JP2007007980A - 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成装置の制御方法 Download PDF

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知宏 桐山
Tomoya Motoyoshi
知也 本吉
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Abstract

【課題】 起動後における情報漏洩の防止及び異常画像出力の防止が可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】 振動検知器4が基準振動の大きさ以上の振動を検知した場合、検知した振動の大きさ、その振動を検知したことを示す異常振動検知情報、及び振動レベルを振動情報記憶部71に記憶させる。画像形成制御部62は、異常振動検知情報に従って画像形成部8の動作を停止させる。電源制御部5は、異常振動検知情報に従ってスイッチSWをOFFにする。その後、スイッチSWがONにされて画像形成装置1が起動させられると、振動情報記憶部71に異常振動検知情報が記憶されている場合は、アクセス制御部65Aは振動レベルの大きさに応じて重要情報記憶部72へのアクセスを禁止し、画像形成制御部62は画像形成部8の動作を禁止する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、複写機又はプリンタなどの画像形成装置に関し、特に、地震発生後の制御に特徴を有する画像形成装置に関する。
複写機又はプリンタなどの画像形成装置に対する地震対策の要求が高まっている。例えば、振動検知器を画像形成装置内に設置し、その振動検知器が検知した振動の大きさに応じて画像形成装置の電源を制御することが行なわれている(例えば特許文献1)。
特開2000−19895号公報
しかしながら、地震が発生して画像形成装置のユーザや管理者などが避難した場合、オフィスなどに画像形成装置が使用可能な状態のまま放置されてしまう。このような状況においては、不審者がそのオフィスに侵入して、画像形成装置に格納されている顧客情報やユーザ情報などの重要情報を持ち出す危険性があった。つまり、地震発生後においては画像形成装置に格納されている情報が漏洩する危険性があった。
また、画像形成装置が使用可能な状態で放置されているため、不審者がその画像形成装置を用いて画像形成を行うおそれもある。例えば、Fax機能や電子メール送信機能などを備えた画像形成装置においては、不審者がその画像形成装置を用いてFaxを送信したり、電子メールを送信したりするおそれもあった。このように、地震発生後においては不審者が勝手に画像形成装置を操作するおそれがあった。
さらに、地震が発生した後、画像形成装置を起動させて画像形成動作を実行させた場合に、地震の影響により、画像形成装置が正常に動作しないおそれもある。地震が発生して画像形成装置が振動することにより、例えば、感光ドラムが正常に画像形成できる位置からずれたり、トナーが漏れたり、モータの位置がずれたりすることにより、記録媒体(記録紙)に画像を正常に形成することができないおそれがあった。
この発明は上記の問題を解決するものであり、画像形成装置起動後における情報の漏洩を防止することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
さらに、画像形成装置起動後における異常画像の出力を防止することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、記録媒体に画像を形成する画像形成手段、少なくとも顧客情報又はユーザ情報のいずれかを含む情報を記憶した記憶手段、外部装置と通信するための通信手段、及び表示手段を備え、外部電源から電力供給を受けて動作する画像形成装置であって、振動を検知する振動検知手段と、前記振動検知手段により検知された振動の大きさが予め設定された基準振動の大きさ以上である場合、前記検知された振動の大きさを前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、前記基準振動の大きさ以上の振動が検知された場合であって、前記検知された振動の大きさが予め設定された所定の大きさ以上の場合に、前記外部電源からの電力供給を遮断する制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置である。
ここで、顧客情報は、画像形成装置を利用する人(又は企業)の顧客を特定するための情報であり、例えば、氏名(又は企業名)、メールアドレス、Fax番号、又は電話番号などのうち、少なくとも1つの情報が含まれるが、この発明においてはこれらの情報に限らず、顧客を特定するための他の情報が含まれていても良い。また、ユーザ情報とは画像形成装置を利用する人(又は企業)の氏名(又は企業名)、メールアドレス、Fax番号、又は電話番号などのうち、少なくとも1つの情報が含まれるが、顧客情報と同様に、画像形成装置を利用する人(又は企業)を特定するための他の情報が含まれていても良い。
この発明によると、外部電源から電力供給を受けているときに振動検知手段が振動を検知する。そして、基準振動の大きさ以上の振動が検知された場合、制御手段は、検知された振動の大きさを記憶手段に記憶させる。そして、検知された振動の大きさが所定の大きさ以上の場合は、前記制御手段は、外部電源からの電力供給を遮断する。これにより、画像形成装置は自動的に停止し、異常画像の出力を未然に防止することが可能となる。
なお、外部電源から電力供給を受けているときの画像形成装置の状態として、画像形成の動作を行っている状態の他、いわゆるアイドリング中やジャム発生中(紙詰まり発生中)などの状態が含まれていても良い。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記制御手段は、前記検知された振動の大きさが予め設定された所定の大きさ以上の場合に、前記画像形成手段による画像形成の動作を停止させ、さらに前記外部電源からの電力供給を遮断することを特徴とするものである。
この発明によると、振動の大きさに応じて画像形成の動作を停止することにより、動作可能な振動レベルの範囲においては画像形成の動作を継続する。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2のいずれかに記載の画像形成装置であって、前記外部電源からの電力供給が遮断された後、再び前記外部電源から電力が供給された場合、前記制御手段は、前記記憶手段に検知された振動の大きさが記憶されているか否かの判断を行い、記憶されている場合は、さらに前記制御手段は、前記通信手段による前記外部装置への前記記憶手段に記憶されている情報の送信を禁止するとともに、前記表示手段による前記記憶手段に記憶されている情報の表示を禁止することを特徴とするものである。
この発明によると、記憶手段に検知された振動の大きさが記憶されている場合、過去に異常振動が検知されたと判断される。その場合、制御手段は、外部装置への顧客情報などの情報の送信を禁止するとともに、表示手段における表示を禁止する。これにより、異常振動が検知された後における情報漏洩を防止することが可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の画像形成装置であって、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている振動の大きさに基づいて、前記記憶手段に記憶されている情報から送信及び表示を禁止する情報を選択し、さらに前記制御手段は、前記通信手段による前記外部装置への前記選択された情報の送信を禁止するとともに、前記表示手段による前記選択された情報の表示を禁止することを特徴とするものである。
この発明によると、制御手段は、振動の大きさに基づいて送信及び表示を禁止する情報を選択する。例えば、重要度が高い情報については、振動の大きさが小さくても送信及び表示を禁止する情報とする。そして、振動検知手段により検知された振動の大きさが小さい場合であっても、重要度が高い情報は送信及び表示を禁止する情報として選択され、通信手段による外部装置への送信が禁止され、さらに表示手段による表示が禁止される。このように、重要度が高い情報ほど、振動の大きさが小さくても送信及び表示が禁止され、情報の漏洩が防止される。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像形成装置であって、前記外部装置には画像形成装置の管理装置が含まれ、前記外部電源からの電力供給が遮断された後、再び前記外部電源から電力が供給された場合、前記制御手段は、前記記憶手段に検知された振動の大きさが記憶されているか否かの判断を行い、記憶されている場合は、さらに前記制御手段は、前記通信手段に、前記基準振動の大きさ以上の振動が検知されたことを前記管理装置に通知させることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の画像形成装置であって、前記外部電源からの電力供給が遮断された後、再び前記外部電源から電力が供給された場合、前記制御手段は、前記記憶手段に検知された振動の大きさが記憶されているか否かの判断を行い、記憶されている場合は、さらに制御手段は、前記画像形成手段による画像形成の動作を禁止することを特徴とするものである。
この発明によると、記憶手段に検知された振動の大きさが記憶されている場合、過去に異常振動が検知されたと判断される。その場合、制御手段は、画像形成手段による画像形成の動作を禁止する。これにより、異常振動が検知された後、不審者が勝手に画像形成装置を操作することを防止することが可能となる。また、異常画像の出力を防止することが可能となる。
請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項6のいずれかに記載の画像形成装置であって、前記外部電源からの電力供給が遮断された後、再び前記外部電源から電力が供給された場合、前記制御手段は、前記記憶手段に検知された振動の大きさが記憶されているか否かの判断を行い、記憶されている場合は、さらに制御手段は、前記画像形成手段の動作を確認し、前記確認の結果に基づいて前記画像形成手段による画像形成を禁止又は許可することを特徴とするものである。
この発明によると、画像形成手段の動作確認を行って、例えば通常通りに動作しないことが確認された場合は、制御手段は画像形成手段による画像形成動作を禁止する。一方、通常通りに動作することが確認された場合は、制御手段は画像形成手段による画像形成動作を許可する。このように画像形成手段の動作確認を行うことにより、異常画像の出力を未然に防止することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の画像形成装置であって、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている振動の大きさに応じて前記画像形成手段の異なる種類の動作を確認することを特徴とするものである。
この発明によると、制御手段は検知された振動の大きさによって異なる動作を確認する。制御手段は、例えば、振動の大きさが大きいほど動作確認の種類を増やし、振動の大きさが小さいほど動作確認の数を減らす。このように振動の大きさに応じて動作確認の内容を変えることにより、適切な動作確認を行うことができ、異常画像の出力を未然に防止することができる。
請求項9に記載の発明は、請求項7又は請求項8のいずれかに記載の画像形成装置であって、前記外部装置には画像形成装置の管理装置が含まれ、前記制御手段は、前記画像形成を禁止する場合、前記表示手段に前記画像形成動作が禁止された状態であることを表示させるとともに、前記通信手段に前記管理装置に対して前記画像形成動作が禁止された状態であることを通知させることを特徴とするものである。
請求項10に記載の発明は、請求項1から請求項9のいずれかに記載の画像形成装置であって、前記基準振動の大きさは任意の大きさに変更可能であることを特徴とするものである。
