JP3454996B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP3454996B2
JP3454996B2 JP33553495A JP33553495A JP3454996B2 JP 3454996 B2 JP3454996 B2 JP 3454996B2 JP 33553495 A JP33553495 A JP 33553495A JP 33553495 A JP33553495 A JP 33553495A JP 3454996 B2 JP3454996 B2 JP 3454996B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 発明の属する技術分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態(図1〜図11) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数ドラム(感光
体)方式の電子写真式プリンタ等のカラー画像形成装置
に関し、特に、各色の像の転写位置ズレ(印字ズレ)を
定量的に検出して、各色の像の転写位置を転写紙上で確
実に合致させるための技術に関する。
【0003】
【従来の技術】カラー画像形成装置、例えば電子写真式
プリンタとしては、1ドラム方式や複数ドラム方式など
各種方式のものがある。その中でも、複数ドラム方式の
プリンタについては、印刷の高速化を望むことができ、
開発が進められている。一般に、複数ドラム方式の電子
写真式プリンタでは、各感光体(ドラム)上で現像され
た各色〔例えばイエロー(Y),マゼンタ(M),シア
ン(C),ブラック(K)の4色〕の像を転写紙(シー
ト状媒体)上に重ね合わせることにより、カラー画像を
転写紙(シート状媒体)上に形成している。このため、
複数ドラム方式の電子写真式プリンタには、各色の像を
印刷するための印刷ユニットがそなえられ、各印刷ユニ
ットへ搬送された転写紙に、各色の像が順次転写される
ようになっている。
【0004】各印刷ユニットでは、光学系からのレーザ
ビームにより、既に帯電処理を施された感光体が露光さ
れ、その表面上に静電潜像が形成された後、その静電潜
像が各印刷ユニットに対応した色の現像剤(トナー)に
より現像される。そして、感光体上で現像されたトナー
像が、搬送されてくる転写紙に対して転写される。一枚
の転写紙に対して、各印刷ユニットで各色のトナー像を
順次重ね合わせることにより、カラー画像が転写紙上に
形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような複
数ドラム方式の電子写真式プリンタでは、複数の感光体
上の像を順次一枚の転写紙に転写する時に各色の像の転
写位置を合致させる必要があるが、位置ズレ要因が他の
方式に比べて多く、位置ズレ、つまり色ズレに起因する
印字品質の低下が問題になっている。このような位置ズ
レに伴う印字品質の低下に対しては、従来、プリンタの
各部品の精度や剛性を向上することにより対応していた
が、コストアップとなり、また色ズレ低減にも限界があ
った。
【0006】そこで、印字ズレを解消するためのフィー
ドバック制御を実行すべく、特開平1−167769号
公報や特開平2−44377号公報では、転写紙を搬送
するベルト上に、各ドラムからのレジストマークをベル
ト移動方向に適当な間隔をあけて印字し、そのマークの
位置をセンサにより読み取って位置ズレ量を検出する技
術が開示されている。
【0007】これらの技術では、いずれも、センサによ
りあるレジストマークを読み取ってから次のレジストマ
ークを読み取るまでの時間間隔を検出し、その時間間隔
からレジストマークの物理的な間隔を得て、得られた実
間隔と基準間隔との差を位置ズレ量として求めている。
このため、センサにより得られた位置ズレ量には、レジ
ストマーク転写後に発生した搬送ベルトの搬送誤差(ジ
ッタやベルト滑りなどによる誤差)が含まれてしまう。
上述の公知技術では、レジストマーク転写後に発生した
ズレ量を除去することは不可能である。従って、レジス
トマークの検出データに基づいて印字位置の補正(フィ
ードバック制御)を行なっても、ズレ量を効果的に補正
できなかったり、逆にそのズレ量を大きくしてしまうお
それもある。
【0008】また、特開平4−147280号公報で
は、転写紙上に位置検出用パターンを形成し、そのパタ
ーンを複写機の原稿読取光学系で色分解して位置ズレ量
を検出する技術が開示されているが、この技術を、読取
光学系をもたず本質的にプリンタとしての機能しかもた
ない装置で実現することは不可能であり、仮にそのよう
な装置に読取光学系を搭載したとしても、色分解可能な
検出センサが必要で極めて高価なものになってしまう。
【0009】さらに、特開平2−105173号公報で
は、転写紙を搬送するベルトに対して、複数のドラムに
より各色のレジストマークを略近接した位置に印字し、
複数のレジストマークの位置を検出手段により同一時刻
に同時に読み取る技術が開示されている。このような技
術では、搬送ベルトの搬送誤差(ジッタやベルト滑りな
どによる誤差)の影響を回避することはできるが、主走
査方向の色ズレ量や副走査方向の色ズレ量を検出する際
には、各走査方向に対応した方向に形成されたレジスト
マークを、各走査方向毎にそなえたセンサ(撮像部)に
より別々に検出しなければならない。従って、複数の方
向の各種色ズレ量を検出するためには、多数のセンサが
必要になり、装置の複雑化とともに装置コストの増大を
招く要因になっている。
【0010】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、簡素かつ安価な構成で各色の像の転写位置の
ズレ量を正確に検出できるようにして、色ズレの非常に
少ない高品質のカラー画像印刷を実現したカラー画像形
成装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のカラー画像形成装置は、複数色の像を重ね
合わせてカラー画像をシート状媒体上に形成すべく、各
色毎に、感光体と、この感光体の表面に各色に対応した
潜像を形成するための光学系と、感光体の表面に形成さ
れた潜像を現像する現像器とをそなえるとともに、シー
ト状媒体上に各感光体の表面に形成された各色の像を転
写すべくシート状媒体を各感光体に搬送するものであっ
て光透過性を有する素材により形成された搬送ベルト
と、その搬送ベルト上に転写することにより形成された
主走査方向位置ズレ検出用マークを読み取るための第1
のマーク読取手段と、搬送ベルト上に転写することによ
り形成される副走査方向位置ズレ検出用マークとを読み
取るための第2のマーク読取手段と、第1のマーク読取
手段により読み取られた主走査方向位置ズレ検出用マー
クに基づいて主走査方向の位置ズレ量を検出するととも
に第2のマーク読取手段により読み取られた副走査方向
位置ズレ検出用マークに基づいて副走査方向の位置ズレ
量を検出する位置ズレ量検出部と、この位置ズレ量検出
部により検出された主走査方向および副走査方向の位置
ズレ量を解消するように光学系の状態を制御するための
光学系制御部とをそなえ、上述した感が光体,光学系お
よび現像器が、搬送ベルト上の略同一副走査方向位置に
各色の像を光学系の主走査方向に所定間隔だけあけて成
る主走査方向位置ズレ検出用マークと、搬送ベルト上の
略同一主走査方向位置に各色の像を光学系の副走査方向
に所定間隔だけあけて成る副走査方向位置ズレ検出用マ
ークとを、搬送ベルト上の主走査方向について略同一位
置に形成するように構成され、光学系の主走査方向に対
し所定角度を成す方向の一次元像を撮像する1つのイメ
ージセンサが、第1のマーク読取手段と第2のマーク読
取手段とを兼ねてそなえられるとともに、搬送ベルトを
介して該イメージセンサに対向する発光部と、イメージ
センサによる撮像範囲内を主走査方向位置ズレ検出用マ
ークまたは副走査方向位置ズレ検出用マークが通過する
タイミングで発光部を発光させるように制御する発光制
御部とをさらにそなえ、イメージセンサが、感光体,光
学系および現像器によって搬送ベルト上に転写・形成さ
れイメージセンサの撮像範囲内に到達した主走査方向位
置ズレ検出用マークを成す複数色の像を、同一時刻に同
時に撮像して読み取るとともに、感光体,光学系および
現像器によって搬送ベルト上に転写・形成されイメージ
センサの撮像範囲内に到達した副走査方向位置ズレ検出
用マークを成す複数色の像を、同一時刻に同時に撮像し
て読み取るように構成されたカラー画像形成装置であっ
て、該主走査方向位置ズレ検出用マークを該搬送ベルト
上の主走査方向に間隔をあけた3箇所以上に形成し、該
