JPH0738716A - 画像処理システム - Google Patents

画像処理システム

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JPH0738716A
JPH0738716A JP5202978A JP20297893A JPH0738716A JP H0738716 A JPH0738716 A JP H0738716A JP 5202978 A JP5202978 A JP 5202978A JP 20297893 A JP20297893 A JP 20297893A JP H0738716 A JPH0738716 A JP H0738716A
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image
transfer belt
processing system
data
intermediate transfer
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Pending
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JP5202978A
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English (en)
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Haruka Nakamura
はるか 中村
Kazutaka Nagata
一孝 永田
Takashi Sato
敬 佐藤
Noboru Murayama
登 村山
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/50Picture reproducers
    • H04N1/506Reproducing the colour component signals picture-sequentially, e.g. with reproducing heads spaced apart from one another in the subscanning direction
    • H04N1/508Reproducing the colour component signals picture-sequentially, e.g. with reproducing heads spaced apart from one another in the subscanning direction using the same reproducing head for two or more colour components
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/14Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base
    • G03G15/16Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価且つ小型に画像合成手段を実現できる画
像処理システムを提供する。 【構成】 画像読み取り手段と、電子写真方式の画像形
成手段を備えた画像処理システムにおいて、中間転写ベ
ルト216 を備え、複数の原稿から読み取った複数の画像
情報に基づく形成画像を中間転写ベルト216 上で重ね合
せることを特徴とする画像処理システム。また、上記に
おいて、自動排出モードとコマンド排出モードを備えた
構成にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像合成技術に関し、特
に電子写真方式の画像形成手段を備え、中間転写ベルト
上で画像合成を行う画像合成技術に関する。
【0002】
【従来の技術】複写装置等の画像処理装置における従来
の画像合成は、例えば出力される1ページの紙サイズ分
のページバッファを備え、このバッファ中に合成しよう
とする複数の画像データの一つを配置し、続いて上記同
一バッファ中に他の画像データを配置し、必要に応じ
て、合成結果を表示装置上で確認して、その合成データ
を画像形成手段に供給することによって上記複数の画像
を合成する様にしていた。上記合成において、いくつか
の画像が重なる部分については、いずれの画像を表示す
るか、或はいずれの画像を上にするのかを予め指定して
おき、指定された画像データをバッファに書込んでい
た。また、モノクロ画像では両方の画像を重ねて書くこ
ともある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年画
像形成装置においては、カラー化と高解像度化が進んで
おり、画像バッファとして要求されるメモリ容量は増大
している。例えば、16本/mmの解像度で、YMCKの
4階調カラー画像のA4サイズ1枚分のバッファの容量
は16メガバイトになる。合成のために、それぞれの画像
データの分を用意することを考えれば、画像合成用にバ
ッファを備える場合は容量は更に増加する。従って、従
来の様にバッファメモリ中において画像を合成する方法
では、近年メモリ用RAMが高集績化され、安価になっ
たとは言え、画像装置が高価で、且つ機器の形状も大き
くなるという問題があった。
【0004】
【発明の目的】本発明は上記のような従来の画像処理装
置における画像合成手段における問題を解決し、安価で
あって且つ小型に画像合成手段を実現できる画像処理シ
ステムを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
する為に、画像読み取り手段と、電子写真方式の画像形