請求項11に記載の発明は、記録媒体に画像を形成する画像形成手段、少なくとも顧客情報又はユーザ情報のいずれかを含む情報を記憶した記憶手段、外部装置と通信するための通信手段及び表示手段を備え、外部電源から電力供給を受けて動作する画像形成装置の制御方法であって、振動検知手段により振動を検知する第1のステップと、前記振動検知手段により検知された振動の大きさが予め設定された基準振動の大きさ以上である場合、前記検知された振動の大きさを前記記憶手段に記憶させる第2のステップと、前記基準振動の大きさ以上の振動が検知された場合であって、前記検知された振動の大きさが予め設定された所定の大きさ以上の場合に、前記外部電源からの電力供給を遮断する第3のステップと、を含むことを特徴とする画像形成装置の制御方法である。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の画像形成装置の制御方法であって、前記第3のステップでは、前記検知された振動の大きさが予め設定された所定の大きさ以上の場合に、前記画像形成手段による画像形成の動作を停止し、さらに前記外部電源からの電力供給を遮断することを特徴とするものである。
請求項13に記載の発明は、請求項11又は請求項12のいずれかに記載の画像形成装置の制御方法であって、前記外部電源からの電力供給が遮断された後、再び前記外部電源により前記画像形成装置に電力を供給する第4のステップと、前記外部電源から電力が供給された場合、前記記憶手段に検知された振動の大きさが記憶されているか否かの判断を行う第5のステップと、前記検知された振動の大きさが前記記憶手段に記憶されている場合は、前記通信手段による前記外部装置への前記記憶手段に記憶されている情報の送信を禁止するとともに、前記表示手段による前記記憶手段に記憶されている情報の表示を禁止する第6のステップと、を更に含むことを特徴とするものである。
請求項14に記載の発明は、請求項11又は請求項12のいずれかに記載の画像形成装置の制御方法であって、前記外部電源からの電力供給が遮断された後、再び前記外部電源により前記画像形成装置に電力を供給する第4のステップと、前記外部電源から電力が供給された場合、前記記憶手段に検知された振動の大きさが記憶されているか否かの判断を行う第5のステップと、前記検知された振動の大きさが前記記憶手段に記憶されている場合は、前記画像形成手段による画像形成の動作を禁止する第6のステップと、を更に含むことを特徴とするものである。
請求項15に記載の発明は、請求項11又は請求項12のいずれかに記載の画像形成装置の制御方法であって、前記外部電源からの電力供給が遮断された後、再び前記外部電源により前記画像形成装置に電力を供給する第4のステップと、前記外部電源から電力が供給された場合、前記記憶手段に検知された振動の大きさが記憶されているか否かの判断を行う第5のステップと、前記検知された振動の大きさが前記記憶手段に記憶されている場合は、前記画像形成手段の動作を確認し、前記確認の結果に基づいて前記画像形成手段による画像形成を禁止又は許可する第6のステップと、を更に含むことを特徴とするものである。
この発明によると、画像形成装置が起動しているときに振動を検知して、その振動の大きさに応じて画像形成の動作を停止し、さらに画像形成装置を停止することにより、異常画像の出力を未然に防止することが可能となる。
また、記憶手段に振動の大きさが記憶されている場合は、画像形成装置起動後に、少なくとも顧客情報又はユーザ情報のいずれかを含む情報の読み出しを禁止することにより、地震などが発生した後における重要情報の漏洩を防止することが可能となる。
また、記憶手段に振動の大きさが記憶されている場合は、画像形成装置起動後に、画像形成の動作を禁止することにより、不審者が勝手に画像形成装置を操作することを防止することが可能となる。また、異常画像の出力を防止することも可能となる。
さらに、画像形成手段の動作を確認し、その確認の結果に基づいて画像形成手段による画像形成を禁止又は許可することにより、地震などが発生した後における異常画像の出力を防止することが可能となる。
また、外部の管理装置に画像形成の禁止、又は重要情報の読み出しの禁止を通知することにより、早期に画像形成装置の復帰処理を行うことが可能となる。
この発明の実施形態に係る画像形成装置について図1乃至図14を参照しつつ説明する。
(構成)
この発明の実施形態に係る画像形成装置の構成について図1を参照しつつ説明する。図1は、この発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
商用電源2はAC100Vの交流電圧の供給が可能な電源であり、スイッチSWを介して画像形成装置1内の電源制御部5に接続されている。スイッチSWは、商用電源2から画像形成装置1への電圧供給を遮断又は許可するスイッチである。このスイッチSWは、操作者又は電源制御部5の制御によりON/OFFされ、スイッチSWがONにされると、商用電源2から画像形成装置1に対してAC100Vの交流電圧が供給される。一方、スイッチSWがOFFされると、商用電源2から画像形成装置1への交流電圧の供給が遮断される。
補助電源3は、商用電源2から画像形成装置1への電圧供給が遮断されたときに、振動検知器4及び制御部6を駆動させるための電源装置であり、例えば充電可能な電源装置からなる。補助電源3は振動検知器4及び電源制御部5に接続され、振動検知器4に電圧を供給するとともに、電源制御部5を介して制御部6に電圧を供給する。これにより、スイッチSWがOFFにされて商用電源2から画像形成装置1への電圧供給が遮断された場合であっても、補助電源3により振動検知器4及び電源制御部5に電圧が供給され、振動検知器4及び制御部6を駆動させることができる。
電源制御部5は、商用電源2からの電圧供給、又は補助電源3からの電圧供給を切り換えて制御部6及び画像形成部8に電圧を供給する。例えば、スイッチSWがONされている状態においては、商用電源2から受けた電圧を制御部6及び画像形成部8に供給する。一方、スイッチSWがOFFされている状態においては補助電源3から受けた電圧を制御部6に供給する。この電源制御部5は、判断部60により所定レベル以上の振動が検知されたと判断された場合は、その判断結果を受けて、スイッチSWをON状態からOFF状態に切り換える。これにより、操作者の操作によらず、商用電源2から画像形成装置1への電圧供給が自動的に遮断されて、画像形成装置1が自動的に停止する。
振動検知器4は、画像形成装置1内に設置されて振動を検知する。この振動検知器4は、公知の振動検知器からなる。例えば、歪みゲージ式、静電容量式、又は圧電式などの加速度センサが振動検知器4に用いられる。加速度センサを用いた場合、振動検知器4は振動による加速度を検知し、その加速度を電圧値に変換して制御部6に出力する。この振動検知器4から出力される電圧値が振動レベルに対応し、出力電圧値が高いほど振動レベルは高くなる。また、この振動検知器4には他の振動センサや地震センサを用いても良い。この振動検知器4は、所定の時間間隔ごとに振動を検知して、検知した振動の大きさ(電圧値)を順次、判断部60に出力する。
制御部6は、画像形成部8による記録媒体(記録紙)への画像形成を制御するとともに、振動レベルの判断及びその振動レベルに応じた画像形成装置1の動作を制御する。
判断部60は、振動レベル判断部60A、異常振動判定部60B、及び認証部60Cを備えて構成されている。
振動レベル判断部60Aは、振動検知器4から所定の時間間隔ごとに順次出力される振動の大きさ(電圧値)を受け、その振動の大きさ(電圧値)が、画像形成装置1の一般の機械振動の大きさ以上か否かの判断を行う。これにより、振動検知器4により検知された振動が、地震などに起因する異常振動か否かの判断が行われる。
振動レベル判断部60Aは、振動検知器4により検知された振動の大きさと、予め設定されて振動情報記憶部71に記憶されている基準振動の大きさとを比較し、検知された振動の大きさが基準振動の大きさ以上であるか否かの判断を行う。この基準振動の大きさが、画像形成装置1による一般の機械振動の大きさに相当する。そして、検知された振動の大きさが基準振動の大きさ以上であれば、振動レベル判断部60Aは、検知された振動を異常振動、例えば地震に起因する振動であると判断する。具体的には、振動レベル判断部60Aは、振動検知器4から出力された電圧値と、予め設定されて振動情報記憶部71に記憶されている基準電圧値とを比較し、振動検知器4から出力された電圧値が基準電圧値以上であるか否かの判断を行う。この基準電圧値は、画像形成装置1の一般の機械振動の大きさを電圧値に変換した値に相当する。つまり、振動検知器4から出力された電圧値が基準電圧値以上であれば、検知された振動は地震などに起因する異常振動であると判断される。
検知された振動の大きさが基準振動の大きさ以上である場合、振動レベル判断部60Aは、異常振動を検知したことを示す異常振動検知情報を生成し、その異常振動検知情報と検知された振動の大きさを記憶制御部61に出力する。記憶制御部61は、振動レベル判断部60Aから出力された異常振動検知情報と新たに検知された振動の大きさを振動情報記憶部71に記憶させる。
また、振動検知器4により検知された振動の大きさ(電圧値)が、基準振動の大きさ(基準電圧値)以上であった場合、さらに振動レベル判断部60Aは、振動情報記憶部71に記憶されている過去に検知された振動の大きさ(電圧値)と、振動検知器4により新たに検知された振動の大きさ(電圧値)とを比較し、新たに検知された振動の大きさ(電圧値)が、過去に検知された振動の大きさ(電圧値)よりも大きいか否かの判断を行っても良い。新たに検知された振動の大きさが過去に検知された振動の大きさよりも大きい場合、振動レベル判断部60Aは、上記の異常振動検知情報と新たに検知された振動の大きさを記憶制御部61に出力する。記憶制御部61は、振動レベル判断部60Aから出力された異常振動検知情報と新たに検知された振動の大きさを振動情報記憶部71に記憶させる。
また、振動レベル判断部60Aは、検知された振動の大きさ(電圧値)に基づいてレベル分けをし、そのレベル(振動レベルと称する)を記憶制御部61に出力する。記憶制御部61は振動レベル判断部60Aから振動レベルを受けると、その振動レベルを振動情報記憶部71に書き込んで記憶させる。振動レベル判断部60Aは、例えば、振動の大きさが10〜19(任意の単位)の場合、検知された振動を「レベル1」に分類し、振動の大きさが20〜29の場合、検知された振動を「レベル2」に分類する。このように、振動の大きさに従ってレベル分けをする。この場合、振動の大きさが大きくなるほど、「レベル1」、「レベル2」、「レベル3」、・・・と高いレベルに分類されることになる。画像形成制御部62は、この振動レベルに基づいて画像形成動作や画像読取動作の禁止又は許可を決定する。また、アクセス制御部65は、この振動レベルに基づいてアクセスを禁止又は許可する重要情報を決定する。さらに、診断/調整部66は、この振動レベルに基づいて診断/調整内容を決定する。
振動レベル判断部60Aは、上記の異常振動検知情報と振動レベルを画像形成制御部62に出力する。さらに、振動レベル判断部60Aは、異常振動検知情報を電源制御部5に出力する。電源制御部5は振動レベル判断部60Aから出力された異常振動検知情報を受けて、スイッチSWをOFF状態にする。これにより、スイッチSWが自動的にOFF状態にされ、画像形成装置1が自動的に停止する。
異常振動判定部60Bは、画像形成装置1が停止している状態から起動させられた際、つまり、スイッチSWがOFF状態からON状態にされて商用電源2から画像形成装置1に電力供給がなされた際に、振動情報記憶部71に記憶されている異常振動検知情報に基づいて、過去に異常振動が検知されか否かの判断を行う。具体的には、スイッチSWがON状態にされると、異常振動判定部60Bは記憶制御部61に異常振動検知情報の検索命令を出力する。記憶制御部61は、その検索命令に従って振動情報記憶部71内に格納されている異常振動検知情報を検索し、振動情報記憶部71に異常振動検知情報が格納されていれば、異常振動検知情報とその異常振動の振動レベルを異常振動判定部60Bに出力する。異常振動検知情報が振動情報記憶部71に記憶されている場合は、異常振動判定部60Bは、過去に異常振動が検知されたと判断する。一方、異常振動検知情報が振動情報記憶部71に格納されていない場合、異常振動判定部60Bは、過去に異常振動が検知されていないと判断する。
