JP2006347080A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 地震などの異常振動発生後における情報漏洩の防止、及び異常画像出力の防止が可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】 商用電源2から画像形成装置1への電力供給が遮断されているときに、振動検知器5は補助電源3から電力供給を受けて振動を検知する、振動レベル判断手段61は、検知された振動の大きさと、一般の機械振動の大きさとを比較し、検知された振動の大きさの方が大きい場合は、検知された振動を振動情報記憶部71に記憶させる。画像形成装置1の起動時に、起動処理判定手段64は上記検知された振動の大きさに基づいて起動処理内容を決定する。例えば、重要情報記憶部72へのアクセス禁止、画像形成部8による画像形成の禁止などを決定する。この決定に従って、画像形成の禁止などが実施される。これにより、異常画像出力の防止や情報漏洩の防止などが図られる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、複写機又はプリンタなどの画像形成装置に関し、特に、地震発生後の制御に特徴を有する画像形成装置に関する。
複写機又はプリンタなどの画像形成装置に対する地震対策の要求が高まっている。例えば、商用電源から電力供給を受けて駆動する振動検知器を画像形成装置内に設置し、その振動検知器が検知した振動の大きさに応じて画像形成装置の電源を制御することが行なわれている(例えば特許文献1)。
特開2000−19895号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の画像形成装置においては、振動検知器は商用電源から電力供給を受けて駆動するため、商用電源から画像形成装置への電力供給を許可/遮断するための電源スイッチがOFF状態にされ、商用電源から画像形成装置への電力供給が遮断されている場合は、振動検知器は駆動することができず、地震などの振動を検知することができない。また、画像形成装置が倉庫などに保管されている状況においては、通常、コンセントが抜かれているため、商用電源から画像形成装置への電力供給が遮断されている。この状態では、商用電源から振動検知器に対して電力が供給されないため、地震などの振動を検知することができない。
以上のように、地震対策のために画像形成装置に振動検知器を設置した場合であっても、画像形成装置の電源がOFFの状態や、コンセントが抜けている場合などにおいては、振動検知器はその機能を発揮することができないため、地震対策としては十分なものではなかった。
また、地震が発生した後、商用電源から画像形成装置に電力を供給して画像形成動作を実行させた場合に、地震の影響により、画像形成装置が正常に動作しない問題があった。地震が発生して画像形成装置が振動することにより、例えば、感光ドラムが正常に画像形成できる位置からずれたり、トナーが漏れたり、モータの位置がずれたりすることにより、記録紙に画像を正常に形成することができない場合があった。
また、地震が発生してユーザや管理者などが避難した場合、オフィスなどに画像形成装置が放置されてしまう。このような状況においては、不審者がそのオフィスに侵入して、画像形成装置に格納されている個人情報や企業情報などの重要情報を持ち出す危険性があった。つまり、地震発生後においては画像形成装置に格納されている情報が漏洩する危険性があった。
この発明は上記の問題を解決するものであり、商用電源からの電力供給が遮断されている状態で振動を検知し、画像形成装置起動後における情報漏洩を防止することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
さらに、画像形成装置起動後における異常画像の出力を防止することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、記録媒体に画像を形成する画像形成手段、外部装置と通信するための通信手段、及び表示手段を含む構成部と、少なくとも顧客情報又はユーザ情報のいずれかを含む情報を記憶した記憶手段と、を備え、外部電源から電力供給を受けて動作する画像形成装置であって、前記外部電源からの電力供給が遮断されているときに振動を検知する振動検知手段と、前記振動検知手段により検知された振動の大きさが予め設定された基準振動の大きさよりも大きい場合、前記検知された振動の大きさを前記記憶手段に記憶させる書き込み手段と、前記外部電源からの電力供給が許可された際に、前記記憶手段に記憶されている振動の大きさに応じて前記構成部の少なくとも一部の動作を禁止する制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている振動の大きさに応じて、前記通信手段が前記記憶手段に記憶されている情報を前記外部装置に送信することを禁止するとともに、前記表示手段による前記記憶手段に記憶されている情報の表示を禁止することを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置であって、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている振動の大きさに基づいて、前記記憶手段に記憶されている情報から送信を禁止する情報を選択し、さらに前記制御手段は、前記通信手段が前記選択された情報を前記外部装置に送信することを禁止するとともに、前記表示手段による前記選択された情報の表示を禁止することを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている振動の大きさに応じて、前記画像形成手段による画像形成を禁止することを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像形成装置であって、前記外部装置は画像形成装置の管理装置であり、前記制御手段は、前記通信手段に、前記管理装置に対して前記画像形成動作が禁止された状態であることを通知させることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている振動の大きさに応じて、前記画像形成手段の動作確認を実施し、前記動作確認の結果に基づいて前記画像形成手段による画像形成を禁止又は許可することを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の画像形成装置であって、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている振動の大きさに応じて異なる動作確認を実施することを特徴とするものである。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の画像形成装置であって、前記外部装置は画像形成装置の管理装置であり、前記制御手段は、前記画像形成を禁止する場合、前記表示手段に前記画像形成動作が禁止された状態であることを表示させるとともに、前記通信手段に前記管理装置に対して前記画像形成動作が禁止された状態であることを通知させることを特徴とするものである。
請求項9に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている振動の大きさに応じて、前記通信手段が前記記憶手段に記憶されている情報を前記外部装置に送信することを禁止し、前記表示手段による前記記憶手段に記憶されている情報の表示を禁止するとともに、前記画像形成手段による画像形成を禁止し、さらに前記制御手段は、前記通信手段に、外部に接続された画像形成装置の管理装置に対して、前記読み出しが禁止された状態であること、前記表示が禁止された状態であること、及び前記画像形成動作が禁止された状態であることを通知させることを特徴とするものである。
請求項10に記載の発明は、請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の画像形成装置であって、前記基準振動の大きさは任意の大きさに変更可能であることを特徴とするものである。
請求項11に記載の発明は、請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の画像形成装置であって、前記制御手段は前記振動検知手段による振動検知の禁止又は許可を切り換えることを特徴とするものである。
請求項12に記載の発明は、記録媒体に画像を形成する画像形成手段、外部装置と通信するための通信手段、及び表示手段を含む構成部と、少なくとも顧客情報又はユーザ情報のいずれかを含む情報を記憶した記憶手段と、を備え、外部電源から電力供給を受けて動作する画像形成装置の制御方法であって、振動検知手段により振動を検知する振動検知ステップと、前記検知された振動の大きさが予め設定された基準振動の大きさよりも大きい場合、前記検知された振動の大きさを前記記憶手段に記憶させる書き込みステップと、前記外部電源による電力供給が許可された際に、前記記憶手段に記憶されている振動の大きさに応じて前記構成部の少なくとも一部の動作を禁止する制御ステップと、を含むことを特徴とする画像形成装置の制御方法である。
請求項13に記載の発明は、記録媒体に画像を形成する画像形成手段、外部装置と通信するための通信手段、及び表示手段を含む構成部と、少なくとも顧客情報又はユーザ情報のいずれかを含む情報を記憶した記憶手段と、振動を検知する振動検知手段と、を備え、外部電源からの電力供給を受けて動作する画像形成装置に、前記検知された振動の大きさが予め設定された基準振動の大きさよりも大きい場合、前記検知された振動の大きさを前記記憶手段に記憶させる書き込み機能と、前記外部電源からの電力供給が許可された際に、前記記憶手段に記憶されている振動の大きさに応じて前記構成部の少なくとも一部の動作を禁止する制御機能と、を実行させることを特徴とする画像形成装置の制御プログラムである。
