JP4272565B2 - ベルト駆動制御装置及び画像形成装置 - Google Patents

ベルト駆動制御装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4272565B2
JP4272565B2 JP2004079288A JP2004079288A JP4272565B2 JP 4272565 B2 JP4272565 B2 JP 4272565B2 JP 2004079288 A JP2004079288 A JP 2004079288A JP 2004079288 A JP2004079288 A JP 2004079288A JP 4272565 B2 JP4272565 B2 JP 4272565B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control value
control
drive
belt
transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004079288A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005063407A (ja
Inventor
雄二 松田
潤 細川
俊幸 安藤
賢史 篠原
和彦 小林
信人 横川
雅人 横山
洋平 三浦
俊之 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2004079288A priority Critical patent/JP4272565B2/ja
Priority to EP04016568A priority patent/EP1521133A1/en
Priority to CN200410071308.1A priority patent/CN1592083B/zh
Priority to US10/893,392 priority patent/US7330009B2/en
Publication of JP2005063407A publication Critical patent/JP2005063407A/ja
Priority to US11/739,929 priority patent/US7800335B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4272565B2 publication Critical patent/JP4272565B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P8/00Arrangements for controlling dynamo-electric motors of the kind having motors rotating step by step
    • H02P8/32Reducing overshoot or oscillation, e.g. damping

