JP4985282B2 - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ライン状に光源が配置されたLEDプリントヘッドユニットから、一括露光され、静電潜像がライン単位に形成される感光体ドラムを備えた直接転写方式のモノクロ画像形成用のプリンタや、複写機、その複合機、作像色毎に感光体ドラムを備えたタンデム方式のカラー画像形成用のプリンタや、複写機、その複合機等に適用可能な画像形成装置及び画像形成方法に関するものである。
近年、直接転写方式のモノクロ画像形成用の高速プリンタや複写機、これらの複合機、タンデム方式のカラープリンタやカラー複写機、これらのカラー複合機等が使用される場合が多くなってきた。この種のモノクロ画像形成装置によれば、例えば、ライン状にレーザ光源を配置したLPH(LED arrey Print Head)ユニットを備え、LPHユニットが感光体ドラムをライン単位に一括露光し、静電潜像がライン単位に形成される。感光体ドラム上の静電潜像は黒(BK)色のトナー剤により現像され、BK色のトナー像が感光体ドラムに形成される。感光体ドラム上に形成されたBK色のトナー像は所望の用紙に転写される。トナー像が転写された用紙は定着処理されて排出される。
また、カラー画像形成装置によれば、カラー画像のR(赤)色、G(緑)色、B(青)色を再現する場合に、例えば、ライン状にレーザ光源を配置し、ライン単位に一括露光するLPH(LED arrey Print Head)ユニットを各作像色毎に備え、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(BK)の各色のトナー像を各作像色用の感光体ドラムで形成し、各色用の感光体ドラムで形成された各色のトナー像を中間転写ベルト上で重ね合わせるようになされる。中間転写ベルト上で重ね合わされたカラートナー像は、所望の用紙に転写され、その後、定着処理されて排出される。
タンデム方式のカラー画像形成装置によれば、感光体ドラムの回転速度に変動ムラがあると、印刷画像に乱れを生じ、各色画像形成ユニットによる単色画像を重ね合わせたカラー画像に色ずれや、線ずれ等を招く原因となることがある。
この種のタンデム方式のカラー画像形成装置に関連して特許文献1には画像形成装置が開示されている。この画像形成装置によれば、回転動作検出手段、信号フィルタ及び書き込みタイミング制御手段を備え、感光体ドラムの回転ムラ補正時に、回転動作検出手段が感光体ドラムの回転ムラを検知して回転ムラ検知信号を信号フィルタに出力する。信号フィルタでは回転ムラ検出信号から繰り返し成分を除去した後の低周波成分の信号が取り出されて書き込みタイミング制御手段へ出力される。上述の低周波成分の信号はドラム偏芯に起因するものである。書き込みタイミング制御手段では、低周波成分の信号から回転変動量を演算し、この回転変動量に基づいて書き込みユニットにおける画像書き込みタイミングを決定するようになされる。このように画像形成装置を構成すると、感光体ドラムの回転ムラ補正を正確かつ迅速にできるというものである。
特開2000−089640号公報(第3頁 図1)
ところで、感光体ドラムを備えた直接転写方式やタンデム方式の画像形成装置によれば、感光体ドラムの回転動作とLPHユニットにおける露光動作とが非同期に制御されることから、偏芯等による感光体ドラムの回転速度変動ムラをキャンセルするために、当該感光体ドラムの回転に合わせて作像タイミングを変調(変化)する方法が採られる。
この方法は、特許文献1に見られ、ドラム回転速度の変動ムラの影響を取り除くために、画像形成前に、当該感光体ドラムの回転速度変動分布を測定し、当該回転速度変動分布を打ち消すような補正量を参照して画像書き込み基準信号(基準Index信号)の周期を補正するようになされる。しかし、次のような問題がある。
i.回転速度変動ムラをキャンセルする周期で、基準Index信号の周期を補正しても、実働時の用紙の厚みやサイズ(紙種)等のプロセス(画像形成)条件によって、見かけ上のドラム1周回期間が長くなったり、それが短くなったりして、感光体ドラムに対する負荷の増分の影響を受けて作像タイミング補正テーブルによる補正精度が低下することが懸念される。
ii.一般に、通紙により感光体ドラムの負荷が増大する。負荷の増分は、A4,B4等の用紙サイズ及び厚紙、薄紙等の紙種の選択等の画像形成条件により変化する。この画像形成条件によって、感光体ドラムの回転速度が低下する度合いが異なってくる。従って、実働時、用紙のサイズや紙種が変動した場合、感光体ドラムの主走査方向に形成される画像を当該感光体ドラムの回転方向(副走査方向)において等間隔に形成することが困難になるばかりか、濃淡ムラや画像ずれが懸念される。これにより、感光体ドラム(以下像担持体ものいう)の通紙による負荷の増分が画像形成品質の向上の妨げとなる。