成手段を備えた画像処理システムにおいて、感光体ドラ
ム上に形成した画像を一時的に転写する中間転写ベルト
を備え、複数の原稿から読み取った複数の画像情報に基
づく形成画像を中間転写ベルト上で合成すること、自動
排出モードとコマンド排出モードを備えその何れかを選
択的するように構成にしたこと、上記中間転写ベルト上
で合成する画像が、原稿から読み取った画像情報に基づ
く形成画像と、原稿によらずに生成されたデータに基づ
く形成画像であること、上記中間転写ベルト上で合成す
る画像が、原稿から読み取った画像情報、本システム内
で生成された原稿によらないデータ、記憶媒体または通
信媒体を介して外部から取得したデータのうちから少な
くとも二つ選択して入力されること、上記画像形成手段
内に基準検出手段を設け、基準点検出タイミングに同期
させて、合成する画像の潜像形成を開始するように構成
したこと、画像を形成するための画像データを一時的に
格納するラインバッファを備え、基準点検出タイミング
に同期させて、合成すべき画像データを上記ラインバッ
ファへ格納開始する構成にしたこと、画像を形成するた
めの画像データを一時的に格納する画像バッファを備
え、基準点検出タイミングに同期させて、合成すべき画
像データを上記画像バッファから読み出し開始するよう
構成したこと、本システムで生成される原稿によらない
データ、および記憶媒体または通信媒体を介して本シス
テムが外部から取得したデータが、日付、時刻、設置場
所、管理者、機種名、ページのうち少なくとも一つ以上
を表現する文字情報である構成であること、画像読み取
り手段と画像形成手段を備えた画像処理システムにおい
て、画像読み取りと画像形成を並行して動作させる手段
を備え、且つ形成される画像上に文字列を挿入すること
を特徴とする。
【0006】
【作用】上記の様に中間転写ベルトを備え、複数の原稿
から読み取った複数の画像情報に基づく形成画像を中間
転写ベルト上で重ね合せることにより、大容量のバッフ
ァメモリを用いることなく、中間転写ベルト上で画像の
合成可能となる。また、自動排出モードとコマンド排出
モードを備えているので、中間転写ベルト上で重ね合わ
せてカラー画像を形成する際、最終色の転写後自動的に
記録紙への転写することができる。更にまた、原稿から
読み取った画像情報に基づく形成画像と、原稿によらず
生成したデータに基づく形成画像を中間転写ベルト上で
重ね合せることができるので、原稿から読み取った画像
情報に様々な任意の情報を付加した画像合成が可能とな
る。
【0007】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づいて本発明
を詳細に説明する。まず、図7に示す複写システムの例
で、画像入力装置1の読み取り速度を画像出力装置2の
書き込み速度(出力速度)に合わせ、且つ読み取りと書
き込みを同期させて画像バッファをラインバッファで実
現する方法を示す。図1は本発明を適用する画像処理装
置のブロック図であって、図1(a)に示すように、画
像入力装置1には少なくとも、原画像を画素に分解して
読み取る画像読み取り手段11と、第1通信制御手段10を
含み、同図(b)に示す様に画像出力装置2には少なく
とも画像形成手段21と、第2通信制御手段20を含み、同
図(c)に示す様に制御処理装置3は操作部31と、通信
制御手段30を含む。上記3つの装置は図2(a)(b)
(c)に示すように、機構的に互いに離しても互いに伝
送路を介して通信を行うことによってシステムの機能を
満足できる構造になっている。また、図示していない
が、制御処理装置3は他の2つの装置のうちいずれか一
方の筐体内に収納する構造も可能である。
【0008】以下、各装置の構成と作用を説明する。図
1(a)に示すように、画像入力装置1は、画像読み取
り手段11、基本画像処理手段12、拡張画像処理手段13、
通信制御手段10から構成される。上記画像読み取り手段
11の構成と動作を以下に示す。画像入力装置の機構図を
示す図2(a)において、111 は第1キャリジ、112は
カラー撮像デバイス、113 はキャリジホームセンサ、11
4 はモータである。また、図1(a)において、116 は
AD変換器、117 はシェーディング補正回路、118 はサ
ンプリング位置ずれ補償回路である。以上の構成に於い
て、原画走査は以下のように行う。即ち、第1キャリジ
111は通常キャリジホームセンサ113 の真上で静止して
待機している。読み取り開始指令を受信すると、モータ
114 を駆動し図面右方向に走査を開始する。走査に伴っ
て間もなくキャリジ111 がホームセンサ113 の検知範囲
を外れ、この外れる位置が走査基準位置として記憶さ
れ、校正基準点として用いられる。また通信制御手段10
はキャリッジ111 が画先端119 に到達するまでの時間と
速度の関係から最適加速計画を計算し、モータ114 のス
テップパルス列の周期等を算出する。以降キャリジ速度
はこのパルス列で駆動され、画先端119 に至るタイミン
グと一定速度による走査が期待通り達成される。
【0009】キャリッジ111 が校正基準点を通過した後
は速度の如何に拘わらず撮像デバイス112 は各色の主走
査1ラインを例えば原画換算で16画素/mmに分解、標本
化して読み取る。上記基準点通過後はまず白規準板を読
み取り、A/D変換器116 で8ビットのディジタル値に
変換され、シェーディング補正回路117 に記憶される。
これにより以降読み取られた画像データはシェーディン
グ補正が有効に施される。次に原画先端119 に達する
と、撮像デバイス112 は原画からの画素単位のRGB反
射光に応じたアナログ電圧を出力し、A/D変換器116
にて8ビットのディジタル信号、即ち256 階調に量子化
し、画素毎の色分解ディジタル値として基本画素処理手
