JP2006140926A - 画像読み取り装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】最終段駆動クロックを位相調整手段で第1相転送クロックの立ち下がりと第2相転送クロックの立ち上がりのクロスポイントが確保できるようにする。
【解決手段】原稿画像を照明し、その光像を光電変換手段へ導く光学系と、光電変換手段を駆動する駆動手段と、この駆動手段へ供給するクロックを発生するタイミング信号発生手段と、前記タイミング信号発生手段の最終段駆動クロック(PH2B)の位相を調整する手段と、A/D変換手段からのデジタル信号に対するシェーディング補正手段を有する画像読み取り装置において、最終段駆動クロック(PH2B)の位相を調整する手段(タイミング回路212)は、前記シェーディング補正手段2223の白補正メモリ2224データから算出した転送効率結果と電荷先送り結果の少なくとも一方によって前記最終段駆動クロック(PH2B)の位相を調整する。
【選択図】図11

Description

本発明は画像読み取り装置、さらに詳しくは画像読み取り装置の光電変換手段へのクロック駆動技術、およびこのクロック駆動技術を使用した画像読み取り装置を備えたデジタル複写機、デジタルカラー複写機、ファクシミリ、カラーファクシミリなどの画像形成装置に関する。
この種の技術として、例えば特許文献1に開示された発明が公知である。この発明は、高速画像信号出力でも、CCD出力とそれ以降の画像信号処理タイミングとの同期を容易に実現することを目的として、 画像光をアナログ電気信号に変換する光電変換素子と、前記アナログ電気信号をサンプルホールドする手段を有し、少なくとも光電変換素子およびサンプルホールド手段は同一基板上に実装し、光電変換素子の出力タイミングを決定するクロックおよびサンプルホールド信号は同一の素子を介して供給するように構成している。
一方、光電変換手段は駆動手段を介した第1相転送クロックPH1(φ1)、第2相転送クロックPH2(φ2)、最終段転送クロックPH2B(φ2B)によって駆動される。φ1とφ2、φ2Bは互いに逆相になっているが、このクロックのPH1↓(第1相転送クロックの立ち下がり)とPH2↑(第2相転送クロックの立ち上がり)及びPH1↑(第1相転送クロックの立ち上がり)とPH2↓(第2相転送クロックの立ち下がり)のクロスポイントを光電変換手段(CCD)によって電圧レベルは異なるが1.5〜2V以上に確保する必要がある。このクロスポイントが確保できないと転送効率の低下、電荷の先送り現象(PRNUが悪化)が発生する。φ1とφ2のクロスポイントにおいては、同一ドライバ上でφ1とφ2をセット入力することにより各々のドライバについてそれぞれクロスポイントは確保される。このため、複数ドライバで駆動して、その遅延時間が異なっていてもCCD内部で複数端子のφ1とφ2はそれぞれ接続されているため、全体としても確保される。同様にφ1とφ2Bも逆相になっている。
特開平11−177783号公報
ところで、前記PH1↓とPH2B↑のクロスポイント条件は前記と同じにあるがPH1↑とPHB2↓のクロスポイント条件がないCCDもある。このようなCCDの場合はPHB2↓を速くすることによりクロックの50:50のDuty比を崩してパルス幅を調整してPHB2のLレベル領域を広くすることができ、CCD出力期間を広く取ることが可能となる。PH1↓とPH2B↑のクロスポイント条件はあるので、これが確保できないと転送効率に異常が発生する。すなわち、転送効率の低下、電荷の先送り現象(PRNUが悪化)が発生する。
そこで、本発明の目的は、このためPH2Bを位相調整手段で第1相転送クロックの立ち下がり(PH1↓)と第2相転送クロックの立ち上がり(PH2B↑)のクロスポイントが確保できるようにすることにある。
前記目的を達成するため、第1の手段は、原稿画像を照明し、その光像を光電変換手段へ導く光学系と、光電変換手段をシフト(2相)駆動クロック(2相の場合:PH1、PH2)と最終段駆動クロック(PH2B)、リセットクロック(RS)で駆動する駆動手段と、この駆動手段へ供給するクロックを発生するタイミング信号発生手段と、前記タイミング信号発生手段の最終段駆動クロック(PH2B)の位相を調整する手段と、光電変換手段からアナログ出力をA/D変換するA/D変換手段と、前記A/D変換手段からのデジタル信号に対するシェーディング補正手段を有する画像読み取り装置において、最終段駆動クロック(PH2B)の位相を調整する手段は、前記シェーディング補正手段の白補正メモリデータからの算出した転送効率結果と電荷先送り結果の少なくとも一方によって前記最終段駆動クロック(PH2B)の位相を調整することを特徴とする。
このように構成すると、前記シェーディング補正手段の白補正メモリデータからの算出した転送効率結果と電荷先送り結果の少なくとも一方によって前記最終段駆動クロック(PH2B)の位相を調整するので、クロスポイントが確保できる。
第2の手段は、第1の手段において、前記最終段駆動クロック(PH2B)の位相を調整する手段は、前記タイミング信号発生手段のクロックの位相をレジスタで設定制御して前記光電変換手段へ供給する前記最終段駆動クロック(PH2B)の位相を調整することを特徴とする。
このように構成すると、光電変換手段(CCD)への転送クロックの供給がφ1、φ2Bで別々のパッケージICで駆動されるとパッケージ間の遅延バラツキがあり、高速駆動においては、このバラツキによりクロスポイントを確保できなくなるが、前記タイミング信号発生手段のクロックの位相をレジスタで設定制御して前記光電変換手段へ供給する前記最終段駆動クロック(PH2B)の位相を調整するので、クロスポイントを確保することができる。また、パッケージ間の遅延バラツキ量に応じてレジスタで設定制御できるので、個別に調整することが可能となる。
第3の手段は、第1または第2の手段において、最終段転送クロック(PH2B)、リセットクロック(RS)を有し、前記駆動手段が複数パッケージICドライバであり、最終段転送クロック、リセットクロックを同一パッケージICドライバで駆動することを特徴とする。
