JP5229604B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5229604B2
JP5229604B2 JP2007004090A JP2007004090A JP5229604B2 JP 5229604 B2 JP5229604 B2 JP 5229604B2 JP 2007004090 A JP2007004090 A JP 2007004090A JP 2007004090 A JP2007004090 A JP 2007004090A JP 5229604 B2 JP5229604 B2 JP 5229604B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
speed
gear
speed fluctuation
photoconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007004090A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008170747A (ja
Inventor
憲昭 船本
譲 江原
和彦 小林
恵介 杉山
俊之 内田
康久 荏原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2007004090A priority Critical patent/JP5229604B2/ja
Priority to EP20080150152 priority patent/EP1944658A1/en
Priority to US11/972,136 priority patent/US8010019B2/en
Priority to CN200810002954A priority patent/CN100576102C/zh
Publication of JP2008170747A publication Critical patent/JP2008170747A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5229604B2 publication Critical patent/JP5229604B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/01Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for producing multicoloured copies
    • G03G15/0105Details of unit
    • G03G15/0131Details of unit for transferring a pattern to a second base
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/01Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for producing multicoloured copies
    • G03G15/0142Structure of complete machines
    • G03G15/0178Structure of complete machines using more than one reusable electrographic recording member, e.g. one for every monocolour image
    • G03G15/0194Structure of complete machines using more than one reusable electrographic recording member, e.g. one for every monocolour image primary transfer to the final recording medium
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/50Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
    • G03G15/5008Driving control for rotary photosensitive medium, e.g. speed control, stop position control
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00025Machine control, e.g. regulating different parts of the machine
    • G03G2215/00071Machine control, e.g. regulating different parts of the machine by measuring the photoconductor or its environmental characteristics
    • G03G2215/00075Machine control, e.g. regulating different parts of the machine by measuring the photoconductor or its environmental characteristics the characteristic being its speed
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/01Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies
    • G03G2215/0103Plural electrographic recording members
    • G03G2215/0119Linear arrangement adjacent plural transfer points
    • G03G2215/0122Linear arrangement adjacent plural transfer points primary transfer to an intermediate transfer belt
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/01Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies
    • G03G2215/0103Plural electrographic recording members
    • G03G2215/0119Linear arrangement adjacent plural transfer points
    • G03G2215/0138Linear arrangement adjacent plural transfer points primary transfer to a recording medium carried by a transport belt
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/01Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies
    • G03G2215/0151Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies characterised by the technical problem
    • G03G2215/0158Colour registration

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、回転する複数の像担持体のそれぞれに形成した可視像を中間転写ベルトなどの無端移動体やこれの表面に保持される記録体に重ね合わせて転写する複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に関するものである。
この種の画像形成装置においては、複数の像担持体から中間転写ベルト等にそれぞれ転写した可視像の副走査方向(像担持体の回転方向)における重ね合わせズレを引き起こすことがある。かかる重ね合わせズレを引き起こす要因の1つとして、感光体等の像担持体と同一軸線上で回転しながら像担持体に回転駆動力を伝達する従動ギヤの偏心に起因するものがある。具体的には、像担持体と同一軸線上で回転する従動ギヤに偏心があると、像担持体は速度変動を引き起こす。この速度変動は、像担持体1回転あたりに1周期分のサイン波を描くような特性となる。1周期分のサイン波になるのは次のような理由からである。即ち、偏心している従動ギヤの最長径部分に対して駆動モータの原動ギヤが噛み合っているときに像担持体の線速速度が最も遅くなる一方で、最短径部分に対して原動ギヤが噛み合っているときに像担持体の線速が最も速くなる。そして、それら最長径部分と最短径部分とが回転軸を中心にして互いに180[°]ずれた位置に存在するため、像担持体の速度変動特性が1周期分のサイン波のようになるのである。
線速が本来よりも速くなっているときの像担持体に形成されたドットは本来よりも早いタイミングで転写位置に到達する一方で、線速が本来よりも遅くなっているときの像担持体に形成されたドットは本来よりも遅いタイミングで転写位置に到達する。そして、前者のドットの上に、別の像担持体から後者のドットが重ね合わされたり、後者のドットの上に、別の像担持体から前者のドットが重ね合わされたりすることで、副走査方向における可視像の重ね合わせズレが発生してしまうのである。
このような重ね合わせズレを抑え得る画像形成装置としては、特許文献1に記載のものが知られている。この画像形成装置は、所定のタイミングで、像担持体たるドラム状の感光体の表面に対し、その表面移動方向に所定ピッチで並ぶ複数のトナー像からなる速度変動検知用画像を形成する。そして、この速度変動検知用画像を転写ベルトに転写した後、転写ベルト上の速度変動検知用画像内の各トナー像をフォトセンサによって検知し、その検知間隔に基づいて感光体1回転あたりにおける速度変動パターンを検出する。次に、その速度変動パターンに基づいて、感光体の速度変動を打ち消すことができる駆動速度パターンを特定する。このような駆動速度パターンの特定を複数の感光体のそれぞれについて行う。そして、パーソナルコンピュータ等から送られてくる画像情報に基づく画像を形成する際には、各感光体をそれぞれ予め特定しておいた駆動速度パターンで駆動することで、各感光体の速度変動を抑えるようになっている。
