JP3428821B2 - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP3428821B2
JP3428821B2 JP17710596A JP17710596A JP3428821B2 JP 3428821 B2 JP3428821 B2 JP 3428821B2 JP 17710596 A JP17710596 A JP 17710596A JP 17710596 A JP17710596 A JP 17710596A JP 3428821 B2 JP3428821 B2 JP 3428821B2
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
    • G06K7/10Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation
    • G06K7/10544Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation by scanning of the records by radiation in the optical part of the electromagnetic spectrum
    • G06K7/10821Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation by scanning of the records by radiation in the optical part of the electromagnetic spectrum further details of bar or optical code scanning devices
    • G06K7/10851Circuits for pulse shaping, amplifying, eliminating noise signals, checking the function of the sensing device
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K2207/00Other aspects
    • G06K2207/1018Source control

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明な原稿載置台
を介して対向して移動する透過原稿用の照明手段及び画
像情報を走査する走査手段の副走査方向における位置を
照明手段の配光分布に基づいて補正することの可能な画
像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6(a)は、従来の画像読み取り装置
の構成概略を表わしたものである。図中106は光電変
換手段として機能し、走査された画像情報を電気信号に
変換するCCDなどのイメージセンサで、画像読取装置
本体100内に配設されている。
【0003】装置本体100上面には透明な原稿載置台
としての原稿載置ガラス101が設けられ、この表面に
載置した原稿Pを走査手段としての走査光学系102に
よって走査して、上記イメージセンサ106上に画像情
報を露光する。
【0004】イメージセンサ106内にはR(レッ
ド),G(グリーン),B(ブルー)のいずれかのフィ
ルタを装着した3列のセンサが配設されており、原稿上
の画像を色分解して読取る。上記画像走査手段102
は、原稿載置ガラス101に平行に移動走査するランプ
ユニット103とミラーユニット104、および装置本
体100内に固定載置されたレンズ105により構成さ
れている。
【0005】ランプユニット103は原稿Pを照明する
白色光源L1 と、光源L1 によって照明された原稿P面
の画像反射光をミラーユニット104側に反射する第1
のミラーM1 を備えている。
【0006】ミラーユニット104は第1のミラーM1
によって反射された画像光をイメージセンサ106に向
けて折り返す第2,第3ミラーM2 ,M3 により構成さ
れている。
【0007】尚、画像読み取り領域全域において光路長
を一定に保つべく、ランプユニット103はミラーユニ
ット104の2倍の速度で移動走査する。このため本構
成の走査光学系は通常2:1走査光学系と呼ばれる。そ
してこれらのユニットはパルスモーターなどの駆動源
(図示せず)を動力として、イメージセンサ106の読
み取り周期と同期して走査(副走査)する。
【0008】200は透過原稿読取用の照明手段として
の読取用光源ユニットである。L2は本体の光源L1
対し平行に配設された光源、201は本体の原稿台ガラ
スに対向する位置に設けられた、光拡散作用を持つ半透
明板である。
【0009】透過原稿の読取用光源ユニット200は画
像読取装置の後端に装着され、ヒンジ202を支点とし
て開閉可能である。
【0010】透過原稿の読取時には、光源L2 は駆動源
(図示せず)により、原稿台ガラス101をカバーする
範囲を、半透明板201に平行に、本体の画像走査手段
102と同期して走査する。この際本体の光源L1 は消
灯している。光源L2 からの光は半透明板201中で拡
散されて原稿面上に図6(b)のような配向分布をもた
らす(図6(b)は図6(a)のD1を拡大してい
