JP2005091901A - カラー画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、異なる色のトナー画像を重ね合わせてカラー画像を形成する際の位置ずれを画像形成効率を向上させつつ適切に補正するカラー画像形成装置を提供する。
【解決手段】カラー画像形成装置1は、位置検出パターンを画像形成部30Y、30M、30C、30Bkで搬送ベルト21上に形成して、位置検出パターンを画像位置検知部50で検出し、当該画像位置検知部50の検出結果に基づいて位置ズレを補正する位置ずれ補正処理を行うに際して、非画像形成時に搬送ベルト21の非画像形成領域に非画像部濃度パターンを形成し、非画像部濃度パターンを画像位置検知部50で検出して、画像位置検知部50の検出結果に基づいて、位置ずれ補正処理実行時の画像形成部30Y、30M、30C、30Bkによる位置検出パターンの作像条件を決定する。したがって、画像形成効率を向上させつつ適切な位置検出パターンを形成して、位置ずれを正確に補正する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カラー画像形成装置に関し、詳細には、異なる色のトナー画像を転写紙に形成する画像形成部を搬送ベルトに沿って複数並置して異なる色のトナー画像を重ね合わせてカラー画像を形成する際に、位置ずれを画像形成効率を向上させつつ適切に補正する電子写真方式のカラー画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式の書込ユニットと作像ユニットを複数並置して画像を重ね合わせてフルカラー画像を形成する、いわゆるタンデム型と称されるカラー画像形成装置としては、例えば、フルカラー複写機等がある。このようなフルカラー複写機は、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各色の画像を形成する画像形成ステーションを備え、各色の画像形成ステーションは、書込ユニットと作像ユニットを備えて、各色の画像データにより変調されたレーザを書込ユニットから作像ユニットの感光体に照射して潜像を形成し、各色の作像ユニットは、この潜像の形成された感光体に各色のトナーを供給して、各色のトナー画像を現像する。各色の作像ユニットは、搬送ベルト上を搬送されてくる転写紙に感光体上のトナー画像を順次転写して、転写紙に各色のトナー画像を重ね合わせてカラー画像を形成する。
このように複数の画像形成ステーションを備えたカラー画像形成装置においては、1ドラム方式といわれる感光体を1つのみ備えてカラー画像を形成するカラー画像形成装置に比較して、各画像形成ステーションで同じ転写紙の同一面上に順次異なるトナー画像を重ね合わせて、カラー画像を形成しているため、各画像形成ステーションにおける転写紙への転写画像位置がずれると、各画像形成ステーションで形成する画像間隔がずれたり、重なったりし、また、カラー画像の場合には、色味の違いや色ずれとなり、画像品質が悪化する。
この位置ずれとしては、書込光学系内部の組み付け誤差やカラー画像形成装置本体への各ユニットの取付誤差及び感光体のカラー画像形成装置本体への取付誤差等で各色での走査線の傾きが生じて発生する傾きの位置ずれと、走査線の位置が基準位置に対して平行にずれて4色の像が縦または横方向に全体にずれて発生する平行の位置ずれと、がある。これらの位置ずれのうち、傾きの位置ずれは、書込ユニットの反射ミラーの位置を微調整することにより補正を行い、平行の位置ずれは、書き込みのスタートタイミングを主走査方向あるいは副走査方向で調整することにより補正を行うことができる。また、主走査方向の画像の長さは、書込画素の周波数を変えることにより、すなわち、倍率誤差を調整することにより、調整することができる。
タンデム方式のカラー画像形成装置は、印字速度が高速であるという利点を持つ反面、各色の色合わせが難しいという欠点を持つ。このため、例えば、紙詰まりや動作異常等のためにユーザやサービスマンが一部の電子写真プロセス部8を正規の位置から移動させると、再び元の位置に復帰させた場合に微妙な位置ずれが生じ、これが各色の色ずれの原因となる。そこで、近年、このような色ずれを防止するための発明が数多くなされている。具体的には、搬送ベルトに色ずれを検出するための位置検出用マークを形成し、これをCCDラインセンサで検出して各色の色ずれを検出したり、2色以上の位置検出用マークを光センサで検出して各色の色ずれを検出して、色ずれ補正を行っている(特許文献1、2等参照)。
ところが、このような位置ずれは、カラー画像形成装置の初期的に調整を行っても、作像ユニットの交換、カラー画像形成装置のメンテナンス、カラー画像形成装置の運搬等によって発生するだけでなく、複数枚の画像形成後の機構の温湿度の変動等による環境変化や経時変化等によって、搬送ベルトに形成された位置検出用マークには濃度の低下や濃度ムラが生じ、位置検出用マークが正しく形成されないことがある。この場合、正確な位置検出用マークの検出が行なわれず、色ずれ補正を正確に行なうことができないという問題がある。
そこで、本出願人は、先に、搬送ベルトに沿って複数個配置された電子写真プロセス部によって形成された画像を前記搬送ベルトに搬送される単一の記録媒体上に順次重ね合わせて転写することにより前記記録媒体上にカラー画像を得るカラー画像形成装置において、少なくとも二つの前記電子写真プロセス部を駆動して二色以上の濃度制御用マークを順に前記搬送ベルトに形成する手段と、前記濃度制御用マークの濃度を検出する濃度検出用センサの出力信号に基づいて前記濃度制御用マークの濃度を予測する手段と、前記濃度制御用マークの予測濃度に応じて画像形成諸条件を変更する手段と、変更後の画像形成諸条件に従い、前記濃度制御用マークと同一色用の前記電子写真プロセス部を駆動して位置検出用マークを前記搬送ベルトに形成する手段と、前記位置検出用マークの位置を検出する位置検出用センサの出力信号に基づいて各色間の色ずれ補正を行なう手段と、を備えるカラー画像形成装置を提案している(特許文献3参照)。
すなわち、この従来技術は、濃度データを算出して、濃度データが適正範囲外のときには、画像を作成するためのバイアス値を変更して、位置ずれパターン検出値を一定値以上に保つことで、位置ずれパターンを正確に検出して、色ずれ補正を正確に行おうとしている。
特開平7−181795号公報 特開2002−14505号公報 特開平10−260567号公報
しかしながら、上記特許文献3記載の従来技術にあっては、位置ずれパターン検出時に、常に画像濃度調整処理を実施する必要があり、位置ずれ補正処理に時間を要し、処理効率を向上させて、利用性を向上させる上で、改良の必要があった。
そこで、請求項1記載の発明は、搬送ベルトに沿って複数配設された画像形成手段で、当該搬送ベルト上を搬送される転写紙にそれぞれ異なる色のトナー画像を順次転写してカラー画像を形成するとともに、複数の画像形成手段によるカラー画像形成時の位置ずれを検出するための位置ズレ検出パターンを各画像形成手段で搬送ベルト上に形成して、当該位置ズレ検出パターンをパターン検知手段で検出し、当該パターン検出手段の検出結果に基づいて位置ズレを補正する位置ずれ補正処理を行うに際して、非画像形成時に搬送ベルトの非画像形成領域に濃度検出用パターンを形成し、当該濃度検出用パターンを濃度検出用パターン検出手段で検出して、濃度検出用パターン検出手段の検出結果に基づいて、位置ずれ補正処理実行時の画像形成手段による位置ズレ検出パターンの作像条件を決定することにより、位置ずれ補正処理時に画像濃度調整処理を実施することなく、良好な位置ズレ検出パターンを形成して、位置ずれ補正処理実行時間を短縮して、処理効率を向上させつつ、適切な位置ずれ補正を行い、画像品質が良好でかつ利用性の良好なカラー画像形成装置を提供することを目的としている。
