JPH10126606A - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

画像処理装置及び方法

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JPH10126606A
JPH10126606A JP8280674A JP28067496A JPH10126606A JP H10126606 A JPH10126606 A JP H10126606A JP 8280674 A JP8280674 A JP 8280674A JP 28067496 A JP28067496 A JP 28067496A JP H10126606 A JPH10126606 A JP H10126606A
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JP8280674A
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English (en)
Inventor
Junichi Yamakawa
淳一 山川
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複写機におけるプレビュー表示で処理内容を
わかりやすくし、複写の最終画像を効率良くプレビュー
表示にて確認できる装置を提供する 【解決手段】 原稿を走査して得られた画像を、該画像
の確認を目的として所定の表示装置にプレビュー表示す
る際に、画像に対する所定指定エリアに対する編集処理
が指定されている場合に、指定エリアの外枠を表示する
と共に、エリア内の処理内容を具体的な文字情報として
表示し、エリア内の処理内容を容易に目視角煮可能とす
る。また、必要に応じて処理内容に対応した色でエリア
外枠を表示することにより、処理内容の認識を容易に確
認可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像のプレビュー
表示が可能な画像処理装置及び方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルカラー複写機が高画質
化、高機能化し、出力画像の色味や編集処理に関して、
かなりの程度、ユーザの期待に応えられるようになって
きている。こうした状況において、所望の出力画像を得
るために、何度も記録紙に画像を出力する代わりにモニ
タ等に画像を表示して、それを確認するという、いわゆ
るプレビュー機能を有する複写機が製品化され始めてい
る。
【0003】この種の複写機の中には、白黒の液晶ディ
スプレイを用いて、読み取った原稿イメージを表示し、
確認させるものもあるが、複写機本体がカラー複写機で
ある場合には、白黒の表示装置では出力画像の色味確認
ができないので、表示装置もフルカラー表示のプレビュ
ーシステムであることが望ましい。
【0004】図1は、従来のこの種のシステム構成例を
示し、符号101〜109にて示される構成要素がフル
カラー複写機を構成し、110,111,219がプレ
ビュー用の構成要素である。
【0005】具体的には、図1において、101は、原
稿からの反射画像を読み取るRGB出力のセンサ(CC
D)、102はS/H(サンプル&ホールド)及びA/
D変換回路、103はシェーディング補正を行なう回
路、104は入力マスキング回路、105はLOG変換
回路、106は、後述するプリンタ部の特性に色を合わ
せるためのマスキングUCR部、107は、トリミン
グ、マスキング、ペイント、変倍等、種々の画像編集を
行なう回路、108はエッジ強調回路、そして、109
はプリンタ部(カラーLBP)で、不図示の反射原稿を
3〜4回スキャンして、フルカラー画像出力を得るもの
である。
【0006】110は、入力マスキング回路104での
マスキングの後の画像信号(RGB)を記憶するための
画像メモリ部、111は、画像メモリ部110を制御す
るためのメモリ制御部(不図示のアドレスカウンタ及び
CPUにて、画像メモリ部110とデータのやり取りを
行なう)、219は、画像メモリ部からの情報を表示す
るためのCRTである。ここでは、読み取った画像を単
にフルカラーでモニタに表示し、所望の編集処理を、不
図示の操作部から設定しても、このモニタ上には反映さ
れない。そこで、画像メモリ部110に記憶されたメモ
リ情報を、任意に不図示のCPUでアクセスできるよう
に構成しており、編集回路107におけるそれと等価な
編集処理をソフト的で行なって、最終画像を得るように
している。
【0007】さらに、デジタルカラー複写機において
は、高速化への要求が根強く、これに応えるべく、装置
に4つの感光体ドラムを備え、各ドラムにおいて、Y,
M,C,K各1色ずつ現像器を備えたカラーLBPが提
案されている。このような装置では、感光体ドラム間の
空間的なズレを補償する画像メモリが必須であり、より
高度な画像処理を実現するためには、フルページ画像メ
モリを有することが望ましい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のカラー複写機では、複写機本体の画像処理を全てソ
フトウエア制御に置き換えようとすると、そのソフト量
は膨大なものになり、さらに、設定された機能の数が多
ければ、その分、ソフトによる演算時間も増大して、時
間的にもコスト的にも不都合が生じるという問題があ
る。
【0009】さらに、上記従来のカラー複写機では、プ
レビュー表示では処理の内容がわかりづらいものがあっ
た。例えば、エリア処理を行うときの3色と4色、カラ
ーフィルタとブルーバック、原稿タイプなどである。
【0010】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、かかる欠点を除去し、
処理内容をわかりやすくし、複写の最終画像を効率良く
プレビュー表示にて確認できる画像形成システムを提供
することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決する一手段として、例えば以下の構成を備える。
【0012】即ち、処理画像を入力する入力手段と、前
記入力手段で入力した画像を記憶する画像記憶手段と、
前記入力手段より入力された画像もしくは前記画像記憶
手段に記憶された情報に対して少なくとも一つの編集加
工を施す加工手段と、前記加工手段による加工種別及び
加工領域を指定する指定手段と、前記指定手段による指
定加工種別を格納する格納手段と、前記加工領域の加工
処理結果を前記加工種別と共に所定の表示装置に表示す
る表示手段と、前記画像記憶手段に記憶された情報を元
に画像出力媒体に画像を形成する画像形成手段とを備え
ることを特徴とする。
【0013】そして例えば、前記入力手段は、原稿を走
査して原稿画像を読取る読み取り手段であることを特徴
とする。あるいは、前記格納手段は、加工領域の加工種
別を文字列のビットマップデータの形態で格納すること
を特徴とする。
【0014】また例えば、前記加工領域情報は加工領域
を示す座標位置情報であることを特徴とする。あるい
は、前記表示手段は、各々の加工領域の前記格納手段格
納情報から処理内容を表示させる位置を決定し、加工処
理を構成する文字列を構成して前記画像記憶手段へ展開
することを特徴とする。
【0015】または、処理画像を入力する入力手段と、
前記入力手段で入力した画像を記憶する画像記憶手段
と、前記入力手段より入力された画像もしくは前記画像
記憶手段に記憶された情報に対して少なくとも一つの編
集加工を施す加工手段と、前記加工手段による加工種別
及び加工領域を指定する指定手段と、前記指定手段の指
定領域の外枠情報を記憶する外枠記憶手段と、前記外枠
記憶手段で記憶の外枠を前記加工領域の前記加工種別に
基づいて前記加工手段による加工処理結果と共に所定の
表示装置に表示する表示手段と、前記画像記憶手段に記
憶された情報を元に画像出力媒体に画像を形成する画像
形成手段とを備えることを特徴とする。
【0016】そして例えば、前記入力手段は、原稿を走
査して原稿画像を読取る読み取り手段であることを特徴
とする。あるいは、前記表示装置はカラー表示が可能で
あり、前記表示手段は前記外枠情報を加工種別に対応し
た色で表示することを特徴とする。
【0017】また例えば、前記表示手段は、前記指定手
段の指定結果に基づいて各々の加工領域の外枠を表示さ
せる位置と外枠の形状を決定し、前記画像記憶手段に展
開することを特徴とする。あるいは又、前記格納手段に
格納される前記加工領域情報は加工領域を示す座標位置
情報であることを特徴とする。
【0018】更に例えば、以上の各場合において、前記
表示手段による表示は前記画像形成手段による形成画像
のプレビュー表示であることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る発明の実施の形態例を詳細に説明する。
【0020】<本発明に係る第1の発明の実施の形態>
図2は、本発明に係る一発明の実施の形態例に係るデジ
タル複写装置の内部構成の概略構成を示す図である。同
図に示すデジタル複写装置は、カラー原稿を読み取り、