Description

本発明は転写搬送ベルト、中間転写ベルトなどの無端状ベルトの駆動制御を行うベルト駆動制御装置、及び複写機,プリンタ,ファクシミリなどの画像形成装置に関する。
カラー画像形成の代表的方法は、複数の感光体上に形成される色の異なるトナー画像を直接、転写紙に重ねながら転写させる直接転写方式と、複数の感光体上に形成される色の異なるトナー画像を中間転写体に重ねながら転写させ、しかる後に中間転写体上の複数色重ねのトナー画像を転写紙に一括して転写させる中間転写方式がある。これらの直接転写方式及び中間転写方式は、複数の感光体を転写紙または中間転写体に対向させ並べて配置することからタンデム方式と呼ばれ、感光体毎にイエロー(以下Yという)、マゼンタ(以下Mという)、シアン(以下Cという)、ブラック(以下Kという)の各色に対して静電潜像の形成、現像などの電子写真プロセスを実行させ、直接転写方式では複数の感光体上に形成される色の異なるトナー画像を走行中の転写紙上に転写し、中間転写方式では複数の感光体上に形成される色の異なるトナー画像を走行中の中間転写体上に転写する。
タンデム方式のカラー画像形成装置では、直接転写方式にあっては転写紙を支持しながら走行する無端状ベルトを採用し、中間転写方式にあっては中間転写体として感光体から画像を受け取り担持する無端状ベルトを採用するのが一般的である。そして、4個の感光体を含む作像ユニットは無端状ベルトの一走行辺に並べて設置される。
特許文献1には、ステッピングモータの回転速度を監視する手段、前記回転速度を目標値に近づくように制御信号を発生させる手段、前記制御信号により回転速度をリアルタイムに変化させる手段を設けることで、回転速度むら(ワウフラ)をリアルタイムに補正し、かつ低減することができるステッピングモータのフィードバック制御装置が記載されている。
特許文献2には、画像形成手段によって1色のトナー像を形成し、上記画像形成手段によって形成された1色のトナー像を、ローラ対により搬送される転写材あるいは回転駆動される無端状担持体上に担持される転写材又は当該無端状担持体上に直接転写することにより画像の形成を行うか、又は回転駆動される像担持体を有する少なくとも1つの画像形成手段によって色の異なるトナー像を形成し、上記画像形成手段によって形成された色の異なるトナー像を、回転駆動される無端状担持体上に担持される転写材又は当該無端状担持体上に直接転写することにより画像の形成を行う画像形成装置であって、上記像担持体上の潜像書き込み位置と転写位置をその両位置の位相差が概ね180度となるように設定し、かつ、上記無端状担持体上の色ずれ検出用パターンを検出するパターン検出手段と、上記パターン検出手段からの検出信号に基づいて得られる周期的な回転変動に関する振動成分の検出情報により、その周期的な回転変動を打ち消すように上記像担持体、無端状担持体等の回転体の回転速度を個別に微調整する制御を行う駆動制御手段と、上記パターン検出手段からの検出信号に基づいて得られる周期的な回転変動に関する振動成分の位相及び振幅を検出する位相振幅検出手段とを備え、かつ、上記駆動制御手段では、上記位相振幅検出手段で得られる振動成分の位相及び振幅情報に基づいて駆動制御手段の制御を行うようにするとともに、各回転体の振動成分の振幅をゼロにするように該当する回転体の回転速度を微調整することを特徴とする画像形成装置が記載されている。
特許文献3には、駆動手段から出力される駆動信号に基づいて駆動され回転トルクを発生するトルク発生手段と、前記回転トルクを伝達するトルク伝達手段、及び伝達された前記回転トルクによって回転して外周面に画像を形成する回転部材より成る駆動伝達系を有した画像形成装置において、前記駆動伝達系の伝達関数に応じた制御パラメータを設定する制御パラメータ設定手段と、前記トルク発生手段、前記トルク伝達手段、前記回転部材の少なくとも1つを交換したとき前記制御パラメータを算出して再設定のために前記制御パラメータ設定手段へ供給する制御パラメータ算出手段と、前記制御パラメータに基づいて前記駆動手段を制御する制御手段を備えたことを特徴とする画像形成装置の駆動制御装置が記載されている。
特許文献4には、駆動ローラを含む複数のローラによって張架され、前記駆動ローラによって搬送駆動される無端ベルトの蛇行を検出して前記蛇行を補正する無端ベルトの蛇行補正装置において、前記無端ベルトの蛇行量を検出する検出手段と、前記駆動ローラの軸、および前記駆動ローラより上流あるいは下流の前記無端ベルトの搬送方向に直交する方向に前記駆動ローラを傾斜させる傾斜手段と、前記傾斜手段を制御して前記検出手段によって検出された前記蛇行量に応じて前記駆動ローラを傾斜させる制御手段を備えたことを特徴とする無端ベルトの蛇行補正装置が記載されている。
特許文献5には、回転体からなる感光体が回転体からなる中間転写体に沿わせて複数個配列されていて、前記複数個の感光体の各駆動源及び前記中間転写体の駆動源がそれぞれ異なり、感光体上に形成した像を前記中間転写体に転写して重ね像を形成するようにしたタンデム型の画像形成装置において、前記各感光体用の各駆動源及び前記中間転写体用の駆動源の起動、停止動作を意図的に略同一になるように合わせたことを特徴とする画像形成装置が記載されている。
特許文献6 には、転写移動体(転写搬送ベルトである無端状ベルト)上に形成された複数のマーク(補正パターン)の位置を検出し、基準色に対する他色との間の主走査方向及び副走査方向の位置ずれを自動的に補正するようにした技術が開示されている。
また、特許文献7 には、転写搬送ベルト(無端状ベルト)上に形成した補正パターンの検出・認識結果に基づいて算出した各色の位置ずれを防止するための被駆動物の駆動制御に際して加える補正値に対して、オペレーションパネル等の入力手段から入力された値を加味した最終的な補正値を算出するようにした技術が開示されている。
特開平11−089293号公報 特許第3186610号公報 特開平8−220966号公報 特開平10−260590号公報 特開2003―91128号公報 特開平8−50385号公報(特許第2858735号公報) 特開2002−244393公報
上記タンデム方式のカラー画像形成装置では、各色のトナー画像を精度よく重ねることがカラー画像の色ズレの発生を防止する上で重要である。そのため、いずれの転写方式においても、無端状ベルトの速度変動による色ずれを回避するために、駆動ローラ及び複数個の従動ローラに架け渡された無端状ベルトを有する転写ユニットにおける複数個の従動軸のうちの一つにエンコーダを取り付け、このエンコーダの回転速度変動に応じて駆動ローラの回転速度をフィードバック制御するのは有効な手段となっている。
一方、例えば1200DPIモードと600DPIモード等、記録解像度(形成画像の解像度)に応じて無端状ベルトの駆動速度を可変制御する場合がある。これは、記録解像度は低くてもよいが、とにかく高速で画像形成を行いたい場合や、画像形成は低速でもよくて高い記録解像度で画像形成を行いたい(きれいに画像形成を行いたい)場合などのユーザーの要望にこたえる手段として有効である。
一般にステッピングモータの場合、位置決め制御は高精度に、しかも簡単に制御できるメリットがあると同時に、逆にステップ毎に回転することでロータに速度変化が生じやすく、ある回転数で振動が大きくなるデメリットがある。そのため、一般的ステッピングモータを用いて等速制御を行う場合にはマイクロステップ駆動を用いる。マイクロステップ駆動はモータの巻き線の電流を連続的に変化させるため、1ステップを多くの小さな別々のステップに分割でき、1ステップの分割数が多ければ多いほど速度変動が少ない特徴がある。
そのため、上述のように、記録解像度に応じて無端状ベルトの駆動速度を可変する場合、記録解像度が高い時には、モータの駆動方式として、1ステップの分割数を多くするように制御する方がより有効的となる。
例えば記録解像度が高いときと低いときで、無端状ベルトの走行速度が2:1の関係にある場合、記録解像度が高いときにはステッピングモータの駆動を4W1−2相励磁(マイクロステップ駆動)とし、記録解像度が低いときにはステッピングモータの駆動を2W1−2相励磁(マイクロステップ駆動)とすることで、記録解像度が高いときにより速度変動を抑えることが可能となる。
しかしながら、フィードバック制御として比例制御(PI制御)を使用し、更に各記録解像度で同じゲイン値を使用すると以下の問題が生じる。
Figure 0004272565
すなわち、600DPIの場合には、位置偏差e´(n)[rad]とゲインKpが2倍となり、実際の位置変動量に対して過剰に速度制御されるために制御が発振してしまい、逆に速度むらとなる。
駆動モータとしてステッピングモータを使用していている場合のフィードバック制御に関しては、特許文献1記載のステッピングモータのフィードバック制御装置がある。しかし、特許文献1記載のステッピングモータのフィードバック制御装置では、駆動モータへのフィードバック手段は、マイクロステップの制限電流を可変制御するものであり、本質的に上記で問題としている部分とは異なるとともに、駆動方法が異なる場合の問題には触れられていない。
上記特許文献6、7に記載された技術は、いずれも、電子写真ユニットにおけるレーザ書込みユニットの駆動制御によって各色の位置ずれを防止するようにしている。
これに対して、色ずれが生ずる原因の一つとして、無端状ベルトの回転むらがある。無端状ベルトの回転むらは、主に、無端状ベルトを回転動作可能に支持する複数個のローラに生ずる軸の偏心によって生ずる。このようなローラに生ずる軸の偏心は、軸の位置に公差がある以上、不可避的に発生する。このような無端状ベルトの回転むらを原因とする色ずれの発生に対して、上記特許文献6、7に記載された技術は有効性がない。
本発明は、上記のような不具合を解消し、駆動モータの駆動方式が異なる場合でも良好なフィードバック制御を行うことができるベルト駆動制御装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、無端状ベルトを駆動するステッピングモータの前回の単位時間当たりの駆動パルス数に対する今回の単位時間当たりの駆動パルス数の増減値が大きすぎる場合に生ずることがある不都合を防止することができ、無端状ベルトの回転むらを原因とする各色の位置ずれを防止することができるベルト駆動制御装置及び画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、無端状ベルトを回転させるステッピングモータと、前記無端状ベルトの速度を検出する速度検出手段と、この速度検出手段からの信号をもとに前記無端状ベルトをフィードバック制御する制御手段とを有するベルト駆動装置において、前記制御手段は、前記無端状ベルトの目標駆動速度を二段階有し、それぞれの目標駆動速度を前記ステッピングモータの励磁方式を変えて制御するとともに、励磁方式を変えることによりマイクロステップ数を変化させ、前記マイクロステップ数が多くなる場合に、該マイクロステップ数が変化した比率をもとに制御ゲイン係数を大きくし、該制御ゲイン係数を目標駆動速度変更後の制御ゲイン係数として設定するものである。
請求項2に係る発明は、請求項1記載のベルト駆動制御装置において、前記無端状ベルトの目標駆動速度は、記録解像度に応じて可変制御し、記録解像度が低い場合には前記無端状ベルトを高速で駆動し、記録解像度が高い場合には前記無端状ベルトを低速で駆動するものである。
請求項3に係る発明は、請求項1または2記載のベルト駆動装置において、前記無端状ベルトの目標駆動速度が低い場合より高い場合の方が、前記ステッピングモータのマイクロステップ数を多く制御するものである。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか1つに記載のベルト駆動装置において、前記目標駆動速度を1つの段階から、他の1つの段階へ変更する場合に、変更前のマイクロステップ数に対する変更後のマイクロステップ数の比率と、変更前の駆動周波数に対する変更後の駆動周波数の比率との積を、変更前の制御ゲイン係数に対して乗じた値を変更後の制御ゲイン係数として設定するものである。
請求項5に係る発明は、無端状ベルトを有する画像形成装置において、請求項1〜4のいずれか1つに記載のベルト駆動装置にて前記無端状ベルトの駆動制御を行うものである。
本発明によれば、駆動モータの駆動方式が異なる場合でも良好なフィードバック制御を行うことができるベルト駆動制御装置及び画像形成装置を提供することができる。
本発明によれば、無端状ベルトを駆動するステッピングモータの前回の単位時間当たりの駆動パルス数に対する今回の単位時間当たりの駆動パルス数の増減値が大きすぎる場合に生ずることがある不都合、例えば、駆動モータとしてのステッピングモータの脱調、無端状ベルト等からなる駆動系の追従性を原因とする無端状ベルトの発振等の不都合を防止することができ、無端状ベルトの回転むらを原因とする画像形成装置の各色の位置ずれを精度良く防止することができる。
図1は本発明を適用した画像形成装置の一実施形態である電子写真方式の直接転写方式によるカラーレーザプリンタ(以下レーザプリンタという)を示し、図2は該レーザプリンタの転写ユニット6の概略構成を示す。
図1に示すように、このレーザプリンタは、Y、M、C、Kの各色の画像をそれぞれ形成するための4組のトナー像形成部1Y、1M、1C、1Kが、転写紙100の移動方向(図中の矢印Aに沿って無端状ベルト60が走行する方向)における上流側から順に配置されている。以下、各符号の添字Y、M、C、Kは、それぞれイエロー、マゼンダ、シアン、黒用の部材であることを示す。
トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kはそれぞれ、像担持体としての感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kと、現像ユニットなどを備えている。また、各トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kの配置は、各感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kの回転軸が平行になるように且つ転写紙移動方向に所定のピッチで配列するように設定されている。
本レーザプリンタは、トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kのほか、光書込ユニット2、給紙カセット3,4、レジストローラ対5、転写紙100を担持して各トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kの転写位置を通過するように搬送する転写搬送部材としての無端状転写搬送ベルト60を有する転写ユニット6、ベルト定着方式の定着ユニット7、排紙トレイ8等を備えている。
また、本レーザプリンタは、手差しトレイMF、トナー補給容器TCを備え、図示していない廃トナーボトル、両面・反転ユニット、電源ユニットなども二点鎖線で示したスペースSの中に備えている。光書込ユニット2は、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラー等を備え、画像データに基づいてレーザ光を各感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kの表面に走査しながら照射する。
図2に示すように、転写ユニット6で使用した無端状ベルトとしての転写搬送ベルト60は、体積抵抗率が10〜1011Ωcmである高抵抗の無端状単層ベルトであり、その材質はPVDF(ポリフッ化ビニリデン)である。この転写搬送ベルト60は、各トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kの感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kに接触対向する各転写位置を通過するように、支持ローラ61〜68に掛け回されている。
これらの支持ローラ61〜68のうち、転写紙移動方向上流側の入口ローラ61は、電源80aから所定電圧が印加された静電吸着ローラ80が対向するように転写搬送ベルト60の内周面に接触して配置されている。転写紙100は、2つのローラ61,80の間を通過する際に静電吸着ローラ80により帯電され、転写搬送ベルト60上に静電的に吸着される。
ローラ63は転写搬送ベルト60を摩擦駆動する駆動ローラであり、図示しない駆動源に接続されていて該駆動源により駆動されて矢印方向に回転する。各転写位置において転写電界を形成する転写電界形成手段として、感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kに対向する位置に、転写搬送ベルト60の裏面に接触するように、転写バイアス印加部材67Y、67M、67C、67Kが設けられている。これらの転写バイアス印加部材67Y、67M、67C、67Kは、スポンジ等を外周に設けたバイアスローラであり、各転写バイアス電源9Y、9M、9C、9Kからローラ心金に転写バイアスが印加される。
この転写バイアス印加部材67Y、67M、67C、67Kに印加された転写バイアスの作用により、転写搬送ベルト60に転写電荷が付与され、各転写位置において転写搬送ベルト60と感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kの表面との間に所定強度の転写電界が形成される。また、この転写電界により転写が行なわれる領域での転写紙100と感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kとの接触を適切に保ち、最良の転写ニップを得るために、バックアップローラ68が設けられている。
転写バイアス印加部材67Y、67M、67Cとその近傍に配置されたバックアップローラ68は回転可能に揺動ブラケット93に一体的に保持され、揺動ブラケット93は回動軸94を中心として回動が可能である。この揺動ブラケット93は、カム軸77に固定されたカム76が矢印の方向に回動することで時計方向に回動する。