そして、過去に異常振動が検知されていた場合は、異常振動判定部60Bは、振動情報記憶部71から読み込んだ異常振動検知情報を、画像形成制御部62、アクセス制御部65、又は診断/調整部66に出力する。さらに、異常振動判定部60Bは、振動情報記憶部71から読み込んだ振動レベルを、アクセス制御部65又は診断/調整部66に出力する。一方、過去に異常振動が検知されていない場合は、異常振動判定部60Bは、異常振動が検知されていないことを示す信号を画像形成制御部62に出力する。
認証部60Cは、画像形成装置1が停止している状態から起動させられて、異常振動判定部60Bが過去に異常振動が検知されたと判断した場合に、画像形成装置1の操作者の認証を行って操作の許可又は禁止を決定する。そして、認証部60Cは、許可又は禁止の決定を示す信号を画像形成制御部62又はアクセス制御部65に出力する。
認証部60Cは、具体的には、表示/操作部9を用いて入力された、操作者のパスワード、操作者の指紋情報、又はICカードに付されている情報などを受けて、その操作者による操作の許可又は禁止を決定する。操作が許可されている操作者のパスワード、指紋情報や、又はICカードの情報などを予め認証情報記憶部73に記憶させておく。認証部60Cは、操作者のパスワードなどを受けると、認証情報記憶部73を参照して操作の許可又は禁止を決定する。入力されたパスワードなどが、認証情報記憶部73に記憶されているパスワードなどと一致する場合は、認証部60Cは操作の許可を与え、パスワードなどが一致しない場合は操作を禁止する。そして、認証部60Cは、操作の許可又は禁止を示す信号を、画像形成制御部62又はアクセス制御部65に出力する。
記憶制御部61は、記憶部7にアクセスして振動情報記憶部71に記憶されている基準振動の大きさ(基準電圧値)と過去に検知された振動の大きさ(電圧値)を読み込み、基準振動の大きさと過去に検知された振動の大きさを振動レベル判断部60Aに出力する。また、記憶制御部61は、振動情報記憶部71に記憶されている異常振動検知情報と振動レベルを読み込み、異常振動検知情報と振動レベルを異常振動判定部60Bに出力する。さらに記憶制御部61は、記憶部7にアクセスして重要情報記憶部72に記憶されている、少なくとも顧客情報又はユーザ情報のいずれかを含む重要情報を読み込み、表示/操作制御部63又は通信制御部64に出力する。
また、記憶制御部61は、基準振動の大きさ(基準電圧値)、検知された振動の大きさ、異常振動検知情報及び振動レベルを記憶部7の振動情報記憶部71に書き込んで記憶させ、さらに、重要情報を重要情報記憶部72に書き込んで記憶させる。
画像形成制御部62は、動作停止/許可判定部62Aと動作制御部62Bとを備えて構成され、画像形成部8の動作を制御する。
動作停止/許可判定部62Aは、画像形成装置1が起動して画像形成部8が駆動しているときに、画像形成部8の動作を停止させるべきか否かの判断を行う。動作停止/許可判定部62Bは、振動レベル判断部60Aから出力された異常振動検知情報と振動レベルを受けて、画像形成部8の動作を停止させるべきか否かの判断を行う。
動作停止/許可判定部62Aは、動作停止の判断を画像形成部8の動作ごとに行う。画像形成部8による動作内容とその動作を停止すべき振動レベル(閾値)とを対応付けたテーブルを予め作成しておき、画像形成制御部62に接続された記憶部(図示しない)に記憶させておく。例えば、出力部83による画像形成動作とその動作を停止すべき振動レベル(閾値)とを対応付けておき、画像読取部81による読み取り動作とその動作を停止すべき振動レベル(閾値)とを対応付けておき、出力部83によるトナー濃度の調整などを行う調整動作とその動作を停止すべき振動レベル(閾値)とを対応付けておき、それらの対応関係を予め記憶部(図示しない)に記憶させておく。具体的には、画像形成動作を停止させる振動レベルを「レベル1」とし、画像読み取り動作を停止させる振動レベルを「レベル2」とし、調整動作を停止させる振動レベルを「レベル3」とし、各動作とその動作を停止させる振動レベルとを対応付けて、その対応関係を記憶部に記憶させておく。
そして、動作停止/許可判定部62Aは、動作制御部62Bから出力された、現在実行されている画像形成部8の動作内容を受け、さらに振動レベル判断部60Aから出力された振動レベルを受け、上記対応付けのテーブルを参照することにより、現在実行されている動作を停止すべきか否かの判断を行う。具体的には、動作停止/許可判定部62Aは、現在実行されている動作を停止すべき振動レベル(閾値)と、振動レベル判断部60Aから出力された振動レベルとを比較し、振動レベル判断部60Aから出力された振動レベルが停止すべき振動レベル(閾値)以上であれば現在実行されている動作の禁止を決定し、閾値未満であればその動作の許可を決定する。
例えば、現在実行されている動作が画像形成動作であった場合、動作停止/許可判定部62Aは、振動レベル判断部60Aから出力された振動レベルを受け、上記対応付けのテーブルを参照することで、画像形成動作を停止すべきか否かの判断を行う。振動レベル判断部60Aから出力された振動レベルが例えば「レベル1」であった場合、画像形成動作を停止させる振動レベル(閾値)は「レベル1」であるため、動作停止/許可判定部62Aは、画像形成動作の禁止を決定する。そして、動作停止/許可判定部62Aは、その判断結果を動作制御部62Bに出力する。動作制御部62Bは、動作停止/許可判定部62Aから出力された動作停止又は許可の判断結果を受けて、画像形成部8の動作を停止又は許可する。
動作制御部62Bは、画像形成部8の動作を制御し、画像形成部8による画像形成を実行又は停止させる。画像形成装置1が起動して画像形成部8が駆動しているときに、動作停止/許可判定部62Aから出力された動作停止又は許可の判断結果を受けて、画像形成部8による画像形成動作を停止又は実行させる。
また、動作制御部62Bは、画像形成装置1が停止している状態から起動させられる際に、異常振動判定部60Bから異常振動が検知されていないことを示す信号を受け取ると、画像形成部8を駆動させて通常の立ち上げ処理を実行する。通常の立ち上げ処理には、画像形成部8による通常の画像読み取り、画像処理及び出力を行うための処理が含まれる。一方、動作制御部60Bは、画像形成装置1が停止している状態から起動させられる際に、異常振動判定部60Bから異常振動検知情報を受け取ると、画像形成部8による画像形成動作を禁止する。つまり、動作制御部62Bは、画像形成部8に通常の立ち上げ処理を実行させない。
さらに動作制御部62Bは、現在実行されている画像形成部8の動作内容を確認し、動作停止/許可判定部62Aに確認した動作内容を出力する。
アクセス制御部65は、アクセス禁止/許可判定部65Aとアクセス禁止/許可実行部65Bとを備えて構成され、記憶制御部61による重要情報記憶部72へのアクセスを禁止又は許可することで、重要情報記憶部72から重要情報の読み出しを禁止又は許可する。
ここで重要情報について説明する。重要情報には、少なくとも顧客情報又は画像形成装置1のユーザ情報のいずれかの情報が含まれている。顧客情報には、顧客名(個人名又は会社名)、メールアドレス、Fax番号、住所、又は電話番号などの情報のうち、少なくとも1つの情報が含まれているが、これらの情報に限られず、顧客を特定するための他の情報が含まれていても良い。この顧客情報は操作者により画像形成装置1に入力される情報である。また、ユーザ情報とは画像形成装置を利用する人(又は企業)の氏名(又は企業名)、メールアドレス、Fax番号、又は電話番号などのうち、少なくとも1つの情報が含まれるが、顧客情報と同様に、画像形成装置を利用する人(又は企業)を特定するための他の情報が含まれていても良い。
重要情報の一例について図6を参照しつつ説明する。例えば図6(a)の表に示すように、重要情報に含まれる顧客情報には顧客名(個人名又は会社名)とメールアドレスが含まれ、この顧客情報は振動レベルに対応付けされている。また、図6(b)の表に示すように、顧客情報には顧客名(個人名又は会社名)、メールアドレス及びFax番号が含まれていても良い。その他、住所や電話番号などが含まれる場合がある。この顧客情報は操作者により画像形成装置1に入力される情報であり、振動レベルの対応付けも操作者によりなされる。
ここで、「レベル1」が付されている顧客情報は、振動検知器4により検知された振動のレベルが「レベル1」以上の場合に読み出し/書き込みを禁止すべき顧客情報であり、「レベル2」が付されている顧客情報は、振動のレベルが「レベル2」以上の場合に読み出し/書き込みを禁止すべき顧客情報である。「レベル3」、「レベル4」、・・・、「レベルN」が付されている情報についても同様に、付されているレベル以上の振動を検知した場合に、その顧客情報の読み出し/書き込みを禁止する。つまり、この実施形態においては、重要度が高い顧客情報ほど、低い振動レベルで読み出し/書き込みが禁止されるように設定されている。
アクセス許可/禁止判定部65Aは、画像形成装置1が停止している状態から起動させられた際に、異常振動判定部60Bから異常振動検知情報を受け取ると、重要情報記憶部72へのアクセス禁止を決定する。アクセス禁止/許可実行部65Bはその決定を受けて重要情報記憶部72へのアクセスを禁止する。また、アクセス禁止/許可実行部65Bは、表示/操作部9又は通信部10を介しての重要情報記憶部72へのアクセスを禁止又は許可する。例えば表示/操作部9を用いて重要情報記憶部72からの重要情報の読み出し命令がなされた場合であっても、アクセス禁止/許可実行部65Bはその読み出しを禁止する。これにより、アクセスが禁止されている状態においては、表示/操作部9に重要情報が表示されることはない。また、画像形成装置1に接続されている他の端末装置などから、通信部10を介して重要情報記憶部72へのアクセス要求があっても、アクセス禁止/許可実行部65Bはそのアクセスを禁止する。これにより、外部の端末装置から重要情報記憶部72へのアクセス要求があっても、その端末装置に重要情報が送信されることはない。
また、アクセス禁止/許可判定部65Aは、振動レベルに応じてアクセスを禁止又は許可する重要情報を選別して、その重要情報へのアクセスの禁止又は許可を決定する。例えば、図6に示すように、重要情報とその重要情報へのアクセスを禁止すべき振動レベルとを対応付けたテーブルを予め作成しておき、アクセス制御部65に接続された記憶部(図示しない)に予め記憶させておく。例えば、「レベル1」が付されている情報は、検知された振動の振動レベルが「レベル1」以上の場合にアクセスが禁止される情報とする。また、「レベル2」が付されている情報は、検知された振動の振動レベルが「レベル2」以上の場合にアクセスが禁止される情報とする。そして、重要度が高い情報に低い振動レベルを付すことで、振動の大きさが小さくても重要度が高い情報へのアクセスが禁止されることになる。これにより、検知された振動の大きさが小さい場合、重要度が高い情報へのアクセスは禁止され、重要度が低い情報へのアクセスは許可されることになる。
そして、アクセス禁止/許可判定部65Aは、異常振動判定部60Bから出力された振動レベルを受け、上記対応付けのテーブルを参照することにより、アクセスを禁止すべき重要情報を判断する。そして、アクセス禁止/許可判定部65Aは、その判断結果をアクセス禁止/許可実行部65Bに出力する。
例えば、異常振動判定部60Bから出力された振動レベルが「レベル2」であった場合、アクセス禁止/許可判定部65Aは、「レベル1」が付されている重要情報と、「レベル2」が付されている重要情報へのアクセス禁止を決定し、その決定結果をアクセス禁止/許可実行部65Bに出力する。アクセス禁止/許可実行部65Bは、その決定結果を受けると、「レベル1」が付されている重要情報と、「レベル2」が付されている重要情報へのアクセスを禁止する。
診断/調整部66は、診断/調整内容判定部66Aと診断/調整実行部66Bとを備えて構成され、画像形成装置1が停止している状態から起動させられる際に、画像形成部8の各部の動作や位置などを確認又は調整する。
