JP5304169B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、原稿の画像を読み取ることで画像データを生成し、生成された画像データを処理する際に、原稿の読取位置のごみを検知する画像処理装置および画像処理方法に関する。
MFP(マルチファンクションプリンタ)などの画像処理装置に用いられる画像読取装置として、図25に示すような両面同時読取機能を備えたものがある(特許文献1参照)。この画像読取装置の上部にはシートスルー方式のADF101が設けられ、下部には縮小光学読取装置102が設けられている。
ADF101は、原稿を載置するための原稿トレイ151と、原稿の画像を読み取り、アナログの電気信号に変換するCIS(Contact Image Sensor:密着型イメージセンサ)135と、読取後の原稿が排出される排紙トレイ152とを備えている。また、ピックアップローラ153、搬送ドラム154、及び排紙ローラ157などからなる原稿搬送機構を備え、原稿トレイ151に載置された原稿をCIS135に対向する位置を経て排紙トレイ152へ搬送するように構成されている。CIS135は、図示しないLED光源、セルフォックレンズアレイ、イメージセンサ素子、A/D変換回路、デジタル処理回路等で構成されている。CIS135に対向する位置には基準白ローラ137が配置されている。
縮小光学読取装置102は、キセノンランプ160及びミラーを有する第1キャリッジ174と、2枚のミラーを有する第2キャリッジ176と、レンズ178と、CCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)センサ161と、CCDセンサ161からの信号を処理する信号処理部を搭載したセンサボードユニット(SBU)と、第1キャリッジ174及び第2キャリッジ176を駆動する図示しない駆動部を備えている。縮小光学読取装置102の上面には、コンタクトガラス180及び読取窓181が設けられている。コンタクトガラス180の読取窓181側の端部上には基準白板182が配置されている。
この画像読取装置は、ADF101により原稿を搬送させながら、原稿の両面の画像を読み取る原稿両面読取モードを備えている。このモードでは、縮小光学読取装置102の第1キャリッジ174が読取窓181の下方位置に固定された状態で、ADF101の原稿トレイ151に積載された原稿を原稿搬送機構により搬送し、読取窓181上を通過する際に原稿の表面を読み取り、CIS135に対向する位置を通過するときに原稿の裏面を読み取ることにより、1回の原稿搬送で表裏両面を読み取ることができる。
図26は文献に記載されたものではないが、図25に示すような画像読取装置を備えた画像処理装置のブロック構成を示す図である。この画像処理装置では、エンジン側にメモリを設け、原稿の表面及び裏面の画像データをメモリに書き込み、その後、原稿表面の画像データをメモリから読み出し、スキャナ画像処理を施した後、コントローラ側に送信する。次いで原稿裏面の画像データをメモリから読み出し、スキャナ画像処理を施した後、コントローラ側に送信する。
表面原稿を光学的に読み取る読取ユニット1は、原稿に対するランプ照射の反射光をミラー及びレンズにより受光素子であるCCDに集光する。受光素子は、表面センサーボードユニット(SBU_U)2に搭載され、受光素子により電気信号に変換された画像信号はデジタル信号に変換された後、表面センサーボードユニット2からバッファメモリコントローラ(BMCNT)51に出力される。
同様に、裏面原稿を読み取る読み取りユニット3は、裏面の原稿に密着したCISにより原稿データが読み取られて電気信号に変換され、裏面センサーボードユニット(SBU_D)4にてデジタル信号に変換された後、裏面センサーボードユニット4からバッファメモリコントローラ51に出力される。
表面センサーボードユニット2から出力される表面画像データと裏面センサーボードユニット4から出力される裏面画像データは、バッファメモリコントローラ51を介して、一旦バッファメモリ(BMEM)6に蓄積される。その後、まず表面画像データがバッファメモリ6から画像処理プロセッサ(IPP)7へ転送され、読取時に生起する信号劣化が補正され、画像データ制御部(CDIC)8に入力される。
機能デバイス及びデータバス間における画像データの伝送は画像データ制御部8が全て制御する。また、画像データ制御部8は画像データに関し、センサーボードユニット2,4、パラレルバス11、画像処理プロセッサ7間のデータ転送、全体制御を司るシステムコントローラ13と画像データに対するプロセスコントローラ22間の通信を行う。
画像処理プロセッサ7から画像データ制御部8へ転送された表面画像データは、画像データ制御部8からパラレルバス11を経由して画像メモリアクセス制御部(IMAC)12に送られる。ここではシステムコントローラ13の制御に基づき画像データとメモリ(MEM)15のアクセス制御、ネットワーク16に接続された外部PC(パーソナルコンピュータ)のプリント用データの展開、メモリ有効活用のための画像データの圧縮/伸張を行う。
画像メモリアクセス制御部12へ送られたデータはデータ圧縮後、メモリ15に書き込まれ、その後必要に応じて読み出される。メモリ15に表面画像データが書き込まれると、次にバッファメモリ6から裏面画像データが読み出され、表面画像データと同様の経路にてメモリ15に書き込まれる。メモリ15から読み出された原稿両面の画像データは伸張され、本来の画像データに戻され、画像メモリアクセス制御部12からパラレルバス11を経由して画像データ制御部8へ戻される。
画像データ制御部8から画像処理プロセッサ7への転送後は画像処理プロセッサ7による画質処理、及びビデオデータ制御部(VDC)9でのパルス制御を行い、作像ユニット10において転写紙上に再生画像を形成する。
画像データの流れにおいて、パラレルバス11及び画像データ制御部8でのバス制御により、MFPの機能を実現する。複数ジョブ、例えばコピー機能、スキャナ機能、プリンタ出力機能が並行に動作する状況において、読取ユニット1,3、作像ユニット10及びパラレルバス11の使用権のジョブへの割り振りをシステムコントローラ13及びプロセスコントローラ22にて制御する。プロセスコントローラ22は画像データの流れを制御し、システムコントローラ13はシステム全体を制御し、各リソースの起動を管理する。MFPの機能選択は操作パネル17にて選択入力し、コピー機能、スキャナ機能等の処理内容を設定する。システムコントローラ13とプロセスコントローラ22はパラレルバス11、画像データ制御部8及びシリアルバス21を介して相互に通信を行う。画像データ制御部8内に於いてパラレルバス11とシリアルバス21とのデータインタフェースのためのデータフォーマット変換を行う。
またスキャナアプリ(スキャナ機能)では、読取ユニット1で読み取られ、表面センサーボードユニット2から出力される原稿表面の画像データと、読取ユニット3で読み取られ、裏面センサーボードユニット4から出力される原稿裏面の画像データに対して、画像処理プロセッサ7にて画質処理を施し、画像データ制御部8からパラレルバス11、画像メモリアクセス制御部12を介してメモリ15あるいはハードディスク(HDD)14に格納し、そこから必要に応じてネットワーク16を介してパソコン(PC)に表裏両面の原稿画像データを送る。
図27にバッファメモリコントローラ51のブロック構成を示す。表面センサーボードユニット2から入力される表面画像データは、表面画像入力制御部511、表メモリライト制御部512、メモリアクセス調停部513、メモリI/F(インタフェース)制御部514を介して、バッファメモリ6に書き込まれる。一方、裏面センサーボードユニット4から入力される裏面画像データは、裏面画像入力制御部515、裏メモリライト制御部516、メモリアクセス調停部513、メモリI/F制御部514を介して、バッファメモリ6に書き込まれる。
バッファメモリ6に蓄積されている表面あるいは裏面の画像データは、メモリI/F制御部514、メモリアクセス調停部513、メモリリード制御部517を介して、画像処理プロセッサ7に出力される。