入り口ローラ61と吸着ローラ80は一体的に入り口ローラブラケット90に支持され、入り口ローラブラケット90は軸91を回動中心として、図2の状態から時計方向に回動可能である。揺動ブラケット93に設けた穴95と、入り口ローラブラケット90に固植されたピン92が係合しており、入り口ローラブラケット90は揺動ブラケット93の回動と連動して回動する。これらのブラケット90、93の時計方向の回動により、バイアス印加部材67Y、67M、67Cとその近傍に配置されるバックアップローラ68は感光体ドラム11Y,11M,11Cから離され、入り口ローラ61と吸着ローラ80も下方に移動する。これにより、ブラックのみの画像の形成時には、感光体ドラム1111Y,11M,11Cと転写搬送ベルト60の接触を避けることが可能となっている。
一方、転写バイアス印加部材67Kとその隣のバックアップローラ68は出口ブラケット98に回転可能に支持され、出口ブラケット98は出口ローラ62と同軸の軸99を中心として回動可能にしてある。転写ユニット6を本レーザプリンタの本体に対して着脱する際に、図示していないハンドルの操作により出口ブラケット98を時計方向に回動させ、ブラック画像形成用の感光体ドラム11Kから、転写バイアス印加部材67Kとその隣のバックアップローラ68を離間させるようにしてある。
駆動ローラ63に巻きつけられた転写搬送ベルト60の外周面には、ブラシローラとクリーニングブレードから構成されたクリーニング装置85が接触するように配置されている。このクリーニング装置85により転写搬送ベルト60上に付着したトナー等の異物が除去される。
転写搬送ベルト60の走行方向における駆動ローラ63より下流に、転写搬送ベルトの外周面を押し込む方向にローラ64が設けられ、転写搬送ベルト60の駆動ローラ83への巻きつけ角を確保している。ローラ64より更に下流の転写搬送ベルト60のループ内に、押圧部材(ばね)69でベルトにテンションを与えるテンションローラ65が設けられている。
図1中の一点鎖線は、転写紙100の搬送経路を示している。給紙カセット3、4あるいは手差しトレイMFから給送された転写紙100は、図示しない搬送ガイドにガイドされながら搬送ローラで搬送され、レジストローラ対5が設けられている一時停止位置に送られる。このレジストローラ対5により所定のタイミングで送出された転写紙100は、転写搬送ベルト60に担持され、各トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kに向けて搬送され、各転写ニップを通過する。
各トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kは、感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kを帯電装置15により一様に帯電させた後に光書込ユニット2によりY、M、C、K各色の画像データにより露光して静電潜像を形成し、これらの静電潜像を現像ユニット16によりY、M、C、K各色のトナーで現像してY、M、C、K各色のトナー像を形成する。これらのトナー像は、それぞれ各転写ニップで転写紙100に重ね合わされ、上記転写電界やニップ圧の作用を受けて転写紙100上に重ねて転写される。この重ね合わせの転写により、転写紙100上にはフルカラートナー像が形成される。
トナー像転写後の感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kの表面は、クリーニング装置18によりクリーニングされ、更に除電装置により除電されて次の静電潜像の形成に備えられる。
一方、フルカラートナー像が形成された転写紙100は、定着ユニット7によりフルカラートナー像が定着された後、切換ガイドGの回動姿勢に対応して、第1の排紙方向Bまたは第2の排紙方向Cに向かう。第1の排紙方向Bに向かう転写紙100が排紙トレイ8上に排出される場合、画像面が下となった、いわゆるフェースダウンの状態で排紙トレイ8上にスタックされる。一方、第2の排紙方向Cに向かう転写紙100が排出される場合には、図示していない別の後処理装置(ソータ、綴じ装置など)に向け搬送させるとか、スイッチバック部を経て両面プリントのために再度レジストローラ対5に搬送される。
以上の構成により転写紙100にフルカラー画像の形成を行っている。ブラックのみの画像の形成時には、トナー像形成部1Y、1M、1Cが動作せずにトナー像形成部1Kのみが動作して転写紙100にブラックのみの画像が形成される。本レーザプリンタのタンデム方式のカラー画像形成装置では、各色のトナー画像を精度よく重ねることが色ズレの発生を防止するうえで重要である。しかしながら、転写ユニット6で使用している駆動ローラ63、入り口ローラ61、出口ローラ99、転写搬送ベルト60は部品製造時に数十um単位の製造誤差が発生する。この誤差により各部品が一回転する時に発生する変動成分が転写搬送ベルト60上に伝達されて転写紙100の搬送速度が変動することで、各感光ドラム11Y、11M、11C、11K上のトナーが転写紙100に転写されるタイミングに微妙なずれが生じ、副走査方向に色ずれが発生してしまう。
特に本実施形態のように1200×1200DPI等の微小ドットで画像を形成する装置では、数umのタイミングのずれが色ずれとして目立ってしまう。本実施形態では、右下ローラ66の軸上にエンコーダを設けて右下ローラ66の回転速度を検出し、駆動ローラ63の回転をフィードバック制御することで転写搬送ベルト60の走行を一定に制御している。
図3は転写ユニット6の主要部品の構成を示す。駆動ローラ63は、タイミングベルト303を通して転写駆動モータとしてのステッピングモータ302の駆動ギアと接続され、駆動モータ302が回転駆動されることで駆動モータ302の駆動速度に比例した速度で回転される。転写駆動ローラ63が回転することによって転写搬送ベルト60が駆動され、転写搬送ベルト60が駆動されることによって右下ローラ66が回転する。本実施形態では、右下ローラ66の軸上にエンコーダ301が配置され、右下ローラ66の回転速度をエンコーダ301で検出することで駆動モータ302の速度制御を行っている。これは、上述したように転写搬送ベルト60の速度変動で色ずれが発生するため、転写搬送ベルト60の速度変動を最小限とするために行っている。
図4は右下ローラ66とエンコーダ301の詳細を示す。エンコーダ301はディスク401、発光素子402、受光素子403、圧入ブッシュ404,405から構成されている。ディスク401は右下ローラ66の軸上に圧入ブッシュ404,405を圧入することで右下ローラ66の軸上に固定され、右下ローラ66の回転と同時に回転する。ディスク401は円周方向に一定の間隔で配置された、数百単位の分解能で光を透過するスリットを有し、その両側に発光素子402と受光素子403が配置されることで、右下ローラ66の回転量に応じてパルス状のON/OFF信号を得る。このパルス状のON/OFF信号を用いて右下ローラ66の移動角(以下変位角と称す)を検出することで、駆動モータ302の駆動量を制御している。
図5は本実施形態において無端状ベルト60の駆動制御を行うベルト駆動制御装置を示す。以下、このベルト駆動制御装置について説明する。
図5において、無端状ベルト60(駆動ローラ63、右下ローラ66)の目標角変位Ref(i)と無端状ベルト60(駆動ローラ63、右下ローラ66)の検出角変位P(i−1)との差e(i)が演算部101で演算され、その差e(i)は制御コントローラ部102に入力される。この制御コントローラ部102は、高周波ノイズを除去するためのローパスフィルタ103と、比例制御部(ゲインKp)104とで構成されている。制御コントローラ部102では、駆動モータ302の駆動に用いる標準駆動パルス周波数に対する補正量が求められ、演算部105に与えられる。演算部105では、一定の標準駆動パルス周波数Refp_cに上記補正量が加えられて駆動パルス周波数u(i)が決定され、駆動パルス周波数u(i)のパルス状駆動電圧が駆動モータ302を含む制御対象106に与えられる。
図6は、本実施形態において駆動モータ302を制御する制御系及び制御対象106のハードウェア構成を示すブロック図である。この制御系は、上記エンコーダ301の出力信号に基づいて駆動モータ302の角変位をデジタル制御する制御系であり、上記演算部101,105及び制御コントローラ部102を含む。この制御系は、マイクロコンピュータ21、バス22、指令発生装置23、モータ駆動用インターフェイス部24、モータ駆動部としてのモータ駆動装置25、及び検出用インターフェイス部26を用いて構成されている。
マイクロコンピュータ21は、マイクロプロセッサ21a、リードオンリメモリ(ROM)21b、ランダムアクセスメモリ(RAM)21c等で構成されている。これらのマイクロプロセッサ21a、リードオンリメモリ(ROM)21b、ランダムアクセスメモリ(RAM)21c等はそれぞれバス22を介して接続されている。マイクロコンピュータ21は、ROM21bに格納されているプログラムを実行することにより後述のように動作する。指令発生装置23は、駆動モータ302に対する駆動パルス信号の駆動周波数を指令する指令信号を出力する。この指令発生装置23の出力側もバス22へ接続されている。制御対象106は、検出用インターフェイス部26、モータ駆動用インターフェイス部24、モータ駆動装置25、駆動モータ302、エンコーダ301などからなる。
検出用インターフェイス部26は、エンコーダ301の出力パルスを処理してデジタル数値に変換する。この検出用インターフェイス部26は、エンコーダ301の出力パルスを計数するカウンタを備え、このカウンタのカウントした数値に、あらかじめ定められたパルス数対角変位の変換定数をかけてモータ軸の角変位に対応するデジタル数値に変換する。このデジタル数値の信号は、バス22を介してマイクロコンピュータ21に送られる。
モータ駆動用インターフェイス部24は、上記演算部105からの駆動パルス周波数u(i)を有するパルス状の制御信号を生成する。モータ駆動装置25は、パワー半導体素子(例えばトランジスタ)等で構成されている。このモータ駆動装置25は、モータ駆動用インターフェイス部24から出力されたパルス状の制御信号に基づいて動作し、駆動モータ302にパルス状の駆動電圧を印加する。この結果、駆動モータ302は、指令発生装置23から出力される所定の駆動周波数で駆動制御される。これにより、無端状ベルト60(駆動ローラ63、右下ローラ66)の角変位が目標角変位に従うように追値制御され、無端状ベルト60が所定の角速度で等角速度回転する。無端状ベルト60(駆動ローラ63、右下ローラ66)の角変位は、エンコーダ301と検出用インターフェイス部26により検出され、マイクロコンピュータ21に取り込まれ、制御が繰り返される。
図7は無端状ベルト60の制御を実現する上でのタイミングを示す。まず、エンコーダパルスカウンタのカウント値は、エンコーダ301からのエンコーダパルスのA相出力の立上りエッジによりインクリメントされる。また、無端状ベルト60の制御の制御周期は1msであり、制御周期タイマによるマイクロコンピュータ21への割込みがかかるごとに制御周期タイマカウンタ(以下制御周期タイマとも言う)のカウント値がインクリメントされる。制御周期タイマのスタートは、駆動モータ302のスルーアップおよびセトリング終了後に初めてエンコーダ301からのエンコーダパルスの立上りエッジが検出された時点で行われ、かつその時点で制御周期タイマカウンタのカウント値がリセットされる。
また、制御周期タイマによるマイクロコンピュータ21への割込みがかかるごとに、マイクロコンピュータ21がエンコーダパルスカウンタのカウント値:neの取得および制御周期タイマカウンタのカウント値:qの取得及び制御周期タイマカウンタのインクリメントを行う。マイクロコンピュータ21はこれらの各カウント値をもとに、次に示すように位置偏差(上記角度偏差e(i))の演算を行う。
Figure 0004272565
である。
本実施形態においては、エンコーダ301の取り付けてある従動ローラ66の径はφ15.5[mm]であり、かつ無端状ベルト60の厚みは0.1[mm]である。従動ローラ66は無端状ベルト60との摩擦により回転駆動されるが、実質無端状ベルト60の厚みの約1/2の厚みが従動ローラ66を回転させる際の芯線であるとすると、その芯線の径lは
l=15.5+0.1/2=15.55[mm]
となる。また、本実施形態ではエンコーダ301の分解能pは、1回転当たり200パルスのものとする。
次に、マイクロコンピュータ21は急激な位置変動に応答してしまうことを避けるため、演算された偏差に対して以下の仕様のフィルタ103演算を行う。
フィルタタイプ:Butterworth IIR ローパスフィルタ
サンプリング周波数:1KHz(=制御周期と等しい)
パスバンドリップル(Rp):0.01dB
ストップバンド端減衰量(Rs):2dB
パスバンド端周波数(Fp):50Hz
ストップバンド端周波数(Fs):100Hz
図10は本フィルタ演算のブロック図を示し、図11はそのフィルタ係数一覧を示す。フィルタは2段カスケード接続とし、各段における中間ノードをそれぞれu1(n),u1(n-1),u1(n-2)およびu2(n),u2(n-1),u2(n-2)と定める。ここで、インデックスの示す意味は次のとおりである。
(n):現在のサンプリング
(n-1):1つ前のサンプリング
(n-2):2つ前のサンプリング
マイクロコンピュータ21は以下のプログラム演算をフィードバック実行中に制御周期タイマによる割込みがかかるたびに行う事とする。
Figure 0004272565
図8は本フィルタの振幅特性を示し、図9は本フィルタの位相特性を示す。
次に、マイクロコンピュータ21は制御対象に対する制御量を求める。
まず、位置コントローラ(制御コントローラ部102の比例制御部104)の制御としてPID制御を考えると、
Figure 0004272565
ここで、(1)式を双一次変換
Figure 0004272565
を行うと、次式を得る。
Figure 0004272565
(2)式をブロック図として表すと、図12のようになる。ここで、e'(n)、f(n)は、E'(S)、F(S)をそれぞれ離散データとして扱うことを示している。図12において、中間ノードとしてそれぞれw(n)、w(n-1)、w(n-2)を定めると、差分方程式は次式(PID制御の一般式)のようになる。ここで、インデックスの示す意味は次のとおりである。
(n):現在のサンプリング
(n-1):1つ前のサンプリング
(n-2):2つ前のサンプリング
Figure 0004272565
今、位置コントローラ(制御コントローラ部102の比例制御部104)としては比例制御を考えると、積分ゲイン、微分ゲインはゼロとなる。従って、図12における各係数は以下のようになり、(3)、(4)式は(5)式のように簡略化される。
Figure 0004272565
また、F0(S)に対応する離散データ:f0(n)は、本実施形態の場合一定であり、
f0(n)=6117[Hz]
である。よって、駆動モータ302に設定する駆動パルス周波数は、最終的に以下の式により計算する。
Figure 0004272565
図13はマイクロコンピュータ21がエンコーダパルスによる割込み処理を行う際のフローチャートを示す。
まず、マイクロコンピュータ21は、スルーアップ&セトリング後の最初の割込みかどうかを判定し(STEP1)、YESならば、エンコーダパルスカウンタをゼロにクリアし(STEP2)、制御周期カウンタをゼロにクリアし(STEP3)、制御周期タイマによる割込みを許可し(STEP4)、制御周期タイマをスタートし(STEP5)、リターンする。また、マイクロコンピュータ21は、STEP1の判定でNOであった場合、エンコーダパルスカウンタをインクリメントし(STEP6)、リターンする。
図14は制御周期タイマによる割込み処理のフローチャートを示す。
マイクロコンピュータ21は、まず、制御周期タイマのカウント値:qを取得し(STEP1)、次いでエンコーダパルスカウント値:neを取得する(STEP2)。マイクロコンピュータ21は、これらのカウント値を用いて、上記位置偏差の演算を行い(STEP3)、得られた位置偏差に対して上記フィルタ演算を行い(STEP4)、フィルタ演算の結果をもとに上記制御量の演算(比例演算)を行い(STEP5)、実際に駆動モータ302としてのステッピングモータの駆動パルスの周波数を変更し(STEP6)、制御周期タイマカウンタをインクリメントし(STEP7)、リターンする。
以上の制御によって、右下ローラ66の移動角に応じて転写駆動モータ302の駆動量をフィードバック制御している。
又、本実施形態では記録解像度として1200DPIモードと600DPIモードを有し、夫々の記録解像度において転写搬送ベルト60の駆動速度が異なる。一例として本実施形態の場合、600DPIモードのときは転写搬送ベルト60の駆動速度が125mm/secで、1200DPIモードのときは転写搬送ベルト60の駆動速度がその半速の62.5mm/secである。
更に本実施形態では駆動モータ302としてステッピングモータを使用していて、1200DPIモードと600DPIモードとでステッピングモータの駆動方法を切り替えてステッピングモータを制御している。一般にステッピングモータの場合、位置決め制御は高精度に、しかも簡単に制御できるメリットがあると同時に、逆にステップ毎に回転することでロータに速度変化が生じやすく、ある回転数で振動が大きくなるデメリットがある。そのため、一般的に等速性を求める場合にはステッピングモータの駆動にマイクロステップ駆動を用いる。
特に本実施形態の場合、600DPIモードより1200DPIモードの方が高精度が求められるため、1200DPIモードのときは、600DPIモードのときに比べて、マイクロステップ1ステップあたりの分割数が倍になるようにステッピングモータを制御している。そのため、同じ駆動周波数で1ステップあたりの分割数を倍とするため、実質的にモータの駆動速度が半速になっている。