このように構成すると、光電変換手段(CCD)が最終段転送クロック(PH2B)、リセットクロック(RS)からなる場合に出力タイミングを決定する上記2信号について同一パッケージICドライバで駆動するので、パッケージ間の遅延バラツキがなくなり、リセットクロック(RS)よりドライブされるφRSのタイミング適正化されて固体間のリセット不良を低減することができる。
第4の手段は、第1または第2の手段において、最終段転送クロック(PH2B)、リセットクロック(RS)、クランプクロック(CP)を有し、前記駆動手段が複数パッケージICドライバであり、最終段転送クロック、リセットクロック、クランプクロックを同一パッケージICドライバで駆動することを特徴とする。
このように構成すると、光電変換手段(CCD)が最終段転送クロック(PH2B)、リセットクロック(RS)、クランプクロック(CP)からなる場合に出力タイミングを決定する上記3信号について同一パッケージICドライバで駆動することにより、パッケージ間の遅延バラツキがなくなり、クランプクロック(CP)によってドライブされるφCPのタイミング適正化され、固体間のクランプ領域が増減することがなくなることにより安定したSNを確保することができる。
第5の手段は、第4の手段において、前記タイミング信号発生手段から発生する最終段転送クロック(PH2B)をクランプクロック(CP)と共通に使用することを特徴とする。
このように構成すると、クランプクロック(CP)によるクランプ領域を広く取るために最終段転送クロック(PH2B)とクランプクロック(CP)の発生信号を共通に使用するので、発生元での2信号間のバラツキを考慮する必要がなくなり、共通に使用しないときに比べて結果的に有効クランプ領域を広ることができる。その結果、ランダムノイズが低減して良好なSNを確保することができる。
第6の手段は、第1ないし第5のいずれかの手段において、前記タイミング信号発生手段のクロックの位相をレジスタで設定制御して前記光電変換手段へ供給する前記リセットクロック(RS)の位相を調整することを特徴とする。
このように構成すると、クランプクロック(CP)によるクランプ領域を広く取るために最終段転送クロック(PH2B)をクランプクロック(CP)と共通に使用するので、リセットクロック(RS)のリセット領域が有効クランプ領域から除かれることから、リセットクロック(RS)のパルス幅を狭くすることが可能となる。これにより有効クランプ領域が増加してランダムノイズが低減し、良好なSNを確保することができる。また、RSのパルス幅をレジスタで設定制御できるので個別に調整することができ、その際、CPU等のコントローラによって制御することができる。
第7の手段は、第1ないし第6の手段において、前記光電変換手段がCCDであることを特徴とする。
光電変換手段をCCDとすることにより縮小光学系が可能となり、焦点深度が得られることから原稿浮きやある程度の立体物の読取も焦点ボケない読み取りが可能となる。
第8の手段は、第1ないし第6のいずれかの手段において、前記光電変換手段が3ラインカラーCCDを含む複数ラインCCDであることを特徴とする。
光電変換手段が3ラインカラーCCDを含む複数ラインCCDの場合、転送クロックが複数ライン毎に必要となり、駆動するドライバも多数必要となり、複数パッケージICドライバも必要になり、クロスポイントのバラツキ、リセットクロックのバラツキ、クランプクロックのバラツキがそれぞれかみ合わさり、読取品質が低下するが、第8の手段では、これを防止することができる。
第9の手段は、第1ないし第8のいずれかの手段において、前記光電変換手段へ供給する2相駆動クロック(PH1、PH2)を1相毎に駆動する複数の駆動手段(複数パッケージICドライバ)を有し、2相駆動クロックをセットで同一パッケージICで駆動することを特徴とする。
光電変換手段(CCD)への2相駆動クロックの供給が、φ1、φ2が別々のパッケージICの駆動により行われると、パッケージ間の遅延バラツキがあり、高速駆動においては、このバラツキによりクロスポイントを確保できなくなるが、第9の手段では、クロスポイントを確実に確保することができる。
第10の手段は、第4ないし第9のいずれかの手段において、前記最終段駆動クロック(PH2B)の位相を調整量をリセットクロック(RS)、クランプクロック(CP)の位相調整量と等しくすることを特徴とする。
このように構成すると、最終段転送クロック(PH2B)の位相シフトにともない、リセットクロック(RS)、クランプクロック(CP)の位相シフト量を等しくすることにより、高速動作時の各タイミング取ることができる。
第11の手段は、第1ないし第10の手段に係る画像読み取り装置を画像形成装置が一体または別体に備えていることを特徴とする。
この第11の手段では、第1ないし第10の手段の各作用を画像形成装置においても発揮させることができる。
本発明によれば、シェーディング補正手段の白補正メモリデータからの算出した転送効率結果と電荷先送り結果の少なくとも一方によって前記最終段駆動クロック(PH2B)の位相を調整するので、第1相転送クロックの立ち下がりと第2相転送クロックの立ち上がりのクロスポイントを確保することができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。同図において、本実施形態に係る画像形成装置は、システム制御ユニット1、画像読み取りユニット2、画像処理ユニット3、画像書き込みユニット4、操作部ユニット5、複写機機構部6、画像表示ユニット7、ドラムユニット8、中間転写部9、現像部10、給紙部11および定着部12などの構成要素から基本的に構成されている。
このような構成要素からなる画像形成装置では、まず、画像読み取りユニット2により、光源から照射しながら原稿を走査して、原稿からの反射光を3ラインCCDセンサにより画像を読み取り、画像データを画像処理ユニット3に送る。画像処理ユニット3では、スキャナγ補正、色変換、主走査変倍、画像分離、加工、エリア処理、諧調補正処理などの画像処理を行なった画像データーを画像書き込みユニット4へ送る。画像書き込みユニット4では、画像データに応じてLD(レーザーダイオード)の駆動を変調する。
