JPH07306624A - タンデムタイプのカラー画像形成装置 - Google Patents
タンデムタイプのカラー画像形成装置Info
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- JPH07306624A JPH07306624A JP6099665A JP9966594A JPH07306624A JP H07306624 A JPH07306624 A JP H07306624A JP 6099665 A JP6099665 A JP 6099665A JP 9966594 A JP9966594 A JP 9966594A JP H07306624 A JPH07306624 A JP H07306624A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image forming
- color
- photoconductor
- reference signal
- forming apparatus
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- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
- Spectrometry And Color Measurement (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複写時の操作者等による調整作業を不要とす
るとともに、簡易に、かつ正確に、感光体ドラムに付設
された表面静電電位センサーで基準位置を正確に検知し
て自動的に画質調整をすることのできる画像形成装置を
提供する。 【構成】 複数の画像形成部(K,Y,M,C)を備
え、各画像形成部の感光体1上にそれぞれ形成された基
準電位パタ−ン12を表面静電電位センサ11で読取る
タンデムタイプのカラー画像形成装置において、各感光
体の設計上の設置間隔に基づく時間間隔で基準信号を発
生する基準信号発生手段10と、出力された各色の相対
的位置ずれ量を検出する色ずれ量検出手段13,14
と、該色ずれ量に基づき基準信号に補正を加える補正手
段15と、補正された基準信号に基づき基準電位パター
ンを測定する感光体電位検出手段11を具備した。
るとともに、簡易に、かつ正確に、感光体ドラムに付設
された表面静電電位センサーで基準位置を正確に検知し
て自動的に画質調整をすることのできる画像形成装置を
提供する。 【構成】 複数の画像形成部(K,Y,M,C)を備
え、各画像形成部の感光体1上にそれぞれ形成された基
準電位パタ−ン12を表面静電電位センサ11で読取る
タンデムタイプのカラー画像形成装置において、各感光
体の設計上の設置間隔に基づく時間間隔で基準信号を発
生する基準信号発生手段10と、出力された各色の相対
的位置ずれ量を検出する色ずれ量検出手段13,14
と、該色ずれ量に基づき基準信号に補正を加える補正手
段15と、補正された基準信号に基づき基準電位パター
ンを測定する感光体電位検出手段11を具備した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レ−ザ駆動装置と感光
体ドラムを各色ごとに複数設けて、各感光体ドラム上に
静電潜像を形成してカラ−印刷を行う複写機やファクシ
ミリ等の画像形成装置に関し、さらには、このような画
像形成装置における色ずれのない高画質な画像を得るた
めの印刷制御に関する。
体ドラムを各色ごとに複数設けて、各感光体ドラム上に
静電潜像を形成してカラ−印刷を行う複写機やファクシ
ミリ等の画像形成装置に関し、さらには、このような画
像形成装置における色ずれのない高画質な画像を得るた
めの印刷制御に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機の高い生産性や高い画質に対する
要求、さらにはカラー原稿の複写に対する要求が増大し
つつある今日、電子写真式の画像形成装置は、年々構成
が複雑になっていく傾向にある。
要求、さらにはカラー原稿の複写に対する要求が増大し
つつある今日、電子写真式の画像形成装置は、年々構成
が複雑になっていく傾向にある。
【0003】図3に、従来の電子写真方式によるタンデ
ムタイプのカラー画像形成装置の概略構成図を示す。タ
ンデムタイプのカラー画像形成装置は、感光体ドラム1
と帯電コロトロン2とレ−ザ発生装置3と現像器5と転
写コロトロン6と図示を省略したクリ−ナ等からなる画
像形成部が、搬送ベルト(転写材担持体)9等からなる
搬送部にそって、ブラック(K)、イエロ−(Y)、マ
ゼンタ(M)、シアン(C)の各色に対応して、複数箇