副走査方向位置ズレ検出用マークを該搬送ベルト上の主
走査方向に間隔をあけた2箇所以上に形成するととも
に、各箇所に対応して該イメージセンサを配置し、該位
置ズレ検出部が、該イメージセンサにより読み取られた
3箇所以上の該主走査方向位置ズレ検出用マークに基づ
いて、該光学系の主走査方向の非等速量を、前記主走査
方向の位置ズレ量として検出し、該光学系制御部が、各
色毎に、該位置ズレ量検出部により検出された前記非等
速量を解消するように、該光学系に供給するビデオ信号
を生成するためのビデオクロックの周期を、主走査方向
位置に応じて変更制御することを特徴としている(請求
項1)。また、本発明のカラー画像形成装置は、複数色
の像を重ね合わせてカラー画像をシート状媒体上に形成
すべく、各色毎に、感光体と、この感光体の表面に各色
に対応した潜像を形成するための光学系と、感光体の表
面に形成された潜像を現像する現像器とをそなえるとと
もに、シート状媒体上に各感光体の表面に形成された各
色の像を転写すべくシート状媒体を前記の各感光体に搬
送する搬送ベルトと、この搬送ベルト上に転写すること
により形成された主走査方向位置ズレ検出用マークを読
み取るための第1のマーク読取手段と、搬送ベルト上に
転写することにより形成される副走査方向位置ズレ検出
用マークを読み取るための第2のマーク読取手段と、第
1のマーク読取手段により読み取られた主走査方向位置
ズレ検出用マークに基づいて主走査方向の位置ズレ量を
検出するとともに、第2のマーク読取手段により読み取
られた副走査方向位置ズレ検出用マークに基づいて副走
査方向の位置ズレ量を検出する位置ズレ量検出部と、こ
の位置ズレ量検出部により検出された主走査方向および
副走査方向の位置ズレ量を解消するように光学系の状態
を制御するための光学系制御部とをそなえ、感光体,光
学系および現像器が、搬送ベルト上の略同一副走査方向
位置に各色の像を光学系の主走査方向に所定間隔だけあ
けて成る主走査方向位置ズレ検出用マークと、搬送ベル
ト上の略同一主走査方向位置に各色の像を光学系の副走
査方向に所定間隔だけあけて成る副走査方向位置ズレ検
出用マークとを、搬送ベルト上の主走査方向について略
同一位置に形成するように構成され、光学系の主走査方
向に対し所定角度を成す方向の一次元像を撮像する1つ
のイメージセンサが、第1のマーク読取手段と第2のマ
ーク読取手段とを兼ねてそなえられ、イメージセンサ
が、感光体,光学系および現像器によって搬送ベルト上
に転写・形成されイメージセンサの撮像範囲内に到達し
た主走査方向位置ズレ検出用マークを成す複数色の像
を、同一時刻に同時に撮像して読み取るとともに、感光
体,光学系および現像器によって搬送ベルト上に転写・
形成されイメージセンサの撮像範囲内に到達した副走査
方向位置ズレ検出用マークを成す複数色の像を、同一時
刻に同時に撮像して読み取るように構成されたものであ
って、主走査方向位置ズレ検出用マークを搬送ベルト上
の主走査方向に3箇所以上に形成するとともに、各箇所
に対応して該イメージセンサを配置し、位置ズレ検出部
が、イメージセンサにより読み取られた3箇所以上の主
走査方向位置ズレ検出用マークに基づいて、光学系の主
走査方向の非等速量を、前記主走査方向の位置ズレ量と
して検出し、光学系制御部が、各色毎に、位置ズレ量検
出部により検出された前記非等速量を解消するように、
光学系に供給するビデオ信号を生成するためのビデオク
ロックの周期を、主走査方向位置に応じて変更制御する
ことを特徴としている(請求項2)。
【0012】なお、上記請求項2のカラー画像形成装置
において、副走査方向位置ズレ検出用マークを、搬送ベ
ルト上の主走査方向に間隔をあけた2箇所以上に形成す
るとともに、各箇所に対応して前記イメージセンサを配
置してもよい(請求項)。主走査方向位置ズレ検出用
マークを形成する各色の像は、1ドット像または複数ド
ットからなる副走査方向の線分像としてもよいし(請求
)、副走査方向位置ズレ検出用マークを形成する各
色の像は、1ドット像または複数ドットからなる主走査
方向の線分像としてもよい(請求項)。
【0013】そして、位置ズレ検出部が、イメージセン
サにより読み取られた主走査方向位置ズレ検出用マーク
に基づいて、光学系による主走査方向の印刷開始位置ズ
レ量を主走査方向の位置ズレ量として検出し、光学系制
御部が、各色毎に、前記主走査方向の印刷開始位置ズレ
量を解消するように、光学系による感光体に対する露光
開始位置を調整制御するように構成してもよい(請求項
)。
【0014】また、位置ズレ検出部が、イメージセンサ
により読み取られた2箇所以上の主走査方向位置ズレ検
出用マークに基づいて、光学系の主走査方向の倍率ズレ
量を主走査方向の位置ズレ量として検出し、光学系制御
部が、各色毎に、前記倍率ズレ量を解消するように、光
学系へのビデオ信号を生成するためのビデオクロックの
周期を変更制御するように構成してもよい(請求項
)。
【0015】
【0016】一方、位置ズレ検出部が、イメージセンサ
により読み取られた副走査方向位置ズレ検出用マークに
基づいて、光学系による副走査方向の印刷開始位置ズレ
量を副走査方向の位置ズレ量として検出し、光学系制御
部が、各色毎に、前記副走査方向の印刷開始位置ズレ量
を解消するように、光学系に対する垂直同期信号の発生
タイミングを変更制御するように構成してもよい(請求
)。
【0017】また、光学系を、感光体上の集光位置から
の法線を回転軸として回転駆動しうるスキュー調整機構
をそなえ、位置ズレ検出部が、イメージセンサにより読
み取られた2箇所以上の副走査方向位置ズレ検出用マー
クに基づいて、光学系の主走査方向ラインに対するスキ
ュー量を副走査方向の位置ズレ量として検出し、光学系
制御部が、各色毎に、光学系を前記回転軸周りに回動さ
せて前記スキュー量を解消するように、スキュー調整機
構を制御するように構成してもよい(請求項)。
【0018】なお、上記請求項2またはのカラー画像
形成装置において、搬送ベルトを、光透過性を有する素
材により形成するとともに、搬送ベルトを介してイメー
ジセンサに対向する発光部をそなえ、イメージセンサに
よる撮像範囲内を主走査方向位置ズレ検出用マークまた
は副走査方向位置ズレ検出用マークが通過するタイミン
グで発光部を発光させるように制御する発光制御部をそ
なえてもよい(請求項1)。
【0019】このとき、イメージセンサが下方へ向かっ
て撮像を行なうとともに発光部が上方へ向かって発光す
るように配置され、発光部の発光面を清掃するためのブ
ラシ機構をそなえてもよい(請求項1)。また、電源
投入時、または、シート状媒体に対する印刷開始前の初
期化処理時に、主走査方向位置ズレ検出用マークおよび
副走査方向位置ズレ検出用マークを搬送ベルト上に形成
し、イメージセンサ,位置ズレ検出部および光学系制御
部による処理を行なってもよいし(請求項1)、シー
ト状媒体に対する印刷動作と並行し、主走査方向位置ズ
レ検出用マークおよび副走査方向位置ズレ検出用マーク
を搬送ベルト上のシート状媒体の載置領域外に形成し、
イメージセンサ,位置ズレ検出部および光学系制御部に
よる処理を行なってもよい(請求項1)。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。本実施形態では、本発明を電子写
真式プリンタに適用した場合について説明する。図2は
本発明の一実施形態としてのカラー画像形成装置の内部
構造を示す側面図であり、この図2に示すように、本実
施形態の電子写真式プリンタ1は、転写紙(シート状媒
体)18にカラー画像を印刷すべく、4つの印刷ユニッ
ト10Y,10M,10C,10Kと、定着器16と、
転写紙18を電気的に吸着して搬送するための静電吸着
ベルト(搬送ベルト)17とを有して構成されている。
【0021】印刷ユニット10Y,10M,10C,1
0Kは、それぞれ、イエロー(Y),マゼンタ(M),
シアン(C),ブラック(K)の各色のトナー像を転写
紙18に転写すべく、感光体11,前帯電器12,光学
ユニット(光学系,レーザ走査機構)13,現像器1
4,転写ローラ15を有して構成されており、これらの
印刷ユニット10Y,10M,10C,10Kは、静電
吸着ベルト17に沿って略平行に並列して配置されてい
る。
【0022】ここで、感光体11は、図示しない駆動モ
ータにより回転駆動されるようになっている。前帯電器
12は、感光体11の表面を一様に帯電させるものであ
り、光学ユニット13は、記録情報(印刷データに関す
る情報)に応じた画像光を感光体11の表面に投射する
ものである。この光学ユニット13により、感光体11
の表面で印刷データに応じたパターンの露光が行なわ
れ、静電潜像が形成されるようになっている。
【0023】また、現像器14は、感光体11の表面に
