JP2006033726A - 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract


【課題】 出力画像の画質を向上させるとともに、閾値を記憶するための記憶容量を削減することができる画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
【解決手段】 濃度領域判定部261によって、注目画素が複数の画素群のいずれに含まれるかが判定される。対応する閾値マトリックスが記憶されていない画素群に注目画素が含まれる場合は、模擬画素値演算部262は、演算を行って模擬画素値を算出し、閾値処理部263は、記憶されている閾値マトリックスと模擬画素値に基づいて閾値処理を行い、出力画素値を出力する。変更部264は、注閾値処理部から出力される出力画素値を、出力画素値に対応付けられた他の出力画素値に変更して出力する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、入力された画像データを所定の階調の画像データに変換して出力する画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
従来の画像形成装置においては、熱転写、電子写真およびインクジェット方式を始めとする様々な形成方法が採用されている。画像形成の際に階調の再現性を向上させるために画像処理装置で中間調処理を行っている。
たとえば出力階調値が2値〜5値程度の画像形成装置を用いて擬似的に256階調の中間調画像を形成する場合、階調再現性を考慮して階調値を2値〜5値程度に減少させる中間調処理を行う必要がある。中間調処理の方法としては、ディザ法(特許文献1参照)および誤差拡散法(非特許文献1参照)など種々の方法が従来から用いられている。
以下では、図10を用いて従来のディザ方法について説明する。ここでは、簡単のために2値のディザ法とする。図10(a)は、4×4要素で構成されるディザマトリックス100を示し、マトリックス内の各数値は閾値を示す。図10(b)は入力画像データ101を示し、各画素内の数値は各画素の画素値を示す。図10(c)は出力画像データ102を示し、出力画像データは2値画像であるので、画素ごとにドットを印字するか否かの情報のみからなる。ここでは、ドットを印字する画素を“●”印で示している。
簡単のために全ての画素値が85である均一な入力画像データを想定する。入力画像データの左上隅の画素位置を(0,0)とし、右下隅を(n,m)とする。また、ディザマトリックスの左上隅の要素位置を(0,0)とし、右下隅を(3,3)とする。
まず、画像データの画素位置(0,0)の画素値と、ディザマトリックスの要素位置(0,0)の閾値とを比較し、画素値85が閾値15より大きいので出力画像データの画素位置(0,0)はオンされる、すなわちドットを印字する画素と決定する。続いて、画像データの画素位置(1,0)の画素値と、ディザマトリックスの要素位置(1,0)の閾値とを比較し、画素値85が閾値207より小さいので出力画像データの画素位置(1,0)はオフされる、すなわちドットを印字しない画素と決定する。これをディザマトリックスの他の要素についても行うと、出力画像データの4×4画素の画素ブロック103が得られる。さらに、ディザマトリックスの位置をずらして、上記のような閾値処理を繰り返すことで入力画像データから階調値が変換された出力画像データを作成する。
上記のようなディザ法で中間調処理を行うと、ドットを印字する画素位置が、ディザマトリックスの大きさに応じた画素ブロック単位で繰り返し表れるため、一定のドットパターンが発生し、出力画像にモアレが生じてしまう。
このようなモアレを回避するために、特許文献2記載の閾値マトリックス作成方法では、マトリクス全体を、同じ形態の複数の部分小領域の集合によって構成し、各部分小領域内に部分小領域と相似し、部分小領域より小さい相似縮小領域を、再帰的に、予め設定した組み合わせによる縮小写像によって埋め込み、各部分小領域の濃度が互いに等しくなるように、閾値マトリックスを決定している。これにより、周期性のよいブルーノイズマスクを作成している。
また、特許文献3記載のマスク作成方法では、入力される画像データが有する複数の濃度領域に応じたドットパターンを作成し、このドットパターンを順次当てはめてハーフトーン画像(中間調画像)を作成している。
特開昭58−24270号公報 特開2000−261669号公報 特開2003−46777号公報 高橋利至他「文字/網点/写真混在画像の適応2値化方式」画像電子学会研究会予稿90−06−04、p.19−24
特許文献3に記載されているように、複数の閾値マトリクスを使用する場合、実現可能な濃度値を複数の濃度領域に分割し、それぞれの濃度領域に応じた閾値マトリクスを用意し、各閾値マトリクスの成分である閾値により、入力画像データを量子化して画素ごとにドットを表示するか否かを決定している。ドットを表示する画素の位置は、使用する閾値マトリクス内の閾値の配置に直接影響されるため、濃度領域に相当する数の閾値マトリクスが必要である。
特許文献2に記載されているように、より高画質の中間調画像を形成するためには、濃度領域をより細かく分割すること、および使用する閾値マトリクスのサイズを大きくする必要がある。
必要な閾値マトリックス数およびサイズが大きくなると、閾値マトリックスを記憶するために非常に大きな記憶容量が必要となる。これにより、記憶装置の規模が大きくなり、部品点数の増加、信頼性の低下およびコストアップなどの問題が発生する。特に個人ユーザを対象とするプリンタおよびデジタル複写機などでは問題が深刻化する。
また、上記のようなディザ法では、たとえば高濃度部の再現に使用する閾値の配置は、ハイライト部の再現に使用する閾値の配置によって制限されるため、ハイライト部のドットの配置を良好にした場合、ミッドトーン部および高濃度部でノイズおよびテキスチャが発生しやすくなる。逆に高濃度部のドットの配置を良好にすると、ハイライト部のドットの配置が制限を受けるため、ノイズが発生してしまい、各濃度部間でのトレードオフが発生する。
本発明の目的は、出力画像の画質を向上させるとともに、閾値を記憶するための記憶容量を削減することができる画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することである。
本発明は、入力された画像データを所定の階調の画像データに変換して出力する階調再現処理部を備える画像処理装置において、
階調再現処理部は、
入力された画像データに基づいて、画像データを構成する注目画素が、濃度域によって区別される複数の画素群のいずれに含まれるかを判定する濃度領域判定部と、
複数の画素群の1つである第1の画素群に対応する第1の閾値群を少なくとも記憶する閾値記憶部と、
注目画素が前記第1の画素群以外の画素群に含まれる場合は、注目画素の画素値を用いて演算を行い当該画素値とは異なる画素値である模擬画素値を算出する模擬画素値演算部と、
注目画素が前記第1の画素群に含まれる場合は、前記第1の閾値群および注目画素の画素値に基づいて閾値処理を行い、注目画素が前記第1の画素群以外の画素群に含まれる場合は、前記第1の閾値群および前記模擬画素値に基づいて閾値処理を行い、前記所定の階調に応じた画素値である出力画素値を出力する閾値処理部と、