請求項2記載の発明は、各画像形成手段による画像濃度を調整する画像濃度調整処理の実行時に、画像形成手段による位置ズレ検出パターンの作像条件を決定し、当該決定した作像条件を、位置ずれ補正処理の実行に際して、濃度検出用パターン検出手段の検出結果に基づいて補正することにより、位置ずれ補正処理実行時に画像濃度調整処理を実行すること無く、安定して良好な位置ズレ検出パターンを形成して、位置ずれ補正処理実行時間を短縮して、処理効率を向上させつつ、適切な位置ずれ補正を行い、画像品質がより一層良好でかつ利用性の良好なカラー画像形成装置を提供することを目的としている。
請求項3記載の発明は、搬送ベルトに沿って複数配設された画像形成手段で、当該搬送ベルト上を搬送される転写紙にそれぞれ異なる色のトナー画像を順次転写してカラー画像を形成するとともに、複数の画像形成手段によるカラー画像形成時の位置ずれを検出するための位置ズレ検出パターンを各画像形成手段で搬送ベルト上に形成して、当該位置ズレ検出パターンをパターン検知手段で検出し、当該パターン検出手段の検出結果に基づいて位置ズレを補正する位置ずれ補正処理を行うに際して、非画像形成時に搬送ベルトの非画像形成領域に濃度検出用パターンを形成し、当該濃度検出用パターンを濃度検出用パターン検出手段で検出して、濃度検出用パターン検出手段の検出した検出データに基づいて、画像形成手段による位置ズレ検出パターン形成の濃度を調整する濃度調整処理を実施するか否かを決定することにより、不必要な濃度調整処理を実施することなく、良好な位置ズレ検出パターンを形成して、位置ずれ補正処理実行時間を短縮して、処理効率を向上させつつ、適切な位置ずれ補正処理を行い、画像品質が良好でかつ利用性の良好なカラー画像形成装置を提供することを目的としている。
請求項4記載の発明は、濃度検出用パターン検出手段の検出した有効な検出データが予め設定されている規定数以上あるときにのみ、当該濃度検出用パターン検出手段の有効な検出データに基づいて、濃度調整処理を実施するか否かを決定することにより、少ない濃度検出用パターンの検出データで判断を誤ることを防止し、位置ずれ補正処理中の位置ずれパターン検出の失敗を無くして、信頼性が良好で、画像品質が良好でかつ利用性の良好なカラー画像形成装置を提供することを目的としている。
請求項5記載の発明は、濃度検出用パターン検出手段の検出した有効な検出データを不揮発性記憶手段に格納し、当該不揮発性記憶手段に規定数以上の有効な検出データがあるときにのみ、当該濃度検出用パターン検出手段の有効な検出データに基づいて、濃度調整処理を実施するか否かを決定することにより、電源断等による有効な検出データの消失を防止し、画像品質が良好でかつ利用性のより一層良好なカラー画像形成装置を提供することを目的としている。
請求項6記載の発明は、前回の画像濃度調整処理実行後の非画像形成時に作成された濃度検出用パターンの濃度検出用パターン検出手段による検出データのみを有効データとすることにより、現在の作像条件のみで濃度調整処理を実施するか否かを決定できるようにし、画像品質が良好でかつ利用性の良好なカラー画像形成装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明のカラー画像形成装置は、回転駆動される感光体に、画像データで変調した書込光を照射して静電潜像を形成し、当該静電潜像の形成され感光体上に所定色のトナーを供給して現像し、当該感光体上に形成されたトナー像を給紙手段から送り出されて搬送ベルト上を搬送されてくる転写紙に転写してトナー画像を形成する画像形成手段が、前記搬送ベルトに沿って複数配設され、前記給紙手段から送り出される前記転写紙を前記搬送ベルト上を順次搬送して、前記各画像形成手段でそれぞれ異なる色のトナー画像を前記転写紙上に順次転写してカラー画像を形成するとともに、前記複数の画像形成手段による前記カラー画像形成時の位置ずれを検出するための位置ズレ検出パターンを前記各画像形成手段で前記搬送ベルト上に形成して、当該位置ズレ検出パターンをパターン検知手段で検出し、当該パターン検出手段の検出結果に基づいて前記位置ズレを補正する位置ずれ補正処理を行うカラー画像形成装置において、非画像形成時に前記搬送ベルトの非画像形成領域に濃度検出用パターンを形成し、当該濃度検出用パターンを濃度検出用パターン検出手段で検出して、前記位置ずれ補正処理の実行に際して、前記濃度検出用パターン検出手段の検出結果に基づいて、前記画像形成手段による前記位置ズレ検出パターンの作像条件を決定することにより、上記目的を達成している。
この場合、例えば、請求項2に記載するように、前記カラー画像形成装置は、前記各画像形成手段による画像濃度を調整する画像濃度調整処理の実行時に、前記画像形成手段による前記位置ズレ検出パターンの作像条件を決定し、当該決定した作像条件を、前記位置ずれ補正処理の実行に際して、前記濃度検出用パターン検出手段の検出結果に基づいて補正するものであってもよい。
請求項3記載の発明のカラー画像形成装置は、回転駆動される感光体に、画像データで変調した書込光を照射して静電潜像を形成し、当該静電潜像の形成され感光体上に所定色のトナーを供給して現像し、当該感光体上に形成されたトナー像を給紙手段から送り出されて搬送ベルト上を搬送されてくる転写紙に転写してトナー画像を形成する画像形成手段が、前記搬送ベルトに沿って複数配設され、前記給紙手段から送り出される前記転写紙を前記搬送ベルト上を順次搬送して、前記各画像形成手段でそれぞれ異なる色のトナー画像を前記転写紙上に順次転写してカラー画像を形成するとともに、前記複数の画像形成手段による前記カラー画像形成時の位置ずれを検出するための位置ズレ検出パターンを前記各画像形成手段で前記搬送ベルト上に形成して、当該位置ズレ検出パターンをパターン検知手段で検出し、当該パターン検出手段の検出結果に基づいて前記位置ズレを補正する位置ずれ補正処理を行うカラー画像形成装置において、非画像形成時に前記搬送ベルトの非画像形成領域に濃度検出用パターンを形成し、当該濃度検出用パターンを濃度検出用パターン検出手段で検出して、前記位置ずれ補正処理の実行に際して、前記濃度検出用パターン検出手段の検出した検出データに基づいて、前記画像形成手段による前記位置ズレ検出パターン形成の濃度を調整する濃度調整処理を実施するか否かを決定することにより、上記目的を達成している。
この場合、例えば、請求項4に記載するように、前記カラー画像形成装置は、前記濃度検出用パターン検出手段の検出した有効な検出データが予め設定されている規定数以上あるときにのみ、当該濃度検出用パターン検出手段の有効な検出データに基づいて、前記濃度調整処理を実施するか否かを決定するものであってもよい。
