JP2001205903A - 画像形成装置,テストパターン画像形成用プログラムを格納したコンピュータ読取可能な記録媒体,テストパターン画像形成方法及びスキュー量算出方法 - Google Patents

画像形成装置,テストパターン画像形成用プログラムを格納したコンピュータ読取可能な記録媒体,テストパターン画像形成方法及びスキュー量算出方法

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JP2001205903A
JP2001205903A JP2000017606A JP2000017606A JP2001205903A JP 2001205903 A JP2001205903 A JP 2001205903A JP 2000017606 A JP2000017606 A JP 2000017606A JP 2000017606 A JP2000017606 A JP 2000017606A JP 2001205903 A JP2001205903 A JP 2001205903A
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image forming
color
test pattern
pattern image
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Takafumi Nakayasu
啓文 中安
Susumu Kondo
晋 今度
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工場出荷時等による点検,修理時等におい
て、簡単な構成のテストパターンを用いて位置ずれの原
因を容易に把握できるようにして、部品交換や位置調整
等の作業を短時間に、かつ、効率的に行なえるようにす
る。 【解決手段】 複数の画像形成ユニット24−1〜24
−4と、第1画像形成ユニット24−4により所定ライ
ン幅の第1色ラインを所定ピッチで複数配列させるため
の第1データと、第2画像形成ユニット24−1〜24
−3により複数の第1色ラインに重ね合わせて第1マー
クを形成させるための第2データと、複数の第1色ライ
ンに直交する方向へずらして第2マークを形成させるた
めの第3データとを備えるテストパターン画像データに
基づいて濃度差のある第1マークと第2マークとを隣接
させたテストパターン画像が形成されるように第1画像
形成ユニット24−4及び第2画像形成ユニット24−
1〜24−3を制御するテストパターン画像形成制御手
段100とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばプリンタ装
置,複写機,ファクシミリ等の電子写真方式の印刷装置
に用いられ、複数の静電記録ユニットによるカラー画像
の重ね合わせによりフルカラーの画像を形成する画像形
成装置,テストパターン画像形成用プログラムを格納し
たコンピュータ読取可能な記録媒体,テストパターン画
像形成方法及びスキュー量算出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば電子写真方式のカラー
印刷装置には、複数の静電記録ユニット(画像形成ユニ
ット)を記録紙の搬送方向に沿って順に配設したタンデ
ム方式のものがある。このタンデム方式のカラー印刷装
置は、一般にブラック(K),シアン(C),マゼンタ
(M)及びイエロー(Y)の4色に対応する4つの静電
記録ユニットを備えている。これらの4つの静電記録ユ
ニットは、画像データに基づいて感光ドラムを光学的に
走査することによって潜像を形成し、この潜像を現像装
置に備えられる各色のカラートナーによって現像するも
のとして構成される。そして、これらの静電記録ユニッ
トによって各色のカラートナーによって現像した後に、
一定速度で搬送される記録紙上にイエロー(Y),マゼ
ンタ(M),シアン(C)及びブラック(K)の順番に
重ね合わせて転写し、定着装置により定着を行なうこと
でフルカラー印刷を行なうようになっている。
【0003】このようなタンデム方式のカラー印刷装置
においてカラー印刷の品質を高めるためには、搬送され
る記録紙上に各静電記録ユニットにより転写するトナー
像の位置ずれ(印刷ずれ)を最小限に抑え、色合わせの
精度を高める必要がある。例えば、記録紙上での主走査
方向(記録紙搬送方向に直交する方向)及び副走査方向
(記録紙搬送方向)の解像度をそれぞれ600dpi
(dot par inch)とした場合、ドット間のピッチは約4
2μmとなるが、トナー像の位置ずれはこの画素ピッチ
約42μmの範囲内に抑える必要がある。
【0004】このため、印刷開始前に主走査方向位置,
副走査方向位置及び斜め方向位置(記録紙搬送方向に対
する斜め方向位置)の位置ずれ量を予め検出し、これら
の位置ずれ量を補正している。例えば、各位置ずれ量に
応じて補正された画像データをビットマップメモリ(画
像メモリ)上に展開したり、ビットマップメモリ上に展
開された画素データをビットマップメモリから読み出す
タイミングをずらしたりして各位置ずれ量を補正してい
る。また、副走査方向位置の位置ずれ量については露光
装置による露光タイミングを変えることによる補正も行
なわれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な画素ピッチ約42μmの範囲内に位置ずれ量を抑える
ために行なわれる位置ずれ量の補正を有効に利用するた
めには、工場出荷時や印刷装置の設置場所におけるカス
タムエンジニア(custom engineer,CE)による保守,
点検,修理時等において、事前に部品交換や機械的な位
置調整を正確に行なっておく必要がある。
【0006】例えば、各静電記録ユニットに備えられる
露光装置が走査方向に湾曲している場合、露光装置のド
ットピッチの精度が悪い場合、感光ドラムの軸心がずれ
ている場合等の製造精度上の問題があり、上述のような
位置ずれ量の補正ではその位置ずれ量を補正することは
難しいような場合には、上述のような位置ずれ量の補正
により位置ずれを許容できるように、事前に部品交換や
機械的な位置調整を行なっておくことが重要になる。
【0007】このため、例えば、工場出荷時には、テス
トパターン画像を印刷してどのような位置ずれが生じて
いるかを見ることで位置ずれの原因を把握する必要があ
る。更に、その位置を機械的に補正したり、部品交換を
行なったりして、上述のような位置ずれ量の補正により
対応できる範囲内の位置ずれになるようにしている。と
ころで、カラープリンタに生じる位置ずれの中には、各
種部品の製造精度等に関係なく、経時的に生じる位置ず
れもあるため、カスタムエンジニア(CE)による保
守,点検,修理時にも,上述の工場出荷時と同様に、テ
ストパターン画像を印刷して、どのような位置ずれが生
じているかを見ることで位置ずれの原因を把握し、その
位置を機械的に補正したり、部品交換を行なう必要があ
り、その作業を熟練を要さず、効率的に行なえるように
したい。
【0008】しかしながら、テストパターン画像を印刷
したとしても、位置ずれの原因としては種々の原因が考
えられ、位置ずれがどのような原因によって生じている
のかを判断するには時間がかかる。つまり、テストパタ
ーン画像を印刷し、このテストパターンから位置ずれが
発生していることを確認する。そして、位置ずれの原因
となっていると考えられる部分の位置調整を行なった
り、部品交換を行なう。その後、再びテストパターン画
像を印刷してみて、位置調整が正確に行なわれたかを確
認する。この結果、位置ずれが補正されていなかった
ら、さらに別の部分の位置調整や部品交換を行なう等、
試行錯誤を繰り返して位置調整を行なうのが一般的であ
る。このため、位置ずれの補正の作業には多大な時間が
かかり、作業の熟練も要する。
【0009】このため、従来から種々のテストパターン
画像を用いて位置ずれを把握し、その原因を判断するこ
とが提案されている。従来、テストパターン画像とし
て、ブラック(K)で1ラインの印字を行ない、これ
に対してイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン
(C)を平行に印字したり、ブラック(K)の印字に
対してイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)
の印字を延設させて印字したり、ブラック(K)とイ
エロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)とを交差
させて印字することで、2色の十字マークを形成したり
して、位置ずれを把握し、その原因を判断することが提
案されている。
【0010】しかし、このような方法では、位置ずれを
把握するために印字されたテストパターン画像を顕微鏡
やルーペ等を用いて識別しなけらばならないため、非常
に手間がかかり、作業の効率化を図るのは難しい。ま
た、特開平9−304992号公報には、縦線又は横線
からなるテストパターン画像を用紙上に断片的に印刷
し、主走査方向,副走査方向,斜め方向の印字ずれを容
易に検出し、調整できるようにする技術が提案されてい
る。
【0011】このような技術によれば位置ずれ量を目視
で認識することができることになるが、テストパターン
画像が用紙上に断片的にしか配置されておらず、位置ず
れの連続的な変化が把握できない。また、用紙上の印刷
位置によって位置ずれ量が異なることによって印刷ムラ
が生じているような場合には印刷ムラの周期や振幅等を
把握することができない。このため、位置ずれの原因を
的確に判断するのは難しい。
【0012】また、特開平10−115955号公報に
は、主走査方向に伸びる並行な複数の線群からなるテス
トパターン画像を予めメモリに用意し、基準色(例えば
マゼンタ)と他の一色(例えばイエロー)によるテスト
パターン画像の重ね画像を印字し、主走査方向に伸びる
線群の傾きによる位置ずれ(斜め方向の印字ずれ,スキ
ュー)が生じている場合にはモアレ縞が発生するため、
このモアレ縞によって主走査方向の傾きによる位置ずれ
を評価する技術が開示されている。
【0013】しかし、この技術では、モアレ縞の数に応
じてスキュー量を測定することができるにすぎず、例え
ば露光装置に走査方向の湾曲がある場合やドットピッチ
精度の悪いものがある場合等に、その原因を的確に把握
するのは難しい。また、スキューの方向(つまり、主走
査方向へ伸びる線群の副走査方向への傾斜による位置ず
れが右上がりの位置ずれであるのか、左上がりの位置ず
れであるのか)も把握することができない。
【0014】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、工場出荷時や画像形成装置の設置場所におけ
るカスタムエンジニア(CE)等による保守,点検,修
理時等において、簡単な構成のテストパターンを用いて
位置ずれの原因を容易に、かつ的確に把握できるように
して、部品交換や機械的な位置調整等の作業を短時間
に、かつ、効率的に行なえるようにした、画像形成装
置,テストパターン画像形成用プログラムを格納したコ
ンピュータ読取可能な記録媒体,テストパターン画像形
成方法及びスキュー量算出方法を提供することを目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の画像
形成装置は、記録紙上に異なる色の画像を形成する複数
の画像形成ユニットと、複数の画像形成ユニットのうち
の第1色の画像を形成する第1画像形成ユニットにより
所定ライン幅の第1色ラインを所定ピッチで複数配列さ
せるための第1データと、複数の画像形成ユニットのう
ちの第2色の画像を形成する第2画像形成ユニットによ
り複数の第1色ラインを配列された領域内の一部を占め
る第1領域内の第1色ラインに重ね合わせるように第1
色ラインと同一ライン幅の第2色ラインを第1色ライン
と同一ピッチで複数配列して第1マークを形成させるた
めの第2データと、複数の第1色ラインを配列された領
域の第1領域に隣接する第2領域内の第1色ラインに直
交する方向へずらして該第2画像形成ユニットにより第
1色ラインと同一ライン幅の第2色ラインを第1色ライ
ンと同一ピッチで複数配列して第2マークを形成させる
ための第3データとを備えるテストパターン画像データ
に基づいて濃度差のある該第1マークと該第2マークと
を隣接させたテストパターン画像が形成されるように第
1画像形成ユニット及び第2画像形成ユニットを制御す
るテストパターン画像形成制御手段とを備えることを特
徴としている(請求項1)。
【0016】好ましくは、第2領域を、複数の領域によ
り構成し、第3データを、複数の領域において第1色ラ
インに対する第2色ラインのずらし量を段階的に変化さ
せて第2色ラインを配列して濃度差のある複数の第2マ
ークを形成させるためのデータとして構成し、テストパ
ターン画像形成制御手段を、濃度差のある第1マークと
複数の第2マークとを隣接させたテストパターン画像が
形成されるように第1画像形成ユニット及び第2画像形
成ユニットを制御するように構成する(請求項2)。
【0017】特に、所定ライン幅を1ドット幅とし、第
2領域を複数の領域により構成し、第3データを、複数
の領域において第1色ラインに対する第2色ラインのず
らし量を1ドットづつ変化させて第2色ラインを配列し
て濃度差のある複数の第2マークを形成させるためのデ
ータとして構成し、テストパターン画像形成制御手段
を、濃度差のある第1マークと複数の第2マークとを隣
接させたテストパターン画像が形成されるように第1画
像形成ユニット及び第2画像形成ユニットを制御するよ
うに構成するのが好ましい(請求項3)。
【0018】また、第1画像形成ユニットを、第1色ラ
インとしてブラックラインを形成するブラック用画像形
成ユニットとして構成するとともに、第2画像形成ユニ
ットを、第2色ラインとしてマゼンタラインを形成する
マゼンタ用画像形成ユニットと、第2色ラインとしてシ
アンラインを形成するシアン用画像形成ユニットと、第
2色ラインとしてイエローラインを形成するイエロー用
画像形成ユニットとを備えるものとして構成し、テスト
パターン画像形成制御手段を、ブラックラインとシアン
ラインとからなるシアンテストパターン画像,ブラック
ラインとマゼンタラインとからなるマゼンタテストパタ
ーン画像又はブラックラインとイエローラインとからな
るイエローテストパターン画像のうちの少なくとも1つ
がテストパターン画像として形成されるようにブラック
用画像形成ユニット,マゼンタ用画像形成ユニット,シ
アン用画像形成ユニット及びイエロー用画像形成ユニッ
トを制御するように構成するのが好ましい(請求項
4)。
【0019】好ましくは、第1色ライン及び第2色ライ
ンを、いずれも記録紙の搬送方向に直交する主走査方向
に沿った横線により構成し、第1マークと第2マークと
から構成されるテストパターン画像を、複数の第1色ラ
インの一部分を含んで記録紙の搬送方向に沿って延び、
かつ、記録紙上の少なくとも副走査方向の走査始端側領
域と走査終端側領域とに形成されるように構成する(請
求項5)。
【0020】この場合、第1マークと第2マークとから
構成されるテストパターン画像を、複数の第1色ライン
の一部分を含んで記録紙の搬送方向に沿って延び、か
つ、記録紙上の副走査方向の走査始端側から走査終端側
まで連続的に形成されるように構成するのが望ましい
(請求項6)。また、複数の画像形成ユニットがそれぞ
れ感光ドラムを備える静電記録ユニットとして構成され
る場合には、第1マークと第2マークとから構成される
テストパターン画像を、複数の第1色ラインの一部分を
含んで記録紙の搬送方向に沿って延び、かつ、第1画像
形成ユニット及び第2画像形成ユニットのぞれぞれに備
えられる感光ドラムの円周長さよりも長く形成するのが
好ましい(請求項7)。
【0021】また、好ましくは、第1色ライン及び第2
色ラインを、いずれも該記録紙の搬送方向に沿った縦線
により構成し、第1マークと第2マークとから構成され
るテストパターン画像を、複数の第1色ラインの一部分
を含んで該記録紙の搬送方向に直交する主走査方向に沿
って延び、かつ、該記録紙上の少なくとも搬送方向に直
交する主走査方向の走査始端側領域と走査終端側領域と
に形成されるように構成する(請求項8)。
【0022】この場合、テストパターン画像を、記録紙
上の搬送方向に直交する主走査方向の走査始端側から走
査終端側まで連続的に形成されるように構成するのが望
ましい(請求項9)。また、好ましくは、第1色ライン
及び第2色ラインを、いずれも該記録紙の搬送方向に沿
った縦線により構成し、第1マークと第2マークとから
構成されるテストパターン画像を、複数の第1色ライン
のうちの一部の第1色ラインを含んで記録紙の搬送方向
に沿って延び、かつ、記録紙上の副走査方向の走査始端
側から走査終端側まで連続的に形成されるように構成す
る(請求項10)。
【0023】特に、複数の画像形成ユニットが、それぞ
れ感光ドラムを備える静電記録ユニットにより構成され
る場合には、テストパターン画像を、第1画像形成ユニ
ット及び第2画像形成ユニットのぞれぞれに備えられる
感光ドラムの円周長さよりも長く形成するのが好ましい
(請求項11)。また、第1画像形成ユニットを、第1
色ラインとしてブラックラインを形成するブラック用画
像形成ユニットとして構成するとともに、第2画像形成
ユニットを、第2色ラインとしてマゼンタラインを形成
するマゼンタ用画像形成ユニットと、第2色ラインとし
てシアンラインを形成するシアン用画像形成ユニット
と、第2色ラインとしてイエローラインを形成するイエ
ロー用画像形成ユニットとを備えるものとして構成し、
テストパターン画像形成制御手段を、ブラックラインと
シアンラインとからなるシアンテストパターン画像と、
ブラックラインとマゼンタラインとからなるマゼンタテ
ストパターン画像と、ブラックラインとイエローライン
とからなるイエローテストパターン画像とを主走査方向
に沿って並設した1組のテストパターン画像が形成され
るようにブラック用画像形成ユニット,マゼンタ用画像
形成ユニット,シアン用画像形成ユニット及びイエロー
用画像形成ユニットを制御するように構成するのが好ま
しい(請求項12)。
【0024】また、好ましくは、第1色ライン及び第2
色ラインを、いずれも記録紙の搬送方向に直交する主走
査方向に沿った横線により構成し、第1マークと第2マ
ークとから構成されるテストパターン画像を、複数の第
1色ラインのうちの一部の第1色ラインを含んで記録紙
の搬送方向に直交する主走査方向に沿って延び、かつ、
記録紙上の少なくとも搬送方向に直交する主走査方向の
走査始端側領域と走査終端側領域とに形成されるように
構成する(請求項13)。
【0025】特に、好ましくは、テストパターン画像
を、記録紙上の搬送方向に直交する主走査方向の走査始
端側から走査終端側まで連続的に形成されるように構成
する(請求項14)。また、第1画像形成ユニットを、
第1色ラインとしてブラックラインを形成するブラック
用画像形成ユニットとして構成するとともに、第2画像
形成ユニットを、第2色ラインとしてマゼンタラインを
形成するマゼンタ用画像形成ユニットと、第2色ライン
としてシアンラインを形成するシアン用画像形成ユニッ
トと、第2色ラインとしてイエローラインを形成するイ
エロー用画像形成ユニットとを備えるものとして構成
し、テストパターン画像形成制御手段を、ブラックライ
ンとシアンラインとからなるシアンテストパターン画像
と、ブラックラインとマゼンタラインとからるマゼンタ
テストパターン画像と、ブラックラインとイエローライ
ンとからなるイエローテストパターン画像とを副走査方
向に沿って並設した1組のテストパターン画像が形成さ
れるようにブラック用画像形成ユニット,マゼンタ用画
像形成ユニット,シアン用画像形成ユニット及びイエロ
ー用画像形成ユニットを制御するように構成するのが好
ましい(請求項15)。
【0026】また、好ましくは、第1色ライン及び第2
色ラインをいずれも記録紙の搬送方向に直交する主走査
方向に沿った横線により構成し、第1マークと第2マー
クとから構成されるテストパターン画像を、複数の第1
色ラインの一部分を含んで記録紙の搬送方向に沿って延
び、かつ、記録紙上の少なくとも副走査方向の走査始端
側領域と走査終端側領域とに形成されるように構成する
第1パターン画像と、第1色ライン及び第2色ラインを
いずれも記録紙の搬送方向に沿った縦線として構成さ
れ、第1マークと第2マークとから構成されるテストパ
ターン画像を、複数の第1色ラインの一部分を含んで記
録紙の搬送方向に直交する主走査方向に沿って延び、か
つ、記録紙上の少なくとも搬送方向に直交する主走査方
向の走査始端側領域と走査終端側領域とに形成されるよ
うに構成する第2パターン画像と、第1色ライン及び第
2色ラインを、いずれも記録紙の搬送方向に沿った縦線
として構成し、第1マークと第2マークとから構成され
るテストパターン画像を、複数の第1色ラインのうちの
一部の第1色ラインを含んで記録紙の搬送方向に沿って
延び、かつ、記録紙上の副走査方向の走査始端側から走
査終端側まで連続的に形成されるように構成する第3パ
ターン画像とを備えるテストパターン画像が、1枚の記
