JP5412855B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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この発明は、デジタル複写機,デジタル複合機,ファクシミリ装置等の各種画像形成装置に関する。
上記のような画像形成装置では、記録紙に印刷(画像形成)を行うため、その記録紙を搬送(給紙)する際に、その記録紙が搬送方向と直交する主走査方向に対して、左側または右側にスライドして搬送されることが、しばしば発生する。特に、給紙ユニットが本体装置に積層された画像形成装置や、本体装置に両面ユニットがオプション接続された画像形成装置では、記録紙のスライドが顕著に表れる。
これを防止する技術として、給紙ユニット毎に主走査方向の印刷開始タイミングを調整できるようにし、記録紙の所定の印刷開始位置から画像を印刷する技術が既に知られている。
しかし、上記調整には一定の技能が必要になるほか、給紙ユニットの精度によっては、同一の紙サイズ,紙種であっても、1枚毎にスライド量が異なる場合があるため、給紙する度にスライド量に応じて主走査方向の印刷開始タイミングを補正する技術も提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1には、記録紙のスライド量に応じて主走査方向の印刷開始タイミングを補正する目的で、接触型の用紙位置ズレ検知センサを用いる手法について述べられている。
この用紙位置ズレ検知センサは、長手方向が記録紙の搬送方向に対して所定角度傾斜して配置された接触部を備え、記録紙が接触部に接触したときにオンになる。レジストセンサは、用紙位置ズレ検知センサに対して上流側に配置されている。CPUは、記録紙の搬送方向の先端部をレジストセンサによって検出してから用紙位置ズレ検知センサによって検出するまでの時間Tを計測して、その計測値Tを基に記録紙の主走査方向に対する記録紙のスライド量を計測し、更に主走査方向の画像形成タイミングを補正する。
しかしながら、特許文献1に記載されているような従来の画像形成装置では、スライド量検出に接触型センサを用い、記録紙と接触させることにより、記録紙の通過時間を計測してスライド量を求めるようにしているため、記録紙と接触させるこの手段では、記録紙にダメージを与えてしまうことが懸念され、最悪の場合には記録紙のダメージによりジャムが発生する可能性があるという問題があった。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、記録紙等の記録媒体にダメージを与えることなく、主走査方向に対する記録媒体のスライド量を取得し、主走査方向の画像形成位置(主走査画像形成タイミング)の補正を行えるようにすることを目的とする。
この発明は、記録媒体を搬送する搬送手段と、該搬送手段によって搬送される上記記録媒体に対して画像形成を行う画像形成手段とを有する画像形成装置であって、上記の目的を達成するため、上記記録媒体の搬送経路上に配置された該記録媒体の検出面積に応じた電圧を出力する第1の非接触型センサ(例えばフォトセンサと光源とからなるセンサ)と、該第1の非接触型センサに対して所定角度傾斜し、かつ該記録媒体の頂点の通過地点近傍に配置された該記録媒体の検出面積に応じた電圧を出力する第2の非接触型センサ(例えばフォトセンサと光源とからなるセンサ)と、上記第1の非接触型センサの出力電圧が予め設定された第1の所定電圧を下回った時点又は上回った時点(上記記録媒体の搬送方向の先端部が上記第1の非接触型センサによって検出された時点)から上記第2の非接触型センサの出力電圧が予め設定された上記第1の所定電圧とは異なる第2の所定電圧を下回った時点又は上回った時点までの時間を計測し、該計測値から上記搬送方向と直交する主走査方向に対する上記記録媒体のスライド量を取得する計測手段と、該計測手段によって取得したスライド量に応じて、上記主走査方向の画像形成位置の補正を行う補正手段とを設けたものである。
なお、上記計測手段が、上記計測値を上記搬送方向の距離に換算し、該換算値と予め設定された基準値との差および上記所定角度に基づいて上記スライド量を算出すると良い。あるいは、上記所定角度を45度とした場合、上記計測手段が、上記計測値を上記搬送方向の距離に換算し、該換算値と予め設定された基準値との差を上記スライド量として算出すればよい。
