JP2000258972A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP2000258972A
JP2000258972A JP11058249A JP5824999A JP2000258972A JP 2000258972 A JP2000258972 A JP 2000258972A JP 11058249 A JP11058249 A JP 11058249A JP 5824999 A JP5824999 A JP 5824999A JP 2000258972 A JP2000258972 A JP 2000258972A
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Shiro Tsujioka
史郎 辻岡
Katsuaki Goto
勝昭 後藤
Takuya Washimi
卓也 鷲見
Takeshi Minami
猛 南
Toru Kasamatsu
徹 笠松
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マルチビーム走査方式のカラー画像形成装置に
おいて、各色の重ね合わせのずれを精度良く検出でき、
各色の重ね合わせを正確に行うことができるようにする
こと。 【解決手段】複数の感光体ドラムと、それぞれの感光体
ドラム上を複数本のビームで走査して各感光体ドラム上
に静電潜像を形成するためのマルチビーム走査手段と、
静電潜像に各色のトナー像を形成するための現像手段
と、トナー像を重ね合わせて転写するための転写ベルト
41と、重ね合わせの際に生じる位置ずれを検知するた
めのレジストマーク3を各色毎に且つ各ビーム毎に転写
ベルト41に形成するためのレジストマーク形成手段
と、レジストマーク3を読み取って得られたデータに基
づいて位置ずれを修正する修正手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像形成時
の各色の重ね合わせの位置ずれを検出する機能を備えた
カラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像形成の速度が速く生産性の高
いカラー画像形成装置が望まれている。そのようなカラ
ー画像形成装置の1つとして、複数感光体方式のカラー
画像形成装置が知られている。
【0003】複数感光体方式のカラー画像形成装置にお
いては、タンデム形式で配置されたY,M,C,K各色
の4個の感光体ドラム上に静電潜像を形成し、それらの
各色のトナー像を、転写ベルト上に順次転写して重ね合
わせていく。したがって、単一感光体方式の場合と異な
り、カラー画像を得る際の作像工程をトナーの色数に応
じた回数だけ繰り返す必要がなく、画像形成の速度を向
上させることができる。各色の重ね合わせ(レジストレ
ーション)は、転写ベルト上で正確に行われることが理
想的であるが、装置内部の温度変動による光学系の歪み
などによって、各色の転写位置の間にずれが生じること
がある。転写位置のずれを小さくする手法として、転写
位置の位置ずれを検知するためのレジストマークを各色
毎に転写ベルト上に転写し、それらのレジストマークを
読み取り、得られたデータに基づいて転写位置を補正す
る手法が提案されている(特開平6−51607号)。
【0004】また、更に画像形成の生産性を向上させた
カラー画像形成装置として、マルチビーム走査方式のカ
ラー画像形成装置が知られている。マルチビーム走査方
式のカラー画像形成装置においては、1つの感光体ドラ
ムに対して複数の露光ビームで同時に走査を行う。これ
によって、複数ライン分のカラー画像が同時に形成され
ることになり、画像形成の速度を上げることができる。
【0005】そこで、マルチビーム走査方式を上述した
複数感光体方式のカラー画像形成装置に適用すれば画像
形成の速度を更に上げることができる。その場合に、各
色の転写位置のずれの検出を、上述と同様な手法、つま
り各色毎に転写ベルト上に転写されたレジストマークを
読み取る手法によって行うことが考えられる。
【0006】一方、マルチビーム走査方式においては、
露光ビーム間の位置ずれが生じることがある。露光ビー
ム間の位置ずれの検出方法として、次の方法が公知であ
る。すなわち、主走査方向に関しては、画像形成領域外
に設けたセンサによって露光ビームが走査するタイミン
グ差を検出し、副走査方向に関しては画像形成領域外で
走査方向に対して斜めに取り付けられたセンサのタイミ
ング差より副走査位置を換算する方法である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上に述べた
従来の位置ずれの検出方法においては、実際に感光体ド
ラム上で検出するのではなく、露光ビームの走査手段の
光学系つまり検出位置から感光体ドラムまでの光学系を
介して検出が行われる。この光学系が、等倍光学系であ
れば精度よく検出可能であるが、拡大光学系である場合
には検出精度が悪化してしまうという問題がある。
【0008】したがって、マルチビーム走査方式を複数
感光体方式のカラー画像形成装置に適用したと仮定し
て、各色の転写位置のずれの検出を、上述と同様な手
法、つまり各色毎に転写ベルト上に転写されたレジスト
マークを読み取るといった手法を採用した場合には、複
数の露光ビーム毎の位置誤差により、各色毎の位置ずれ
量を精度よく検出できないという問題が生じる。
【0009】本発明は、上述の問題に鑑みてなされたも
のであり、マルチビーム走査方式のカラー画像形成装置
において、各色の重ね合わせのずれを精度良く検出で
き、各色の重ね合わせを正確に行うことのできるカラー
画像形成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るカラー画
像形成装置PRは、図1及び図2に示すように、複数の
感光体ドラム51Y〜51Kと、それぞれの感光体ドラ
ム51Y〜51K上を複数本のビームLYa〜LKbで
走査して各感光体ドラム51Y〜51K上に静電潜像を
形成するためのマルチビーム走査手段58Y〜58K
と、前記静電潜像に各色のトナー像を形成するための現
像手段53Y〜53Kと、前記トナー像を重ね合わせて
転写するための転写ベルト41と、重ね合わせの際に生
じる位置ずれを検知するためのレジストマーク3を各色
毎に且つ各ビーム毎に前記転写ベルト41に形成するた
めのレジストマーク形成手段58Y〜58Kと、前記レ
ジストマーク3を読み取って得られたデータMDに基づ
いて前記位置ずれを修正する修正手段30とを有する。
【0011】請求項2に係るカラー画像形成装置PRで
は、図8に示すように、前記レジストマーク形成手段5
8Y〜58Kは、1色内の前記各ビームLYa〜LKb
について前記レジストマーク4をそれぞれ異なるパター
ンで形成する。
【0012】請求項3に係るカラー画像形成装置PRで
は、図9に示すように、前記レジストマーク形成手段5
8Y〜58Kは、1色内の前記各ビームLYa〜LKb
について前記レジストマーク5をそれぞれ主走査方向M
1にずらせて形成する。
【0013】請求項4に係るカラー画像形成装置PRで
は、図11及び図13に示すように、前記レジストマー
ク形成手段58Y〜58Kは、同一色の前記各ビームL
a,Lb毎に当該各ビームLa,Lbの光量を変えるこ
とによって前記レジストマーク6の濃度を各ビームL
a,Lb毎に異ならせて形成する。
【0014】
