JP5493563B2 - トナー位置検出手段及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
このような画像形成装置により形成される画像は「トナー画像」であるが、よく知られたように、記録紙等の画像担持媒体上に適正なトナー画像を得るには、トナー画像の位置を正確に把握する必要がある。
例えば、光導電性の感光体上に形成されたトナー画像を、記録紙上に転写・定着して画像形成する場合、感光体上のトナー画像は「記録紙上の所望の位置」に正しく転写される必要がある。
このような適正位置への転写は、感光体上におけるトナー画像の「転写されるべき記録紙に対する位置」が適正に把握されていなければ実現できない。
重ね合わせられるトナー画像相互の位置関係を適切に調整できないと、「画像の書き出し側が相互にずれてしまうレジストずれ」、「画像の長さの誤差となる倍率ずれ」、さらにこれらが各色トナー画像間で相対的にずれることによる「色ずれ」など、様々な異常画像を生じる原因となる。
トナー位置検出用のトナーパターンは、形成すべきトナー画像と同一の画像形成条件で形成されるので、トナーパターンの位置を検出することにより、形成されるトナー画像の位置を知ることができ、検出されたトナーパターンの位置に応じて、画像形成条件を調整し、適正な位置に「画像形成用のトナー画像」を形成できる。
トナーパターンに検出光を照射し、反射光を受光する光学装置は「反射型光学センサ」と呼ばれる(特許文献1等)。
これら従来から知られた反射型光学センサは、1個または2個の発光部と、反射光を受光するための1個または2個の受光部(フォトダイオードもしくはフォトトランジスタ)から構成されている。
発光部としてはLEDが用いられるのが一般的であるが、LEDから放射される検出光は、トナー位置検出用のトナーパターンに「トナーパターンよりもサイズが小さいスポット」として照射される。
転写ベルト上で、副方向に直交する方向を「主方向」と呼ぶ。
トナー画像として可視化される静電潜像を「光走査」により形成する場合であれば、主方向は光走査における「主走査方向」に対応し、副方向は「副走査方向」に対応する。
トナーパターンは光走査等による静電潜像形成部において書き込まれ、現像により可視化されてトナーパターンとなり、上記の場合であれば転写ベルト上に転写され、副方向に移動して反射型光学センサによる検出部に移動して検出光のスポットにより照射される。
トナーパターンに照射される「検出光のスポット」の大きさは、通常、直径:2〜3mm程度である。
しかしながら、静電潜像形成部における光走査領域の機械的変動や、転写ベルトの蛇行、さらには、反射型光学センサの取り付け位置の「主方向の位置ずれ」や、主方向における取り付け位置の経時的変化等が原因し、トナーパターンと反射型光学センサの「主方向における位置関係」は必ずしも理想状態とはならない。
トナーパターンと反射型光学センサの「主方向における位置関係のずれ」により、検出光のスポットがトナーパターンから「はみ出して照射」されれば、受光手段により受光される反射光は適正なものではなく、トナー位置の適正な検出はできない。
検出光のスポットが「トナーパターンの外側にはみ出して照射」されると、スポットの一部は「トナーパターンの無い部分」で正反射され、トナーパターンの部分では拡散反射される。
このとき、受光部が正反射光を受光するように配置されているとすれば、受光部の受光する正反射光の強度は拡散反射により低減する。
このような「正反射光強度の低下」は検出信号の変動(誤差要因)となり、トナーパターン位置の正しい検出に悪影響を及ぼす。
このような問題を避けるため、従来は、トナーパターンと反射型光学センサの「主方向における位置関係」のずれの存在に拘わらず、検出光のスポットが「主方向においてトナーパターン内に位置する」ように、トナーパターンの主方向幅を15mm〜25mm程度の大きさに設定し、上記位置関係のずれが生じても、検出光のスポットがトナーパターンの外側にはみ出さないようにしていた。
すなわち、トナーパターンと反射型光学センサの主方向における位置ずれを予め想定してトナーパターンの主方向幅を大きくしていた。
従って、トナー位置検出は「形成すべき画像の出力とは別個に行われる」ため、トナー位置検出が行われている間は「本来の画像形成」を行うことができない。
トナーパターンとなるべき静電潜像を光走査で書き込む場合であると、トナーパターンの大きさに比例して書き込みのための光走査の時間が長くなり、本来の画像形成に対する作業効率を低下させる原因となる。
