JP2008305099A - 画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、コンピュータプログラム、及び記録媒体 - Google Patents

画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、コンピュータプログラム、及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】原稿が複数の画像を割り付けた割付原稿であるか否かを判定する画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、コンピュータプログラム、及び記録媒体の提供。
【解決手段】入力されたRGB信号を輝度信号に変換する信号変換処理(S12)及び解像度変換処理(S13)を行った後、画像の主走査方向及び副走査方向に沿った複数のラインについて各ラインの特徴量を算出する(S14)。そして、主走査方向及び副走査方向のそれぞれについて特徴量の解析を行い(S15)、主走査方向に空白領域が1つ存在するか(S16)、副走査方向に空白領域が1つ存在するか(S18)の判断に基づき割付原稿であるか否かを判定する。
【選択図】図6

Description

本発明は、原稿が複数の画像を割り付けた割付原稿であるか否かを判定する画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、コンピュータプログラム、及び記録媒体に関する。
従来、印刷枚数を低減する方法として、1枚の紙面に2つの原稿、あるいは4つの原稿を割り付けて印刷するNin1機能(又はNup機能)と呼ばれる方法があり、原稿画像を複写、あるいは、電子データとして保存したり、コンピュータで作成した文書を印刷する際に利用されている。
例えば、特許文献1では、製本原稿の見開き左右頁を分割して一枚ずつの転写紙に転写する独立頁モードを選択した時に、独立頁の綴じ部部分の読み取り画像を転写紙の綴じ部側に強制的にオーバーラップさせてプリントすることが記載されている。これにより、検出した綴じ部位置と実際の綴じ部位置とのずれに伴う、独立頁モードでの読み取り画像データの左右頁の分割位置ずれによる画像欠けをなくすことができる。
また、特許文献2では、特定サイズの原稿(例えば、A3サイズ)について、2頁分割読み取り送信モードを設け、特定のサイズの原稿情報を送信する場合、原稿情報の右半分を読み取り、縦横変換して送信し、続いて原稿情報の左半分を読み取り、縦横変換して送信することが記載されている。
特開平9−166938号公報 特開平10−190895号公報
しかしながら、前述した従来技術では、2面割付原稿を片面ずつ複写する場合、独立頁モード(特許文献1)、2頁分割読み取り送信モード(特許文献2)など、画像モードを設ける必要がある。
そのため、割り付けを行っていない原稿と割り付けを行った原稿とが混在し、割り付けを行った原稿についてそれぞれの領域毎に印刷する場合、画像モードを設ける方法では対応できないという問題点を有する。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、主走査方向及び副走査方向に沿った複数のラインについて各ラインの特徴を表す特徴量を算出し、各ラインの特徴量と予め定めた閾値とを比較し、特徴量が存在しないと判断されるラインが所定の条件を満たして存在するか否かを判定することによって割付原稿であるか否かを判定する構成とすることにより、割付原稿と通常の原稿とが混在している場合であっても、特定の処理モードを設定することなく割付原稿であるか否かを判定することができる画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、コンピュータプログラム、及び記録媒体を提供することを目的とする。
本発明に係る画像処理方法は、原稿を読み取ることにより得られる画像に基づき、前記原稿の種別を判定する画像処理方法において、前記画像を主走査方向及び副走査方向に走査し、該主走査方向及び副走査方向に沿った複数のラインについて各ラインの特徴を表す特徴量を算出し、算出した特徴量の分布を前記主走査方向及び副走査方向の夫々について求め、各ラインの特徴量と予め定めた閾値とを比較し、特徴量が存在しないと判断されるラインが所定の条件を満たして存在するか否かを前記求めた特徴量の分布に基づいて判定し、判定した結果に応じて前記原稿が複数の画像を1頁内に割り付けた割付原稿であるか否かを判定することを特徴とする。
本発明にあっては、主走査方向及び副走査方向に沿った複数のラインについて各ラインの特徴を表す特徴量を算出し、各ラインの特徴量と予め定めた閾値とを比較し、特徴量が存在しないと判断されるラインが所定の条件を満たして存在するか否かを判定することによって割付原稿であるか否かを判定するようにしているため、割付原稿と割付原稿でない通常の原稿とが混在している場合であっても、特定の処理モードを設定することなく割付原稿であるか否かが判定される。
本発明に係る画像処理装置は、原稿を読み取ることにより得られる画像に基づき、前記原稿の種別を判定する画像処理装置において、前記画像を主走査方向及び副走査方向に走査して、該主走査方向及び副走査方向に沿った複数のラインについて各ラインの特徴を表す特徴量を算出する手段と、算出した特徴量の分布を前記主走査方向及び副走査方向の夫々について求める手段と、各ラインの特徴量と予め定めた閾値とを比較し、特徴量が存在しないと判断されるラインが所定の条件を満たして存在するか否かを前記求めた特徴量の分布に基づいて判定する手段と、該手段による判定結果に応じて前記原稿が複数の画像を1頁内に割り付けた割付原稿であるか否かを判定する手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、主走査方向及び副走査方向に沿った複数のラインについて各ラインの特徴を表す特徴量を算出し、各ラインの特徴量と予め定めた閾値とを比較し、特徴量が存在しないと判断されるラインが所定の条件を満たして存在するか否かを判定することによって割付原稿であるか否かを判定するようにしているため、割付原稿と割付原稿でない通常の原稿とが混在している場合であっても、特定の処理モードを設定することなく割付原稿であるか否かが判定される。
