JP3293060B2 - カラー画像形成位置調整装置、及びその調整方法 - Google Patents

カラー画像形成位置調整装置、及びその調整方法

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JP3293060B2
JP3293060B2 JP11810996A JP11810996A JP3293060B2 JP 3293060 B2 JP3293060 B2 JP 3293060B2 JP 11810996 A JP11810996 A JP 11810996A JP 11810996 A JP11810996 A JP 11810996A JP 3293060 B2 JP3293060 B2 JP 3293060B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各色別の画像形成ユ
ニットを有するカラー画像形成装置に係り、特にカラー
画像形成位置の調整装置、及びその調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、LEDアレイヘッドを光書込み手
段に用い、各色別の画像形成ユニットを使用するカラー
画像形成装置が採用されている。このようなカラー画像
形成装置は、例えばイエロー(Y)、マゼンダ(M)、
シアン(C)、ブラック(BK)のトナーを使用する画
像形成ユニットを配置し、各画像形成ユニットにおいて
帯電、露光、現像、転写処理を行い、記録紙に画像形成
を行う。
【0003】しかしながら、上述のような装置では各色
のトナーを1枚の記録紙に順次転写し、その転写画像を
熱定着器で溶融して画像形成するため、記録紙上の各色
トナーの転写位置は極めて重要である。すなわち、各画
像形成ユニットの配設位置やLEDヘッドの配設位置の
ズレ等に基づくトナーの転写位置のズレは画像品質の劣
化につながる。
【0004】そこで従来、記録紙上のトナー転写位置の
ズレを調整する方法として以下の方式が採用されてい
る。 (イ)先ず、第1の方式として、図27で説明する方式
である。この方式は、基準となる黒(ブラック)BKの
1ラインの印字を副走査方向に対し直交して行い、この
1ラインのBKの印字に対して、例えばイエロー(Y)
(又はマゼンダ(M)、又はシアン(C)等)の印字を
平行して行う。このように印字を行うことで、例えば黒
(ブラック)BKに対するイエロー(Y)(又はマゼン
ダ(M)、又はシアン(C)等)の印字のズレを判断し
て調整するものである。 (ロ)また、第2の方式として、図28で説明する方式
である。この方式は、基準となる黒(ブラック)BKの
印字を副走査方向に対し直交して複数ライン行い、各ラ
インBK1〜BK5に対して、例えばイエロー(Y)
(又はマゼンダ(M)、又はシアン(C)等)を延設印
字する。このように印字を行うことで、黒(ブラック)
BKに対するイエロー(Y)等の印字のズレを判断し、
調整するものである。
【0005】尚、上述の例は副走査方向に直交する主走
査方向に対して行ったが、副走査方向に対しても同様に
行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のカラー画像形成
位置調整装置では以下の問題が発生する。先ず、上述よ
うな(イ)、(ロ)の方式で使用する黒(BK)印字や
イエロー(Y)等の印字は1ドットのライン線である。
したがって、例えば300DPIや360DPIの高解
像度の場合、極めて細い線となり、例えばルーペ等で視
認しない限り印字ズレを判断できない。
【0007】また、イエロー(Y)の場合、下地の白色
に対し識別感度が低く、印字ズレを識別し難いという問
題がある。本発明の課題は上記従来の実情に鑑み、印字
ズレを簡単に判断でき、またイエロー(Y)等の視認性
の悪い印字であっても容易に印字ズレを識別できるカラ
ー画像形成位置調整装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は上
記課題を解決するために、夫々異なる色で画像形成する
画像形成部を複数有するカラー画像形成位置調整装置に
おいて、所定範囲のソリッド画像形成領域内に画像形成
位置ずれ検知方向に対して等しいドット間隔毎に補正値
目盛に対応して複数配列された所定ドット幅の画像形成
空白領域が形成され、画像形成位置の基準となる印刷色
で画像形成される基準色テストチャートパターンを印刷
する第1のデータと、少なくとも前記画像形成位置ずれ
検知方向に対して前記画像形成空白領域に合致する形状
の有効画像形成領域が前記位置ずれ検知方向に対して最
小画素単位毎に間隔をずらして複数設けられ、画像形成
位置調整される被調整色で画像形成される調整色テス
トチャートパターンを印刷する第2のデータと、を記憶
する記憶手段と、被調整色による画像形成部の画像形成
タイミングを調整する調整値を記憶する補正値記憶手段
と、前記第1及び第2のデータを夫々対応する色の画像
形成部に転送して両データに基づく画像を前記補正値記
憶手段に記憶された調整値に基づいて相互の印刷位置を
調整しながら転写材に重ね合わせ画像形成処理するテ
ストチャート画像形成制御手段と、この重ね合わせ処理
により形成された画像形成結果において前記基準色パタ
ーンに設けられた複数の空白領域のうち、該空白領域か
ら前記調整色のパターンが最も多く露呈する前記空白領
域に対して付記された補正値目盛の値を前記補正値記憶
手段に書き込む書き込み操作手段と、を有することを特
徴とするカラー画像形成位置調整装置を提供することに