また、特許文献1の様に、形成すべき画像の主走査方向外側にトナーパターンを置けば、トナー位置検出と「本来の画像形成」を同時に行うことができるが、形成すべき画像の主走査方向幅両側にトナーパターン用に15mm〜25mm程度の領域を更に確保し、画像形成を行わなくてはならず、装置の大型化、および、書込光学系、現像系、クリーニング系のスペックアップが必要になり、コストアップとなる。
更に、トナーパターンを形成するトナーは、本来の画像形成に寄与しない「不寄与トナー」として消費され、トナーパターンの大きさ(面積)に比例して不寄与トナーの消費量も大きくなる。
「主方向におけるトナー位置検知」には、図10に示すような、2本以上の横線と斜線の組み合わせが一般に用いられている。まず、横線cと横線dの検知時間差に対する、次に横線dと斜線eの検知時間差により「主方向におけるトナー位置検知」を行う。
更に、主方向におけるトナー位置検知を高精度に行うことを第二の課題とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載のトナー位置検出手段において、上記トナーパターンの副方向に直交する方向の幅は、前記検出光のスポットの副方向に直交する方向の配列間隔Lsよりも小さいことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1つに記載のトナー位置検出手段において、上記トナーパターンは副方向に直交する方向に平行な直線のエッジと、副方向および副方向に直交する方向のいずれとも平行でない直線のエッジとを有することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、トナーによる画像を形成する画像形成装置において、トナー位置検出に用いるトナー位置検出手段として、請求項1〜5のいずれか1つに記載のトナー位置検出手段を用いることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項6に記載の画像形成装置において、形成される画像が、色の異なる複数種のトナーによる多色画像もしくはカラー画像であり、トナーの色毎にトナー位置検出が行われることを。
即ち、トナーパターンは像担持体上に形成またま転写され、像担持体の「副方向への移動」により検出部へ運ばれる。
「像担持体」は、トナー位置検出時にトナーパターンを保持して副方向に移動する部材であり、具体的には、例えば、静電潜像が形成される感光体自体や、トナー画像の転写に用いる転写ベルトや中間転写ベルト、さらにはトナー画像を転写される記録紙である。
「所定のトナーパターン」は、トナーパターンが定形であること、即ち「一定の形状」であることを意味する。
上において「副方向に交わる一方向」は、副方向に直交する方向、即ち「主方向」も含む。
受光手段は「3個以上の受光部」を有し、検出光のスポットとトナーパターンとの位置関係に応じて、各受光部の受光する光量が変化する。従ってこれら3個以上の受光部の出力に基づき、トナーパターンの位置が精緻に検出される。
この差が「3個以上の受光部の検出する光に変化をもたらす」ので、3個以上の受光部の出力によりトナーパターンの位置を検出できる。
上記の如く、照射手段を構成する発光部の個数:Mは3以上であり、受光手段を構成する受光部の数:Nも3以上である。
MとNとは互いに等しくても(M=N)よいし、異なっても(M≠N)よい。
この場合、LEDが「放射光を集光させるレンズ機能を持つ」ものであるなら、各LEDから放射される光が「検出光として支持部材(像担持部材)上に所望の大きさのスポット」を形成するように、「配列されたLED」の支持部材に対する位置関係を定めれば良い。
発光部としてはまた3以上の発光部を持つ「LEDアレイ」を用いることができる。
この場合には、LED発光部から照射される光を支持部材上に集光させるような適当な集光光学系を組合せて照射手段とすることができる。
受光手段の受光部としてはPD(フォトダイオード)を用いることができる。
3以上のPD素子をアレイ配列したPDアレイ(例えば、CCDラインセンサ)を受光手段として用いることもできる。
好適な値としてはMの最大値は500程度である。Nについては、前述のPDアレイのように「数1000」であってもよい。
照射手段を構成する「M個の発光部」の発光は、M個の発光部を「同時に点滅させる」ようにしても良いし、M個の発光部を「幾つかのグループ」に分け、発光部の配列における一端側からグループ順次に点滅させてもよく、さらには「M個の発光部を1個ずつ順次に点滅させる」ようにしてもよい。