本発明に係る画像処理装置は、走査する画像を2値化する手段と、走査した各ライン上で2値の一方から他方に反転する回数を計数する手段とを備え、該手段により計数した回数を前記特徴量としてあることを特徴とする。
本発明にあっては、特殊なパラメータではなく、一般的によく用いられている特徴量として反転回数を用いて割付原稿の判定が可能となる。
本発明に係る画像処理装置は、走査した各ライン上で画像のエッジを検出する手段と、検出したエッジの数をライン毎に計数する手段とを備え、該手段により計数したエッジの数を前記特徴量としてあることを特徴とする。
本発明にあっては、特殊なパラメータではなく、一般的によく用いられている特徴量としてエッジの数を用いて割付原稿の判定が可能となる。
本発明に係る画像処理装置は、走査した各ラインに含まれる画素について画素値の平均値を算出する手段を備え、該手段により算出した画素値の平均値を前記特徴量としてあることを特徴とする。
本発明にあっては、特殊なパラメータではなく、一般的によく用いられている特徴量として画素値の平均値を用いて割付原稿の判定が可能となる。
本発明に係る画像処理装置は、走査した各ラインに含まれる画素について画素値のばらつきを算出する手段を備え、該手段により算出した画素値のばらつきを前記特徴量としてあることを特徴とする。
本発明にあっては、特殊なパラメータではなく、一般的によく用いられている特徴量として画素値のばらつき(分散値)を用いて割付原稿の判定が可能となる。
本発明に係る画像処理装置は、走査する画像を低解像度化する手段を更に備えることを特徴とする。
本発明にあっては、判定精度を落とすことなく、データ量を少なくすることができる。割付原稿であるか否かを判断する空白領域は広いため、解像度を低下させても判定精度を低下させることはない。
本発明に係る画像形成装置は、前述した発明の何れか1つに記載の画像処理装置と、該画像処理装置により処理された画像をシート上に形成する手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、割付原稿であるか否かを自動的に判断するので、ユーザが画像モードを設定するなどの手間を省いた使い勝手のよい画像形成装置を提供することができる。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、原稿を読み取ることにより得られた画像に基づいて前記原稿の種別を判定させるコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、前記画像を主走査方向及び副走査方向に走査させるステップと、コンピュータに、該主走査方向及び副走査方向に沿った複数のラインについて各ラインの特徴を表す特徴量を算出させるステップと、コンピュータに、算出させた特徴量の分布を前記主走査方向及び副走査方向の夫々について求めさせるステップと、コンピュータに、各ラインの特徴量と予め定めた閾値とを比較させ、特徴量が存在しないと判断されるラインが所定の条件を満たして存在するか否かを前記求めさせた特徴量の分布に基づいて判定させるステップと、コンピュータに、判定させた結果に応じて前記原稿が複数の画像を1頁内に割り付けた割付原稿であるか否かを判定させるステップとを有することを特徴とする。
本発明にあっては、割付原稿であるか否かの判定を行う画像処理方法をコンピュータが読み取り実行することができ、この画像処理方法を汎用的なものとすることができる。
本発明に係る記録媒体は、コンピュータに、原稿を読み取ることにより得られた画像に基づいて前記原稿の種別を判定させるコンピュータプログラムが記録されているコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体において、コンピュータに、前記画像を主走査方向及び副走査方向に走査させるステップと、コンピュータに、該主走査方向及び副走査方向に沿った複数のラインについて各ラインの特徴を表す特徴量を算出させるステップと、コンピュータに、算出させた特徴量の分布を前記主走査方向及び副走査方向の夫々について求めさせるステップと、コンピュータに、各ラインの特徴量と予め定めた閾値とを比較させ、特徴量が存在しないと判断されるラインが所定の条件を満たして存在するか否かを前記求めさせた特徴量の分布に基づいて判定させるステップと、コンピュータに、判定させた結果に応じて前記原稿が複数の画像を1頁内に割り付けた割付原稿であるか否かを判定させるステップとを有するコンピュータプログラムが記録されていることを特徴とする。
本発明にあっては、記録媒体から読み出された画像処理プログラムによって、上記画像処理装置をコンピュータ上に実現することができる。
本発明による場合は、主走査方向及び副走査方向に沿った複数のラインについて各ラインの特徴を表す特徴量を算出し、各ラインの特徴量と予め定めた閾値とを比較し、特徴量が存在しないと判断されるラインが所定の条件を満たして存在するか否かを判定することによって割付原稿であるか否かを判定するようにしているため、割付原稿と割付原稿でない通常の原稿とが混在している場合であっても、特定の処理モードを設定することなく割付原稿であるか否かを判定することができる。
本発明による場合は、特殊なパラメータではなく、一般的によく用いられている特徴量、例えば、反転回数、エッジの数、画素値の平均値や分散値等を用いて割付原稿の判定が可能となる。
本発明による場合は、判定精度を落とすことなく、データ量を少なくすることができる。割付原稿であるか否かを判断する空白領域は広いため、解像度を低下させても判定精度を低下させることはない。
本発明による場合は、割付原稿であるか否かを自動的に判断するので、ユーザが画像モードを設定するなどの手間を省いた使い勝手のよい画像形成装置を提供することができる。
本発明による場合は、割付原稿であるか否かの判定を行う画像処理方法をコンピュータが読み取り実行することができ、この画像処理方法を汎用的なものとすることができる。
本発明による場合は、記録媒体から読み出された画像処理プログラムによって、上記画像処理装置をコンピュータ上に実現することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
実施の形態1.