また、例えば、請求項5に記載するように、前記カラー画像形成装置は、前記濃度検出用パターン検出手段の検出した有効な検出データを不揮発性記憶手段に格納し、当該不揮発性記憶手段に前記規定数以上の有効な検出データがあるときにのみ、当該濃度検出用パターン検出手段の有効な検出データに基づいて、前記濃度調整処理を実施するか否かを決定するものであってもよい。
さらに、例えば、請求項6に記載するように、前記カラー画像形成装置は、前回の画像濃度調整処理実行後の非画像形成時に作成された前記濃度検出用パターンの前記濃度検出用パターン検出手段による検出データのみを前記有効データとするものであってもよい。
請求項1記載の発明のカラー画像形成装置によれば、搬送ベルトに沿って複数配設された画像形成手段で、当該搬送ベルト上を搬送される転写紙にそれぞれ異なる色のトナー画像を順次転写してカラー画像を形成するとともに、複数の画像形成手段によるカラー画像形成時の位置ずれを検出するための位置ズレ検出パターンを各画像形成手段で搬送ベルト上に形成して、当該位置ズレ検出パターンをパターン検知手段で検出し、当該パターン検出手段の検出結果に基づいて位置ズレを補正する位置ずれ補正処理を行うに際して、非画像形成時に搬送ベルトの非画像形成領域に濃度検出用パターンを形成し、当該濃度検出用パターンを濃度検出用パターン検出手段で検出して、濃度検出用パターン検出手段の検出結果に基づいて、位置ずれ補正処理実行時の画像形成手段による位置ズレ検出パターンの作像条件を決定するので、位置ずれ補正処理時に画像濃度調整処理を実施することなく、良好な位置ズレ検出パターンを形成して、位置ずれ補正処理実行時間を短縮して、処理効率を向上させことができるとともに、適切な位置ずれ補正を行うことができ、画像品質を向上させることができるとともに、利用性を向上させることができる。
請求項2記載の発明のカラー画像形成装置によれば、各画像形成手段による画像濃度を調整する画像濃度調整処理の実行時に、画像形成手段による位置ズレ検出パターンの作像条件を決定し、当該決定した作像条件を、位置ずれ補正処理の実行に際して、濃度検出用パターン検出手段の検出結果に基づいて補正するので、位置ずれ補正処理実行時に画像濃度調整処理を実行すること無く、安定して良好な位置ズレ検出パターンを形成して、位置ずれ補正処理実行時間を短縮して、処理効率を向上させることができるとともに、適切な位置ずれ補正を行うことができ、画像品質をより一層向上させることができるとともに、利用性を向上させることができる。
請求項3記載の発明のカラー画像形成装置によれば、搬送ベルトに沿って複数配設された画像形成手段で、当該搬送ベルト上を搬送される転写紙にそれぞれ異なる色のトナー画像を順次転写してカラー画像を形成するとともに、複数の画像形成手段によるカラー画像形成時の位置ずれを検出するための位置ズレ検出パターンを各画像形成手段で搬送ベルト上に形成して、当該位置ズレ検出パターンをパターン検知手段で検出し、当該パターン検出手段の検出結果に基づいて位置ズレを補正する位置ずれ補正処理を行うに際して、非画像形成時に搬送ベルトの非画像形成領域に濃度検出用パターンを形成し、当該濃度検出用パターンを濃度検出用パターン検出手段で検出して、濃度検出用パターン検出手段の検出した検出データに基づいて、画像形成手段による位置ズレ検出パターン形成の濃度を調整する濃度調整処理を実施するか否かを決定するので、不必要な濃度調整処理を実施することなく、良好な位置ズレ検出パターンを形成して、位置ずれ補正処理実行時間を短縮して、処理効率を向上させることができるとともに、適切な位置ずれ補正処理を行うことができ、画像品質を向上させることができるとともに、利用性を向上させることができる。
請求項4記載の発明のカラー画像形成装置によれば、濃度検出用パターン検出手段の検出した有効な検出データが予め設定されている規定数以上あるときにのみ、当該濃度検出用パターン検出手段の有効な検出データに基づいて、濃度調整処理を実施するか否かを決定するので、少ない濃度検出用パターンの検出データで判断を誤ることを防止することができ、位置ずれ補正処理中の位置ずれパターン検出の失敗を無くして、信頼性を向上させつつ、画像品質を向上させることができるとともに、利用性を向上させることができる。
請求項5記載の発明のカラー画像形成装置によれば、濃度検出用パターン検出手段の検出した有効な検出データを不揮発性記憶手段に格納し、当該不揮発性記憶手段に規定数以上の有効な検出データがあるときにのみ、当該濃度検出用パターン検出手段の有効な検出データに基づいて、濃度調整処理を実施するか否かを決定するので、電源断等による有効な検出データの消失を防止することができ、画像品質を向上させることができるとともに、利用性をより一層向上させることができる。
請求項6記載の発明のカラー画像形成装置によれば、前回の画像濃度調整処理実行後の非画像形成時に作成された濃度検出用パターンの濃度検出用パターン検出手段による検出データのみを有効データとしているので、現在の作像条件のみで濃度調整処理を実施するか否かを決定することができ、画像品質を向上させることができるとともに、利用性を向上させることができる。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1〜図8は、本発明のカラー画像形成装置の第1実施例を示す図であり、図1は、本発明のカラー画像形成装置の第1実施例を適用したカラー画像形成装置1の概略構成図である。
図1において、カラー画像形成装置1は、本体筐体内に、給紙部10、搬送ベルト機構部20、搬送ベルト機構部20に沿って配設されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の各色の画像形成部30Y、30M、30C、30Bk、定着部40及び画像位置検知部50等を備えており、これらの他に、図示しないが、カラー画像形成装置1の各部を制御する制御部やモータ及びモータにより駆動される各部に駆動源を伝達する駆動機構部等を備えている。
給紙部10は、給紙カセット11内の記録紙(転写紙)12を、例えば、図示しない給紙コロと分離部材により1枚ずつ分離して図示しないレジストローラ対に送り出し、レジストローラ対が、給紙カセット11から送られてきた記録紙12のタイミング調整を行って、記録紙12を所定のタイミングで搬送ベルト機構部20に送り出す。
搬送ベルト機構部20は、搬送ベルト21、駆動ローラ22及び従動ローラ23等を備えており、搬送ベルト21は、駆動ローラ22と従動ローラ23に張り渡されている。駆動ローラ22が、後述するシステムコントローラ71(図5参照)の制御下で図外のモータ等の駆動機構により回転駆動されることにより、図1中反時計方向に回転駆動され、搬送ベルト21は、給紙部10から送り出されてきた記録紙12を、各色の画像形成部30Y、30M、30C、30Bkに順次搬送して、搬送される記録紙12に各色の画像形成部30Y、30M、30C、30Bkで、それぞれイエロートナー画像、マゼンタトナー画像、シアントナー画像及びブラックトナー画像が順次記録紙12に形成される。
各色の画像形成部(画像形成手段)30Y、30M、30C、30Bkは、図2に示すように、感光体31Y〜31Bkが搬送ベルト21の搬送方向に沿って所定間隔で配設されており、図1に示すように、それぞれ感光体31Y〜31Bkの周囲に、帯電部32Y〜32Bk、露光部33Y〜33Bk、現像部34Y〜34Bk、転写部35Y〜35Bk、クリーニング部36Y〜36Bk及び図示しない除電部等が配設されている。なお、図2において、矢印Hは、搬送ベルト21の移動方向と直交する方向(幅方向)であって主走査方向を示しており、矢印Tは、搬送ベルト21の移動方向と平行な方向であって副走査方向を示している。