録紙内に形成されるように構成するのが好ましい(請求
項16)。
【0027】本発明のテストパターン画像形成用プログ
ラムを格納したコンピュータ読取可能な記録媒体は、記
録紙上にテストパターン画像を形成させるべく異なる色
の画像を形成する複数の画像形成ユニットをコンピュー
タにより制御するためのテストパターン画像形成用プロ
グラムを格納したコンピュータ読取可能な記録媒体であ
って、テストパターン画像形成用プログラムが、複数の
画像形成ユニットのうちの第1色の画像を形成する第1
画像形成ユニットにより所定ライン幅の第1色ラインを
所定ピッチで複数配列させるための第1データと、複数
の画像形成ユニットのうちの第2色の画像を形成する第
2画像形成ユニットにより複数の第1色ラインを配列さ
れた領域内の一部を占める第1領域内の第1色ラインに
重ね合わせるように第1色ラインと同一ライン幅の第2
色ラインを第1色ラインと同一ピッチで複数配列して第
1マークを形成させるための第2データと、複数の第1
色ラインを配列された領域の第1領域に隣接する第2領
域内の第1色ラインに対して直交する方向へずらして第
2画像形成ユニットにより第1色ラインと同一ライン幅
の第2色ラインを第1色ラインと同一ピッチで複数配列
して第2マークを形成させるための第3データとを備え
るテストパターン画像データに基づいて第1画像形成ユ
ニット及び第2画像形成ユニットを制御するものとし
て、コンピュータを機能させることを特徴としている
(請求項17)。
【0028】また、本発明のテストパターン画像形成方
法は、所定ライン幅の第1色ラインを所定ピッチで複数
配列させるための第1データと、複数の第1色ラインを
配列された領域内の一部を占める第1領域内の第1色ラ
インに重ね合わせるように第1色ラインと同一ライン幅
の第2色ラインを第1色ラインと同一ピッチで複数配列
して第1マークを形成させるための第2データと、複数
の第1色ラインを配列された領域の第1領域に隣接する
第2領域内の第1色ラインに対して直交する方向へずら
して第1色ラインと同一ライン幅の第2色ラインを第1
色ラインと同一ピッチで複数配列して第2マークを形成
させるための第3データとを備えるテストパターン画像
データを作成し、第1データ及び第2データに基づいて
第1色ラインに対して第2色ラインを重ね合わせて第1
マークを形成し、第1マークに隣接するように第1デー
タ及び第3データに基づいて第1色ラインに対して第2
色ラインをずらして第2マークを形成して、濃度差のあ
る該第1マークと第2マークとを備えるテストパターン
画像を形成することを特徴としている(請求項18)。
【0029】また、本発明のスキュー量算出方法は、記
録紙の搬送方向に直交する主走査方向に沿って延びる所
定ライン幅の第1色ラインを所定ピッチで複数配列し、
複数の第1色ラインを配列された領域内の一部を占める
第1領域内の第1色ラインに重ね合わせるように第1色
ラインと同一ライン幅の第2色ラインを第1色ラインと
同一ピッチで複数配列して第1マークを形成し、複数の
第1色ラインを配列された領域の第1領域に隣接する第
2領域内の第1色ラインに対して直交する方向へずらし
て第2画像形成ユニットにより第1色ラインと同一ライ
ン幅の第2色ラインを第1色ラインと同一ピッチで複数
配列して第1マークに対して濃度差のある第2マークを
形成して、記録紙上の少なくとも搬送方向に直交する主
走査方向の走査始端側領域と走査終端側領域とに第1マ
ークと第2マークとを隣接させたテストパターン画像を
形成し、各テストパターン画像のずれ量を用いてスキュ
ー量を算出することを特徴としている(請求項19)。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。まず、本発明の第1実施形態にか
かる画像形成装置,テストパターン画像形成方法及びス
キュー量算出方法について、図1〜図9を参照しながら
説明する。本実施形態にかかる画像形成装置は、例えば
電子写真方式のプリンタ,複写機,ファクシミリ等の印
刷装置に用いられる。ここでは、電子写真方式のフルカ
ラープリンタに用いた場合について説明する。
【0031】電子写真方式のフルカラープリンタは、例
えば図2の装置本体内の内部構造を示す模式図に示すよ
うに、記録紙を搬送させるための搬送ベルトユニット1
1と、複数の静電記録ユニット(画像形成ユニット)2
4−1〜24−4と、記録紙を蓄積させるためのホッパ
14とを備えて構成され、これらは装置本体10の内部
に着脱自在に装備されている。
【0032】ここで、搬送ベルトユニット11は、例え
ば合成樹脂材料等の透過性の誘電体材料から作られた無
端ベルト12と、この無端ベルト12を巻き回された複
数(ここでは4つ)のローラ22−1〜22−4とを備
えて構成される。このうち、ローラ22−1は、駆動ロ
ーラとして機能する。この駆動ローラ22−1は、図示
しないギヤトレイン等の駆動機構を介して連結されたベ
ルト駆動モータにより、無端ベルト12を図2中、矢印
で示す反時計回り方向に一定速度で走行駆動するように
なっている。また、駆動ローラ22−1は、無端ベルト
12から電荷を除去するAC除去(除電)ローラとして
も機能する。
【0033】ローラ22−2は、従動ローラとして機能
する。この従動ローラ22−2は、無端ベルト12に電
荷を与える帯電ローラとしても機能する。ローラ22−
3,22−4は、共にガイドローラとして機能する。こ
れらのローラ22−3,22−4は駆動ローラ22−1
及び従動ローラ22−2に近接して配置される。
【0034】そして、これらの駆動ローラ22−1と従
動ローラ22−2との間を走行する無端ベルト12の上
側に記録紙の搬送経路(移動経路)が形成されるように
なっている。本フルカラープリンタは、上述のように構
成されるため、ホッパ14内に蓄積された記録紙はピッ
クアップローラ16によりその最上部から1枚ずつ繰り
出される。そして、記録紙はガイド通路18を通って一
対の記録紙送りローラ(レジストローラ)20により無
端ベルト12の従動ローラ22−2側から無端ベルト1
2側の記録紙移動経路へ導入され、記録紙移動経路を通
過した記録紙は駆動ローラ22−1側から排出される。
【0035】無端ベルト12は、従動ローラ22−2に
より帯電されているため、記録紙が従動ローラ22−2
側から記録紙移動経路へ導入されたときに無端ベルト1
2に静電的に吸着され、移動中の記録紙の位置ずれが防
止される。一方、記録紙排出側の駆動ローラ22−1は
除電ローラとして機能するため、無端ベルト12は駆動
ローラ22−1に接する部分において電荷が除去され
る。このため、駆動ローラ22−1を通過する際に記録
紙から電荷が除去され、記録紙が無端ベルト12の下部
に巻き込まれることなく、無端ベルト12から容易に剥
離されて排出される。
【0036】ところで、装置本体10内には、図2に示
すように、記録紙上に異なる色の画像を形成する複数の
画像形成ユニットとして、イエロー(Y),マゼンタ
(M),シアン(C),ブラック(K)の4台の静電記
録ユニット(画像形成ユニット)24−1,24−2,
24−3,24−4が設けられている。これらの静電記
録ユニット24−1〜24−4は、従動ローラ22−2
と駆動ローラ22−1との間を走行する無端ベルト12
の上面に対向するように無端ベルト12の上側に配設さ
れている。これらの静電記録ユニット24−1〜24−
4は、記録紙移動経路に沿って記録紙移動方向の上流側
から下流側へ向けてイエロー(Y),マゼンタ(M),
シアン(C),ブラック(K)の順番に直列に配置され
るタンデム構造となっている。
【0037】なお、静電記録ユニット24−1〜24−
4は、現像剤としてイエロートナー成分(Y)、マゼン
タトナー成分(M)、シアントナー成分(C)、ブラッ
クトナー成分(K)を使用する点が相違し、それ以外の
構造は同じである。また、各静電記録ユニット24−1
〜24−4は、光源と、潜像を対応する感光ドラム32
−1〜32−4に形成する露光ユニットと、トナー像を
対応する感光ドラム32−1〜32−4に形成する現像
ユニットとを備えるものとして構成される。このうち、
現像ユニット内のトナーは独立して交換可能なトナーカ
ートリッジに収納する構成であっても良い。
【0038】ここで、図3は図2の各静電記録ユニット
24(24−1〜24−4)のうちの1つを取り出して
示したものである。図3に示すように、各静電記録ユニ
ット24(24−1〜24−4)は、それぞれ感光ドラ
ム32(32−1〜32−4)を備えて構成される。そ
して、記録動作時には感光ドラム32−1〜32−4は
それぞれギヤトレイン(図示せず)を介して連結されたド
ラムモータ(図示せず)により駆動され、それぞれが時
計方向に一定速度で回転駆動されるようになっている。
【0039】感光ドラム32の上方には、例えばコロナ
帯電器あるいはスコロトロン帯電器等として構成された
前帯電器34が配置され、前帯電器34により感光ドラ
ム32の表面が一様な電荷で帯電されるようになってい
る。この感光ドラム32の帯電領域には、光学書込ユニ
ット(露光装置,光源)として機能する発光ダイオード
(LED)アレイ36の走査で出射された光によって静
電潜像が書き込まれるようになっている。つまり、LE
Dアレイ36の主走査方向に配列された発光素子は、コ
ンピュータやワードプロセッサ等から印刷情報として提
供される画像データから展開した画素データ(ドットデ
ータ)の階調値に基づいて駆動され、これにより感光ド
ラム32の帯電領域に静電潜像がドットイメージとして
書き込まれるようになっている。なお、主走査方向と
は、露光装置が走査する方向(記録紙搬送方向に直交す
る方向)で、実機では横方向である。副走査方向とは主
走査方向の直角方向(記録紙搬送方向に沿った方向)
で、実機では縦方向である。
【0040】感光ドラム32に書き込まれた静電潜像
は、感光ドラム32の上方に配置されている現像器40
により所定の色トナーによる帯電トナー像として静電的
に現像される。感光ドラム32の帯電トナー像は、下方
に位置した導電性転写ローラ42によって記録紙に静電
的に転写されるようになっている。つまり、静電性転写
ローラ42が、無端ベルト12を介して感光ドラム32
との間に微小な隙間を介して配置され、無端ベルト12
により搬送される記録紙に帯電トナー像とは逆極性の電
荷を与え、これにより感光ドラム32上の帯電トナー像
が記録紙上に静電的に転写されるようになっている。
【0041】また、上述のような転写プロセスを経て、
感光ドラム32の表面には、記録紙に転写されずに残っ
た残留トナーが付着している。この残留トナーは感光ド
ラム32に対して記録紙移動経路の下流側に設けられた
トナー洗浄器43により除去されるようになっている。
そして、除去された残留トナーは、スクリューコンベア
38により現像器40に戻され、再度、現像トナーとし
て使用されることになる。
【0042】再び、図2を参照するに、記録紙は無端ベ
ルト12の従動ローラ22−2から駆動ローラ22−1
の間の記録紙移動経路を通過する際に、静電記録ユニッ
ト24−1〜24−4によってイエロートナー像、マゼ
ンタトナー像、シアントナー像及びブラックトナー像の
4色のトナー像が順次重ね合わされて転写され、フルカ
ラーのトナー像が形成された後、駆動ローラ22−1側
からヒートローラ型熱定着装置26へ向けて送り出さ
れ、フルカラーのトナー像の記録紙に対する熱定着が行
なわれるようになっている。そして、熱定着が済んだ記
録紙は、ガイドローラを通過して装置本体10の上部に
設けられたスタッカ28へ送られて集積されるようにな
っている。
【0043】また、無端ベルト12の下側のベルト面に
対向するようにベルト走行方向に直交する方向に一対の
センサ30−1,30−2が設置されている。なお、図
2では手前のセンサ30−1のみが見えている。これら
のセンサ30−1,30−2は、位置ずれ検出の際に無
端ベルト12上に転写した位置ずれ検出のためのレジス
トマークを光学的に読み取るために使用されるものであ
る。
【0044】図4は、図2の装置本体10の内部に設け
られている搬送ベルトユニット11の取出状態と、搬送
ベルトユニット11に設けられている静電記録ユニット
24−1〜24−4の着脱構造を示している。まず、装
置本体10の上部には、左側を視点に開閉自在なカバー
54が設けられている。装置本体10内には、フレーム
55が配置され、フレーム55の上部2箇所にピン56
を配置している。
【0045】これに対し、上部に取り出して示している
搬送ベルトユニット11の側面には、装置本体10側の
フレーム55に相対するフレーム58が設けられ、フレ
ーム58のピン56に相対する位置にはピン穴が開けら
れている。このため、カバー54を開いて搬送ベルトユ
ニット11を上方に引き上げることで、装置本体10側
のピン56から上方に抜き出すことができる。
【0046】搬送ベルトユニット11に装着された静電
記録ユニット24−1〜24−4は、側面両側に配置し
ている取付板51の上部に開いた取付溝52に対し、静
電記録ユニット24−1〜24−4の側面に装着したピ
ン50を嵌め入れることで取り付けている。取付溝52
は、上部のV字型に開いた部分に続いて下側にピン50
と同程度の幅を持つストレート溝を形成しており、ピン
50を取付溝52に合わせて下側に押し込むことで、搬
送ベルトユニット11上の所定位置に正確に位置決めで
きるようになっている。また、静電記録ユニット24−
1〜24−4にトナーを補給したり保守を行ないたい場
合には、例えば静電記録ユニット24−3のように上方
に引き上げることで容易に外すことができるようになっ
ている。
【0047】次に、本実施形態にかかる画像形成装置の
ハードウエア構成及びその機能について説明する。ここ
で、図5は本画像形成装置のハードウエア構成を示すブ
ロック図である。本画像形成装置は、図5に示すよう
に、エンジン部60と、コントローラ部62とを備えて
構成される。
【0048】ここで、エンジン部60は、図2に示した
搬送ベルトユニット11と、静電記録ユニット24−1
〜24−4等の印刷機構の制御を行なうメカニカルコン
トローラ64とを備えて構成される。メカニカルコント
ローラ64は、エンジンコネクタ70を介してコントロ
ーラ部62側と接続されている。なお、エンジン部60
内に設けられる印刷機構は、説明の便宜上、無端ベルト
12、各静電記録ユニット24−1〜24−4に設けら
れているLEDアレイ36−1,36−2,36−3,
36−4及び感光ドラム32−1〜32−4のみを示し
ている。
【0049】また、メカニカルコントローラ64には、
ずれ量補正処理を実行するセンサ処理用マイクロプロセ
ッサユニット(MPU)66が接続されている。そし
て、センサ処理用MPU66には、無端ベルト12の下
部に設置されている一対のセンサ30−1,30−2か
らの検出信号が入力されるようになっている。コントロ
ーラ部62には、コントローラ用マイクロプロセッサユ
ニット(MPU)72が設けられる。このコントローラ
用MPU72は、インタフェース処理部74及びコント
ロールコネクタ76を介して上位装置として設けられた
パーソナルコンピュータ92に接続されている。
【0050】また、パーソナルコンピュータ92は、任
意のアプリケーションプログラム94から提供されるカ
ラー画像データを印刷処理するためのドライバ96を備
えている。そして、このドライバ96がパソコン部コネ
クタ98を介してコントローラ部62のコントローラ部
コネクタ76に接続されている。コントローラ部62の
コントローラ用MPU72には、パーソナルコンピュー
タ92から転送されたY,M,C,Kの各画像データを
画素データ(ドットデータ)に展開して格納する画像メ
モリ82−1〜82−4が設けられる。
【0051】一方、コントローラ用MPU72は、イン
タフェース処理部78及びコントローラコネクタ80を
介してエンジン部60に接続されており、エンジン部6
0に対する印刷指示やこの印刷指示に基づくエンジン部
60からの印刷準備完了等の制御コマンドの受け取り等
のやりとりを行なって印刷制御を実行するようになって
いる。また、エンジン部60側で検出された位置ずれ情
報をインタフェース処理部78で受信し、画像メモリ8
2−1〜82−4に展開された各画像の画素データを対
象に位置ずれ補正を行なうことができるようにもなって
いる。
【0052】コントローラ用MPU72は、画像メモリ
82−1〜82−4に各カラー画素データを展開する際
のアドレス指定を行なうためのアドレス指定部84に接
続されている。このアドレス指定部84は、印刷動作の
際に画像メモリ82−1〜82−4に展開された各カラ
ー画素データにエンジン部60内のメカニカルコントロ
ーラ64でLEDアレイ36−1〜36−4の主走査方
向(ベルト搬送方向と直交する方向)単位に1ラインず
つ読み出して書き込み転送する際の読み出しアドレスの
指定も行なうようになっている。
【0053】また、アドレス指定部84にはアドレス変
換部86も接続されている。このアドレス変換部86
は、インタフェース処理部78を介してエンジン部60
側から提供された位置ずれ情報に基づいて位置ずれ補正
のためのアドレス変換を行なうものである。なお、画像
メモリ82−1〜82−4に展開された各カラー画素デ
ータの分解能は、LEDアレイ36−1〜36−4の主
走査方向で例えば600dpi、副走査方向(記録紙搬
送方向,ベルト走行方向)で例えば1800dpiであ
る。
【0054】ところで、コントローラ部62は、図1の
機能ブロック図に示すように、テストパターン画像形成
用プログラムにしたがってテストパターン画像データに
基づいてテストパターン画像T1を形成すべく複数の静
電記録ユニット(画像形成ユニット)24−1〜24−
4を制御するテストパターン画像形成制御手段100と
して機能する。
【0055】このテストパターン画像形成制御手段10
0は、テストパターン画像データやテストパターン画像
形成用プログラムを記憶するテストパターン画像記憶部
101と、このテストパターン画像記憶部101に記憶
されているテストパターン画像データやテストパターン
画像形成用プログラムを読み出す読み出し部102と、
画像メモリ82−1〜82−4と、LED駆動部103
とを備えて構成される。
【0056】ここで、テストパターン画像記憶部101
に記憶されるテストパターン画像データは、テストパタ
ーン画像T1の基準となる色のラインを形成させるため
の第1データと、基準色ラインと異なる他の色のライン
を基準色ラインに重ね合わせることで濃度の低い第1マ
ークTM1を形成させるための第2データと、他の色の
ラインを基準色ラインに対してずらして形成することで
濃度の高い第2マークTM2を形成させるための第3デ
ータとを備えるものとして構成される。
【0057】このように、第1色ラインTL1と第2色
ラインTL2とを重ね合わせるか、ずらすかという簡単
な構成で、濃度差のあるマークを形成し、これらを隣接
させてテストパターン画像T1を形成することで、各領
域の濃度差によって目視でも容易に位置ずれを判別でき
るようにしている。そして、カスタムエンジニア等がテ
ストパターンに生じている位置ずれが所定の位置ずれ原
因に対応する位置ずれであるかを判断することで、カラ
ープリンタの修理,点検箇所等を容易に判断できること
になる。これは、濃度(明度)の低い白色の記録紙上の
所定領域内に第1色ラインTL1と第2色ラインTL2
とを形成する場合に、記録紙の地色である白色の領域の
大きさが段階的に小さくなるようにして各領域内の濃度
が段階的に変化するようにしているのである。
【0058】なお、本実施形態では、イエロー(Y),
マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の4色
の中で白色の記録紙(用紙)とのコントラストが最も強
いブラック(K)をテストパターン画像T1の基準とな
る色としている。この基準色を第1色といい、この基準
色と異なる他のイエロー,マゼンタ,シアンをまとめて
第2色という。
【0059】このため、ブラックの画像を形成するブラ
ック用静電記録ユニット(ブラック用画像形成ユニッ
ト)24−1によって、第1色ラインTL1を形成する
第1画像形成ユニットが構成される。また、イエローの
画像を形成するイエロー用静電記録ユニット(イエロー
用画像形成ユニット)24−1と,マゼンタの画像を形
成するマゼンタ用静電記録ユニット(マゼンタ用画像形
成ユニット)24−2と、シアンの画像を形成するシア
ン用静電記録ユニット(シアン用画像形成ユニット)2
4−3とによって第2色ラインTL2を形成する第2画
像形成ユニットが構成される。
【0060】ここで、第1データは、ブラックの画像を
形成するブラック用静電記録ユニットにより所定ライン
幅(例えば1ドット幅)のブラックライン(第1色ライ
ン)TL1を所定ピッチ〔(例えば6ドットピッチ(約
254μmピッチ)〕で複数配列させるためのデータと
して構成されている。第2データは、第2画像形成装置
としてのイエローの画像を形成するイエロー用静電記録
ユニット24−1,マゼンタの画像を形成するマゼンタ
用静電記録ユニット24−2及びシアンの画像を形成す
るシアン用静電記録ユニット24−3により、複数のブ