図28に画像処理プロセッサ7のブロック構成を示す。バッファメモリコントローラ51から入力される原稿画像データは、入力I/F71からスキャナ画像処理部72へ伝送される。ここでは原稿画像データの読取時の劣化補正が目的で、シェーディング補正、スキャナγ補正、MTF(Modulation Transfer Function)補正、ごみ検知、ごみ補正等を行う。読取画像データの補正処理終了後、出力I/F73を介して画像データ制御部8へ画像データを転送する。
転写紙への出力時は、画像データ制御部8からの画像データを入力I/F74より受け、画質処理部75に於いて面積階調処理を行う。面積階調処理には濃度変換、ディザ処理、誤差拡散処理等があり、階調情報の面積近似を主な処理とする。画質処理後のデータは出力I/F76を介してビデオデータ制御部9へ出力される。一旦スキャナ画像処理された画像データをメモリ15に蓄積しておけば、画質処理の内容を変えることによって種々の再生画像を確認することができる。例えば再生画像の濃度を変化させたり、ディザマトリクスの線数を変更してみたりすることで、再生画像の雰囲気を変更できる。このとき、処理を変更する度に画像を読取ユニット1,3から読み込み直す必要はなく、メモリ15に蓄積されている画像データを読み出せば同一データに対し、何度でも異なる処理を実施できる。また、単体スキャナの場合、スキャナ画像処理と階調処理を合わせて実施し、画像データ制御部8へ出力する。処理の切り替え、処理手順の変更等はコマンド制御部77において管理する。
図29に画像データ制御部8のブロック構成を示す。画像データ入力制御部81では、画像処理プロセッサ7でスキャナ画像補正されたデータが入力される。入力されたデータはパラレルバス11での転送効率を高めるためにデータ圧縮部82においてデータ圧縮される。そしてパラレルデータI/F84を介してパラレルバス11へ送出される。一方、パラレルバス11からパラレルデータI/F84を介して入力される画像データは、バス転送のために圧縮されており、データ伸張部85で伸張される。伸張された画像データは画像データ出力制御部86から画像処理プロセッサ7へ転送される。
さらに画像データ制御部8はパラレルデータとシリアルデータの変換機能を併せ持つ。システムコントローラ13はパラレルバス11にデータを転送し、プロセスコントローラ22はシリアルバス21にデータを転送する。画像データ制御部8は2つのコントローラの通信のためにデータ変換を行う。
図30にビデオデータ制御部9のブロック構成を示す。入力される画像データに対し作像ユニット10の特性に応じて追加の処理(エッジ平滑処理部91によるドットの再配置処理、パルス制御部92によるドット形成のための画像信号のパルス制御)を行い、処理後の画像データは作像ユニット10に出力される。また、画像データの変換とは別に、パラレルデータI/F93と、シリアルデータI/F95と、パラレルデータとシリアルデータのフォーマット変換機能を有するデータ変換部94を併せ持ち、ビデオデータ制御部9単体でもシステムコントローラ13とプロセスコントローラ22の通信に対応できる。
図31に画像メモリアクセス制御部12のブロック構成を示す。画像メモリアクセス制御部12は、メモリ15への画像データの書込/読出と、主に外部のPCから入力されるコードデータの画像データへの展開を制御する。
パラレルデータI/F121は、パラレルバス11との画像データのインタフェースを管理する。外部のPCからネットワーク16を通して入力されたコードデータはラインバッファ123において、ローカル領域でのデータの蓄積を施される。ラインバッファ123に蓄積されたコードデータは、システムコントローラI/F124を介して入力されたシステムコントローラ13からの展開処理命令に基づき、ビデオ制御部125において画像データに展開される。
展開された画像データもしくはパラレルデータI/F121を介してパラレルバス11から入力された画像データは、メモリ15に蓄積される。この場合、データ変換部122において蓄積対象となる画像データを選択し、データ圧縮部126においてメモリ使用効率を上げるためにデータの2次圧縮を行い、メモリアクセス制御部127にて、メモリ15のアドレスを管理しながら画像データを蓄積する。
メモリ15に蓄積された画像データを読み出すときは、メモリアクセス制御部127にて読出先アドレスを制御する。読み出された画像データをデータ伸張部128にて伸張する。伸張された画像データをパラレルバス11へ転送する場合、データ変換部122でパラレルデータに変換し、パラレルデータI/F121を介して転送する。
図32に両面原稿の画像データを読み取る際の画像データパスを示す。両面原稿の表面の画像データは、画像パスIP1で示されるように、読取ユニット1、表面センサーボードユニット2、バッファメモリコントローラ51と転送され、バッファメモリ6に蓄積される。一方、裏面の画像データは、画像パスIP2で示されるように、読取ユニット3、裏面センサーボードユニット4、バッファメモリコントローラ51と転送され、バッファメモリ6に書き込まれる。
バッファメモリ6に蓄積された表面画像データあるいは裏面画像データは、画像パスIP3で示されるように、バッファメモリコントローラ51、画像処理プロセッサ7、画像データ制御部8、パラレルバス11、画像メモリアクセス制御部12と転送され、メモリ15に蓄積される。その後必要に応じて、ハードディスク14に格納される。
このときの画像データ転送のタイミングを図33に示す。この図において、上部に示されているU2B_で始まる信号は、表面センサーボードユニット2からバッファメモリコントローラ51への信号を表し、中央部に示されているD2B_で始まる信号は、裏面センサーボードユニット4からバッファメモリコントローラ51への信号を表す。そして下部に示されているB2I_で始まる信号は、バッファメモリコントローラ51から画像処理プロセッサ7への信号を表している。信号名で、FGATEBと表示されているのはフレームゲート信号で、この信号が‘L(ロー)’のときに入力されるライン同期信号(LSYNCB)及びデータ(RD、GD、BD)が有効であることを示す。1ラインの画像データ(RGB信号:RD、GD、BD)はライン同期信号に同期して転送される。画像データRDはRed(赤)データ、GDはGreen(緑)データ、BDはBlue(青)データを示す。画像データは1画素8ビットで構成される。
前述の図25の画像読取装置の構成から、裏面読取用のイメージセンサであるCIS135は、表面読取用の読取窓181より原稿搬送路後方にあるため、図33に示すように裏面の画像データは表面の画像データより若干遅れてバッファメモリコントローラ51に入力される。バッファメモリコントローラ51から画像処理プロセッサ7へは、表面に続き、裏面の画像データがシリアルに転送される。
図34は、図25のCIS135及び基準白ローラ137の拡大図である。原稿は、CIS135と基準白ローラ137との間に挟まれて搬送される。図35は、原稿と、CIS135により読み取られたスキャナデータとの関係を示す図であり、同図のAは原稿、のBはスキャナデータである。ここで、副走査方向Yがラインの並ぶ方向であり、図34の原稿の送り方向を示す。また主走査方向Xがラインの画素方向を示している。図35では、原稿を読み取る前にスキャナ補正に使用する白基準データが読み取られており、これは、図21の基準白ローラ137の読取データを使用している。つまり、基準白ローラ137は原稿送りの機能と、スキャナ補正用の白基準データ生成の機能を有している。この白基準データの副走査方向のライン長Lは、白基準ローラ137の周囲長(直径φ×円周率π)となる。
図36は、CIS135の読取面にごみが付着した様子を示し、図37は、CIS135の読取面にごみが付着した状態で白基準ローラ137及び原稿を読み取った場合のスキャナデータを示している。図37のAは原稿、Bはスキャナデータ、Cはごみ補正後の画像データを示す。ごみの付着により、図37のBに示すように、白基準データ及び原稿データに異常画像である筋が形成される。このようにイメージセンサにごみが付着すると異常画像になるため、原稿を読み取る前にごみ検知を行い、ごみが付着していた場合は操作パネル17にごみを除去するようにメッセージを表示する。