段12に出力する。原画の全てを読み取り、キャリジ111
が右端に達するとモータ114 を反対方向に回し、ホーム
位置まで復帰した後、停止し、次の走査に備える。
【0010】図3は上記画像入力装置1に備えられた通
信制御手段10の具体的構成例を示すブロック図である。
図において、101 はマイクロプロセッサ、102 はRA
M、103 はROM、104 はタイマカウンタ、105 は同期
信号発生器、106 はDMAコントローラ、107 はFIF
O、108 はSCSIコントローラである。通信制御手段
10は制御処理装置3、画像出力装置2と所定のプロトコ
ルで交信して、その指令に基づき画像読み取り動作を制
御し、伝送路9(図7参照)を介して画像データを画像
出力装置等に転送すると共に、画像入力装置1内の全て
の構成要素を有機的に制御する。カラー複写モードにお
いては、画像出力装置2がCMYK面順次作像方式であ
る場合は、1枚の原画に対して4回の走査が必要であ
り、画像入力装置1からは1走査毎にCMYKのうち1
色づつが送り出される。
【0011】画像出力装置2は、図1(b)に示すよう
に、画像形成手段21と記録制御回路23と第2通信制御手
段20から構成される。なお、第2通信制御手段20は上記
画像入力装置1における第1通信制御手段10と同様のハ
ードウェア構成である。第2通信制御手段20は制御処理
装置3、画像入力装置1と交信して、その指令に基づ
き、画像入力装置1から転送される画像データを受信
し、そのデータを記録制御回路23に渡すと共に、画像出
力装置2内の全ての構成要素を有機的に制御する。図2
(c)は画像出力装置の機構図であって、211 はレーザ
ダイオード、212はfθレンズ、213 はミラー、214 は
感光体ドラム、215 は給紙ロール、216 は中間転写ベル
ト、217 は1次転写コロトロン、218 は2次転写コロト
ロン、219は帯電スコロトロン、220 C、220 M、220
Y、220 Kはそれぞれシアン、イエロー、マゼンタ、黒
の現像装置、221 はクリーナ、222 は搬送ベルト、223
は定着ロール、224 は駆動モータ、225 は画像位置検知
手段である。
【0012】この画像出力装置2は第2通信制御手段20
に入力されるCMYK各色画像データについてフルカラ
ー可視画像を形成し、出力する。即ち、像形成サイクル
が開始されると、先ず感光体ドラム214 は駆動モータ22
4 によって反時計廻りに回転され、その回転に伴ってC
(シアン)潜像形成、Cトナー像形成、M潜像形成、M
トナー像形成、Y潜像形成、Yトナー像形成、K潜像形
成、Kトナー像形成が行なわれ、最終的にはCMYKの
順に中間転写ベルト216 上に重ねてトナー像が作られ
る。まずC像形成は以下のようにして行なわれる。帯電
スコロトロン219 はコロナ放電によって感光体ドラム21
4 を負電荷で−700 Vに一様に帯電し、続いてレーザダ
イオード211 はC信号に基づいてラスタ露光を行なう。
【0013】記録信号は第2通信制御手段20に入力され
る画像データであり、記録制御回路23が上記記録信号に
基づいてレーザダイオード211 を入力画素単位に発光制
御する。より具体的に言えば、信号が最高濃度画素のと
きには全主走査幅相当だけレーザ発光し、白画素のとき
には全く発光せず、中間的な濃度の場合には濃度データ
に比例した時間だけ発光させることによって原画像に対
応した露光が行われる。このようにしてラスタ像が露光
されたとき、当初一様荷電された感光体ドラム214 の周
面の露光された部分は、露光光量に比例する電荷が消失
し、静電潜像が形成される。続いて、現像装置220 C内
で撹拌によって負極性に帯電されたCトナーは、感光体
ドラム214 上の電荷のない部分つまり露光された部分に
吸着され、潜像と同様なC可視像が形成される。このよ
うにして形成された感光体ドラム上のトナー像は、感光
体ドラムの反時計回りの回転によって、1次転写コロト
ロン217 の対向位置に達すると、感光体ドラムと接しな
がら同期速度で駆動されている中間転写ベルト216 にコ
ロナ転写される。同様にして次に形成されたマゼンタ
(M)の画像を上記のようにして中間転写ベルト216 上
に形成されたシアン(C)の画像にずれることなく重な
るように転写するが、そのためにM潜像形成に先立っ
て、同期信号つまり読み取り開始制御情報を画像入力装
置1に送る。この読み取り開始制御情報は、上記C像形
成の際、有効C画像(C画像の開始位置)よりわずかに
先方に付しておいた見当合わせ(レジストレーション)
Cトナーマーク画像を画像位置検知手段225 が検知した
タイミングで発生される。
【0014】図1(c)及び図2(b)に示すように、
制御処理装置3は、第3通信制御手段30、操作部31、シ
ステム制御手段32、外部記憶装置33等を備えている。ま
た、上記システム制御手段32は複写制御手段321 、ファ
クシミリ通信手段322 、プリント制御手段323 、知的画
像処理手段324 、外部接続コネクタ325 等を備えてい
る。なお、第3通信制御手段30は上記第1通信制御手段
10と同様のハードウェア構成である。この構成による制
御処理装置3は、本複写システム全体を統合的に制御す
る機能を有し、本システムを構成する他のサブシステ
ム、例えば画像入力装置1や画像出力装置2と伝送路9
を介して接続され、制御情報(コマンドやプロトコル上
必要な情報)や画像データを送受しながら、システム全
体を制御する。操作部31はキー入力手段と表示手段から
成り、操作者に対してメッセージを出力し、また、各種
指示を入力する機能を備える。本実施例で示すSCSI
システムのように、共通の伝送路のみを使用し、必要に
応じて制御情報の交信や、画像データの転送を行う汎用
的な通信手段を介して相互に連携を取りつつ、分離され
た画像入力装置1と画像出力装置2とを並行動作させる