また、特許文献2に記載の画像形成装置のように、各感光体の速度変動パターンの位相を相対的に合わせることで、感光体の速度変動による重ね合わせズレを抑えるものも知られている。この種の画像形成装置においては、特許文献1の画像形成装置と同様にして、速度変動検知用画像内における各トナー像の検知間隔に基づいて感光体1回転あたりにおける速度変動パターンを検出する。この一方で、感光体と同一軸線上で回転する従動ギヤに設けられた目印を別のフォトセンサによって検知することで、感光体が所定の回転角度になるタイミングを検出する。これにより、感光体が所定の回転角度になった時点と、速度変動パターンの位相との関係を把握する。このような把握を各感光体についてそれぞれ行った後、各感光体をそれぞれ個別に駆動する複数の駆動モータの駆動速度を一時的に変化させることで、各感光体の速度変動パターンの位相差を調整する。この調整により、各転写位置において、本来よりも早いタイミングで転写位置に到達するドット同士や、本来よりも遅いタイミングで転写位置に到達するドット同士を同期させるようにして、重ね合わせズレを抑えることができる。
なお、複数の感光体の配設ピッチが感光体の周長の整数倍になっている場合には、記録紙などに先行して転写されたトナー像が後続のトナー像の転写位置まで移動する間に、各感光体が整数回分だけ回転する。このため、各感光体の速度変動パターンの位相差をゼロに調整することで、各転写位置で適切な関係のドット同士を同期させることができる。これに対し、複数の感光体の配設ピッチが感光体の周長の整数倍になっていない構成では、各感光体間で速度変動の位相差をそれぞれ所定の時間ずつ設けることで、各転写位置で適切な関係のドット同士を同期させることができる。
特開2006−47920号公報 特開平9−146329号公報
ところが、各感光体をそれぞれ上述の駆動速度パターンで駆動したり、各感光体の速度変動パターンの位相を合わせたりしても、重ね合わせズレを十分に抑えることができないことがあった。
そこで、本発明者らは、その原因について鋭意研究を行ったところ、次のようなことを見出した。即ち、感光体については、メンテナンス性を向上させる目的で、画像形成装置本体に対して容易に着脱できるようにするのが一般的である。具体的には、感光体と同一軸線上で回転しながら感光体に回転駆動力を伝達する従動ギヤについては、画像形成装置本体側に回転自在に固定しておく。この一方で、感光体については、画像形成装置本体に対して容易に着脱できるようにしておく。そして、感光体を画像形成装置本体にセットしたときに、その回転軸の一端部を画像形成装置本体に固定された従動ギヤに係合させるのである。本発明者らは、かかる構成の画像形成装置において、円盤状のギヤ部の中心から軸線方向に大きく突出する係合部を有する形状の従動ギヤとして、円盤状のギヤ部の中心に筒状の係合部を嵌め込む構造のものを用いていた。ところが、このような従動ギヤでは、ギヤ部と係合部との間にガタツキが生ずることから、回転毎に速度変動パターンを微妙に変化させることがわかった。つまり、このガタツキにより、速度変動検知用画像に基づいて検出された速度変動パターンと、画像形成時に発生する速度変動パターンとが一致しなくなることが、重ね合わせズレを十分に抑えることができないことの原因になっていたのである。
本発明は、以上の背景に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、従動ギヤにおけるギヤ部と係合部とのガタツキに起因する重ね合わせズレ補正精度の悪化を回避することができる画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、回転する表面に可視像を担持する複数の像担持体と、それら像担持体をそれぞれ個別に駆動するための複数の駆動源と、それら像担持体に対してそれぞれ該像担持体の回転軸線上で個別に係合しながら何れかの該駆動源の原動ギヤに噛み合う複数の従動ギヤと、画像情報に基づいてそれぞれの像担持体に可視像を形成する可視像形成手段と、それぞれの像担持体との対向位置を順次通過するように表面を無端移動させる無端移動体と、それぞれの像担持体の表面に形成された可視像を、該無端移動体の表面に保持される記録体に転写するか、あるいは該無端移動体の表面に転写した後に記録体に転写する転写手段と、該無端移動体の表面に形成された可視像を検知する像検知手段と、予め定められた複数の可視像からなる速度変動検知用画像を像担持体表面に形成して上記無端移動体に転写し、該像検知手段による該速度変動検知用画像内の各可視像の検知時間間隔に基づいて該像担持体表面の1回転あたりにおける速度変動パターンを検出する処理を、上記複数の像担持体についてそれぞれ行う制御手段とを備える画像形成装置において、上記複数の従動ギヤとしてそれぞれ、回転周面に複数の歯車が形成されたギヤ部と、上記像担持体に係合する係合部とを一体形成したもの、を用い、上記複数の従動ギヤのそれぞれについて所定の回転角度になったことを検知する回転角度検知手段を設け、且つ、上記複数の像担持体にそれぞれ形成する複数の上記速度変動検知用画像の形成開始タイミングを、それぞれ該回転角度検知手段による検知結果に基づいて決定する制御と、上記複数の像担持体についてそれぞれ、像担持体表面の速度変動を打ち消し得る上記駆動源の駆動速度パターンを、上記形成開始タイミング及び上記速度変動パターンに基づいて解析し、解析結果に基づいて該駆動源の駆動速度を調整する制御と、上記複数の駆動源についてそれぞれ、その駆動源に対応する上記速度変動パターンにおける最大速度変動量が所定の閾値以下である場合には、上記駆動速度パターンに基づく該駆動源の駆動速度の調整を行わずに、該駆動源を等しい速度で駆動する制御とを実施させるように、上記制御手段を構成したことを特徴とするものである
た、請求項の発明は、請求項の画像形成装置において、上記形成開始タイミングとして、上記従動ギヤが上記所定の回転角度になったタイミングを採用したことを特徴とするものである
た、請求項の発明は、請求項1又は2の画像形成装置において、上記複数の従動ギヤのそれぞれについて上記回転角度検知手段による検知結果に基づいて1回転に要する時間を所定のタイミングで算出し、算出結果に基づいて上記駆動速度パターンを補正する制御を実施させるように、上記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
これらの発明において、複数の従動ギヤはそれぞれ、複数の歯車を有するギヤ部と、像担持体に係合する係合部とが一体形成されていることから、ギヤ部と係合部とのガタツキを発生させることがない。これにより、速度変動検知用画像に基づいて検出された速度変動パターンと、画像形成時に発生する速度変動パターンとの、前記ガタツキに起因する不一致を回避することで、前記ガタツキに起因する重ね合わせズレ補正精度の悪化を回避することができる。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式のプリンタ(以下、単にプリンタという)の実施形態について説明する前に、参考形態に係るプリンタについて説明する
まず、参考形態に係るプリンタの基本的な構成について説明する。図1は、参考形態に係るプリンタを示す概略構成図である。同図のプリンタは、トナー像形成手段たるプロセスユニットとして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック(以下、Y、C、M、Kと記す)用の4つのプロセスユニット1Y,C,M,Kを備えている。これらは、画像を形成する画像形成物質として、互いに異なる色のY,C,M,Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっている。Yトナー像を生成するためのプロセスユニット1Yを例にすると、これは図2に示すように、感光体ユニット2Yと現像ユニット7Yとを有している。これら感光体ユニット2Y及び現像ユニット7Yは、図3に示すようにプロセスユニット1Yとして一体的にプリンタ本体に対して着脱される。但し、プリンタ本体から取り外した状態では、図4に示すように現像ユニット7Yを図示しない感光体ユニットに対して着脱することができる。
先に示した図2において、感光体ユニット2Yは、ドラム状の感光体3Y、ドラムクリーニング装置4Y、図示しない除電装置、帯電装置5Yなどを有している。
帯電装置5Yは、図示しない駆動手段によって図中時計回り方向に回転駆動せしめられる感光体3Yの表面を一様帯電せしめる。同図においては、図示しない電源によって帯電バイアスが印加されながら、図中反時計回りに回転駆動される帯電ローラ6Yを感光体3Yに近接させることで、感光体3Yを一様帯電せしめる方式の帯電装置5Yを示した。帯電ローラ6Yの代わりに、帯電ブラシを当接させるものを用いてもよい。また、スコロトロンチャージャーのように、チャージャー方式によって感光体3Yを一様帯電せしめるものを用いてもよい。帯電装置5Yによって一様帯電せしめられた感光体3Yの表面は、後述する光書込ユニットから発せられるレーザー光によって露光走査されてY用の静電潜像を担持する。
現像手段たる現像ユニット7Yは、第1搬送スクリュウ8Yが配設された第1剤収容部9Yを有している。また、透磁率センサからなるトナー濃度センサ(以下、トナー濃度センサという)10Y、第2搬送スクリュウ11Y、現像ロール12Y、ドクターブレード13Yなどが配設された第2剤収容部14Yも有している。これら2つの剤収容部内には、磁性キャリアとマイナス帯電性のYトナーとからなる図示しないY現像剤が内包されている。第1搬送スクリュウ8Yは、図示しない駆動手段によって回転駆動せしめられることで、第1剤収容部9Y内のY現像剤を図紙面に直交する方向における手前側から奥側へと搬送する。そして、第1剤収容部9Yと第2剤収容部14Yとの間の仕切壁に設けられた図示しない連通口を経て、第2剤収容部14Y内に進入する。