そこで、この発明はこのような問題を解決したものであって、像担持体の実負荷に対応した高精度の作像タイミング補正テーブルを作成できるようにすると共に、その実働時の回転速度変動ムラを高精度に補正できるようにした画像形成装置及び画像形成方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る画像形成装置は、像担持体の一周をn分割したブロック毎に基準周期の画像書き込み制御信号を適用して画像を形成する画像形成装置であって、画像書き込み制御信号に基づいて形成した画像を用紙に転写する画像形成手段と、この画像形成手段に用紙を通紙する給紙手段と、この給紙手段によって通紙され、当該通紙による負荷が加わった状態の像担持体の回転速度を検出してドラム1周回期間の速度変動分布を計測する計測手段と、この計測手段によって計測されたドラム1周回期間の速度変動分布に対応させるための補正値であって、画像書き込み制御信号の基準周期を補正するための補正値をブロック毎に求めて対応付けた作像タイミング補正テーブルを作成する情報作成手段とを備えることを特徴とするものである。
請求項1に係る画像形成装置によれば、作像タイミング補正テーブル作成時、計測手段が、通紙による負荷が加わった状態の像担持体の回転速度を検出するので、用紙のサイズや、厚み、斤量、紙質等の回転変動要因が加味された像担持体の速度変動分布を計測できる。従って、像担持体の実負荷に即した回転速度変動ムラをキャンセル可能な精度の高い作像タイミング補正テーブルを作成できるようになる。
請求項2に係る画像形成装置は、請求項1において、情報作成手段によって作成された作像タイミング補正テーブルを記憶する記憶手段と、この記憶手段の作像タイミング補正テーブルを参照してブロック毎に画像書き込み制御信号の基準周期を補正し、補正後の周期の画像書き込み制御信号を出力する信号作成手段とを備え、画像形成手段は、信号作成手段から出力される補正後の周期の画像書き込み制御信号をブロック毎に設定して画像を形成することを特徴とするものである。
請求項3に係る画像形成方法は、像担持体の一周をn分割したブロック毎に基準周期の画像書き込み制御信号を適用して画像を形成し、当該画像を所望の用紙に転写する画像形成方法であって、画像を用紙に転写する位置に当該用紙を通紙するステップと、用紙の通紙による負荷が加わった状態の像担持体の回転速度を検出してドラム1周回期間の速度変動分布を計測するステップと、計測されたドラム1周回期間の速度変動分布に対応させるための補正値であって、画像書き込み制御信号の基準周期を補正するための補正値をブロック毎に求めて対応付けた作像タイミング補正テーブルを作成するステップとを有することを特徴とするものである。
請求項3に係る画像形成方法によれば、作像タイミング補正テーブル作成時、用紙のサイズや、厚み、斤量、紙質等の回転変動要因が加味された像担持体の速度変動分布を計測できるので、像担持体の実負荷に即した回転速度変動ムラをキャンセル可能な精度の高い作像タイミング補正テーブルを作成できるようになる。
請求項4に係る画像形成方法は、請求項3において、作成された作像タイミング補正テーブルを参照してブロック毎に画像書き込み制御信号の基準周期を補正するステップと、補正後の周期の画像書き込み制御信号をブロック毎に設定して画像を形成するステップとを有することを特徴とするものである。
請求項1に係る画像形成装置によれば、ドラム1周回期間の速度変動分布を計測する計測手段を備え、この計測手段は、作像タイミング補正テーブル作成時、通紙による負荷が加わった状態の像担持体の回転速度を検出するようになされる。
この構成によって、用紙のサイズや、厚み、斤量、紙質等の回転変動要因が加味された像担持体の速度変動分布を計測できるので、像担持体の実負荷に即した回転速度変動ムラをキャンセル可能な精度の高い作像タイミング補正テーブルを作成できるようになる。
従って、実働時、用紙が変動した場合であっても、画像書き込み制御信号に基づいて像担持体の主走査方向に形成される画像を当該像担持体の回転方向(副走査方向)において等間隔に形成できるようになり、濃淡ムラや画像ずれを排除できるようになる。これにより、画像形成品質の向上に寄与するところが大きい。
請求項2に係る画像形成装置によれば、補正後の周期の画像書き込み制御信号をブロック毎に設定して画像を形成する画像形成手段を備えるので、用紙が変動した場合であっても、画像書き込み制御信号に基づいて像担持体の主走査方向に形成される画像を当該像担持体の副走査方向においては等間隔に形成できるようになる。
請求項3に記載の画像形成方法によれば、用紙のサイズや、厚み、斤量、紙質等の回転変動要因が加味され像担持体の速度変動分布を計測できるので、像担持体の実負荷に即した回転速度変動ムラをキャンセル可能な精度の高い作像タイミング補正テーブルを作成できるようになる。
請求項4に記載の画像形成方法によれば、実働時、用紙が変動した場合であっても、画像書き込み制御信号に基づいて像担持体の主走査方向に形成される画像を当該像担持体の副走査方向においては等間隔に形成できるようになる。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施形態に係る画像形成装置及び画像形成方法について説明をする。