ドラムユニット8では一様に帯電された回転する感光体ドラムに前記LDからのレーザービームにより潜像を書き込み、現像ユニット10によりトナーを付着させて顕像化させる。
感光体ドラム上に作られた画像は、中間転写部9の中間転写ユニットの転写ベルト上に再転写される。中間転写ベルト上にはフルカラーコピーの場合4色のトナーが順次重ねられる。(Bk、C、M、Y)の4色フルカラーコピーの場合にはBk、C、M、Yの4色作像・転写工程が終了した時点で中間転写ベルトとタイミングを合わせて、給紙部11より転写紙が給紙され、紙転写部で中間転写ベルトから4色同時に転写紙にトナーが転写される。トナーが転写された転写紙は搬送部を経て定着部12に送られ、定着ローラーと加圧ローラによって熱定着され排紙される。
また、コピーモード等のユーザが設定するものは、操作部ユニット5によって入力される。設定されたコピーモード等の操作モードはシステム制御ユニット1に送られ、システム制御ユニット1では設定されたコピーモードを実行するための制御処理を行う。このときシステム制御ユニット1から、画像読み取りユニット2、画像処理ユニット3、画像書き込みユニット4、画像表示ユニット7等のユニットに対して制御指示を行う。
画像表示ユニット7に画像読み取りユニット2から読み取った画像を表示するには、システム制御ユニット1からの制御指示により、画像読み取りユニット2が原稿画像の読み取りをスタートし、画像読み取りユニット2からの画像信号に対して、画像処理ユニット3において画像表示ユニット7で表示するのに適した画像処理を行った後、画像表示ユニット7に原稿の画像データを出力する。画像処理ユニット3から出力された画像データは、図2に示す画像表示ユニット7の機能ブロック図の画像データレベル変換器30とFIFO21を介して、CPU23内蔵のDMAコントローラによって、画像データ格納用のDRAM22に格納される。画像表示ユニット7には画像データと共に画像データ制御信号も送られているので、有効画像領域だけを取り込むことが可能である。DRAM22に格納された有効画像データは、CPU23によってVRAM24にDMA転送される。このときCPU23によってDRAM22内の画像データの任意の部分を転送したり、拡大・縮小・間引き、その他の処理を行うことも可能である。VRAM24に転送された画像データは、LCDC(LCDコントローラ)25の制御によりLCDパネル26に表示される。
なお、ROM27はCPU23のプログラムデータを記憶し、SRAM28はCPU23のワークエリアとして機能するとともに、処理すべきデータを一時的に格納する。キーボード31はCPU23に対してデータや指示入力を行うためのものでCPU23とシステム制御ユニット1はシリアルレベル変換器29を介して接続されている。
図3は画像表示ユニット7の構成を示す図で、画像表示ユニット7は画像をLCD50に表示させ、その画面内で編集・加工のエリア指定/モード設定を行うためのディスプレイエディタを兼用しても良い。図3の各設定キーは図2の機能ブロック図においては31のキーボード部分にあたり、本発明で特に重要なキーは読み取りキー50aと明るさ調整キー49である。
図4は操作部ユニット5の正面図である。同図において、テンキー41はコピー枚数などの数値入力を行う場合に使用する。モードクリア/予熱キー42は設定したモードを取り消して初期設定に戻す場合や、一定時間以上の連続押下で予熱状態とする設定を行う。割り込みキー43はコピー中に割り込み、別の原稿のコピーを行う場合に使用する。画質調整キー44は画質の調整を行うときに使用する。プログラムキー45はよく使用するモードの登録や呼出を行う場合に使用する。プリントスタートキー46はコピー開始の為のキーである。クリア/ストップキー47は入力した数値をクリアする場合や、コピー途中でコピーを中断する場合に使用する。エリア加工キー48は画像表示ユニットディスプレイエディター上で、エリア加工・編集等のモードを使用する場合に使用する。輝度調整つまみ49はLCDパネルの画面の明るさを調整する。また、タッチパネルキー50はLCDパネル上に表示された各種のキーの範囲と同じ範囲にキーエリアを設定して、タッチパネルが前記設定された範囲内の押下を検出すると、その設定されたキーの処理を行う。初期設定キー51はユーザが各初期設定を選択できる時に押下する。
図5はLCD液晶表示画面の一例を示す図である。同図に示されるように、LCD画面上でカラーモード、自動濃度、マニュアル濃度、画質モード、自動用紙選択、用紙トレイ、用紙自動変倍、等倍、ソート、スタック等のモード選択表示があり、さらにクリエイト、カラー加工、両面、変倍等のサブ画面選択表示もある。各表示の大きさと同様の大きさのキーがタッチパネル上に設定されている。
図6は図5上の変倍キー押下による画面展開の一例を示す図である。変倍キーが押下されると、画面下方から変倍設定画面がスクロールアップされる。変倍設定画面には定型変倍予め変倍率が設定されている変倍モード用のキーが設定されている。例えば71%の部分のタッチパネルキーを押下すると、変倍率71%が選択される。またこの画面には定型変倍以外の変倍モードを選択するため、ズームキー、寸法変倍キー、独立変倍/拡大連写キーが画面左側に設定されている。
図7はタッチパネル検出回路の一例を示す回路図、図8は端子X1、X2、Y1、Y2の設定状態を表したものである。コントローラ25は検出端子をHigh状態にして、端子X1、X2、Y1、Y2を図8に示されるように設定する。Y1、Y2の回路は抵抗でプルアップされているので、タッチパネルOFFのときY1は+5vになり、ONの時は0vになる。従って、A/Dコンバータ251の出力からON/OFFの状態を確認する。コントローラ25は、タッチパネルONの状態を検知すると測定モードに切り換える。X方向の時はX1は+5v、X2は0vになり、入力位置の電位がY1を通してA/Dコンバータ251に接続されて座標が算出される。Y方向の座標も回路を切り換えて同様に算出される。このような検出回路によって、タッチパネル50の押下位置が検出される。