図1は本実施の形態に係る画像処理装置の内部構成を説明するブロック図である。本実施の形態に係る画像処理装置は、信号変換部521、解像度変換部522、主走査方向特徴量算出部523、主走査方向特徴量解析部524、副走査方向特徴量算出部525、副走査方向特徴量解析部526、判定部527を備える。
信号変換部521は、外部から入力されたRGB信号を次式により輝度信号Yに変換する処理を行う。
Y=0.3R+0.59G+0.11B
例えば、8ビット(256階調)の場合、Y=0は黒を表し、Y=255は白を表す。また、輝度信号ではなく、明度信号を用いてもよい。例えば、均等色空間の信号であるL*** 信号(CIE国際照明委員会1976規定のL*** 信号(CIE : Commission International de l'Eclairage、L* :明度、a* ,b* :色度))、又はL*** 信号(CIE国際照明委員会1976規定のL***信号(L* :明度、u* ,v* :色度))を用いてもよい。
なお、信号変換部521は、必ずしも画像処理装置内部に設ける必要はなく、例えば、上述した輝度信号、明度信号の代わりにG信号を用いてもよい。
解像度変換部522は、画像データを低解像度化する処理を行う。例えば、1200dpiを150dpi、600dpiを75dpi等に変換する。解像度変換方法としては、補間する画素に一番近い、あるいは、補間する画素に対して所定の位置関係にある既存画素の値をその補間画素の値とするニアレストネイバー法、補間する画素を囲む4点の既存画素の距離に比例した形で重み付けした値の平均を求め、その値をその補間画素とするバイリニア法、補間する画素を囲む4点に加え、更にそれらを囲む12点を加えた計16点の画素の値を用いて補間演算を行うバイキュービック法の何れかを用いることができる。
主走査方向特徴量算出部523は、画像を主走査方向に走査し、走査したライン毎に特徴量を算出する。特徴量として、白から黒、又は黒から白への反転回数を用いることができる。この場合、主走査方向特徴量算出部523は、信号変換部521から出力される輝度信号Yの2値化を行う。そして、「0」又は「1」の2値のうち、「0」から「1」に変化する回数、及び「1」から「0」に変化する回数の合計をとり、反転回数を求める。なお、輝度信号の2値化には、予め設定した閾値(例えば、128)を用いて単純に2値化する手法、あるいは、注目画素を中心に複数の画素よりなるブロック(たとえば、3×3)を設定し、ブロックの画素値の平均値を求め、平均値を閾値として2値化する手法を用いることができる。
また、走査したライン毎に画像のエッジを検出し、検出したエッジの数を特徴量として用いるようにしてもよい。この場合、主走査方向特徴量算出部523は、注目画素と注目画素に隣接する右隣、又は左隣の画素との差分の絶対値を求め、この絶対値が閾値(例えば、50)以上のときエッジを検出したとしてカウントする。また、隣接する画素の差分値ではなく、ゾーベルフィルタや2次微分フィルタなど公知のエッジ検出方向を用いて、検出結果を閾値処理してエッジを検出するようにしてもよい。
更に、走査したライン毎に画素値の平均値を算出し、算出した平均値を特徴量として用いてもよい。この場合、主走査方向特徴量算出部523は、ライン単位で画素値を加算し、そのラインに含まれる総画素数で除算して画素値の平均値を算出する。
更に、走査したライン毎の画素値のばらつき(分散)を算出し、算出した画素値のばらつきを特徴量として用いてもよい。すなわち、画像領域では分散値が大きくなり、非画像領域では小さくなるため画像の特徴量として用いることができる。この場合、主走査方向特徴量算出部523は、ライン単位で画素値を加算し、そのラインに含まれる総画素数で除算して画素値の平均値を算出すると共に、各画素における画素値の平均値からのずれの2乗和を算出する。
副走査方向特徴量算出部525は、副走査方向に画像を走査し、走査したライン毎に特徴量を算出する。特徴量の算出手法としては、主走査方向特徴量算出部523と同様の手法を用いることができる。
主走査方向特徴量解析部524は、主走査方向の特徴量の分布より主走査方向の原稿の特徴を求め、副走査方向特徴量解析部526は、副走査方向の特徴量の分布より副走査方向の原稿の特徴を求める。
判定部527は、主走査方向特徴量解析部524及び副走査方向特徴量解析部526による解析結果に基づき、読み取られた原稿が1頁内に複数の画像を割り付けた割付原稿であるか否かの判定を行う。
以下、主走査方向特徴量解析部524及び副走査方向特徴量解析部526が実行する処理について説明する。図2〜図5は主走査方向及び副走査方向の特徴量の分布の解析例を説明する説明図である。
図2に示した例は、複数行に亘って文字が記載された横書き原稿の画像を読み取り、主走査方向特徴量解析部524及び副走査方向特徴量解析部526にて解析を行った結果を示している。図中に示した主走査方向及び副走査方向の特徴量のヒストグラムは模擬的に表したものである。このような原稿の場合、行間があるため主走査方向に反転回数をカウントした場合、行間に対応した間隔毎に反転回数が現れる分布となる。一方、文字間隔は行間隔と比較して狭いため、副走査方向に反転回数をカウントした場合、ほぼ連続した分布になる。厳密には、文字と文字との間に僅かな空白があるため非連続の分布となるが、低解像度化を行わずにライン単位で特徴量を求める場合にはほぼ連続した分布になる。図3に示したように主走査方向及び副走査方向の中途にて空白の領域が存在しない分布が得られた場合、判定対象の原稿は割付画像がない通常の原稿であると判定することができる。