より達成できる。
【0009】このように構成することで、第1のデータ
である黒色テストチャートパターンの画像形成空白領域
を有する領域に対し、イエロー(Y)、マゼンダ
(M)、シアン(C)等の第2のデータを印字し、その
印字ズレを確認することで印字位置ズレを判断できる。
すなわち、この場合周囲を黒印字で囲まれた画像形成空
白領域に対してイエロー(Y)(又はマゼンダ(M)、
又はシアン(C)等)の第2の印字をするので容易かつ
確実に印字ズレを判断できる。
【0010】請求項2記載の発明は上記課題を解決する
ため、夫々異なる色で画像形成する画像形成部を複数有
するカラー画像形成装置の画像形成位置調整方法におい
て、所定範囲のソリッド画像形成領域内に画像形成位置
ずれ検知方向に対して所定のドット間隔毎に補正値目盛
に対応して複数配列された所定ドット幅の画像形成空白
領域が形成された基準色テストチャートパターンを画像
形成位置の基準となる印刷色の画像形成部で画像形成す
る第1の手順と、少なくとも前記画像形成位置ずれ検知
方向に対して前記画像形成空白領域に合致する形状に有
効画像形成領域が複数形成された基本パターンを前記位
置ずれ検知方向に対して最小画素単位つずらして複数
種類設けられた調整色テストチャートパターンを画像形
成位置調整される被調整色の画像形成部で画像形成す
る第2の手順と、前記第1及び第2の手順により形成さ
れた画像を補正値記憶手段に記憶された調整値に基づい
て相互の印刷位置を調整しながら転写媒体に重ね合わせ
て画像形成処理する手順と、重ね合わせ処理により形成
された画像形成結果の前記基準色パターンに設けられた
複数の空白領域から前記被調整色のパターンが最も多く
露呈する前記空白領域に対して付記された補正値目盛
値を前記補正値記憶手段に書き込む手順と、前記補正値
記憶手段に記憶された調整値に基づいて、被調整色によ
る画像形成部の画像形成タイミングを補正することによ
り前記被調整色の画像形成部の画像形成位置を調整する
ことを特徴とするカラー画像形成位置調整方法を提供す
ることで達成できる。
【0011】すなわち、本発明は以下の手順により本発
明を達成しようとするものであり、黒色テストチャート
パターンの画像形成空白領域を有する領域に対し、イエ
ロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)等の印字を
行い、その印字ズレを確認することで印字位置ズレを判
断する。このように構成しても黒印字に対するイエロー
(Y)等の印字ズレを容易かつ確実に判断し、調整でき
る。
【0012】
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の例を図
面を用いて詳細に説明する。 <第1の実施形態例>図1は、本発明の第1の実施形態
の例を説明するカラー画像形成位置調整装置の全体構成
図である。尚、本例の説明において使用するカラー画像
形成装置は、所謂タンデム方式の画像形成装置である。
そこで、先ずカラー画像形成装置について説明する。
【0015】図1はカラー画像形成装置の全体構成図で
ある。同図において、カラー画像形成装置1は、用紙供
給/搬送機構2、複数の画像形成ユニット部3、及び不
図示の定着器で構成されている。用紙供給/搬送機構2
は、用紙Pを積載収納した給紙カセット4と用紙搬送系
で構成されている。また、用紙搬送系は給紙カセット4
から用紙Pを搬送する用紙搬送経路5、用紙位置をトナ
ー像に一致させて給紙するための不図示の待機ロール、
搬送ベルト6を駆動する駆動ロール7、8、及び不図示
の排紙経路で構成されている。
【0016】先ず、不図示の給紙コロの回動により、給
紙カセット4から搬出される用紙Pは用紙搬送経路5を
通って待機ロールまで送られ、後述する感光体ドラムに
形成されるトナー像と一致するタイミングで搬送ベルト
6上を移動する。また、用紙Pが搬送ベルト6上を移動
する間、搬送ベルト6上の用紙Pには各画像形成ユニッ
ト10〜13によってトナー像が転写され、用紙Pへの
転写処理が行われる。その後、不図示の定着器によって
熱定着処理が行われ、用紙Pは機外に排出される。
【0017】尚、上述の定着器は、例えば熱ロールと圧
接ロールで構成され、用紙Pがこの熱ロールと圧接ロー
ル間を挟持搬送される間、用紙Pに転写された複数色の
トナー像は溶融して用紙Pに定着する。
【0018】一方、画像形成ユニット部3は、上述のよ
うにイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、
ブラック(BK)の4個の画像形成ユニット10〜13
で構成され、この順序で配設されている。また、3個の
画像形成ユニット10〜12は、イエロー(Y)、マゼ
ンダ(M)、シアン(C)の各色のトナーを用紙Pに転
写し、減法混色に基づくカラー印字を行い、ブラック
(BK)の画像形成ユニット13はモノクロ印字に使用
するユニットである。
【0019】各画像形成ユニット10〜13は、現像容
器に収納された現像剤(の色)を除き、同じ構成であ
り、感光体ドラムの周面近傍に帯電器、LEDヘッド、
現像器、転写器を順次配置する構成である。ここで、4
個の画像形成ユニット10〜13を代表し、シアン用の
画像形成ユニット12の例でユニットの構成を説明す
る。感光体ドラム15は、その周面が例えば有機光導電
性材料で構成され、感光体ドラム15の周面近傍には、
帯電器16、LEDヘッド17、現像器18、転写器1
9が順次配設されている。感光体ドラム15は矢印方向
に回動し、先ず帯電器16からの電荷付与により、感光