この発明によると、振動検知手段により検知された振動の大きさを記憶手段に記憶させておき、画像形成装置起動後に、記憶手段に記憶させておいた振動の大きさに応じて、少なくとも顧客情報又はユーザ情報のいずれかを含む情報の読み出しを禁止することにより、地震などの振動が発生した後における重要情報の漏洩を防止することが可能となる。
また、画像形成装置起動後に、記憶手段に記憶させておいた振動の大きさに応じて画像形成の動作を禁止することにより、地震などの振動が発生した後における異常画像の出力を防止することが可能となる。
さらに、画像形成手段の動作確認を行い、その動作確認の結果に基づいて画像形成手段による画像形成を禁止又は許可することにより、地震などの異常振動が発生した後における異常画像の出力を防止することが可能となる。
また、外部の管理装置に画像形成の禁止、又は重要情報の読み出しの禁止を通知することにより、早期に画像形成装置の復帰処理を行うことが可能となる。
この発明の実施形態に係る画像形成装置について図1乃至図12を参照しつつ説明する。
(構成)
この発明の実施形態に係る画像形成装置の構成について図1を参照しつつ説明する。図1は、この発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
商用電源2はAC100Vの交流電圧の供給が可能な電源であり、メインスイッチSWを介して画像形成装置1内の電源制御部4に接続されている。メインスイッチSWは、いわゆる主電源スイッチであり、商用電源2から画像形成装置1への電圧供給を遮断又は許可するスイッチである。このメインスイッチSWは操作者によりON/OFFされ、メインスイッチSWがONにされると、商用電源2から画像形成装置1に対してAC100Vの交流電圧が供給される。一方、メインスイッチSWがOFFされると、商用電源2から画像形成装置1への交流電圧の供給が遮断される。
補助電源3は、商用電源2から画像形成装置1への電圧供給が遮断されたときに、振動検知器5及び制御部6を駆動させるための電源装置であり、例えば充電可能な電源装置からなる。補助電源3は電源制御部4及び振動検知器5に接続され、電源制御部4を介して制御部6に電圧を供給するとともに、振動検知器5に電圧を供給する。これにより、メインスイッチSWがOFFにされて商用電源2から画像形成装置1への電圧供給が遮断された場合であっても、補助電源3により電源制御部4及び振動検知器5に電圧が供給され、振動検知器5及び制御部6は駆動することができる。
電源制御部4は、商用電源2からの電圧供給、又は補助電源3からの電圧供給を切り換えて制御部6に電圧を供給する。例えば、メインスイッチSWがONされている状態においては、商用電源2から受けた電圧を制御部6に供給する。一方、メインスイッチSWがOFFされている状態においては補助電源3から受けた電圧を制御部6に供給する。また、電源制御部4は画像形成部8に接続され、商用電源2から受けた電圧を画像形成部8に供給する。
振動検知器5は、画像形成装置1内に設置されて振動を検知する。この振動検知器5は、公知の振動検知器からなる。例えば、歪みゲージ式、静電容量式、又は圧電式などの加速度センサが振動検知器5に用いられる。この振動検知器5は振動による加速度を検知し、その加速度を電圧値に変換して制御部6に出力する。この振動検知器5から出力される電圧値が振動レベルに対応し、出力電圧値が高いほど振動レベルは高くなる。また、この振動検知器5は他の振動センサや地震センサを用いても良い。
制御部6は、画像形成部8による記録媒体(記録紙)への画像形成を制御するとともに、振動レベルの判断及びその振動レベルに応じた画像形成装置1の動作を制御する。
振動レベル判断手段61は、振動検知器5により検知された振動が、画像形成装置1による一般の機械振動の大きさ以上か否かの判断を行う。つまり、振動検知器5により検知された振動が、地震などに起因する異常振動か否かを判断する。振動レベル判断手段61は、振動検知器5が検知した振動の大きさと、予め設定されて振動情報記憶部71に記憶されている基準振動の大きさと比較し、検知された振動の大きさが基準振動の大きさ以上であるか否かの判断を行う。この基準振動の大きさが、画像形成装置1による一般の機械振動の大きさに該当する。そして、振動レベル判断手段61は、検知された振動の大きさが基準振動の大きさ以上であれば、検知された振動を異常振動、例えば地震に起因する振動であると判断する。具体的には、振動レベル判断手段61は、振動検知器5から出力された電圧値と、予め設定されて振動情報記憶部71に記憶されている基準電圧値とを比較し、振動検知器5から出力された電圧値が基準電圧値以上であるか否かの判断を行う。この基準電圧値は、画像形成装置1の一般の機械振動の大きさを電圧値に変換した値に相当する。つまり、振動検知器5から出力された電圧値が基準電圧値以上であれば、検知された振動は地震などに起因する異常振動であると判断される。
また、振動検知器5により検知された振動の大きさ(電圧値)が、基準振動の大きさ(基準電圧値)以上であった場合、さらに振動レベル判断手段61は、振動情報記憶部71に記憶されている過去に検知された振動の大きさ(電圧値)と、振動検知器5により新たに検知された振動の大きさ(電圧値)とを比較し、新たに検知された振動の大きさ(電圧値)が、過去に検知された振動の大きさ(電圧値)よりも大きいか否かの判断を行う。新たに検知された振動の大きさが過去に検知された振動の大きさよりも大きい場合、振動レベル判断手段61はその判断結果を書き込み手段63に出力する。
読み出し手段62は、記憶部7にアクセスして振動情報記憶部71に記憶されている基準振動の大きさ(基準電圧値)を読み込み、その基準振動の大きさを振動レベル判断手段61に出力する。また、読み出し手段62は、振動情報記憶部71に記憶されている、振動検知器5により検知された振動の大きさを読み込み、振動レベル判断手段61又は起動処理判定手段64に出力する。さらに読み出し手段62は、記憶部7にアクセスして重要情報記憶部72に記憶されている、少なくとも顧客情報又はユーザ情報のいずれかを含む重要情報を読み込み、表示/操作制御部10又は通信部11に出力する。
書き込み手段63は、基準振動の大きさ(基準電圧値)や、振動検知器5により検知された振動の大きさなどを記憶部7の振動情報記憶部71に記憶させる。また、書き込み手段63は、重要情報を重要情報記憶部72に記憶させる。
起動処理判定手段64は、振動情報記憶部71に記憶されている、振動検知器5により検知された振動の大きさ(電圧値)に基づいて、画像形成装置1の起動時に実行すべき動作内容を決定する。例えば、振動の大きさと動作内容とを対応付けたテーブルを予め作成して記憶部(図示しない)に記憶させておく。起動処理判定手段64は、読み込み手段62が振動情報記憶部71から読み込んだ振動の大きさを受け、さらに対応付けのテーブルを参照することにより実行すべき動作内容を決定する。起動処理判定手段64は、決定した動作内容を示す情報を、その動作内容に応じて画像形成部制御手段65、アクセス制御手段66、又は画像形成部診断/調整手段67のいずれかに出力する。
例えば起動処理判定手段64は、読み込まれた振動をその大きさ(電圧値)に基づいてレベル分けをし、そのレベルに基づいて動作内容を決定する。具体的には、起動処理判定手段64は、振動の大きさが10〜19(任意の単位)の場合、検知された振動を「レベル1」に分類し、振動の大きさが20〜29の場合、検知された振動を「レベル2」に分類する。このように、振動の大きさに従って振動をレベル分けする。この場合、振動が大きくなるほど、「レベル1」、「レベル2」、「レベル3」、・・・と高いレベルに分類されることになる。
この場合、振動レベルと動作内容とを対応付けたテーブルを予め作成して記憶部(図示しない)に記憶させておく。起動処理判定手段64は、読み込まれた振動をその大きさに基づいてレベル分けし、さらに対応付けのテーブルを参照することにより、その振動レベルに対応する動作内容を決定する。
例えば、振動レベルが「レベル1」の場合は、通常の画像形成動作を実行するものとし、「レベル2」以上の場合は、画像形成の禁止処理、重要情報記憶部72へのアクセスの禁止処理などを実行するものと予め決めておき、振動レベルと動作内容とを対応付けて記憶部に記憶させておく。そして、読み込まれた振動の大きさが「レベル1」に該当する場合、起動処理判定手段64はテーブルを参照することにより、動作内容を「通常の画像形成動作」に決定する。一方、読み込まれた振動が「レベル2」以上であった場合、起動処理判定手段64はテーブルを参照することにより、動作内容を「画像形成処理の禁止処理」や「アクセスの禁止処理」などに決定する。
また、起動処理判定手段64は、振動の大きさ(電圧値)に基づいて重要情報記憶部72へのアクセスを禁止するか否かを決定する。例えば、アクセスを禁止すべき振動レベルを予め決定しておき、その振動レベルを閾値として記憶部(図示しない)に予め記憶させておく。起動処理判定手段64は、振動検知器5により検知された振動の大きさ(電圧値)と閾値とを比較し、閾値以上であればアクセス禁止を決定し、閾値未満であればアクセス許可を決定する。起動処理判定手段64によりアクセス禁止が決定されると、重要情報記憶部72から重要情報の読み出し及び書き込みが禁止される。
また、起動処理判定手段64は、振動の大きさ(電圧値)に基づいて画像形成部8による画像形成動作を禁止するか否かを決定する。例えば、画像形成動作を禁止する振動レベルを予め決定しておき、その振動レベルを閾値として記憶部(図示しない)に記憶させておく。起動処理判定手段64は、振動検知器5により検知された振動の大きさ(電圧値)と閾値とを比較し、閾値以上であれば画像形成動作の禁止を決定し、閾値未満であれば画像形成動作の許可を決定する。