それに対してさらにデジタル編集処理等を行なうカラー
リーダ部351、及び、異なった像但持体を持ち、カラ
ーリーダ部351から送られる各色のデジタル画像信号
に応じてカラー画像を再現するプリンタ部352に分け
られる。
【0021】なお、219は、プレビュー時に用いるモ
ニタであり、デジタル複写装置本体とは、VGAインタ
フェースで接続されている。
【0022】(リーダ部の構成)図3は、本発明に係る
発明の実施の形態例に係るデジタル複写装置のカラーリ
ーダ部351のデジタル画像処理部の構成を示すブロッ
ク図である。ここでは、図示しない原稿台上のカラー原
稿は、図示しないハロゲンランプで露光される。その結
果、原稿からの反射像がCCD201にて撮像され、さ
らに、S/H(サンプル&ホールド)及びA/D変換部
202にてサンプルホールドされた後、A/D変換さ
れ、RGB3色のデジタル信号が生成される。
【0023】各色分解データは、シェーディング補正部
203でのシェーディング補正及び黒補正、入力マスキ
ング部204でのNTSC信号への補正、色変換部20
5での色変換の後、その結果が合成部206に入力され
る。この合成部206は、反射原稿の画像データと画像
メモリ部208の出力データとの合成等を行なう部分
で、その処理結果は、LOG補正部207にてLOG補
正処理が行なわれ、さらに、変倍部2(234)にて変
倍処理(ただし、変倍設定時)が施される。
【0024】ここで、変倍処理とは、画像メモリ部20
8で施される圧縮処理がローパスフィルタとして働くた
め、具体的には拡大処理が施される。
【0025】そして、変倍部2(234)からの出力
は、画像メモリ部208に入力される。この画像メモリ
部208は、圧縮部、画像メモリ部、伸張部の3つ要素
にて構成され、上述のような4つの感光体ドラムのそれ
ぞれのドラムに対応する出力マスキング前のCMYデー
タ(24ビット×4)が読み出される。
【0026】212はそれぞれのドラムに対する色信号
が生成されるマスキングUCR部であり、マスキングU
CR部212では、プリンタ特性に適した色信号が生成
される。213はフリーカラー処理及びペイント処理が
行なわれる編集回路であり、編集回路213での編集結
果は、γ補正部214でγ補正され、変倍部1(21
1)で変倍処理(具体的には縮小処理)され、さらに、
エッジ強調部215でエッジ強調された後、カラーLB
P216に送られる。
【0027】217はプレビュー処理部であり、編集さ
れた画像データを記憶するためのCRT画像メモリ、及
び、このCRT画像メモリを制御するメモリ制御部より
構成される。また、219はCRTであり、上述したプ
レビュー処理部217中のCRT画像メモリへの記憶デ
ータが表示される。なお、プレビュー処理部217及び
CRT219の詳細については後述する。
【0028】220は領域生成部1であり、画先センサ
の出力DTOP226、カラーLBP内部で生成される
ITOP信号227(プリンタ出力時、この信号をもと
に各ドラムに同期した副走査イネーブル信号が生成され
る)、カラーLBP216から送られるビームディテク
ト(BD)信号228が入力される。
【0029】そして、主走査同期信号にて領域生成部1
の内部で生成した信号あるいはBD信号228のいずれ
かの信号より生成したHSNC229信号、2本の書き
込みイネーブル信号(主走査(221−1)、副走査
(221−2)の各1本)と5本の読み出しイネーブル
信号(主走査(221−3)の1本、副走査(221−
M,221−C,221−Y,221−K)の4本)の
計7本で画像メモリ部208内の画像データを制御する
信号221、上記の信号227に同期して、画像信号と
エリア信号のタイミング調整をすべく、画像メモリ部2
08内の圧縮部、伸張部それぞれの遅延を考慮して生成
される7本の信号238(主走査書き込みイネーブル信
号(238−1)、副走査書き込みイネーブル信号(2
38−2)、主走査読み出しイネーブル信号(238−
3)、副走査イネーブル信号(238−M,238−
C,238−Y,238−K))、そして、プレビュー
処理部217内のCRT画像メモリのイネーブル信号2
25(主走査、副走査各1本)を生成して出力する。
【0030】230は領域生成部2であり、各編集処理
を行なうエリア情報をエリア種類、処理内容、座標位置
情報として保持し、保持した情報よりエリア信号を生成
する。この領域生成部2(230)は、後述するよう
に、各エリア信号(エリア情報)を記憶するビットマッ
プメモリ部及び該ビットマップメモリ部を制御するビッ
トマップメモリ制御部(例えば、AGDC(Advanced Gr
aphics Display Controller)より構成され、書き込みは
CPU240の制御で行われる。また、読み出しは、D
TOP226、HSNC229に同期して行なわれる
(光学スキャンされた原稿画像データと同期)。
【0031】この領域生成部2(230)からの出力
は、色変換のイネーブル信号222、画像合成のイネー
ブル信号223−2、フリーカラーもしくはペイントの
イネーブル信号236である。
【0032】エリアメモリ部231、DL1(23
2)、DL2(233)、変倍部3(235)、DL3
(237)は、画像信号とエリア信号を同期させるタイ
ミング調整のための回路である。
【0033】具体的には、 DL1:信号232−2を色変換分遅延させる(その出
力は、信号223−1である。)。画素遅延はDタイプ
のフリップフロップ(DF/F)により行われで、ライ
ン遅延はFIFOメモリでなされる。
【0034】DL2:信号226をマスキングUCR分
遅延させる(その出力は、信号224−2である。)。
画素遅延はDタイプのフリップフロップ(DF/F)に
より行われ、ライン遅延はFIFOメモリでなされる。
【0035】DL3:信号236を、色変換+画像合成
+LOG分遅延させる。画素遅延はDタイプのフリップ
フロップ(DF/F)により行われ、ライン遅延はFI
FOメモリでなされる。
【0036】変倍部3:具体的には拡大処理であり、変
倍部2(234)と全く同じ制御がなされる(遅延数も
同じ)。
【0037】エリアメモリ部231は、画像メモリ部2
08とのディレイ調整のための回路であり、図8に示す
ように、各色のドラムに対応した副走査読み出しイネー
ブル(238−M〜238−K)以外は、全く同じ構成
を持った4つのメモリ部(8101〜8104)から構
成される。
【0038】さらに、各色のメモリ部は、図9に示すよ
うに、メモリ9201、信号WLE238−1の立ち上
がりでリセットされ、イネーブル時にカウントアップす
る主走査カウンタ及び信号WVE238−2の立ち上が
りでリセットされ、イネーブル時にカウントアップする
副走査カウンタより構成されるライトアドレスカウンタ
9−202、信号RLE238−3の立ち上がりでリセ
ットされ、イネーブル時にカウントアップされる主走査
カウンタ及び信号RVE238−Mの立ち上がり時にリ
セットされ、イネーブル時にカウントアップされる副走
査カウンタより構成されるリードアドレスカウンタ9−
205、ANDゲート9−203、インバータ9−21
3、バッファ(9−210,9−211)、図3のCP
U240により指定されるレジスタ9−212より構成
される。
【0039】さらに、メモリライト時には、 レジスタ9−212→0 アドレス制御→ライトアドレスカウンタ9−202が選
択 バッファ9−210→イネーブル バッファ9−211→ディスイネーブル 信号OEN→1 信号WEN→クロック立ち下がり時に0 となり、バッファ9−210を介したデータがメモリ9
201に書き込まれる。一方、メモリリード時には、 レジスタ9−212→1 アドレス制御→リードアドレスカウンタ9−205が選
択 バッファ9−210→ディスイネーブル バッファ9−211→イネーブル 信号OEN→0 信号WEN→1 となり、メモリ9201のデータがバッファ9−211
を介して読み出される。このような構成をとることによ
り、それぞれタイミングが異なるエリア信号をあたかも
1プレーンの如く扱うことができる。
【0040】また、CPU240は、CPUバス243
を通してプログラムROM241、ワークRAM242
を制御する。なお、本画像処理部も同様に、CPUバス
を通じてデータセットがなされる。
【0041】(各画像モードでの信号の流れ)以下、図
3を参照して、各モードにおけるビデオ信号の流れ、I
/Oポートの設定について述べる。
【0042】[通常コピー]ビデオ信号の流れが、構成
要素201→202→203→204→205→206
(端子A入力→端子C出力)→207→234→208
→212→213→214→211→215→216の
ときは、副走査イネーブル信号221−M,221−
C,221−Y,221−K、及び238−M,238
−C,238−Y,238−Kは、各色ドラムの配置間
隔に応じたタイミングでイネーブル状態になるよう制御
される。 [RGB系編集処理(色変換)結果をCRTに表示]ビ
デオ信号の流れが、構成要素201→202→203→
204→205→206(端子A入力→端子B出力)→