図1は本発明に係る実施形態としてのプリンタ100の構成例を示すブロック図である。プリンタ100は画像形成装置の一例を構成し、像担持体で作像された画像を用紙Pに転写して出力するものである。像担持体には有機感光体ドラム(以下単に感光体ドラム1という)が使用される。この実施形態では、感光体ドラム1の一周をn分割したブロック毎に基準周期の画像書き込み制御信号(以下基準Index信号という)を適用して画像を形成するようになされる。
プリンタ100は、例えば、直接転写方式によりモノクロ画像を得る複写機や、複合機等に適用可能なものであり、作像タイミング補正テーブル作成機能を備えている。ここに作像タイミング補正テーブルとは、ドラム1周回期間の速度変動分布に対応させるための補正値であって、基準Index信号の基準周期を補正するための補正値をブロック毎に求めて対応付けた補正データテーブルをいう。補正データテーブルは、作像タイミングを補正するための情報参照テーブルを構成する。
プリンタ100は、操作部14、紙搬送部20、画像メモリ46、タイミング発生器54、補正テーブル生成機能付きの中央処理ユニット(Central Processing Unit:以下CPU55という)、速度検出部58、作像タイミング補正テーブル格納用のメモリ70、画像形成部80及び定着装置90を有して構成される。これらの部材は図示しない装置本体内に実装して使用される。用紙搬送部20は給紙手段の機能を構成し、画像形成部80に用紙Pを通紙する。用紙搬送部20は図示しない搬送ローラや、レジストローラ、搬送用のモータ等から構成される。
速度検出部58は計測手段の機能を構成し、感光体ドラム1の回転速度を検出して回転速度変動データD58を出力する。この実施形態では、用紙搬送部20によって通紙され、当該通紙による負荷が加わった状態の感光体ドラム1の回転速度を検出してドラム1周回期間の速度変動分布を計測する。
この例で、通紙しながら感光体ドラム1の速度変動分布を計測するようにしたのは、一般に、通紙により感光体ドラム1の負荷が増大する。負荷の増分は、A4,B4等の用紙サイズ及び厚紙、薄紙等の紙種の選択等の画像形成条件により変化する。これにより、感光体ドラム1の回転速度の低下度合いが異なってくる。そこで、感光体ドラム1に対する負荷の増分の変化を捉えるためには、実際に用紙Pを搬送して感光体ドラム1に負荷を加える必要があることによる。このようにすると、感光体ドラム1の負荷の増分に対応した補正値を演算できるようになる。
速度検出部58は図1に示したエンコーダ41や、アナログ・デジタル変換器(以下A/D変換器という)等から構成され、エンコーダ41が感光体ドラム1の回転速度を検出して回転速度信号をA/D変換器に出力する。A/D変換器は、回転速度信号S41をA/D変換して回転速度変動データD58を出力する。
速度検出部58には情報作成手段の機能を構成するCPU55が接続され、速度検出部58から回転速度変動データD58を入力し、回転速度変動データD58に基づいて作像タイミング補正テーブルを作成する。情報作成手段にはCPU55の他に、デジタル信号処理装置(DSP)を使用してもよい。補正テーブル作成機能は、複写機全体を制御するCPU55内に構成される。
CPU55に操作部14が接続される。操作部14には図示しない液晶表示ディスプレイ及びタッチセンサパネルを組み合わせたものが使用される。この液晶表示ディスプレイには、例えば、印刷枚数、紙種、用紙サイズ、画像形成濃度等の画像形成条件が表示される。操作部14は自動給紙モードや、プラテンモード等を設定するように操作される。これらの画像形成条件の選択により得られた操作データD14はCPU55に出力される。
この実施形態で、テーブル作成時、CPU55は、通紙による負荷が加わった状態の感光体ドラム1のドラム1周回期間の速度変動分布に基づいた作像タイミング補正テーブルを作成する。これは、用紙Pのサイズや、厚み、斤量、紙質等の回転変動要因が加味された感光体ドラム1の速度変動分布を計測することで、感光体ドラム1の実負荷に即した回転速度変動ムラをキャンセル可能な精度の高い作像タイミング補正テーブルを作成するためである。
CPU55には記憶手段の一例を構成するメモリ70が接続され、メモリ70内にはCPU55によって作成された作像タイミング補正テーブルを記憶(格納)するようになされる。当該メモリ70にはハードディスク装置(HDD)や、不揮発性メモリ70等が使用される。当該メモリ70内にはルックアップテーブル(LUT)が構築される。
メモリ70には、信号作成手段の機能を構成するタイミング発生器54が接続され、メモリ70内の作像タイミング補正テーブルを参照してブロック毎に基準Index信号の基準周期を補正し、補正後の周期の書き込み制御信号(以下IDX同期信号という)を画像形成部80へ出力する。画像形成部80には画像メモリ46が接続され、画像データD46が記憶される。画像メモリ46にはハードディスク装置(HDD)や、不揮発性メモリ等が使用される。
