければ、図18(b)のように駆動パルスを出力し、画像出力装置14は、図19(b)のように対象画素の画素領域60全体を覆うようにドット61を印刷する。
図20は、閾値記憶部58に記憶している第1マトリクス70の例を示す図である。本実施形態では、第1マトリクス70として128画素×128画素の閾値マトリクスを用いる。なお、図20では、第1マトリクス70の一部のみを示している。第1画素群に含まれる画素に対しては、第1マトリクスの成分である閾値をそのまま用いて閾値処理を行い、第2画素群に含まれる画素に対しては、第1マトリクスの閾値から演算で得られた閾値を用いて閾値処理を行う。ここで、第1画素群の画素に対しては使用されない閾値、すなわち128以上の閾値については、全ての値を、第1画素群の濃度域より大きな値であって、同一の値(たとえば128)とする。
まずは、閾値処理を簡単に説明するために、各画素が第1画素群に含まれる同じ濃度値(たとえば127)であるような一様な画像データを閾値処理の対象とする。第1マトリクスおよび画像データの左上隅の座標を(0,0)とし、右向きをx方向、下向きをy方向とする。閾値処理は原点からx方向に進み、(127,0)まで1ライン分の処理が終わると、y方向に1ライン下がって(1,0)の処理を行い1ライン分の処理を行う。(127,127)の画素についての処理が終わるまで繰り返す。
まず濃度判定部55では、注目画素を座標(0,0)の画素P0とし、画素P0の濃度値がいずれの画素群に含まれるかを判定する。濃度値は、一様に127であるので、画素P0の濃度値idは127であり、第1画素群に含まれると判定し、判定信号として“1”を出力する。閾値演算部57は、第1マトリクス70を参照し、注目画素P0に対応する画素位置S0(0,0)の閾値“1”を取得する。判定信号が“1”であるので、演算を行わず、取得した閾値“1”を第1画素群用の閾値th1として出力する。階調処理部56では、濃度値idと閾値th1との比較を行う。id=127、th1=1であるので、id≧th1となり画素P0の新たな画素値を“1”とする。
次にx方向に1画素進み、注目画素を座標(1,0)の画素P1とする。濃度判定部55では、画素P1は第1画素群に含まれると判定し、判定信号として“1”を出力する。閾値演算部57は、第1マトリクス70を参照し、注目画素P1に対応する画素位置S1(1,0)の閾値“128”を取得する。判定信号が“1”であるので、演算を行わず、取得した閾値“128”を第1画素群用の閾値th1として出力する。階調処理部56では、濃度値idと閾値th1との比較を行う。id=127、th1=128であるので、id<th1となり画素P1の新たな画素値を“0”とする。
このようにして閾値処理を繰り返すと、図21(a)に示すような2値化画像データが得られる。ここで、●はその画素位置にドットを表示する、すなわち画素値が“1”であることを示し、空白の場合はその画素位置にドットを表示しない、すなわち画素値が“0”であることを示している。
次に、各画素が第2画素群に含まれる同じ濃度値(たとえば128)であるような一様な画像データを閾値処理の対象とする。
まず濃度判定部55では、注目画素を座標(0,0)の画素P0とし、画素P0の濃度値がいずれの画素群に含まれるかを判定する。濃度値は、一様に128であるので、画素P0の濃度値idは128であり、第2画素群に含まれると判定し、判定信号として“0”を出力する。閾値演算部57は、第1マトリクス70を参照し、注目画素P0に対応する画素位置S0(0,0)の閾値“1”を取得する。判定信号が“0”であるので、第2画素群用の閾値th2を求めるために、減算th2=255−th1による演算を行う。th1=1であるので、th2=255−1=254と算出され、第2画素群用の閾値th2として出力する。階調処理部56では、濃度値idと閾値th2との比較を行う。id=128、th1=254であるので、id<th1となり画素P0の新たな画素値を“0”とする。th2の算出において、複雑な演算を行わず、減算するだけでよいので容易に第2の閾値を算出することができる。
次にx方向に1画素進み、注目画素を座標(1,0)の画素P1とする。濃度判定部55では、画素P1は第2画素群に含まれると判定し、判定信号として“0”を出力する。閾値演算部57は、第1マトリクス70を参照し、注目画素P1に対応する画素位置S1(1,0)の閾値“128”を取得する。判定信号が“0”であるので、第2画素群用の閾値th2を求めるための演算を行う。th1=128であるので、th2=255−128=127と算出され、第2画素群用の閾値th2として出力する。階調処理部56では、濃度値idと閾値th2との比較を行う。id=128、th1=127であるので、id≧th1となり画素P1の新たな画素値を“1”とする。