体ドラム15の周面を一様に帯電する。次に、LEDヘ
ッド17からの露光により、感光体ドラム15の周面に
静電潜像を形成し、現像器18による現像処理によりト
ナー像を形成する。この時、感光体ドラム15の周面に
形成するトナー像は、現像器18に収納したシアン
(C)色のトナーによる。このようにして感光体ドラム
15の周面に形成されるトナー像は、感光体ドラム15
の矢印方向の回動に伴って転写器19の位置に達し、転
写器19によって搬送ベルト6上を搬送される用紙Pに
転写される。
【0020】用紙Pの上面に転写されたトナー像は、搬
送ベルト6の移動と共に矢印方向に搬送され、上述と同
様の構成の他の画像形成ユニット10、11によって、
用紙P上に形成されたイエロー(Y)のトナー、マゼン
ダ(M)のトナーと共に定着器によって熱定着され、減
法混色に基づくカラー印刷が行われる。
【0021】図2は上述の機構構成のカラー画像形成装
置の制御回路を示す。尚、この制御回路は、カラー画像
形成位置調整装置の制御回路も含むものである。この制
御回路は、インターフェイスコントローラ(以下、I/
Fコントローラという)21と、このI/Fコントロー
ラ21に接続するプリンタコントローラ22で構成さ
れ、I/Fコントローラ21には不図示のホストコンピ
ュータが接続され、プリンタコントローラ22にはプリ
ンタ印字部23が接続する。また、I/Fコントローラ
21とプリンタコントローラ22にはCPU24が接続
され、CPU24はROM25に記憶するシステムプロ
グラムに従ってI/Fコントローラ21とプリンタコン
トローラ22の制御を行う。
【0022】I/Fコントローラ21はホストコンピュ
ータから出力される印字情報に従って、用紙Pに1対1
で対応するパターンデータを作成する。この時、I/F
コントローラ21で作成するパターンデータは、例えば
イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラ
ック(BK)の各色に対応するデータであり、I/Fコ
ントローラ21内に配設されるフレームメモリ28に記
憶する。また、このパターンデータはCPU24の制御
によりプリンタコントローラ22に出力され、イエロー
(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(B
K)の各色毎にプリンタ印字部23に出力される。
【0023】尚、CPU24には操作パネル26が接続
され、各種操作信号をCPU24に出力する。また、E
EPROM27は後述する色ズレ補正の調整値を記憶す
る。また、特に画像形成位置調整装置の特別な構成とし
て、上述のROM25に調整チャート印刷プログラム
と、調整チャートが記憶されている。図3はこの調整チ
ャートの一例を示す図である。尚、同図に示す調整チャ
ートは印字方向(副走査方向)に対する印字位置ズレを
補正する調整チャートであり、この他に主走査方向に対
する印字位置ズレを補正する調整チャートも記憶されて
いる。
【0024】ここで、図3の例で調整チャートを説明す
ると、調整チャートに表示するY、M、Cはそれぞれ、
イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)の調整
チャートに対応し、同図の横方向に示す−5〜+5の表
示は補正値である。
【0025】図4は特に、図3に示す補正値0のイエロ
ー(Y)の調整チャートIを拡大する図である。調整チ
ャートは3種類のパターンで構成され、パターンAは白
印字2ドットと黒印字5ドットのパターン印字であり、
パターンBは黒印字2ドットと白印字2ドットのパター
ン印字であり、パターンCは黒印字1ドットと白印字1
ドットのパターン印字である。尚、上述の白印字は調整
チャートのスリット幅に対応し、黒印字はマスク幅に対
応する。
【0026】一方、図5の(a)、(b)、(c)はそ
れぞれ上述のパターンA、B、Cを拡大して示す図であ
る。尚、図6に示す(a)、(b)、(c)は主走査方
向における調整チャートの拡大図を示し、副走査方向の
図5に対応する図である。
【0027】以上の構成のカラー画像形成位置調整装置
において、以下にその処理動作を説明する。図7は処理
動作を説明するフローチャートである。同図に示すよう
に、先ず調整チャート印刷プログラムの実行を処理を行
う(ステップ(以下Sで示す)1)。この処理は図8に
示すように、(1)に示す基本ラインに対し、主走査方
向Xの印字ズレ(2)、副走査方向Yの印字ズレ
(3)、回転方向θの印字ズレ(4)を調整する処理で
ある。この処理は、ROM25に記憶する上述の調整チ
ャート印刷プログラムに従って行い、CPU24はRO
M25からこのプログラムを読み出す。
【0028】次に、CPU24はこのプログラムに従っ
て、色別チャート画像を生成する(S2)。この画像
は、例えば図9に示す画像であり、画像形成空白領域2
9を有するテストチャートパターン30と、該画像形成
空白領域29に対応したラインパターン31である。
【0029】次に、テストチャート画像形成制御手段と
してのCPU24は、ROM25から色別チャート画像
を読み出し、フレームメモリ28に展開する(S3)。
テストチャートパターン30はモノクロ印字であるので
フレームメモリ28の中のエリア28BKに記憶する。
また、ラインパターン31は、イエロー(Y)であれば
エリア28Yに記憶し、マゼンダ(M)であればエリア
28Mに記憶し、シアン(C)であればエリア28Cに
記憶する。
【0030】ここで例えば、この時読み出されるテスト