図15は600DPIモードでのステッピングモータ302の駆動方法としての(2W1−2相励磁)を示し、図16は1200DPIモードでのステッピングモータ302の駆動方法としての(4W1−2相励磁)を示す。図のように1200DPIモードのときは、600DPIモードのときに比べて、モータ駆動装置25に与える駆動周波数は同じであるが、駆動電流のステップ数を1/2とすることで、実質的にステッピングモータ302の回転速度を倍速になるようにしている。
しかしながら、上述のようなモータ302の駆動方法を行った場合、各記録解像度で同じゲイン値を使用すると、以下の問題が生じる。
Figure 0004272565
すなわち、600DPIの場合には、1200DPIの場合に比べて位置偏差e´(n)[rad]とフィードバック制御のゲインKpが2倍となり、図17のように、無端状ベルト60は実際の位置変動量に対して過剰に速度制御されるために制御が発振してしまい、逆に速度むらとなる。
そこで、本実施形態では、マイクロステップ量に応じてその比率分、フィードバック制御のゲイン係数を多く設定することで上記の問題が発生しないように制御している。
この処理は本実施形態で最も特徴的な処理であり、本実施形態の場合、ステッピングモータ302の駆動方法が、600DPIモードのときに2W1-2相励磁で、1200DPIモードのときに4W1-2相励磁であるため、マイクロコンピュータ21は以下のように600DPIモードでのフィードバック制御のゲイン係数を1200DPIモードでのフィードバック制御のゲイン係数に比べて1/2となるように制御している。
Figure 0004272565
上記のような処理をすることにより、ステッピングモータ302の駆動方法が異なっても、結果として最適なゲイン値で上記比例演算がなされる。
図18は本実施形態の制御量演算における制御量演算処理時のゲイン切り替え制御フローを示す。マイクロコンピュータ21は、まず画像形成モードが1200DPIで画像形成を行う1200DPIモードであるか、600DPIで画像形成を行う600DPIモードであるかを判断し(STEP1)、1200DPIモードのときはフィードバック制御のゲイン係数には初期値(Kp)を選択し(STEP3)、600DPIモードのときはフィードバック制御のゲイン係数には初期値(Kp)/2を選択する(STEP2)。マイクロコンピュータ21は、フィードバック制御のゲイン値を選択した後、上記制御量演算をそれぞれ実施して(STEP4,STEP5)、駆動パルスf(n)を決定し、実際にモータ302に与える駆動パルスを変更する。
以上のように駆動方式に応じたフィードバック制御ゲイン係数を設定して制御することで、最適なフィードバック制御が可能となる。
このように、本実施形態によれば、無端状ベルト60を従動ローラ66に取り付けたエンコーダ301で制御する際に,駆動モータ302の駆動方式が異なる場合でも、良好なフィードバック制御を行うことができる。
以上の実施形態は、転写搬送ベルト60上に感光体ドラム11Y,11M,11C,11Kが複数並べて配設されるタンデム式のプリンタにおける転写ユニット6に本発明を適用した実施形態であるが、本発明が適用可能なプリンタ等の画像形成装置及びベルト駆動装置は上記実施形態の構成に限るものではなく、無端状ベルトとして中間転写ベルトなどを有する画像形成装置及びベルト駆動装置に本発明を適用することもできる。複数のローラに張架された無端状ベルトをそのローラのうちの少なくとも1以上のローラで回転駆動するベルト駆動装置を有するプリンタにおけるベルト駆動装置であれば本発明を適用可能である。
上記実施形態では露光光源としてはレーザ光源を用いているが、本発明はこれに限ったものではなく、露光光源が例えばLEDアレイ等でも良い。さらに無端状ベルトの速度、位置検出に際し、従動ローラ軸に取り付けたロータリーエンコーダ301を用いているが、これに限ったものではなく、例えば無端状ベルトの表面または裏面に形成されたスケールやトナーマークを検出することとしても良い。さらに、制御コントローラ102が行う制御演算としては、PI制御としたが、これに限ったものではなく、P制御、PID制御、H∞制御等でも良い。
次に、本発明の参考形態を図19乃至図25に基づいて説明する。本参考形態の画像形成装置は、電子写真方式を採用する直接転写方式によるカラーレーザプリンタの実施形態である。まず、本参考形態のカラーレーザプリンタの基本構成を図19及び図20を参照して説明する。
図19は、本参考形態のカラーレーザプリンタの縦断正面を示し、図20はその転写ユニットの概略構造を拡大して示す。
参考形態のカラーレーザプリンタ1では、上記実施形態において、光書込ユニット2は、図示しない光源が各色の画像データに基づいて4本のレーザビームを発生し、この4本のレーザビームをポリゴンミラー19により偏向走査してf−θレンズ20、反射ミラー27を介して各感光体11Y、11M、11C、11Kの表面に照射することで各感光体11Y、11M、11C、11Kを露光する。
定着ユニット7は、加圧ローラ28に定着ベルト29を加圧するように配置され、加圧ローラ28と定着ベルト29との間を通過する転写紙100に対して加圧及び加熱することにより転写紙100にトナー像を定着させる。ここに、給紙カセット3,4又は手差しトレイMFから給紙機構33により給紙された転写紙100を画像プロセス部30、定着ユニット7等を経由して排紙トレイ8または後処理装置へ案内する転写紙案内路31が形成されている。転写紙案内路31の各所には、転写紙100に搬送力を付与する複数対の搬送ローラ32が設けられている。搬送ローラ32は、図示しない搬送モータによって回転駆動され、転写紙案内路31中で転写紙100を所望の方向へ搬送する。クリーニング装置85.は、ブラシローラ34とクリーニングブレード35とにより転写搬送ベルト60をクリーニングする。
次に、図21乃至図25を参照して転写搬送ベルト60の回転速度制御について説明する。
カラーレーザプリンタ1に代表されるカラー画像形成装置では、転写搬送ベルト60上で各色のトナー像を重ね合わせてカラー画像を形成する。このため、各色のトナー像のずれ(色ずれ)を生じさせることなくカラー画像を形成するには、転写搬送ベルト60の周速変動を極力生じないようにすることが必要である。そこで、本参考形態では、転写搬送ベルト60の周速をある一つのローラ66の角速度を検出することで検出し、その検出した転写搬送ベルト60の周速に基づいて転写搬送ベルト60の駆動源であるステッピングモータ302をフィードバック制御して、転写搬送ベルト60の回転速度を目標速度に維持するようにしている。
図21は、本参考形態におけるベルト駆動制御装置の機能ブロックを示す。CPU203は、各種演算処理を実行し、本参考形態の各部を集中的に制御する。このCPU203にはROM204、RAM205、及びEEPROM206がバスで接続されている。ROM204には、本参考形態のカラーレーザプリンタ1における各部を駆動制御するための制御プログラム207がファームウエアとして記憶保存されている。ROM204は、そのような制御プログラム207の他、各種の固定データを固定的に記憶保存する。RAM205は、可変データを書き換え自在に一時記憶する。一例として、RAM205は、ROM204に記憶保存されている制御プログラム207に従いCPU203が各部の制御を実行するに際して、ワークエリアとして使用される。EEPROM206は、不揮発性のメモリであり、電源オフ時にも記憶保存しておきたい各種のデータを記憶保存する。このような電源オフ時にも記憶保存しておきたい各種のデータとしては、例えば、基準制御値208がある。この基準制御値208については、後述する。
CPU203には、転写搬送ベルト60の駆動源であるステッピングモータ302を駆動制御するためのドライバIC209が接続されている。ステッピングモータ302は、CPU203からの制御信号に基づいて動作するドライバIC209から駆動パルスが付与され、この駆動パルスによって駆動される。したがって、ステッピングモータ302は、CPU203からの制御信号に応じて、単位時間当たりの駆動パルス数であるPPS(Pulse/second)が制御された状態で駆動されることになる。
ここで、前述したように、本参考形態では、転写搬送ベルト60の周速をある一つのローラ66の角速度を検出することで検出し、その検出した転写搬送ベルト60の周速に基づいて転写搬送ベルト60の駆動源であるステッピングモータ302をフィードバック制御し、転写搬送ベルト14 の回転速度を目標速度に維持するようにしている。転写搬送ベルト60の周速を検出するための機構として、本参考形態では、転写搬送ベルト60を回転動作自在に支持するローラ61〜66のうちの一つのローラ66の角速度を速度検出手段としてのロータリエンコーダ301によって検出するようにしている。ロータリエンコーダ301は、CPU203に接続され、その出力信号をCPU203に入力するようになっている。
CPU203には、外部機器、例えば本参考形態のカラーレーザプリンタ1にプリントデータを送るコンピュータ等との接続を確保するために、インターフェース211がバスで接続されている。このインターフェース211としては、例えばRS232Cのようなシリアルインターフェースが用いられる。
図22は、転写搬送ベルト60の周速変動の状態を例示するグラフである。図22において、縦軸に転写搬送ベルト60の周速、横軸に時間をとっている。
画像形成中の転写搬送ベルト60の周速は、転写搬送ベルト60の周速制御を行わない場合には相当な程度変動する。例えば、給紙カセット3、4あるいは手差しトレイMFから給紙機構33によって転写紙案内路31に給送された転写紙100が転写搬送ベルト60に担持された瞬間、転写搬送ベルト60に大きな負荷変動が発生する。このため、一例として、図22(a)にAとして示すように、転写搬送ベルト60の周速は急激に低下した後、負荷変動の影響がなくなることで元の速度に復帰する。ここで、図22では、転写搬送ベルト60の回転目標速度を値「0」として示している。
転写搬送ベルト60を回転動作可能に支持する複数個のローラ61〜66は、その回転軸の位置に公差がある。このため、不可避的に、ローラ61〜66には軸の偏心が生じ、これを原因として転写搬送ベルト60の周速は、一例として、図22(a)にBとして示すように、周期的に変動する。
そこで、本参考形態では、転写搬送ベルト60を回転動作自在に支持するローラ61〜66のうちの一つのローラ66の角速度を転写搬送ベルト60の周速としてロータリエンコーダ301によって検出し、その検出したローラ66の角速度に基づいてステッピングモータ302をフィードバック制御し、図22(a)に例示するような転写搬送ベルト60の周速変動を抑制し、転写搬送ベルト60の回転速度を目標速度に維持する。
図23は、転写搬送ベルト60の周速制御の状態を例示する。図23において、横軸にステッピングモータ302に付与する単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)、縦軸に制御周期をとっている。
ステッピングモータ302をフィードバック制御するに際して、ロータリエンコーダ301によって検出されたローラ66の角速度変動に応じてステッピングモータ302に付与する単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)を急激に増減すると、ステッピングモータ302に脱調が生じてしまう。そこで、ある制御周期、例えば1ms程度の制御周期毎におけるステッピングモータ302に付与する単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)の増減値を制限し、ステッピングモータ302に脱調が生じないようにする必要がある。
図23(a)、(b)は、ステッピングモータ302に付与する単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)をある制御周期毎に増加している例を示している。図23(a)、(b)に示すように、例えばステッピングモータ302に付与する単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)を増やしてその回転数を増加させる場合であっても、ステッピングモータ302の脱調を防止するためには、ある制御周期毎に段階的にステッピングモータ302の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)を増やしてその回転数を増加させる必要がある。
図23中、ステッピングモータ302に付与する単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)について、前回の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)に対する今回の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)の増減値である制御値をe(n)として表している。この場合、(n)は、今回の制御値eであることを示している。つまり、制御値e(n)は今回の制御値eであり、制御値e(n−1)は前回の制御値eである。
ところが、図23(a)では、ある制御周期毎の制御値e(n)に大きな部分がある。この部分は、図23(a)中、基準制御値として示している制御値e(n)より大きな部分である。このように、ある制御周期毎の制御値e(n)に大きな部分があると、ステッピングモータ302に脱調は生じないまでも、転写搬送ベルト60の速度変動が大きくなり、転写搬送ベルト60等から構成される駆動系に大きな慣性力が発生し、これに伴う駆動系の追従性を原因として転写搬送ベルト60が発振してしまう等の不都合が生ずる。図22(b)は、図23(a)に示すような転写搬送ベルト60の周速制御をした結果、転写搬送ベルト60に発振が生じてしまった場合の転写搬送ベルト60の周速変動の状態を例示する。
ここで、図23(a)、(b)中、基準制御値として示している値は、ある制御周期毎の制御値e(n)に関して、転写搬送ベルト60に発振を生じさせない程度の制御値e(n)として設定されている上限値を示している。図23(b)に示すように、ある制御周期毎の制御値e(n)が基準制御値を越えないように制御すれば、転写搬送ベルト60に発振を生じさせることなく、転写搬送ベルト60の回転速度を目標速度に近づけることができる。図22(c)は、図23(b)に示すような転写搬送ベルト60の周速制御をした結果、転写搬送ベルト60の回転速度が目標速度に近づいている状態を例示する。図22(b)と図22(c)との比較から明確なように、図23(b)に示すような転写搬送ベルト60の周速制御をすれば、転写搬送ベルト60に発振を生じさせることなく、転写搬送ベルト60の回転速度を目標速度に近づけることができる。
より詳細には、図22(a)にAとして示すような転写搬送ベルト60の周速の急激な低下が発生した場合、図23(b)に示すような転写搬送ベルト60の周速制御をすると、図23(a)に示すような転写搬送ベルト60の周速制御をした場合との比較において、転写搬送ベルト60の周速を急速に目標速度に復帰させることはできない。しかしながら、図23(a)に示すような転写搬送ベルト60の周速制御をした場合に生ずることがある転写搬送ベルト60の発振を防止することができる。したがって、結果的には、図23(b)に示すような転写搬送ベルト60の周速制御をすることで、転写搬送ベルト60の周速をより目標速度に近づけることが可能となる。
また、図22(a)にBとして示すような複数個のローラ61〜66の軸の偏心を原因とする転写搬送ベルト60の周期的な周速変動に対しては、図23(b)に示すような転写搬送ベルト60の周速制御をすることで、そのような周期的な収束変動を極めて効果的に収束させることができる。
以上説明したような転写搬送ベルト60に発振を生じさせない程度の制御値e(n)には、図23(a)、(b)中には図示しないが、増加基準制御値と減少基準制御値とがある。増加基準制御値というのは、ある制御周期中の前回周期におけるステッピングモータ302の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)に対する+の制御値e(n)を意味する。つまり、単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)を増加させる場合の制御値e(n)である。
これに対して、減少制御値というのは、ある制御周期中の前回周期におけるステッピングモータ302の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)に対する−の制御値e(n)を意味する。つまり、単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)を減少させる場合の制御値e(n)である。そして、これらの増加基準制御値と減少基準制御値とは、図21に示すように、EEPROM206に基準制御値208として記憶保存されている。
参考形態のカラーレーザプリンタ1では、ROM204に記憶保存された制御プログラム207は、ロータリエンコーダ301によって検出されたローラ66の角速度変動に応じてステッピングモータ302に付与する駆動パルスをある制御周期毎に制御し、この際、EEPROM206に記憶保存された基準制御値208を参照し、ある制御周期毎の制御値e(n)がその基準制御値208を越えないようにしている。これにより、転写搬送ベルト60の周速制御をしない場合には図22(a)のように変動してしまう転写搬送ベルト60の回転速度を、図22(c)に例示するように収束させることができる。これにより、転写搬送ベルト60の回転むらを原因とする各色の位置ずれを防止することができる。
