JP2003084530A - カラー画像形成装置 - Google Patents
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- G03G15/50—Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 カラー画像形成装置において、各色の画像の
位置合わせと、各色の画像の濃度調整とにかかる時間を
短縮し、画像形成作業の作業効率を高める。 【解決手段】 無端状ベルト上に転写された各色の位置
合わせ用マーク17を検知する複数個の位置合わせ用セ
ンサ14〜16と、無端状ベルトの移動方向と直交する
方向における検知領域が位置合わせ用センサ14〜16
の検知領域と重ならない位置に配置されて無端状ベルト
上に転写された濃度調整用マーク18を検知する濃度調
整用センサ20とを設ける。位置合わせ用センサ14〜
16による位置合わせ用マーク17の検知と濃度調整用
センサ20による濃度調整用マーク18の検知とを並行
して行うことができ、位置合わせ用マーク17の検知結
果に基づく各色の画像の位置合わせと、濃度調整用マー
ク18の検知結果に基づく画像の濃度調整とが終了する
までに要する時間を短縮できる。
位置合わせと、各色の画像の濃度調整とにかかる時間を
短縮し、画像形成作業の作業効率を高める。 【解決手段】 無端状ベルト上に転写された各色の位置
合わせ用マーク17を検知する複数個の位置合わせ用セ
ンサ14〜16と、無端状ベルトの移動方向と直交する
方向における検知領域が位置合わせ用センサ14〜16
の検知領域と重ならない位置に配置されて無端状ベルト
上に転写された濃度調整用マーク18を検知する濃度調
整用センサ20とを設ける。位置合わせ用センサ14〜
16による位置合わせ用マーク17の検知と濃度調整用
センサ20による濃度調整用マーク18の検知とを並行
して行うことができ、位置合わせ用マーク17の検知結
果に基づく各色の画像の位置合わせと、濃度調整用マー
ク18の検知結果に基づく画像の濃度調整とが終了する
までに要する時間を短縮できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙を搬送する搬
送ベルト又は中間転写ベルトなどの無端状ベルトと、こ
の無端状ベルトの移動方向に沿って配列されてそれぞれ
異なる色の画像を形成する複数の画像プロセス部とを有
するタンデム型のカラー画像形成装置に関する。
送ベルト又は中間転写ベルトなどの無端状ベルトと、こ
の無端状ベルトの移動方向に沿って配列されてそれぞれ
異なる色の画像を形成する複数の画像プロセス部とを有
するタンデム型のカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の画像プロセス部を有するタ
ンデム型のカラー画像形成装置が普及している。このよ
うなタンデム型のカラー画像形成装置の一例を図7ない
し図10に基づいて説明する。図7はカラー画像形成装
置の全体構造を示す概略図、図8はその一部を示す斜視
図、図9は搬送ベルト上に転写された位置合わせ用マー
クとそのマークを検知するセンサとを示す説明図、図1
0は搬送ベルト上に転写された濃度調整用マークとその
マークを検知するセンサとを示す説明図である。
ンデム型のカラー画像形成装置が普及している。このよ
うなタンデム型のカラー画像形成装置の一例を図7ない
し図10に基づいて説明する。図7はカラー画像形成装
置の全体構造を示す概略図、図8はその一部を示す斜視
図、図9は搬送ベルト上に転写された位置合わせ用マー
クとそのマークを検知するセンサとを示す説明図、図1
0は搬送ベルト上に転写された濃度調整用マークとその
マークを検知するセンサとを示す説明図である。
【0003】このカラー画像形成装置には、それぞれ異
なる色(イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラック
K)の画像を形成する4個の画像プロセス部1Y、1
M、1C、1Kと、形成された画像が転写される用紙2
を搬送する搬送ベルト3とを有する。搬送ベルト3は、
駆動ローラ4と従動ローラ5とにより支持されて回転駆
動される無端状ベルトであり、この搬送ベルト3の移動
方向に沿って4個の画像プロセス部1Y、1M、1C、
1Kが一列に配列されている。
なる色(イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラック
K)の画像を形成する4個の画像プロセス部1Y、1
M、1C、1Kと、形成された画像が転写される用紙2
を搬送する搬送ベルト3とを有する。搬送ベルト3は、
駆動ローラ4と従動ローラ5とにより支持されて回転駆
動される無端状ベルトであり、この搬送ベルト3の移動
方向に沿って4個の画像プロセス部1Y、1M、1C、
1Kが一列に配列されている。
【0004】4個の画像プロセス部1Y、1M、1C、
1Kは、それぞれイエローY、マゼンタM、シアンC、
ブラックKの画像を形成するもので、各画像プロセス部
1Y、1M、1C、1Kの構造は同じである。よって、
以下の説明では、画像プロセス部1Yについて具体的に
説明し、他の画像プロセス部1M,1C,1Kについて
は、画像プロセス部1Yにおける構成要素のYに代え
て、M、C、Kの符号を付したものを図に表示するにと
どめる。
1Kは、それぞれイエローY、マゼンタM、シアンC、
ブラックKの画像を形成するもので、各画像プロセス部
1Y、1M、1C、1Kの構造は同じである。よって、
以下の説明では、画像プロセス部1Yについて具体的に
説明し、他の画像プロセス部1M,1C,1Kについて
は、画像プロセス部1Yにおける構成要素のYに代え
て、M、C、Kの符号を付したものを図に表示するにと
どめる。
【0005】搬送ベルト3の下方には用紙2が収納され
る給紙トレイ6が配置されている。画像形成時には、給
紙トレイ6に収納された用紙2が最上位のものから順に
送り出され、静電吸着により搬送ベルト3に吸着され
る。搬送ベルト3に吸着された用紙2は、最初の画像プ
ロセス部1Yに搬送され、ここで、イエローのトナー画
像が転写される。
る給紙トレイ6が配置されている。画像形成時には、給
紙トレイ6に収納された用紙2が最上位のものから順に
送り出され、静電吸着により搬送ベルト3に吸着され
る。搬送ベルト3に吸着された用紙2は、最初の画像プ
ロセス部1Yに搬送され、ここで、イエローのトナー画
像が転写される。
【0006】画像プロセス部1Yは、像担持体としての
感光体ドラム7Y、この感光体ドラム7Yの周囲に配置
された帯電器8Y、露光器9、現像器10Y、感光体ク
リーナ11Y、転写器12Y等から構成されている。露
光器9は、画像プロセス部1Yのみではなく他の画像プ
ロセス部1M、1C、1Kでも共通に使用されるもの
で、感光体ドラム7Yに対してはイエロー画像用のレー
ザ光LYが照射され、感光体ドラム7Mに対してはマゼ
ンタ画像用のレーザ光LMが照射され、感光体ドラム7