チャートパターンが、副走査方向の補正用の図3に示す
調整チャートであるとする。したがって、ここで使用す
る調整チャートはパターンA〜パターンCを含み、上述
のように例えば黒印字5ドットと白印字2ドットのパタ
ーンA、黒印字2ドットと白印字2ドット交互のパター
ンB、黒印字1ドットと白印字1ドット交互のパターン
Cである。
【0031】次に、CPU24は調整指定があるか否か
を判断する(S4)。ここで、調整指定がない場合(S
4がN(ノー))、調整値をイニシャライズする(S
5)。すなわち、この場合調整を行わないので、調整す
ることなくフレームメモリ28のデータをプリンタコン
トロール22に出力する。通常、最初は調整指定がな
く、調整値をイニシャライズする(S5)。尚、調整指
定がある場合(S4がY(イエス))、調整値をEEP
ROM27から読み出し(S6)、このデータを調整値
とし、調整後のデータをプリンタ印字部23に出力する
(S7)。
【0032】次に、各色毎の印字処理を行う(S8〜S
11)。先ず、イエロー(Y)の印字を行うべくフレー
ムメモリ28のエリア28Yからイエロー(Y)のライ
ンパターン31を読み出しプリンター印字部23に出力
する(S8)。この時、垂直同期信号及び水平同期信号
をフレームメモリ28に出力し、その信号に従ってイエ
ロー(Y)のラインパターン31をプリンター印字部2
3に出力する。この垂直同期信号は副走査方向の印字ズ
レを補正する同期信号であり、上述の調整値が存在する
時、その調整値に従って垂直同期信号を出力する。ま
た、水平同期信号は主走査方向の印字ズレを調整する同
期信号であり、上述の調整値が存在する時、その調整値
に従って水平同期信号を出力する。ただし、上述のよう
に、調整値がない場合、垂直同期信号及び水平同期信号
は調整なくそのまま出力される。
【0033】同様に、マゼンダ(M)のラインパターン
31についても、フレームメモリ28のエリア28Mか
らマゼンダ(M)のラインパターン31が読み出され、
プリンター印字部23に出力される(S9)。この場合
も、調整値がない場合、垂直同期信号及び水平同期信号
はそのまま調整なく出力される。
【0034】以下同様に、シアン(C)及びブラック
(BK)についても、対応する垂直同期信号、水平同期
信号に同期してフレームメモリ28のエリア28C及び
28BKから対応するラインパターン31がプリンター
印字部23に出力される(S10、S11)。
【0035】以上のようにイエロー(Y)、マゼンダ
(M)、シアン(C)、ブラック(BK)について印字
処理を行うと、前述の画像形成ユニット10〜13によ
り用紙Pに印字処理が行われ、ブラック(BK)の調整
チャート30に対して各色のラインパターン31が印字
される。例えば、図10、図11はこの場合の印字例で
あり、印字ズレが生じている場合を示す。
【0036】以下、パターンA〜Cについて具体的に説
明する。まず印字ズレを含んで印刷されたパターンAの
印字結果状態を説明する。図12は、図3で示した例え
ばイエロー(Y)色補正用のパターンAの印字結果にお
ける各色パターンの位置関係を示した図であり、同図の
縦軸に示す補正値目盛−5から0、さらに+5までの黒
色パターンとイエロー色パターンとの重なり状態を模式
的に示している。尚、印字ズレについては、同図の左方
向が+であり、右方向が−である。
【0037】本来、ROM25に記憶されたテストチャ
ート印字用のデータにおいては、印字ズレが全くない理
想状態を想定したパターンデータが記憶されており、従
って、このパターンAの場合、基準となる黒のパターン
に対しイエローのラインパターンは図12において点線
で示される位置に印字されるデータとして予め作成され
ている。
【0038】従って、チャートを印刷するデータとして
は、補正値目盛0の画像位置において、丁度イエローの
パターンが黒のパターンの窓部に一致する関係にある。
そしてイエロー色のラインパターンは、補正目盛1単位
毎に1ドットラインづつ+又は−方向にずらした位置に
印刷されるようなデータとして予め構成されている。
【0039】図13は、上述したROM25に記憶され
ているテストチャートデータのチャートパターンAの配
置関係の一部を示したもので、図13の(a)は例えば
イエロー色に対する補正値目盛0のチャートパターンを
印刷するための黒色パターンとイエロー色パターンとの
位置関係を示し、図13の(b)は同様に補正値目盛−
1のチャートパターンを印刷するための黒色パターンと
イエロー色パターンとの位置関係を示し、図13の
(c)は同様に補正値目盛−5のチャートパターンを印
刷するための黒色パターンとイエロー色パターンとの位
置関係を示している。この様な配置関係に印刷されるよ
うに例えばイエローパターンデータと黒色パターンデー
タを所定のタイミングで各色の画像形成ユニットへ出力
するための制御情報がテストパターン発生データに含ま
れている。
【0040】このようなテストチャートデータを、+5
ドット分印字ズレが生じる画像形成装置で印字させた場
合、イエロー色のパターンは、基準となる黒色パターン
に対して実線で示した位置にずれた状態で印字される。
従って図12に示されるようにイエローのラインパター
ンが黒色のパターンの窓部に一致するチャートは補正値
0の目盛の位置ではなく、補正値−5と補正値+2の目
盛が付記された画像の位置となる。
【0041】図12に示す様に印字ズレを含んだチャー
トの印刷結果は、状態aとh、即ち補正値目盛−5及び
+2において例えばイエロー(Y)のラインパターン3