また、上記計測手段が、上記時間の計測を上記搬送手段によって記録媒体が搬送される毎に行うとよい。あるいは、上記計測手段が、ジョブの最初に上記搬送手段によって搬送される記録媒体に対してのみ、上記時間の計測を行うようにしてもよい。
さらに、上記補正手段が、上記計測手段による上記スライド量の取得毎に、上記主走査方向の画像形成位置の補正を行うとよい。あるいは、上記補正手段が、上記計測手段によって取得した上記スライド量の値が予め設定された所定値を超えた場合にのみ、上記主走査方向の画像形成位置の補正を行うようにしてもよい。
この発明の画像形成装置では、記録媒体の搬送方向の先端部が第1の非接触型センサによって検出されてから第2の非接触型センサによって検出されるまでの時間を計測し、その計測値から上記搬送方向と直交する主走査方向に対する上記記録媒体のスライド量を取得することにより、その取得したスライド量に応じて上記主走査方向の画像形成位置の補正を行う。
この発明によれば、記録媒体にダメージを与えることなく、主走査方向に対する記録媒体のスライド量を計測して、主走査方向の画像形成位置の補正を行うことができる。
この発明を実施する画像形成装置の制御系の構成例を示すブロック図である。 図2は、図1のセンサ7,8の配置を説明するための図である。 図2の記録紙Pが移送する経過時間とセンサ7,8の出力との関係例を示す説明図である。 図3のセンサ8がオンになったと判断するための所定電圧Vth_bの決定方法を説明するための図である。
図3のセンサ8を斜めに配置することの利点を説明するための図である。 図2の記録紙Pが搬送方向(副走査方向)Cに進む距離と主走査方向のスライド量との関係を示す説明図である。 図1のCPU3によるこの発明に関わる制御の一例を示すフローチャートである。 図2のセンサ7,8の位置が紙サイズによって変化する様子を示す説明図である。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
まず、この発明を実施する画像形成装置の制御系の構成について、図1を参照して説明する。なお、この画像形成装置では、記録紙を使用するが、他の記録媒体を使用することも勿論できる。
図1は、この発明を実施する画像形成装置の制御系の構成例(主走査方向に対する記録紙のスライド量を検出するために必要な構成)を示すブロック図である。
画像形成装置1は、デジタル複写機,デジタル複合機,又はファクシミリ装置等の画像形成装置であり、主走査方向に対する記録紙のスライド量(以下単に「記録紙のスライド量」ともいう)を検出する処理を含む装置全体の制御を行う制御部2と、記録紙を搬送する搬送手段である搬送部6とを備えている。また、図示は省略するが、搬送部6によって搬送される記録紙に対して画像形成を行う画像形成手段である画像形成部も備えている。
制御部2は、CPU3,ROM4,およびメモリ5を備えている。
搬送部6は、記録紙の搬送経路上のセンサ(以下単に「センサ」ともいう)7と光源9とによって構成された第1の非接触型センサ21と、用紙位置ズレ検知センサ(以下単に「センサ」ともいう)8と光源10とによって構成された第2の非接触型センサ22とを備えている。
センサ7,8は、いずれも記録紙の検出面積に応じた電圧を出力する。
このセンサ7,8にはそれぞれ光源9,10が配置されているが、記録紙の通過域を挟んでセンサと光源を配置すれば、透過型のフォトセンサとして使用することになり、記録紙の通過域に対して同じ側に配置すれば、反射型のフォトセンサとして使用することになる。
CPU3は、ROM4内のプログラムを実行することにより、この発明に関わる計測手段および補正手段としての機能を果すことができる。
ROM4には、CPU3の制御に必要なプログラムが格納されている。このROM4としては、固定ROMやフラッシュROM,EEPROM等を用いることができる。
メモリ5には、CPU3が記録紙のスライド量を取得するため、基準位置から算出される基準値等の各種情報が記憶されている。このメモリ5は、その各種情報を記憶保持するためのフラッシュROM,EEPROM等の不揮発性メモリや、CPU3がデータ処理を行ったり画像データを展開する際に使用するRAM等によって構成されている。