形成された静電潜像を現像するもので、実際には、現像
ローラ14aにより感光体11の表面にトナーを供給し
て可視画像であるトナー像を形成することにより現像を
行なっている。転写ローラ15は、静電吸着ベルト17
(つまりは転写紙18)を介して感光体11と対向する
ように配置され、この転写ローラ15と感光体11との
間に、静電吸着ベルト17により搬送されてきた転写紙
18を挟み込むことで、感光体11上のトナー像が転写
紙18上へ転写されるようになっている。
【0024】さらに、定着器16は、各印刷ユニット1
0Y,10M,10C,10Kにより各色のトナー像を
転写された転写紙18が送られてくると、熱,圧力ある
いは光等により、転写紙18上のトナー像をその転写紙
18に対して定着させるためのものである。一方、静電
吸着ベルト17は、駆動ローラ19,従動ローラ20お
よび張力付与用のローラ(テンショナー)21,22の
外周に無端状に巻回され、図示しない駆動モータの回転
駆動力を駆動ローラ19から伝達されて駆動されるもの
で、その外側面(感光体11に対向する面)に、図示し
ない帯電器により帯電させた転写紙18を静電吸着させ
て4つの印刷ユニット10Y,10M,10C,10K
における画像転写点(感光体11と転写ローラ15との
間の点)を通過させるように搬送している。
【0025】このような電子写真式プリンタ1では、転
写紙18が、静電吸着ベルト17上へ送り込まれ、この
静電吸着ベルト17により搬送されて各印刷ユニット1
0Y,10M,10C,10Kを通過した後、定着器1
6へ送り込まれる。これらの印刷ユニット10Y,10
M,10C,10Kを転写紙18が通過する際に、転写
紙18には各色(Y,M,C,K)のトナー像が転写さ
れる。また、そのトナー像は、転写紙18が定着器16
を通過する際に転写紙18に対して定着される。このよ
うに各印刷ユニット10Y,10M,10C,10Kに
おいて転写紙18上に異なる色を順次重ね合わせて印刷
することにより、この転写紙18上にカラー画像が形成
される。
【0026】本実施形態では、静電吸着ベルト17は、
光透過性を有する樹脂製の素材により形成されており、
その静電吸着ベルト17上の転写紙18の載置領域外に
は、電源投入時,印刷開始前の初期化処理時や印刷動作
中に、各印刷ユニット10Y,10M,10C,10K
により、図1や図6に示すような主走査方向位置ズレ検
出用マーク40A,40Bおよび副走査方向位置ズレ検
出用マーク41A,41Bが形成されるようになってい
る。
【0027】マーク40A,40Bは、それぞれ、静電
吸着ベルト17上の略同一副走査方向位置に各色Y,
M,C,Kの像を光学ユニット13の主走査方向に所定
間隔だけあけて転写することにより形成されるものであ
り、マーク41A,41Bは、それぞれ、静電吸着ベル
ト17上の略同一主走査方向位置に各色Y,M,C,K
の像を光学ユニット13の副走査方向に所定間隔だけあ
けて転写することにより形成されるものである。
【0028】また、マーク40Aおよび41Aの組は、
静電吸着ベルト17上の主走査方向について略同一位置
に形成されるとともに、マーク40Bおよび41Bの組
は、静電吸着ベルト17上の主走査方向について略同一
位置に形成されている。さらに、マーク40Aおよび4
1Aの組と、マーク40Bおよび41Bの組とは、主走
査方向に間隔をあけ、それぞれ静電吸着ベルト17上の
両端側に位置するように形成されている。
【0029】ここで、静電吸着ベルト17の両端に2組
のマーク40A,41A;40B,41Bを形成するこ
とにより、後述するごとく、主走査方向の印刷開始位置
ズレ量および副走査方向の印刷開始位置ズレ量のほか
に、主走査方向の倍率ズレ量および各光学ユニット13
の主走査方向ラインに対するスキュー量を検出するため
である。
【0030】なお、これらのマーク40A,40Bおよ
び41A,41Bを静電吸着ベルト17上に形成する手
法については、図6に示す制御系の機能として後述す
る。そして、図1,図2および図6に示すように、本実
施形態では、主走査方向に対し所定角度(本実施形態で
は45度)を成す方向の一次元像を撮像するCCDリニ
アイメージセンサ35A,35Bがそなえられている。
これらのCCDリニアイメージセンサ35A,35B
は、無端状の静電吸着ベルト17が定着器16側から印
刷ユニット10Y側へ戻る途中において、それぞれ、静
電吸着ベルト17上の両端側に形成されるマークを撮像
すべく、静電吸着ベルト17の内周面側から下方(外周
方向)を向くように配置されている。
【0031】ここで、CCDリニアイメージセンサ35
Aは、マーク40Aおよび41Aをそれぞれ同一時刻に
同時に撮像して読み取るもので、CCDリニアメージセ
ンサ35Bは、マーク40Bおよび41Bがそれぞれ同
一時刻に同時に撮像して読み取るものであり、各CCD
リニアイメージセンサ35A,35Bによる撮像結果
は、図7にて後述するメカコントローラ33からのCC
Dシフトパルスおよび転送パルスにより、メカコントロ
ーラ33へ転送されるようになっている。
【0032】また、静電吸着ベルト17を介して各CC
Dリニアイメージセンサ35A,35Bと対向する位置
(静電吸着ベルト17の外周側)には、各CCDリニア
イメージセンサ35A,35Bに向かって(上方へ向か
って)光を発するレーザダイオード(LD)36A,3
6Bが配置されている。各LD36A,36Bは、後述
するメカコントローラ33により、図7にて説明するよ
うなタイミング、つまり、各CCDリニアイメージセン
サ35A,35Bによる撮像範囲内をマーク40A,4
1A;40B,41Bが通過するタイミングで発光する
ように制御される。
【0033】なお、本実施形態のプリンタ1には、図2
に示すように、LD36A,36Bの発光面を清掃する
ためのブラシ機構37がそなえられるほか、クリーナ部
材38がそなえられている。このクリーナ部材38は、
従動ローラ20の近傍に配置されて、印刷ユニット10
Yに入ってゆく静電吸着ベルト17の外周面に当接し、
この静電吸着ベルト17に付着した現像剤等(マーク4
0A,41A;40B,41Bを含む)を除去するもの
である。
【0034】また、図1や図6に示されるマーク40
A,40Bおよび41A,41Bは、実際には、静電吸
着ベルト17の外周面に形成されているので、静電吸着
ベルト17の内周面側から直接的には見えない。しか
し、本実施形態では、静電吸着ベルト17が光透過性を
有しているため、この静電吸着ベルト17の外周面側か
らLD36A,36Bを発光させることにより、CCD
リニアイメージセンサ35A,35Bは、静電吸着ベル
ト17を通して撮像することができるようになってい
る。
【0035】さて、各印刷ユニット10Y,10M,1
0C,10Kにおける光学ユニット13は、図2〜図4
に示すように構成されている。なお、図3および図4
は、それぞれ、本実施形態における光学ユニット13の
構造を示す側面図および平面図(図3のIV矢視図)であ
る。図2〜図4に示すように、光学ユニット13は、レ
ーザユニット23,ポリゴンミラー24,fθレンズ2
5,26,折り返しミラー27,印刷開始位置検出用ミ
ラー28,ビーム検出器〔BD(Beam Detector)〕29
およびホームポジションセンサ(HPS)30を有して
構成されている。
【0036】ここで、レーザユニット(レーザ光源)2
3は、レーザビームを発生する半導体レーザ(LD)
と、半導体レーザからのレーザビームをコリメートして
ビーム23aとしてポリゴンミラー24へ出射するコリ
メートレンズとを有して構成されている。ポリゴンミラ
ー(回転多面鏡)24は、その外周に8つの鏡面24a
を有し、図示しないモータにより回転駆動されるもの
で、回転に伴って各鏡面24aでレーザユニット23か
らのレーザビーム23aを偏向することにより、レーザ
ビームによって感光体11の表面を主走査方向へ走査さ
せるようになっている。
【0037】ポリゴンミラー24により偏向されるレー
ザビームは、fθレンズ25を通過した後、折り返しミ
ラー27により水平方向から感光体11の方向へ反射さ
れ、fθレンズ26を通過して、感光体11上に結像す
る。fθレンズ25および26は、ポリゴンミラー24
により偏向されたレーザビームが感光体11上を主走査
方向へ等速で走査するために設けられている。
【0038】また、印刷開始位置検出用ミラー28は、
レーザビームによる印刷開始位置を検出すべく、光学ユ
ニット13において、主走査方向の印刷開始側に取り付
けられ、折り返しミラー27からの反射光を、感光体1
1の走査領域外のBD29へさらに反射させるものであ
る。そして、BD29は、例えばPINフォトダイオー
ドにより構成され、主走査方向毎に印刷開始位置を一定