る).このうち画像読取装置本体の読取位置からイメー
ジセンサ106に至る光軸上にある光が、図中Pの位置
に置かれた原稿を透過してイメージセンサ106に導か
れる。
【0011】透過原稿を読み取る際は、原稿台ガラスの
上端Aの範囲は、原稿の載置禁止領域となる。原稿読み
取りに先立ちこの領域内にはイメージセンサは透過原稿
用光源からの直接の光量や配光分布を読み取り、各種補
正用のデータとする。
【0012】図7は、原稿上の画像がイメージセンサの
受光部に結像する様子を模式的に描いたものである。イ
メージセンサの受光部の周囲には、受光部が光電変換し
た電荷を蓄積する部分や信号を出力段に転送する部分が
隣接しているため、3色の受光部106R,106G,
106Bは間隔をもって並んでいる。
【0013】イメージセンサを原稿に相対的に動かし
て、R,G,Bが同じ位置を読むために、受光部どうし
の間隔は、受光部の幅の整数倍になっている。RG間が
mライン、GB間がnラインの間隔を持つ場合、原稿上
のある1ラインのGの画像信号はRの画像信号に対して
mライン分、Bの画像信号は(m+n)ライン分遅れて
読み取られる。
【0014】図8は、このカラーイメージセンサによる
読取画像データ処理ブロック図である。イメージセンサ
106が読み取った各色の画像データは、それぞれ増幅
器121R,121G,121Bに送られて増幅された
後、A/Dコンバータ122R,122G,122Bに
よりデジタル画像信号に変換される。各A/Dコンバー
タは、そのビット数分にイメージセンサのダイナミック
レンジ(原稿上の真白部と真黒部の読取出力差)を分割
して、原稿上の画像の明るさに応じて階調数を割り当て
る。
【0015】たとえば分解能8bitのA/Dコンバー
タを使用している場合は白から黒に至る間を256の階
調レベルに、10bitA/Dコンバータの場合は10
24の階調レベルに識別することができる。したがっ
て、RGB各色8bitのA/Dコンバータを用いた画
像読取装置では24bit=約1670万色、各色10
bitの場合は30bit=約10億7400万色を識
別できる。
【0016】上述のようにイメージセンサの各色の受光
部は間隔をもって並んでいるので、画像信号が画像処理
回路124に入力される前に位相を合わせるため、A/
Dコンバータ122Rの後段には(m+n)ライン分
の、A/Dコンバータ122Gの後段にはnライン分の
バッファメモリ123R,123Gが設けられ、一番最
後に読み取られるB信号に合わせて出力される。画像処
理回路124においては色補正の演算の二値化処理など
が行なわれた後の画像信号が出力される。
【0017】上記画像信号は、インタフェース回路12
5を介してパソコンなどの機器300に出力される。
【0018】画像読取装置の画像信号の出力形態は数種
類あり、読み取った画像の用途によってそれに適した出
力形態を選択することができる。文章を読み取ってその
内容をOCRにかける場合やモノクロの線画を読み取る
場合には、モノクロ二値の画像が適しており、上述のR
GBの画像信号のうちたとえばG信号を使用してこれを
画像処理回路124にて、あるしきい値にて二値化した
画像データが選ばれる。
【0019】写真などの画像を読み取ってモノクロプリ
ンタに出力する目的で画像を読み取る場合には、同じく
G信号を使用してディザ法や誤差拡散法といった中間調
処理を用いて二値化した画像データが用いられる。カラ
ー画像の処理を行なう場合には、多値(24bit e
tc.)画像データが適している。
【0020】画像読取装置に用いられるA/Dコンバー
タには、接続されるコンピュータの画像処理能力と等価
な分解能のものが用いられる場合が多い(24bit画
像の処理が可能なコンピュータ用の画像読取装置にRG
B各色8bitのA/Dコンバータを用いる)が、さら
に高精細な階調を得るために、コンピュータの処理能力
よりも分解能の高いA/Dコンバータを用いたものもあ
る。このような画像読取装置、たとえばRGB各色10
bitのA/Dコンバータを用いたものでは、各色10
bit分の階調レベルに分けられた信号を、上記画像処
理回路にて各色8bitに変換して出力する。
【0021】上記2:1光学系には、副走査方向の読取
倍率の精度を左右する要因が2つある。ひとつはランプ
ユニットおよびミラーユニットの移動する上での精度で
あり、もうひとつは、光学系の取付け精度、例えば第2
ミラーと第3ミラーのなす角度の精度であり、この角度
が90°からずれていると、図9に示すように、走査上
端から下端にかけて、読取位置の第一ミラーに対する相
対的なずれが生ずる。このため、透過原稿読取用光源L
2 との位置関係もずれてくる。これらのずれによって読
取位置の光量が変動すると、原稿の適正な照明が行われ
なくなり、原稿の明度を正確に再現できなくなる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】透過原稿、特にネガフ
ィルムを読み取る際には、原稿上の画像情報を精度よく
読み取るために大きな光量を必要とする。すなわちネガ
フィルムにおいてはその暗い部分に、被写体の明るい部
分の情報が記されており、その中の濃度変化を正確に捉
える必要がある。そしてそのためには、明るい光源と透
過率の高い半透明板が要求される。
【0023】一方、本体に走査光学系(ランプユニット