図1を参照して、本実施形態に係る画像形成装置の構成の概要を説明する。図1に示す画像形成装置は「カラー画像」を形成するもので、4連タンデム型直接転写方式のフルカラー機である。カラー画像はイエロー:Y、マゼンタ:M、シアン:C、黒:Kの4色のトナーにより形成される。
図1において、符号20で示す部分は「光走査装置」である。光走査装置20は、従来から知られた公知の種々のものを用いることができる。 符号11Y〜11Kは「光導電性の潜像担持体」であるドラム状の感光体を示す。
感光体11Yはイエロートナーによるトナー画像の形成に用いられ、感光体11M、11C、11Kはそれぞれ、マゼンタトナー、シアントナー、黒トナーによるトナー画像の形成に用いられる。
即ち、光走査装置20は、4個の感光体11Y、11M、11C、11Kに対して「光走査による画像書き込み」を行う。
これら静電潜像はそれぞれ現像装置GY、GM、GC、GKにより反転現像され、感光体11Y、11M、11C、11K上にそれぞれイエロートナー画像、マゼンタトナー画像、シアントナー画像、黒トナー画像が形成される。
これら各色トナー画像は、図示されない記録シート(転写紙やオーバヘッドプロジェクタ用のプラスチックシート)に転写される。転写には転写ベルト17が用いられる。
記録シートは図示されないシート載置部(転写ベルト17の下部に設けられている。)から給送され、図1において転写ベルト17の右側の上周面に供給され、転写ベルト17に静電吸着され、転写ベルト17が反時計回りに回転することにより図の左方へ搬送される。
記録シートは、このように搬送されつつ、転写器15Yにより、感光体11Y上からイエロートナー画像を転写され、転写器15M、15C、15Kによりそれぞれ、感光体11M、11C、11Kから、マゼンタトナー画像、シアントナー画像、黒トナー画像を順次に転写される。
このようにして、記録シート上においてイエロートナー画像〜黒トナー画像が重ね合わせられてカラー画像を合成的に構成する。
記録シートは、担持したカラー画像を定着装置19により定着されて装置外へ排出される。
図1において、符号OS1〜OS4は、この発明のトナー位置検出手段としての「反射型光学センサ」を示す。
図1に示す画像形成装置では、上記の如く「画像の書き込み」は光走査により行われ、光走査における主走査方向は、図1の図面に直交する方向であり、この方向が「主方向」である。
「トナー位置検出」は、反射型光学センサOS1〜OS4を用いて以下の如くに行われる。
トナー位置検出用のトナーパターンは、光走査装置20により感光体11Y〜11Kに個別に書き込まれて形成された「トナーパターンとなるべき静電潜像」が、各現像装置GY、GM、GC、GKにより反転現像されて各々色の異なるトナー画像となり、さらに転写ベルト17の表面に直接的に転写されて「色の異なる4種のトナーパターン」となる。
この説明から明らかなように、説明中の実施の形態においては転写ベルト17が「像担持部材」であり、したがって、以下、転写ベルト17を「像担持部材17」とも言う。
なお、転写ベルト17上に形成されたトナーパターンは、図1において反射型光学センサOS1〜OS4よりも右側、即ち、これらのセンサの下流側で、図示されないクリーニング装置により転写ベルト17の表面から除去される。
図2は、支持部材である転写ベルト17上に形成されたトナーパターンと、反射型光学センサOS1〜OS4との関係を説明図的に示している。
図の如く、図の上下方向が「主方向」であって、図1における「図面に直交する方向」に対応する。また、図の左右方向の左向きが「副方向」であり、転写ベルト17の表面の移動方向(図中に矢印Fで示す。)である。
図2において、符号PP1〜PP4は、転写ベルト17上に「転写により形成されるイエロートナー画像〜黒トナー画像」の転写ベルト17上における位置関係を調整するために用いられる「トナーパターン」であり、トナー位置検出における検出対象である。
図3(a)において、符号OS1は上に説明した反射型光学センサを示している。
先に説明した4個の反射型光学センサOS1〜OS4は「構造的には同一のもの」であるので、反射型光学センサOS1を例にとって説明する。
図3(a)において上下方向が「主方向」、左右方向の左向きが「副方向」である。
反射型光学センサOS1は、検出光を放射する検出光用の発光部E1〜E5(M=5)を、主方向に平行に所定ピッチで等間隔に配置して「照射手段」とする。
また、反射光を受光する受光部D1〜D5(N=5)を、主方向に平行にLsのピッチで等間隔に配置して「受光手段」とする。