Cに対してはシアン画像用のレーザ光LCが照射され、
感光体ドラム7Kに対してはブラック画像用のレーザ光
LKが照射される。
感光体ドラム7Y、この感光体ドラム7Yの周囲に配置
された帯電器8Y、露光器9、現像器10Y、感光体ク
リーナ11Y、転写器12Y等から構成されている。露
光器9は、画像プロセス部1Yのみではなく他の画像プ
ロセス部1M、1C、1Kでも共通に使用されるもの
で、感光体ドラム7Yに対してはイエロー画像用のレー
ザ光LYが照射され、感光体ドラム7Mに対してはマゼ
ンタ画像用のレーザ光LMが照射され、感光体ドラム7
Cに対してはシアン画像用のレーザ光LCが照射され、
感光体ドラム7Kに対してはブラック画像用のレーザ光
LKが照射される。
【0007】搬送ベルト3により搬送される用紙2に対
しては、画像プロセス部1Yでのイエローのトナー画像
の転写に引き続き、画像プロセス部1Mでのマゼンタの
トナー画像の転写、画像プロセス部1Cでのシアンのト
ナー画像の転写、画像プロセス部1Kでのブラックのト
ナー画像の転写が行われ、これらの転写が終了した用紙
2は搬送ベルト3から剥離されて定着器13へ送り込ま
れ、トナー画像の定着処理が行われる。
しては、画像プロセス部1Yでのイエローのトナー画像
の転写に引き続き、画像プロセス部1Mでのマゼンタの
トナー画像の転写、画像プロセス部1Cでのシアンのト
ナー画像の転写、画像プロセス部1Kでのブラックのト
ナー画像の転写が行われ、これらの転写が終了した用紙
2は搬送ベルト3から剥離されて定着器13へ送り込ま
れ、トナー画像の定着処理が行われる。
【0008】搬送ベルト3の下側であって従動ローラ5
の近傍位置には、搬送ベルト3の表面に対向して搬送ベ
ルト3の移動方向(副走査方向)と直交する方向(主走
査方向)に配列された3個のセンサ14、15、16が
配置されている。これらのセンサ14、15、16は、
画像プロセス部1Y、1M、1C、1Kにおいて形成さ
れて搬送ベルト3上に転写された位置合わせ用マーク1
7を検知するセンサとして用いられ、及び、そのうちの
1つのセンサ14は、画像プロセス部1Y、1M、1
C、1Kにおいて形成されて搬送ベルト3上に転写され
た濃度調整用マーク18(図10参照)を検知するセン
サとして用いられる。
の近傍位置には、搬送ベルト3の表面に対向して搬送ベ
ルト3の移動方向(副走査方向)と直交する方向(主走
査方向)に配列された3個のセンサ14、15、16が
配置されている。これらのセンサ14、15、16は、
画像プロセス部1Y、1M、1C、1Kにおいて形成さ
れて搬送ベルト3上に転写された位置合わせ用マーク1
7を検知するセンサとして用いられ、及び、そのうちの
1つのセンサ14は、画像プロセス部1Y、1M、1
C、1Kにおいて形成されて搬送ベルト3上に転写され
た濃度調整用マーク18(図10参照)を検知するセン
サとして用いられる。
【0009】搬送ベルト3の移動方向に沿ったセンサ1
4、15、16より僅かに下流側には、搬送ベルト3上
に転写された位置合わせ用マーク17や濃度調整用マー
ク18をクリーニングするベルトクリーナ19が設けら
れている。
4、15、16より僅かに下流側には、搬送ベルト3上
に転写された位置合わせ用マーク17や濃度調整用マー
ク18をクリーニングするベルトクリーナ19が設けら
れている。
【0010】位置合わせ用マーク17は、図9に示すよ
うに、搬送ベルト3上における各センサ14、15、1
6に対向する位置に形成されるもので、主走査方向に平
行なライン状のマーク(横線マーク)と、この横線マー
クに対して斜めに傾斜したライン状のマーク(斜め線マ
ーク)とにより構成されている。これらの位置合わせ用
マーク17をセンサ14、15、16で読み取り、その
読取結果に応じて各色ごとの画像のずれ量の演算、その
ずれを解消するための補正量の演算、補正の実行命令を
メインCPUを含む図示しない制御部で行うことによ
り、各画像プロセス部1Y,1M,1C,1Kに設け
られている感光体ドラム7Y,7M,7C,7Kの軸間
間隔の誤差により生じる副走査レジストずれ、各画像
プロセス部1Y,1M,1C,1Kに設けられている感
光体ドラム7Y,7M,7C,7Kの主走査方向の傾き
の不揃い等が原因となる傾きずれ、画像の書き出し位
置がずれることが原因となる主走査レジストずれ、各
色ごとに走査線の長さが異なることが原因となる倍率ず
れ、主走査方向の倍率が部分的に誤差を生じているこ
とが原因となる倍率誤差偏差ずれを調整し、各色の画像
間のずれをなくして画像の位置合わせをすることができ
る。なお、上記〜の位置ずれの調整を行うだけであ
れば、2個のセンサ14、16のみを使用するようにし
てもよい。
うに、搬送ベルト3上における各センサ14、15、1
6に対向する位置に形成されるもので、主走査方向に平
行なライン状のマーク(横線マーク)と、この横線マー
クに対して斜めに傾斜したライン状のマーク(斜め線マ
ーク)とにより構成されている。これらの位置合わせ用
マーク17をセンサ14、15、16で読み取り、その
読取結果に応じて各色ごとの画像のずれ量の演算、その
ずれを解消するための補正量の演算、補正の実行命令を
メインCPUを含む図示しない制御部で行うことによ
り、各画像プロセス部1Y,1M,1C,1Kに設け
られている感光体ドラム7Y,7M,7C,7Kの軸間
間隔の誤差により生じる副走査レジストずれ、各画像
プロセス部1Y,1M,1C,1Kに設けられている感
光体ドラム7Y,7M,7C,7Kの主走査方向の傾き
の不揃い等が原因となる傾きずれ、画像の書き出し位
置がずれることが原因となる主走査レジストずれ、各
色ごとに走査線の長さが異なることが原因となる倍率ず
れ、主走査方向の倍率が部分的に誤差を生じているこ
とが原因となる倍率誤差偏差ずれを調整し、各色の画像
間のずれをなくして画像の位置合わせをすることができ
る。なお、上記〜の位置ずれの調整を行うだけであ
れば、2個のセンサ14、16のみを使用するようにし
てもよい。
【0011】濃度調整用マーク18は、図10に示すよ
うに、搬送ベルト3上におけるセンサ14に対向する位
置に形成されるもので、各色ごとに濃度を複数段に変え
て階調化した画像として形成されている。この濃度調整
用マーク18をセンサ14で読み取り、その読取結果に
応じて各色ごとに濃度値の演算、濃度に関する補正量の
演算、補正の実効命令を制御部で行うことにより、画像
濃度を最適に制御することができる。
うに、搬送ベルト3上におけるセンサ14に対向する位
置に形成されるもので、各色ごとに濃度を複数段に変え
て階調化した画像として形成されている。この濃度調整
用マーク18をセンサ14で読み取り、その読取結果に
応じて各色ごとに濃度値の演算、濃度に関する補正量の
演算、補正の実効命令を制御部で行うことにより、画像
濃度を最適に制御することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来は、各色の画像濃
度調整用のための濃度調整用マーク18の検知を、各色