CPU3は、センサ7からの信号入力時点(センサ7がオンになった時点)とセンサ8からの信号入力時点(センサ8がオンになった時点)との時間差を図示しないタイマにて計測し、その計測値から上記搬送方向と直交する主走査方向に対する記録紙のスライド量を算出・取得する。また、その取得したスライド量に応じて、主走査方向の画像形成位置(主走査画像形成タイミング)の補正量の計算も行い、主走査画像形成タイミングの補正を行う。
なお、上述した時間計測にはCPU3内のタイマを使用しても良いし、若しくはカウント機能を持ったASIC(Application Specific Integrated Circuit)に上述した時間計測を行わせても構わない。ASICに、カウント機能,スライド量計測機能,主走査画像形成タイミング補正機能を持たせておくこともできる。そうすれば、一連の処理がハードで行われることとなり、ソフト計算遅延などがなくなり、高速な処理が可能となる。
次に、図1のセンサ7,8の配置について、図2を参照して説明する。
図2は、図1のセンサ7,8の配置を説明するための図である。
この実施形態では、記録紙Pの搬送経路上にセンサ7を配置し、そのセンサ7に対して、つまり記録紙Pの搬送方向Cに直交する主走査方向に対して所定角度傾斜させ、かつ記録紙Pの頂点の通過地点近傍に配置する。
センサ7は、レジストセンサと共用させることにより、センサの数を減らすことも可能である。なお、レジストセンサとは、感光体等の像担持体上に形成されたトナー画像を記録紙の所定位置に転写できるように、像担持体に向けて搬送された記録紙の搬送方向の先端(以下単に「先端」ともいう)を検出して、その記録紙を一旦停止させ、最適なタイミングで再搬送させるために必要なセンサのことである。
センサ7,8は、搬送経路の左端に配置しているが、右端に配置するようにしても構わない。また、センサ7,8の位置関係は、そのいずれが搬送経路の上流に配置されても構わないが、図2を含め、以降はセンサ7を上流に配置した場合を説明する。
なお、この実施形態では、紙サイズ毎にセンサ7,8(もちろん光源9,10)の位置を予め決めておき、画像形成装置1内の図示しない紙サイズ認識部から情報を受ける毎に、所定の位置へ移動するものとする。もしくは、各紙サイズの種類の分だけ、センサ7,8を用意しても構わない。このとき、センサ7は全紙種で通過する領域に配置すれば、センサの数を減らすことが可能である。なお、それらについては、後で図8によって説明する。
次に、図2の記録紙Pが移送する経過時間とセンサ7,8の出力との関係について、図3を参照して説明する。
図3は、図2の記録紙Pが移送する経過時間とセンサ7,8の出力との関係例を示す説明図である。
センサ7,8の出力電圧(以下単に「出力」ともいう)Va,Vbは、その種類によってオン(ON)になったときに“H(High)”になるのか“L(Low)”になるのかが異なるため、ここではオンになったときに“L”になるものとして説明している。
記録紙Pの先端がセンサ7に到達した時点から、センサ7の出力Vaは降下(減少)する。なお、センサ7の後段には、その出力Vaが予め設定された第1の所定電圧(以下単に「所定電圧」ともいう)Vth_aを下回った時点で、“H”,“L”が切り替わるようなコンパレータ回路を用意しておくことが望ましい。
記録紙Pの先端がセンサ7を通過した後、センサ8の一部に差し掛かる。この時点からセンサ8の出力Vbが降下を始め、記録紙Pの頂点がセンサ8の受光面端に差し掛かる度に出力変化の傾きが変わっていく。なお、センサ8にもまた、その出力Vbが予め設定された第2の所定電圧(以下単に「所定電圧」ともいう)Vth_bを下回った時点で、“H”,“L”が切り替わるようなコンパレータ回路を用意しておくことが望ましい。所定電圧Vth_bの決定方法については、図4で説明する。
よって、センサ7が記録紙Pの先端を検出してオンになってから、センサ8が記録紙Pの頂点を検出してオンになるまでの経過時間t1を計測することにより、記録紙Pの主走査方向のスライド量を取得し、主走査画像形成タイミングの補正を行うことができる。
なお、センサ7が記録紙Pの先端が到達した時点から、センサ8が記録紙Pに差し掛かる時点からそれぞれ出力が上昇するタイプのセンサであった場合、センサ7の出力が第1の所定電圧を、センサ8の出力が第2の所定電圧をそれぞれ上回った時点で、“H”,“L”が切り替わるようなコンパレータ回路を用意すればよい。