207→234→208→212→213→214→2
11→215→217→219のモードの場合、画像メ
モリ208内に書き込まれるデータは、プレビューモー
ドでの編集内容の修正のたびに変わるため、書き込み
(CRTへの表示)の都度、処理を原稿の読み込みから
行なう(このときのビデオ信号の流れは、上記のCCD
201からの繰り返し)。
【0043】このとき、副走査リードイネーブル信号2
21−M,221−C,221−Y,221−K、及び
238−M,238−C,238−Y,238−Kは、
同時に立ち上がり、同時に立ち下がる。
【0044】なお、プレビューOK時後のプリントアウ
トでは、光学スキャンは行なわずに、画像メモリ部20
8からの読み出しのみで行なう。このとき、副走査イネ
ーブル信号221−M,221−C,221−Y,22
1−Kは、各色ドラムの配置間隔に応じたタイミングで
イネーブルになるよう制御される。
【0045】[CMYK系編集処理(ペイント、フリー
カラー)結果をCRTに表示]ビデオ信号の流れが、構
成要素201→202→203→204→205→20
6(A端子入力→C端子出力)→207→234→20
8→212→213→214→211→215→217
→219のモードの場合、画像メモリ部208内に書き
込まれるデータは、プレビューモードでの編集内容に左
右されないため、2度目以降の書き込み(CRTへの表
示)では光学スキャンは行なわず、編集パラメータの変
更及び画像メモリ部208からの読み出しのみで行なう
(このときのビデオ信号の流れは、画像メモリ部208
から開始)。
【0046】このとき、副走査リードイネーブル信号2
21−M,221−C,221−Y,221−K、及び
238−M,238−C,238−Y,238−Kは、
同時に立ち上がり、同時に立ち下がる。そして、プレビ
ューOK時後のプリントアウトでは、光学スキャンは行
なわずに、画像メモリ部208からの読み出しのみで行
なう。ここでも、副走査イネーブル信号221−M,2
21−C,221−Y,221−Kは、各色ドラムの配
置間隔に応じたタイミングでイネーブルになるよう制御
される。
【0047】[合成結果をCRTに表示] 第1の画像書き込み時のビデオ信号の流れは、20
1→202→203→204→205→206(A端子
入力→C端子出力)→207→208であり、 第2の画像と合成して、画像メモリ部208内に再
び書き込むときのビデオ信号の流れは、 (−1)画像メモリ部208からの出力→→212→
213→211→214→215→206。ここで、マ
スキングUCR212はスルーの状態であり、γ補正は
逆LOGテーブルが設定される。
【0048】(−2)反射原稿のビデオ信号の流れ
は、201→202→203→204→205→206
である。
【0049】 合成及びCRT出力 信号の流れは、206→207→208(メモリ書き込
み)208→212→213→214→211→215
→217→219(CRT出力)となる。
【0050】次に、各編集時の設定からプレビュー機能
を用いてプリントアウトするまでの動作について説明す
る。
【0051】まず、処理全体の流れについて説明する。
【0052】図4は、本実施の形態に係る画像処理全体
の手順を示すフローチャートである。同図に示すよう
に、本デジタル複写装置の不図示の操作部で編集処理が
選択されたとき(ステップS402)、色変換処理(ス
テップS406)、ペイント処理(ステップS40
7)、フリーカラー処理(ステップS408)、カラー
inカラー処理(ステップS409)の内の少なくとも
一つが選択され、さらに、プレビュー機能等で最終パラ
メータがそれぞれ決定される。そのパラメータはステッ
プS403で設定され、その後、最終出力がプリントア
ウトされる(ステップS404,S405)。
【0053】次に、上記それぞれの画像処理の手順につ
いて説明する。 1.色変換処理 図5は、色変換処理手順を示すフローチャートである。
この色変換では、まずステップS501で全面色変換か
エリア色変換のいずれであるかが判断される。全面色変
換である場合にはそのままステップS502に進む。
【0054】一方、ステップS501でエリア色変換の
ときには、ステップS507に進み、エリア指定が、例
えば、不図示のデジタイザ等を用いて設定される。そし
てステップS502の処理に移行する。
【0055】次に、ステップS502で変換前の色指定
処理が実行される。続いてステップS503において変
換後の色指定処理が実行される。これにより、この時点
で、色変換するのに必要なデータが取りあえず決められ
る。このため、続くステップS504でプレビューが選
択されたか否かを判断する。プレビューが選択されねか
った場合には当該処理を終了する。
【0056】一方、ステップS504でプレビューが選
択されると(例えば、不図示のプレビューボタンを押し
て選択する)ステップS505に進み、不図示の原稿台
上に置かれた原稿からの反射画像が読み取られ、上記の
「RGB系編集処理のCRT表示」の項で示された順で
処理が実行されて、画像がモニタに表示される。このた
め、続くステップS506でプレビュー表示の結果がO
Kか否か判断する。プレビューの結果がNGの場合には
再びステップS501に戻り、プレビューの結果がOK
になるまで再設定がなされる。
【0057】一方、ステップS506で表示結果に対し
てOKの場合は当該処理を終了し、他の編集処理の設定
もしくは最終パラメータの設定及びプリントアウトがな
される。 2.ペイント処理 図6は、ペイント処理の手順を示すフローチャートであ
る。このペイント処理では、まず、ステップS601で
処理を実行するエリアを、例えば、不図示のデジタイザ
を用いて設定する。続いてステップS602で、ペイン
トの色指定がなされる。次に、ステップS603でプレ
ビューが選択されたか否かが判断される。プレビューが
選択されていない場合には当該処理を終了する。
【0058】一方、ステップS603でプレビューが選
択されるとステップS604に進み、不図示の原稿台上
に置かれた原稿からの反射原稿が読み取られ、上記「C
MYK系編集処理のCRT表示」の項で示された順で処
理が実行される。そしてCRTに画像が表示される。こ
のため、ステップS605でこの表示結果がOKか否か
を判断する。この表示の結果がOKの場合は当該処理を
終了さ売る。そして、他の編集処理の設定もしくは最終
パラメータの設定及びプリントアウトがなされる。
【0059】一方、ステップS605で表示結果がNG
の場合にはステップS601の処理に戻り、結果がOKに
なるまで再設定(2度目以降のプレビューモード時は、
上述のように、画像メモリ部208内からの読み出しデ
ータを用いて表示する)を行なう。
【0060】ここで、プリントアウトは、上述のよう
に、画像メモリ部208内からの読み出しデータを用い
て行なわれる。 3.フリーカラー処理 図7は、フリーカラー処理の手順を示すフローチャート
である。このフリーカラー処理では、まず、全面モード
かエリアモードかが指定される。このためステップS7
01で指定されたのが全面モードかエリアモードかが判
断される。全面モードが指定された場合にはステップS
702に進む。
【0061】一方、ステップS701でエリアモードが
選択された場合にはステップS706に進み、エリア
が、例えば、不図示のデジタイザを用いて設定される。
そしてステップS702に進む。
【0062】ステップS702では、フリーカラーの色
指定がなされる。次に、ステップS703でプレビュー
が選択されたか否かを判断する。プレビューが選択され
ない場合には当該処理を終了する。
【0063】一方、ステップS703でプレビューが選
択されるとステップS704に進み、不図示の原稿台上
に置かれた原稿からの反射原稿が読み取られ、上記の
「CMYK系編集処理のモニタ表示」の項で示された順
で処理が実行されて画像がCRTに表示される。このた
め、続くステップS705でこの表示の結果がOKか否
かを調べる。この表示の結果がOKの場合は当該処理を
終了し、他の編集処理の設定もしくは最終パラメータの
設定及びプリントアウトがなされる。
【0064】一方、ステップS705でこの表示の結果
がNGの場合には、ステップS701の処理に戻り、結
果がOKになるまで再設定(2度目以降のプレビューモ
ード時は、上述のように画像メモリ部208内からの読
み出しデータを用いて表示する)がなされる。
【0065】なお、プリントアウトは、上述のように、
画像メモリ部208内からの読み出しデータを用いて行
なわれる。 (プリンタ部の構成)本実施の形態に係るデジタル複写
装置のプリンタ部の構成について上述した図3を参照し
て以下に説明する。
【0066】図3において、301はレーザ光を感光ド
ラム上に走査させるポリゴンスキャナ、302は初段の
マゼンタ(M)の画像形成部、303は初段のシアン
(C)の画像形成部、304は初段のイエロー(Y)の
画像形成部、305は初段のブラック(K)の画像形成
部である。
【0067】ポリゴンスキャナ301は、図示しないレ
ーザ制御部によりMCYK独立に駆動されるレーザ素子
からのレーザビームを、各色の感光ドラム上に走査す