また、ごみを検知した場合の対応として、ごみ補正を行う場合もある。このごみ補正自体は周知であるため、詳細な説明は省略するが、ごみの位置を特定し、ごみの周辺の画像でごみが存在する部分の画像を補填するものである。このごみ補正により、図37のCに示すように、ごみがない場合の画像に近似的に補正される。
図38は、白基準ローラ137の外周面にごみが付着した状態を示し、図39は、この状態で白基準ローラ137及び原稿を読み取った際のスキャナデータ(画像データ)を示す。図39のAは原稿、Bはスキャナデータである。白基準ローラ137へのごみの付着は、白基準ローラ137の外周面の一部のごみ画像となるため、図39のBに示すように、白基準データは破線のようになる。このとき、破線の周期は白基準ローラ137の外周長に対応する。ごみ付着がCIS側でなくローラ側であるため、原稿の読取画像データには異常画像である筋は見られない。ただし、筋の発生はないとしても、白基準データに筋が入るため、スキャナ補正が正確に実施できないおそれがある。
ごみがCIS135側に付着したか、白基準ローラ137側に付着したかは白基準データを分析すれば判明する。即ち、図37のBのように白基準データに連続した筋が発生していれば、ごみはCIS135側に付着しており、図39のBのように破線のような周期的な筋が発生していれば、ごみは白基準ローラ137側に付着している。
図40に、裏面センサーボードユニット4からバッファメモリコントローラ51を経て画像処理プロセッサ7に至る信号を示す。また、図41は、図40に示した信号のタイミング図で、例えば図39のBに示した白基準データと原稿画像データのタイミングを示したものである。これらは、ごみ検知期間、休止期間、原稿画像入力期間からなっている。
図42は、バッファメモリコントローラ51からバッファメモリ6への片面の白基準データ及び原稿画像データの格納の制御手順を示すフローチャートである。
まず、バッファメモリコントローラ51は、ごみ検知機能がONに設定されているか否かを判断する(ステップS51)。そして、ONであれば、D2B_FGATEBがアサートされてから(ステップS52:Yes)、ネゲートされる迄(ステップS54:Yes)の間、入力されるライン同期信号(D2B_LSYNCB)毎にごみ検知用データ(白基準データ)をバッファメモリ6に格納する(ステップS53)。ここで、ごみ検知機能のON・OFFは、操作パネル17からユーザが設定することができ、その設定データはバッファメモリコントローラ51内のレジスタ(図示せず)に格納されている。次いで、ごみ検知用データの格納が終了した後(ステップS55)、再びD2B_FGATEBがアサートされてから(S56:Yes)、ネゲートされる迄の間(ステップS58:Yes)、入力されるライン同期信号(D2B_LSYNCB)毎に原稿画像データをバッファメモリ6に格納する(ステップS57)。つまり、ごみ検知機能がオフの場合は、原稿画像データのみをバッファメモリ6に格納する。このように、<7>で示す白基準データの格納と、<8>で示す原稿画像データの格納とに制御が分かれており複雑である。
一方、図43は、バッファメモリ6から片面の白基準データ及び原稿画像データを読み出す際の制御手順を示すフローチャートである。ここで、表面の白基準データは基準白板182を読み取ることで生成され、裏面の白基準データは基準白ローラ137を読み取ることで生成される。
バッファメモリコントローラ51は、バッファメモリ6からの読出動作を起動し(ステップS60)、ごみ検知機能がオンか否かを判断する(ステップS61)。ごみ検知機能がONであれば、バッファメモリコントローラ51は、ごみ検知用のD2B_FGATEBをアサートし(ステップS62)、ごみ検知ライン数分(基準白板182又は基準白ローラ137の副走査方向長に対応)のデータの送出が終了するまで(ステップS64:Yes)、出力するライン同期信号(D2B_LSYNCB)毎にごみ検知用データを画像処理プロセッサ7に出力する(ステップS63)。ごみ検知ライン数分のデータの送出が終了したら、ごみ検知用のD2B_FGATEBをネゲートする(ステップS65)。
次いで、バッファメモリコントローラ51は、予め設定された期間ウェイトした後に(ステップS66)、原稿画像データ送信用のB2I_FGATEBをアサートし(ステップS67)、入力ライン数分の原稿画像データの送出が終了するまで(ステップS69:Yes)、出力するライン同期信号(B2I_LSYNCB)毎に原稿画像データを画像処理プロセッサ7に出力する(ステップS68)。入力ライン数分のデータの送出が終了したら、原稿画像データ送信用のB2I_FGATEBをネゲートする(ステップS70)。
この制御フローでも、<9>で示す白基準データの出力と、<10>で示す原稿画像データの出力とに分かれており、制御は比較的複雑である。
図44は、バッファメモリ6から原稿両面の白基準データ及び原稿画像データを読み出す場合の制御手順を示すフローチャートである。
この制御フローでは、バッファメモリ6からの読出動作を起動し(ステップS71)、表面のごみ検知機能がオンか否かを判断する(ステップS72)。オンであれば、図43のステップS62〜S70と同様にして、まず表面の白基準データ及び原稿画像データを順次読み出す(ステップS73〜S81)。次いで、裏面のごみ検知機能がオンか否かを判断し(ステップS82)、オンであれば、表面と同様に、裏面の白基準データ及び原稿画像データを順次読み出す(ステップS83〜S91)。
この制御フローでは、<11>で示す表面の白基準データの出力、<12>で示す表面の原稿画像データの出力、<13>で示す裏面の白基準データの出力、及び<14>で示す裏面の原稿画像データの出力を行う必要があるため、制御はかなり複雑である。
図45は、ごみ検知のタイミングを示すタイミングチャートである。ここで、同図のAは、各原稿の読取前にごみ検知を行う場合を示している。この場合、ある原稿の読取の途中でごみが付着しても、次の原稿の読取前に検知できるが、読取生産性が低いという問題がある。一方、同図のBは、原稿の最初の1枚だけ、ごみ検知を行う場合を示している。この場合、読取生産性は高いが、ある原稿の読取の途中でごみが付着した場合、それ以後の原稿の読取画像に筋が発生する可能性がある。
図46は、ごみ検知用データ(白基準データ)及び原稿画像データの蓄積に必要なバッファメモリ6の容量を示したものである。読み取る原稿のサイズとして、定型サイズ(主走査×副走査)では、A3:297mm×420mm、DLT(ダブルレター):279.4mm×431.8mmであるが、主走査方向にスキャナ補正用のデータが付加されること、印刷用として出力される転写紙サイズはA3より大き目であることから、読取原稿サイズを320mm×431.8mmとする。また基準白ローラ137の直径(φ)を30mmとすると周囲長は94.2mmとなる。読取は600dpi(dot per inch)の解像度で読み取るものとし、1画素8ビットでカラー原稿(RGB)の場合を考え、かつバッファメモリ6には表面と裏面の2面分の画像データを格納するものとする。また主走査長320mmを画素数に換算すると7205画素となるが、DRAMからなるバッファメモリ6への格納はバースト転送で行うため、上位アドレスがライン間を跨がないようにする必要があり、ここでは1ラインを8K(1画素8ビットより8KB)とする。以上を整理すると、下記のようになる。
(1)読取対象サイズ゛(主走査×副走査)
原稿:320mm×431.8mm、基準白ローラ137:320×94.2mm
(2)画素数×ライン数
原稿:8K×10200、基準白ローラ137:8K×2225
(3)必要なメモリ容量
原稿画像データ:79.7MB×3(RGB)=239.1MB→240MB
白基準データ:17.4MB×3(RGB)=52.2MB→53MB
以上より、必要なメモリ容量は図46に示すように、586MBとなる。この容量を現在のDRAM市場で広く販売されている512Mbit(メガビット)あるいは1Gbit(ギガビット)製品で実現する場合、512MBより大きくなると、次は768MBであるため、768MBが必要となる。そして、768MBにするには、512Mbitの製品を12個使用するか、または1Gbitの製品を6個使用することになる。現状では、上記メモリは、大体数千円のコストとなる。