各画像形成部30Y〜30Bkは、図外の駆動機構により図1中時計方向に回転駆動される感光体31Y〜31Bkを、帯電部32Y〜32Bkで一様に帯電させて、露光部33Y〜33Bkにより、画像データで変調されたレーザーが感光体31Y〜31Bkに照射されて静電潜像が形成されると、当該静電潜像の形成された感光体31Y〜31Bkに、現像部34Y〜34Bkで、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の各色のトナーを付着させて、各色のトナー像を形成する。そして、画像形成部30Y〜30Bkは、搬送ベルト21と感光体31Y〜31Bkとの間に上記記録紙12が搬送されると、搬送ベルト21の背面に配設された転写部35Y〜35Bkが、転写電位を付与して、感光体31Y〜31Bk上のイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の各色のトナー画像を順次記録紙12に重ねて転写させる。トナー画像の転写の完了した感光体31Y〜31Bkは、クリーニング部36Y〜36Bkで残留トナーがクリーニングされ、除電部で除電された後、再度、帯電部32Y〜32Bkで帯電されて、次の画像形成動作を行う。
上述のようにしてイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の各色のトナー画像が転写されて各色の画像の形成された記録紙12は、静電的に搬送ベルト21に吸着された状態で、搬送ベルト21によりさらに搬送されて、搬送ベルト21から分離されて、定着部40に搬送される。
定着部40は、定着ローラ41、加圧ローラ42及び図示しない排紙ローラ対等を備えている。定着ローラ41と加圧ローラ42は、所定の押圧力で押圧されて、一方が回転駆動されることにより、他方が連れ回りし、定着ローラ41は、内蔵の加熱ヒーターにより所定の定着温度に加熱制御される。
定着部40は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の各色のトナー画像が転写されて、搬送ベルト21により搬送されてきた記録紙12を定着ローラ41と加圧ローラ42で加熱・加圧することにより、各色のトナーを記録紙12に定着させ、排紙ローラ対により図示しない排紙トレイ上に排出する。
画像位置検知部(パターン検出手段)50は、ブラック(Bk)の画像形成部30Bkの転写紙11の搬送方向下流側に配設されており、図3に示すように、搬送ベルト21の幅方向にそれぞれ一対配設された反射型光センサ51、52を備えている。反射型光センサ51、52は、図示しないが、発光部と受光部を内蔵しており、発光部としては、例えば、発光ダイオード等が使用され、受光部としては、例えば、フォトダイオード等が使用されている。
そして、搬送ベルト21には、上記各画像形成部30Y、30M、30C、30Bkにより、図4に示すように、搬送ベルト21の幅方向両端部(フロント側とリア側)に位置検出パターン(位置ズレ検出パターン)60f、60rが形成され、位置検出パターン60f、60rは、搬送ベルト21の幅方向両端部にそれぞれ複数、例えば、図4の場合、8セットの位置検出パターンセットMtf1〜Mtf8、Mtr1〜Mtr8が形成されているとともに、それぞれの先頭にパターン位置を示す位置マーク61f、61r及び序段パターンMsf、Msrが搬送ベルト21のフロント側とリア側にそれぞれ形成されている。そして、各位置検出パターンセットMtf1〜Mtf8、Mtr1〜Mtr8は、各色用の主走査方向に平行な位置検出パターンAkf、Ayf、Acf、Amf及び位置検出パターンAkr、Ayr、Acr、Amrと、主走査方向に対して特定の角度、例えば、45度の角度を有した位置検出パターンBkf、Byf、Bcf、Bmf及び位置検出パターンBkr、Byr、Bcr、Bmrと、が形成される。各位置検出パターンAkf、Ayf、Acf、Amfと位置検出パターンAkr、Ayr、Acr、Amr及び位置検出パターンBkf、Byf、Bcf、Bmfと位置検出パターンBkr、Byr、Bcr、Bmrは、それぞれ所定の間隔dを空けて形成されており、また、各位置検出パターンセットMtf1〜Mtf8、Mtr1〜Mtr8は、所定の間隔cを空けて形成されている。
画像位置検知部50は、各反射型光センサ51、52が、その発光部から位置検出パターン60f、60rの形成された搬送ベルト21方向に光を出射し、搬送ベルト21の位置検出パターン60f、60rで反射された光をその受光部で受光する。
画像位置検知部50は、各反射型光センサ51、52の受光部の受光する光の光量をアナログ信号として、図5に示すA/D変換器76に出力する。
カラー画像形成装置1は、図5に示すように、回路ブロック構成されており、システムコントローラ71、位置合わせコントローラ72、ROM(Read Only Memory)73、RAM(Random Access Memory)74、メモリ75、A/D変換器76、印刷枚数カウンタ77及び温度センサ78等を備えている。
ROM73は、カラー画像形成装置1のシステムプログラムを格納しているとともに、システムプログラムを実行するのに必要な各種データ、特に、システムプログラムに組み込まれている位置ずれ補正処理プログラムを実行するのに必要なデータ等を格納している。
RAM74は、システムコントローラ71によりワークメモリ等として利用され、各種データを記憶する。
システムコントローラ71は、ROM73内のシステムプログラムに基づいてRAM74をワークメモリとして利用しつつ、カラー画像形成装置1の各部を制御して、カラー画像形成装置1としてのシーケンスを実行するとともに、位置ずれ補正処理を行う。
上記A/D変換器76は、反射型光センサ51及び反射型光センサ52から入力される位置検出パターン60f、60sのアナログの検出信号をデジタル変換して、メモリ75に出力し、メモリ75に記憶する。
印刷枚数カウンタ77は、システムコントローラ71の制御下で動作して、印刷枚数をカウントする。すなわち、システムコントローラ71は、給紙部10から記録紙12を1枚搬送させる毎に、印刷枚数カウンタ77のカウント値をインクリメントさせる。
温度センサ78は、カラー画像形成装置1内の温度を検出して、位置合わせコントローラ72に出力する。
位置合わせコントローラ72は、印刷実行中に、印刷枚数カウンタ77のカウントする枚数Pと温度センサ78の検出する筐体内の検出温度Tを監視し、予めROM73あるいはRAM74に設定されている位置ずれ補正実行条件が満たされると、システムコントローラ71に位置ずれ補正実行要求を発行する。
システムコントローラ71は、位置合わせコントローラ72から入力される上記書込クロック、書き込みタイミング等の制御信号の設定値に基づいて、これらの書込クロックや書き込みタイミング等の設定値を変更して、各色のずれ補正処理を実行する。また、システムコントローラ71は、位置ずれ補正を実行している間は、印刷処理を中断し、位置合わせコントローラ72に位置ずれ補正実行開始許可通知を発行する。