図3に示した例は、2頁分の原稿画像を1頁内に割り付けた割付原稿の画像を読み取り、主走査方向特徴量解析部524及び副走査方向特徴量解析部526にて解析を行った結果を示している。この場合、副走査には行間があるため行間に対応した間隔ごとに反転回数が現れる分布となる。一方、主走査方向には連続した分布が2つ現れる。原稿のレイアウトにもよるが、反転回数が所定値(例えば、20)以下のラインが、特徴量の分布の間に20mm程度(解像度が75dpiの場合、60ライン程度)存在するか否かにより割付原稿であるか否かを判定する。なお、原稿周辺部の余白部分は判定対象から除く。すなわち、反転回数が所定値以下のラインに、最初のライン又は最後のラインが含まれる場合は判定対象から除く。
図4に示した例は、画像の割り付けはなく、段組がある場合の原稿の画像を読み取り、主走査方向特徴量解析部524及び副走査方向特徴量解析部526にて解析を行った結果を示している。この場合、主走査方向に行間があるため行間に対応した間隔ごとに反転回数が現れる分布となる。一方、副走査方向には連続した分布が2つ現れる。この場合、副走査方向にのみ2つの連続した分布が現れることを判定材料として、割付原稿ではないと判定する。
図5に示した例は、4頁分の原稿画像を1頁内に割り付けた割付原稿の画像を読み取り、主走査方向特徴量解析部524及び副走査方向特徴量解析部526にて解析を行った結果を示している。この場合、主走査方向及び副走査方向の双方に連続した分布が2つ現れる。この場合も前述と同様に、反転回数が所定値(例えば、20)以下のラインが、特徴量の分布の間に20mm程度(解像度が75dpiの場合、60ライン程度)存在するか否かにより割付原稿であるか否かを判定する。
以上では、特徴量として反転回数を用いた解析手法について説明したが、画素値の平均値を用いる場合も同様である。すなわち、割付数が2(2in1の原稿)の場合について説明すると、主走査方向には、連続した平均値(0と255との間の値)の分布が2つでき、分布と分布との間に空白領域が存在し、副走査方向には、行間があるため、所定の間隔毎に平均値が現れる分布となる。なお、主走査方向に現れる2つの分布の間の空白領域は、下地色、スキャナの読取誤差、ノイズ等に依存することとなるが平均値として255に近い値をとる。
以下、原稿種別判定の処理手順について説明する。図6及び図7は本実施の形態に係る画像処理装置が実行する処理の手順を説明するフローチャートである。まず、主走査方向の空白領域をカウントするためのパラメータFm、及び副走査方向の空白領域をカウントするためのパラメータFsの値をそれぞれ0にセットする(ステップS11)。次いで、信号変換部521においてRGB信号を輝度信号Yに変換する処理を行い(ステップS12)、画像データを解像度化する解像度変換処理を行う(ステップS13)。
次いで、画像の主走査方向及び副走査方向の各ラインについて特徴量を算出し(ステップS14)、主走査方向及び副走査方向の特徴量の分布に関して解析を行う(ステップS15)。
次いで、ステップS15の解析結果に基づき、所定の条件を満たす空白領域が主走査方向に1つ存在するか否かを判断する(ステップS16)。所定の条件を満たす空白領域が主走査方向に1つ存在する場合(S16:YES)、Fmの値を1にセットする(ステップS17)。
Fmの値を1にセットした場合(S17)、又は主走査方向に所定の条件を満たす空白領域が存在しないと判断した場合(S16:NO)、所定の条件を満たす空白領域が副走査方向に1つ存在するか否かを判断する(ステップS18)。所定の条件を満たす空白領域が副走査方向に1つ存在する場合(S18:YES)、Fsの値を1にセットする(ステップS19)。
Fsの値を1にセットした場合(S19)、又は副走査方向に所定の条件を満たす空白領域が存在しないと判断した場合(S18:NO)、Fm=1かつFs=1であるか否か、すなわち、主走査方向及び副走査方向の双方に所定の条件を満たす空白領域が存在するか否かを判断する(ステップS20)。主走査方向及び副走査方向の双方に所定の条件を満たす空白領域が存在すると判断した場合(S20:YES)、4in1の原稿(4頁分の画像を1頁内に割り付けた割付原稿)であると判断し(ステップS21)、本フローチャートによる処理を終了する。
また、Fm及びFsの何れか一方が1でないと判断した場合(S20:NO)、Fm=1かつFs=0であるか否かを判断する(ステップS22)。Fm=1かつFs=0であると判断した場合、すなわち、主走査方向にのみ所定の条件を満たす空白領域が存在すると判断した場合(S22:YES)、2in1の原稿(2頁分の画像を1頁内に割り付けた割付原稿)であると判断し(ステップS23)、本フローチャートによる処理を終了する。また、Fm=0かつFs=0又は1であると判断した場合、すなわち、主走査方向に所定の条件を満たす空白領域が存在しないと判断した場合(S22:NO)、割付原稿ではない通常の原稿であると判断し(ステップS24)、本フローチャートによる処理を終了する。
なお、画像処理装置は、原稿種別の判定に応じて所定の処理を実行してもよい。例えば、割り付けされた領域の画像を拡大、回転処理を行って1枚ずつ画像形成を行う。この場合、特徴量の分布の間に存在する空白領域の中心を割り付けられた画像の境界とし、この中心線を基準として有効画像領域を定めておく。図8は有効画像領域の設定例を示す模式図である。有効画像領域のデータを、A4の原稿サイズで割付数が2の場合、1.41倍に拡大する。原稿サイズの検知は公知の方法を採用することができる。原稿台内部に原稿サイズに応じて複数の光電センサを設けて光検知の有無により検出する方法等を用いることができる。割付原稿の画像の位置がずれており、有効画像領域が割付原稿からはみ出る場合は、はみ出る箇所に割付原稿の端部を除く余白部の画素値をはみ出た領域に割り当てればよい。
また、割付原稿をそのまま複写、ファイリング、電子配信する場合もあり、更に横書きで複数の段組よりなる原稿は、副走査方向に空白領域が現れるため、割付原稿でないと判断できるが、稀に縦書きで2段組みの場合のみ2in1と区別できない場合もあるため、原稿種別の判定結果を、操作パネル1の表示部に表示し、割り付された領域の画像を拡大、回転処理を行って、1枚ずつ画像形成するか否かをユーザに選択させるようにしてもよい。
実施の形態2.