にすべく、走査毎に印刷開始位置検出用ミラー28から
の反射光を検出して同期検知信号を発生させるものであ
る。
【0039】さらに、ホームポジションセンサ30は、
ポリゴンミラー24の上面に記入されたマーク24bを
光学的に検出し、マーク24bを検出する度に検出信号
を出力するものである。このホームポジションセンサ3
0からの検出信号に基づき、ポリゴンミラー24におい
てどの鏡面24aにより走査が行なわれているかを特定
することができるようになっている。
【0040】上述のごとく構成される光学ユニット13
は、図5に示すように、光学ユニット用筐体43に保持
されている。図5は、本実施形態のスキュー調整機構4
2の構造を模式的に示す分解斜視図で、この図5に示す
ように、スキュー調整機構42は、各印刷ユニット10
Y,10M,10C,10Kにそなえられ、光学ユニッ
ト13全体を、感光体11上の集光位置からの法線を回
転軸として回転駆動するためのものである。
【0041】そして、スキュー調整機構42は、前述し
た筐体43のほか、装置本体フレーム側に固定された光
学ベース44を有している。光学ベース44上面の中央
部には、ピン44aが、感光体11上の集光位置からの
法線と同軸的に突設されるとともに、光学ベース44上
面のピン44a外周には、4つの滑り座44bが配置さ
れている。
【0042】また、筐体43下面には、ピン44aが嵌
合する穴部43aが形成され、この穴部43aにピン4
4aが嵌合することにより、筐体43側つまり光学ユニ
ット13全体が、ピン44a周りに、即ち感光体11上
の集光位置からの法線を回転軸として回転できるように
なっている。さらに、光学ユニット13全体をピン44
a周りに回動させるために、バー45およびモータ46
がそなえられている。バー45は筐体43の側面から突
設されており、このバー45に、モータ46によって回
転駆動される雄ねじ棒46aの先端が当接している。こ
の雄ねじ棒46aは、モータ46により回転駆動され
て、その回転方向に応じ水平方向に押出/引込駆動され
るようになっている。また、光学ユニット13を保持す
る筐体43は、ピン44a周りにバー45を雄ねじ棒4
6a側へ押圧する方向へバネ等(図示せず)により付勢
されている。
【0043】従って、モータ46により雄ねじ棒46a
を押し出す方向へ回転駆動することで、光学ユニット1
3は、図示しないバネ等の付勢力に対抗して矢印A方向
に回動する一方、モータ46により雄ねじ棒46aを引
き込む方向へ回転駆動することで、光学ユニット13
は、図示しないバネ等の付勢力を受けて矢印B方向に回
動するようになっている。
【0044】このようにして光学ユニット13をピン4
4a周りに微妙に回転駆動することにより、光学ユニッ
ト13の主走査方向ラインに対するスキュー量を解消す
ることができる。なお、モータ46の駆動制御、即ち、
スキュー調整機構42の制御は、図6にて後述するメカ
コントローラ33によって行なわれる。
【0045】次に、図6により、本実施形態の電子写真
式プリンタ1を制御するための制御系について説明す
る。図6はその制御系の構成を示すブロック図であり、
この図6に示すように、本実施形態の電子写真式プリン
タ1における制御系は、印字コントローラ31Y,31
M,31C,31K,画像コントローラ32およびメカ
コントローラ33により構成されている。
【0046】ここで、各印字コントローラ(光学系制御
部)31Y,31M,31C,31Kは、後で詳述する
ごとく、転写紙18に対する実際の印刷や、静電吸着ベ
ルト17に対するマーク40A,41A;40B,41
Bの印刷を行なうべく、各印字ユニット10Y,10
M,10C,10Kにおける光学ユニット13の動作
(レーザユニット23の点灯動作やポリゴンミラー24
の回転動作)を制御するほか、後述する各種機能を果た
すものである。
【0047】画像コントローラ32は、上位装置からの
印刷情報や印刷指示を受けその印刷情報に基づいて転写
紙18上にカラー画像を形成すべく、各色(Y,M,
C,K)で印刷すべき像についてのデータを作成し、各
印字コントローラ31Y,31M,31C,31Kに対
して、印刷指示とともに、作成された各色の印刷データ
を出力するものである。
【0048】メカコントローラ33は、電子写真式プリ
ンタ1におけるメカ動作(静電吸着ベルト17による搬
送動作等)を制御するほか、各印字コントローラ31
Y,31M,31C,31Kを介して、光学ユニット1
3における解像度やLDパワー等の設定を行なうもので
あるが、本実施形態におけるメカコントローラ33は、
以下に説明する各種機能を有している。
【0049】即ち、メカコントローラ33は、CCDリ
ニアイメージセンサ35Aおよび35Bによるマーク4
0A,41A;40B,41Bの撮像結果に基づいて、
図9(a),(b)に示すような主走査方向の位置ズレ
量(印刷開始位置ズレ量,倍率ズレ量)、および、図1
0(a),(b)に示すような副走査方向の位置ズレ量
〔印刷開始位置ズレ量(オフセット量),スキュー量〕
を検出する位置ズレ量検出部としても機能する。なお、
具体的な位置ズレ量の検出手法については、図8〜図1
0により後述する。
【0050】また、メカコントローラ33は、各印字コ
ントローラ31Y,31M,31C,31Kに対して垂
直同期信号VSY,VSM,VSC,VSK を発生するVS信
号発生部48を有している。各垂直同期信号VSY,VS
M,VSC,VSK は、例えば図7に示すように、各印刷ユ
ニット10Y,10M,10C,10Kの画像転写点間
隔と静電吸着ベルト17による搬送速度とによって規定
される所定時間だけずらされて発生される。
【0051】従って、各垂直同期信号VSY,VSM,VS
C,VSK を受けた各印字コントローラ31Y,31M,
31C,31Kが、その垂直同期信号をトリガにして各
光学ユニット13の副走査方向の書出(感光体11に対
する露光)を開始させることで、各印刷ユニット10
Y,10M,10C,10Kによる各色の像が副走査方
向位置を合致させながら重ね合わされるようになってい
る。
【0052】そして、メカコントローラ33は、VS信
号発生部48からの垂直同期信号VSY,VSM,VSC,
K の発生タイミングを変更制御できるように構成され
ており、各色毎に、位置ズレ検出部としての機能により
得られた副走査方向の印刷開始位置ズレ量〔オフセット
量;図10(b)参照〕を解消するように、各垂直同期
信号VSY,VSM,VSC,VSK の発生タイミングを変更
制御する光学系制御部としての機能を果たしている。
【0053】また、メカコントローラ33は、LD36
A,36Bを所定タイミングで発光させる発光制御部と
しての機能を果たすとともに、CCDシフトパルスおよ
び転送パルスによりCCDリニアイメージセンサ35
A,35Bによる撮像結果を取り出す機能を有してい
る。ここで、各CCDリニアイメージセンサ35A,3
5Bによる各マーク40A,41A;40B,41Bの
撮像に際して、各マーク40A,41A;40B,41
Bが静電吸着ベルト17上で移動しているので、各CC
Dリニアイメージセンサ35A,35Bの撮像範囲内を
通過する一瞬を捉えるために、本実施形態では、各LD
36A,36Bを発光させ、各LD36A,36Bの発
光により生じた光像が各CCDリニアイメージセンサ3
5A,35B上に投影されることで、その像が撮像され
るようになっている。
【0054】そこで、本実施形態のメカコントローラ3
3は、各マーク40A,41A;40B,41Bを静電
吸着ベルト17上に形成する際の印字コントローラ31
Yに対する垂直同期信号VSY の立ち上がりをトリガに
して、各CCDリニアイメージセンサ35A,35Bに
対するCCDシフトパルスの出力タイミングや、各LD
36A,36Bに対する発光パルスの出力タイミングを
制御している。
【0055】つまり、図7に示すごとく、メカコントロ
ーラ33は、各CCDリニアイメージセンサ35A,3
5Bには転送パルスを常時与えており、トリガとなる垂
直同期信号VSY の立ち上がりから所定時間t2 経過後
に、静電吸着ベルト17上に形成された各マーク40
A,41A;40B,41Bが、各CCDリニアイメー
ジセンサ35A,35Bの撮像範囲内に到達するので、
そのタイミングで、各LD36A,36Bに対する発光
パルスを出力して各LD36A,36Bを発光させる。
【0056】ただし、各CCDリニアイメージセンサ3
5A,35Bに対するCCDシフトパルスが、LD発光
パルスの前後に1回ずつ出力されている。垂直同期信号
VSY の立ち上がりから所定時間t1 (<t2 )経過後
にCCDシフトパルスを出力することにより、各CCD
リニアイメージセンサ35A,35Bにおける残像が除
去される。