装置に於いて、従来の様に読み取り手段と画像形成手段
が一体化している一般的な複写機と同等の速度を達成す
るためには、汎用的な通信手段を使用して、画像読み取
りと画像形成の同期をいかにして実現するかが重要な課
題であり、本システムのように、カラー画像を形成する
ような場合は特に同期が問題と成る。
【0015】以下、同期に主眼をおきつつ、本システム
による画像入力と画像出力の並行動作について、図1、
図2、図3、図4、図5および図6を参照しながら詳細
に説明する。図4は通信制御フロー、図5は画像入力装
置1内の動作フロー、図6は画像出力装置2内の動作フ
ローを示すフローチャートである。本実施例では、制御
情報と画像データを同一の伝送路で転送する通信手段と
して上述したSCSIシステムを使用している。本複写
システムでは、初期状態において、制御処理装置3がS
CSIで定義されたイニシェータであり、画像入力装置
1と画像出力装置2がターゲットである(図4に示され
る〔SCU〕は制御処理装置がイニシェータであること
を表わしている)。そして、以下に説明する動作フロー
は、各装置が上記のような状態にあり、且つSCSIで
定義されたインフォメイション・トランスファ・フェー
ズにある時に、操作者が制御処理装置(以下SCUと略
す)3上の操作部31内のコピーキーを押した時点をスタ
ート時とする。
【0016】操作者はコピーキーをONすることにより
複写を指示すると共に、コピー枚数や紙サイズや必要で
あれば濃度等を指定する。なお、紙サイズについてはS
CU3が画像入力装置(以下SCNと略す)1において
原稿サイズを読み取り、それに応じて自動設定により検
出した紙サイズを取得することも可能である(図4には
示していない)。SCU3はSCN1に、伝送路9を介
してMode Select コマンドを出し(図4において( )
内は相手先ターゲットを示す)、操作者により入力され
た指示に基づきADFを使用するか否か、濃度の設定、
読み取りの解像度など、SCN1の有する選択可能な機
能・性能を選択する(S401)。なお、図4に示す動作フ
ローではADFを使用する場合を例示している。
【0017】続いて、SCU3は必要ならSCN1に対
し、Define Window コマンドを出し、スキャナ読み込み
域を設定する(S402)。そして、画像出力装置(以下、
PRNと略す)2に対して、Mode Select コマンドを出
し、給紙トレイ(紙サイズ)や、必要であれば排紙ビン
等を指定する(S403)。SCU3は上記給紙トレイ(紙
サイズ)に関する情報を、上記のように操作者またはS
CN1から、また、排紙ビンに関する情報は操作者から
得ている。次に、SCN1に対して Object Position
コマンドを出し、ADF(図示されていない)にセット
されている原稿をプラテン115 (図2(a))上にセッ
トさせ(S404 )、PRN2に対してCopyコマンド
を出し、給紙トレイ226 (図2(c))にセットされて
いる転写紙をレジスタの位置まで給紙させる(S405)。
上記Copyコマンド送出後、PRN2をSCN1に対
するイニシェータにさせる。つまり、PRN2はSCU
3に対してターゲットであるがSCN1に対してはイニ
シェータである。
【0018】ところで、以上のステップ405までにお
いては、SCU3をイニシェータとしたが、これは本シ
ステムを構成する画像入力装置1、画像出力装置2、制
御処理装置3のようなサブシステムを相互に接続して、
複写システムを構成するだけでなく、後述するように他
のサブシステムと共に、様々な他の機能を持ったシステ
ムを構成する場合、操作性、コスト、拡張性、統一性上
の点からは、操作部を夫々のサブシステム毎に設けるよ
りは制御処理装置3上にだけ設けた方が好ましいことか
ら、操作部をSCU3に設けた為、複写指示をSCU3
から入力する必要が生じたことが第1の理由である。ま
た、SCU3が様々なサブシステムを統括する役割を担
っているので、システムが動作していないときはSCU
3だけをイニシェータにする方が都合が良いことが第2
の理由である。それに対して、ここでPRN2をイニシ
ェータにした理由は以降実行する画像読み取りと画像形
成の並行動作に於いては、PRN2とSCN1を直接交
信させる必要があることによる。イニシェータになった
PRN2はSCN1に対して Test Unit Ready コマン
ドを出し、SCN1が読み取りを開始できる状態になっ
たかどうかをチェックする(S406)。SCN1が読み取
りを開始できる状態というのは、原稿がプラテン115 上
の所定の位置にセットされ、かつ第1キャリジ111 がホ
ーム位置(キャリジホームセンサ113 の真上の待機位
置)にある状態を云う。
【0019】SCN1から、「読み取り開始できる状態
である」旨の応答を受信すると、PRN2はモータ224
を起動させ(S601)、作像シーケンス制御を開始し(S
602)、基準点が検知されるのを待つ(S603)。この基準
点は前記画像位置検知手段225 によって検知されるCト
ナーマーク画像に相当するものである。前記実施例のよ
うにCトナーマーク画像を基準点にする場合は、最初の
シアン(C)画像形成の際は、この基準点に同期させず
に、SCN1の読み取り動作を開始させ、2色目以降の
画像形成の際にシアン画像形成時に中間複写ベルト216
に形成されたCトナーマーク画像の検出に同期させて、
SCN1の2色目以降の読み取り動作を開始させる。な
お、この方法の他にも図6に示すように、永久的なマー
ク(基準点)を中間転写ベルト216 上に設けることによ
ってもできる。この場合は1色目も2色目以降もこの永
久的な基準点に同期させて、SCN1の読み取り動作を
開始すれば、中間転写ベルト216 上で各色を誤差なく重