一方、文献に記載されたものではないが、図26とは異なる構成として、図47に示すように、表面センサーボードユニット2とバッファメモリコントローラ51との間、及び裏面センサーボードユニット4とバッファメモリコントローラ51との間に、それぞれごみ検知デバイス19,20を設け、ごみ検知を画像処理プロセッサ7で実行する代わりに、バッファメモリ6に格納する前に実行するように構成したものもある。
図48は、ごみ検知デバイス19,20のブロック構成を示したもので、ごみ検知及びごみ補正を実施する。表面センサーボードユニット2,裏面センサーボードユニット4から入力I/F191,201に入力されたデータは、ごみ検知及び補正部192,202へ送られて、ごみ検知及び補正を受け、出力I/F193,203からバッファメモリコントローラ51へ出力される。
図49に、表面センサーボードユニット2からごみ検知デバイス19への信号と、ごみ検知デバイス19からバッファメモリコントローラ51への信号を示している。なお、裏面センサーボードユニット4からごみ検知デバイス20への信号と、ごみ検知デバイス20からバッファメモリコントローラ51への信号も同様となる。
図50は、表面センサーボードユニット2からごみ検知デバイス19への各信号のタイミングを示しており、ごみ検知期間と原稿画像入力期間が有効となる。図51は、ごみ検知デバイス19からバッファメモリコントローラ51への各信号のタイミングを示している。このタイミングチャートが示すように、ごみ検知デバイス19でごみ検知を行うため、バッファメモリ6へは、ごみ検知データの格納の必要はなくなり、原稿画像データのみが格納される。
図52は、ごみ検知デバイス19,20を使用する場合に必要なバッファメモリ6の容量を示す。バッファメモリ6にはごみ検知用データを格納する必要がないため、必要な容量を512MBに抑えることができる。つまり、480MBで済むことになり、メモリ構成で512MB以下で良いため、512Mbitの製品であれば12個から8個に、1Gbitの製品であれば、6個から4個に減らすことができる。しかし、表面用と裏面用のごみ検知デバイス19及び20が必要となり、これらをASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)で構成するとなると、その分コストアップとなってしまう。
以上のように、従来例では、多くのメモリ容量が必要であるためその分のコストアップを招く。また、大量のごみ検知データの転送を行うため、原稿を読み取る間隔を狭めることができず、従って原稿の読取生産性を向上させることが難しくなる。また他の従来例では、ごみ検知デバイス19,20を追加することでメモリ容量を抑えることができるが、追加したごみ検知デバイス19,20の分のコストアップを招くことになる。
特開2007−82033号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、基準白部材の読取位置のごみ検知機能を維持するとともに、データを格納するメモリの制御のための回路規模を低減し、製造コストを低減することができる画像処理装置および画像処理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる画像処理装置は、基準白部材と、イメージセンサと、前記イメージセンサが前記基準白部材を読み取ることで生成される画像データの複数ラインの基準白データの平均値のラインデータを算出する算出手段と、前記基準白データの間引きを行う間引き機能と前記間引きを行わない機能とを備えた手段であって、前記平均値のラインデータに対しては前記間引きを行わずに前記平均値のラインデータを残す間引き手段と、前記間引き手段により間引かれずに残ったラインの基準白データを用いて、前記基準白部材と前記イメージセンサとの間に存在するごみを検知するごみ検知手段と、記憶手段と、前記イメージセンサが前記基準白部材を読み取ることで生成される基準白データと、前記イメージセンサが原稿を読み取ることで生成される原稿画像データとを、所定の休止時間を挟んで前記記憶手段に順次に書き込み、前記記憶手段から連続的に読み出す記憶制御手段と、ライン同期信号を連続的に生成する同期信号手段と、前記間引き機能が有効である場合に、連続的に生成されたライン同期信号を、ごみ検知期間及び前記休止期間にマスクし、前記間引き機能が無効である場合に、前記ライン同期信号を、前記休止期間にマスクするマスク手段と、を備え、前記記憶制御手段は、前記マスク手段でマスクされないライン同期信号に基づいて、前記基準白データ及び原稿画像データを前記記憶手段に書き込むことを特徴とする。
また、本発明は上記装置に対応する方法である。
本発明によれば、基準白部材の読取位置のごみ検知機能を維持するとともに、データを格納するメモリの制御のための回路規模を低減し、製造コストを低減することができる。
また、本発明によれば、そのメモリに対する白基準データの書込及び/又は読出の制御が簡単になるため、制御のための回路規模を削減し、コストを低減することができる。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像処理装置および画像処理方法の最良な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1の画像処理装置の機能的構成を示すブロック図である。この図において、図26と同一のブロックには図26と同一の参照符号を付した。本実施の形態は、バッファメモリコントローラ5の構成及び機能が図26のバッファメモリコントローラ51と異なる。また、本実施の形態における画像読取装置の構成は従来装置(図25)と同じである。
図2にバッファメモリコントローラ5の機能的構成を示すブロック図である。このバッファメモリコントローラ5において、図27に示したバッファメモリコントローラ51と同一のブロックには同一の参照符号を付した。このバッファメモリコントローラ5は、図27に示したバッファメモリコントローラ51に比較して、表面画像入力制御部511と表メモリライト制御部512の間に表LSYNC制御部501を設けた点、及び、裏面画像入力制御部515と裏メモリライト制御部516の間に裏LSYNC制御部502を設けた点が異なる。この表LSYNC制御部501及び裏LSYNC制御部502は、ごみ検知期間のライン単位の白基準データの間引きや複数ラインの白基準データを使用しての平均化、白基準データの入力終了から原稿画像データの入力開始までのライン同期信号LSYNCBをマスクする機能を有する。表LSYNC制御部501および裏LSYNC制御部502は、間引き制御シーケンサと制御回路とを備えている。表LSYNC制御部501および裏LSYNC制御部502の詳細については後述する。
本実施の形態では、白基準データの間引きを行わない間引きOFFモード(mode=0)と白基準データの間引きを行う間引きONモードがある。間引きOFFモードは、白基準データを間引かずに1ライン毎にバッファメモリ6に取り込むモードである。間引きONモードは、白基準データを間引いてバッファメモリ6に取り込むモードであり、その間引き率の大小により、モード1(mode=1)、モード2(mode=2)、モード3(mode=3)の3つのモードがある。
モード1は、白基準データを4ライン毎にバッファメモリ6に取り込むモードであり、モード2は、白基準データを8ライン毎にバッファメモリ6に取り込むモードであり、モード3は、白基準データを16ライン毎にバッファメモリ6に取り込むモードである。これらのモードは、予め利用者により入力設定される。
図3〜5は、表面センサーボードユニット2あるいは裏面センサーボードユニット4からバッファメモリコントローラ5に入力されるごみ検知用データと原稿画像データのタイミングを示すタイミングチャート図である。
図3は、間引きOFFモードの場合を示し、図4は間引きONのモード1の場合を示し、図5は、間引きONのモード2の場合を示している。
図3〜5に示すように、S2B_FGATEBが‘L’の期間に入力されるごみ検知用データ及び原稿画像データが有効となる。まず、ごみ検知期間に白基準データ(ごみ検知用データ)が、S2B_LSYNCBが‘L’となる1ラインごとのタイミングで入力され、その後、休止期間を設けた後の原稿画像入力期間に原稿画像データが入力される。なお、ごみ検知用データは、ごみ検知を行なう場合は有効データとして取り込み、ごみ検知を行なわない場合は無効化することができる。