注目画素が前記第1の画素群以外の画素群に含まれる場合は、閾値処理部から出力される出力画素値を、当該出力画素値に対応付けられた他の出力画素値に変更して出力する変更部とを備えることを特徴とする画像処理装置である。
また本発明は、前記閾値群は、画像データにおける各画素の位置にそれぞれ対応付けられた複数の閾値により構成され、所定の画素の位置に対応付けられた閾値は、前記第1の画素群には含まれない画素の画素値から選ばれることを特徴とする。
また本発明は、前記閾値処理部は、所定の演算を行うことで、前記第1の閾値群を用いて、前記第1の画素群以外の画素群に対応する閾値群を算出することを特徴とする。
また本発明は、前記濃度領域判定部は、注目画素が第1の画素群以外の画素群に含まれる場合は、画素群ごとに定められた演算を行い、新たな注目画素の画素値を算出することを特徴とする。
また本発明は、画像データを、画像処理装置に入力する画像入力装置と、
上記の画像処理装置と、
前記画像処理装置によって画像処理された画像データに基づいて画像を形成する画像出力装置とを備えることを特徴とする画像形成装置である。
また本発明は、入力された画像データを所定の階調の画像データに変換して出力する階調再現処理工程を含む画像処理方法において、
階調再現処理工程は、
入力された画像データに基づいて、画像データを構成する注目画素が、濃度域によって区別される複数の画素群のいずれに含まれるかを判定する濃度領域判定工程と、
注目画素が、複数の画素群の1つである第1の画素群以外の画素群に含まれる場合は、注目画素の画素値を用いて演算を行い当該画素値とは異なる画素値である模擬画素値を算出する模擬画素値演算工程と、
注目画素が第1の画素群に含まれる場合は、予め記憶している第1の画素群に対応する第1の閾値群および注目画素の画素値に基づいて閾値処理を行い、注目画素が前記第1の画素群以外の画素群に含まれる場合は、前記第1の閾値群および前記模擬画素値に基づいて閾値処理を行い、前記所定の階調に応じた画素値である出力画素値を出力する閾値処理工程と、
注目画素が前記第1の画素群以外の画素群に含まれる場合は、閾値処理工程で出力される出力画素値を、当該出力画素値に対応付けられた他の出力画素値に変更して出力する変更工程とを含むことを特徴とする画像処理方法である。
また本発明は、コンピュータを上記の画像処理装置として機能させるための画像処理プログラムである。
また本発明は、コンピュータを上記の画像処理装置として機能させるための画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、入力された画像データを所定の階調の画像データに変換して出力する階調再現処理部を備える画像処理装置である。
濃度領域判定部が、入力された画像データに基づいて、画像データを構成する注目画素が、濃度域によって区別される複数の画素群のいずれに含まれるかを判定する。
閾値記憶部には、複数の画素群の1つである第1の画素群に対応する第1の閾値群を少なくとも記憶しておき、模擬画素値演算部は、注目画素が第1の画素群以外の画素群に含まれる場合、すなわち対応する閾値群が記憶されていないような画素群に含まれる場合は、注目画素の画素値を用いて演算を行い当該画素値とは異なる画素値である模擬画素値を算出する。
閾値処理部は、濃度領域判定部の判定結果に応じて閾値処理の内容を切り換える。注目画素が前記第1の画素群に含まれる場合は、前記第1の閾値群および注目画素の画素値に基づいて閾値処理を行い、注目画素が前記第1の画素群以外の画素群に含まれる場合は、前記第1の閾値群および前記模擬画素値に基づいて閾値処理を行い、前記所定の階調に応じた画素値である出力画素値を出力する。
変更部は、注目画素が前記第1の画素群以外の画素群に含まれる場合は、閾値処理部から出力される出力画素値を、当該出力画素値に対応付けられた他の出力画素値に変更して出力する。注目画素が前記第1の画素群に含まれる場合は、変更部は機能せず、閾値処理部から出力される出力画素値がそのまま出力される。
たとえば変換後の画像データの階調数が2階調の画像データ、いわゆる2値画像データの場合、ドットを印字する出力画素値を「1」とし、ドットを印字しない出力画素値を「0」とすると、出力画素値に対応付けられた他の出力画素値とは、「1」に対しては「0」であり、「0」に対しては「1」である。
以上のように、模擬画素値を算出し、これを用いて閾値処理を行うことで、濃度域の異なる画素群間の出力が互いに影響されなくなるので、ノイズの発生などが抑制され、出力される画像の画質が向上する。さらに、記憶している閾値群を、対応する画素群以外の画素群に対しても用いることができるので、閾値群を記憶するための記憶容量を大幅に削減することができる。
また本発明によれば、前記閾値群は、画像データにおける各画素の位置にそれぞれ対応付けられた複数の閾値により構成され、所定の画素の位置に対応付けられた閾値は、前記第1の画素群には含まれない画素の画素値から選ばれる。
これにより、イレギュラー処理が不要となり、通常の閾値処理によって全画素に対する処理を行うことができ、イレギュラー処理に起因するような処理速度の低下が生じない。
また本発明によれば、前記閾値処理部は、所定の演算を行うことで、前記第1の閾値群を用いて、前記第1の画素群以外の画素群に対応する閾値群を算出する。
たとえば、第1の画素群が、最も濃度の低い画素群であるとすると、濃度の高い画素群に対しては、第1の閾値群を構成する各閾値に対して一定の数値を加えた閾値群を算出する。これにより、第1の画素群に対応する第1の閾値群を記憶しておくだけでよいので、さらに閾値群を記憶するための記憶容量を削減することができる。特に多値画像データを出力するような場合、画素群の数が多ければ多いほど、従来に比べて記憶容量の削減効果は大きくなる。
また本発明によれば、前記濃度領域判定部は、注目画素が第1の画素群以外の画素群に含まれる場合は、画素群ごとに定められた演算を行い、新たな注目画素の画素値を算出する。
これにより、第1の画素群に対応する第1の閾値群を記憶しておくだけでよいので、さらに閾値群を記憶するための記憶容量を削減することができ、演算により閾値群を算出する構成よりも必要なビット数が少なくなりさらに削減効果が大きくなる。
また本発明によれば、画像入力装置から入力された画像データを、上記の画像処理装置により画像処理を行い、画像出力装置で画像形成を行う。
ノイズの発生などが抑制され、出力される画像の画質が向上するとともに、記憶容量を大幅に削減することで画像処理装置の装置規模を縮小することができる。
本発明によれば、入力された画像データを所定の階調の画像データに変換して出力する階調再現処理工程を含む画像処理方法である。
濃度領域判定工程では、入力された画像データに基づいて、画像データを構成する注目画素が、濃度域によって区別される複数の画素群のいずれに含まれるかを判定する。
複数の画素群の1つである第1の画素群に対応する第1の閾値群を予め記憶しておき、模擬画素値演算工程で、注目画素が第1の画素群以外の画素群に含まれる場合、すなわち対応する閾値群が記憶されていないような画素群に含まれる場合は、注目画素の画素値を用いて演算を行い当該画素値とは異なる画素値である模擬画素値を算出する。