ここに、転写搬送ベルト60の回転速度が目標速度となるように、規定の制御周期毎に、ロータリエンコーダ301によって検出されたローラ66の角速度に基づいてステッピングモータ302の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)をフィードバック制御し、この際、規定の制御周期毎にフィードバック制御するステッピングモータ302の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)について、前回の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)に対する今回の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)の増減値である制御値e(n)を規定の範囲に制限する回転制御手段の機能が実行される。
なお、EEPROM206に記憶保存された基準制御値208の設定に際しては、一例として、インターフェース211に接続した外部機器から、EEPROM206に記憶保存する基準制御値208の値を適宜設定し、あるいは設定変更しながら、カラーレーザプリンタ1を実際に動作させて各色の色ずれの状態を例えば目視によって確認する。そして、各色の色ずれが生じないような設定値を基準制御値208として設定する。これにより、最適な基準制御値を容易に設定することができる。
図24は、転写搬送ベルト60の回転速度制御処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、CPU203がROM204に記憶保存された制御プログラム207に従い演算処理によって実行する処理であり、規定の制御周期、例えば1ms毎に実行される。
CPU203は、まず、ステップS101において、ステッピングモータ302のサーボ制御値を計算する処理を開始する。この処理では、CPU203は、ロータリエンコーダ301によって検出されたローラ66の角速度変動に応じてステッピングモータ302に付与する単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)を計算する。そして、CPU203は、この計算結果に基づいて、前回の制御周期での単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)に対して今回の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)を増減する値である制御値e(n)を求める。また、CPU203は、ステップS101の処理では、こうして求めた制御値e(n)を記憶領域、例えばRAM205のワークエリアに一時記憶する(規定の制御周期毎に、ステッピングモータ302の制御値e(n)を記憶領域に記憶する)。
次いで、CPU203は、ステップS102では、今回の制御値e(n)から、記憶領域、例えばRAM105のワークエリアに一時記憶されている前回の制御周期での制御値e(n−1)を減算し、その結果を比較制御値として求める(規定の制御周期毎に、記憶領域に記憶したステッピングモータ302の前回の制御値e(n−1)に対する今回の制御値e(n)の差を比較制御値として求める)。
ここで、本参考の形態では、CPU203は、ステップS101において、制御値e(n)を記憶領域に一時記憶し、ステップS102において、今回の制御値e(n)から記憶領域に記憶された前回の制御値e(n−1)を減算する処理を実行する例を示した。これに対して、別の参考の形態として、CPU203は、ステップS101において、ステッピングモータ302に付与する今回の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)を記憶領域に一時記憶し、ステップS102において、ドライバIC209を介してステッピングモータ302に付与する今回の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)から記憶領域に記憶されたステッピングモータ101に付与した前回の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)を減算する処理を実行するようにしても良い。いずれの処理によっても、ステップS102において、比較制御値を求めることが可能である。
次いで、CPU203は、ステップS103では、ステップS102で求めた比較制御値と、EEPROM206に記憶保存する増加基準制御値とを比較する(求めた比較制御値を、増加制限値として記憶領域に記憶保存する増加基準制御値と比較する)。この処理は、ある制御周期毎の制御値e(n)が、図23(a)に例示するように基準制御値を越えないようにするための処理である。
CPU203は、ステップS103での比較の結果、ステップS102で求めた比較制御値がEEPROM206に記憶保存する増加基準制御値よりも小さい場合、あるいは比較制御値が増加基準制御値以下である場合には(ステップS103のN)、ステップS104で、ステップS102で求めた比較制御値と、EEPROM206に記憶保存する減少基準制御値とを比較する(求めた比較制御値を、減少制限値として記憶領域に記憶保存する減少基準制御値と比較する)。この処理も、ある制御周期毎の制御値e(n)が、図23(a)に例示するように基準制御値を越えないようにするための処理である。
CPU203は、ステップS104での比較の結果、ステップS102で求めた比較制御値がEEPROM206に記憶保存する減少基準制御値よりも大きい場合、あるいは比較制御値が減少基準制御値以上である場合には(ステップS104のN)、ステップS105に進み、ステップS102で求めた制御値e(n)を今回の制御値e(n)として設定する。
CPU203は、ステップS102で求めた制御値e(n)を今回の制御値e(n)とする場合には、記憶領域、例えばRAM205のワークエリアに一時記憶するステッピングモータ302の今回の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)でドライバIC209を介してステッピングモータ302を駆動し、あるいは、今回の制御値e(n)を、記憶領域、例えばRAM205のワークエリアに一時記憶するステッピングモータ302の前回の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)に加算してステッピングモータ302の今回の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)を求め、この単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)でドライバIC209を介してステッピングモータ302を駆動する(比較の結果、比較制御値が増加基準制御値よりも小さく減少基準制御値よりも大きい場合には今回の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)でドライバIC209を介してステッピングモータ302を駆動制御する)。これにより、図23(b)に例示するような状態で転写搬送ベルト60の周速制御がなされる。その結果、例えば図22(a)に例示するように発生する転写搬送ベルト60の周速変動を、図22(b)に例示するような転写搬送ベルト60の発振を生じさせることなく、図22(c)に例示するように収束させることができる。
CPU203は、ステップS103での比較処理の結果、ステップS102で求めた比較制御値がEEPROM206に記憶保存する増加基準制御値よりも大きい場合、あるいは比較制御値が増加基準制御値以上である場合には(ステップS103のY)、ステップS106に進み、EEPROM206に記憶保存する増加基準制御値を今回の制御値e(n)として設定する。
CPU203は、EEPROM206に記憶保存する増加基準制御値を今回の制御値e(n)とする場合には、その増加基準制御値を、記憶領域、例えばRAM105のワークエリアに一時記憶するステッピングモータ302の前回の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)に加算してステッピングモータ302の今回の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS )を求め、この単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)でドライバIC209を介してステッピングモータ302を駆動する(比較の結果、比較制御値が増加基準制御値よりも大きい場合には前回の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)に増加基準制御値を加えた単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)でドライバIC209を介してステッピングモータ302を駆動制御する)。これにより、図23(b)に例示するような状態で転写搬送ベルト60の周速制御がなされる。その結果、例えば図22(a)に例示するように発生する転写搬送ベルト60の周速変動を、図22(b)に例示するような転写搬送ベルト60の発振を生じさせることなく、図22(c)に例示するように収束させることができる。
また、CPU203は、ステップS104での比較処理の結果、ステップS102で求めた比較制御値がEEPROM206に記憶保存する減少基準制御値よりも小さい場合、あるいは比較制御値が減少基準制御値以下である場合には(ステップS104のY)、ステップS107に進み、EEPROM206に記憶保存する減少基準制御値を今回の制御値e(n)として設定する。
CPU203は、EEPROM206に記憶保存する減少基準制御値を今回の制御値e(n)とする場合には、その減少基準制御値を、記憶領域、例えばRAM105のワークエリアに一時記憶するステッピングモータ302の前回の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)に加算してステッピングモータ302の今回の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)を求め、この単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)でドライバIC209を介してステッピングモータ302を駆動する(比較の結果、比較制御値が減少基準制御値よりも小さい場合には前回の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)に減少基準制御値を加えた単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)でドライバIC209を介してステッピングモータ302を駆動制御する)。これにより、図23(b)に例示するような状態で転写搬送ベルト60の周速制御がなされる。その結果、例えば図22(a)に例示するように発生する転写搬送ベルト60の周速変動を、図22(b)に例示するような転写搬送ベルト60の発振を生じさせることなく、図22(c)に例示するように収束させることができる。
図25は、転写搬送ベルト60の回転速度制御処理の別の一例を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理も、図24のフローチャートに示す処理と同様に、ROM204に記憶保存された制御プログラム207に従いCPU203の演算処理によって実行される処理であり、規定の制御周期、例えば1ms毎に実行される。
まず、CPU203は、ステップS101において、ステッピングモータ302のサーボ制御値を計算する処理を開始する。この処理では、CPU203は、ロータリエンコーダ301によって検出されたローラ66の角速度変動に応じてステッピングモータ302に付与する単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)を計算する。そして、CPU203は、この計算結果に基づいて、前回の制御周期での単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)に対して今回の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS )を増減する値である制御値e(n)を求める。また、ステップS101の処理では、CPU203は、こうして求めた制御値e(n)を記憶領域、例えばRAM205のワークエリアに一時記憶する(規定の制御周期毎に、ステッピングモータ302の制御値e(n)を記憶領域に記憶する)。
次いで、CPU203は、ステップS102では、今回の制御値e(n)から、記憶領域、例えばRAM105のワークエリアに一時記憶されている前回の制御周期での制御値e(n−1)を減算し、その結果を比較制御値として求める(規定の制御周期毎に、記憶領域に記憶したステッピングモータ302の前回の制御値e(n−1)に対する今回の制御値e(n)の差を比較制御値として求める)。
ここで、本参考形態では、CPU203は、ステップS101において、制御値e(n)を記憶領域に一時記憶し、ステップS102において、今回の制御値e(n)から記憶領域に記憶された前回の制御値e(n−1)を減算する処理を実行する例を示した。これに対して、別の参考の形態として、CPU203は、ステップS101において、ドライバIC209を介してステッピングモータ302に付与する今回の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)を記憶領域に一時記憶し、ステップS102において、ステッピングモータ302に付与する今回の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)から記憶領域に記憶されたステッピングモータ302に付与した前回の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)を減算する処理を実行するようにしても良い。いずれの処理によっても、ステップS102において、比較制御値を求めることが可能である。
次いで、CPU203は、ステップS103では、比較制御値が増加比較制御値であるかどうかを判定する。増加比較制御値というのは、+の値をとる比較制御値である。つまり、今回の制御値e(n)の方が前回の制御値e(n−1)よりも大きい場合の比較制御は増加比較制御値ということになる。図25のフローチャート中には示さないが、今回の制御値e(n)の方が前回の制御値e(n−1)よりも小さい場合の比較制御は増加比較制御値ではなく、減少比較制御値ということになる。減少比較制御値というのは、−の値をとる比較制御値である。
CPU203は、ステップS103での判定の結果、比較制御値が増加比較制御値であると判定された場合には(ステップS103のY)、ステップ104において、ステップS102で求めた比較制御値と、EEPROM206に記憶保存する増加基準制御値とを比較する(増加比較制御値を求めた場合には、その増加比較制御値を、増加制限値として記憶領域に記憶保存する増加基準制御値と比較する)。この処理は、ある制御周期毎の制御値e(n)が、図23(a)に例示するように基準制御値を越えないようにするための処理である。
CPU203は、ステップS104での比較の結果、ステップS102で求めた比較制御値がEEPROM206に記憶保存する増加基準制御値よりも小さい場合、あるいは比較制御値が増加基準制御値以下である場合には(ステップS104のN)、ステップS105に進み、ステップS102で求めた制御値e(n)を今回の制御値e(n)として設定する。
CPU203は、ステップS102で求めた制御値e(n)を今回の制御値e(n)とする場合には、記憶領域、例えばRAM205のワークエリアに一時記憶するステッピングモータ302の今回の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)でドライバIC209を介してステッピングモータ302を駆動し、あるいは、今回の制御値e(n)を、記憶領域、例えばRAM205のワークエリアに一時記憶するステッピングモータ302の前回の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)に加算してステッピングモータ302の今回の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)を求め、この単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)でドライバIC209を介してステッピングモータ302を駆動する(比較の結果、増加比較制御値が増加基準制御値よりも小さい場合には今回の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)でドライバIC209を介してステッピングモータ302を駆動制御する)。これにより、図23(b)に例示するような状態で転写搬送ベルト60の周速制御がなされる。その結果、例えば図22(a)に例示するように発生する転写搬送ベルト60の周速変動を、図22(b)に例示するような転写搬送ベルト60の発振を生じさせることなく、図22(c)に例示するように収束させることができる。
CPU203は、ステップS104での比較処理の結果、ステップS102で求めた比較制御値がEEPROM206に記憶保存する増加基準制御値よりも大きい場合、あるいは比較制御値が増加基準制御値以上である場合には(ステップS104のY)、ステップS106に進み、EEPROM206に記憶保存する増加基準制御値を今回の制御値e(n)として設定する。