ここで、入力される白基準データは、RGB信号であり、図3〜5に示すS2B_RD[7:0]がR信号であり、S2B_GD[7:0]がG信号であり、S2B_BD[7:0]がB信号である。
そして、lsync_intが‘H’のタイミングで入力された白基準データを構成するRGBの各信号がそれぞれバッファメモリコントローラ5からバッファメモリ6に出力される。ここで、図3〜5に示すrd_int[7:0]が出力されるR信号であり、gd_int[7:0]が出力されるG信号であり、bd_int[7:0]が出力されるB信号である。
図3は間引きOFFモード(mode=0)であり、バッファメモリコントローラ5は入力される白基準データのRGB各信号を間引かずにそのままバッファメモリ6に格納する。このため、バッファメモリコントローラ5は、S2B_LSYNCBが‘Lとなるすべてのラインのタイミングで、lsync_intを‘H’としている。
図4は間引きONのモード1(mode=1)であり、バッファメモリコントローラ5に入力される白基準データのRGB各信号を、4ラインごとバッファメモリ6に格納して間引く。このため、バッファメモリコントローラ5は、S2B_LSYNCBが4回分‘L’となるタイミングごとに(4ラインごとに)、lsync_intを‘H’としている。
図5は間引きONのモード2(mode=2)であり、バッファメモリコントローラ5は、入力される白基準データのRGB各信号を、8ラインごとバッファメモリ6に格納して間引く。このため、バッファメモリコントローラ5は、S2B_LSYNCBが8回分‘L’となるタイミングごとに(8ラインごとに)、lsync_intを‘H’としている。
図6は、センサーボードユニット(SBU_U2あるいはSBU_D4)からバッファメモリコントローラ5に入力されるごみ検知用データと原稿画像データをバッファメモリ6に格納する際の制御手順を示すフローチャートである。
なお、本実施の形態では、ごみ検知機能のONまたはOFFおよび、間引きOFFモード、間引きONのモード1〜3が予めユーザにより操作パネル17から設定される。また、その設定データは、バッファメモリコントローラ5内のレジスタ(図示せず)に記憶される。
まず、バッファメモリコントローラ5は、ごみ検知機能がオンに設定されているか否かを判断する(ステップS1)。そして、ごみ検知機能がONに設定されている場合には(ステップS1:Yes)、S2B_FGATEBがアサート(‘L’となる)されるまで待機状態となる(ステップS2:No)。S2B_FGATEBがアサート(‘L’となる)されると(ステップS2:Yes)、バッファメモリコントローラ5は、ごみ検知用データ(白基準データ)の間引きモードが間引きONに設定されているか否かを判断する(ステップS3)。
そして、間引きONに設定されている場合は(ステップS3:Yes)、S2B_FGATEBがネゲートされるまで(‘H’となるまで)の間(ステップS6:Yes)、バッファメモリコントローラ5は、間引きONのモード(モード1〜3のいずれか)に従ってlsync_initを発生させて、入力されたごみ検知用データをライン単位で間引く。そして、バッファメモリコントローラ5は、間引きにより残存したデータをバッファメモリ6に格納する(ステップS4)。
一方、ステップS3において、間引きOFFモードに設定されている場合は(ステップS3:No)、S2B_FGATEBがネゲートされるまでの間(ステップS6:Yes)、入力されるライン同期信号(S2B_LSYNCB)毎にlsync_initを発生させてごみ検知用データをバッファメモリ6に格納する(ステップS5)。
次いで、ごみ検知用データの格納を終了した後(ステップS7)、再びS2B_FGATEBがアサートされてから(ステップS8:Yes)、ネゲートされる迄の間(ステップS10:Yes)、バッファメモリコントローラ5は、入力されるライン同期信号(S2B_LSYNCB)毎に原稿画像データをバッファメモリ6に格納する(ステップS9)。つまり、ごみ検知機能がOFFの場合は、原稿画像データのみをバッファメモリ6に格納する。
図6において、<1>に示されるフローでは、ごみ検知が実行される場合は、このごみ検知用データを間引くか否かが制御され、間引かない場合は入力されるごみ検知用データがそのままバッファメモリ6に格納される。一方、ごみ検知用データを間引く場合は、指定された間引き率に応じ、間引かれずに残ったごみ検知用データがバッファメモリ6に格納される。また、<2>で示されるフローでは、原稿画像データがバッファメモリ6に格納される。
図7−1から7−4は、上述したごみ検知用データを間引く場合と間引かない場合、及び間引く場合の間引き率に応じてデータをバッファメモリ6に格納する様子を示す図である。
図7−1は、前述の図2の表LSYNC制御部501及び裏LSYNC制御部502に設けられたモードレジスタ(図示せず)にプロセスコントローラ22からのコマンド制御により‘0’を設定することで、ごみ検知用データを間引かずにバッファメモリ6に格納する場合を示す。
図7−2は、上記モードレジスタに‘1’を設定することで、間引きを実施し、間引き率として4ライン入力される毎に1ラインのみをバッファメモリ6に格納する場合を示す。即ち、ごみ検知用のラインデータがライン(line)0、ライン1、ライン2、ライン3、・・・と入力されると、バッファメモリ6には、ライン0、ライン4、ライン8、・・・と格納される。またこのとき、ライン0、ライン1、ライン2、ライン3の平均値、ライン4、ライン5、ライン6、ライン7の平均値、・・・を格納しても良い。
図7−3は、上記モードレジスタに‘2’を設定することで、間引きを実施し、間引き率として8ライン入力される毎に1ラインのみをバッファメモリ6に格納する場合を示す。即ち、ごみ検知用のラインデータがライン0、ライン1、ライン2、ライン3、・・・と入力されると、バッファメモリ6には、ライン0、ライン8、ライン16、・・・と格納されることになる。またこのとき、ライン0〜ライン7の8ラインの平均値、ライン8〜ライン15の平均値、・・・を格納しても良い。
図7−4は、上記モードレジスタに‘3’を設定することで、間引きを実施し、間引き率として16ライン入力される毎に1ラインのみをバッファメモリ6に格納する場合を示す。即ち、ごみ検知用のラインデータがライン0、ライン1、ライン2、ライン3、・・・と入力されると、バッファメモリ6には、ライン0、ライン16、ライン32、・・・と格納されることになる。またこのとき、ライン0〜ライン15の平均値、ライン16〜ライン31の平均値、・・・を格納しても良い。
図8は、前述のようにごみ検知用のラインデータを間引く場合に必要なバッファメモリ6の容量を示したものである。ここでは、図7−2で示したモード=1の場合、即ち4ライン入力する毎に1ラインをバッファメモリ6に格納する場合を例示している。
従来例の図46に比べ、表面のごみ検知用データ53MB及び裏面のごみ検知用データ53MBをそれぞれ4分の1の13MBに削減できるため、必要となるメモリ総容量は506MBとなる。これによりメモリ構成としては、512MBを実現すれば良くなるため、従来のメモリ構成の768MBに比べ、256MBを削減できることから、メモリコストを3分の2に低減できる。この削減量256MBのメモリコストは、現状最も流通している512MbitのDDR2メモリの4個分に相当し、コスト削減量は数千円となる。MFPのコントローラとしての数千円のメモリコスト削減はかなり大きな効果である。
(実施の形態2)
実施の形態2は、バッファメモリコントローラ5に入力されるごみ検知用データ及び原稿画像データをバッファメモリ6に格納する際の制御を簡素化したものである。本実施の形態の画像処理装置のブロック構成は実施の形態1(図1)と同様であり、画像読取装置の構成は従来装置(図25)と同様である。
図9〜11は、実施の形態2の画像処理装置において、表面センサーボードユニット2あるいは裏面センサーボードユニット4からバッファメモリコントローラ5に入力されるごみ検知用データと原稿画像データのタイミングを示すタイミングチャート図である。
図9は、間引きOFFモードの場合を示し、図10は間引きONのモード1の場合を示し、図11は、間引きONのモード2の場合を示している。
