JP2009071540A - 画像入力システム、画像入力方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿のカラー読取りを行うシステムにおいて、より正確な色の読取りを可能にする。
【解決手段】原稿の同じ位置について、LED1,2を発光させた原稿読取動作、LED3,4を発光させた原稿読取動作、LED5,6を発光させた原稿読取動作により得られた3ライン分の画像信号を、色変換回路411で1ライン分のデバイス非依存表色画像信号に変換する。変換係数設定回路412は、各LEDを単独で発光させた白基準板読取動作で得られた画像信号を入力され、原稿読取動作時に同時に発光させるLEDに対応した画像信号間の相対強度に基づいて、画素位置毎に、照明光の位置による変動の影響を補償するように色変換回路411に用いられる変換係数を決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、原稿等のカラー画像を読み取って入力する画像入力システム及び画像入力方法に関する。
特許文献1には、原稿の同じ位置について、モノクロのライン・イメージセンサによる撮像を、ピーク波長が630nmのR色LED、ピーク波長が525nmのG色LED、ピーク波長が470nmのB色LEDをそれぞれ単独で発光させて3回行う画像読取装置が開示されている。この画像読取装置においては、R,G,B成分の分光感度特性を等色感度に近づけるため、R,G,B成分の画像信号のマトリクス演算を行い、R成分の分光感度分布の重心を短波長側へ、G成分の分光感度分布の重心を長波長側へ、B成分の分光感度分布の重心を短波長側へそれぞれシフトしたと同様の効果を得る。
特許文献2には、モノクロのライン・イメージセンサを用いて、R相当の2種類のLEDを発光させてR成分の撮像を行い、B相当の2種類のLEDを発光させてG成分の撮像を行い、G相当の2種類のLEDを発光させてG成分の撮像を行い、得られたR,G,B成分の画像信号を入力プロファイルと等色関数を用いた演算によりXYZ画像信号に変換する画像処理システムが開示されている。
特開2005−223760号公報 WO2004/012461号公報
原稿等のカラー読取りにおいては、色を正確に読取ることも重要である。そのためには、読み取られた各信号成分の分光感度特性がそれぞれ等色感度に近い必要がある。図15に等色感度の一例を示す。
さて、原稿等のカラー読取りのための光源としては、従来、線状の光源である赤,緑,青の蛍光灯等が使用されていたが、近年はLEDが使用される事が多くなっている。
しかし、図16に示す代表的なLEDの分光発光特性に見られるように、LEDの発光波長幅は狭く、その分光発光特性は等色感度とは大きく異なっている。等色感度との近さの指標であるノイゲバウアのq係数(1に近い程良い)を図16の例について求めると、0.614,0.756,0.309となり高い評価値が得られない。
したがって、特許文献1ようにマトリクス演算により等色感度に近づける補正を行っても、その補正の効果には自ずと限界がある。
等色感度に近づけるためには、特許文献2のように、各色用に分光発光特性の異なる2種類以上のLEDを用いることが効果的であろう。しかし、2種類以上のLEDを同時に発光させて原稿等の読取対象物の読取りを行う場合、読取対象物上の照明光の分光分布が位置によって変動することを考慮しないと色の正確な読取りはできない。この点は、特許文献1では全く考慮されていない。
よって、本発明の主たる目的は、上に述べたような照明光の分光分布の位置による変動の影響を補償し、原稿等の色の正確な読取りが可能な画像入力システム及び画像入力方法を提供することにある。
請求項1記載の発明は、
読取対象物又は均一な分光反射率を有する基準面を撮像するためのモノクロのライン・イメージセンサと、
分光発光特性が異なる複数種類の光源を含み、該光源の発する光により前記読取対象物又は前記基準面の、前記ライン・イメージセンサにより撮像される位置をライン状に照明するための照明手段と、
前記照明手段の光源を駆動する光源駆動手段と、
前記読取対象物の同一位置について、前記光源駆動手段により前記照明手段の選択した種類の光源のみを発光させて前記ライン・イメージセンサにより撮像させる対象物読取動作を、発光させる光源の種類を異ならせて複数回行わせ、該複数回の対象物読取動作の少なくとも1回の対象物読取動作では前記照明手段の少なくとも2種類の光源を発光させる第1の制御手段と、
前記読取対象物の同一位置についての前記複数回の対象物読取動作により得られた複数ライン分の画像信号を、1ライン分のデバイス非依存の表色画像信号に変換して出力する色変換手段と、
前記光源駆動手段により前記照明手段の光源を1種類ずつ発光させ、前記ライン・イメージセンサにより前記基準面を撮像させて光源の種類に対応した画像信号を得る基準面読取動作を行わせる第2の制御手段と、
前記少なくとも2種類の光源を発光させる対象物読取動作で発光させられる光源の種類に対応した、前記基準面読取動作により得られた画像信号間の相対強度に基づいて、前記ライン・イメージセンサの画素位置毎に、前記色変換手段で用いられる変換係数を決定する変換係数設定手段と、
を有することを特徴とする画像入力システムである。
請求項2記載の発明の特徴は、請求項1記載の発明に係る画像入力システムにおいて、
前記照明手段は前記光源として、440nm近傍のピーク波長を有する第1の種類のLED、465nm近傍のピーク波長を有する第2の種類のLED、520nm近傍のピーク波長を有する第3の種類のLED、555nm近傍のピーク波長を有する第4の種類のLED、590nm近傍のピーク波長を有する第5の種類のLED、620nm近傍のピーク波長を有する第6の種類のLEDを含み、
前記読取対象物の同一位置について、前記第1と第2の種類のLEDのみを発光させた対象物読取動作、前記第3と第4の種類のLEDのみを発光させた対象物読取動作、前記第5と第6の種類のLEDのみを発光させた対象物読取動作を行う、
ことにある。
請求項3記載の発明の特徴は、請求項1記載の画像入力システムにおいて、
前記照明手段は前記光源として、440nm近傍のピーク波長を有する第1の種類のLED、465nm近傍のピーク波長を有する第2の種類のLED、520nm近傍のピーク波長を有する第3の種類のLED、555nm近傍のピーク波長を有する第4の種類のLED、600nm近傍のピーク波長を有する第5の種類のLED、625nm近傍のピーク波長を有する第6の種類のLEDを含み、
前記読取対象物の同一位置について、前記第1と第2の種類のLEDのみを発光させた対象物読取動作、前記第3と第4の種類のLEDのみを発光させた対象物読取動作、前記第5と第6の種類のLEDのみを発光させた対象物読取動作、前記第3の種類のLEDのみを発光させた対象物読取動作を行い、
前記第3の種類のLEDのみを発光させた対象物読取動作により得られた画像信号は、前記色変換手段における変換において負感度成分として扱われる、