閾値処理工程では、濃度領域判定工程での判定結果に応じて下記のいずれかの閾値処理を行う。注目画素が前記第1の画素群に含まれる場合は、前記第1の閾値群および注目画素の画素値に基づいて閾値処理を行い、注目画素が前記第1の画素群以外の画素群に含まれる場合は、前記第1の閾値群および前記模擬画素値に基づいて閾値処理を行い、前記所定の階調に応じた画素値である出力画素値を出力する。
変更工程では、注目画素が前記第1の画素群以外の画素群に含まれる場合は、閾値処理部から出力される出力画素値を、当該出力画素値に対応付けられた他の出力画素値に変更して出力する。
以上のように、模擬画素値を算出し、これを用いて閾値処理を行うことで、濃度域の異なる画素群間の出力が互いに影響されなくなるので、ノイズの発生などが抑制され、出力される画像の画質が向上する。さらに、記憶している閾値群を、対応する画素群以外の画素群に対しても用いることができるので、閾値群を記憶するための記憶容量を大幅に削減することができる。
また本発明によれば、上記の画像処理方法をコンピュータに実行させるための画像処理プログラムおよびこの画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として提供することができる。
図1は、本発明の実施の一形態である画像形成装置11の構成を示すブロック図である。画像形成装置である画像形成装置11は、画像入力部12、画像処理装置13、印刷部14および操作パネル15で構成される。
画像入力部12は、USBまたはIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394などに準拠したデジタルカメラおよびコンピュータなどとの接続インターフェイスであり、この接続インターフェイスを介して画像データが入力される。
印刷部14は、画像処理装置13から出力されたカラー画像データに基づいて記録用紙に画像を形成する。
操作パネル15は、原稿の複写開始を指示する複写キー、各部の処理に必要なパラメータなどを入力する数字キーなど複数のキーと、画像形成装置11の動作状態、操作メニューなどを表示する表示部とを含む。ユーザが操作パネル15を操作することで、操作されたキーに応じて動作開始指示信号、パラメータ設定指示信号などの各種指示を示す指示信号、パラメータの具体値を示すデータ信号などを画像入力部12、画像処理装置13および印刷部14に対して出力され、画像形成装置11に対する動作指示、パラメータの設定などを行うことができる。
画像処理装置13は、解凍処理部21、空間フィルタ処理部22、色情報処理部23、黒生成下色除去部24、出力階調補正部25および階調再現処理部26を備える。
解凍処理部21は、接続インターフェイスを介して入力される圧縮された画像データを、圧縮方式に応じて解凍処理を行う。たとえば、JPEG(Joint Photographic Experts Group)形式で圧縮された画像データの場合は、YCbCr(Y:輝度、Cb,Cr:色差)信号で入力されるので、YCbCrの符号化データを復号し、さらに逆量子化、逆直交変換を行って画素データに変換し、YCbCr信号からRGB(R:赤・G:緑・B:青)信号に変換する。
空間フィルタ処理部22は、解凍処理部21から入力されたRGBの画像データに対して、ディジタルフィルタによる空間フィルタ処理を行い、空間周波数特性を補正することによって出力画像のぼやけや粒状性劣化を防ぐように処理する。
色情報処理部23は、RGBの濃度信号をCMY(C:シアン・M:マゼンタ・Y:イエロー)の画像信号に変換し、かつ画像出力装置14における色再現性の忠実化のために、CMYの画像信号に色補正を施す。色補正は、具体的には、不要吸収成分をそれぞれ含むCMYの各トナーやインクの分光特性に基づいた色濁りを、画像信号から取除く処理である。
黒生成下色除去部24は、色情報処理部23から出力された画像信号を構成するCMYの各色信号に基づいて、ブラック(K)の色信号を生成する黒生成処理を行う。また黒生成下色除去部24は、CMYの色信号に対して下色除去処理を施す。下色除去処理は、CMYの色信号から黒生成処理で生成されたブラックの色信号を差し引いて新たなCMYの色信号を得る処理である。これらの処理の結果、CMYの画像信号は、CMYKの色信号からなる画像信号に変換される。
黒生成処理の一例として、スケルトンブラックによる黒生成を行う方法がある。この方法では、スケルトンカーブの入出力特性をy=f(x)とし、入力されるデータをC,M,Yとし、出力されるデータをC’,M’,Y’,K’とし、UCR(Under Color
Removal)率をα(0<α<1)とすると、黒生成下色除去処理は以下の式で表わされる。
Figure 2006033726
出力階調補正部25は、濃度信号などの信号に対して印刷部14の階調再現特性に応じて出力階調補正処理を施す。
階調再現処理部26は、最終的に画像を画素に分離してそれぞれの階調を再現できるように、入力されたCMYK信号の画像データに対して、後述するような階調再現処理(中間調処理)を施す。
以上の動作は、たとえば、図示しないCPU(Central Processing Unit)により制御される。
本発明の階調再現処理部26における第1の中間調処理について説明する。階調再現処理部26はCMYKの各色プレーンのそれぞれに対して、2値画像データを出力する階調再現処理を行う。本実施の形態では濃度値が0〜255であらわされる256階調(8ビット)の入力画像データの濃度領域を、濃度値が0〜127である第1濃度領域と濃度値が128〜255である第2濃度領域とに分けて処理する。
図2は、階調再現処理部26の構成を示すブロック図である。階調再現処理部26は、濃度領域判定部261、模擬画素値演算部262、閾値処理部263、変更部264および閾値テーブル記憶部265を含んで構成される。
濃度領域判定部261は、注目画素の画素値(濃度値)を所定の閾値と比較して、濃度域によって区別される複数の画素群のいずれに属するかを判定する。模擬画素値演算部262は、注目画素の画素値に基づいて、必要に応じて所定の演算を行い、当該画素値とは異なる画素値である模擬画素値を算出する。閾値処理部263は、注目画素の画素値または模擬画素値と、閾値記憶部265に記憶されている閾値マトリックスの注目画素に対応する閾値とを比較し、出力画素値を決定する。ここで、出力画素値は、注目画素についてドットを印字するか否かを示す(ドットのオン/オフを示す)値であり、たとえば、注目画素についてドットを印字する場合は、値として「1」を出力し、印示しない場合は、値として「0」を出力する。変更部264は、必要に応じて出力画素値を、当該出力画素値に対応付けられた他の出力画素値に変更する。出力画素値に対応付けられた他の出力画素値とは、たとえば「1」に対しては「0」であり、「0」に対しては「1」である。
図3は、階調再現処理部26による中間調処理を含む画像処理を示すフローチャートである。この画像処理は、出力階調補正部25から画像データが入力されると開始する。
ステップS1では、濃度領域判定部261が、入力された画像データの注目画素P(x,y)の画素値idを取得し、ステップS2で、取得した画素値idが、128未満であるかどうかを判定する。画素値idが128未満であればステップS3に進み、128以上であればステップS8に進む。ステップS8では、注目画素の画素値が第2濃度領域に属しているとして、模擬画素値演算部262が模擬画素値id’を算出する。ステップS3では、閾値処理部263が、閾値マトリックス記憶部に記憶されている閾値マトリックスの注目画素に対応する閾値を読み出す。ステップS4では、閾値処理部263が注目画素の画素値idまたは模擬画素値id’と、読み出した閾値とを比較し、出力画素値を決定する。