さらに起動処理判定手段64は、振動の大きさ(電圧値)に基づいて画像形成部8の診断又は調整が必要か否かの判断を行う。例えば、診断又は調整を行う振動レベルを予め決定しておき、その振動レベルを閾値として記憶部(図示しない)に記憶させておく。起動処理判定手段64は、振動検知器5により検知された振動の大きさ(電圧値)と閾値とを比較し、閾値以上であれば診断又は調整の実行を決定する。さらに起動処理判定手段64は、振動の大きさ(電圧値)に基づいて診断又は調整の内容を決定する。例えば、図12に示すように、振動レベルと診断/調整内容とを対応付けたテーブルを予め作成して記憶部(図示しない)に記憶させておく。起動処理判定手段64は、読み込まれた振動をその大きさに基づいてレベル分けし、さらにテーブルを参照することにより、そのレベルに対応する診断/調整内容を決定する。
画像形成部制御手段65は、起動処理判定手段64により決定された動作内容に従って画像形成部8の動作を制御する。例えば、振動レベルが「レベル1」の場合、画像形成部制御手段65は画像形成部8に画像形成動作を実行させ、振動レベルが「レベル2」の場合、画像形成動作の実行を禁止する。
アクセス制御手段66は、起動処理判定手段64により決定されたアクセス禁止又は許可の決定を受けて、読み出し手段62による重要情報記憶部72へのアクセスを禁止又は許可して、重要情報記憶部72からの重要情報の読み出しを禁止又は許可する。また、アクセス制御手段66は、表示/操作部9、又は通信部11を介しての重要情報記憶部72へのアクセスを禁止又は許可する。例えば表示/操作部9を用いて重要情報記憶部72から重要情報の読み出し命令がなされた場合であっても、アクセス制御手段66はその読み出しを禁止する。これにより、アクセスが禁止されている状態においては、表示/操作部9に重要情報が表示されることはない。また、画像形成装置1に接続されている他の端末装置などから、通信部11を介して重要情報記憶部72へのアクセス要求があっても、アクセス制御手段66はそのアクセスを禁止する。これにより、外部の端末装置から重要情報記憶部72へのアクセス要求があっても、その端末装置に重要情報が送信されることはない。
画像形成部診断/調整手段67は、起動処理判定手段64により決定された振動レベルに応じた診断内容に従って、画像形成部8の各部の動作や位置などを確認又は調整する。例えば、画像形成部診断/調整手段67は、モータなどの負荷部が所定の位置(例えばホームポジション)にあるか否かを確認する。この場合、各負荷部の近傍に位置センサを設け、画像形成部診断/調整手段67はその位置センサからの出力を受けて、各負荷部がホームポジションに位置しているか否かの判断を行う。その他、画像形成部診断/調整手段67は、画像読取部81のスキャナの光源が所定の位置(例えばホームポジション)にあるか否かを確認したり、各負荷部の動作確認も行ったりする。例えば、画像形成部診断/調整手段67は画像形成部8のモータを回転させて、回転の速度を測定することでそのモータが正常に回転するか否かを判断する。
制御部6は、いわゆるCPU(図示しない)と、記憶部(図示しない)とを備えて構成されている。記憶部には画像形成装置1の動作を制御するための制御プログラムが格納され、CPUがその制御プログラムに記述されている各機能を実行することにより、上述した、振動レベルの判断、起動処理の判定、アクセスの禁止/許可、画像形成部8の動作制御、又は画像形成部8の診断/調整などを実行する。
記憶部7は、RAMなどのメモリやハードディスクなどの書き込み可能な記憶装置からなり、振動情報記憶部71と重要情報記憶部72とを備えて構成されている。振動情報記憶部71には、検知された振動が異常振動であるか否かを判断するための基準となる基準振動の大きさ(基準電圧値)、及び、振動検知器5が過去に検知した振動の大きさ(電圧値)が記憶されている。
重要情報記憶部72には、重要情報が振動レベルに対応付けられて記憶されている。この重要情報には少なくとも、個人情報や企業情報などの顧客情報、又は画像形成装置1のユーザ情報のいずれかの情報が含まれている。ここで、重要情報について図11を参照しつつ説明する。例えば図11(a)の表に示すように、重要情報に含まれる顧客情報には顧客名(個人名又は会社名)とメールアドレスが含まれ、この顧客情報は振動レベルに対応付けされている。また、図11(b)の表に示すように、顧客情報には顧客名(個人名又は会社名)、メールアドレス及びFax番号が含まれていても良い。その他、住所や電話番号などが含まれる場合がある。この顧客情報は操作者により画像形成装置1に入力される情報であり、振動レベルの対応付けも操作者によりなされる。また、画像形成装置1のユーザ情報についても、ユーザ名やメールアドレスなどが振動レベルに対応付けられている。
ここで、「レベル1」が付されている顧客情報は、振動検知器5により検知された振動のレベルが「レベル1」以上の場合に読み出し/書き込みを禁止すべき顧客情報であり、「レベル2」が付されている顧客情報は、振動のレベルが「レベル2」以上の場合に読み出し/書き込みを禁止すべき顧客情報である。「レベル3」、「レベル4」、・・・、「レベルN」が付されている情報についても同様に、付されているレベル以上の振動を検知した場合に、その顧客情報の読み出し/書き込みを禁止する。つまり、この実施形態においては、重要度が高い顧客情報ほど、低い振動レベルで読み出し/書き込みが禁止されるように設定されている。
画像形成部8は、公知の、画像読取部81、画像処理部82及び出力部83により構成されている。画像読取部81は、原稿を載置するコンタクトガラスの下部にスキャナを備えて構成され、原稿の画像データを読み取る。スキャナは、光源、レンズ及びCCD(Charge Coupled Device)等により構成され、光源から原稿へ照明操作した光の反射光を結像して光電変換することにより原稿画像を読み取る。そして、その読み取った画像データを画像処理部82に出力する。尚、画像データは、図形や写真等のイメージデータのみならず、文字や記号等のテキストデータも含む。
画像処理部82は、制御部6から入力される信号に従って、画像読取部81から入力される画像データに対して、拡大縮小、回転及び位置変換などの画像処理を行う。また、画像補正処理において、画像読取部81から入力される画像データに、濃度変換処理、色補正処理、濃度勾配補正処理、諧調特性補正処理、中間調処理等の画像処理を施し、その結果得られる出力データを出力部83に出力する。
出力部83は、公知の電子写真方式で用紙に画像を記録する。すなわち、出力部83は、レーザを用いた電子写真方式で用紙に画像を記録出力するために必要な部品、例えば、感光体、光書込み部、現像部、帯電部、クリーニング部及び定着部等を備えている。出力部83は、外部の端末装置から送られた画像データ又は画像処理部82から出力された画像データにより光書込み部を動作させて感光体上に静電潜像を形成し、現像部によりトナーを感光体上に供給して現像してトナー画像を形成する。出力部83は、給紙部から用紙を感光体と転写部との間に給紙して、感光体上のトナー画像を用紙に転写させ、トナー画像が転写された用紙を定着部に搬送して、定着部で所定の定着温度で加熱・加圧して用紙上のトナー画像を定着させることで、画像を形成する。
また、出力部83は、複数の給紙トレイを備えており、制御部6の制御の下、印刷条件で指定された給紙トレイを選択して、その給紙トレイの用紙に画像を記録出力する(印刷する)。また、出力部83は、印刷処理された用紙に最終的にステープル処理やパンチ処理などを行うフィニッシャが設けられていても良い。
上記の画像形成装置1の印刷動作は、露光、現像、転写及び定着、というプロセスを経て行われる。具体的には、出力部83により形成された各色の画像は、使用するトナーと反対極性の1次転写バイアスが印加される1次転写ローラにより、回動する中間転写ベルト上に逐次転写されて(1次転写)、合成されたカラー画像(カラートナー像)が形成される。給紙トレイ内に収容された用紙は、給紙トレイに各々設けられる送り出しローラ及び給紙ローラにより給紙され、搬送ローラ、レジストローラを経て、2次転写手段としての2次転写ローラに搬送され、記録手段上の一方の面にカラー画像が一括して転写される(2次転写)。
カラー画像が転写された用紙は、定着部により定着処理され、排紙ローラに挟持され、機外の排紙トレイ上に載置される。転写後の感光体ドラムの周面上に残った転写残りトナーは、像形成体クリーニング手段によりクリーニングされ、次の画像形成サイクルに入る。
表示/操作部9は、表示部と入力部とからなる。入力部は、カーソルキー、数字入力キー及び各種機能キー等を備えたキーボードを含み、このキーボードで押下されたキーに対応する押下信号を表示/操作制御部10を介して制御部6に出力する。表示部は、液晶ディスプレイやELディスプレイ等により構成され、表示/操作制御部10から出力される表示信号の指示に従って、画面上に画像データ、テキストデータ、顧客情報などを表示する。なお、入力部はタッチパネル等の表示部と一体的に設けられていても良い。
表示/操作制御部10は、入力部を用いて入力された印刷命令などを制御部6に出力するとともに、制御部6から出力された表示信号に基づいて表示/操作部9に顧客情報や画像データなどを表示させる。さらに表示/操作制御部10は、表示/操作部9にモード設定項目を表示させる。このモード設定項目は、表示/操作制御部10に接続されている記憶部(図示しない)に予め記憶されている情報であり、例えば、モード設定項目には、通常立ち上げモードや設定モードなどが含まれる。表示/操作部9に表示されたモード設定項目は操作者により選択可能とされ、入力部を用いて例えば通常立ち上げモードが選択されると、画像形成部8による通常の画像読み取り、画像処理及び出力のための処理が実行される。また、設定モードが選択されると、操作者によるアクセス制限の解除や基準振動の大きさの変更などが可能となる。
画像形成装置1は、通信部11を介してネットワークに接続されている。このネットワーク上には、ネットワーク管理装置12や、いわゆるサービスセンターに相当する管理装置13や、外部サーバ記憶装置14などが接続されている。通信部11は、例えば、電話回線、LAN、又はインターネット経由などにより画像形成装置1から出力される信号を、ネットワーク上のネットワーク管理装置12などに送信し、ネットワーク管理装置12などから出力された信号を受信する。