【発明の実施の形態】〔第1の実施形態〕図1は本発明
に係る第1の実施形態のプリンタ部PRを適用した複写
機1の全体の構成を示す図、図2は転写ベルト41に転
写された第1の実施形態のレジストマーク3の形成パタ
ーンを示す平面図である。
【0015】なお、第2の実施形態乃至第4の実施形態
においても、それぞれのプリンタ部は第1の実施形態の
プリンタ部PRと基本的に同じ構造であるため、第2の
実施形態以降においても図1を用いて説明を行う。異な
る部分については各実施形態の中で記述する。
【0016】図1に示すように、複写機1は、大きく分
けて原稿画像を読み取るイメージリーダ部IRと、この
イメージリーダ部IRで読み取った画像を記録シート上
にプリントして再現するプリンタ部PRとから構成され
る。
【0017】イメージリーダ部IRは、図示しない原稿
ガラス板に載置された原稿の画像をスキャナを移動させ
て読み取る公知のものである。原稿画像は、レッド
(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の3種類の波長
の光に分光されて、図示しないCCDカラーイメージセ
ンサにより電気信号に変換され、これにより原稿のR、
G、Bの各色の画像データが得られる。
【0018】プリンタ部PRは、電子写真方式により画
像を形成するものであって、制御部30、記録シートの
搬送方向の上流側から下流側に向かって所定間隔で配置
されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、ブラック(K)の各再現色の画像プロセス部5
0Y,50M,50C,50K、各画像プロセス部毎に
設けられた露光走査部58Y,58M,58C,58
K、転写ベルト41がエンドレスに掛け渡されて構成さ
れる記録シート搬送部40、搬送方向の下流側の上方に
おいて主走査方向(搬送方向と直交する方向)に一直線
状となるように配設された3個のレジストマーク検出部
RS1〜3、記録シート搬送部40の下方に配置された
給紙部70、及び下流側に配置された定着部90などか
らなる。
【0019】以下、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ックの各再現色を、Y,M,C,Kと表し、各再現色に
関連する構成部分の符号に、Y、M、C、Kを添字とし
て付加して表す。但し、Y,M,C,Kの全部に関連す
る構成部分、又はY,M,C,Kのいずれに関連する構
成部分であってもよい場合には、Y,M,C,Kの付加
を省略することがある。
【0020】画像プロセス部50Y,M,C,Kは、感
光体ドラム51Y,M,C,K、これの感光体ドラム5
1Y,M,C,Kをそれぞれ中心としてその周囲に配さ
れた帯電チャージャ52Y,M,C,K、及び現像器5
3Y,M,C,Kなどからなる。
【0021】制御部30は、露光走査部58Y,M,
C,K及び画像プロセス部50Y,M,C,Kなどに指
示を与えてそれらの動作を制御する。詳しくは後述す
る。露光走査部58Y,M,C,Kは、制御部30から
出力された駆動信号を受けてレーザビームを発するレー
ザダイオード、レーザビームを偏向して感光体ドラム5
1Y,M,C,K上を主走査方向に露光走査させるため
のポリゴンミラー、及び走査レンズなどを備える。
【0022】なお、レーザダイオードは、印字速度の高
速化のために複数個設けられており、1つの感光体ドラ
ム51上に同時に主走査方向の複数ラインの走査が可能
である。つまりマルチビーム走査方式である。本実施形
態では、レーザビームの本数は2本である。したがっ
て、各感光体ドラム51は、それぞれ第1ビームLaと
第2ビームLbとの2本のビームで同時に走査される。
【0023】すなわち、感光体ドラム51Yは、露光走
査部58Yから発せられたイエロー用の第1ビームLY
a及び第2ビームLYbによって、感光体ドラム51M
は、露光走査部58Mから発せられたマゼンタ用の第1
ビームLMa及び第2ビームLMbによって、感光体ド
ラム51Cは、露光走査部58Cから発せられたシアン
用の第1ビームLCa及び第2ビームLCbによって、
感光体ドラム51Kは、露光走査部58Kから発せられ
た黒用の第1ビームLKa及び第2ビームLKbによっ
て、それぞれ走査される。
【0024】記録シート搬送部40は、駆動ローラ4
2、従動ローラ43、テンションローラ44、補助ロー
ラ45、及びこれらの各ローラに掛け渡された転写ベル
ト41などから構成される。駆動ローラ42は、図示し
ないステッピングモータにより回転駆動され、その回転
速度は、転写ベルト41の搬送面が感光体ドラム51
Y,M,C,Kの周速(システムスピード)と同じ速度
となるように、制御部30によって制御される。記録シ
ートは、転写ベルト41が回動することにより形成され
るシート搬送路上を搬送される。転写ベルト41には、
図2に示すように、各色の重ね合わせの際に生じる位置
ずれを検知するためのレジストマーク3が各色毎に且つ
各ビーム毎に形成される。レジストマーク3の形成パタ
ーンについては後述する。
【0025】3個のレジストマーク検出部RS1〜3
は、転写ベルト41上に転写された各色のレジストマー
ク3の位置ずれや倍率ずれを検出する。給紙部70は、
サイズの異なる記録シートを収納する給紙カセット7
1,72、記録シートを各給紙カセット71,72から
それぞれ繰り出すためのピックアップローラ73,7
4、及び転写ベルト41に送り出すタイミングをとるた
めのタイミングローラ75などからなる。
【0026】イメージリーダ部IRから出力される各色
成分毎の画像データは、図示しない画像処理部において
各種のデータ処理を受け、Y,M,C,Kの各再現色の
画像データGS1(図5参照)に変換される。
【0027】この画像データGS1は、制御部30内
(図5参照)の画像メモリ35に各色ごとに格納され、
位置ずれ補正のために必要な画像補正が施された後、記
録シートの供給と同期して1走査ラインごとに読み出さ
れて露光走査部58Y,M,C,Kにおけるレーザダイ
オードの駆動信号となる。
【0028】感光体ドラム51は、露光を受ける前に、
図示しないクリーナで表面の残存トナーが除去される。
そして、図示しないイレーサランプにより照射されて除
電された後、帯電チャージャ52によりその表面が一様
に帯電される。その状態で、各色の第1ビームLa及び
第2ビームLbによる露光を受けると、そこに静電潜像
が形成される。
【0029】各静電潜像は、それぞれ各色の現像器53
により現像され、これによって各感光体ドラム51の表
面にY,M,C,Kのトナー像が形成される。トナー像
は、各転写位置において、転写ベルト41の裏面側に配
設された転写チャージャ54Y,M,C,Kの静電的作
用により、シート搬送路を搬送されてくる記録シート上
に順次転写される。その際、各色の作像動作は、搬送さ
れてくる記録シートの同じ位置にそのトナー像が重ね合
わせて転写されるように、上流側から下流側に向けてタ
イミングをずらして実行される。
【0030】各色のトナー像が多重転写された記録シー
トは、転写ベルト41により定着部90まで搬送され、
そこで高熱で加圧される。これによって、その表面のト
ナー粒子がシート表面に融着して定着する。その後、排
紙トレイ92上に排出される。
【0031】また、記録シートの裏面にもコピーを行う
場合(いわゆる「両面コピーモード」の場合)は、切換
爪82を作動させ、定着部90から排出された記録シー
トを下方の搬送路83に導き、反転ローラ84により一