次に、図3のセンサ8がオンになったと判断するための所定電圧Vth_bの決定方法について、図4を参照して説明する。
図4は、図3のセンサ8がオンになったと判断するための所定電圧Vth_bの決定方法を説明するための図である。
センサ8の長手方向の長さがL、短い辺をaとし、主走査方向(センサ7の長手方向)に対して角度θで傾斜していると仮定した場合、長手方向の主走査方向に対する長さはL・cosθとなる。このL・cosθを、記録紙Pの主走査方向のスライド量に対して充分にマージンを持った長さにすれば、センサ8を記録紙Pの頂点が通過する際には、必ずセンサ8と記録紙Pとの重なる部分が、図4に斜線を施して示す三角形の面積と等しくなる瞬間が存在する。この三角形の面積は、
(a/sinθ)×(a/sin(90°−θ))/2 ・・・(1)
となる。
センサ8の受光面が式(1)で求めた面積の分だけ記録紙Pと重なったときの出力Vbは、個々のセンサの誤差を無視すれば必ず等しくなり、また記録紙Pがセンサ8に差し掛かってから式(1)で求めた面積の部分が重なるまでの出力Vbの変化度合いも、センサの個体差を無視すれば等しくなる。
よって、この変化の途中に所定電圧Vth_bを設定すれば、記録紙Pが主走査方向のどの位置にスライドしても、記録紙Pがセンサ8に差し掛かってから出力Vbが所定電圧Vth_bに達するまでの経過時間t1は、必ず等しくなる。
但し、出力Vbの変化度合いおよび式(1)で求めた面積の部分に重なったときの出力Vbの値は、紙種が変化すれば変わってくることを考慮しなければならない。最低でも、印刷時に外部、例えば装置の図示しない操作部又は図示しないPC(パーソナルコンピュータ)等の外部機器の操作によって設定できる紙種については、それぞれの所定電圧Vth_a,Vth_bを設計段階で決定しておき、装置内のROM4又はメモリ5(実際には不揮発性メモリ)に記憶させておく必要がある。
次に、図3のセンサ8を斜めに配置することの利点について、図5,図6を参照して説明する。
図5は図3のセンサ8を斜めに配置することの利点を説明するための図であり、図5の(a)は上述したようにセンサ7,8を配置したときに主走査方向の先端側に記録紙Pがスライドして搬送された場合、同図の(b)は主走査方向の後端側に記録紙Pがスライドして搬送された場合をそれぞれ示している。
図6は、図2の記録紙Pが搬送方向(副走査方向)Cに進む距離と主走査方向のスライド量との関係を示す説明図である。
図4で示したように、記録紙Pの主走査方向に対して所定角度傾けてセンサ8を配置した場合、記録紙Pが主走査方向にスライドしても、頂点がセンサ8に差し掛かってから式(1)で求めた面積の部分が重なるまでは一定の時間であり、かつセンサ8の出力変化の度合いも一定となる。
よって、センサ7がオンになってからセンサ8がオンになるまでの経過時間t1を計測すれば、精度良くスライド量が分かることとなる。
記録紙Pの線速が100[mm/s]、センサ8の傾きがθ、センサ7がオンになってからセンサ8がオンになるまでの経過時間t1の基準値(記録紙Pが基準位置を進んだ場合の経過時間)を1[ms]とした場合を例に挙げてみる。この基準値は、装置内のメモリ5(実際には不揮発性メモリ)又はROM4に予め記憶保持(設定)しておくことができる。
ある記録紙Pのセンサ7,8間の通過時間t1が2[ms]だった場合、記録紙Pが基準位置を進んだ場合と比べて、時間差が1[ms]となるので、それを搬送方向(副走査方向)Cの距離に換算すると、
100[mm/s]×1[ms]=0.1[mm]
だけ長くなる。
これを主走査方向のスライド量(基準位置からのズレ量)に変換すると、図6より、
0.1[mm]×(sin(90°−θ)/sinθ)
となり、この値を主走査画像形成タイミングに加算することで、主走査画像形成タイミングの補正を行うことが可能となる。このとき、θ=45°とすれば、β=αとなり、上記時間差を換算した距離がそのまま主走査方向のスライド量と考えることができ、計算処理を速くすることが可能となる。
これに対し、図5の(c)はセンサ8の長手方向が主走査方向と平行に配置したときに主走査方向の先端側に記録紙Pがスライドして搬送された場合、同図の(d)は主走査方向の後端側に記録紙Pがスライドして搬送された場合を示している。
この場合、記録紙Pが主走査方向にスライドしたときに差異として現れてくるのは、センサ8の出力値である。但し、この出力値はアナログ量であるため、精度良くスライド量を計測するのには向いていないといえる。
