JPH10288898A - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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JPH10288898A
JPH10288898A JP9111962A JP11196297A JPH10288898A JP H10288898 A JPH10288898 A JP H10288898A JP 9111962 A JP9111962 A JP 9111962A JP 11196297 A JP11196297 A JP 11196297A JP H10288898 A JPH10288898 A JP H10288898A
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Nobuo Iwata
信夫 岩田
Toshiya Sato
敏哉 佐藤
Masashi Shinohara
賢史 篠原
Yutaka Shio
豊 塩
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送ベルトの速度むらによる色ずれ量の検出
誤差の発生を防止することが可能な画像形成装置を提供
する。 【解決手段】 位置ずれセンサ22のレジストマーク2
3の検出位置と、各画像形成部20Y、20M、20
C、20Kの転写位置k、m、c、kとの間の距離が、
駆動ローラ36の表面円周長の整数倍に設定され、駆動
ローラ36が1回転する間に、モータ9、モータギヤ1
0、中間ギヤ8及びギヤ8aは整数回回転するように構
成され、駆動ローラ36の偏心による搬送ベルト35の
位置ずれ△Sの位相関係が、レジストマークの検出位置
とレジストマークの転写位置とで同一となり、搬送ベル
トの速度むらの影響を受けずに、また、駆動ローラ36
の駆動伝達系のモータ及び中間回転体の回転むらの影響
も受けずに、色ずれ量をスリット3により搬送方向とそ
の直角方向の2方向に高精度で検出し、色ずれの補正を
適確に行なうことが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、イェロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの各色に対応する複数の画像形成
部が、搬送ベルトに沿って並設され、搬送ベルトにより
搬送される転写紙に対して、各色のトナー像が重畳転写
されることにより、フルカラーの画像形成が行なわれる
電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フルカラープリンタやフルカラー複写機
などの電子写真装置では、イェロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの各色のトナー像を、それぞれの感光体に
画像形成する複数の画像形成部が、搬送ベルトに沿って
並設されており、搬送ベルトによって搬送される転写紙
に対して、各感光体に形成される各色のトナー像が重畳
転写されてフルカラーの画像形成が行なわれる。この種
の電子写真装置では、各色のトナー像が、転写紙に対し
て相互に位置ずれを起こさずに、高精度で重畳転写され
ることが、高品質の画像形成を行なうためには必要であ
る。
【0003】このために、例えば特開平6−18796
号公報には、搬送ベルト上に各色のレジストマークを形
成し、CCDセンサによって、これらのレジストマーク
を検出し、基準色(例えばブラック)に対する色ずれが
検出されると、調整手段によって色ずれの補正を行なう
画像形成装置が開示されている。
【0004】また、特開平8−123129号公報に
は、搬送ベルト上に各色のレジストマークを形成し、C
CDセンサによってレジストマークを検出し、基準色に
対する色ずれが検出されると、調整手段によって色ずれ
の補正を行ない、さらに、汚れ防止部材によってレジス
トマークの汚れを防止する画像形成装置が開示されてい
る。
【0005】前述の開示に係る画像形成装置の共通部分
を含む従来の画像形成装置は、図7に示すような構成と
なっていて、駆動ローラ36と従動ローラ37とに巻装
された搬送ベルト35に沿って、イェロー(Y)のトナ
ーによる画像形成を行なう画像形成部20Y、マゼンタ
(M)のトナーによる画像形成を行なう画像形成部20
M、シアンのトナーによる画像形成を行なう画像形成部
20C、及びブラックのトナーによる画像形成を行なう
画像形成部20Kが並設されている。
【0006】また、搬送ベルト35の下方に転写紙を収
容した給紙カセット40が配設定され、給紙カセット4
0の端部には、転写紙を送り出す給紙コロ41が配置さ
れ、画像形成部20Yの近傍には、転写紙を搬送ベルト
35上に送り込むレジストローラ42が配置され、駆動
ローラ36に隣接して画像形成された転写紙に定着動作