旦反転路85に送り出してから、反転ローラ84を逆転
させ当該記録シートの表裏を反転させて搬送路81に送
り出し、その裏面に画像を形成するようになっている。
【0032】また、イメージリーダ部IRの前面の操作
しやすい位置には、操作パネル99が設けられており、
コピー枚数を入力するテンキーやコピー開始を指示する
ためのコピースタートキー、各種のコピーモードを設定
するための設定キー、これら設定キーなどにより設定さ
れたモードをメッセージで表示する表示部などが設けら
れている。
【0033】次に、図2を用いてレジストマーク3の詳
細について説明する。図2において、矢印M1の方向は
主走査方向であり、矢印M2の方向は副走査方向であ
る。レジストマーク3の位置ずれの検出は、黒を基準色
として行われる。第2の実施形態以降においても同様で
ある。
【0034】各色の感光体ドラム51上に顕像化された
レジストマーク3は、順次転写ベルト41上に転写され
る。レジストマーク3は、各色毎に且つ各ビーム毎に転
写ベルト41上のそれぞれ異なる位置に形成される。
【0035】すなわち、転写ベルト41上において、そ
の下流側には、各色の第1ビームLaによるレジストマ
ーク3aが形成され、その上流側には、各色の第2ビー
ムLbによるレジストマーク3bが形成される。
【0036】つまり、各色の第1ビームLKa,LC
a,LMa,LYaによって、それぞれ黒用のレジスト
マーク3Ka、シアン用のレジストマーク3Ca、マゼ
ンタ用のレジストマーク3Ma、及びイエロー用のレジ
ストマーク3Yaが、下流側からこの順に形成される。
【0037】また、各色の第2ビームLKb,LCb,
LYb,LYbによって、レジストマーク3Ka〜3Y
aと同様なパターンで、それぞれ黒用のレジストマーク
3Kb、シアン用のレジストマーク3Cb、マゼンタ用
のレジストマーク3Mb、及びイエロー用のレジストマ
ーク3Ybが、下流側からこの順に形成される。
【0038】各レジストマーク3Ka〜3Ybの形状は
互いに同一であり、それぞれ、主走査方向に沿った横線
と、この横線に対して45度の角度を有する斜め線とが
連続した略V字形状を呈する。
【0039】第1ビームLaによるレジストマーク3K
a〜3Yaは、副走査方向に沿ってそれぞれD(mm)
の等間隔となるように形成される。第2ビームLbによ
るレジストマーク3Kb〜3Ybについても、副走査方
向に沿ってそれぞれD(mm)の等間隔となるように形
成される。
【0040】第1ビームLaによるレジストマーク3K
a〜3Yaと第2ビームLbによるレジストマーク3K
b〜3Ybとの間隔は、それぞれE(mm)となるよう
に形成される。
【0041】また、主走査方向については、転写ベルト
41の手前側(図2の下部)、中央部(図2の中央
部)、奥側(図2の上部)において、それぞれ等間隔と
なるように形成される。
【0042】レジストマーク3Ka〜3Ybの各横線
は、露光走査部58、感光体ドラム51、及び転写ベル
ト41などに位置ずれ、傾き、及び歪みなどがない場合
には、図2に示すようにそれぞれ一直線状となるように
形成される。
【0043】レジストマーク3のうち転写ベルト41の
手前側に形成されたレジストマークは、レジストマーク
検出部RS1によって読み取られ、位置ずれの検出が行
われる。同様に、転写ベルト41の中央部に形成された
レジストマークはレジストマーク検出部RS2によっ
て、奥側に形成されたレジストマークはレジストマーク
検出部RS3によって、それぞれ読み取られ、位置ずれ
の検出が行われる。位置ずれの検出は次のようにして行
われる。
【0044】各色の第1,2各ビームにおける副走査方
向の位置ずれ量は、各レジストマークの横線間隔を求
め、初期設定値であるD(mm)との差を算出すること
によって判定される。具体的な算出手法については、本
実施形態における後述の〔1〕〔2〕における数式を用
いて説明する。
【0045】各色の第1,2各ビームにおける主走査方
向の位置ずれ量は、各レジストマークの横線と斜め線と
の間隔を求め、この間隔と、基準色(黒)における横線
及び斜め線の間隔との差を算出することによって判定さ
れる。具体的な算出手法については、本実施形態におけ
る後述の〔4〕〔5〕における数式を用いて説明する。
【0046】第1ビームLa及び第2ビームLbにおけ
る副走査方向の位置ずれ量は、各色において第1ビーム
による横線と第2ビームによる横線との間隔を求め、初
期設定値であるE(mm)との差を算出することによっ
て判定される。具体的な算出手法については、本実施形
態における後述の〔3〕における数式を用いて説明す
る。
【0047】第1ビームLa及び第2ビームLbにおけ
る主走査方向の位置ずれ量は、各色において求めた第1
ビームの横線と斜め線との間隔と、各色において求めた
第2ビームの横線と斜め線との間隔との差を算出するこ
とによって判定される。具体的な算出手法については、
本実施形態における後述の〔6〕における数式を用いて
説明する。
【0048】各色の第1,2各ビームにおける副走査方
向の位置ずれ量、各色の第1,2各ビームにおける主走
査方向の位置ずれ量、及び第1ビームLaと第2ビーム
Lbとの間の主、副走査方向の位置ずれ量が、レジスト
マーク検出部RS1〜3によって検出される。
【0049】これらの検出結果に基づいて、ボー(横線
歪み)、スキュー(横線傾き)、及びマルチビーム間の
位置ずれ(第1ビームと第2ビームとの位置ずれ)の補
正が行われる。
【0050】位置ずれの検出のタイミングは、ウォーム
アップ後、故障又はトラブルからの復帰後、及び定期的
な検出の時間間隔である例えば30分乃至1時間経過後
に行われる。ただし、定期的な検出を行うべきときにプ
リント中であった場合には、そのプリントが終了した後
に検出が行われる。
【0051】図3はレジストマーク検出部RS1の回路
構成を示す図である。図3に示すように、レジストマー
ク検出部RS1は、反射型センサ21、オペアンプ2
4、AD変換器25、及び演算装置26などから構成さ
れる。
【0052】反射型センサ21は、発光部であるLED
22と受光部であるフォトダイオード23とを有する。
LED22は、転写ベルト41上のレジストマーク3を
照射する。フォトダイオード23は、その反射光を受光
して検出信号に光電変換する。この検出信号はオペアン
プ24で増幅された後、AD変換器25によってディジ
タル信号に変換されて演算装置26に出力される。
【0053】演算装置26は、ディジタル信号に変換さ
れた検出信号に対し重心位置演算を行い、レジストマー
ク3の各横線及び斜め線の基準位置を算出する。また、
各位置ずれ量などの算出を行う。
【0054】なお、レジストマーク検出部RS2,3に
ついても同様な回路構成を有する。次に、レジストマー
ク検出部RS1で行われる処理について説明する。図4
は転写ベルト41の手前側におけるレジストマーク3を
レジストマーク検出部RS1で読み取ったときのオペア
ンプ24の出力信号MSと演算装置26によって算出さ
れた基準位置K1とを示す図である。図4において横方
向は時間を表し、縦方向は電圧を表す。
【0055】図4において、左半分の出力信号MSa
は、図2における手前側のレジストマーク3Ka〜3Y
aの各横線及び斜め線から得られた出力信号を示し、右
半分の出力信号MSbは、手前側のレジストマーク3K
b〜3Ybの各横線及び斜め線から得られた出力信号を
示す。
【0056】すなわち、出力信号SKya,SKna