このようにして閾値処理を繰り返すと、図21(b)に示すような2値化画像データが得られる。
図22は、画像データ71の例を示す図である。上記では、濃度値が一様な画像データを例に挙げたが、実際は画像データ71のように濃度値が一様でない場合が多い。使用する閾値マトリクスは、図20に示した第1マトリクス70とする。
まず濃度判定部55では、注目画素を座標(0,0)の画素P0とし、画素P0の濃度値がいずれの画素群に含まれるかを判定する。図22に示すように、画素P0の濃度値idは50であり、第1画素群に含まれると判定し、判定信号として“1”を出力する。閾値演算部57は、第1マトリクス70を参照し、注目画素P0に対応する画素位置S0(0,0)の閾値“1”を取得する。判定信号が“1”であるので、演算を行わず、取得した閾値“1”を第1画素群用の閾値th1として出力する。階調処理部56では、濃度値idと閾値th1との比較を行う。id=50、th1=1であるので、id≧th1となり画素P0の新たな画素値を“1”とする。
次にx方向に1画素進み、注目画素を座標(1,0)の画素P1とする。図22に示すように、画素P1の濃度値idは0であり、第1画素群に含まれると判定し、判定信号として“1”を出力する。閾値演算部57は、第1マトリクス70を参照し、注目画素P1に対応する画素位置S1(1,0)の閾値“128”を取得する。判定信号が“1”であるので、演算を行わず、取得した閾値“128”を第1画素群用の閾値th1として出力する。階調処理部56では、濃度値idと閾値th1との比較を行う。id=0、th1=128であるので、id<th1となり画素P0の新たな画素値を“0”とする。
さらにx方向に1画素進み、注目画素を座標(2,0)の画素P2とする。図22に示すように、画素P2の濃度値idは150であり、第2画素群に含まれると判定し、判定信号として“0”を出力する。閾値演算部57は、第1マトリクス70を参照し、注目画素P2に対応する画素位置S2(2,0)の閾値“99”を取得する。判定信号が“0”であるので、第2画素群用の閾値th2を求めるために、演算式th2=255−th1による演算を行う。th1=99であるので、th2=255−99=156と算出され、第2画素群用の閾値th2として出力する。階調処理部56では、濃度値idと閾値th2との比較を行う。id=150、th2=156であるので、id<th2となり画素P0の新たな画素値を“0”とする。
さらにx方向に1画素進み、注目画素を座標(3,0)の画素P3とする。図22に示すように、画素P3の濃度値idは253であり、第2画素群に含まれると判定し、判定信号として“0”を出力する。閾値演算部57は、第1マトリクス70を参照し、注目画素P3に対応する画素位置S3(3,0)の閾値“128”を取得する。判定信号が“0”であるので、第2画素群用の閾値th2を求めるために、演算式th2=255−th1による演算を行う。th1=128であるので、th2=255−128=127と算出され、第2画素群用の閾値th2として出力する。階調処理部56では、濃度値idと閾値th2との比較を行う。id=253、th2=127であるので、id≧th2となり画素P0の新たな画素値を“1”とする。
このようにして閾値処理を繰り返すと、図23に示すような2値化画像データが得られる。
図24は、階調再現処理部54による中間調生成処理を示すフローチャートである。操作パネル15がユーザによって操作され、画像の印刷、複写などの実行が指示され、出力階調補正部53から画像データが入力されると処理が開始される。
ステップS11では、濃度判定部55が、入力された画像データの最初の画素、たとえば、左上隅に位置する画素を注目画素とし、注目画素の濃度値が0〜127の範囲内であるかどうかを判断する。範囲内であればステップS12に進み、範囲外であればステップS13に進む。ステップS12では、閾値演算部57が、閾値記憶部58より閾値マトリクスの対応する画素位置の閾値を読み出し、第1画素群用の閾値th1としてそのままの値を階調処理部56に出力する。ステップS13では、閾値演算部57が、閾値記憶部58より閾値マトリクスの対応する画素位置の閾値を読み出し、演算により第2画素群用の閾値th2を算出して階調処理部56に出力する。