縦1列に並べて設けられて構成されている。
ムタイプのカラー画像形成装置の概略構成図を示す。タ
ンデムタイプのカラー画像形成装置は、感光体ドラム1
と帯電コロトロン2とレ−ザ発生装置3と現像器5と転
写コロトロン6と図示を省略したクリ−ナ等からなる画
像形成部が、搬送ベルト(転写材担持体)9等からなる
搬送部にそって、ブラック(K)、イエロ−(Y)、マ
ゼンタ(M)、シアン(C)の各色に対応して、複数箇
縦1列に並べて設けられて構成されている。
【0004】このようなタンデムタイプのカラー画像形
成装置は、図示を省略した画像読取手段で読み取ったカ
ラ−原稿を色分解した光像を、基準信号発生装置10の
出力信号に基づいてレ−ザ発生装置3を介して像形成用
レーザ光4に変換して感光体ドラム1上を走査して静電
潜像を形成し、静電潜像を各カラ−トナ−で現像した
後、転写コロトロン6からなる転写部に位置する用紙
(転写材)8に転写する。用紙8は、搬送ベルト9によ
って各色(K,Y,M,C)の感光体ドラム1の下を通
過するときに各色が重ねられて転写され、所望のカラ−
印刷が行われる。ここで、基準信号発生装置10からの
基準信号は、各画像形成部の感光体の設置間隔と用紙の
搬送速度などに基づいて生成された各画像形成部の動作
の時間基準となる信号である。
成装置は、図示を省略した画像読取手段で読み取ったカ
ラ−原稿を色分解した光像を、基準信号発生装置10の
出力信号に基づいてレ−ザ発生装置3を介して像形成用
レーザ光4に変換して感光体ドラム1上を走査して静電
潜像を形成し、静電潜像を各カラ−トナ−で現像した
後、転写コロトロン6からなる転写部に位置する用紙
(転写材)8に転写する。用紙8は、搬送ベルト9によ
って各色(K,Y,M,C)の感光体ドラム1の下を通
過するときに各色が重ねられて転写され、所望のカラ−
印刷が行われる。ここで、基準信号発生装置10からの
基準信号は、各画像形成部の感光体の設置間隔と用紙の
搬送速度などに基づいて生成された各画像形成部の動作
の時間基準となる信号である。
【0005】現在の複写機等をはじめとするカラー画像
形成装置に対する要求は、第1に、高い生産性を備える
こと、第2に、高い精度の画質を得ることができること
である。高い生産性を達成するためには、単位時間内に
多くの用紙を給紙搬送しなくてはならず、用紙間隔を極
限まで切り詰めた制御が必要となる。また、高画質を達
成するためには、複写機の状態を短い周期で知る必要が
あることから、感光体ドラム1上の連続して供給される
用紙の間に位置する個所になるべく多くの基準電位パタ
ーン12を設ける等して、該パタ−ンを表面電位センサ
11で監視して潜像の形成状況や画像の形成状態を精度
良く知り、きめ細かい画質制御を行わなければならな
い。
形成装置に対する要求は、第1に、高い生産性を備える
こと、第2に、高い精度の画質を得ることができること
である。高い生産性を達成するためには、単位時間内に
多くの用紙を給紙搬送しなくてはならず、用紙間隔を極
限まで切り詰めた制御が必要となる。また、高画質を達
成するためには、複写機の状態を短い周期で知る必要が
あることから、感光体ドラム1上の連続して供給される
用紙の間に位置する個所になるべく多くの基準電位パタ
ーン12を設ける等して、該パタ−ンを表面電位センサ
11で監視して潜像の形成状況や画像の形成状態を精度
良く知り、きめ細かい画質制御を行わなければならな
い。
【0006】しかし従来の画像形成装置においては、一
つの感光体ドラム面上に形成する画像潜像と画像潜像の
間隔を離して基準電位パターンを大きく形成することに
よって、該パターンの測定の踏み外しを防止したり、高
い生産性を得るために基準電位パターンを作成する周期
を長くして制御を行なっていたことから、きめ細かい制
御をすることができなくなり、上記要求の双方を一度に
満たすことは困難であった。
つの感光体ドラム面上に形成する画像潜像と画像潜像の
間隔を離して基準電位パターンを大きく形成することに
よって、該パターンの測定の踏み外しを防止したり、高
い生産性を得るために基準電位パターンを作成する周期
を長くして制御を行なっていたことから、きめ細かい制
御をすることができなくなり、上記要求の双方を一度に
満たすことは困難であった。
【0007】そこで高生産性と高画質の両要求を達成す
るためには、用紙と基準電位パターンの間隔をできるか
ぎり詰めてかつ厳密に位置を規定して基準電位パタ−ン
を形成するとともに、この基準電位パターンを正確に読
取ることが必要となる。しかしながら、各画像形成部
は、設計上の設置位置と現実の設置位置がずれる問題が
あり、用紙と基準電位パターンの間隔を極端に詰める
と、形成された画像範囲をも監視することとなって、正
確な基準電位パターンを監視し損なう恐れがあった。