の画像間の位置合わせのための位置合わせ用マーク17
を検知するセンサ14を用いて行っており、位置合わせ
用マーク17と濃度調整用マーク18との具体的な検知
手順は、以下のようになっている。
度調整用のための濃度調整用マーク18の検知を、各色
の画像間の位置合わせのための位置合わせ用マーク17
を検知するセンサ14を用いて行っており、位置合わせ
用マーク17と濃度調整用マーク18との具体的な検知
手順は、以下のようになっている。
【0013】まず、位置合わせ用マーク17を形成して
搬送ベルト3上に転写し、その位置合わせ用マーク17
をセンサ14、15、16を用いて検知し、検知後に位
置合わせ用マーク17をベルトクリーナ19でクリーニ
ングする。クリーニング後に濃度調整用マーク18を形
成して搬送ベルト3上に転写し、その濃度調整用マーク
18をセンサ14で検知し、検知後に濃度調整用マーク
18をベルトクリーナ19でクリーニングする。
搬送ベルト3上に転写し、その位置合わせ用マーク17
をセンサ14、15、16を用いて検知し、検知後に位
置合わせ用マーク17をベルトクリーナ19でクリーニ
ングする。クリーニング後に濃度調整用マーク18を形
成して搬送ベルト3上に転写し、その濃度調整用マーク
18をセンサ14で検知し、検知後に濃度調整用マーク
18をベルトクリーナ19でクリーニングする。
【0014】即ち、位置合わせ用マーク17の形成、転
写、検知、クリーニングが終了した後に、濃度調整用マ
ーク18の形成、転写、検知、クリーニングを行ってい
るため、各色の画像の位置合わせと各色の画像の濃度調
整との作業が終了するまでに時間がかかり、画像形成作
業の作業効率が悪くなっている。
写、検知、クリーニングが終了した後に、濃度調整用マ
ーク18の形成、転写、検知、クリーニングを行ってい
るため、各色の画像の位置合わせと各色の画像の濃度調
整との作業が終了するまでに時間がかかり、画像形成作
業の作業効率が悪くなっている。
【0015】本発明の目的は、各色の画像の位置合わせ
と各色の画像の濃度調整とにかかる時間を短縮し、画像
形成作業の作業効率を高めることである。
と各色の画像の濃度調整とにかかる時間を短縮し、画像
形成作業の作業効率を高めることである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
回転駆動される無端状ベルトと、前記無端状ベルトの移
動方向に沿って配列されてそれぞれ異なる色の画像を形
成する複数の画像プロセス部と、前記無端状ベルトの移
動方向と直交する方向に配列され、前記画像プロセス部
により形成されて前記無端状ベルト上に転写された各色
の位置合わせ用マークを検知する複数個の位置合わせ用
センサとを有し、前記位置合わせ用センサの検知結果に
応じて前記画像プロセス部により形成される各色の画像
の位置合わせを行うようにしたカラー画像形成装置にお
いて、前記無端状ベルトの移動方向と直交する方向にお
ける検知領域が前記位置合わせ用センサの検知領域と重
ならない位置に配置され、前記画像プロセス部により形
成されて前記無端状ベルト上に転写された濃度調整用マ
ークを検知する濃度調整用センサを設け、この濃度調整
用センサの検知結果に応じて前記画像プロセス部で形成
される画像の濃度調整を行うようにしたことを特徴とす
る。
回転駆動される無端状ベルトと、前記無端状ベルトの移
動方向に沿って配列されてそれぞれ異なる色の画像を形
成する複数の画像プロセス部と、前記無端状ベルトの移
動方向と直交する方向に配列され、前記画像プロセス部
により形成されて前記無端状ベルト上に転写された各色
の位置合わせ用マークを検知する複数個の位置合わせ用
センサとを有し、前記位置合わせ用センサの検知結果に
応じて前記画像プロセス部により形成される各色の画像
の位置合わせを行うようにしたカラー画像形成装置にお
いて、前記無端状ベルトの移動方向と直交する方向にお
ける検知領域が前記位置合わせ用センサの検知領域と重
ならない位置に配置され、前記画像プロセス部により形
成されて前記無端状ベルト上に転写された濃度調整用マ
ークを検知する濃度調整用センサを設け、この濃度調整
用センサの検知結果に応じて前記画像プロセス部で形成
される画像の濃度調整を行うようにしたことを特徴とす
る。
【0017】したがって、無端状ベルト上に転写された
位置合わせ用マークを検知する位置合わせ用センサと、
無端状ベルトに形成された濃度調整用マークを検知する
濃度調整用センサとが別個に設けられ、しかも、位置合
わせ用センサと濃度調整用センサとが、無端状ベルトの
移動方向と直交する方向における検知領域が重ならない
位置に配置されているので、位置合わせ用センサによる
位置合わせ用マークの検知と濃度調整用センサによる濃
度調整用マークの検知とを並行して行うことが可能とな
り、位置合わせ用マークの検知結果に基づいて行う各色
の画像の位置合わせと、濃度調整用マークの検知結果に
基づいて行う各色の画像の濃度調整とが終了するまでに
要する時間を短縮することができ、それにより、画像形
成作業の作業効率を高めることができる。
位置合わせ用マークを検知する位置合わせ用センサと、
無端状ベルトに形成された濃度調整用マークを検知する
濃度調整用センサとが別個に設けられ、しかも、位置合
わせ用センサと濃度調整用センサとが、無端状ベルトの
移動方向と直交する方向における検知領域が重ならない
位置に配置されているので、位置合わせ用センサによる
位置合わせ用マークの検知と濃度調整用センサによる濃
度調整用マークの検知とを並行して行うことが可能とな
り、位置合わせ用マークの検知結果に基づいて行う各色
の画像の位置合わせと、濃度調整用マークの検知結果に
基づいて行う各色の画像の濃度調整とが終了するまでに
要する時間を短縮することができ、それにより、画像形
成作業の作業効率を高めることができる。
【0018】請求項2記載の発明は、請求項1記載のカ
ラー画像形成装置において、前記位置合わせ用マークと
前記濃度調整用マークとを形成するときに、一方の前記
マークのクリーニングが終了する前に他方の前記マーク
の形成を開始するように前記マークの形成タイミングを
制御する手段を有することを特徴とする。
ラー画像形成装置において、前記位置合わせ用マークと
前記濃度調整用マークとを形成するときに、一方の前記
マークのクリーニングが終了する前に他方の前記マーク
の形成を開始するように前記マークの形成タイミングを
制御する手段を有することを特徴とする。
【0019】したがって、位置合わせ用センサによる位
置合わせ用マークの検知と濃度調整用センサによる濃度
調整用マークの検知とを、それらの検知の間に時間的間
隔をほとんどあけることなく行うことができ、位置合わ
せ用マークの検知結果に基づいて行う各色の画像の位置
合わせと、濃度調整用マークの検知結果に基づいて行う
各色の画像の濃度調整とが終了するまでに要する時間を
短縮することができ、それにより、画像形成作業の作業
効率を高めることができる。
置合わせ用マークの検知と濃度調整用センサによる濃度