ステップS14では、階調処理部56が、注目画素の濃度値と、閾値演算部57から入力された閾値とを用いて閾値処理を行い、新たな画素値を出力する。ステップS15では、濃度判定部55が、全ての画素に対する閾値処理が終了したかどうかを判断する。全て終了していれば処理を終了し、終了していなければステップS11に戻り、次の画素を注目画素として処理を繰り返す。
従来、FMスクリーン方式においては高濃度域用閾値マトリクスと低濃度域用閾値マトリクスを一つのマトリクスで再現することは困難であり、高濃度域用マトリクスと低濃度域用マトリクスをそれぞれ用意し、切り替えて使用するのが普通である。したがって、階調の再現に必要なマトリクス数は、低濃度域用の1つでよいので、記憶しておくべきマトリクス数を削減し、記憶容量を削減することができる。
なお、低濃度域用マトリクスを使用して高濃度域を再現しているが、これに限定されず高濃度域用マトリクスを用いて低濃度域を再現するような構成も可能である。しかし、ビット数を考慮すると、閾値として大きな値を格納するより、小さな値を格納するほうがマトリクスのデータ量が小さくなるので、低濃度域用マトリクスを格納するほうがよく、低濃度域用マトリクスから高濃度域用の閾値を演算によって求めるのが望ましい。ただし、本実施形態のように256階調の濃度値に対して、0が最も低濃度であり、255が最も高濃度である場合は、低濃度域用マトリクスを格納するほうがよいが、逆に0が最も高濃度で、255が低濃度である場合は、高濃度域用マトリクスを格納し、高濃度域用マトリクスから低濃度域用の閾値を演算によって求めるのが望ましい。
また、本発明では、第1画素群の画素に対しては使用されない閾値、すなわち128以上の閾値については、全ての値を、第1画素群の濃度域より大きな値であって、同一の値としており、その値として第2画素群の濃度域内の値である128としている。第1画素群の濃度域より大きな値としては、階調値の最大値(255)を越える値を用いることも考えられるが、このような値を用いると次のような問題が生じる。第1画素群の濃度域より大きな値としてたとえば1000を用いるとすると、演算により第2画素群の画素に対する閾値th2は255−1000=−745となり、閾値として負の数を考慮した処理を行う必要がある。負の数を考慮した処理は、いわゆるイレギュラー処理であり、処理がエラーとなったり、イレギュラー処理に対応可能な処理プログラムが必要になってしまう。これに対して、第1画素群の濃度域より大きな値として第2画素群の濃度域内の値を用いることで、イレギュラー処理を行う必要がなくなり、さらに、閾値マトリクスの記憶に必要な記憶容量を削減することができるとともに、簡単かつエラーの少ない閾値処理を行うことができる。
上記では、画素群として高濃度域と低濃度域の二つに分けたが、場合によっては、さらに画素群を分割して、高濃度、中濃度、低濃度の3つの濃度域、またはそれ以上に分けて階調を再現する場合がある。この場合は、それぞれの濃度域の画素群に対して良好なドット配置が得られるようなマトリクスを別々に用意しなければならない。これは、高濃度域用マトリクスは、中濃度域または低濃度域のドット配置に影響を受けるためである。しかし、本発明では、高濃度域のドット配置は低濃度域のドット配置を反転させたようになり、低濃度域用マトリクスで高濃度域の閾値処理を行うことができる。したがって、階調の再現に必要なマトリクス数は、低濃度域用、中濃度域用の2つでよいので、記憶しておくべきマトリクス数を削減し、記憶容量を削減することができる。
たとえば、256階調の画像データに対して、濃度値が0〜84である低濃度域の画素群を第1画素群、濃度値が85〜170である中濃度域の画素群を第2画素群、濃度値が171〜255である高濃度域の画素群を第3画素群とする。第1画素群を対象とするマトリクスとして、図25(a)に示すような第1マトリクス72を使用し、第2画素群を対象とするマトリクスとして、図25(b)に示すような第2マトリクス73を使用する。ここで、第3画素群に対しては、第1マトリクス72を用いて閾値を算出して閾値処理することができる。
同様にして、濃度域が4つ以上の場合であっても、本発明を適用することができる。たとえば、第1〜第4画素群に対して、第1画素群を対象とする第1マトリクスおよび第2画素群を対象とする第2マトリクスを記憶しておく。第3画素群に対しては、第2マトリクスを用いて閾値を算出して閾値処理を行い、第4画素群に対しては、第1マトリクスを用いて閾値を算出して閾値処理を行うことができる。また、第3画素群を対象とする第3マトリクスを記憶し、第4画素群に対してのみ閾値を算出して閾値処理を行う構成としてもよい。いずれにしても、記憶しておくべきマトリクス数を削減し、記憶容量を削減することができる。