1が100%表示される。また、状態g、即ち補正値目
盛+1において例えばイエロー(Y)ラインパターン3
1が50%表示され、状態cとj、即ち補正目盛−3及
び+4において例えばイエロー(Y)ラインパターン3
1は表示されない。この関係は他の色でも同様である。
【0042】次に、図14を用いて印字ズレを含んで印
刷されたパターンBの印字結果状態を説明する。図14
も、図3で示した例えばイエロー(Y)色補正用のパタ
ーンBの印字結果における各色パターンの位置関係を示
した図であり、同図の縦軸に示す補正値メモリ−5から
0、さらに+5までの黒色パターンとイエロー色パター
ンとの重なり状態を模式的に示している。
【0043】パターンBに対しても上記同様、ROM2
5に記憶されたテストチャート印字用のデータにおいて
は、印字ズレが全くない理想状態を想定したパターンデ
ータが記憶されており、従って、このパターンBの場
合、基準となる黒のパターンに対しイエローのラインパ
ターンは図14において点線で示される位置に印字され
るデータとして予め作成されている。
【0044】従って、チャートを印刷するデータとして
は、補正値目盛0の画像位置において、丁度イエローの
パターンが黒のパターンの窓部に一致する関係にある。
そしてイエロー色のラインパターンは、補正目盛1単位
毎に1ドットラインづつ+又は−方向にずらした位置に
印刷されるようなデータとして予め構成されている。
【0045】図15は、上述したROM25に記憶され
ているテストチャートデータのチャートパターンBの配
置関係の一部を示したもので、図15の(a)は例えば
イエロー色に対する補正値目盛0のチャートパターンを
印刷するための黒色パターンとイエロー色パターンとの
位置関係を示し、図15の(b)は同様に補正値目盛−
1のチャートパターンを印刷するための黒色パターンと
イエロー色パターンとの位置関係を示し、図15の
(c)は同様に補正値目盛−2のチャートパターンを印
刷するための黒色パターンとイエロー色パターンとの位
置関係を示している。この様な配置関係に印刷されるよ
うに例えばイエローパターンデータと黒色パターンデー
タを所定のタイミングで各色の画像形成ユニットへ出力
するための制御情報がテストパターン発生データに含ま
れている。
【0046】このようなテストチャートデータを、+5
ドット分印字ズレが生じる画像形成装置で印字させた場
合、イエロー色のパターンは、基準となる黒色パターン
に対して実線で示した位置にずれた状態で印字される。
従って図14に示されるようにイエローのラインパター
ンが黒色のパターンの窓部に一致するチャートは補正値
0の目盛の位置ではなく、補正値−5、補正値−1及び
補正値+3の目盛が付記された画像の位置となる。
【0047】図14に示す様に印字ズレを含んだチャー
トの印刷結果は、状態a、e、i、即ち補正値目盛−
5、−1、+3において例えばイエロー(Y)のライン
パターン31が100%表示される。また、状態d、
h、即ち補正値目盛−2,+2において例えばイエロー
(Y)のラインパターン31が50%表示され、状態
c、g、k、即ち補正目盛−3、+1、+5において例
えばイエロー(Y)のラインパターン31は表示されな
い。この関係は他の色でも同様である。
【0048】更に、図16を用いて印字ズレを含んで印
刷されたパターンCの印字結果状態を説明する。図16
も、図3で示した例えばイエロー(Y)色補正用のパタ
ーンCの印字結果における各色パターンの位置関係を示
した図であり、同図の縦軸に示す補正値メモリ−5から
0、さらに+5までの黒色パターンとイエロー色パター
ンとの重なり状態を模式的に示している。
【0049】パターンCに対しても上記同様、ROM2
5に記憶されたテストチャート印字用のデータにおいて
は、印字ズレが全くない理想状態を想定したパターンデ
ータが記憶されており、従って、このパターンCの場
合、基準となる黒のパターンに対しイエローのラインパ
ターンは図16において点線で示される位置に印字され
るデータとして予め作成されている。
【0050】従って、チャートを印刷するデータとして
は、補正値目盛0の画像位置において、丁度イエローの
パターンが黒のパターンの窓部に一致する関係にある。
そしてイエロー色のラインパターンは、補正目盛1単位
毎に1ドットラインづつ+又は−方向にずらした位置に
印刷されるようなデータとして予め構成されている。
【0051】図17は、上述したROM25に記憶され
ているテストチャートデータのチャートパターンCの配
置関係の一部を示したもので、図17の(a)は例えば
イエロー色に対する補正値目盛0のチャートパターンを
印刷するための黒色パターンとイエロー色パターンとの
位置関係を示し、図17の(b)は同様に補正値目盛−
1のチャートパターンを印刷するための黒色パターンと
イエロー色パターンとの位置関係を示している。この様
な配置関係に印刷されるように例えばイエローパターン
データと黒色パターンデータを所定のタイミングで各色
の画像形成ユニットへ出力するための制御情報がテスト
パターン発生データに含まれている。
【0052】このようなテストチャートデータを、+5
ドット分印字ズレが生じる画像形成装置で印字させた場
合、イエロー色のパターンは、図16に示すように基準
となる黒色パターンに対して実線で示した位置にずれた
状態で印字される。従って図16に示されるようにイエ
ローのラインパターンが黒色のパターンの窓部に一致す
るチャートは補正値0の目盛の位置ではなく、補正値−
5、補正値−3、補正値−1、補正値+1、補正値+3