ステップS5では、注目画素の画素値idが、128未満であるかどうかを判定する。画素値idが128未満であればステップS6に進み、128以上であればステップS9に進む。ステップS6では、出力画素値を印刷部14に転送する。ステップS9では、注目画素の画素値が第2濃度領域に属しているとして、変更部264が出力画素値を変更する。
ステップS7では、入力された画像データの全ての画素について出力画素値の転送が終了したかどうかを判断し、全て終了していれば画像処理を終了する。終了していない画素があれば、ステップS10で注目画素の画素位置をインクリメントすることで注目画素をずらしてステップS1に戻る。
上記のフローチャートで示した画像処理について具体例を示して説明する。
以下では第1の具体例について説明する。
第1の具体例では、入力画像データは、階調数が256階調であり、全ての画素値が85であるようなデータとする。第1の閾値群である閾値マトリックスは、256×256要素の大きさであり、図4に示す閾値マトリックス30を用いる。
閾値マトリックス30および画像データの左上隅の座標を(0,0)とし、右向きをx方向、下向きをy方向とする。閾値処理は原点からx方向に進み、(127,0)まで1ライン分の処理が終わると、y方向に1ライン下がって(1,0)の処理を行い1ライン分の処理を行う。これを(127,127)の画素についての処理が終わるまで繰り返す。
まず、注目画素を座標(0,0)の画素Pとし、濃度領域判定部261が、注目画素P(x,y)の画素値85を取得する。画素値85は128未満であるので第1の画素群である第1濃度領域に属すると判断する。なお、第1濃度領域に属する場合は、模擬画素値演算部262では演算を行わない。
次に、閾値処理部263が、閾値記憶部265に記憶されている閾値マトリックス30の注目画素Pに対応する閾値th00(0,0)を読み出す。図4に示すように、閾値th00は1である。画素値85と閾値1とを比較すると、画素値id≧閾値thであるので、出力画素値を1に決定する。注目画素Pは、第1濃度領域に属するので、決定された出力画素値をそのまま印刷部14に転送する。
注目画素のx座標をインクリメントし、(1,0)の画素を次の注目画素Pとし、上記の処理を繰り返す。
図4に示した閾値マトリックス30を用いた場合、第1の具体例では結果として図5(a)に示すような出力画像31が得られる。ここで、“●”はドットを印字する画素であることを示している。
以下では第2の具体例について説明する。
第2の具体例では、入力画像データは、階調数が256階調であり、全ての画素値が170であるようなデータとする。閾値マトリックスは、第1の具体例と同じ図4に示した閾値マトリックス30を用いる。
まず、注目画素を座標(0,0)の画素Pとし、濃度領域判定部261が、注目画素P(x,y)の画素値170を取得する。画素値170は128以上であるので第2濃度領域の属すると判断する。第2濃度領域に属するので、模擬画素値演算部262で演算id’=255−idを行い、模擬画素値id’=255−170=85を得る。
次に、閾値処理部263が、閾値記憶部265に記憶されている閾値マトリックス30の注目画素Pに対応する閾値th00(0,0)を読み出す。図4に示すように、閾値th00は1である。画素値85と閾値1とを比較すると、画素値id≧閾値thであるので、出力画素値を1に決定する。注目画素Pは、第2濃度領域に属するので、変更部264が出力画素値を1から0に変更して印刷部14に転送する。
注目画素のx座標をインクリメントし、(1,0)の画素を次の注目画素Pとし、上記の処理を繰り返す。
図4に示した閾値マトリックス30を用いた場合、第2の具体例では結果として図5(b)に示すような出力画像32が得られる。
以上のように、模擬画素値を算出し、これを用いて閾値処理を行うことで、濃度域の異なる画素群間の出力が互いに影響されなくなるので、ノイズの発生などが抑制され、出力される画像の画質が向上する。さらに、記憶している閾値群を、対応する画素群以外の画素群に対しても用いることができるので、閾値群を記憶するための記憶容量を大幅に削減することができる。
本発明では第1濃度領域において、ドットを印字しない領域が発生する。たとえば第1濃度領域は濃度値が0〜127であり、第1濃度領域の最大濃度127に対しても50%のカバレージを有するだけ、残り50%の領域にはドットが印字されない。このような画素位置に対応する閾値(以下では、模擬閾値と呼ぶ)としては、必ずドットが印字されないような値であれば十分であるので、全ての値を第2濃度領域となる値、たとえば128とすればよい。
このようにすると特定の位置、すなわち模擬閾値の位置に所定の画素値を出力させるために何ら特殊な処理を必要しない。第1濃度領域は0〜127の画素値しかないため、閾値128に対して画素値id≧閾値thを満足することはなく、必ず出力画素値として0が出力される。
上記以外に特定の位置に必ず所定の画素値を出力させるには、特定の位置に値を付与しないようにする、または0を使用するなどが考えられるが、このような場合、中間調処理中にイレギュラー処理が必要となるおそれがある。
一方で模擬閾値として、第2濃度領域の画素値を使用すると、閾値テーブルの記憶に必要な記憶容量が大きくなってしまう。たとえば模擬閾値として128を記憶するためには閾値マトリックスの各閾値の記憶に対してそれぞれ8ビットが必要となる。したがって、閾値マトリックスのサイズが256×256の場合、閾値マトリックスを記憶するための記憶容量には256×256×8ビット必要となる。
これに対し、イレギュラーな処理が必要ではあるが、たとえば模擬画素値として0を使用した場合は、閾値マトリックス各閾値の記憶に対してそれぞれ7ビットあればよい。
模擬閾値として用いる値は、画像処理装置に要求される特性に応じて選択すればよい。高速処理が要求され、閾値マトリックスを記憶するための記憶容量が十分確保できる場合は、模擬閾値として第2濃度領域の画素値を使用するのが好ましく、高速処理が要求されず、閾値マトリックスを記憶するための記憶容量を小さくする必要がある場合は、模擬閾値として0を使用するのが好ましい。
上記では、第1濃度領域(画素値が0〜127)を利用して、第1濃度領域より大きな画素値を持つ第2濃度領域(画素値が128〜255)を再現しているが、これとは逆に第2濃度領域を利用して第1階調領域を再現することも可能である。
第2濃度領域に使用する閾値としては8ビットが必ず必要となるので、第1濃度領域を利用して第2濃度領域を再現するほうが閾値マトリックスを記憶するための記憶容量が小さくなってより望ましい。
これに対し、第2濃度領域を利用して第1濃度領域を再現する場合、模擬閾値として第1濃度領域の画素値を使用することができ、模擬閾値による記憶容量の増加はなく、同時にイレギュラー処理も発生しない。
このように高濃度領域を利用して低濃度領域を再現するか、低濃度領域を利用して高濃度領域を再現するかは、画像処理装置に要求される特性に応じて選択すればよい。
また、上記では濃度領域を第1濃度領域と第2濃度領域の2つの領域に分割したが、3つまたは4つ以上の領域に分割してもよい。