画像形成部80は画像形成手段の機能を構成し、感光体ドラム1から用紙Pに転写する転写位置に対応する感光体ドラム1上で画像を作像する。このプリンタ100では、補正後の周期のIDX同期信号に基づいて画像を形成し、当該画像を用紙Pに転写する。例えば、画像形成部80は、タイミング発生器54から出力される補正後の周期のIDX同期信号を感光体ドラム1のブロック毎に設定して画像を形成する。
画像形成部80は、感光体ドラム1の他に、帯電器2、ライン状の光学ヘッド(LED arrey Print Head;以下LPHユニット3という)、現像器4、転写器7、クリーニング部8及び分離器9を有しており、所定の用紙P上に画像を形成するように動作する。感光体ドラム1、現像器4及び用紙搬送部20は、図示しない例えば、DCモータにより回転機構を介して駆動される。
この感光体ドラム1の斜め左上方には帯電器2が配設され、所定の帯電電位に基づいて予め感光体ドラム1が一様に帯電される。感光体ドラム1の例えば上方にはLPHユニット3が設けられ、画像メモリ46から出力された画像データD46によるレーザ強度に基づいて感光体ドラム1が露光され、その感光体ドラム1上に静電潜像が形成される。LPHユニット3には、当該プリンタ100で取り扱われる用紙Pの最大幅にもよるが、LEDヘッドが1ラインに付き数千〜数万画素を有するものが使用される。
感光体ドラム1の右側には現像器4が配設され、トナー剤及びキャリア(現像剤)が収容される。LPHユニット3によって感光体ドラム1に露光された静電潜像は現像器4のトナー剤によって現像される。感光体ドラム1の下方には転写器7が配設され、帯電、露光、現像を経てその感光体ドラム1上に形成されたトナー像が、図示しないレジストローラにより搬送タイミング制御される用紙Pに転写される。この転写器7に隣接して分離器9が設けられ、トナー像を転写した用紙Pが感光体ドラム1から分離される。
この転写器7の上流側及び分離器9の下流側には用紙搬送部20が設けられ、その終端部には定着装置90が設けられる。定着装置90では用紙Pに転写されたトナー像が熱定着される。定着装置90は、図示しない定着ヒータ駆動回路及び定着ヒータから構成される。定着処理後の用紙Pは、排紙ローラに挟持されて機外の排紙トレイ等に排紙される。
下流側の用紙搬送部20と上述の帯電器2との間であって、感光体ドラム1に対向してクリーニング部8が設けられ、感光体ドラム1に残留したトナー剤がクリーニングされる。トナー剤がクリーニングされた画像形成部80は、その後、次のコピーサイクルに移行する。
これらの画像形成の際には、用紙Pとして52.3〜63.9kg/m2(1000枚)程度の薄紙や64.0〜81.4kg/m2(1000枚)程度の普通紙や83.0〜130.0kg/m2(1000枚)程度の厚紙や150.0kg/m2(1000枚)程度の超厚紙を用い、線速度を80〜350mm/sec程度とし、環境条件として温度が5〜35℃程度、湿度が15〜85%程度の設定条件とすることが好ましい。用紙Pの厚み(紙厚)としては0.05〜0.15mm程度の厚さのものが用いられる。
続いて、図2及び図3を参照しながらCPU55における回転速度変動データD58の取得例について説明する。図2(A)及び(B)は、感光体ドラム1の1周とその回転速度の変動例を示す図である。
この例で、回転速度変動データD58(Δtn)を得るために、図2(A)に示す感光体ドラム1周をN分割、例えば、図2(A)に示すM色用の感光体ドラム1の外周360°を45°ずつ8等分して、A〜Hの8ブロックを設定する。この例では、転写位置p=0°を起点にして、Aブロックが位相角0°→45°の区間である。ここに転写位置pとは、感光体ドラム1上に形成された画像を用紙Pに転写する位置をいう。
同様にして、Bブロックは位相角45°→90°の区間であり、Cブロックは位相角90°→135°の区間であり、Dブロックは位相角135°→180°の区間であり、Eブロックは位相角180°→225°の区間であり、Fブロックは位相角225°→270°の区間であり、Gブロックは位相角270°→315°の区間であり、Hブロックは位相角315°→360°の区間である。
図2(B)に示す縦軸は、感光体ドラム1の回転速度変動量±であり、横軸は、ドラム1周回期間である。図2(B)に示す感光体ドラム1の回転速度変動例によれば、ブロックA→B→C→Dの前半4ブロックの区間は、偏芯や、その他の原因により感光体ドラム1の回転速度が遅くなっている状態であり、また、ブロックE→F→G→Hの後半4ブロックの区間は、反対にその回転速度が速くなっている状態である。
図3(A)〜(C)は、タイミング発生器54における基準Index信号の周期補正例(その1)を示す動作タイムチャートである。図3(A)の横軸は、感光体ドラム1の1周分のドラム位置であり、この例では、ブロックA→B→C→D→E→F→G→Hの0°→360°区間である1周8ブロック分を示している。図3(B)に示すTは、回転速度変動が無いとした場合の1ブロックを通過する回転速度を時間換算した理想的な経過時間(基準Index信号の周期)である。
図3(C)に示す補正後の周期のIDX同期信号の横軸は時間tであり、図2(B)に示した回転速度が遅い状態のブロックA→B→C→D→E→F→G→Hの0°〜360°区間である1周8ブロック分を示している。
