JP2007292936A - カラー画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】調整時間を短くし、生産性を損ねることなく位置ずれの修正が行えるようにする。
【解決手段】複数の像担持体を含む作像ステーションを並設し、当該作像ステーションによって形成された異なる色の画像を重畳して複数色からなる画像を形成するカラー画像形成装置であって、前記作像ステーションによって位置ずれ検知パターンP1,P2を形成する際、最大色数よりも少ない任意の色の作像ステーションで位置ずれ検知パターンP2を形成する。その際、前記色ずれ検知パターンP2の形成領域(紙間SB)を、隣接するシート状記録媒体の間に当該シート状記録媒体の搬送を停止することなく形成できる長さに設定する。
【選択図】図8

Description

本発明は色ずれを補正する機能を備えたカラー画像形成装置に関する。
電子写真方式の書込ユニットと作像カートリッジを複数並置して画像を重ね合わせてフルカラー画像を形成する、いわゆるタンデム型と称される画像形成装置として例えば、フルカラー複写機がある。このようなタンデム型のフルカラー複写機は、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各色の画像を形成する複数の画像形成ステーションを備え、各色の画像形成ステーションには書込ユニットと作像カートリッジが設けられている。そして、各色の画像データにより変調されたレーザを書込ユニットから作像カートリッジの感光体に照射し、感光体表面に潜像を形成する。各色の作像カートリッジは、この潜像の形成された感光体に各色のトナーを供給して、各色のトナー画像を現像する。各色の作像カートリッジは、転写ベルト上を搬送されてくる転写紙に感光体上のトナー画像を順次転写して、転写紙に各色のトナー画像を重ね合わせてカラー画像を形成する。
このように複数の画像形成ステーションを備えた画像形成装置においては、1ドラム方式といわれる感光体を1つのみ備えてカラー画像を形成する画像形成装置に比較して、各画像形成ステーションで同じ転写紙の同一面上に順次異なるトナー画像を重ね合わせて、カラー画像を形成しているため、各画像形成ステーションにおける転写紙への転写画像位置がずれると、各画像形成ステーションで形成する画像間隔がずれたり、重なったりし、また、カラー画像の場合には、色味の違いや色ずれとなり、画像品質が悪化する。
この色ずれとしては、書込光学系内部の組み付け誤差や画像形成装置本体への各ユニットの取付誤差及び感光体の画像形成装置本体への取付誤差等で各色での走査線の傾きが生じて発生する傾きによる色ずれと、走査線の位置が基準位置に対して平行にずれ、4色の像が縦または横方向に全体にずれることによって発生する平行方向の色ずれとがある。これらの色ずれのうち、傾きの色ずれは書込装置の反射ミラーの位置を微調整することにより補正し、平行方向の色ずれは書き込みのスタートタイミングを主走査方向あるいは副走査方向で調整することにより補正することができる。また、主走査方向の画像の長さは、書込画素の周波数を変えることにより、すなわち、倍率誤差を調整することにより調整することができる。
このような色ずれは、画像形成装置の初期時に調整を行ったとしても、作像カートリッジの交換、画像形成装置のメンテナンス、画像形成装置の運搬等によって発生するだけでなく、複数枚の画像形成後に機構が温度膨張することによっても発生する。すなわち、経時的に誤差が変動して色ずれが発生する。
この色ずれを防止するために、従来、このような複数の画像形成ステーションを備えた画像形成装置においては、複数の画像形成ステーションを順次転写紙を搬送する転写ベルトの幅方向両端部に、各色の画像の位置ずれを検知するためのトナーマーク(位置検出パターン)を形成し、当該両端部のトナーマークを転写ベルトの最下流側に設けられた発光素子と受光素子及び当該トナーマークの形状に合った透過窓の形成されたスリット部材からなる検出手段により検出し、当該転写ベルトの両端のトナーマークの検出結果に基づいて位置ずれを検出し、その検出結果によって各画像形成ステーションによる画像の位置ずれを補正している。
前記トナーマークは、一般的に、転写ベルト上に、光書込の走査方向(主走査方向)に平行なラインと、主走査方向に対して特定の角度(例えば、45度)で形成されたラインとから形成されており、検出手段は、前記受光素子と転写ベルトとの間に当該トナーマークの形状にあった透過窓の形成されたスリット部材が配設されている。したがって、検出手段の受光素子は、透明な転写ベルトを透過した発光素子からの光をそのまま受光し、トナーマークが透過窓の位置と一致すると、トナーマークによって遮光された光を受光する。検出手段は、受光素子の受光する光量の差によってトナーマークが通過したタイミングを検知し、主走査方向に平行に形成されたトナーマークのラインのピーク時間の差分によって、副走査方向の位置ずれを検出し、主走査方向に対して特定の角度を有したラインのピーク時間の差分によって主走査方向の位置ずれを検出する。画像形成装置は、この検出手段の検出結果に基づいて位置ずれを算出して、前記調整処理を行うようになっている。
このようなことから、特許文献1記載の発明では、前記平行方向の色ずれや、前記主走査方向の画像の長さについて位置ずれ量が線形的に変化する場合は、書き込みのスタートタイミングや、書込画素の周波数を変化させて調整している。
特開2001−228672号公報
前述のように特許文献1記載の発明では、平行の色ずれや、主走査方向の画像の長さについて位置ずれ量が線形的に変化する場合は、書き込みのスタートタイミングや、書込画素の周波数を変化させることによって調整しているが、書込画素の周波数の設定は作像前に行われ、作像中に変更することができない。したがって、作像によって経時的に位置ずれが生じたとしても、連続印刷時に色合わせ調整を行う場合、印刷動作を止めて調整を行わなければならないので、生産性を損ねてしまう。例えば、4色のタンデム型の画像形成装置の場合には、位置ずれ検知パターンを4色分形成して、同時に補正を行うため、マーク形成と読み取り時間が長くなってしまう。
そこで、本発明の解決すべき課題は、調整時間を短くし、生産性を損ねることなく位置ずれの修正が行えるようにすることにある。
前記課題を解決するため、第1の手段は、複数の像担持体を含む作像ステーションを並設し、当該作像ステーションによって形成された異なる色の画像を重畳して複数色からなる画像を形成するカラー画像形成装置であって、前記作像ステーションによって位置ずれ検知パターンを形成する際、最大色数よりも少ない任意の色の作像ステーションで位置ずれ検知パターンを形成することを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記色ずれ検知パターンを形成する作像ステーションが隣接する作像ステーションであることを特徴とする。
第3の手段は、第1又は第2の手段において、前記色ずれ検知パターンを形成する作像ステーションの作像順が、前記作像ステーションによって形成される画像の作像順と同一であることを特徴とする。
第4の手段は、第1ないし第3のいずれかの手段において、前記色ずれ検知パターンの形成領域が、隣接するシート状記録媒体の間に当該シート状記録媒体の搬送を停止することなく形成できる長さに設定されていることを特徴とする。
第5の手段は、第4の手段において、所定色数の色ずれ検知パターンが連続して前記隣接するシート状記録媒体の間に形成されることを特徴とする。
第6の手段は、第4又は第5の手段において、前記隣接するシート状記録媒体紙間ごとに複数回、位置合わせ検知パターンの形成と読み取りを行い、任意の回数の読み取りを行った後に測定結果の平均から補正値を設定する補正手段を備えていることを特徴とする。
なお、後述の実施形態において、作像ステーションは符号10M,10C,10Y,10Kに、位置ずれ検知パターンは符号P,P1,P2に、シート状記録媒体は用紙Sに、色ずれ検知パターンの形成領域は紙間SBに、補正手段は画像形成制御部80にそれぞれ対応する。
本発明によれば、位置ずれ検知パターンの形成する数を最大色数よりも少なくするので、その分の位置ずれ検知パターンの副走査方向の長さが短くなり、その結果、調整時間を短くし、生産性を損ねることなく色合わせ調整を行うことができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態に係る直接転写方式のタンデム型カラー画像形成装置の概略構成を示す図である。同図において、本実施形態に係るカラー画像形成装置としてのプリンタ100と、画像形成済みのシート状記録媒体(以下、単に用紙と称する)Sに対して、整合、仕分け、綴じなどの後処理を行うシート処理装置としてのフィニッシャ200とから構成されている。
プリンタ100は、作像部10、給紙部20、反転部30、光走査装置40、定着部50及び反転給排紙部60から主に構成されている。作像部10はM(マゼンタ),Y(イエロー),C(シアン),K(ブラック)の各色の感光体11が並列して配置され、各感光体11の外周部には図示はしないが帯電ユニット、現像ユニット、転写ユニット、クリーニングユニット、及び除電ユニットが配置され各色毎の作像ステーション10M,10C,10Y,10Kを構成している。この作像ステーションでは、各色毎に画像を形成し、転写ベルト12上に給紙部20から給紙された用紙Sに対してM,Y,C,Kの各画像を転写することにより、4色が重畳されたフルカラーの画像を形成することができるようになっている。用紙S上に形成されたトナー画像は定着部50で定着され、裏面側に画像を形成する場合には反転給排紙部60から反転部30に搬送され、反転部30から再度レジストローラ21まで搬送され、作像部10において裏面に画像が形成される。片面画像形成後に排紙する場合、両面画像形成後に排紙する場合、あるいは反転して排紙する場合には反転給排紙部60からフィニッシャ200側に排紙される。なお、前記K色の感光体11Kの下流側の転写ベルト12に対向した位置には後述の位置ずれ検知用のパターンを検知するための読み取りセンサ70が各パターン毎に設けられている。
図2は、光走査装置40の概略的な構成を示す平面図である。光走査装置は、レーザ光源として各色毎に設けられたLDユニット41a,41b,41c,41dと、シリンダレンズ42a,42b,42c,42dと、ミラー43a,43bと、ポリゴンミラー44と、fθレンズ45a,45bと、ミラー46a,46b,46c,46dと、同期検知板47a,47bと、ミラー48a,48bとからなる。シリンダレンズ42a〜42dはLDユニット41a〜41dから出射されたレーザ光をライン状に集光し、ポリゴンミラー44に入射させる。ミラー43a,43bはLDユニット41b,41cからのレーザ光をポリゴンミラー44に入射させるためのものである。
ポリゴンミラー44は図示したポリゴンミラー44の背後側に設けられたポリゴンモータによって高速で回転され、fθレンズ45a,45bによって等角速度偏向から等速度偏向に変換されてミラー46a〜46dに入射し、これらのミラー46a〜46dによって反射され、感光体11上を主走査方向に走査して光書き込みが行われる。同期検知板47a,47bは、光書き込みの同期を取るためのもので、書き込み開始側のレーザ光がミラー48a,48bによって導かれ、同期検知板47a,47bに設けられた同期センサの検出出力を基準として、書き込みタイミングが設定される。
しかし、このような複数の感光体11を備えた作像ステーションを並列に配置した構成では、各作像ステーション間で各部位の配置精度、レンズの形成精度などが原因となって位置ずれが生じる。従来、この様な位置ずれに対しては、画像の書き込みタイミングを制御することによって感光体の回転軸に平行な方向(転写ベルトの搬送方向に直交する方向)の調整を行い、画像の伸び、縮みに対しては、書き込みCLK周波数を制御することによって調整している。
図3は中間転写ベルト13、感光体11を含む4色の作像ステーション、及び読み取りセンサ70の配置を示す斜視図である。図3は、図1の搬送ベルト11に代えて間接転写方式のタンデム型画像形成装置の中間転写ベルト13を使用したときの構成をしている。図3では、このように構成された作像部10を有する画像形成装置で4色の色合わせを同時に行った場合に作像される位置ずれ検知パターンP1,P2を示す。この実施形態では、図3に示すように位置ずれ検知パターンP1,P2を搬送ベルト13上の当該搬送ベルト搬送方向に直交する方向の3個所に各色毎に複数本作像する。ここでは、搬送ベルト13の両端部と中央部に作像している。また、P1は主走査方向に平行なパターンであり、P2は主走査方向に対して斜め、例えば45°傾斜したパターンである。このような位置ずれ検知パターンP1,P2を光学的に読み取ることによって各色間のずれ量を測定する。この読み取りとずれ量の検出の詳細については後述する。
連続印刷時には、このような位置ずれ検知マークP1,P2を中間転写ベルト13上に形成するために、印刷動作を止める必要がある。しかし、位置ずれ検知パターンP1,P2のベルト搬送方向の形成領域(副走査方向のパターン形成領域)を短くして、連続印刷の紙間にパターンP1,P2を形成することができれば、生産性を損ねずに連続印刷を行いつつ色合わせ補正を行うことが可能となる。
図4は、4色分の位置ずれ検知パターン(図4(b))の副走査方向の形成領域の長さと2色分の位置ずれ検知パターンP(図4(a))の副走査方向の形成領域の長さを対比して示す図である。同図から、位置ずれ検知パターンPを2色分とすると、4色分の位置ずれ検知パターンPの長さよりも40%近く短くすることができることが分かる。
図5は図4に示したようなパターンを形成するときの中間転写ベルトと作像ユニットの配置を示す図である。図5では、ベルトの搬送方向に対して、Magenta−Yellow−Cyan−Blackの順で作像部が配置されている。BlackとMagentaの間で補正を行う場合(図5(a))とBlackとCyanの間で補正を行う場合(図5(b))とを比べると、前者の距離がAであるのに対し後者の距離がA’となり、作像部の配置間距離が長くなることがわかる。
図6は、隣り合う作像ステーション(色間)で補正を行った場合(図6(a))と、図6(a)の場合よりも作像ステーションが離れている場合(図6(b))のLD書き込みを始めてから位置ずれ検知パターンが中間転写ベルト13上に転写されるまでの状態を比較した図である。図6(a),(b)に示すように形成されたパターン、ここでは、2つの位置ずれ検知マークの相対的な位置は変わらないが、図6(b)の場合にC色位置ずれ検知マークが中間転写ベルト13に転写されたタイミングの時には、図6(a)では、B色及びA色位置ずれ検知マークはすでに最下流のB色感光体ドラム11bよりも下流に移動しているのに対し、図6(b)では、C色感光体ドラム11cの中間転写ベルト13とのニップ位置にC色位置ずれ検知マークが達しているだけで、A色位置ずれ検知マークはまだC色位置ずれ検知マークよりも上流側に位置していることがわかる。このことは、図6(b)の状態では、図6(a)の状態よりもパターン形成時間が増えることを意味する。そのため図6(b)の状態の方がベルト速度変動分の影響が大きくなる。そこで、図6(a)の状態、すなわち、隣り合う色間で位置ずれ検知マークを形成し、補正を行うことが望ましい。
図7は、中間転写ベルト13上に形成する位置ずれ検知パターンの作像の順番を、ベルト上に配置した作像ステーションの順番と同じにした場合(図7(a))と、逆にした場合(図6(b))とを比較して示す図である。同図からわかるように、ベルトの配置順にパターンを作像した方が、LDから書き込みを始めてから2色の位置ずれ検知マークが中間転写ベルト13上に転写されるまでの時間が短くなることが分かる。
図8に連続印刷時と印刷間で複数組の位置ずれ検知パターンを形成した場合と印刷間ごとに位置ずれ検知パターンを形成した場合の紙間隔を比較したものを示す。同図(a)は通常の連続印刷時の紙間の状態を示す図で、従来のように4色の位置ずれ検知パターンP1を1つの紙間に形成した例が同図(b)である。同図(b)に示すように、位置ずれ検知パターンP1の形成領域の副走査方向の長さL1が、通常の連続印刷時(図8(a))の紙間L2よりも長くなると、印刷を停止して紙間隔を広げる必要がある。そのため、同図(b)の場合には、印刷停止期間Tが必要となる。このように印刷停止期間Tが必要であるということは、その分、前述したように生産性を損なうことを意味する。
一方、図8(c)に示すように位置ずれ検知パターンP2を紙間SBごとに分散して形成すると、図8(a)に示した通常の紙間隔L2を広げることなく調整を行うことができる。その結果、生産性を損なわず色合わせ調整を行うことが可能となる。したがって、紙間SBが色ずれ検知パターンの形成領域に対応する。このように紙間SBごとに複数回、位置合わせ検知パターンP2の形成と読み取りを行い、任意の回数の読み取りを行った後に測定結果の平均から補正値を設定する。これにより、連続印刷時の補正時間を最小限に抑えることが可能となる。なお、補正の設定は、後述の画像形成制御部80によって行われる。
図9ないし図11は位置ずれ検知パターンの読み取りとずれ量の検出の一例を示す図である。本実施形態では、読み取りセンサ70は、ブラック(Bk)の作像ステーション11Kの用紙搬送方向下流側に配設されており、図9に示すように、中間転写ベルト13の幅方向にそれぞれ配設された発光部71、受光部72及び検出用スリット板73等を備えている。発光部71と受光部72は、中間転写ベルト13を挟んで相対向する位置に配設されており、検出用スリット板73は、中間転写ベルト13と受光部72との間に配設されている。発光部71としては、例えば、発光ダイオード等が使用され、受光部72としては、例えば、フォトダイオード等が使用される。
中間転写ベルト13には、前述の各色の作像ステーションにより、図10に示すように、中間転写ベルト131の幅方向両端部及び中央部に位置検出パターンPが形成される。位置検出パターンPは、主走査方向に平行な位置検出パターンPfと、主走査方向に対して特定の角度、例えば、45度の角度を有した位置検出パターンPsとからなる。
前記検出用スリット板73には、図10に示すように、位置検出パターンPと同形状、すなわち、主走査方向に平行な位置検出パターンPfと同じ形状のスリット73fと、主走査方向に対して特定の角度を有した位置検出パターンPsと同じ形状のスリット73sと、が形成されている。すなわち、検出用スリット板73のスリット73fは、主走査方向に平行に形成されて、中間転写ベルト13の透明部分を通過した発光部71からの光を通過させて受光部72に照射させ、スリット73sは、主走査方向に対して特定の角度を有した状態で形成されて、中間転写ベルト13の透明部分を通過した発光部71からの光を通過させて受光部72に照射させる。
画像位置検知部70は、発光部71から中間転写ベルト13方向に光を出射し、透明な転写ベルト21を通過するとともに、スリット板73のスリット73f、73sを通過した光を受光部72で受光する。この中間転写ベルト13に位置検出パターンPf、Psが形成されており、位置検出パターンPf、Psの位置ずれが発生していない状態のときには、発光部71からの光は位置検出パターンPf、Psで遮光されるとともに、スリット板73で遮光された光が、受光部72に入射される。したがって、画像位置検知部70は、受光部72の受光する発光部71からの光の光量の差によって位置検出パターンPf、Psが通過したタイミングを検知し、副走査方向のレジストずれと主走査方向のレジストずれを検知する。この位置ずれ量は、絶対値ではなく、相対値である。例えばイエロー(Y)の画像位置、すなわち、イエロー(Y)の位置検出パターンPf、Psを基準として、他のマゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の位置検出パターンPf、Psの位置ずれ量が、イエロー(Y)の位置検出パターンPf、Psの位置からの相対位置として検出される。これにより、画像位置検知部70の受光部72の出力する検知信号は、図11に示すような波形となる。図11に示すように、イエロー(Y)の作像ステーションで形成された位置検出パターンPf、Psによる検出タイミングを基準として、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の各色の作像ステーションで形成された位置検出パターンPf、Psの検出タイミングは、それぞれΔtm、Δtc、Δtb遅れて検出されることとなり、この検出タイミングのΔtm、Δtc、Δtbからのずれ量が位置ずれ量となる。
そして、主走査方向に平行な位置検出パターンPfによる受光部72の検出光量の低下のピーク時間の差分によって副走査方向の相対的な位置ずれ量を、主走査方向に対して特定の角度を有した位置検出パターンPsによる光量の低下のピーク時間の差分によって主走査方向の相対的な位置ずれ量をそれぞれ検知することができる。また、中間転写ベルト13の両端部に形成された位置検出パターンPf、Psの検出時間差からスキュー及び倍率のずれ量が検出される。
プリンタ100は、制御部により、この画像位置検知部70の検出結果に基づいて、色ずれの有無、色ずれの方向及びずれ量等を検出して、各色の作像ステーションによる書込のスタートタイミング(レーザ発光部の点灯タイミング)を調整した、あるいは図示しないミラー調整機構などにより各作像ステーションの書込ユニットの傾き角度を調整することにより、色ずれ(位置ずれ)の補正を行う。
図12は本実施形態に係るプリンタ100の電気的構成の概略を示すブロック図である。すなわち、プリンタ100は、画像形成制御部80、トナー濃度検知部83、画像位置検知部(図では画像検知部としている)70、運転記憶部84、書き込み制御部85、光書き込み部86、ポリゴンモータ87、スキュー補正部66、高圧電源部88及び駆動制御部89等を備えており、光書き込み部86及びポリゴンモータ87は、図示しないが、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の4色分設けられている。このプリンタ100は、パーソナルコンピュータ等の画像データ生成装置90からの指示とデータ転送を受けて、画像形成を行う。
画像位置検知部70は、受光部72の受光する発光部71からの光の光量の差によって位置検出パターンPf、Psが通過したタイミングを検知し、検知結果を画像形成制御部80に出力する。画像書込制御部85は、画像データ生成装置90との間で信号の授受を行って、画像データ生成装置90から画像データを受け取り、受け取った画像データに基づいて光書き込み部86のLDユニットを動作させて、画像データで変調したレーザ光を出射させるとともに、ポリゴンモータ87の駆動を制御する。スキュー補正部66は、ミラー調整機構に設けられており、画像形成制御部80の制御下で静電潜像を微小回転させてスキュー補正(傾き補正)を行う。
駆動制御部89は、プリンタ100の備えている各種駆動部の駆動制御を画像形成制御部80の制御下で行う。画像形成制御部80は、例えば、1チップマイクロコンピュータと周辺回路によりプログラミング可能に構成されており、トナー濃度検知部83を含む図示しない各検知部から検知結果を読み取って高圧電源部88の出力を適切な値に制御しつつ、運転履歴や検知部等の検知履歴を運転記憶部84に記憶してプリンタ100の各部を制御し、画像形成シーケンス動作を行うとともに、位置ずれ検知・補正制御処理を行う。画像形成制御部80は、この位置ずれ検知・補正制御処理において、各色の位置ずれの制御を、画像位置検知部70の検知結果に基づいて、スキュー補正部66によるスキュー補正(傾き補正)、画像書込制御部85による主走査及び副走査の開始タイミング制御での主走査方向及び副走査方向の位置ずれ補正、画像書込制御部85による画像書込周波数制御での画像倍率補正を行う。
画像データ生成装置90は、画像書込制御部85に画像データを転送するインターフェイスと、画像形成制御部80及び画像書込制御部85との間で画像形成動作のリクエストや動作状態の報知を受ける通信インターフェイスを備えており、画像形成制御部80からの要求に応じて画像データを画像書込制御部85に転送して、プリンタ100で画像形成を行わせる。
以上のように、前記実施形態によれば、
1)位置ずれ検知パターンの形成する数を最大色数よりも少なくしたので、調整時間を短くし、生産性を損ねることなく色合わせ調整を行うことができる。
2)作像部が隣り合う色間で補正を行い、位置ずれ検知パターンの形成する数を最小限にしたので、調整時間を短くし、生産性を損ねることなく色合わせ調整を行うことができる。また、ベルトの速度変動の影響を最小限に抑えることが可能となる。
3)位置ずれ検知パターンの作像順番を、ベルト上に配置した作像部の順番と同じにしたので、LDから書き込みを始めてから2色の位置ずれ検知マークが中間転写ベルト上に転写されるまでの時間を短くすることができる。
4)紙間ごとに複数回、位置合わせ検知パターンの形成と読み取りを行い、任意の回数の読み取りを行った後に測定結果の平均から補正値を設定するので、連続印刷時の補正時間を最小限に抑えることが可能となり、生産性の向上を図ることができる。
等の効果を奏する。
本発明の実施形態に係る直接転写方式のタンデム型カラー画像形成装置の概略構成を示す図である。 光走査装置の概略的な構成を示す平面図である。 中間転写ベルト、感光体を含む4色の作像ステーション、及び読み取りセンサの配置を示す斜視図である。 4色分の位置ずれ検知パターンの副走査方向の形成領域の長さと2色分の位置ずれ検知パターンの副走査方向の形成領域の長さを対比して示す図である。 図4に示すパターンを形成するときの中間転写ベルトと作像ユニットの配置を示す図である。 隣り合う作像ステーション(色間)で補正を行った場合と、この場合よりも作像ステーションが離れている場合のLD書き込みを始めてから位置ずれ検知パターンが中間転写ベルト上に転写されるまでの状態を比較した図である。 中間転写ベルト上に形成する位置ずれ検知パターンの作像の順番を、ベルト上に配置した作像ステーションの順番と同じにした場合と、逆にした場合とを比較して示す図である。 連続印刷時と印刷間で複数組の位置ずれ検知パターンを形成した場合と印刷間ごとに位置ずれ検知パターンを形成した場合の紙間隔を比較したものを示す図である。 位置ずれ検知パターンの読み取りとずれ量の検出の一例を示す図で、読み取りセンサと中間転写ベルトとの関係を示す。 位置ずれ検知パターンの読み取りとずれ量の検出の一例を示す図で、位置ずれ検知パターンと検出スリットとの関係を示す。 位置ずれ検知パターンの読み取りとずれ量の検出の一例を示す図で、検知信号の信号波形の一例を示す。 本実施形態に係るプリンタの電気的構成の概略を示すブロック図である。
符号の説明
10 作像部
11M,11Y,11C,11K 作像ステーション
13 中間搬送ベルト
20 給紙部
30 反転部
40 光走査装置
50 定着部
70 読み取りセンサ(画像検知部)
80 画像形成制御部
100 プリンタ
200 フィニッシャ
P,P1,P2,Pp 位置ずれ検知パターン
S 用紙
SB 紙間

Claims (6)

  1. 複数の像担持体を含む作像ステーションを並設し、当該作像ステーションによって形成された異なる色の画像を重畳して複数色からなる画像を形成するカラー画像形成装置であって、
    前記作像ステーションによって位置ずれ検知パターンを形成する際、最大色数よりも少ない任意の色の作像ステーションで位置ずれ検知パターンを形成することを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 前記色ずれ検知パターンを形成する作像ステーションが隣接する作像ステーションであることを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
  3. 前記色ずれ検知パターンを形成する作像ステーションの作像順が、前記作像ステーションによって形成される画像の作像順と同一であることを特徴とする請求項1又は2記載のカラー画像形成装置。
  4. 前記色ずれ検知パターンの形成領域が、隣接するシート状記録媒体の間に当該シート状記録媒体の搬送を停止することなく形成できる長さに設定されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のカラー画像形成装置。
  5. 所定色数の色ずれ検知パターンが連続して前記隣接するシート状記録媒体の間に形成されることを特徴とする請求項4記載のカラー画像形成装置。
  6. 前記隣接するシート状記録媒体紙間ごとに複数回、位置合わせ検知パターンの形成と読み取りを行い、任意の回数の読み取りを行った後に測定結果の平均から補正値を設定する補正手段を備えていることを特徴とする請求項4又は5記載のカラー画像形成装置。
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