ねることができる。このように基準点を検知すると、P
RN2は伝送路9を介してSCN1にSCANコマンド
(読み取り開始制御情報)を出し(S407 、S604)、こ
れを受けたSCN1はモータ114 を起動することによっ
て(S501)、キャリジ111 の移動を開始する。こうし
て、同期を取られたキャリジ111 は読み取り開始位置へ
と進み、同様に同期を取られた中間転写ベルト216 上の
転写開始位置は転写位置へと進む。
【0020】その後、キャリジ111 は前記のように動作
し(S502 〜506 )、モータ定速制御(S507 )により
定速移動を行ない、やがて原稿先端119 に達し(S508
)、読み取られるデータの転送が可能な状態になると
(S509 )、主走査カウンタが0になるのを待って(S
510 )最初の読み取りラインの読み取りを開始する。
尚、上記読み取り速度(主走査クロック周波数)はPR
N2の書き込み速度(主走査クロック周波数)と同一速
度(誤差範囲レベルの差はある)にしているが、読み取
り速度をわずかに速くすることも可能である。また、副
走査(ラインカウント)の速度は主走査の速度と同期が
取られている。つまり主走査カウント数と副走査のため
にモータ114 へ与えられるパルス数は対応付られてお
り、モータ114へ所定のパルスが与えられたとき、副走
査(キャリジ111 の移動)は1ライン分進む。上記、主
走査カウンタ、ラインカウンタなど同期関連回路は同期
信号発生器105 に含まれる。同様にPRN2における書
き込みの副走査の速度も主走査の速度と同期が取られ、
中間転写ベルト216 の移動速度もPRN2の書き込み速
度(主走査クロック周波数)と同期が取られている。
【0021】そのため、前記のように、読み取り開始を
中間転写ベルト216 と位置合せして行えば、感光体ドラ
ム214 に書き込まれた最初のラインは丁度転写位置に移
動してきた時に、中間転写ベルト216 上の第1ラインと
定めた位置も上記感光体ドラム上の第1ラインと対向す
る位置に移動する。そのためには上記開始時の同期合せ
やSCN1、PRN2における主走査速度合わせや主走
査と副走査の同期と共にSCN1におけるモータ加速制
御計画が適切であること、更に後述するSCN1からP
RN2への画像データ(読み取られたデータ)の転送開
始タイミングが適切である必要がある。この要求はモー
タ114 をステッピングモータで構成し、与えたパルスに
比例した距離だけキャリジ111 を移動させれば、所定の
時間までに上記ライン同期(S510 )を完了することが
できる。
【0022】上記FIFO107 へは、前記したように、
読み込まれたアナログ信号がAD変換器116 や基本画像
処理手段12を経て入力される。つまり、読み込まれたア
ナログ信号は所定の周波数でサンプリングされ、AD変
換器116 で8ビットのディジタル値に変換され、基本画
像処理手段12で画像処理され、例えば上位2ビットだけ
をPRN2に転送すべきデータとしてFIFO 107に入
力する。上記各画素に対応したディジタル値はPRN2
においてレーザ光の書き込みパルス巾を制御して階調を
与えるために使用されるが、一般にこのような複写装置
では8ビットで表し得る。その際256 階調の画像を入力
し、又は出力する能力を有しないから、8ビット全てを
必要としない。そこで、本システムにおいては、書き込
み手段の性能に合せて、4階調(2ビット)にすること
により、伝送路9を介して行うデータ転送時間を短縮す
ると共に、SCSIバスのような汎用的な通信手段を介
して転送しても書き込み速度に追随できるようにして、
SCN1における読み取り動作とPRN2における書き
込み動作の並行処理を実現するための前提条件(汎用的
なバスを使用して且つ、書き込み速度に追随できる)を
成立させている。
【0023】PRN2はSCN1にSCANコマンドを
送った後、ラインカウンタをリセットし(S605)、所定
ライン時間経過後、転送カウンタをリセットし(S60
7)、SCN1と同様にライン同期を行い(S608)、SC
N1にReadコマンドを出す(S408)。上記SCAN
コマンドを送出した後Readコマンドを出力するまで
の時間は、前記したように転写位置において感光体ドラ
ム上の書き込まれた第1ラインが所定時間後に中間転写
ベルト216 上の所定の位置に対向するように設定した時
間である。
【0024】SCN1がReadコマンドを受けた時、
SCN1のFIFO 107には既に1ライン〜数ライン分
の画像データが入っている。この格納されているデータ
量も上記説明から明らかなように、ある誤差範囲で設定
(計画)できる。上記読み出し速度を書き込み速度と同
じにする意図で設計した時、誤差のために読み出し速度
が遅くなるときがあるが、FIFOからPRN2に引き
出される速度は書き込み速度と同じであるため、その
分、FIFO 107から溢れないようにライン数α分のメ
モリ容量を付加しておく。また、逆に誤差のために読み
出し速度が速くなるときがあるので、FIFO 107内の
データが、Readコマンドが来たとき、空でないよう
に、最初のReadに先立ってβライン余分に読み込ん
でおく必要がある。結局、FIFO 107にはα+βライ
ンのバッファを持つ必要がある。この量は本実施例では
例えば2〜3ラインとすればよい。また、読み取り速度
がばらついても書き込み速度を越えないようにするため
には、読み取り速度は書き込み速度に対して、ライン数
にしてβ分余分に遅くなるので、結局この場合も必要な
バッファ量はα+βライン分にしておけばよい。
【0025】PRN2からSCN1へのReadコマン
ドは1ライン単位または数ライン単位で行われ、SCN
1におけるFIFO 107へのデータ転送(S511 )は上
記Readコマンドとは無関係に、ライン同期(S510