を行なう定着ローラ43と加圧ローラ44とが配設され
ている。
【0007】画像形成部20Yには、感光体1Yが配設
され、この感光体1Yの周面に近接対向して、感光体1
Yに静電潜像を形成する光書込ユニット31Y、形成さ
れた静電潜像をYトナー像に現像する現像器32Y、Y
トナー像を転写紙に転写する転写器33Y、感光体1Y
の残存トナーを除去するクリーニングユニット34Y、
及び感光体1Yの周面を均一に帯電する帯電器30Yが
配設されている。
【0008】画像形成部20M、20C、20Yも、そ
れぞれ光書込ユニット31M、31C、31K、現像器
32M、32C、32K、転写器33M、33C、33
K、クリーニングユニット34M、34C、34K、及
び帯電器30M、30C、30Kを備え、画像形成部2
0Yと同一の構成となっている。
【0009】そして、駆動ローラ36の近傍の搬送ベル
ト35の下流位置において、画像形成部20Y、20
M、20C、20Kによって、搬送ベルト35の周辺近
傍に形成されたレジストマークを検出する位置ずれセン
サ45が、搬送ベルト35に近接対向して配設され、位
置ずれセンサ45の下流位置に、搬送ベルト35に近接
対向して、搬送ベルト35を除電する除電器38が配設
され、従動ローラ37位置には、搬送ベルト35の残存
トナーを除去するクリーニングユニット39が配設され
ている。
【0010】この従来の画像形成装置においては、画像
形成部20Yでは、光書込ユニット31Yによって、原
稿画像のY色成分の静電潜像が感光体1Yに形成され、
現像器32Yによって、該静電潜像がYトナー像に現像
され、給紙カセット40から、給紙コロ41とレジスト
ローラ42とにより、感光体1Yの回動で位置合わせさ
れるYトナー像と、タイミングを取って送り込まれる転
写紙に、転写器33Yによって感光体1YのYトナー像
が転写される。
【0011】このようにして、Yトナー像が転写された
転写紙は、搬送ベルト35により転写器33M位置に搬
送され、この搬送とタイミングを取って回動位置合わせ
される感光体1MのMトナー像が、転写器33Mによっ
て、転写紙のYトナー像に重畳転写される。
【0012】以下同様にして、転写器33Cによって、
Cトナー像が重畳転写され、最後に転写器33Kによっ
て、Kトナー像が重畳転写されることにより、転写紙に
はYトナー像、Mトナー像、Cトナー像及びKトナー像
が、互いに重畳転写されたフロカラー画像が画像形成さ
れる。
【0013】このようにして、原稿のフルカラー画像が
画像形成された転写紙は、定着ローラ43と加圧ローラ
44とに挟持されて定着処理され、転写紙に対する原稿
画像の画像形成が終了する。
【0014】この場合、画像形成部20Y、20M、2
0C、20Kでの現像器32Y、32M、32C、32
Kによる現像に同期して、感光体1Y、1M、1C、1
Kの画像形成領域外に、それぞれ対応する色のトナーで
レジストマークが現像され、これらのレジストマーク
が、転写動作に同期してそれぞれ転写器33Y、33
M、33C、33Kによって搬送ベルト35に転写され
る。
【0015】そして、位置ずれセンサ45によって、各
色のレジストマークが読み取られ、例えばBを基準色と
し、Bのレジストマークに対するY、M、Cのレジスト
マークのずれ量が検出され、検出データに基づいて、光
書込ユニット31Y、31M、31Cの書込位置の調整
が行なわれ、色ずれの補正が行なわれる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の画像形成
装置では、搬送ベルト35は無端状のベルトが、ゴム製
の駆動ローラ36で駆動されるために、駆動ローラ36
の表面の回転軸に対する偏心や、駆動ローラ36の軸に
回転力の伝達のために取り付けられる歯車などの回転伝
達部品の偏心によって、搬送ベルト35は、厳密にいう
と一定の速度ではなく、周期的に速度が変動しながら搬
送される。
【0017】このために、各感光体1Y〜1Kの画像転
写位置で、搬送ベルト35に転写されるレジストマーク
は、搬送ベルト35の搬送の速度むらにより、本来の位
置に対してずれて形成され、また、レジストマークの検
出位置でも、搬送の速度むらによって、本来の位置より
ずれた位置で検出され、各色間のずれ量の検出が正確に
行なわれない。
【0018】本発明は、前述したようなこの種の画像形
成装置の色ずれ補正の現状に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、搬送ベルトの速度むらによる色ずれ量
の検出誤差の発生を防止することが可能な画像形成装置
を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、イェロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの各色のトナー像が、それぞれの感光体に