図9は操作部ユニット5の構成を示すブロック図である。同図において、CPU501からのアドレス信号はアドレスラッチ502に取り込まれ、CPU501からの信号によりここでコントロールされる。アドレスラッチをでたアドレス信号はその一部がアドレスデコーダ503に入り、ここで各ICへのチップセレクト信号を作り、メモリマップの作成に使用される。また、アドレスはROM504、RAM等のメモリやLCDC25に入りアドレス指定に使用される。一方、CPU501からのデータバスはメモリやLCDC25に接続され、データの双方向通信が行われる。LCDC25にはCPU501からのアドレスバス、データバスの他に、LEDドライバ504、キーボード31、アナログタッチパネル50、LCDモジュール26、及び表示データ用のROM252、RAM253等が接続されている。
LCDC25はキーボード31からの信号やタッチパネル50からの信号によりROM252、RAM253のデータから表示データを作成し、LCD26上への表示をコントロールする。また、CPU501には光ファイバー用コネクタが接続されており、外部との通信を行っている。
図10本発明の実施形態に係る画像読み取り部(ユニット)2の全体構成を示すブロック図である。
スキャナIPU制御部上のCPU201はROM202に格納されたプログラム実行し、RAM203にデータ等を読み書きすることによりスキャナ・IPU部の全体の制御を行っている。また、システム制御部(ユニット)1とシリアル通信で接続されおり、コマンド及びデータの送受信により指令された動作を行う。さらに、システム制御部1は操作表示部(操作部ユニット)5とシリアル通信で接続されており、ユーザからのキー入力指示により動作モード等の指示を設定することができる。CPU201はI/O206である原稿検知センサ、HPセンサ、圧板開閉センサ、冷却ファン等に接続されおり検知及びON/OFFの制御をしている。スキャナモータドライバ207はCPU201からのPWM出力によりドライブされ、励磁パルスシーケンスを発生し原稿走査駆動用のパルスモータ208を駆動する。
原稿画像はランプレギュレータ209に駆動されたハロゲンランプ210の光量出力により光信号を複数ミラー及びレンズを介して3ラインCCD211に結像される。3ラインCCD211はスキャナIPU制御上のタイミング回路212によって、各駆動クロックを与えられて各RGBのodd,evenのRGBのアナログの画像信号をそれぞれエミッタホロワ213,214,215に出力している。エミッタホロワ213,214,215からアナログ処理回路216,217,218へ入力されたRGBの各信号はアナログ処理回路216,217,218内で減算法CDS実行し、CCD211のオプティカルブラック部でラインクランプ実施し、oddとevenの出力差を補正し、それぞれのアンプゲイン調整を行う。ゲイン調整後はマルチプレクサで合成して、最終的にDCレベルのオフセット調整後にRGB各色の信号毎にA/Dコンバータ219,220,221へ入力される。
A/Dコンバータ219,220,221へ入力されたRGBのアナログ信号はデジタル化されてシェーディング回路222へ入力される。シェーディング回路では照明系の光量不均一やCCD211の画素出力のバラツキを補正する機能を持っている。シェーディング補正された画像データはRおよびG用のライン間補正メモリ223,224へ入力されて3ラインCCD211のBとG、BとRのライン数の画像データをメモリ223,224で遅延させてBGRの読取画像の1ライン以上の位置合わせを行い、ドット補正部225へ出力する。
ドット補正部225ではライン間補正メモリ223,224から出力された画像データのRGBデータの1ライン以内ドットのズレを補正する。そして、スキャナγ補正部226で反射率リニアデータをルックアップテーブル方式で補正する。この補正後の画像データは自動原稿色判定回路228と自動画像分離回路229とディレーメモリ227を介してRGBフィルタ、色変換処理、変倍処理、クリエイト230に入力される。自動原稿色判定回路228ではACS有彩/無彩判定処理が行われ、ACS処理では黒、及び灰色の判定を行う。自動画像分離回路229では文字/網点処理が行われる。ここでは像域分離処理として、エッジ判定白画素と黒画素の連続性により判定、網点判定画像中の山/谷ピーク画素の繰り返しパターンにより判定、写真判定文字・網点外で画像データがある場合に文字及び印刷網点部、写真部の領域を判定してCPU201に伝え、後段のRGBフィルタ、色変換プリンタγ補正、YMCKフィルタ、階調処理でパラメータや係数の切り換えに使用される。
画像データはRGBフィルタ230に入力される。RGBフィルタ230ではRGBのMTF補正、平滑化、エッジ強調、スルー等のフィルタ係数を先の判定領域により切り換えられ、設定される。色変換処理ではRGBデータからYMCK変換、UCR、UCA処理を実行する。更に、変倍処理に入力され、主走査の画像データに対して拡大/縮小処理を実行する。画像表示部(ユニット)7の分岐はこの処理後に行われる。なお、画像表示部7には、I/Fを介して接続されている。
クリエイト230ではクリエイト編集、カラー加工を行う。クリエイト編集では斜体、ミラー、影付け、中抜き処理等を実行する。カラー加工では、カラー変換、指定色消去、アンダーカラー等を実行する。
プリンタγ補正、YMCKフィルタ231では先の判定領域に基づいてプリンタγ変換とフィルタ係数の設定する。階調処理ではディザ処理を実行し、ビデオコントロールでは書き込みタイミング設定や画像領域、白抜き領域の設定やグレースケールやカラーパッチ等のテストパターン発生を行うことができ、最終画像データを書き込み処理でLDレーザーダイオードへ出力できるように処理されてLDへ出力する。
各機能処理はCPU201に接続されており、ROM202に格納されているプログラムにより各処理の設定と動作をシステム制御部の指示により実行する。
本実施形態における動作について図11を参照して説明する。