この例で、図3(A)に示した理想的なブロックA,B,C,D,E,F,G,Hにおいて、ブロックAの周期TはブロックA’の周期t1に変動し、ブロックBの周期Tは位相角45°を基準にして、ブロックB’の周期t2に変動している。ブロックCの周期Tは位相角90°を基準にして、ブロックC’の周期t3に変動し、ブロックDの周期Tは位相角135°を基準にして、ブロックD’の周期t4に変動している。
更に、ブロックEの周期Tは位相角180°を基準にして、ブロックE’の周期t5に変動し、ブロックFの周期Tは位相角225°を基準にして、ブロックF’の周期t6に変動し、ブロックGの周期Tは位相角270°を基準にして、ブロックG’の周期t7に変動し、ブロックHの周期Tは位相角315°を基準にして、ブロックH’の周期t8に変動している。
この例では、感光体ドラム1の回転変動が”無い”とした場合の当該ブロックと、回転変動が”有る”とした場合の当該ブロックとの間の時間差である差分値(tn−T;位相差)を回転速度変動値Δtn(補正値)としたとき、ブロックA−A’間の差分値はΔt1であり、ブロックB−B’間の差分値はΔt2であり、ブロックC−C’間の差分値はΔt3であり、ブロックD−D’間の差分値はΔt4である。更に、ブロックE−E’間の差分値はΔt5であり、ブロックF−F’間の差分値はΔt6であり、ブロックG−G’間の差分値はΔt7であり、ブロックH−H’間の差分値はΔt8である。差分値Δt1〜Δt8は回転速度変動値Δtnを構成する。
この例でタイミング発生器54においては、ブロックA,B,C,D,E,F,G,Hの8ブロックに関して、その1ブロック毎に、各ブロックの通過時刻(期待値)からの差分、すなわち、図3(B)に示した回転速度変動値Δtnを求め、この回転速度変動値Δtnをブロック数分だけメモリ70の作像タイミング補正テーブルに格納して適用される。
タイミング発生器54では、メモリ70の作像タイミング補正テーブルからの回転速度変動値Δtnを読み出し、これをブロック内のライン数で分配し、基準Index信号の周期Tにその補正値を加減算し後の周期T±補正値の補正後の周期のIDX同期信号を生成するようになされる。IDX同期信号は、感光体ドラム1上にモノクロ画像を形成するときの書込み基準(同期)信号である。補正後の周期のIDX同期信号には、各ブロック毎に補正時間Δtn−Δtn-1が反映される。
図4は、作像タイミング補正テーブルの内容例を示す表図である。図4に示す作像タイミング補正テーブルによれば、ブロックAの差分値として補正値(回転速度変動値Δtn)「+1」が格納される。同様にして、ブロックBの差分値として補正値「+3」が格納され、ブロックCの差分値として補正値「+1」が格納され、ブロックDの差分値として補正値「0」が格納され、ブロックEの差分値として補正値「−1」が格納され、ブロックFの差分値として補正値「−2」が格納され、ブロックGの差分値として補正値「−1」が格納され、ブロックHの差分値として補正値「−1」が各々格納される。
これらの補正値はメモリ70の作像タイミング補正テーブルに記憶され、これらの補正値を画像形成時に参照することにより、基準Index信号の基準周期を補正することができる。画像形成部80は補正後の周期のIDX同期信号に基づいて画像を形成できるようになる。
図5(A)及び(B)は、基準Index信号の周期補正例(その2)を示すタイムチャートであり、感光体ドラム1の回転速度変動ムラをキャンセルするための基準Index信号の周期補正例を示す図である。図5(A)は、補正前の感光体ドラム1の回転速度変動例を示す波形図である。図5(A)に示す回転速度変動例については、図2(B)に示した回転速度変動例と同じであるので、その説明を省略する。
この例では、図5(A)に示す感光体ドラム1の回転速度変動例において、ブロックA→B→C→Dの前半4ブロックの区間については、感光体ドラム1は、例えば、負荷が増加して通常よりも遅く回転するので、基準Index信号の周期Tを長く設定するように補正時間Δtn−Δtn-1で補正してIDX同期信号となされる。
また、ブロックE→F→G→Hの後半4ブロックの区間については、反対に、感光体ドラム1は、負荷が軽減して通常よりも速く回転するので、基準Index信号の周期Tを短く設定するように補正時間Δtn−Δtn-1で補正して補正後の周期のIDX同期信号となされる。
図5(B)は、補正後の周期のIDX同期信号の周期分布例を示す波形図である。図5(B)に示す縦軸は、基準Index信号の周期Tであり、基準周期Tに対する補正量±である。
横軸は、ドラム1周回期間である。図5(B)に示す補正後の周期のIDX同期信号の周期分布例によれば、図5(A)に示した正弦波状の回転速度変動ムラを図5(B)に示した正弦波状の補正後の周期のIDX同期信号の周期分布によってキャンセルするようになされる。