ことにある。
請求項4記載の発明は、請求項2又は3記載の発明に係る画像入力システムにおいて、
前記照明手段は、導光体の端に前記第1から第6の種類のLEDが配置され、該LEDの発する光を該導光体の内部反射により該等光体の長さ方向に導くことにより前記読取対象物又は前記基準面をライン状に照明する構成である、
ことにある。
請求項5記載の発明は、
読取対象物又は均一な分光反射率を有する基準面を撮像するためのモノクロのライン・イメージセンサと、
分光発光特性が異なる複数種類の光源を含み、該光源の発する光により前記読取対象物又は前記基準面の、前記ライン・イメージセンサにより撮像される位置をライン状に照明するための照明手段と、
前記照明手段の光源を駆動する光源駆動手段と、
を有する画像入力システムにおける画像入力方法であって、
前記読取対象物の同一位置について、前記光源駆動手段により前記照明手段の選択した種類の光源のみを発光させて前記ライン・イメージセンサにより撮像させる対象物読取動作を、発光させる光源の種類を異ならせて複数回行わせ、該複数回の対象物読取動作中の少なくとも1回の対象物読取動作では前記照明手段の少なくとも2種類の光源を発光させる第1の制御工程と、
前記読取対象物の同一位置についての前記複数回の対象物読取動作により得られた複数ライン分の画像信号を、1ライン分のデバイス非依存の表色画像信号に変換する色変換工程と、
前記光源駆動手段により前記照明手段の光源を1種類ずつ発光させ、前記ライン・イメージセンサにより前記基準面を撮像させて光源の種類に対応した画像信号を得る基準面読取動作を行わせる第2の制御工程と、
前記少なくとも2種類の光源を発光させる対象物読取動作で発光させられる光源の種類に対応した、前記基準面読取動作により得られた画像信号間の相対強度に基づいて、前記ライン・イメージセンサの画素位置毎に、前記色変換工程で用いられる変換係数を決定する変換係数設定工程と、
を有することを特徴とする画像入力方法である。
請求項6記載の発明の特徴は、請求項5記載の発明に係る画像入力方法において、
前記照明手段は前記光源として、440nm近傍のピーク波長を有する第1の種類のLED、465nm近傍のピーク波長を有する第2の種類のLED、520nm近傍のピーク波長を有する第3の種類のLED、555nm近傍のピーク波長を有する第4の種類のLED、590nm近傍のピーク波長を有する第5の種類のLED、620nm近傍のピーク波長を有する第6の種類のLEDを含み、
前記第1の制御工程において、前記読取対象物の同一位置について、前記第1と第2の種類のLEDのみを発光させた対象物読取動作、前記第3と第4の種類のLEDのみを発光させた対象物読取動作、前記第5と第6の種類のLEDのみを発光させた対象物読取動作を行わせる、
ことにある。
請求項7記載の発明は、請求項5記載の発明に係る画像入力方法において、
前記照明手段は前記光源として、440nm近傍のピーク波長を有する第1の種類のLED、465nm近傍のピーク波長を有する第2の種類のLED、520nm近傍のピーク波長を有する第3の種類のLED、555nm近傍のピーク波長を有する第4の種類のLED、600nm近傍のピーク波長を有する第5の種類のLED、625nm近傍のピーク波長を有する第6の種類のLEDを含み、
前記第1の制御工程において、前記読取対象物の同一位置について、前記第1と第2の種類のLEDのみを発光させた対象物読取動作、前記第3と第4の種類のLEDのみを発光させた対象物読取動作、前記第5と第6の種類のLEDのみを発光させた対象物読取動作、前記第3の種類のLEDのみを発光させた対象物読取動作を行わせ、
前記第3の種類のLEDのみを発光させた対象物読取動作により得られた画像信号は、前記色変換工程における変換において負感度成分として扱われる、
ことにある。
請求項8記載の発明は、請求項5乃至7のいずれか1項に記載の発明に係る画像入力方法の各工程をコンピュータに実行させるプログラムである。
請求項9記載の発明は、請求項5乃至7のいずれか1項に記載の発明に係る画像入力方法の各工程をコンピュータに実行させるプログラムが記録された記憶媒体である。
(1)請求項1,5に記載の発明によれば、少なくとも2種類以上の光源を発光させる対象物読取動作においては、1種類の光源を用いる場合に比べ光源の分光発光分布を等色感度に近づけることができ、その対象物読取動作時における読取対象物上の照明光の分光分布が位置によって変動したとしても、その変動の影響を色変換で補償することができる。したがって、原稿等の読取対象物の色を正確に表す表色画像信号を入力することができる。(2)請求項2,3,6,7に記載の発明によれば、全ての回の対象物読取動作時におけるLEDの総合分光発光特性が等色感度に近いため、より正確な色の読取りが可能となる。特に、請求項3,7に記載の発明によれば、負の感度も擬似的に実現されるため、より一層正確な色の読取りが可能となる。
(3)請求項4,8に記載の発明によれば、少ないLEDを用いて正確な色の読取りが可能となる、等々の効果を奏することができる。
以下、図面を参照し本発明の実施の形態について説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像入力システムの機能的構成を示すブロック図である。本実施形態に係る画像入力システムは、原稿読取装置300とホストコンピュータ(パーソナルコンピュータ等)350とをインタフェースケーブルもしくはネットワーク経由で接続した構成である。
まず、原稿読取装置300について説明する。図2は原稿読取装置300の概略断面図である。
図2において、301は密着型イメージセンサユニット(CIS)である。この密着型イメージセンサユニット301において、302は照明部であり、これは原稿台ガラス(プラテンガラス)303上の原稿304(読取対象物)又は基準面としての白基準板310を主走査方向(図面に対し垂直な方向)に平行なライン状に照明する手段である。本実施形態では、この照明部301は、主走査方向に延びる細長い導光体の両端部に分光発光特性が相異なる6種類のLED(図1に示すLED1〜LED6)が配置され、これらLEDで発光された光を導光体の内部反射により主走査方向に導き原稿304又は白基準板310をライン状に照明する構造のものである。このような導光体を利用する照明手段そのものは周知である(特許文献1,特開平9−200438号公報等参照)。
307は原稿304又は白基準板310を撮像するためのモノクロのライン・イメージセンサであり、基板306上に形成されている。このライン・イメージセンサ307により撮像される原稿304又は白基準板310の位置が、照明部302によりライン状に照明される。原稿304又は白基準板310からの反射光は、レンズアレイ305を介しライン・イメージセンサ307に結像され、ライン・イメージセンサ307によりアナログ画像信号に変換されて出力される。