実施の形態1において説明した原稿種別判定方法を他の原稿種別判定方法と組み合わせて利用することも可能である。なお、このような原稿種別判定方法を実現するための画像処理装置は実施の形態1と全く同様であるため、その装置構成についての説明を省略することとする。
図9は実施の形態2に係る原稿種別判定の処理手順を説明するフローチャートである。まず、画像処理装置は、割付原稿判定処理を実行する(ステップS31)。具体的には、図6及び図7のフローチャートに示した手順に従って判定対象の原稿が割付原稿であるか否かを判定する。判定結果は、図に示していないメモリに保持される。
次いで、注目画素を含むn×mブロックにおける最小濃度値及び最大濃度値を算出し(ステップS32,S33)、算出した最小濃度値及び最大濃度値を用いて最大濃度差を算出する(ステップS34)。次いで、隣接する画素の濃度差の絶対値の総和(すなわち、総和濃度繁雑度)を算出する(ステップS35)。
次いで、算出された最大濃度差と最大濃度差閾値との比較、及び算出された総和濃度繁雑度と総和濃度繁雑度閾値との比較を行い、最大濃度差及び総和濃度繁雑度が共に比較対象の閾値より小さいか否かを判断する(ステップS36)。最大濃度差が最大濃度差閾値よりも小さく、かつ総和濃度繁雑度が総和濃度繁雑度閾値よりも小さいと判断した場合(S36:YES)、注目画素は下地・印画紙領域であると判断する(ステップS37)。
このとき、最大濃度差と予め定めた閾値(下地・印画紙判定閾値)との比較を行い、最大濃度差が下地・印画紙判定閾値より小さいか否かを判断する(ステップS38)。最大濃度差が下地・印画紙判定閾値より小さい場合と判断した場合(S38:YES)、注目画素を下地領域として計数し(ステップS39)、最大濃度差が下地・印画紙判定閾値以上であると判断した場合(S38:NO)、注目画素を印画紙領域として計数する(ステップS40)。
一方、ステップS36において、最大濃度差又は総和濃度繁雑度の何れか一方が比較対象の閾値以上であると判断した場合(S36:NO)、注目画素は文字・網点領域であると判断する(ステップS41)。
このとき、総和濃度繁雑度を予め定められた閾値(文字・網点判定閾値)との積と比較し、総和濃度繁雑度が積の値より小さいか否かを判断する(ステップS42)。総和濃度繁雑度が積の値より小さいと判断した場合(S42:YES)、注目画素を文字領域として計数し(ステップS43)、総和濃度繁雑度が積の値以上であると判断した場合(S42:NO)、注目画素を網点領域として計数する(ステップS44)。
次いで、全ての画素の処理が終了したか否かを判断し(ステップS45)、終了していないと判断した場合(S45:NO)、処理をステップS32へ戻す。また、全ての画素の処理が終了したと判断した場合(S45:YES)、ステップS39及びS40、並びにステップS43及びS44での計数結果に基づいて原稿種別の判定を行う(ステップS46)。下地領域、印画紙領域、網点領域、及び印画紙領域の各領域について閾値を設定しておき、各領域の計数結果と比較することにより、原稿種別の判定が可能となる。
例えば、文字領域の比率と網点領域の比率とが、それぞれ閾値以上の場合は、文字・網点原稿(文字印刷写真原稿)であると判定する。また、文字、網点、印画紙写真の順に検出精度が高いとすると、文字領域の比率が全画素数の30%の場合には文字原稿、網点領域の比率が全画素数の20%の場合には網点原稿(印刷写真原稿)、印画紙写真領域の比率が全画素数の10%の場合には印画紙写真原稿であると判定する。ここでは、原稿種別として、文字原稿、文字印刷写真原稿、印刷写真原稿、印画紙写真原稿、文字印画紙写真原稿に判別する。尚、原稿種別の判別は、プレスキャンを行うのではなく、ハードディスク等の記憶手段に一旦格納された画像データを用いて行っても良い。
このように2種類の原稿判定方法を併用することにより、2in1の文字原稿、文字印刷写真原稿等を判別することができる。なお、本実施の形態では、ステップS31の割付原稿判定処理の後に領域判定を行う構成としたが、両者を並行して行う構成であってもよいことは勿論のことである。
実施の形態3.