第2剤収容部14Y内の第2搬送スクリュウ11Yは、図示しない駆動手段によって回転駆動せしめられることで、Y現像剤を図中奥側から手前側へと搬送する。搬送途中のY現像剤は、第1剤収容部14Yの底部に固定されたトナー濃度センサ10Yによってそのトナー濃度が検知される。このようにしてY現像剤を搬送する第2搬送スクリュウ11Yの図中上方には、現像ロール11Yが第2搬送スクリュウ11Yと平行な姿勢で配設されている。この現像ロール11Yは、図中反時計回り方向に回転駆動せしめられる非磁性パイプからなる現像スリーブ15Y内にマグネットローラ16Yを内包している。第2搬送スクリュウ11Yによって搬送されるY現像剤の一部は、マグネットローラ16Yの発する磁力によって現像スリーブ15Y表面に汲み上げられる。そして、現像部材たる現像スリーブ15Yと所定の間隙を保持するように配設されたドクターブレード13Yによってその層厚が規制された後、感光体3Yと対向する現像領域まで搬送され、感光体3Y上のY用の静電潜像にYトナーを付着させる。この付着により、感光体3Y上にYトナー像が形成される。現像によってYトナーを消費したY現像剤は、現像ロール12Yの現像スリーブ15Yの回転に伴って第2搬送スクリュウ11Y上に戻される。そして、図中手前端まで搬送されると、図示しない連通口を経て第1剤収容部9Y内に戻る。
トナー濃度センサ10YによるY現像剤の透磁率の検知結果は、電圧信号として図示しない制御部に送られる。この制御部は、演算手段たるCPU(Central Processing Unit)、データ記憶手段であるRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等から構成され、各種の演算処理や、制御プログラムの実行を行うことができる。Y現像剤の透磁率は、Y現像剤のYトナー濃度と相関を示すため、トナー濃度センサ10YはYトナー濃度に応じた値の電圧を出力することになる。上記制御部はRAMを備えており、この中にトナー濃度センサ10Yからの出力電圧の目標値であるY用Vtrefや、他の現像ユニットに搭載されたC,M,K用のトナー濃度センサからの出力電圧の目標値であるC用Vtref、M用Vtref、K用Vtrefのデータを格納している。Y用の現像ユニット7Yについては、トナー濃度センサ10Yからの出力電圧の値とY用Vtrefを比較し、図示しないY用のトナー供給装置を比較結果に応じた時間だけ駆動させる。この駆動により、現像に伴うYトナー消費によってYトナー濃度を低下させたY現像剤に対し、第1剤収容部9Yで適量のYトナーが供給される。このため、第2剤収容部14Y内のY現像剤のYトナー濃度が所定の範囲内に維持される。他色用のプロセスユニット(1C,M,K)内における現像剤についても、同様のトナー供給制御が実施される。
像担持体であり且つ潜像担持体である感光体3Y上に形成されたYトナー像は、後述する中間転写ベルトに中間転写される。感光体ユニット2Yのドラムクリーニング装置4Yは、中間転写工程を経た後の感光体3Y表面に残留したトナーを除去する。これによってクリーニング処理が施された感光体3Y表面は、図示しない除電装置によって除電される。この除電により、感光体3Yの表面が初期化されて次の画像形成に備えられる。先に示した図1において、他色用のプロセスユニット1C,M,Kにおいても、同様にして感光体3C,M,K上にC,M,Kトナー像が形成されて、無端移動体たる中間転写ベルト上に中間転写される。
プロセスユニット1Y,C,M,Kの図中下方には、光書込ユニット20が配設されている。潜像形成手段たる光書込ユニット20は、画像情報に基づいて発したレーザー光Lを、各プロセスユニット1Y,C,M,Kの感光体3Y,C,M,Kに照射する。これにより、感光体3Y,C,M,K上にY,C,M,K用の静電潜像が形成される。なお、光書込ユニット20は、光源から発したレーザー光Lを、モータによって回転駆動されるポリゴンミラー21によって偏向せしめながら、複数の光学レンズやミラーを介して感光体3Y,C,M,Kに照射するものである。かかる構成のものに代えて、LDEアレイによる光走査を行うものを採用することもできる。
光書込ユニット20の下方には、第1給紙カセット31、第2給紙カセット32が鉛直方向に重なるように配設されている。これら給紙カセット内には、それぞれ、記録部材たる記録紙Pが複数枚重ねられた記録紙束の状態で収容されており、一番上の記録紙Pには、第1給紙ローラ31a、第2給紙ローラ32aがそれぞれ当接している。第1給紙ローラ31aが図示しない駆動手段によって図中反時計回りに回転駆動せしめられると、第1給紙カセット31内の一番上の記録紙Pが、カセットの図中右側方において鉛直方向に延在するように配設された給紙路33に向けて排出される。また、第2給紙ローラ32aが図示しない駆動手段によって図中反時計回りに回転駆動せしめられると、第2給紙カセット32内の一番上の記録紙Pが、給紙路33に向けて排出される。給紙路33内には、複数の搬送ローラ対34が配設されており、給紙路33に送り込まれた記録紙Pは、これら搬送ローラ対34のローラ間に挟み込まれながら、給紙路33内を図中下側から上側に向けて搬送される。
給紙路33の末端には、レジストローラ対35が配設されている。レジストローラ対35は、記録紙Pを搬送ローラ対34から送られてくる記録紙Pをローラ間に挟み込むとすぐに、両ローラの回転を一旦停止させる。そして、記録紙Pを適切なタイミングで後述の2次転写ニップに向けて送り出す。
各プロセスユニット1Y,C,M,Kの図中上方には、無端移動体たる中間転写ベルト41を張架しながら図中反時計回りに無端移動せしめる転写ユニット40が配設されている。転写手段たる転写ユニット40は、中間転写ベルト41の他、ベルトクリーニングユニット42、第1ブラケット43、第2ブラケット44などを備えている。また、4つの1次転写ローラ45Y,C,M,K、2次転写バックアップローラ46、駆動ローラ47、補助ローラ48、テンションローラ49なども備えている。中間転写ベルト41は、これら8つのローラに張架されながら、駆動ローラ47の回転駆動によって図中反時計回りに無端移動せしめられる。4つの1次転写ローラ45Y,C,M,Kは、このように無端移動せしめられる中間転写ベルト41を感光体3Y,C,M,Kとの間に挟み込んでそれぞれ1次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト41の裏面(ループ内周面)にトナーとは逆極性(例えばプラス)の転写バイアスを印加する。中間転写ベルト41は、その無端移動に伴ってY,C,M,K用の1次転写ニップを順次通過していく過程で、そのおもて面に感光体3Y,C,M,K上のY,C,M,Kトナー像が重ね合わせて1次転写される。これにより、中間転写ベルト41上に4色重ね合わせトナー像(以下、4色トナー像という)が形成される。
2次転写バックアップローラ46は、中間転写ベルト41のループ外側に配設された2次転写ローラ50との間に中間転写ベルト41を挟み込んで2次転写ニップを形成している。先に説明したレジストローラ対35は、ローラ間に挟み込んだ記録紙Pを、中間転写ベルト41上の4色トナー像に同期させ得るタイミングで、2次転写ニップに向けて送り出す。中間転写ベルト41上の4色トナー像は、2次転写バイアスが印加される2次転写ローラ50と2次転写バックアップローラ46との間に形成される2次転写電界や、ニップ圧の影響により、2次転写ニップ内で記録紙Pに一括2次転写される。そして、記録紙Pの白色と相まって、フルカラートナー像となる。
2次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト41には、記録紙Pに転写されなかった転写残トナーが付着している。これは、ベルトクリーニングユニット42によってクリーニングされる。なお、ベルトクリーニングユニット42は、クリーニングブレード42aを中間転写ベルト41のおもて面に当接させており、これによってベルト上の転写残トナーを掻き取って除去するものである。
なお、転写ユニット40の第1ブラケット43は、図示しないソレノイドの駆動のオンオフに伴って、補助ローラ48の回転軸線を中心にして所定の回転角度で揺動するようになっている。本画像形成システムのプリンタは、モノクロ画像を形成する場合には、前述のソレノイドの駆動によって第1ブラケット43を図中反時計回りに少しだけ回転させる。この回転により、補助ローラ48の回転軸線を中心にしてY,C,M用の1次転写ローラ45Y,C,Mを図中反時計回りに公転させることで、中間転写ベルト41をY,C,M用の感光体3Y,C,Mから離間させる。そして、4つのプロセスユニット1Y,C,M,Kのうち、K用のプロセスユニット1Kだけを駆動して、モノクロ画像を形成する。これにより、モノクロ画像形成時にY,C,M用のプロセスユニットを無駄に駆動させることによるそれらプロセスユニットの消耗を回避することができる。
2次転写ニップの図中上方には、定着ユニット60が配設されている。この定着ユニット60は、ハロゲンランプ等の発熱源を内包する加圧加熱ローラ61と、定着ベルトユニット62とを備えている。定着ベルトユニット62は、定着部材たる定着ベルト64、ハロゲンランプ等の発熱源を内包する加熱ローラ63、テンションローラ65、駆動ローラ66、図示しない温度センサ等を有している。そして、無端状の定着ベルト64を加熱ローラ63、テンションローラ65及び駆動ローラ66によって張架しながら、図中反時計回り方向に無端移動せしめる。この無端移動の過程で、定着ベルト64は加熱ローラ63によって裏面側から加熱される。このようにして加熱される定着ベルト64の加熱ローラ63掛け回し箇所には、図中時計回り方向に回転駆動される加圧加熱ローラ61がおもて面側から当接している。これにより、加圧加熱ローラ61と定着ベルト64とが当接する定着ニップが形成されている。
定着ベルト64のループ外側には、図示しない温度センサが定着ベルト64のおもて面と所定の間隙を介して対向するように配設されており、定着ニップに進入する直前の定着ベルト64の表面温度を検知する。この検知結果は、図示しない定着電源回路に送られる。定着電源回路は、温度センサによる検知結果に基づいて、加熱ローラ63に内包される発熱源や、加圧加熱ローラ61に内包される発熱源に対する電源の供給をオンオフ制御する。これにより、定着ベルト64の表面温度が約140[°]に維持される。
先に示した図1において、2次転写ニップを通過した記録紙Pは、中間転写ベルト41から分離した後、定着ユニット60内に送られる。そして、定着ユニット60内の定着ニップに挟まれながら図中下側から上側に向けて搬送される過程で、定着ベルト64によって加熱されたり、押圧されたりして、フルカラートナー像が定着せしめられる。
このようにして定着処理が施された記録紙Pは、排紙ローラ対67のローラ間を経た後、機外へと排出される。プリンタ本体の筺体の上面には、スタック部68が形成されており、排紙ローラ対67によって機外に排出された記録紙Pは、このスタック部68に順次スタックされる。