調整用マークの検知とを、それらの検知の間に時間的間
隔をほとんどあけることなく行うことができ、位置合わ
せ用マークの検知結果に基づいて行う各色の画像の位置
合わせと、濃度調整用マークの検知結果に基づいて行う
各色の画像の濃度調整とが終了するまでに要する時間を
短縮することができ、それにより、画像形成作業の作業
効率を高めることができる。
【0020】請求項3記載の発明は、請求項2記載のカ
ラー画像形成装置において、前記位置合わせ用マークと
前記濃度調整用マークとは、前記無端状ベルトの移動方
向と直交する方向で重複することを特徴とする。
ラー画像形成装置において、前記位置合わせ用マークと
前記濃度調整用マークとは、前記無端状ベルトの移動方
向と直交する方向で重複することを特徴とする。
【0021】したがって、位置合わせ用センサによる位
置合わせ用マークの検知と濃度調整用センサによる濃度
調整用マークの検知とを並行して行うことが可能とな
り、位置合わせ用マークの検知結果に基づいて行う各色
の画像の位置合わせと、濃度調整用マークの検知結果に
基づいて行う各色の画像の濃度調整とが終了するまでに
要する時間を短縮することができ、それにより、画像形
成作業の作業効率を高めることができる。
置合わせ用マークの検知と濃度調整用センサによる濃度
調整用マークの検知とを並行して行うことが可能とな
り、位置合わせ用マークの検知結果に基づいて行う各色
の画像の位置合わせと、濃度調整用マークの検知結果に
基づいて行う各色の画像の濃度調整とが終了するまでに
要する時間を短縮することができ、それにより、画像形
成作業の作業効率を高めることができる。
【0022】請求項4記載の発明は、請求項2記載のカ
ラー画像形成装置において、前記位置合わせ用マークと
前記濃度調整用マークとは、前記無端状ベルトの移動方
向と直交する方向で重複しないことを特徴とする。
ラー画像形成装置において、前記位置合わせ用マークと
前記濃度調整用マークとは、前記無端状ベルトの移動方
向と直交する方向で重複しないことを特徴とする。
【0023】したがって、現像バイアスを段階的に変化
させて濃度調整用マークを形成するようにした場合に
は、この濃度調整用マークと位置合わせ用マークとが無
端状ベルトの移動方向と直交する方向で重複しないよう
にすることにより、位置合わせ用マークを現像バイアス
の変化による濃度変化が生じない安定したものとして形
成することができる。この場合においても、請求項2で
説明したように、一方のマークのクリーニングが終了す
る前に他方のマークの形成を開始することにより、位置
合わせ用マークの検知結果に基づいて行う各色の画像の
位置合わせと、濃度調整用マークの検知結果に基づいて
行う各色の画像の濃度調整とが終了するまでに要する時
間を短縮することができ、画像形成作業の作業効率を高
めることができる。
させて濃度調整用マークを形成するようにした場合に
は、この濃度調整用マークと位置合わせ用マークとが無
端状ベルトの移動方向と直交する方向で重複しないよう
にすることにより、位置合わせ用マークを現像バイアス
の変化による濃度変化が生じない安定したものとして形
成することができる。この場合においても、請求項2で
説明したように、一方のマークのクリーニングが終了す
る前に他方のマークの形成を開始することにより、位置
合わせ用マークの検知結果に基づいて行う各色の画像の
位置合わせと、濃度調整用マークの検知結果に基づいて
行う各色の画像の濃度調整とが終了するまでに要する時
間を短縮することができ、画像形成作業の作業効率を高
めることができる。
【0024】請求項5記載の発明は、請求項1ないし4
のいずれか一記載のカラー画像形成装置において、前記
位置合わせ用センサと前記濃度調整用センサとが一枚の
基板上に配置されていることを特徴とする。
のいずれか一記載のカラー画像形成装置において、前記
位置合わせ用センサと前記濃度調整用センサとが一枚の
基板上に配置されていることを特徴とする。
【0025】したがって、位置合わせ用センサと濃度調
整用センサとが基板を共通化されるので、センサに関す
る部品管理が容易になり、センサに関する部品コストが
低減される。
整用センサとが基板を共通化されるので、センサに関す
る部品管理が容易になり、センサに関する部品コストが
低減される。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
ないし図4に基づいて説明する。なお、カラー画像形成
装置の基本的な構造については図7ないし図10におい
て説明した従来例と同じであるので、カラー画像形成装
置の全体構造については図7及び図8を援用して説明す
る。また、図7ないし図10において説明した部分と同
じ部分は同じ符号で示し、説明も省略する(以下の実施
の形態でも同じ)。図1は位置合わせ用センサと濃度調
整用センサとの配置状態を示す説明図、図2は搬送ベル
ト上に転写された位置合わせ用マークと濃度調整用マー
クとそれらのマークを検知する位置合わせ用センサと濃
度調整用センサとを示す説明図、図3は各色の位置合わ
せ用マークと濃度調整用マークとの副走査方向の書込み
領域信号のタイミングを示すタイミングチャート、図4
はカラー画像形成装置の電気的なハードウエア構成を示
すブロック図である。
ないし図4に基づいて説明する。なお、カラー画像形成
装置の基本的な構造については図7ないし図10におい
て説明した従来例と同じであるので、カラー画像形成装
置の全体構造については図7及び図8を援用して説明す
る。また、図7ないし図10において説明した部分と同
じ部分は同じ符号で示し、説明も省略する(以下の実施
の形態でも同じ)。図1は位置合わせ用センサと濃度調
整用センサとの配置状態を示す説明図、図2は搬送ベル
ト上に転写された位置合わせ用マークと濃度調整用マー
クとそれらのマークを検知する位置合わせ用センサと濃
度調整用センサとを示す説明図、図3は各色の位置合わ
せ用マークと濃度調整用マークとの副走査方向の書込み
領域信号のタイミングを示すタイミングチャート、図4
はカラー画像形成装置の電気的なハードウエア構成を示
すブロック図である。
【0027】このカラー画像形成装置には、図7におい
て説明したように、無端状ベルトである搬送ベルト3の
下側であって従動ローラ5の近傍位置には、搬送ベルト
3の表面に対向して搬送ベルト3の移動方向(副走査方
向)と直交する方向(主走査方向)に配列された3個の
位置合わせ用センサ14、15、16と、1個の濃度調
整用センサ20とが配置されている。これらの位置合わ
せ用センサ14、15、16と濃度調整用センサ20と
は、一枚の基板21上に取付けられている。また、位置
合わせ用センサ14、15、16は等間隔で配置され、
濃度調整用センサ20は位置合わせ用センサ14、15
の間であって搬送ベルト3の移動方向と直交する方向に
おける検知領域が位置合わせ用センサ14、15の検知
領域と重ならない位置に配置されている。
て説明したように、無端状ベルトである搬送ベルト3の
下側であって従動ローラ5の近傍位置には、搬送ベルト