3つの領域に分割する場合は、入力画像データの階調数が256階調とすると、画素値が0〜84である第1濃度領域と、画素値が85〜170である第2濃度領域と、画素値が171〜255である第3濃度領域に分割する。
このとき、注目画素が第1濃度領域の属する場合は、図6に示す閾値マトリックス40を使用して閾値処理を行い、第2濃度領域に属する場合は、閾値マトリックス40とは異なる閾値マトリックスを使用して閾値処理を行い、第3濃度領域に属する場合は、第1濃度領域の属する場合と同様に閾値マトリックス40を利用して閾値処理を行うことも可能である。
4つの領域に分割する場合は、第1〜第4濃度領域に対して、第1濃度領域で使用する第1閾値マトリックスと第2濃度領域で使用する第2閾値マトリックスを用意し、第3濃度領域には第2閾値マトリックスを利用し、第4濃度領域には第1閾値マトリックスを利用することで全階調を再現できる。または、第3濃度領域で使用する第3閾値マトリックスをさらに用意し、第4濃度領域に対してのみ、第1閾値マトリックスを利用してもよい。これらは画像形成装置の構成、要求される画質などに応じて適宜決定すればよく、いずれにしても、各濃度領域に対してそれぞれ閾値マトリックスを用意する場合に比べて必要な記憶容量を削減することができる。
さらに、上記では閾値マトリックスの閾値として1〜128を使用し、閾値処理では画素値id≧閾値thの条件式を使用しているが、閾値として0〜127を使用し、画素値id>閾値thの条件式とすることで第濃度領域のすべてを処理できるので、模擬画素値として127を使用することができる。この場合、閾値マトリックスを記憶するための記憶領域を増加させることなく、かつイレギュラー処理も発生しないので最も好ましい。
上記では閾値マトリックスを使用し、閾値処理を行うディザ法を例にあげているが、本発明はこれに限定されず、他の中間調処理法、たとえば注目画素の周辺の画素を参照して出力画素値を決定するような方法でも良好に本発明を適用できる。
上記では、1つの画素ごとに、閾値処理の直後に出力画素値の変更を行っているが、本発明はこれに限定されるものではい。たとえば大きな記憶容量を用意し、一旦全画素について閾値処理して記憶した後に、改めて出力画素値を変更するような構成でもよく、一旦複数の画素について閾値処理して記憶し、その後出力画素値を変更するような構成でもよい。注目画素の処理が他の画素に影響しないような場合は、閾値処理の直後に出力画素値を変更するような構成でもよいが、たとえば周辺画素を参照して出力画素値を決定するような方法では、出力画素値を直ちに変更すると、すでに処理を終えた周辺画素の画素値が変更されてしまうことになるので望ましくない。この方法を用いる場合は、直ちに出力画素値を変更するのではなく、所定の画素、たとえば周辺画素に対する処理が終わった後に変更するような構成が望ましい。
以下では第2の中間調処理について説明する。第1の中間調処理は、2値画像データを出力する階調再現処理であったが、第2の中間調処理は、多値画像データを出力する階調再現処理である。
本中間調処理では階調再現処理部26のみが多値に対応した構成となる場合を例として説明する。階調数が256階調の入力画像データに対して、ドットが印字されないレベル0から、フルドットが印字されるレベル4までの5値で階調再現する多値ディザ法とする。入力画像データの画素値0〜63をレベル0とレベル1を使用して表現し、画素値64〜127をレベル1とレベル2を使用して表現し、画素値128〜191をレベル2とレベル3を使用して表現し、画素値192〜255をレベル3とレベル4を使用して表現する。ここで入力画像データに対して、濃度領域を画素値が0〜31である第1濃度領域と、画素値が32〜63である第2濃度領域と、画素値が64〜95である第3濃度領域と、画素値が96〜127である第4濃度領域と、画素値が128〜159である第5濃度領域と、画素値が160〜191である第6濃度領域と、画素値が192〜223である第7濃度領域と、画素値が224〜255である第8濃度領域に分割する。さらに第2濃度領域は第1濃度領域を対応させ、第4濃度領域は第3濃度領域を対応させ、第6濃度領域は第5濃度領域を対応させ、第8濃度領域は第7濃度領域を対応させて処理する。したがって第1濃度領域および第2濃度領域に対してレベル0およびレベル1が対応し、同様に第3濃度領域および第4濃度領域に対してレベル1およびレベル2が対応し、第5濃度領域および第6濃度領域に対してレベル2およびレベル3が対応し、第7濃度領域および第8濃度領域に対してレベル3およびレベル4が対応している。閾値マトリックスとしては、図7に示すような4×4要素の閾値マトリックス50を使用する。
第1濃度領域と第2濃度領域に対して閾値マトリックス50を使用して処理を行う。第3濃度領域と第4濃度領域、第5濃度領域と第6濃度領域、第7濃度領域と第8濃度領域に対して、それぞれ使用する閾値マトリックスは、閾値マトリックス50の閾値をオフセットさせて使用する。たとえば第3濃度領域と第4濃度領域に対しては、閾値マトリックス50の各閾値に64を加算して使用し、第5濃度領域と第6濃度領域に対しては、さらに64を加算して使用し、第7濃度領域と第8濃度領域に対しては、さらに64を加算して使用する。
本中間調処理について具体的に説明すると、まず、注目画素の画素値idを取得し、注目画素の画素値がどの濃度領域に属するかを判定する。注目画素の画素値idが第1領域、第3濃度領域、第5濃度領域または第7濃度領域に属する場合は、閾値マトリックス50の閾値を読み出し、閾値処理を行う。
注目画素の画素値idが第2領域、第4濃度領域、第6濃度領域または第8濃度領域に属する場合は、模擬画素値id’を算出する。模擬画素値id’は、第2濃度領域に属する場合はid’=63−id、第4濃度領域に属する場合はid’=191−id、第6濃度領域に属する場合はid’=319−id、第8濃度領域に属する場合はid’=447−idで算出する。閾値は、閾値マトリックス50の閾値を読み出し、上記のようにオフセットを行い、閾値処理を行う。第1濃度領域および第2濃度領域に対しては、レベル0かレベル1かを判定し、レベル0の場合は「0」を、レベル1の場合は「1」を出力画素値とし、第3濃度領域および第4濃度領域に対しては、レベル1かレベル2かを判定し、レベル1の場合は「1」を、レベル2の場合は「2」を出力画素値とし、第5濃度領域および第6濃度領域に対しては、レベル2かレベル3かを判定し、レベル2の場合は「2」を、レベル3の場合は「3」を出力画素値とし、第7濃度領域および第8濃度領域に対しては、レベル3かレベル4かを判定し、レベル3の場合は「3」を、レベル4の場合は「4」を出力画素値とする。
続いて注目画素の画素値が、第1領域、第3濃度領域、第5濃度領域または第7濃度領域に属する場合は、出力画素値はそのまま印刷部14に転送される。
注目画素の画素値idが第2領域、第4濃度領域、第6濃度領域または第8濃度領域に属する場合は、出力画素値をもう一方の値に変更する。たとえば注目画素の画素値が第2濃度領域に属する場合、出力画素値が0なら1に変更し、出力画素値が1なら0に変更する。注目画素の画素値が第4濃度領域の場合、出力画素値が1なら2に変更し、出力画素値が2なら1に変更する。注目画素の画素値が第6濃度領域に属する場合、出力画素値が2なら3に変更し、出力画素値が3なら2に変更する。注目画素の画素値が第8濃度領域に属する場合、出力画素値が3なら4に変更し、出力画素値が4なら3に変更される。変更された出力画素値は、印刷部14に転送される。