転写ユニット40の上方には、Y,C,M,Kトナーを収容する4つのトナーカートリッジ100Y,C,M,Kが配設されている。トナーカートリッジ100Y,C,M,K内のY,C,M,Kトナーは、プロセスユニット1Y,C,M,Kの現像ユニット7Y,C,M,Kに適宜供給される。これらトナーカートリッジ100Y,C,M,Kは、プロセスユニット1Y,C,M,Kとは独立してプリンタ本体に脱着可能である。
図5は、プリンタの筺体内に固定された駆動伝達系である本体側駆動伝達部を示す斜視図である。また、図6は、この本体側駆動伝達部を上方から示す平面図である。プリンタの筺体内には、支持板が立設せしめられており、これには4つのプロセス駆動モータ120Y,C,M,Kが固定されている。駆動源たるプロセス駆動モータ120Y,C,M,Kの回転軸には、原動ギヤ121Y,C,M,Kが回転軸と同一軸線上で回転するように接続されている。
プロセス駆動モータ120Y,C,M,Kの回転軸の下方には、上記支持板に突設せしめられた図示しない固定軸に係合しながら摺動回転可能な現像ギヤ122Y,C,M,Kが配設されている。この現像ギヤ122Y,C,M,Kは、互いに同じ回転軸線上で回転する第1ギヤ部123Y,C,M,Kと第2ギヤ部124Y,C,M,Kとを有している。第2ギヤ部124Y,C,M,Kの方が、第1ギヤ部123Y,C,M,Kよりもプロセス駆動モータ120Y,C,M,Kの回転軸の先端側に位置している。現像ギヤ122Y,M,C,Kは、その第1ギヤ部123Y,M,C,Kをプロセス駆動モータ120Y,C,M,Kの原動ギヤ121Y,C,M,Kに噛み合わせながら、プロセス駆動モータ120Y,C,M,Kの回転によって固定軸上で摺動回転する。
駆動源たるプロセス駆動モータ120Y,C,M,Kは、DCブラシレスモータの一種であるDCサーボモータや、ステッピングモータなどからなる。原動ギヤ121Y,C,M,Kと感光体ギヤ133Y,C,M,Kとの減速比は、例えば1:20になっている。原動ギヤから感光体ギヤに至るまでの減速段数を1段としたのは、部品点数を少なくし低コストにするための他、ギヤを2つにして噛み合い誤差や偏心による伝達誤差の要因を少なくする狙いからである。1段減速にしたことで、1:20という比較的大きい減速比では、感光体ギヤが感光体よりも大径となる。このような大径の感光体ギヤを用いることで、ギヤ1歯噛み合いに対応する感光体表面上でのピッチ誤差を小さくして、副走査方向の印字濃度むら(バンディング)の影響を少なくするという狙いもある。減速比は、感光体の目標速度とモータ特性との関係から、高効率、高回転精度が得られる速度領域に基づいて決定される。
現像ギヤ122Y,C,M,Kの左側方には、図示しない固定軸に係合しながら摺動回転する第1中継ギヤ125Y,C,M,Kが配設されている。これらは、現像ギヤ122Y,C,M,Kの第2ギヤ部124Y,C,M,Kに噛み合うことで、現像ギヤ122Y,C,M,Kから回転駆動力を受けて、固定軸上で摺動回転する。第1中継ギヤ125Y,C,M,Kには、駆動伝達方向上流側で第2ギヤ部124Y,C,M,Kが噛み合っている他に、駆動伝達方向下流側でクラッチ入力ギヤ126Y,C,M,Kが噛み合っている。これらクラッチ入力ギヤ126Y,C,M,Kは、現像クラッチ127Y,C,M,Kに支持されている。現像クラッチ127Y,C,M,Kは、図示しない制御部によって電源供給がオンオフ制御されるのに伴って、クラッチ入力ギヤ126Y,C,M,Kの回転駆動力をクラッチ軸に繋いだり、クラッチ入力ギヤ126Y,C,M,Kを空転させたりする。現像クラッチ127Y,C,M,Kのクラッチ軸の先端側には、クラッチ出力ギヤ128Y,C,M,Kが固定されている。現像クラッチ127Y,C,M,Kに電源が供給されると、クラッチ入力ギヤ126Y,C,M,Kの回転駆動力がクラッチ軸に繋がれて、クラッチ出力ギヤ128Y,C,M,Kが回転する。これに対し、現像クラッチ127Y,C,M,Kへの電源供給が切られると、たとえプロセス駆動モータ120Y,C,M,Kが回転していても、クラッチ入力ギヤ126Y,C,M,Kがクラッチ軸上で空転するため、クラッチ出力ギヤ128Y,C,M,Kの回転が停止する。
クラッチ出力ギヤ128Y,C,M,Kの図中左側方には、図示しない固定軸に係合しながら摺動回転可能な第2中継ギヤ129Y,C,M,Kが配設されており、クラッチ出力ギヤ128Y,C,M,Kに噛み合いながら回転する。
図7は、Y用のプロセスユニット1Yの一端部を示す部分斜視図である。現像ユニット7Yのケーシング内の現像スリーブ15Yは、その軸部材をケーシング側面に貫通させて外部に突出させている。このように突出した軸部材箇所には、スリーブ上流ギヤ131Yが固定されている。また、ケーシング側面には固定軸132Yが突設せしめられており、これに対して第3中継ギヤ130Yが摺動回転可能に係合しながら、スリーブ上流ギヤ131Yに噛み合っている。
Y用のプロセスユニット1Yがプリンタ本体にセットされた状態では、第3中継ギヤ130Yに対し、スリーブ上流ギヤ131Yの他、先に図5や図6に示した第2中継ギヤ129Yが噛み合う。そして、第2中継ギヤ129Yの回転駆動力が、第3中継ギヤ130Y、スリーブ上流ギヤ131Yに順次伝達されて、現像スリーブ13Yが回転駆動される。
なお、Y用のプロセスユニット1Yについてだけ、図を示して説明したが、他色用のプロセスユニットにおいても、同様にして現像スリーブに回転駆動力が伝達される。
また、図7では、Y用のプロセスユニット1Yの一端部だけを示したが、現像スリープ15Yの他端側の軸部材は、ケーシングの他端側の側面に貫通して外部に突出しており、その突出箇所には図示しないスリーブ下流ギヤが固定されている。また、先に図2に示した第1搬送スクリュウ7Y、第2搬送スクリュウ10Yも、その軸部材をケーシング他端側の側面に貫通させており、その突出箇所には図示しない第1スクリュウギヤ、第2スクリュウギヤが固定されている。現像スリーブ15Yがスリーブ上流ギヤ131Yによる駆動伝達によって回転すると、それに伴い、他端側においてスリーブ下流ギヤが回転する。そして、スリーブ下流ギヤに噛み合っている第2スクリュウギヤで駆動力を受ける第2搬送スクリュウ11Yが回転するとともに、第2スクリュウギヤに噛み合っている第1スクリュウギヤで駆動力を受ける第1搬送スクリュウ8Yが回転する。他色用のプロセスユニットも同様の構成である。
図8は、Y用の感光体ギヤ133Yと、その周囲構成とを示す斜視図である。同図において、プロセス駆動モータ120Yのモータ軸に固定された原動ギヤ121Yには、現像ギヤ122Yの第1ギヤ部123Yの他、従動ギヤたる感光体ギヤ133Yが噛み合っている。感光体ギヤ133Yは、本体側駆動伝達部に回動自在に支持されている。感光体ギヤ133Yの直径は、感光体の直径よりも大きくなっている。プロセス駆動モータ120Yが回転すると、その回転駆動力が原動ギヤから感光体ギヤ121Yに一段減速で伝達されて感光体が回転駆動する。他色用のプロセスユニットも同様の構成である。
なお、プロセスユニットの感光体の回転軸と、プリンタ本体側に支持される感光体ギヤとは、カップリングによって連結される。
以上の構成の本プリンタにおいて、プロセス駆動モータ120Yによって感光体ギヤ133Yを回転駆動すると、感光体ギヤ133Yの偏芯に起因してY用の感光体が速度変動を引き起こす。この速度変動は、上述したように、感光体1回転あたりに1周期分のサインカーブを描くような変動特性となる。
先に示した図1において、感光体3Y,C,M,Kに速度変動が起こると、光書込ユニット20による光照射位置で感光体3Y,C,M,K上に形成した潜像を、形成直後から1次転写ニップに移動させるまでに要する時間が変化してしまう。これにより、1次転写ニップにおいて、各色のドットの微妙な重ね合わせズレが引き起こされる。
次に、本プリンタの特徴的な構成について説明する。
図9は、Y用の感光体ギヤ133Yとその周囲構成とを、プロセス駆動モータ側から示す斜視図である。同図において、感光体ギヤ133Yのギヤ部の回転方向における所定の位置には、マーキング用の羽根部材134Yが突設せしめられている。また、感光体ギヤ133Yの側方には、ポジションセンサ135Yが配設されている。感光体ギヤ133Yが所定の回転姿勢になると、その羽根部材134Yがポジションセンサ135Yとの対向部に位置してポジションセンサ135Yによって検知される。これにより、感光体ギヤ133Yは、それぞれ1回転する毎に、所定の回転角度になったタイミングがポジションセンサ135Yによって検知される。
図10は、4つの感光体3Y,C,M,Kと、転写ユニット40と、光書込ユニット20とを示す側面図である。感光体3Y,C,M,Kと同一軸線上で回転する感光体ギヤ133Y,C,M,Kに設けられた羽根部材134Y,C,M,Kは、感光体ギヤ133Y,C,M,Kが1回転する毎に、フォトセンサ等からなるポジションセンサ135Y,C,M,Kによって検知される。
転写ユニット40の上方には、中間転写ベルト41の幅方向に所定の間隔で並ぶ2つの図示しない反射型フォトセンサからなる光学センサユニット136が、中間転写ベルト41の上部張架面と所定の間隙を介して対向するように配設されている。
本プリンタの図示しない制御手段は、各感光体についてそれぞれ、感光体ギヤの偏心に起因する1回転あたりにおける速度変動パターンを検出するための変動パターン検出制御を、所定のタイミングで行うようになっている。所定のタイミングとしては、プロセスユニット交換時などといった速度変動パターンを変化させる操作がなされたとき、高画質プリントモードが選択されている状態でプリント命令がなされたとき、などが挙げられる。
変動パターン検出制御では、感光体3Y,C,M,Kに対してそれぞれ速度変動検知用画像を形成してそれらを中間転写ベルト41上に重ね合わせないで転写する。この速度変動検知用画像は、K用の速度変動検知用画像を例にすると、図11に示すように、tk01、tk02、tk03、tk04、tk05、tk06・・・という複数のKトナー像がベルト移動方向(副走査方向)に沿って所定ピッチで並ぶようにベルト上に転写される。但し、理論的には所定ピッチで並ぶようにしているが、K用の感光体(3K)の速度変動により、これらKトナー像の実際の配設ピッチはその速度変動に応じた誤差が出てくる。
先に示した図1において、中間転写ベルト41上に形成された速度変動検知用画像内の各トナー像は、ベルトの無端移動に伴って光学センサユニット136との対向位置まで搬送される途中で、2次転写ローラ50との対向位置を通過する。この通過に先立って、図示しないローラ接離機構が駆動して、2次転写ローラ50を中間転写ベルト50から離間させる。これにより、速度変動検知用画像の2次転写ローラ50への転移を回避する。