この例の補正後の周期のIDX同期信号の周期分布波形によれば、感光体ドラム1の1周に80ラインが割り当てられた場合であって、補正時間Δtn−Δtn-1を8個に分割して、10ラインに付き1個の補正時間Δtn−Δtn-1/10により基準Index信号の周期を補正して補正後の周期のIDX同期信号を得るようになされる。
これにより、各ブロック毎に対応付けられた8個の補正値を波線で示す正弦波の包絡形状に補間して使用することができる。例えば、ブロックAの補正値「+1」を補正値=0.1,0.2,0.3,0.4,0.5,0.6,0.7,0.8,0.9,1.0に展開(分配)してブロックA内の各ラインの補正値が正弦波の包絡線状に推移するようにする。この結果、図5(A)に示す感光体ドラム1の回転速度変動波形を図5(B)に示す補正値の包絡形状の正弦波形でキャンセルできるようになる。
続いて、本発明に係る画像形成方法について説明する。この実施形態では、補正テーブル作成処理と、当該補正テーブルを使用した画像形成例の2つに分けて説明する。
[補正テーブル作成]
図6は、作像ターミング補正テーブルの作成例を示すフローチャートである。この例では、感光体ドラム1の一周をn=8分割したブロックA,B,C,D,E,F,G,H毎に基準周期の基準Index信号を補正するための補正値を作成する場合を前提にして、感光体ドラム1の速度検出時に通紙することで、当該感光体ドラム1に実働時とほぼ同じ負荷を与えつつ、その回転速度変動分布を検出する場合を例に挙げる。
これらを補正テーブル作成条件にして、図6に示すフローチャートのステップA1でCPU55はテーブル作成命令を待機する。テーブル作成命令は、例えば、操作部14から「補正テーブルを作成する」なる操作データD14が入力されることで、補正テーブル作成プログラムが起動される。補正テーブル作成プログラムは図示しない不揮発性メモリから読み出される。
このようなテーブル作成命令が操作部14を介してCPU55に有った場合は、ステップA2に移行してCPU55は通紙処理を実行する。このとき、CPU55は、用紙搬送部20に給紙制御信号Sfを出力して、図示しない給紙カセットから用紙P(又は測定用紙)を繰り出して画像形成部80へ通紙するような給紙制御を実行する。また、CPU55は、感光体ドラム1の数周分の回転速度変動分布が取得できるように、画像を用紙Pに転写する転写位置に当該用紙Pを複数枚通紙するようになされる。
次に、ステップA3でCPU55は感光体ドラム1の速度変動分布を計測する。測定速度検出部58は、通紙とほぼ同時に感光体ドラム1の回転速度変動ムラの測定を開始する。この例で、速度検出部58は、用紙Pの通紙による負荷が加わった状態の感光体ドラム1の回転速度を検出してドラム1周回期間の速度変動分布を計測する。例えば、ステップA31で図1に示したエンコーダ41は感光体ドラム1の角速度を検出して回転速度変動信号S41を図示しないA/D変換器に出力する。そして、ステップA31でA/D変換器は回転速度変動信号S41をアナログ・デジタル変換し、測定結果を3周平均等により補正し、補正後の回転速度変動データD58を出力する。
その後、ステップA4でCPU55は感光体ドラム1の数周分の回転速度変動分布の取得を終了したかを判別する。その数周分の回転速度変動分布の取得を終了していない場合は、ステップA2に戻って通紙処理及び、ステップA3の速度変動分布の計測処理を繰り返す。
回転速度変動分布の取得を終了した場合は、ステップA5に移行してCPU55は速度検出部58から回転速度変動データD58を入力し、当該データD58に基づいて作像タイミング補正テーブルを作成する。このとき、ステップA51でCPU55は、速度検出部58の図示しないA/D変換器から回転速度変動データD58を入力し、ドラム1周回期間の速度変動分布に対応させるための補正値であって、基準Index信号の基準周期を補正するための補正値をブロックA〜H毎に求める。
この例でCPU55は、感光体ドラム1の回転速度変動ムラをキャンセルする周期を算出して、回転速度変動値Δtnを求め、これをクロック数に変換する。その後、ステップA52でCPU55はクロック数に基づいて差分値±を演算して作像タイミング補正テーブルに記憶する。
図3に示した例によれば、感光体ドラム1の回転変動が”無い”とした場合の当該ブロックと、回転変動が”有る”とした場合の当該ブロックとの間の差分値(tn−T;位相差)を回転速度変動値Δtn(補正値)としたとき、ブロックA−A’間の差分値はΔt1であり、ブロックB−B’間の差分値はΔt2であり、ブロックC−C’間の差分値はΔt3であり、ブロックD−D’間の差分値はΔt4である。
また、ブロックE−E’間の差分値はΔt5であり、ブロックF−F’間の差分値はΔt6であり、ブロックG−G’間の差分値はΔt7であり、ブロックH−H’間の差分値はΔt8である。差分値Δt1〜Δt8は回転速度変動値Δtnを構成する。