ネットワーク管理装置12は、ネットワーク上に接続された画像形成装置1を管理するサーバの機能を有する。管理装置13は、いわゆるサービスセンターであり、画像形成装置1の消耗品の管理などを行う。外部サーバ記憶装置14は、例えば画像サーバとしての機能を有し、画像形成装置1にて読み込まれた画像データなどを保管することが可能である。
(動作)
上記の構成を有する画像形成装置1によると、以下に示す好適な作用及び効果を奏することが可能となる。
(第1の動作)
まず、画像形成装置1による第1の動作について、図2及び図3を参照しつつ説明する。図2及び図3は、この発明の実施形態に係る画像形成装置の第1の動作を説明するためのフローチャートである。
まず、メインスイッチSWがOFFの状態、又は、画像形成装置1のコンセントが抜けている状態で、振動検知器5により振動の検知を行う(ステップS01)。メインスイッチSWがOFFの状態、又は、画像形成装置1のコンセントが抜けている状態においては、商用電源2から画像形成装置1への電力供給が遮断されているが、補助電源3から振動検知器5に電力が供給されるため、振動検知器5はその電力供給により駆動して振動を検知することができる。また、補助電源3は電源制御部4を介して制御部6に電力を供給することで、商用電源2からの電力供給が遮断されている状態であっても、制御部6は駆動することができる。そして、振動検知器5が振動を検知すると(ステップS02、Yes)、振動検知器5はその振動の大きさをその大きさに応じた電圧値に変換し、その電圧値を制御部6に出力する。
制御部6内の振動レベル判断手段61は、振動検知器5から出力された振動の大きさ(電圧値)を受けると、振動情報記憶部71に記憶されている基準振動の大きさ(基準電圧値)と、振動検知器5から出力された振動の大きさ(電圧値)とを比較し、検知された振動が地震などに起因する異常振動であるか否かの判断を行う(ステップS03)。つまり、基準振動の大きさは、画像形成装置1の一般の機械振動の大きさに相当するため、振動レベル判断手段61は、検知された振動の大きさが基準振動の大きさ以上であれば、検知された振動を異常振動、例えば地震に起因する振動であると判断する。
振動レベル判断手段61が、振動検知器5から出力された振動の大きさ(電圧値)が基準振動の大きさ(基準電圧値)以上であると判断し、検知された振動を異常振動であると判断した場合(ステップS03、Yes)、さらに振動レベル判断手段61は、振動検知器5から出力された振動の大きさ(電圧値)と、振動情報記憶部71に記憶されている、過去に検知された振動の大きさ(電圧値)とを比較し、いずれの振動が大きいのか判断する(ステップS04)。つまり、振動レベル判断手段61は、検知された振動を異常振動と判断した場合、さらに、その検知された振動の大きさと、過去に検知された振動の大きさとを比較する。そして、振動検知器5により新たに検知された振動の大きさ(電圧値)が、過去に検知された振動の大きさ(電圧値)よりも大きい場合(ステップS05、Yes)、書き込み手段63は、新たに検知された振動の大きさ(電圧値)を振動情報記憶部71に書き込み、振動情報記憶部71に記憶されている過去に検知された振動の大きさ(電圧値)を更新する(ステップS06)。
一方、振動レベル判断手段61が、振動検知器5により検知された振動の大きさ(電圧値)が基準振動の大きさ(基準電圧値)未満であると判断し、検知された振動を一般の機械振動であると判断した場合(ステップS03、No)、引き続き、振動検知器5は振動を検知し続ける(ステップS01)。
以上のように、商用電源2から画像形成装置1に電力が供給されていないときに地震が発生した場合も、振動検知器5により振動を検出してその振動の大きさを振動情報記憶部71に記憶させておくことができる。振動検知器5により検知されて振動情報記憶部71に記憶された振動の大きさは、画像形成装置1を起動させる際に実行すべき処理を決定するための判断基準になる。
次に、画像形成装置1を起動させるときの動作について、図3のフローチャートに基づいて説明する。まず、画像形成装置1を起動させるため、操作者がメインスイッチSWをONする(ステップS07)。これにより、商用電源2から電源制御部4に電力が供給され、電源制御部4は電力を画像形成部8及び制御部6に供給する。
メインスイッチSWがONされて商用電源2から画像形成装置1に電力が供給されると、読み出し手段62は振動情報記憶部71に記憶されている、振動検知器5により検知された振動の大きさ(電圧値)を読み込み、起動処理判定手段64に出力する(ステップS08)。このとき読み込まれる振動の大きさ(電圧値)は、画像形成装置1を起動させる前に振動検知器5により検知された振動の大きさ(電圧値)である。つまり、画像形成装置1の動作が停止しているときに検知された振動の大きさ(電圧値)である。
起動処理判定手段64は、画像形成装置1の起動前に検知された振動の大きさ(電圧値)を受けると、その振動の大きさ(電圧値)に基づいて画像形成装置1の動作内容を決定する(ステップS09)。振動の大きさ(振動レベル)と画像形成装置1の動作内容とを対応付けたテーブルを予め作成して記憶部(図示しない)に格納しておき、起動処理判定手段64は、そのテーブルを参照することで、振動の大きさ(振動レベル)に対応した動作内容を決定する。
例えば起動処理判定手段64は、読み込まれた振動の大きさ(電圧値)をレベル分けし、そのレベルに基づいて動作内容を決定する。例えば、読み込まれた振動の大きさが「レベル1」に含まれる場合は、起動処理判定手段64は、動作内容を立ち上げ処理1に決定する(ステップS10)。この立ち上げ処理1は、例えば通常の立ち上げ処理に相当する。この通常の立ち上げ処理とは、画像形成プロセス部8による通常の画像読み取り、画像処理及び出力を意味する。また、振動の大きさが「レベル2」に含まれる場合は、起動処理判定手段64は、動作内容を立ち上げ処理2に決定する(ステップS10)。この立ち上げ処理2は、通常の立ち上げ処理以外の処理に相当する。例えば、画像処理部8による画像形成の禁止処理を立ち上げ処理2とした場合、振動の大きさが「レベル2」に含まれる場合は、起動処理判定手段64は、動作内容を画像形成部8による画像形成の禁止処理に決定する。さらに、例えば振動の大きさが「レベル3」であった場合は、起動処理判定手段64は、動作内容を更に別の処理(図3における立ち上げ処理3)に決定する。例えば、重要情報記憶部72へのアクセス制限を立ち上げ処理3とした場合、振動の大きさが「レベル3」の場合は、起動処理判定手段64は、動作内容をアクセス制限に決定する。
そして、起動処理判定手段64にて決定された動作内容に従って、画像形成部制御手段65、アクセス制御手段66、又は画像形成部診断/調整手段67が、決定された動作内容を実行する(ステップS11)。例えば、通常立ち上げ処理(立ち上げ処理1)に決定された場合、画像形成部制御手段65は起動処理判定手段64からその決定を受けて、画像形成部8を画像形成可能な状態にするため、画像形成部8を動作させる。また、画像形成の禁止処理(立ち上げ処理2)に決定された場合、画像形成部制御手段65は起動処理判定手段64からその決定を受けて、画像形成部8の画像形成動作を禁止する。また、アクセス制限(立ち上げ処理3)に決定された場合、アクセス制御手段66は起動処理判定手段64からその決定を受けて、例えば通信部11による重要情報記憶部72へのアクセスや、読み出し手段62による重要情報記憶部72へのアクセスを禁止する。さらに他の処理として、画像形成部8の診断/調整処理に決定された場合、画像形成部診断/調整手段67は、その決定に従って画像形成部8の動作確認などを実行する。
以上のように、画像形成装置1の起動前に発生した振動の大きさを記憶しておき、起動時にその振動の大きさに応じて以後の動作内容を決定することにより、地震発生後において、画像形成装置の動作確認、異常画像出力の防止、顧客情報などの重要情報の漏洩防止が可能となる。例えば、画像形成部制御手段65により画像形成部5の画像形成動作が禁止された場合は、異常画像の出力を防止することができ、アクセス制御手段66により重要情報記憶部72へのアクセスが禁止された場合は、重要情報の漏洩を防止することが可能となる。
(第2の動作)
次に、画像形成装置1による第2の動作について、図4を参照しつつ説明する。図4は、この発明の実施形態に係る画像形成装置の第2の動作を説明するためのフローチャートである。
まず、上述した第1の動作におけるステップS01〜ステップS06を実行する。これにより、メインスイッチSWがOFFの状態、又は、画像形成装置1のコンセントが抜けている状態で、振動が検知されて振動情報記憶部71に振動の大きさ(電圧値)が記憶される。
そして、画像形成装置1を起動させるため、操作者がメインスイッチSWをONする(ステップS20)。これにより、商用電源2から電源制御部4に電力が供給され、電源制御部4は電力を画像形成部8及び制御部6に供給する。
メインスイッチSWがONされて商用電源2から画像形成装置1に電力が供給されると、表示/操作制御部10は表示/操作部9に、モード設定項目を表示させる。このモード設定項目は、表示/操作制御部10に接続されている記憶部(図示しない)に予め記憶されている情報であり、例えば、モード設定項目には、通常立ち上げモードや設定モードなどが含まれる。
操作者は、表示/操作部9に表示されているモード設定項目から、所望のモードを選択する(ステップS21)。操作者により通常立ち上げモードが選択された場合(ステップS22)、読み出し手段62は振動情報記憶部71に記憶されている、振動の大きさ(電圧値)を読み込み、起動処理判定手段64に出力する(ステップS23)。このとき読み込まれる振動の大きさ(電圧値)は、画像形成装置1を起動させる前に検知された振動の大きさ(電圧値)である。