及び補正値+5の目盛が付記された画像の位置となる。
この関係は他の色でも同様である。
【0053】以上のパターンA〜Cを利用して印字ズレ
を検出する。例えば、図18の例の場合、イエロー
(Y)が主走査方向に+5ドット印字ズレしているの
で、図3のイエローの調整チャートの調整値−5の箇所
が最も強いイエロー(Y)印字となる。この場合パター
ンA〜C全てにおいて、調整値−5の箇所最も強いイエ
ロー(Y)印字となるのである。例えば、パターンAで
は図12に示すように、調整値−5と+2の箇所で最も
強いイエロー(Y)印字となり、パターンBでは図14
に示すように、調整値−5と−1と+3の箇所で最も強
いイエロー(Y)印字となり、パターンCでは図16に
示すように、調整値−5と−3・・・+5の箇所で最も
強いイエロー(Y)印字となる。しかし、パターンA〜
Cの全てにおいて、最も強いイエロー(Y)印字となる
箇所は調整値−5だけである。したがって、調整チャー
ト印刷処理後、用紙P上に印刷された全てのパターンA
〜Cを視認し、パターンA〜Cのすべてにおいて最も強
いイエロー(Y)印字となる箇所を探し、例えば調整値
−5を知る。
【0054】また、例えばイエロー(Y)が+4ドット
印字ズレしている場合、図3のイエローの調整チャート
の調整値−4の箇所が最も強いイエロー(Y)印字とな
る。この場合、パターンA〜C全てにおいて、調整値−
4の箇所が最も強いイエロー(Y)印字となるのであ
る。尚、他の場合も同様である。
【0055】また、上述のように3パターン(A〜C)
を使用する理由は、調整値の判断をより明確に行うため
である。また、図19は印字ズレ量と調整値(補正値)
が逆の関係になることを説明する図である。
【0056】さらに、図20及び図21は用紙Pへの印
刷結果において、ピーク値がどの様にして分かるかを説
明する図である。第20図(a)は、特に黒印字5ドッ
トに対し、白印字5ドットの交互配列の場合を説明する
ものである。例えば、同図に示すように、イエロー
(Y)の印字を1ドットづつずらしていった場合、イエ
ロー(Y)の印字が黒印字の隙間から表示される濃度の
ピーク値は、ちょうど三角形のような概念図となる。こ
こで、全く印字ズレがない場合には図21の印刷結果に
なる。したがって、この場合図20の「0」がピーク値
となる。
【0057】一方、例えば+4ドットの印字ズレがあれ
ばピーク値は、図20の(a)に示すように4ドット右
にずれる。また、この場合の他のピーク位置は−6、+
14にある。しかし、黒印字5ドット、白印字5ドット
の交互配列の場合、この間にあるのは+4の1ヶ所であ
る。したがって、容易にピーク値、すなわち調整値を探
すことができる。
【0058】尚、図20の(b)は黒印字と白印字のド
ット数に対するピーク値の検出範囲を示す図である。例
えば、上述の黒印字5ドット、白印字5ドットの交互配
列の場合は±4ドットの範囲であり、黒印字7ドット、
白印字7ドットの交互配列の場合は±6ドットの範囲で
あり、黒印字9ドット、白印字9ドットの交互配列の場
合は±8ドットの範囲でピーク値を探せば良いことが分
かる。
【0059】以上のようにして得た調整値は、例えばオ
ペレータが用紙Pの印刷状態から容易に判断し、操作パ
ネル26を操作してEEPROM27に書き込む。ま
た、イエロー(Y)以外のマゼンダ(M)、又はシアン
(C)についても同様にして印字ズレを検出し、対応す
る調整値をEEPROM27に書き込む。このようにし
て、EEPROM27にはイエロー(Y)、マゼンダ
(M)、シアン(C)の調整値のデータが記憶される。
【0060】この後、実際の印刷処理を行う際、対応す
る色の印字ヘッドにフレームメモリ28に展開したビデ
オデータを出力するが、この時EEPROM27に記憶
する調整値のデータを使用する。例えば、EEPROM
27に記憶する調整値が、イエロー(Y)に対して副走
査方向−5、主走査方向+3であれば、イエロー(Y)
のビデオデータをエリア28Yから読み出す際、垂直同
期信号を5ドット分遅れて出力し、水平同期信号を3ド
ット分早く出力する。このように調整すれば、イエロー
(Y)のビデオデータを用紙P上の正確な位置に印字す
ることができる。
【0061】また、他の色のビデオデータに対しても同
様に制御することで、対応する色のビデオデータを用紙
P上の正確な位置に印字することができる。 尚、主走
査方向のビデオデータの出力制御は、印字ヘッドのシフ
トレジスタへのビデオデータの出力を可変することでも
対応できる。
【0062】また、図22は副走査方向に+5ドット印
字ズレした場合であり、図示しないが、副走査方向の補
正用の調整チャートを使用して調整を行うことができ
る。以上のように制御することで、印字ズレを簡単に検
出し、印字ズレの調整を容易に行うことができ、かつ正
確な印字ズレの調整を行うことができる。 <第2の実施形態例>次に、本発明の第2の実施形態の
例を説明する。
【0063】図23は本例の要部を説明する模式図であ
る。同図は前述の第1の実施形態例で説明した図3に対
応する調整チャートの配置を示す図である。前述の実施
形態例が主走査方向又は副走査方向に対して印字ズレを
生じていた場合の例であったのに対し、本例は印字ズレ
が用紙P上で周期的にズレる場合について、調整するも
のである。尚、前述の図1及び図2の構成は本例でも同
じであり、両図の構成上の説明は省略する。本例では図
23に示す調整チャートを使用する。同図の調整チャー
トは横方向に−3〜+3の補正値を有する同じパターン
が印刷される。そして、例えば感光体ドラム15や搬送