CPU203は、EEPROM206に記憶保存する増加基準制御値を今回の制御値e(n)とする場合には、その増加基準制御値を、記憶領域、例えばRAM205のワークエリアに一時記憶するステッピングモータ302の前回の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)に加算してステッピングモータ302の今回の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)を求め、この単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)でドライバIC209を介してステッピングモータ302を駆動する(比較の結果、増加比較制御値が増加基準制御値よりも大きい場合には前回の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)に増加基準制御値を加えた単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)でドライバIC209を介してステッピングモータ302を駆動制御する)。これにより、図23(b)に例示するような状態で転写搬送ベルト60の周速制御がなされる。その結果、例えば図22(a)に例示するように発生する転写搬送ベルト60の周速変動を、図22(b)に例示するような転写搬送ベルト60の発振を生じさせることなく、図22(c)に例示するように収束させることができる。
CPU203は、ステップS103での判定の結果、比較制御値が増加比較制御値でない、つまり減少比較制御値であると判定された場合(ステップS103のN)には、ステップ107において、ステップS102で求めた比較制御値と、EEPROM206に記憶保存する減少基準制御値とを比較する(減少比較制御値を求めた場合には、その減少比較制御値を、減少制限値として記憶領域に記憶保存する減少基準制御値と比較する)。この処理は、ある制御周期毎の制御値e(n)が、図23(a)に例示するように基準制御値を越えないようにするための処理である。
CPU203は、ステップS107での比較の結果、ステップS102で求めた比較制御値がEEPROM206に記憶保存する減少基準制御値よりも大きい場合、あるいは比較制御値が減少基準制御値以上である場合には(ステップS107のN)、ステップS108に進み、ステップS102で求めた制御値e(n)を今回の制御値e(n)として設定する。
CPU203は、ステップS102で求めた制御値e(n)を今回の制御値e(n)とする場合には、記憶領域、例えばRAM205のワークエリアに一時記憶するステッピングモータ302の今回の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)でドライバIC209を介してステッピングモータ302を駆動し、あるいは、今回の制御値e(n)を、記憶領域、例えばRAM205のワークエリアに一時記憶するステッピングモータ302の前回の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)に加算してステッピングモータ302の今回の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)を求め、この単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)でステッピングモータ302を駆動する(比較の結果、増加比較制御値が減少基準制御値よりも大きい場合には今回の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)でドライバIC209を介してステッピングモータ302を駆動制御する)。これにより、図23(b)に例示するような状態で転写搬送ベルト60の周速制御がなされる。その結果、例えば図22(a)に例示するように発生する転写搬送ベルト60の周速変動を、図22(b)に例示するような転写搬送ベルト60の発振を生じさせることなく、図22(c)に例示するように収束させることができる。
CPU203は、ステップS107での比較処理の結果、ステップS102で求めた比較制御値がEEPROM206に記憶保存する減少基準制御値よりも小さい場合、あるいは比較制御値が減少基準制御値以下である場合には、ステップS109に進み、EEPROM206に記憶保存する減少基準制御値を今回の制御値e(n)として設定する。
CPU203は、EEPROM206に記憶保存する減少基準制御値を今回の制御値e(n)とする場合には、その減少基準制御値を、記憶領域、例えばRAM205のワークエリアに一時記憶するステッピングモータ302の前回の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)に加算してステッピングモータ302の今回の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)を求め、この単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)でドライバIC209を介してステッピングモータ302を駆動する(比較の結果、比較制御値が減少基準制御値よりも小さい場合には前回の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)に減少基準制御値を加えた単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)でドライバIC209を介してステッピングモータ302を駆動制御する)。これにより、図23(b)に例示するような状態で転写搬送ベルト60の周速制御がなされる。その結果、例えば図22(a)に例示するように発生する転写搬送ベルト60の周速変動を、図22(b)に例示するような転写搬送ベルト60の発振を生じさせることなく、図22(c)に例示するように収束させることができる。
上記参考形態によれば、無端状ベルト60を回転動作自在に支持する複数個のローラ61〜66と、少なくとも一つのローラ66を回転駆動するステッピングモータ302と、少なくとも一つのローラ66の角速度を検出するロータリエンコーダ301と、無端状ベルト60の回転速度が目標速度となるように、規定の制御周期毎に、ロータリエンコーダ301によって検出されたローラ66の角速度に基づいてステッピングモータ302の単位時間当たりの駆動パルス数をフィードバック制御する回転制御手段203とを具備し、回転制御手段203は、規定の制御周期毎にフィードバック制御するステッピングモータ302の単位時間当たりの駆動パルス数について、前回の単位時間当たりの駆動パルス数に対する今回の単位時間当たりの駆動パルス数の増減値である制御値を規定の範囲に制限するので、ロータリエンコーダによって検出されたローラの角速度に基づいてステッピングモータの単位時間当たりの駆動パルス数を回転制御手段がフィードバック制御することで、無端状ベルトの回転速度を目標速度とすることができる。この際、回転制御手段は、規定の制御周期毎にフィードバック制御するステッピングモータの単位時間当たりの駆動パルス数について、前回の単位時間当たりの駆動パルス数に対する今回の単位時間当たりの駆動パルス数の増減値である制御値を規定の範囲に制限することから、前回の単位時間当たりの駆動パルス数に対する今回の単位時間当たりの駆動パルス数の増減値が大きすぎる場合に生ずることがある不都合、例えば、ステッピングモータの脱調、無端状ベルト等からなる駆動系の追従性を原因とする無端状ベルトの発振等の不都合を防止することができる。このようなことから、無端状ベルトの回転むらを原因とする各色の位置ずれを精度良く防止することができる。
上記参考形態によれば、回転制御手段203は、規定の制御周期毎にフィードバック制御するステッピングモータ302の制御値を規定の範囲に制限するために、規定の制御周期毎に、ステッピングモータ302の単位時間当たりの駆動パルス数を記憶手段205に記憶する処理と、規定の制御周期毎に、前記記憶手段205に記憶したステッピングモータ302の前回の単位時間当たりの駆動パルス数に対する今回の単位時間当たりの駆動パルス数の差を比較制御値として求める処理と、求めた比較制御値を、増加制限値として記憶手段205に記憶保存する増加基準制御値と減少制限値として記憶手段205に記憶保存する減少基準制御値とのいずれか一方又は両方と比較する処理と、比較の結果、比較制御値が増加基準制御値よりも小さく減少基準制御値よりも大きい場合には今回の単位時間当たりの駆動パルス数でステッピングモータ302を駆動制御し、比較制御値が増加基準制御値よりも大きい場合には前回の単位時間当たりの駆動パルス数に増加基準制御値を加えた単位時間当たりの駆動パルス数でステッピングモータ302を駆動制御し、比較制御値が減少基準制御値よりも小さい場合には前回の単位時間当たりの駆動パルス数に減少基準制御値を加えた単位時間当たりの駆動パルス数でステッピングモータ302を駆動制御する処理とを実行するので、前回の単位時間当たりの駆動パルス数に対する今回の単位時間当たりの駆動パルス数の増減値が大きすぎる場合に生ずることがある不都合、例えば、ステッピングモータの脱調、無端状ベルト等からなる駆動系の追従性を原因とする無端状ベルトの発振等の不都合を防止することができ、したがって、無端状ベルトの回転むらを原因とする各色の位置ずれを精度良く防止することができる。
上記参考形態によれば、回転制御手段203は、規定の制御周期毎にフィードバック制御するステッピングモータ302の制御値を規定の範囲に制限するために、規定の制御周期毎に、ステッピングモータ302の制御値を記憶手段205に記憶する処理と、規定の制御周期毎に、記憶手段205に記憶したステッピングモータ302の前回の制御値に対する今回の制御値の差を比較制御値として求める処理と、求めた比較制御値を、増加制限値として記憶手段205に記憶保存する増加基準制御値と減少制限値として記憶手段205に記憶保存する減少基準制御値とのいずれか一方又は両方と比較する処理と、比較の結果、比較制御値が増加基準制御値よりも小さく減少基準制御値よりも大きい場合には今回の単位時間当たりの駆動パルス数でステッピングモータ302を駆動制御し、比較制御値が増加基準制御値よりも大きい場合には前回の単位時間当たりの駆動パルス数に増加基準制御値を加えた単位時間当たりの駆動パルス数でステッピングモータ302を駆動制御し、比較制御値が減少基準制御値よりも小さい場合には前回の単位時間当たりの駆動パルス数に減少基準制御値を加えた単位時間当たりの駆動パルス数でステッピングモータ302を駆動制御する処理とを実行するので、前回の単位時間当たりの駆動パルス数に対する今回の単位時間当たりの駆動パルス数の増減値が大きすぎる場合に生ずることがある不都合、例えば、ステッピングモータの脱調、無端状ベルト等からなる駆動系の追従性を原因とする無端状ベルトの発振等の不都合を防止することができ、したがって、無端状ベルトの回転むらを原因とする各色の位置ずれを精度良く防止することができる。
上記参考形態によれば、回転制御手段203は、規定の制御周期毎にフィードバック制御するステッピングモータ302の制御値を規定の範囲に制限するために、規定の制御周期毎に、ステッピングモータ302の単位時間当たりの駆動パルス数を記憶手段205に記憶する処理と、規定の制御周期毎に、記憶手段205に記憶したステッピングモータ302の前回の単位時間当たりの駆動パルス数に対する今回の単位時間当たりの駆動パルス数の差を増加比較制御値又は減少比較制御値として求める処理と、増加比較制御値を求めた場合には、その増加比較制御値を、増加制限値として記憶手段205に記憶保存する増加基準制御値と比較し、減少比較制御値を求めた場合には、その減少比較制御値を、減少制限値として記憶手段205に記憶保存する減少基準制御値と比較する処理と、比較の結果、増加比較制御値が増加基準制御値よりも小さい場合又は減少比較制御値が減少基準値よりも大きい場合には今回の単位時間当たりの駆動パルス数でステッピングモータ302を駆動制御し、増加比較制御値が増加基準制御値よりも大きい場合には前回の単位時間当たりの駆動パルス数に増加基準制御値を加えた単位時間当たりの駆動パルス数でステッピングモータ302を駆動制御し、減少比較制御値が減少基準制御値よりも小さい場合には前回の単位時間当たりの駆動パルス数に減少基準制御値を加えた単位時間当たりの駆動パルス数でステッピングモータ302を駆動制御する処理とを実行するので、前回の単位時間当たりの駆動パルス数に対する今回の単位時間当たりの駆動パルス数の増減値が大きすぎる場合に生ずることがある不都合、例えば、ステッピングモータの脱調、無端状ベルト等からなる駆動系の追従性を原因とする無端状ベルトの発振等の不都合を防止することができ、したがって、無端状ベルトの回転むらを原因とする各色の位置ずれを精度良く防止することができる。
上記参考形態によれば、回転制御手段203は、規定の制御周期毎にフィードバック制御するステッピングモータ302の制御値を規定の範囲に制限するために、規定の制御周期毎に、ステッピングモータ302の制御値を記憶手段205に記憶する処理と、規定の制御周期毎に、記憶手段205に記憶したステッピングモータ302の制御値に対する今回の制御値の差を増加比較制御値又は減少比較制御値として求める処理と、増加比較制御値を求めた場合には、その増加比較制御値を、増加制限値として記憶手段205に記憶保存する増加基準制御値と比較し、減少比較制御値を求めた場合には、その減少比較制御値を、減少制限値として記憶手段205に記憶保存する減少基準制御値と比較する処理と、比較の結果、増加比較制御値が増加基準制御値よりも小さい場合又は減少比較制御値が減少基準値よりも大きい場合には今回の単位時間当たりの駆動パルス数でステッピングモータ302を駆動制御し、増加比較制御値が増加基準制御値よりも大きい場合には前回の単位時間当たりの駆動パルス数に増加基準制御値を加えた単位時間当たりの駆動パルス数でステッピングモータ302を駆動制御し、減少比較制御値が減少基準制御値よりも小さい場合には前回の単位時間当たりの駆動パルス数に減少基準制御値を加えた単位時間当たりの駆動パルス数でステッピングモータ302を駆動制御する処理とを実行するので、前回の単位時間当たりの駆動パルス数に対する今回の単位時間当たりの駆動パルス数の増減値が大きすぎる場合に生ずることがある不都合、例えば、ステッピングモータの脱調、無端状ベルト等からなる駆動系の追従性を原因とする無端状ベルトの発振等の不都合を防止することができ、したがって、無端状ベルトの回転むらを原因とする各色の位置ずれを精度良く防止することができる。
上記参考形態によれば、増加基準制御値を記憶保存する記憶手段205は、増加基準制御値を書き換え自在に記憶保存するので、最適な増加基準制御値を容易に設定することができる。
上記参考形態によれば、減少基準制御値を記憶保存する記憶手段205は、減少基準制御値を書き換え自在に記憶保存するので、最適な減少基準制御値を容易に設定することができる。
次に、本発明の別の実施形態について説明する。この実施形態は、上記最初の実施形態において、演算部105と制御対象106のモータ駆動用インターフェイス部24との間に上記参考形態のCPU203、ROM204、RAM205及びEEPROM206とほぼ同様な回転制御手段が設けられる。この回転制御手段は、演算部105からモータ駆動用インターフェイス部24への駆動パルス周波数u(i)の駆動パルスについて、上記参考形態のCPU203、ROM204、RAM205及びEEPROM206と同様に、規定の制御周期毎に、前回の制御周期での単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)に対して今回の単位時間当たりの駆動パルス数(PPS)を増減する値である制御値e(n)を求めて該制御値e(n)を上記規定の範囲に制限する。
この実施形態によれば、上記最初の実施形態と同様な効果が得られ、かつ、上記参考形態と同様な効果が得られる。
なお、本発明は、転写搬送ベルト以外の中間転写ベルトなどの無端状ベルトの駆動制御を行うベルト駆動制御装置、及び無端状ベルトを有する複写機,プリンタ,ファクシミリ、インクジェット型プリンタなどの画像形成装置にも上記実施形態と同様に実施することができる。
本発明を適用した画像形成装置の一実施形態を示す断面図である。 同実施形態の転写ユニットの構成を示す概略図である。 同転写ユニットの主要部品の構成を示す斜視図である。 同実施形態の右下ローラとエンコーダの詳細を示す斜視図である。 同実施形態の駆動制御装置を示すブロック図である。 同実施形態における制御系及び制御対象のハードウェア構成を示すブロック図である。 同実施形態において無端状ベルトの制御を実現する上でのタイミングを示すタイミングチャートである。 同実施形態におけるフィルタの振幅特性を示す特性図である。 同実施形態におけるフィルタの位相特性を示す特性図である。 同実施形態のフィルタ演算を示すブロック図である。 同実施形態のフィルタ係数一覧を示す図である。 同実施形態を説明するための図である。 同実施形態のエンコーダパルスによる割込み処理フローを示すフローチャートである。 同実施形態の制御周期タイマによる割込み処理フローを示すフローチャートである。 同実施形態の600DPIモードでのステッピングモータ駆動方法としての(2W1−2相励磁)を示す波形図である。 同実施形態の1200DPIモードでのステッピングモータ302の駆動方法としての(4W1−2相励磁)を示す波形図である。 同実施形態を説明するための図である。 同実施形態の制御量演算における制御量演算処理時のゲイン切り替え制御フローを示すフローチャートである。 本発明の参考形態を示す縦断正面図である。 参考形態の転写ユニットの概略構造を拡大して示す正面図である。 参考形態のベルト駆動制御装置を示す機能ブロック図である。 無端状ベルト(転写搬送ベルト)の周速変動の状態を例示する図である。 無端状ベルト(転写搬送ベルト)の周速制御の状態を例示する図である。 上記参考形態の無端状ベルト(転写搬送ベルト)の回転速度制御処理の一例を示すフローチャートである。 上記参考形態の無端状ベルト(転写搬送ベルト)の回転速度制御処理の別の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
21 マイクロコンピュータ
22 バス
23 指令発生装置
24 モータ駆動用インターフェイス部
25 モータ駆動装置
26 検出用インターフェイス部
60 無端状ベルト
63 駆動ローラ
66 右下ローラ
203 CPU
301 エンコーダ
302 駆動モータ
303 タイミングベルト
30 画像プロセス部
205 RAM
206 EEPROM