また、上記の実施形態では、非常に大きなマトリクスを使用するFMスクリーン方式について説明したが、本発明はこれに限定されずディザ法に用いるディザマトクスに対しても適用できる。
図26は、4画素×4画素のディザマトリクスの例を示す図である。図26(a)は、本発明を適用したディザマトリクス74を示し、図26(b)は、従来のディザマトリクス75を示している。対象となる画像データの階調を256階調(8ビット)とすると、従来のディザマトリクスの場合、全ての成分が8ビットであるマトリクスを記憶するための容量が必要となる。これに対し、本発明を適用する場合、第1画素群の濃度域を0〜127、第2画素群の濃度域を128〜255とし、さらに閾値処理において、濃度値をid、閾値をthとすると、id>thのときのみ新たな画素値として“1”を出力する。閾値が127のときに新たな画素値として“1”が出力されるためには、濃度値として128以上が必要であるが、128は第1画素群の値ではないので、同一値として127を用いることできる。
したがって、従来では、マトリクスの各成分について少なくとも8ビットを必要とするが、本発明を適用すると、全ての成分が7ビットで表現可能となり、マトリクスを記憶するための記憶容量を削減することができる。
さらに、上記では階調再現処理として2値化処理を行っているが、これに限らず多値化処理にも本発明を適用することができる。
図27は、5値の多値ディザ法行う場合のディザマトリクス76の例を示す図である。簡単のためにマトリクスサイズを4画素×4画素とする。また、第1の濃度域を0〜63、第2の濃度域を64〜127、第3の濃度域を128〜191、第4の濃度域を192〜255とする。同時に、第1の濃度域に対して第1の画素群を0〜31、第2の画素群を32〜63とし、第2の濃度域に対して第3の画素群を64〜95、第4の画素群を96〜127、第3の濃度域に対して第5の画素群を128〜159、第6の画素群を160〜191、第4の濃度域に対して第7の画素群を192〜223、第8の画素群を224〜255とする。第1の画素群に対する閾値処理については、ディザマトリクス76の各成分を閾値としてそのまま用い、第2の画素群に対する閾値処理については、ディザマトリクス76の各成分thに対して63−thを演算し、閾値として使用する。第3の画素群に対する閾値処理については、第1の画素群に対する閾値に64を加算したものを閾値とし、第4の画素群に対する閾値処理については、第3の画素群に対する各閾値thに対して191−thを演算し、閾値として使用する。第5の画素群に対する閾値については第3の画素群に対する閾値に64を加算したものを閾値とし、第6の画素群に対する閾値処理については、第5の画素群に対する各閾値thに対して319−thを演算し、閾値として使用する。第7の画素群に対する閾値については第5の画素群に対する閾値に64を加算したものを閾値とし、第8の画素群に対する閾値処理については、第7の画素群に対する各閾値thに対して447−thを演算し、閾値として使用する。
5値の多値化処理であるので、処理後の新たな画素値として、0,64,128,192,255のいずれか出力する。閾値処理によって、第1の濃度域の場合は、新たな画素値として0または64を出力し、第2の濃度域の場合は、新たな画素値として64または128を出力し、第3の濃度域の場合は、新たな画素値として128または192を出力し、第4の濃度域の場合は、新たな画素値として192または255を出力する。
たとえば、対象となる画像データの画素の濃度値idが、第1の濃度域である0〜63の範囲内の値であるときは、ディザマトリクス76を用いて閾値処理を行う。濃度値idに対応する閾値がthであるとき、id>thであれば新たな画素値として64を出力し、id≦thであれば0を出力する。他の濃度域についても同様に、濃度値が閾値より大きければ、大きい方の画素値を新たな画素値として出力する。