診断/調整内容判定部66Aは、画像形成装置1が停止している状態から起動させられる際に、異常振動判定部60Bから出力された振動レベルに基づいて画像形成部8の診断又は調整が必要か否かの判断を行う。画像形成部8の診断又は調整が必要な振動レベル(閾値)を予め決定しておき、診断/調整部66に接続されている記憶部(図示しない)に記憶させておく。診断/調整内容判定部66Aは、異常振動判定部60Bから出力された振動レベルと、記憶部に記憶されている振動レベル(閾値)とを比較して、異常振動判定部60Bから出力された振動レベルが閾値以上であれば調整又は診断が必要であると判断する。
調整又は診断が必要である場合、さらに調整/診断内容判定部66Aは、異常振動判定部60Bから出力された振動レベルに基づいて画像形成部8の診断又は調整の内容を決定する。例えば図14に示す表のように、振動レベルと診断/調整内容とを対応付けたテーブルを予め作成して診断/調整部66に接続されている記憶部(図示しない)に記憶させておく。診断/調整内容判定部66Bは、異常振動判定部60Bから出力された振動レベルを受け、上記対応付けのテーブルを参照することにより、その振動レベルに対応する診断/調整内容を決定する。そして診断/調整内容判定部66Aは、決定した診断/調整内容を診断/調整実行部66Bに出力する。
診断/調整実行部66Bは、診断/調整内容判定部66Aから出力された診断/調整内容に従って画像形成部8の診断/調整を実行する。診断/調整実行部66Bは、例えば、モータなどの負荷部が所定の位置(例えばホームポジション)にあるか否かの確認を行う。この場合、各負荷部の近傍に位置センサを設け、診断/調整実行部66Bはその位置センサからの出力を受けて、各負荷部がホームポジションに位置しているか否かの判断を行う。その他、診断/調整実行部66Bは、画像読取部81のスキャナの光源が所定の位置(例えばホームポジション)にあるか否かの確認を行ったり、各負荷部の動作確認も行ったりする。例えば、診断/調整実行部66Bは画像形成部8のモータを回転させて、回転の速度を測定することでそのモータが正常に回転しているか否かの判断を行う。
制御部6は、いわゆるCPU(図示しない)と、記憶部(図示しない)とを備えて構成されている。記憶部には画像形成装置1の動作を制御するための制御プログラムが格納され、CPUがその制御プログラムに記述されている各機能を実行することにより、上述した、振動レベルの判断、アクセスの禁止/許可の決定、画像形成部8の動作制御、又は診断/調整などを実行する。
記憶部7は、RAMなどのメモリやハードディスクなどの書き込み可能な記憶装置からなり、振動情報記憶部71、重要情報記憶部72、及び認証情報記憶部73を備えて構成されている。振動情報記憶部71には、検知された振動が異常振動であるか否かを判断するための規準となる基準振動の大きさ(基準電圧値)、及び、振動検知器5が過去に検知した振動の大きさ(電圧値)が記憶されている。基準振動の大きさは、操作者により予め決定されて振動情報記憶部71に記憶されている。この基準振動の大きさは、操作者によって任意の値に変えることができる。また、検知された振動が異常振動であると判断された場合に、その異常振動を検知したことを示す異常振動検知情報が、振動情報記憶部71に記憶される。
重要情報記憶部72には、重要情報が振動レベルに対応付けられて記憶されている。この重要情報には少なくとも、個人情報や企業情報などの顧客情報、又は画像形成装置1のユーザ情報のいずれかの情報が含まれている。
認証情報記憶部73には、画像形成装置1の操作が許可されている操作者のパスワード、指紋情報や、又はICカードの情報などが記憶されている。
画像形成部8は、公知の、画像読取部81、画像処理部82及び出力部83により構成されている。画像読取部81は、原稿を載置するコンタクトガラスの下部にスキャナを備えて構成され、原稿の画像データを読み取る。スキャナは、光源、レンズ及びCCD(Charge Coupled Device)等により構成され、光源から原稿へ照明操作した光の反射光を結像して光電変換することにより原稿画像を読み取る。そして、その読み取った画像データを画像処理部82に出力する。尚、画像データは、図形や写真等のイメージデータのみならず、文字や記号等のテキストデータも含む。
画像処理部82は、画像形成制御部62から入力される信号に従って、画像読取部81から入力される画像データに対して、拡大縮小、回転及び位置変換などの画像処理を行う。また、画像補正処理において、画像読取部81から入力される画像データに、濃度変換処理、色補正処理、濃度勾配補正処理、諧調特性補正処理、中間調処理等の画像処理を施し、その結果得られる出力データを出力部83に出力する。
出力部83は、公知の電子写真方式で用紙に画像を記録する。すなわち、出力部83は、レーザを用いた電子写真方式で用紙に画像を記録出力するために必要な部品、例えば、感光体、光書込み部、現像部、帯電部、クリーニング部及び定着部等を備えている。出力部83は、外部の端末装置から送られた画像データ又は画像処理部82から出力された画像データにより光書込み部を動作させて感光体上に静電潜像を形成し、現像部によりトナーを感光体上に供給して現像してトナー画像を形成する。出力部83は、給紙部から用紙を感光体と転写部との間に給紙して、感光体上のトナー画像を用紙に転写させ、トナー画像が転写された用紙を定着部に搬送して、定着部で所定の定着温度で加熱・加圧して用紙上のトナー画像を定着させることで、画像を形成する。
また、出力部83は、複数の給紙トレイを備えており、制御部6の制御の下、印刷条件で指定された給紙トレイを選択して、その給紙トレイの用紙に画像を記録出力する(印刷する)。また、出力部83は、印刷処理された用紙に最終的にステープル処理やパンチ処理などを行うフィニッシャが設けられていても良い。
上記の画像形成装置1の印刷動作は、露光、現像、転写及び定着、というプロセスを経て行われる。具体的には、出力部83により形成された各色の画像は、使用するトナーと反対極性の1次転写バイアスが印加される1次転写ローラにより、回動する中間転写ベルト上に逐次転写されて(1次転写)、合成されたカラー画像(カラートナー像)が形成される。給紙トレイ内に収容された用紙は、給紙トレイに各々設けられる送り出しローラ及び給紙ローラにより給紙され、搬送ローラ、レジストローラを経て、2次転写手段としての2次転写ローラに搬送され、記録手段上の一方の面にカラー画像が一括して転写される(2次転写)。
カラー画像が転写された用紙は、定着部により定着処理され、排紙ローラに挟持され、機外の排紙トレイ上に載置される。転写後の感光体ドラムの周面上に残った転写残りトナーは、像形成体クリーニング手段によりクリーニングされ、次の画像形成サイクルに入る。
表示/操作部9は、表示部と入力部とからなる。入力部は、カーソルキー、数字入力キー及び各種機能キー等を備えたキーボードを含み、このキーボードで押下されたキーに対応する押下信号を表示/操作制御部63に出力する。表示部は、液晶ディスプレイやELディスプレイ等により構成され、表示/操作制御部63から出力される表示信号の指示に従って、画面上に画像データ、テキストデータ、顧客情報などを表示する。なお、入力部はタッチパネル等の表示部と一体的に設けられていても良い。
表示/操作制御部63は、入力部を用いて入力された印刷命令など受け付けるとともに、表示信号に基づいて表示/操作部9に重要情報や画像データなどを表示させる。さらに、画像形成部8の動作を禁止する場合や、重要情報記憶部72へのアクセスを禁止する場合などに、表示/操作制御部63は、表示/操作部9に、画像形成動作の禁止やアクセス禁止などを報知させる。例えば、表示/操作制御部63は、表示/操作部9に、画像形成動作の禁止などを示すメッセージを表示させる。このメッセージは、表示/操作制御部63に接続されている記憶部(図示しない)に予め記憶されている情報である。
画像形成装置1は、通信部10を介してネットワークに接続されている。このネットワーク上には、ネットワーク管理装置11や、いわゆるサービスセンターに相当する管理装置12や、外部サーバ記憶装置13などが接続されている。通信部10は、例えば、電話回線、LAN、又はインターネット経由などにより画像形成装置1から出力される信号を、ネットワーク上のネットワーク管理装置11などに送信し、ネットワーク管理装置11などから出力された信号を受信する。通信制御部64は、通信部10による外部装置との通信を制御する。
ネットワーク管理装置11は、ネットワーク上に接続された画像形成装置1を管理するサーバの機能を有する。管理装置12は、いわゆるサービスセンターであり、例えば画像形成装置1の消耗品の管理などを行う。外部サーバ記憶装置13は、例えば画像サーバとしての機能を有し、画像形成装置1にて読み込まれた画像データなどを保管することが可能である。
(動作)
上記の構成を有する画像形成装置1によると、以下に示す好適な作用及び効果を奏することが可能となる。
(第1の動作)
まず、画像形成装置1による第1の動作について、図2を参照しつつ説明する。図2は、この発明の実施形態に係る画像形成装置の第1の動作を説明するためのフローチャートである。この第2の動作では、画像形成装置1が起動して駆動しているときに振動を検知し、検知した振動の大きさに従って画像形成装置1の動作を停止させるまでの処理について説明する。
まず、スイッチSWがONにされて画像形成装置1が駆動しているときに、振動検知器4により振動の検知を行う(ステップS01)。このとき振動検知器4は商用電源2又は補助電源3から電力供給を受けて駆動して振動を検知する。そして、振動検知器4が振動を検知すると(ステップS02、Yes)、振動検知器4はその振動の大きさをその大きさに応じた電圧値に変換し、その電圧値を制御部6に出力する。ここで、振動検知器4が検知した振動を「検知振動」と称することにする。
なお、スイッチSWがONにされて外部電源から電力供給を受けているときの画像形成装置1の状態には、画像形成の動作を行っている状態の他、いわゆるアイドリング中やジャム発生中(紙詰まり発生中)などの状態が含まれていても良い。
振動レベル判断部60Aは、振動検知器4から出力された検知振動の大きさ(電圧値)を受けると、その検知振動の大きさ(電圧値)と、振動情報記憶部71に記憶されている基準振動の大きさ(基準電圧値)とを比較し、検知振動が地震などに起因する異常振動であるか否かの判断を行う(ステップS03)。つまり、基準振動の大きさは、画像形成装置1の一般の機械振動の大きさに相当するため、検知振動の大きさが基準振動の大きさ以上であれば、振動レベル判断部60Aは、検知振動を異常振動、例えば地震に起因する振動であると判断する。
振動レベル判断部60Aが、振動検知器4から出力された検知振動の大きさ(電圧値)が基準振動の大きさ(基準電圧値)以上であると判断し、検知振動を異常振動であると判断した場合(ステップS03、Yes)、振動レベル判断部60Aは、検知振動の大きさ(電圧値)を記憶制御部61に出力する。さらに、振動レベル判断部60Aは、異常振動を検知したことを示す異常振動検知情報を生成して記憶制御部61に出力する。記憶制御部61は、振動レベル判断部60Aから出力された検知振動の大きさを振動情報記憶部71に記憶させるとともに、異常振動検知情報を振動情報記憶部71に記憶させる(ステップS06)。
さらに、振動レベル判断部60Aは、検知振動の大きさをレベル分けし、検知振動の大きさに対応する振動レベルを記憶制御部61に出力する。記憶制御部61は、その振動レベルを振動情報記憶部71に記憶させる。
また、振動レベル判断部60Aが、振動検知器4から出力された検知振動の大きさ(電圧値)が基準振動の大きさ(基準電圧値)以上であると判断し、検知振動を異常振動であると判断した場合(ステップS03、Yes)、さらに振動レベル判断部60Aは、上記検知振動の大きさ(電圧値)と、振動情報記憶部71に記憶されている、過去に検知された振動の大きさ(電圧値)とを比較し、いずれの振動が大きいのか判断しても良い(ステップS04)。そして、振動検知器4により新たに検知された検知振動の大きさ(電圧値)が、過去に検知された振動の大きさ(電圧値)よりも大きい場合(ステップS05、Yes)、振動レベル判断部60Aは検知振動の大きさ(電圧値)を記憶制御部61に出力する。さらに、振動レベル判断部60Aは、異常振動を検知したことを示す異常振動検知情報を生成して記憶制御部61に出力する。記憶制御部61は、振動レベル判断部60Aから出力された検知振動の大きさを振動情報記憶部71に記憶させるとともに、異常振動検知情報を振動情報記憶部71に記憶させる(ステップS06)。これにより、振動情報記憶部71に記憶されている過去に検知された振動の大きさ(電圧値)が更新される。