は、それぞれ黒用のレジストマーク3Kaの横線及び斜
め線から得られた出力信号を示す。同様に、出力信号S
Cya,SCnaはそれぞれシアン用のレジストマーク
3Caの横線及び斜め線から得られた出力信号を、出力
信号SMya,SMnaはそれぞれマゼンタ用のレジス
トマーク3Maの横線及び斜め線から得られた出力信号
を、出力信号SYya,SYnaはそれぞれイエロー用
のレジストマーク3Yaの横線及び斜め線から得られた
出力信号を、それぞれ示す。
【0057】同様に、出力信号SKyb,SKnbはそ
れぞれ黒用のレジストマーク3Kbの横線及び斜め線か
ら得られた出力信号を、出力信号SCyb,SCnbは
それぞれシアン用のレジストマーク3Cbの横線及び斜
め線から得られた出力信号を、出力信号SMyb,SM
nbはそれぞれマゼンタ用のレジストマーク3Mbの横
線及び斜め線から得られた出力信号を、出力信号SYy
b,SYnbはそれぞれイエロー用のレジストマーク3
Ybの横線及び斜め線から得られた出力信号を、それぞ
れ示す。
【0058】以上の各出力信号SKya〜SYnbにそ
れぞれ対応して、次に示す基準位置Kya〜Ynbが求
められる。すなわち、基準位置Kya,Kna,Cy
a,Cna,Mya,Mna,Yya,Ynaは、それ
ぞれ出力信号SKya,SKna,SCya,SCn
a,SMya,SMna,SYya,SYnaから算出
された各レジストマークの各線の基準位置を示し、基準
位置Kyb,Knb,Cyb,Cnb,Myb,Mn
b,Yyb,Ynbは、それぞれ出力信号SKyb,S
Knb,SCyb,SCnb,SMyb,SMnb,S
Yyb,SYnbから算出された各レジストマークの各
線の基準位置を示す。
【0059】演算装置26は、次に示す時間差Tka〜
Tyabを求める。時間差Tka〜Tybは、それぞれ
各色のレジストマーク3Ka〜3Ybの横線の基準位置
から斜め線の基準位置までに要した時間である。時間差
Tkaは、基準位置Kyaから基準位置Knaまでに要
した時間、時間差Tcaは、基準位置Cyaから基準位
置Cnaまでに要した時間、時間差Tmaは、基準位置
Myaから基準位置Mnaまでに要した時間、時間差T
yaは、基準位置Yyaから基準位置Ynaまでに要し
た時間であり、時間差Tkbは、基準位置Kybから基
準位置Knbまでに要した時間、時間差Tcbは、基準
位置Cybから基準位置Cnbまでに要した時間、時間
差Tmbは、基準位置Mybから基準位置Mnbまでに
要した時間、時間差Tybは、基準位置Yybから基準
位置Ynbまでに要した時間である。
【0060】時間差Tkca〜Tkyaは、それぞれ第
1ビームLaに関して黒のレジストマーク3Kaの横線
の基準位置から黒以外の各色のレジストマーク3Ca〜
3Yaの横線の基準位置までに要した時間である。時間
差Tkcaは、基準位置Kyaから基準位置Cyaまで
に要した時間、時間差Tkmaは、基準位置Kyaから
基準位置Myaまでに要した時間、時間差Tkyaは、
基準位置Kyaから基準位置Yyaまでに要した時間で
ある。
【0061】時間差Tkcb〜Tkybは、それぞれ第
2ビームLbに関して黒のレジストマーク3Kbの横線
の基準位置から黒以外の各色のレジストマーク3Cb〜
3Ybの横線の基準位置までに要した時間である。時間
差Tkcbは、基準位置Kybから基準位置Cybまで
に要した時間、時間差Tkmbは、基準位置Kybから
基準位置Mybまでに要した時間、時間差Tkybは、
基準位置Kybから基準位置Yybまでに要した時間で
ある。
【0062】時間差Tkab〜Tyabは、それぞれ第
1ビームLaに関する各色のレジストマーク3Ka〜3
Yaの横線の基準位置から第2ビームLbに関する当該
色のレジストマーク3Kb〜3Ybの横線の基準位置ま
でに要した時間である。時間差Tkabは、基準位置K
yaから基準位置Kybまでに要した時間、時間差Tc
abは、基準位置Cyaから基準位置Cybまでに要し
た時間、時間差Tmabは、基準位置Myaから基準位
置Mybまでに要した時間、時間差Tyabは、基準位
置Yyaから基準位置Yybまでに要した時間である。
【0063】また、演算装置26は、以下に示す〔1〕
〜〔6〕に記載の演算を行う。 〔1〕各色の第1ビームLaに関する副走査方向の位置
ずれ量の算出 まず、第1ビームLaで形成された各色のレジストマー
ク3Ka〜3Yaの横線間の間隔に関し、時間差Tkc
a,Tkma,Tkya及びレジストマーク形成時にお
ける転写ベルト41の走行速度Vbに基づいて、次に示
す副走査方向についての各間隔を以下の計算式で算出す
る。
【0064】 〔黒とシアンの横線間隔〕 =Vb×Tkca 〔黒とマゼンタの横線間隔〕=Vb×Tkma 〔黒とイエローの横線間隔〕=Vb×Tkya 次に、レジストマーク形成時における各レジストマーク
の副走査方向についての間隔の初期設定値であるD(m
m)と上述の数式で算出した各横線間隔との差から、基
準位置Kyaに対する各色の第1ビームLaの副走査方
向についての位置ずれ量を以下の計算式で算出する。
【0065】〔黒に対するシアンの位置ずれ量〕 =D
−(Vb×Tkca) 〔黒に対するマゼンタの位置ずれ量〕=2×D−(Vb
×Tkca) 〔黒に対するイエローの位置ずれ量〕=3×D−(Vb
×Tkya) 〔2〕各色の第2ビームLbに関する副走査方向の位置
ずれ量の算出 まず、第2ビームLbで形成された各レジストマーク3
Kb〜3Ybの横線間の間隔に関し、時間差Tkcb,
Tkmb,Tkyb及び走行速度Vbに基づいて、次に
示す各間隔を以下の計算式で算出する。
【0066】 〔黒とシアンの横線間隔〕 =Vb×Tkcb 〔黒とマゼンタの横線間隔〕=Vb×Tkmb 〔黒とイエローの横線間隔〕=Vb×Tkyb 次に、初期設定値D(mm)と上述の各式で算出した各
横線間隔との差から、基準位置Kybに対する各色の第
2ビームLbの副走査方向についての位置ずれ量を以下
の計算式で算出する。
【0067】〔黒に対するシアンの位置ずれ量〕 =D
−(Vb×Tkcb) 〔黒に対するマゼンタの位置ずれ量〕=2×D−(Vb
×Tkmb) 〔黒に対するイエローの位置ずれ量〕=3×D−(Vb
×Tkyb) 〔3〕各色の第1ビームLa及び第2ビームLbに関す
る副走査方向の位置ずれ量の算出 まず、第1ビームLa及び第2ビームLbで形成された
各レジストマーク3Ka〜3Yaの横線間の間隔に関
し、時間差Tkab,Tcab,Tmab,Tyab及
び走行速度Vbに基づいて、次に示す副走査方向につい
ての各間隔を以下の計算式で算出する。
【0068】 〔黒の第1ビームと第2ビームの横線間隔〕 =Vb×Tkab 〔シアンの第1ビームと第2ビームの横線間隔〕 =Vb×Tcab 〔マゼンタの第1ビームと第2ビームの横線間隔〕=Vb×Tmab 〔イエローの第1ビームと第2ビームの横線間隔〕=Vb×Tyab 次に、レジストマーク形成時における初期設定値である
E(mm)と上述の各式で算出した各横線間隔との差か
ら、各色用の第1ビームLaと第2ビームLbとの副走
査方向についての位置ずれ量を以下の計算式で算出す
る。
【0069】 〔黒の第1ビームと第2ビームの位置ずれ量〕 =E−(Vb×Tkab) 〔シアンの第1ビームと第2ビームの位置ずれ量〕=E−(Vb×Tcab) 〔マゼンタの第1ビームと第2ビームの位置ずれ量〕 =E−(Vb×Tmab) 〔イエローの第1ビームと第2ビームとの位置ずれ量〕 =E−(Vb×Tyab) 〔4〕各色の第1ビームLaに関する主走査方向の位置