る。そして、BD検知手段が走査されたレーザビームを
検知し、主走査同期信号を生成する。2枚のポリゴンミ
ラーを同一軸上に配置し、1つのモータで回転させる場
合は、例えば、M,CとY,Kのレーザビームでは主走
査の走査方向が互いに逆方向になる。そのため、通常、
一方のM,Cに対して、他方のY,K画像データは主走
査方向に対して鏡像になるようにする。
【0068】画像形成部302において、318はレー
ザ光の露光により潜像形成する感光ドラム、313は感
光ドラム318上にトナー現像を行なう現像器である。
この現像器313内には、現像バイアスを印加してトナ
ー現像を行なうスリーブ314が配置されている。
【0069】315は感光ドラム318を所望の電位に
帯電させる1次帯電器、317は転写後の感光ドラム3
18の表面を清掃するクリーナ、316はクリーナ31
7で清掃された感光ドラム318の表面を除電し1次帯
電器315において良好な帯電を得られるようにする補
助帯電器である。また、330は感光ドラム318上の
残留電荷を消去する前露光ランプ、319は転写ベルト
306の背面から放電を行ない感光ドラム318上のト
ナー画像を転写部材に転写する転写帯電器である。
【0070】309,310は転写部材を収納するカセ
ット、308はカセット309,310から転写部材を
供給する給紙部、311は給紙部308により給紙され
た転写部材を吸着させる吸着帯電器、312は転写ベル
ト306の回転に用いられると同時に吸着帯電器と対に
なって転写ベルト306に転写部材を吸着帯電させる転
写ベルトローラである。
【0071】324は転写部材を転写ベルト306から
分離し易くするための除電帯電器、325は転写部材が
転写ベルトから分離する際の剥離放電による画像乱れを
防止する剥離帯電器である。また、326,327は分
離後の転写部材上のトナーの吸着力を補い画像乱れを防
止する定着前帯電器、322,323は転写ベルト30
6を除電し転写ベルト306を静電的に初期化するため
の転写ベルト除電帯電器である。
【0072】328は転写ベルト306の汚れを除去す
るベルトクリーナである。307は転写ベルト306か
ら分離され定着前帯電器326,327で再帯電された
転写部材上のトナー画像を転写部材上に熱定着させる定
着器である。340は定着器307を通過する搬送路上
の転写部材を検知する排紙センサである。また、329
は給紙部308により転写ベルト306上に給紙された
転写部材の先端を検知する紙先端センサであり、この紙
先端センサ329からの検出信号は、プリンタ部からリ
ーダ部に送られ、リーダ部からプリンタ部にビデオ信号
を送る際の副走査同期信号を生成するために用いられ
る。
【0073】以下、リーダ部の各ブロックについて、プ
レビュー処理部、色変換、ペイント、フリーカラーの順
で説明する。 (プレビュー処理部)図10は、読み取られた画像デー
タが全ての処理回路を経由して得られた最終イメージを
図3のCRT219に表示するためのプレビュー処理回
路の詳細ブロック図である。
【0074】最終画像データY1,M1,C1,K1
(1001−1〜1001−4)(YMCKデータ各8
ビット)は、まず、プレビュー処理回路の4×3逆マス
キングの補正回路217−1にそれぞれ入力され、そこ
で、次式の演算が行なわれる。なお、この演算は、図3
に示すマスキングUCR212での逆演算である。
【0075】
【数1】
【0076】Y2=a11*Y1+a12*M1+a1
3*C1+a14*K1 M2=a21*Y1+a22*M1+a23*C1+a
24*K1 C2=a31*Y1+a32*M1+a33*C1+a
34*K1 上記の係数a11〜a34は、図3のCPU240から
CPUバス243を経由してそれぞれ任意の係数を設定
することが可能である。
【0077】この逆マスキングの補正回路217−1で
は、4色の情報から3色の情報Y2,M2,C2に変換
され、変換後の信号は、次に、逆対数変換の補正回路2
17−2に入力される。ここでは、図3のLOG処理部
207の逆演算を行なうためにLUTで構成されてお
り、上記と同様、CPU240により任意の補正データ
が設定できる。この逆演算により、YMCKの濃度デー
タから輝度データに変換され、信号がCRT等に表示可
能な状態になるが、実際に接続されるCRTには数多く
の種類があり、色再現範囲もまちまちであるので、これ
を調整する手段が必要となる。
【0078】次段の3×3モニタ色補正部217−3
は、モニタの色特性を補正するためのもので、ここで
は、次式の演算が行なわれる。
【0079】
【数2】
【0080】 R2=b11*R1+b12*G1+b13*B1 G2=b21*R1+b22*G1+b23*B1 B2=b31*R1+b32*G1+b33*B1 ここでも、逆マスキングの補正回路217−1と同様、
CPU240により任意の係数が設定される。
【0081】モニタガンマ補正部217−4は、同様に
各モニタのガンマ特性を補正する回路で、CPU240
により任意の補正データを設定することができる。ま
た、表示編集回路217−5は、モニタに表示する際
に、様々な編集を行なったり、モニタを制御するための
回路である。
【0082】図11は、上記の表示編集回路の詳細な構
成を示すブロック図であり、同図に示すように、この表
示編集回路は、大分して、読み取られた画像を処理する
部分と、その画像に枠や文字といった付加情報を発生さ
せる部分とからなっている。上記のモニタ・ガンマ補正
後のR3,G3,B3データは、それぞれ、メモリ21
7−11、217−12,217−13に入力され、デ
ィスプレイコントローラ217−10内の書き込みアド
レス制御回路217−17からのアドレス217−21
により、このメモリの任意の位置から書き込みが行なえ
るように、CPUバス243からX方向及びY方向のス
タートアドレスとエンドアドレスを設定できる。本実施
の形態では、これらのメモリサイズとして、640×4
80×9×(8bit)の3色分で構成されている。
【0083】また、本発明の実施の形態例においては、
このメモリへの書き込みの際、もとの画像サイズに応じ
て縮小して書き込むことが可能であり、その倍率をCP
U240より設定できる構成となっている。さらに、表
示する画像サイズが縦長なのか横長なのかに応じて、任
意に回転することができるよう、書き込みアドレス制御
部217−17によって制御される。
【0084】このとき、スタート/エンドアドレス以
外、つまり、画像が書き込まれない領域に関しては、以
前に蓄積した画像が残っていたり、あるいは、表示色が
固定となるため、この書込領域以外の部分を任意の色で
表示できるように、表示色をCPU240により設定が
行なえるようになっている。
【0085】次に、メモリに書き込まれた後、モニタに
表示するためメモリのどの部分から画像データを読み出
すかを指定するために、読み出しアドレス制御部217
−18に、CPU240より任意の座標指定を行なう。
ここでは、後述する操作部のタッチパネルキーによりリ
アルタイムに表示が行なえる。
【0086】本実施の形態例に係るデジタル複写機のモ
ニタ画像サイズは640×480ドットであり、メモリ
全体の内容を表示するためには画像を間引いて表示する
必要がある。こも間引き制御についても、CPU240
により間引き率を設定することが可能となっている。本
実施の形態例では、後述するようにメモリ全体を表示す
る1倍モード、メモリの4/9を表示する2倍モード、
メモリの1/9を表示する3倍モードの選択が可能とな
っている。
【0087】メモリ217−20は、画像情報とは別に
画像情報に色々な図形や文字を付加するためのメモリ
で、そのメモリサイズは、640×480×9×(4b
it)の構成となっている。つまり、4面分の異なる図
形や文字をそれぞれ独立に展開することができる。
【0088】なお、本実施の形態では、これらの情報
は、CPU240より直接、メモリ上に展開している
が、これらの情報を高速に展開できる、例えば、AGD
Cのような専用コントローラを介して行なってもよい。
【0089】読み出しアドレス制御部217−19は、
上述した読み出しアドレス制御部217−18と同様
に、読み出しの開始位置を設定したり、間引き率を設定
することができる。
【0090】それぞれのメモリから読み出されたデータ
は、セレクタ217−14に入力される。このセレクタ
では、メモリ217−20から読み出された信号に応じ
て、信号217−24が“L”のときは、画像データ2
17−25〜217−27がそのまま出力され、それが
“H”のときには、それぞれ4面分に応じたR,G,B
(8bit)のデータが出力される。
【0091】これら、R,G,Bのデータは、CPU2
40より設定が可能であり、各4面分に描かれた図形や
文字に任意の色を付けることができる。そして、このセ
レクタ217−14によって処理された信号は、D/A
コンバータ217−16でモニタ用のアナログ信号に変
換され、モニタ219に最終画像が表示される。
【0092】(色変換)図12は、本実施の形態に係る
色変換部の構成を示すブロック図である。同図に示す色