ラックラインを配列された領域(例えば約110ドット
幅)内の一部を占める第1領域内のブラックラインに重
ね合わせるようにブラックラインと同一ライン幅(例え
ば1ドット幅)の第2色ラインTL2としてのイエロー
ライン,マゼンタライン及びシアンラインをブラックラ
インと同一ピッチ〔(例えば6ドットピッチ(約254
μmピッチ)〕で複数配列して第1マークTM1を形成
させるためのデータとして構成される。
【0061】例えば、例えば第2色ラインTL2をイエ
ローラインとする場合、第2画像形成ユニットがイエロ
ーの画像を形成するイエロー用静電記録ユニット24−
1により構成され、このイエロー用静電記録ユニット2
4−1によって複数のブラックラインを配列された領域
内の一部を占める第1領域内のブラックラインに重ね合
わせるようにブラックラインと同一ライン幅のイエロー
ラインをブラックラインと同一ピッチで複数配列して、
ブラックラインとイエローラインとを重ね合わせて濃度
の低い第1マークTM1を形成させるためのデータとし
て構成される。ブラックラインとイエローラインとから
なるテストパターン画像T1をイエローテストパターン
画像という。
【0062】同様に、例えば第2色をマゼンタとする場
合、第2画像形成ユニットがマゼンタの画像を形成する
マゼンタ用静電記録ユニット24−2により構成され、
このマゼンタ用静電記録ユニット24−2によって複数
のブラックラインを配列された領域内の一部を占める第
1領域内のブラックラインに重ね合わせるようにブラッ
クラインと同一ライン幅のマゼンタラインをブラックラ
インと同一ピッチで複数配列して、ブラックラインとマ
ゼンタラインとを重ね合わせて濃度の低い第1マークT
M1を形成させるためのデータとして構成される。な
お、ブラックラインとマゼンタラインとからなるテスト
パターン画像T1をマゼンタテストパターン画像とい
う。
【0063】また、同様に、第2色をシアンとする場
合、第2画像形成ユニットがシアンの画像を形成するシ
アン用静電記録ユニット24−3により構成され、この
シアン用静電記録ユニット24−3によって複数のブラ
ックラインを配列された領域内の一部を占める第1領域
内のブラックラインに重ね合わせるようにブラックライ
ンと同一ライン幅のシアンラインをブラックラインと同
一ピッチで複数配列して、ブラックラインとシアンライ
ンとを重ね合わせて濃度の低い第1マークTM1を形成
させるためのデータとして構成される。なお、ブラック
ラインとシアンラインとからなるテストパターン画像T
1をシアンテストパターン画像という。
【0064】第3データは、第2画像形成ユニットとし
てのイエロー用静電記録ユニット24−1,マゼンタ用
静電記録ユニット24−2,シアン用静電記録ユニット
24−3により、複数のブラックラインを配列された領
域の中の第1領域に隣接する第2領域内のブラックライ
ンに対して直交する方向へずらしてブラックラインと同
一ライン幅(例えば1ドット幅)の第2色ラインTL2
としてのシアンライン,マゼンタライン及びイエローラ
インをブラックラインと同一ピッチ〔(例えば6ドット
ピッチ(約254μmピッチ)〕で複数配列して第2マ
ークTM2を形成させるためのデータとして構成され
る。
【0065】具体的には、第3データは、複数の領域か
らなる第2領域においてブラックラインに対するずらし
量を各領域毎に段階的に変化させながら、シアンライ
ン,マゼンタライン,イエローラインを配列して濃度の
異なる複数の第2マークTM2を形成させるためのデー
タとして構成される。具体的には、第3データは、複数
の領域においてブラックラインに対するイエローライ
ン,マゼンタライン及びシアンラインのずらし量を1ド
ットづつ変化させて配列して濃度差のある複数の第2マ
ークTM2を形成させるためのデータとして構成され
る。
【0066】例えば、第2色をイエローとする場合、第
2画像形成ユニットがイエローの画像を形成するイエロ
ー用静電記録ユニット24−1により構成され、このイ
エロー用静電記録ユニット24−1によって、第1領域
に隣接し、複数の領域からなる第2領域内の各領域毎に
ブラックラインに対して直交する方向へブラックライン
に対するずらし量を段階的に変化させながら、ブラック
ラインと同一ライン幅のイエローラインをブラックライ
ンと同一ピッチで、イエローラインとブラックラインと
をずらして配列して濃度の異なる複数の第2マークTM
2を各領域毎に形成させるためのデータとして構成され
る。ブラックラインとイエローラインとからなるテスト
パターン画像T1をイエローテストパターン画像とい
う。
【0067】同様に、例えば第2色をマゼンタとする場
合、第2画像形成ユニットがマゼンタの画像を形成する
マゼンタ用静電記録ユニット24−2により構成され、
このマゼンタ用静電記録ユニット24−2によって第1
領域に隣接し、複数の領域からなる第2領域内の各領域
毎にブラックラインに対して直交する方向へブラックラ
インに対するずらし量を段階的に変化させながら、ブラ
ックラインと同一ライン幅のマゼンタラインをブラック
ラインと同一ピッチで、マゼンタラインとブラックライ
ンとをずらして配列して濃度の異なる複数の第2マーク
TM2を各領域毎に形成させるためのデータとして構成
される。なお、ブラックラインとマゼンタラインとから
なるテストパターン画像T1をマゼンタテストパターン
画像という。
【0068】また、同様に、第2色をシアンとする場
合、第2画像形成ユニットがシアンの画像を形成するシ
アン用静電記録ユニット24−3により構成され、この
シアン用静電記録ユニット24−3によって第1領域に
隣接し、複数の領域からなる第2領域内の各領域毎にブ
ラックラインに対して直交する方向へブラックラインに
対するずらし量を段階的に変化させながら、ブラックラ
インと同一ライン幅のシアンラインをブラックラインと
同一ピッチで、シアンラインとブラックラインとをずら
して配列して濃度の異なる複数の第2マークTM2を各
領域毎に形成させるためのデータとして構成される。な
お、ブラックラインとシアンラインとからなるテストパ
ターン画像T1をシアンテストパターン画像という。
【0069】そして、テストパターン画像形成制御手段
100は、濃度差のある第1マークTM1と複数の第2
マークTM2とを隣接させたテストパターン画像T1が
形成されるように第1画像形成ユニットとしてのブラッ
ク用静電記録ユニット24−4,第2画像形成ユニット
としてのイエロー用静電記録ユニット24−1,マゼン
タ用静電記録ユニット24−2及びシアン用静電記録ユ
ニット24−3を制御するものとして構成される。
【0070】このため、テストパターン画像形成制御手
段100は、テストパターン画像記憶部101に記憶さ
れているテストパターン画像形成用プログラムや上述の
ようなテストパターン画像データを読み出す読み出し部
102と、画像メモリ82−1〜82−4と、LEDア
レイ36−1〜36−4を発光駆動させるための制御信
号を出力するLED発光駆動回路を備えるLED駆動部
103とを備えて構成される。
【0071】そして、読み出し部102が、テストパタ
ーン画像記憶部101に記憶されているテストパターン
画像形成用プログラムにしたがってテストパターン画像
データを読み出し、このテストパターン画像データをイ
エロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラッ
ク(K)の各画像データを画素データ(ドットデータ)
に展開して各色毎に設けられた画像メモリ82−1〜8
2−4にそれぞれ格納するようになっている。また、画
像メモリ82−1〜82−4に格納された画素データが
LED駆動部103のLED発光駆動回路へ出力され、
このLED発光駆動回路からの制御信号に基づいてLE
Dアレイ36−1〜36−4が発光駆動されて感光ドラ
ム32−1〜32−4にテストパターン画像T1の静電
潜像が形成されるようになっている。なお、読み出し部
102は、画像メモリ82−1〜82−4に各カラー画
素データを展開する際にアドレス指定を行うためのアド
レス指定部としても機能する。
【0072】次に、本実施形態にかかるテストパターン
画像形成制御手段100によって各静電記録ユニット2
4−1〜24−4の印刷制御を実行することにより形成
されるテストパターン画像T1について、図6,図7を
参照しながら説明する。本実施形態では、図6に示すよ
うに、テストパターン画像T1は、第1色ラインTL1
としてのブラックライン及び第2色ラインTL2として
のシアンライン,マゼンタライン及びイエローライン
が、いずれも記録紙の搬送方向に直交する主走査方向に
沿った複数の横線により構成される。なお、図6ではマ
ゼンタテストパターン画像T1を示している。なお、テ
ストパターン画像T1の詳細は後述する。
【0073】そして、第1マークTM1と第2マークT
M2とから構成されるテストパターン画像T1が、図7
に示すように、横線として構成される複数のブラックラ
イン(第1色ライン)TL1の一部分を含んで記録紙の
搬送方向に沿って延び、かつ、記録紙上の副走査方向の
走査始端側から走査終端側まで連続的に形成されるよう
になっている。なお、図7では、第2領域を複数の領域
(A領域〜C領域,E領域〜G領域)により構成し、こ
れらの複数の領域(A領域〜C領域,E領域〜G領域)
内に複数の第2マークTM2を形成した場合を示してお
り、この図では各マークの濃淡のみを示している。
【0074】なお、必ずしも記録紙上の副走査方向の走
査始端側から走査終端側まで連続的に形成されるように
する必要はなく、記録紙上の少なくとも副走査方向の走
査始端側領域と走査終端側領域とに形成されるようにし
ても良い。また、記録紙の搬送方向に沿って延びるテス
トパターン画像T1の長さは、複数の画像形成ユニット
がそれぞれ感光ドラム32−1〜32−4を備える静電
記録ユニット24−1〜24−4により構成される場
合、感光ドラム32−1〜32−4の円周長さ[例えば
約94.5mm(30π)]よりも長くなるように形成
するのが好ましい。これにより、感光ドラム32−1〜
32−4の回転周期毎に生じる位置ずれが印刷されたテ
ストパターン画像T1に周期的に現れることになるた
め、この位置ずれを目視で確認するだけで、例えば感光
ドラム32−1〜32−4の回転中心が軸心に一致して
いないこと等によって感光ドラム32−1〜32−4に
速度変化が生じていることを容易に判断できることにな
る。
【0075】このようなテストパターン画像T1につい
てさらに詳しく説明すると、図6はテストパターン画像
T1の一例としてマゼンタテストパターン画像T1の一
部を拡大して示した図である。なお、このテストパター
ン画像T1は、600dpi(約42.3μmピッチ)
のカラープリンタで印刷する場合のテストパターン画像
の一例である。
【0076】このテストパターン画像T1では、第1色
としてのブラック(K)のトナーによって所定ライン幅
(例えば1ドット幅)の複数の横線(主走査方向の全長
にわたって伸びる横線)が所定周期〔例えば6ドット周
期(約254μmピッチ)〕毎に描かれており、これに
より、所定ライン幅のブラックラインが所定ピッチ[例
えば6ドット間隔(約254μmピッチ)]で複数配列
されている。
【0077】また、ここでは、これらの複数のブラック
ラインを配列された領域をブラックラインの横幅方向
(主走査方向)に沿って、複数の領域、ここでは7つの
領域(A領域〜G領域)に分割している。そして、後述
するように、これらの7つの領域(A領域〜G領域)内
のそれぞれに濃度差のあるマーク(第1マークTM1及
び第2マークTM2)を形成している。これにより、濃
度差のある7つのマークが帯状に形成されて、テストパ
ターン画像T1が7レーンに形成された7つの帯状マー
クからなるテストパターン画像として形成されることに
なる。なお、各領域(A領域〜G領域)の横幅(レーン
幅,主走査方向幅)は任意に設定することができる。例
えば、約110ドット幅(約693μm)に設定する。
【0078】これらの7つの領域のなかの中央に位置す
るD領域では、ブラックトナーにより描かれたブラック
ラインに重ね合わせるように、マゼンタトナーによって
所定ライン幅(例えば1ドット幅)の複数の横線(D領
域の全域に伸びるマゼンタライン)が所定ピッチ〔例え
ば6ドット周期(約254μmピッチ)〕毎に描かれて
いる。これにより、複数のブラックラインを配列された
A領域〜G領域の全領域内の一部を占める中央のD領域
(第1領域)内のブラックラインに重ね合わせるように
ブラックラインと同一ライン幅(例えば1ドット幅)の
マゼンタラインをブラックラインと同一ピッチ〔例えば
6ドット周期(約254μmピッチ)〕で複数配列して
第1マークTM1を形成している。
【0079】次に、この中央のD領域に隣接する右側の
E領域(第2領域)では、マゼンタトナーによって所定
ライン幅(例えば1ドット幅)の複数の横線(E領域の
全域に伸びるマゼンタライン)をブラックラインよりも
1ドット分(約42.3μm)副走査方向の終端側(図
中、下側)にずらして配置している。これにより、D領
域(第1領域)に隣接するE領域(第2領域)内のブラ
ックラインに対して直交する方向へずらしてブラックラ
インと同一ライン幅(例えば1ドット幅)のマゼンタラ
インをブラックラインと同一ピッチ〔例えば6ドット周
期(約254μmピッチ)毎〕で複数配列して第2マー
クTM2を形成している。
【0080】一方、中央のD領域に隣接する左側のC領
域(第2領域)では、マゼンタトナーによって所定ライ
ン幅(例えば1ドット幅)の複数の横線(C領域の全域
に伸びるマゼンタライン)をブラックラインよりも1ド
ット分(約42.3μm)副走査方向の始端側(図中、
上側)にずらして配置している。これにより、D領域
(第1領域)に隣接するC領域(第2領域)内のブラッ
クラインに対して直交する方向へずらしてブラックライ
ンと同一ライン幅(例えば1ドット幅)のマゼンタライ
ンをブラックラインと同一ピッチ〔例えば6ドット周期
(約254μmピッチ)毎〕で複数配列して第2マーク
TM2を形成している。
【0081】さらに、上述のE領域に隣接するF領域
(第2領域)では、マゼンタトナーによって所定ライン
幅(例えば1ドット幅)の複数の横線(F領域の全域に
伸びるマゼンタライン)をブラックラインよりも2ドッ
ト分(約84.6μm)下側にずらして配置している。
これにより、D領域(第1領域)に隣接するF領域(第
2領域)内のブラックラインに対して直交する方向へず
らしてブラックラインと同一ライン幅(例えば1ドット
幅)のマゼンタラインをブラックラインと同一ピッチ
〔例えば6ドット周期(約254μmピッチ)毎〕で複
数配列して第2マークTM2を形成している。
【0082】一方、上述のC領域に隣接するB領域(第
2領域)では、マゼンタトナーによって所定ライン幅
(例えば1ドット幅)の複数の横線(B領域の全域に伸
びるマゼンタライン)をブラックラインよりも2ドット
分(約84.6μm)上側にずらして配置している。こ
れにより、D領域(第1領域)に隣接するB領域(第2
領域)内のブラックラインに対して直交する方向へずら
してブラックラインと同一ライン幅(例えば1ドット
幅)のマゼンタラインをブラックラインと同一ピッチ
〔例えば6ドット周期(約254μmピッチ)毎〕で複
数配列して第2マークTM2を形成している。
【0083】また、上述のF領域に隣接するG領域(第
2領域,最も外側の領域)では、マゼンタトナーによっ
て所定ライン幅(例えば1ドット幅)の複数の横線(G
領域の全域に伸びるマゼンタライン)を、ブラックライ
ンよりも3ドット分(約126.9μm)下側にずらし
て配置している。これにより、D領域(第1領域)に隣
接するG領域(第2領域)内のブラックラインに対して
直交する方向へずらしてブラックラインと同一ライン幅
(例えば1ドット幅)のマゼンタラインをブラックライ
ンと同一ピッチ〔例えば6ドット周期(約254μmピ
ッチ)毎〕で複数配列して第2マークTM2を形成して
いる。
【0084】一方、上述のB領域に隣接するA領域(第
2領域,最も外側の領域)では、マゼンタトナーによっ
て所定ライン幅(例えば1ドット幅)の複数の横線(A
領域の全域に伸びるマゼンタライン)を、ブラックライ
ンよりも3ドット分(約126.9μm)上側にずらし
て配置している。これにより、D領域(第1領域)に隣
接するA領域(第2領域)内のブラックラインに対して
直交する方向へずらしてブラックラインと同一ライン幅
(例えば1ドット幅)のマゼンタラインをブラックライ
ンと同一ピッチ〔例えば6ドット周期(約254μmピ
ッチ)毎〕で複数配列して第2マークTM2を形成して
いる。
【0085】このように、最も外側のA領域では、マゼ
ンタラインはブラックラインよりも3ドット分(約12
6.9μm)上側にずらして配置されることになる。こ
の結果、マゼンタラインもブラックラインも共に6ドッ
トおきに配置されることになり、このA領域は遠目には
ブラックラインの3ドット下側にずらしてマゼンタライ
ンを配置している最も外側のG領域と同じ色調(濃度)
に見える。
【0086】同様に、B領域はマゼンタラインはブラッ
クラインよりも2ドット分(約84.6μm)上側にず
らして配置される一方、F領域はマゼンタラインがブラ
ックラインよりも2ドット分(約84.6μm)下側に
ずらして配置されることになるため、印刷されていない
記録紙の地色の部分の領域の大きさが同じであるため、
B領域とF領域とは同じ色調(濃度)に見えることにな
る。
【0087】また、C領域はマゼンタラインはブラック
ラインよりも1ドット分(約42.3μm)上側にずら
して配置される一方、E領域はマゼンタラインがブラッ
クラインよりも1ドット分(約42.3μm)下側にず
らして配置されることになるため、印刷されていない記
録紙の地色の部分の領域の大きさが同じであるため、C
領域とE領域とは同じ色調(濃度)に見えることにな
る。
【0088】なお、ここではマゼンタテストパターン画
像について説明したが、シアンテストパターン画像やイ
エローテストパターン画像についても同様に構成され
る。また、本実施形態では、このように構成されるイエ
ローテストパターン画像と、マゼンタテストパターン画
像と、シアンテストパターン画像とを主走査方向へ沿っ
て並設した1組のテストパターン画像を形成するように
なっている。
【0089】次に、このようにして印刷されるテストパ
ターン画像T1を用いて位置ずれ(印字ずれ)を検出す
る方法について、図8(a)〜(h)を参照しながら説
明する。なお、図8(a)〜(h)では、マゼンタテス
トパターン画像T1のブラック-マゼンタ間(K-M間)
の位置ずれ量を示している。また、図8(a)〜(h)
では、第2領域を複数の領域(A領域〜C領域,E領域
〜G領域)により構成し、これらの複数の領域(A領域
〜C領域,E領域〜G領域)内に複数の第2マークTM
2を形成した場合を示しており、この図では各マークの
濃淡のみを示している。
【0090】図8(a)は、位置ずれがない場合(位置
ずれ量±0の場合)のテストパターン画像T1の濃度差
の状態(目で見える状態)を示している。この図8
(a)では、中央のD領域(第1領域,Dレーン)が、
画像データ上、ブラック(K)の横線(ブラックライ
ン)とマゼンタ(M)の横線(マゼンタライン)とが重
なり合うようにしているため、マゼンタ(M)がブラッ
ク(K)に塗りつぶされて、目視では殆どブラックライ
ン群のように見える。つまり、通常、記録紙は白色であ
るため、このD領域はブラック-ホワイトマークとな
る。
【0091】一方、中央のD領域に隣接する領域(第2
領域,A領域〜C領域,E領域〜G領域)では、ブラッ
クラインとマゼンタラインとが離れていき、目視ではブ
ラックとマゼンタとが混ざり合った色に見える。これら
の領域では、画像データ上、中央のD領域から遠ざかる
につれてブラックラインに対するマゼンタラインのずら
し量を段階的に変えているので、中央のD領域から遠ざ
かるにつれてブラック(K)又はマゼンタ(M)で印字
されていない記録紙の地色(一般に白色)の部分の大き
さが少しずつ小さくなって、白色の影響の強いブラック
-ホワイトマークから白色の影響の弱いマゼンタブラッ
クマークへと段階的に移り変わっていき、最も外側のG
領域(又はA領域)では最もマゼンタ(M)の彩度が高
くなるように見える。これは、中央の領域から外側の領
域へ行くにしたがって、最も濃度(明度)の低い白色の
部分の大きさが小さくなっていくため、中央の領域から
外側の領域へ行くにしたがって段階的に濃度が高くなっ
ていくと見ることもできる。
【0092】この図8(a)に示すように、テストパタ
ーン画像T1の中央のD領域が最も濃度の低い領域にな
っている場合に、位置ずれ量はゼロであると判断するこ
とができる。次に、図8(c)は、位置ずれ量が+1ド
ットの場合(記録紙の上側へ1ドットずれている場合)
のテストパターン画像T1の濃度差の状態(目で見える
状態)を示している。
【0093】この図8(c)では、E領域の濃度が最も
低い領域になっている。つまり、E領域のマゼンタ
(M)の彩度が最も低くなっている。これは、ブラック
ラインに対してマゼンタラインが1ドット分(約42.