【0057】また、垂直同期信号VSY の立ち上がりか
ら所定時間t3 (>t2 )経過後にCCDシフトパルス
を出力することにより、各CCDリニアイメージセンサ
35A,35Bにて撮像された各マーク40A,41
A;40B,41Bの像が、シフトレジスタ(図示せ
ず)に取り込まれる。そして、シフトレジスタに取り込
まれた光像は、転送パルスにのせられ、電位の高さとし
て順次読み取られ、メカコントローラ33に転送され
る。読み取られた信号の例を図8に示す。この図8に示
すごとく各CCDリニアイメージセンサ35A,35B
により撮像された結果に基づいて各種ズレ量を算出する
手法については後述する。
【0058】さらに、メカコントローラ33は、各色毎
に、光学ユニット13を図5に示したピン44a周りに
回動させて、光学ユニット13の主走査方向ラインに対
するスキュー量〔位置ズレ検出部としての機能により得
られた量;図10(b)参照〕を解消するように、スキ
ュー調整機構42を制御する光学制御部としての機能も
果たしている。
【0059】一方、本実施形態における各印字コントロ
ーラ31Y,31M,31C,31Kは、転写紙18に
対する実際の印刷を行なうべく、画像コントローラ32
から転送されてきた各色についての印刷データを、ビデ
オクロック発生部47からのビデオクロックに応じたビ
デオ信号に変換して、変換・生成されたビデオ信号を、
各光学ユニット13のレーザユニット23(LD)へ出
力するものである。そのビデオ信号に従って駆動された
レーザユニット23(LD)からのレーザビームが、感
光体11上を主走査方向へ走査することにより、この感
光体11上に、ビデオクロックの周期に応じた主走査方
向長さをもつドット(静電潜像)が形成されるようにな
っている。
【0060】また、各印字コントローラ31Y,31
M,31C,31Kは、各色毎に、メカコントローラ
(位置ズレ検出部)33により検出された主走査方向の
印刷開始位置ズレ量に基づき、一走査毎にBD29から
受ける同期検知信号に応じて主走査方向毎の印刷開始位
置を一定にするように(即ち、そのズレ量を解消するよ
うに)、各光学ユニット13による感光体11に対する
露光開始を調整制御する光学系制御部としての機能を果
たしている。
【0061】さらに、各印字コントローラ31Y,31
M,31C,31Kにおけるビデオクロック発生部47
は、ビデオクロックの周期を変更できるように構成され
ており、各印字コントローラ31Y,31M,31C,
31Kは、各色毎に、メカコントローラ(位置ズレ検出
部)33により検出された主走査方向の倍率ズレ量を解
消するように、各光学ユニット13へのビデオ信号を生
成するためのビデオクロックの周期を変更制御する光学
系制御部としての機能も果している。
【0062】そして、本実施形態の各印字コントローラ
31Y,31M,31C,31Kによる、静電吸着ベル
ト17に対するマーク40A,41A;40B,41B
の印刷制御も、通常の印刷と同様に、BD29からの同
期検知信号、および、VS信号発生部48からの垂直同
期信号をトリガとして行なわれる。つまり、印字の主走
査方向の書出は、各光学ニット13内のBD29からの
同期検知信号をトリガとして開始され、また、副走査方
向の書出は、VS発生部48からの垂直同期信号をトリ
ガとして開始される。そして、垂直同期信号および同期
検知信号に応じて、各感光体11上の所定位置に各マー
ク40A,41A;40B,41Bの潜像が書き込ま
れ、現像器14により現像され、その像を、各感光体1
1から静電吸着ベルト17上に順次転写する。
【0063】このとき、主走査方向位置ズレ検出用マー
ク40Aを形成する各色Y,M,C,Kの像は、複数ド
ットからなる副走査方向の線分像(又は1ドット像)と
し、その主走査方向位置は、BD29により同期検知信
号が出力されてからそれぞれ所定時間tY,M,C,K
(tY <tM <tC <tK ;ただしtM −tY =tC
M =tK −tC =k)だけ経過した時点でのレーザビ
ーム照射位置とする。同様に、主走査方向位置ズレ検出
用マーク40Bを形成する各色Y,M,C,Kの像は、
複数ドットからなる副走査方向の線分像(又は1ドット
像)とし、その主走査方向位置は、BD29により同期
検知信号が出力されてからそれぞれ所定時間tY +t0,
M +t0,C +t0,K +t0 (t0 は一定時間)だ
け経過した時点でのレーザビーム照射位置とする。
【0064】また、副走査方向位置ズレ検出用マーク4
1A,41Bを形成する各色Y,M,C,Kの像は、複
数ドットからなる主走査方向の線分像(又は1ドット
像)とし、その副走査方向位置は、VS信号発生部48
により垂直同期信号が出力されてからそれぞれ所定時間
Y,M,C,K (TY <TM <TC <TK ;ただしT
M −TY =TC −TM =TK −TC =K)だけ経過した
時点でのレーザビーム照射位置とする。
【0065】上述のようにして、静電吸着ベルト17上
には、図1に示すごとく、光学ユニット13の主走査方
向に所定間隔(一定時間kに対応する間隔)だけあけて
配置された、4本(Y,M,C,K)の副走査方向線分
からなる主走査方向位置ズレ検出用マーク40A,40
Bが形成されるとともに、光学ユニット13の副走査方
向に所定間隔(一定時間Kに対応する間隔)だけあけて
配置された、4本(Y,M,C,K)の主走査方向線分
からなる副走査方向位置ズレ検出用マーク41A,41
Bが形成される。
【0066】そして、本実施形態では、CCDリニアイ
メージセンサ35Aおよび35Bは、主走査方向に対し
て45度の角度を成して配置されているため、上述のご
とく静電吸着ベルト17上に形成されたマーク40A
成す色Y,M,C,Kの像は、一つのCCDリニアイメ
ージセンサ35Aにより同一時刻に同時に撮像して読み
取られるとともに、静電吸着ベルト17上に形成された
マーク41Aを成す色Y,M,C,Kの像も、一つのC
CDリニアイメージセンサ35Aにより同一時刻に同時
に撮像して読み取られ、同様に、マーク40Bを成す色
Y,M,C,Kの像は、一つのCCDリニアイメージセ
ンサ35Aにより同一時刻に同時に撮像して読み取られ
るとともに、マーク41Bを成す色Y,M,C,Kの像
も、一つのCCDリニアイメージセンサ35Bにより同
一時刻に同時に撮像して読み取られ、いずれの場合も、
その撮像結果として、図8に示すようなCCDリニアイ
メージセンサ35Aまたは35Bの出力を得ることがで
きる。
【0067】この図8に示すような出力に基づいてメカ
コントローラ33により検出される各種位置ズレ量につ
いて説明する前に、図9(a),(b)および図10
(a),(b)により、本実施形態により解消される位
置ズレについて説明しておく。なお、これらの図におい
て、点線は基準位置、実線は実際の転写位置とする。図
9(a)は、主走査方向の印刷開始位置ズレを示してお
り、このような位置ズレの量は、印刷開始位置側のマー
ク40Aの基準位置に対するズレ量d0 として検出する
ことができる。そして、前述した通り、各印字コントロ
ーラ31Y,31M,31C,31Kにより、そのズレ
量d0 に応じて、BD29が同期検知信号を出力してか
らの感光体11に対する露光を開始するまでの時間を調
整することで、矢印D0 で示す方向に印刷開始位置が補
正され、主走査方向の印刷開始位置ズレを解消すること
ができる。
【0068】図9(b)は、主走査方向の倍率ズレ(こ
こでは基準よりも拡大した場合)を示しており、このよ
うな倍率ズレの量は、静電吸着ベルト17両側のマーク
40Aおよび40Bの基準位置に対するズレ量を加算す
ることにより検出することができる。そして、前述した
通り、各印字コントローラ31Y,31M,31C,3
1Kにより、そのズレ量d1 ,d2 に応じて、ビデオク
ロック発生部47からのビデオクロックの周期を変更す
ることで、矢印D1 ,D2 で示すように倍率が補正さ
れ、主走査方向の倍率ズレを解消することができる。
【0069】なお、図9(c)は、主走査方向の非等速
誤差が発生した例を示すもので、この例については、図
11により本実施形態の変形例を説明する際に合わせて
説明する。一方、図10(a)は、副走査方向の印刷開
始位置ズレを示しており、このような位置ズレの量は、
静電吸着ベルト17両側のマーク41Aおよび41Bの
基準位置に対するズレ量d4 ,d5 の平均値(d4 +d
5 )/2として検出することができる。そして、前述し
た通り、メカコントローラ33により、そのズレ量(d
4 +d5 )/2に応じて、VS信号発生部48による垂
直同期信号の発生タイミングを調整することで、矢印D
3 ,D4 で示すように印刷開始位置が補正され、副走査
方向の印刷開始位置ズレを解消することができる。