このような多値ディザ処理に、本発明を適用すると、第1の濃度域0〜63に対する処理において、第1画素群の濃度域を0〜31、第2画素群の濃度域を32〜63とする。対象となる画像データの画素が、第1画素群に含まれるときは、ディザマトリックス76の閾値th1をそのまま用い、第2画素群に含まれるときは、63−th1を算出し、閾値th2として用いる。したがって、従来の多値ディザ法の場合は、ディザマトリクスの閾値として0〜63に対応できるように、少なくとも6ビットが必要であるが、本発明を適用すると、全ての成分が0〜31に対応するように5ビットで表現可能となり、ディザマトリクスを記憶するための記憶容量を削減することができる。
図28は、本発明の第4の実施形態であるカラープリンタ81の構成を示すブロック図である。画像形成装置であるカラープリンタ81は、カラー画像処理装置82、印字装置83および操作パネル15で構成される。
カラープリンタ81の構成は、図16に示したデジタル複写機51と類似した構成であり、画像データは各種外部装置から取り込むため、画像入力装置は備えず、解凍処理部84を備えることに特徴がある。なお、デジタル複写機51の各部位と同様の動作を行う部位については同じ符号を付しており、詳細な説明は省略する。
カラープリンタ81は、USBまたはIEEE(Institute of Electrical and
Electronic Engineers)1394などに準拠したデジタルカメラおよびコンピュータなどとの接続インターフェイスを備えており、この接続インターフェイスを介して画像データが入力される。
解凍処理部84は、接続インターフェイスを介して入力される圧縮された画像データを、圧縮方式に応じて解凍処理を行う。たとえば、JPEG(Joint Photographic Experts Group)形式で圧縮された画像データの場合は、YCbCr(Y:輝度、Cb,Cr:色差)信号で入力されるので、YCbCrの符号化データを復号し、さらに逆量子化、逆直交変換を行って画素データに変換し、YCbCr信号からRGB信号に変換する。
階調再現処理部54において、デジタル複写機51の場合と同様の中間調生成処理を行うので、カラープリンタ81であっても、閾値マトリクスを記憶するための記憶容量を削減することができる。
なお、閾値マトリクスおよび閾値処理を行うための閾値処理プログラムは、画像処理装置に記憶してもよいし、不図示の外部記憶装置に記憶しておき、画像処理を行うときに画像データとともに外部記憶装置から読み出す構成としてもよい。外部記憶装置としては、接続されたコンピュータおよびファクシミリ装置などが挙げられる。これらは記憶容量の制限を受けにくく、高画質の中間調画像を得るために有効である。また、このように構成することで、新たな閾値マトリクスをデータ通信により取得することが可能で、より高画質な画像処理を行うための閾値マトリクスの変更および切り換えなどの作業を容易に行うことができる。さらに、閾値マトリクスおよび閾値処理プログラムを外部記憶装置に記憶することで、画像処理装置を制御するCPUの負荷を軽減し、画像処理の高速化などを実現することができる。
本発明の第5の実施形態として、上記の画像処理方法をプリンタドライバとして実現するようにしてもよい。図29は、コンピュータ300に備えられるプリンタドライバ401の構成を示すブロック図である。
コンピュータ300の構成は、図15に示したコンピュータ100と類似した構成であり、出力階調補正部302および階調再現処理部303に特徴がある。なお、コンピュータ100の各部位と同様の動作を行う部位については同じ符号を付しており、詳細な説明は省略する。
色補正部111から出力された画像データは、出力階調補正部302に送られ、前述の画像処理装置52に備えられた出力階調補正部53と同様の階調補正処理が施される。出力階調補正部302から出力された画像データは、階調再現処理部303に送られ、前述の画像処理装置52に備えられた階調再現処理部54と同様の中間調生成処理が施される。階調再現処理部303において処理がなされた画像データは、プリンタ言語翻訳部113に送られ、接続される画像出力装置200に応じたプリンタ言語に変換される。プリンタ言語翻訳部113から出力された画像データは、通信ポートドライバ102および通信ポート103を介して、画像出力装置200に出力される。画像出力装置200では、入力された画像データを紙などの記録媒体に印刷して出力する。画像出力装置200は、印刷機能の他に複写機能およびファクシミリ通信機能を有するデジタル複合機であってもよい。
また、上記のようなプリンタドライバ301をコンピュータ300側ではなく画像出力装置200に備えるようにし、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなどで撮像された画像データを、メモリカードを介してまたはUSBなどのケーブルを介して入力し、プリンタドライバ301で上記と同様の処理を行うようにしても良い。