画像形成される複数の画像形成部が、搬送ベルトに沿っ
て並設され、前記搬送ベルトにより搬送される転写紙に
対して、前記各感光体に形成される各色のトナー像が重
畳転写されることにより、フルカラーの画像形成が行な
われる電子写真装置であり、前記画像形成部での前記各
色のトナー像の転写に対応して、前記搬送ベルトに各色
トナーの色ずれ検出用のレジストマークを形成するレジ
ストマーク形成手段と、前記レジストマークの転写位置
から、前記搬送ベルトを駆動する駆動ローラの表面円周
長の整数倍の距離だけ、前記搬送ベルトの搬送方向に隔
たった位置において、前記搬送ベルトに対向して配設さ
れ、前記レジストマークを検出するレジストマーク検出
手段とを有することを特徴とするものである。
【0020】同様に前記目的を達成するために、請求項
2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記駆
動ローラの駆動伝達系は、前記駆動ローラが1回転する
間にモータ及び中間回転体が、整数回回転するように構
成されていることを特徴とするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施の形態を
図1ないし図6を参照して説明する。図1は本実施の形
態の要部の構成を示す説明図、図2は本実施の形態の部
品配置の要件を示す説明図、図3は本実施の形態の位置
ずれセンサのスリットの構成を示す説明図、図4は本実
施の形態の駆動伝達系の構成を示す説明図、図5は本実
施の形態の搬送ベルトの速度むらとレジスタマークの位
置ずれとの説明図、図6は実施の形態のモータ軸と中間
ギヤの偏心を含む搬送ベルトの速度むらを示す説明図で
あり、これらの図において、すでに説明した図7と同一
部分には同一符号が付されている。
【0022】本実施の形態では、図1に示すように、モ
ータ9の回転軸にモータギヤ10が刻設され、このモー
タギヤ10に噛合する中間ギヤ8の回転軸にギヤ8aが
刻設それ、ギヤ8aに噛合する駆動ローラギヤ7が、駆
動ローラ36の回転軸に固定されている。そして、駆動
ローラ36が1回転する間に、モータ9、モータギヤ1
0、中間ギヤ8及びギヤ8aは整数回回転するように構
成されている。
【0023】また、本実施の形態では、図2に示すよう
に、搬送ベルト35の両側縁部の近傍に、発光ダイオー
ドなどの光源2、スリット3及び受光素子4を備えた位
置ずれセンサ22がそれぞれ配設されていて、位置ずれ
センサ22では、光源2が搬送ベルト35のレジストマ
ーク23が転写された面側に配置され、スリット3と受
光素子4とが、搬送ベルト35の他面側に配置されてい
る。
【0024】このスリット3には、図3に示すように、
搬送ベルト35の両側縁部の近傍に、各画像形成部20
Y、20M、20C、20Kによって形成されるレジス
トマーク23と同一形状の開口部11が形成されてい
る。この開口部11は、搬送方向に直角な開口11aと
開口11aに所定角度傾斜して形成される開口11bと
で形成されている。
【0025】そして、本実施の形態では、位置ずれセン
サ22のレジストマーク23の検出位置、即ち位置ずれ
センサ22の光軸22cと搬送ベルト35との交点位置
と、各画像形成部20Y、20M、20C、20Kの転
写位置y、m、c、kとの間の距離L1、L2、L3、
L4が、駆動ローラ36の表面円周長Dπの整数倍に設
定されている。
【0026】図2(a)では、レジストマークの検出位
置と画像形成部20Kの転写位置k間距離が、駆動ロー
ラ36の表面周長Dπに等しく設定され、各画像形成部
20Y、20M、20C、20Kの隣接する転写位置
y、m、c、k間の距離が、駆動ローラ36の表面周長
に等しく設定されている。また、同図(b)では、レジ
ストマークの検出位置と画像形成部20Kの転写位置k
間距離が、駆動ローラ36の表面周長の2倍の2Dπに
設定され、各画像形成部20Y、20M、20C、20
Kの隣接する転写位置y、m、c、k間の距離が、駆動
ローラ36の表面周長に等しく設定されている。
【0027】本実施の形態のその他の部分の構成は、す
でに図7を参照して説明した従来の画像形成装置と同一
なので、重複する説明は行なわない。
【0028】このような構成の本実施の形態の色ずれ検
出動作を説明する。なお、本実施の形態のその他の動作
は、すでに説明した従来の画像形成装置の動作と同一な
ので、重複する説明は行なわない。
【0029】先ず、駆動ローラ36の表面位置に偏心が
存在すると、駆動ローラ36の回転によってその表面位
置の周速度が周期的に変動し、駆動ローラ36により駆
動される搬送ベルト35の搬送速度が、駆動ローラ36
の回転に対応して周期的に変動する。図5(a)は、こ
の駆動ローラ36の偏心に基づく、搬送ベルト35の搬
送速度の変動を示すもので、この速度変動は目標搬送速