以下では、プリンタ装置、デジタル複合機などの画像形成装置に本発明を適用した形態について説明する。
図10は本実施の形態に係る画像形成装置の内部構成を説明するブロック図である。本実施の形態に係る画像形成装置は、操作パネル1、画像入力装置3、画像処理装置5、画像出力装置7を備える。
操作パネル1は、ユーザによる操作を受付けるためのインタフェースであり、各種スイッチ、ボタン等の操作部と、ユーザに対して報知すべき情報、画像等を表示する表示部とを備える。
画像入力装置3は、原稿の画像を光学的に読取る手段であり、読取用の原稿に光を照射する光源、CCD(Charge Coupled Device)のようなイメージセンサ等を備えている。画像入力装置3では、所定の読取位置にセットされた原稿からの反射光像を当該イメージセンサに結像させ、RGB(R : Red, G : Green, B : Blue)のアナログ電気信号を出力する。画像入力装置3が出力したアナログ電気信号は画像処理装置5へ入力される。
画像処理装置5は、画像入力装置3から出力されるアナログ電気信号をデジタル電気信号に変換した後、適宜の処理を行い、得られた画像信号を画像出力装置7へ出力する。なお、画像処理装置5の内部構成、動作等については後に詳述することとする。
画像出力装置7は、画像処理装置5が出力する画像信号に基づいて用紙、OHPフィルム等のシート上に画像形成を行う手段である。そのため、画像出力装置7は、感光体ドラムを所定の電位に帯電させる帯電器、外部から受付けた画像データに応じてレーザ光を発して感光体ドラム上に静電潜像を生成させるレーザ書込装置、感光体ドラム表面に形成された静電潜像にトナーを供給して顕像化する現像器、感光体ドラム表面に形成されたトナー像を用紙上に転写する転写器等(不図示)を備えており、電子写真方式にて利用者が所望する画像を用紙上に形成する。なお、レーザ書込装置を用いた電子写真方式により画像形成を行う他、インクジェット方式、熱転写方式、昇華方式等により画像形成を行う構成であってもよい。
次に、画像処理装置5の内部構成について説明する。AD変換部50は、画像入力装置3から入力されたRGBのアナログ信号をデジタル信号に変換する。シェーディング補正部51は、AD変換部50から出力されたデジタル形式のRGB信号に対して、画像入力装置3の照明系、結像系、撮像系で生じる各種の歪みを取り除く処理を施す。シェーディング補正されたRGB信号は原稿種別判定部52へ出力される。
原稿種別判定部52は、シェーディング補正部51にて各種の歪みが取り除かれ、カラーバランスの調整がなされたRGB(RGBの反射率信号)を濃度信号などカラー画像処理装置に採用されている画像処理システムの扱いやすい信号に変換すると共に、原稿種別の判定を行う。本実施の形態では、原稿が1頁内に複数の画像を割り付けた割付原稿であるか否かの判定を行う。判定手法については実施の形態1又は実施の形態2で説明した手法を用いる。
入力階調補正部53は、下地濃度の除去やコントラストなどの画質調整処理を行う。領域分離処理部54は、RGB信号より、入力画像中の各画素を文字領域、網点領域、写真領域の何れかに分離する処理を行う。領域分離処理部54は、分離結果に基づき、画素がどの領域に属しているかを示す領域識別信号を後段の黒生成下色除去部56、空間フィルタ処理部57、及び階調再現処理部59へ出力すると共に、入力階調補正部53から出力された入力信号をそのまま後段の色補正部55へ出力する。
色補正部55は、色再現の忠実化再現のために、不要吸収成分を含むCMY色材の分光特性に基づいた色濁りを取り除く処理を行うものである。色補正されたRGB信号は、後段の黒生成下色除去部56へ出力される。
黒生成下色除去部56は、色補正後のCMYの3色信号から黒(K)信号を生成する黒生成、元のCMY信号から黒生成で得たK信号を差し引いた新たなCMY信号を生成する処理を行う。この処理によってCMYの3色信号はCMYKの4色信号に変換される。
黒生成処理の一例として、スケルトンブラックによる黒生成を行う方法がある。この方法では、スケルトンカーブの入出力特性をy=f(x)、入力されるデータをC,M,Y、出力されるデータをC’,M’,Y’,K’、UCR率(UCR : Under Color Removal)をα(0<α<1)とすると、黒生成下色除去処理は以下の式で表される。
K’=f{min(C,M,Y)}
C’=C−αK’
M’=M−αK’
Y’=Y−αK’
空間フィルタ処理部57は、黒生成下色除去部56より入力されるCMYK信号の画像データに対して、領域識別信号を基にデジタルフィルタによる空間フィルタ処理を行い、空間周波数特性を補正することによって出力画像のぼやけや粒子状劣化を防ぐように処理を行う。
例えば、領域分離処理部54にて文字に分離された領域は、特に黒文字又は色文字の再現性を高めるために、空間フィルタ処理部57による空間フィルタ処理における鮮鋭強調処理で高周波数の強調量が大きくされる。同時に、階調再現処理部59においては、高周波数の再現に適した高解像度のスクリーンでの2値化又は多値化処理が選択される。また、領域分離処理部54にて網点領域に分離された領域に関しては、空間フィルタ処理部57において、入力網点成分を除去するためのローパスフィルタ処理が施される。そして、出力階調補正部58において、濃度信号などの信号をカラー画像出力装置の特性値である網点面積率に変換する出力階調補正処理を行った後、階調再現処理部59で最終的に画像を画素に分離してそれぞれの階調を再現できるように処理する階調再現処理を施す。また、領域分離処理部54にて写真に分離された領域に関しては、階調再現性を重視したスクリーンでの2値化又は多値化処理が行われる。
前述した各処理が施された画像データは、一旦記憶手段(不図示)に記憶され、所定のタイミングで読出されて画像出力装置7へ出力される。
コピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能、Eメール送受信機能等を備えるデジタルカラー複合機では、上記の構成に加えて、モデムやネットワークカードよりなる通信装置を更に備える。ファクシミリの送信を行うときは、モデムにて、相手先との送信手続きを行い送信可能な状態が確保されると、所定の形式で圧縮された画像データ(スキャナで読み込まれた画像データ)をメモリから読み出し、圧縮形式の変更など必要な処理を施して、相手先に通信回線を介して順次送信する。
ファクシミリを受信する場合、通信装置は、通信手続きを行いながら、相手先から送信されてくる画像データを受信して画像処理装置に入力し、画像処理装置では、受信した画像データを、不図示の圧縮/伸張処理部にて伸張処理を施す。伸張された画像データは、必要に応じて回転処理や解像度変換が行われ、出力階調補正、階調再現処理が施され、画像出力装置より出力される。
また、ネットワークカード、LANケーブルを介して、ネットワークに接続されたコンピュータや他のデジタル複合機とデータ通信を行う。
上記では、カラー複合機について説明したが、モノクロの複合機であってもよいことは勿論のことである。
実施の形態4.