そして、位置合わせコントローラは、位置ずれ補正実行開始許可通知を受信すると、メモリ75に保存された位置ずれパターン検出信号値を使用して、スキューずれ量、主走査レジストずれ量、主走査倍率ずれ量、副走査レジストずれ量及び補正量を算出し、画像形成部30Y、30M、30C、30Bkの各露光部33Y〜33Bkによる書込クロック、書き込みタイミング等の制御信号の設定値をシステムコントローラ71に送信して設定する位置ずれ補正を開始する。
そして、システムコントローラ71は、システムコントローラ72から送信されてきた設定値に各タイミングを変更することで、各色の位置合わせを実行する。
次に、本実施例の作用を説明する。カラー画像形成装置1は、各色の色ずれの検出及び色ずれ等の位置ずれ補正を行う位置ずれ補正処理を、印刷枚数及び温度センサ78の検出結果に基づいて実行するとともに、非画像部濃度パターン80の検出結果に基づいて、位置検出パターン60f、60rを形成する際の作像条件を決定する。
すなわち、カラー画像形成装置1は、各色の画像形成部30Y、30M、30C、30Bkで記録紙12に順次各色の画像を形成して、カラー画像を記録紙12に形成しており、この画像形成において、各色の画像位置が主走査方向、副走査方向、倍率及び傾きについて一致していないと、色ずれ等が発生して、画像品質が低下する。そのため、カラー画像形成装置1は、印刷枚数カウンタ77のカウントする印刷枚数(画像形成枚数)Pと温度センサ78の検出する筐体内の検出温度Tを監視し、予めROM73あるいはRAM74に設定されている位置ずれ補正実行条件が満たされると、位置ズレ補正処理を実行する。
すなわち、カラー画像形成装置1は、システムコントローラ71が、位置合わせコントローラ72から位置ずれ補正実行開始許可通知を受信すると、位置ずれ補正の実行を開始するが、まず、図6に示すように、非画像部濃度パターン80(図7参照)の検出を行う(ステップS101)。この非画像部濃度パターン(濃度検出用パターン)80は、図7に示すように、非画像形成中に、搬送ベルト21上の非画像形成領域に形成され、カラー画像形成装置1は、この非画像部濃度パターン80を画像位置検知部50の反射型光センサ51、52で検出する。したがって、画像位置検知部50の反射型光センサ51、52は、濃度検出用パターン検出手段としても機能している。
カラー画像形成装置1は、反射型光センサ51、52の検出値をA/D変換器76でデジタル変換してメモリ75に一旦格納した後、位置合わせコントローラ72から濃度パターン検出値Dとしてシステムコントローラ71に送信し(ステップS102)、システムコントローラ71が、受信した濃度パターン検出値Dに基づいて位置検出パターン60f、60rを形成するための作像条件の算出が必要か判断する(ステップS103)。
例えば、システムコントローラ71は、受信した濃度パターン検出値Dが予めRAM74等に格納されている閾値Dtと比較して、濃度パターン検出値Dが閾値Dt以上であると、位置検出パターン60f、60rを形成するための作像条件の算出が必要であると判断する。
ステップS103で、作像条件の算出が必要であると、位置ずれ補正実行時に、システムコントローラ71は、濃度パターン検出値Dに基づいて、帯電バイアス、現像バイアス、転写バイアス及び書込光量等の作像条件の最適値を算出して、まず、次の第1ステーションである画像形成部30Yでの書込終了後に、各画像形成部30Y、30M、30C、30Bkを制御して、搬送ベルト21上の幅方向(主走査方向)両端部に、図3及び図4に示したように、位置検出パターン60f、60rを形成させ、形成された位置検出パターン60f、60rが画像位置検知部50に搬送されると、当該画像位置検知部50の反射型光センサ51、52に検出させる。
この反射型光センサ51、52による位置検出パターン60f、60rの検出は、反射型光センサ51、52の信号変化を参照して行う。すなわち、反射型光センサ51、52の検出値は、図8のように示され、図8(a)の5Vの位置が搬送ベルト21のみの出力値であり、反射型光センサ51、52をトナーマーク、すなわち、位置検出パターン60f、60rが通過することにより、0V付近に出力値が変化する。
そして、反射型光センサ51、52の検出値が、0V付近に変化したときに、位置検出パターン60f、60rが通過したとして、図8(b)に示すように、マーク位置の検出を行う。
カラー画像形成装置1は、反射型光センサ51、52の検出信号を、A/D変換器76でデジタル変換してメモリ75に記憶し、位置合わせコントローラ72が、このメモリ75に記憶された反射型光センサ51、52の検出結果を読み出して位置ずれ量を算出する。位置合わせコントローラ72は、算出した位置ずれ量を予めROM73あるいはRAM74に記憶されている基準設定位置ずれ量と比較して、検出した位置ずれ量が基準設定位置ずれ量の範囲内であると、位置ズレ補正が不要である旨をシステムコントローラ71に通知し、システムコントローラ71は、連続印刷の続きの印刷処理を行う。
位置ずれコントローラ72は、検出した位置ずれ量が基準設定位置ずれ量の範囲外であると、メモリ75に保存された位置ずれパターン検出信号値を使用して、スキューずれ量、主走査レジストずれ量、主走査倍率ずれ量、副走査レジストずれ量及び補正量を算出し、画像形成部30Y、30M、30C、30Bkの各露光部33Y〜33Bkによる書込クロック、書き込みタイミング等の制御信号の設定値をシステムコントローラ71に出力する。システムコントローラ71は、位置合わせコントローラ72から入力される上記書込クロック、書き込みタイミング等の制御信号の設定値に基づいて、各ステーションである画像形成部30Y、30M、30C、30Bkの書き込みタイミングではないタイミングで、これらの書込クロックや書き込みタイミング等の設定値を変更し、各色のずれ補正処理を実行して、処理を終了する。
そして、ステップS103で、作像条件の算出が必要でないときには、システムコントローラ71は、作像条件を変更することなく、各画像形成部30Y、30M、30C、30Bkを制御して、上述のように、位置検出パターン60f、60rを形成させ、位置検出パターン60f、60rに基づく各色の位置ずれの補正を実行する。
このように、本実施例のカラー画像形成装置1は、搬送ベルト21に沿って複数配設された画像形成部30Y、30M、30C、30Bkで、当該搬送ベルト21上を搬送される転写紙にそれぞれ異なる色のトナー画像を順次転写してカラー画像を形成するとともに、複数の画像形成部30Y、30M、30C、30Bkによるカラー画像形成時の位置ずれを検出するための位置検出パターン60f、60rを各画像形成部30Y、30M、30C、30Bkで搬送ベルト21上に形成して、当該位置検出パターン60f、60rを画像位置検知部50の反射型光センサ51、52で検出し、当該反射型光センサ51、52の検出結果に基づいて位置ズレを補正する位置ずれ補正処理を行うに際して、非画像形成時に搬送ベルト21の非画像形成領域に非画像部濃度パターン80を形成し、当該非画像部濃度パターン80を濃度検出用パターン検出手段としての反射型光センサ51、52で検出して、反射型光センサ51、52の検出結果に基づいて、位置ずれ補正処理実行時の画像形成部30Y、30M、30C、30Bkによる位置検出パターン60f、60rの作像条件を決定している。