)を行いながら実行される。つまり、1ライン分転送
するとラインカウンタをインクリメントし(S512)、所
定のライン数の読み取りを完了していなければ(S51
3)、次のラインの読み込みを行うべく、主走査カウンタ
が0になるのを待つ(S510)。主走査カウンタが0にな
るときには前記したようにキャリジ111 (副走査)は1
ライン進んでおり、再び1ラインの読み取りを行ない、
FIFO(バッファ)107 に転送する。そして所定ライ
ン数の読み取りが完了すると(S513)、いくつかの引き
続く処理を行ない(S514 〜S516)、モータ114 の回転
を逆にすることにより(S517)、ホーム位置に戻し(S
518)、その後モータを停止させる(S519)。
【0026】PRN2は書き込み速度で決まるライン同
期(S608 )に同期して1ライン分の画像データをバッ
ファに取り込むと(S609)、転送カウンタをインクリメ
ントし(S610)、記録制御回路23はバッファ内の画像デ
ータを引き出すと共に、1画素当たり、2ビットのデー
タで4段階のレーザパルス巾制御を行うことによって、
感光体ドラム上に1ライン分の潜像を形成する。ライン
カウントが所定のラインに達しなければ(S612)、再び
次のライン同期を取ってSCN1にReadコマンドを
出す。なお、図6のフローでは1ライン毎にReadコ
マンドを出力する場合を例示したが、数ライン毎にRe
adコマンドを出すようにすることも可能である。その
後、所定のライン数の転送を完了し(S409)、感光体ド
ラム上の潜像形成も1フレーム分(1色分)完了し(S
612 、S613 )、ある時間遅れて前記のようにして、現
像も完了する。一方、まだ1フレーム分の潜像形成が終
了しないうちに、1フレーム分の先端(1ライン目)は
前記のように、中間転写ベルトの1ライン目の位置と定
められた位置に対向し、前記のようにして1次転写が行
われ、やがてモータ224 は停止する(S619 )。
【0027】次いで、次の色(マゼンタM)の画像読み
取りと画像形成が行なわれるが、そのためのSCN1と
PRN2のSCANコマンドによる同期合せは前記の通
りである。SCANコマンドがPRN2からSCN1に
出力された後、上記の動作フローがくりかえされ、各色
が中間転写ベルト上で重ね合わされる。やがて、最終色
の中間転写ベルトへの転写が完了すると(S410 、S61
4 )、転写紙の給紙が行われ(S615 )、転写紙へ転写
され、排紙され(S411 、S412 、S616 〜619 )、モ
ータ224 が停止する( S619 )。以上、本システムの全
体について説明した。上記のように、特に指定がなけれ
ば最終色(モノクロでは1色)の中間転写ベルトへの転
写が完了すると、自動的に転写紙へ転写し、排紙を行
う。一方、操作部31からコマンド排出モードを指定する
ように構成し、排出コマンドが与えられるまで転写紙へ
画像の転写を行わない様にすることによって、次に書き
込む画像と、それ以前の画像とを転送ベルト上で合成す
ることができる。上記指定は書き込み動作開始に先立
ち、制御処理装置3から画像出力装置2の通信制御手段
20に与えられる。
【0028】図8は、本発明による画像出力装置2の動
作フロー例の要部を示す図であって、上記図6のS613
から以後の部分を示している。即ち、作像完了した画像
が最終色(モノクロでは1色目が最終色)ならば(S70
1 、S702 )、コマンド排出モードに指定されていない
ときは前記のように直ちに転写紙を給紙し(S704 )、
2次転写を行うが(S705 )、通信制御手段20がコマン
ド排出モードの指示を受けている場合は、モータを停止
してコマンドを待つ(S709 、710 、712 、714 )。タ
イムアウト以前に(S714 )、ステップ712において
例えばプリントコマンドを受けるとモータを起動し(S
713 )、上記ステップS701に戻る。なお、上記プリ
ントコマンドは制御処理装置3によって出される。な
お、次に感光体ドラムに書き込む画像データを画像入力
装置1から転送する場合は、プリントコマンドに先立
ち、画像入力装置1のADFを起動させ、次に読み取る
べき原稿をセットする。以下、前記と同様の動作フロー
が実行される。
【0029】画像出力装置2では前記同様基準点検出に
同期して、画像入力装置1に読み取り開始制御情報を送
るので、転写ベルト上の画像における先端が転写位置に
移行したとき、次に読み込んだ画像の感光体ドラム上の
像の先端も対向する位置に移行する。従って二つの画像
を転写ベルト上に於いて所望の相対位置で合成できる。
転写ベルト上で合成が完了し、モータを停止させて(S
709 )待機している状態で、再びプリントコマンドが来
ると、同じ動作がくり返され、希望する数の画像合成を
行うことができる。所望回数の合成を行うと制御処理装
置3から出力される排出コマンドに基づいて(S710
)、転写ベルト駆動モータを起動し(S711 )、S704
以下の一連の排出時動作が行われる(S704 〜S708
)。
【0030】上記において、排出コマンドも操作者の指
示によって出される。即ち、操作者が、合成を希望する
数の原稿画像を読み込み、転写ベルト上に合成画像を形
成し終ると、排出ボタンを操作する。なお、中間転写ベ
ルト216 上に転写された画像を残したまま、所定時間経
過しても、排出コマンドも、プリントコマンドも入力さ
れない場合は所要のタイムカウント機能によってタイム
アウトとし(S714 )、排出時動作を強制的に行う。
【0031】合成される画像は制御処理装置3等でビッ
トマップ展開される文字であってもよい。この場合は制
御処理装置3が画像出力装置2に対しプリントコマンド
を出すとき、データ送信元が制御処理装置3であること
を通知するので、画像出力装置2は計画された時間後、
最初の転送要求を制御処理装置3に対して出す。制御処