3の表面に対向して搬送ベルト3の移動方向(副走査方
向)と直交する方向(主走査方向)に配列された3個の
位置合わせ用センサ14、15、16と、1個の濃度調
整用センサ20とが配置されている。これらの位置合わ
せ用センサ14、15、16と濃度調整用センサ20と
は、一枚の基板21上に取付けられている。また、位置
合わせ用センサ14、15、16は等間隔で配置され、
濃度調整用センサ20は位置合わせ用センサ14、15
の間であって搬送ベルト3の移動方向と直交する方向に
おける検知領域が位置合わせ用センサ14、15の検知
領域と重ならない位置に配置されている。
【0028】ここで、カラー画像形成装置の電気的なハ
ードウェア構成及びその機能を図4に基づいて説明す
る。位置合わせ用センサ14から得られた信号は、AM
P22によって増幅され、フィルタ23によって必要と
している周波数以上の周波数成分をカットし、A/D変
換器24によってアナログデータからデジタルデータへ
と変換される。データのサンプリングは、サンプリング
制御部25によって制御され、本実施の形態ではサンプ
リング速度は20KHzである。サンプリングされたデ
ータは順次FIFOメモリ26に格納される。なお、こ
こでは一つの位置合わせ用センサ14から得られた信号
についてのみ説明したが、他の位置合わせ用センサ1
5、16及び濃度調整用センサ20から得られて信号に
ついても同様に処理される。
ードウェア構成及びその機能を図4に基づいて説明す
る。位置合わせ用センサ14から得られた信号は、AM
P22によって増幅され、フィルタ23によって必要と
している周波数以上の周波数成分をカットし、A/D変
換器24によってアナログデータからデジタルデータへ
と変換される。データのサンプリングは、サンプリング
制御部25によって制御され、本実施の形態ではサンプ
リング速度は20KHzである。サンプリングされたデ
ータは順次FIFOメモリ26に格納される。なお、こ
こでは一つの位置合わせ用センサ14から得られた信号
についてのみ説明したが、他の位置合わせ用センサ1
5、16及び濃度調整用センサ20から得られて信号に
ついても同様に処理される。
【0029】一通り位置合わせ用マーク17の検知が終
了した後、FIFOメモリ26に格納されていたデータ
はI/Oポート27を介し、データバス28によりCP
U29及びRAM30にロードされ、種々のずれ量を算
出するための演算処理が行われる。なお、濃度調整用セ
ンサ20からの信号に基づく処理としては、濃度調整の
ための演算処理が行われる。
了した後、FIFOメモリ26に格納されていたデータ
はI/Oポート27を介し、データバス28によりCP
U29及びRAM30にロードされ、種々のずれ量を算
出するための演算処理が行われる。なお、濃度調整用セ
ンサ20からの信号に基づく処理としては、濃度調整の
ための演算処理が行われる。
【0030】一方、ROM31には、種々のずれ量や濃
度調整を演算するためのプログラムをはじめ、各種のプ
ログラムが格納してある。また、アドレスバス32によ
って、ROMアドレス、RAMアドレス、各種入出力機
器の指定を行っている。
度調整を演算するためのプログラムをはじめ、各種のプ
ログラムが格納してある。また、アドレスバス32によ
って、ROMアドレス、RAMアドレス、各種入出力機
器の指定を行っている。
【0031】また、CPU29はセンサ14(15、1
6、20)からの検知信号を適当なタイミングでモニタ
しており、搬送ベルト3及びセンサ14(15、16、
20)の発光部の劣化等が起こっても確実に検知ができ
るように発光量制御部33によって発光量を制御してお
り、センサ14(15、16)からの受光信号のレベル
が常に一定となるようにしている。
6、20)からの検知信号を適当なタイミングでモニタ
しており、搬送ベルト3及びセンサ14(15、16、
20)の発光部の劣化等が起こっても確実に検知ができ
るように発光量制御部33によって発光量を制御してお
り、センサ14(15、16)からの受光信号のレベル
が常に一定となるようにしている。
【0032】また、CPU29は、位置合わせ用マーク
17と濃度調整用マーク18との形成を開始するタイミ
ングを書込み制御基板34に対して設定する手段を有
し、そのタイミングは、搬送ベルト3上に転写される位
置合わせ用マーク17と濃度調整用マーク18とが、図
2に示すように、搬送ベルト3の移動方向と直交する方
向(副走査方向)で重複するように設定されている。
17と濃度調整用マーク18との形成を開始するタイミ
ングを書込み制御基板34に対して設定する手段を有
し、そのタイミングは、搬送ベルト3上に転写される位
置合わせ用マーク17と濃度調整用マーク18とが、図
2に示すように、搬送ベルト3の移動方向と直交する方
向(副走査方向)で重複するように設定されている。
【0033】また、CPU29は、位置合わせ用マーク
17の検知結果から求めた補正量に基づき、主・副レジ
ストの変更及び倍率誤差に基づき周波数を変更するため
に書込み制御基板34に対してその設定を行う。書込み
制御基板34には、出力周波数を非常に細かく設定でき
るデバイス、例えば、VCO(voltage controlled osc
illator)を利用したクロックジェネレータ等を、基準
色を含めた各色に対して備えている。
17の検知結果から求めた補正量に基づき、主・副レジ
ストの変更及び倍率誤差に基づき周波数を変更するため
に書込み制御基板34に対してその設定を行う。書込み
制御基板34には、出力周波数を非常に細かく設定でき
るデバイス、例えば、VCO(voltage controlled osc
illator)を利用したクロックジェネレータ等を、基準
色を含めた各色に対して備えている。
【0034】また、CPU29は、濃度調整用センサ2
0の検知結果から求めた画像濃度の条件に基づき、書込
み制御基板34に対してレーザー露光パワーの設定を行
うとともに、I/Oポート27を介してバイアス制御部
35に対して現像バイアス、帯電バイアスの設定を行っ
ている。
0の検知結果から求めた画像濃度の条件に基づき、書込
み制御基板34に対してレーザー露光パワーの設定を行
うとともに、I/Oポート27を介してバイアス制御部
35に対して現像バイアス、帯電バイアスの設定を行っ
ている。
【0035】このような構成において、このカラー画像
形成装置では、位置合わせ用センサ14、15、16と
濃度調整用センサ20とが副走査方向に沿って配列さ
れ、しかも、位置合わせ用センサ14、15、16と濃
度調整用センサ20とは搬送ベルト3の移動方向と直交
する方向における検知領域が重ならない位置に配置され
ている。このため、搬送ベルト3上に転写された位置合
わせ用マーク17と濃度調整用マーク18とを、図2に
示すように、搬送ベルト3の移動方向と直交する方向で
重複させ、これらの位置合わせ用マーク17と濃度調整
用マーク18との検知をそれぞれ位置合わせ用センサ1
4、15、16と濃度調整用センサ20とで並行して行