3μm)だけ上側へずれて配置され、ブラックラインの
下側に1ドット分(約42.3μm)ずらして配置され
るはずのE領域においてマゼンタラインがブラックライ
ンとほぼ同じ位置に配置されていることを示している。
【0094】このため、印刷されたテストパターン画像
T1が、図8(c)に示すように、E領域が最も濃度の
低い領域になっている場合には、ブラックラインを基準
にして記録紙の上方向への位置ずれ量をプラスのずれ量
と定義すると、マゼンタラインの位置ずれ量は約+4
2.3μm(1ドット分)と判断することができる。一
方、図8(h)は、位置ずれ量が−1ドットの場合(記
録紙の下側へ1ドットずれている場合)のテストパター
ン画像T1の濃度差の状態(目で見える状態)を示して
いる。
【0095】この図8(h)では、C領域の濃度が最も
低い領域になっている。つまり、C領域のマゼンタ
(M)の彩度が最も低くなっている。これは、ブラック
ラインに対してマゼンタラインが1ドット分(約42.
3μm)だけ下側へずれて配置され、ブラックラインの
上側に1ドット分(約42.3μm)ずらして配置され
るはずのC領域においてマゼンタラインがブラックライ
ンとほぼ同じ位置に配置されていることを示している。
【0096】このため、印刷されたテストパターン画像
T1が、図8(h)に示すように、C領域が最も濃度の
低い領域になっている場合には、ブラックラインを基準
にして記録紙の下方向への位置ずれ量をマイナスのずれ
量と定義すると、マゼンタラインの位置ずれ量は約−4
2.3μm(1ドット分)と判断することができる。ま
た、図8(d)は、位置ずれ量が+2ドットの場合(記
録紙の上側へ2ドットずれている場合)のテストパター
ン画像T1の濃度差の状態(目で見える状態)を示して
いる。
【0097】図8(d)では、F領域の濃度が最も低い
領域になっている。つまり、F領域のマゼンタ(M)の
彩度が最も低くなっている。これは、ブラックラインに
対してマゼンタラインが2ドット分(約84.6μm)
だけ上側へずれて配置され、ブラックラインの下側に2
ドット分(約84.6μm)ずらして配置されるはずの
F領域においてマゼンタラインがブラックラインとほぼ
同じ位置に配置されていることを示している。
【0098】このため、印刷されたテストパターン画像
T1が、図8(d)に示すように、F領域が最も濃度が
低い領域になっている場合には、マゼンタラインの位置
ずれ量は約+84.6μm(2ドット分)と判断するこ
とができる。一方、図8(g)は、位置ずれ量が−2ド
ットの場合(記録紙の下側へ2ドットずれている場合)
のテストパターン画像T1の濃度差の状態(目で見える
状態)を示している。
【0099】図8(g)では、B領域の濃度が最も低い
領域になっている。つまり、B領域のマゼンタ(M)の
彩度が最も低くなっている。これは、ブラックラインに
対してマゼンタラインが2ドット分(約84.6μm)
だけ下側へずれて配置され、ブラックラインの上側に2
ドット分(約84.6μm)ずらして配置されるはずの
B領域においてマゼンタラインがブラックラインとほぼ
同じ位置に配置されていることを示している。
【0100】このため、印刷されたテストパターン画像
T1が、図8(g)に示すように、B領域が最も濃度が
低い領域になっている場合には、マゼンタラインの位置
ずれ量は約−84.6μm(2ドット分)と判断するこ
とができる。さらに、図8(e)は、位置ずれ量が+3
ドットの場合(記録紙の上側へ3ドットずれている場
合)のテストパターン画像T1の濃度差の状態(目で見
える状態)を示している。
【0101】図8(e)では、G領域の濃度が最も低い
領域になっている。つまり、G領域のマゼンタ(M)の
彩度が最も低くなっている。これは、ブラックラインに
対してマゼンタラインが3ドット分(約126.9μ
m)だけ上側へずれて配置され、ブラックラインの下側
に3ドット分(約126.9μm)ずらして配置される
はずのG領域においてマゼンダラインがブラックライン
とほぼ同じ位置に配置されていることを示している。
【0102】このため、印刷されたテストパターン画像
T1が、図8(e)に示すように、G領域が最も濃度の
低い領域になっている場合には、マゼンタラインの位置
ずれ量は約+126.9μm(3ドット分)と判断する
ことができる。なお、ここでは、A領域も濃度がもっと
も低い領域になっている。これは、ブラックラインの上
側に3ドット分(約+126.9μm)ずらして配置さ
れるはずのA領域においてマゼンタラインがブラックラ
インとほぼ同じ位置に配置されることになるからであ
る。
【0103】一方、図8(f)は、位置ずれ量が−3ド
ットの場合(記録紙の下側へ3ドットずれている場合)
のテストパターン画像T1の濃度差の状態(目で見える
状態)を示している。図8(f)では、A領域の濃度が
最も低い領域になっている。つまり、A領域マゼンタ
(M)の彩度が最も低くなっている。これは、ブラック
ラインに対してマゼンタラインが3ドット分(約12
6.9μm)だけ下側へずれて配置され、ブラックライ
ンの上側に3ドット分(約126.9μm)ずらして配
置されるはずのA領域においてマゼンダラインがブラッ
クラインとほぼ同じ位置に配置されていることを示して
いる。
【0104】このため、印刷されたテストパターン画像
T1が、図8(f)に示すように、A領域が最も濃度の
低い領域になっている場合には、マゼンタラインの位置
ずれ量は約−126.9μm(3ドット分)と判断する
ことができる。なお、ここでは、G領域も濃度がもっと
も低い領域になっている。これは、ブラックラインの下
側に3ドット分(約+126.9μm)ずらして配置さ
れるはずのG領域においてマゼンタラインがブラックラ
インとほぼ同じ位置に配置されることになるからであ
る。
【0105】ところで、図8(b)は、位置ずれ量が+
0.5ドットの場合のテストパターン画像T1の濃度差
の状態(目で見える状態)を示している。図8(b)で
は、中央のD領域とこれに隣接するE領域とがほぼ同一
の濃度になっている。つまり、D領域とこれに隣接する
E領域とがほぼ同一の彩度になっている。このように、
隣接する領域間の濃度差がほとんどない場合には位置ず
れ量が1ドット(約42.3μm)に満たない場合であ
ると判断することができる。
【0106】なお、ここでは、最も濃度の低い領域の位
置を見ることで、位置ずれの方向及び位置ずれ量を判断
するようにしているが、これに限られるものではなく、
最も濃度の高い領域の位置を見ることで、位置ずれの方
向及び位置ずれ量を判断するようにしてもよい。このほ
か、特定の濃度の領域に着目して、その特定濃度領域の
位置を見ることで、位置ずれの方向及び位置ずれ量を判
断するようにしてもよい。
【0107】このように、本テストパターン画像T1に
よれば、±3ドット(約±127μm)の範囲内の位置
ずれ量であれば、A領域からG領域までの各領域のうち
のどの領域が最も濃度の低い領域になっているかを判別
することで、位置ずれ量を目視で判断できることにな
る。なお、判別可能な位置ずれ量の範囲を広げるために
は、基準となるブラックライン(第1色ライン)TL1
のピッチを大きくし、濃度差の異なるマークを形成する
領域数を増やせば良い。
【0108】なお、ここでは、マゼンタテストパターン
画像T1を用いて位置ずれを検出する場合について説明
したが、シアンテストパターン画像やイエローテストパ
ターン画像を用いる場合も同様である。本実施形態で
は、テストパターン画像T1が上述のように形成される
ため、工場出荷時やカスタムエンジニア等による修理,
点検時等において、このテストパターン画像T1を用い
て、以下のようなことを判断することができる。
【0109】つまり、本テストパターン画像T1を目視
することで副走査方向の位置ずれ量の副走査方向での変
化を確認することができ、これにより、副走査方向の位
置ずれ量の副走査方向での変化(副走査方向での印刷ム
ラ)の原因と考えられる感光ドラム32−1〜32−4
の速度変化や記録紙搬送速度(用紙速度)の速度変化等
が生じているか否かを判断することができる。
【0110】例えば、印刷されたテストパターン画像T
1に感光ドラム32−1〜32−4の回転周期毎に位置
ずれ(印刷ムラ)が生じている場合には、感光ドラム3
2−1〜32−4の回転中心が軸心に一致していないこ
と等によって感光ドラム32−1〜32−4に速度変化
が生じていると判断することができる。この場合、感光
ドラム32−1〜32−4を備える静電記録ユニット
(プリントユニット)を交換する等により対応する。
【0111】また、印刷されたテストパターン画像T1
が全体的にマイナス側(記録紙の下側方向)にずれてい
る場合には、搬送ベルト12にスリップが生じていると
判断することができる。例えば、ブラック 本実施形態
では、テストパターン画像T1が上述のように形成され
るため、工場出荷時やカスタムエンジニア等による修
理,点検時等において、このテストパターン画像T1を
用いて、以下のようなことを判断することができる。
【0112】つまり、本テストパターン画像T1を目視
することで副走査方向の位置ずれ量の変化を確認するこ
とができ、これにより、副走査方向の位置ずれ量の変化
(副走査方向での印刷ムラ)の要因としての感光ドラム
32−1〜32−4の速度変化や記録紙搬送速度(用紙
速度)の速度変化等が生じているか否かを判断すること
ができる。
【0113】例えば、印刷されたテストパターン画像T
1に感光ドラム32−1〜32−4の回転周期毎に位置
ずれが生じている場合には、感光ドラム32−1〜32
−4の回転中心が軸心に一致していないこと等によって
感光ドラム32−1〜32−4に速度変化が生じている
と判断することができる。この場合、感光ドラム32−
1〜32−4を備える静電記録ユニット(プリントユニ
ット)を交換する等により対応する。
【0114】また、記録紙上に印刷されたテストパター
ン画像T1が全体的にマイナス側(記録紙の下側方向)
にずれている場合には、搬送ベルト12にスリップが生
じていると判断することができる。例えば、本実施形態
では、静電記録ユニットが記録紙搬送方向上流側からイ
エロー用,マゼンタ用,シアン用,ブラック用の順に配
列されているため、ブラック−シアン間(K−C間)の
位置ずれ量と、ブラック−マゼンタ間(K−M間)の位
置ずれ量と、ブラック−イエロー間(K−Y間)の位置
ずれ量とが1:2:3の割合になっている場合には、搬
送ベルト12にスリップが生じていると判断することが
できる。この場合、搬送ベルトユニット11を交換する
ことや操作パネル(オペパネ)から搬送ベルト12のベ
ルト速度を変更する指令を入力すること等により対応す
る。
【0115】また、印刷されたテストパターン画像T1
の上端側と下端側とを比較することにより、以下のよう
に判断することができる。例えば、印刷されたテストパ
ターン画像T1の下端側になるほどプラス側(記録紙の
上側方向)にずれている場合には、静電記録ユニット2
4−1〜24−4の下流側に配設された定着ローラ26
の回転速度が速すぎると判断することができる。この場
合、操作パネルから定着ローラ26の回転速度を下げる
指令を入力する等により対応する。
【0116】一方、印刷されたテストパターン画像T1
の下端側になるほどマイナス側(記録紙の下側方向)に
ずれている場合には、静電記録ユニット24−1〜24
−4の下流側に配設された定着ローラ26の回転速度が
遅すぎると判断することができる。この場合、操作パネ
ルから定着ローラ26の回転速度を上げる指令を入力す
る等により対応する。
【0117】また、記録紙上に印刷されたテストパター
ン画像T1の上端側になるほどプラス側(記録紙の上側
方向)にずれている場合には、静電記録ユニット24−
1〜24−4の上流側に配設された記録紙送りローラ
(レジストローラ)20の速度が速すぎると判断するこ
とができる。この場合、操作パネルからレジストローラ
20の速度を下げる指令を入力すること等により対応す
る。
【0118】一方、記録紙上に印刷されたテストパター
ン画像T1の上端側になるほどマイナス側(記録紙の下
側方向)にずれている場合には、静電記録ユニット24
−1〜24−4の上流側に配設されたレジストローラ2
0の速度が遅すぎると判断することができる。この場
合、操作パネルからレジストローラ20の速度を上げる
指令を入力すること等により対応する。
【0119】次に、本実施形態にかかるテストパターン
画像形成方法について、図9のフローチャートを参照し
ながら説明する。まず、本テストパターン画像形成方法
では、まず、テストパターン画像データ及びテストパタ
ーン画像形成用プログラムを作成し、テストパターン画
像形成制御手段100のテストパターン画像記憶部10
1に記憶させる(ステップS10)。
【0120】このテストパターン画像データは、ブラッ
ク(第1色)の画像を形成するブラック用静電記録ユニ
ット(第1画像形成ユニット)24−4により所定ライ
ン幅(例えば1ドット幅)のブラックラインを所定ピッ
チ[例えば6ドット間隔(約254μmピッチ)]で複数
配列させるための第1データと、第2画像形成ユニット
としてのシアン(第2色)の画像を形成するシアン用静
電記録ユニット24−3,マゼンタ(第2色)の画像を
形成するマゼンタ用静電記録ユニット24−2及びイエ
ロー(第2色)の画像を形成するイエロー用静電記録ユ
ニット24−1により複数のブラックラインを配列され
た領域内の一部を占める第1領域(図6のD領域)内の
ブラックラインに重ね合わせるようにブラックラインと
同一ライン幅(例えば1ドット幅)の第2色ラインTL
2としてのシアンライン,マゼンタライン及びイエロー
ラインをブラックラインと同一ピッチ[例えば6ドット
間隔(約254μmピッチ)]で複数配列して第1マー
クTM1を形成させるための第2データと、第1領域
(図6のD領域)に隣接する第2領域(A領域〜C領
域,E領域〜G領域)内のブラックラインに対して直交
する方向へずらしてシアン用静電記録ユニット24−
3,マゼンタ用静電記録ユニット24−2,イエロー用
静電記録ユニット24−1によりブラックラインと同一
ライン幅(例えば1ドット幅)の第2色ラインTL2と
してのシアンライン,マゼンタライン,イエローライン
をそれそれブラックラインと同一ピッチ[例えば6ドッ
ト間隔(約254μmピッチ)]で複数配列して第2マ
ークTM2を形成させるための第3データとを備えるも
のとして作成する。
【0121】次に、このようにして作成されたテストパ
ターン画像データに基づいてテストパターンを印刷すべ
く、テストパターン画像形成用プログラムの実行処理を
行なう。この処理は,テストパターン画像形成制御手段
100のテストパターン画像記憶部101に記憶されて
いる上述のテストパターン画像形成用プログラムに従っ
て行なうため、読み出し部102がテストパターン画像
記憶部101からこのプログラムを読み出す(ステップ
S20)。
【0122】次に、読み出し部102は、このプログラ
ムに従って、テストパターン画像記憶部101に記憶さ
れているテストパターン画像データを読み出す(ステッ
プS30)。そして、このテストパターン画像データか
らイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブ
ラック(K)の4色の色別に分解したテストパターン画
像を生成し、この色別に分解されたテストパターン画像
を画素データ(ドットデータ)に展開して各色毎に備え
られる画像メモリ82−1〜82−4上に格納する(ス
テップS40)。つまり、テストパターン画像がイエロ
ー(Y)であれば画像メモリ82−1に、マゼンタ
(M)であれば画像メモリ82−2に、シアン(C)で
あれば画像メモリ82−3に、ブラック(K)であれば
画像メモリ82−4に格納されることになる。
【0123】そして、テストパターン画像形成制御手段
100は、画像メモリ82−1〜82−4に格納された
画素データを各色毎に設けられた静電記録ユニット(画
像形成ユニット)24−1〜24−4へ出力する(ステ
ップS50)。次に、各静電記録ユニット24−1〜2
4−4により各色毎に印字処理を行なう(ステップS6
0)。
【0124】つまり、まず、イエロー(Y)の印字を行
なうべく画像メモリ82−1からイエロー(Y)の画素
データを読み出し、静電記録ユニット24−1へ出力す
る。同様に、マゼンタ(M),シアン(C)及びブラッ
ク(K)の印字を行なうべく画像メモリ82−2〜82
−4からマゼンタ(M),シアン(C)及びブラック
(K)の画素データを読み出し、静電記録ユニット24
−2〜24−4へ出力する。
【0125】このようにして第1データ及び第2データ
に基づいて各静電記録ユニット24−1〜24−4によ
りイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)及び
ブラック(K)の各色のラインの印字処理を行なって各
色のライン画像を重ね合わせることで、記録紙にブラッ
クラインに対してシアンライン,マゼンタライン,イエ
ローラインを重ね合わせて第1マークTM1が形成さ
れ、第1マークTM1に隣接するようにブラックライン
に対してシアンライン,マゼンタライン,イエローライ
ンをずらして第2マークTM2が形成され、これによ
り、濃度差のある第1マークTM1と第2マークTM2
とを備えるテストパターン画像T1が形成される。
【0126】したがって、本実施形態にかかる画像形成
装置及びテストパターン画像形成方法によれば、ブラッ
クの画像を形成するブラック用静電記録ユニット24−
4により所定ライン幅のブラックラインを所定ピッチで
複数配列させるための第1データと、第2色としてのイ
エロー,マゼンタ及びシアンの画像を形成する第2画像
形成ユニットとしてのイエロー用静電記録ユニット24
−1,マゼンタ用静電記録ユニット24−2及びシアン
用静電記録ユニット24−3により複数のブラックライ
ンを配列された領域内の一部を占める第1領域内のブラ
ックラインに重ね合わせるようにブラックラインと同一
ライン幅の第2色ラインTL2としてのイエローライ
ン,マゼンタライン及びシアンラインをブラックライン
と同一ピッチで複数配列して第1マークTM1を形成さ
せるための第2データと、複数のブラックラインを配列
された領域の第1領域に隣接する第2領域内のブラック
ラインに直交する方向へずらして第2画像形成ユニット
としてのイエロー用静電記録ユニット24−1,マゼン
タ用静電記録ユニット24−2及びシアン用静電記録ユ
ニット24−3によりブラックラインと同一ライン幅の
第2色ラインTL2としてのイエローライン,マゼンタ
ライン及びシアンラインをブラックラインと同一ピッチ
で複数配列して第2マークTM2を形成させるための第
3データとを備えるテストパターン画像データに基づい
て濃度差のある第1マークTM1と第2マークTM2と
を隣接させたテストパターン画像T1を形成するため、
テストパターン画像T1を簡単な構成により形成するこ
とができるとともに、位置ずれを目視で容易に認識でき
るという利点がある。
【0127】また、第2領域が複数の領域(A領域〜C
領域,E領域〜G領域)により構成され、複数の領域に
おいてブラックラインに対する第2色ラインTL2とし
てのイエローライン,マゼンタライン及びシアンライン
のずらし量を段階的に変化させて第2色ラインTL2を
配列して濃度差のある複数の第2マークTM2を形成す
るため、より容易に位置ずれを認識できることになる。
【0128】特に、所定ライン幅が1ドット幅であり、
複数の領域により構成される第2領域においてブラック
ラインに対する第2色ラインTL2としてのイエローラ
イン,マゼンタライン及びシアンラインのずらし量を1
ドットづつ変化させて第2色ラインTL2を配列して濃
度差のある複数の第2マークTM2を形成するため、1
ドット単位の位置ずれを濃度差のあるテストパターン画
像T1により目視で容易に判別することができるという
利点もある。
【0129】また、ブラックライン,イエローライン,
マゼンタライン及びシアンラインを、いずれも記録紙の
搬送方向に直交する主走査方向に沿った横線により構成
し、第1マークTM1と第2マークTM2とから構成さ
れるテストパターン画像T1を、複数のブラックライン
の一部分を含んで記録紙の搬送方向に沿って延び、か
つ、記録紙上の副走査方向の走査始端側領域から走査終
端側領域まで連続的に形成するため、工場出荷時や画像
形成装置の設置場所におけるカスタムエンジニア(C
E)等による保守,点検,修理時等において、第2色ラ
インTL2を副走査方向にずらして形成されるテストパ
ターン画像T1を目視することで、副走査方向の位置ず
れ量の副走査方向での変化を各マークの主走査方向への
位置ずれにより確実に判別することができ、これによ
り、副走査方向の位置ずれ量の副走査方向での変化(副
走査方向での印刷ムラ)の原因として考えられる感光ド
ラム32−1〜32−4の速度変化や記録紙搬送速度
(用紙速度)の速度変化等を容易に、かつ、的確に把握
できるようになり、部品交換や機械的な位置調整等の作
業を短時間に、かつ、効率的に行なえるという利点もあ
る。
【0130】特に、複数の画像形成ユニットが、それぞ
れ感光ドラムを備える静電記録ユニット24−1〜24
−4として構成されるため、テストパターン画像T1を
第1画像形成ユニット及び第2画像形成ユニットのぞれ