度V0を中心にして、駆動ローラ36の1回転の時間T
0を周期として発生し、この速度変動による速度むらV
は、Aを速度むらの振幅、ωを駆動ローラ36の角速度
とすると次の〔数1〕で表される。
【0030】
【数1】V=Asin(ωt)
【0031】この速度むらVによって、搬送ベルト35
上は、目標位置からの位置ずれ△Sが発生し、画像形成
時の色ずれの原因になる。この位置ずれ△Sは、〔数
1〕を積分することによって〔数2〕に示すように得ら
れる。
【0032】
【数2】
【0033】位置ずれ△Sは図5(b)に示すようにな
り、同図で正の領域は目標位置よりも先行して位置ずれ
△Sが生じ、負の領域は目標位置よりも遅れて位置ずれ
△Sが生じることを示している。例えば、図5(b)の
位置P1で転写を行なうと、転写の行なわれる時刻tp
1の速度むらVは0であるが、それ以前からの正の速度
むらのために、目標位置よりもA/ω先行した位置にベ
ルトが位置した状態で転写が行なわれるため、レジスト
マークはA/ωだけ遅れた位置に形成される。また、搬
送ベルト35上の正しい位置にに形成されたレジストマ
ークを、搬送ベルト35の位置ずれ△Sが位置P1と同
様な位相関係にある下流側の位置P2で検出すると、レ
ジストマークの検出信号が、目標時刻tp2以前に検出
される。
【0034】従って、位置P1と位置P2のように、搬
送ベルト35の位置ずれ△Sの位相関係が同一の2点を
選択し、例えば位置P1でレジストマークを転写形成
し、位置P2で位置ずれセンサ22によってレジストマ
ークを検出するようにすると、マーク形成位置の遅れが
検出時刻の早まりで補償されて、搬送ベルト35の速度
変動の影響のないレジストマークの検出が可能になる。
【0035】一方、図5(b)の位置Q1で転写を行な
うと、転写の行なわれる時刻tq1の速度むらは0であ
るが、それ以前からの負の速度むらのために、目標位置
よりもA/ω先行した位置にレジストマークが形成され
る。また、搬送ベルト35上に形成されたレジストマー
クを、搬送ベルト35の位置ずれ△Sが位置Q1と同様
な位相関係にある下流側の位置Q2で検出すると、レジ
ストマークの検出信号が、目標時刻tq2より遅れて検
出される。
【0036】従って、位置Q1と位置Q2のように、搬
送ベルト35の位置ずれ△Sの位相関係が同一の2点を
選択し、例えば位置Q1でレジストマークを転写形成
し、位置Q2で位置ずれセンサ22によってレジストマ
ークを検出するようにすると、先行したずれが検出時刻
の遅れで補償されて、搬送ベルト35の速度変動の影響
のないレジストマークの検出が可能になる。
【0037】本実施の形態では、位置ずれセンサ22の
レジストマーク23の検出位置と、各画像形成部20
Y、20M、20C、20Kの転写位置y、m、c、k
との間の距離L1、L2、L3、L4が、駆動ローラ3
6の表面円周長Dπの整数倍に設定されているので、駆
動ローラ36の偏心による搬送ベルト35の位置ずれ△
Sの位相関係が、レジストマーク23の検出位置とレジ
ストマーク23の転写位置とで同一となり、搬送ベルト
の速度むらの影響を受けずに、色ずれ量を高精度で検出
して色ずれの補正を適確に行なうことが可能になる。
【0038】また、本実施の形態では、図4に示すよう
に、モータ9の回転が、モータギヤ10、中間ギヤ8、
ギヤ8a及び駆動ローラギヤ7を回して駆動ローラ36
に伝達されるが、各ギヤにはピッチ円の偏心などの寸法
誤差が存在し、これらの寸法誤差の重畳により、実際に
は図5(a)の速度むら曲線には、図6に示すように重
畳誤差による小さな周期の変動が重畳される。
【0039】本実施の形態では、駆動ローラ36が1回
転する間に、モータ9、モータギヤ10、中間ギヤ8及
びギヤ8aは整数回回転するように構成されているの
で、重畳誤差による周期が、駆動ローラ36の1回転の
中に複数個入るために、2回転以降も1回目の回転と全
く同一の回転むら状態となり、駆動ローラ36の駆動伝
達系のモータ及び中間回転体の回転むらの影響も受けず
に、色ずれ量を高精度で検出して色ずれの補正を適確に
行なうことが可能になる。
【0040】このように、本実施の形態によると、位置
ずれセンサ22のレジストマーク23の検出位置と、各
画像形成部20Y、20M、20C、20Kの転写位置
y、m、c、kとの間の距離L1、L2、L3、L4
が、駆動ローラ36の表面円周長Dπの整数倍に設定さ
れ、さらに、駆動ローラ36が1回転する間に、モータ
9、モータギヤ10、中間ギヤ8及びギヤ8aは整数回
回転するように構成されているので、駆動ローラ36の
偏心による搬送ベルト35の位置ずれ△Sの位相関係
が、レジストマーク23の検出位置とレジストマーク2
3の転写位置とで同一となり、搬送ベルトの速度むらの
影響を受けずに、また、駆動ローラ36の駆動伝達系の
モータ及び中間回転体の回転むらの影響も受けずに、色
ずれ量を開口11aと開口11bとにより、搬送方向と