まず、タイミング回路212と3ラインCCD211と図10では図示しなかった両者間に入るCCD駆動ドライバ部233について説明する。タイミング回路212では発振器232からのクロックをPLL回路2121の入力としてCPUバスI/F2125を介してレジスタの設定(レジスタ設定部2126)で分周器2122を設定して4逓倍クロックを発生する。このクロックがもとになって各種クロックを発生し、クロック発生回路2127及びCCDクロック発生回路2123にクロックが入力される。また、タイミング回路212のCCDクロック発生回路2123からCCD211を駆動する第1相転送クロックXPH1、第2相転送クロックXPH2、最終段転送クロックXPH2B、リセットクロックXRS、クランプクロックXCP、シフトゲートクロックXSHを発生する。これらのクロックは後段のパルス調整回路2124に入力されてレジスタ設定部のコントロールに従い個々のクロックパルスの位相シフト量とパルス幅増減量を調整して出力する。前記パルス位相シフト量は前記4逓倍クロックの半周期単位でシフト量を調整する機能を持っている。また、パルス幅増減量も前記4逓倍クロックの半周期単位でパルス幅量を増減する機能を持っている。これらの出力がCCD駆動ドライバ部233へ入力される。
このときのCCD駆動ドライバ部233及び3ラインCCD211の詳細ブロック図を図12に示す。また、図12のドライバ部における入出力のタイミングチャートを図13に示す。図12において、3ラインCCD211の第1、2相転送クロックXPH1,XPH2は入力容量がMAX150pF、TYP100pFの端子が各8端子ある。駆動ドライバとしてはACT04を使用した例である。第1、2相転送クロックXPH1,XPH2の1端子に対してACT04を2個並列に接続して駆動する必要がある。ACT04の入力容量をMAX10pFとしてタイミング回路212の入力容量は、1端子で駆動する場合、各端子は波形整形及びタイミング微調整用のコンデンサ47pFを含めてMAX10×16+47=207pFとなる。
駆動ドライバのACT04のパッケージングの割り振りにおいて、φ1APH1、φ2APH2をそれぞれ同じ信号同士のパッケージング割り振りをした場合はACT04のパッケージングのバラツキによりPH1とPH2の位相ズレが大きくなりクロスポイントを確保することが困難となる。実際には図14に示すようなドライバICとしてACT04の伝搬遅延時間がロットA、B、Cにより温度によっては最大4ns程度のバラツキが発生する。このロット間のバラツキはACT04のパッケージのバラツキとなる。対して本実施形態における図12及び図15のパッケージングの割り振りは、対になる第1、2相転送クロックXPH1,XPH2を同一パッケージにすることによってパッケージ間の遅延バラツキをなくしPH1とPH2のクロスポイントを確保することができる。
また、図13のタイミングチャートに示すようにドライバ入力タイミング回路出力であるXPH1、XPH2,XPH2BはクロックDuty比50:50のT1:T1と等しくなっている。この信号がACT04の入力となり、反転してドライバ出力としてCCD211を駆動する。CCD入力転送クロックのPH1、PH2、PH2Bでも同様にDuty比50:50のT1:T1と等しくなっている。このときのPH1とPH2のクロスポイントはPH1の立ち下がり、立ち上がりどちらも2V以上でありクロスポイントの規格値を満足している。同様に、PH1とPH2BのクロスポイントもPH1の立ち下がり、立ち上がりどちらも2V以上でありクロスポイントの規格値を満足している。
次に最終段転送クロックXPH2BをクランプクロックXCPに共通に使用した場合の実施形態を図15及び図16に示す。図15で符号Qで示した丸点線部分で図12の構成と異なっている。すなわち、図15では、ドライバ入力の最終段転送クロックXPH2BとクランプクロックXCPの接続を変更して最終段転送クロックXPH2Bを共通で使用する回路となっている。このときのタイミングチャートを図16に示す。図16において、クランプクロックCP信号による有効クランプ領域はRS↓からPH2B↓まで(リセットクロックの立ち下がりから最終段転送クロックの立ち下がり)となるため、別パルスのクランプクロックCP信号ではなく最終段転送クロックPH2B信号を共通に入れることによりその時のリセットクロックRSパルス幅での最大の有効クランプ幅を取ることが可能となる。有効クランプ幅の仕様はCCD211によって変わるが、これが確保されていないとCCD211のランダムノイズが増加する傾向になる。
本発明は、クロスポイントの確保を容易にできることと上記のドライバICのパッケージの伝搬遅延時間のバラツキ、その他タイミング回路でのバラツキ等があっても最終段転送クロックXPH2Bのクロックパルスの位相シフト量調整を行ってPH2B↑とPH1↓(最終段転送クロックの立ち上がりと第1相転送クロックの立ち下がり)のクロスポイントを確保することを特徴としている。
次に位相シフト量調整を含むパルス調整機能について説明する。
図17はパルス位相シフト量調整機能を説明するための図で、同図において、XPH2B、XRS、XCPの各位相シフト量は図16で示したタイミングチャートを位相シフト量0のデフォルトとしている。本実施形態では位相シフト量は−4〜+4範囲としているが、一周期位相シフトできる構成とすることであらゆるタイミング対応することができる。図17において位相シフト量はPLLで発生する4逓倍クロックの半クロック単位の立ち下がりエッジ基準で位相シフト0を実線で示している。点線は位相シフト−2、−1、+1、+2を示している。位相シフトの−4、−3、+3、+4は同様に位相シフトするが、図17では省略している。XPH2B、XRSについて位相シフト例を示したが、XCPに関しても同様なので省略する。
図18はパルス幅増減量調整機能を説明するための図で、同図において、XPH2B、XRS、XCPの各パルス幅増減量は図16で示したタイミングチャートをパルス幅増減量0のデフォルトとしている。本実施形態ではパルス幅増減量を−3〜+3としているが、XPH2B、XRS、XCPは4逓倍の半クロック単位であると16分割になるので最小1分割のパルスから最大15分割のパルス幅まで取れる構成とすることも可能である。この構成であれば、あらゆるタイミングに対応できる。ただし、図18では、XPH2B、XRSのパルス幅増減量は−1、+1の例である。パルス幅の増減は立ち上がりエッジ基準に行う。パルス幅増減量の−3、−2、+2、+3も同様に増減するが、図18では省略している。XCPに関しても同様なので省略する。