ずれ量の算出 まず、第1ビームLaで形成された各色のレジストマー
ク3Ka〜3Yaにおけるそれぞれの横線及び斜め線の
間隔に関し、時間差Tka,Tca,Tma,Tya及
び走行速度Vbに基づいて、次に示す各間隔を以下の計
算式で算出する。
【0070】 〔黒の線間隔〕 =Dka=Vb×Tka 〔シアンの線間隔〕 =Dca=Vb×Tca 〔マゼンタの線間隔〕=Dma=Vb×Tma 〔イエローの線間隔〕=Dya=Vb×Tya 次に、上述の黒用の第1ビームLKaに関する間隔Dk
aとその他の色に関する間隔Dca,Dma,Dyaと
の差から、黒に対する各色の第1ビームLaの主走査方
向についての位置ずれ量を以下の計算式で算出する。
【0071】 〔黒に対するシアンの第1ビーム位置ずれ量〕 =Dka−Dca 〔黒に対するマゼンタの第1ビーム位置ずれ量〕 =Dka−Dma 〔黒に対する対するイエローの第1ビーム位置ずれ量〕=Dka−Dya 〔5〕各色の第2ビームLbに関する主走査方向の位置
ずれ量の算出 まず、第2ビームLbで形成された各色のレジストマー
ク3Kb〜3Ybにおけるそれぞれの横線及び斜め線の
間隔に関し、時間差Tkb,Tcb,Tmb,Tyb及
び走行速度Vbに基づいて、次に示す各間隔を以下の計
算式で算出する。
【0072】 〔黒の線間隔〕 =Dkb=Vb×Tkb 〔シアンの線間隔〕 =Dcb=Vb×Tcb 〔マゼンタの線間隔〕=Dmb=Vb×Tmb 〔イエローの線間隔〕=Dyb=Vb×Tyb 次に、上述の黒用の第2ビームKLbに関する間隔Dk
bとその他の色に関する間隔Dcb,Dmb,Dybと
の差から、黒に対する各色の第1ビームLaの主走査方
向についての位置ずれ量を以下の計算式で算出する。
【0073】 〔黒に対するシアンの第2ビーム位置ずれ量〕 =Dkb−Dcb 〔黒に対するマゼンタの第2ビーム位置ずれ量〕 =Dkb−Dmb 〔黒に対する対するイエローの第2ビーム位置ずれ量〕=Dkb−Dyb 〔6〕各色の第1ビームLa及び第2ビームLbに関す
る主走査方向の位置ずれ量の算出 まず、第1ビームLa及び第2ビームLbで形成された
各レジストマークの横線の間隔に関し、上述の〔4〕で
算出した各色の第1ビームLaに関する間隔Dka,D
ca,Dma,Dyaと,上述の〔5〕で算出した各色
の第2ビームLbに関する間隔Dkb,Dcb,Dm
b,Dybとの差から、各色用の第1ビームLaと第2
ビームLbとの主走査方向についての位置ずれ量を以下
の計算式で算出する。
【0074】〔黒の第1ビームと第2ビームの位置ずれ
量〕=Dka−Dkb 〔シアンの第1ビームと第2ビームの位置ずれ量〕=D
ca−Dcb 〔マゼンタの第1ビームと第2ビームの位置ずれ量〕=
Dma−Dmb 〔イエローの第1ビームと第2ビームの位置ずれ量〕=
Dya−Dyb 以上、〔1〕〜〔6〕で示したように、各位置ずれ量M
Dの算出が行われる。
【0075】これらの位置ずれ量MD、つまり、上述の
〔1〕〔2〕に示したようにして算出された第1,2各
ビームについての各色における副走査方向についての位
置ずれ量、上述の〔4〕〔5〕に示したようにして算出
された第1,2各ビームについての各色における主走査
方向についての位置ずれ量、及び上述の〔3〕〔6〕に
示したようにして算出された第1,2各ビーム間につい
ての主、副走査方向の位置ずれ量は、制御部30におけ
るEEPROM38に格納され、画像形成動作時にこれ
らの位置ずれ量に基づいて、画像補正が行われる。
【0076】なお、レジストマーク検出部RS2,RS
3においても、それぞれに対応するレジストマークを読
み取って同様な検出処理が行われる。図5は制御部30
の回路構成を示す図である。
【0077】図5に示すように、制御部30は、RAM
31、ROM32、EEPROM33、CPU34、画
像メモリ35、レジスト補正部36、及びPHC部(レ
ーザダイオード駆動部)37から構成される。
【0078】RAM31は、各種の制御変数及び操作パ
ネル99から設定されたコピー枚数やコピーモードなど
を一時的に記憶する。ROM32は、イメージリーダ部
IRにおけるスキャン動作やプリンタ部PRにおける画
像形成動作に関する制御プログラム及び位置ずれ検出に
関する制御プログラムのほか、各色のレジストマーク3
の印字用データや画像のレジストレーションのずれの補
正のためのプログラムなどを格納する。
【0079】EEPROM33は、レジストマーク検出
部RS1〜3で算出された位置ずれ量MDを格納する。
CPU34は、レジストマーク検出部RS1〜3からの
入力を受ける一方、ROM32から必要なプログラムを
読み出して、画像メモリ35における画像データGS1
の書込みや読出しを指示する。また、EEPROM33
から各位置ずれ量MD、つまり、基準色である黒に対す
る他の色の位置ずれ量などを読み出してレジスト補正部
36に送る。
【0080】画像メモリ35は、イメージリーダIRか
ら送られた画像データGS1を、Y,M,C,Kの各再
現色ごとに格納する。そして、CPU34からの指示に
したがって、各色の画像データGS1を、各感光体ドラ
ム51の間のピッチに合わせるように、それぞれタイミ
ングをずらせてレジスト補正部36に送る。
【0081】レジスト補正部36は、CPU34から送
られた位置ずれ量MD、つまり、基準色の黒に対する他
の色の位置ずれ量などを用いて、画像データGS1のレ
ジストレーションのずれの補正を行う。この補正は、基
準色に対してのレジストレーションのずれをなくすよう
に、副走査位置補正、ボー並びにスキュー補正、及び主
走査位置補正を1画素単位で行い、画像データGS1の
画素ごとの格納位置を変更する。さらに1画素未満のず
れを複数の画素に分割する濃度分配処理を行う。この補
正処理自体は公知の技術である。
【0082】また、レジスト補正部36は、画像データ
GS1に対し、各色の第1、2ビームLa,Lbの各ビ
ームの対応するデータを決め、検出された第1、2ビー
ム間のずれ量だけ、基準ビーム(例えば第1ビームL
a)に対して第2ビームLbの書出し位置を補正するよ
うに、画像データGS1の画素毎の格納位置を変更す
る。
【0083】PHC部37は、レジスト補正部36によ
ってレジストレーションが補正された画像データGS2
に基づいて、露光走査部58内の複数のレーザダイオー
ドを駆動する。これによって、感光体ドラム51上にレ
ジストレーションのずれのない潜像が形成され、各色の
重ね合わせを正確に行うことができる。
【0084】図6は位置ずれ検出処理のフローチャート
である。制御部30は、露光走査部58を動作させ、各
色及び各ビーム毎のレジストマーク3を転写ベルト41
の手前側、中央部、及び奥側に形成する(#11)。
【0085】次に、形成されたレジストマーク3を手前
側、中央部、及び奥側のそれぞれの位置に対応するレジ
ストマーク検出部RS1〜3によって検出し(#1
2)、検出結果に基づいて演算装置26によって基準色
黒の第1ビームLKaに対する他の各色の第1ビームL
Ca,LMa,LYaの位置ずれ量を算出する(#1
3)。
【0086】さらに、演算装置26は、色毎の第1ビー
ムと第2ビームとの位置ずれ量及び基準色黒の第2ビー
ムに対する各色の第2ビームの位置ずれ量を算出し(#
14)、その結果を制御部30のCPU34によりEE
PROM33に格納する(#15)。
【0087】図7はプリンタ部PRにおける画像形成処