上記では、閾値マトリックス50の閾値をオフセットして使用しているが、画素値をオフセットして処理することも可能である。たとえば第3濃度領域または第4濃度領域の画素値idは新たな画素値id=id−64として算出され、見かけ上第1濃度領域または第2濃度領域の値に変更し、さらに新たな画素値idが第2濃度領域に属する場合は、模擬画素値id’を算出する。同様に第5濃度領域または第6濃度領域の画素値idは新たな画素値id=id−128として算出され、見かけ上第1濃度領域または第2濃度領域の値に変更し、さらに新たな画素値idが第2濃度領域に属する場合は、模擬画素値id’を算出する。第7濃度領域または第8濃度領域の画素値idは新たな画素値id=id−192として算出され、見かけ上第1濃度領域または第2濃度領域の値に変更し、さらに新たな画素値idが第2濃度領域に属する場合は、模擬画素値id’を算出する。
閾値処理では、注目画素の画素値が第1濃度領域または第2濃度領域に属する場合はレベル0かレベル1かを判定し、注目画素の画素値が第3濃度領域または第4濃度領域に属する場合はレベル1かレベル2かを判定し、注目画素の画素値が第5濃度領域または第6濃度領域に属する場合はレベル2かレベル3かを判定し、注目画素の画素値が第7濃度領域または第8濃度領域に属する場合はレベル3かレベル4かを判定することもできる。この方が演算に使用するビット数が削減でき演算回路の小規模化に有利である。上記では模擬画素値の演算としてid’=447−idが必要であり、演算に必要なビット数は9ビットであるが、これを8ビットに削減できる。
第2の中間調処理では、閾値マトリックスを一つ使用しているが、別途閾値マトリックスを使用してもよく閾値マトリックスの数は、濃度領域数未満であれば特に限定されない。
以上の実施形態では、使用する閾値マトリックスおよび画像処理方法を実現するための画像処理プログラムなどを、画像処理装置13が備える所定の記憶手段に予め記憶しているものとしている。
しかしながら、閾値マトリックスなどを画像処理装置13内部に記憶させることが望ましくない場合は、外部記憶装置に、閾値マトリックスおよび画像処理プログラムなどを記憶しておき、画像処理を行うときに、入力画像データとともに外部記憶装置から閾値マトリックスおよび画像処理プログラムを一時的に入力するような構成であってもよい。
外部記憶装置としては、たとえば画像処理装置13と通信可能に接続されたコンピュータ、ファクシミリ装置などを用いることができる。これらの装置は、画像処理装置13に比べて記憶容量の制限を受けにくく、高画質の画像形成を行うためには有効である。このような構成では、外部記憶装置が通信ネットワークなどに接続している場合も多いので、適時に新たな閾値マトリックスおよび画像処理プログラムをアップデートすることが望ましく、そうすることでより高画質な画像形成を行うことができる。このように必要な情報を画像処理装置13の外部に記憶させることは、画像処理装置13を制御するCPUの負荷を減少させ、画像処理装置13の処理能力の低下を回避する意味でも有効である。
また、使用する閾値マトリックスおよび画像処理方法を実現するための画像処理プログラムなどを、フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)などの電子データ用記録媒体に記録しておき、画像処理を行うときに、これらの電子データ用記録媒体から閾値マトリックスおよび画像処理プログラムを読み出すような構成であってもよい。このような構成では、これらの電子データ用記録媒体を用いて、適時に新たな閾値マトリックスおよび画像処理プログラムをアップデートすることも可能である。
また、画像処理装置13と印刷部14とは、直接的に接続されている形態に限定されず、画像処理装置13がパーソナルコンピュータなどで実現され、印刷部14がカラープリンタなどで実現され、これらがネットワークを介して接続されている形態であってもよい。また、図1に示した画像形成装置11は、たとえばデジタル複写機、デジタル複合機などとして実現される。
本発明の他の実施形態として、上記の画像処理方法をプリンタドライバとして実現するようにしてもよい。図8は、パーソナルコンピュータ(PC)60に備えられるプリンタドライバ61の構成を示すブロック図である。PC60は、プリンタなどの画像出力装置70と接続し、画像データを出力するために、プリンタドライバ61、通信ポートドライバ62および通信ポート63を備えている。プリンタドライバ61は、色情報処理部64、出力階調補正部65、階調再現処理部66およびプリンタ言語翻訳部67を含んで構成される。また、通信ポート63は、RS232C規格および各種LAN(Local Area
Network)規格に準じたインターフェイスであり、通信ポートドライバ62によって通信ポート63に適した画像データが出力される。
PC60において各種のアプリケーションプログラムを実行することにより生成された画像データ、外部からダウンロードした画像データなどは、プリンタドライバ61の色情報処理部64に送られる。色情報処理部64では、前述の画像処理装置13に備えられた色情報処理部23と同様の処理を画像データに施す。さらに色情報処理部64では、画像処理装置13における墨生成下色除去部24の処理も行う。色情報処理部64から出力された画像データは、次に出力階調補正部65および階調再現処理部66の順に送られ、前述の画像処理装置13に備えられた出力階調補正部25および階調再現処理部26と同様の階調補正処理および中間調生成処理が施される。階調再現処理部66において処理がなされた画像データは、プリンタ言語翻訳部67に送られ、接続される画像出力装置70に応じたプリンタ言語に変換される。プリンタ言語翻訳部67から出力された画像データは、通信ポートドライバ62および通信ポート63を介して、画像出力装置70に出力される。画像出力装置70では、入力された画像データを紙などの記録媒体に印刷して出力する。画像出力装置70は、印刷機能の他に複写機能およびファクシミリ通信機能を有するデジタル複合機であってもよい。
また、上記のようなプリンタドライバ61をPC60側ではなく画像出力装置70に備えるようにし、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなどで撮像された画像データを、メモリカードを介してまたはUSB(Universal Serial Bus)などのケーブルを介して入力し、画像出力装置70が備えるプリンタドライバ61で上記と同様の処理を行うようにしても良い。
図9は、本発明の他の実施形態であるデジタル複写機81の構成を示すブロック図である。画像形成装置であるデジタル複写機81は、カラー画像入力装置82、カラー画像処理装置83、カラー画像出力装置84および操作パネル85で構成される。
カラー画像入力装置82は、原稿を読み取って画像データに変換するものであり、CCD(Charge Coupled Device)などを備えたスキャナ部を含んで構成され、原稿からの反射光をCCDにて読み取り、画素ごとにRGBのアナログ画像信号に変換し、このアナログ画像信号を画像処理装置83に出力する。