【0070】また、図10(b)は、各光学ユニット1
3が主走査方向ラインに対して傾くことによって生じる
スキューを示しており、このようなスキューの量は、静
電吸着ベルト17両側のマーク41Aおよび41Bの基
準位置に対するズレ量d6 ,d7 の差を2で割った値
(d6 −d7 )/2として検出することができる。そし
て、前述した通り、メカコントローラ33により、その
スキュー量(d6 −d7)/2に応じて、スキュー機構
42を制御して光学ユニット13を矢印D6 ,D 7 で示
すように回動させることでスキューを解消することがで
きる。
【0071】そして、上述した位置ズレの種類,方向や
量は、各マーク40A,41A;40B,41B内でペ
アとなる各色Y,M,C,Kの線分(マーク)の相対的
距離を算出し、その量と所定のノミナル値とを比較する
ことにより特定することができる。本実施形態では、色
Yの像の転写位置を基準位置とし、他の色M,C,Kの
像の転写位置の前記基準位置に対する位置ズレ量をメカ
コントローラ33で求め、その位置ズレ量を解消するこ
とにより、M,C,Kの転写位置をYの転写位置に合致
させることで、位置ズレつまりは色ズレの発生を抑制し
ている。
【0072】例えば、各色Y,M,C,Kの線分につい
て図8に示すような出力が得られた場合、例えば以下の
ような式により、主走査方向位置ズレ量(主走査方向の
印刷開始位置ズレ量),倍率ズレ量,副走査方向位置ズ
レ量(主走査方向の印刷開始位置ズレ量),スキュー量
を、色Yの像の転写位置を基準位置とした時の相対誤差
(相対ズレ量)として検出することができる。
【0073】ただし、図8において、Lkmn は基準端か
ら各色Y,M,C,Kの検出パルスの立ち上がりエッジ
/立ち下がりエッジまでの距離に対応する値であり、k
は色を指示するもので、k=1,2,3,4がそれぞれ
Y,M,C,Kに対応している。mは検出パルスの立ち
上がりエッジ/立ち下がりエッジを指示するもので、m
=1,2がそれぞれ立ち上がりエッジ/立ち下がりエッ
ジに対応している。nはCCDリニアイメージセンサ3
5A,35Bを指示するもので、n=1,2がそれぞれ
センサ35A,35Bに対応している。 〔主走査方向位置ズレ量〕=Lkm1 −L1m1 〔倍率ズレ量〕=(Lkm1 −L1m1 )+(Lkm2 −L
1m2 ) 〔副走査方向位置ズレ量〕=〔(Lkm1 −L1m1 )+
(Lkm2 −L1m2 )〕/2 〔スキュー量〕=〔(Lkm1 −L1m1 )−(Lkm2 −L
1m2 )〕/2 kがそれぞれ2,3,4の時、各量は、色M,C,Kに
ついてのズレ量に対応する値になる。なお、エッジを指
示するmは、1または2のいずれか一方に固定されてい
るものとする。
【0074】このように、本発明の一実施形態によれ
、CCDリニアイメージセンサ35Aにより、主走査
方向位置ズレ検出用マーク40Aを成す色Y,M,C,
Kの像や副走査方向位置ズレ検出用マーク41Aを成す
色Y,M,C,Kの像を、それぞれ、同一時刻に同時に
撮像して読み取ることができ、同様に、CCDリニアイ
メージセンサ35Bにより、マーク40Bを成す色Y,
M,C,Kの像やマーク41Bを成す色Y,M,C,K
の像を、それぞれ、同一時刻に同時に撮像して読み取る
ことができるので、簡素かつ安価な構成で、各色Y,
M,C,Kの像の転写位置の各種ズレ量、つまり、主走
査方向の印刷開始位置ズレ量,主走査方向の倍率ズレ
量,副走査方向の印刷開始位置ズレ量,各光学ユニット
13の主走査方向ラインに対するスキュー量を、搬送誤
差を含むことなく正確に(定量的に)検出できる。
【0075】従って、これらの量に基づくフィードバッ
ク制御を行なうことにより、各種誤差が確実に抑制さ
れ、色ズレの極めて少ない高品質のカラー画像印刷を実
現できる。さらに、光透過性の静電吸着ベルト17を挟
むようにイメージセンサ35A,35BとLD36A,
36Bとをそれぞれ対向配置し、メカコントローラ33
により適当なタイミングで各LD36A,36Bを発光
させるだけで、各イメージセンサ35A,35Bによっ
て位置ズレ検出用マーク40A,41A;40B,41
Bを極めて容易に撮像して読み取ることができる。
【0076】このとき、イメージセンサ35A,35B
を下方へ向けるとともにLD36A,36Bを上方へ向
けることにより、イメージセンサ35A,35Bの撮像
面が静電吸着ベルト17から落下する現像剤により汚れ
るのを確実に防止することができるほか、静電吸着ベル
ト17から落下した現像剤を受けるLD36A,36B
の発光面は、ブラシ機構37により清掃できるので、L
D36A,36Bからは、常時、十分な光量の光を発す
ることができ、イメージセンサ35A,35Bでの撮像
も確実に行なえる。
【0077】また、電源投入時、または、印刷開始前の
初期化処理時に位置ズレ検出用マーク40A,41A;
40B,41Bによる位置ズレの補正制御を行なうこと
により、色ズレの極めて少ない状態で印刷を開始するこ
とができるほか、印刷動作と並行して位置ズレ検出用マ
ーク40A,41A;40B,41Bによる位置ズレの
補正制御を行なうことにより、常に、色ズレの非常に少
ない高品質のカラー画像印刷を行なうことができる。
【0078】なお、上述した実施形態では、位置ズレ検
出用マークを静電吸着ベルト17の両側の2箇所に形成
した場合について説明したが、例えば図11に示すよう
に、静電吸着ベルト17の中央部にも、主走査方向位置
ズレ検出用マーク40Cおよび副走査方向位置ズレ検出
用マーク41Cを形成し、これらのマーク40C,41
Cを撮像するための一つのCCDリニアイメージセンサ
35Cを、主走査方向に対して45度の角度を成して配
置してもよい。
【0079】この場合も、静電吸着ベルト17を挟んで
CCDリニアイメージセンサ53Cと対抗する位置に
は、LD36C(図示せず)をそなえる。そして、これ
らのCCDリニアイメージセンサ35CおよびLD36
Cも、メカコントローラ33により、前述したイメージ
センサ35A,35BおよびLD36A,36Bと同様
に駆動制御される。
【0080】図11に示すような構成では、図9(c)
に示すような主走査方向の非等速誤差を解消することが
できる。図9(c)に示す非等速誤差の量(非等速量)
は、マーク40Aと40Cとの間の倍率ズレd1
3 、および、マーク40Cと40Bとの間の倍率ズレ
2 −d3 として検出することができる。例えば図9
(c)に示す例では、マーク40Cと40Bとの間では
基準よりも拡大しており、マーク40Cと40Bとの間
では基準よりも縮小している。
【0081】そして、主走査方向の倍率ズレを解消する
場合と同様、各印字コントローラ31Y,31M,31
C,31Kにより、その倍率ズレの分布に応じて、主走
査方向に従ってビデオクロック発生部47からのビデオ
クロックの周期を変更することで、矢印D1 〜D3 で示
すように倍率が補正され、非等速誤差を解消することが
できる。
【0082】このように非等速誤差を加味することによ
り、色ズレをより確実に抑制でき、カラー画像印刷のさ
らなる高品質化に寄与する。静電吸着ベルト17の中央
部に形成された副走査方向位置ズレ検出用マーク41C
を撮像してその位置を検出することにより、副走査方向
の湾曲状態を把握することも可能である。
【0083】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のカラー画
像形成装置によれば、1つの一次元イメージセンサによ
り、主走査方向位置ズレ検出用マークを成す複数の色の
像を同一時刻に同時に撮像して読み取ることができ、同
様に、副走査方向位置ズレ検出用マークを成す複数の色
の像も同一時刻に同時に撮像して読み取ることができる
ので、簡素かつ安価な構成で、各色の像の転写位置のズ
レ量を、搬送誤差を含むことなく正確に(定量的に)検
出でき、色ズレの極めて少ない高品質のカラー画像印刷
を実現できる効果がある(請求項1,2,)。
【0084】上述した2種類の位置ズレ検出用マーク
を、搬送ベルト上の主走査方向に2箇所以上形成した場
合、各箇所に対応してイメージセンサを配置することに
より、上述と同様の効果を得ることができる(請求項
)。また、主走査方向の印刷開始位置ズレ量,主走
査方向の倍率ズレ量,主走査方向の非等速量,副走査方
向の印刷開始位置ズレ量,光学系の主走査方向ラインに
対するスキュー量を正確に把握でき、これらの量に基づ
くフィードバック制御を行なうことにより、各種誤差が
確実に抑制され、高品質のカラー画像印刷の実現に寄与
する(請求項1,2,)。
【0085】さらに、本発明によれば、光透過性の搬送
ベルトを挟むようにイメージセンサと発光部とを対向配
置し、発光制御部により適当なタイミングで発光部を発