したがって、位置ずれ補正処理時に画像濃度調整処理を実施することなく、良好な位置検出パターン60f、60rを形成して、位置ずれ補正処理実行時間を短縮して、処理効率を向上させことができるとともに、適切な位置ずれ補正を行うことができ、画像品質を向上させることができるとともに、利用性を向上させることができる。
なお、本実施例のカラー画像形成装置1では、画像位置検知部50として、反射型光センサ51、52を使用しているが、画像位置検知部50としては、反射型光センサに限るものではなく、例えば、透過型光センサであってもよい。
図9は、本発明のカラー画像形成装置の第2実施例を適用したカラー画像形成装置による位置検出パターン作像条件判別処理を示すフローチャートである。
なお、本実施例は、上記第1実施例のカラー画像形成装置1と同様のカラー画像形成装置に適用したものであり、本実施例の説明においては、必要に応じて、上記第1の実施例の説明で用いた符号をそのまま用いて説明する。
本実施例のカラー画像処理装置1は、画像濃度調整処理実行時に位置検出パターン60f、60rを形成するための作像条件を決定し、印刷時に非画像濃度パターン80の濃度パターン検出値Dに基づいて決定した位置合わせ実行時の位置検出パターン60f、60rを形成するための作像条件で、上記画像濃度調整処理実行時に決定した位置検出パターン60f、60rを形成するための作像条件を補正し、位置合わせ実行時に画像濃度調整処理を実行することなく、良好な位置検出パターン60f、60rを形成して、適切に位置ずれ補正を行う。
すなわち、カラー画像形成装置1は、図9に示すように、画像濃度調整処理を実行すると、システムコントローラ46が、印刷時の作像条件算出に併せて位置ずれ補正処理実行時の位置ずれ検出用マーク作成用の作像条件、すなわち、位置検出パターン60f、60rを形成するための作像条件を算出し、RAM74等に格納する(ステップS201)。
また、カラー画像形成装置1は、印刷を開始すると(ステップS202)、当該印刷中に、図7に示したように、非画像領域に濃度パターン80を形成し、システムコントローラ71がコントローラ72から位置ずれ補正実行開始許可通知を受信すると、位置ずれ補正の実行を開始するが、まず、非画像部濃度パターン80(図7参照)を画像位置検知部50の反射型光センサ51、52で検出する(ステップS203)。
カラー画像形成装置1は、反射型光センサ51、52の検出値をA/D変換器76でデジタル変換してメモリ75に一旦格納した後、位置合わせコントローラ72から濃度パターン検出値Dとしてシステムコントローラ71に送信し(ステップS204)、システムコントローラ71が、受信した濃度パターン検出値Dに基づいて、位置検出パターン60f、60rを形成するための作像条件の補正が必要か否か判断する(ステップS205)。
システムコントローラ71は、ステップS205で、作像条件の補正が必要であると判断すると、ステップS201で算出した位置検出パターン60f、60rの形成用の作像条件を、非画像濃度パターン80の検出結果に基づいて補正して、新たな位置検出パターン60f、60rの形成用の作像条件を算出し(ステップS206)、位置ずれ補正実行時に、上記算出した作像条件で位置検出パターン60f、60rを形成して、上述のように位置ずれ補正を実行する。
また、ステップS205で、作像条件の算出が必要ではないと判断すると、システムコントローラ71は、作像条件を補正することなく、各画像形成部30Y、30M、30C、30Bkを制御して、上述のように、位置検出パターン60f、60rを形成させ、位置検出パターン60f、60rに基づく各色の位置ずれの補正を実行する。
このように、本実施例のカラー画像処理装置1は、各画像形成部30Y、30M、30C、30Bkによる画像濃度を調整する画像濃度調整処理の実行時に、画像形成部30Y、30M、30C、30Bkによる位置検出パターン60f、60rの作像条件を決定し、当該決定した作像条件を、位置ずれ補正処理の実行に際して、反射型光センサ51、52による非画像濃度パターン80の検出結果に基づいて補正している。
したがって、位置ずれ補正処理実行時に画像濃度調整処理を実行すること無く、安定して良好な位置検出パターン60f、60rを形成して、位置ずれ補正処理実行時間を短縮して、処理効率を向上させることができるとともに、適切な位置ずれ補正を行うことができ、画像品質をより一層向上させることができるとともに、利用性を向上させることができる。
図10は、本発明のカラー画像形成装置の第3実施例を適用したから画像形成装置による位置検出パターン作像条件判別処理を示すフローチャートである。
なお、本実施例は、上記第1実施例のカラー画像形成装置1と同様のカラー画像形成装置に適用したものであり、本実施例の説明においては、必要に応じて、上記第1の実施例の説明で用いた符号をそのまま用いて説明する。
本実施例のカラー画像処理装置1は、印刷時の非画像域の濃度パターン80の検出値Dに基づいて画像濃度調整処理をの必要性の有無を判定して、位置合わせ実行時の位置検出パターン60f、60rを形成し、適切に位置ずれ補正を行う。
すなわち、カラー画像形成装置1は、位置合わせコントローラ72が、位置ずれ補正タイミングであるか常時チェックする(ステップS301)。例えば、位置合わせコントローラ72は、印刷実行中に、印刷枚数カウンタ77のカウントする印刷枚数Pと温度センサ78の検出する筐体内の検出温度Tを監視し、予めROM73あるいはRAM74に設定されている位置ずれ補正実行条件が満たされたかをチェックすることで、位置ずれ補正タイミングであるかチェックする。
位置合わせコントローラ72は、ステップS301で、位置ずれ補正タイミングになると、システムコントローラ71に位置ずれパターン作像条件実行要求通知を発行し(ステップS302)、システムコントローラ71は、印刷処理を中断し、位置合わせコントローラ72に位置ずれパターン作像条件実行許可通知を発行する(ステップS303)。
位置合わせコントローラ72は、位置ずれパターン作像条件実行許可通知を受信すると、画像濃度調整処理の必要があるか否か判断する(ステップS304)。すなわち、カラー画像形成装置1は、非印刷処理中(非画像形成中)に非画像領域に形成した非画像部濃度パターン80(図7参照)を反射型光センサ51、52で検出し、反射型光センサ51、52の検出値をA/D変換器76でデジタル変換してメモリ75に一旦格納した後、位置合わせコントローラ72から濃度パターン検出値Dとしてシステムコントローラ71に送信する。システムコントローラ71が、受信した濃度パターン検出値Dに基づいて位置検出パターン60f、60rを形成するために画像濃度調整処理が必要か否か判断する。
ステップS304で、画像濃度調整が必要であるときには、すなわち、位置検出パターン60f、60rを適切な濃度で作成できないと判断したときには、システムコントローラ71は、画像濃度調整処理を実行し(ステップS305)、当該画像濃度調整処理を行った後に、各画像形成部30Y、30M、30C、30Bkを制御して、搬送ベルト21上の幅方向(主走査方向)両端部に、図3及び図4に示したように、位置検出パターン60f、60rを形成させ、形成された位置検出パターン60f、60rが画像位置検知部50に搬送されると、当該画像位置検知部50の反射型光センサ51、52に検出させて、当該位置検出パターン60f、60rの検出結果に基づいて位置ずれ補正を実行する(ステップS306)。