うことができる。
形成装置では、位置合わせ用センサ14、15、16と
濃度調整用センサ20とが副走査方向に沿って配列さ
れ、しかも、位置合わせ用センサ14、15、16と濃
度調整用センサ20とは搬送ベルト3の移動方向と直交
する方向における検知領域が重ならない位置に配置され
ている。このため、搬送ベルト3上に転写された位置合
わせ用マーク17と濃度調整用マーク18とを、図2に
示すように、搬送ベルト3の移動方向と直交する方向で
重複させ、これらの位置合わせ用マーク17と濃度調整
用マーク18との検知をそれぞれ位置合わせ用センサ1
4、15、16と濃度調整用センサ20とで並行して行
うことができる。
【0036】図3は、各色の位置合わせ用マーク17と
濃度調整用マーク18との副走査方向の書込み領域信号
のタイミングを示すもので、各色ともLレベルで書込み
有効となり、有効期間内で位置合わせ用マーク17と濃
度調整用マーク18との形成・転写が行われる。但し、
このような制御が可能になるのは、濃度調整用の各色の
階調化した濃度調整用マーク18をレーザーのパワー、
又は、点灯duty(PWM値)の変更によって作成すること
が前提となる。
濃度調整用マーク18との副走査方向の書込み領域信号
のタイミングを示すもので、各色ともLレベルで書込み
有効となり、有効期間内で位置合わせ用マーク17と濃
度調整用マーク18との形成・転写が行われる。但し、
このような制御が可能になるのは、濃度調整用の各色の
階調化した濃度調整用マーク18をレーザーのパワー、
又は、点灯duty(PWM値)の変更によって作成すること
が前提となる。
【0037】このため、位置合わせ用マーク17の検知
と濃度調整用マーク18の検知とを並行して行うことが
でき、位置合わせ用マーク17の検知結果に基づいて行
う各色の画像の位置合わせと、濃度調整用マーク18の
検知結果に基づいて行う各色の画像の濃度調整とが終了
するまでの時間を短縮することができ、画像の位置合わ
せや画像の濃度調整が終了するまでユーザーを待機させ
る時間が短くなり、画像形成作業の作業効率を高めるこ
とができる。
と濃度調整用マーク18の検知とを並行して行うことが
でき、位置合わせ用マーク17の検知結果に基づいて行
う各色の画像の位置合わせと、濃度調整用マーク18の
検知結果に基づいて行う各色の画像の濃度調整とが終了
するまでの時間を短縮することができ、画像の位置合わ
せや画像の濃度調整が終了するまでユーザーを待機させ
る時間が短くなり、画像形成作業の作業効率を高めるこ
とができる。
【0038】また、このカラー画像形成装置では、位置
合わせ用センサ14、15、16と濃度調整用センサ2
0とが一枚の基板21上に配置されているので、基板2
1が共通化されて複数のセンサ14、15、16、20
を一部品として取り扱うことができ、センサ14、1
5、16、20に関する部品の管理が容易になり、ま
た、センサ14、15、16、20に関するコストを低
減することができる。
合わせ用センサ14、15、16と濃度調整用センサ2
0とが一枚の基板21上に配置されているので、基板2
1が共通化されて複数のセンサ14、15、16、20
を一部品として取り扱うことができ、センサ14、1
5、16、20に関する部品の管理が容易になり、ま
た、センサ14、15、16、20に関するコストを低
減することができる。
【0039】なお、本実施の形態では、無端状ベルトと
して用紙2を吸着搬送する搬送ベルト3を例に挙げて説
明したが、中間転写ベルトを無端状ベルトとして用い、
この中間転写ベルト上に位置合わせ用マークや濃度調整
用マークを転写してセンサで検知するようにしてもよ
い。
して用紙2を吸着搬送する搬送ベルト3を例に挙げて説
明したが、中間転写ベルトを無端状ベルトとして用い、
この中間転写ベルト上に位置合わせ用マークや濃度調整
用マークを転写してセンサで検知するようにしてもよ
い。
【0040】つぎに、本発明の第2の実施の形態を図5
及び図6に基づいて説明する。本実施の形態のカラー画
像形成装置の基本的構造は第1の実施の形態のカラー画
像形成装置と同じであり、異なる点は、搬送ベルト3上
に転写された濃度調整用マーク18と位置合わせ用マー
ク17とが、図5に示すように、搬送ベルト3の移動方
向と直交する方向で重複していない点である。但し、搬
送ベルト3上に転写された濃度調整用マーク18のベル
トクリーナ19によるクリーニングが終了する前に、搬
送ベルト3上への位置合わせ用マーク17の転写を開始
するようにしている。これらの位置合わせ用マーク17
と濃度調整用マーク18との形成を開始するタイミング
は、CPU29がプログラムに基づいて書込み制御基板
34に対して設定を行うことにより決定される。
及び図6に基づいて説明する。本実施の形態のカラー画
像形成装置の基本的構造は第1の実施の形態のカラー画
像形成装置と同じであり、異なる点は、搬送ベルト3上
に転写された濃度調整用マーク18と位置合わせ用マー
ク17とが、図5に示すように、搬送ベルト3の移動方
向と直交する方向で重複していない点である。但し、搬
送ベルト3上に転写された濃度調整用マーク18のベル
トクリーナ19によるクリーニングが終了する前に、搬
送ベルト3上への位置合わせ用マーク17の転写を開始
するようにしている。これらの位置合わせ用マーク17
と濃度調整用マーク18との形成を開始するタイミング
は、CPU29がプログラムに基づいて書込み制御基板
34に対して設定を行うことにより決定される。
【0041】このような構成において、画像の濃度調整
の方式として、各色の階調化した濃度調整用マーク18
を現像バイアスを段階的に変化させる方式がある。この
ような方式を採用した場合に、図2に示したように位置
合わせ用マーク17と濃度調整用マーク18とを同時に
形成すると、位置合わせ用マーク17も現像バイアスの
変化により濃度が変化してしまい、位置合わせ用センサ
14、15、16での検知時に誤検知を引き起こすこと
がある。そこで、図5に示したように、まず、濃度調整
用マーク18を形成し、ついで、形成タイミングが重な
らないようにして位置合わせ用マーク17を形成する。
これにより、位置合わせ用マーク17の形成を、一定値
の現像バイアスにより安定して行うことができる。
の方式として、各色の階調化した濃度調整用マーク18
を現像バイアスを段階的に変化させる方式がある。この
ような方式を採用した場合に、図2に示したように位置
合わせ用マーク17と濃度調整用マーク18とを同時に
形成すると、位置合わせ用マーク17も現像バイアスの
変化により濃度が変化してしまい、位置合わせ用センサ
14、15、16での検知時に誤検知を引き起こすこと
がある。そこで、図5に示したように、まず、濃度調整
用マーク18を形成し、ついで、形成タイミングが重な
らないようにして位置合わせ用マーク17を形成する。
これにより、位置合わせ用マーク17の形成を、一定値
の現像バイアスにより安定して行うことができる。
【0042】また、これらの濃度調整用マーク18と位