理のフローチャートである。プリント信号とともにイメ
ージリーダ部IRから画像データGS1が制御部30内
の画像メモリ35に読込まれる(#21)。
【0088】CPU34は、基準色黒に対する各色の位
置ずれ量及び各色毎のマルチビーム(第1ビームLaと
第2ビームLb)間のずれ量をEEPROM33から読
み出す(#22)。
【0089】画像データGS1は、レジスト補正部36
に送られ、レジスト補正部36では、基準色黒に対する
各色の位置ずれ量分だけ画像データGS1のアドレスを
変更して補正を行う(#23)。
【0090】次に、ステップ#23において補正が行わ
れた画像データに対し対応するレーザビームを決め、マ
ルチビーム間のずれ量分だけ画像データのアドレスを変
更して補正を行う(#24)。
【0091】ステップ#24で補正された画像データG
S2に基づき、PHC部37は各露光走査部58内の複
数のレーザダイオードを制御し、各感光体ドラム51に
画像書込みの動作を行い(#25)、プリント処理を行
う(#26)。 〔第2の実施形態〕第2の実施形態においては、第1の
実施形態に対してレジストマークの形成パターン及び位
置ずれ検出の処理が若干異なる。
【0092】図8は転写ベルト41に転写された第2の
実施形態のレジストマーク4の形成パターンを示す平面
図である。第1の実施形態と同様に、各色の露光走査部
58によって、それぞれ感光体ドラム51上に顕像化さ
れたレジストマーク4は、順次転写ベルト41上に転写
される。
【0093】図8に示すように、レジストマーク4は、
各色の第1ビームLaによって形成されたレジストマー
ク4aと各色の第2ビームLbによって形成されたレジ
ストマーク4bとからなる。各レジストマーク4の形状
は、レジストマーク3の場合と同様に略V字形状を呈す
る。レジストマーク4は、次の点で第1の実施形態にお
けるレジストマーク3と異なる。
【0094】すなわち、レジストマーク4aは、第1の
実施形態の場合と同様に、下流側において、転写ベルト
41の手前側、中央部、及び奥側に3段にわたって形成
されるが、レジストマーク4bは、第1の実施形態の場
合と異なり、上流側において、転写ベルト41の手前側
だけに形成される。
【0095】レジストマーク4は、第1の実施形態の場
合と同様にレジストマーク検出部RS1〜3によって読
み取られ、位置ずれ量の検出処理が行われる。この位置
ずれ量に基づいて、ボー(横線歪み)、スキュー(横線
傾き)、マルチビーム間のずれの補正が第1の実施形態
の場合と同様に行われる。
【0096】このように、レジストマーク4bは、転写
ベルト41の手前側のみに形成されている。しかし、こ
れであっても位置ずれの補正が充分に行われる理由は、
第1ビームLa及び第2ビームLbはともに同じ露光走
査部58から発せられるため、主走査倍率、ボー(横線
歪み)、及びスキュー(横線傾き)が、ビーム毎に変動
しないことによる。
【0097】したがって、第2ビームLbによるレジス
トマーク4b又はそれ以降のビームによるレジストマー
クの数を減らしてマルチビーム間のずれのみを検出する
ことにより、レジストマークを形成する際のトナーの消
費量を減らすことができ、位置ずれの検出処理時間の短
縮を図ることができる。なお、第2ビームLbによるレ
ジストマーク4bの形成位置を手前側としたが、特に手
前側に限定せず中央部又は奥側としてもよい。 〔第3の実施形態〕第3の実施形態においては、第1の
実施形態に対してレジストマークの形成パターン及び位
置ずれ検出の処理が若干異なる。また、レジストマーク
検出部RS1〜3に代えてレジストマーク検出部RS1
1〜13を有する。
【0098】レジストマーク検出部RS11〜13は、
それぞれレジストマーク検出部RS1〜3と同様な位置
に配置される。レジストマーク検出部RS11〜13
は、それぞれ主走査方向における2か所で、主走査方向
における2か所に形成されたレジストマークの反射光を
同時に検知して位置ずれ検出などを行うことができる。
このため、検知信号を増幅するためのオペアンプをそれ
ぞれ2つずつ有する。
【0099】図9は転写ベルト41に転写された第3の
実施形態のレジストマーク5の形成パターンを示す平面
図である。第1の実施形態と同様に、各色の露光走査部
58によって、それぞれ感光体ドラム51上に顕像化さ
れたレジストマーク5は、順次転写ベルト41上に転写
される。
【0100】図9に示すように、レジストマーク5は、
各色用の第1ビームLaによるレジストマーク5aと各
色用の第2ビームLbによるレジストマーク5bとから
なる。各レジストマーク5の形状は、レジストマーク3
の場合と同様に略V字形状を呈する。レジストマーク5
は、次の点で第1の実施形態におけるレジストマーク3
と異なる。
【0101】すなわち、レジストマーク5のうちのレジ
ストマーク5aとレジストマーク5bとは、転写ベルト
41の下流側において、転写ベルト41の手前側、中央
部、及び奥側にそれぞれ主走査方向に2段にわたって形
成される。レジストマーク5aとレジストマーク5bと
の間隔はF(mm)となるように形成される。
【0102】各レジストマークの横線は、露光走査部5
8、感光体ドラム51、及び転写ベルト41などに位置
ずれ、傾き、及び歪みなどがない場合には、一直線状と
なるように形成される。
【0103】レジストマーク5は、第1の実施形態の場
合と同様にレジストマーク検出部RS11〜13によっ
て読み取られ、位置ずれ量の検出処理が行われる。この
位置ずれ量に基づいて、ボー(横線歪み)、スキュー
(横線傾き)、マルチビーム間のずれの補正が行われ
る。
【0104】次に、第3の実施形態における位置ずれ量
の検出処理について説明する。図10は転写ベルト41
の手前側におけるレジストマーク5をレジストマーク検
出部RS11で読み取ったときの2つのオペアンプの出
力信号MSa1,MSb1と演算装置によって算出され
た基準位置とを示す図である。
【0105】図10において、出力信号MSa1は、レ
ジストマーク検出部RS11によって読み取られたレジ
ストマーク5aから得られたオペアンプの出力信号を示
し、出力信号MSb1は、レジストマーク5bから得ら
れたオペアンプの出力信号を示す。なお、図10におい
て、出力信号MSa1,MSb1は、それぞれ図4の出
力信号MSa,MSbと対応づけて考えるとわかりやす
いため、対応する部分について、同一の符号を付す。ま
た、第3の実施形態における位置ずれ量の検出処理は、
第1の実施形態において述べた〔1〕乃至〔6〕におけ
る各数式を用いてほぼ説明できるため、以下これらの各
数式を利用して説明する。
【0106】レジストマーク5は、上述したように、主
走査方向に2段にわたって形成されるため、出力信号M
Sa1と出力信号MSb1とは、図10に示すように、
ほぼ同じタイミングでピーク値を示す。
【0107】各色の第1,2各ビームにおける副走査方
向の位置ずれ量は、第1の実施形態において述べた
〔1〕〔2〕における数式によって算出される。各色の
第1,2各ビームにおける主走査方向の位置ずれ量は、
第1の実施形態において述べた〔4〕〔5〕における数
式によって算出される。
【0108】第1ビームLaと第2ビームLbとの間の
主走査方向の位置ずれ量は、第1の実施形態において述
べた〔6〕における数式によって算出される。第1ビー
ムLaと第2ビームLbとの間の副走査方向の位置ずれ
量は、次のようにして算出される。
【0109】第1ビームLa及び第2ビームLbで形成