図9〜11において、マスク(Mask)信号は、バッファメモリ6に格納するラインデータを取捨選択するためのマスク信号で、この信号が‘H’の時に入力されるライン同期信号S2B_LSYNCBはマスクされる。このマスク後の信号が、内部Lsync信号のlsync_intであり、このライン同期信号が入力されたときにバッファメモリ6にデータが格納される。lsync_int信号は以下の式で算出できる。
lsync_int=!S2B_LSYNCB & !Mask
ここで、記号「!」は信号の反転を意味し、記号「&」は信号の論理積を意味する。他の信号については、実施の形態1と同様である。
図12は、表LSYNC制御部501と裏LSYNC制御部502に設けられた間引き制御シーケンサの入出力を示す説明図である。間引き制御シーケンサは、上述したS2B_FGATEB信号と、ごみ検知期間を示すごみ検知ON/OFFを入力し、図9〜図11に示すように、モードによって異なるタイミングでlsync_intを発生させるためのgomi_out信号を出力する。
また、図9〜11に示す休止期間を考慮して間引き及びMask制御シーケンサの入出力を図15に示すように構成してもよい。図15の例では、間引き制御及びMask制御シーケンサは、さらに、fgate_int及びKyushiを出力する。Kyushiが’H’(Kyushi=1)の場合が、休止期間となる。
図13は、間引き制御シーケンサの状態遷移図である。状態S0は初期状態であり、状態S0から、ごみ検知ON(ごみ検知期間)で、かつS2B_FGATEB=‘L’(すなわち、!S2B_FGATEB=‘H’)を入力したとき、状態S1に遷移して、ごみ検知期間となり、gomi_outを出力する。そして、状態S1において、S2B_FGATEB=‘H’になった場合には、ごみ検知期間を終了し、状態S2に遷移する。状態S0において、ごみ検知OFFが入力された場合も状態S2に遷移する。状態S2において、!S2B_FGATEB=‘H’(S2B_FGATEB=‘L’)になった場合には、状態3に遷移し、ごみ検知期間となる。
間引き制御及びMask制御シーケンサの入出力を図15に示すように構成した場合には、間引き制御及びMask制御シーケンサの状態遷移図は図16に示されるようになる。
図14は、表LSYNC制御部501と裏LSYNC制御部502に設けられた制御回路の回路図である。制御回路は、S2B_LSYNCBを入力して、インバータ809によりS2B_LSYNCBを反転した後、マルチプレクサ2(MUX2)とカウンタCNTに入力される。カウンタCNTに入力されるRES_CNTはリセット信号である。
カウンタCNTからの出力CNT[0],CNT[1],CNT[2],CNT[3]は、2入力OR回路801、3入力OR回路802、4入力OR回路803に入力される。2入力OR回路801、3入力OR回路802、4入力OR回路803からの出力と、”0”は、マルチプレクサMUX1に入力されて、マルチプレクサMUX1により、設定されている間引きのモードに従って選択される。
ここで、間引きOFFモード(mode=0)の場合には、マルチプレクサMUX1は、”0”(出力A)選択する。間引きONのモード1(mode=1)の場合には、マルチプレクサMUX1は、2入力OR回路801の出力Bを選択する。間引きONのモード2(mode=2)の場合には、マルチプレクサMUX1は、3入力OR回路802の出力Cを選択する。間引きONのモード3(mode=3)の場合には、マルチプレクサMUX1は、4入力OR回路803の出力Cを選択する。
マルチプレクサMUX1で選択された出力は、Mask信号として、インバータ804に入力されて反転された後、2入力AND回路808に入力される。2入力AND回路808によるMask信号と!S2B_LSYNCBとの論理和、!S2B_LSYNCBは、ごみ検知期間か否かによりマルチプレクサMUX2で選択されて、lsync_intとして出力される。
より具体的には、gomi_out=0の場合、すなわち検知期間でない場合には、!S2B_LSYNCB(出力A)がそのままlsync_intとして出力される。従って、白基準データの間引きは行われない。
一方、gomi_out=1の場合、すなわち検知期間である場合には、2入力AND回路808によるMask信号と!S2B_LSYNCBとの論理和信号(出力B)が、lsync_intとして出力される。従って、モードに応じてlsync_intの出力タイミングが異なることとなり、これにより白基準データの間引きがモードに従って行われることになる。
間引き制御及びMask制御シーケンサの入出力を図15に示すように構成した場合には、表LSYNC制御部501と裏LSYNC制御部502に設けられた制御回路は、図17に示すようになる。
図17の回路構成では、マルチプレクサMUX2の機能が図14のマルチプレクサMUX2の機能と異なっている。具体的には、gomi_out=1の場合、すなわち検知期間である場合には、2入力AND回路808によるMask信号と!S2B_LSYNCBとの論理和信号(出力C)が、lsync_intとして出力される。従って、モードに応じてlsync_intの出力タイミングが異なることとなり、これにより白基準データの間引きがモードに従って行われることになる。
また、Kyushi=1の場合、すなわち休止期間である場合には、”1”(出力B)が、lsync_intとして出力される。従って、白基準データの間引きは行われない。
上記以外の場合、すなわち休止期間でも検知期間でない場合には、!S2B_LSYNCB(出力A)がそのままlsync_intとして出力される。従って、白基準データの間引きは行われない。
図18は、ラインごとの、カウンタCNTのカウント値(CNT値)、各モードのMask信号の対応関係を示している。
以上により、バッファメモリ6に格納する際は、マスク後の内部ライン同期信号lsync_intのみで制御できるため、ごみ検知データの格納と画像データの格納と制御を分ける必要がなくなり、制御回路の回路規模低減が図れ、コストを低減することができる。
図19は、センサーボードユニット(SBU_U2あるいはSBU_D4)からバッファメモリコントローラ5への各入力信号と、バッファメモリコントローラ5から画像処理プロセッサ7への各入力信号のタイミングを示す図である。ここで、上半分はバッファメモリコントローラ5への入力信号であり、下半分は画像処理プロセッサ7への信号である。
上述した機能により、バッファメモリ6上では、ごみ検知用データと原稿画像データとが連続して格納されているため、バッファメモリ6からの読出時は、ごみ検知用データの格納アドレスを指定して連続して読み出すことで、ごみ検知用データに連続して、原稿画像データを読み出し、後段の画像処理プロセッサ7に出力することができる。
図20は、バッファメモリ6へのごみ検知用データと原稿画像データの格納時の制御手順を示すフローチャートである。この図20に示すように、S2B_FGATEBがアサートされてから(ステップS21:Yes)、ネゲートされる迄の間(ステップS23:Yes)、バッファメモリコントローラ5は、入力されるごみ検知用データ(白基準データ)と原稿画像データを、間引きOFFモードあるいは間引きONの各モードに応じたタイミングで発生させたlsync_intごとに、バッファメモリ6に格納し(ステップS22)、S2B_FGATEBがネゲートされたら、格納動作を終了させる(ステップS24)。
この図の制御フローと、図42に示す従来例とを比較すると、従来例では、バッファメモリ6に対するごみ検知用データの格納と原稿画像データの格納とは別々に制御されているのに対し、本実施の形態では、<3>のフローのみで、生成されるlsync_int毎にごみ検知用データ及び原稿画像データをバッファメモリ6に格納するため、制御フローが簡素化されている。これにより、制御が簡単になり、制御のための回路も単純化できるので、回路規模を削減し、低コスト化が可能となる。