図19はパルス調整機能レジスタの構成を示す図である。位相シフト量調整機能レジスタは各4bitでデフォルトを0として±4まで設定できる16bitレジスタ構成となっている。また、パルス幅増減量調整機能レジスタは各3bitで±3まで設定できる16bitレジスタ構成となっている。
以下、上記の位相シフト量調整がない場合について説明する。
図20は最終段転送クロックPH2Bを含むドライバICのパッケージの伝搬遅延時間大きい場合、または、第1相転送クロック及び第2相転送クロックPH1,PH2の複数ドライバICの総和としての伝搬遅延時間が小さい場合についてのタイミングチャートである。この伝搬遅延時間の差によりスキューTdが発生する。このスキューTdの発生によりドライバ出力のPH1↓とPH2B↑(第1相転送クロックの立ち下がりと最終段転送クロックの立ち上がり)のクロスポイントは図20の最下段に示すように規格値2V以上を確保できない2V以下となってしまう。これにより転送効率の低下、PRNUの悪化を招くことが考えられる。図21に示した例においてもクランプクロックXCPに最終段転送クロックXPH2Bと同信号入力した場合で高速動作時においては同様の不具合の発生が考えられる。
図22にドライバ入力のリセットクロックXCPに最終段転送クロックXPH2Bと同信号入力を行い、XPH2Bに位相シフト調整機能を実施した場合の例を示す図である。図21のスキューTdによりクロスポイント確保ができない場合に対して、XPH2Bの位相シフト量調整機能レジスタを通常状態から−1することによりPLLクロックの半クロックの位相シフトが可能である。位相シフト量はTdのスキュー量により適正値を調整する。図22の例では、スキューが(Td−PLL半クロック)に低減され、クロスポイント確保ができている。さらにXPH2Bと同一パッケージに入力しているリセットクロックXRS、クランプクロックXCPに対して、最終段転送クロックXPH2Bと同じ位相シフト量を入れることにより各信号のタイミングを確保することができる。
次に図11を参照し、位相シフト量の適正値の算出・調整方法について説明する。
図11におけるシェーディング補正回路222は原稿読取時に照明系の光量不均一やCCDの画素出力のバラツキを補正する機能を持っている。シェーディング補正回路222はバスI/F2221、レジスタ設定部コントロール回路2222、シェーディング演算回路2223、白メモリ2224からなっている。本実施形態では白基準板上でシェーディングデータを取り込む白メモリ2224を兼用して、転送効率、電荷先送りのどちらか一方あるいは両方とも算出し、その結果より位相シフト量を算出する。白メモリ2224には白基準板で複数ライン平均した出力値が保存されている。この白メモリ2224に保存した出力値は1画素単位でシェーディング演算回路222を介してレジスタ設定回路2126、バスI/F2125によってCPU201から読み取ることができる構成となっている。
図23は本実施形態におけるCCD211の動作タイミングを示すタイミングチャートである。ODDのB、G、R出力がOS1、3,5とEVENのB、G、R出力がOS2、4、6構成となっている。各出力の有効画素信号2301の後のダミー信号2302の中に転送効率測定及び電荷先送り測定が行えるTTE測定用画素2303が設けられている。TTE画素2303の前後はフォトダイオードがない空送り部2304である。TTE画素2303の後側1画素の結果より転送効率を算出、TTE画素2303の前側1画素の結果より電荷先送り算出を行う。
CPU201での計算式は、
転送効率
=TTE画素の出力値/TTE画素+1画素の出力値+TTE画素の出力値×100%
電荷先送り
=TTE画素の出力値/TTE画素−1画素の出力値+TTE画素の出力値×100%
のようになる。
CCD211によりTTE画素2303位置は決まっているので白メモリ2224から
TTE画素2303の出力値
TTE画素+1画素の出力値
TTE画素−1画素の出力値
をCPU201で読み取る。
図21のスキューTdによりクロスポイント確保ができない場合の実際の読取値8bit換算は、
TTE画素の出力値=195
TTE画素+1画素の出力値=3
TTE画素−1画素=10
のようになる。このときの実際のCPU201での計算結果を求めると、
転送効率
=TTE画素の出力値/TTE画素+1画素の出力値+TTE画素の出力値×100%
=195/3+195×100%
=98.5%
となり、
電荷先送り
=TTE画素の出力値/TTE画素−1画素の出力値+TTE画素の出力値×100%
=195/20+195×100%
=90.7%
となる。
CPU201では転送効率、電荷先送りとも95%以下の場合に位相調整を実行する。電荷先送りがNGなので、最終段転送クロックXPH2Bの位相シフト量調整機能レジスタを通常状態から−1することによりPLLクロックの半クロックの位相シフトさせる。その結果、図22に示すようにスキューが(Td−PLL半クロック)に低減してクロスポイント確保が可能となる。
図22の実際の読取値8bit換算は、
TTE画素の出力値=195
TTE画素+1画素の出力値=3
TTE画素−1画素=1
となる。このときの実際のCPU201での計算結果を求めると
転送効率
=TTE画素の出力値/TTE画素+1画素の出力値+TTE画素の出力値×100%
=195/3+195×100%
=98.5%
となり、
電荷先送り
=TTE画素の出力値/TTE画素−1画素の出力値+TTE画素の出力値×100%
=195/1+195×100%
=99.5%
となる。CPU201では転送効率、電荷先送りとも95%以上となり位相調整を終了する。
転送効率結果が95%以下となった場合は、最終段転送クロックXPH2Bの位相シフト量調整機能レジスタを通常状態から+1することにより、逆方向にPLLクロックの半クロックの位相シフトが可能となる。結果は略すがこれより転送効率結果が95%以上となり良好な転送が達成される。
また、CCD201によってはTTE画素2303がないものがある。その場合は、
転送効率=最終画素の出力値/最終+1画素の出力値+最終画素の出力値×100%