このとき、発光部E1〜E5、受光部D1〜D5の配列全体の長さLは、トナーパターンと反射型光学センサの「主方向における位置関係のずれ」により、トナーパターンがこの領域から外れることのないように、10〜15mm以上であることが望ましい。
即ち、発光部E1〜E5の配列ピッチは、受光部D1〜D5の配列ピッチと等しく、Lsである。
説明の具体性のため、転写ベルト17の表面が滑らかで、個々の発光部Ei(i=1〜5)から放射された検出光の「転写ベルト表面での正反射光」が、対応する受光部Diに入射するようになっているものとする。
従って、図3(b)において、受光部D1〜D5に入射している反射光は「転写ベルト17の表面による正反射光」である。
発光部E1〜E5は具体的にはLEDであり、受光部D1〜D5は具体的にはPD(フォトダイオード)である。
図4に示すように、発光部E1〜E5および受光部D1〜D5を斜めに配置しても良い。
このように斜め配置にすると、図3の構成では受光部D1〜D5の信号を同時処理しなければならないが、受光部D1〜D5を順次切り替えて信号を処理することが可能になり、処理負荷が軽減される。
A1〜A5(図面上ではA1と表示;TP、T、TL、tに付した数字においても同様)は、発光部によって照明され、且つ、受光部よって検知される転写ベルト17上の検出可能領域である。この間隔は、当然、受光部D1〜D5の主方向の間隔Lsと等しい。
転写ベルト17上にはTP1、TP2の二つのトナーパターンが載っている。
ここで、TP1、TP2の主方向長さTL1、TL2の和は前述のLよりも短い。
更に、トナーパターンTP1、TP2の主方向の間隔Ltは検出可能領域A1〜A5の主方向の間隔Lsより、大きく、且つ、Lsの整数倍からずれている。
もし、トナーパターンTP1、TP2の主方向の間隔Ltは検出可能領域A1〜A5の主方向の間隔Lsの整数倍と等しいと、TP1の位置が検出可能領域A1〜A5の間に入ってしまい、検知不能となった場合に、必ずTP2も検出可能領域A1〜A5の間に入り、どちらのトナーパターンも検出不能となる。
この図では、トナーパターンTP1、TP2の主方向の間隔Ltは検出可能領域A1〜A5の主方向の間隔Lsの1.5倍となっており、TP1は検出可能領域から大きくずれており、検出できないか、できてもその信号は弱くて精度が悪いが、TP2は、丁度A4の検出可能領域と重なっており、検知できる。
今、矢印Fの方向に転写ベルトに載ったトナーパターンが進んでくる。この時の検出可能領域A4により検知される信号パターンを図6に示す。図中の点線は検知の基準となる閾値である。
図6で、t1はトナーパッチT21の図5における左側のエッジを検出している。以下同様に、t2はトナーパッチT21の右側のエッジ、t3はトナーパッチT22の左側のエッジ、t4はトナーパッチT22の右側のエッジを検出している。
ここで、トナーパターンが主走査方向にずれると、t1またはt2検知からt3またはt4検知までの時間が変化し、ずれが検出できる。
また、図5では2つのトナーパッチでトナーパターンを形成しているが、図7に示すように、1つのトナーパッチ内に主方向に平行な直線のエッジと、副方向および主方向のどちらとも平行でない直線のエッジを有していても、同様の検知ができ、構わない。
また、本構成では、複数の検知部を有している、これらから得られる信号を同時に処理すれば良い。
そこで、検知部を幾つかのグループに分け、それぞれのグループに一つずつ処理回路を設けて、グループ内では時分割で処理回路に繋ぐ検知部を切り替えるのが望ましい。
但し、この場合は時分割の間隔とグループ内の検知部数倍、エッジの検出精度が落ちる。
そこで、この検出精度の落ちが無視できない場合は、トナーパターンの更に上流側(図5の左側)にトナーパッチを設けて、そこでトナーパッチを検出した検知部のみ、以後、処理回路に繋いでリアルタイム検知を行うのが望ましい。
また、上記の検知部選択のためのトナーパッチ以後にトナーパターンが主走査方向にずれて、選択した検知部から外れる可能性がある場合には、選択した検知部との周辺の検知部のみを時分割で処理回路に繋いでも、検知部数分時分割するよりは検出精度の落ちが抑えられる。
第1の実施例の反射型光学センサOS1との違いは受光部D1〜D5が直角三角形をしている点と、トナーパターンTP4、TP5は矩形のトナーパッチである点である。即ち、受光素子としての受光部(受光面)D1〜D5は、副方向に直交する方向に平行な直線のエッジと、副方向および副方向に直交する方向のいずれとも平行でない直線のエッジとを有している。