置合わせ用マーク17との形成は、搬送ベルト3上に転
写された濃度調整用マーク18のベルトクリーナ19に
よるクリーニングが終了する前に、搬送ベルト3上への
位置合わせ用マーク17の転写が開始されるように行っ
ているので、濃度調整用マーク18の検知結果に基づい
て行う各色の画像の濃度調整と、位置合わせ用マーク1
7の検知結果に基づいて行う各色の画像の位置合わせと
が終了するまでに要する時間を短縮することができ、画
像形成作業の作業効率を高めることができる。
置合わせ用マーク17との形成は、搬送ベルト3上に転
写された濃度調整用マーク18のベルトクリーナ19に
よるクリーニングが終了する前に、搬送ベルト3上への
位置合わせ用マーク17の転写が開始されるように行っ
ているので、濃度調整用マーク18の検知結果に基づい
て行う各色の画像の濃度調整と、位置合わせ用マーク1
7の検知結果に基づいて行う各色の画像の位置合わせと
が終了するまでに要する時間を短縮することができ、画
像形成作業の作業効率を高めることができる。
【0043】図6は、各色の濃度調整用マーク18と位
置合わせ用マーク17との副走査方向の書込み領域信号
のタイミングを示すもので、各色ともLレベルで書込み
有効となる。で示した領域では濃度調整用マーク18
が形成され、で示した領域では位置合わせ用マーク1
7が形成される。また、の領域との領域との間の非
アクティブの期間において、現像バイアス、帯電バイア
ス、レーザ露光パワーの設定等、画像濃度調整の最適設
定が行われる。
置合わせ用マーク17との副走査方向の書込み領域信号
のタイミングを示すもので、各色ともLレベルで書込み
有効となる。で示した領域では濃度調整用マーク18
が形成され、で示した領域では位置合わせ用マーク1
7が形成される。また、の領域との領域との間の非
アクティブの期間において、現像バイアス、帯電バイア
ス、レーザ露光パワーの設定等、画像濃度調整の最適設
定が行われる。
【0044】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、画像プロ
セス部により形成されて無端状ベルト上に転写された各
色の位置合わせ用マークを検知する複数個の位置合わせ
用センサを有するカラー画像形成装置において、無端状
ベルトの移動方向と直交する方向における検知領域が位
置合わせ用センサの検知領域と重ならない位置に配置さ
れて無端状ベルト上に転写された濃度調整用マークを検
知する濃度調整用センサを設けたので、位置合わせ用セ
ンサによる位置合わせ用マークの検知と濃度調整用セン
サによる濃度調整用マークの検知とを並行して行うこと
が可能となり、位置合わせ用マークの検知結果に基づい
て行う各色の画像の位置合わせと、濃度調整用マークの
検知結果に基づいて行う各色の画像の濃度調整とが終了
するまでに要する時間を短縮することができ、画像形成
作業の作業効率を高めることができる。
セス部により形成されて無端状ベルト上に転写された各
色の位置合わせ用マークを検知する複数個の位置合わせ
用センサを有するカラー画像形成装置において、無端状
ベルトの移動方向と直交する方向における検知領域が位
置合わせ用センサの検知領域と重ならない位置に配置さ
れて無端状ベルト上に転写された濃度調整用マークを検
知する濃度調整用センサを設けたので、位置合わせ用セ
ンサによる位置合わせ用マークの検知と濃度調整用セン
サによる濃度調整用マークの検知とを並行して行うこと
が可能となり、位置合わせ用マークの検知結果に基づい
て行う各色の画像の位置合わせと、濃度調整用マークの
検知結果に基づいて行う各色の画像の濃度調整とが終了
するまでに要する時間を短縮することができ、画像形成
作業の作業効率を高めることができる。
【0045】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載のカラー画像形成装置において、位置合わせ用マーク
と濃度調整用マークとを形成するときに、一方のマーク
のクリーニングが終了する前に他方のマークの形成を開
始するようにマークの形成タイミングを制御する手段を
有するので、位置合わせ用センサによる位置合わせ用マ
ークの検知と濃度調整用センサによる濃度調整用マーク
の検知とを、それらの検知の間に時間的間隔をほとんど
あけずに行うことができ、位置合わせ用マークの検知結
果に基づいて行う各色の画像の位置合わせと、濃度調整
用マークの検知結果に基づいて行う各色の画像の濃度調
整とが終了するまでに要する時間を短縮することがで
き、画像形成作業の作業効率を高めることができる。
載のカラー画像形成装置において、位置合わせ用マーク
と濃度調整用マークとを形成するときに、一方のマーク
のクリーニングが終了する前に他方のマークの形成を開
始するようにマークの形成タイミングを制御する手段を
有するので、位置合わせ用センサによる位置合わせ用マ
ークの検知と濃度調整用センサによる濃度調整用マーク
の検知とを、それらの検知の間に時間的間隔をほとんど
あけずに行うことができ、位置合わせ用マークの検知結
果に基づいて行う各色の画像の位置合わせと、濃度調整
用マークの検知結果に基づいて行う各色の画像の濃度調
整とが終了するまでに要する時間を短縮することがで
き、画像形成作業の作業効率を高めることができる。
【0046】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載のカラー画像形成装置において、位置合わせ用マーク
と濃度調整用マークとは、無端状ベルトの移動方向と直
交する方向で重複するので、位置合わせ用センサによる
位置合わせ用マークの検知と濃度調整用センサによる濃
度調整用マークの検知とを並行して行うことが可能とな
り、位置合わせ用マークの検知結果に基づいて行う各色
の画像の位置合わせと、濃度調整用マークの検知結果に
基づいて行う各色の画像の濃度調整とが終了するまでに
要する時間を短縮することができ、画像形成作業の作業
効率を高めることができる。
載のカラー画像形成装置において、位置合わせ用マーク
と濃度調整用マークとは、無端状ベルトの移動方向と直
交する方向で重複するので、位置合わせ用センサによる
位置合わせ用マークの検知と濃度調整用センサによる濃
度調整用マークの検知とを並行して行うことが可能とな
り、位置合わせ用マークの検知結果に基づいて行う各色
の画像の位置合わせと、濃度調整用マークの検知結果に
基づいて行う各色の画像の濃度調整とが終了するまでに
要する時間を短縮することができ、画像形成作業の作業
効率を高めることができる。
【0047】請求項4記載の発明によれば、請求項2記
載のカラー画像形成装置において、位置合わせ用マーク
と濃度調整用マークとは、無端状ベルトの移動方向と直
交する方向で重複しないので、現像バイアスを段階的に
変化させて濃度調整用マークを形成するようにした場合
には、この濃度調整用マークと位置合わせ用マークとが
無端状ベルトの移動方向と直交する方向で重複しないよ
うにすることにより、位置合わせ用マークを現像バイア
スの変化による濃度変化が生じない安定したものとして
形成することができ、この場合においても、請求項2で
説明したように、一方のマークのクリーニングが終了す
る前に他方のマークの形成を開始しているので、位置合
わせ用マークの検知結果に基づいて行う各色の画像の位
置合わせと、濃度調整用マークの検知結果に基づいて行
う各色の画像の濃度調整とが終了するまでに要する時間
を短縮することができ、画像形成作業の作業効率を高め
ることができる。
載のカラー画像形成装置において、位置合わせ用マーク
と濃度調整用マークとは、無端状ベルトの移動方向と直
交する方向で重複しないので、現像バイアスを段階的に
変化させて濃度調整用マークを形成するようにした場合
には、この濃度調整用マークと位置合わせ用マークとが
無端状ベルトの移動方向と直交する方向で重複しないよ
うにすることにより、位置合わせ用マークを現像バイア
スの変化による濃度変化が生じない安定したものとして
形成することができ、この場合においても、請求項2で
説明したように、一方のマークのクリーニングが終了す
る前に他方のマークの形成を開始しているので、位置合
わせ用マークの検知結果に基づいて行う各色の画像の位
置合わせと、濃度調整用マークの検知結果に基づいて行
う各色の画像の濃度調整とが終了するまでに要する時間
を短縮することができ、画像形成作業の作業効率を高め
ることができる。
【0048】請求項5記載の発明によれば、請求項1な
いし4のいずれか一記載のカラー画像形成装置におい
て、位置合わせ用センサと濃度調整用センサとが一枚の
基板上に配置されているので、位置合わせ用センサと濃
度調整用センサとが基板を共通化されるので、センサに
関する部品管理が容易になり、センサに関する部品コス
トを低減することができる。
いし4のいずれか一記載のカラー画像形成装置におい
て、位置合わせ用センサと濃度調整用センサとが一枚の
基板上に配置されているので、位置合わせ用センサと濃
度調整用センサとが基板を共通化されるので、センサに
関する部品管理が容易になり、センサに関する部品コス
トを低減することができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態のカラー画像形成装
置における位置合わせ用センサと濃度調整用センサとの
配置状態を示す説明図である。
置における位置合わせ用センサと濃度調整用センサとの
配置状態を示す説明図である。
【図2】搬送ベルト上に転写された位置合わせ用マーク
と濃度調整用マークとそれらのマークを検知する位置合
わせ用センサと濃度調整用センサとを示す説明図であ
る。
と濃度調整用マークとそれらのマークを検知する位置合
わせ用センサと濃度調整用センサとを示す説明図であ
る。
【図3】各色の位置合わせ用マークと濃度調整用マーク
との副走査方向の書込み領域信号のタイミングを示すタ
イミングチャートである。
との副走査方向の書込み領域信号のタイミングを示すタ
イミングチャートである。
【図4】カラー画像形成装置の電気的なハードウエア構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態のカラー画像形成装
置における搬送ベルト上に転写された位置合わせ用マー
クと濃度調整用マークとそれらのマークを検知する位置
合わせ用センサと濃度調整用センサとを示す説明図であ
る。
置における搬送ベルト上に転写された位置合わせ用マー
クと濃度調整用マークとそれらのマークを検知する位置
合わせ用センサと濃度調整用センサとを示す説明図であ
る。
【図6】各色の濃度調整用マークと位置合わせ用マーク
との副走査方向の書込み領域信号のタイミングを示すタ
イミングチャートである。
との副走査方向の書込み領域信号のタイミングを示すタ
イミングチャートである。
【図7】従来例のカラー画像形成装置の全体構造を示す
概略図である。
概略図である。
【図8】その一部を示す斜視図である。
【図9】搬送ベルト上に転写された位置合わせ用マーク
とそのマークを検知するセンサとを示す説明図である。
とそのマークを検知するセンサとを示す説明図である。
【図10】搬送ベルト上に転写された濃度調整用マーク
とそのマークを検知するセンサとを示す説明図である。
とそのマークを検知するセンサとを示す説明図である。
1Y、1M、1C、CK 画像プロセス部
3 無端状ベルト
14、15、16 位置合わせ用センサ
17 位置合わせ用マーク
18 濃度調整用マーク
20 濃度調整用センサ
21 基板
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 2G059 AA01 BB09 DD12 EE02 EE11
KK01 MM01 MM10 MM14
2H027 DA09 DA50 EA01 EA02 EA03
EA05 EB04 EC03 EC06 EC20
EF09
2H030 AA01 AB02 AD16 BB44 BB56
Claims (5)
- 【請求項1】 回転駆動される無端状ベルトと、前記無
端状ベルトの移動方向に沿って配列されてそれぞれ異な
る色の画像を形成する複数の画像プロセス部と、前記無
端状ベルトの移動方向と直交する方向に配列され、前記
画像プロセス部により形成されて前記無端状ベルト上に
転写された各色の位置合わせ用マークを検知する複数個
の位置合わせ用センサとを有し、前記位置合わせ用セン
サの検知結果に応じて前記画像プロセス部により形成さ
れる各色の画像の位置合わせを行うようにしたカラー画
像形成装置において、 前記無端状ベルトの移動方向と直交する方向における検
知領域が前記位置合わせ用センサの検知領域と重ならな
い位置に配置され、前記画像プロセス部により形成され
て前記無端状ベルト上に転写された濃度調整用マークを
検知する濃度調整用センサを設け、この濃度調整用セン
サの検知結果に応じて前記画像プロセス部で形成される
画像の濃度調整を行うようにしたことを特徴とするカラ
ー画像形成装置。 - 【請求項2】 前記位置合わせ用マークと前記濃度調整
用マークとを形成するときに、一方の前記マークのクリ
ーニングが終了する前に他方の前記マークの形成を開始
するように前記マークの形成タイミングを制御する手段
を有することを特徴とする請求項1記載のカラー画像形
成装置。 - 【請求項3】 前記位置合わせ用マークと前記濃度調整
用マークとは、前記無端状ベルトの移動方向と直交する
方向で重複していることを特徴とする請求項2記載のカ
ラー画像形成装置。 - 【請求項4】 前記位置合わせ用マークと前記濃度調整
用マークとは、前記無端状ベルトの移動方向と直交する
方向で重複しないことを特徴とする請求項2記載のカラ
ー画像形成装置。 - 【請求項5】 前記位置合わせ用センサと前記濃度調整
用センサとが一枚の基板上に配置されていることを特徴
とする請求項1ないし4のいずれか一記載のカラー画像
形成装置。
Priority Applications (4)
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