るためには、用紙と基準電位パターンの間隔をできるか
ぎり詰めてかつ厳密に位置を規定して基準電位パタ−ン
を形成するとともに、この基準電位パターンを正確に読
取ることが必要となる。しかしながら、各画像形成部
は、設計上の設置位置と現実の設置位置がずれる問題が
あり、用紙と基準電位パターンの間隔を極端に詰める
と、形成された画像範囲をも監視することとなって、正
確な基準電位パターンを監視し損なう恐れがあった。
【0008】上記課題を達成するため、例えば、特開平
2−60020号公報、特開平3−261973号公報
には、各種のタイミング制御を外部操作によって調整す
ることが記載されている。しかしこの方法では、状態の
変化に応じて記憶手段に格納してある基準値を変化させ
ることが必要であったことから、複写時に操作者等がこ
の調整作業をしなければならず面倒であった。
2−60020号公報、特開平3−261973号公報
には、各種のタイミング制御を外部操作によって調整す
ることが記載されている。しかしこの方法では、状態の
変化に応じて記憶手段に格納してある基準値を変化させ
ることが必要であったことから、複写時に操作者等がこ
の調整作業をしなければならず面倒であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みてなされたもので、複写時の操作者等による調整
作業を不要とするとともに、簡易に、かつ正確に、感光
体ドラムに付設された表面静電電位センサーで基準位置
を正確に検知して自動的に画質調整をすることのできる
画像形成装置を提供することを目的とする。
に鑑みてなされたもので、複写時の操作者等による調整
作業を不要とするとともに、簡易に、かつ正確に、感光
体ドラムに付設された表面静電電位センサーで基準位置
を正確に検知して自動的に画質調整をすることのできる
画像形成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の感光体電位検出
手段を備えた画像形成装置は、感光体の設置間隔に基づ
く時間間隔で基準信号を発生する基準信号発生手段と、
出力された各色の相対的位置ずれ量を検出する色ずれ量
検出手段と、該色ずれ量に基づいて基準信号に補正を加
える補正手段と、該補正された基準信号に基づいて前記
基準電位パターンを測定する感光体静電電位検出手段か
らなる。
手段を備えた画像形成装置は、感光体の設置間隔に基づ
く時間間隔で基準信号を発生する基準信号発生手段と、
出力された各色の相対的位置ずれ量を検出する色ずれ量
検出手段と、該色ずれ量に基づいて基準信号に補正を加
える補正手段と、該補正された基準信号に基づいて前記
基準電位パターンを測定する感光体静電電位検出手段か
らなる。
【0011】
【作用】本発明は、従来の複写機にみられる、画像潜像
と画像潜像の間隔を離して基準電位パターンを大きくす
ることによって、該パターンの測定を踏み外すことを防
止する方法と比較して、余分な間隔がなくなるため、高
い生産性が得られる。また、高い生産性を達成するため
に、基準電位パターンを作成して制御を行なう周期を長
くする方法と比べて、より多くの基準電位パターンを検
知してきめ細かく制御できるので、高い画質の画像を得
ることができる。さらにこの装置によれば、上記従来技
術とは異なり、固定基準値に対して検出したずれ量に基
づいて補正を加えるので、操作者の負担がなく、上記の
とおりの高画質な記録を生産性を高く行うことができ
る。
と画像潜像の間隔を離して基準電位パターンを大きくす
ることによって、該パターンの測定を踏み外すことを防
止する方法と比較して、余分な間隔がなくなるため、高
い生産性が得られる。また、高い生産性を達成するため
に、基準電位パターンを作成して制御を行なう周期を長
くする方法と比べて、より多くの基準電位パターンを検
知してきめ細かく制御できるので、高い画質の画像を得
ることができる。さらにこの装置によれば、上記従来技
術とは異なり、固定基準値に対して検出したずれ量に基
づいて補正を加えるので、操作者の負担がなく、上記の
とおりの高画質な記録を生産性を高く行うことができ
る。
【0012】
【実施例】図1は、本発明に係るタンデムタイプのカラ
ー画像形成装置の概略構成を示す図である。図1を用い
て本発明の実施例を説明する。なお、図3と重複する箇
所についてはその説明を省略する。このカラー画像形成
装置は、図3に示した装置に、光学センサを用いたレジ
ストコントロールパターン読取手段13と、該読取手段
の出力に基づいて各画像形成部から出力された各色の相
対的位置ずれ量を算出する色ずれ量算出手段14と、該
色ずれ量に基づいて基準信号の発生タイミングを補正す
る補正手段15とを設けた点に特徴がある。