図21は、片面原稿の読取時にバッファメモリ6からごみ検知用データ及び原稿画像データを読み出すときの制御手順を示すフローチャートである。バッファメモリコントローラ5は、まず、バッファメモリ6からの読出動作を起動する(ステップS31)。そして、バッファメモリコントローラ5は、B2I_FGATEBをアサート(’L’)する(ステップS32)。そして、バッファメモリコントローラ5は、ごみ検知用データ及び原稿画像データのライン数分のデータの送出が終了するまで(ステップS34:No)、出力するライン同期信号(B2I_LSYNCB)毎に、ごみ検知用データ及び原稿画像データを画像処理プロセッサ7に出力する(ステップS33)。データのライン数分の送出が終了したら(ステップS34:Yes)、B2I_FGATEBをネゲートする(ステップS35)。
この図21の制御フローと、図43に示す従来例とを比較すると、従来例では、ごみ検知用データの読出と原稿画像データの読出とが別々に制御されているのに対し、本実施の形態では、ごみ検知用データと原稿画像データの読出は、<4>で示される制御のみで実現できる。つまり、本実施の形態の方が制御フローが簡素化され、制御し易くなっている。
図22は、両面原稿の読取時に、バッファメモリ6から両面のごみ検知用データ及び両面の原稿画像データを読み出すときの制御手順を示すフローチャートである。
バッファメモリコントローラ5は、まず、バッファメモリ6からの読出動作を起動する(ステップS41)。そして、バッファメモリコントローラ5は、表LSYNC制御部501のS2B_FGATEBをアサートする(ステップS42)。そして、図21のステップS33〜S34と同様にして、表面のごみ検知用データと表面の原稿画像データを画像処理プロセッサ7に出力する(ステップS43〜S44)。
次いで、バッファメモリコントローラ5は、表面のS2B_FGATEBをネゲートし(ステップS45)、予め設定された時間待機した後に(ステップS46)、裏面のS2B_FGATEBをアサートする(ステップS47)。そして、バッファメモリコントローラ5は、表面の場合と同様に、裏面のごみ検知用データと裏面の原稿画像データを画像処理プロセッサ7に出力し(ステップS48〜S49)、出力が終了したら、裏面のS2B_FGATEBをネゲートする(ステップS50)。
この図22の制御フローと、図44に示す従来例とを比較すると、従来例では、表面のごみ検知用データの読出と表面の原稿画像データの読出、及び裏面のごみ検知用データの読出と裏面の原稿画像データの読出が別々に制御されているのに対し、本実施の形態では、<5>のフローで表面のごみ検知用データと表面の原稿画像データの読出を制御し、<6>のフローで裏面のごみ検知用データと裏面の原稿画像データの読出を制御する。このため、本実施の形態の方が制御フローが簡素化され、制御し易くなっている。
以上により、本実施の形態では、制御が簡素化できているため、従来例と比べ、制御のための回路規模を削減できる。また、ごみ検知用データと原稿画像データを連続して読み出すことができるため、ごみ検知用データの読出と原稿画像データの間に休止期間がなくなり、従って原稿の読取にかかる時間を最小限にでき、読取生産性を向上させることができる。
(実施の形態3)
実施の形態1および2では、間引きOFFモード、間引きONのモード1〜3の設定を予め利用者が定めていたが、実施の形態3では、動的に変更可能にしている。
図23は、実施の形態3の画像処理装置の機能的構成を示すブロック図である。この図において、図1と同一のブロックには図1と同一の参照符号を付した。本実施の形態は、バッファメモリコントローラ2205の機能が図1のバッファメモリコントローラ5と異なる。また、本実施の形態における画像読取装置の構成は従来装置(図25)と同様である。
本実施の形態の形態のバッファメモリコントローラ2205は、原稿の読み取り解像度に応じて、間引きOFFモード、間引きONのモード1〜3を決定している。読み取り解像度ごとの間引きOFFモード、間引きONのモード1〜3の対応のテーブルは、予めROM18等に格納しておく。図24は、読み取り解像度ごとの間引きOFFモード、間引きONのモード1〜3の対応を定めたテーブルである。
バッファメモリコントローラ2205は、原稿の読み取り解像度を取得して、図24に示すテーブルを参照して間引きOFFモード、間引きONのモード1〜3を決定する。そして、実施の形態1または2と同様に間引き制御を行う。
このように実施の形態3では、間引きOFFモード、間引きONのモード1〜3の設定を動的に変更可能にしているので、読み取り条件に応じて適切に白基準データの間引きを行うことができる。
以上詳細に説明したように、本発明の実施の形態によれば、下記(1)〜(8)の効果が得られる。
(1)ごみ検知のために読み取られたライン単位の白基準データを設定された周期(間引き率)で間引き、間引かれず残ったラインの白基準データをバッファメモリに格納し、ごみ検知に使用するので、ごみ検知の機能を維持しながら、バッファメモリ6の容量を削減し、低コスト化を図ることができる。
(2)白基準データの複数ラインの平均値のラインデータをバッファメモリに格納し、ごみ検知に使用するので、ごみ検知の機能を高レベルに維持しながら、バッファメモリ6の容量を削減し、低コスト化を図ることができる。
(3)基準白ローラ137が、白基準データを生成させる機能及び原稿を送る機能を兼用しているので、部品点数の削減により、低コスト化を実現できる。さらに、紙送りにより白基準データの読取も可能になるので、別途白基準データ読取の制御が不要になり、制御が容易になる。
(4)白基準データを間引くか否かの選択ができるので、ごみ検知に必要な白基準データの総量とバッファメモリ6の容量とを考慮して、間引くか否かを決定でき、コストの最適なごみ検知機能を実現できる。
(5)白基準データの間引き率を任意に選択できるので、バッファメモリ6の容量を考慮して、ごみ検知に必要な白基準データの総量を調整するように選択することで、メモリ容量を最小限に抑えることができ、コストが最適なごみ検知機能を実現できる。
(6)ごみ検知を行うか否かを必要に応じて選択できるので、1枚目の原稿だけごみ検知を行い、その後はごみ検知を行わないようにすることが可能となり、これにより読取生産性を向上させることができる。
(7)バッファメモリ6に格納された白基準データの読出及び原稿画像データの読出を連続した一つの制御で行えるようにしたので、制御の簡素化、及び制御のための回路規模の削減により、低コスト化を実現できる。
(8)バッファメモリ6に対し白基準データを格納する制御と原稿画像データを格納する制御を一連の制御で実行できるので、制御の簡素化、及び制御のための回路規模の削減により、低コスト化を実現できる。
実施の形態1の画像処理装置の機能的構成を示すブロック図である。 バッファメモリコントローラの機能的構成を示すブロック図である。 実施の形態1において、間引きOFFモード設定時に、ごみ検知用データのバッファメモリコントローラへの入力タイミングおよびバッファメモリに対するごみ検知用データの出力タイミングを示す説明図である。 実施の形態1において、間引きONのモード1設定時に、ごみ検知用データのバッファメモリコントローラへの入力タイミングおよびバッファメモリに対するごみ検知用データの出力タイミングを示す説明図である。 実施の形態1において、間引きONのモード2設定時に、ごみ検知用データのバッファメモリコントローラへの入力タイミングおよびバッファメモリに対するごみ検知用データの出力タイミングを示す説明図である。 ごみ検知用データと原稿画像データをバッファメモリに格納する際の制御手順を示すフローチャートである。 間引きOFFモード時に、ごみ検知用データをバッファメモリに格納する様子を示す説明図である。 間引きONのモード1設定時に、ごみ検知用データをバッファメモリに格納する様子を示す説明図である。 間引きONのモード2設定時に、ごみ検知用データをバッファメモリに格納する様子を示す説明図である。 間引きONのモード3設定時に、ごみ検知用データをバッファメモリに格納する様子を示す説明図である。 ごみ検知用のラインデータを間引く場合に必要なバッファメモリの容量を示す説明図である。 実施の形態2において、間引きOFFモード設定時に、ごみ検知用データのバッファメモリコントローラへの入力タイミングおよびバッファメモリに対するごみ検知用データの出力タイミングを示す説明図である。 実施の形態2において、間引きONのモード1設定時に、ごみ検知用データのバッファメモリコントローラへの入力タイミングおよびバッファメモリに対するごみ検知用データの出力タイミングを示す説明図である。 