ぞれに備えられる感光ドラム32−1〜32−4の円周
長さよりも長くなるように形成すれば、副走査方向の位
置ずれの副走査方向での変化の原因として考えられる感
光ドラム32−1〜32−4の速度変化をより確実に認
識できることになる。
【0131】また、ブラックラインとシアンラインとか
らなるシアンテストパターン画像と、ブラックラインと
マゼンタラインとからなるマゼンタテストパターン画像
と、ブラックラインとイエローラインとからなるイエロ
ーテストパターン画像とを主走査方向に沿って並設した
1組のテストパターン画像が形成されるため、各色毎の
位置ずれの確認を効率的に行なうことができるという利
点がある。また、最もコントラストの強いブラックライ
ンを基準にしてテストパターン画像T1を形成するた
め、より容易に位置ずれを認識することができるという
利点もある。
【0132】なお、上述のように構成されるテストパタ
ーン画像T1(図6参照)を、記録紙上の少なくとも搬
送方向に直交する主走査方向の走査始端側領域と走査終
端側領域とに形成し、これらのテストパターン画像T1
の位置ずれ量を用いて記録紙搬送方向(副走査方向)へ
の傾斜に相当する位置ずれ量(スキュー量)を算出する
こともできる。つまり、主走査方向の走査始端側領域と
走査終端側領域とに形成されたテストパターン画像のそ
れぞれについて副走査方向への位置ずれ量を求め、これ
らの位置ずれ量の差と各テストパターン画像間の距離と
から、各テストパターン画像間の傾き、即ち副走査方向
への傾斜に相当する位置ずれ量(スキュー量)を算出す
ることができる。
【0133】そして、副走査方向への傾斜に相当する位
置ずれが生じている場合には、そのスキュー量に応じ
て、操作パネルから画像メモリ上に画像データを展開す
る際に補正することで対応できる。また、このような補
正で対応できない場合には、露光装置を取り付けなおす
ことにより対応する。次に、第2実施形態にかかる画像
形成装置及びテストパターン画像形成方法について、図
10,図11を参照しながら説明する。
【0134】本実施形態にかかる画像形成装置は、上述
の第1実施形態のものと、テストパターン画像データの
基本的な構成は同様であるが、テストパターン画像T2
を構成する各色のラインが縦線により構成される点など
が異なる。つまり、本実施形態において、テストパター
ン画像形成制御手段100によって各静電記録ユニット
24−1〜24−4の印刷制御を実行することにより形
成されるテストパターン画像T2は、第1色ラインTL
1としてのブラックライン及び第2色ラインTL2とし
てのシアンライン,マゼンタライン及びイエローライン
が、図10に示すように、いずれも記録紙の搬送方向に
沿った縦線により構成される。なお、テストパターン画
像T2の詳細は後述する。
【0135】そして、第1マークTM1と第2マークT
M2とから構成されるテストパターン画像T2が、図1
1に示すように、縦線として構成される複数のブラック
ラインの一部分を含んで記録紙の搬送方向に直交する主
走査方向に沿って延び、かつ、記録紙上の搬送方向に直
交する主走査方向の走査始端側から走査終端側まで連続
的に形成されるようになっている。なお、図11では、
第2領域を複数の領域(A領域〜C領域,E領域〜G領
域)により構成し、これらの複数の領域(A領域〜C領
域,E領域〜G領域)内に複数の第2マークTM2を形
成した場合を示しており、この図では各マークの濃淡の
みを示している。
【0136】なお、必ずしも記録紙上の搬送方向に直交
する主走査方向の走査始端側から走査終端側まで連続的
に形成されるようにする必要はなく、記録紙上の少なく
とも搬送方向に直交する主走査方向の走査始端側領域と
走査終端側領域とに形成されるようにしても良い。ここ
では、上述の第1実施形態と同様に、第1画像形成ユニ
ットが、第1色ラインTL1としてブラックラインを形
成するブラック用静電記録ユニット(ブラック用画像形
成ユニット)24−4として構成されるとともに、第2
画像形成ユニットが、第2色ラインTL2としてマゼン
タラインを形成するマゼンタ用静電記録ユニット(マゼ
ンタ用画像形成ユニット)24−2と、第2色ラインT
L2としてシアンラインを形成するシアン用静電記録ユ
ニット(シアン用画像形成ユニット)24−3と、第2
色ラインTL2としてイエローラインを形成するイエロ
ー用静電記録ユニット(イエロー用画像形成ユニット)
24−1とを備えるものとして構成される。
【0137】そして、テストパターン画像形成制御手段
100は、ブラックライン(第1色ライン)TL1)と
マゼンタライン(第2色ライン)TL2とからなるマゼ
ンタテストパターン画像と、ブラックラインとシアンラ
イン(第2色ライン)TL2とからなるシアンテストパ
ターン画像と、ブラックラインとイエローライン(第2
色ライン)TL2とからなるイエローテストパターン画
像とを副走査方向へ沿って並設した1組のテストパター
ン画像が形成されるようにブラック用静電記録ユニット
24−4,マゼンタ用静電記録ユニット24−2,シア
ン用静電記録ユニット24−3及びイエロー用静電記録
ユニット24−1を制御するものとして構成される。
【0138】なお、その他の構成については、上述の第
1実施形態のものと同様であるため、ここではその説明
を省略する。ここで、図10は本実施形態にかかるテス
トパターン画像T2の一例としてマゼンタテストパター
ン画像の一部を拡大して示している。なお、このテスト
パターン画像T2は、600dpi(約42.3μmピ
ッチ)のカラープリンタで印刷する場合のテストパター
ン画像の一例である。
【0139】このマゼンタテストパターン画像T2で
は、ブラックトナーによって所定ライン幅(例えば1ド
ット幅)の複数の縦線(副走査方向の全長にわたって伸
びるブラックライン)が所定周期〔例えば6ドット周期
(約254μmピッチ)〕毎に描かれており、これによ
り、所定ライン幅のブラックラインが所定ピッチ[例え
ば6ドット間隔(約254μmピッチ)]で複数配列さ
れるようにしている。
【0140】また、ここでは、これらの複数のブラック
ラインを配列された領域をブラックラインの長さ方向
(副走査方向)に沿って、複数の領域、ここでは7つの
領域(A領域〜G領域)に分割している。そして、後述
するように、これらの7つの領域(A領域〜G領域)内
のそれぞれに濃度差のあるマーク(第1マークTM1及
び第2マークTM2)を形成するようにしている。これ
により、濃度差のある7つのマークが帯状に形成され
て、テストパターン画像T2が7レーンに形成された7
つの帯状マークからなるテストパターン画像として形成
されることになる。なお、各領域(A領域〜G領域)の
縦方向長さ(レーン幅,副走査方向長さ)は任意であ
る。例えば、約110ドット幅(約693μm)に設定
する。
【0141】このうち、7つの領域のなかの中央に位置
するD領域では、ブラックトナーにより描かれたブラッ
クラインに重ね合わせるように、マゼンタトナーによっ
て所定ライン幅(例えば1ドット幅)の複数の縦線(D
領域の全域にわたって伸びるマゼンタライン)が所定周
期〔例えば6ドット周期(約254μmピッチ)〕毎に
描かれている。これにより、複数のブラックラインを配
列された領域内の一部を占める中央のD領域(第1領
域)内のブラックラインに重ね合わせるようにブラック
ラインと同一ライン幅のマゼンタラインをブラックライ
ンと同一ピッチで複数配列して第1マークTM1を形成
している。
【0142】次に、この中央のD領域の下側に隣接する
E領域(第2領域)では、マゼンタトナーによって所定
ライン幅(例えば1ドット幅)の複数の縦線(E領域の
全域にわたって伸びるマゼンタライン)をブラックライ
ンよりも1ドット分(約42.3μm)主走査方向の終
端側(図中、右側)にずらして配置している。これによ
り、D領域(第1領域)に隣接するE領域(第2領域)
内のブラックラインに対して直交する方向へずらしてブ
ラックラインと同一ライン幅(例えば1ドット幅)のマ
ゼンタラインをブラックラインと同一ピッチ〔例えば6
ドット周期(約254μmピッチ)毎〕に複数配列して
第2マークTM2を形成している。
【0143】一方、中央のD領域の上側に隣接するC領
域(第2領域)では、マゼンタトナーによって所定ライ
ン幅(例えば1ドット幅)の複数の縦線(C領域の全域
にわたって伸びるマゼンタライン)をブラックラインよ
りも1ドット分(約42.3μm)主走査方向の始端側
(図中、左側)にずらして配置している。これにより、
D領域(第1領域)に隣接するC領域(第2領域)内の
ブラックラインに対して直交する方向へブラックライン
と同一ライン幅(例えば1ドット幅)のマゼンタライン
をブラックラインと同一ピッチ〔例えば6ドット周期
(約254μmピッチ)毎〕に複数配列して第2マーク
TM2を形成している。
【0144】さらに、上述のE領域の下側に隣接するF
領域(第2領域)では、マゼンタトナーによって所定ラ
イン幅(例えば1ドット幅)の複数の縦線(F領域の全
域にわたって伸びるマゼンタライン)をブラックライン
よりも2ドット分(約84.6μm)右側にずらして配
置している。これにより、D領域(第1領域)に隣接す
るF領域(第2領域)内のブラックラインに対して直交
する方向へずらしてブラックラインと同一ライン幅(例
えば1ドット幅)のマゼンタラインをブラックラインと
同一ピッチ〔例えば6ドット周期(約254μmピッ
チ)毎〕に複数配列して第2マークTM2を形成してい
る。
【0145】一方、上述のC領域の上側に隣接するB領
域(第2領域)では、マゼンタトナーによって所定ライ
ン幅(例えば1ドット幅)の複数の縦線(B領域の全域
にわたって伸びるマゼンタライン)をブラックラインよ
りも2ドット分(約84.6μm)左側にずらして配置
している。これにより、D領域(第1領域)に隣接する
B領域(第2領域)内のブラックラインに対して直交す
る方向へずらしてブラックラインと同一ライン幅(例え
ば1ドット幅)のマゼンタラインをブラックラインと同
一ピッチ〔例えば6ドット周期(約254μmピッチ)
毎〕に複数配列して第2マークTM2を形成している。
【0146】また、上述のF領域の下側に隣接するG領
域(第2領域,最も外側の領域)では、マゼンタトナー
によって所定ライン幅(例えば1ドット幅)の複数の縦
線(G領域の全域にわたって伸びるマゼンタライン)
を、ブラックラインよりも3ドット分(約126.9μ
m)右側にずらして配置している。これにより、D領域
(第1領域)に隣接するG領域(第2領域)内のブラッ
クラインに対して直交する方向へずらしてブラックライ
ンと同一ライン幅(例えば1ドット幅)のマゼンタライ
ンをブラックラインと同一ピッチ〔例えば6ドット周期
(約254μmピッチ)毎〕に複数配列して第2マーク
TM2を形成している。
【0147】一方、上述のB領域の上側に隣接するA領
域(第2領域,最も外側の領域)では、マゼンタトナー
によって所定ライン幅(例えば1ドット幅)の複数の縦
線(A領域の全域にわたって伸びるマゼンタライン)
を、ブラックラインよりも3ドット分(約126.9μ
m)左側にずらして配置している。これにより、D領域
(第1領域)に隣接するA領域(第2領域)内のブラッ
クラインに対して直交する方向へずらしてブラックライ
ンと同一ライン幅(例えば1ドット幅)のマゼンタライ
ンをブラックラインと同一ピッチ〔例えば6ドット周期
(約254μmピッチ)毎〕に複数配列して第2マーク
TM2を形成している。
【0148】このように、最も上側のA領域では、マゼ
ンタラインはブラックラインよりも3ドット分(約12
6.9μm)左側にずらして配置されることになる。こ
の結果、マゼンタラインもブラックラインも共に6ドッ
トおきに配置されることになり、このA領域は遠目には
ブラックラインの3ドット右側にずらしてマゼンタライ
ンを配置している最も下側のG領域と同じ色調(濃度)
に見える。
【0149】同様に、B領域はマゼンタラインはブラッ
クラインよりも2ドット分(約84.6μm)左側にず
らして配置される一方、F領域はマゼンタラインがブラ
ックラインよりも2ドット分(約84.6μm)右側に
ずらして配置されることになるため、印刷されていない
記録紙の地色の部分の領域の大きさが同じであるため、
B領域とF領域とは同じ色調(濃度)に見えることにな
る。
【0150】また、C領域はマゼンタラインはブラック
ラインよりも1ドット分(約42.3μm)左側にずら
して配置される一方、E領域はマゼンタラインがブラッ
クラインよりも1ドット分(約42.3μm)右側にず
らして配置されることになるため、印刷されていない記
録紙の地色の部分の領域の大きさが同じであるため、C
領域とE領域とは同じ色調(濃度)に見えることにな
る。
【0151】なお、ここではマゼンタテストパターン画
像について説明したが、シアンテストパターン画像やイ
エローテストパターン画像についても同様に構成され
る。また、このようなテストパターン画像T2を用いた
位置ずれの検出方法は、上述の第1実施形態と同様であ
るため、ここではその説明を省略する。さらに、本実施
形態にかかる画像形成装置によるテストパターン画像T
2の形成方法は、上述の第1実施形態のものと同様であ
るため、ここではその説明を省略する。
【0152】したがって、本実施形態にかかる画像形成
装置及びテストパターン画像形成方法によれば、第1色
ラインTL1としてのブラックライン及び第2色ライン
TL2としてのイエローライン,マゼンタライン及びシ
アンラインを、いずれも記録紙の搬送方向に沿った縦線
により構成し、第1マークTM1と第2マークTM2と
から構成されるテストパターン画像T2を複数のブラッ
クラインの一部分を含んで記録紙の搬送方向に直交する
主走査方向に沿って延び、かつ、記録紙上の少なくとも
搬送方向に直交する主走査方向の走査始端側領域から走
査終端側領域まで連続的に形成するため、第2色ライン
TL2としてのイエローライン,マゼンタライン及びシ
アンラインを主走査方向へずれして形成されたテストパ
ターン画像T2を目視することで、主走査方向の位置ず
れ量の主走査方向での変化を各マークの副走査方向への
位置ずれにより確実に判別することができ、これによ
り、主走査方向の位置ずれ量の主走査方向での変化(主
走査方向での印刷ムラ)の原因として考えられる露光装
置のドットピッチのばらつきがあるかや露光装置の主走
査方向への配設位置がずれているか等を容易に、かつ、
的確に把握できるようになり、部品交換や機械的な位置
調整等の作業を短時間に、かつ、効率的に行なえるとい
う利点がある。
【0153】例えば、本テストパターン画像T2が、記
録紙の搬送方向に直交する主走査方向に沿って平行移動
している場合には、露光装置の主走査方向への配設位置
がずれていると考えられ、この場合には露光装置を正し
い位置に取り付け直すか、又は操作パネル(オペパネ)
から位置ずれ情報(平行移動による位置ずれ量)を入力
し、印刷時に画像メモリ上に画素データが展開される際
に、アドレス変換部によって位置ずれ情報に基づいて位
置ずれ補正のためのアドレス変換を行なうようにするこ
とで対応できる。
【0154】一方、本テストパターン画像T2が主走査
方向に沿って平行移動していないが、主走査方向への位
置ずれが生じている場合には露光装置のピッチが違うと
考えられる。この場合には露光装置を交換すること等に
より対応することができる。また、ブラックラインとシ
アンラインとからなるシアンテストパターン画像と、ブ
ラックラインとマゼンタラインとからなるマゼンタテス
トパターン画像と、ブラックラインとイエローラインと
からなるイエローテストパターン画像とを副走査方向に
沿って並設した1組のテストパターン画像が形成される
ため、各色毎の位置ずれの確認を効率的に行なうことが
できるという利点がある。また、最もコントラストの強
いブラックラインを基準にしてテストパターン画像T2
を形成するため、より容易に位置ずれを認識することが
できるという利点もある。
【0155】次に、第3実施形態にかかる画像形成装置
及びテストパターン画像形成方法について、図12を参
照しながら説明する。本実施形態にかかる画像形成装置
は、上述の第1実施形態のものとテストパターン画像デ
ータの基本的な構成は同様であるが、テストパターン画
像T3を構成する各色のラインが縦線により構成される
点などが異なる。
【0156】つまり、本実施形態において、テストパタ
ーン画像形成制御手段100によって各静電記録ユニッ
ト24−1〜24−4の印刷制御を実行することにより
形成されるテストパターン画像T3は、第1色ラインT
L1としてのブラックライン及び第2色ラインTL2と
してのシアンライン,マゼンタライン,イエローライン
が、図12に示すように、いずれも記録紙の搬送方向に
沿った縦線により構成される。なお、テストパターン画
像T3の詳細は後述する。
【0157】そして、第1マークTM1と第2マークT
M2とから構成されるテストパターン画像T3が、縦線
として構成される複数のブラックラインのうちの一部の
ブラックラインを含んで記録紙の搬送方向に沿って延
び、かつ、記録紙上の副走査方向の走査始端側から走査
終端側まで連続的に形成されるようになっている(図7
参照)。
【0158】また、記録紙の搬送方向に沿って延びるテ
ストパターン画像T3の長さは、複数の画像形成ユニッ
トがそれぞれ感光ドラム32−1〜32−4を備える静
電記録ユニット24−1〜24−4により構成される場
合、この感光ドラム32−1〜32−4の円周長さ[例
えば約94.5mm(30π)]よりも長くなるように
形成するのが好ましい。これにより、感光ドラム32−
1〜32−4の回転周期毎に生じる位置ずれが印刷され
たテストパターン画像T3に確実に現れることになるた
め、この位置ずれを目視で確認するだけで、例えば感光
ドラム32−1〜32−4の駆動用ギヤの取付用フラン
ジが傾いていること等を容易に判断できることになる。
【0159】ここでは、上述の第1実施形態と同様に、
第1画像形成ユニットが、第1色ラインTL1としてブ
ラックラインを形成するブラック用静電記録ユニット
(ブラック用画像形成ユニット)24−4として構成さ
れるとともに、第2画像形成ユニットが、第2色ライン
TL2としてマゼンタラインを形成するマゼンタ用静電
記録ユニット(マゼンタ用画像形成ユニット)24−2
と、第2色ラインTL2としてシアンラインを形成する
シアン用静電記録ユニット(シアン用画像形成ユニッ
ト)24−3と、第2色ラインTL2としてイエローラ
インを形成するイエロー用静電記録ユニット(イエロー
用画像形成ユニット)24−1とを備えるものとして構
成される。
【0160】そして、テストパターン画像形成制御手段
100は、ブラックライン(第1色ライン)TL1とマ
ゼンタライン(第2色ライン)TL2とからなるマゼン
タテストパターン画像と、ブラックラインとシアンライ
ン(第2色ライン)TL2とからなるシアンテストパタ
ーン画像と、ブラックラインとイエローライン(第2色
ライン)TL2とからなるイエローテストパターン画像
とを主走査方向へ沿って並設した1組のテストパターン
画像が形成されるようにブラック用静電記録ユニット2
4−4,マゼンタ用静電記録ユニット24−2,シアン
用静電記録ユニット24−3及びイエロー用静電記録ユ
ニット24−1を制御するものとして構成される。
【0161】なお、その他の構成については、上述の第
1実施形態のものと同様であるため、ここではその説明
を省略する。ここで、図12は本実施形態にかかるテス
トパターン画像T3の一例としてマゼンタテストパター
ン画像の一部を拡大して示している。なお、このテスト
パターン画像T3は、600dpi(約42.3μmピ
ッチ)のカラープリンタで印刷する場合のテストパター
ン画像の一例である。
【0162】このマゼンタテストパターン画像T3で
は、ブラックトナーによって所定ライン幅(例えば1ド
ット幅)の複数の縦線(副走査方向の全長にわたって伸
びるブラックライン)が所定周期〔例えば6ドット周期
(約254μmピッチ)〕毎に描かれており、これによ
り、所定ライン幅のブラックラインが所定ピッチ[例え
ば6ドット間隔(約254μmピッチ)]で複数配列さ
れるようにしている。
【0163】また、ここでは、これらの複数のブラック
ラインを配列された領域をブラックラインに直交する方
向(主走査方向)に沿って7つの領域(A領域〜G領
域)に分割している。そして、後述するように、これら
の7つの領域(A領域〜G領域)内のそれぞれに濃度差
のあるマーク(第1マークTM1及び第2マークTM
2)を形成している。これにより、濃度差のある7つの
マークが帯状に形成されて、テストパターン画像T3が
7レーンに形成された7つの帯状マークからなるテスト
パターン画像として形成されることになる。なお、各領
域のブラックラインに直交する方向への長さ(レーン
幅,主走査方向幅)は任意である。例えば、約110ド
ット幅(約693μm)に設定する。
【0164】このうち、7つの領域の中の中央に位置す
るD領域では、ブラックトナーにより描かれたブラック
ラインに重ね合わせるように、マゼンタトナーによって
所定ライン幅(例えば1ドット幅)の複数の縦線(D領
域の全域にわたって伸びるマゼンタライン)が所定周期
〔例えば6ドット周期(約254μmピッチ)〕毎に描
かれている。これにより、複数のブラックラインを配列