ベルト6に周期的変動がある場合、この変動に基づく印
字ズレを検出し、調整するものである。
【0064】以下、具体的に説明する。例えば、同図に
示すように、副走査方向に対して周期的な変動がある場
合、同図にPで示す色の濃く見える箇所がP1、P2、
P3、・・・Pnと位置を変えて表れる。図24はこの
箇所を縦軸を変動幅としてプロットした図である。同図
からもわかるように、一定の周期で印字ズレの箇所が変
動する。この変動は、感光体ドラム15等の周期的な変
動原因に同期するものであり、この位置を印刷した用紙
P上のパターンから容易に判断でき、調整値を設定す
る。
【0065】この場合の調整値の設定は、例えば各行毎
の印字ズレのピーク値を演算し、その平均値Pを計算
し、この値を調整値としてEEPROM27に書き込
む。また、この場合にもイエロー(Y)以外のマゼンダ
(M)、又はシアン(C)についても同様にして周期的
な印字ズレを検出し、対応する調整値をEEPROM2
7に書き込む。このようにして、EEPROM27には
イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)の調整
値のデータが記憶される。
【0066】この後、実際の印刷処理を行う際、対応す
る色の印字ヘッドにフレームメモリ28に展開したビデ
オデータを出力し、前述と同様にして印字ズレを調整す
る。このように制御することで、周期的印字ズレも簡単
に検出し、確実に調整することができる。 <第3の実施形態例>次に、本発明の第3の実施形態の
例を説明する。
【0067】図25は本例の要部を説明する模式図であ
る。同図は副走査方向、主走査方向、及び角度θ方向の
3つの印字ズレを同時に検出する調整チャート図であ
る。同図において、X1のパターン配列は主走査方向の
印字ズレを検出するものであり、例えば前述のパターン
Aを使用する。また、同図において、Y1のパターン配
列は副走査方向の印字ズレを検出するものでありパター
ンAを使用する構成である。また、同図において、Y1
−Y2のパターン配列は副走査方向の角度θの印字ズレ
を検出するものである。さらに、Y3のパターン配列
は、上記Y1−Y2のパターン配列によって角度θの印
字ズレを検出しない場合の主走査方向の角度を検出する
パターン列である。
【0068】この構成において、調整チャートとしてX
1のパターン配列、Y1のパターン配列、Y2のパター
ン配列を使用するか、又はX1のパターン配列、Y3の
パターン配列を使用することにより、同時に主走査方向
と副走査方向の印字ズレを検出し調整することができ
る。この場合にも、調整値をEEPROM27に書き込
み、実際の印刷処理を行う際、対応する色の印字ヘッド
にフレームメモリ28に展開したビデオデータを出力
し、前述と同様にして印字ズレを調整する。このように
制御することで、主走査方向と副走査方向の印字ズレ、
及び角度θの印字ズレも検出し、確実に調整することが
できる。
【0069】尚、図25に示す調整チャートを1枚の用
紙Pにイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)
の全てを印字できるようにすることで、より効率の良い
印字ズレの調整を行うことができる。
【0070】また、使用する調整チャートは図9に限る
ものではなく、例えば図26のような調整チャートパタ
ーンであってもよい。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は印字ズレ
を容易に検出し調整でき、印字品質の優れた画像を形成
することができる。
【0072】また、主走査方向、副走査方向のみでな
く、角度方向や周期的に印字ズレが生じる場合にも対応
でき、極めて広い範囲の印字ズレに対応できるものであ
る。さらに、イエロー(Y)等の視認性の悪い色であっ
ても確実に印字ズレを知り、適切な調整を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の例を説明するカラー
画像形成位置調整装置の全体構成図である。
【図2】カラー画像形成装置の制御回路を示す図であ
る。
【図3】調整チャートの一例を示す図である。
【図4】図3に示す補正値0のイエロー(Y)の調整チ
ャートIを拡大する図である。
【図5】(a)、(b)、(c)はそれぞれ上述のパタ
ーンA、B、Cを拡大して示す図である。
【図6】(a)、(b)、(c)は主走査方向における
調整チャートの拡大図を示し、図5に対応する図であ
る。
【図7】処理動作を説明するフローチャートである。
【図8】(1)に示す基本ラインに対し、(2)は主走
査方向Xのズレ、(3)は副走査方向Yのズレ、(4)
は回転方向θのズレを調整する処理を説明するである。
【図9】画像形成空白領域を有するテストチャートパタ
ーンと、該画像形成空白領域に対応したラインパターン
を示す図である。
【図10】印字ズレが生じている場合を示す図である。
【図11】印字ズレが生じている場合を示す図である。
【図12】主走査方向の補正を具体的に説明する図であ
る。
【図13】印字ズレ、aとh、g、cとjの状態を詳し
く説明する図である。
【図14】パターンBを使用する場合の具体例である。
【図15】図14の状態aとeとi、dとh、cとgと
kの状態を詳しく示す図である。
【図16】パターンCを使用する場合の具体例である。
【図17】図16の状態を詳しく示す図である。
【図18】イエロー(Y)が+5ドット印字ズレしてい
る状態を説明する図である。
【図19】印字ズレ量と調整値(補正値)が逆の関係に