103)と透過原稿の読取用光源L2 との位置関係は走
査につれ上述のようにずれを生じるため、これによる光
量の変化を防ぐためには、原稿面での光量が均一な領域
ができるだけ広いほうがよい。このため半透明板の拡散
率はできるだけ高いほうがよい。
【0024】ところが上記半透明板の透過率と拡散率は
相反する性能である。透過率を上げると、光量が均一な
領域の幅は小さくなる。したがってこれらについてはあ
る妥協点を見だして決めざるを得ない。
【0025】さらに、光源自体のねじれや、本体光学系
と透過原稿読取用光源との主走査方向の傾きの差など、
光量が均一な領域の幅を小さくする要因が他にもある。
【0026】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、走査光
学系と透過原稿の読取用光源L2 との位置関係のずれに
よる光量の変化を抑え、安定した照明を行うことにあ
る。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、原稿を載置する原稿載置台と、載
置された原稿の画像情報を読み取るために、副走査方向
に移動して走査する走査手段と、走査された画像情報を
電気信号に変換する光電変換手段と、前記原稿載置台を
介して前記走査手段に対向する側に設けられ、該走査手
段と共に移動しながら原稿を照明する照明手段と前記
走査手段と照明手段とを相対移動させて、前記光電変換
手段により前記照明手段の主走査方向に離れた少なくと
も2箇所の位置で第1、第2の配光分布を検出し、該第
1、第2の配光分布から前記照明手段の第1の位置を設
定し、該第1の位置と前記走査手段の副走査方向におけ
る読取位置との関係を補正する位置補正制御手段と、
備える。
【0028】これによると、照明手段の副走査方向の
走査方向に離れた少なくとも2箇所の位置で第1、第2
の配光分布に基づいて、例えば、照明手段の同期位置で
ある第1の位置を設定し、該第1の位置と前記走査手段
の副走査方向における読取位置との関係が補正されるの
で、光量変動を抑えることができる。
【0029】前記第1の位置は、第1の配光分布から算
出される第1の基準位置と、前記第2の配光分布から算
出される第2の基準位置と、に基づいて設定されるとよ
い。
【0030】前記第1、第2の配光分布は、前記走査手
段の第1の方向の両端部から出力された信号により検出
されるとよい。
【0031】また、前記位置補正制御手段は、前記光電
変換手段により検出される照明手段の副走査方向の配光
分布を、副走査方向に離れた少なくとも2箇所の位置で
検出し、前記副走査方向に離れた少なくとも2箇所の位
置それぞれにおける、配光分布に基づく照明手段の中心
位置を求め、これらの中心位置と前記走査手段の副走査
方向における読取位置との関係を補正し、副走査方向に
離れた少なくとも2箇所の間の補正は、前記照明手段と
走査手段の副走査方向の相対移動量を変化させて行うこ
とも好適である。
【0032】これによると、読取による副走査方向に移
動する照明手段と走査手段との位置関係のズレによる主
走査方向における光量変動を低減させることができる。
【0033】さらに、前記原稿載置台の副走査方向の端
部に、原稿が載置されない原稿載置禁止領域を設け、前
記位置補正制御手段は、この原稿載置禁止領域で前記走
査手段と照明手段とを相対移動させて、前記光電変換手
段により照明手段の副走査方向の配光分布を検出するこ
とも良い。
【0034】これによると、原稿載置禁止領域には原稿
が存在しないので、照明手段の副走査方向の配光分布の
検出を原稿のあるなしにかかわらず速やかに行うことが
できる。
【0035】また、前記位置補正制御手段は、原稿の画
像情報の読取とはこれに先立つ別の時点で行うことも好
適である。
【0036】また、前記原稿の透過照明を行う照明手段
と、前記走査手段に一体的に備えられ原稿を照明する照
明手段とを備え、これらの照明手段を選択的に作動させ
て、透過原稿または反射原稿の画像情報を読み取ること
も好適である。
【0037】また、前記走査手段は、副走査方向に移動
する第1の走査光学台と、この第1の走査光学台の移動
速度の半分の速度で同方向に移動して走査された画像情
報を折返して光路長を一定として前記光電変換手段に露
光させる第2の走査光学台とを備えた、2:1走査光学
手段であることも好ましい。
【0038】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)まず、本発明が適用される、画像読取
装置としての装置本体100と透過原稿の読取用光源ユ
ニット200の構成を、図6,7及び8により以下に説
明する。尚、本発明が適用される画像読取装置の機械的
な構成は、従来例として説明した構成と同様である。
【0039】図6は、画像読み取り装置の構成概略を表
わしたものである。図中106は光電変換手段として機
能し、走査された画像情報を電気信号に変換するCCD
などのイメージセンサで、装置本体100内に配設され
ている。
【0040】装置本体100上面には透明な原稿載置台
としての原稿載置ガラス101が設けられ、この表面に
載置した原稿Pを走査手段としての走査光学系102に
よって走査して、上記イメージセンサ106上に画像情
報を露光する。
【0041】イメージセンサ106内にはR(レッ
ド),G(グリーン),B(ブルー)のいずれかのフィ