図2には示されていないが、密着型イメージセンサユニット301を図示の副走査方向又はその逆方向に移動させるための駆動機構が設けられている。この駆動機構には動力源として図1に示すモータ416が含まれる。308は主制御基板であり、図1に記した各回路が実装されている。この主制御基板308は、フレキシブルケーブル309を通じて密着型イメージセンサユニット301と電気的に接続されている。
白基準板310は均一な分光反射率を有する主走査方向に長い白色面部材であり、原稿読取動作で得られる画像信号のシェーディング補正のための基準データとなるシェーディング・データを得るための基準面として利用される。なお、この基準面は白色面に限られるものではなく、均一な分光反射率のグレーの面を持つ板部材を白基準板310に代えて用いることも可能である。
図1を参照し、主制御基板308上に実装されている回路について説明する。407はLED駆動回路であり、LED1〜LED6を個別に駆動する手段である。
408はCDS(相関2重サンプリング回路)などのサンプル/ホールド回路を含むAFE(アナログ・フロントエンド)回路である。ライン・イメージセンサ307から出力された画像信号は、このAFE回路408でゲイン調整、DCオフセット調整を施されてからデジタル画像信号に変換される。
409はシェーディング補正回路である。このシェーディング補正回路409は、原稿読取動作時に、AFE回路408より入力されるデジタル画像信号に対し、ライン・イメージセンサ307の画素位置毎の感度むら、原稿面の照明むら等の影響を除去するためのシェーディング補正を施すものである。410はシェーディング補正に利用されるデータ等を記憶するためのメモリである。
411は色変換回路であり、シェーディング補正回路409によりシェーディング補正を施された画像信号を、デバイスに依存しない表色画像信号(例えばsRGBやCIEXYZ等)に変換するものである。412は色変換回路411で用いられる変換係数を設定する変換係数設定回路であり、図3に示すような構成であるが、その詳細については後述する。
413はインタフェース回路であり、ホストコンピュータ350との間でコントロール信号の交換、画像信号の転送等を行うものである。415はモータ416を駆動するモータ駆動回路である。
414は制御回路である。この制御回路414は、例えばCPU、RAM、ROM等から構成されるマイクロコンピュータシステムであって、ROM等に記憶されたプログラムに従いLED駆動回路407、AFE回路408、シェーディング補正回路409、メモリ410、色変換回路411、変換係数設定回路412の制御、ホストコンピュータ350との調停等を行う。また、制御回路414は、モータ駆動回路415を制御することにより、密着型イメージセンサユニット301の副走査方向の位置制御も行う。
ここで、LED1〜LED6の分光発光特性について説明する。図4にLED1〜LED6の分光発光特性を示す。LED1,LED2,LED3,LED4,LED5,LED6のピーク波長はそれぞれ440nm,465nm,520nm,555nm,590nm,620nmに選ばれている。上述したようにLEDは発光波長幅が狭いため、単独では等色感度に近い分光感度を得られない。そこで、本実施形態では、等色感度に近づけるため、原稿読取時に、LED1とLED2(B(青)に相当)、LED3とLED4(G(緑)に相当)、LED5とLED6(R(赤)に相当)をそれぞれペアで発光させて原稿面を照明する。
このようにLEDをペアで発光させた場合の分光発光特性を図5に示す。図5に見られるように、発光波長幅が擬似的に広がり、図15に示したような等色感度に近づく。図5に示した分光発光特性をノイゲバウアのq係数で評価してみると、
B:0.982,G:09.64,R:0.846
となり、等色感度に近づいたことが確認できる。
なお、上記の各LEDのピーク波長は例にすぎず、それのみに限定される訳ではない。現実的には、市場等で入手が容易なLEDのピーク波長(標準値)は限られており、また、個体によりピーク波長のばらつきもある。このため、上記ピーク波長から±5乃至10nm程度のピーク波長変動は許容せざるを得ず、また許容し得る。
図6に、各ペアのLEDのピーク波長が±5nm変動した時のq係数を予測した結果を示す。この予測結果からも判るように、ピーク波長の変動がq係数に与える影響はペアによって異なるが、概ね、上記ピーク波長を中心とする山型となっており、上記ピーク波長からのズレが小さければq係数は大きく、等色感度に近い分光発光特性を得られる。
次に、原稿読取装置300の動作について、図7に示すフローチャートを参照し説明する。
ホストコンピュータ350から原稿読取開始の指示を受けると、制御回路414はモータ駆動回路415を制御して、密着型イメージセンサユニット301を白基準板310の読取位置に移動させる(ステップ701)。
次に、制御回路414は、白基準板310の読取りを開始するため、LEDカウンタを1にセットする(ステップ702)。
次に、制御回路414は、LED駆動回路407を制御してLEDカウンタの値(x)に対応するLEDxを点灯させる(ステップ703)。最初はLEDカウンタの値(x)は1であるため、LED1を発光させることになる。
次に、ライン・イメージセンサ301により白基準板310が撮像され、AFE回路408よりデジタル画像信号が出力される。制御回路414は、この1ライン分のデジタル画像信号をLDEx単独発光時のシェーディング・データとしてメモリ410に記憶させる(ステップ704)。実際的には、所望のシェーディング・データを得られるまで、白基準板310の撮像とシェーディング・データのメモリ410への書込み(同じメモリロケーションへの上書き)が複数回繰り返される。制御回路414は、各回のシェーディング・データの最大値と調整目標値とを比較し、シェーディング・データの最大値を調整目標値に近づけるようにLED駆動回路407によるLEDxの駆動電流値を制御する。制御回路414は、シェーディング・データの最大値が調整目標値に一致したことを確認すると、1ライン分の所望のシェーディング・データがメモリ410上に記憶されたものとし、それ以上のシェーディング・データの書込み(上書き)を抑止するとともに、その時のLED駆動回路407の制御量を内部メモリにLEDxに対応付けて記憶する。
このような白基準板読取動作によりLEDx単独発光時のシェーディング・データが取得されると、制御回路414は発光していたLEDxを消光させ、LEDカウンタを1だけインクリメントする(ステップ705)。
制御回路414は、LEDカウンタの値(x)がLED種類数である6を超えたか否かを判定し(ステップ706)、超えていなければ再びステップ703〜705の制御を行う。したがって、LED2〜LED6をそれぞれ単独発光させた時のシェーディング・データが順にメモリ310上に取得され、また、それらLEDについてのLED駆動回路407の制御量が制御回路414の内部メモリに記憶される。制御回路414は、LEDカウンタの値(x)が6を超えたと判定すると(ステップ706,Yes)、LED1〜LED6についてのシェーディング・データの取得が完了したと判断する。