実施の形態2において、間引きONのモード2設定時に、ごみ検知用データのバッファメモリコントローラへの入力タイミングおよびバッファメモリに対するごみ検知用データの出力タイミングを示す説明図である。 実施の形態2の間引きシーケンサの入出力を示す説明図である。 実施の形態2の間引きシーケンサの状態遷移図である。 実施の形態2の制御部の回路構成を示す回路図である。 実施の形態2の変形例の間引きシーケンサの入出力を示す説明図である。 実施の形態2の変形例の間引きシーケンサの状態遷移図である。 実施の形態2の変形例の制御部の回路構成を示す回路図である。 ラインごとの、カウンタCNTのカウント値(CNT値)、各モードのMask信号の対応関係を示す説明図である。 実施の形態2において、センサーボードユニットからバッファメモリコントローラへの入力信号と、バッファメモリコントローラから画像処理プロセッサへの入力信号のタイミングを示す説明図である。 実施の形態2のバッファメモリへのごみ検知用データと原稿画像データの格納時の制御手順を示すフローチャートである。 実施の形態2において、片面原稿の読取時にバッファメモリからごみ検知用データ及び原稿画像データを読み出すときの制御手順を示すフローチャートである。 実施の形態2において、両面原稿の読取時にバッファメモリから両面のごみ検知用データ及び両面の原稿画像データを読み出すときの制御手順を示すフローチャートである。 実施の形態3の画像処理装置の機能的構成を示すブロック図である。 読み取り解像度ごとの間引きOFFモード、間引きONのモード1〜3の対応を定めたテーブルの内容を示す説明図である。 従来の両面同時読取機能を備えた従来の画像読取装置の構成を示す図である。 従来の画像読取装置を備えた画像処理装置のブロック構成を示す図である。 従来のバッファメモリコントローラのブロック構成を示す図である。 従来の画像処理プロセッサのブロック構成を示す図である。 従来の画像データ制御部のブロック構成を示す図である。 従来のビデオデータ制御部のブロック構成を示す図である。 従来の画像メモリアクセス制御部のブロック構成を示す図である。 従来の両面原稿の画像データを読み取る際の画像パスを示す図である。 従来のバッファメモリに蓄積された画像データをメモリに転送するタイミングを示す図である。 従来のCIS及び基準白ローラの拡大図である。 従来のCISにより読み取られた原稿及び基準白ローラのスキャナデータを示す図である。 CISの読取面にごみが付着した様子を示す図である。 従来の白基準ローラ及び原稿を読み取った場合のスキャナデータ及びごみ補正後の画像データを示す図である。 白基準ローラの外周面にごみが付着した様子を示す図である。 白基準ローラ及び原稿を読み取った場合のスキャナデータを示す図である。 従来の裏面センサーボードユニットからバッファメモリコントローラを経て画像処理プロセッサに至る信号を示す図である。 従来の白基準データと原稿画像データのタイミングを示した図である。 従来のバッファメモリコントローラからバッファメモリへの片面の白基準データ及び原稿画像データの格納の制御フローを示す図である。 従来のバッファメモリから片面の白基準データ及び原稿画像データを読み出す際の制御フローを示す図である。 従来のバッファメモリから原稿両面の白基準データ及び原稿画像データを読み出す場合の制御フローを示す図である。 従来の画像処理装置のごみ検知のタイミングを示す図である。 従来の画像処理装置においてごみ検知用データ及び原稿画像データの蓄積に必要なバッファメモリの容量を示す図である。 従来の他の画像読取装置を備えた画像処理装置のブロック構成を示す図である。 従来の他のごみ検知デバイスの構成のブロック構成を示す図である。 表面センサーボードユニットからごみ検知デバイスへの信号と、ごみ検知デバイスからバッファメモリコントローラへの信号を示す図である。 従来の他の表面センサーボードユニットからごみ検知デバイスへの各信号のタイミングを示す図である。 従来の他のごみ検知デバイスからバッファメモリコントローラへの各信号のタイミングを示す図である。 従来の他のごみ検知デバイスを使用する場合に必要なバッファメモリの容量を示す図である。
符号の説明
5,51,2205 バッファメモリコントローラ
6 バッファメモリ
17 操作パネル
135 CIS
137 基準白ローラ
182 基準白板
161 CCD
501 表LSYNC制御部
502 裏LSYNC制御部

Claims (5)

  1. 基準白部材と、
    イメージセンサと、
    前記イメージセンサが前記基準白部材を読み取ることで生成される画像データの複数ラインの基準白データの平均値のラインデータを算出する算出手段と、
    前記基準白データの間引きを行う間引き機能と前記間引きを行わない機能とを備えた手段であって、前記平均値のラインデータに対しては前記間引きを行わずに前記平均値のラインデータを残す間引き手段と、
    前記間引き手段により間引かれずに残ったラインの基準白データを用いて、前記基準白部材と前記イメージセンサとの間に存在するごみを検知するごみ検知手段と、
    記憶手段と、
    前記イメージセンサが前記基準白部材を読み取ることで生成される基準白データと、前記イメージセンサが原稿を読み取ることで生成される原稿画像データとを、所定の休止時間を挟んで前記記憶手段に順次に書き込み、前記記憶手段から連続的に読み出す記憶制御手段と、
    ライン同期信号を連続的に生成する同期信号手段と、
    前記間引き機能が有効である場合に、連続的に生成されたライン同期信号を、ごみ検知期間及び前記休止期間にマスクし、前記間引き機能が無効である場合に、前記ライン同期信号を、前記休止期間にマスクするマスク手段と、を備え、
    前記記憶制御手段は、前記マスク手段でマスクされないライン同期信号に基づいて、前記基準白データ及び原稿画像データを前記記憶手段に書き込むことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記基準白部材は、前記イメージセンサに対向する位置に設けられたローラであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記間引き手段を動作させるか否かの選択が可能な間引き動作選択手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記ごみ検知手段を動作させるか否かの選択が可能なごみ検知動作選択手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 画像処理装置で実行される画像処理方法であって、
    イメージセンサが基準白部材を読み取ることで生成される画像データの複数ラインの基準白データの平均値のラインデータを算出する算出工程と、
    前記基準白データの間引きを行う間引き機能と前記間引きを行わない機能と実行する工程であって、前記平均値のラインデータに対しては前記間引きを行わずに前記平均値のラインデータを残す間引き関連工程と、
    前記間引き関連工程により間引かれずに残ったラインの基準白データを用いて、前記基準白部材と前記イメージセンサとの間に存在するごみを検知するごみ検知工程と、
    前記イメージセンサが前記基準白部材を読み取ることで生成される基準白データと、前記イメージセンサが原稿を読み取ることで生成される原稿画像データとを、所定の休止時間を挟んで記憶手段に順次に書き込み、前記記憶手段から連続的に読み出す記憶制御工程と、
    ライン同期信号を連続的に生成する同期信号工程と、
    前記間引き機能が有効である場合に、連続的に生成されたライン同期信号を、ごみ検知期間及び前記休止期間にマスクし、前記間引き機能が無効である場合に、前記ライン同期信号を、前記休止期間にマスクするマスク工程と、を含み、
    前記記憶制御工程は、前記マスク工程でマスクされないライン同期信号に基づいて、前記基準白データ及び原稿画像データを前記記憶手段に書き込むことを特徴とする画像処理方法。
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