さらに、本発明の他の実施形態として、上記の画像処理方法をコンピュータに実行させるための画像処理プログラムおよびこの画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することも可能である。
なお、上記の記録媒体としては、マイクロプロセッサで処理が行われるためのメモリ、たとえばROM(Read Only Memory)そのものが記録媒体であってもよいし、また、コンピュータの外部記憶装置としてプログラム読み取り装置が設けられ、そこに挿入することで読み取り可能な記録媒体であってもよい。
いずれの場合においても、記録されている画像処理プログラムは、マイクロプロセッサが記録媒体にアクセスすることで実行されてもよいし、マイクロプロセッサが記録媒体から画像処理プログラムを読み出し、読み出された画像処理プログラムをプログラム記憶エリアにダウンロードして、実行してもよい。なお、このダウンロード用のプログラムは予め所定の記憶装置に格納されているものとする。
また、プログラム読み取り装置で読み取り可能な記録媒体としては、磁気テープ、カセットテープなどのテープ系、フレキシブルディスク、ハードディスクなどの磁気ディスクまたはCD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)/MO(Magneto Optical disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスクのディスク系、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを含む)/光カードなどのカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROMなどの半導体メモリを含めた固定的にプログラムを記録する媒体であってもよい。
また、コンピュータを、インターネットを含む通信ネットワークに接続可能な構成とし、通信ネットワークから画像処理プログラムをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する媒体であってもよい。なお、このように通信ネットワークから画像処理プログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用プログラムは予めコンピュータに格納しておくか、他の記録媒体からインストールされるものであってもよい。
記録媒体から読み取った画像処理プログラムを実行するコンピュータシステムの一例は、フラットベッドスキャナ、フィルムスキャナ、デジタルカメラなどの画像読取装置と、各種プログラムを実行することにより上記の画像処理方法を含めた様々な処理を行うコンピュータと、このコンピュータの処理結果などを表示するCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイなどの画像表示装置と、コンピュータの処理結果を紙などに出力するプリンタなどの画像出力装置とが互いに接続されて構成されるシステムである。さらに、このコンピュータシステムには、通信ネットワークを介してサーバーなどに接続し、画像処理プログラムを含む各種プログラムや画像データなどの各種データを送受信するためのモデムなどが備えられる。
本発明の第1の実施形態であるデジタル複写機11の構成を示すブロック図である。 画像出力装置14の一例であるインクジェット型記録装置の印字部の概略図である。 印字ヘッドの斜視図である。 中間調出力階調処理部28の詳細な構成を示すブロック図である。 ディザ処理に用いる閾値マトリクスの例を示す図である。 中間調出力階調処理部28による中間調出力階調処理を示すフローチャートである。 入力濃度値から振り分け後の濃度値への変換曲線を示す図である。 入力濃度値と濃淡インクの閾値との関係を示す図である。 階調補正曲線を示す図である。 入力濃度値から振り分け後の濃度値への変換曲線を示す図である。 入力濃度値と濃淡インクの閾値との関係を示す図である。 入力濃度値から振り分け後の濃度値への変換曲線を示す図である。 入力濃度値から振り分け後の濃度値への変換曲線を示す図である。 入力濃度値と濃淡インクの閾値との関係を示す図である。 コンピュータ100に備えられるプリンタドライバ101の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態であるデジタル複写機51の構成を示すブロック図である。 階調再現処理部54の構成を示すブロック図である。 画像処理装置52から画像出力装置14に対して出力される駆動パルスの例を示す図である。 印刷されるドットの例を示す図である。 閾値記憶部58に記憶している第1マトリクス70の例を示す図である。