なお、ステップS04及びステップS05の処理については、この発明における必須の処理ではないため、ステップS04及びステップS05の処理を実行しなくても構わない。
一方、振動レベル判断部60Aが、振動検知器4により検知された検知振動の大きさ(電圧値)が基準振動の大きさ(基準電圧値)未満であると判断し、検知振動を一般の機械振動に相当すると判断した場合(ステップS03、No)、引き続き、振動検知器4は振動を検知し続ける(ステップS01)。この状態においては、画像形成装置1の動作は停止させられない。
また、振動レベル判断部60Aが、検知振動の大きさが基準振動の大きさ以上であると判断した場合(ステップS03、Yes)、振動レベル判断部60Aは異常振動が検知されたことを示す異常振動検知情報と振動レベルを画像形成制御部62に出力する。
画像形成制御部62内の動作制御部62Bは、振動レベル判断部60Aから出力された異常振動検知情報を受けると、画像形成部8の動作内容を確認する(ステップS07)。例えば、画像読取部81が画像読取中であった場合は、動作制御部62Bは画像読取中であることを示す信号を動作禁止/許可判定部62Aに出力する。また、出力部83において画像形成中であれば、動作制御部62Bは画像形成中であることを示す信号を動作禁止/許可判定部62Aに出力する。さらに、出力部83においてトナー濃度などの調整中である場合は、動作制御部62Bは、調整中であることを示す信号を動作停止/許可判定部62Aに出力する。
動作禁止/許可判定部62Aは、動作制御部62Bから画像形成部8の動作内容を示す信号を受けると、振動検知器4により検知された振動の振動レベルに基づいて、画像形成部8の動作を停止させるべきか否かの判断を行う(ステップS08、S12、又はS16)。例えば、各動作内容と動作を停止すべき振動レベルを対応付けたテーブルを予め作成して記憶部(図示しない)に記憶させておき、動作禁止/許可判定部62Aはそのテーブルを参照することで、各動作を停止すべきか否かの判断を行う。
例えば、出力部83による画像形成動作中であった場合、動作停止/許可判定部62Aは、振動検知器4により検知された振動の振動レベルと、画像形成動作を停止すべき振動レベルとを比較する(ステップS08)。検知された振動の振動レベルが、画像形成動作を停止すべき振動レベル以上であった場合(ステップS08、Yes)、動作禁止/許可判定部62Aは、出力部83による画像形成動作を停止すべきと判断し、その判断結果を動作制御部62Bに出力する。そして、動作制御部62Bは、その判断結果に従って出力部83による画像形成動作を停止させる(ステップS09)。
具体的には、出力部83による画像形成動作を停止させる振動レベルを「レベル1」とした場合、検知された振動の振動レベルが「レベル1」以上であれば、動作禁止/許可判定部62Aは、出力部63による画像形成動作の禁止を決定する。動作制御部62Bは、画像形成動作の禁止の決定を受けると、出力部83による画像形成動作を停止させる。
動作制御部62Bが出力部83による画像形成動作を停止させると、動作制御部62Bはその停止を示す信号を振動レベル判断部60Aに出力する。振動レベル判断部60Aは、その停止を示す信号を受けると、画像形成装置1の電源をOFFすることが可能であると判断し(ステップS10、Yes)、電源制御部5に異常振動検知情報を出力する。電源制御部5は、振動レベル判断部60Aから異常振動検知情報を受けると、スイッチSWをOFF状態にする(ステップS11)。これにより、商用電源2から画像形成装置1への電力供給が自動的に遮断される。
一方、検知された振動の振動レベルが、画像形成動作を停止すべき振動レベル未満であった場合(ステップS08、No)、動作禁止/許可判定部62Aは、出力部83による画像形成動作を継続すべきと判断し、その判断結果を動作制御部62Bに出力する。そして、動作制御部62Bは、その判断結果に従って出力部83による画像形成動作を継続させる。その後、動作制御部62Bは画像形成部8の動作内容を再び確認し(ステップS07)、確認した動作内容を動作禁止/許可判定部62Aに出力する。
画像形成部8の動作内容が、画像読取部81による画像読取中であった場合、動作停止/許可判定部62Aは、振動検知器4により検知された振動の振動レベルと、画像読取動作を停止すべき振動レベルとを比較する(ステップS12)。検知された振動の振動レベルが、画像読取動作を停止すべき振動レベル以上であった場合(ステップS12、Yes)、動作禁止/許可判定部62Aは、画像読取部81による画像読取動作を停止すべきと判断し、その判断結果を動作制御部62Bに出力する。そして、動作制御部62Bは、その判断結果に従って画像読取部81による画像読取動作を停止させる(ステップS13)。
具体的には、画像読取部81による画像読取動作を停止させる振動レベルを「レベル2」とした場合、検知振動のレベルが「レベル2」以上であれば、動作禁止/許可判定部62Aは、画像読取部82による画像読取動作の禁止を決定する。動作制御部62Bは、画像読取動作の禁止の決定を受けると、画像読取部81による画像読取動作を停止させる。
動作制御部62Bが画像読取部81による画像読取動作を停止させると、動作制御部62Bはその停止を示す信号を振動レベル判断部60Aに出力する。振動レベル判断部60Aは、その停止を示す信号を受けると、画像形成装置1の電源をOFFすることが可能であると判断し(ステップS14、Yes)、電源制御部5に異常振動検知情報を出力する。電源制御部5は、振動レベル判断部60Aから異常振動検知情報を受けると、スイッチSWをOFF状態にする(ステップS15)。これにより、商用電源2から画像形成装置1への電力供給が自動的に遮断される。
一方、検知された振動の振動レベルが、画像読取動作を停止すべき振動レベル未満であった場合(ステップS12、No)、動作禁止/許可判定部62Aは、画像読取部81による画像読取動作を継続すべきと判断し、その判断結果を動作制御部62Bに出力する。そして、動作制御部62Bは、その判断結果に従って画像読取部81による画像読取動作を継続させる。その後、動作制御部62Bは画像形成部8の動作内容を再び確認し(ステップS07)、確認した動作内容を動作禁止/許可判定部62Aに出力する。
また、画像形成部8の動作内容が、出力部83によるトナー濃度などの調整動作中であった場合、動作停止/許可判定部62Aは、振動検知器4により検知された振動の振動レベルと、調整動作を停止すべき振動レベルとを比較する(ステップS16)。検知された振動の振動レベルが、調整動作を停止すべき振動レベル以上であった場合(ステップS16、Yes)、動作禁止/許可判定部62Aは、出力部83による調整動作を停止すべきと判断し、その判断結果を動作制御部62Bに出力する。そして、動作制御部62Bは、その判断結果に従って出力部83による調整動作を停止させる(ステップS17)。
具体的には、出力部83による調整動作を停止させる振動レベルを「レベル3」とした場合、検知された振動の振動レベルが「レベル3」以上であれば、動作禁止/許可判定部62Aは、出力部83による調整動作の禁止を決定する。動作制御部62Bは、調整動作の禁止の決定を受けると、出力部83による調整動作を停止させる。
動作制御部62Bが出力部83による調整動作を停止させると、動作制御部62Bはその停止を示す信号を振動レベル判断部60Aに出力する。振動レベル判断部60Aは、その停止を示す信号を受けると、画像形成装置1の電源をOFFにすることが可能であると判断し(ステップS18、Yes)、電源制御部5に異常振動検知情報を出力する。電源制御部5は、振動レベル判断部60Aから異常振動検知情報を受けると、スイッチSWをOFF状態にする(ステップS19)。これにより、商用電源2から画像形成装置1への電力供給が自動的に遮断される。
一方、検知された振動の振動レベルが、調整動作を停止すべき振動レベル未満であった場合(ステップS16、No)、動作禁止/許可判定部62Aは、出力部83による調整動作を継続すべきと判断し、その判断結果を動作制御部62Bに出力する。そして、動作制御部62Bは、その判断結果に従って出力部83による調整動作を継続させる。その後、動作制御部62Bは画像形成部8の動作内容を再び確認し(ステップS07)、確認した動作内容を動作禁止/許可判定部62Aに出力する。そして、上述したステップS08〜ステップS19の処理を実行する。
以上のように異常振動が検知された場合に、画像形成部8の動作を停止し、さらに商用電源2から画像形成装置1への電力供給を自動的に遮断して画像形成装置1を停止させることにより、異常画像の出力を未然に防止することが可能となる。また、振動レベルに応じて画像形成部8の各動作を禁止又は許可することにより、動作可能な振動レベルの範囲においては、可能な限り画像形成部8の動作を継続させることができる。
(第2の動作)
次に、画像形成装置1による第2の動作について、図3から図6を参照しつつ説明する。図3は、この発明の実施形態に係る画像形成装置の第2の動作を説明するためのフローチャートである。図4及び図5は、認証処理が実行される際に表示/操作部に表示されるメッセージの一例である。図6は、重要情報の内容を示す表である。この第2の動作では、画像形成装置1が停止している状態から画像形成装置1を起動させ、その起動後、重要情報記憶部72へのアクセスを制御するまでの処理について説明する。例えば、上述した第1の動作のように、地震に起因する異常振動が検知されて画像形成装置1の動作が自動的に停止させられ、さらに画像形成装置1への電力供給が自動的に遮断させられた後に、操作者によりスイッチSWがON状態にされた場合の処理について説明する。
スイッチSWがOFF状態になっているとき、つまり、画像形成装置1の動作が停止しているときに、操作者によりスイッチSWがON状態にされると(ステップS20)、電源制御部5はスイッチSWがON状態にされたことを示す信号を判断部60に出力する。
異常振動判定部60Bは、電源制御部5からスイッチSWがON状態にされたことを示す信号を受けると、記憶制御部61に対して異常振動検知情報の検索命令を出力する。記憶制御部61はその検索命令に従って振動情報記憶部71内の異常振動検知情報を検索する。スイッチSWがON状態にされる前に地震などに起因する異常振動が検知されている場合は、上述した第1の動作のように、異常振動検知情報、振動の大きさ及び振動レベルが振動情報記憶部71に記憶されている。この場合、記憶制御部61は異常振動検知情報と振動レベルを振動情報記憶部71から読み込んで異常振動判定部60Bに出力する。
異常振動検知情報が振動情報記憶部71内に格納されている場合、異常振動判定部60BはスイッチSWがON状態にされる前に異常振動が検知されたと判断する(ステップS21、Yes)。一方、異常振動検知情報が振動情報記憶部71内に格納されていない場合、異常振動判定部60BはスイッチSWがON状態にされる前に異常振動が検知されていないと判断し(ステップS21、No)、処理は終了する。この場合、重要情報記憶部72へのアクセスは制限されない。
このように異常振動判定部60Bにより異常振動が検知されたと判断された場合、認証部60Cは認証処理を実行する(ステップS22)。例えば、表示/操作制御部63は、図4(a)に示すように、表示/操作部9のモニタ画面9a上にパスワードの入力画面を表示させる。そして、操作者が表示/操作部9を用いてパスワードを入力すると、認証部60Cは表示/操作制御部63を介してそのパスワードを受け、操作が許可された操作者のパスワードなどを記憶した認証情報記憶部73を参照して操作の許可又は禁止を決定する。入力されたパスワードが、操作が許可された操作者のパスワードと一致する場合は、認証部60Cは画像形成装置1の操作を許可する(ステップS23、Yes)。この場合、表示/操作制御部63は、図4(b)に示すように、表示/操作部9にアクセス可能を示すメッセージを表示させる。
認証部60Cの認証処理により操作が許可されると、異常振動判定部60Bは異常振動検知情報と振動レベルをアクセス制御部65に出力する。アクセス禁止/許可実行部65Bは異常振動判定部60Bから異常振動検知情報と振動レベルを受けると、その異常振動検知情報に従って重要情報記憶部72へのアクセスを禁止する。