そして、起動処理判定手段64は、画像形成装置1の起動前に検知された振動の大きさ(電圧値)を受けると、その振動の大きさ(電圧値)に基づいて、重要情報記憶部72へのアクセスを禁止するか否かを決定する(ステップS24)。起動処理判定手段64は、読み出された振動の大きさ(電圧値)と、予め決定して記憶部(図示しない)に記憶させておいた、アクセスを禁止する振動レベル(閾値)とを比較し、読み込まれた振動の大きさ(電圧値)がその閾値以上であれば、アクセス禁止の実行を決定し、閾値未満であれば、アクセス許可を決定する(ステップS25)。
アクセス禁止を実行する場合、起動処理判定手段64は、アクセス禁止の決定をアクセス制御手段66に出力する。アクセス制御手段66はその決定を受けて、読み出し手段62及び書き込み手段63による重要情報記憶部72へのアクセスを禁止する(ステップS26)。つまり、アクセス制御手段66は、読み出し手段62による重要情報記憶部72からの重要情報の読み出しを禁止し、書き込み手段63による重要情報記憶部72への書き込みを禁止する。さらに、外部装置からのアクセスを禁止するため、アクセス制御手段66は、通信部11を介しての重要情報記憶部72へのアクセスを禁止する。これにより、通信部11を介して外部装置から重要情報記憶部72へのアクセスが制限され、重要情報記憶部72に記憶されている重要情報が外部装置に漏洩することがない。また、読み出し手段62によるアクセスが禁止されているため、表示/操作部9に重要情報が表示させることもない。
また、振動の大きさ(電圧値)に応じてアクセスを禁止する重要情報の種類を変えても良い。例えば図11に示すように、各顧客情報に振動レベルを対応付けして、顧客情報を重要情報記憶部72に記憶させておく。アクセス制御手段66は、読み出された振動の大きさ(電圧値)と、各顧客情報に対応付けられている振動レベルとに基づいて、アクセス禁止の顧客情報、又は、アクセス可能な顧客情報を判別する。例えば、検知された振動の大きさ(電圧値)が「レベル1」に含まれる場合、アクセス制御手段66は、「レベル1」が付された顧客情報へのアクセスを禁止する。また、振動の大きさが「レベル2」に含まれる場合、アクセス制御手段66は、「レベル1」及び「レベル2」が付された顧客情報へのアクセスを禁止する。このように、顧客情報ごとにアクセスの禁止又は許可を行っても良い。
このようにアクセス制御手段66により重要情報記憶部72へのアクセスが禁止され、地震発生後に画像形成装置1を起動させた際に、不審者による情報漏洩を防止することが可能となる。
なお、重要情報記憶部72へのアクセスを禁止した後、画像形成部制御手段65は画像形成部8を動作させ、通常の印刷が可能な状態にする。
また、読み出された振動の大きさ(電圧値)が閾値未満であった場合は(ステップS25)、アクセス禁止を実行せずに、通常の立ち上げ処理を実行する(ステップS27)。この場合、アクセス制御手段66は、重要情報記憶部72からの重要情報の読み出しや、外部装置からの重要情報記憶部72へのアクセスを許可する。
また、ステップS21にて操作者が設定モードを選択した場合、表示/操作制御部10は表示/操作部9に、複数の設定項目を表示させる。そして、操作者は表示/操作部9を用いて複数の設定項目から所望の設定項目を選択する(ステップS28)。例えば重要情報記憶部72へのアクセス禁止の解除と振動情報の削除を選択した場合(ステップS29)、アクセス制御手段66はその選択を受けて、読み出し手段62及び書き込み手段63による重要情報記憶部72へのアクセスを許可する(ステップS30)。つまり、アクセス制御手段66は、重要情報記憶部72からの重要情報の読み出しなどを許可する。さらに、制御部6は振動情報記憶部71に記憶されている、振動検知器5により検知された振動の大きさ(電圧値)を削除する(ステップS31)。
また、表示/操作部9から重要情報記憶部72へのアクセスがあった場合や、外部装置から重要情報記憶部72へのアクセスがあった場合、アクセス制御手段66はそのアクセスを受け、重要情報記憶部72へのアクセスが禁止中か否かの判断を行う。そして、重要情報記憶部72へのアクセスが禁止中であれば、重要情報記憶部72への情報の書き込み、又は、重要情報記憶部72からの情報の読み出しを禁止し、アクセスが許可中であれば、重要情報記憶部72への情報の書き込み、又は、重要情報記憶部72からの情報の読み出しを許可する。
以上のように、地震発生後において画像形成装置1を起動させた際に、振動の大きさ(電圧値)に基づいて重要情報記憶部72へのアクセスを禁止することにより、不審者による重要情報の漏洩を防止することが可能となる。これにより、地震発生により操作者や管理者が避難した場合であっても、画像形成装置1内に格納されている個人情報などの顧客情報を保護することが可能となる。
(第3の動作)
次に、画像形成装置1による第3の動作について、図5を参照しつつ説明する。図5は、この発明の実施形態に係る画像形成装置の第3の動作を説明するためのフローチャートである。
まず、上述した第1の動作におけるステップS01〜ステップS06を実行する。これにより、メインスイッチSWがOFFの状態、又は、画像形成装置1のコンセントが抜けている状態で、振動が検知されて振動情報記憶部71に振動の大きさ(電圧値)が記憶される。
さらに、上述した第2の動作におけるステップS20〜ステップS22を実行する。つまり、画像形成装置1を起動させるため、操作者がメインスイッチSWをONにし(ステップS40)、表示/操作部9に表示されたモード設定項目から所望のモードを選択する(ステップS41)。通常立ち上げモードが選択された場合(ステップS42)、読み出し手段62は振動情報記憶部71に記憶されている、振動の大きさ(電圧値)を読み込み、起動処理判定手段64に出力する(ステップS43)。このとき読み込まれる振動の大きさ(電圧値)は、画像形成装置1を起動させる前に検知された振動の大きさ(電圧値)である。
そして、起動処理判定手段64は、画像形成装置1の起動前に検知された振動の大きさ(電圧値)を受けると、その振動の大きさ(電圧値)に基づいて、画像形成部8による画像形成動作を禁止するか否かの判定をする(ステップS44)。起動処理判定手段64は、読み込まれた振動の大きさ(電圧値)と、予め決定して記憶部(図示しない)に記憶させておいた、画像形成動作を禁止する振動レベル(閾値)とを比較し、読み出された振動の大きさ(電圧値)がその閾値以上であれば、画像形成動作の禁止を決定し、閾値未満であれば、画像形成動作の許可を決定する(ステップS45)。
画像形成動作を禁止する場合、起動処理判定手段64は、画像形成動作禁止の決定を画像形成部制御手段65に出力する。画像形成部制御手段65はその決定を受けて、画像形成部8の動作を禁止する(ステップS47)。例えば、画像形成部制御手段65は、画像読取部81による画像読取動作を禁止し、画像処理部82による画像処理動作を禁止し、出力部83による出力動作を禁止する。
さらに、画像形成動作を禁止する場合、起動処理判定手段64は、表示/操作制御部10に画像形成動作禁止の決定を出力する。表示/操作制御部10は画像形成動作禁止の決定を受けると、表示/操作部9にて画像形成装置1の異常(画像形成動作の禁止)を報知させる(ステップS48)。例えば、表示/操作制御部10は表示/操作部9のモニタ画面上に「コピー/プリンタができません」、または、「サービスマンを呼んで下さい」などのメッセージを表示させる。操作者はこのメッセージを認知することで、画像形成装置1の異常(画像形成動作の禁止)を認識することが可能となる。
以上のように、画像形成装置1を起動させる前に地震などの異常な振動を検知した場合、画像形成動作を強制的に禁止することで、異常画像の出力を防止することが可能となる。
また、読み出された振動の大きさ(電圧値)が閾値未満であった場合は(ステップS45)、画像形成動作を禁止せずに、通常の立ち上げ処理を実行する(ステップS46)。つまり、画像形成部制御手段65は画像形成部8を動作させ、通常の印刷動作が可能な状態にする。
また、ステップS41にて操作者が設定モードを選択した場合は、上述した第2の動作におけるステップS28〜ステップS31の動作と同様の動作を実行する。つまり、モード設定項目から所望の設定項目を選択する(ステップS49)。例えば振動情報の削除を選択した場合(ステップS50)、制御部6は振動情報記憶部71に記憶されている、振動検知器5により検知された振動の大きさ(電圧値)を削除する(ステップS51)。
以上のように、地震発生後において画像形成装置1を起動させた際に、振動の大きさ(電圧値)に基づいて画像形成動作を禁止することにより、異常画像の出力を防止することが可能となる。また、表示/操作部9に画像形成装置1の異常を知らせるメッセージを表示させることにより、操作者は画像形成装置1の異常(画像形成動作が禁止であること)を認識することが可能となる。
(第4の動作)
次に、画像形成装置1による第4の動作について、図6を参照しつつ説明する。図6は、この発明の実施形態に係る画像形成装置の第4の動作を説明するためのフローチャートである。
まず、上述した第1の動作におけるステップS01〜ステップS06を実行する。これにより、メインスイッチSWがOFF状態、又は、画像形成装置1のコンセントが抜けている状態で、振動が検知されて振動情報記憶部71に振動の大きさ(電圧値)が記憶される。
さらに、上述した第3の動作におけるステップS40〜ステップS45を実行する。つまり、画像形成装置1を起動させるため、操作者がメインスイッチSWをONにし(ステップS60)、表示/操作部9に表示されたモード設定項目から所望のモードを選択する(ステップS61)。通常立ち上げモードが選択された場合(ステップS62)、読み出し手段62は振動情報記憶部71に記憶されている、振動の大きさ(電圧値)を読み込み、起動処理判定手段64に出力する(ステップS63)。
そして、起動処理判定手段64は、画像形成装置1の起動前に検知された振動の大きさ(電圧値)を受けると、その振動の大きさ(電圧値)に基づいて、画像形成部8による画像形成動作を禁止するか否かの判定をする(ステップS64)。起動処理判定手段は、上述した第3の動作と同様に、読み込まれた振動の大きさ(電圧値)と、画像形成動作を禁止する振動レベル(閾値)とを比較し、読み込まれた振動の大きさ(電圧値)がその閾値以上であれば、画像形成動作の禁止を決定し、閾値未満であれば、画像形成動作の許可を決定する(ステップS65)。