次に、図1のCPU3によるこの発明に関わる制御について、図7を参照して説明する。
図7は、図1のCPU3によるこの発明に関わる制御の一例を示すフローチャートである。なお、このフローチャートにおいて、各ステップを「S」と略記している。
CPU3は、図示しない給紙トレイ又は給紙カセットから記録紙の給紙(搬送)を開始した後(S1)、センサ7がオンになったかどうかをチェックする(S2)。
そして、センサ7がオンになっていない場合には、引き続きセンサ7がオンになったかどうかをチェックし(S2)、オンになった時点でタイマをスタートして時間計測を行う(S3)。
その後、センサ8がオンになったかどうかをチェックし(S4)、オンになっていなければ引き続きセンサ8がオンになったかどうかをチェックして、オンになった時点でタイマをストップする(S5)。
その後、タイマによる計測時間を基準値と比較し(S6)、基準値との差に応じて主走査画像形成タイミング(主走査方向の印刷開始タイミング)を補正する(S7)。つまり、基準値との差から記録紙Pの主走査方向のスライド量を算出・取得して、その取得したスライド量に応じて主走査画像形成タイミングの補正量を計算し、主走査画像形成タイミングを補正する。
なお、基準値は、組み立て工程にて最も主走査画像位置が正しいときの値を設定して装置内のメモリ5(実際には不揮発性メモリ)に記憶保持させておき、必要があれば後にも更新が可能なようにしておくとよい。
タイマによる時間計測および主走査画像形成タイミングの補正を行うタイミングは記録紙Pの給紙毎とし、その給紙毎に毎回時間計測を行って記録紙Pのスライド量を取得し、その都度、記録紙Pに対して画像形成を行う前までに主走査画像形成タイミングの補正量を計算して、記録紙Pに形成する最初の1画素の主走査画像形成タイミングに反映させても良い。
もしくは、時間計測は毎回行うが、取得した記録紙Pのスライド量の値が予め設定された所定値を超えていない場合(スライド量の所定量以上のズレを検知していない場合)には主走査画像形成タイミングの補正を禁止し、予め設定された所定値を超えた場合(スライド量の所定量以上のズレを検知した場合)にのみ主走査画像形成タイミングの補正を行うようにしても構わない。
また、ジョブの最初に給紙される1枚の記録紙Pに対してのみ、時間計測を行ってそのスライド量を取得し、主走査画像形成タイミングの補正量を計算して、同じジョブの間は同じ補正量で主走査画像形成タイミングの補正を行っても良い。
なお、取得した記録紙Pのスライド量の値と比較する所定値は、装置の操作部又は外部機器の操作等によって装置内のメモリ5(実際には不揮発性メモリ)又はROM4に記憶保持しておくことができる。
次に、複数の紙サイズに対応するセンサ7,8の位置について、図8を参照して説明する。
図8は、図2のセンサ7,8の位置が紙サイズによって変化する様子を示す説明図である。
図8の(a)は、主走査方向の中央位置を基準として、各紙サイズの記録紙P1,P2が搬送される様子を示している。この例の場合、センサ8(8_A4,8_A5)は紙サイズの数だけ用意し)、各記録紙P1,P2が通過するポイントに設置しても良いし、センサ8を1個だけ用意し、外部機器の操作等によって紙サイズの変更が指示された場合には、搬送されてくる記録紙の紙サイズに合う場所へ移動させるようにしても良い。
図8の(b)は、主走査端(主走査方向の左端)を基準として、各紙サイズの記録紙P1′,P2′の頂点が同じ場所を通過する様子を示す説明図である。この例の場合は、センサ7およびセンサ8ともに主走査端近辺に配置することにより、どちらも1個で機能を果たせるという特徴を持つ。
このように、記録紙の搬送方向の先端部がセンサ7(第1の非接触型センサ)によって検出されてからセンサ8(第2の非接触型センサ)によって検出されるまでの時間を計測し、その計測値から搬送方向と直交する主走査方向に対する記録紙のスライド量を取得し、その取得したスライド量に応じて主走査方向の画像形成位置の補正を行うことにより、記録媒体にダメージを与えることなく、主走査方向に対する記録紙のスライド量を計測して、主走査方向の画像形成位置の補正を確実に行うことができる。
〔この発明に関わるプログラム〕