さらにアクセス禁止/許可判定部65Aは、異常振動判定部60Bから出力された振動レベルに応じてアクセスを禁止又は許可する重要情報を選別し、その重要情報へのアクセスの禁止又は許可を決定する(ステップS24)。アクセス禁止/許可判定部65Aは、異常振動判定部60Bから振動レベルを受けると、図6に示す、重要情報とアクセスを禁止すべき振動レベルとを対応付けたテーブルを参照することにより、アクセスを禁止すべき重要情報を決定する。例えば、異常振動判定部60Bから出力された振動のレベルが「レベル1」であった場合、アクセス禁止/許可決定部65Aは、「レベル1」が付されている重要情報へのアクセス禁止を決定し、その決定結果をアクセス禁止/許可実行部65Bに出力する。アクセス禁止/許可実行部65Bは、その決定結果を受けると、「レベル1」が付されている重要情報へのアクセスを禁止する(ステップS25)。この場合、「レベル2」以上の振動レベルが付されている重要情報へのアクセスは許可される。
また、異常振動判定部60Bから出力された振動レベルが「レベル2」であった場合、アクセス禁止/許可判定部65Aは、「レベル1」が付されている重要情報と、「レベル2」が付されている重要情報へのアクセス禁止を決定し、その決定結果をアクセス禁止/許可実行部65Bに出力する。アクセス禁止/許可実行部65Bは、その決定結果を受けると、「レベル1」が付されている重要情報と、「レベル2」が付されている重要情報へのアクセスを禁止する(ステップS26)。この場合、「レベル3」以上の振動レベルが付されている重要情報へのアクセスは許可される。
このようにアクセス制御部65は、検知された振動レベルに応じてアクセスを禁止又は許可する。アクセスを禁止する場合、アクセス禁止/許可実行部65Bは、記憶制御部61による重要情報記憶部72からの重要情報の読み出しを禁止し、記憶制御部61による重要情報記憶部72への書き込みを禁止する。さらに、外部装置からのアクセスを禁止するため、アクセス禁止/許可実行部65Bは、通信部10を介しての重要情報記憶部72へのアクセスを禁止する。これにより、通信部10を介しての外部装置から重要情報記憶部72へのアクセスが制限され、重要情報記憶部72に記憶されている重要情報が外部装置に漏洩することがない。また、アクセス禁止/許可実行部65Bは、表示/操作部10による重要情報の表示を禁止するため、表示/操作部10を用いて重要情報記憶部72から重要情報の読み出し命令がなされた場合であっても、アクセス禁止/許可実行部65Bはその読み出しを禁止する。これにより、アクセスが禁止されている状態においては、表示/操作部9に重要情報が表示されることはない。
また、表示/操作部9から入力されたパスワードが、操作が許可された操作者のパスワードと一致しない場合は、認証部60Cは画像形成装置1の操作を許可せず(ステップS23、No)、認証不可の回数をカウントする(ステップS28)。認証不可の回数が予め設定された回数未満の場合は(ステップS29、No)、再び認証処理が実行される(ステップS22)。そして、認証不可の回数が予め設定した回数以上になった場合(ステップS29、Yes)、認証部60Cはアクセス制御部65に認証不可を示す信号を出力する。アクセス制御部65は認証部60Cからその信号を受けると、重要情報記憶部72へのアクセスを禁止する(ステップS30)。これにより、重要情報記憶部72に記憶されている全ての重要情報へのアクセスが禁止されることになる。つまり、振動レベルに関係なく全ての重要情報へのアクセスが禁止されることになる。
そして、認証部60Cは表示/操作制御部63に対して認証不可を示す信号を出力する。表示/操作制御部63はその信号を受けると、表示/操作部9に認証不可を示すメッセージを表示させる。表示/操作制御部63は、例えば図4(c)に示すように、表示/操作部9のモニタ画面9a上に認証不可とアクセス不可を示すメッセージを表示させる。
なお、認証処理として、指紋認証やICカードによる認証を行っても良い。この場合、認証部60Cが認証処理を開始すると、表示/操作制御部63は表示/操作部9に、図5(a)に示す認証作業を要求するメッセージを表示させる。そして、認証されて操作が許可されると、図5(b)に示すようにアクセス可能を示すメッセージが表示され、認証されずに操作が禁止されると、図5(c)に示すように認証不可を示すメッセージが表示される。
以上のように地震などに起因する異常振動を判別し、アクセス制御部65が重要情報記憶部72へのアクセスを禁止することにより、不審者による情報漏洩を防止することが可能となる。また、振動レベルに応じて重要情報へのアクセスを禁止又は許可することにより、重要度が高い情報ほど、低い振動レベルで読み出し/書き込みが禁止される。例えば、顧客情報は重要度が高いと考えられるため、顧客情報には低い振動レベル(例えば「レベル1」)を付しておくことにより、低い振動レベルであってもその情報へのアクセスが禁止される。一方、画像形成装置1のメンテナンス業者に関する情報などは重要度が低いと考えられるため、この情報に高い振動レベル(例えば「レベル5」)を付しておくことにより、低い振動レベルの振動が検知された場合は、そのメンテナンス業者などの情報へのアクセスが許可される。
(第3の動作)
次に、画像形成装置1による第3の動作について、図7から図9を参照しつつ説明する。図7は、この発明の実施形態に係る画像形成装置の第3の動作を説明するためのフローチャートである。図8及び図9は、認証処理が実行される際に表示/操作部に表示されるメッセージの一例である。この第3の動作では、画像形成装置1が停止している状態から画像形成装置1を起動させ、その起動後、画像形成部8の動作を禁止又は許可するまでの処理について説明する。例えば、上述した第1の動作のように、地震に起因する異常振動が検知されて画像形成装置1の動作が自動的に停止させられ、さらに画像形成装置1への電力供給が自動的に遮断された後に、操作者によりスイッチSWがON状態にされた場合の処理について説明する。
スイッチSWがOFF状態になっているとき、つまり、画像形成装置1の動作が停止しているときに、操作者によりスイッチSWがON状態にされると(ステップS40)、電源制御部5はスイッチSWがON状態にされたことを示す信号を判断部60に出力する。
異常振動判定部60Bは、電源制御部5からスイッチSWがON状態にされたことを示す信号を受けると、記憶制御部61に対して異常振動検知情報の検索命令を出力する。記憶制御部61はその検索命令に従って振動情報記憶部71内の異常振動検知情報を検索する。スイッチSWがON状態にされる前に地震などに起因する異常振動が検知されている場合は、上述した第1の動作のように、異常振動検知情報、振動の大きさ及び振動レベルが振動情報記憶部71に記憶されている。この場合、記憶制御部61は異常振動検知情報を振動情報記憶部71から読み込んで異常振動判定部60Bに出力する。
異常振動検知情報が振動情報記憶部71内に格納されている場合、異常振動判定部60BはスイッチSWがON状態にされる前に異常振動が検知されたと判断する(ステップS41、Yes)。一方、異常振動検知情報が振動情報記憶部71内に格納されていない場合、異常振動判定部60BはスイッチSWがON状態にされる前に異常振動が検知されていないと判断し(ステップS41、No)、処理は終了する。この場合、異常振動判定部60Bは異常振動が検知されていないことを示す信号を画像形成制御部62に出力する。画像形成制御部62内の動作制御部62Bは、異常振動が検知されていない信号を受けると、画像形成部8を駆動して通常の立ち上げ処理を実行させる(ステップS44)。
異常振動判定部60Bにより異常振動が検知されたと判断された場合、認証部60Cは認証処理を実行する(ステップS42)。例えば、表示/操作制御部63は、図8(a)に示すように、表示/操作部9のモニタ画面9a上にパスワードの入力画面を表示させる。そして、操作者が表示/操作部9を用いてパスワードを入力すると、認証部60Cは表示/操作制御部63を介してそのパスワードを受け、操作が許可された操作者のパスワードなどの記憶した記憶部(図示しない)を参照して操作の許可又は禁止を決定する。入力されたパスワードが、操作が許可された操作者のパスワードと一致する場合は、認証部60Cは画像形成装置1の操作を許可する(ステップS43、Yes)。この場合、表示/操作制御部63は、図8(b)に示すように、表示/操作部9に画像形成可能を示すメッセージを表示させる。
認証部60Cの認証処理により操作が許可されると、認証部60Cは認証許可の決定を画像形成制御部62に出力する。画像形成制御部62内の動作制御部62Bはその認証許可の決定を受けると、画像形成部8を駆動させて通常の立ち上げ処理を実行させる(ステップS44)。
また、表示/操作部9から入力されたパスワードが、操作が許可された操作者のパスワードと一致しない場合は、認証部60Cは画像形成装置1の操作を許可せず(ステップS43、No)、認証不可の回数をカウントする(ステップS45)。認証不可の回数が予め設定された回数未満の場合は(ステップS46、No)、再び認証処理が実行される(ステップS42)。そして、認証不可の回数が予め設定した回数以上になった場合(ステップS46、Yes)、認証部60Cは画像形成制御部62に認証不可を示す信号を出力する。画像形成制御部62は認証部60Cからその信号を受けると、画像形成部8の動作を禁止する(ステップS47)。これにより、画像読取部81による画像読取動作や出力部83による画像形成動作が実行されることはない。
そして、認証部60Cは表示/操作制御部63に対して認証不可を示す信号を出力する。表示/操作制御部63はその信号を受けると、表示/操作部9に認証不可を示すメッセージを表示させる。表示/操作制御部63は、例えば図8(c)に示すように、表示/操作部9のモニタ画面9a上に認証不可と画像形成動作不可を示すメッセージを表示させる。
なお、認証処理として、第2の動作と同様に指紋認証やICカードによる認証を行っても良い。この場合、認証部60Cが認証処理を開始すると、表示/操作制御部63は表示/操作部9に、図9(a)に示す認証作業を要求するメッセージを表示させる。そして、認証されて操作が許可されると、図9(b)に示すように画像形成動作可能を示すメッセージを表示させ、認証されずに操作が禁止されると、図9(c)に示すように認証不可を示すメッセージを表示させる。
以上のように、地震などが発生して画像形成装置1が放置された場合であっても、画像形成部8の動作を禁止することにより、操作が許可されていない不審者などが勝手に画像形成装置1を操作して、コピーやFaxなどを行うことを防止することが可能となる。
(第4の動作)
次に、画像形成装置1による第4の動作について、図10から図12を参照しつつ説明する。図10及び図12は、この発明の実施形態に係る画像形成装置の第4の動作を説明するためのフローチャートである。図11は、認証処理が実行される際に表示/操作部に表示されるメッセージの一例である。この第4の動作では、画像形成装置1が停止している状態から画像形成装置1を起動させ、その起動後、画像形成部8の動作を禁止又は許可し、さらに、管理装置12(サービスセンター)又はネットワーク管理装置11に異常振動検知を通知するまでの処理について説明する。例えば、上述した第1の動作のように、地震に起因する異常振動が検知されて画像形成装置1の動作が自動的に停止させられ、さらに画像形成装置1への電力供給が自動的に遮断された後に、操作者によりスイッチSWがON状態にされた場合の処理について説明する。
スイッチSWがOFF状態になっているとき、つまり、画像形成装置1の動作が停止しているとき、操作者によりスイッチSWがON状態にされると(ステップS50)、電源制御部5はスイッチSWがON状態にされたことを示す信号を判断部60に出力する。
異常振動判定部60Bは、電源制御部5からスイッチSWがON状態にされたことを示す信号を受けると、記憶制御部61に対して異常振動検知情報の検索命令を出力する。記憶制御部61はその検索命令に従って振動情報記憶部71内の異常振動検知情報を検索する。スイッチSWがON状態にされる前に地震などに起因する異常振動が検知されている場合は、上述した第1の動作のように、異常振動検知情報、振動の大きさ及び振動レベルが振動情報記憶部71に記憶されている。この場合、記憶制御部61は異常振動検知情報を振動情報記憶部71から読み込んで異常振動判定部60Bに出力する。