本実施の形態では、フラットベッドスキャナ等の画像読取装置に本発明を適用した形態について説明する。
図11は本実施の形態に係る画像読取装置の内部構成を説明するブロック図である。本実施の形態に係る画像読取装置はカラー画像読取部110及びカラー画像処理部120により構成される。カラー画像処理部120は、AD変換部121、シェーディング補正部122、原稿種別判定部123を備える。
カラー画像読取部110は、例えばCCD(Charge Coupled Device )を備えたスキャナ部より構成され、原稿からの反射光像を、RGB(R:赤・G:緑・B:青)のアナログ信号としてCCDにて読み取って、カラー画像処理部120に入力するものである。
カラー画像読取部110にて読み取られたアナログ信号は、カラー画像処理部120内を、AD変換部121、シェーディング補正部122、原稿種別判定部123の順で送られる。
AD変換部121は、RGBのアナログ信号をデジタル信号に変換するもので、シェーディング補正部122は、AD変換部121より送られてきたデジタルのRGB信号に対して、カラー画像読取部110の照明系、結像系、撮像系で生じる各種の歪みを取り除く処理を施すものである。また、シェーディング補正部122ではカラーバランスの調整を行う。また、シェーディング補正部122では、RGBの反射率信号を濃度信号に変換する。
原稿種別判定部123では、シェーディング補正部122にて各種の歪みが取り除かれカラーバランスの調整がなされたRGB信号(RGBの反射率信号)を濃度信号などカラー画像処理部120に採用されている画像処理システムの扱い易い信号に変換すると共に、割付原稿であるか否か、さらには、文字原稿であるか、印刷写真原稿であるか、あるいは、文字と印刷写真が混在した文字印刷写真原稿であるか等の原稿種別の判定を行う。
画像読取装置から出力された画像データ及び原稿種別判別信号は、ネットワークを介してプリンタや複合機に、あるいは、コンピュータに送信される。
実施の形態5.
前述した実施の形態では、各処理をハードウェアにより実現する構成としたが、ソフトウェアの処理により本発明を実現する構成としてもよい。
図12は本発明のコンピュータプログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)がインストールされた画像処理装置の内部構成を説明するブロック図である。図中200は、本実施の形態に係る画像処理装置であり、具体的にはパーソナルコンピュータ、ワークステーション等である。画像処理装置200はCPU201を備えており、CPU201にはROM203、RAM204、ハードディスク205、外部記憶部206、入力部207、表示部208、通信ポート209等のハードウェアがバス202を介して接続されている。CPU201は、ROM203に予め格納された制御プログラムのプログラムコードに従って前述のハードウェア各部を制御する。
RAM204は前述の制御プログラム、又は本発明に係るコンピュータプログラムの実行中に生成される各種データを一時的に記憶する揮発性のメモリである。ハードディスク205は、磁気記録媒体を有する記憶手段であり、本発明のコンピュータプログラムのプログラムコード、処理対象の画像データ等が記憶される。外部記憶部206は、本発明のプログラムコードを記録した記録媒体Mからコンピュータプログラムを読取るための読取装置を備えている。記録媒体Mとしては、FD(Flexible Disk)、CD−ROM等を用いることができる。外部記憶部206によって読取られたプログラムコードはハードディスク205に格納される。CPU201はハードディスク205に格納された本発明に係るプログラムコードをRAM204上にロードして実行することにより、実施の形態1で説明したような本発明に係る画像処理方法を実現する。
入力部207は、外部から画像データを取得するためのインタフェースとして機能する。入力部207には、例えば、カラースキャナ装置などが接続される。表示部208は、処理対象の画像データ、画像処理中の画像データ、画像処理後の画像データ等を表示するためのインタフェースとして機能する。表示部208に液晶ディスプレイ装置などの外部表示装置を接続して画像データを表示する構成であってもよく、表示部208自身が表示装置を備え、画像データを表示する構成であってもよい。通信ポート209は、外部にプリンタ300を接続するためのインタフェースである。画像処理された画像データをプリンタ300にて印刷する場合、画像処理装置200は、前記画像データを基にプリンタ300にてデコード可能なプリントデータを生成し、生成したプリントデータをプリンタ300へ送信する。
なお、本実施の形態では、各種演算をCPU201が実行する構成としたが、画像処理に係る演算を行う専用のチップを別途設け、CPU201からの指示により演算を行う構成としてもよい。
また、本発明に係るコンピュータプログラムを記録する記録媒体Mとしては、前述したFD及びCD−ROMの他に、MO、MD、DVD等の光ディスク、ハードディスク等の磁気記録媒体、ICカード、メモリカード、光カード等のカード型記録媒体、マスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROM等による半導体メモリの利用も可能である。また、インターネットを含む通信ネットワークを接続可能なシステム構成であることから、通信ネットワークから本発明に係るプログラムコードをダウンロードするようにしてもよい。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
また、本発明のコンピュータプログラムは、単体のアプリケーションプログラム、ユーティリティプログラムとして提供される形態であってもよく、他のアプリケーションプログラム、ユーティリティプログラムに組み込み、そのプログラムの一部の機能として提供する形態であってもよい。例えば、その一形態としてプリンタドライバに組み込んで提供する形態が考えられる。この場合、原稿画像を読取って取得した画像データに基づいて原稿種別の判定を行い、判定結果に応じた画像処理を施した後、プリンタ言語に翻訳して目的のプリンタ装置へ送信する処理が行われる。