画像形成動作を禁止する場合、起動処理判定手段64は、画像形成動作禁止の決定を画像形成部制御手段65に出力する。画像形成部制御手段65はその決定を受けて、画像形成部8の動作を禁止する(ステップS67)。
さらに、画像形成動作を禁止する場合、制御部6は通信部11を介して管理装置13(サービスセンター)に、画像形成装置1の異常を通知する(ステップS68)。これにより、管理装置13が設置されているサービスセンターのサービスマンは、画像形成装置1の異常を認識することが可能となり、画像形成装置1のメンテナンスに迅速に対応することが可能となる。その結果、早期に画像形成装置1の復帰処理を行うことが可能となる。
さらに、起動処理判定手段64は、表示/操作制御部10に画像形成動作禁止の決定を出力する。表示/操作制御部10はその決定を受けると、表示/操作部9に画像形成装置1の異常(画像形成動作の禁止)を報知させる(ステップS69)。さらに、ステップS68にてサービスセンターに画像形成装置1の異常を通知した場合は、表示/操作制御部10は表示/操作部9に、サービスセンターに異常を通知した旨を報知させる。例えば、表示/操作制御部10は表示/操作部9のモニタ画面上に「コピー/プリントができません」、または、「サービスマンが来るまで電源を切ってお待ち下さい」などのメッセージを表示させる。操作者はこのメッセージを認知することで、画像形成装置1の異常を認識することが可能となり、さらに、その異常がサービスセンターに通知されたことを認識することが可能となる。
また、読み出された振動の大きさ(電圧値)が閾値未満であった場合は(ステップS65)、画像形成動作を禁止せずに、通常の立ち上げ処理を実行する(ステップS66)。
また、ステップS61にて操作者が設定モードを選択した場合、上述した第3の動作におけるステップS49〜ステップS51の動作と同様の動作を実行する。つまり、モード設定項目から所望の設定項目を選択する(ステップS70)。例えば振動情報の削除を選択した場合(ステップS71)、制御部6は振動情報記憶部71に記憶されている、振動検知器5により検知された振動の大きさ(電圧値)を削除する(ステップS72)。
以上のように、地震発生後において画像形成装置1を起動させた際に、振動の大きさ(電圧値)に基づいて画像形成動作を禁止することにより、異常画像の出力を防止することが可能となる。また、表示/操作部9に画像形成装置1の異常を知らせるメッセージを表示させることにより、操作者は画像形成装置1の異常(画像形成動作が禁止であること)を認識することが可能となる。さらにネットワークを介して接続されている管理装置13(サービスセンター)に異常を通知することにより、画像形成装置1のメンテナンスに迅速に対応することが可能となり、早期に画像形成装置1の復帰処理を行うことが可能となる。
(第5の動作)
次に、画像形成装置1による第5の動作について、図7を参照しつつ説明する。図7は、この発明の実施形態に係る画像形成装置の第5の動作を説明するためのフローチャートである。
まず、上述した第1の動作におけるステップS01〜ステップS06を実行する。これにより、メインスイッチSWがOFF状態、又は、画像形成装置1のコンセントが抜けている状態で、振動が検知されて振動情報記憶部71に振動の大きさ(電圧値)が記憶される。
さらに、上述した第3の動作におけるステップS40〜ステップS43を実行する。つまり、画像形成装置1を起動させるため、操作者がメインスイッチSWをONにし(ステップS80)、表示/操作部9に表示されたモード設定項目から所望のモードを選択する(ステップS81)。通常立ち上げモードが選択された場合(ステップS82)、読み出し手段62は振動情報記憶部71に記憶されている、振動の大きさ(電圧値)を読み込み、起動処理判定手段64に出力する(ステップS83)。
そして、起動処理判定手段64は、画像形成装置1の起動前に検知された振動の大きさ(電圧値)を受けると、その振動の大きさ(電圧値)に基づいて、画像形成部8の各部の動作などの診断又は調整が必要か否かの判断を行う(ステップS84)。起動処理判定手段64は、読み込まれた振動の大きさ(電圧値)と、予め決定して記憶部(図示しない)に記憶させておいた、診断又は調整が必要な振動レベル(閾値)とを比較し、読み込まれた振動の大きさ(電圧値)がその閾値未満であれば(ステップS85、No)、制御部6は通常の立ち上げ処理を実行する(ステップS86)。
一方、検知された振動の大きさ(電圧値)が閾値以上であると判断された場合(ステップS85、Yes)、さらに起動処理判定手段64は振動の大きさ(電圧値)に基づいて、診断又は調整の内容を決定する(ステップS87)。振動の大きさ(振動レベル)と診断/調整の内容とを対応付けたテーブルを予め作成して記憶部(図示しない)に格納しておき、起動処理判定手段64は、そのテーブルを参照することで、振動の大きさ(振動レベル)に対応した診断/調整内容を決定する。
振動レベルが「レベル1」の場合は、起動処理判定手段64は、レベル1用の診断又は調整内容の実行を決定し、その決定を画像形成部診断/調整手段67に出力する。振動レベルが「レベル2」、「レベル3」、・・・、「レベルN」の場合も同様に、起動処理判定手段64は、各レベルに応じた診断又は調整内容を決定し、その決定を画像形成部診断/調整手段67に出力する。そして、画像形成部診断/調整手段67は、起動処理判定手段64にて決定された診断又は調整内容に従って、画像形成部8の各部を診断又は調整する(ステップS88)。
例えば図12に示すようなテーブルを作成して、記憶部(図示しない)に記憶させておく。図12に示すテーブルの一例においては、振動レベルが「レベル1」の場合、起動処理判定手段64は、プロセス調整を実行することを決定し、画像形成部診断/調整手段67は、そのプロセス調整を実行する。具体的には、出力部83のトナー濃度の状態を検知して、予め設定された正常値に調整したり、感光ドラム面の状態を検知してその正常な状態に維持されているか否かの判断をしたり、高電圧の出力が正常になされているか否かの判断を行ったりする。
また、振動レベルが「レベル2」の場合、画像形成部診断/調整手段67は上記プロセス調整に加えて、例えばスキャナ診断、及び、各負荷部のホームポジションの確認を行う。スキャナ診断では、例えば、位置検出器を画像読取部81に設置することで画像読取部81における光源の位置を検出し、画像形成部診断/調整手段67は、その検出結果に基づいて光源がホームポジションに位置しているか否かの判断を行う。また、各負荷部のホームポジションの確認では、位置検出器を各負荷部の近傍に設置することで、搬送ローラなどを駆動するモータ(負荷部)の位置を検出し、画像形成部診断/調整手段67は、その検出結果に基づいてモータ(負荷部)がホームポジションに位置しているか否かの判断を行う。
さらに、振動レベルが高レベルになると、画像形成診断/調整手段67は上記プロセス調整、スキャナ診断、及び負荷部のホームポジション確認に加えて、さらに、各負荷部の動作確認も実行する。具体的には、画像形成部診断/調整手段67は、画像形成部8の各負荷部、例えばローラなどを駆動させてローラなどが正常に駆動するか否かの確認を行う。
以上のように、振動レベルが高くなるほど、診断及び調整の項目を増やして診断などを実施する。これにより、振動レベルが高くなっても画像形成部8の異常を検出することができ、異常画像の出力を防止することが可能となる。
そして、上記診断及び調整が終了すると、画像形成部診断/調整手段67は、診断結果又は調整結果に基づき、画像形成部8の各部が正常に動作するか否かの判断を行い(ステップS89)、正常に動作すると判断された場合は(ステップS89、正常)、画像形成装置1の通常立ち上げ処理を実行する(ステップS90)。例えば、負荷部のホームポジションを確認する診断において、モータがホームポジションに位置していると判断した場合は、画像形成装置1の通常立ち上げ処理を実行する(ステップS90)。
一方、診断結果又は調整結果に基づき、画像形成部8の各部が正常に動作しないと判断された場合は(ステップS89、異常)、制御部6は通信部11を介して管理装置13(サービスセンター)に画像形成装置1の異常を通知する(ステップS91)。これにより、管理装置13が設置されているサービスセンターのサービスマンは、画像形成装置1の異常を認識することが可能となり、画像形成装置1のメンテナンスに迅速に対応することが可能となる。その結果、早期に画像処理装置1の復帰処理を行うことが可能となる。
さらに、起動処理判定手段64は、表示/操作制御部10に画像形成動作禁止の決定を出力する。表示/操作制御部10はその決定を受けると、表示/操作部9に画像形成装置1の異常を報知させる(ステップS92)。さらに、ステップS91にてサービスセンターに画像形成装置1の異常を通知した場合は、表示/操作制御部10は表示/操作部9に、サービスセンターに異常を通知した旨を報知させる。例えば、表示/操作制御部10は表示/操作部9のモニタ画面上に「コピー/プリントができません」、または、「サービスマンが来るまで電源を切ってお待ち下さい」などのメッセージを表示させる。操作者はこのメッセージを認知することで、画像形成装置1の異常を認識することが可能となり、さらに、その異常がサービスセンターに通知されたことを認識することが可能となる。
また、ステップS81にて操作者が設定モードを選択した場合、上述した第3の動作におけるステップS49〜ステップS51の動作と同様の動作を実行する。つまり、モード設定項目から所望の設定項目を選択する(ステップS93)。例えば振動情報の削除を選択した場合(ステップS94)、制御部6は振動情報記憶部71に記憶されている、振動検知器5により検知された振動の大きさ(電圧値)を削除する(ステップS95)。