ー画像形成装置の概略構成を示す図である。図1を用い
て本発明の実施例を説明する。なお、図3と重複する箇
所についてはその説明を省略する。このカラー画像形成
装置は、図3に示した装置に、光学センサを用いたレジ
ストコントロールパターン読取手段13と、該読取手段
の出力に基づいて各画像形成部から出力された各色の相
対的位置ずれ量を算出する色ずれ量算出手段14と、該
色ずれ量に基づいて基準信号の発生タイミングを補正す
る補正手段15とを設けた点に特徴がある。
【0013】以下、その動作を説明する。工場での製造
調整時や使用場所で感光体を交換したとき、複写を開始
する前に、各感光体ドラム1の色ずれ量を検出する。こ
の色ずれ量検出プロセスを説明する。感光体ドラム1
は、帯電コロトロン2により帯電され、潜像を形成する
準備が行われる。基準信号発生装置10は、各画像形成
部(K〜C)の各感光体ドラム1の設置間隔と用紙の搬
送速度等に基づいて得たタイミングで各画像形成部に対
して基準信号を発生する。ただし、この設置間隔は設計
上の理想的な間隔で、組立て時の設置精度は何ら考慮さ
れていない。各画像形成部のレ−ザ発生装置3は、それ
ぞれ該基準信号のタイミングで像形成用レ−ザ光4を出
射して作像を開始し、感光体ドラム1上に例えば基準電
位パターンを利用した色ずれ検出用パタ−ン(レジスト
レーションコントロールパターン)の潜像を形成する。
現像器5で、この潜像は可視像とされ、複写コロトロン
7で、例えば、搬送ベルト9へ転写される。
調整時や使用場所で感光体を交換したとき、複写を開始
する前に、各感光体ドラム1の色ずれ量を検出する。こ
の色ずれ量検出プロセスを説明する。感光体ドラム1
は、帯電コロトロン2により帯電され、潜像を形成する
準備が行われる。基準信号発生装置10は、各画像形成
部(K〜C)の各感光体ドラム1の設置間隔と用紙の搬
送速度等に基づいて得たタイミングで各画像形成部に対
して基準信号を発生する。ただし、この設置間隔は設計
上の理想的な間隔で、組立て時の設置精度は何ら考慮さ
れていない。各画像形成部のレ−ザ発生装置3は、それ
ぞれ該基準信号のタイミングで像形成用レ−ザ光4を出
射して作像を開始し、感光体ドラム1上に例えば基準電
位パターンを利用した色ずれ検出用パタ−ン(レジスト
レーションコントロールパターン)の潜像を形成する。
現像器5で、この潜像は可視像とされ、複写コロトロン
7で、例えば、搬送ベルト9へ転写される。
【0014】各画像形成部(K〜C)の各感光体ドラム
1上に前記基準信号のタイミングで形成された色ずれ量
検出用パタ−ンの潜像は、搬送ベルト9上のほぼ同じ位
置に重ねて転写され、図2に示すレジストレーションコ
ントロールパターンが形成される。図2(a)は、色ず
れがないレジストレーションコントロールパターンの例
を示しており、(b)は、各色ごとにずれがあるレジス
トレーションコントロールパターンの例を示している。
各画像形成部から出力される色ずれ検出用パターンはこ
の例のように全て同じ大きさであってもよく、また、黒
(K)の色ずれ検出用パターンよりも他の色ずれ検出用
パターンを大きくすることによって、色ずれ検出用パタ
ーンの両縁を用いて色ずれ量を検出しやすくすることも
できる。
1上に前記基準信号のタイミングで形成された色ずれ量
検出用パタ−ンの潜像は、搬送ベルト9上のほぼ同じ位
置に重ねて転写され、図2に示すレジストレーションコ
ントロールパターンが形成される。図2(a)は、色ず
れがないレジストレーションコントロールパターンの例
を示しており、(b)は、各色ごとにずれがあるレジス
トレーションコントロールパターンの例を示している。
各画像形成部から出力される色ずれ検出用パターンはこ
の例のように全て同じ大きさであってもよく、また、黒
(K)の色ずれ検出用パターンよりも他の色ずれ検出用
パターンを大きくすることによって、色ずれ検出用パタ
ーンの両縁を用いて色ずれ量を検出しやすくすることも
できる。
【0015】こうして各画像像形成部から出力された色
ずれ検出用パタ−ン(レジストレ−ションコントロ−ル
パタ−ン)を光学センサ13で読み取って各色の相対的
な相互の位置に関する情報を色ずれ量算出手段14へ出
力する。色ずれ量算出手段14では、検出した色ずれ検
出用パタ−ンの色ずれ量から、基準となる色の画像形成
部(例えばK)の感光体ドラム1を基準とした他の各色
の画像形成部(Y〜C)の各感光体ドラム1の現実の設
置位置のずれ量を算出する。この算出結果は、色ずれ量
算出手段14または補正手段15に設けた図示を省略し
た記憶手段に格納することができる。
ずれ検出用パタ−ン(レジストレ−ションコントロ−ル
パタ−ン)を光学センサ13で読み取って各色の相対的
な相互の位置に関する情報を色ずれ量算出手段14へ出