中間調生成処理による2値化画像データの例を示す図である。 画像データ71の例を示す図である。 中間調生成処理による2値化画像データの例を示す図である。 階調再現処理部54による中間調生成処理を示すフローチャートである。 3濃度域用の閾値マトリクスの例を示す図である。 4画素×4画素のディザマトリクスの例を示す図である。 5値の多値ディザ法行う場合のディザマトリクス76の例を示す図である。 本発明の第4の実施形態であるカラープリンタ81の構成を示すブロック図である。 コンピュータ300に備えられるプリンタドライバ401の構成を示すブロック図である。
符号の説明
11,51 デジタル複写機
12,52,82 画像入力装置
13 画像処理装置
14 画像出力装置
15 操作パネル
21 A/D(アナログ/デジタル)変換部
22 シェーディング補正部
23 入力階調補正部
24 色補正部
25 像域分離処理部
26 墨生成下色除去部
27 空間フィルタ処理部
28 中間調出力階調処理部
29 濃淡振り分け処理部
30 階調補正処理部
31 中間調生成処理部
53 出力階調補正部
54 階調再現処理部
55 濃度判定部
56 階調処理部
57 閾値演算部
58 閾値記憶部
81 カラープリンタ

Claims (18)

  1. 入力された画像データを所定の階調の画像データに変換して出力する画像処理装置において、
    入力された画像データに基づいて複数種類の画像データを作成する作成手段と、
    複数種類の画像データの1つである第1の画像データに対応する第1の閾値を少なくとも記憶する記憶手段と、
    前記第1の閾値を用いて第2の閾値を算出する演算手段と、
    第1の閾値に基づく第1の画像データに対する閾値処理と、第2の閾値に基づく第1の画像データ以外の画像データに対する閾値処理とを少なくとも行い、所定の階調の画像データを生成する閾値処理手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 入力された画像データを所定の階調の画像データに変換して出力する中間調出力階調処理部を備える画像処理装置において、
    前記中間調出力階調処理部は、
    第1の色の画像データが入力され、第1の色の画像データに基づいて、第1の色と同系色の第2および第3の色の画像データを出力する振り分け処理部と、
    前記第2および第3の色の画像データに対し2値化処理を施すことで所定の階調の画像データを生成する中間調生成処理部とを備え、
    前記中間調生成処理部は、
    前記第2および第3の色の画像データのいずれか一方に対して2値化処理を施すための第1の閾値を記憶する記憶手段と、
    前記第1の閾値を用いて第2の閾値を算出する演算手段と、
    記憶している第1の閾値および算出した第2の閾値に基づいて、前記第2および第3の色の画像データに対する閾値処理を行う2値化処理手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記演算手段は、所定の値から前記第1の閾値を減算して第2の閾値を算出することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記第2および第3の色は、濃度が異なることを特徴とする請求項2または3記載の画像処理装置。
  5. 前記中間調生成処理部は、ディザ法またはブルーノイズマスク法に基づいて所定の階調の画像データを生成し、
    前記第1および第2の閾値は、ディザ法またはブルーノイズマスク法に用いられる閾値マトリクスの各成分に相当することを特徴とする請求項3または4記載の画像処理装置。
  6. 請求項2〜5のいずれかに記載の画像処理装置と、
    前記画像処理装置によって中間調出力階調処理が施された画像データを出力する画像出力装置とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  7. 入力された画像データを所定の階調の画像データに変換して出力する中間調出力階調処理工程を有する画像処理方法において、