このようにしてLED1〜LED6の単独発光時のシェーディング・データがメモリ410に得られた。しかし、本実施形態においては、原稿読取動作時には分光発光特性の異なるLEDをペアで発光させる。そこで、制御回路410は、メモリ410より、ペアで発光させる2つのLEDについてのシェーディング・データを読み出し、両シェーディング・データからペア発光時のシェーディング・データを合成し、合成したシェーディング・データをメモリ410に記憶させる処理を行う(ステップ707)。このシェーディング・データの合成は、具体的には、例えば、ペアで発光させる2つのLEDの単独発光時のシェーディング・データの平均値を画素位置毎に計算する方法で行われる。
図8に、ペアで発光させられるLED3とLED4の単独発光時のシェーディング・データと、それを画素位置毎に平均する方法により合成されたペア発光時のシェーディング・データを模式的に示す。
次に、制御回路414は、色変換回路411における変換に用いられる変換係数を設定する処理を実行する(ステップ708)。具体的には、メモリ410よりLED1〜LED6の単独発光時のシェーディング・データを画素単位で順次読み出して変換係数設定回路412に入力し、変換係数設定回路412においてライン・イメージセンサ307の画素位置毎に変換係数を決定し、それを色変換回路411に設定する。この変換係数の決定方法及び変換係数設定回路412の構成については後述する。
以上の準備動作の後、制御回路414は、モータ駆動回路415を制御し、密着型イメージセンサユニット301を原稿先端の読取位置に移動させる(ステップ709)。
次に、制御回路414は、ホストコンピュータ413と調停を行う等をして、原稿読取りが可能になるまで待つ(ステップ710)。
原稿読取りが可能になると、制御回路414は、LEDカウンタを1にセットする(ステップ711)。
次に制御回路414は、LED駆動回路407を制御して、LEDカウンタ値(x)に対応するLEDxと、LEDカウンタ値に1を加えた値(x+1)に対応したLEDx+1をペアで発光させる(ステップ712)。この際、制御回路414は、LEDx,LEDx+1の単独発光のシェーディング・データを取得する際に内部メモリに記憶していたLEDx,LEDx+1についての制御量に基づき、それらLEDを単独発光させた時の画像信号(AFE回路408の出力信号)の最大値が、対応したシェーディング・データの最大値の半分になるようにLEDx,LEDx+1の駆動電流値を制御する。
このようにしてLEDx,LEDx+1をペアで発光させた状態でライン・イメージセンサ307より原稿面が撮像され、ライン・イメージセンサ307より出力されるアナログ画像信号はAFE回路408によりデジタル画像信号に変換され、シェーディング補正回路409に入力される。制御回路414は、シェーディング補正回路409を制御し、シェーディング補正回路409において、メモリ410に記憶されているLEDx.LEDx+1のペア発光時用のシェーディング・データに基づいて画像信号のシェーディング補正を行わせる(ステップ713)。シェーディング補正後の1ライン分の画像信号は色変換回路411へ入力され、色変換回路411の内部のラインメモリ等に一時的に記憶される。
次に、制御回路414は、LED駆動回路407を制御し、LEDx,LEDx+1を消光させるとともに、LEDカウンタを2だけインクリメントする(ステップ714)。
次に、制御回路414は、LEDカウンタ値(x)がLED種類数である6を超えたか否かを判定し(ステップ715)、超えていなければ(ステップS715,No)、再びステップ711〜713の制御を行う。ステップ615の判定結果がYesになるまで、同様の原稿読取動作が繰り返される。
このようにして、LED1とLED2、LED3とLED4、LED5とLED6をそれぞれペアで発光させる3回の原稿読取動作によって得られたシェーディング補正済みの3ライン分の画像信号が色変換回路411の内部のラインメモリ等に蓄積される。
次に制御回路414は、色変換回路411で、当該3ライン分の画像信号を1ライン分のデバイス非依存の表色画像信号へ変換させる(ステップS716)。
次に制御回路414は、色変換回路411により生成された表色画像信号を、インタフェース回路414を介しホストコンピュータ350へ送出させる制御を行う(ステップ717)。
次に制御回路414は、モータ駆動回路415を制御し、密着型イメージセンサユニット301を副走査方向に所定距離だけ移動させ(ステップ718)、密着型イメージセンサユニット301の読取り位置が原稿後端を通過していないと判定すると(ステップ719,No)、再びステップ711〜718の制御を行い、次の1ラインについて原稿読取動作と画像信号の処理を繰り返す。
このような原稿読取動作が繰り返され、読取り位置が原稿後端を通過すると(ステップS719,Yes)、当該原稿の読取動作を終了する。
以上においては、制御回路414は、AFE回路408,シェーディング補正回路409,色変換回路411,インタフェース回路412等をシーケンシャルに制御するものとして説明を行った。しかし、これら各回路の内部又は各回路間に画像信号のバッファ記憶手段を設けることにより、これらの回路をパラレルに動作させるように制御することも可能であり、かかる制御態様も本発明に包含される。
また、原稿読取動作の準備動作であるステップS701〜708は、原稿読取装置300の電源投入時やホストコンピュータ350から指示された時等にのみ行わせることも可能である。また、必要に応じて、ステップ701〜707の動作を行ってメモリ410上に取得されたLED単独発光時のシェーディング・データ及びLEDペア発光時のシェーディング・データを、ホストコンピュータ350へアップロードし保存させておき、その後、例えば電源投入時等に、ホストコンピュータ350より、それらシェーディング・データをダウンロードしてメモリ410に記憶させることにより、ステップS701〜707の動作を省くようにしてもよい。かかる態様も本発明に包含される。
また、シェーディング・データ合成ステップ707に代えて、ステップS712と同様にLEDをペアで発光させて白基準板読取動作を行い、AFE回路408より出力される画像信号をペア発光時のシェーディング・データとしてメモリ410に記憶させるようにしてもよい。かかる態様も本発明に包含される。
次に、色変換回路411及び変換係数設定回路412について説明する。図3に変換係数設定回路412の内部構成と色変換回路411の入出力信号を示す。