操作パネル85は、原稿の複写開始を指示する複写キー、各部の処理に必要なパラメータなどを入力する数字キーなど複数のキーと、デジタル複写機81の動作状態、操作メニューなどを表示する表示部とを含む。ユーザが操作パネル15を操作することで、操作されたキーに応じて動作開始指示信号、パラメータ設定指示信号などの各種指示を示す指示信号、パラメータの具体値を示すデータ信号などをカラー画像入力装置82、カラー画像処理装置83およびカラー画像出力装置84に対して出力され、デジタル複写機81に対する動作指示、パラメータの設定などを行うことができる。
画像処理装置83は、A/D(アナログ/デジタル)変換部91、シェーディング補正部92、入力階調補正部93、領域分離処理部94、色情報処理部95、黒生成下色除去部96、空間フィルタ処理部97、出力階調補正部98および階調再現処理部99を備える。A/D変換部91は、画像入力装置12から与えられるRGBのアナログ画像信号を、デジタル画像信号に変換する。シェーディング補正部92は、A/D変換されたデジタル信号に対して、シェーディング補正処理を施す。シェーディング補正処理は、画像入力装置82の照明系、結像系および撮像系の構成に起因して画像信号に生じる各種の歪みを取除くために行われる。
入力階調補正部93は、シェーディング補正処理が施された画像信号に、入力階調補正処理を施す。入力階調補正処理は、画像信号を、反射率信号から濃度信号などのような画像処理装置が扱いやすい信号に変換する処理である。入力階調補正処理部93は、反射率信号に、カラーバランス処理をさらに施しても良い。
領域分離処理部94は、入力階調補正処理部93から出力された画像信号に基づき、領域分離処理を行う。領域分離処理は、画像データを構成する各画素が文字領域、写真領域、網点領域のいずれに属するかを判断する。領域分離処理部94における分離結果(領域識別信号)は、黒生成下色除去部96、空間フィルタ処理部97および階調再現処理部99に出力される。入力階調補正部93から入力された画像データはそのまま色情報処理部95へ出力される。
色情報処理部95は、RGBの濃度信号をCMYの画像信号に変換し、かつ画像出力装置84における色再現性の忠実化のために、CMYの画像信号に色補正処理を施す。色補正処理は、具体的には、不要吸収成分をそれぞれ含むCMYの各トナーやインクの分光特性に基づいた色濁りを、画像信号から取り除く処理である。
黒生成下色除去部96は、色補正部24から出力された画像信号を構成するCMYの各色信号に基づいて、ブラック(K)の色信号を生成する墨生成処理を行う。また墨生成下色除去部96は、CMYの色信号に対して下色除去処理を施す。下色除去処理は、CMYの色信号から墨生成処理で生成されたブラックの色信号を差し引いて新たなCMYの色信号を得る処理である。これらの処理の結果、CMYの画像信号は、CMYKの色信号からなる画像信号に変換される。
空間フィルタ処理部97は、墨生成下色除去部96で得られたCMYKの画像信号に対して、ディジタルフィルタを用いた空間フィルタ処理を施す。これによって画像の空間周波数特性を補正し、画像出力装置84が出力する画像に発生するぼやけおよび粒状性の劣化を防止する。
出力階調補正部98および階調再現処理部99は、前述の画像処理装置13における出力階調補正部25および階調再現処理部26と同様の処理を施す。
さらに、階調再現処理部99は、CMYK信号の画像データに対して、領域識別信号に基づいて所定の処理を施す。
たとえば、領域分離処理部94において文字領域に分離された画素領域に対しては、特に黒文字または色文字の再現性を高めるために、空間フィルタ処理部97による空間フィルタ処理において鮮鋭強調処理を行い高周波数の強調量を大きくする。そして、階調再現処理部99において、二値化処理が施される。
また、領域分離処理部94において網点領域に分離された画素領域に対しては、空間フィルタ処理部97において、入力網点成分を除去するためのローパスフィルタ処理が施される。そして、出力階調補正部98において、濃度信号などの信号をカラー画像出力装置84の出力特性値である網点面積率に変換する出力階調補正処理が施された後、階調再現処理部99で、最終的に画素に分離してそれぞれの階調を再現できるように処理する階調再現処理(中間調生成)が施される。以上の動作は、図示しないCPUにより制御される。
このように画像処理が施された画像データは、一時的に図示しない記憶手段に記憶され、所定のタイミングで読み出されてカラー画像出力装置84に出力される。画像出力装置84は、画像処理が施された画像データに基づいて紙などの記録媒体上に画像を形成する。
さらに、図1の印刷部14および図9のカラー画像出力装置84としては、電子写真方式、インクジェット方式のカラー画像出力装置に限らず、たとえばトナージェット方式、熱転写方式を利用した画像出力装置を用いた場合にも、本発明を適用することができ、有効な効果を奏することができる。コンピュータのモニタ、または階調再現処理を必要とするテレビジョンモニタにも本発明の画像処理方法および画像処理装置を有効に適用することができる。さらに、本発明の画像処理方法および画像処理装置は、液晶デバイス、ツイストボールなどを利用した電子ペーパにも有効に適用することができる。
さらに、本発明の他の実施形態として、上記の画像処理方法をコンピュータに実行させるための画像処理プログラムおよびこの画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することも可能である。
なお、記録媒体としては、マイクロプロセッサで処理が行われるためのメモリ、たとえばROM(Read Only Memory)そのものが記録媒体であってもよいし、また、コンピュータの外部記憶装置としてプログラム読み取り装置が設けられ、そこに挿入することで読み取り可能な記録媒体であってもよい。
いずれの場合においても、記録されている画像処理プログラムは、マイクロプロセッサが記録媒体にアクセスすることで実行されてもよいし、マイクロプロセッサが記録媒体から画像処理プログラムを読み出し、読み出された画像処理プログラムをプログラム記憶エリアにダウンロードして、実行してもよい。なお、このダウンロード用のプログラムは予め所定の記憶装置に格納されているものとする。CPUなどのマイクロプロセッサは、インストールされた画像処理用プログラムに従って所定の画像処理を行うようにコンピュータの各部を統括的に制御する。
また、プログラム読み取り装置で読み取り可能な記録媒体としては、磁気テープ、カセットテープなどのテープ系、フレキシブルディスク、ハードディスクなどの磁気ディスクまたはCD−ROM/MO(Magneto Optical disc)/MD(Mini Disc)/DVDなどの光ディスクのディスク系、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを含む)/光カードなどのカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable
Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable
Programmable Read Only Memory)、フラッシュROMなどの半導体メモリを含めた固定的にプログラムを記録する媒体であってもよい。