以上のように、地震発生後において画像形成装置1を起動させた際に、起動の大きさ(電圧値)に基づいて画像形成部8の各部を診断/調整することにより、異常画像の出力を防止することが可能となる。また、表示/操作部9に画像形成装置1の異常を知らせるメッセージを表示させることにより、操作者は画像形成装置1の異常(画像形成動作が禁止であること)を認識することが可能となる。また、管理装置13(サービスセンター)に異常を通知することにより、画像形成装置1のメンテナンスに迅速に対応することが可能となる。その結果、早期に画像処理装置1の復帰処理を行うことが可能となる。
(第6の動作)
次に、画像形成装置1による第6の動作について、図8を参照しつつ説明する。図8は、この発明の実施形態に係る画像形成装置の第6の動作を説明するためのフローチャートである。
まず、上述した第1の動作におけるステップS01〜ステップS06を実行する。これにより、メインスイッチSWがOFF状態、又は、画像形成装置1のコンセントが抜けている状態で、振動が検知されて振動情報記憶部71に振動の大きさ(電圧値)が記憶される。
さらに、上述した第3の動作におけるステップS40〜ステップS43と同様の処理を実行する。つまり、画像形成装置1を起動させるために、操作者がメインスイッチSWをONにし(ステップS100)、表示/操作部9に表示されたモード設定項目から所望のモードを選択する(ステップS101)。通常立ち上げモードが選択された場合(ステップS102)、読み出し手段62は振動情報記憶部71に記憶されている、振動の大きさ(電圧値)を読み込み、起動処理判定手段64に出力する(ステップS103)。
そして、起動処理判定手段64は、画像形成装置1の起動前に検知された振動の大きさ(電圧値)を受けると、その振動の大きさ(電圧値)に基づいて、画像形成部8による画像形成動作を禁止するか否かの判定を判定するとともに、重要情報記憶部72へのアクセスを禁止するか否かの判定を行う(ステップS104)。起動処理判定手段64は、読み込まれた振動の大きさ(電圧値)と画像形成動作禁止及びアクセス禁止の振動レベル(閾値)とを比較し、読み込まれた振動の大きさ(電圧値)が閾値以上であれば、画像形成動作の禁止を決定するとともに、重要情報記憶部72へのアクセス禁止を決定し、閾値未満であれば、画像形成動作の許可及び重要情報記憶部72へのアクセス許可を決定する(ステップS105)。
画像形成動作を禁止するとともに、重要情報記憶部72へのアクセスを禁止する場合は、画像形成部制御手段65が画像形成部8の動作を禁止し(ステップS107)、さらに、アクセス制御手段66が読み込み手段62及び書き込み手段63による重要情報記憶部72へのアクセスを禁止し、通信部11による重要情報記憶部72へのアクセスを禁止する(ステップS108)。
さらに、画像形成動作を禁止する場合、制御部6は通信部11を介してネットワーク管理装置12に、画像形成装置1の異常を通知する(ステップS109)。これにより、ネットワーク管理者は、画像形成装置1の異常を認識することが可能となるため、例えば画像形成装置1のメンテナンスに迅速に対応することが可能となり、早期に画像形成装置1の復帰処理を行うことが可能となる。
さらに、画像形成動作を禁止する場合、起動処理判定手段64は、表示/操作制御部10に画像形成動作禁止の決定を出力する。表示/操作制御部10は画像形成動作禁止の決定を受けると、表示/操作部9に画像形成装置1の異常を報知させる(ステップS110)。例えば、表示/操作制御部10は表示/操作部9のモニタ画面上に「コピー/プリンタができません」、または、「ネットワーク管理者が来るまで電源を切ってお待ち下さい」などのメッセージを表示させる。操作者はこのメッセージを認知することで、画像形成装置1の異常を認識することが可能となる。
また、読み込まれた振動の大きさ(電圧値)が閾値未満であった場合は(ステップS105)、画像形成動作を禁止せず、また、重要情報記憶部72へのアクセスを禁止せずに、通常の立ち上げ処理を実行する(ステップS106)。
また、ステップS101にて操作者が設定モードを選択した場合、続けて、モード設定項目から所望の設定項目を選択する(ステップS111)。例えば重要情報記憶部72へのアクセス許可を選択するとともに、振動情報記憶部71に記憶されている振動情報の削除を選択した場合(ステップ112)、アクセス制御手段66はその選択を受けて、読み込み手段62及び書き込み手段63による重要情報記憶部72へのアクセスを許可する(ステップS113)。さらに、制御部6は振動情報記憶部71に記憶されている、振動検知器5により検知された振動の大きさ(電圧値)を削除する(ステップS114)。
以上のように、地震発生後において画像形成装置1を起動させた際に、振動の大きさ(電圧値)に基づいて重要情報記憶部72へのアクセスを制限することにより、不審者による重要情報の漏洩を防止することが可能となる。これにより、地震発生により操作者や管理者が避難した場合であっても、画像形成装置1内に格納されている個人情報などの顧客情報を保護することが可能となる。
さらに、振動の大きさ(電圧値)に基づいて画像形成動作を禁止することにより、異常画像の出力を防止することが可能となる。また、表示/操作部9に画像形成装置1の異常を知らせるメッセージを表示させることにより、操作者は画像形成装置1の異常(画像形成動作が禁止であること)を認識することが可能となる。さらに画像形成装置1の異常をネットワーク管理装置12に通知することにより、早期に画像形成装置1の復帰処理を行うことが可能となる。
(第7の動作)
次に、画像形成装置1による第7の動作について、図9及び図10を参照しつつ説明する。図9及び図10は、この発明の実施形態に係る画像形成装置の第7の動作を説明するためのフローチャートである。
まず、メインスイッチSWがONされて商用電源2から画像形成装置1に電力が供給されると、表示/操作制御部10は表示/操作部9にモード設定項目を表示させる。このモード設定項目は、表示/操作制御部10に接続されている記憶部(図示しない)に予め記憶されている情報であり、例えば、モード設定項目には、振動情報記憶部71に記憶されている基準振動の大きさの変更モード、又は、振動検知動作の禁止/許可変更モードなどが含まれる。表示/操作部9に表示されたモード設定項目は操作者により選択可能とされ、例えば、基準振動の大きさの変更モードが選択されると、振動情報記憶部71に記憶されている基準振動の大きさの変更が可能となる。また、振動検知動作の禁止/許可変更モードが選択されると、振動検知器5による振動検知、又は振動レベル判断手段61による振動レベルの判断などの禁止/許可の変更が可能となる。
操作者は、表示/操作部9に表示されているモード設定項目から、所望のモードを選択する(ステップS120)。基準振動の大きさの変更モードが選択されると(ステップS121)、表示/操作制御部10は、表示/操作部9に基準振動の大きさを変更することを操作者に認知可能な程度に報知する(ステップS122)。表示/操作制御部10は、表示/操作部9のモニタ画面上に「基準値を設定します」などのメッセージを表示させる。
そして、操作者が表示/操作部9を用いて任意の基準振動の大きさを入力すると、入力された基準振動の大きさは表示/操作制御部10を介して制御部6に出力され、書き込み手段63により振動情報記憶部71に書き込まれる(ステップS123)。これにより、新たな基準振動の大きさが振動情報記憶部71に記憶され、振動レベル判断手段61は新たな基準振動の大きさに基づいて、画像形成装置1の一般的な機械振動から地震などの異常な振動を判別することになる。
また、操作者が、表示/操作部9に表示されているモード設定項目から、振動検知動作の禁止/許可変更モードが選択されると(ステップS121)、表示/操作制御部10は、表示/操作部9に振動検知動作の禁止/許可を設定することを操作者に認知可能な程度に報知する(ステップS124)。例えば、表示/操作部9のモニタ画面上に「振動検知動作の禁止又は許可を設定します」などのメッセージを表示させる。
そして、操作者が表示/操作部9を用いて振動検知動作の禁止又は許可の命令を与えると、禁止又は許可を示す命令は表示/操作制御部10を介して制御部6に出力される。振動検知動作の禁止命令が与えられた場合は、制御部6は振動レベル判断手段61による振動レベルの判断処理を停止させるとともに、振動検知器5による振動検知動作を停止させる(ステップS125)。一方、振動検知動作の許可命令が与えられた場合は、制御部6は振動レベル判断手段61による振動レベルの判断処理を実行させるとともに、振動検知器5による振動検知動作を実行させる(ステップS125)。
次に、振動検知動作が禁止又は許可されている状態における振動検知の動作について図10を参照しつつ説明する。まず、メインスイッチSWがOFFの状態、又は、画像形成装置1のコンセントが抜けている状態で、振動検知動作が禁止中の場合は(ステップS130、No)、振動検知器5による振動検知が許可されておらず、また、振動レベル判断手段61による判断も許可されていないため、振動検知の動作は終了する。
例えば、画像形成装置1を倉庫から出荷する場合や、オフィス内で画像形成装置1を移動させる場合においては、出荷又は移動による振動により上記第1の動作〜第6の動作が実行されないように、振動検知器5による振動検知動作や、振動レベル判断手段61による判断動作などが停止していた方が好ましい。従って、振動検知器5による振動検知動作や、振動レベル判断手段61による判断動作を停止させることにより、出荷や移動させることで発生し得る振動の誤検知を防止することが可能となる。
また、振動検知動作が許可中の場合は(ステップS130、Yes)、振動検知器5により振動の検知を行う(ステップS131)。そして、上記第1の動作におけるステップS02〜ステップS06の動作と同様に、振動検知器5が振動を検知すると(ステップS132、Yes)、振動レベル判断手段61は、検知された振動の大きさ(電圧値)と、振動情報記憶部71に記憶されている基準振動の大きさ(基準電圧値)と、を比較する(ステップS133)。この比較により、振動レベル判断手段61は、検知された振動が画像形成装置1の一般の機械振動に該当するか、又は、地震などの異常振動に該当するかの判断を行うことになる。