力する。色ずれ量算出手段14では、検出した色ずれ検
出用パタ−ンの色ずれ量から、基準となる色の画像形成
部(例えばK)の感光体ドラム1を基準とした他の各色
の画像形成部(Y〜C)の各感光体ドラム1の現実の設
置位置のずれ量を算出する。この算出結果は、色ずれ量
算出手段14または補正手段15に設けた図示を省略し
た記憶手段に格納することができる。
【0016】次に、複写を行なうプロセスを説明する。
上記手順により求めた各画像形成部の感光体ドラム毎の
色ずれ量に基づいて、各補正手段15では像形成用レ−
ザ光4の照射タイミングを修正する。すなわち、基準信
号の発生から像形成用レーザ光4を発生するタイミング
が補正され、搬送ベルト9上を送られる用紙8に形成さ
れる可視像のずれが修正される。従って、各画像形成部
(K〜C)の各感光体ドラム1上に像形成用レーザ光4
によって形成される画像潜像は、各感光体ドラム1の色
ずれが補正されて形成されることになる。
上記手順により求めた各画像形成部の感光体ドラム毎の
色ずれ量に基づいて、各補正手段15では像形成用レ−
ザ光4の照射タイミングを修正する。すなわち、基準信
号の発生から像形成用レーザ光4を発生するタイミング
が補正され、搬送ベルト9上を送られる用紙8に形成さ
れる可視像のずれが修正される。従って、各画像形成部
(K〜C)の各感光体ドラム1上に像形成用レーザ光4
によって形成される画像潜像は、各感光体ドラム1の色
ずれが補正されて形成されることになる。
【0017】さて、各感光体ドラム1の表面に形成され
た潜像間(用紙間)には、基準信号発生装置10の発生
する基準信号を基に基準電位パターン12を形成し、該
パタ−ン12を表面静電電位センサ13で検知すること
で、感光体ドラムの静電電位付与状況を検出し、色濃度
や階調などの画質の形成状況を検出して画質制御を行
う。このとき、用紙に転写するための潜像と基準電位パ
ターン12の潜像の位置関係は、補正された基準信号に
よって正確に設定されているので、表面静電電位検出セ
ンサ11は、正確に基準電位パターン12を検出するこ
とができる。
た潜像間(用紙間)には、基準信号発生装置10の発生
する基準信号を基に基準電位パターン12を形成し、該
パタ−ン12を表面静電電位センサ13で検知すること
で、感光体ドラムの静電電位付与状況を検出し、色濃度
や階調などの画質の形成状況を検出して画質制御を行
う。このとき、用紙に転写するための潜像と基準電位パ
ターン12の潜像の位置関係は、補正された基準信号に
よって正確に設定されているので、表面静電電位検出セ
ンサ11は、正確に基準電位パターン12を検出するこ
とができる。
【0018】すなわち、画像潜像と画像潜像の間隔を離
して基準電位パターン12を形成し、基準信号に基づい
てタイミングを計りながら表面静電電位センサ11で該
基準電位パタ−ン12のみを読み込んで、画像形成部の
制御に使用することができる。ここで、画像潜像の位置
は、前述のとおり、色ずれを補正するように移動され、
また、画像潜像の間に形成される基準電位パタ−ン12
も同様に移動されているので、補正されない基準信号か
らそのままタイミングを求めて表面静電電位センサ11
によって基準電位パタ−ン12を読み込もうとすると、
基準電位パターンのみならず画像潜像部分をも読み込ん
でしまい、正確な制御を行うことができなくなるので、
基準信号発生器10からのタイミングを上で求めた色ず
れを考慮っして補正することが必要で、補正手段15の
出力信号を用いて基準電位パタ−ン12を正確に読み込
むことができ、高精度の制御を行うことが可能になる。
して基準電位パターン12を形成し、基準信号に基づい
てタイミングを計りながら表面静電電位センサ11で該
基準電位パタ−ン12のみを読み込んで、画像形成部の
制御に使用することができる。ここで、画像潜像の位置
は、前述のとおり、色ずれを補正するように移動され、
また、画像潜像の間に形成される基準電位パタ−ン12
も同様に移動されているので、補正されない基準信号か
らそのままタイミングを求めて表面静電電位センサ11
によって基準電位パタ−ン12を読み込もうとすると、
基準電位パターンのみならず画像潜像部分をも読み込ん
でしまい、正確な制御を行うことができなくなるので、
基準信号発生器10からのタイミングを上で求めた色ず
れを考慮っして補正することが必要で、補正手段15の
出力信号を用いて基準電位パタ−ン12を正確に読み込
むことができ、高精度の制御を行うことが可能になる。
【0019】
【発明の効果】本発明の感光体電位検出手段を備えたタ
ンデムタイプのカラー画像形成装置は、各感光体の設計
上の設置間隔に基づく時間間隔で基準信号を発生する手
段と、出力された色の相対的位置ずれ量を検出する色ず
れ量検出手段と、該色ずれ量に基づき基準信号に補正を