図3において、S12,S34,S56は原稿304の同じ位置についての原稿読取動作により得られたシェーディング補正済みの画像信号である。すなわち、S12はLED1とLED2をペアで発光させた原稿読取動作により得られたシェーディング補正済みの画像信号(青成分相当)、S34はLED3とLED4をペアで発光させた原稿読取動作で得られたシェーディング補正済みの画像信号(緑成分相当)、S56はLED5とLED6をペアで発光させた原稿読取動作で得られたシェーディング補正済みの画像信号(赤成分相当)である。これらの3ライン分の画像信号S12,S34,S56はシェーディング補正回路409からパラレルに入力されるように図示されているが、先に述べたように、順次入力されて色変換回路411の内部のラインメモリ等に蓄積されるものである。ただし、シェーディング補正回路409内に画像信号S12,S34,S56のバッファ記憶手段を設け、画像信号S12,S34,S56をパラレルに入力することも可能であり、この場合は色変換回路411側のラインメモリ等は省くことが可能である。かかる態様も本発明に包含される。
本実施形態においては、色変換回路411は(1)式のマトリクス演算を画素単位で行うことにより、3ライン分の画像信号S12,S34,S56を、1ライン分のIEC61966−2−1準拠のリニアなsRGB表色画像信号に変換する。
Figure 2009071540
ここで、変換係数a11〜a33は、図7のステップ708において、変換係数設定回路412によりライン・イメージセンサ307の画素位置毎に決定され、例えば色変換回路411内のレジスタ等に保持される。
さて、図8を見ると、主走査方向のA位置では、LED3とLED4のシェーディング・データは同レベルであるが、B位置ではLED3のシェーディング・データのほうが高レベルであり、C位置では逆にLED4のシェーディング・データのほうが高レベルになっている。これは、LED3とLED4をペアで発光させた時の白基準板照明光の分光特性(総合分光特性と呼ぶ)が、主走査方向の位置によって変動することを意味する。これは原稿面を照明する場合も同様である。図9に、A,B,C位置における総合分光特性、LED3とLED4の分光発光特性を例示する。このような総合分光特性の位置による変動は、シェーディング補正を行ったとしても補正されるものではない。したがって、このような主走査方向の位置による総合分光特性の変動を無視して色変換を行ったのでは、正確な表色画像信号は得られない。そこで、変換係数設定回路412は、原稿読取時の照明光の総合分光特性を反映させた変換係数を設定する。
本実施形態においては、変換係数設定回路412は、図3に示すように、総合分光特性評価回路1007と変換係数決定回路1008から構成される。総合分光特性評価回路1007には、LED1〜LED6の単独発光時のシェーディング・データd1〜d6(白基準板読取動作で得られたLED1〜LED6に対応した画像信号)がメモリ410より読み出され入力される。総合分光特性評価回路1007において、原稿読取動作時にペアで発光させられるLEDに対応したシェーディング・データの相対強度
r12=d1/d2
r34=d3/d4
r56=d5/d6 (2)
を画素位置毎に計算し、これら相対強度r11,r34,r56を、LED1とLED2、DED3とLED4、LED5とLED6の各ペアを発光させた時の総合分光特性の評価信号として出力する。
変換係数決定回路1008は、各画素位置での評価信号r12,r34,r56を用いて、下記(3)式により各画素位置での変換係数a11〜a33を決定し、それを色変換回路411に設定する。
a11=f11(r12,r34,r56)
a12=f12(r12,r34,r56)
a13=f13(r12,r34,r56)


a33=f33(r12,r34,r56) (3)
ここで、f11〜f33は、評価信号r12,r34,r56の一次又は二次以上の多項式であり、その各係数は予め実験的に又はシミュレーション等で求められる。
なお、(3)式によって変換係数a11〜a33を決定する方法のみに限定されるわけではない。例えば、評価信号r12,r34,r56を入力とする三次元LUT(ルックアップテーブル)を利用する方法、さらには、そのような三次元LUTと補間を併用する方法等を用いることも可能である。
また、読み取られた画像信号から表色画像信号への変換式も、前記(1)式のみに限定されるわけではなく、例えば二次以上の多項式による変換も可能である。また、表色画像信号はsRGBのみに限定されるわけではなく、CIEXYZ、その他のデバイス非依存信号とすることもできる。その階調特性もリニア、ノンリニアを問わない。
なお、シェーディング補正回路409、色変換回路411、変換係数設定回路412を制御回路414から独立した回路として説明したが、これら回路の機能の一部あるいは全てを、制御回路414上で動作するプログラム・モジュールとして実現することも可能である。係る形態も本実施形態に包含される。
本実施形態においては、青・緑・赤相当成分についての原稿読取動作を、LEDをペアで発光させて行うが、青・緑・赤相当成分のうちのいずれかの成分又は全ての成分について、より多くの種類のLED、例えば3種類のLEDを同時に発光させて原稿読取動作を行う構成も可能である。この場合、同時に発光させる3種類のLEDのうちで例えば中間的なピーク波長を有するLEDを基準とし、その基準LEDに対応したシェーディング・データに対する他の各LEDに対応したシェーディング・データの相対強度を総合分光特性の評価信号として用いることができる。例えば赤相当成分について3種類のLEDを同時に点灯させて原稿読取動作を行うものとし、赤相当成分についての評価信号としてr56,r56’が検出される場合には、例えば(4)式により変換係数a11〜a33を決定することができる。
a11=f11’(r12,r34,r56,r56’)
a12=f12’(r12,r34,r56,r56’)
a13=f13’(r12,r34,r56,r56’)


a33=f33’(r12,r34,r56,r56’) (4)
ここで、f11’〜f33’は、評価信号r12,r34,r56,r56’の一次又は二次以上の多項式であり、その各係数は予め実験的に又はシミュレーション等で求められる。
逆に、青・緑・赤相当の成分のうち少なくとも1成分についてはLEDをペアで発光させて原稿読取動作を行い、それ以外の成分についてはLEDを単独発光させて原稿読取動作を行うことも可能である。この場合、LEDを単独発光させる原稿読取動作については総合分光特性の位置による変動は考慮する必要がないため、該当LEDについてのシェーディング・データの相対強度すなわち評価信号を求める必要はない。