された各レジストマークの横線の線間隔に関し、時間差
Tkab,Tcab,Tmab、Tyab及び走行速度
Vbに基づいて、次に示す副走査方向についての位置ず
れ量を以下の計算式で算出する。
【0110】〔黒の第1ビームと第2ビームとの位置ず
れ量〕=Vb×Tkab 〔シアンの第1ビームと第2ビームとの位置ずれ量〕=
Vb×Tcab 〔マゼンタの第1ビームと第2ビームとの位置ずれ量〕
=Vb×Tmab 〔イエローの第1ビームと第2ビームとの位置ずれ量〕
=Vb×Tyab 第3の実施形態によると、レジストマーク5は転写ベル
ト41の下流側にだけ形成されるので、位置ずれ量の検
出処理時間の短縮を図ることができる。 〔第4の実施形態〕第4の実施形態においては、第1の
実施形態に対してレジストマークの形成パターン、位置
ずれ検出の処理、及び構成の一部が異なる。
【0111】つまり、レジストマーク検出部RS1〜3
に代えてレジストマーク検出部RS21〜23を有す
る。レジストマーク検出部RS21〜23は、それぞれ
受光部としてCCDラインセンサを有する。また、内部
に演算装置26のような処理部を有さない。各位置ずれ
量の算出は、制御部30におけるCPU34によって行
われる。
【0112】図11は転写ベルト41に転写された第4
の実施形態のレジストマーク6の形成パターンを示す平
面図、図12は図11における転写ベルト41の手前側
に形成されたレジストマーク6の位置ずれ量の検出処理
を説明するための図、図13は第1ビームLa及び第2
ビームLbに関する位置ずれ量の検出を説明するための
図である。
【0113】第1の実施形態と同様に、各色の露光走査
部58によってそれぞれ感光体ドラム51上に顕像化さ
れたレジストマーク6は、順次転写ベルト41上に転写
される。
【0114】図11に示すように、転写ベルト41の手
前側には、左から順に、黒用のレジストマーク6K、シ
アン用のレジストマーク6C、マゼンタ用のレジストマ
ーク6M、及びイエロー用のレジストマーク6Yが形成
される。同様なレジストマークが転写ベルト41の中央
部及び奥側にも形成される。
【0115】これら各レジストマーク6の形状は、主走
査方向に沿った横線と、副走査方向に沿った縦線とが組
となって略L字形状を呈する。各横線の間隔はそれぞれ
D(mm)となるように形成される。
【0116】レジストマーク6は、レジストマーク検出
部RS21〜23によって読み取られ、その読取りデー
タが制御部30に送られて位置ずれ量の検出処理が行わ
れる。この位置ずれ量に基づいて、ボー(横線歪み)の
補正が行われる。
【0117】次に第4の実施形態における位置ずれ量の
検出処理について、図5、図11、図12、及び図13
などを参照して説明する。なお、転写ベルト41の手前
側の位置における位置ずれ量の算出について説明する。 〔1〕各色の副走査方向の位置ずれ量の算出 図5において、CPU34は、内部にクロック発生回路
を備えており、各レジストマーク6の検出時におけるク
ロック数をRAM31に格納する。また、図12に示す
ように、レジストマーク6Kの横線6K1から他のレジ
ストマーク6C〜6Yの横線6C1〜6Y1までに要し
た時間Tkc、Tkm、Tkyを求める。
【0118】まず、時間差Tkc,Tkm,Tky及び
走行速度Vbに基づいて、次に示す副走査方向について
の各間隔を以下の計算式で算出する。 〔黒とシアンの横線間隔〕=Vb×Tkc 〔黒とマゼンタの横線間隔〕=Vb×Tkm 〔黒とイエローの横線間隔〕=Vb×Tky 次に、レジストマーク形成時における各レジストマーク
の副走査方向についての間隔の初期設定値であるD(m
m)と上述の〔1〕で算出した各間隔との差から、レジ
ストマーク6Kの横線6K1を基準とした場合における
各レジストマーク6C〜6Yの横線6C1〜6Y1のそ
れぞれの位置ずれ量を以下の計算式で算出する。
【0119】〔黒に対するシアンの位置ずれ量〕 =D
−(Vb×Tkc) 〔黒に対するマゼンタの位置ずれ量〕=2×D−(Vb
×Tkm) 〔黒に対するイエローの位置ずれ量〕=3×D−(Vb
×Tky) 〔2〕各色の主走査方向の位置ずれ量の算出 レジストマーク検出部RS21におけるCCDラインセ
ンサにより、主走査方向にあらかじめ決めた位置に作成
した各レジストマーク6K〜6Yを読み取り、各レジス
トーマーク6K〜6Yの縦線6K2〜6Y2のCCDラ
インセンサ上におけるアドレス(位置)Ak,Ac,A
m,Ayを求める。
【0120】ここで、レジストマーク検出部RS21に
おけるCCDラインセンサの解像度をRとし、レジスト
マーク6Kの縦線6K1を基準とした場合における各レ
ジストマーク6C〜6Yの縦線6C2〜6Y2の位置ず
れ量(すなわち主走査方向の位置ずれ量)を以下の計算
式で算出する。
【0121】 〔黒に対するシアンの位置ずれ量〕 =D2kc=(Ak−Ac)×R 〔黒に対するマゼンタの位置ずれ量〕 =D2km=(Ak−Am)×R 〔黒に対する対するイエローの位置ずれ量〕=D2ky=(Ak−Ay)×R このように、黒の画像書き込み位置を基準にした場合
の、他の色の画像書き込み位置の副走査方向における位
置ずれ量及び主走査方向における位置ずれ量がCPU3
4で算出される。
【0122】以上、転写ベルト41の手前側の位置にお
ける位置ずれ量の算出動作について説明してきたが、中
央部および奥側の形成位置における位置ずれ量の算出も
レジストマーク検出部RS21,RS23から得られる
検出信号に基づいてCPU34で同様に行われる。 〔3〕各色の第1ビームLa及び第2ビームLbに関す
る位置ずれ量の検出 図13に示すように、第1ビームLa及び第2ビームL
bの交互走査により、転写ベルト41上には、横線6K
1については第1,2各ビームLa,Lbのレジストマ
ーク6K1a,6K1bが交互に形成される。縦線6K
2については第1,2各ビームLa,Lbのレジストマ
ーク6K2a,6K2bが交互に形成される。このと
き、第1ビームLa及び第2ビームLbでの発光強度を
互いに変えることで各レジストマークの濃度がビーム毎
に変わる。それをラインCCDラインセンサによって読
み取ることで第1ビームLaと第2ビームLbとの印字
ずれを検出することが可能となる。
【0123】基準ビームを第1ビームLaとした場合
は、主走査方向における第1ビームLaと第2ビームL
bとの印字ずれ分を、実際の画像形成時に第2ビームL
bの印字タイミングをずらすことで第1ビームLaとの
画像ずれをなくすことができる。
【0124】このように、同一色の各ビーム毎に各ビー
ムの光量を変えることによって各レジストマークの濃度
を各ビーム毎に異ならせることで、レジストマーク6を
形成したレーザビームの判別が容易にできる。
【0125】なお、この手法は、タンデム形式のカラー
の複写機1について述べたが、マルチビーム方式により
画像形成を行い、転写ベルト上に画像を転写する構成の
ものについては全て同様に適用できるといえる。
【0126】上述の第1乃至第4の実施形態において、
レジストマーク3〜6を転写ベルト41の手前側、中央
部、及び奥側の3か所に形成する理由について説明す
る。感光体ドラム51への作像動作は、レーザ光による
露光走査によって静電潜像を形成し、これを該当する色
のトナーで現像するようになっている。ところが、露光
走査部58に配設される走査レンズが温度変化による熱
膨張によって変位することにより、レーザビームによる
感光体ドラム51上への走査ラインにボーなどの湾曲が