加える補正手段と、該補正された基準信号に基づき前記
基準電位パターンを測定する表面静電電位検出手段から
なるので、従来のタンデムタイプのカラー画像形成装置
にくらべて、基準電位パタ−ンの読出しに当たって画像
と基準電位パタ−ンの間隔を特に大きくとる必要なしに
基準電位パターンを踏み外すことを防止でき、画像形成
に当たって高い生産性を得ることができる。
ンデムタイプのカラー画像形成装置は、各感光体の設計
上の設置間隔に基づく時間間隔で基準信号を発生する手
段と、出力された色の相対的位置ずれ量を検出する色ず
れ量検出手段と、該色ずれ量に基づき基準信号に補正を
加える補正手段と、該補正された基準信号に基づき前記
基準電位パターンを測定する表面静電電位検出手段から
なるので、従来のタンデムタイプのカラー画像形成装置
にくらべて、基準電位パタ−ンの読出しに当たって画像
と基準電位パタ−ンの間隔を特に大きくとる必要なしに
基準電位パターンを踏み外すことを防止でき、画像形成
に当たって高い生産性を得ることができる。
【0020】また、上記のとおり、基準電位パターンを
作成する周期を長くしなくても画像形成の制御を行なう
ことができるので高い生産性を達成でき、より多くの基
準電位パターンの読込みとこれに基づく画像の制御が行
なえ、高い画質の画像をを得ることができる。
作成する周期を長くしなくても画像形成の制御を行なう
ことができるので高い生産性を達成でき、より多くの基
準電位パターンの読込みとこれに基づく画像の制御が行
なえ、高い画質の画像をを得ることができる。
【0021】さらにこの装置によれば、従来のカラー画
像形成装置とは異なり、固定された基準信号に対して補
正を加えるものであることから、操作者の負担をなくし
て、上記のとおりの高画質な記録を生産性を高く行える
という効果を奏する。
像形成装置とは異なり、固定された基準信号に対して補
正を加えるものであることから、操作者の負担をなくし
て、上記のとおりの高画質な記録を生産性を高く行える
という効果を奏する。
【図1】 本発明による画像形成装置の概略構成図。
【図2】 レジストレ−ションコントロ−ルパタ−ンの
例。
例。
【図3】 従来の画像形成装置の概略構成図。
1 感光体ドラム、 2 帯電コロトロン、 3 レー
ザー発生装置、 4像形成用レーザー光、 5 現像
器、 6 転写コロトロン、 7 転写材搬送ロール、
8 用紙(転写材)、 9 転写ベルト(転写材担持
体)、 10基準信号発生装置、 11 表面静電電位
センサ、 12 基準電位パターン、13 レジストレ
ーションコントロールパターン読取手段(光学セン
サ)、14 色ずれ量算出器、 15 補正手段。
ザー発生装置、 4像形成用レーザー光、 5 現像
器、 6 転写コロトロン、 7 転写材搬送ロール、
8 用紙(転写材)、 9 転写ベルト(転写材担持
体)、 10基準信号発生装置、 11 表面静電電位
センサ、 12 基準電位パターン、13 レジストレ
ーションコントロールパターン読取手段(光学セン
サ)、14 色ずれ量算出器、 15 補正手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/01 111 A
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の画像形成部を備え、各画像形成部
の感光体上にそれぞれ形成された基準電位パタ−ンを表
面静電電位センサで読取るタンデムタイプのカラー画像
形成装置において、前記各感光体の設計上の設置間隔に
基づく時間間隔で基準信号を発生する基準信号発生手段
と、出力された各色の相対的位置ずれ量を検出する色ず
れ量検出手段と、該色ずれ量に基づき基準信号に補正を
加える補正手段と、該補正された基準信号に基づき前記
基準電位パターンを測定する感光体電位検出手段を具備
することを特徴とするタンデムタイプのカラー画像形成
装置。 - 【請求項2】 色ずれ量検出手段は、レジストレ−ショ
ンコントロ−ルパタ−ンを読取る光学センサからなるレ
ジストレーションコントロールパターン読取手段と、こ
の読取信号から各感光体の設計上の設置間隔と実際の感
光体の設置間隔のずれをあらわす色ずれ量を算出する色
ずれ量算出手段とからなる請求項1に記載のタンデムタ
イプのカラー画像形成装置。 - 【請求項3】 前記補正手段が、基準となる感光体を除
く各感光体毎に設けられている請求項1または請求項2
に記載のタンデムタイプのカラー画像形成装置。 - 【請求項4】 前記補正手段は、色ずれ量に基づいて各
感光体毎に基準信号の補正量を決定し、感光体電位検出
手段の検出タイミングを補正することを特徴とする請求
項3に記載のタンデムタイプのカラー画像形成装置。