なることを説明する図である。
【図20】(a)は、特に黒印字5ドットに対し、白印
字5ドットの交互配列の場合を説明する図である。
(b)は黒印字と白印字のドット数に対するピーク値の
検出範囲を示す図である
【図21】ピーク値の範囲を説明する図である。
【図22】副走査方向にイエロー(Y)が+5ドット印
字ズレしている状態を説明する図である。
【図23】第2の実施形態の要部を説明する模式図であ
る。
【図24】印字ズレの周期的な変動を説明する図であ
る。
【図25】第3の実施形態の例の要部を説明する模式図
である。
【図26】他の例の調整チャートパターンの図である。
【図27】従来の方式を説明する図である。
【図28】従来の他の方式を説明する図である。
【符号の説明】
1 カラー画像形成装置 2 用紙供給/搬送機構 3 画像形成ユニット部 4 給紙カセット 5 用紙搬送経路 6 搬送ベルト 7、8 駆動する駆動ロール 10〜13 画像形成ユニット 15 感光体ドラム 16 帯電器 17 LEDヘッド 18 現像器 19 転写器 21 I/Fコントローラ 22 プリンタコントローラ 23 プリンタ印字部 24 CPU 25 ROM 26 操作パネル 27 EEPROM 28 フレームメモリ 28Y、28M、28C エリア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−297675(JP,A) 特開 平6−1002(JP,A) 特開 平8−2011(JP,A) 特開 平5−344402(JP,A) 特開 平9−169453(JP,A) 特開 平8−262829(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/01 G03G 15/01 - 15/01 117 G03G 15/00 303 H04N 1/46 B41J 2/525

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】夫々異なる色で画像形成する画像形成部を
    複数有するカラー画像形成位置調整装置において、 所定範囲のソリッド画像形成領域内に画像形成位置ずれ
    検知方向に対して等しいドット間隔毎に補正値目盛に対
    応して複数配列された所定ドット幅の画像形成空白領域
    が形成され、画像形成位置の基準となる印刷色で画像形
    成される基準色テストチャートパターンを印刷する第1
    のデータと、 少なくとも前記画像形成位置ずれ検知方向に対して前記
    画像形成空白領域に合致する形状の有効画像形成領域が
    前記位置ずれ検知方向に対して最小画素単位毎に間隔を
    ずらして複数設けられ、画像形成位置調整される被調
    整色で画像形成される調整色テストチャートパターンを
    印刷する第2のデータと、 を記憶する記憶手段と、被調整色による画像形成部の画像形成タイミングを調整
    する調整値を記憶する補正値記憶手段と、 前記第1及び第2のデータを夫々対応する色の画像形成
    部に転送して両データに基づく画像を前記補正値記憶手
    段に記憶された調整値に基づいて相互の印刷位置を調整
    しながら転写材に重ね合わせ画像形成処理するテスト
    チャート画像形成制御手段と、この重ね合わせ処理により形成された画像形成結果にお
    いて前記基準色パターンに設けられた複数の空白領域の
    うち、該空白領域から前記調整色のパターンが最も多く
    露呈する前記空白領域に対して付記された補正値目盛の
    値を前記補正値記憶手段に書き込む書き込み操作手段
    と、 を有することを特徴とするカラー画像形成位置調整装
    置。
  2. 【請求項2】夫々異なる色で画像形成する画像形成部を
    複数有するカラー画像形成装置の画像形成位置調整方法
    において、 所定範囲のソリッド画像形成領域内に画像形成位置ずれ
    検知方向に対して所定のドット間隔毎に補正値目盛に対
    応して複数配列された所定ドット幅の画像形成空白領域
    が形成された基準色テストチャートパターンを画像形成
    位置の基準となる印刷色の画像形成部で画像形成する第
    1の手順と、 少なくとも前記画像形成位置ずれ検知方向に対して前記
    画像形成空白領域に合致する形状に有効画像形成領域が
    複数形成された基本パターンを前記位置ずれ検知方向に
    対して最小画素単位つずらして複数種類設けられた調
    整色テストチャートパターンを画像形成位置調整され
    る被調整色の画像形成部で画像形成する第2の手順と、 前記第1及び第2の手順により形成された画像を補正値
    記憶手段に記憶された調整値に基づいて相互の印刷位置
    を調整しながら転写媒体に重ね合わせて画像形成処理す
    る手順と、 重ね合わせ処理により形成された画像形成結果の前記基
    準色パターンに設けられた複数の空白領域から前記被調
    整色のパターンが最も多く露呈する前記空白領域に対し
    て付記された補正値目盛の値を前記補正値記憶手段に書
    き込む手順と、 前記補正値記憶手段に記憶された調整値に基づいて、被
    調整色による画像形成部の画像形成タイミングを補正す
    ことにより前記被調整色の画像形成部の画像形成位置
    を調整することを特徴とするカラー画像形成位置調整方
    法。
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