このプログラムは、画像形成装置を制御するCPU(コンピュータ)に、この発明に関わる機能である計測手段および補正手段としての機能を実現させるためのプログラムであり、このようなプログラムをCPUに実行させることにより、上述したような効果を得ることができる。
このようなプログラムは、はじめから画像形成装置に備えるROM、あるいは不揮発性メモリ(フラッシュROM,EEPROM等)、あるいはHDD(ハードディスク装置)などの記憶手段に格納しておいてもよいが、記録媒体であるCD−ROM、あるいはメモリカード,フレキシブルディスク,MO,CD−R,CD−RW,DVD+R,DVD+RW,DVD−R,DVD−RW,又はDVD−RAM等の不揮発性記録媒体(メモリ)に記録して提供することもできる。それらの記録媒体に記録されたプログラムを画像形成装置にインストールしてCPUに実行させるか、CPUにそれらの記録媒体からこのプログラムを読み出して実行させることにより、上述した各手順を実行させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させることも可能である。
以上の説明から明らかなように、この発明によれば、記録媒体にダメージを与えることなく、主走査方向に対する記録媒体のスライド量を計測して、主走査方向の画像形成位置の補正を行うことができる。この発明を利用すれば、指定された正確な位置に画像が形成された記録媒体を出力できる画像形成装置を提供することができる。
1:画像形成装置 2:制御部 3:CPU 4:ROM 5:メモリ
6:搬送部 7,8:センサ 9,10:光源 21:第1の非接触型センサ
22:第2の非接触型センサ
特開2007−52271号公報

Claims (7)

  1. 記録媒体を搬送する搬送手段と、該搬送手段によって搬送される前記記録媒体に対して画像形成を行う画像形成手段とを有する画像形成装置であって、
    前記記録媒体の搬送経路上に配置された該記録媒体の検出面積に応じた電圧を出力する第1の非接触型センサと、
    該第1の非接触型センサに対して所定角度傾斜し、かつ該記録媒体の頂点の通過地点近傍に配置された該記録媒体の検出面積に応じた電圧を出力する第2の非接触型センサと、
    前記第1の非接触型センサの出力電圧が予め設定された第1の所定電圧を下回った時点又は上回った時点から前記第2の非接触型センサの出力電圧が予め設定された前記第1の所定電圧とは異なる第2の所定電圧を下回った時点又は上回った時点までの時間を計測し、該計測値から前記搬送方向と直交する主走査方向に対する前記記録媒体のスライド量を取得する計測手段と、
    該計測手段によって取得したスライド量に応じて、前記主走査方向の画像形成位置の補正を行う補正手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記計測手段は、前記計測値を前記搬送方向の距離に換算し、該換算値と予め設定された基準値との差および前記所定角度に基づいて前記スライド量を算出することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記所定角度は45度であり、
    前記計測手段は、前記計測値を前記搬送方向の距離に換算し、該換算値と予め設定された基準値との差を前記スライド量として算出することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記計測手段は、前記時間の計測を前記搬送手段によって記録媒体が搬送される毎に行うことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記計測手段は、ジョブの最初に前記搬送手段によって搬送される記録媒体に対してのみ、前記時間の計測を行うことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記補正手段は、前記計測手段による前記スライド量の取得毎に、前記主走査方向の画像形成位置の補正を行うことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記補正手段は、前記計測手段によって取得した前記スライド量の値が予め設定された所定値を超えた場合にのみ、前記主走査方向の画像形成位置の補正を行うことを特徴とする画像形成装置。
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