ルタを装着した3列のセンサが配設されており、原稿上
の画像を色分解して読取る。走査光学系102は、原稿
載置ガラス101に平行に移動走査する第1の走査光学
台としてのランプユニット103と第2の走査光学台と
してのミラーユニット104、および装置本体100内
に固定載置されたレンズ105により構成されている。
【0042】ランプユニット103は原稿Pを照明する
白色光源L1 と、光源L1 によって照明された原稿P面
の画像反射光をミラーユニット104側に反射する第1
のミラーM1 を備えている。
【0043】ミラーユニット104は第1のミラーM1
によって反射された画像光をイメージセンサ106に向
けて折り返す第2,第3ミラーM2 ,M3 により構成さ
れている。
【0044】尚、画像読み取り領域全域において光路長
を一定に保つべく、ランプユニット103はミラーユニ
ット104の2倍の速度で移動走査する。このため本構
成の走査光学系は通常2:1走査光学系と呼ばれる。そ
してこれらのユニットはパルスモーターなどの駆動源
(図示せず)を動力として、イメージセンサ106の読
み取り周期と同期して走査(副走査)する。
【0045】200は透過原稿読取用の照明手段として
の読取用光源ユニットである。L2は本体の光源L1
対し平行に配設された光源、201は本体の原稿台ガラ
スに対向する位置に設けられた、光拡散作用を持つ半透
明板である。
【0046】透過原稿の読取用光源ユニット200は画
像読取装置の後端に装着され、ヒンジ202を支点とし
て開閉可能である。
【0047】透過原稿の読取時には、光源L2 は駆動源
(図示せず)により、原稿台ガラス101をカバーする
範囲を、半透明板201に平行に、本体の画像走査手段
102と同期して走査する。この際本体の光源L1 は消
灯している。光源L2 からの光は半透明板201中で拡
散されて原稿面上に図6(b)のような配向分布をもた
らす(図6(b)は図6(a)のD1を拡大してい
る)。このうち画像読取装置本体の読取位置からイメー
ジセンサ106に至る光軸上にある光が、図中Pの位置
に置かれた原稿を透過してイメージセンサ106に導か
れる。
【0048】透過原稿を読み取る際は、原稿台ガラスの
上端Aの範囲は、原稿の載置禁止領域となる。原稿読み
取りに先立ちこの領域内にはイメージセンサは透過原稿
用光源からの直接の光量や配光分布を読み取り、各種補
正用のデータとする。
【0049】図7は、原稿上の画像がイメージセンサの
受光部に結像する様子を模式的に描いたものである。イ
メージセンサの受光部の周囲には、受光部が光電変換し
た電荷を蓄積する部分や信号を出力段に転送する部分が
隣接しているため、3色の受光部106R,106G,
106Bは間隔をもって並んでいる。
【0050】イメージセンサを原稿に相対的に動かし
て、R,G,Bが同じ位置を読むために、受光部どうし
の間隔は、受光部の幅の整数倍になっている。RG間が
mライン、GB間がnラインの間隔を持つ場合、原稿上
のある1ラインのGの画像信号はRの画像信号に対して
mライン分、Bの画像信号は(m+n)ライン分遅れて
読み取られる。
【0051】図8は、このカラーイメージセンサによる
読取画像データ処理ブロック図である。イメージセンサ
106が読み取った各色の画像データは、それぞれ増幅
器121R,121G,121Bに送られて増幅された
後、A/Dコンバータ122R,122G,122Bに
よりデジタル画像信号に変換される。各A/Dコンバー
タは、そのビット数分にイメージセンサのダイナミック
レンジ(原稿上の真白部と真黒部の読取出力差)を分割
して、原稿上の画像の明るさに応じて階調数を割り当て
る。
【0052】たとえば分解能8bitのA/Dコンバー
タを使用している場合は白から黒に至る間を256の階
調レベルに、10bitA/Dコンバータの場合は10
24の階調レベルに識別することができる。したがっ
て、RGB各色8bitのA/Dコンバータを用いた画
像読取装置では24bit=約1670万色、各色10
bitの場合は30bit=約10億7400万色を識
別できる。
【0053】上述のようにイメージセンサの各色の受光
部は間隔をもって並んでいるので、画像信号が画像処理
回路124に入力される前に位相を合わせるため、A/
Dコンバータ122Rの後段には(m+n)ライン分
の、A/Dコンバータ122Gの後段にはnライン分の
バッファメモリ123R,123Gが設けられ、一番最
後に読み取られるB信号に合わせて出力される。画像処
理回路124においては色補正の演算の二値化処理など
が行なわれた後の画像信号が出力される。
【0054】上記画像信号は、インタフェース回路12
5を介してパソコンなどの機器300に出力される。
【0055】画像読取装置の画像信号の出力形態は数種
類あり、読み取った画像の用途によってそれに適した出
力形態を選択することができる。文章を読み取ってその
内容をOCRにかける場合やモノクロの線画を読み取る
場合には、モノクロ二値の画像が適しており、上述のR
GBの画像信号のうちたとえばG信号を使用してこれを
画像処理回路124にて、あるしきい値にて二値化した
画像データが選ばれる。
【0056】写真などの画像を読み取ってモノクロプリ
ンタに出力する目的で画像を読み取る場合には、同じく
G信号を使用してディザ法や誤差拡散法といった中間調