された領域内の一部を占める中央の領域(第1領域)内
のブラックラインに重ね合わせるようにブラックライン
と同一ライン幅のマゼンタラインをブラックラインと同
一ピッチで複数配列して第1マークTM1を形成してい
る。
【0165】次に、この中央のD領域の右側に隣接する
E領域(第2領域)では、マゼンタ(M)のトナーによ
って所定ライン幅(例えば1ドット幅)の複数の縦線
(E領域の全域にわたって伸びるマゼンタライン)をブ
ラックラインよりも1ドット分(約42.3μm)主走
査方向の終端側(図中、右側)にずらして配置してい
る。これにより、第1領域に隣接する第2領域内のブラ
ックラインに対して直交する方向へずらしてブラックラ
インと同一ライン幅(例えば1ドット幅)のマゼンタラ
インをブラックラインと同一ピッチ〔例えば6ドット周
期(約254μmピッチ)毎〕に複数配列して第2マー
クTM2を形成している。
【0166】一方、中央のD領域の左側に隣接するC領
域(第2領域)では、マゼンタ(M)のトナーによって
所定ライン幅(例えば1ドット幅)の複数の縦線(C領
域の全域にわたって伸びるマゼンタライン)をブラック
ラインよりも1ドット分(約42.3μm)主走査方向
の始端側(図中、左側)にずらして配置している。これ
により、第1領域に隣接する第2領域内のブラックライ
ンに対して直交する方向へずらしてブラックラインと同
一ライン幅(例えば1ドット幅)のマゼンタラインをブ
ラックラインと同一ピッチ〔例えば6ドット周期(約2
54μmピッチ)毎〕に複数配列して第2マークTM2
を形成している。
【0167】さらに、上述のE領域の右側に隣接するF
領域(第2領域)では、マゼンタ(M)のトナーによっ
て所定ライン幅(例えば1ドット幅)の複数の縦線(F
領域の全域にわたって伸びるマゼンタライン)をブラッ
クラインよりも2ドット分(約84.6μm)右側にず
らして配置している。これにより、第1領域に隣接する
第2領域内のブラックラインに対して直交する方向へず
らしてブラックラインと同一ライン幅(例えば1ドット
幅)のマゼンタラインをブラックラインと同一ピッチ
〔例えば6ドット周期(約254μmピッチ)毎〕に複
数配列して第2マークTM2を形成している。
【0168】一方、上述のC領域の左側に隣接するB領
域(第2領域)では、マゼンタ(M)のトナーによって
所定ライン幅(例えば1ドット幅)の複数の縦線(B領
域の全域にわたって伸びるマゼンタライン)をブラック
ラインよりも2ドット分(約84.6μm)左側にずら
して配置している。これにより、第1領域に隣接する第
2領域内のブラックラインに対して直交する方向へずら
してブラックラインと同一ライン幅(例えば1ドット
幅)のマゼンタラインをブラックラインと同一ピッチ
〔例えば6ドット周期(約254μmピッチ)毎〕に複
数配列して第2マークTM2を形成している。
【0169】また、上述のF領域の右側に隣接するG領
域(第2領域,最も外側の領域)では、マゼンタ(M)
のトナーによって所定ライン幅(例えば1ドット幅)の
複数の縦線(G領域の全域にわたって伸びるマゼンタラ
イン)を、ブラックラインよりも3ドット分(約12
6.9μm)右側にずらして配置している。これによ
り、第1領域に隣接する第2領域内のブラックラインに
対して直交する方向へずらしてブラックラインと同一ラ
イン幅(例えば1ドット幅)のマゼンタラインをブラッ
クラインと同一ピッチ〔例えば6ドット周期(約254
μmピッチ)毎〕に複数配列して第2マークTM2を形
成している。
【0170】一方、上述のB領域の左側に隣接するA領
域(第2領域,最も外側の領域)では、マゼンタ(M)
のトナーによって所定ライン幅(例えば1ドット幅)の
複数の縦線(A領域の全域にわたって伸びるマゼンタラ
イン)を、ブラックラインよりも3ドット分(約12
6.9μm)左側にずらして配置している。これによ
り、第1領域に隣接する第2領域内のブラックラインに
対して直交する方向へずらしてブラックラインと同一ラ
イン幅(例えば1ドット幅)のマゼンタラインをブラッ
クラインと同一ピッチ〔例えば6ドット周期(約254
μmピッチ)毎〕に複数配列して第2マークTM2を形
成している。
【0171】このように、最も左側のA領域では、マゼ
ンタラインはブラックラインよりも3ドット分(約12
6.9μm)左側にずらして配置されることになる。こ
の結果、マゼンタラインもブラックラインも共に6ドッ
トおきに配置されることになり、このA領域は遠目には
ブラックラインの3ドット右側にずらしてマゼンタライ
ンを配置している最も右側のG領域と同じ色調(濃度)
に見える。
【0172】同様に、B領域はマゼンタラインはブラッ
クラインよりも2ドット分(約84.6μm)左側にず
らして配置される一方、F領域はマゼンタラインがブラ
ックラインよりも2ドット分(約84.6μm)右側に
ずらして配置されることになるため、印刷されていない
記録紙の地色の部分の領域の大きさが同じであるため、
B領域とF領域とは同じ色調(濃度)に見えることにな
る。
【0173】また、C領域はマゼンタラインはブラック
ラインよりも1ドット分(約42.3μm)左側にずら
して配置される一方、E領域はマゼンタラインがブラッ
クラインよりも1ドット分(約42.3μm)右側にず
らして配置されることになるため、印刷されていない記
録紙の地色の部分の領域の大きさが同じであるため、C
領域とE領域とは同じ色調(濃度)に見えることにな
る。
【0174】なお、ここではマゼンタテストパターン画
像について説明したが、シアンテストパターン画像やイ
エローテストパターン画像についても同様に構成され
る。また、このようなテストパターン画像T3を用いた
位置ずれの検出方法は、上述の第1実施形態と同様であ
るため、ここではその説明を省略する。さらに、本実施
形態にかかる画像形成装置によるテストパターン画像T
3の形成方法は、上述の第1実施形態のものと同様であ
るため、ここではその説明を省略する。
【0175】したがって、本実施形態にかかる画像形成
装置及びテストパターン画像形成方法によれば、第1色
ラインTL1としてのブラックライン及び第2色ライン
TL2としてのイエローライン,マゼンタライン及びシ
アンラインを、いずれも記録紙の搬送方向に沿った縦線
により構成し、第1マークTM1と第2マークTM2と
から構成されるテストパターン画像T3を、複数のブラ
ックラインのうちの一部のブラックラインを含んで記録
紙の搬送方向に沿って延び、かつ、記録紙上の副走査方
向の走査始端側から走査終端側まで連続的に形成するた
め、第2色ラインTL2としてのイエローライン,マゼ
ンタライン及びシアンラインを主走査方向へずらして形
成したテストパターン画像T3を目視することで、主走
査方向の位置ずれ量の副走査方向での変化を各マークの
主走査方向への位置ずれにより判別することができ、こ
れにより、主走査方向の位置ずれ量の副走査方向での変
化(副走査方向での印刷ムラ、例えば印刷ムラが蛇行し
て見える)の原因として考えられる搬送ベルトの蛇行が
生じていること、感光ドラムの駆動用ギヤの取付用フラ
ンジが傾いていること等を容易に、かつ、的確に把握で
きるようになり、部品交換や機械的な位置調整等の作業
を短時間に、かつ、効率的に行なえるという利点があ
る。
【0176】この場合、搬送ベルト12の蛇行が生じて
いると判断した場合には搬送ベルトユニット11を交換
すること等によって対応することができる。一方、駆動
用ギヤの取付用フランジが傾いていると判断した場合に
は静電記録ユニット(プリントユニット)24−1〜2
4−4を交換すること等によって対応することができ
る。
【0177】特に、本実施形態では、複数の画像形成ユ
ニットがそれぞれ感光ドラムを備える静電記録ユニット
24−1〜24−4により構成されるため、テストパタ
ーン画像T3を第1画像形成ユニット及び第2画像形成
ユニットのぞれぞれに備えられる感光ドラム32−1〜
32−4の円周長さよりも長くなるように形成すれば、
主走査方向の位置ずれの副走査方向での変化の原因とし
て考えられる感光ドラム32−1〜32−4の駆動用ギ
ヤの取付用フランジが傾いていること等を確実に認識で
きることになる。
【0178】また、ブラックラインとシアンラインとか
らなるシアンテストパターン画像と、ブラックラインと
マゼンタラインとからなるマゼンタテストパターン画像
と、ブラックラインとイエローラインとからなるイエロ
ーテストパターン画像とを主走査方向に沿って並設した
1組のテストパターン画像が形成されるため、各色毎の
位置ずれの確認を効率的に行なうことができるという利
点がある。また、最もコントラストの強いブラックライ
ンを基準にしてテストパターン画像T3を形成するた
め、より容易に位置ずれを認識することができるという
利点もある。
【0179】次に、第4実施形態にかかる画像形成装
置,テストパターン画像形成方法及びスキュー量算出方
法について、図13を参照しながら説明する。本実施形
態にかかる画像形成装置は、上述の第1実施形態のもの
と、テストパターン画像データの基本的な構成は同様で
あるが、テストパターン画像T4が主走査方向へ延びる
点などが異なる。
【0180】つまり、本実施形態において、テストパタ
ーン画像形成制御手段100によって各静電記録ユニッ
ト24−1〜24−4の印刷制御を実行することにより
形成されるテストパターン画像T4は、第1色ラインT
L1としてのブラックライン及び第2色ラインTL2と
してのシアンライン,マゼンタライン,イエローライン
が、図13に示すように、いずれも記録紙の搬送方向に
直交する主走査方向に沿った横線により構成される。な
お、テストパターン画像T4の詳細は後述する。
【0181】そして、第1マークTM1と第2マークT
M2とから構成されるテストパターン画像T4が、横線
として構成される複数のブラックラインのうちの一部の
ブラックラインを含んで記録紙の搬送方向に直交する主
走査方向に沿って延び、かつ、記録紙上の搬送方向に直
交する主走査方向の走査始端側から走査終端側まで連続
的に形成されるようになっている(図11参照)。な
お、記録紙上の少なくとも搬送方向に直交する主走査方
向の走査始端側領域と走査終端側領域とに形成されるよ
うにしても良い。
【0182】ここでは、上述の第1実施形態と同様に、
第1画像形成ユニットが、第1色ラインTL1としてブ
ラックラインを形成するブラック用静電記録ユニット
(ブラック用画像形成ユニット)24−4として構成さ
れるとともに、第2画像形成ユニットが、第2色ライン
TL2としてマゼンタラインを形成するマゼンタ用静電
記録ユニット(マゼンタ用画像形成ユニット)24−2
と、第2色ラインTL2としてシアンラインを形成する
シアン用静電記録ユニット(シアン用画像形成ユニッ
ト)24−3と、第2色ラインTL2としてイエローラ
インを形成するイエロー用静電記録ユニット(イエロー
用画像形成ユニット)24−1とを備えるものとして構
成される。
【0183】そして、テストパターン画像形成制御手段
100は、ブラックライン(第1色ライン)TL1とマ
ゼンタライン(第2色ライン)TL2とからなるマゼン
タテストパターン画像と、ブラックラインとシアンライ
ン(第2色ライン)TL2とからなるシアンテストパタ
ーン画像と、ブラックラインとイエローライン(第2色
ライン)TL2とからなるイエローテストパターン画像
とを副走査方向に沿って並設した1組のテストパターン
画像が形成されるようにブラック用静電記録ユニット2
4−4,マゼンタ用静電記録ユニット24−2,シアン
用静電記録ユニット24−3及びイエロー用静電記録ユ
ニット24−1を制御するものとして構成される。
【0184】なお、その他の構成については、上述の第
1実施形態のものと同様であるため、ここではその説明
を省略する。ここで、図13は本実施形態にかかるテス
トパターン画像T4の一例としてマゼンタテストパター
ン画像の一部を拡大して示している。なお、このテスト
パターン画像T4は、600dpi(約42.3μmピ
ッチ)のカラープリンタで印刷する場合のテストパター
ン画像の一例である。
【0185】このマゼンタテストパターン画像T4で
は、ブラックトナーによって所定ライン幅(例えば1ド
ット幅)の複数の横線(主走査方向の全長にわたって伸
びるブラックライン)が所定周期〔例えば6ドット周期
(約254μmピッチ)〕毎に描かれており、これによ
り、所定ライン幅のブラックラインが所定ピッチ[例え
ば6ドット間隔(約254μmピッチ)]で複数配列さ
れるようにしている。
【0186】また、ここでは、これらの複数のブラック
ラインを配列された領域をブラックラインに直交する方
向(副走査方向)に沿って7つの領域(A領域〜G領
域)に分割している。そして、後述するように、これら
の7つの領域(A領域〜G領域)内のそれぞれに濃度差
のあるマーク(第1マークTM1及び第2マークTM
2)を形成するようにしている。これにより、濃度差の
ある7つのマークが帯状に形成されて、テストパターン
画像T4が7レーンに形成された7つの帯状マークから
なるテストパターン画像として形成されることになる。
なお、各領域のブラックラインに直交する方向への長さ
(レーン幅,副走査方向長さ)は任意に設定しうる。例
えば、約110ドット幅(約693μm)に設定する。
【0187】このうち、7つの領域のなかの中央に位置
するD領域では、ブラックトナーにより描かれたブラッ
クラインに重ね合わせるように、マゼンタトナーによっ
て所定ライン幅(例えば1ドット幅)の複数の横線(D
領域の全域にわたって伸びるマゼンタライン)が所定周
期〔例えば6ドット周期(約254μmピッチ)〕毎に
描かれている。これにより、複数のブラックラインを配
列された領域内の一部を占める中央のD領域(第1領
域)内のブラックラインに重ね合わせるようにブラック
ラインと同一ライン幅のマゼンタラインをブラックライ
ンと同一ピッチで複数配列して第1マークTM1を形成
している。
【0188】次に、この中央のD領域の下側に隣接する
E領域(第2領域)では、マゼンタ(M)のトナーによ
って所定ライン幅(例えば1ドット幅)の複数の横線
(E領域の全域にわたって伸びるマゼンタライン)をブ
ラックラインよりも1ドット分(約42.3μm)副走
査方向の終端側(図中、下側)にずらして配置してい
る。これにより、第1領域に隣接する第2領域内のブラ
ックラインに対して直交する方向へずらしてブラックラ
インと同一ライン幅(例えば1ドット幅)のマゼンタラ
インをブラックラインと同一ピッチ〔例えば6ドット周
期(約254μmピッチ)毎〕に複数配列して第2マー
クTM2を形成している。
【0189】一方、中央のD領域の上側に隣接するC領
域(第2領域)では、マゼンタ(M)のトナーによって
所定ライン幅(例えば1ドット幅)の複数の横線(C領
域の全域にわたって伸びるマゼンタライン)をブラック
ラインよりも1ドット分(約42.3μm)副走査方向
の始端側(図中、上側)にずらして配置している。これ
により、第1領域に隣接する第2領域内のブラックライ
ンに対して直交する方向へずらしてブラックラインと同
一ライン幅(例えば1ドット幅)のマゼンタラインをブ
ラックラインと同一ピッチ〔例えば6ドット周期(約2
54μmピッチ)毎〕に複数配列して第2マークTM2
を形成している。
【0190】さらに、上述のE領域の下側に隣接するF
領域(第2領域)では、マゼンタ(M)のトナーによっ
て所定ライン幅(例えば1ドット幅)の複数の横線(F
領域の全域にわたって伸びるマゼンタライン)をブラッ
クラインよりも2ドット分(約84.6μm)下側にず
らして配置している。これにより、第1領域に隣接する
第2領域内のブラックラインに対して直交する方向へず
らしてブラックラインと同一ライン幅(例えば1ドット
幅)のマゼンタラインをブラックラインと同一ピッチ
〔例えば6ドット周期(約254μmピッチ)毎〕に複
数配列して第2マークTM2を形成している。
【0191】一方、上述のC領域の上側に隣接するB領
域(第2領域)では、マゼンタ(M)のトナーによって
所定ライン幅(例えば1ドット幅)の複数の横線(B領
域の全域にわたって伸びるマゼンタライン)をブラック
ラインよりも2ドット分(約84.6μm)上側にずら
して配置している。これにより、第1領域に隣接する第
2領域内のブラックラインに対して直交する方向へずら
してブラックラインと同一ライン幅(例えば1ドット
幅)のマゼンタラインをブラックラインと同一ピッチ
〔例えば6ドット周期(約254μmピッチ)毎〕に複
数配列して第2マークTM2を形成している。
【0192】また、上述のF領域の下側に隣接するG領
域(第2領域,最も外側の領域)では、マゼンタ(M)
のトナーによって所定ライン幅(例えば1ドット幅)の
複数の横線(G領域の全域にわたって伸びるマゼンタラ
イン)を、ブラックラインよりも3ドット分(約12
6.9μm)下側にずらして配置している。これによ
り、第1領域に隣接する第2領域内のブラックラインに
対して直交する方向へずらしてブラックラインと同一ラ
イン幅(例えば1ドット幅)のマゼンタラインをブラッ
クラインと同一ピッチ〔例えば6ドット周期(約254
μmピッチ)毎〕に複数配列して第2マークTM2を形
成している。
【0193】一方、上述のB領域の上側に隣接するA領
域(第2領域,最も外側の領域)では、マゼンタ(M)
のトナーによって所定ライン幅(例えば1ドット幅)の
複数の横線(A領域の全域にわたって伸びるマゼンタラ
イン)を、ブラックラインよりも3ドット分(約12
6.9μm)上側にずらして配置している。これによ
り、第1領域に隣接する第2領域内のブラックラインに
対して直交する方向へずらしてブラックラインと同一ラ
イン幅(例えば1ドット幅)のマゼンタラインをブラッ
クラインと同一ピッチ〔例えば6ドット周期(約254
μmピッチ)毎〕に複数配列して第2マークTM2を形
成している。
【0194】このように、最も上側のA領域では、マゼ
ンタラインはブラックラインよりも3ドット分(約12
6.9μm)上側にずらして配置されることになる。こ
の結果、マゼンタラインもブラックラインも共に6ドッ
トおきに配置されることになり、このA領域は遠目には
ブラックラインの3ドット下側にずらしてマゼンタライ
ンを配置している最も下側のG領域と同じ色調(濃度)
に見える。
【0195】同様に、B領域はマゼンタラインはブラッ
クラインよりも2ドット分(約84.6μm)上側にず
らして配置される一方、F領域はマゼンタラインがブラ
ックラインよりも2ドット分(約84.6μm)下側に
ずらして配置されることになるため、印刷されていない
記録紙の地色の部分の領域の大きさが同じであるため、
B領域とF領域とは同じ色調(濃度)に見えることにな
る。
【0196】また、C領域はマゼンタラインはブラック
ラインよりも1ドット分(約42.3μm)上側にずら
して配置される一方、E領域はマゼンタラインがブラッ
クラインよりも1ドット分(約42.3μm)下側にず
らして配置されることになるため、印刷されていない記
録紙の地色の部分の領域の大きさが同じであるため、C
領域とE領域とは同じ色調(濃度)に見えることにな
る。
【0197】なお、ここではマゼンタテストパターン画
像について説明したが、シアンテストパターン画像やイ
エローテストパターン画像についても同様に構成され
る。また、このようなテストパターン画像T4を用いた
位置ずれの検出方法は、上述の第1実施形態と同様であ
るため、ここではその説明を省略する。また、本実施形
態にかかる画像形成装置によるテストパターン画像T4
の形成方法は、上述の第1実施形態のものと同様である
ため、ここではその説明を省略する。
【0198】したがって、本実施形態にかかる画像形成
装置及びテストパターン画像形成方法によれば、第1色
ラインTL1としてのブラックライン及び第2色ライン
TL2としてのイエローライン,マゼンタライン及びシ
アンラインを、いずれも記録紙の搬送方向に直交する主
走査方向に沿った横線により構成し、第1マークTM1
と第2マークTM2とから構成されるテストパターン画
像T4を、複数のブラックラインのうちの一部のブラッ
クラインを含んで記録紙の搬送方向に直交する主走査方
向に沿って延び、かつ、記録紙上の搬送方向に直交する
主走査方向の走査始端側領域から走査終端側領域まで連
続的に形成するため、第2色ラインTL2を副走査方向
へずらして形成したテストパターン画像T4を目視する
ことで、副走査方向の位置ずれ量の主走査方向での変化
を各マークの副走査方向への位置ずれにより確実に確認
することができ、これにより、副走査方向の位置ずれ量
の主走査方向での変化(主走査方向での印刷ムラ、例え
ば印刷ムラが湾曲して見える)の原因として考えられる
露光装置の走査線が平行でないことや湾曲していること
等を容易に、かつ、的確に把握できるようになり、部品
交換や機械的な位置調整等の作業を短時間に、かつ、効
率的に行なえるという利点がある。この場合、露光装置
の交換等によって対応することができる。
【0199】また、ブラックラインとシアンラインとか
らなるシアンテストパターン画像と、ブラックラインと
マゼンタラインとからなるマゼンタテストパターン画像
と、ブラックラインとイエローラインとからなるイエロ
ーテストパターン画像とを副走査方向に沿って並設した
1組のテストパターン画像が形成されるため、各色毎の