生じると、画像に影響を与えることになる。
【0127】また、転写ベルト41が時間の経過に連れ
て軸方向に斜行又は蛇行することによっても画像に悪影
響を与える。ここで、レジストマーク3〜6を例えば転
写ベルト41の手前側の位置に形成するだけでは、手前
側の位置における各色の主走査方向及び副走査方向の位
置ずれ量を検出することはできても、ボーや斜行などに
起因する色ずれを解消することはできない。
【0128】そこで、レジストマーク3〜6を手前側、
中央部、及び奥側の3か所に分けて形成し、それぞれの
形成位置を検出して、公知の位置ずれ補正技術により画
像書込み位置を、算出された位置ずれ量に応じて補正す
るようにしている。
【0129】これにより、例えばシアンの画像にのみボ
ーが発生している場合に、手前側、中央部、及び奥側の
3か所のレジストマークから算出された位置ずれ量に基
づいて、画像のアドレスをレジスト補正部36におい
て、ボーが形成される方向と反対の方向にずらしたアド
レスに変更して補正画像を生成し、この補正画像のデー
タに基づいて作像すれば、ほぼ直線状に画像を再現する
ことができる。その結果としてボーによる色ずれを防止
でき、質の高い再現画像を得ることができる。
【0130】上述の各実施形態においては、イメージリ
ーダ部IRで読み取った画像をプリンタ部PRで記録シ
ート上にプリントして再現する複写機を挙げたが、プリ
ンタ部PRをパーソナルコンピュータなどに接続してプ
リンタ装置としてもよい。また、ファクシミリのプリン
タ部としてもよい。
【0131】上述の各実施形態において、マルチビーム
方式におけるレーザビームの本数を1つの感光体ドラム
当たり2本としたが、3本以上としてもよい。その場合
には、転写ベルト41上に、増やしたレーザビームにつ
いてのレジストマークを別途形成させることによって、
3本以上となったレーザビーム間のずれ量の補正が可能
となる。
【0132】上述の実施形態において、複写機1、プリ
ンタ部PR、制御部30、及びレジストマーク検出部R
Sの各部又は全体の構成、形状、配置、回路、処理内容
などは、本発明の主旨に沿って適宜変更することができ
る。
【0133】
【発明の効果】本発明によると、マルチビーム走査方式
のカラー画像形成装置において、各色の重ね合わせのず
れを精度良く検出でき、各色の重ね合わせを正確に行う
ことができる。
【0134】特に、請求項2の発明によると、レジスト
マークを形成する際のトナーの消費量を減らすことがで
き、位置ずれの検出処理時間の短縮を図ることができ
る。請求項3の発明によると、位置ずれの検出処理時間
の短縮を図ることができる。
【0135】請求項4の発明によると、レジストマーク
が形成されたレーザビームの判別が容易に可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施形態のプリンタ部を適
用した複写機の全体の構成を示す図である。
【図2】転写ベルトに転写された第1の実施形態のレジ
ストマークの形成パターンを示す平面図である。
【図3】レジストマーク検出部の回路構成を示す図であ
る。
【図4】レジストマークを読み取ったときの出力信号と
算出された基準位置とを示す図である。
【図5】制御部の回路構成を示す図である。
【図6】位置ずれ検出処理のフローチャートである。
【図7】プリンタ部における画像形成のフローチャート
である。
【図8】第2の実施形態のレジストマークの形成パター
ンを示す平面図である。
【図9】低濃度の画像データに対し印字位置制御部を介
した場合に形成されるドットパターンの一例を示す図で
ある。
【図10】レジストマークを読み取ったときの2つのオ
ペアンプの出力信号と基準位置とを示す図である。
【図11】転写ベルトに転写された第4の実施形態のレ
ジストマークの形成パターンを示す平面図である。
【図12】図11におけるレジストマークの位置ずれの
検出処理を説明するための図である。
【図13】第1ビーム及び第2ビームに関する位置ずれ
量の検出を説明するための図である。
【符号の説明】
3,4,5,6 レジストマーク 30 制御部(修正手段) 41 転写ベルト 51Y,51M,51C,51K 感光体ドラム 53Y,53M,53C,53K 現像器(現像手段) 58Y,58M,58C,58K 露光走査部(マルチ
ビーム走査手段、レジストマーク形成手段) LYa〜LKb ビーム M1 主走査方向 MS 出力信号(データ) PR プリンタ部(カラー画像形成装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/04 H04N 1/04 D (72)発明者 鷲見 卓也 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 南 猛 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 笠松 徹 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2C262 AA05 AA17 AB15 FA02 FA10 GA04 GA36 GA40 GA42 2C362 AA55 AA63 BA51 BA52 CA23 CA39 2H027 DA09 DA38 EB04 EC03 EC06 EC20 ED06 EE02 EE07 EF09 2H030 AA01 AB02 AD12 AD17 BB02 BB16 BB23 BB44 BB56 5C072 AA03 BA04 BA19 HA02 HA06 HB08 JA01 JA06 JA07 QA14 QA17 RA07 WA06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の感光体ドラムと、 それぞれの感光体ドラム上を複数本のビームで走査して
    各感光体ドラム上に静電潜像を形成するためのマルチビ
    ーム走査手段と、 前記静電潜像に各色のトナー像を形成するための現像手
    段と、 前記トナー像を重ね合わせて転写するための転写ベルト
    と、 重ね合わせの際に生じる位置ずれを検知するためのレジ
    ストマークを各色毎に且つ各ビーム毎に前記転写ベルト
    に形成するためのレジストマーク形成手段と、 前記レジストマークを読み取って得られたデータに基づ
    いて前記位置ずれを修正する修正手段と、 を有することを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記レジストマーク形成手段は、1色内の
    前記各ビームについて前記レジストマークをそれぞれ異
    なるパターンで形成する、 請求項1記載のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記レジストマーク形成手段は、1色内の
    前記各ビームについて前記レジストマークをそれぞれ主
    走査方向にずらせて形成する、 請求項1記載のカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記レジストマーク形成手段は、同一色の
    前記各ビーム毎に当該各ビームの光量を変えることによ
    って前記レジストマークの濃度を各ビーム毎に異ならせ
    て形成する、 請求項1乃至請求項3記載のカラー画像形成装置。
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