処理を用いて二値化した画像データが用いられる。カラ
ー画像の処理を行なう場合には、多値(24bit e
tc.)画像データが適している。
【0057】画像読取装置に用いられるA/Dコンバー
タには、接続されるコンピュータの画像処理能力と等価
な分解能のものが用いられる場合が多い(24bit画
像の処理が可能なコンピュータ用の画像読取装置にRG
B各色8bitのA/Dコンバータを用いる)が、さら
に高精細な階調を得るために、コンピュータの処理能力
よりも分解能の高いA/Dコンバータを用いたものもあ
る。このような画像読取装置、たとえばRGB各色10
bitのA/Dコンバータを用いたものでは、各色10
bit分の階調レベルに分けられた信号を、上記画像処
理回路にて各色8bitに変換して出力する。
【0058】次に、本発明による特徴的な構成としての
位置補正制御手段について図1及び図2により説明す
る。この位置補正制御手段は、上述した構成の画像読取
装置のハードウェア的な部分(いわゆる機械構成部分)
には、変更を加えることなく行うことも可能なものであ
り、装置の不図示の制御部に、一部の電子部品を追加し
たり、またソフトウエア的に構成されるものとして説明
する。
【0059】画像読取装置が接続されたコンピュータか
ら透過原稿読取の指示を受けると、まず透過原稿の光源
2 が、ホームポジション(図1において左側)から本
体の原稿載置ガラスの上端の範囲A内のある位置aまで
前進し、停止する。
【0060】停止位置の制御には、たとえば不図示のフ
ォトインタラプタが用いられ、光源L2 が前進開始後、
フォトインタラプタの出力が切り替わってから所定距離
移動後をa位置とする。この位置において、光源L2
点灯している。
【0061】引き続き画像読取装置本体の画像走査手段
102が走査を開始する。上記と同様、光学系の位置の
検出は不図示のフォトインタラプタなどを用いて制御さ
れる。なお光源L1 は消灯している。
【0062】画像読取装置は光学系が光源L2 の停止位
置aの近傍の位置bに達すると画像データの読み取りを
始め、位置aを越えた位置cまでの主走査方向中央部の
一定幅(たとえば10画素)の画像データをバッファメ
モリ内に保存する。上記画像データは、光源L2 の光量
分布をそのまま記録したものである。
【0063】次に、画像読取装置本体内で、不図示の演
算手段により、光源L2 の副走査方向配光分布と、その
中心位置を調べるために下記演算が行われる。
【0064】1.副走査各ラインについて、取り出した
データの平均値を算出する。
【0065】2.上記演算によりできたデータ列の中か
ら、最大値ymax を検出する。
【0066】3.ymax に一定幅(たとえば0.7)を
乗じた値y0.7 を算出する。
【0067】4.ステップ3にて作成したデータ列の中
から、y0.7 と同じ値またはこれにもっとも近い値を検
索し、光量増加の過程および減少の過程からそれぞれひ
とつを検出する。検出されたデータのデータ列内での順
番をi,jとす る。
【0068】5.k=(i+j)/2を算出し、これを
光源L2 の副走査配光の中心位置とする。
【0069】このとき、Δ=k−(b位置〜a位置間の
ライン数)が、はじめに画像走査手段102及び光源L
2 の各フォトインタラプタを用いた制御によって行なわ
れた位置合わせと、実際の配光の中心位置とのずれ量に
なる。従って画像走査手段102と光源L2 の位置関係
を上記Δだけ補正することによって、副走査方向上端に
おいて画像走査手段102の読取位置と光源L2 の配光
中心が一致する。
【0070】上記シーケンスによる位置合わせ終了後、
原稿の載置禁止領域Aよりも下端側に置かれた透過原稿
を読み取る。
【0071】光源L2 の配光が均一な領域の幅が画像走
査手段と透過原稿の光源L2 との全走査範囲での位置ず
れ精度と同等以上であれば、全走査範囲において均一な
光量を得られることが保証される。従ってこれを満足す
る範囲内で拡散板の透過率を上げることができ、従って
光量の増加につながり、読取画像の画質の向上をもたら
す。
【0072】なお、この位置合わせを行なうのは、透過
原稿読取用光源ユニット200を本体に装着した直後、
電源投入時、毎読取時など、様々な時点が考えられる。
【0073】また本実施の形態においては画像読取装置
本体の走査光学系として2:1走査光学系を用いて説明
したがこれに限らず、光源、ミラー、レンズ、CCDを
ひとつの箱の中に組み込み、これを移動走査させる一体
光学系などを用いた場合にも適用できる。
【0074】さらに、本実施の形態では画像読取装置本
体画像走査手段と透過用光源ユニットはそれぞれの走査
駆動源を別個に持つ構成について説明したが、駆動源を
共有する構成においてもこの発明は有効である。なぜな
らば上述のとおり、走査系それぞれが移動距離の誤差を
持つからである。
【0075】(実施の形態2)読取用光源L2 自体の配
光分布のねじれや、部品精度や組立精度に起因する走査
光学系と透過原稿の光源L2 との相対的な位置ずれや傾
きのため、走査光学系の主走査ラインに対して配光分布
が傾いている場合がある。
【0076】そこで、本実施の形態はこのような場合を
想定して、位置合わせの精度を向上することを目的とす
る。図3を用いてこれを説明する。
【0077】光源L2 の移動開始から走査光学系102
の走査開始までのシーケンスは、実施の形態1と同じで