Claims (5)

  1. 無端状ベルトを回転させるステッピングモータと、
    前記無端状ベルトの速度を検出する速度検出手段と、
    この速度検出手段からの信号をもとに前記無端状ベルトをフィードバック制御する制御手段とを有するベルト駆動装置において、
    前記制御手段は、
    前記無端状ベルトの目標駆動速度を二段階有し、それぞれの目標駆動速度を前記ステッピングモータの励磁方式を変えて制御するとともに、
    励磁方式を変えることによりマイクロステップ数を変化させ、
    前記マイクロステップ数が多くなる場合に、該マイクロステップ数が変化した比率をもとに制御ゲイン係数を大きくし、
    該制御ゲイン係数を目標駆動速度変更後の制御ゲイン係数として設定することを特徴とするベルト駆動装置。
  2. 請求項1記載のベルト駆動装置において、
    前記無端状ベルトの目標駆動速度は、記録解像度に応じて可変制御し、記録解像度が低い場合には前記無端状ベルトを高速で駆動し、記録解像度が高い場合には前記無端状ベルトを低速で駆動することを特徴とするベルト駆動装置。
  3. 請求項1または2記載のベルト駆動装置において、
    前記無端状ベルトの目標駆動速度が低い場合より高い場合の方が、前記ステッピングモータのマイクロステップ数を多く制御することを特徴とするベルト駆動装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のベルト駆動装置において、
    前記目標駆動速度を1つの段階から、他の1つの段階へ変更する場合に、
    変更前のマイクロステップ数に対する変更後のマイクロステップ数の比率と、変更前の駆動周波数に対する変更後の駆動周波数の比率との積を、
    変更前の制御ゲイン係数に対して乗じた値を変更後の制御ゲイン係数として設定することを特徴とするベルト駆動装置。
  5. 無端状ベルトを有する画像形成装置において、
    請求項1〜4のいずれか1つに記載のベルト駆動装置にて前記無端状ベルトの駆動制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
JP2004079288A 2003-07-18 2004-03-18 ベルト駆動制御装置及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP4272565B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004079288A JP4272565B2 (ja) 2003-07-18 2004-03-18 ベルト駆動制御装置及び画像形成装置
EP04016568A EP1521133A1 (en) 2003-07-18 2004-07-14 Method, apparatus, and program for driving a stepping motor in an image forming apparatus, to suppress oscillations from feedback control
CN200410071308.1A CN1592083B (zh) 2003-07-18 2004-07-19 马达驱动方法,马达驱动控制装置及图像形成装置
US10/893,392 US7330009B2 (en) 2003-07-18 2004-07-19 Method, apparatus, and program for driving a motor in a feedback control system, capable of suppressing motor oscillation
US11/739,929 US7800335B2 (en) 2003-07-18 2007-04-25 Method, apparatus, and program for driving a motor in a feedback control system, capable of suppressing motor oscillation