理装置3がビットマップ展開して転送する文字情報は制
御処理装置3内で生成することもできるし、フロッピー
ディスクのような記憶媒体を介して、外部記憶装置33か
ら読み込んでもよいし、プリント制御手段323 を介して
外部情報処理装置から読み込んでもよい。同様にしてケ
イ線情報を取得し、制御処理装置3内でビットマップ展
開し、画像出力装置2へ転送し、画像入力装置1から読
み込んだ画像データなどとの画像合成を実現することも
できる。また、合成する画像データをファクシミリ通信
手段322 を介して遠隔地のファクシミリ装置から入力す
ることも可能である。
【0032】以上説明したように、画像出力装置2の画
像形成手段21内に設けられた基準検出手段により、数ラ
インのラインバッファを備えただけで画像合成ができる
点も本発明の特徴の一つである。この検出タイミングか
ら所定時間後に中間転写ベルト216 上の画像ページの先
頭が転写位置に来るので、それに一致させて、感光体ド
ラム上に形成された画像のページの先頭が転写位置に来
るように、上記基準点検出タイミングに同期させて画像
出力装置2へ画像データを転送することが1ラインまた
は数ラインのラインバッファによって画像合成を実現す
る上でのポイントである。画像出力装置2が1ページ分
またはその半分程度の容量の画像バッファを持てば、画
像出力装置2に、時間的に若干先行して画像データを転
送することができるので、同期の精度は粗くてもよい。
しかしその場合でも、上記基準点検出タイミングと、上
記画像バッファからの読み出し開始タイミング、つまり
感光体ドラムへの書き込み、つまり潜像形成開始タイミ
ングの同期化は、上記転写位置におけるページの先頭位
置合せのために、高い精度を以って行う必要がある。
【0033】上記において、本システムでビットマップ
展開する文字情報を日付、時刻、設置場所、管理者、機
種名、ページのうち少なく一つ以上含むようにして、出
力されるページ内の所定の領域にこれらの文字情報を記
録することが可能である。合成方法は上記の通りである
が、本システムで上記文字情報を取得するには次のよう
にする。まず日付、時刻については当業者には公知の方
法で、システムが備えている時計手段から取得する。設
置場所と機種名はあらかじめ、管理テーブルに登録した
データを参照する。管理者については、管理者番号を操
作部31から入力して、上記管理テーブルにあらかじめ登
録した管理者名を呼び出す。ページは出力に同期させて
内部で生成する。このページ情報は画像出力装置2内の
通信制御手段20が管理し、例えば10個の数字フォント情
報を備えて、通信制御手段20内のRAM202 上にビット
マップ展開することも可能である。
【0034】本発明では、上記文字情報と画像の合成を
転写ベルト216 上でなく、通信制御手段20内で行うこと
も可能である。図9に通信制御手段20内に設けた合成回
路例を示す。制御処理装置3は複写動作開始に先立ち、
例えば図10のように制御処理装置3の通信制御手段30
内のRAM上に展開された文字列展開データ(図10に
は文字列の一部だけ示している)を画像出力装置2に転
送する。この実施例ではページの下部つまりnラインか
ら下の領域全体をこの文字列情報で置きかえる場合を示
している。通信制御手段30は、図10に示すデータをn
ラインからn+Mラインまで、左から右に矢印で示すよ
うな順で転送する。画像出力装置2が受信したデータは
図9のFIFO207 を介して、RAM202 内に設けた文
字列展開データバッファ251 の連続する領域に格納され
る。
【0035】複写動作が開始されると、前記のように、
画像入力装置1において、画像読み取りを行ないなが
ら、順次読み取られた画像データが伝送路9を介して画
像出力装置2のFIFO(ラインバッファ)207 に入力
され、順次FIFO207 から読み出されると共に、パラ
レル・シリアル変換回路208 を介して記録制御回路23に
転送され、感光体ドラム上に書き込まれる。通信制御手
段20は1ライン分のデータをFIFO207 に入力する毎
にRAM202 上のラインカウンタ253 をカウントアップ
する(図6、S610 )。また、通信制御手段20は上記文
字列展開データを取得する際、文字列展開データの先頭
ライン番号nを制御処理装置3から取得し、RAM202
内の所定ライン番号n設定領域252 に設定する。この所
定ライン番号はラインカウンタ253 がカウントアップさ
れる毎にその値と比較され、一致するとその後はFIF
O207 からではなく、文字列展開データバッファ251 か
ら展開された文字情報を順次読み出してパラレル シリ
アル変換回路208 に転送する。
【0036】以上に示した実施例では、伝送路を介して
接続された複数のサブシステムから構成される画像処理
システムの場合で説明したが、本発明による画像処理シ
ステムはこの例に限られず、いかなる複写機であっても
よい。いずれの場合も、異なる原稿を画像読み取り手段
から入力して、同様に転写ベルト上での画像合成を実現
できる。また、その複写機に、文字やケイ線を生成する
手段を備えたり、外部からの情報を取得する手段を備え
て、複写機の画像読み取り手段から入力した画像と画像
読み取り手段以外からのビットマップ化データ等の合成
も同様にして可能である。また、上記転写ベルト上での
複数画像の合成(重ね合せ)はディジタルデータ化せず
に原稿走査時の反射光などで直接潜像を形成しても可能
である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
中間転写ベルト上で画像の合成ができるので、転写紙を
複数回感光体ドラム面に搬送する為の複雑な機構が不要
となり、また従来のメモリ上での合成に比べて、メモリ
容量を少なくすることができる安価で小型の画像合成装