異常振動検知情報が振動情報記憶部71内に格納されている場合、異常振動判定部60BはスイッチSWがON状態にされる前に異常振動が検知されたと判断する(ステップS51、Yes)。一方、異常振動検知情報が振動情報記憶部71内に格納されていない場合、異常振動判定部60BはスイッチSWがON状態にされる前に異常振動が検知されていないと判断し(ステップS51、No)、処理は終了する。この場合、異常振動判定部60Bは異常振動が検知されていないことを示す信号を画像形成制御部62に出力する。画像形成制御部62内の動作制御部62Bは、異常振動が検知されていない信号を受けると、画像形成部8を駆動して通常の立ち上げ処理を実行させる(ステップS55)。
異常振動判定部60Bは、異常振動が検知されたと判断した場合、異常振動検知情報を通信制御部64に出力するとともに、画像形成制御部62にも異常振動検知情報を出力する。通信制御部64は異常振動判定部60Bから異常振動検知情報を受けると、通信部10に、ネットワークに接続されている管理装置12(サービスセンター)に異常振動を検知したことを通知させる(ステップS52)。
また、画像形成制御部62内の動作制御部62Bは異常振動判定部60Bから異常振動検知情報を受けると、画像形成部8の動作を禁止する(ステップS53)。これにより、画像形成部8による画像形成動作や画像読取動作が実行されることがない。
以上のように、スイッチSWをON状態にする前に異常振動が検知されていると判断された場合に、画像形成部8の動作を禁止することにより、異常画像の出力を防止することが可能となる。
また、管理装置12(サービスセンター)への異常振動検知の通知により、管理装置12が設置されているサービスセンターのサービスマンは、画像形成装置1の異常を認識することが可能となり、早期に画像形成装置1の復帰処理を行うことが可能となる。
また、異常振動判定部60Bは、異常振動検知情報を表示/操作制御部63に出力する。表示/操作制御部63は異常振動判定部60Bから異常振動検知情報を受けると、図11(a)に示すように、表示/操作部9のモニタ画面9a上に異常振動を検知したことを示すメッセージと、画像形成動作を禁止するメッセージを表示させる。
管理装置12(サービスセンター)は画像形成装置1から異常振動検知の通知を受けると、画像形成部8の動作を許可するか禁止するかの判断を行う。この判断は、サービスセンターのサービスマンなど行っても良い。画像形成部8の動作を許可する場合は、画像形成装置1に対して動作許可を示す信号を送信する。
管理装置13(サービスセンター)から送信された動作許可を示す信号は、通信部10を介して画像形成制御部62に出力される。このように管理装置13から画像形成部8の動作許可を示す信号が送信されると(ステップS54、Yes)、画像形成制御部62内の動作制御部62Bは、その信号に従って画像形成部8を駆動させて通常の立ち上げ処理を実行させる(ステップS55)。
また、管理装置13から送信された動作許可を示す信号は、通信部10を介して表示/操作制御部63に出力される。表示/操作制御部63は動作許可を示す信号を受けると、図11(b)に示すように、表示/操作部9のモニタ画面9a上に動作許可が得られたことを示すメッセージと、画像形成動作が可能であることを示すメッセージを表示させる。
以上のように管理装置12に対して異常振動検知を通知し、その管理装置13から動作許可を示す信号を受けて画像形成部8に通常の立ち上げ処理を実行させることにより、早期に画像形成装置1の復帰処理を行うことが可能となる。
また、異常振動検知を管理装置12(サービスセンター)に通知する代わりに、ネットワーク管理装置11に対してその異常振動検知を通知しても良い。管理装置12(サービスセンター)に異常振動検知を通知したように、スイッチSWがON状態にされると(ステップS60)、異常振動判定部60Bは、異常振動検知情報の有無を確認してスイッチSWがON状態にされる前に異常振動が検知されたか否かの判断を行う(ステップS61)。異常振動検知情報が振動情報記憶部71に格納されていない場合は、画像形成制御部62は画像形成部8を駆動させて通常の立ち上げ処理を実行させる(ステップS65)。
一方、異常振動検知情報が振動情報記憶部71内に格納されている場合、異常振動判定部60Bは、異常振動検知情報を通信制御部64に出力するとともに、画像形成制御部62にも異常振動検知情報を出力する。通信制御部64は異常振動判定部60Bから異常振動検知情報を受けると、通信部10に、ネットワークに接続されているネットワーク管理装置11(サーバ)に異常振動を検知したことを通知させる(ステップS62)。
また、画像形成制御部62内の動作制御部62Bは異常振動判定部60Bから異常振動検知情報を受けると、画像形成部8の動作を禁止する(ステップS63)。これにより、画像形成部8による画像形成動作や画像読取動作が実行されることがない。
以上のように、スイッチSWをON状態にする前に異常振動が検知されていると判断された場合に、画像形成部8の動作を禁止することにより、異常画像の出力を防止することが可能となる。
また、ネットワーク管理装置11(サーバ)への異常振動検知の通知により、サーバの管理者は、画像形成装置1の異常を認識することが可能となり、早期に画像形成装置1の復帰処理を行うことが可能となる。
ネットワーク管理装置11(サーバ)は画像形成装置1から異常振動検知の通知を受けると、画像形成部8の動作を許可するか禁止するかの判断を行う。この判断は、サーバの管理者などが行っても良い。画像形成部8の動作を許可する場合は、画像形成装置1に対して動作許可を示す信号を送信する。
ネットワーク管理装置11(サーバ)から送信された動作許可を示す信号は、通信部10を介して画像形成制御部62に出力される。このようにネットワーク管理装置11(サーバ)から画像形成部8の動作許可を示す信号が送信されると画像形成部8の動作禁止が解除され(ステップS64、Yes)、画像形成制御部62内の動作制御部62Bは、画像形成部8を駆動させて通常の立ち上げ処理を実行させる(ステップS65)。
また、ネットワーク管理装置11(サーバ)から画像形成装置1に対して動作許可を示す信号を送信せずに、ネットワーク管理者が直接、画像形成装置1を操作して画像形成部8の動作の禁止を解除しても良い。例えば、動作禁止解除用のパスワードを予め画像形成装置1に設定しておき、ネットワーク管理者が直接、画像形成装置1にそのパスワードを入力して動作禁止を解除しても良い。
以上のようにネットワーク管理装置11(サーバ)に対して異常振動検知を通知し、そのネットワーク管理装置11(サーバ)から動作許可を示す信号を受けて、又は、ネットワーク管理者が直接、画像形成装置1に動作禁止解除用のパスワードを入力して、画像形成部8に通常の立ち上げ処理を実行させることにより、早期に画像形成装置1の復帰処理を行うことが可能となる。
(第5の動作)
次に、画像形成装置1による第5の動作について、図13及び図14を参照しつつ説明する。図13は、この発明の実施形態に係る画像形成装置の第5の動作を説明するためのフローチャートである。図14は診断/調整の内容を示す表である。この第5の動作では、画像形成装置1が停止している状態から画像形成装置1を起動させ、その起動後、画像形成部8を診断又は調整するまでの処理について説明する。例えば、上述した第1の動作のように、地震に起因する異常振動が検知されて画像形成装置1の動作が自動的に停止させられ、さらに画像形成装置1への電力供給が自動的に遮断された後に、操作者によりスイッチSWがON状態にされた場合の処理について説明する。
スイッチSWがOFF状態になっているとき、つまり、画像形成装置1の動作が停止しているとき、操作者によりスイッチSWがON状態にされると(ステップS70)、電源制御部5はスイッチSWがON状態にされたことを示す信号を判断部60に出力する。
異常振動判定部60Bは、電源制御部5からスイッチSWがON状態にされたことを示す信号を受けると、記憶制御部61に対して異常振動検知情報の検索命令を出力する。記憶制御部61はその検索命令に従って振動情報記憶部71内の異常振動検知情報を検索する。スイッチSWがON状態にされる前に地震などに起因する異常振動が検知されている場合は、上述した第1の動作のように、異常振動検知情報、振動の大きさ及び振動レベルが振動情報記憶部71に記憶されている。この場合、記憶制御部61は異常振動検知情報と振動レベルを振動情報記憶部71から読み込んで異常振動判定部60Bに出力する。
異常振動検知情報が振動情報記憶部71内に格納されている場合、異常振動判定部60BはスイッチSWがON状態にされる前に異常振動が検知されたと判断する(ステップS71、Yes)。一方、異常振動検知情報が振動情報記憶部71内に格納されていない場合、異常振動判定部60BはスイッチSWがON状態にされる前に異常振動が検知されていないと判断し(ステップS71、No)、処理は終了する。この場合、異常振動判定部60Bは異常振動が検知されていないことを示す信号を画像形成制御部62に出力する。画像形成制御部62内の動作制御部62Bは、異常振動が検知されていない信号を受けると、画像形成部8を駆動して通常の立ち上げ処理を実行させる(ステップS79)。
異常振動判定部60Bが、異常振動が検知されたと判断した場合、異常振動判定部60Bは、異常振動検知情報と振動レベルを診断/調整部66に出力する。診断/調整部66は異常振動判定部60Bから異常振動検知情報と振動レベルを受けると、その異常振動検知情報に従って画像形成部8の診断/調整を実行する。
診断/調整部66内の診断/調整内容判定部66Aは異常振動判定部60Bから振動レベルを受けると、その振動レベルに基づいて画像形成部8の各部の動作などの診断又は調整が必要か否かの判断を行う(ステップS72)。診断/調整内容判定部66Aは、異常振動判定部60Bから出力された振動レベルと、予め決定して記憶部(図示しない)に記憶させておいた、診断又は調整が必要な振動レベル(閾値)とを比較し、振動レベルがその閾値未満であれば(ステップS72、No)、診断/調整は不要であると判断する。この場合、診断/調整内容判定部66Aはその判断結果を画像形成制御部62に出力する。画像形成制御部62はその判断結果を受けると、画像形成部8を駆動させて通常の立ち上げ処理を実行させる(ステップS73)。
一方、振動レベルが閾値以上であると判断された場合(ステップS72、Yes)、さらに診断/調整内容判定部66Aは振動レベルに基づいて、診断又は調整の内容を決定する(ステップS74)。例えば図14に示す表のように、振動レベルと診断/調整内容とを対応付けたテーブルを予め作成して記憶部(図示しない)に記憶させておき、診断/調整内容判定部66Aは、異常振動判定部60Bから出力された振動レベルとその対応付けのテーブルとに基づいて、その振動レベルに対応する診断/調整内容を決定する。
例えば、振動レベルが「レベル1」の場合、診断/調整内容判定部66Aは対応付けのテーブルを参照することにより、レベル1用の診断又は調整内容の実行を決定し、その決定した診断又は調整内容を診断/調整実行部66Bに出力する。振動レベルが「レベル2」、「レベル3」、・・・、「レベルN」の場合も同様に、診断/調整内容判定部66Aは、各レベルに応じた診断又は調整内容を決定し、その診断又は調整内容を診断/調整実行部66Bに出力する。そして、診断/調整実行部66Bは、診断/調整内容判定部66Aにて決定された診断又は調整内容に従って、画像形成部8の各部を診断又は調整する(ステップS75、S76、S77)。
図14に示す対応付けのテーブルの一例においては、振動レベルが「レベル1」の場合、診断/調整内容判定部66Aは、プロセス調整を実行することを決定し、診断/調整実行部66Bは、その決定に従ってプロセス調整を実行する。具体的には、出力部83のトナー濃度の状態を検知して、予め設定された正常値に調整したり、感光ドラム面の状態を検知してその正常な状態に維持されているか否かの判断をしたり、高電圧の出力が正常になされているか否かの判断を行ったりする。