また、コンピュータを、インターネットを含む通信ネットワークに接続可能な構成とし、通信ネットワークから画像処理プログラムをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する媒体であってもよい。なお、このように通信ネットワークから画像処理プログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用プログラムは予めコンピュータに格納しておくか、他の記録媒体からインストールされるものであってもよい。
記録媒体から読み取った画像処理プログラムを実行するコンピュータシステムの一例は、フラットベッドスキャナ、フィルムスキャナ、デジタルカメラなどの画像読取装置と、各種プログラムを実行することにより上記の画像処理方法を含めた様々な処理を行うコンピュータと、このコンピュータの処理結果などを表示するCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイなどの画像表示装置と、コンピュータの処理結果を紙などに出力するプリンタなどの画像出力装置とが互いに接続されて構成されるシステムである。さらに、このコンピュータシステムには、通信ネットワークを介してサーバーなどに接続し、画像処理プログラムを含む各種プログラムや画像データなどの各種データを送受信するためのモデムなどが備えられる。
本発明の実施の一形態である画像形成装置11の構成を示すブロック図である。 階調再現処理部26の構成を示すブロック図である。 階調再現処理部26による中間調処理を含む画像処理を示すフローチャートである。 閾値マトリックス30を示す図である。 出力画像の例を示す図である。 閾値マトリックス40を示す図である。 閾値マトリックス50を示す図である。 パーソナルコンピュータ(PC)60に備えられるプリンタドライバ61の構成を示すブロック図である。 本発明の他の実施形態であるデジタル複写機81の構成を示すブロック図である。 従来のディザ方法を説明するための図である。
符号の説明
11 画像形成装置
12 画像入力部
13 画像処理装置
14 印刷部
15,85 操作パネル
21 解凍処理部
22 空間フィルタ処理部
23,64,95 色情報処理部
24,96 黒生成下色除去部
25,65,98 出力階調補正部
26,66,99 階調再現処理部
30,40,50 閾値マトリックス
60 パーソナルコンピュータ(PC)
61 プリンタドライバ
62 通信ポートドライバ
63 通信ポート
67 プリンタ言語翻訳部
70 画像出力装置
81 デジタル複写機
82 カラー画像入力装置
83 カラー画像処理装置
84 カラー画像出力装置
91 A/D(アナログ/デジタル)変換部
92 シェーディング補正部
93 入力階調補正部
94 領域分離処理部
97 空間フィルタ処理部
261 濃度領域判定部
262 模擬画素値演算部
263 閾値処理部
264 変更部
265 閾値テーブル記憶部

Claims (8)

  1. 入力された画像データを所定の階調の画像データに変換して出力する階調再現処理部を備える画像処理装置において、
    階調再現処理部は、
    入力された画像データに基づいて、画像データを構成する注目画素が、濃度域によって区別される複数の画素群のいずれに含まれるかを判定する濃度領域判定部と、
    複数の画素群の1つである第1の画素群に対応する第1の閾値群を少なくとも記憶する閾値記憶部と、
    注目画素が前記第1の画素群以外の画素群に含まれる場合は、注目画素の画素値を用いて演算を行い当該画素値とは異なる画素値である模擬画素値を算出する模擬画素値演算部と、
    注目画素が前記第1の画素群に含まれる場合は、前記第1の閾値群および注目画素の画素値に基づいて閾値処理を行い、注目画素が前記第1の画素群以外の画素群に含まれる場合は、前記第1の閾値群および前記模擬画素値に基づいて閾値処理を行い、前記所定の階調に応じた画素値である出力画素値を出力する閾値処理部と、
    注目画素が前記第1の画素群以外の画素群に含まれる場合は、閾値処理部から出力される出力画素値を、当該出力画素値に対応付けられた他の出力画素値に変更して出力する変更部とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記閾値群は、画像データにおける各画素の位置にそれぞれ対応付けられた複数の閾値により構成され、所定の画素の位置に対応付けられた閾値は、前記第1の画素群には含まれない画素の画素値から選ばれることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記閾値処理部は、所定の演算を行うことで、前記第1の閾値群を用いて、前記第1の画素群以外の画素群に対応する閾値群を算出することを特徴とする請求項1または2記載の画像処理装置。
  4. 前記濃度領域判定部は、注目画素が第1の画素群以外の画素群に含まれる場合は、画素群ごとに定められた演算を行い、新たな注目画素の画素値を算出することを特徴とする請求項1または2記載の画像処理装置。
  5. 画像データを、画像処理装置に入力する画像入力装置と、
    請求項1〜4のいずれか1つに記載の画像処理装置と、
    前記画像処理装置によって画像処理された画像データに基づいて画像を形成する画像出力装置とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  6. 入力された画像データを所定の階調の画像データに変換して出力する階調再現処理工程を含む画像処理方法において、
    階調再現処理工程は、
    入力された画像データに基づいて、画像データを構成する注目画素が、濃度域によって区別される複数の画素群のいずれに含まれるかを判定する濃度領域判定工程と、
    注目画素が、複数の画素群の1つである第1の画素群以外の画素群に含まれる場合は、注目画素の画素値を用いて演算を行い当該画素値とは異なる画素値である模擬画素値を算出する模擬画素値演算工程と、
    注目画素が第1の画素群に含まれる場合は、予め記憶している第1の画素群に対応する第1の閾値群および注目画素の画素値に基づいて閾値処理を行い、注目画素が前記第1の画素群以外の画素群に含まれる場合は、前記第1の閾値群および前記模擬画素値に基づいて閾値処理を行い、前記所定の階調に応じた画素値である出力画素値を出力する閾値処理工程と、
    注目画素が前記第1の画素群以外の画素群に含まれる場合は、閾値処理工程で出力される出力画素値を、当該出力画素値に対応付けられた他の出力画素値に変更して出力する変更工程とを含むことを特徴とする画像処理方法。
  7. コンピュータを請求項1〜4のいずれか1つに記載の画像処理装置として機能させるための画像処理プログラム。
  8. コンピュータを請求項1〜4のいずれか1つに記載の画像処理装置として機能させるための画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016154326A (ja) * 2015-02-12 2016-08-25 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記憶媒体

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