そして、振動検知器5から出力された電圧値が、基準電圧値以上であると判断された場合(ステップS133、Yes)、さらに振動レベル判断手段61は、振動検知器5から出力された電圧値が、過去に検知された振動の大きさよりも大きいか否かの判断を行う(ステップS134)。そして、振動検知器5により新たに検知された振動の大きさ(電圧値)が、過去に検知された振動の大きさ(電圧値)よりも大きい場合(ステップS135、Yes)、書き込み手段63は、新たに検知された振動の大きさ(電圧値)を振動情報記憶部71に書き込み、振動情報記憶部71に記憶されている過去に検知された振動の大きさ(電圧値)を更新する(ステップS136)。
そして、画像形成装置1のメインスイッチSWがONされると、上述した第2の動作〜第6の動作を実行することにより、重要情報記憶部72に記憶されている個人情報などの顧客情報を保護したり、画像形成部8の動作を診断又は調整したり、管理装置13(サービスセンター)などに異常を通知したりする。
この発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施形態に係る画像形成装置の第1の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施形態に係る画像形成装置の第1の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施形態に係る画像形成装置の第2の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施形態に係る画像形成装置の第3の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施形態に係る画像形成装置の第4の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施形態に係る画像形成装置の第5の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施形態に係る画像形成装置の第6の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施形態に係る画像形成装置の第7の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施形態に係る画像形成装置の第7の動作を説明するためのフローチャートである。 顧客情報の内容を説明するための表である。 振動レベルに応じた診断/調整内容を説明するための表である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 商用電源
3 補助電源
4 電源制御部
5 振動検知器
6 制御部
7 記憶部
8 画像形成部
9 表示/操作部
10 表示/操作制御部
11 通信部
12 ネットワーク管理装置
13 管理装置(サービスセンター)
14 外部サーバ記憶装置
61 振動レベル判断手段
62 読み出し手段
63 書き込み手段
64 起動処理判定手段
65 画像形成部制御手段
66 アクセス制御手段
67 画像形成部診断/調整手段
71 振動情報記憶部
72 重要情報記憶部
81 画像読取部
82 画像処理部
83 出力部

Claims (13)

  1. 記録媒体に画像を形成する画像形成手段、外部装置と通信するための通信手段、及び表示手段を含む構成部と、
    少なくとも顧客情報又はユーザ情報のいずれかを含む情報を記憶した記憶手段と、
    を備え、外部電源から電力供給を受けて動作する画像形成装置であって、
    前記外部電源からの電力供給が遮断されているときに振動を検知する振動検知手段と、
    前記振動検知手段により検知された振動の大きさが予め設定された基準振動の大きさよりも大きい場合、前記検知された振動の大きさを前記記憶手段に記憶させる書き込み手段と、
    前記外部電源からの電力供給が許可された際に、前記記憶手段に記憶されている振動の大きさに応じて前記構成部の少なくとも一部の動作を禁止する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている振動の大きさに応じて、前記通信手段が前記記憶手段に記憶されている情報を前記外部装置に送信することを禁止するとともに、前記表示手段による前記記憶手段に記憶されている情報の表示を禁止することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている振動の大きさに基づいて、前記記憶手段に記憶されている情報から送信を禁止する情報を選択し、さらに前記制御手段は、前記通信手段が前記選択された情報を前記外部装置に送信することを禁止するとともに、前記表示手段による前記選択された情報の表示を禁止することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている振動の大きさに応じて、前記画像形成手段による画像形成を禁止することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記外部装置は画像形成装置の管理装置であり、
    前記制御手段は、前記通信手段に、前記管理装置に対して前記画像形成動作が禁止された状態であることを通知させることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている振動の大きさに応じて、前記画像形成手段の動作確認を実施し、前記動作確認の結果に基づいて前記画像形成手段による画像形成を禁止又は許可することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている振動の大きさに応じて異なる動作確認を実施することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記外部装置は画像形成装置の管理装置であり、
    前記制御手段は、前記画像形成を禁止する場合、前記表示手段に前記画像形成動作が禁止された状態であることを表示させるとともに、前記通信手段に前記管理装置に対して前記画像形成動作が禁止された状態であることを通知させることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている振動の大きさに応じて、前記通信手段が前記記憶手段に記憶されている情報を前記外部装置に送信することを禁止し、前記表示手段による前記記憶手段に記憶されている情報の表示を禁止するとともに、前記画像形成手段による画像形成を禁止し、さらに前記制御手段は、前記通信手段に、外部に接続された画像形成装置の管理装置に対して、前記読み出しが禁止された状態であること、前記表示が禁止された状態であること、及び前記画像形成動作が禁止された状態であることを通知させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 前記基準振動の大きさは任意の大きさに変更可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記制御手段は前記振動検知手段による振動検知の禁止又は許可を切り換えることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 記録媒体に画像を形成する画像形成手段、外部装置と通信するための通信手段、及び表示手段を含む構成部と、
    少なくとも顧客情報又はユーザ情報のいずれかを含む情報を記憶した記憶手段と、
    を備え、外部電源から電力供給を受けて動作する画像形成装置の制御方法であって、
    振動検知手段により振動を検知する振動検知ステップと、
    前記検知された振動の大きさが予め設定された基準振動の大きさよりも大きい場合、前記検知された振動の大きさを前記記憶手段に記憶させる書き込みステップと、
    前記外部電源による電力供給が許可された際に、前記記憶手段に記憶されている振動の大きさに応じて前記構成部の少なくとも一部の動作を禁止する制御ステップと、
    を含むことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  13. 記録媒体に画像を形成する画像形成手段、外部装置と通信するための通信手段、及び表示手段を含む構成部と、
    少なくとも顧客情報又はユーザ情報のいずれかを含む情報を記憶した記憶手段と、
    振動を検知する振動検知手段と、
    を備え、外部電源からの電力供給を受けて動作する画像形成装置に、
    前記検知された振動の大きさが予め設定された基準振動の大きさよりも大きい場合、前記検知された振動の大きさを前記記憶手段に記憶させる書き込み機能と、
    前記外部電源からの電力供給が許可された際に、前記記憶手段に記憶されている振動の大きさに応じて前記構成部の少なくとも一部の動作を禁止する制御機能と、
    を実行させることを特徴とする画像形成装置の制御プログラム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008170747A (ja) * 2007-01-12 2008-07-24 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2009274810A (ja) * 2008-05-14 2009-11-26 Lintec Corp テープ繰出装置及び繰出方法並びにシート剥離装置及び剥離方法
JP2020008608A (ja) * 2018-07-03 2020-01-16 コニカミノルタ株式会社 現像装置、画像形成装置、および調整制御方法

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