    前記中間調出力階調処理工程は、
    入力された第1の色の画像データに基づいて、第2および第3の色の画像データを出力する振り分け処理工程と、
    前記第2および第3の色の画像データに対し2値化処理を施すことで所定の階調の画像データを生成する中間調生成処理工程とを有し、
    さらに、前記中間調生成処理工程は、
    予め記憶されている第1の閾値を用いて第2の閾値を算出する演算工程と、
    記憶している第1の閾値および算出した第2の閾値に基づいて、前記第2および第3の色の画像データに対する2値化処理を行う2値化処理工程とを有することを特徴とする画像処理方法。
  8. 前記演算工程は、所定の値から前記第1の閾値を減算して第2の閾値を算出することを特徴とする請求項7記載の画像処理方法。
  9. 入力された画像データを所定の階調の画像データに変換して出力する階調再現処理部を備える画像処理装置において、
    階調再現処理部は、
    入力された画像データに基づいて、画像データを構成する各画素が、濃度域によって区別される複数の画素群のいずれに含まれるかを判定する濃度判定部と、
    複数の画像群の1つである第1の画像群に対応する第1の閾値を少なくとも記憶する閾値記憶部と、
    前記第1の閾値を用いて第2の閾値を算出する閾値演算部と、
    第1の閾値に基づく第1の画像群に対する閾値処理と、第2の閾値に基づく第1の画像群以外の画像群に対する閾値処理とを少なくとも行い、所定の階調の画像データを生成する階調処理部とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  10. 前記閾値演算部は、所定の値から前記第1の閾値を減算して第2の閾値を算出することを特徴とする請求項9記載の画像処理装置。
  11. 前記階調再現処理部は、ディザ法またはブルーノイズマスク法に基づいて所定の階調の画像データを生成し、
    前記第1および第2の閾値は、ディザ法またはブルーノイズマスク法に用いられる閾値マトリクスの各成分に相当することを特徴とする請求項9または10記載の画像処理装置。
  12. 閾値記憶部に記憶される閾値マトリクスの各成分のうち、第1の画素群の濃度域より大きい閾値については、第1の画素群の濃度域より大きい値であって、他の画素群の濃度域に含まれる値に置き換えることを特徴とする請求項11記載の画像処理装置。
  13. 第1の閾値は第2の閾値よりも小さい値であることを特徴とする請求項9〜12のいずれか1つに域際の画像処理装置。
  14. 請求項9〜13のいずれか1つに記載の画像処理装置と、
    前記画像処理装置によって階調再現処理が施された画像データを出力する画像出力装置とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  15. 入力された画像データを所定の階調の画像データに変換して出力する階調再現処理工程を有する画像処理方法において、
    階調再現処理工程は、
    入力された画像データに基づいて、画像データを構成する各画素が、濃度域によって区別される複数の画素群のいずれに含まれるかを判定する濃度判定工程と、
    複数の画像群の1つである第1の画像群に対応する第1の閾値を用いて第2の閾値を算出する閾値演算工程と、
    第1の閾値に基づく第1の画像群に対する閾値処理と、第2の閾値に基づく第1の画像群以外の画像群に対する閾値処理とを少なくとも行い、所定の階調の画像データを生成する階調処理工程とを有することを特徴とする画像処理方法。
  16. 前記閾値演算工程は、所定の値から前記第1の閾値を減算して第2の閾値を算出することを特徴とする請求項15記載の画像処理方法。
  17. 請求項6,7,15または16のいずれか1つに記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるための画像処理プログラム。
  18. 請求項6,7,15または16のいずれか1つに記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるための画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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