そして、ステップA6に移行して、CPU55はメモリ70に構築された作像タイミング補正テーブルに補正値を格納する。補正値は、ブロックA〜H毎に対応付けられる。図4に示した格納例によれば、ブロックAの差分値として補正値(回転速度変動値Δtn)「+1」が格納される。同様にして、ブロックBの差分値として補正値「+3」が格納され、ブロックCの差分値として補正値「+1」が格納され、ブロックDの差分値として補正値「0」が格納され、ブロックEの差分値として補正値「−1」が格納され、ブロックFの差分値として補正値「−2」が格納され、ブロックGの差分値として補正値「−1」が格納され、ブロックHの差分値として補正値「−1」が各々格納される。
[補正テーブルを使用した画像形成例]
図7は、プリンタ100による画像形成例を示すフローチャートである。この例では、感光体ドラム1の一周をn=8分割したブロックA,B,C,D,E,F,G,H毎に基準周期の基準Index信号を適用して、所望の用紙Pに画像を印刷する。
これらを画像形成条件にして、図7に示すフローチャートのステップB1で画像形成条件を設定する。例えば、図1に示した操作部14でその表示パネルには印刷枚数、紙種、用紙サイズ、画像形成濃度等の画像形成条件が表示される。操作部14は自動給紙モードや、プラテンモード、画像形成ジョブ等を設定するように操作される。これらの画像形成条件の選択により得られた操作データD14はCPU55に出力される。
ステップB2でCPU55は印刷スタートを待機する。操作部14を介して印刷スタートが指示されると、CPU55は、操作部14から入力される操作データD14に基づいて画像メモリ46、用紙搬送部20及び画像形成部80等の入出力を制御する。
この例では、ステップB3に移行してCPU55は基準Index信号の基準周期を補正するようにタイミング発生器54を制御する。タイミング発生器54は、メモリ70の作像タイミング補正テーブルを参照してブロックA,B,C,D,E,F,G,H毎に基準Index信号の基準周期を補正する。補正後の周期のIDX同期信号は、画像メモリ46及び、LPHユニット3に出力される。
その後、ステップB4に移行して、CPU55は画像メモリ46から画像データD46を読み出して画像形成処理を実行する。このとき、画像形成部80では操作部14によって設定された画像形成条件に基づいて画像メモリ46から画像データD46が読み出される。画像データD46は、補正後の周期のIDX同期信号に基づいて画像メモリ46から画像形成部80へ出力される。画像形成部80は、補正後の周期のIndex信号をブロックA,B,C,D,E,F,G,H毎に設定して画像を形成する。
この例では、補正後の周期のIDX同期信号に基づいて画像メモリ46より読み出された画像データD46がLPHユニット3に転送される。LPHユニット3は、画像データD46に基づいて感光体ドラム1に静電潜像を形成する。感光体ドラム1に形成された静電潜像はトナー剤により現像される。これにより、回転速度変動ムラを相殺した画像を感光体ドラム1上に形成できるようになる。
用紙搬送部20では、給紙制御信号Sfに基づいて図示しない給紙カセットから画像形成条件の設定に基づく用紙Pが繰り出され、当該用紙Pが画像形成部80の方へ搬送される。給紙制御信号SfはCPU55から用紙搬送部20へ出力される。画像形成部80では感光体ドラム1上に形成されたトナー像を用紙Pに転写し、定着装置90では用紙Pに形成されたトナー像を定着するようになされる。定着後の用紙Pは排紙される。これにより、画像形成部80で補正後の周期のIndex信号に基づく所定の用紙(記録媒体)P上に画像を形成できるようになる。
そして、ステップB5に移行してCPU55は全ページの画像形成処理を終了したかを判別する。この際に、例えば、画像形成ジョブのエンドオブフラグを検出し、全ページの画像形成処理を終了したか否かを判断する。エンドオブフラグが検出されていない場合は、全ページ終了していないと判断し、ステップB4に戻って画像形成処理を継続する。エンドオブフラグが検出された場合は全ページ終了と判断して画像形成制御を終了する。
このように実施形態としてプリンタ100及び、画像形成方法によれば、作像タイミング補正テーブル作成時、速度検出部58が、通紙による負荷が加わった状態の感光体ドラム1の回転速度を検出するので、用紙Pのサイズや、厚み、斤量、紙質等の回転変動要因が加味された感光体ドラム1の速度変動分布を計測できる。従って、CPU55は感光体ドラム1の実負荷に即した回転速度変動ムラをキャンセル可能な高精度の作像タイミング補正テーブルを作成できるようになる。
これにより、実働時、用紙Pのサイズや紙種が変動した場合であっても、補正後の周期のIDX同期信号に基づいて感光体ドラム1の主走査方向に形成される画像を当該感光体ドラム1の回転方向(副走査方向)において等間隔に形成できるようになり、濃淡ムラや画像ずれを排除できるようになる。従って、プリンタ100における画像形成品質の向上に寄与するところが大きい。
上述した実施形態では、直接転写方式のモノクロ画像を形成するプリンタ100について説明したが、本発明に係る画像形成装置は、タンデム方式のカラー画像形成装置にも適用できる。カラープリンタの場合は、複数の感光体ドラムを回転機構で駆動するとよい。タンデム方式のカラー画像形成装置では、各作像色用の感光体ドラムの回転速度に変動(ムラ)があると、印刷画像に乱れが生じ易く、各作像色用の画像形成ユニットによる単色画像を重ね合わせたカラー画像には色ずれ、線ずれ等が発生してしまう。