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003199340 2003-07-18
JP2003204287 2003-07-31
JP2004079288A JP4272565B2 (ja) 2003-07-18 2004-03-18 ベルト駆動制御装置及び画像形成装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008250210A Division JP4673397B2 (ja) 2003-07-18 2008-09-29 ベルト駆動制御装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005063407A JP2005063407A (ja) 2005-03-10
JP4272565B2 true JP4272565B2 (ja) 2009-06-03

Family

ID=34279524

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004079288A Expired - Fee Related JP4272565B2 (ja) 2003-07-18 2004-03-18 ベルト駆動制御装置及び画像形成装置

Country Status (4)

Country Link
US (2) US7330009B2 (ja)
EP (1) EP1521133A1 (ja)
JP (1) JP4272565B2 (ja)
CN (1) CN1592083B (ja)

Families Citing this family (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4272565B2 (ja) 2003-07-18 2009-06-03 株式会社リコー ベルト駆動制御装置及び画像形成装置
EP1628168B1 (en) * 2004-08-17 2014-01-08 Ricoh Company, Ltd. Apparatus for controlling the driving of an endless belt for an image forming apparatus
JP4503417B2 (ja) * 2004-10-29 2010-07-14 株式会社リコー 画像形成装置
JP2006171594A (ja) * 2004-12-20 2006-06-29 Ricoh Co Ltd ベルト駆動制御方法、ベルト駆動制御装置、ベルト装置、画像形成装置及びプログラム
US7508228B2 (en) * 2004-12-21 2009-03-24 Teradyne, Inc. Method and system for monitoring test signals for semiconductor devices
JP4732028B2 (ja) * 2005-01-25 2011-07-27 株式会社リコー ベルト駆動制御装置、色ずれ検出方法、色ずれ検出装置及び画像形成装置
US7531973B2 (en) * 2005-05-31 2009-05-12 Rockwell Automation Technologies, Inc. Wizard for configuring a motor drive system
JP2007003579A (ja) * 2005-06-21 2007-01-11 Ricoh Co Ltd エンドレスベルトの駆動装置及び画像形成装置
JP5057747B2 (ja) * 2005-11-30 2012-10-24 株式会社リコー 画像形成装置、画像形成動作補正方法、及び画像形成動作補正方法をコンピュータに実行させるためのプログラム
JP2007306707A (ja) * 2006-05-11 2007-11-22 Toshiba Corp ステッピングモータ制御装置、画像形成装置、及びシーケンス制御装置
JP2008079483A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Rohm Co Ltd モータ駆動回路、駆動装置、ならびに電子機器
JP5229604B2 (ja) * 2007-01-12 2013-07-03 株式会社リコー 画像形成装置
US7779288B2 (en) * 2007-03-19 2010-08-17 Kabushiki Kaisha Toshiba High resolution timer circuit and time count method for suppressing increase in storage capacity
US8804212B2 (en) * 2007-05-23 2014-08-12 Kyocera Document Solutions Inc. Stepping motor control device capable of reducing load on CPU
JP4945485B2 (ja) * 2007-05-25 2012-06-06 株式会社リコー 画像形成装置
EP2026139B1 (en) * 2007-05-25 2018-08-01 Ricoh Company, Ltd. Belt-conveyance control device, image forming apparatus, belt-conveyance control method, and computer program product
JP2009148082A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
US8139113B2 (en) * 2007-12-26 2012-03-20 Utc Fire & Security Americas Corporation, Inc. Method and system for operating a camera assembly
JP5152647B2 (ja) * 2008-03-03 2013-02-27 株式会社リコー 画像形成装置
JP2010141995A (ja) * 2008-12-10 2010-06-24 Canon Inc モータ制御装置及び画像形成装置
JP2010281943A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP5424115B2 (ja) * 2010-01-13 2014-02-26 株式会社リコー 駆動伝達装置および画像形成装置
JP5517046B2 (ja) 2010-02-23 2014-06-11 株式会社リコー 画像形成装置
US8461816B2 (en) * 2010-02-25 2013-06-11 International Rectifier Corporation Coefficient scaling depending on number of active phases
CN101783642A (zh) * 2010-03-12 2010-07-21 华北电力大学 双馈型风力发电控制系统参数优化设计方法
JP6047956B2 (ja) 2011-08-22 2016-12-21 株式会社リコー 画像形成装置
DE102012105362A1 (de) * 2012-06-20 2013-12-24 Trinamic Motion Control Gmbh & Co. Kg Verfahren und Schaltungsanordnung zur Ansteuerung eines Schrittmotors
JP2014056188A (ja) 2012-09-13 2014-03-27 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像調整方法、プログラム、およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
EP3334031B1 (en) * 2015-08-05 2021-05-05 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Motor control device
JP6801637B2 (ja) * 2017-12-08 2020-12-16 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (52)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4469995A (en) * 1982-07-19 1984-09-04 Mcc Associates Method of stopping a stepping motor
US4707650A (en) * 1986-10-03 1987-11-17 General Electric Company Control system for switched reluctance motor
JPS63171198A (ja) * 1987-01-09 1988-07-14 Hitachi Ltd 空気量制御装置
JPS63190595A (ja) * 1987-01-30 1988-08-08 Canon Inc ステツプモ−タの駆動回路
JP2693483B2 (ja) * 1988-05-17 1997-12-24 キヤノン株式会社 シート搬送装置及びその装置を備えたフアクシミリ装置
US5036266A (en) * 1989-01-17 1991-07-30 Tektronix, Inc. Mass velocity controller
JPH03118797A (ja) * 1989-09-29 1991-05-21 Toshiba Corp 画像形成装置
JPH04255007A (ja) * 1991-02-06 1992-09-10 Fanuc Ltd 制振制御方式
US5134349A (en) * 1991-05-28 1992-07-28 Kruse David L Two-phase brushless dc motor controller
JPH07303385A (ja) * 1994-05-09 1995-11-14 Fuji Xerox Co Ltd 回転体駆動制御装置
JPH0822219A (ja) * 1994-07-05 1996-01-23 Fujitsu Ltd 像形成装置
US5825151A (en) * 1994-09-20 1998-10-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Apparatus for driving stepping motor
JPH08137362A (ja) 1994-11-10 1996-05-31 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JPH08231075A (ja) * 1994-11-22 1996-09-10 Xerox Corp 高精度速度制御装置及び方法
DE69605640T2 (de) * 1995-08-23 2000-04-13 Fanuc Ltd Numerische verschnellungs-/verzogerungs steuergerat und verfahren
US6040676A (en) * 1996-01-31 2000-03-21 Parker-Hannifin Corporation Passive electronic damping for step motor
JPH1023798A (ja) 1996-07-02 1998-01-23 Alps Electric Co Ltd ステッピングモータの駆動方法
JPH10213925A (ja) * 1997-01-30 1998-08-11 Canon Inc 自動原稿搬送装置および方法
JPH10260590A (ja) * 1997-03-18 1998-09-29 Fuji Xerox Co Ltd 無端ベルトの蛇行補正装置、および画像形成装置
JPH10271895A (ja) 1997-03-27 1998-10-09 Toshiba Corp モータ駆動装置
JPH1189293A (ja) 1997-09-04 1999-03-30 Canon Inc ステッピングモータのフィードバック制御装置
JPH11265096A (ja) * 1998-03-17 1999-09-28 Mita Ind Co Ltd 原稿読取り装置
JP3897497B2 (ja) * 1998-10-02 2007-03-22 株式会社リコー 画像形成装置
JP2000108406A (ja) 1998-10-06 2000-04-18 Canon Inc 画像形成装置およびその制御方法
US6420807B1 (en) * 1999-03-10 2002-07-16 Minolta Co., Ltd. Rotator driving device, image forming apparatus using the rotator driving device, and method of driving rotator
JP3903632B2 (ja) * 1999-03-16 2007-04-11 富士ゼロックス株式会社 ベルト搬送装置および画像形成装置
JP2000318221A (ja) * 1999-05-14 2000-11-21 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP3795709B2 (ja) * 1999-07-19 2006-07-12 株式会社リコー 画像形成装置
US6198246B1 (en) * 1999-08-19 2001-03-06 Siemens Energy & Automation, Inc. Method and apparatus for tuning control system parameters
JP2001066909A (ja) 1999-08-27 2001-03-16 Fuji Xerox Co Ltd 移動速度制御装置
JP4149627B2 (ja) * 1999-10-18 2008-09-10 株式会社リコー カラー画像形成装置
JP2001166553A (ja) * 1999-12-13 2001-06-22 Ricoh Co Ltd カラー画像形成装置
ATE410309T1 (de) * 1999-12-24 2008-10-15 Seiko Epson Corp Vorrichtung und verfahren zur motorsteuerung
JP2001194975A (ja) * 2000-01-12 2001-07-19 Nec Niigata Ltd プリンタ用ベルト駆動制御回路
JP2001339994A (ja) * 2000-05-29 2001-12-07 Okubo Tomio ステッピングモータの制御方法、制御システム及びモータ駆動制御装置
JP2002055292A (ja) * 2000-08-11 2002-02-20 Ricoh Co Ltd 光ビーム走査装置
US6573918B2 (en) * 2000-08-22 2003-06-03 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus having a plurality of image data interfaces
JP2002084794A (ja) * 2000-09-04 2002-03-22 Oriental Motor Co Ltd ステッピングモータの制御装置
US6593951B2 (en) * 2000-09-25 2003-07-15 Ricoh Company, Ltd. Optical writing system directed to miniaturization thereof, and image forming apparatus employing it
JP3874654B2 (ja) * 2000-12-26 2007-01-31 株式会社リコー 画像形成装置
JP2002207338A (ja) * 2001-01-10 2002-07-26 Ricoh Co Ltd カラー画像形成の色ずれ検出方法,装置およびカラー画像形成装置
JP4042127B2 (ja) * 2001-01-10 2008-02-06 株式会社リコー カラー画像形成装置
JP2002278212A (ja) * 2001-03-21 2002-09-27 Ricoh Co Ltd カラー画像形成装置
JP4375918B2 (ja) * 2001-04-26 2009-12-02 株式会社リコー 画像形成装置
US6719396B2 (en) * 2001-08-31 2004-04-13 Seiko Epson Corporation Motor control method in recording apparatus and recording apparatus
JP2003084530A (ja) * 2001-09-14 2003-03-19 Ricoh Co Ltd カラー画像形成装置
JP2003091128A (ja) * 2001-09-18 2003-03-28 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP3640629B2 (ja) * 2001-09-21 2005-04-20 株式会社リコー カラー画像形成装置
JP3644923B2 (ja) * 2001-12-18 2005-05-11 株式会社リコー カラー画像形成方法及びカラー画像形成装置
US7136600B2 (en) * 2002-02-28 2006-11-14 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus including controller driving image carriers
DE60306994T2 (de) * 2002-06-17 2007-03-01 Ricoh Co., Ltd. Bilderzeugungsgerät und -verfahren unter Verwendung eines Zwischenübertragungsbandes mit einem Farbbildes
JP4272565B2 (ja) 2003-07-18 2009-06-03 株式会社リコー ベルト駆動制御装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP1521133A1 (en) 2005-04-06
JP2005063407A (ja) 2005-03-10
US7330009B2 (en) 2008-02-12
CN1592083A (zh) 2005-03-09
CN1592083B (zh) 2013-10-16
US20050057209A1 (en) 2005-03-17
US7800335B2 (en) 2010-09-21
US20070189815A1 (en) 2007-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4272565B2 (ja) ベルト駆動制御装置及び画像形成装置
US7251444B2 (en) Apparatus for controlling driving of endless belt, and image forming apparatus
US7970317B2 (en) Image forming apparatus
US7373093B2 (en) Apparatus and method for color image forming, and computer program product for driver controller
EP1684127B1 (en) Belt driving control apparatus and image forming apparatus
JP4676790B2 (ja) 駆動制御装置および画像形成装置
JP2007052111A (ja) 画像形成装置
JP2006171594A (ja) ベルト駆動制御方法、ベルト駆動制御装置、ベルト装置、画像形成装置及びプログラム
JP4533198B2 (ja) 駆動制御装置及び画像形成装置
US7499667B2 (en) Endless belt drive controlling apparatus including angular displacement error calculation and associated image forming apparatus
JP2006243547A (ja) 駆動制御装置および画像形成装置
JP4673397B2 (ja) ベルト駆動制御装置及び画像形成装置
JP2007132992A (ja) ベルト駆動装置および画像形成装置
JP4719043B2 (ja) 駆動制御装置および画像形成装置
JP4632703B2 (ja) 画像形成装置
JP4680585B2 (ja) エンドレスベルトの駆動制御装置および画像形成装置
JP2006259152A (ja) 駆動制御装置および駆動制御方法および画像形成装置およびプログラムおよび記録媒体
JP2007199433A (ja) 転写装置及び画像形成装置
JP2007206120A (ja) 駆動制御装置および画像形成装置
JP2006240854A (ja) 駆動制御装置および画像形成装置
JP2006251523A (ja) 画像形成装置
JP2006018518A (ja) 駆動制御装置
JP2006244314A (ja) 駆動制御装置および画像形成装置
JP2006243548A (ja) 駆動制御装置および画像形成装置
JP2007003704A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060825

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080729

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090224

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090227

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120306

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120306

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130306

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140306

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees