JP2003207973A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP2003207973A
JP2003207973A JP2002003818A JP2002003818A JP2003207973A JP 2003207973 A JP2003207973 A JP 2003207973A JP 2002003818 A JP2002003818 A JP 2002003818A JP 2002003818 A JP2002003818 A JP 2002003818A JP 2003207973 A JP2003207973 A JP 2003207973A
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color
image
image forming
pattern
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JP2002003818A
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English (en)
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Toshiaki Sako
俊明 酒向
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 色ずれ量測定用画像を形成する面に傷や汚れ
があっても、色ずれ補正を短時間で行うことができ、最
適な画質を得られるカラー画像形成装置を提供する。 【解決手段】 複数の像形成手段Py、Pm、Pc、P
Bkから像搬送体8上に複数色の現像剤像から成る色ず
れ量測定用パターン50を所定の間隔で複数セット形成
するパターン発生手段と;像搬送体8上に形成された色
ずれ量測定用パターン50を検出し、パターン検出信号
を出力する検出手段9と;パターン検出信号と参照信号
とを比較して、像搬送体8上に形成された色ずれ量測定
用パターン検出信号のみを出力する誤検出信号除去手段
と、誤検出信号除去手段から出力されたパターン像検出
信号に基づいて、各色の画像間の色ずれ量を演算し、演
算した色ずれ量に基づいて、複数の像形成手段Py〜P
Bkによる画像形成位置を補正する制御回路60と;を
有する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式或い
は静電記録方式を用いてカラー画像の形成が可能な、複
写機、プリンターなどのカラー画像形成装置に関し、特
に、記録材担持体、中間転写体などの像搬送体に形成し
た色ずれ量測定用パターンを検出して、色ずれを補正す
る機能を有するカラー画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式を用いて像担持体に
静電潜像を形成し、この静電潜像を現像剤が備えるトナ
ーにより現像剤像(トナー像)として可視化して、その
後このトナー像を記録材に転写して画像を得る画像形成
装置がある。特に、カラー画像を高速に形成するカラー
画像形成装置として、搬送ベルトに沿って、各々が像担
持体として例えばドラム型の電子写真感光体(以下、
「感光ドラム」と呼ぶ。)を備えるイエロー(Y)、マ
ゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色毎
の画像形成部を配置し、搬送ベルトによって記録材を各
画像形成部に順次搬送すると共に、各色のトナー像を順
次重ね合うように転写して出力画像を得るインライン方
式といわれるものがある。又、同様のインライン方式を
利用したカラー画像形成装置として、中間転写ベルトに
沿って各画像形成部を配置し、中間転写ベルト上に順次
各色のトナー像を重ね合うように転写して、最後に一括
して中間転写体から記録材にトナー像を転写するものも
ある。
【0003】このインライン方式のカラー画像形成装置
における主な問題の1つに、カラー画像の各色間の色ず
れがある。色ずれの成分としては、感光ドラムに潜像を
形成する露光手段としてレーザスキャナを用いる場合
の、レーザによるスキャン方向(主走査方向)のずれ、
ベルト搬送方向(副走査方向)のずれ、主走査方向の像
の伸縮、主走査方向の角度ずれなどがある。各色のずれ
量は、装置の出荷時において、許容値以下となるように
調整されている。しかし、調整時と使用時の環境温度や
装置温度の変化、床面の違いによる装置のひずみ、プロ
セスカートリッジなどのカートリッジの交換などによる
感光ドラムのずれにより、許容値以上の色ずれが生じて
しまう。
【0004】そこで、従来、適時この色ずれを補正する
手段として、記録材上若しくは搬送ベルト上、又は中間
転写ベルト上に、所定間隔で色ずれ量測定用のパターン
(以下、「色ずれ量測定用パターン」と呼ぶ。)を形成
し、この色ずれ量測定用パターンをトナー像検出器によ
って検出して、その検出結果に基づいて色ずれ量を演算
し、この演算結果に基づいて画像形成位置を補正するこ
とが行われている。この時、例えば図7に示すように、
色ずれ量測定用パターン50は、搬送方向に対して垂直
な方向に、4色の線(色ずれ量測定用画像)が等間隔L
(L1=L2=L 3)で形成されて1セットとされ、又図
8に示すようにこの1セットの色ずれ量測定用パターン
50を等間隔Kで複数回形成される。そして、各色ずれ
量測定用パターン50による色ずれ量の測定値に平均化
処理などの所定の統計処理を施した値に基づいて、各画
像形成部によって形成される画像の色ずれを補正する。
【0005】これにより、色ずれ量を許容値以内に抑
え、常に最適な画質の画像を保持することができる。
【0006】しかし、色ずれ量測定用パターンを形成す
る媒体に傷や汚れがある場合、傷や汚れをトナー像検出
器が検出することによって色ずれ量測定用パターンを正
しく認識することができなくなる場合がある。その結
果、色ずれ補正を正確に行うことができなくなる。
【0007】又、放電などの外来ノイズによってトナー
像検出器が色ずれ量測定用パターンとは無関係に信号を
出力してしまう場合も考えられ、その場合にも同様に正
しい色ずれ補正ができなくなる。
【0008】そこで、この問題に対する解決策として、
特開平7−36244号公報には、トナー像検出器を金
属製のシールドで覆うことによって外来ノイズによる誤
動作を防ぎ、又、トナー像検出器自体の作動を制御する
ことによって色ずれ量測定用パターンの検出制度をあげ
る方法が提案されている。
【0009】又、特開2000−147862号公報に
は、トナー像検出器によって一旦色ずれ量測定用パター
ンを読み取った後、読み取った色ずれ量測定用パターン
が正常なものであるか判断し、異常であると判断した場
合には再度色ずれ量測定用パターンを形成し直すことに
よって、傷や汚れによる誤動作を防ぐ方法が提案されて
いる。
【0010】又、特開平10−73981号公報には、
色ずれ量測定用パターンを形成する前に、トナー像検出
器によって色ずれ量測定用パターンを形成する媒体上の
傷や汚れを予め検出し、傷や汚れのない場所に色ずれ量
測定用パターンを形成する方法が提案されている。
【0011】更に、特開平11−58842号公報に
は、トナー像検出器を移動する手段を設け、検出信号が
最適となる位置にトナー像検出器を移動することによっ
て色ずれ量測定用パターンを傷や汚れから識別する方法
が提案されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、トナー像検出器に移動手段やその制御回
路、或いはシールドなどを設ける必要があり、コストア
ップの要因となる。
【0013】又、傷や汚れのない部分に色ずれ量測定用
パターンを形成する方法では、予め色ずれ量測定用パタ
ーンを形成する媒体上の傷や汚れを検出し、そして傷や
汚れのない場所に色ずれ量測定用パターンを形成するた
めにこの媒体を移動するための時間が必要となり、色ず
れ補正のためにユーザを待たせる時間が長くなるという
問題があった。
【0014】従って、本発明の目的は、色ずれ量測定用
画像を形成する面の傷や汚れによる、色ずれ補正への影
響を抑える場合に、コストアップの必要がなく、又傷や
汚れがある場合でも色ずれ補正にかかる時間を延長する
ことがなく、最適な画質の得られるカラー画像形成装置
を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
カラー画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発
明は、各々が像担持体を有し、互いに異なる色の現像剤
像を前記像担持体に形成する複数の像形成手段と;前記
複数の像形成手段が備える前記像担持体から転写された
現像剤像を搬送する像搬送体と;前記複数の像形成手段
を制御して、複数色の色ずれ量測定用の現像剤像から成
る色ずれ量測定用パターンを、前記像搬送体に所定の間
隔で複数セット形成するパターン発生手段と;前記像搬
送体上に形成された前記色ずれ量測定用パターンを検出
して、パターン検出信号を出力する検出手段と;前記パ
ターン検出信号と参照信号とを比較して、前記パターン
検出信号から、前記像搬送体上に形成された色ずれ量測
定用の現像剤像の位置に応じて前記検出手段が出力した
現像剤像検出信号のみを出力する誤検出信号除去手段
と;前記誤検出信号除去手段から出力された現像剤像検
出信号に基づいて、前記複数の像形成手段により形成さ
れる各色の画像間の色ずれ量を演算する演算手段と;前
記演算手段が演算した色ずれ量に基づいて、前記複数の
像形成手段による画像形成位置を補正する補正手段と;
を有することを特徴とするカラー画像形成装置である。
【0016】本発明の一実施態様によると、前記参照信
号は、記憶手段に予め格納された信号である。
【0017】本発明の他の実施態様によると、前記パタ
ーン発生手段は、同一の色ずれ量測定用パターンを所定
の間隔で複数セット形成し、前記誤検出信号除去手段
は、全ての色ずれ量測定用パターンのパターン検出信号
を記憶手段に格納した後、各セットの色ずれ量測定用パ
ターンのパターン検出信号を、前記参照信号として他の
全てのセットの色ずれ量測定用パターンのパターン検出
信号と比較した結果に基づいて、各パターン検出信号か
ら現像剤像検出信号のみを出力する。
【0018】本発明の他の実施態様によると、前記誤検
出信号除去手段は、全ての色ずれ量測定用パターン内の
共通した位置に応じて前記検出手段が出力した信号のみ
を現像剤像検出信号として出力する。
【0019】本発明の他の実施態様によると、前記誤検
出信号除去手段は、各色ずれ量測定用パターンのパター
ン検出信号を比較する際に、前記検出手段の出力信号に
対して許容誤差範囲を設定し、各色ずれ量測定用パター
ン内で前記許容誤差範囲内に前記検出手段の出力信号が
1つだけある場合のみ、その検出信号を現像剤像検出信
号として出力する。
【0020】又、前記演算手段は、前記誤検出信号除去
手段から出力された現像剤像検出信号に基づいて、各色
ずれ量測定用パターン毎に演算した各色の画像間の色ず
れ量を統計処理し、各色の画像間の色ずれ量を確定する
ことができる。
【0021】本発明において、前記像搬送体は、前記複
数の像形成手段により現像剤像が形成される記録材を担
持して搬送する記録材搬送手段であってよい。又、前記
像搬送体は、前記複数の像形成手段により現像剤像が形
成された後、その像を記録材に2次転写するための中間
転写体であってよい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るカラー画像形
成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
【0023】実施例1 図1は、本発明に係るカラー画像形成装置の一実施例の
概略断面を示す。本実施例において、カラー画像形成装
置100は、画像形成装置本体と通信可能に接続された
パーソナルコンピュータなどの外部機器からの画像信号
に応じて、電子写真方式により記録材、例えば、紙、O
HPシートなどにカラー画像を形成することのできるカ
ラーレーザビームプリンタである。
【0024】先ず、図1を参照して、本実施例のカラー
画像形成装置100の全体構成を説明する。本実施例の
カラー画像形成装置100は、複数の像形成手段とし
て、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、ブラック(Bk)の各色の画像を形成する4つ
の画像形成部Py、Pm、Pc、PBkを有する。各画
像形成部Py〜PBkは、記録材Pを担持して搬送する
記録材搬送手段たる搬送ベルト8の駆動方向に沿って並
置されている。そして、色分解された画像情報に応じて
各画像形成部Py〜PBkが各々の色の画像を形成する
と共に、記録材カセット10若しくは手差しトレイ1
2、ピックアップローラ11若しくは手差し用ピックア
ップローラ13、レジストローラ14及び吸着ローラ1
5などの記録材供給装置により記録材Pを搬送ベルト8
へと供給し、搬送ベルト8が順次記録材Pを各画像形成
部Py〜PBkへと搬送する。ピックアップローラ1
1、13は、カセット10或いは手差しトレイ12から
記録材Pを1枚ずつ分離して送り出し、レジストローラ
14は、各画像形成部Py〜PBkにおけるトナー像の
形成と同期をとって、記録材Pを搬送ベルト8へと供給
する。
【0025】吸着ローラ15は静電的に記録材Pを搬送
ベルト8に吸着させる機能を有する。又、搬送ベルト8
は、支持ローラ8a、8bに掛け渡されており、一方の
支持ローラ(本実施例ではローラ8a)が駆動手段(図
示せず)で回転駆動されることにより、図中矢印R方向
に周回移動する。他方の支持ローラ(本実施例ではロー
ラ8b)は、従動回転すると共に、搬送ベルト8の所定
のテンションを維持する。本実施例において、搬送ベル
ト8は、各画像形成部Py〜PBkによりトナー像が形
成された記録材P、或いは色ずれ測定用画像を担持して
搬送することにより像搬送体を構成する。
【0026】こうして、搬送ベルト8上の記録材Pに各
画像形成部Py〜PBkから順次トナー像を重ね合わせ
るように転写する。その後、記録材Pは搬送ベルト8か
ら分離されて定着器7へと搬送される。定着器7は、加
熱手段を内蔵した定着ローラ7aと、この定着ローラ7
aに圧接された加圧ローラ7bを有し、このローラ対7
a、7bにて記録材Pを挟持搬送することで、熱、圧力
により記録材P上の未定着のトナー像を記録材Pに定着
し、永久画像とする。
【0027】次に、各画像形成部Py〜PBkについて
説明する。各画像形成部Py〜PBkの構成及び動作は
現像剤の色を除いて同一とされているので、ここではイ
エロー画像形成部Pyを例として説明する。
【0028】イエロー画像形成部Pyは、像担持体とし
てドラム型の電子写真感光体、即ち、感光ドラム1Yを
有する。感光ドラム1Yは、図中矢印方向に回転駆動さ
れると共に、帯電手段としての帯電ローラ2Yによって
所定の電位に一様に帯電される。その後、帯電された感
光ドラム1Yの表面を、露光手段としてのレーザスキャ
ナユニット3Yが色分解されたイエロー画像情報に従っ
て走査露光し、その表面に静電潜像を形成する。感光ド
ラム1Yに形成された静電潜像は、次いで現像手段たる
現像器4Yによって現像剤が備えるトナーが供給され、
トナー像として可視化される。現像器4Yは、現像器本
体(現像容器)内に収容された現像剤を感光ドラム1Y
と対向する現像領域へと搬送する現像剤担持体として、
現像ローラ4Yaを有しており、この現像ローラ4Ya
の回転により現像剤を現像領域へ担持搬送すると共に、
この現像ローラ4Yaに、通常、AC電圧とDC電圧と
を重畳した現像バイアスを印加することで、所定の現像
電位により感光ドラム1Y上の静電潜像を現像する。
【0029】一方、感光ドラム1Yへのイエロートナー
像の形成と同期するように、上述のような記録材供給装
置によって、感光ドラム1Yと、転写手段としての転写
ローラ5Yとが搬送ベルト8を介して対向する転写領域
に記録材Pが搬送されてくる。そして、転写ローラ5Y
に転写バイアス電圧を印加することにより、感光ドラム
1Yから記録材Pへとトナー像が転写される。
【0030】続いて、記録材Pは搬送ベルト8上を、マ
ゼンタ、シアン、ブラックの各画像形成部Pm、Pc、
PBkへと搬送され、上記同様にして各感光ドラム1
M、1C、1Bkに形成されたトナー像が、記録材P上
に重ね合わせるようにして転写される。
【0031】その後、上述のようにして記録材Pにトナ
ー像が定着された後、記録材Pは画像形成装置外部に設
けられたトレー(図示せず)などの排出部に排出され
る。又、トナー像の転写後の各感光ドラム1Y〜1Bk
の表面に残留するトナーは、クリーニング装置6Y〜6
Bkによって除去され、感光ドラム1Y〜1Bkは続く
画像形成に備える。
【0032】本実施例のカラー画像形成装置100は、
装置動作を統括制御する制御回路基板60(図2)を有
する。制御回路基板60には、各画像形成部Py〜PB
kによる画像形成動作を制御する制御手段としての制御
回路62、及び、詳しくは後述する画像位置検出回路6
1などを備える。制御回路62は、演算手段、制御手
段、記憶手段を有する。
【0033】次に、図2及び図3をも参照して、本実施
例のカラー画像形成装置100における色ずれの補正方
法について説明する。
【0034】本実施例のカラー画像形成装置100は、
記録媒体Pへの画像の転写を開始することに先立って、
所定の色ずれ量測定用パターン50を搬送ベルト8の表
面へ転写させるべく、パターン発生手段が設けられてい
る。本実施例では、パターン発生手段は、各画像形成部
Py〜PBkによる画像形成動作を統括的に制御する制
御回路62(図2)が兼ねる。
【0035】更に、カラー画像形成装置100には、搬
送ベルト8による記録材Pの搬送方向に沿った最も定着
器71側において、搬送ベルト8の表面に形成された色
ずれ量測定用パターン50の画像位置を検出するための
トナー像検出センサ9が設けられている。トナー像検出
センサ9は、光センサとして、発光手段としてLEDな
どとされる発光素子と、受光手段としてPDなどとされ
る受光素子を備えている。本実施例では、トナー像検出
センサ9として、搬送ベルト8の搬送方向に略直交する
方向の両端部近傍表面に対向して2つのトナー像検出セ
ンサ9a、9bが配設されている。
【0036】色ずれ量測定用パターン50は、各トナー
像検出センサ9a、9bによって検出されるべく、搬送
ベルト8の搬送方向に略直交する方向の両端部近傍に沿
って形成される。両方のトナー像検出センサ9a、9b
により検出された色ずれ量測定用パターンの画像位置情
報から、主走査方向(搬送ベルト8の移動方向と略直交
する方向)、副走査方向(搬送ベルト8の移動方向)の
色ずれを、総合的に補正することができる。但し、これ
ら搬送ベルト8の両端部近傍に設けられたトナー像検出
センサ9a、9bのそれぞれによる色ずれ量測定用パタ
ーンの検出方法は同一であるので、以下では、1つのト
ナー像検出センサ9(9a又は9b)について説明す
る。
【0037】本実施例では、パターン発生手段により、
図3に示すように、搬送ベルト8の搬送方向と略直交す
る方向の直線とされるイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色の色ず
れ量測定用画像(トナー像)から成る同一の色ずれ量測
定用パターン50を、所望の間隔で搬送ベルト上に複数
形成する。本実施例では、それぞれイエロー(Y)、マ
ゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の4本
の色ずれ量測定用画像から成る第1、第2、第3、第4
の4セットの色ずれ量測定用パターン50a、50b、
50c、50dを形成するものとする。勿論、色ずれ量
測定用パターンはより多くすることも、少なくすること
もできる。
【0038】色ずれ量測定用パターン50a〜50dが
トナー像検出センサ9の位置に来たときに、トナー像検
出センサ9は各色ずれ量測定用パターン50a〜50d
の各色ずれ量測定用画像を光センサなどにより光強度分
布波形として検出し、電圧として出力する。
【0039】トナー像検出センサ9から出力された各電
圧は、制御回路基板60に入力され、画像位置検出回路
61が入力された電圧波形から画像位置を検出し、各色
ずれ量測定用パターン50a〜50b毎のパターン検出
信号を制御回路62に入力する。
【0040】ここで、画像位置検出回路61は、トナー
像と搬送ベルト8の表面との光の反射率の違いにより、
トナー像を検出してトナー像検出信号を出力する。つま
り、画像位置検出回路61は、所定の基準値(しきい
値)と受光素子の出力とを比較する比較回路を有し、搬
送ベルト8上のトナー像と搬送ベルト8の表面とを区別
し、それぞれ複数の画像検出位置情報を含む各色ずれ量
測定用パターン50a〜50b毎のパターン検出信号と
して制御回路62へと出力する。トナー像検出センサ9
と画像位置検出回路61とで、色ずれ量測定用パターン
50a〜50bを検出してパターン検出信号を出力する
検出手段を構成する。
【0041】そして、本実施例では、制御回路62は、
以下詳しく説明するようにして、入力されたパターン検
出信号から搬送ベルト8の傷や汚れ、外来ノイズの影響
などによる誤検出信号を排除して、搬送ベルト8に形成
された色ずれ量測定用画像(トナー像)を検出した信号
(現像剤像検出信号)のみを出力する誤検出信号除去手
段としての機能を有する。この誤検出信号除去手段から
出力されたトナー像検出信号に基づいて制御回路62内
の演算手段が色ずれ量を演算する。
【0042】又、制御回路62は、演算手段が演算した
色ずれ量に基づいて、各画像形成部Py〜PBkにおけ
る各色の潜像形成位置を補正するなどして、各画像形成
部Py〜PBkにおける画像書き出しタイミングを補正
する補正手段としての機能を有する。
【0043】更に、制御回路62は、演算手段によって
各色ずれ量測定用パターン50a〜50dによる複数回
の色ずれ量の測定値に、本実施例では平均化処理とされ
る所定の統計処理を施し、各色間の色ずれ量を確定する
機能を有しており、この平均値に基づいて色ずれ量の補
正を行う。
【0044】以下、本実施例における色ずれ量の測定方
法を更に説明する。図3には、搬送ベルト8に形成され
た色ずれ量測定用パターンに加えて、搬送ベルト8の表
面の傷又は汚れα、βを模式的に示している。図中に示
すx1〜x18は画像検出位置(傷又は汚れの位置をも
含む。)を示す。
【0045】尚、ここでは、図3に示すように、搬送ベ
ルト8についた傷又は汚れが色ずれ量の測定に影響する
場合を例にして説明するが、本発明はこれに限定される
ものではない。例えば、放電などの外来ノイズによって
トナー像検出センサ3が色ずれ量測定用パターン50a
〜50dとは関係なく信号を出力する場合など、色ずれ
量測定用パターンとして誤検出される可能性のある如何
なる因子であっても、本発明に従って同様に除外し得
る。
【0046】ここで、各色ずれ量測定用パターン50a
〜50dの長さ、各色ずれ量測定用パターン50a〜5
0dの形成位置、トナー像検出センサ9の位置、各色ず
れ量測定用パターン50a〜50dの搬送速度はそれぞ
れ既知であり、各色ずれ量測定用パターン50a〜50
dの形成開始から、各色ずれ量測定用パターン50a〜
50dがトナー像検出センサ9の下に到達するまでの時
間は計算により求められる(但し、ある程度の公差はあ
る)。同様に、各色ずれ量測定用パターン50a〜50
dがトナー像検出センサ9の下を通過するのに要する時
間も計算により求められる。
【0047】又、色ずれ量の測定により補正可能な色ず
れ量も既知であるため、各色ずれ量測定用パターン50
a〜50dがトナー像検出センサ9の下を通過する可能
性のある時間を計算により求めることができる。
【0048】従って、本実施例では、制御回路62は、
各色ずれ量測定用パターン50a〜50dがトナー像検
出センサ9の下を通過する可能性のある時間内に、画像
位置検出回路61から入力された画像検出位置を記憶す
る。全ての色ずれ量測定用パターン50a〜50bがト
ナー像検出センサ9の下を通過した後、各色ずれ量測定
用パターン50a〜50b内の画像検出位置を比較す
る。そして、全ての色ずれ量測定用パターン50a〜5
0bにおいて共通の位置にある画像をトナー像(色ずれ
量測定用画像)であると判断し、その画像検出位置を制
御回路62の記憶手段に保持する。これら以外の画像検
出位置にはトナー像はないはずであるから、傷又は汚れ
として、制御回路62の記憶手段の記憶から除外する。
このように、本実施例では、制御回路62は、一旦記憶
手段に記憶した画像検出位置情報から、搬送ベルト8上
の傷や汚れを検出した画像検出位置情報(後検出信号)
を削除する、又は色ずれ量の計算に用いないようにする
制御を行うことによって、後検出信号除去手段として働
く。
【0049】次に、図4を参照して更に詳しく説明す
る。図4中に示すd10〜d50は、各色ずれ量測定用
パターン50a〜50d内での、最初の画像検出位置か
ら各々の画像検出位置までの距離である。
【0050】図示の例では、d10、d11、d12、
d13は、全ての色ずれ量測定用パターン内に共通して
存在する。そのため、対応するx1、x6、x10、x
15の画像検出位置にはトナー像があると判断できる。
同様に、x2、x3、x5、x7、x8、x9、x1
0、x12、x13、x14、15x、x16、x1
7、x18の画像検出位置にはトナー像があると判断
し、この画像検出位置情報を、制御回路62の記憶手段
に保持する。
【0051】これに対して、第1の色ずれ量測定用パタ
ーン50a、或いは第3の色ずれ量測定用パターン50
c内のd40、d50は、それぞれ他の色ずれ量測定用
パターン内には存在しない。このため、d40、d50
のそれぞれに対応するx4、x11の画像検出位置には
トナー像がない、つまり、傷又は汚れを誤検知したもの
であるか、又は外来ノイズであると判断し、制御回路6
2の記憶手段の記憶から除外する。
【0052】そして、制御回路62は、演算手段によ
り、残った画像検出位置情報に基づいて各色ずれ量測定
用パターン50a〜50d毎に各色間の画像間隔を求め
る。
【0053】更に、各色ずれ量測定用パターン50a〜
50b毎に求められた各色間の間隔を平均化処理した値
と、予め設定され制御回路62の記憶手段に保持されて
いる所望の間隔との違いを求め、色ずれ量とする。そし
て、制御回路62は、この値に基づいて各画像形成部P
y〜PBkにおける画像の書き出しタイミングを変化さ
せる。
【0054】尚、例えば、各画像形成部Py〜PBkに
おける潜像形成位置の補正など、色ずれ量の検出値から
各画像形成部Py〜PBkにより形成する画像の色ずれ
を補正する方法は様々である。本発明においては、これ
ら補正方法自体は任意であるので、これ以上の詳しい説
明は省略する。
【0055】以上、本実施例によれば、上述のようにし
て求めた色ずれ量に基づいて各色の画像書き出しタイミ
ングを変化させて、色ずれ量を補正することにより、搬
送ベルト8上の傷や汚れを誤検知することによる色ずれ
量の測定誤差の増大や、再測定による測定時間の増大が
なく安定した色ずれ補正を行うことができ、又、余分な
コストアップがなく色ずれを少なくすることができる。
【0056】実施例2 次に、本発明の他の実施例について説明する。尚、本実
施例においてカラー画像形成装置の基本的な構成及び動
作は実施例1と同じであるので、同一の機能、構成を有
する要素には同一符号を付して、詳しい説明は省略し、
本実施例に特徴的な部分のみ説明する。
【0057】本実施例では、次のようにして色ずれ量を
測定する。制御回路62は、実施例1と同様にして、画
像位置検出回路61から入力された画像検出位置を記憶
する。
【0058】ここで、各色の各色ずれ量測定用パターン
の形成間隔は既知であるため、これを予め制御回路62
の記憶手段に記憶しておくことで、同一色のn番目のト
ナー像(色ずれ量測定用画像)の位置は、n−1番目の
トナー像の位置から計算により求めることができる。
【0059】そこで、制御回路62は、計算により求め
られたn番目の画像検出位置(推定位置)と同位置に、
画像位置検出回路61から入力された画像検出位置の中
に一致するものがない場合、基準としたn−1番目の画
像検出位置は実際にはトナー像はなく、傷又は汚れを誤
検知したものであることになる。そのため、このn−1
番目の画像検出位置情報を、制御回路62の記憶手段の
記憶から削除する。
【0060】同様に、画像位置検出回路61から入力さ
れた画像検出位置の全てについて上述の処理を行えば、
残った画像検出位置は正しく色ずれ量測定用画像の位置
を検出したのもとなる。
【0061】図5を参照して更に説明する。例えば、第
1、第2の色ずれ量測定用パターン50a、50bを例
に説明する。第1の色ずれ量測定用パターン50aと第
2の色ずれ量測定用パターン50bの距離、即ち、第1
の色ずれ量測定用パターン50a内の各色ずれ測定用画
像と、第2の色ずれ量測定用パターン50b内の対応す
る位置の各色ずれ測定用画像の距離をd1とする。この
場合、図7中のx1の位置にある画像検出位置からd1
だけ離れた位置(推定位置)にはx6の画像検出位置が
ある。又、x2からd1だけ離れた位置にはx7があ
り、x3からd1だけ離れたところにはx8がある。そ
のため、これらの画像検出位置x1〜x3、x6〜x8
は、形成された色ずれ量測定用パターン50a又は50
b中の色ずれ量測定用画像であると判断し、制御回路6
2の記憶手段に保持する。
【0062】これに対して、x4からd1だけ離れた位
置には何も検出されていない。そのため、x4の位置に
は正しいトナー像がなかった、つまり、傷又は汚れを誤
検知したものであると判断し、このx4の画像検出位置
は、制御回路62の記憶手段の記憶から除外する。
【0063】同様に、第2の色ずれ量測定用パターン5
0bと第3の色ずれ量測定用パターン50cの距離(d
2)、第3の色ずれ量測定用パターン50cと第4の色
ずれ量測定用パターン50dの距離(d3)が既知であ
るため(d1=d2=d3であってよい。)、上記同様
の処理により、x11の位置も誤検知であると判断さ
れ、制御回路62の記憶手段の記憶から除外される。
【0064】そして、制御回路62は、演算手段によ
り、残った画像検出位置情報に基づいて、各色ずれ量測
定用パターン50a〜50d毎に各色間の画像間隔を求
める。
【0065】各色ずれ量測定用パターン50a〜50d
毎に求められた各色間の間隔を平均化処理した値と、予
め設定され制御回路62の記憶手段に保持されている所
望の間隔との違いを求め、色ずれ量とする。そして、制
御回路62は、この値に基づいて各画像形成部Py〜P
Bkにおける画像の書きだしタイミングを変化させる。
【0066】以上、本実施例の処理によっても、上述の
ようにして求めた色ずれ量に基づいて各色の画像書き出
しタイミングを変化させて、色ずれ量を補正することに
より、搬送ベルト8上の傷や汚れを誤検知することによ
る色ずれ量の測定誤差の増大や、再測定による測定時間
の増大がなく安定した色ずれ補正を行うことができ、
又、余分なコストアップがなく色ずれを少なくすること
ができる。
【0067】実施例3 次に、本発明の他の実施例について説明する。本実施例
は、実施例1の変形例であり、カラー画像形成装置の基
本的な構成及び動作は実施例1と同じであるので、同一
機能、構成を有する要素には同一符号を付して詳しい説
明を省略し、本実施例に特徴的な部分のみ説明する。
【0068】実施例1では、各色ずれ量測定用パターン
50a〜50bにおける、最初の画像検出位置からの各
画像検出位置までの距離を比較して、全ての色ずれ量測
定用パターンにおいて共通の位置にある画像検出位置を
色ずれ量測定用画像であるとした。
【0069】本実施例では、各色ずれ量測定用パターン
50a〜50dにおける画像検出位置を比較する際に、
許容誤差を定義する。そして、基準となる画像検出位置
に対して許容誤差範囲内に検出された画像が1つだけあ
る場合に、その画像検出位置にトナー像があると判断す
る。
【0070】一方、許容誤差範囲内に画像検出位置が2
個所以上ある場合には、その色ずれ量測定用パターンに
よる色ずれ量の測定は不可能であるとして、当該色ずれ
量測定用パターン内の画像検出位置は、全て制御回路6
2の記憶手段の記憶から除外する。
【0071】例えば、図4中のd10に所定の幅Zを持
たせて、全ての色ずれ量測定用パターン50a〜50d
について、d10±Z、d11±Z、d12±Z、d1
3±Z内に画像検出位置が1つある場合に、その画像検
出位置が色ずれ量測定用画像であると判断する。
【0072】一方、この範囲内に画像検出位置が2個以
上ある色ずれ量測定用パターンについては、その色ずれ
量測定用パターンによる色ずれ量の測定は不可能である
として、制御回路62の記憶手段に記憶されたその色ず
れ量測定用パターン内の画像検出位置情報は全て除外す
る。
【0073】その後、実施例1と同様に、残った画像検
出位置情報に基づいて、各色ずれ量測定用パターン毎に
各色間の画像間隔を求め、更に各色間の間隔を複数の色
ずれ量測定用パターン間で平均化して、所望の間隔との
違いを求め、色ずれ量とする。
【0074】以上、本実施例によれば、実施例1と同様
の効果が得られると共に、搬送ベルト8上の傷や汚れを
誤検知した結果を色ずれ量の計算に用いて色ずれ補正の
精度が低下するのをより確実に防止できる。
【0075】実施例4 次に、本発明の更に他の実施例について説明する。本実
施例は、実施例2の変形例であり、カラー画像形成装置
の基本的な構成及び動作は実施例2と同じであるので、
同一機能、構成を有する要素には同一符号を付して詳し
い説明を省略し、本実施例に特徴的な部分のみ説明す
る。
【0076】実施例2では、同一色のn−1番目の画像
検出位置から、n番目の画像検出位置を計算し、この計
算により求めた位置(推定位置)にn番目の画像が検出
されなかった場合に、基準としたn−1番目の画像検出
位置にはトナー像がないと判断した。本実施例では、各
色ずれ量測定用パターン50a〜50bにおける画像検
出位置を比較する際に、許容誤差を定義する。そして、
基準となる画像検出位置に対して許容誤差範囲内に検出
された画像が1つだけある場合に、その画像検出位置に
トナー像があると判断する。
【0077】一方、許容誤差範囲内に画像検出位置が1
個所もない場合には、基準となる位置にトナー像が存在
しなかったとして、制御回路62の記憶手段の記憶から
除外する。更に、許容誤差範囲内に画像検出位置が2個
所以上ある場合には、その色ずれ量測定用パターンによ
る色ずれ量測定は不可能であるとして、当該色ずれ量測
定用パターン内の画像検出位置は全て制御回路62の記
憶手段の記憶から除外する。
【0078】例えば、第1の色ずれ量測定用パターン5
0aと第2の色ずれ量測定用パターン50bとの距離を
d1とし、このd1に所定の幅Zを持たせてd1±Zと
する。そして、例えば、x1の画像検出位置からd1±
Zだけ離れた位置に1つだけ画像検出位置がある場合
に、x1の画像検出位置にはトナー像あると判断する。
【0079】一方、例えば、x4の画像検出位置のよう
に、そこからd1±Zだけ離れた位置に画像検出位置が
1つもない場合にはx4の画像検出位置はトナー像では
ないと判断し、制御回路62の記憶手段の記憶から除外
する。更に、例えば、X1のの画像検出位置からd1±
Zの範囲に画像検出位置が2個以上あった場合などに
は、第2の色ずれ量測定用パターン50bによる色ずれ
量の測定は不可能であるとして、第2の色ずれ量測定用
パターン50b内の画像検出位置情報は、全て制御回路
62の記憶手段の記憶から除外する。
【0080】その後、実施例4と同様に、残った画像検
出位置情報に基づいて、各色ずれ量測定用パターン毎に
各色間の画像間隔を求め、更に各色間の間隔を複数の色
ずれ量測定用パターン間で平均化して、所望の間隔との
違いを求め、色ずれ量とする。
【0081】以上、本実施例によれば、実施例4と同様
の効果が得られると共に、搬送ベルト8条の傷や汚れを
誤検知した結果を色ずれ量の計算に用いて色ずれ補正の
精度が低下するのをより確実に防止できる。
【0082】尚、上記各実施例では、各画像形成部P
y、Pm、Pc、PBkにより、搬送ベルト8に担持し
た記録材P上のトナー像を形成するカラー画像形成装置
を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
ない。搬送ベルト8の代わりに中間転写体を有し、この
中間転写体に複数色の画像を順次重ねるように転写し
て、別途設けられた記録材搬送系により搬送される記録
材Pに中間転写体上に形成された画像を一括して2次転
写する中間転写方式のカラー画像形成装置にも本発明は
適用可能であり、上記各実施例と同様の効果を得ること
ができる。
【0083】図6は、中間転写方式のカラー画像形成装
置200の一例の概略断面を示す。尚、図6中、上記各
実施例におけるカラー画像形成装置100と同様の機
能、構成を有する要素には同一符号を付しており、ここ
ではその詳しい説明は省略する。
【0084】図6のカラー画像形成装置200は、中間
転写体として、周回移動する中間転写ベルト80を有す
る。この中間転写ベルト80に沿って複数個配置された
画像形成部Py、Pm、Pc、PBkによって形成され
た画像を、中間転写ベルト80上に順次重ね合わせて転
写し、更に、この中間転写ベルト80に形成された画像
を別途設けられた搬送ベルト90によって搬送される記
録材P上に、2次転写手段91の作用で一括して2次転
写する。これにより、記録材P上に、例えば、フルカラ
ーの画像を形成する。カラー画像形成装置200におい
て、中間転写ベルト80は、各画像形成部Py〜PBk
により形成されるトナー像を担持して搬送することによ
り、像搬送体を構成する。
【0085】このような中間転写方式のカラー画像形成
装置200においても、各画像形成部Py〜PBkで形
成される画像間での色ずれの補正のために、上記各実施
例と同様にして、中間転写ベルト80上に所定の色ずれ
量測定用パターン50a〜50dを形成し、これら色ず
れ量測定用パターン50a〜50d内の各色ずれ量測定
画像の位置情報を検出することにより、各画像形成部P
y〜PBkにおける画像形成位置を補正する。
【0086】カラー画像形成装置200において、色ず
れ量の検出方法は、上記各実施例と同様とし得るので、
ここでは上記各実施例において搬送ベルト8に色ずれ量
測定用パターン50a〜50dを形成するとしたところ
を、中間転写ベルト80に形成するとして読み替えるこ
とによって、上記各実施例における全説明を援用する。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
色ずれ量測定用画像を形成する面の傷や汚れによる、色
ずれ補正への影響を抑える場合に、コストアップの必要
がなく、又傷や汚れがある場合でも色ずれ補正にかかる
時間を延長することがなく、最適な画質の得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用し得るカラー画像形成装置の一例
の概略断面図である。
【図2】色ずれ量測定用パターンの検出回路を説明する
ための模式図である。
【図3】搬送ベルト上の傷と搬送ベルトに形成された色
ずれ量測定用パターンとが重畳した例を示す図である。
【図4】本発明に従う色ずれ量測定用パターン検出方法
の一実施例の概念図である。
【図5】本発明に従う色ずれ量測定用パターン検出方法
の他の実施例の概念図である。
【図6】本発明を適用し得るカラー画像形成装置の他の
例の概略断面図である。
【図7】複数色の色ずれ量測定用画像からなる色ずれ量
測定用パターンの一例を示す模式図である。
【図8】搬送ベルトに複数セット形成された一連の色ず
れ量測定用パターンを示す模式図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体) 2 帯電ローラ 3 レーザスキャナユニット 4 現像器 5 転写ローラ 6 クリーニング装置 7 定着器 8 搬送ベルト(像搬送体) 9 トナー像検出センサ(検出手段) 50 色ずれ量測定用パターン 60 制御回路基板 61 画像位置検出回路 62 制御回路(演算手段、制御手段、記憶
手段) 80 中間転写ベルト(像搬送体) 100、200 カラー画像形成装置
フロントページの続き Fターム(参考) 2C362 AA10 BA50 BA51 BB50 CA23 CA39 2H027 DA09 DA21 DE07 EC03 EC07 ED04 EE02 EE07 2H030 AA01 AB02 AD17 BB02 BB16 BB23 BB36 BB42

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々が像担持体を有し、互いに異なる色
    の現像剤像を前記像担持体に形成する複数の像形成手段
    と、 前記複数の像形成手段が備える前記像担持体から転写さ
    れた現像剤像を搬送する像搬送体と、 前記複数の像形成手段を制御して、複数色の色ずれ量測
    定用の現像剤像から成る色ずれ量測定用パターンを、前
    記像搬送体に所定の間隔で複数セット形成するパターン
    発生手段と、 前記像搬送体上に形成された前記色ずれ量測定用パター
    ンを検出して、パターン検出信号を出力する検出手段
    と、 前記パターン検出信号と参照信号とを比較して、前記パ
    ターン検出信号から、前記像搬送体上に形成された色ず
    れ量測定用の現像剤像の位置に応じて前記検出手段が出
    力した現像剤像検出信号のみを出力する誤検出信号除去
    手段と、 前記誤検出信号除去手段から出力された現像剤像検出信
    号に基づいて、前記複数の像形成手段により形成される
    各色の画像間の色ずれ量を演算する演算手段と、 前記演算手段が演算した色ずれ量に基づいて、前記複数
    の像形成手段による画像形成位置を補正する補正手段
    と、を有することを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記参照信号は、記憶手段に予め格納さ
    れた信号であることを特徴とする請求項1のカラー画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 前記パターン発生手段は、同一の色ずれ
    量測定用パターンを所定の間隔で複数セット形成し、前
    記誤検出信号除去手段は、全ての色ずれ量測定用パター
    ンのパターン検出信号を記憶手段に格納した後、各セッ
    トの色ずれ量測定用パターンのパターン検出信号を、前
    記参照信号として他の全てのセットの色ずれ量測定用パ
    ターンのパターン検出信号と比較した結果に基いて、各
    パターン検出信号から現像剤像検出信号のみを出力する
    ことを特徴とする請求項1のカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記誤検出信号除去手段は、全ての色ず
    れ量測定用パターン内の共通した位置に応じて前記検出
    手段が出力した信号のみを現像剤検出信号として出力す
    ることを特徴とする請求項3のカラー画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記誤検出信号除去手段は、各色ずれ量
    測定用パターンのパターン検出信号を比較する際に、前
    記検出手段の出力信号に対して許容誤差範囲を設定し、
    各色ずれ量測定用パターン内で前記許容誤差範囲内に前
    記検出手段の出力信号が1つだけある場合のみ、その検
    出信号を現像剤像検出信号として出力することを特徴と
    する請求項4のカラー画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記演算手段は、前記誤検出信号除去手
    段から出力された現像剤像検出信号に基づいて、各色ず
    れ量測定用パターン毎に演算した各色の画像間の色ずれ
    量を統計処理し、各色の画像間の色ずれ量を確定するこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記載のカ
    ラー画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記像搬送体は、前記複数の像形成手段
    により現像剤像が形成される記録材を担持して搬送する
    記録材搬送手段であることを特徴とする請求項1〜6の
    いずれかの項に記載のカラー画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記像搬送体は、前記複数の像形成手段
    により現像剤像が形成された後、その像を記録材に2次
    転写するための中間転写体であることを特徴とする請求
    項1〜6のいずれかの項に記載のカラー画像形成装置。
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