ある。
【0078】画像読取装置は走査光学系102が光源L
2 の停止位置aの近傍の位置bに達すると画像データの
読み取りを始め、位置aを越えた位置cまでの主走査方
向全域あるいは両端の画像データをバッファメモリ内に
保存する。
【0079】次に、画像読取装置本体内で、光源L2
副走査方向配光分布と、その中心位置を調べるために下
記演算が行われる。
【0080】1.上記データから主走査方向左端一定幅
のデータを取り出す。
【0081】2.副走査各ラインについて、取り出した
データの平均値を算出する。
【0082】3.上記演算によりできたデータ列の中か
ら最大値yLEFTmax を検出する。
【0083】4.yLEFTmax に一定値(例えば0.7)
を乗じた値yLEFT0.7 を算出する。 5.ステップ3にて作成したデータ列の中から、y
LEFT0.7 と同じ値または最も近い値を検索し、光量増加
の過程および減少の過程からそれぞれひとつを検出す
る。検出されたデータのデータ列内での順番をiLEFT
LEFTと する。
【0084】6.kLEFT=(iLEFT+jLEFT)/2を算
出し、これを左端の副走査配光の中心位置とする。
【0085】7.同様にして主走査方向右端一定幅のデ
ータからkRIGHT =(iRIGHT +jRIGHT )/2を算出
し、これを右端の副走査配光の中心位置とする。
【0086】8.kCENTER=(kLEFT+kRIGHT )/2
を算出し、これを光源L2 の中心位置とする。
【0087】このとき、Δ=kCENTER−(b位置〜a位
置間のライン数)が、はじめに本体光学系および透過光
源L2 の各フォトインタラプタを用いた制御によって行
なわれた位置合わせと、実際の配光の中心位置とのずれ
量になる。従って本体光学系と光源L2 の位置関係を上
記Δだけ補正することによって、副走査方向上端におい
て本体光学系の読取位置と光源L2 の配光中心が一致す
る。
【0088】本実施の形態を適用することにより、本体
と光源ユニットとの組み合わせにおける機械的誤差をも
吸収することができるため、実施の形態1と比較して位
置合わせの精度が向上する。
【0089】(実施の形態3)これまでの実施の形態
は、本体光学系と透過原稿読取用光源の位置合わせを原
稿載置ガラスの一端で行なうもので、このため走査が行
われるに従って本体側の走査光学系102と透過原稿の
読取用光源L2 との間にこれらの移動精度誤差による位
置ずれが起こることを前提として容認していた。従っ
て、配光が均一な領域の幅はこの移動精度誤差に対して
十分に広いものである必要があった。
【0090】本実施の形態は、上記移動精度誤差をあら
かじめ検出し、原稿読取時にはこの誤差を吸収するよう
な移動制御を行なうことにより、さらに光量の安定化を
図り、また配光が均一な領域の幅を小さくして透過率を
上げることができるようにするものであり、図4はその
説明図である。
【0091】なお本実施の形態による位置合わせは、原
稿載置ガラス上に原稿が一切置かれていない状態にて行
なうのが好ましい。従って、通常の読取動作モードとは
別にキャリブレーションモードを設け、位置合わせを行
なうときには原稿を置かずに、コンピュータ上からキャ
リブレーションモードを指令するといった運用方法が必
要である。
【0092】まず本体の走査光学系102と透過原稿の
光源L2 は原稿載置ガラスの上端a位置において、実施
の形態2に基づいてb位置から光源L2 の配光中心位置
までのライン数kTOP を求める。
【0093】次に本体走査光学系102と透過原稿の光
源L2 をこれまでと同じフォトインタラプタを用いた制
御により原稿載置ガラスの下端へ移動し、ここでの光源
2の配光中心位置を求める。
【0094】まず透過原稿の光源L2 を原稿載置ガラス
の下端a′位置に移動して停止、引き続き本体走査光学
系102を移動する。画像読取装置は本体走査光学系1
02が光源L2 の停止位置a′の近傍の位置b′に達す
ると画像データの読み取りを始め、位置a′を越えた位
置c′までの主走査方向全域の画像データをバッファメ
モリ内に保存する。なお、(位置a′〜位置b′)およ
び(位置b′〜位置c′)の間隔は、(位置a〜位置
b)および(位置b〜位置c)の間隔と同じである。
b′位置から光源L2 の配光中心位置までのライン数k
END は、上記画像データを用いて実施の形態2に基づい
て求められる。
【0095】これらの補正量の差である、ΔEND/TOP
END −kTOP は、走査上端から下端にかけての本体走
査光学系102と光源L2 の移動距離の差を表わす。こ
こまででキャリブレーションを終了する。
【0096】実施の形態2において求めた走査上端での
ずれ量Δ及び今回求めたΔEND/TOPを用いて、原稿の読
取を開始する。
【0097】まず走査上端においてずれ量Δに基づいた
本体走査光学系102と光源L2 の位置関係の補正を、
これまでの実施の形態と同様に行なう。引き続き原稿の
読取を行なうが、このとき、ΔEND/TOP に基づいて光源
2 の移動量の調整を、間引きを用いて行なう。
【0098】例としてA4サイズ(210mm×297
mm)の読取範囲、300dpiの解像度を持つ画像読
取装置を挙げて説明する。
【0099】この読取装置の副走査ライン数は、350
8ライン((297/25.4)×300=3507.