そこで、各作像色用の感光体ドラムの回転速度変動分布を画像形成前に取得し、この回転速度変動分布から補正値を算出し、この補正値を作像タイミング補正テーブルに格納する。このとき、速度検出部58で通紙による負荷が加わった状態の各作像色毎の感光体ドラムの回転速度を検出するようにするとよい。
このようにすると、各作像色毎に基準Index信号を補正値で補正した補正後の周期であって、各作像色毎に回転速度変動ムラをキャンセルする周期の各作像色用のIDX同期信号(書き込み同期信号)に基づいて各作像色用の感光体ドラムに色画像を形成できるようになる。
この発明は、ライン状に光源が配置されたLPHユニットから、ライン単位に静電潜像を一括露光する感光体ドラムを備えた直接転写方式のモノクロ画像形成用のプリンタや複写機、複合機等、また、各作像色毎にライン状に光源が配置された複数のLPHユニットから、ライン単位に静電潜像を一括露光する複数の感光体ドラムを備え、中間転写ベルト上で色を重ね合わせて色画像を形成するタンデム方式のカラープリンタやカラー複写機、複合機等に適用して極めて好適である。
本発明に係る実施形態としてのプリンタ100の構成例を示すブロック図である。 (A)及び(B)は、感光体ドラム1の1周とその回転速度の変動例を示す図である。 (A)〜(C)は、タイミング発生器54における基準Index信号の周期補正例(その1)を示す動作タイムチャートである。 作像タイミング補正テーブルの内容例を示す表図である。 (A)及び(B)は、基準Index信号の周期補正例(その2)を示すタイムチャートである。 作像ターミング補正テーブルの作成例を示すフローチャートである。 プリンタ100による画像形成例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 感光体ドラム(像担持体)
2 帯電器
3 LPHユニット
4 現像器
7 転写器
8 クリーニング部
9 分離器
20 用紙搬送部
41 エンコーダ(計測手段)
46 画像メモリ
50 制御部
54 タイミング発生器(信号作成手段)
58 速度検出部(計測手段)
70 メモリ(記憶手段)
80 画像形成部(画像形成手段)
90 定着装置
100 プリンタ(画像形成装置)

Claims (4)

  1. 像担持体の一周をn分割したブロック毎に基準周期の画像書き込み制御信号を適用して画像を形成する画像形成装置であって、
    前記画像書き込み制御信号に基づいて形成した画像を用紙に転写する画像形成手段と、
    前記画像形成手段に用紙を通紙する給紙手段と、
    前記給紙手段によって通紙され、当該通紙による負荷が加わった状態の前記像担持体の回転速度を検出してドラム1周回期間の速度変動分布を計測する計測手段と、
    前記計測手段によって計測された前記ドラム1周回期間の速度変動分布に対応させるための補正値であって、前記画像書き込み制御信号の基準周期を補正するための補正値を前記ブロック毎に求めて対応付けた作像タイミング補正テーブルを作成する情報作成手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記情報作成手段によって作成された前記作像タイミング補正テーブルを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段の作像タイミング補正テーブルを参照して前記ブロック毎に前記画像書き込み制御信号の基準周期を補正し、補正後の周期の画像書き込み制御信号を出力する信号作成手段とを備え、
    前記画像形成手段は、
    前記信号作成手段から出力される補正後の周期の前記画像書き込み制御信号を前記ブロック毎に設定して画像を形成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 像担持体の一周をn分割したブロック毎に基準周期の画像書き込み制御信号を適用して画像を形成し、当該画像を所望の用紙に転写する画像形成方法であって、
    前記画像を用紙に転写する位置に当該用紙を通紙するステップと、
    前記用紙の通紙による負荷が加わった状態の前記像担持体の回転速度を検出してドラム1周回期間の速度変動分布を計測するステップと、
    計測された前記ドラム1周回期間の速度変動分布に対応させるための補正値であって、前記画像書き込み制御信号の基準周期を補正するための補正値を前記ブロック毎に求めて対応付けた作像タイミング補正テーブルを作成するステップとを有することを特徴とする画像形成方法。
  4. 作成された前記作像タイミング補正テーブルを参照して前記ブロック毎に前記画像書き込み制御信号の基準周期を補正するステップと、
    補正後の周期の前記画像書き込み制御信号を前記ブロック毎に設定して画像を形成するステップとを有することを特徴とする請求項3に記載の画像形成方法。
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