位置ずれの確認を効率的に行なうことができるという利
点がある。また、最もコントラストの強いブラックライ
ンを基準にしてテストパターン画像T4を形成するた
め、より容易に位置ずれを認識することができるという
利点もある。
【0200】なお、本実施形態にかかる上述のテストパ
ターン画像T4を、記録紙上の少なくとも搬送方向に直
交する主走査方向の走査始端側領域と走査終端側領域と
に形成し、これらのテストパターン画像T4の位置ずれ
量を用いて記録紙搬送方向(副走査方向)への傾斜に相
当する位置ずれ量(スキュー量)を算出することもでき
る。つまり、主走査方向の走査始端側領域と走査終端側
領域とに形成されたテストパターン画像のそれぞれにつ
いて副走査方向への位置ずれ量を求め、これらの位置ず
れ量の差と各テストパターン画像間の距離とから、各テ
ストパターン画像間の傾き、即ち副走査方向への傾斜に
相当する位置ずれ量(スキュー量)を算出することがで
きる。
【0201】そして、副走査方向への傾斜に相当する位
置ずれが生じている場合には、そのスキュー量に応じ
て、操作パネルから画像メモリ上に画像データを展開す
る際に補正することで対応できる。また、このような補
正で対応できない場合には、露光装置を取り付けなおす
ことにより対応する。ところで、上述の各実施形態で
は、それぞれ異なるテストパターン画像T1〜T4を印
刷するようにしているが、例えば図14に示すように、
複数種のテストパターン画像を一枚の用紙上に印刷する
ようにしても良い。
【0202】つまり、上述の第1実施形態にかかるテス
トパターン画像T1、即ち、第1色ラインTL1及び第
2色ラインTL2が、いずれも記録紙の搬送方向に直交
する主走査方向に沿った横線により構成され、第1マー
クTM1と第2マークTM2とから構成されるテストパ
ターン画像が、複数の第1色ラインTL1の一部分を含
んで記録紙の搬送方向に沿って延び、かつ、記録紙上の
少なくとも副走査方向の走査始端側領域と走査終端側領
域とに形成される第1パターン画像と、上述の第2実施
形態にかかるテストパターン画像T2、即ち、第1色ラ
インTL1及び該第2色ラインTL2が、いずれも該記
録紙の搬送方向に沿った縦線として構成され、第1マー
クTM1と第2マークTM2とから構成されるテストパ
ターン画像が、複数の第1色ラインTL1の一部分を含
んで記録紙の搬送方向に直交する主走査方向に沿って延
びるように記録紙上の少なくとも搬送方向に直交する主
走査方向の走査始端側領域と走査終端側領域とに形成さ
れる第2パターン画像と、上述の第3実施形態にかかる
テストパターン画像T3、即ち、第1色ラインTL1及
び第2色ラインTL2が、いずれも記録紙の搬送方向に
平行な縦線として構成され、第1マークTM1と第2マ
ークTM2とから構成されるテストパターン画像が、複
数の第1色ラインTL1のうちの一部の第1色ラインT
L1を含んで記録紙の搬送方向に沿って延びるように記
録紙上の副走査方向の走査始端側から走査終端側まで連
続的に形成される第3パターン画像とを備えるテストパ
ターン画像を1枚の記録紙内に印刷するようにしても良
い。
【0203】この場合、第1パターン画像は、上述の第
1実施形態にかかるテストパターン画像T1であり、こ
のテストパターン画像T1を記録紙上の少なくとも副走
査方向の走査始端側領域(記録紙の上側)と走査終端側
領域(記録紙の下側)とに形成することで、これらのテ
ストパターン画像T1を比較して定着ローラ26やレジ
ストローラ20の速度が速すぎたり、遅すぎたりするの
を判断できることになる。
【0204】また、第2パターン画像は、上述の第2実
施形態にかかるテストパターン画像T2であり、このテ
ストパターン画像T2を記録紙上の少なくとも搬送方向
に直交する主走査方向の走査始端側領域と走査終端側領
域とに形成することで、露光装置のドットピッチのばら
つきがあるかや露光装置の主走査方向への配設位置がず
れているか等を判断できることになる。
【0205】さらに、第3パターン画像は、上述の第3
実施形態にかかるテストパターン画像T3であり、この
テストパターン画像T3を記録紙上の副走査方向の走査
始端側から走査終端側まで連続的に形成することで、搬
送ベルト12の蛇行が生じていること等を判断できるこ
とになる。このように第1パターン画像,第2パターン
画像及び第3パターン画像という複数のパターンからな
るテストパターン画像が1枚の記録紙内に印刷されるよ
うにしているため、工場出荷時や修理・点検時等にカス
タムエンジニア等が位置ずれがどのような原因により生
じているのかを判断したい場合に、1枚の記録紙にテス
トパターン画像を印刷するだけで、複数の位置ずれの原
因を一度に検討することができるようになるため、記録
紙やトナー等を節約しながら、効率的に位置ずれの原因
を判断することができるという利点がある。
【0206】ここで、第4実施形態にかかるテストパタ
ーン画像T4も1枚の記録紙に印刷することも考えられ
るが、このテストパターン画像T4は露光装置の湾曲等
の本来的な位置ずれ原因を判別するためのものであり、
上述の第1パターン画像〜第3パターン画像のようにカ
ラープリンタを使用することにより経時的に生じる位置
ずれを判別するためのものではなく、これらの位置ずれ
の原因とは性質が異なるため、必要に応じて印刷するの
が好ましい。
【0207】なお、上述の各実施形態では、コントロー
ラ部62のMPU72にテストパターン画像形成用プロ
グラムを記憶させ、このプログラムにしたがって記録紙
上にテストパターン画像T1〜T4を形成させるべく複
数の画像形成ユニットを制御するようにしているが、こ
れに限られるものではなく、テストパターン画像印刷プ
ログラムはCD−ROM,CD−R,光ディスク,光磁
気ディスク(MO),フロッピーディスク,磁気テー
プ,不揮発性のメモリカード等の他のコンピュータ読取
可能な記録媒体に記憶させておき、これを保守,点検等
を行なう際に画像形成装置にインストールすることによ
りテストパターン画像を形成させるようにしても良い。
また、このテストパターン画像形成用プログラムはパー
ソナルコンピュータ92のハードディスクやROM等の
記録媒体に記憶させておいても良い。
【0208】この場合、テストパターン画像形成用プロ
グラムは、複数の静電記録ユニット(画像形成ユニッ
ト)24−1〜24−4のうちのブラック(第1色)の
画像を形成するブラック用静電記録ユニット(第1画像
形成ユニット)により所定ライン幅(例えば1ドット
幅)のブラックライン(第1色ライン)TL1を所定ピ
ッチ〔例えば6ドット周期(約254μmピッチ)〕で
複数配列させるための第1データと、複数の静電記録ユ
ニット(画像形成ユニット)24−1〜24−4のうち
の第2色としてのシアン,マゼンタ及びイエローの画像
を形成する第2画像形成ユニットとしてのシアン用静電
記録ユニット(シアン用画像形成ユニット)24−3,
マゼンタ用静電記録ユニット(マゼンタ用画像形成ユニ
ット)24−2及びイエロー用静電記録ユニット(イエ
ロー用画像形成ユニット)24−1により複数のブラッ
クラインを配列された領域内の一部を占める第1領域
(D領域)内のブラックラインに重ね合わせるようにブ
ラックラインと同一ライン幅(例えば1ドット幅)の第
2色ラインTL2としてのシアンライン,マゼンタライ
ン及びイエローラインをブラックラインと同一ピッチ
〔例えば6ドット周期(約254μmピッチ)〕で複数
配列して第1マークTM1を形成させるための第2デー
タと、第1領域に隣接する第2領域(A領域〜C領域,
E領域〜G領域)内のブラックラインに対して直交する
方向へずらして第2画像形成ユニットとしてのシアン用
静電記録ユニット24−3,マゼンタ用静電記録ユニッ
ト24−2及びイエロー用静電記録ユニット24−1に
よりブラックラインと同一ライン幅(例えば1ドット
幅)の第2色ラインTL2としてのシアンライン,マゼ
ンタライン及びイエローラインをブラックラインと同一
ピッチ〔例えば6ドット周期(約254μmピッチ)〕
で複数配列して第2マークTM2を形成させるための第
3データとを備えるテストパターン画像データに基づい
て各静電記録ユニット(画像形成ユニット)24−1〜
24−4を制御するものとして、コンピュータを機能さ
せるものとして構成される。
【0209】また、上述の各実施形態では、コントラス
トが最も強く判別しやすいためブラック(K)を基準色
としてテストパターン画像T1〜T4を形成している
が、これに限られるものではなく、他の色(例えばシア
ン,マゼンタ,イエロー)を基準色としてテストパター
ン画像を形成しても良い。また、上述の各実施形態で
は、テストパターン画像T1〜T4を構成する複数の領
域(A領域〜G領域)のうち中央の領域(D領域)の濃
度が最も低くなるようにし、外側の領域へ向けて段階的
に濃度が高くなっていくようにしているが、各領域(A
領域〜G領域)間に濃度差が生じるように構成し、濃度
が段階的に変化するようにすれば良く、例えば最も外側
の領域(A領域またはG領域)の濃度が最も低くなるよ
うにし、反対側の領域へ向けて段階的に濃度が高くなっ
ていくようにしても良い。なお、上述の各実施形態で
は、7つの領域によりテストパターン画像を7つの領域
により構成しているが、領域の数はこれに限られるもの
ではない。
【0210】また、上述の各実施形態では、4色のトナ
ーによりフルカラー印刷を行なうフルカラープリンタに
適用する場合について説明しているが、これに限られる
ものではなく、3色(例えばR,G,B)のトナーによ
りカラー印刷を行なうものであっても良く、複数のトナ
ーを用いて印刷を行なう印刷装置に適用することができ
る。
【0211】また、上述の各実施形態では、画像形成装
置としての電子写真方式のカラープリンタに本発明を適
用する場合について説明しているが、本発明は、例えば
インクジェット方式のカラープリンタ等の他の方式の画
像形成装置にも適用することができる。また、上述の各
実施形態では、テストパターン画像形成制御手段100
は、シアンテストパターン画像,マゼンタテストパター
ン画像及びイエローテストパターン画像を並設させてテ
ストパターン画像を形成しているが、これに限られるも
のではなく、ブラックラインとマゼンタラインとからな
るマゼンタテストパターン画像,ブラックラインとシア
ンラインとからなるシアンテストパターン画像又はブラ
ックラインとイエローラインとからなるイエローテスト
パターン画像のうちの少なくとも1つがテストパターン
画像として形成されるようにブラック用画像形成ユニッ
ト,マゼンタ用画像形成ユニット,シアン用画像形成ユ
ニット及びイエロー用画像形成ユニットを制御するもの
として構成しても良い。
【0212】これにより、位置ずれが生じているかを把
握するのに必要なテストパターン画像のみを形成するだ
けで、効率的に位置ずれを認識することができるという
利点がある。また、最もコントラストの強いブラックラ
インを基準にしてテストパターン画像を形成すること
で、より容易に位置ずれを認識することができることに
なる。
【0213】なお、本発明の画像形成装置は、上述の実
施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱
しない範囲内において種々の変更を加えることができ
る。
【0214】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の画像形成装置によれば、テストパターン画像を簡
単な構成により形成することができるとともに、位置ず
れを目視で容易に認識できるという利点がある。これに
より、工場出荷時や画像形成装置の設置場所におけるカ
スタムエンジニア(CE)等による保守,点検,修理時
等において作業が効率的に行えるようになる。
【0215】請求項2記載の本発明の画像形成装置によ
れば、第2領域が複数の領域により構成され、複数の領
域において第1色ラインに対する第2色ラインのずらし
量を段階的に変化させて第2色ラインを配列して濃度差
のある複数の第2マークを形成するため、より容易に位
置ずれを認識できるという利点がある。請求項3記載の
本発明の画像形成装置によれば、所定ライン幅が1ドッ
ト幅であり、複数の領域により構成される第2領域にお
いて第1色ラインに対する第2色ラインのずらし量を1
ドットづつ変化させて第2色ラインを配列して濃度差の
ある複数の第2マークを形成するため、1ドット単位の
位置ずれを濃度差のあるテストパターン画像により目視
で容易に判別することができるという利点がある。
【0216】請求項4記載の本発明の画像形成装置によ
れば、位置ずれが生じているかを把握するのに必要なテ
ストパターン画像のみを形成するだけで、効率的に位置
ずれを認識することができるという利点がある。また、
最もコントラストの強いブラックラインを基準にしてテ
ストパターン画像を形成するため、より容易に位置ずれ
を認識することができるという利点がある。
【0217】請求項5記載の本発明の画像形成装置によ
れば、工場出荷時や画像形成装置の設置場所におけるカ
スタムエンジニア(CE)等による保守,点検,修理時
等において、第2色ラインを副走査方向にずらして形成
されるテストパターン画像を目視することで、副走査方
向の位置ずれ量の副走査方向での変化を各マークの主走
査方向への位置ずれにより判別することができ、これに
より、副走査方向の位置ずれ量の副走査方向での変化
(副走査方向での印刷ムラ)の原因として考えられる感
光ドラムの速度変化や記録紙搬送速度の速度変化等を容
易に、かつ、的確に把握できるようになり、部品交換や
機械的な位置調整等の作業を短時間に、かつ、効率的に
行なえるという利点がある。
【0218】請求項6記載の本発明の画像形成装置によ
れば、テストパターン画像を記録紙上の副走査方向の走
査始端側から走査終端側まで連続的に形成することで、
副走査方向の位置ずれの副走査方向での変化をより確実
に認識できるという利点がある。請求項7記載の本発明
の画像形成装置によれば、複数の画像形成ユニットが、
それぞれ感光ドラムを備える静電記録ユニットとして構
成される場合には、テストパターン画像を第1画像形成
ユニット及び第2画像形成ユニットのぞれぞれに備えら
れる感光ドラムの円周長さよりも長くなるように形成す
るため、副走査方向の位置ずれの副走査方向での変化の
原因として考えられる感光ドラムの速度変化を確実に認
識できるという利点がある。
【0219】請求項8記載の本発明の画像形成装置によ
れば、第2色ラインを主走査方向へずれして形成された
テストパターン画像を目視することで、主走査方向の位
置ずれ量の主走査方向での変化を各マークの副走査方向
への位置ずれにより判別することができ、これにより、
主走査方向の位置ずれ量の主走査方向での変化(主走査
方向での印刷ムラ)の原因として考えられる露光装置の
ドットピッチのばらつきがあるかや露光装置の主走査方
向への配設位置がずれているか等を容易に、かつ、的確
に把握できるようになり、部品交換や機械的な位置調整
等の作業を短時間に、かつ、効率的に行なえるという利
点がある。
【0220】請求項9記載の本発明の画像形成装置によ
れば、テストパターン画像を記録紙上の搬送方向に直交
する主走査方向の走査始端側から走査終端側まで連続的
に形成することで、主走査方向の位置ずれの主走査方向
での変化をより確実に認識できるという利点がある。請
求項10記載の本発明の画像形成装置によれば、第2色
ラインを主走査方向へずらして形成したテストパターン
画像を目視することで、主走査方向の位置ずれ量の副走
査方向での変化を各マークの主走査方向への位置ずれに
より判別することができ、これにより、主走査方向の位
置ずれ量の副走査方向での変化(副走査方向での印刷ム
ラ)の原因として考えられる搬送ベルトの蛇行が生じて
いること、感光ドラムの駆動用ギヤの取付用フランジが
傾いていること等を容易に、かつ、的確に把握できるよ
うになり、部品交換や機械的な位置調整等の作業を短時
間に、かつ、効率的に行なえるという利点がある。
【0221】請求項11記載の本発明の画像形成装置に
よれば、複数の画像形成ユニットが、それぞれ感光ドラ
ムを備える静電記録ユニットにより構成される場合に
は、テストパターン画像を第1画像形成ユニット及び第
2画像形成ユニットのぞれぞれに備えられる感光ドラム
の円周長さよりも長くなるように形成するため、主走査
方向の位置ずれの副走査方向での変化の原因として考え
られる感光ドラムの速駆動用ギヤの取付用フランジが傾
いていること等を確実に認識できるという利点がある。
【0222】請求項12記載の本発明の画像形成装置に
よれば、各色毎の位置ずれの確認を効率的に行なうこと
ができるという利点がある。また、最もコントラストの
強いブラックラインを基準にしてテストパターン画像を
形成するため、より容易に位置ずれを認識することがで
きるという利点もある。請求項13記載の本発明の画像
形成装置によれば、第2色ラインを副走査方向へずらし
て形成したテストパターン画像を目視することで、副走
査方向の位置ずれ量の主走査方向での変化を各マークの
副走査方向への位置ずれにより確認することができ、こ
れにより、副走査方向の位置ずれ量の主走査方向での変
化(主走査方向での印刷ムラ)の原因として考えられる
露光装置の走査線が平行でないことや湾曲していること
等を容易に、かつ、的確に把握できるようになり、部品
交換や機械的な位置調整等の作業を短時間に、かつ、効
率的に行なえるという利点がある。
【0223】請求項14記載の本発明の画像形成装置に
よれば、テストパターン画像を、記録紙上の搬送方向に
直交する主走査方向の走査始端側から走査終端側まで連
続的に形成することで、副走査方向の位置ずれ主走査方
向での変化をより確実に認識できるという利点がある。
請求項15記載の本発明の画像形成装置によれば、各色
毎の位置ずれの確認を効率的に行なうことができるとい
う利点がある。また、最もコントラストの強いブラック
ラインを基準にしてテストパターン画像を形成するた
め、より容易に位置ずれを認識することができるという
利点もある。
【0224】請求項16記載の本発明の画像形成装置に
よれば、テストパターン画像を1枚の記録紙内に形成す
るため、工場出荷時や修理・点検時等にカスタムエンジ
ニア等が位置ずれがどのような原因により生じているの
かを判断したい場合に、1枚の記録紙にテストパターン
画像を印刷するだけで、種々の位置ずれの原因を一度に
検討することができるようになるため、記録紙やトナー
等を節約しながら、効率的に位置ずれの原因を判断する
ことができるという利点がある。
【0225】請求項17記載の本発明のテストパターン
画像形成用プログラムを格納したコンピュータ読取可能
な記録媒体によれば、工場出荷時や画像形成装置の設置
場所におけるカスタムエンジニア(CE)等による保
守,点検,修理時等において、この記録媒体から上述の
テストパターン画像形成用プログラムやテストパターン
データをインストールすれば、予め画像記憶装置内にこ
のような機能を備えていない場合であっても、テストパ
ターン画像を簡単な構成により形成できるようになると
ともに、位置ずれを目視で容易に認識できるようになる
という利点がある。
【0226】請求項18記載の本発明のテストパターン
画像形成方法によれば、テストパターン画像を簡単に形
成することができるとともに、位置ずれを目視で容易に
認識できるという利点がある。これにより、工場出荷時
や画像形成装置の設置場所におけるカスタムエンジニア
(CE)等による保守,点検,修理時等において作業が
効率的に行えるようになる。
【0227】請求項19記載の本発明のスキュー量算出
方法によれば、簡単な構成により形成された濃度差のあ
るテストパターン画像を用いて容易にスキュー量を算出
することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる画像形成装置の
機能ブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態にかかる画像形成装置の
装置内部の構造を説明するための模式図である。
【図3】本発明の第1実施形態にかかる画像形成装置の
静電記録ユニットの模式的断面図である。
【図4】本発明の第1実施形態にかかる画像形成装置の
搬送ベルトユニット及び静電記録ユニットの取り外し状
態を説明するための図である。
【図5】本発明の第1実施形態にかかる画像形成装置の
ハードウエア構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第1実施形態にかかる画像形成装置に
より印刷されるテストパターン画像のライン構成を説明
するための図であって、テストパターン画像の一部を拡
大して示す図である。
【図7】本発明の第1実施形態にかかる画像形成装置に
より印刷されるテストパターン画像を構成する各領域の
濃度差を説明するための図である。
【図8】本発明の第1実施形態にかかる画像形成装置に
より印刷されるテストパターン画像による位置ずれの判
別方法を説明するための図であり、(a)は位置ずれ量
0の場合、(b)は位置ずれ量+0.5ドットの場合、
(c)は位置ずれ量+1ドットのい場合、(d)は位置
ずれ量+2ドットの場合、(e)は位置ずれ量+3ドッ
トの場合、(f)は位置ずれ量−3ドットの場合、
(g)は位置ずれ量−2ドットの場合、(h)は位置ず