第1の実施例と同様、トナーパターンTP4、TP5の主方向の間隔Ltは発光部E1〜E5および受光部D1〜D5の主方向の間隔Lsの整数倍からずれている。
TP4、TP5のそれぞれの主方向長さの和は前述のLよりも短い。もし、トナーパターンTP4、TP5の主方向の間隔Ltが発光部E1〜E5および受光部D1〜D5の主方向の間隔Lsの整数倍と等しいと、TP4の位置が発光部E1〜E5および受光部D1〜D5による検出可能領域の間に入ってしまい、検知不能となった場合に、必ずTP5も発光部E1〜E5および受光部D1〜D5による検出可能領域の間に入り、どちらのトナーパターン検出不能となる。
この図では、トナーパターンTP4、TP5の主方向の間隔Ltは光部E1〜E5および受光部D1〜D5による検出可能領域の間隔Lsの主方向の間隔Lsの1.5倍となっており、TP4は検出可能領域から大きくずれており、検出できないか、できてもその信号は弱くて精度が悪いが、TP5は、丁度、発光部E4および受光部D4による検出可能領域と重なっており、検知できる。
上記のように、受光部D4は受光面の副方向の幅が主方向において異なるので、トナーパターンTP5の主方向位置によって、t1からt2までの時間間隔が異なり、トナーパターンの主方向の位置を検知できることになる。
E1〜E5 発光部
D1〜D5 受光部
OS1〜OS4 トナー位置検出手段としての反射型光学センサ
Ls 副方向に直交する方向の受光部の配列間隔
Lt 副方向に直交する方向のトナーパターンの配列間隔
Claims (7)
- 所定の副方向へ移動する像担持部材の表面に所定のトナーパターンを形成し、
上記像担持部材に照射手段により検出光を照射し、
上記像担持部材およびトナーパターンの少なくとも一方による反射光を受光手段により受光し、
上記検出光に対する上記像担持部材の反射特性と上記トナーパターンの反射特性の差に基づき上記トナーパターンの上記像担持部材上における位置を検出するトナー位置検出方法に用いられるトナー位置検出手段であって、
上記検出光を放射する発光部をM(≧3)個、上記像担持部材に検出光のスポットをM箇所で照射できるように、副方向に交わる一方向に配置して照射手段とするとともに、
N(≧3)個の受光部を上記像担持部材およびトナーパターンの少なくとも一方による検出光の反射光を受光できるように、上記照射手段に対応させ、且つ、上記像担持部材に対向させて一方向に配列して受光手段とし、
上記像担持部材上での副方向に直交する方向の大きさが上記発光部による検出領域および隣接する検出領域同士の隙間よりも大きい少なくとも二つの上記トナーパターンを副方向に直交する方向の配列間隔Ltで配列し、
上記トナーパターンの配列間隔Ltが、上記受光部の上記像担持部材上での副方向に直交する方向の配列間隔Lsより大きいと共に受光部の配列全体の長さより小さく、且つ、配列間隔Lsの整数倍でないことを特徴とするトナー位置検出手段。 - 請求項1に記載のトナー位置検出手段において、
上記トナーパターンの副方向に直交する方向の長さの和は、副方向に直交する方向における上記発光部および上記受光部の配列全体の長さよりも短いことを特徴とするトナー位置検出手段。 - 請求項1又は2に記載のトナー位置検出手段において、
上記トナーパターンの副方向に直交する方向の幅は、前記検出光のスポットの副方向に直交する方向の配列間隔Lsよりも小さいことを特徴とするトナー位置検出手段。 - 請求項1〜3のいずれか1つに記載のトナー位置検出手段において、
上記トナーパターンは副方向に直交する方向に平行な直線のエッジと、副方向および副方向に直交する方向のいずれとも平行でない直線のエッジとを有することを特徴とするトナー位置検出手段。 - 請求項1〜3のいずれか1つに記載のトナー位置検出手段において、
上記受光部の受光素子は副方向に直交する方向に平行な直線のエッジと、副方向および副方向に直交する方向のいずれとも平行でない直線のエッジとを有することを特徴とするトナー位置検出手段。 - トナーによる画像を形成する画像形成装置において、
トナー位置検出に用いるトナー位置検出手段として、請求項1〜5のいずれか1つに記載のトナー位置検出手段を用いることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項6に記載の画像形成装置において、
形成される画像が、色の異なる複数種のトナーによる多色画像もしくはカラー画像であり、トナーの色毎にトナー位置検出が行われることを特徴とする画像形成装置。
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