変換部は、検出部と変換部に分かれる。
【0093】検出部は、3つのウィンドウコンパレータ
(1110,1111,1112)、2つのANDゲー
ト(1113,1115)、及びこれらのコンパレータ
とゲートを制御するレジスタreg1〜reg6(11
04〜1109)より構成される。なお、これらのレジ
スタは、図3のCPU240によってセットされる。そ
して、これらの動作としては、
【0094】
【数3】
【0095】 ・reg1≦入力ビデオRin(1101)≦reg2 ・reg3≦入力ビデオGin(1102)≦reg4 ・reg5≦入力ビデオBin(1103)≦reg6 のとき、それぞれのウィンドウコンパレータ及び2つの
ANDゲートの出力が“1”になり、ある特性色のみが
検出される(ただし、エリア信号212は“1”)。
【0096】一方、変換部は、3つのセレクタ(111
9,1120,1121)、及びレジスタreg8〜r
eg10(1116〜1118)より構成される。そし
て、ANDゲート(1115)の出力が“1”のとき、
CPU240によってセットされるレジスタ(1116
〜1118)の値、すなわち変換色が出力され、AND
ゲートが“0”のときには、入力ビデオ(1101〜1
103)が、それぞれRout,Gout,Bout(1122〜
1124)として出力される。
【0097】(ペイント、フリーカラーの説明)図13
は、本実施の形態のフリーカラーペイント処理に係る回
路ブロック図である。なお、このフリーカラーペイント
回路は、各色についてその内部構成が同じであるため、
マゼンタについてのみ、その内部構成を示し、他の色に
ついての説明は省略する。
【0098】フリーカラーペイント回路1(1211)
は、1色のビデオ信号に対して乗算器(1205)とセ
レクタ(1210)、図3のCPU240によってセッ
トされるレジスタreg1,3(1206,1207)
より構成される。
【0099】そして、以下に示す動作を行なう。即ち、
フリーカラー処理時は、上述のマスキング・URC回路
で生成されたND信号(M/3+C/3+Y/3)とレ
ジスタ3(1206)(この値は、ユーザによって設定
された色によって決まる)が乗算器1205で乗算さ
れ、さらに、その出力がセレクタ1210で選択され
て、出力信号(1212)として出力される。
【0100】なお、原稿の一部にのみフリーカラー処理
を行ないたいときには、処理したい箇所のみそのエリア
信号1(224−1)を“1”にすればよい。ただし、
この場合、図14の真理値表に示すように、エリア信号
2(224−2)は“0”にする。このとき、このエリ
ア信号の所のみND信号が出力されるように、図3に示
す信号226に基づいてマスキング・UCR回路が制御
される。
【0101】また、ペイント処理時には、CPU240
でセットされるレジスタ1(1207)が選択されるよ
うに、セレクタ1210にエリア信号2(224−2)
が“1”になるように制御される。ただし、図14に示
すように、エリア信号1(224−1)は“0”にす
る。
【0102】なお、符号1213は、C(シアン)のフ
リーカラーペイント回路2、1216は、Y(イエロ
ー)のフリーカラーペイント回路3、1219は、K
(ブラック)のフリーカラーペイント回路4であり、そ
れぞれの入力は、Cin(1202),Yin(120
3),Kin(1204)、また、出力は、Cout(12
15),Yout(1218),Kout(1221)であ
る。そして、これらは、エリア信号2(224−2)、
エリア信号3(224−3)、エリア信号4(224−
4)で制御される。
【0103】さらに、CRTに表示されるときには、こ
れらのエリア信号224−1〜224−3が同時にイネ
ーブルになるように制御される。
【0104】(操作部の説明)図15は本実施の形態例
に係る操作部の外観を示す図であり、図中、符号500
00は置数キー、50001はコピースタートキー、5
0002はストップキー、50003は予熱キー、50
004は液晶表示手段等の表示部である。
【0105】表示部50004の標準画面を図16に示
す。図16に示す標準画面の各表示は、50101が装
置状態、50102がコピー枚数、50103が用紙サ
イズ、50104がコピー倍率を示し、50105はプ
レビューモードの指定/解除を行なうタッチキーであ
る。
【0106】操作者は、プレビュー処理を開始するに先
立って、操作部から画像倍率、用紙サイズ、編集処理の
指定を行ない、プレビューモードキー50105を押下
して、標準画面からプレビュー操作画面に遷移させる。
【0107】図17はプレビュー操作画面の一例を示す
図である。図17において、50201はプレビューを
開始させるためのプレビュースタートキー、50202
は表示方向設定キー、50203はエリアモニタ、50
204は表示位置を設定するための表示位置設定キー、
50205は表示倍率設定キー、50206はエリアの
微調整を行なうためのエリア微調整キーである。
【0108】操作者は、まず、原稿を原稿台、もしくは
フィーダにセットし、表示方向設定キー50202によ
り、原稿の表示方向(縦、もしくは横)を設定する。こ
の表示方向の表示は、通常、原稿台の原稿突き当て位置
からのイメージがCRT(モニタ)219の右上から行
なわれる。
【0109】また、この表示方向設定キー50202が
押されると、表示方向設定キーの表示が黒反転し、図1
1に示すメモリ217−11,217−12,217−
13に90度回転したイメージが書き込まれるため、原
稿台の原稿突き当て位置からのイメージが90度回転し
てモニタ219に表示される。
【0110】操作者がプレビュースタートキー5020
1を押下すると、フィーダに原稿がセットされている場
合は、フィーダから原稿台に送られ、さらに、プレスキ
ャンが設定されている場合は、原稿台上に載置された原
稿の原稿サイズを検知するためにスキャンが行なわれ
る。そして、画像読み込みを行なうスキャン動作を開始
し、画像の取り込みが開始される。
【0111】取り込まれた画像は、各種設定された編集
処理が施された後、図3に示すプレビュー処理部217
に信号が送られ、それがRGBのカラー信号に変換され
た後、設定された表示方向、倍率、そして原稿サイズ等
から、画像メモリの領域に画像全体が入る最も効率的な
サイズが計算され、データが書き込まれる。この画像メ
モリのデータは、モニタ・ガンマ補正部217−4によ
りモニタの特性による補正がなされ、ディスプレイコン
トローラ217−10によりモニタにデータが転送され
て、プレビュー画像が表示される。
【0112】ここで、編集処理でエリア指定がされてい
る場合は、倍率、回転、移動(コーナー移動、センタ移
動)の設定は無視され、等倍、回転なし、移動なしの状
態でプレビュー画像が表示される。これは、例えば、5
0%縮小でコーナー移動が設定されている場合、プレビ
ューのモニタ上でエリアが正しく設定されているのを確
認するのが難しいことと、エリア指定が複数の場合に
は、それぞれのエリアに対して、モニタ上のエリア位置
の計算が煩雑になり、処理速度が低下するからである。
【0113】この画像メモリは、モニタの表示サイズ6
40×480の9倍の1920×1440画素のサイズ
を有している。このため、データを画像メモリからモニ
タに転送する際、ディスプレイコントローラ217−1
0により、モニタの表示サイズと表示倍率設定キー50
205で設定される表示倍率から、画像メモリのデータ
を変倍してモニタにデータを転送することが必要とな
る。
【0114】図18に、上記の変倍の具体例を示す。
【0115】画像メモリに符号50601にて示される
画像データが書き込まれているとき、表示倍率設定キー
で表示倍率として「全体」が設定されると、画像メモリ
の全体のデータ領域がディスプレイコントローラ217
−10により1/9に縮小されて、50602に示すよ
うにモニタ上に表示される。また、表示倍率設定キーの
「2倍」キーが押下されると、画像メモリの4/9の領
域のデータがディスプレイコントローラ217−10に
より1/4に縮小されて転送され、50603に示すよ
うにモニタに表示される。これにより、画像メモリの一
部が、「全体」のときの表示に比べて2倍に拡大されて
表示される。
【0116】また、「3倍」キーを押下したときにも同
様に、画像メモリの1/9の領域を表示メモリに等倍で
転送することで、50604に示すように、画像の一部
が3倍に拡大されてモニタに表示される。
【0117】さらに、表示倍率設定キーで2倍、3倍の
設定がされているとき、画像メモリの一部がCRTに表
示されているために、メモリ領域の読み出し位置を変え
てモニタに表示されていない部分を表示することができ
る。つまり、表示倍率設定キーで2倍が設定されている
ときは、画像メモリの任意の1/4のサイズの画像がモ
ニタに表示されている。このとき、表示位置設定キー5
0204の下方向矢印キーを押下すると、画像メモリの
読み出し開始位置が下方向に4ドット移動した位置から
1/4のサイズがCRTに転送されるため、モニタに表
示されていなかった画面下部の画像を表示することがで
きる。
【0118】このとき、メモリの読み出し領域の一部が