光させるだけで、イメージセンサによって位置ズレ検出
用マークを極めて容易に撮像して読み取ることができる
(請求項1,1)。このとき、イメージセンサを下方
へ向けるとともに発光部を上方へ向けることにより、イ
メージセンサの撮像面が搬送ベルトから落下する現像剤
により汚れるのを確実に防止することができるほか、搬
送ベルトから落下した現像剤を受ける発光部の発光面
は、ブラシ機構により清掃できるので、発光部からは、
常時、十分な光量の光を発することができ、イメージセ
ンサでの撮像も確実に行なえる効果もある(請求項1
)。
【0086】また、電源投入時、または、印刷開始前の
初期化処理時に位置ズレ検出用マークによる位置ズレの
補正制御を行なうことにより、色ズレの極めて少ない状
態で印刷を開始することができるほか(請求項1)、
印刷動作と並行して位置ズレ検出用マークによる位置ズ
レの補正制御を行なうことにより、常に、色ズレの非常
に少ない高品質のカラー画像印刷を行なうことができる
(請求項1)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのカラー画像形成装
置における位置ズレ検出用マークとCCDリニアイメー
ジセンサの配置状態とを示す平面図である。
【図2】本実施形態としてのカラー画像形成装置の内部
構造を示す側面図である。
【図3】本実施形態における光学系(レーザ走査機構)
の構造を示す側面図である。
【図4】本実施形態における光学系(レーザ走査機構)
の構造を示す平面図(図3のIV矢視図)である。
【図5】本実施形態におけるスキュー調整機構の構造を
模式的に示す分解斜視図である。
【図6】本実施形態における制御系の構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】本実施形態におけるCCDリニアイメージセン
サおよびLDの制御動作を説明するためのタイムチャー
トである。
【図8】本実施形態においてCCDリニアイメージセン
サからの出力に基づき位置ズレ量を算出する手法を説明
するための図である。
【図9】(a)〜(c)は主走査方向の位置ズレを説明
するための図である。
【図10】(a),(b)は副走査方向の位置ズレを説
明するための図である。
【図11】本実施形態における位置ズレ検出用マークと
CCDリニアイメージセンサの配置状態との変形例を示
す平面図である。
【符号の説明】
1 電子写真式プリンタ(カラー画像形成装置) 10Y,10M,10C,10K 印刷ユニット 11 感光体 12 前帯電器 13 光学ユニット(光学系,レーザ走査機構) 14 現像器 14a 現像ローラ 15 転写ローラ 16 定着器 17 静電吸着ベルト(搬送ベルト) 18 転写紙(シート状媒体) 19 駆動ローラ 20 従動ローラ 21,22 張力付与用のローラ(テンショナー) 23 レーザユニット(レーザ光源) 23a レーザビーム 24 ポリゴンミラー(回転多面鏡) 24a 鏡面 24b マーク 25,26 fθレンズ 27 折り返しミラー 28 印刷開始位置検出用ミラー 29 ビーム検出器(BD) 30 ホームポジションセンサ(HPS) 31Y,31M,31C,31K 印字コントローラ
(光学系制御部) 32 画像コントローラ 33 メカコントローラ(位置ズレ量検出部,光学系制
御部,発光制御部) 35A〜35C CCDリニアイメージセンサ(イメー
ジセンサ,第1のマーク読取手段,第2のマーク読取手
段) 36A〜36C レーザダイオード(LD,発光部) 37 ブラシ機構 38 クリーナ部材 40A〜40C 主走査方向位置ズレ検出用マーク 41A〜41C 副走査方向位置ズレ検出用マーク 42 スキュー調整機構 43 光学ユニット用筐体 43a 穴部 44 光学ベース 44a ピン 44b 滑り座 45 バー 46 モータ 46a 雄ねじ棒 47 ビデオクロック発生部 48 VS信号発生部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−120991(JP,A) 特開 平5−77410(JP,A) 特開 平6−253151(JP,A) 特開 昭63−307485(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/525 G03G 15/00 518 G03G 15/01 112 H04N 1/23 103

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数色の像を重ね合わせてカラー画像を
    シート状媒体上に形成すべく、各色毎に、感光体と、該
    感光体の表面に各色に対応した潜像を形成するための光
    学系と、該感光体の表面に形成された潜像を現像する現
    像器とをそなえるとともに、 該シート状媒体上に各感光体の表面に形成された各色の
    像を転写すべく該シート状媒体を前記の各感光体に搬送
    するものであって、光透過性を有する素材により形成さ
    れた搬送ベルトと、 該搬送ベルト上に転写することにより形成された主走査
    方向位置ズレ検出用マークを読み取るための第1のマー
    ク読取手段と、 該搬送ベルト上に転写することにより形成される副走査
    方向位置ズレ検出用マークを読み取るための第2のマー
    ク読取手段と、 該第1のマーク読取手段により読み取られた該主走査方
    向位置ズレ検出用マークに基づいて主走査方向の位置ズ
    レ量を検出するとともに、該第2のマーク読取手段によ
    り読み取られた該副走査方向位置ズレ検出用マークに基
    づいて副走査方向の位置ズレ量を検出する位置ズレ量検
    出部と、 該位置ズレ量検出部により検出された主走査方向および
    副走査方向の位置ズレ量を解消するように該光学系の状
    態を制御するための光学系制御部とをそなえ、 該感光体,該光学系および該現像器が、該搬送ベルト上
    の略同一副走査方向位置に各色の像を該光学系の主走査
    方向に所定間隔だけあけて成る該主走査方向位置ズレ検
    出用マークと、該搬送ベルト上の略同一主走査方向位置
    に各色の像を該光学系の副走査方向に所定間隔だけあけ
    て成る該副走査方向位置ズレ検出用マークとを、該搬送
    ベルト上の主走査方向について略同一位置に形成するよ
    うに構成され、 該光学系の主走査方向に対し所定角度を成す方向の一次
    元像を撮像する1つのイメージセンサが、該第1のマー
    ク読取手段と該第2のマーク読取手段とを兼ねてそなえ
    られるとともに、 該搬送ベルトを介して該イメージセンサに対向する発光
    部と、 該イメージセンサによる撮像範囲内を該主走査方向位置
    ズレ検出用マークまたは該副走査方向位置ズレ検出用マ
    ークが通過するタイミングで該発光部を発光させるよう
    に制御する発光制御部とをさらにそなえ、 該イメージセンサが、該感光体,該光学系および該現像
    器によって該搬送ベルト上に転写・形成され該イメージ
    センサの撮像範囲内に到達した該主走査方向位置ズレ検
    出用マークを成す複数色の像を、同一時刻に同時に撮像
    して読み取るとともに、該感光体,該光学系および該現
    像器によって該搬送ベルト上に転写・形成され該イメー
    ジセンサの撮像範囲内に到達した該副走査方向位置ズレ
    検出用マークを成す複数色の像を、同一時刻に同時に撮
    像して読み取るように構成されたカラー画像形成装置で
    あって、 該主走査方向位置ズレ検出用マークを該搬送ベルト上の
    主走査方向に間隔をあけた3箇所以上に形成し、該副走
    査方向位置ズレ検出用マークを該搬送ベルト上の主走査
    方向に間隔をあけた2箇所以上に形成するとともに、各
    箇所に対応して該イメージセンサを配置し、 該位置ズレ検出部が、該イメージセンサにより読み取ら
    れた3箇所以上の該主走査方向位置ズレ検出用マークに
    基づいて、該光学系の主走査方向の非等速量を、前記主
    走査方向の位置ズレ量として検出し、 該光学系制御部が、各色毎に、該位置ズレ量検出部によ
    り検出された前記非等速量を解消するように、該光学系
    に供給するビデオ信号を生成するためのビデオクロック
    の周期を、主走査方向位置に応じて変更制御する ことを
    特徴とする、カラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 複数色の像を重ね合わせてカラー画像を
    シート状媒体上に形成すべく、各色毎に、感光体と、該
    感光体の表面に各色に対応した潜像を形成するための光