本実施の形態に係る画像処理装置の内部構成を説明するブロック図である。 主走査方向及び副走査方向の特徴量の分布の解析例を説明する説明図である。 主走査方向及び副走査方向の特徴量の分布の解析例を説明する説明図である。 主走査方向及び副走査方向の特徴量の分布の解析例を説明する説明図である。 主走査方向及び副走査方向の特徴量の分布の解析例を説明する説明図である。 本実施の形態に係る画像処理装置が実行する処理の手順を説明するフローチャートである。 本実施の形態に係る画像処理装置が実行する処理の手順を説明するフローチャートである。 有効画像領域の設定例を示す模式図である。 実施の形態2に係る原稿種別判定の処理手順を説明するフローチャートである。 本実施の形態に係る画像形成装置の内部構成を説明するブロック図である。 本実施の形態に係る画像読取装置の内部構成を説明するブロック図である。 本発明のコンピュータプログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)がインストールされた画像処理装置の内部構成を説明するブロック図である。
符号の説明
52 原稿種別判定部
521 原稿変換部
522 解像度変換部
523 主走査方向特徴量算出部
524 主走査方向特徴量解析部
525 副走査方向特徴量算出部
526 副走査方向特徴量解析部
527 判定部

Claims (10)

  1. 原稿を読み取ることにより得られる画像に基づき、前記原稿の種別を判定する画像処理方法において、
    前記画像を主走査方向及び副走査方向に走査し、該主走査方向及び副走査方向に沿った複数のラインについて各ラインの特徴を表す特徴量を算出し、算出した特徴量の分布を前記主走査方向及び副走査方向の夫々について求め、各ラインの特徴量と予め定めた閾値とを比較し、特徴量が存在しないと判断されるラインが所定の条件を満たして存在するか否かを前記求めた特徴量の分布に基づいて判定し、判定した結果に応じて前記原稿が複数の画像を1頁内に割り付けた割付原稿であるか否かを判定することを特徴とする画像処理方法。
  2. 原稿を読み取ることにより得られる画像に基づき、前記原稿の種別を判定する画像処理装置において、
    前記画像を主走査方向及び副走査方向に走査して、該主走査方向及び副走査方向に沿った複数のラインについて各ラインの特徴を表す特徴量を算出する手段と、算出した特徴量の分布を前記主走査方向及び副走査方向の夫々について求める手段と、各ラインの特徴量と予め定めた閾値とを比較し、特徴量が存在しないと判断されるラインが所定の条件を満たして存在するか否かを前記求めた特徴量の分布に基づいて判定する手段と、該手段による判定結果に応じて前記原稿が複数の画像を1頁内に割り付けた割付原稿であるか否かを判定する手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  3. 走査する画像を2値化する手段と、走査した各ライン上で2値の一方から他方に反転する回数を計数する手段とを備え、該手段により計数した回数を前記特徴量としてあることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 走査した各ライン上で画像のエッジを検出する手段と、検出したエッジの数をライン毎に計数する手段とを備え、該手段により計数したエッジの数を前記特徴量としてあることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 走査した各ラインに含まれる画素について画素値の平均値を算出する手段を備え、該手段により算出した画素値の平均値を前記特徴量としてあることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  6. 走査した各ラインに含まれる画素について画素値のばらつきを算出する手段を備え、該手段により算出した画素値のばらつきを前記特徴量としてあることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  7. 走査する画像を低解像度化する手段を更に備えることを特徴とする請求項2乃至請求項6の何れか1つに記載の画像処理装置。
  8. 請求項2乃至請求項7の何れか1つに記載の画像処理装置と、該画像処理装置により処理された画像をシート上に形成する手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  9. コンピュータに、原稿を読み取ることにより得られた画像に基づいて前記原稿の種別を判定させるコンピュータプログラムにおいて、
    コンピュータに、前記画像を主走査方向及び副走査方向に走査させるステップと、コンピュータに、該主走査方向及び副走査方向に沿った複数のラインについて各ラインの特徴を表す特徴量を算出させるステップと、コンピュータに、算出させた特徴量の分布を前記主走査方向及び副走査方向の夫々について求めさせるステップと、コンピュータに、各ラインの特徴量と予め定めた閾値とを比較させ、特徴量が存在しないと判断されるラインが所定の条件を満たして存在するか否かを前記求めさせた特徴量の分布に基づいて判定させるステップと、コンピュータに、判定させた結果に応じて前記原稿が複数の画像を1頁内に割り付けた割付原稿であるか否かを判定させるステップとを有することを特徴とするコンピュータプログラム。
  10. コンピュータに、原稿を読み取ることにより得られた画像に基づいて前記原稿の種別を判定させるコンピュータプログラムが記録されているコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体において、
    コンピュータに、前記画像を主走査方向及び副走査方向に走査させるステップと、コンピュータに、該主走査方向及び副走査方向に沿った複数のラインについて各ラインの特徴を表す特徴量を算出させるステップと、コンピュータに、算出させた特徴量の分布を前記主走査方向及び副走査方向の夫々について求めさせるステップと、コンピュータに、各ラインの特徴量と予め定めた閾値とを比較させ、特徴量が存在しないと判断されるラインが所定の条件を満たして存在するか否かを前記求めさせた特徴量の分布に基づいて判定させるステップと、コンピュータに、判定させた結果に応じて前記原稿が複数の画像を1頁内に割り付けた割付原稿であるか否かを判定させるステップとを有するコンピュータプログラムが記録されていることを特徴とするコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体。
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