9)である。いま走査上端から下端にかけての本体走査
光学系102と光源L2 の移動距離の差すなわちΔ
END/TOP を1mmと仮定すると、走査ライン数にして
(1/25.4)×300=11.8ラインとなる。
【0100】これだけの距離を3508ライン走査する
間に補正すれば、走査下端に達しても本体走査光学系1
02の読取位置は光源L2 の配光中心と一致しているこ
とになる。そこで、次の計算3508/11.8=29
7.3により、約297ラインの走査ごとに1ラインを
補正をかける。
【0101】本体走査光学系102が297ラインスキ
ャンする間に、光源L2 の移動距離の方が大きい場合に
はこれを296ライン、小さい場合には298ライン移
動させる。これは297ラインごとに走査光学系102
と光源L2 が相対的に1ラインずれることを意味する
が、距離にして25.4/300=0.0847mmの
ずれであり、これによりイメージセンサに到達する光量
が変動することはないので画像への影響はない。
【0102】上記説明では調整を光源L2 の移動量の制
御にて行なうが、これは、もし本体側で行なうと、調整
した個所での画像の欠落または重複が起きるためであ
る。このような問題がなければ、本体側で行なっても差
しつかえない。要するに、光源L2 と、走査光学系10
2の相対移動量が変化すれば良い。
【0103】(実施の形態4)実施の形態3と同様、移
動精度誤差をあらかじめ検出し、原稿読取時には全走査
範囲にてこの誤差を吸収する別の例について図5をもと
に説明する。
【0104】走査上端から下端にかけての本体の走査光
学系102と光源L2 の移動距離の差ΔEND/TOP を求め
るところまでは、実施の形態3と同じである。
【0105】原稿読取開始にあたり、走査上端では走査
光学系102と光源L2 の位置関係に、実施の形態2に
基づいてΔの補正をかけたうえ、さらにΔEND/TOP /2
の補正をかける。これにより上端ではΔEND/TOP /2だ
けの位置ずれが生じていることになるが、走査につれて
ずれ量はしだいに減少して中央にて0になり、さらに下
端に進むにつれ逆方向へのずれが大きくなり下端にてΔ
END/TOP /2になる。
【0106】実施の形態2と比較して、走査光学系10
2と光源L2 の中心とが最大にずれたときのずれ量が1
/2になるので、光量のさらなる安定につながる。
【0107】
【発明の効果】以上のように説明された本発明の画像読
取装置によると、照明手段の副走査方向の配光分布に基
づく照明手段の中心位置を設定され、この中心位置と前
記走査手段の副走査方向における読取位置との関係が補
正されるので、光量変動を抑えることができる。
【0108】そして、照明手段と走査手段との位置合わ
せが精度良くなされることで、半透明板の拡散率を小さ
くすることが可能となり、この結果透過率を大きくして
透過原稿に照射される光量が増加し、ダイナミックレン
ジが拡がり、画像情報を高い画像品質で読み取ることが
できる。
【0109】本発明を適用することで、照明手段と走査
手段との位置合わせが行われるので、構成部品の精度や
組み立て精度を高い精度で維持する必要がなくなり、コ
ストを低減することができる。
【0110】本発明の適用は、従来から備えられている
画像読取装置の制御部に追加または組み込まれる電子部
品、あるいはソフトウェアの追加により適用することが
可能であり、適用のための費用は極めて小さい。
【0111】また、照明手段の副走査方向の配光分布
を、主走査方向に離れた少なくとも2箇所の位置で検出
することで、前記照明手段と前記走査手段の主走査方向
における傾斜位置関係を補正することができる。
【0112】また、照明手段の副走査方向の配光分布
を、副走査方向に離れた少なくとも2箇所の位置で検出
することで、副走査方向に移動したときの照明手段と走
査光学手段との位置ズレを補正することができる。
【0113】原稿載置禁止領域で配光分布を検出するこ
とで、照明手段の副走査方向の配光分布の検出を原稿の
あるなしにかかわらず速やかに行うことができる。
【0114】さらに、この画像読取装置では、位置補正
作業が原稿の画像情報の読取とはこれに先立つ別の時点
で行われた場合には、読取作業を遅延させない。
【0115】また、透過照明を行う照明手段と、反射照
明を行う照明手段とを備えることで、透過原稿または反
射原稿の両方の画像情報を読み取ることができる。
【0116】また、前記走査手段が2:1走査光学手段
である場合に、走査手段の移動に伴う光路の変化を補正
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明を適用した画像読取装置の第1の
実施の形態の位置合わせ方法を説明する図。
【図2】図2は本発明を適用した画像読取装置の第1の
実施の形態の位置合わせ方法を説明する図。
【図3】図3は本発明を適用した画像読取装置の第2の
実施の形態の位置合わせ方法を説明する図。