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---|---|---|---|
JP09966594A JP3307077B2 (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | タンデムタイプのカラー画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09966594A JP3307077B2 (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | タンデムタイプのカラー画像形成装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07306624A true JPH07306624A (ja) | 1995-11-21 |
JP3307077B2 JP3307077B2 (ja) | 2002-07-24 |
Family
ID=14253339
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09966594A Expired - Fee Related JP3307077B2 (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | タンデムタイプのカラー画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3307077B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11211568A (ja) * | 1998-01-29 | 1999-08-06 | Fuji Xerox Co Ltd | 光学測定方法、光学測定装置および画像形成装置 |
US6215512B1 (en) | 1998-06-11 | 2001-04-10 | Minolta Co., Ltd. | Image forming apparatus with image distortion correction system |
US6441915B1 (en) | 1998-06-11 | 2002-08-27 | Minolta Co., Ltd. | Image forming apparatus |
JP2012032777A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-02-16 | Canon Inc | カラー画像形成装置 |
-
1994
- 1994-05-13 JP JP09966594A patent/JP3307077B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH11211568A (ja) * | 1998-01-29 | 1999-08-06 | Fuji Xerox Co Ltd | 光学測定方法、光学測定装置および画像形成装置 |
US6215512B1 (en) | 1998-06-11 | 2001-04-10 | Minolta Co., Ltd. | Image forming apparatus with image distortion correction system |
US6441915B1 (en) | 1998-06-11 | 2002-08-27 | Minolta Co., Ltd. | Image forming apparatus |
JP2012032777A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-02-16 | Canon Inc | カラー画像形成装置 |
CN104090472A (zh) * | 2010-06-30 | 2014-10-08 | 佳能株式会社 | 图像形成装置 |
US8891984B2 (en) | 2010-06-30 | 2014-11-18 | Canon Kabushiki Kaisha | Color image forming apparatus |
US9091989B2 (en) | 2010-06-30 | 2015-07-28 | Canon Kabushiki Kaisha | Color image forming apparatus |
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---|---|
JP3307077B2 (ja) | 2002-07-24 |
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