また、振動レベルが「レベル2」の場合、診断/調整実行部66Bは上記プロセス調整に加えて、例えばスキャナ診断、及び、各負荷部のホームポジションの確認を行う。スキャナ診断では、例えば、位置検出器を画像読取部81に設置することで画像読取部81における光源の位置を検出し、診断/調整実行部66Bは、その検出結果に基づいて光源がホームポジションに位置しているか否かの判断を行う。また、各負荷部のホームポジションの確認では、位置検出器を各負荷部の近傍に設置することで、搬送ローラなどを駆動するモータ(負荷部)の位置を検出し、診断/調整実行部66Bは、その検出結果に基づいてモータ(負荷部)がホームポジションに位置しているか否かの判断を行う。
さらに、振動レベルが高レベルになると、診断/調整実行部66Bは上記プロセス調整、スキャナ診断、及び負荷部のホームポジション確認に加えて、さらに、各負荷部の動作確認も実行する。具体的には、診断/調整実行部66Bは、画像形成部8の各負荷部、例えばローラなどを駆動させてローラなどが正常に駆動するか否かの確認を行う。
以上のように、振動レベルが高くなるほど、診断及び調整の項目を増やして診断などを実施する。これにより、振動レベルが高くなっても画像形成部8の異常を検出することができ、異常画像の出力を防止することが可能となる。
そして、上記診断及び調整が終了すると、診断/調整実行部66Bは、診断結果又は調整結果に基づき、画像形成部8の各部が正常に動作するか否かの判断を行う(ステップS78)。診断/調整実行部66Bが、正常に動作すると判断した場合は(ステップS78、正常)、診断/調整実行部66Bはその判断結果を画像形成制御部62に出力する。画像形成制御部62は、その判断結果を受けて、画像形成部8を駆動させて通常の立ち上げ処理を実行させる(ステップS79)。例えば、負荷部のホームポジションを確認する診断において、モータがホームポジションに位置していると判断された場合、画像形成部8は正常に動作すると判断されるため、画像形成装置1の通常立ち上げ処理が実行される(ステップS79)。
一方、診断結果又は調整結果に基づき、画像形成部8の各部が正常に動作しないと判断された場合は(ステップS78、異常)、診断/調整実行部66Bはその判断結果を画像形成制御部62に出力する。画像形成制御部62は、その判断結果を受けて、画像形成部8の動作を禁止する(ステップS80)。これにより、画像読取部81による画像読取動作や出力部83による画像形成動作が実行されることはない。
以上のように、地震発生後において画像形成装置1を起動させた際に、振動の大きさ(電圧値)に基づいて画像形成部8の各部を診断/調整することにより、異常画像の出力を防止することが可能となる。
この発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施形態に係る画像形成装置の第1の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施形態に係る画像形成装置の第2の動作を説明するためのフローチャートである。 認証処理が実行される際に表示/操作部に表示されるメッセージの一例である。 認証処理が実行される際に表示/操作部に表示されるメッセージの一例である。 重要情報の内容を示す表である。 この発明の実施形態に係る画像形成装置の第3の動作を説明するためのフローチャートである。 認証処理が実行される際に表示/操作部に表示されるメッセージの一例である。 認証処理が実行される際に表示/操作部に表示されるメッセージの一例である。 この発明の実施形態に係る画像形成装置の第4の動作を説明するためのフローチャートである。 認証処理が実行される際に表示/操作部に表示されるメッセージの一例である。 この発明の実施形態に係る画像形成装置の第5の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施形態に係る画像形成装置の第6の動作を説明するためのフローチャートである。 診断/調整の内容を示す表である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 商用電源
3 補助電源
4 振動検知器
5 電源制御部
6 制御部
7 記憶部
8 画像形成部
9 表示/操作部
10 通信部
11 ネットワーク管理装置
12 管理装置(サービスセンター)
13 外部サーバ記憶装置
60 判断部
60A 振動レベル判断部
60B 異常振動判定部
60C 認証部
61 記憶制御部
62 画像形成制御部
63 表示/操作制御部
64 通信制御部
65 アクセス制御部
66 診断/調整部
71 振動情報記憶部
72 重要情報記憶部
73 認証情報記憶部


Claims (15)

  1. 記録媒体に画像を形成する画像形成手段、少なくとも顧客情報又はユーザ情報のいずれかを含む情報を記憶した記憶手段、外部装置と通信するための通信手段、及び表示手段を備え、外部電源から電力供給を受けて動作する画像形成装置であって、
    振動を検知する振動検知手段と、
    前記振動検知手段により検知された振動の大きさが予め設定された基準振動の大きさ以上である場合、前記検知された振動の大きさを前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
    前記基準振動の大きさ以上の振動が検知された場合であって、前記検知された振動の大きさが予め設定された所定の大きさ以上の場合に、前記外部電源からの電力供給を遮断する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記検知された振動の大きさが予め設定された所定の大きさ以上の場合に、前記画像形成手段による画像形成の動作を停止させ、さらに前記外部電源からの電力供給を遮断することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記外部電源からの電力供給が遮断された後、再び前記外部電源から電力が供給された場合、前記制御手段は、前記記憶手段に検知された振動の大きさが記憶されているか否かの判断を行い、記憶されている場合は、さらに前記制御手段は、前記通信手段による前記外部装置への前記記憶手段に記憶されている情報の送信を禁止するとともに、前記表示手段による前記記憶手段に記憶されている情報の表示を禁止することを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている振動の大きさに基づいて、前記記憶手段に記憶されている情報から送信及び表示を禁止する情報を選択し、さらに前記制御手段は、前記通信手段による前記外部装置への前記選択された情報の送信を禁止するとともに、前記表示手段による前記選択された情報の表示を禁止することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記外部装置には画像形成装置の管理装置が含まれ、
    前記外部電源からの電力供給が遮断された後、再び前記外部電源から電力が供給された場合、前記制御手段は、前記記憶手段に検知された振動の大きさが記憶されているか否かの判断を行い、記憶されている場合は、さらに前記制御手段は、前記通信手段に、前記基準振動の大きさ以上の振動が検知されたことを前記管理装置に通知させることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記外部電源からの電力供給が遮断された後、再び前記外部電源から電力が供給された場合、前記制御手段は、前記記憶手段に検知された振動の大きさが記憶されているか否かの判断を行い、記憶されている場合は、さらに制御手段は、前記画像形成手段による画像形成の動作を禁止することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記外部電源からの電力供給が遮断された後、再び前記外部電源から電力が供給された場合、前記制御手段は、前記記憶手段に検知された振動の大きさが記憶されているか否かの判断を行い、記憶されている場合は、さらに制御手段は、前記画像形成手段の動作を確認し、前記確認の結果に基づいて前記画像形成手段による画像形成を禁止又は許可することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている振動の大きさに応じて前記画像形成手段の異なる種類の動作を確認することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記外部装置には画像形成装置の管理装置が含まれ、
    前記制御手段は、前記画像形成を禁止する場合、前記表示手段に前記画像形成動作が禁止された状態であることを表示させるとともに、前記通信手段に前記管理装置に対して前記画像形成動作が禁止された状態であることを通知させることを特徴とする請求項7又は請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記基準振動の大きさは任意の大きさに変更可能であることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 記録媒体に画像を形成する画像形成手段、少なくとも顧客情報又はユーザ情報のいずれかを含む情報を記憶した記憶手段、外部装置と通信するための通信手段及び表示手段を備え、外部電源から電力供給を受けて動作する画像形成装置の制御方法であって、
    振動検知手段により振動を検知する第1のステップと、
    前記振動検知手段により検知された振動の大きさが予め設定された基準振動の大きさ以上である場合、前記検知された振動の大きさを前記記憶手段に記憶させる第2のステップと、
    前記基準振動の大きさ以上の振動が検知された場合であって、前記検知された振動の大きさが予め設定された所定の大きさ以上の場合に、前記外部電源からの電力供給を遮断する第3のステップと、
    を含むことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  12. 前記第3のステップでは、前記検知された振動の大きさが予め設定された所定の大きさ以上の場合に、前記画像形成手段による画像形成の動作を停止し、さらに前記外部電源からの電力供給を遮断することを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置の制御方法。
  13. 前記外部電源からの電力供給が遮断された後、再び前記外部電源により前記画像形成装置に電力を供給する第4のステップと、
    前記外部電源から電力が供給された場合、前記記憶手段に検知された振動の大きさが記憶されているか否かの判断を行う第5のステップと、
    前記検知された振動の大きさが前記記憶手段に記憶されている場合は、前記通信手段による前記外部装置への前記記憶手段に記憶されている情報の送信を禁止するとともに、前記表示手段による前記記憶手段に記憶されている情報の表示を禁止する第6のステップと、
    を更に含むことを特徴とする請求項11又は請求項12のいずれかに記載の画像形成装置の制御方法。
  14. 前記外部電源からの電力供給が遮断された後、再び前記外部電源により前記画像形成装置に電力を供給する第4のステップと、
    前記外部電源から電力が供給された場合、前記記憶手段に検知された振動の大きさが記憶されているか否かの判断を行う第5のステップと、
    前記検知された振動の大きさが前記記憶手段に記憶されている場合は、前記画像形成手段による画像形成の動作を禁止する第6のステップと、
    を更に含むことを特徴とする請求項11又は請求項12のいずれかに記載の画像形成装置の制御方法。
  15. 前記外部電源からの電力供給が遮断された後、再び前記外部電源により前記画像形成装置に電力を供給する第4のステップと、
    前記外部電源から電力が供給された場合、前記記憶手段に検知された振動の大きさが記憶されているか否かの判断を行う第5のステップと、
    前記検知された振動の大きさが前記記憶手段に記憶されている場合は、前記画像形成手段の動作を確認し、前記確認の結果に基づいて前記画像形成手段による画像形成を禁止又は許可する第6のステップと、
    を更に含むことを特徴とする請求項11又は請求項12のいずれかに記載の画像形成装置の制御方法。
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