置が実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による複写システムの一実施例を示す機
能ブロック図であり、(a)は画像入力装置、(b)は
画像出力装置、(c)は制御処理装置である。
【図2】本発明による複写システムの一実施例を示す機
構図であり、(a)は画像入力装置、(b)は制御処理
装置、(c)は画像出力装置。
【図3】図1に示す通信制御手段の一実施例の構成を示
すブロック図である。
【図4】本発明による複写システムの通信制御処理手順
の一実施例を示すフローチャートである。
【図5】本発明による複写システムの画像入力装置の動
作フローの一実施例を示すフローチャートである。
【図6】本発明による複写システムの画像出力装置の動
作フローの一実施例を示すフローチャートである。
【図7】本システムの一構成例を示す全体構成図であ
る。
【図8】本発明による画像処理システムの一実施例の要
部処理フローを示すフローチャートである。
【図9】本発明による画像処理システムの他の実施例を
示す要部ブロック図である。
【図10】図9に示す実施例を説明するための画像の一
例を示す図である。
【符号の説明】
1…画像入力装置、2…画像出力装置、3…制御処理装
置、9…伝送路、10…第1通信制御手段、11…画像読み
取り手段、12…基本画像処理手段、13…拡張画像処理手
段、20…第2通信制御手段、21…画像形成手段、23…記
録制御回路、30…第3通信制御手段、31…操作部、32…
システム制御手段、33…外部記憶装置、105 …同期信号
発生器、107 …FIFO、111 …第1キャリジ、113 …
キャリジホームセンサ、114 …モータ、201 …CPU、
202 …RAM、203 …ROM、207 …ラインバッファ、
208 …パラレル・シリアル変換回路、214 …感光体ドラ
ム、216 …中間転写ベルト、224 …駆動モータ、225 …
画像位置検知手段、251 …文字列展開データバッファ、
252 …所定ライン番号n設定領域、253 …ラインカウン
タ、321 …複写制御手段、322 …ファクシミリ通信手
段、323 …プリント制御手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/36 G06T 1/00 H04N 1/387 4226−5C 8420−5L G06F 15/66 450 (72)発明者 村山 登 東京都大田区中馬込一丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像読み取り手段と、電子写真方式の画
    像形成手段を備えた画像処理システムにおいて、感光体
    ドラム上に形成した画像を一時的に転写する中間転写ベ
    ルトを備え、複数の原稿から読み取った複数の画像情報
    に基づく形成画像を中間転写ベルト上で合成することを
    特徴とする画像処理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、自動排出モードとコ
    マンド排出モードを備えその何れかを選択的するように
    構成したことを特徴とする画像処理システム。
  3. 【請求項3】 上記中間転写ベルト上で合成する画像
    が、原稿から読み取った画像情報に基づく形成画像と、
    原稿によらずに生成されたデータに基づく形成画像であ
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理シス
    テム。
  4. 【請求項4】 上記中間転写ベルト上で合成する画像
    が、原稿から読み取った画像情報、本システム内で生成
    された原稿によらないデータ、記憶媒体または通信媒体
    を介して外部から取得したデータのうちから少なくとも
    二つ選択して入力されることを特徴とする請求項1、
    2、又は3記載の画像処理システム。
  5. 【請求項5】 上記画像形成手段内に基準検出手段を設
    け、基準点検出タイミングに同期させて、合成する画像
    の潜像形成を開始するように構成したことを特徴とする
    請求項1、3又は4記載の画像処理システム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の画像処理システムにおい
    て、画像を形成するための画像データを一時的に格納す
    るラインバッファを備え、基準点検出タイミングに同期
    させて、合成すべき画像データを上記ラインバッファへ
    格納開始する構成にしたことを特徴とする画像処理シス
    テム。
  7. 【請求項7】 請求項5において、画像を形成するため
    の画像データを一時的に格納する画像バッファを備え、
    基準点検出タイミングに同期させて、合成すべき画像デ
    ータを上記画像バッファから読み出し開始するよう構成
    したことを特徴とする画像処理システム。
  8. 【請求項8】 請求項3又は4において、本システムで
    生成される原稿によらないデータ、および記憶媒体また
    は通信媒体を介して本システムが外部から取得したデー
    タが、日付、時刻、設置場所、管理者、機種名、ページ
    のうち少なくとも一つ以上を表現する文字情報である構
    成であることを特徴とする画像処理システム。
  9. 【請求項9】 画像読み取り手段と画像形成手段を備え
    た画像処理システムにおいて、画像読み取りと画像形成
    を並行して動作させる手段を備え、且つ形成される画像
    上に文字列を挿入することを特徴とする画像処理システ
    ム。
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