メモリの端部となる場合、次に端部方向に読み出し開始
位置を移動させると、画像メモリの範囲外となる。この
ため、これ以上、端部方向へは移動できないことを操作
者に認識させるために、端部方向の表示位置設定キーは
網掛け表示となり、キーセンスができなくなる。また、
画像を移動させた場合に、メモリのどの領域がモニタに
表示されているのかを操作者が認識できるようにエリア
モニタ50302が備えられている。
【0119】(プレビューによるエリア修正について)
操作者がプレビューを行なう前にエリア指定を設定して
いる場合には、エリア処理された画像に対して等倍、移
動なし、回転なしのプレビュー画像を表示する。この処
理された画像のエリアの位置や大きさが指定したものと
ずれていたり、処理した色味が所望の色味と微妙に異な
っている場合は、プレビュー画面上でエリアの微調整を
行なうことが可能である。
【0120】まず、操作者は、図17に示すプレビュー
操作画面において、エリア調整キー50206を押下し
てエリア選択画面に遷移する。このエリア選択画面の例
を図19に示す。図19に示すエリア選択画面に遷移す
ると、エリア指定で設定した全エリアの領域の外枠が、
コピー倍率や表示倍率設定キーで設定されている表示倍
率や、表示方向設定キーで設定された表示方向等から指
定エリアの大きさ、位置が計算され、領域生成部(AG
DC)でエリアの外枠が生成される。
【0121】そして、本例においては、エリア処理1と
して3つのエリアに50701(エリア1),5070
2(エリア2),50703(エリア3)にペイント処
理を行い、エリア処理2として2つのエリア50704
(エリア1’),50705(エリア2’)は色変換処
理と原稿タイプが行われていることがわかる。ここで、
エリア2とエリア3のようにエリアが重なっている場合
には、エリア2とエリア3を含む矩形の中央下部の位置
に処理内容を表示するように制御する。
【0122】このように複数のエリアが設定されている
場合、操作者はエリア処理番号設定キーやエリア番号設
定キーによりエリアを指定することが必要である。
【0123】まず、エリア処理番号設定キーのUPキー
を選択するとエリア処理1のエリアが選択されることに
なる。このときエリア処理1のエリア領域の外枠(50
701,50702,50703)が同様の手順で計算
され、それぞれの座標が算出され、領域生成部よりエリ
ア用画像メモリ2(以下プレーンメモリ2とする)上に
上記外枠が形成される。これをエリア表示用メモリ2
(以下プレーンメモリ2’とする)に表示倍率設定キー
で指定した倍率により変倍して転送することでモニタ上
にプレーンメモリ1’で表示されている表示と異なる色
を用いて表示する。このため、プレーンメモリ1’とプ
レーンメモリ2’に設定されている表示色がことなって
いるために、複数指定されたエリアの中から指定したエ
リア処理をモニタ上で色により認識することが可能とな
る。
【0124】さらにエリア処理番号設定キーのUPキー
を選択することによってエリア処理番号2が指定される
と、プレーンメモリ2上の書き込まれているエリア処理
1のエリアが消去され、エリア処理番号2のエリアの領
域が書き込まれモニタ上に表示される。
【0125】このように操作者は、処理内容を変更した
いエリア処理を設定する。エリア処理が設定されると、
表示は図20に示すエリア調整を行なうエリア選択画面
に移行するそして、このエリア選択画面において、設定
修正キー50303を押下して、表示画面を設定内容変
更画面に移行させる。この設定内容変更画面の例を図2
1に示す。本発明の実施の形態例においては、この設定
内容変更画面で処理内容を変更すれば、その変更内容が
フィードバックされて処理内容を変更することができ
る。
【0126】次に、エリアのサイズを変更する場合を説
明する。まず、上述の手順で図20に示すエリア選択画
面を表示させ、変更したいエリアを含むエリア処理をエ
リア処理番号設定キー50301で選択し、エリア番号
選択キー50302でエリアを選択する。例えば、エリ
ア処理2のエリア2’(50705)を左に1cm移動
させたい場合には、まず、エリア処理番号設定キー50
301でエリア処理2を選択する。そして、エリア番号
設定キーが押されると、エリア処理2のエリア1’(5
0704)のエリアが選択される。
【0127】このとき、エリア1’のエリアの領域の外
枠が、領域生成部より、エリア用画像メモリ3(以下、
プレーンメモリ3とする)上に展開される。これをエリ
ア用表示メモリ3(以下、プレーンメモリ3’とする)
に転送し、モニタ上に表示する。ここでモニタに表示さ
れるエリアの外枠の色は、プレーンメモリ1’とプレー
ンメモリ2’とは異なる色を使用して表示させる。
【0128】各表示用メモリの優先順位は、 プレーンメモリ1’<プレーンメモリ2’<プレーンメ
モリ3’ であるため、操作者は、修正したいエリア番号を覚えて
いなくてもモニタ上で全エリア処理の中から指定したエ
リア処理が認識でき、さらにその中からエリアを認識す
ることができる。
【0129】次に、エリア番号設定キーによりエリア
2’(50705)が設定された場合は、プレーンメモ
リ3’上のエリア1’(50704)のエリア領域が消
去され、エリア2’のエリアをプレーンメモリ3に書き
込んで、モニタ上に表示する。このように操作者は、エ
リアサイズを変更したいエリアを指定した後、エリア修
正キー50304を押下して、エリアサイズ変更画面に
画面を遷移させる。
【0130】図22は、エリアサイズ変更画面を示して
おり、同図の各表示において、50501はエリア修正
キー、50502はエリア修正設定キー、50503は
エリアクリアキーである。
【0131】例えば、エリア2’のエリアを左に移動さ
せたい場合は、まず、エリア修正設定キー50502で
移動を指定する。そして、エリア修正キー50501の
左矢印キーを押下する。このとき、プレーンメモリ3に
格納されているエリア2’がクリアされ、左に4画素移
動したエリアがプレーンメモリ3上に形成されて、プレ
ーンメモリ3’に転送され、モニタ上に表示される。
【0132】このために、実際に指定エリアがプレビュ
ー画像上を移動することになる。しかも、この移動量
は、CPUにフィードバックされるために、再度画像読
み込みキーが押され、画像を表示すると、移動調整した
エリアの位置でエリアが処理される。
【0133】このようにプレビュー画像と指定エリアを
比較しながらエリアを移動させることができる。また、
エリアサイズを変更する場合も同様に、エリア修正設定
キーで拡大や縮小を設定し、エリア修正キーを押し、エ
リアを任意のサイズを設定する。
【0134】そして、エリアのサイズや位置、内容をプ
レビュー画像と比較しながら修正し、操作者が所望の画
像がCRTに表示させることができたならば、スタート
キー以上説明したように、本実施の形態例によれば、プ
レビュー表示でエリア処理の内容を表示することで、処
理の内容がわかりづらい3色と4色、カラーフィルタと
ブルーバック、原稿タイプなどの処理内容をわかりやす
くし、最終画像を効率良く確認出来る画像形成システム
を提供することができる。
【0135】また、原稿を走査して、画像を読み取る読
み取り手段と、前記画像を記憶する記憶手段と、前記記
憶された情報を元に画像出力媒体に画像を形成する画像
形成手段と、前記画像もしくは前記記憶された情報に対
して少なくとも一つの編集加工を施す手段と、前記編集
加工結果を所定の表示装置に表示可能な表示手段とから
構成されるプレビューシステムにおいて、エリア処理の
種別を格納する手段と、エリア処理の内容を前記表示装
置に表示させるための記憶手段と、エリア情報にもとづ
いてエリア処理の内容を前記記憶手段に展開する処理内
容設定手段とを備えることにより、処理の内容がわかり
づらい3色と4色、カラーフィルタとブルーバック、原
稿タイプなどの処理内容をわかりやすくし、最終画像を
効率良く確認出来る画像形成システムを提供することが
できる。
【0136】<本発明に係る第2の発明の実施の形態>
以上に説明した第1の発明の実施の形態例においては、
図17に示す様にプレビュー操作画面において、エリア
処理を行なうエリアを示す矩形の中央下部の位置に処理
内容を表示するように制御することにより、処理内容を
わかりやすくし、最終画像を効率良く確認出来る様に構
成した。しかし、本発明は以上の例に限定されるもので
はなく、処理内容がわかりやすいものであれば他の方法
で判別可能に構成してもよい。外枠の表示を処理内容に
対応させた色で表示しても上述同様の作用効果を奏する
ことができる。外枠の表示を処理内容に対応させた色で
表示する本発明に係る第2の発明の実施の形態例を図2
3を参照して説明する。
【0137】第2の発明の実施の形態例においても基本
構成及び基本制御は上述した第1の発明の実施の形態例
と同様であるため、以下は第1の発明の実施の形態例と
相違する部分を説明する。
【0138】第2の発明の実施の形態例においても、プ
レビューによるエリア修正において、上述した第1の発
明の実施の形態例と同様に図17に示すプレビュー操作
画面において、エリア調整キー50206を押下してエ