れ量−1ドットの場合をそれぞれ示している。
【図9】本発明の第1実施形態にかかるテストパターン
画像形成方法を説明するためのフローチャートである。
【図10】本発明の第2実施形態にかかる画像形成装置
により印刷されるテストパターン画像のライン構成を説
明するための図であって、テストパターン画像の一部を
拡大して示す図である。
【図11】本発明の第2実施形態にかかる画像形成装置
により印刷されるテストパターン画像を構成する各領域
の濃度差を説明するための図である。
【図12】本発明の第3実施形態にかかる画像形成装置
により印刷されるテストパターン画像のライン構成を説
明するための図であって、テストパターン画像の一部を
拡大して示す図である。
【図13】本発明の第4実施形態にかかる画像形成装置
により印刷されるテストパターン画像のライン構成を説
明するための図であって、テストパターン画像の一部を
拡大して示す図である。
【図14】本発明の各実施形態の変形例にかかる画像形
成装置により印刷されるテストパターン画像の配置を説
明するための図である。
【符号の説明】
10 装置本体 11 搬送ベルトユニット 12 無端ベルト 20 記録紙送りローラ(レジストローラ) 22−1〜22−4 ローラ 24 静電記録ユニット(画像形成ユニット) 24−1 イエロー用静電記録ユニット(イエロー用画
像形成ユニット) 24−2 マゼンタ用静電記録ユニット(マゼンタ用画
像形成ユニット) 24−3 シアン用静電記録ユニット(シアン用画像形
成ユニット) 24−4 ブラック用静電記録ユニット(ブラック用画
像形成ユニット) 26 ヒートローラ型定着装置(定着ローラ) 32,32−1〜32−4 感光ドラム 36,36−1〜36−4 LEDアレイ 60 エンジン部 62 コントローラ部 64 メカニカルコントローラ 66 センサ処理用MPU 72 コントローラ用MPU 82,82−1〜82−4 画像メモリ 84 アドレス指定部 92 パーソナルコンピュータ 100 テストパターン画像形成制御手段 101 テストパターン画像記憶部 102 読み出し部 103 LED駆動部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP03 AP04 AQ06 AR01 KK13 KK18 KK26 KK27 2H030 AA01 AB02 AD11 BB02 5C074 AA10 AA11 BB02 BB17 DD01 DD24 DD28 EE04 EE08 FF15 FF20 GG12 HH02

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録紙上に異なる色の画像を形成する複
    数の画像形成ユニットと、 上記の複数の画像形成ユニットのうちの第1色の画像を
    形成する第1画像形成ユニットにより所定ライン幅の第
    1色ラインを所定ピッチで複数配列させるための第1デ
    ータと、上記の複数の画像形成ユニットのうちの第2色
    の画像を形成する第2画像形成ユニットにより上記の複
    数の第1色ラインを配列された領域内の一部を占める第
    1領域内の該第1色ラインに重ね合わせるように該第1
    色ラインと同一ライン幅の第2色ラインを該第1色ライ
    ンと同一ピッチで複数配列して第1マークを形成させる
    ための第2データと、上記の複数の第1色ラインを配列
    された領域の該第1領域に隣接する第2領域内の該第1
    色ラインに直交する方向へずらして該第2画像形成ユニ
    ットにより該第1色ラインと同一ライン幅の第2色ライ
    ンを該第1色ラインと同一ピッチで複数配列して第2マ
    ークを形成させるための第3データとを備えるテストパ
    ターン画像データに基づいて濃度差のある該第1マーク
    と該第2マークとを隣接させたテストパターン画像が形
    成されるように該第1画像形成ユニット及び該第2画像
    形成ユニットを制御するテストパターン画像形成制御手
    段とを備えることを特徴とする、画像形成装置。
  2. 【請求項2】 該第2領域が、複数の領域により構成さ
    れ、 該第3データが、上記の複数の領域において該第1色ラ
    インに対する該第2色ラインのずらし量を段階的に変化
    させて該第2色ラインを配列して濃度差のある複数の第
    2マークを形成させるためのデータとして構成され、 該テストパターン画像形成制御手段が、濃度差のある該
    第1マークと上記の複数の第2マークとを隣接させたテ
    ストパターン画像が形成されるように該第1画像形成ユ
    ニット及び該第2画像形成ユニットを制御することを特
    徴とする、請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 該所定ライン幅が1ドット幅であり、 該第2領域が、複数の領域により構成され、 該第3データが、上記の複数の領域において該第1色ラ
    インに対する該第2色ラインのずらし量を1ドットづつ
    変化させて該第2色ラインを配列して濃度差のある複数
    の第2マークを形成させるためのデータとして構成さ
    れ、 該テストパターン画像形成制御手段が、濃度差のある該
    第1マークと上記の複数の第2マークとを隣接させたテ
    ストパターン画像が形成されるように該第1画像形成ユ
    ニット及び該第2画像形成ユニットを制御することを特
    徴とする、請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 該第1画像形成ユニットが、該第1色ラ
    インとしてブラックラインを形成するブラック用画像形
    成ユニットとして構成されるとともに、 該第2画像形成ユニットが、該第2色ラインとしてマゼ
    ンタラインを形成するマゼンタ用画像形成ユニットと、
    該第2色ラインとしてシアンラインを形成するシアン用
    画像形成ユニットと、該第2色ラインとしてイエローラ
    インを形成するイエロー用画像形成ユニットとを備える
    ものとして構成され、 該テストパターン画像形成制御手段が、該ブラックライ
    ンと該シアンラインとからなるシアンテストパターン画
    像,該ブラックラインと該マゼンタラインとからなるマ
    ゼンタテストパターン画像又は該ブラックラインと該イ
    エローラインとからなるイエローテストパターン画像の
    うちの少なくとも1つが該テストパターン画像として形
    成されるように該ブラック用画像形成ユニット,該マゼ
    ンタ用画像形成ユニット,該シアン用画像形成ユニット
    及び該イエロー用画像形成ユニットを制御することを特
    徴とする、請求項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 該第1色ライン及び該第2色ラインが、
    いずれも該記録紙の搬送方向に直交する主走査方向に沿
    った横線により構成され、 該第1マークと該第2マークとから構成される該テスト
    パターン画像が、上記の複数の第1色ラインの一部分を
    含んで該記録紙の搬送方向に沿って延び、かつ、該記録
    紙上の少なくとも副走査方向の走査始端側領域と走査終
    端側領域とに形成されることを特徴とする、請求項1記
    載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 該第1色ライン及び該第2色ラインが、
    いずれも該記録紙の搬送方向に直交する主走査方向に沿
    った横線により構成され、 該第1マークと該第2マークとから構成される該テスト
    パターン画像が、上記の複数の第1色ラインの一部分を
    含んで該記録紙の搬送方向に沿って延び、かつ、該記録
    紙上の副走査方向の走査始端側から走査終端側まで連続
    的に形成されることを特徴とする、請求項1記載の画像
    形成装置。
  7. 【請求項7】 上記の複数の画像形成ユニットが、それ
    ぞれ感光ドラムを備える静電記録ユニットとして構成さ
    れ、 該第1色ライン及び該第2色ラインが、いずれも該記録
    紙の搬送方向に直交する主走査方向に沿った横線により
    構成され、 該第1マークと該第2マークとから構成される該テスト
    パターン画像が、上記の複数の第1色ラインの一部分を
    含んで該記録紙の搬送方向に沿って延び、かつ、該第1
    画像形成ユニット及び該第2画像形成ユニットのぞれぞ
    れに備えられる該感光ドラムの円周長さよりも長くなる
    ように形成されることを特徴とする、請求項1記載の画
    像形成装置。
  8. 【請求項8】 該第1色ライン及び該第2色ラインが、
    いずれも該記録紙の搬送方向に沿った縦線により構成さ
    れ、 該第1マークと該第2マークとから構成される該テスト
    パターン画像が、上記の複数の第1色ラインの一部分を
    含んで該記録紙の搬送方向に直交する主走査方向に沿っ
    て延び、かつ、該記録紙上の少なくとも搬送方向に直交
    する主走査方向の走査始端側領域と走査終端側領域とに
    形成されることを特徴とする、請求項1記載の画像形成
    装置。
  9. 【請求項9】 該第1色ライン及び該第2色ラインが、
    いずれも該記録紙の搬送方向に沿った縦線により構成さ
    れ、 該第1マークと該第2マークとから構成される該テスト
    パターン画像が、上記の複数の第1色ラインの一部分を
    含んで該記録紙の搬送方向に直交する主走査方向に沿っ
    て延び、かつ、該記録紙上の搬送方向に直交する主走査
    方向の走査始端側から走査終端側まで連続的に形成され
    ることを特徴とする、請求項1記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 該第1色ライン及び該第2色ライン
    が、いずれも該記録紙の搬送方向に沿った縦線により構
    成され、 該第1マークと該第2マークとから構成される該テスト
    パターン画像が、上記の複数の第1色ラインのうちの一
    部の第1色ラインを含んで該記録紙の搬送方向に沿って
    延び、かつ、該記録紙上の副走査方向の走査始端側から
    走査終端側まで連続的に形成されることを特徴とする、
    請求項1記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 上記の複数の画像形成ユニットが、そ
    れぞれ感光ドラムを備える静電記録ユニットにより構成
    され、 該第1色ライン及び該第2色ラインが、いずれも該記録
    紙の搬送方向に沿った縦線により構成され、 該第1マークと該第2マークとから構成される該テスト
    パターン画像が、上記の複数の第1色ラインのうちの一
    部の第1色ラインを含んで該記録紙の搬送方向に沿って
    延び、かつ、該第1画像形成ユニット及び該第2画像形
    成ユニットのぞれぞれに備えられる該感光ドラムの円周
    長さよりも長くなるように形成されることを特徴とす
    る、請求項1記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 該第1画像形成ユニットが、該第1色
    ラインとしてブラックラインを形成するブラック用画像
    形成ユニットとして構成されるとともに、 該第2画像形成ユニットが、該第2色ラインとしてマゼ
    ンタラインを形成するマゼンタ用画像形成ユニットと、
    該第2色ラインとしてシアンラインを形成するシアン用
    画像形成ユニットと、該第2色ラインとしてイエローラ
    インを形成するイエロー用画像形成ユニットとを備える
    ものとして構成され、 該テストパターン画像形成制御手段が、該ブラックライ
    ンと該シアンラインとからなるシアンテストパターン画
    像と、該ブラックラインと該マゼンタラインとからなる
    マゼンタテストパターン画像と、該ブラックラインと該
    イエローラインとからなるイエローテストパターン画像
    とを主走査方向に沿って並設した1組のテストパターン
    画像が形成されるように該ブラック用画像形成ユニッ
    ト,該マゼンタ用画像形成ユニット,該シアン用画像形
    成ユニット及び該イエロー用画像形成ユニットを制御す
    ることを特徴とする、請求項5〜7,10及び11のい
    ずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 該第1色ライン及び該第2色ライン
    が、いずれも該記録紙の搬送方向に直交する主走査方向
    に沿った横線により構成され、 該第1マークと該第2マークとから構成される該テスト
    パターン画像が、上記の複数の第1色ラインのうちの一
    部の第1色ラインを含んで該記録紙の搬送方向に直交す
    る主走査方向に沿って延び、かつ、該記録紙上の少なく
    とも搬送方向に直交する主走査方向の走査始端側領域と
    走査終端側領域とに形成されることを特徴とする、請求
    項1記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 該第1色ライン及び該第2色ライン
    が、いずれも該記録紙の搬送方向に直交する主走査方向
    に沿った横線により構成され、 該第1マークと該第2マークとから構成される該テスト
    パターン画像が、上記の複数の第1色ラインのうちの一
    部の第1色ラインを含んで該記録紙の搬送方向に直交す
    る主走査方向に沿って延び、かつ、該記録紙上の搬送方
    向に直交する主走査方向の走査始端側から走査終端側ま
    で連続的に形成されることを特徴とする、請求項1記載
    の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 該第1画像形成ユニットが、該第1色
    ラインとしてブラックラインを形成するブラック用画像
    形成ユニットとして構成されるとともに、 該第2画像形成ユニットが、該第2色ラインとしてマゼ
    ンタラインを形成するマゼンタ用画像形成ユニットと、
    該第2色ラインとしてシアンラインを形成するシアン用
    画像形成ユニットと、該第2色ラインとしてイエローラ
    インを形成するイエロー用画像形成ユニットとを備える
    ものとして構成され、 該テストパターン画像形成制御手段が、該ブラックライ
    ンと該シアンラインとからなるシアンテストパターン画
    像と、該ブラックラインと該マゼンタラインとからなる
    マゼンタテストパターン画像と、該ブラックラインと該
    イエローラインとからなるイエローテストパターン画像
    とを副走査方向に沿って並設した1組のテストパターン
    画像が形成されるように該ブラック用画像形成ユニッ
    ト,該マゼンタ用画像形成ユニット,該シアン用画像形
    成ユニット及び該イエロー用画像形成ユニットを制御す
    ることを特徴とする、請求項8,9,13及び14のい
    ずれか1項に記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 該第1色ライン及び該第2色ライン
    が、いずれも該記録紙の搬送方向に直交する主走査方向
    に沿った横線により構成され、該第1マークと該第2マ
    ークとから構成される該テストパターン画像が、上記の
    複数の第1色ラインの一部分を含んで該記録紙の搬送方
    向に沿って延び、かつ、該記録紙上の少なくとも副走査
    方向の走査始端側領域と走査終端側領域とに形成される
    第1パターン画像と、 該第1色ライン及び該第2色ラインが、いずれも該記録
    紙の搬送方向に沿った縦線として構成され、該第1マー
    クと該第2マークとから構成される該テストパターン画
    像が、上記の複数の第1色ラインの一部分を含んで該記
    録紙の搬送方向に直交する主走査方向に沿って延び、か
    つ、該記録紙上の少なくとも搬送方向に直交する主走査
    方向の走査始端側領域と走査終端側領域とに形成される
    第2パターン画像と、 該第1色ライン及び該第2色ラインが、いずれも該記録
    紙の搬送方向に沿った縦線として構成され、該第1マー
    クと該第2マークとから構成される該テストパターン画
    像が、上記の複数の第1色ラインのうちの一部の第1色
    ラインを含んで該記録紙の搬送方向に沿って延び、か
    つ、該記録紙上の副走査方向の走査始端側から走査終端
    側まで連続的に形成される第3パターン画像とを備える
    テストパターン画像が、1枚の記録紙内に形成されるこ
    とを特徴とする、請求項1記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 記録紙上にテストパターン画像を形成
    させるべく異なる色の画像を形成する複数の画像形成ユ
    ニットをコンピュータにより制御するためのテストパタ
    ーン画像形成用プログラムを格納したコンピュータ読取
    可能な記録媒体であって、 該テストパターン画像形成用プログラムが、 上記の複数の画像形成ユニットのうちの第1色の画像を
    形成する第1画像形成ユニットにより所定ライン幅の第
    1色ラインを所定ピッチで複数配列させるための第1デ
    ータと、上記の複数の画像形成ユニットのうちの第2色
    の画像を形成する第2画像形成ユニットにより上記の複
    数の第1色ラインを配列された領域内の一部を占める第
    1領域内の該第1色ラインに重ね合わせるように該第1
    色ラインと同一ライン幅の第2色ラインを該第1色ライ
    ンと同一ピッチで複数配列して第1マークを形成させる
    ための第2データと、上記の複数の第1色ラインを配列
    された領域の該第1領域に隣接する第2領域内の該第1
    色ラインに対して直交する方向へずらして該第2画像形
    成ユニットにより該第1色ラインと同一ライン幅の第2
    色ラインを該第1色ラインと同一ピッチで複数配列して
    第2マークを形成させるための第3データとを備えるテ
    ストパターン画像データに基づいて該第1画像形成ユニ
    ット及び該第2画像形成ユニットを制御するものとし
    て、該コンピュータを機能させることを特徴とする、テ
    ストパターン画像印刷用プログラムを格納したコンピュ
    ータ読取可能な記録媒体。
  18. 【請求項18】 所定ライン幅の第1色ラインを所定ピ
    ッチで複数配列させるための第1データと、上記の複数
    の第1色ラインを配列された領域内の一部を占める第1
    領域内の該第1色ラインに重ね合わせるように該第1色
    ラインと同一ライン幅の第2色ラインを該第1色ライン
    と同一ピッチで複数配列して第1マークを形成させるた
    めの第2データと、上記の複数の第1色ラインを配列さ
    れた領域の該第1領域に隣接する第2領域内の該第1色
    ラインに対して直交する方向へずらして該第1色ライン
    と同一ライン幅の第2色ラインを該第1色ラインと同一
    ピッチで複数配列して第2マークを形成させるための第
    3データとを備えるテストパターン画像データを作成
    し、 該第1データ及び該第2データに基づいて該第1色ライ
    ンに対して該第2色ラインを重ね合わせて第1マークを
    形成し、該第1マークに隣接するように該第1データ及
    び該第3データに基づいて該第1色ラインに対して該第
    2色ラインをずらして第2マークを形成して、濃度差の
    ある該第1マークと該第2マークとを備えるテストパタ
    ーン画像を形成することを特徴とする、テストパターン
    画像形成方法。
  19. 【請求項19】 記録紙の搬送方向に直交する主走査方
    向に沿って延びる所定ライン幅の第1色ラインを所定ピ
    ッチで複数配列し、上記の複数の第1色ラインを配列さ
    れた領域内の一部を占める第1領域内の該第1色ライン
    に重ね合わせるように該第1色ラインと同一ライン幅の
    第2色ラインを該第1色ラインと同一ピッチで複数配列
    して第1マークを形成し、上記の複数の第1色ラインを
    配列された領域の該第1領域に隣接する第2領域内の該
    第1色ラインに対して直交する方向へずらして該第2画
    像形成ユニットにより該第1色ラインと同一ライン幅の
    第2色ラインを該第1色ラインと同一ピッチで複数配列
    して該第1マークに対して濃度差のある第2マークを形
    成して、該記録紙上の少なくとも搬送方向に直交する主
    走査方向の走査始端側領域と走査終端側領域とに該第1
    マークと該第2マークとを隣接させたテストパターン画
    像を形成し、 各テストパターン画像のずれ量を用いてスキュー量を算
    出することを特徴とする、スキュー量算出方法。
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