ステップS304で、画像濃度調整が必要でないときには、すなわち、位置検出パターン60f、60rを適切な濃度で作成できると判断したときには、システムコントローラ71は、画像濃度調整処理を実行することなく、各画像形成部30Y、30M、30C、30Bkを制御して、搬送ベルト21上の幅方向(主走査方向)両端部に、図3及び図4に示したように、位置検出パターン60f、60rを形成させ、形成された位置検出パターン60f、60rが画像位置検知部50に搬送されると、当該画像位置検知部50の反射型光センサ51、52に検出させて、当該位置検出パターン60f、60rの検出結果に基づいて位置ずれ補正を実行する(ステップS306)。
システムコントローラ71は、位置ずれ補正処理が完了すると、中断した印刷処理を再開する。
このように、本実施例のカラー画像形成装置1は、搬送ベルト21に沿って複数配設された画像形成部30Y、30M、30C、30Bkで、当該搬送ベルト21上を搬送される転写紙にそれぞれ異なる色のトナー画像を順次転写してカラー画像を形成するとともに、複数の画像形成部30Y、30M、30C、30Bkによるカラー画像形成時の位置ずれを検出するための位置ズレ検出パターンを各画像形成30Y、30M、30C、30Bkで搬送ベルト21上に形成して、当該位置検出パターン60f、60rを反射型光センサ51、52で検出し、当該反射型光センサ51、52の検出結果に基づいて位置ズレを補正する位置ずれ補正処理を行うに際して、非画像形成時に搬送ベルト21の非画像形成領域に非画像部濃度パターン80を形成し、当該非画像部濃度パターン80を反射型光センサ51、52で検出して、反射型光センサ51、52の検出した検出データに基づいて、画像形成部30Y、30M、30C、30Bkによる位置検出パターン60f、60rの形成の濃度を調整する濃度調整処理を実施するか否かを決定している。
したがって、不必要な濃度調整処理を実施することなく、良好な位置検出パターン60f、60rを形成して、位置ずれ補正処理実行時間を短縮して、処理効率を向上させることができるとともに、適切な位置ずれ補正処理を行うことができ、画像品質を向上させることができるとともに、利用性を向上させることができる。
図11は、本発明のカラー画像形成装置の第4実施例を適用したから画像形成装置による位置検出パターン作像条件判別処理を示すフローチャートである。
なお、本実施例は、上記第1実施例のカラー画像形成装置1と同様のカラー画像形成装置に適用したものであり、本実施例の説明においては、必要に応じて、上記第1の実施例の説明で用いた符号をそのまま用いて説明する。
本実施例のカラー画像処理装置1は、印刷時の非画像域の濃度パターン80の所定数以上の有効な検出値Dに基づいて画像濃度調整処理の必要性の有無を判定して、位置合わせ実行時の位置検出パターン60f、60rを形成して、適切に位置ずれ補正を行う。
すなわち、カラー画像形成装置1は、位置合わせコントローラ72が、位置ずれ補正タイミングであるか常時チェックする(ステップS401)。例えば、位置合わせコントローラ72は、印刷実行中に、印刷枚数カウンタ77のカウントする印刷枚数Pと温度センサ78の検出する筐体内の検出温度Tを監視し、予めROM73あるいはRAM74に設定されている位置ずれ補正実行条件が満たされたかをチェックすることで、位置ずれ補正タイミングであるかチェックする。
位置合わせコントローラ72は、ステップS401で、位置ずれ補正タイミングになると、システムコントローラ71に位置ずれパターン作像条件実行要求通知を発行し(ステップS402)、システムコントローラ71は、印刷処理を中断し、位置合わせコントローラ72に位置ずれパターン作像条件実行許可通知を発行する(ステップS403)。
位置合わせコントローラ72は、位置ずれパターン作像条件実行許可通知を受信すると、非画像部濃度パターンの有効な濃度パターン検出値Dが予め設定されている所定値N以上あるかチェックし(ステップS404)、有効な濃度パターン検出値Dが所定値N以上あるときには、画像濃度調整処理の必要があるか否か判断する(ステップS405)。すなわち、カラー画像形成装置1は、非印刷処理中に非画像領域に形成した非画像部濃度パターン80(図7参照)を反射型光センサ51、52で検出し、反射型光センサ51、52の検出値をA/D変換器76でデジタル変換して、図示しない不揮発メモリに格納する。位置合わせコントローラ72は、位置ずれ補正タイミングになると、不揮発メモリに格納されている濃度パターン検出値Dが予め設定されている所定値N以上であるか否かチェックして、所定値以上であると、当該濃度パターン検出値Dに基づいて位置検出パターン60f、60rを形成するために画像濃度調整処理が必要か否か、すなわち、適切な濃度の位置検出パターン60f、69rを形成できるか否か判断する。
ステップS405で、画像濃度調整が必要であるときには、システムコントローラ71は、画像濃度調整処理を実行し(ステップS406)、当該画像濃度調整処理を行った後に、各画像形成部30Y、30M、30C、30Bkを制御して、搬送ベルト21上の幅方向(主走査方向)両端部に、図3及び図4に示したように、位置検出パターン60f、60rを形成させ、形成された位置検出パターン60f、60rが画像位置検知部50に搬送されると、当該画像位置検知部50の反射型光センサ51、52に検出させて、当該位置検出パターン60f、60rの検出結果に基づいて位置ずれ補正を実行する(ステップS407)。
また、ステップS404で、濃度パターン検出値Dが所定値Nよりも少ないと、位置合わせコントローラ72は、上記同様に、画像濃度調整処理を実行し(ステップS406)、当該画像濃度調整処理を行った後に、位置検出パターン60f、60rを形成させて、形成された位置検出パターン60f、60rが画像位置検知部50に搬送されると、当該画像位置検知部50の反射型光センサ51、52に検出させて、当該位置検出パターン60f、60rの検出結果に基づいて位置ずれ補正を実行する(ステップS407)。
ステップS405で、画像濃度調整が必要でないときには、すなわち、位置検出パターン60f、60rを適切な濃度で作成できると判断したときには、システムコントローラ71は、画像濃度調整処理を実行することなく、各画像形成部30Y、30M、30C、30Bkを制御して、搬送ベルト21上の幅方向(主走査方向)両端部に、図3及び図4に示したように、位置検出パターン60f、60rを形成させ、形成された位置検出パターン60f、60rが画像位置検知部50に搬送されると、当該画像位置検知部50の反射型光センサ51、52に検出させて、当該位置検出パターン60f、60rの検出結果に基づいて位置ずれ補正を実行する(ステップS407)。
システムコントローラ71は、位置ずれ補正処理が完了すると、中断した印刷処理を再開する。
このように、本実施例のカラー画像形成装置1は、反射型光センサ51、52の検出した非画像部濃度パターン80の有効な検出データが予め設定されている規定数N以上あるときにのみ、当該反射型光センサ51、52の非画像部濃度パターン80の有効な検出データに基づいて、濃度調整処理を実施するか否かを決定している。