このようにして2次転写ローラ50への転移が回避された速度変動検知用画像内の各トナー像は、ベルトの移動に伴って光学センサユニット136の直下を通過する際に、光学センサユニット136によってそれぞれ検知される。これにより、各色の速度変動検知用画像における各トナー像の検知時間ピッチ誤差が検知される。この検知時間ピッチ誤差は、それぞれ各色の感光体ギヤの偏心に起因する速度変動に対応している。
本プリンタの図示しない制御部は、各色についてそれぞれ、上記検知時間ピッチ誤差と、感光体ギヤの1回転周期とに基づいて、感光体ギヤの1回転における速度変動パターンを解析する。この解析法の1つとして、全データの平均値をゼロとして、変動値のゼロクロス、又はピーク値から変動成分の振幅と位相を解析する方法が挙げられる。しかし、検出データがノイズの影響を大きく受けるため、誤差が大きくなって実用的でない。そこで、本プリンタでは、速度変動パターンを直交検波処理によって解析する手法を採用している。直交検波処理で行うことで、変動のゼロクロスやピーク検知による算出では難しかった少ない変動データで速度変動パターンの解析が可能となる。
なお、本プリンタにおいては、感光体ギヤの速度変動パターンと、感光体の速度変動パターンとは、振幅に若干の差があるものの、波形の位相が完全に同期する。よって、感光体ギヤの速度変動パターンを検知することと、感光体の速度変動パターンを検知することとは同じである。
また、本プリンタにおいては、変動パターン検出制御の実施時間の短縮化を図る目的で、図12に示すように、K用の速度変動検知用画像PVkと、M用の速度変動検知用画像PVmとを中間転写ベルト41に対してベルト幅方向に並べて形成する。そして、ベルト幅方向の一端部に形成されたK用の速度変動検知用画像PVkを光学センサユニット136の第1光学センサ137で検知するとともに、ベルト幅方向の他端部に形成されたM用の速度変動検知用画像PVmを光学センサユニット136の第2光学センサ138で検知する。これにより、K用の速度変動検知用画像PVkにおける各Kトナー像の検知時間ピッチ誤差と、M用の速度変動検知用画像PVmにおける各Mトナー像の検知時間ピッチ誤差とを同時に検出して、変動パターン検出制御の実施時間の短縮化を図ることができる。また、YとCとについても、同様にして、それぞれの検知時間ピッチ誤差を同時に検出するようになっている。
本プリンタの制御部は、変動パターン検出制御によって各感光体ギヤの1回転あたりにおける速度変動パターンを検出すると、次に、各色について、感光体ギヤの速度変動を打ち消し得る駆動速度パターンを解析する。検出された速度変動パターンは、感光体ギヤの実際の速度変動パターンとは異なっている。
このことについて、より詳しい図を用いて説明する。図13において、Y用の感光体3Yには光書込ユニット20からの書込光の照射によってY用の静電潜像が形成される。感光体3Yの回転軌道上において、光書込ユニット20からの書込光による潜像書込位置は、図中でSaという符号を付した位置となる。また、中間転写ベルト41へのY用のトナー像の転写位置は、図中でSbという符号を付した位置となる。
Y用の速度変動検知用画像内における各Yトナー像については、感光体3Yに対して周方向にできるだけ等間隔で形成する必要があるため、各Yトナー像の前駆体となる各Y潜像を形成するための書込光は、それぞれ等しい間隔で発せられる。但し、このとき、感光体3Yが速度変動を起こすと、その速度変動に応じてY潜像の間隔(距離)が変動する。具体的には、潜像書込位置Saにおいて、感光体3Yが標準速度よりも速く表面移動しているときには、Y潜像の間隔が本来よりも大きくなる。これに対し、感光体3Yが標準速度よりも遅く表面移動しているときには、Y潜像の間隔が本来よりも小さくなる。このため、潜像書込位置Saにおいて、感光体3Yの表面が例えば図14に示すような変動特性で速度変動を起こしていると、Y潜像の形成間隔は図15に示すような特性で変動する。両特性の位相は完全に一致していることがわかる。
一方、Y潜像の現像によって得られたYトナー像が中間転写ベルト41に1次転写される際に、感光体3Yが速度変動を起こすと、たとえ複数のYトナー像が感光体3Yで等間隔で並んでいたとしても、中間転写ベルト41に対しては不均一な間隔で転写される。このとき、転写位置Sbにおいて、感光体3Yが標準速度よりも速く表面移動しているときには、ベルト上におけるYトナー像の間隔が本来よりも小さくなる。これに対し、感光体3Yが標準速度よりも遅く表面移動しているときには、ベルト上におけるYトナー像の間隔が本来よりも大きくなる。このため、転写位置Sbにおいて、感光体3Yの表面が例えば図16に示すような変動特性で速度変動を起こしていると、ベルト上のYトナー像の間隔は図17に示すような特性で変動する。両特性の位相は完全に逆転していることがわかる。
これらの結果、中間転写ベルト41上のY用の速度変動検知用画像内におけるYトナー像間隔は、潜像書込位置Saにおける感光体表面速度変動に起因する変動と、転写位置Sbにおける感光体表面速度変動に起因する変動とが重畳されたものになる。より詳しくは、先に示した図13において、潜像書込位置Saと転写位置Sbとのなす角度がα[°]であると仮定する。すると、図18に示すように、潜像書込位置Saにおける感光体表面速度変動の特性と、転写位置Sbにおける感光体表面速度変動の特性とは、互いの位相がα[°]だけずれた関係になる。但し、潜像書込時と転写時とにおいては、感光体速度の高低関係と、像間隔の大小関係とが逆転するため、ベルト上におけるトナー像の間隔に着目すると、両特性の関係は図19に示すようにα+180[°]ずれたものとみなすことができる。
よって、速度変動検知用画像内の各トナー像の検知時間ピッチ誤差に基づいて検知される各トナー像のピッチ誤差は、図20に示すように、潜像書込位置Saで生ずる潜像の間隔変動特性と、転写位置で生ずるトナー像の間隔変動特性とが重畳されたものになる(2つの特性波の合成波となる)。周知の解析法により、この合成波の位相及び振幅と、先に説明したα+180[°]との関係から、潜像書込位置Saにおける潜像形成間隔変動特性(感光体ギヤの実際の速度変動パターン)を解析することが可能である。そして、その潜像形成間隔変動特性と逆位相の関係になるような駆動速度パターンでプロセス駆動モータを駆動すれば、感光体の速度変動を殆どなくすことができる。
但し、駆動速度パターンの解析に先立って、潜像形成間隔変動特性の波形の始期(速度変動検知用画像の先端に対応する潜像が形成され始めた時点)について、感光体ギヤがどのような回転姿勢(回転角度)になったタイミングであるのかを把握する必要がある。そこで、本プリンタの制御部は、各色の速度変動検知用画像の潜像形成開始タイミングをそれぞれ、対応する色の感光体ギヤの羽根部材がポジションセンサによって検知されたタイミング(以下、ギヤ所定角度タイミングという)に基づいて決定する。
潜像形成開始タイミングの決定法についてより詳しく説明すると、制御部は、各色の速度変動検知用画像の潜像を、ギヤ所定角度タイミングから所定時間t1だけずれたタイミング(潜像形成開始タイミング)で形成し始める。この潜像形成開始タイミングは、ギヤ所定角度タイミングに所定時間t1を加算した時点である。つまり、ポジションセンサが感光体ギヤの羽根部材を検知した瞬間から所定時間t1が経過した時点が、潜像書込位置Saにおける潜像間隔変動特性の波形(感光体ギヤの実際の速度変動パターン)の始期となるのである。この始期を基準として、潜像書込位置Saにおける潜像間隔変動特性の波形とは逆位相の関係になる駆動速度パターンでプロセス駆動モータを駆動すれば、偏心に起因する感光体の速度変動を、駆動速度の変動によって打ち消して、感光体の速度変動をほぼ無くすことができる。
そこで、本プリンタは、パーソナルコンピュータ等から送られてきた画像情報に基づいて画像を形成するときには、予め解析しておいた駆動速度パターンと、ポジションセンサから送られてくるギヤ所定角度タイミングとに基づいて、各色のプロセス駆動モータをそれぞれ微調整するようになっている。
ところが、このようにしても、従来の画像形成装置においては、各色の感光体の速度変動を十分に抑えることができないことがあった。その理由について、より詳しい図を用いながら説明する。図22は、従来の画像形成装置における感光体3と、感光体ギヤ133とを示す斜視図である。感光体3は、図示しないプロセスユニット内に収容されており、プロセスユニットとして画像形成装置本体に対して着脱される。感光体3のドラム部の軸線方向における両端からそれぞれ突出している回転軸の一方には、感光体ギヤ133の後述する係合部133bに係合させるためのカップリング3bが形成されている。
画像形成装置本体側に回転自在に固定された感光体ギヤ133は、図示が省略された複数の歯車を回転周面に有する円盤状のギヤ部133aと、感光体3のカップリング3bに係合する係合部133bとを備えている。この係合部133bは、プロセスユニットのセット操作に伴って回転軸線方向にスライド移動せしめられてくる感光体3のカップリング3bと係合する機能を発揮するように、回転軸線方向にある程度の大きさが必要になる。このため、感光体ギヤ133は、円盤状のギヤ部133aの中心から軸線方向に大きく突出する係合部133bを有する構造となる。
従来の画像形成装置においては、かかる構造の感光体ギヤ133として、図23に示すものが用いられていた。同図において、感光体ギヤ133における円盤状のギヤ部133aの中心には、係合部133bの根元側が差し込まれる差し込み穴133cが形成されている。また、この差し込み穴133cの周囲には、後述するピン133eを受け入れるためのピン溝133dが形成されている。
係合部133bは、その根元側がギヤ部133aの差し込み穴133cに嵌め込まれることでギヤ部133aに固定される。この際、差し込み穴133c内での係合部133bの空回りを防止する目的から、ギヤ部133aのピン溝133dに、係合部133bの根元側の周面から突出するピン133eが嵌め込まれる。
このような構成の画像形成装置では、ギヤ部133aや係合部133bの寸法精度誤差により、ギヤ部133aと、これに嵌め込まれた係合部133bとの間に僅かながらガタツキが生ずる。このガタツキは、感光体ギヤ133の1回転あたりの速度変動パターンを、回転毎に微妙に変化させてしまう。このため、速度変動検知用画像に基づいて検出された速度変動パターンと、画像形成時に発生する速度変動パターンとが一致しなくなる。そして、上述のようにして解析した駆動速度パターンが、感光体ギヤ133の実際の速度変動パターンに適合しなくなって、感光体ギヤ133の速度変動を良好に抑えることが困難になっていたのである。