リア選択画面に遷移する。このエリア選択画面の第2の
発明の実施の形態例における表示例を図23に示す。図
23に示すエリア選択画面に遷移すると、エリア指定で
設定した全エリアの領域の外枠が、コピー倍率や表示倍
率設定キーで設定されている表示倍率や、表示方向設定
キーで設定された表示方向等から指定エリアの大きさ、
位置が計算され、領域生成部(AGDC)でエリアの外
枠が生成される。
【0139】そして、第2の例においては、作成された
エリアは、エリア用画像メモリ1(以下、プレーンメモ
リ1という)上に展開され、さらに、エリア用表示メモ
リ1(以下、プレーンメモリ1’という)に転送され
て、モニタ上に表示される。同様に、エリア処理2はプ
レーンメモリ2に展開され、プレーンメモリ2’に転送
されてモニタに表示される。
【0140】以下、エリア処理3、エリア処理4とそれ
ぞれのエリア処理に対して異なったプレーンメモリが使
われる。このときモニタ上に表示されるエリアは、現在
表示されているプレビュー画面上に表示される。
【0141】また、各エリアの表示は、それぞれのプレ
ーンメモリに設定された表示色で表示される。このた
め、複数エリアの処理の違いをエリアの外枠の色でプレ
ビュー表示画面上で容易に確認することができる。ここ
で説明したプレーンメモリとは、メモリ217−20を
分割したそれぞれのメモリである。
【0142】また、このプレーンメモリ1は、モニタの
画素サイズの数倍の大きさを持ち、画像倍率設定キーで
設定されている倍率と表示領域設定キーで設定されてい
る表示位置の値から、プレビュー画像と同様にプレーン
メモリ1の転送領域と転送倍率が計算され、プレーンメ
モリ1’に転送されるため、画像表示倍率設定と表示領
域設定が変更されるごとに、プレビュー画像に追従して
エリアの外枠が再表示される。
【0143】このエリア処理は、最大30エリア処理ま
で処理内容が設定でき、1エリア処理ごとに最大15の
エリアを設定することが可能である。例えば、図23の
例では,枠の表示色を確認することにより,複数のエリ
ア指定がなされたときのプレビュー画像の1例であり、
エリア処理1として、3つのエリア50701(エリア
1)、50702(エリア2)、50703(エリア
3)にペイント処理を行ない、エリア処理2として、2
つのエリア50704(エリア1’)、50705(エ
リア2’)に色変換処理と原稿タイプが行なわれている
ことがわかる。なお、図23はモノクロで表現されてい
るため、枠の表示色の差異は鮮明ではないが、モニタの
表示画面では各枠がそれぞれ異なる色で表示されてお
り、このような処理の相違が明確に認識可能に構成され
ている。図21に示す各エリア処理に応じて、それぞれ
異なる表示色が割り当てられている。
【0144】このように複数のエリアが設定されている
場合、操作者は、エリア処理番号設定キーやエリア番号
設定キーによりエリアを指定することが必要である。
【0145】そこで、エリア処理番号設定キーのUPキ
ーを選択すると、エリア処理1のエリアが選択され、こ
のとき、エリア処理1のエリア領域の外枠(5070
1,50702,50703)が同様の手順で計算さ
れ、領域生成部よりエリア用画像メモリ7(以下、プレ
ーンメモリ7とする)上に形成される。
【0146】これをエリア表示用メモリ7(以下、プレ
ーンメモリ7’とする)に表示倍率設定キーで指定した
倍率により変倍して転送することで、モニタ上にプレー
ンメモリ1’からプレーンメモリ6’で表示されている
表示と異なる色を用いて表示する。このため、プレーン
メモリ1’とプレーンメモリ7’に設定されている表示
色が異なっているので、複数のエリア処理の中から指定
したエリア処理に含まれるエリアの外枠をモニタ上で色
により認識することが可能となる。
【0147】さらに、エリア処理番号設定キーのUPキ
ーを選択することによって、エリア処理番号2が指定さ
れると、プレーンメモリ7上に書き込まれているエリア
処理1のエリアの外枠が消去され、エリア処理番号2の
エリアの外枠が書き込まれて、モニタ上に表示される。
【0148】このように操作者は、処理内容を変更した
いエリア処理を設定し、設定修正キー50303を押下
して、設定内容変更画面で処理内容を変更すれば、その
変更内容がフィードバックされて処理内容を変更するこ
とができる。
【0149】以上説明したように第2の発明の実施の形
態例によれば、プレビュー表示でエリア表示毎にエリア
の外枠の色を変えることにより、処理の内容がわかりづ
らい3色と4色、カラーフィルタとブルーバック、原稿
タイプなどの処理内容をわかりやすくし最終画像を効率
良く確認出来る画像処理装置が提供できる。
【0150】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0151】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0152】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0153】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0154】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0155】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0156】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、プ
レビュー表示でエリア処理の内容を表示することで、処
理の内容がわかりづらい3色と4色、カラーフィルタと
ブルーバック、原稿タイプなどの処理内容をわかりやす
くし最終画像を効率良く確認出来る画像処理装置が提供
できる。
【0157】また、プレビュー表示でエリア処理の内容
に応じて外枠の表示色を変えることにより、処理の内容
がわかりづらい3色と4色、カラーフィルタとブルーバ
ック、原稿タイプなどの処理内容をわかりやすくし最終
画像を効率良く確認出来る画像処理装置が提供できる。
【0158】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のシステム構成例を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明に係る一発明の実施の形態例に係るデジ
タル複写装置の内部概略構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態例に係るデジタル複写装置
のデジタル画像処理部の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態例に係る画像処理全体の手
順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態例に係る色変換処理手順を
示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態例に係るペイント処理の手
順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態例に係るフリーカラー処理
の手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態例のエリアメモリ部の構成
を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施の形態例の各色のメモリ部の構成
を示すブロック図である。
【図10】本発明の実施の形態例の最終イメージをCR
Tに表示するためのプレビュー処理回路のブロック図で
ある。
【図11】本発明の実施の形態例の表示編集回路の詳細
な構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の実施の形態例の色変換部の構成を示
すブロック図である。
【図13】本発明の実施の形態例のフリーカラーペイン
ト処理に係る回路ブロック図である。
【図14】本発明の実施の形態例のフリーカラー処理に
係る真理値表を示す図である。
【図15】本発明の実施の形態例の操作部の外観を示す
図である。
【図16】本発明の実施の形態例の表示部の標準画面を
示す図である
【図17】本発明の実施の形態例のプレビュー操作画面
の一例を示す図である。
【図18】本発明の実施の形態例の変倍の具体例を示す
図である。
【図19】本発明の実施の形態例のエリア修正のプレビ
ュー画像を示す図である。
【図20】本発明の実施の形態例のエリア調整に係る画
面の表示例を示す図である。
【図21】本発明の実施の形態例のエリア処理の選択に
係る画面の表示例を示す図である。
【図22】本発明の実施の形態例のエリアサイズ変更画
面の例を示す図である。
【図23】本発明の実施の形態例のエリア処理内容変更
画面の例を示す図である。
【符号の説明】
201 CCD 202 S/H(サンプル&ホールド)及びA/D変換
部 203 シェーディング補正部 204 入力マスキング部 205 色変換部 206 合成部 207 LOG補正部 208 画像メモリ部 211 変倍部1 212 マスキングUCR部 213 編集回路 214 γ補正部 215 エッジ強調部 216 カラーLBP 217 プレビュー処理部 219 CRT 220 領域生成部1 230 領域生成部2 231 エリアメモリ部 234 変倍部2

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理画像を入力する入力手段と、 前記入力手段で入力した画像を記憶する画像記憶手段
    と、 前記入力手段より入力された画像もしくは前記画像記憶
    手段に記憶された情報に対して少なくとも一つの編集加
    工を施す加工手段と、 前記加工手段による加工種別及び加工領域を指定する指
    定手段と、 前記指定手段による指定加工種別を格納する格納手段
    と、 前記加工領域の加工処理結果を前記加工種別と共に所定
    の表示装置に表示する表示手段と、 前記画像記憶手段に記憶された情報を元に画像出力媒体
    に画像を形成する画像形成手段とを備えることを特徴と
    する画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記入力手段は、原稿を走査して原稿画
    像を読取る読み取り手段であることを特徴とする請求項
    1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記格納手段は、加工領域の加工種別を
    文字列のビットマップデータの形態で格納することを特
    徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の画像
    処理装置。
  4. 【請求項4】 前記加工領域情報は加工領域を示す座標
    位置情報であることを特徴とする請求項3記載の画像処
    理装置。
  5. 【請求項5】 前記表示手段は、各々の加工領域の前記
    格納手段格納情報から処理内容を表示させる位置を決定
    し、加工処理を構成する文字列を構成して前記画像記憶
    手段へ展開することを特徴とする請求項1乃至請求項4
    のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 処理画像を入力する入力手段と、 前記入力手段で入力した画像を記憶する画像記憶手段
    と、 前記入力手段より入力された画像もしくは前記画像記憶
    手段に記憶された情報に対して少なくとも一つの編集加
    工を施す加工手段と、 前記加工手段による加工種別及び加工領域を指定する指
    定手段と、 前記指定手段の指定領域の外枠情報を記憶する外枠記憶
    手段と、 前記外枠記憶手段で記憶の外枠を前記加工領域の前記加
    工種別に基づいて前記加工手段による加工処理結果と共
    に所定の表示装置に表示する表示手段と、 前記画像記憶手段に記憶された情報を元に画像出力媒体
    に画像を形成する画像形成手段とを備えることを特徴と
    する画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記入力手段は、原稿を走査して原稿画
    像を読取る読み取り手段であることを特徴とする請求項
    6記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記表示装置はカラー表示が可能であ
    り、前記表示手段は前記外枠情報を加工種別に対応した
    色で表示することを特徴とする請求項6又は請求項7の
    いずれかに記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記表示手段は、前記指定手段の指定結
    果に基づいて各々の加工領域の外枠を表示させる位置と
    外枠の形状を決定し、前記画像記憶手段に展開すること
    を特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれかに記載の
    画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記格納手段に格納される前記加工領
    域情報は加工領域を示す座標位置情報であることを特徴
    とする請求項3記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記表示手段による表示は前記画像形
    成手段による形成画像のプレビュー表示であることを特
    徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の画
    像処理装置。
  12. 【請求項12】 原稿を走査して得られた画像を、該画
    像の確認を目的として所定の表示装置にプレビュー表示
    する表示工程を備える画像処理方法において、 前記画
    像を記憶する記憶工程と、 前記記憶された画像に対する編集処理を指定する指定工
    程と、 前記画像に前記指定された編集処理に従った第1の編集
    加工を施す加工工程と、 前記加工工程による画像に対する加工処理の設定の有無
    を判断する判断工程と、 前記加工処理の設定がある場合、前記第1の編集加工を
    第2の編集加工に変更する加工変更工程とを備え、 前記表示工程では、前記加工処理の設定がある場合、前
    記第2の編集加工に変更後の画像を前記表示装置にプレ
    ビュー表示し、該加工処理の設定がない場合、前記第1
    の編集加工が施された画像をプレビュー表示することを
    特徴とする画像処理方法。
  13. 【請求項13】 処理画像を入力する入力工程と、 前記入力工程で入力した画像を画像記憶手段に記憶する
    画像記憶工程と、 前記入力工程より入力された画像もしくは前記画像記憶
    手段に記憶された情報に対して少なくとも一つの編集加
    工を施す加工工程と、 前記加工工程による加工種別及び加工領域を指定する指
    定工程と、 前記指定工程による指定加工種別を所定の記憶手段に格
    納する格納工程と、 前記加工領域の加工処理結果を前記加工種別と共に所定
    の表示装置に表示する表示工程と、 前記画像記憶手段に記憶された情報を元に画像出力媒体
    に画像を形成する画像形成工程とを備えることを特徴と
    する画像処理方法。
  14. 【請求項14】 前記入力工程は、原稿を走査して原稿
    画像を読取る読み取り工程を含むことを特徴とする請求
    項13記載の画像処理方法。
  15. 【請求項15】 前記格納工程は、加工領域の加工種別
    を文字列のビットマップデータの形態で格納することを
    特徴とする請求項13又は請求項14のいずれかに記載
    の画像処理方法。
  16. 【請求項16】 前記加工領域情報は加工領域を示す座
    標位置情報であることを特徴とする請求項15記載の画
    像処理方法。
  17. 【請求項17】 前記表示工程は、各々の加工領域の前
    記格納工程による格納情報から処理内容を表示させる位
    置を決定し、加工処理を構成する文字列を構成して前記
    画像記憶手段へ展開することを特徴とする請求項13乃
    至請求項16のいずれかに記載の画像処理方法。
  18. 【請求項18】 原稿を走査して原稿画像を読取る入力
    工程と、 前記入力工程で入力した画像を画像記憶手段に記憶する
    画像記憶工程と、 前記入力工程より入力された画像もしくは前記画像記憶
    手段に記憶された情報に対して少なくとも一つの編集加
    工を施す加工工程と、 前記加工工程による加工種別及び加工領域を指定する指
    定工程と、 前記指定工程の指定領域の外枠情報を所定の記憶手段に
    記憶する外枠記憶工程と、 前記外枠記憶工程で記憶の外枠を前記加工領域の前記加
    工種別に基づいて前記加工工程による加工処理結果と共
    に所定の表示装置に表示する表示工程と、 前記画像記憶手段に記憶された情報を元に画像出力媒体
    に画像を形成する画像形成工程とを備えることを特徴と
    する画像処理方法。
  19. 【請求項19】 前記表示装置はカラー表示が可能であ
    り、前記表示工程は前記外枠情報は加工種別に対応した
    色で表示されることを特徴とする請求項18記載の画像
    処理方法。
  20. 【請求項20】 前記表示工程は、前記指定工程の指定
    結果に基づいて各々の加工領域の外枠を表示させる位置
    と外枠の形状を決定し、前記画像記憶手段に展開するこ
    とを特徴とする請求18又は請求項19のいずれかに記
    載の画像処理方法。
  21. 【請求項21】 前記表示工程による前記表示装置への
    表示は前記画像形成工程による形成画像のプレビュー表
    示であることを特徴とする請求項12乃至請求項21の
    いずれかに記載の画像処理方法。
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