さて、変換係数設定回路412の機能をホストコンピュータ350側にソフトウェアとして実装することも可能である。このような態様は、LEDを単独発光させた白基準板読取動作により得られたシェーディング・データをホストコンピュータ350にアップロードするような場合に特に有効であろう。すなわち、ホストコンピュータ350において、アップロードされたシェーディング・データに基づいて前述したような方法によって変換係数を決定して保存する。そして、原稿読取装置300の電源投入時、その他必要な時に、ホストコンピュータ350より変換係数をダウンロードして色変換回路に設定するようにすることができる。この場合、原稿読取動作時すなわちLEDペア発光時のシェーディング・データの合成もホストコンピュータ350で行い、原稿読取装置300にダウンロードするようにしてもよい。
さらには、色変換回路411の機能もホストコンピュータ350側にソフトウェア又はハードとして実装する形態をとることも可能である。この場合、シェーディング補正後の画像信号がホストコンピュータ350へ送られ、その画像信号からデバイス非依存の表色画像信号への変換はホストコンピュータ350側で実行される。
またさらに、シェーディング補正回路409の機能をもホストコンピュータ350側にソフトウェア又はハードウェアとして実装する形態をとることも可能である。この場合、AFE回路408より出力される画像信号はそのままホストコンピュータ350へ送られ、その画像信号のシェーディング補正と表色画像信号への変換がホストコンピュータ350側で実行されることになる。したがって、シェーディング・データはホストコンピュータ350側にのみ記憶しておけばよい。
[第2の実施形態]
次に本発明の第2の実施形態に係る画像入力システムについて説明する。本実施形態に係る画像入力システムの機能的構成、原稿読取装置の構成は、前記第1の実施形態のものと同様であり、それぞれ図1及び図2に示す通りである。したがって、本実施形態の説明においても図1及び図2を参照する。ただし、色変換回路411は、入力される画像信号が増加する点と変換式が変更される点において、前記第1の実施形態とは異なる(これについては図10を参照し後述する)。
図15に示した等色感度の例のように、分光感度特性が負の感度(450〜550nm付近)を有していると、より等色感度に近い分光感度特性を得られる事がある。しかし、現実には負の分光発光特性を有するLEDは存在しない。そこで、本実施形態においては、負の感度成分に相当する画像信号を取得するための原稿読取動作を追加し、この画像信号を色変換回路411における変換に用いることにより擬似的に負の感度を実現する。
本実施形態においては、LED1〜LED6として、図11に示す分光発光特性を持つ4種類のLED1〜LED6が用いられる。LED1,LED2,LED3,LED4,LED5,LED6のピーク波長はそれぞれ440nm,465nm,520nm,555nm,600nm,625nmである。LED1とLED2(B(青)に相当)、LED3とLED4(G(緑)に相当)、LED5とLED6をそれぞれペアで発光させる原稿読取動作が行われる。さらに、LED3を単独で発光させる原稿読取動作も行われ、これにより得られた画像信号は、色変換回路411における変換の際に、負感度成分として扱われ、LED5とLED6をペア発光させた原稿読取動作により得られた画像信号と合成される形なる。
図12に本実施形態における分光発光特性を示す。図12から、R(赤)相当成分(LED5+LED6−LED3)は、擬似的に負の分光感度特性を含むことが分かる。図12に示した分光発光特性をノイゲバウアのq係数で評価してみると、
B:0.982,G:0.964,R:0.900
となり、前記第1の実施形態の場合に比べ、R相当成分の分光感度特性が等色感度に近づいたと評価される。
なお、市場等で入手が容易なLEDのピーク波長(標準値)は限られており、また個体によりピーク波長のばらつきがあるため、上記ピーク波長から±5乃至10nm程度のピーク波長の変動は許容せざるを得ず、また許容し得る。
図13は、R相当成分を構成する3つのピーク波長が、各々±5nm変動した時のq係数を予測したものである。図13において、(a)はLED3のピーク波長が515nmで、LED5とLED6のピーク波長が±5nm変動した場合のq係数の予測値、(b)はLED3のピーク波長が520nmで、LED5とLED6のピーク波長が±5nm変動した場合のq係数の予測値、(c)はLED3のピーク波長が525nmで、LED5とLED6のピーク波長が±5nm変動した場合のq係数の予測値を示している。
図13からも判るように、ピーク波長の変動がq係数に与える影響はそれぞれ異なるが、概ね、上記ピーク波長を中心とする山型となっており、上記ピーク波長からのズレが小さければ、q係数が大きい、即ち、等色感度に近い分光発光特性を実現できる。
また、R相当成分の負の部分を担うピーク波長は520nmが適していたが、これはG相当成分を構成する最適波長の1つと一致している。即ち、負感度成分用にLEDを増やすことなく、等色感度に近い分光発光特性を実現できるということである。
本実施形態に係る画像入力システムにおける原稿読取装置300の動作フローの一例を図14に示す。ただし、図14において、図7と同様のステップには共通のステップ番号が付けられている。
準備動作であるステップ701〜ステップ708は、前記第1の実施形態の場合と同一であるので説明を省略する。
ステップ709〜ステップ715で、LED1とLED2、LED3とLED4、LED5とLED6を順次ペアで発光させる原稿読取動作を行い、得られた画像信号のシェーディング補正を行うが、これも前記第1の実施形態と同様である。
ステップ1401〜ステップ1403は本実施形態に特有の動作を行うステップである。すなわち、制御回路414はLED駆動回路407を制御し、LED3を単独で発光させる(ステップ1401)。LED3の駆動に関する制御量は、LED3についてのシェーディング・データ取得時と同様でよい。次に、制御回路414はシェーディング補正回路409を制御し、AFE回路408より出力される画像信号のシェーディング補正を行わせる(ステップ1402)。次に、LED3を消光させる(ステップ1403)。
ステップ717〜ステップ719についても前記第1の実施形態の場合と同様である。ただし、ステップ716における色変換回路411における変換式が異なる。これについて図10を参照し説明する。
図10に変換係数設定回路412の内部構成と色変換回路411の入出力信号を示す。変換係数設定回路412の内部構成は、前記第1の実施形態の場合と同一である(図3参照)。
図10に示すように、色変換回路411には、前記第1の実施形態と同様に、原稿304の同一位置について、LED1とLED2をペアで発光させる原稿読取動作で得られたシェーディング補正済みの画像信号S12、LED3とLED4をペアで発光させる原稿読取動作で得られたシェーディング補正済みの画像信号S34、LED5とLED6をペアで発光させる原稿読取動作で得られたシェーディング補正済みの画像信号S56が入力されるが、本実施形態では、LED3を単独発光させる原稿読取動作で得られたシェーディング補正済みの画像信号S3も負感度成分として入力される。なお、これら画像信号S12,S34,S56,S3はシェーディング補正回路409からパラレルに入力されるように図示されているが、先に述べたように、順次入力されて色変換回路411の内部のラインメモリ等に蓄積されるものである。ただし、シェーディング補正回路409内に画像信号S12,S34,S56,S3のバッファ記憶手段を設け、画像信号S12,S34,S56,S3をパラレルに入力することも可能であり、この場合は色変換回路411側のラインメモリ等は省くことが可能である。かかる態様も本発明に包含される。
本実施形態においては、色変換回路411は、(5)式のマトリクス演算を画素位置毎に行うことにより、4ライン分の画像信号S12,S34,S56,S3を1ライン分のリニアなsRGB表色画像信号へ変換する。
Figure 2009071540
なお、変換式は上記(5)式に限定されるものではなく、例えば、二次以上の多項式で変換しても良い。また、ここではsRGBの画像信号に変換したが、CIEXYZ、その他のデバイス非依存の表色画像信号に変換することも可能であり、また、その階調特性もリニア、ノンリニアを問わない。
説明は繰り返さないが、本実施形態についても、前記第1の実施形態と同様な様々な変形態様をとり得ることは当然である。
また、前記第1と第2の実施形態に共通することであるが、密着型イメージセンサユニット301を固定し、原稿台ガラス303及び白基準板310を副走査方向に移動させる構成とすることも可能であり、かかる態様も本発明に包含される。
また、前記各実施形態においては、分光発光特性の異なる6種類のLED1〜LED6を用いたが、これは6種類のLEDが用いられるということであり、必ずしもLEDが6個であることを意味しない。同じ種類のLEDが複数個設けられる場合をも包含している。例えば、LED1〜LED6に相当するLEDが2個ずつ設けられる場合、LED1の単独発光とはLED1に相当する2個のLEDを点灯させるということであり、LED1とLED2のペア発光とはLED1に相当する2個のLEDとLED2に相当する2個のLEDを同時に発光させるということである。
また、前記各実施形態においては、照明手段として、主走査方向に延びた導光体の両端に点光源であるLEDを設けた構造の照明部302が用いられている。このような構造の照明手段は、LED等の光源の使用個数を少なくすることができ、光源駆動回路の規模も縮小することができるという利点があるが、他の構成の照明手段を用いることもできる。例えば、LED1〜LED6に相当する6種類のLEDが多数、主走査方向に配列されたような照明手段を用いることも可能である。さらに、点光源ではなく、ライン状の光源を用いる照明手段を採用することも可能である。
また、原稿読取装置300とホストコンピュータ350は物理的に別の装置として説明したが、物理的に同一の装置であっても構わない。換言すれば、本発明に係る画像入力システムは、一つの原稿読取装置として実現されても構わない。かかる形態も本発明に包含される。
また、ホストコンピュータ350は、必ずしもコンピュータである必要はなく、特定の機能を有する専用装置であっても構わない。かかる形態も本発明に包含される。
以上、本発明に係る画像入力システムについて説明したが、その説明は本発明に係る画像入力方法の実施形態の説明でもある。図7又は図14に示したフローチャートは、画像入力方法の処理手順の例を表すものでもある。ステップ702〜706は基準面読取動作を行わせる第1の制御工程に相当し、ステップ708は変換係数設定工程に相当し、ステップ711〜715(図7)あるいはステップS711〜715,1401〜1403は原稿読取動作を行わせる第2の制御工程に相当し、ステップ716は色変換工程に相当する。このような工程をコンピュータを利用しプログラムによって実行させることも可能である。そのためのプログラムや、それが記録された半導体記憶素子、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等の各種記憶媒体も本発明に包含される。
また、本発明は、例えば複写機やMFP(Multi−Function Printer)にも応用可能である。この場合、原稿読取装置300は、複写機やMFPの原稿読取部に相当することになる。
本発明に係る画像入力システムの実施形態を説明するためのブロック図である。 本発明に係る画像入力システムの原稿読取装置の概略断面図である。 変換係数設定回路の内部構成及び色変換回路の入出力信号を説明するためのブロック図である。 LEDの分光発光特性を示すグラフである。 2種類のLEDによる総合分光発光特性を示すグラフである。 同時に発光させるLEDのピーク波長が±5nm変動した場合のノイゲバウアのq係数の推定結果を示す図である。 原稿読取装置の動作フローの一例を示すフローチャートである。 シェーディング・データの説明図である。 照明光の分光分布の位置による変動例を示すグラフである。 変換係数設定回路の内部構成及び色変換回路の入出力信号を説明するためのブロック図である。 LEDの分光発光特性を示すグラフである。 2種類又は3種類のLED総合分光発光特性を示すグラフである。 LED3,LED5,LED6のピーク波長が±5nm変動した場合のノイゲバウアのq係数の推定結果を示す図である。 原稿読取装置の動作フローの一例を示すフローチャートである。 等色感度の例を示すグラフである。 LEDの分光発光特性の例を示すグラフである。
符号の説明
300 原稿読取装置
301 密着型イメージセンサユニット、
302 照明部
304 原稿
305 レンズアレイ
307 モノクロのライン・イメージセンサ
310 白基準板
350 ホストコンピュータ
407 LED駆動回路
408 AFE回路
409 シェーディング補正回路
410 メモリ
411 色変換回路
413 インタフェース回路
414 制御回路
415 モータ駆動回路
1007 総合分光特性評価回路
1008 変換係数決定回路

Claims (9)

  1. 読取対象物又は均一な分光反射率を有する基準面を撮像するためのモノクロのライン・イメージセンサと、
    分光発光特性が異なる複数種類の光源を含み、該光源の発する光により前記読取対象物又は前記基準面の、前記ライン・イメージセンサにより撮像される位置をライン状に照明するための照明手段と、
    前記照明手段の光源を駆動する光源駆動手段と、
    前記読取対象物の同一位置について、前記光源駆動手段により前記照明手段の選択した種類の光源のみを発光させて前記ライン・イメージセンサにより撮像させる対象物読取動作を、発光させる光源の種類を異ならせて複数回行わせ、該複数回の対象物読取動作の少なくとも1回の対象物読取動作では前記照明手段の少なくとも2種類の光源を発光させる第1の制御手段と、
    前記読取対象物の同一位置についての前記複数回の対象物読取動作により得られた複数ライン分の画像信号を、1ライン分のデバイス非依存の表色画像信号に変換して出力する色変換手段と、
    前記光源駆動手段により前記照明手段の光源を1種類ずつ発光させ、前記ライン・イメージセンサにより前記基準面を撮像させて光源の種類に対応した画像信号を得る基準面読取動作を行わせる第2の制御手段と、
    前記少なくとも2種類の光源を発光させる対象物読取動作で発光させられる光源の種類に対応した、前記基準面読取動作により得られた画像信号間の相対強度に基づいて、前記ライン・イメージセンサの画素位置毎に、前記色変換手段で用いられる変換係数を決定する変換係数設定手段と、
    を有することを特徴とする画像入力システム。
  2. 前記照明手段は前記光源として、440nm近傍のピーク波長を有する第1の種類のLED、465nm近傍のピーク波長を有する第2の種類のLED、520nm近傍のピーク波長を有する第3の種類のLED、555nm近傍のピーク波長を有する第4の種類のLED、590nm近傍のピーク波長を有する第5の種類のLED、620nm近傍のピーク波長を有する第6の種類のLEDを含み、
    前記読取対象物の同一位置について、前記第1と第2の種類のLEDのみを発光させた対象物読取動作、前記第3と第4の種類のLEDのみを発光させた対象物読取動作、前記第5と第6の種類のLEDのみを発光させた対象物読取動作を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像入力システム。
  3. 前記照明手段は前記光源として、440nm近傍のピーク波長を有する第1の種類のLED、465nm近傍のピーク波長を有する第2の種類のLED、520nm近傍のピーク波長を有する第3の種類のLED、555nm近傍のピーク波長を有する第4の種類のLED、600nm近傍のピーク波長を有する第5の種類のLED、625nm近傍のピーク波長を有する第6の種類のLEDを含み、
    前記読取対象物の同一位置について、前記第1と第2の種類のLEDのみを発光させた対象物読取動作、前記第3と第4の種類のLEDのみを発光させた対象物読取動作、前記第5と第6の種類のLEDのみを発光させた対象物読取動作、前記第3の種類のLEDのみを発光させた対象物読取動作を行い、
    前記第3の種類のLEDのみを発光させた対象物読取動作により得られた画像信号は、前記色変換手段における変換において負感度成分として扱われることを特徴とする請求項1に記載の画像入力システム。
  4. 前記照明手段は、導光体の端に前記第1から第6の種類のLEDが配置され、該LEDの発する光を該導光体の内部反射により該等光体の長さ方向に導くことにより前記読取対象物又は前記基準面をライン状に照明する構成であることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像入力システム。
  5. 読取対象物又は均一な分光反射率を有する基準面を撮像するためのモノクロのライン・イメージセンサと、
    分光発光特性が異なる複数種類の光源を含み、該光源の発する光により前記読取対象物又は前記基準面の、前記ライン・イメージセンサにより撮像される位置をライン状に照明するための照明手段と、
    前記照明手段の光源を駆動する光源駆動手段と、
    を有する画像入力システムにおける画像入力方法であって、
    前記読取対象物の同一位置について、前記光源駆動手段により前記照明手段の選択した種類の光源のみを発光させて前記ライン・イメージセンサにより撮像させる対象物読取動作を、発光させる光源の種類を異ならせて複数回行わせ、該複数回の対象物読取動作中の少なくとも1回の対象物読取動作では前記照明手段の少なくとも2種類の光源を発光させる第1の制御工程と、
    前記読取対象物の同一位置についての前記複数回の対象物読取動作により得られた複数ライン分の画像信号を、1ライン分のデバイス非依存の表色画像信号に変換する色変換工程と、
    前記光源駆動手段により前記照明手段の光源を1種類ずつ発光させ、前記ライン・イメージセンサにより前記基準面を撮像させて光源の種類に対応した画像信号を得る基準面読取動作を行わせる第2の制御工程と、
    前記少なくとも2種類の光源を発光させる対象物読取動作で発光させられる光源の種類に対応した、前記基準面読取動作により得られた画像信号間の相対強度に基づいて、前記ライン・イメージセンサの画素位置毎に、前記色変換工程で用いられる変換係数を決定する変換係数設定工程と、
    を有することを特徴とする画像入力方法。
  6. 前記照明手段は前記光源として、440nm近傍のピーク波長を有する第1の種類のLED、465nm近傍のピーク波長を有する第2の種類のLED、520nm近傍のピーク波長を有する第3の種類のLED、555nm近傍のピーク波長を有する第4の種類のLED、590nm近傍のピーク波長を有する第5の種類のLED、620nm近傍のピーク波長を有する第6の種類のLEDを含み、
    前記第1の制御工程において、前記読取対象物の同一位置について、前記第1と第2の種類のLEDのみを発光させた対象物読取動作、前記第3と第4の種類のLEDのみを発光させた対象物読取動作、前記第5と第6の種類のLEDのみを発光させた対象物読取動作を行わせることを特徴とする請求項5に記載の画像入力方法。
  7. 前記照明手段は前記光源として、440nm近傍のピーク波長を有する第1の種類のLED、465nm近傍のピーク波長を有する第2の種類のLED、520nm近傍のピーク波長を有する第3の種類のLED、555nm近傍のピーク波長を有する第4の種類のLED、600nm近傍のピーク波長を有する第5の種類のLED、625nm近傍のピーク波長を有する第6の種類のLEDを含み、
    前記第1の制御工程において、前記読取対象物の同一位置について、前記第1と第2の種類のLEDのみを発光させた対象物読取動作、前記第3と第4の種類のLEDのみを発光させた対象物読取動作、前記第5と第6の種類のLEDのみを発光させた対象物読取動作、前記第3の種類のLEDのみを発光させた対象物読取動作を行わせ、
    前記第3の種類のLEDのみを発光させた対象物読取動作により得られた画像信号は、前記色変換工程における変換において負感度成分として扱われることを特徴とする請求項5に記載の画像入力方法。
  8. 請求項5乃至7のいずれか1項に記載の画像入力方法の各工程をコンピュータに実行させるプログラム。
  9. 請求項5乃至7のいずれか1項に記載の画像入力方法の各工程をコンピュータに実行させるプログラムが記録された記憶媒体。
JP2007237187A 2007-09-12 2007-09-12 画像入力システム、画像入力方法、プログラム及び記憶媒体 Pending JP2009071540A (ja)

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