図21は、本プリンタにおけるY用の感光体ギヤ133Yを示す斜視図である。同図の感光体ギヤ133Yにおいて、円盤状のギヤ部133aYと、筒状の係合部133bYとは、それぞれ同じ材料(例えば樹脂材料)によって継ぎ目無く一体形成されている。他色用の感光体ギヤ(133C,M,K)も同様に、ギヤ部と係合部とが一体形成されている。
かかる構成の本プリンタにおいて、各色の感光体ギヤ(133Y,C,M,K)はそれぞれ、複数の歯車を有する円盤状のギヤ部と、感光体に係合する係合部とが一体形成されていることから、ギヤ部と係合部とのガタツキを発生させることがない。これにより、ガタツキに起因する、速度変動検知用画像に基づいて検出された速度変動パターンと、画像形成時に発生する速度変動パターンとの不一致を回避することで、ガタツキに起因する重ね合わせズレ補正精度の悪化を回避することができる。
図23に示した感光体ギヤ133Yの係合部133bYは、自らの凹部に図示しない感光体のカップリングを受け入れるメス型のものになっている。メス型の係合部133bYの凹部形状としては、図示しないカップリングの外径に合わせた三角柱状、四角柱状などといった多角柱状のものを例示することができる。但し、多角柱状のものでは、カップリングとの噛み合い箇所が比較的少なくなることから、噛み合い誤差による伝達速度変動を引き起こし易い。そこで、本プリンタでは、メス型の係合部133bYとして、円柱状の凹部の内周面に複数の歯車を有する内歯車状のものを用いるとともに、カップリングとして、その内歯車に噛み合うギヤを有するオス型のものを用いている。かかる構成では、多角柱状の係合部に比べて、噛み合い箇所を大きくして噛み合い誤差による伝達速度変動を低減することができる。カップリングと係合部133bYとのオスメスの関係を逆にしてもよい。つまり、係合部133bYとして、オス型のものを用いる一方で、カップリングとして、それを受け入れる凹部を有するメス型のものを用いてもよい。
なお、本プリンタのように、感光体ギヤとしてギヤ部と係合部とを一体形成したものを用いるものにおいては、次のようなときにだけ、感光体の速度変動パターンが変化するようになる。即ち、プロセスユニットの着脱や交換に伴って、感光体回転軸と感光体ギヤの係合部との回転方向における係合角度を変化させたときである。よって、変動パターン検出制御については、プロセスユニットの着脱操作が検知されたときにだけ実施するように、制御部を構成することが望ましい。このようにすることで、不要な変動パターン検出制御を実施することによる無駄なダウンタイムの発生を開始することができるからである。
また、感光体の1回転あたりにおける速度変動パターンについて説明してきたが、感光体の速度変動としては、1回転よりも長い周期で定期的に発生するものもある。この速度変動は、感光体ドラムの角速度をωとすると、「2π/ω×(α/360)秒」という周期で発生する。速度変動検知用画像をこの周期よりも長い期間検知される長さにすれば、1周期を超える定期的な速度変動も検知して、1周期を超えるパターンでの速度制御も可能になる。
次に、参考形態に係るプリンタに、より特徴的な構成を付加した参考例のプリンタについて説明する。なお、以下に特筆しない限り、参考施例に係るプリンタ、後述する実施形態に係るプリンタ、後述する実施例に係るプリンタの構成は実施形態と同様である。
[参考例]
参考例に係るプリンタの制御部は、各色の速度検知用画像の潜像形成開始タイミングとして、それぞれ、対応するギヤ所定角度タイミング(ポジションセンサが感光体ギヤの羽根部材を検知した瞬間)を採用している。換言すると、上述の所定時間t1として、0[μsec]を採用している。このようなタイミングを採用することで、ギヤ所定角度タイミングに所定時間t1を加算して駆動速度パターンの始期を特定するといった処理を省略することができる。
実施形態
次に、実施形態に係るプリンタについて説明する。実施形態に係るプリンタの制御部は、画像情報に基づく画像を形成する際における各色のプロセス駆動モータについてそれぞれ、予め解析しておいた駆動速度パターンに基づく駆動速度の微調整を行うか否かを、感光体ギヤの速度変動パターンの最大速度変動量に基づいて決定するようになっている。具体的には、各色についてそれぞれ、感光体ギヤの速度変動パターン内における最大速度変動量が予め定められた閾値以下(あるいは閾値を下回る)場合には、画像情報に基づく画像を形成するときに、プロセス駆動モータの駆動速度の微調整を行わず、モータを等速で駆動する。これに対し、最大速度変動量が閾値を超える(あるいは閾値以上である)場合には、プロセス駆動モータの駆動速度を駆動速度パターンに基づいて微調整する。
このような制御を実施するのは次に説明する理由による。即ち、ポジションセンサによって感光体ギヤの羽根部材が検知されたタイミング(ギヤ所定角度タイミング)と、感光体ギヤが実際に所定角度になったタイミングとには若干の誤差が発生する。ポジションセンサの検知精度の限界や、プロセス駆動モータの回転誤差などが発生するからである。この誤差により、駆動速度パターンに基づいてプロセス駆動モータの駆動速度を微調整したとしても、感光体の線速にはわずかな変動がどうしても残ってしまう。そして、感光体の実際の速度変動が殆どない場合に、駆動速度パターンに基づく駆動速度の微調整を行うと、前述の誤差により、感光体の速度変動の微調整を行わない場合よりも却って大きくしてしまうおそれがある。そこで、速度変動パターン内の最大速度変動量が閾値以下である場合には、微調整を行わずに、プロセス駆動モータを等速で駆動するのである。このようにすることで、感光体の速度変動を却って大きくしてしまうといった事態を回避することができる。
[実施例]
次に、実施形態に係るプリンタに、より特徴的な構成を付加した実施例に係るプリンタについて説明する。実施例に係るプリンタの制御部は、各色の感光体ギヤについてそれぞれ、速度変動パターンを検出する際には、ポジションセンサが感光体ギヤの羽根部材を検知してから次に羽根部材を検知するまでに要する時間(以下、ギヤ1回転時間という)を算出する。そして、算出結果を基準1回転時間としてRAM内に記憶しておく。
一方、画像情報に基づく画像を形成する際には、各色の感光体ギヤについてそれぞれ、ギヤ1回転時間を回転毎に算出しながら、ギヤ1回転時間のそれまでの平均値を回転毎に求める。そして、その平均値と、予めRAMに記憶しておいた基準1回転時間との差が所定の閾値を超えた場合(あるいは閾値以上である場合)には、予め解析しておいた駆動速度パターンを補正する。更に、基準1回転時間を前述の平均値と同じ値に更新した後、補正後の駆動速度パターンに基づいてプロセス駆動モータの駆動速度の微調整を行う。
このような制御を行うのは次に説明する理由による。即ち、上述したように、速度変動パターンの検出結果に基づいて駆動速度パターンを解析するのは、プロセスユニットの交換などにより、感光体の速度変動パターンが変化したときだけである。このため、駆動速度パターンの更新がなされる時間間隔は比較的長くなる。このような比較的長い時間の間に、プロセス駆動モータの劣化やモータ電源からの出力電圧の経時的変化などによってギヤ1回転時間が僅かながら変化する場合がある。にもかかわらず、変化前のギヤ1回転時間に対応する駆動速度パターンに基づいてプロセス駆動モータの駆動速度を微調整してしまうと、感光体の速度変動を良好に抑えることができなくなってしまう。そこで、ギヤ1回転時間の平均値と基準1回転時間との差が閾値を超えた場合には、駆動速度パターンを平均値に見合ったものに補正するのである。具体的には、1周期がギヤ1回転時間の平均値になるように、補正前の駆動速度パターンの波形を時間軸方向に引き伸ばしたり、縮めたりするのである。これにより、ギヤ1回転時間の経時的な変化による駆動速度パターンの不適切化に起因する感光体の速度変動量の増加を抑えることができる。
これまで、駆動速度パターンに基づいてプロセス駆動モータの駆動速度を微調整する構成のプリンタについて説明してきたが、一体形成型の感光体ギヤについては、特許文献2に記載の画像形成装置のように、各感光体の速度変動パターンの位相を調整するものにも適用が可能である。
以上、参考形態、参考例、実施形態実施例に係るプリンタにおいては、速度変動パターンとして、像担持体表面たる感光体表面の1回転あたりにおける速度変動パターンを検出するように、制御手段たる制御部を構成している。かかる構成では、従動ギヤたる感光体ギヤの偏心に起因する感光体1回転あたりの速度変動パターンを検出することができる。
また、参考形態、参考、実施形態、実施例に係るプリンタにおいては、複数の感光体ギヤ133Y,C,M,Kのそれぞれについて所定の回転角度になったことを検知する回転角度検知手段たるポジションセンサ135Y,C,M,Kを設けている。そして、感光体3Y,C,M,Kにそれぞれ形成するY,C,M,K用の速度変動検知用画像の潜像形成開始タイミングを、それぞれポジションセンサ135Y,C,M,Kによる検知結果に基づいて決定する制御を実施させるように、制御部を構成している。かかる構成では、上述したようにポジションセンサ135Y,C,M,Kによって検知されたギヤ所定角度タイミングに基づいて速度変動パターンや駆動速度パターンの始期を特定して、プロセス駆動モータ120Y,C,M,Kの駆動速度の微調整を適切に行うことができる。
また、参考例に係るプリンタにおいては、潜像形成開始タイミングとして、感光体ギヤが所定の回転角度になったタイミング(ギヤ所定角度タイミング)を採用している。かかる構成では、上述したように、ギヤ所定角度タイミングに所定時間t1を加算して駆動速度パターンの始期を特定するといった処理を省略することができる。
また、参考形態、参考例、実施形態、実施例に係るプリンタにおいては、複数の感光体3Y,C,M,Kについてそれぞれ、その表面の速度変動を打ち消し得るプロセス駆動モータ120Y,C,M,Kの駆動速度パターンを、潜像形成開始タイミングと速度変動パターンとに基づいて解析し、解析結果に基づいてプロセス駆動モータ120Y,C,M,Kの駆動速度を調整する制御を実施させるように、制御部を構成している。かかる構成では、上述したように、感光体ギヤの偏心に起因する感光体表面の速度変動を、プロセス駆動モータの駆動速度の変動で打ち消すことで、感光体表面の速度変動、ひいては重ね合わせズレを抑えることができる。