    学系と、該感光体の表面に形成された潜像を現像する現
    像器とをそなえるとともに、 該シート状媒体上に各感光体の表面に形成された各色の
    像を転写すべく該シート状媒体を前記の各感光体に搬送
    する搬送ベルトと、 該搬送ベルト上に転写することにより形成された主走査
    方向位置ズレ検出用マークを読み取るための第1のマー
    ク読取手段と、 該搬送ベルト上に転写することにより形成される副走査
    方向位置ズレ検出用マークを読み取るための第2のマー
    ク読取手段と、 該第1のマーク読取手段により読み取られた該主走査方
    向位置ズレ検出用マークに基づいて主走査方向の位置ズ
    レ量を検出するとともに、該第2のマーク読取手段によ
    り読み取られた該副走査方向位置ズレ検出用マークに基
    づいて副走査方向の位置ズレ量を検出する位置ズレ量検
    出部と、 該位置ズレ量検出部により検出された主走査方向および
    副走査方向の位置ズレ量を解消するように該光学系の状
    態を制御するための光学系制御部とをそなえ、 該感光体,該光学系および該現像器が、該搬送ベルト上
    の略同一副走査方向位置に各色の像を該光学系の主走査
    方向に所定間隔だけあけて成る該主走査方向位置ズレ検
    出用マークと、該搬送ベルト上の略同一主走査方向位置
    に各色の像を該光学系の副走査方向に所定間隔だけあけ
    て成る該副走査方向位置ズレ検出用マークとを、該搬送
    ベルト上の主走査方向について略同一位置に形成するよ
    うに構成され、 該光学系の主走査方向に対し所定角度を成す方向の一次
    元像を撮像する1つのイメージセンサが、該第1のマー
    ク読取手段と該第2のマーク読取手段とを兼ねてそなえ
    られ、 該イメージセンサが、該感光体,該光学系および該現像
    器によって該搬送ベルト上に転写・形成され該イメージ
    センサの撮像範囲内に到達した該主走査方向位置ズレ検
    出用マークを成す複数色の像を、同一時刻に同時に撮像
    して読み取るとともに、該感光体,該光学系および該現
    像器によって該搬送ベルト上に転写・形成され該イメー
    ジセンサの撮像範囲内に到達した該副走査方向位置ズレ
    検出用マークを成す複数色の像を、同一時刻に同時に撮
    像して読み取るように構成されたカラー画像形成装置で
    あって、 該主走査方向位置ズレ検出用マークを該搬送ベルト上の
    主走査方向に3箇所以上に形成するとともに、各箇所に
    対応して該イメージセンサを配置し、 該位置ズレ検出部が、該イメージセンサにより読み取ら
    れた3箇所以上の該主走査方向位置ズレ検出用マークに
    基づいて、該光学系の主走査方向の非等速量を、前記主
    走査方向の位置ズレ量として検出し、 該光学系制御部が、各色毎に、該位置ズレ量検出部によ
    り検出された前記非等速量を解消するように、該光学系
    に供給するビデオ信号を生成するためのビデオクロック
    の周期を、主走査方向位置に応じて変更制御することを
    特徴とする、カラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 該副走査方向位置ズレ検出用マークを、
    該搬送ベルト上の主走査方向に間隔をあけた2箇所以上
    に形成するとともに、各箇所に対応して前記イメージセ
    ンサを配置したことを特徴とする、請求項2記載のカラ
    ー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 該主走査方向位置ズレ検出用マークを形
    成する各色の像が、1ドット像または複数ドットからな
    る副走査方向の線分像であることを特徴とする、請求項
    1〜請求項のいずれか1項に記載のカラー画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 該副走査方向位置ズレ検出用マークを形
    成する各色の像が、1ドット像または複数ドットからな
    る主走査方向の線分像であることを特徴とする、請求項
    1〜請求項のいずれか1項に記載のカラー画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 該位置ズレ検出部が、該イメージセンサ
    により読み取られた該主走査方向位置ズレ検出用マーク
    に基づいて、該光学系による主走査方向の印刷開始位置
    ズレ量を、前記主走査方向の位置ズレ量として検出し、 該光学系制御部が、各色毎に、該位置ズレ量検出部によ
    り検出された前記主走査方向の印刷開始位置ズレ量を解
    消するように、該光学系による該感光体に対する露光開
    始位置を調整制御することを特徴とする、請求項1〜請
    求項のいずれか1項に記載のカラー画像形成装置。
  7. 【請求項7】 該位置ズレ検出部が、該イメージセンサ
    により読み取られた2箇所以上の該主走査方向位置ズレ
    検出用マークに基づいて、該光学系の主走査方向の倍率
    ズレ量を、前記主走査方向の位置ズレ量として検出し、 該光学系制御部が、各色毎に、該位置ズレ量検出部によ
    り検出された前記倍率ズレ量を解消するように、該光学
    系に供給するビデオ信号を生成するためのビデオクロッ
    クの周期を変更制御することを特徴とする、請求項
    請求項のいずれか1項に記載のカラー画像形成装置。
  8. 【請求項8】 該位置ズレ検出部が、該イメージセンサ
    により読み取られた該副走査方向位置ズレ検出用マーク
    に基づいて、該光学系による副走査方向の印刷開始位置
    ズレ量を、前記副走査方向の位置ズレ量として検出し、 該光学系制御部が、各色毎に、該位置ズレ量検出部によ
    り検出された前記副走査方向の印刷開始位置ズレ量を解
    消するように、該光学系に対する垂直同期信号の発生タ
    イミングを変更制御することを特徴とする、請求項1〜
    請求項のいずれか1項に記載のカラー画像形成装置。
  9. 【請求項9】 該光学系を、該感光体上の集光位置から
    の法線を回転軸として回転駆動しうるスキュー調整機構
    がそなえられ、 該位置ズレ検出部が、該イメージセンサにより読み取ら
    れた2箇所以上の該副走査方向位置ズレ検出用マークに
    基づいて、該光学系の主走査方向ラインに対するスキュ
    ー量を、前記副走査方向の位置ズレ量として検出し、 該光学系制御部が、各色毎に、該光学系を前記回転軸周
    りに回動させて該位置ズレ量検出部により検出された前
    記スキュー量を解消するように、該スキュー調整機構を
    制御することを特徴とする、請求項〜請求項のいず
    れか1項に記載のカラー画像形成装置。
  10. 【請求項10】 該搬送ベルトが光透過性を有する素材
    により形成されるとともに、該搬送ベルトを介して該イ
    メージセンサに対向する発光部をそなえ、 該イメージセンサによる撮像範囲内を該主走査方向位置
    ズレ検出用マークまたは該副走査方向位置ズレ検出用マ
    ークが通過するタイミングで該発光部を発光させるよう
    に制御する発光制御部をそなえたことを特徴とする、請
    求項2記載のカラー画像形成装置。
  11. 【請求項11】 該イメージセンサが下方へ向かって撮
    像を行なうとともに該発光部が上方へ向かって発光する
    ように配置され、該発光部の発光面を清掃するためのブ
    ラシ機構をそなえたことを特徴とする、請求項1または
    請求項10に記載のカラー画像形成装置。
  12. 【請求項12】 電源投入時、または、該シート状媒体
    に対する印刷開始前の初期化処理時に、該主走査方向位
    置ズレ検出用マークおよび該副走査方向位置ズレ検出用
    マークを該搬送ベルト上に形成して、該イメージセン
    サ,該位置ズレ検出部および該光学系制御部による処理
    を行なうことを特徴とする、請求項1〜請求項1のい
    ずれか1項に記載のカラー画像形成装置。
  13. 【請求項13】 該シート状媒体に対する印刷動作と並
    行して、該主走査方向位置ズレ検出用マークおよび該副
    走査方向位置ズレ検出用マークを該搬送ベルト上の該シ
    ート状媒体の載置領域外に形成して、該イメージセン
    サ,該位置ズレ検出部および該光学系制御部による処理
    を行なうことを特徴とする、請求項1〜請求項1のい
    ずれか1項に記載のカラー画像形成装置。
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