【図4】図4は本発明を適用した画像読取装置の第3の
実施の形態の位置合わせ方法を説明する図。
【図5】図5は本発明を適用した画像読取装置の第4の
実施の形態の位置合わせ方法を説明する図。
【図6】図6は画像形成装置の説明図。
【図7】図7はイメージセンサの受光部の図。
【図8】図8は読取画像のデータを処理するブロック図
【図9】図9はミラー角度のズレによる読取位置のズレ
を説明する図。
【符号の説明】
100 装置本体(画像読取装置) 101 原稿載置ガラス(原稿載置台) 102 走査光学手段(走査手段) 103 ランプユニット(第1の走査光学台) 104 ミラーユニット(第2の走査光学台) 105 レンズ 106 イメージセンサ(光電変換手段) 200 読取用光源ユニット 201 半透明板 L2 読取用光源(照明手段)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を載置する原稿載置台と、 載置された原稿の画像情報を読み取るために、副走査方
    向に移動して走査する走査手段と、 走査された画像情報を電気信号に変換する光電変換手段
    と、 前記原稿載置台を介して前記走査手段に対向する側に設
    けられ、該走査手段と共に移動しながら原稿を照明する
    照明手段と 前記走査手段と照明手段とを相対移動させて、前記光電
    変換手段により前記照明手段の主走査方向に離れた少な
    くとも2箇所の位置で第1、第2の配光分布を検出し、
    該第1、第2の配光分布から前記照明手段の第1の位置
    を設定し、該第1の位置と前記走査手段の副走査方向に
    おける読取位置との関係を補正する位置補正制御手段
    と、を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】前記第1の位置は、第1の配光分布から算
    出される第1の基準位置と、前記第2の配光分布から算
    出される第2の基準位置と、に基づいて設定されること
    を特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】前記第1、第2の配光分布は、前記走査手
    段の第1の方向の両端部から出力された信号により検出
    されることを特徴とする請求項1または2に記載の画像
    読取装置。
  4. 【請求項4】前記位置補正制御手段は、前記光電変換手
    段により検出される照明手段の副走査方向の配光分布
    を、副走査方向に離れた少なくとも2箇所の位置で検出
    し、 前記副走査方向に離れた少なくとも2箇所の位置それぞ
    れにおける、配光分布に基づく照明手段の前記第1の位
    置としての中心位置を求め、これらの中心位置と前記走
    査手段の副走査方向における読取位置との関係を補正
    し、 前記副走査方向に離れた少なくとも2箇所の間の補正
    は、前記照明手段と走査手段の副走査方向の相対移動量
    を変化させて行うことを特徴とする請求項1乃至 3のい
    ずれかに記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】前記原稿載置台の副走査方向の端部に、原
    稿が載置されない原稿載置禁止領域を設け、 前記位置補正制御手段は、該原稿載置禁止領域で前記走
    査手段と照明手段とを相対移動させて、前記光電変換手
    段により前記照明手段の副走査方向の配光分布を検出す
    ることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の
    画像読取装置。
  6. 【請求項6】前記位置補正制御手段は、原稿の画像情報
    の読取とはこれに先立つ別の時点で行うことを特徴とす
    る請求項1乃至のいずれかに記載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】前記原稿の透過照明を行う照明手段と、前
    記走査手段に一体的に備えられ原稿を照明する照明手段
    とを備え、これらの照明手段を選択的に作動させて、透
    過原稿または反射原稿の画像情報を読み取ることを可能
    とする請求項1乃至のいずれかに記載の画像読取装
    置。
  8. 【請求項8】前記走査手段は、副走査方向に移動する第
    1の走査光学台と、この第1の走査光学台の移動速度の
    半分の速度で同方向に移動して走査された画像情報を折
    返して光路長を一定として前記光電変換手段に露光させ
    る第2の走査光学台とを備えた、2:1走査光学手段で
    あることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載
    の画像読取装置。
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