また、実施形態に係るプリンタにおいては、複数のプロセス駆動モータ120Y,C,M,Kについてそれぞれ、それに対応する速度変動パターンにおける最大速度変動量が所定の閾値以下である場合には、駆動速度パターンに基づく駆動速度の調整を行わずに、等しい速度で駆動する制御を実施させるように、制御部を構成している。かかる構成では、上述したように、プロセス駆動モータの駆動速度を微調整することによって感光体の速度変動を却って大きくしてしまうといった事態を回避することができる。
また、実施例に係るプリンタにおいては、複数の感光体ギヤ133Y,C,M,Kのそれぞれについてポジションセンサ135Y,C,M,Kによる検知結果に基づいて1回転に要する時間を所定のタイミングで算出し、算出結果に基づいて駆動速度パターンを補正する制御を実施させるように、制御部を構成している。かかる構成では、上述したように、ギヤ1回転時間の経時的な変化による駆動速度パターンの不適切化に起因する感光体の速度変動量の増加を抑えることができる。
参考形態に係るプリンタを示す概略構成図。 同プリンタのY用のプロセスユニットを示す拡大構成図。 同プロセスユニットを示す斜視図。 同プロセスユニットの現像ユニットを示す斜視図。 同プリンタの筺体内に固定された駆動伝達系である本体側駆動伝達部を示す斜視図。 同本体側駆動伝達部を上方から示す平面図。 Y用のプロセスユニットの一端部を示す部分斜視図。 同プリンタにおけるY用の感光体ギヤと、その周囲構成とを示す斜視図。 同感光体ギヤとその周囲構成とを、プロセス駆動モータ側から示す斜視図。 同プリンタにおける4つの感光体と転写ユニットと光書込ユニット20とを示す側面図。 同プリンタによって形成されるK用の速度変動検知用画像を示す平面模式図。 同転写ユニットと、光学センサユニットとを示す斜視図。 潜像書込位置と転写位置との関係を説明するための模式図。 潜像書込位置における感光体の速度変動特性を示すグラフ。 潜像書込位置における潜像形成間隔変動特性を示すグラフ。 転写位置における感光体の速度変動特性を示すグラフ。 転写位置における潜像形成間隔変動特性を示すグラフ。 潜像書込位置における感光体の速度変動特性と、転写位置における感光体の速度変動特性との関係を示すグラフ。 潜像書込位置における潜像形成間隔変動特性と、転写位置における潜像形成間隔変動特性との関係を示すグラフ。 検知時間ピッチ誤差に基づいて検出される感光体の速度変動特性と、潜像書込位置における感光体の速度変動特性との関係を示すグラフ。 同プリンタにおけるY用の感光体ギヤを示す斜視図。 従来の画像形成装置における感光体と感光体ギヤとを示す斜視図。 同感光体ギヤを示す分解斜視図。
符号の説明
1Y,C,M,K:プロセスユニット(可視像形成手段の一部)
3Y,C,M,K:感光体(像担持体)
40:転写ユニット(転写手段)
41:中間転写ベルト(無端移動体)
20:光書込ユニット(可視像形成手段の一部)
120Y,C,M,K:プロセス駆動モータ(駆動源)
133Y,C,M,K:感光体ギヤ(従動ギヤ)
133aY:ギヤ部
133bY:係合部
135Y,C,M,K:ポジションセンサ(回転角度検知手段)
136:光学センサユニット(像検知手段)
P:記録紙(記録体)
PVk、PVm:速度変動検知用画像

Claims (3)

  1. 回転する表面に可視像を担持する複数の像担持体と、それら像担持体をそれぞれ個別に駆動するための複数の駆動源と、それら像担持体に対してそれぞれ該像担持体の回転軸線上で個別に係合しながら何れかの該駆動源の原動ギヤに噛み合う複数の従動ギヤと、画像情報に基づいてそれぞれの像担持体に可視像を形成する可視像形成手段と、それぞれの像担持体との対向位置を順次通過するように表面を無端移動させる無端移動体と、それぞれの像担持体の表面に形成された可視像を、該無端移動体の表面に保持される記録体に転写するか、あるいは該無端移動体の表面に転写した後に記録体に転写する転写手段と、該無端移動体の表面に形成された可視像を検知する像検知手段と、予め定められた複数の可視像からなる速度変動検知用画像を像担持体表面に形成して上記無端移動体に転写し、該像検知手段による該速度変動検知用画像内の各可視像の検知時間間隔に基づいて該像担持体表面の1回転あたりにおける速度変動パターンを検出する処理を、上記複数の像担持体についてそれぞれ行う制御手段とを備える画像形成装置において、
    上記複数の従動ギヤとしてそれぞれ、回転周面に複数の歯車が形成されたギヤ部と、上記像担持体に係合する係合部とを一体形成したもの、を用い
    上記複数の従動ギヤのそれぞれについて所定の回転角度になったことを検知する回転角度検知手段を設け、
    且つ、上記複数の像担持体にそれぞれ形成する複数の上記速度変動検知用画像の形成開始タイミングを、それぞれ該回転角度検知手段による検知結果に基づいて決定する制御と、上記複数の像担持体についてそれぞれ、像担持体表面の速度変動を打ち消し得る上記駆動源の駆動速度パターンを、上記形成開始タイミング及び上記速度変動パターンに基づいて解析し、解析結果に基づいて該駆動源の駆動速度を調整する制御と、上記複数の駆動源についてそれぞれ、その駆動源に対応する上記速度変動パターンにおける最大速度変動量が所定の閾値以下である場合には、上記駆動速度パターンに基づく該駆動源の駆動速度の調整を行わずに、該駆動源を等しい速度で駆動する制御とを実施させるように、上記制御手段を構成したことを特徴とする画像形成装置
  2. 請求項の画像形成装置において、
    上記形成開始タイミングとして、上記従動ギヤが上記所定の回転角度になったタイミングを採用したことを特徴とする画像形成装置
  3. 請求項1又は2の画像形成装置において、
    上記複数の従動ギヤのそれぞれについて上記回転角度検知手段による検知結果に基づいて1回転に要する時間を所定のタイミングで算出し、算出結果に基づいて上記駆動速度パターンを補正する制御を実施させるように、上記制御手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
JP2007004090A 2007-01-12 2007-01-12 画像形成装置 Active JP5229604B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007004090A JP5229604B2 (ja) 2007-01-12 2007-01-12 画像形成装置
EP20080150152 EP1944658A1 (en) 2007-01-12 2008-01-10 Image forming apparatus
US11/972,136 US8010019B2 (en) 2007-01-12 2008-01-10 Image forming apparatus
CN200810002954A CN100576102C (zh) 2007-01-12 2008-01-11 图像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007004090A JP5229604B2 (ja) 2007-01-12 2007-01-12 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008170747A JP2008170747A (ja) 2008-07-24
JP5229604B2 true JP5229604B2 (ja) 2013-07-03

Family

ID=39264477

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007004090A Active JP5229604B2 (ja) 2007-01-12 2007-01-12 画像形成装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8010019B2 (ja)
EP (1) EP1944658A1 (ja)
JP (1) JP5229604B2 (ja)
CN (1) CN100576102C (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4778807B2 (ja) * 2006-02-17 2011-09-21 株式会社リコー 画像形成装置
JP2009223083A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP5288247B2 (ja) * 2008-06-24 2013-09-11 株式会社リコー 画像形成装置及び画像形成方法
JP5208053B2 (ja) * 2009-03-09 2013-06-12 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP5445328B2 (ja) * 2009-06-02 2014-03-19 株式会社リコー 画像形成装置
JP2010281943A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP5397776B2 (ja) * 2009-06-11 2014-01-22 株式会社リコー 画像形成装置
JP5682147B2 (ja) * 2009-07-30 2015-03-11 株式会社リコー 画像形成装置、画像形成方法、及び画像形成プログラム
JP5472791B2 (ja) * 2009-08-24 2014-04-16 株式会社リコー 画像形成装置
JP5240579B2 (ja) 2009-09-07 2013-07-17 株式会社リコー 画像形成装置
JP5517046B2 (ja) * 2010-02-23 2014-06-11 株式会社リコー 画像形成装置
JP5505795B2 (ja) 2010-07-30 2014-05-28 株式会社リコー 駆動伝達装置、駆動装置および画像形成装置
JP5991037B2 (ja) * 2011-11-15 2016-09-14 株式会社リコー 駆動装置、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ
JP6376445B2 (ja) 2014-06-11 2018-08-22 株式会社リコー 画像形成装置及び画像形成方法
JP6432820B2 (ja) * 2014-06-23 2018-12-05 株式会社リコー 駆動装置および画像形成装置
JP7271318B2 (ja) * 2019-06-04 2023-05-11 キヤノン株式会社 モータ制御装置およびモータ制御方法、光学機器