電荷先送り=最初画素の出力値/最初+1画素の出力値+最初画素の出力値×100%
の画素位置に当てはめて代用する。
このようにして転送効率、電荷先送りを算出して調整することにより転送効率が規格値内に入るようにし、ドライバICのパッケージ間のスキューをキャンセルして信頼の高い安定した画像読取を実現することができる。
また、パッケージ構成を最終段転送クロックPH2B、リセットクロックRS、クランプクロックCPを同一パッケージ内にすることによって最終段転送クロックにおけるスキューを最小限に止めることができる。また、最終段転送クロックPH2Bの位相シフトにともない、リセットクロックRS、クランプクロックCPの位相シフトも高速動作時は各タイミングにおいて余裕度がないため行う必要があり、本実施形態ではリセットクロックRS、クランプクロックCPに関しても位相シフト調整機能があるため容易に調整可能である。
このように本実施形態によれば、CCD駆動容量が大きくなる複数ラインCCDに対して大きな効果をもたらす。また、高速読取においてCCDの出力期間が充分に確保できていない場合にはパッケージ間のバラツキの影響を小さくできることで高信頼で高安定な読取を実現できる。
なお、本実施形態では、6回路入りのACT04をCCD駆動ドライバとして示したが、8回路入りの例えばACT240等を使用しても実現可能である。
以上のように本実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
1)転送効率結果をシェーディング補正手段の白メモリデータから算出する手段を設けたので、本画像読取装置だけで自動調整が可能となる。また、機械外部に転送効率を測定する設備不要、人が介しての測定が不要となる。
2)本発明によれば、前述のクロスポイントを確実に確保することができる。また、パッケージ間の遅延バラツキ量に応じてレジスタで設定制御することが可能なので、個別に調整でき、CPU等のコントローラによって制御できる。また、CCD自体の転送効率バラツキ量やその他部品抵抗、コンデンサ等バラツキ量なども含めてPH2Bの位相をレジスタで設定制御できるので、個別に調整できる。
3)光電変換手段CCDが最終段転送クロックPH2B、リセットクロックRSからなる場合に出力タイミングを決定する上記2信号について同一パッケージICドライバで駆動することにより、パッケージ間の遅延バラツキがなくなり、リセットクロックRSよりドライブされるφRSのタイミング適正化されて固体間のリセット不良を低減することができる。
4)光電変換手段CCDが最終段転送クロックPH2B、リセットクロックRSクランプクロックCPからなる場合に出力タイミングを決定する上記3信号について同一パッケージICドライバで駆動することにより、パッケージ間の遅延バラツキがなくなり、クランプクロックCPよりドライブされるφCPのタイミング適正化されて固体間のクランプ領域が増減することがなくなる。これによりより安定したSNを確保することができる。
5)クランプクロックCPによるクランプ領域を広く取るためには最終段転送クロックPH2BとクランプクロックCPの発生信号を共通に使用する。これにより発生元での2信号間のバラツキを考慮する必要がないため、共通に使用しないときに比べて結果的に有効クランプ領域を広く取ることができる。その結果、ランダムノイズが低減され、良好なSNを確保することができる。
6)クランプクロックCPによるクランプ領域を広く取るためには最終段転送クロックPH2BをクランプクロックCPと共通に使用することで可能となる。リセットクロックRSのリセット領域は有効クランプ領域から除かれるため、リセットクロックRSのパルス幅を狭くすることにより有効クランプ領域が増加してランダムノイズが低減して良好なSNを確保することができる。また、RSのパルス幅をレジスタで設定制御できるので、個別に調整が可能となり、CPU等のコントローラによって制御できる。
7)光電変換手段をCCDとすることで縮小光学系が可能となり、焦点深度が得られることから原稿浮きやある程度の立体物の読取も焦点ボケない読み取りが可能となる。
8) 光電変換手段が3ラインカラーCCDを含む複数ラインCCDの場合、転送クロックが複数ライン毎に必要となる。駆動するドライバも多数必要となり、複数パッケージICドライバも必要になり、クロスポイントのバラツキ、リセットクロックのバラツキ、クランプクロックのバラツキがそれぞれかみ合わさって読取品質が低下してしまうことを防止することができる。
9)光電変換手段CCDへの2相駆動クロックの供給がφ1、φ2が別々のパッケージICで駆動されるとパッケージ間の遅延バラツキがあり、高速駆動においては、このバラツキによりクロスポイントを確保できなくなるが、本実施形態によりクロスポイントを確保することが可能となる。
10)最終段転送クロックPH2Bの位相シフトにともない、リセットクロックRS、クランプクロックCPの位相シフト量を等しくするにより、高速動作時の各タイミング取ることができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 本実施形態に係る画像形成装置の画像表示ユニットの機能ブロック図である。 本実施形態に係る画像形成装置の画像表示ユニットの構成を示す図である。 本実施形態に係る画像形成装置の操作部ユニットの正面図である。 本実施形態に係る画像形成装置のLCD液晶表示画面の一例を示す図である。 図5上の変倍キー押下による画面展開の一例を示す図である。 タッチパネル検出回路の一例を示す回路図である。 図7のタッチパネル検出回路の端子X1、X2、Y1、Y2の設定状態を表す図である。 本実施形態に係る画像形成装置の操作部ユニットの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像読み取り部(ユニット)の全体構成を示すブロック図である。 図10のタイミング回路を中心とする要部を示すブロック図である。 図11におけるCCD駆動ドライバ部及び3ラインCCDの詳細を示すブロック図である。 図12のドライバ部における入出力のタイミングを示すタイミングチャートである。 駆動ドライバの温度と伝搬遅延時間との関係を示す特性図である。 