その直角方向の2方向に高精度で検出し、色ずれの補正
を適確に行なうことが可能になる。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、イェロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像が、
それぞれの感光体に画像形成される複数の画像形成部
が、搬送ベルトに沿って並設され、搬送ベルトにより搬
送される転写紙に対して、各感光体に形成される各色の
トナー像が重畳転写されることにより、フルカラーの画
像形成が行なわれる電子写真装置において、画像形成部
での各色のトナー像の転写に対応して、レジストマーク
形成手段によって、搬送ベルトに各色トナーの色ずれ検
出用のレジストマークが形成され、レジストマークの転
写位置から、搬送ベルトを駆動する駆動ローラの表面円
周長の整数倍の距離だけ、搬送ベルトの搬送方向に隔た
った位置において、搬送ベルトに対向して配設されたレ
ジストマーク検出手段により、レジストマークが検出さ
れるので、駆動ローラの表面の回転軸に対する偏心によ
るレジストマークの書込位置ずれと、検出位置ずれとが
相殺され、搬送ベルトの速度むらの影響を受けずに、色
ずれ量を高精度で検出して色ずれの補正を適確に行なう
ことが可能になる。
【0042】請求項2記載の発明によると、請求項1記
載の発明で得られる効果に加えて、駆動ローラの駆動伝
達系は、駆動ローラが1回転する間にモータ及び中間回
転体が、整数回回転するように構成されているので、駆
動ローラの駆動伝達系のモータ及び中間回転体の回転む
らの影響も受けずに、色ずれ量を高精度で検出して色ず
れの補正を適確に行なうことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の要部の構成を示す説明
図である。
【図2】■同実施の形態の部品配置の要件を示す説明図
である。
【図3】同実施の形態の位置ずれセンサのスリットの構
成を示す説明図である。
【図4】同実施の形態の駆動伝達系の構成を示す説明図
である。
【図5】同実施の形態の搬送ベルトの速度むらとレジス
タマークの位置ずれの説明図である。
【図6】同実施の形態のモータ軸と中間ギヤの偏心を含
む搬送ベルトの速度むらを示す説明図である。
【図7】電子写真装置の全体構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1Y、1M、1C、1K 感光体 2 光源 3 スリット 4 受光素子 7 駆動ローラギヤ 8 中間ギヤ 9 モータ 10 モータギヤ 11 開口部 11a、11b 開口 20Y、20M、20C、20K 画像形成部 22 位置ずれセンサ 23 レジストマーク 31Y、31M、21C、21K 光書込ユニット 32Y、32M、32C、32K 現像器 33Y、33M、33C、33K 転写器 35 搬送ベルト 36 駆動ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩 豊 鳥取県鳥取市北村10−3 リコーマイクロ エレクトロニクス株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イェロー、マゼンタ、シアン、ブラック
    の各色のトナー像が、それぞれの感光体に画像形成され
    る複数の画像形成部が、搬送ベルトに沿って並設され、
    前記搬送ベルトにより搬送される転写紙に対して、前記
    各感光体に形成される各色のトナー像が重畳転写される
    ことにより、フルカラーの画像形成が行なわれる電子写
    真装置であり、 前記画像形成部での前記各色のトナー像の転写に対応し
    て、前記搬送ベルトに各色トナーの色ずれ検出用のレジ
    ストマークを形成するレジストマーク形成手段と、 前記レジストマークの転写位置から、前記搬送ベルトを
    駆動する駆動ローラの表面円周長の整数倍の距離だけ、
    前記搬送ベルトの搬送方向に隔たった位置において、前
    記搬送ベルトに対向して配設され、前記レジストマーク
    を検出するレジストマーク検出手段とを有することを特
    徴とする電子写真装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子写真装置において、
    前記駆動ローラの駆動伝達系は、前記駆動ローラが1回
    転する間にモータ及び中間回転体が、整数回回転するよ
    うに構成されていることを特徴とする電子写真装置。
JP11196297A 1997-02-18 1997-04-14 電子写真装置 Expired - Fee Related JP3694143B2 (ja)

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