Family Cites Families (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5046862A (en) 1989-11-22 1991-09-10 Thomson Industries, Inc. Linear motion ball bearing
JPH09146329A (ja) 1995-11-20 1997-06-06 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP3186610B2 (ja) * 1996-07-08 2001-07-11 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP2001272836A (ja) * 2000-03-27 2001-10-05 Canon Inc 画像形成装置並びに画像形成装置の制御方法および記憶媒体
JP2001305820A (ja) * 2000-04-20 2001-11-02 Canon Inc カラー画像形成装置およびカラー画像形成装置の色ずれ補正方法
US6317147B1 (en) * 2000-06-13 2001-11-13 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Image forming method using registration marks having varying angles
US6654580B2 (en) * 2000-12-27 2003-11-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image forming apparatus
US6725005B2 (en) * 2001-10-15 2004-04-20 Konica Corporation Drive control method of photoreceptor drum and image forming apparatus
JP4058265B2 (ja) * 2001-12-11 2008-03-05 キヤノン株式会社 カラー画像形成装置及びその制御方法
US7136600B2 (en) * 2002-02-28 2006-11-14 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus including controller driving image carriers
JP2004012549A (ja) * 2002-06-03 2004-01-15 Ricoh Co Ltd カラー画像形成の色ずれ検出方法、その装置及びカラー画像形成装置
JP3903965B2 (ja) * 2002-07-12 2007-04-11 松下電器産業株式会社 画像形成装置
US7050737B2 (en) * 2002-09-20 2006-05-23 Ricoh Company, Ltd. Belt device and image forming apparatus using the same
JP4264315B2 (ja) * 2003-07-02 2009-05-13 株式会社リコー レジストローラの回転速度設定方法及び画像形成装置
JP4272565B2 (ja) * 2003-07-18 2009-06-03 株式会社リコー ベルト駆動制御装置及び画像形成装置
JP4559124B2 (ja) * 2003-07-31 2010-10-06 株式会社リコー 色ずれ検出補正方法及びカラー画像形成装置
JP4295575B2 (ja) * 2003-08-05 2009-07-15 株式会社リコー 像担持体駆動装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP4541024B2 (ja) * 2004-04-26 2010-09-08 株式会社リコー 回転体駆動制御装置および画像形成装置
US7126621B2 (en) * 2004-07-30 2006-10-24 Xerox Corporation Printer using hybrid reflex writing to color register an image
JP2006047920A (ja) 2004-08-09 2006-02-16 Canon Inc 画像形成装置
EP1628168B1 (en) * 2004-08-17 2014-01-08 Ricoh Company, Ltd. Apparatus for controlling the driving of an endless belt for an image forming apparatus
EP1628169B1 (en) * 2004-08-18 2010-01-13 Ricoh Company, Ltd. Image forming device with a drive speed control of the photosensitive members
JP4641401B2 (ja) * 2004-09-16 2011-03-02 株式会社リコー 像担持体速度変動位相差の検出方法及び該方法を用いる画像形成装置
JP2006119541A (ja) 2004-10-25 2006-05-11 Canon Inc カラー画像形成装置およびその制御方法
JP2006171594A (ja) * 2004-12-20 2006-06-29 Ricoh Co Ltd ベルト駆動制御方法、ベルト駆動制御装置、ベルト装置、画像形成装置及びプログラム
JP2006209042A (ja) * 2005-01-25 2006-08-10 Ricoh Co Ltd ベルト駆動制御装置及び画像形成装置
JP2006208916A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP4580790B2 (ja) * 2005-03-17 2010-11-17 株式会社リコー 画像形成装置
JP2006347080A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラム
JP4477553B2 (ja) 2005-06-27 2010-06-09 国立大学法人豊橋技術科学大学 トナー粒子球状化方法及びトナー粒子球状化装置
JP4947772B2 (ja) * 2005-11-15 2012-06-06 株式会社リコー 画像形成装置
CN100458597C (zh) * 2005-12-09 2009-02-04 株式会社理光 图像形成装置
JP4778807B2 (ja) * 2006-02-17 2011-09-21 株式会社リコー 画像形成装置
US7653332B2 (en) * 2006-04-28 2010-01-26 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus having enhanced controlling method for reducing deviation of superimposed images
US7693468B2 (en) * 2006-04-28 2010-04-06 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus capable of effectively forming a quality color image
JP2007298593A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、並びにこれに用いられるプログラム及び画像形成方法
JP4815334B2 (ja) * 2006-12-07 2011-11-16 株式会社リコー 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101221390A (zh) 2008-07-16
US20080213000A1 (en) 2008-09-04
EP1944658A1 (en) 2008-07-16
CN100576102C (zh) 2009-12-30
US8010019B2 (en) 2011-08-30
JP2008170747A (ja) 2008-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5229604B2 (ja) 画像形成装置
JP4295575B2 (ja) 像担持体駆動装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP4778807B2 (ja) 画像形成装置
JP5532382B2 (ja) 画像形成装置
JP5472791B2 (ja) 画像形成装置
JP4621517B2 (ja) 画像形成装置
JP4379350B2 (ja) 画像形成装置
JP4914620B2 (ja) 画像形成装置
JP2010164864A (ja) 画像形成装置
JP2011039504A (ja) 画像形成装置
JP5081518B2 (ja) 画像形成装置
JP5142041B2 (ja) 駆動力伝達装置及びこれを備えた画像形成装置
JP5006086B2 (ja) 画像形成装置
JP2008242289A (ja) 駆動装置および画像形成装置
JP5700290B2 (ja) 画像形成装置
JP5196299B2 (ja) 画像形成装置
JP2011248003A (ja) 画像形成装置
JP2009063970A (ja) 画像形成装置
JP4451105B2 (ja) 画像記録装置
JP2012093538A (ja) 画像形成装置
JP6103374B2 (ja) 画像形成装置
JP4724549B2 (ja) 画像形成装置
JP2012168421A (ja) 画像形成装置
JP2008304735A (ja) 画像形成装置
JP2010152280A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090805

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130222

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130307

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160329

Year of fee payment: 3