最終段転送クロックXPH2BをクランプクロックXCPに共通に使用した場合のCCD駆動ドライバ部及び3ラインCCDの詳細を示すブロック図である。 図15のドライバ部における入出力のタイミングを示すタイミングチャートである。 パルス位相シフト量調整機能を説明するための図である。 パルス幅増減量調整機能を説明するための図である。 パルス調整機能レジスタの構成を示す図である。 ドライバICのパッケージの伝搬遅延時間大きい場合、または、第1相転送クロック及び第2相転送クロックの複数ドライバICの総和としての伝搬遅延時間が小さい場合についてのCCDの駆動タイミングを示すタイミングチャートである。 ドライバ入力のリセットクロックXCPに最終段転送クロックXPH2Bと同信号入力を行った場合のCCDの駆動タイミングを示すタイミングチャートである。 ドライバ入力のリセットクロックXCPに最終段転送クロックXPH2Bと同信号入力を行い、XPH2Bに位相シフト調整機能を実施した場合のCCDの駆動タイミングを示すタイミングチャートである。 本実施形態におけるCCDの動作タイミングを示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 システム制御ユニット
2 画像読み取りユニット(スキャナ)
3 画像処理ユニット
4 画像書き込みユニット
5 操作部ユニット
6 複写機機構部
7 画像表示ユニット
8 ドラムユニット
9 中間転写部
10 現像部
11 給紙部
12定着部
21 FIFO(ラインバッファ)
22 DRAM(画像データメモリ)
23 CPU
24 VRAM(ビデオメモリ)
25 LCDC(LCDコントローラ)
26 LCD(液晶パネル)
27 ROM
28 SRAM
29 シリアル通信ドライバ
30 画像データ信号バッファ(ドライバ/レシーバ)
31 キーボード
201 CPU
211 3ラインCCD
212 タイミング回路
213,214,215 エミッタホロワ
216,217,218 アナログ回路
219,220,221 A/Dコンバータ
222 シェーディング回路
223,224 ライン間補正メモリ
225 ドット補正部
226 スキャナガンマ補正部
227 ディレーメモリ
228 自動原稿色判定回路
229 自動画像分離回路
230 RGBフィルタ・色変換・変倍処理・クリエイト部
231 プリンタγ補正・書き込み処理部
2221 バスI/F
2222 レジスタ設定部
2223 シェーディング演算回路
2224 色メモリ

Claims (11)

  1. 原稿画像を照明し、その光像を光電変換手段へ導く光学系と、
    光電変換手段をシフト駆動クロック、最終段駆動クロック、リセットクロックで駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段へ供給するクロックを発生するタイミング信号発生手段と、
    前記タイミング信号発生手段の最終段駆動クロックの位相を調整する手段と、
    前記光電変換手段からアナログ出力をA/D変換するA/D変換手段と、
    前記A/D変換手段からのデジタル信号に対するシェーディング補正手段と、
    を有する画像読み取り装置において、
    前記最終段駆動クロックの位相を調整する手段は、前記シェーディング補正手段の白補正メモリデータからの算出した転送効率結果と電荷先送り結果の少なくとも一方によって前記最終段駆動クロックの位相を調整することを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 前記最終段駆動クロックの位相を調整する手段は、前記タイミング信号発生手段のクロックの位相をレジスタで設定制御して前記光電変換手段へ供給する前記最終段駆動クロックの位相を調整することを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  3. 最終段転送クロック、リセットクロックを有し、前記駆動手段が複数パッケージICドライバであり、最終段転送クロック、リセットクロックを同一パッケージICドライバで駆動することを特徴とする請求項1または2記載の画像読み取り装置。
  4. 最終段転送クロック、リセットクロック、クランプクロックを有し、前記駆動手段が複数パッケージICドライバであり、最終段転送クロック、リセットクロック、クランプクロックを同一パッケージICドライバで駆動することを特徴とする請求項1または2記載の画像読み取り装置。
  5. 前記タイミング信号発生手段から発生する最終段転送クロックを前記クランプクロックと共通に使用することを特徴とする請求項4記載の画像読み取り装置。
  6. 前記タイミング信号発生手段のクロックの位相をレジスタで設定制御して前記光電変換手段へ供給する前記リセットクロックの位相を調整することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の画像読み取り装置。
  7. 前記光電変換手段がCCDであることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の画像読み取り装置。
  8. 前記光電変換手段が3ラインカラーCCDを含む複数ラインCCDであることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の画像読み取り装置。
  9. 前記光電変換手段へ供給する2相駆動クロックを1相毎に駆動する複数の駆動手段を有し、2相駆動クロックをセットで同一パッケージICで駆動することを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の画像読み取り装置。
  10. 前記最終段駆動クロックの位相を調整量をリセットクロック、クランプクロックの位相調整量と等しくすることを特徴とする請求項4ないし9のいずれか1項に記載の画像読み取り装置。
  11. 請求項1ないし10のいずれか1項に記載の画像読み取り装置を一体または別体に備えていることを特徴とする画像形成装置。
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