したがって、少ない非画像部濃度パターン80の検出データで判断を誤ることを防止することができ、位置ずれ補正処理中の位置パターン60f、60rの検出の失敗を無くして、信頼性を向上させつつ、画像品質を向上させることができるとともに、利用性を向上させることができる。
なお、上記実施例の説明では、非画像部濃度パターン80を位置ずれ補正処理実行判断時に反射型光センサ51、52で検出して、当該検出した濃度パターン検出値Dに基づいて、画像濃度調整処理を実行するが否か判断しているが、非画像部濃度パターン80を位置ずれ補正処理実行判断時とは異なる時期に反射型光センサ51、52で検出して、当該検出した濃度パターン検出値Dを図示しない不揮発メモリに保存し、位置ずれ補正処理実行判断時に、当該不揮発メモリに保存されている濃度パターン検出値Dを使用して、画像濃度調整処理を実行するかどうかを判断してもよい。
また、この場合、前回の画像濃度調整処理実行後の非画像形成時に作成された非画像部濃度パターン80の反射型光センサ51、52による検出データのみを有効データとしてもよい。そして、この場合、無効の検出データを不揮発メモリから削除するようにしてもよい。なお、この無効の非画像部濃度パターン80の不揮発メモリからの削除処理は、例えば、画像濃度調整処理の実行時に行う。
そして、この有効として不揮発メモリに格納されている非画像部濃度パターン80のみを使用して、上記ステップS404での非画像部濃度パターン80が所定値N以上あるか否かの判断及びステップS405での画像濃度調整処理の必要があるか否かの判断を行う。
色ずれを適切かつ効率的に補正する必要のあるカラープリンタ、カラーコピア等のカラー画像形成装置に適用することができる。
本発明のカラー画像形成装置の第1実施例を適用したカラー画像形成装置の概略構成正面図。 図1のカラー画像形成装置の搬送ベルトと各色の画像形成部の感光体の斜視図。 図1のカラー画像形成装置の位置検出パターンの形成された搬送ベルトと画像位置検知部の斜視図。 図3の位置検出パターンの一例の形成された搬送ベルトの平面図。 図1のカラー画像形成装置の回路ブロック構成図。 図1のカラー画像形成装置による位置検出パターン作像条件判別処理を示すフローチャート。 図1のカラー画像形成装置による濃度パターンの形成された搬送ベルトの平面図。 図1のカラー画像形成装置の反射型光センサの検出信号の信号波形(a)と位置検出パターンの検出タイミング(b)を示す図。 本発明のカラー画像形成装置の第2実施例を適用したカラー画像形成装置による位置検出パターン作像条件判別処理を示すフローチャート。 本発明のカラー画像形成装置の第3実施例を適用したカラー画像形成装置による位置検出パターン作像条件判別処理を示すフローチャート。 本発明のカラー画像形成装置の第4実施例を適用したカラー画像形成装置による位置検出パターン作像条件判別処理を示すフローチャート。
符号の説明
1 カラー画像形成装置
10 給紙部
11 給紙カセット
12 記録紙
20 搬送ベルト機構部
21 搬送ベルト
22 駆動ローラ
23 従動ローラ
30Y、30M、30C、30Bk 画像形成部
31Y〜31Bk 感光体
32Y〜32Bk 帯電部
33Y〜33Bk 露光部
34Y〜34Bk 現像部
35Y〜35Bk 転写部
36Y〜36Bk クリーニング部
40 定着部
41 定着ローラ
42 加圧ローラ
50 画像位置検知部
51、52 反射型光センサ
60、60f、60s 位置検出パターン
71 システムコントローラ
72 位置合わせコントローラ
73 ROM
74 RAM
75 メモリ
76 A/D変換器
77 印刷枚数カウンタ
78 温度センサ

Claims (6)

  1. 回転駆動される感光体に、画像データで変調した書込光を照射して静電潜像を形成し、当該静電潜像の形成され感光体上に所定色のトナーを供給して現像し、当該感光体上に形成されたトナー像を給紙手段から送り出されて搬送ベルト上を搬送されてくる転写紙に転写してトナー画像を形成する画像形成手段が、前記搬送ベルトに沿って複数配設され、前記給紙手段から送り出される前記転写紙を前記搬送ベルト上を順次搬送して、前記各画像形成手段でそれぞれ異なる色のトナー画像を前記転写紙上に順次転写してカラー画像を形成するとともに、前記複数の画像形成手段による前記カラー画像形成時の位置ずれを検出するための位置ズレ検出パターンを前記各画像形成手段で前記搬送ベルト上に形成して、当該位置ズレ検出パターンをパターン検知手段で検出し、当該パターン検出手段の検出結果に基づいて前記位置ズレを補正する位置ずれ補正処理を行うカラー画像形成装置において、非画像形成時に前記搬送ベルトの非画像形成領域に濃度検出用パターンを形成し、当該濃度検出用パターンを濃度検出用パターン検出手段で検出して、前記位置ずれ補正処理の実行に際して、前記濃度検出用パターン検出手段の検出結果に基づいて、前記画像形成手段による前記位置ズレ検出パターンの作像条件を決定することを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 前記カラー画像形成装置は、前記各画像形成手段による画像濃度を調整する画像濃度調整処理の実行時に、前記画像形成手段による前記位置ズレ検出パターンの作像条件を決定し、当該決定した作像条件を、前記位置ずれ補正処理の実行に際して、前記濃度検出用パターン検出手段の検出結果に基づいて補正することを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
  3. 回転駆動される感光体に、画像データで変調した書込光を照射して静電潜像を形成し、当該静電潜像の形成され感光体上に所定色のトナーを供給して現像し、当該感光体上に形成されたトナー像を給紙手段から送り出されて搬送ベルト上を搬送されてくる転写紙に転写してトナー画像を形成する画像形成手段が、前記搬送ベルトに沿って複数配設され、前記給紙手段から送り出される前記転写紙を前記搬送ベルト上を順次搬送して、前記各画像形成手段でそれぞれ異なる色のトナー画像を前記転写紙上に順次転写してカラー画像を形成するとともに、前記複数の画像形成手段による前記カラー画像形成時の位置ずれを検出するための位置ズレ検出パターンを前記各画像形成手段で前記搬送ベルト上に形成して、当該位置ズレ検出パターンをパターン検知手段で検出し、当該パターン検出手段の検出結果に基づいて前記位置ズレを補正する位置ずれ補正処理を行うカラー画像形成装置において、非画像形成時に前記搬送ベルトの非画像形成領域に濃度検出用パターンを形成し、当該濃度検出用パターンを濃度検出用パターン検出手段で検出して、前記位置ずれ補正処理の実行に際して、前記濃度検出用パターン検出手段の検出した検出データに基づいて、前記画像形成手段による前記位置ズレ検出パターン形成の濃度を調整する濃度調整処理を実施するか否かを決定することを特徴とするカラー画像形成装置。
  4. 前記カラー画像形成装置は、前記濃度検出用パターン検出手段の検出した有効な検出データが予め設定されている規定数以上あるときにのみ、当該濃度検出用パターン検出手段の有効な検出データに基づいて、前記濃度調整処理を実施するか否かを決定することを特徴とする請求項3記載のカラー画像形成装置。
  5. 前記カラー画像形成装置は、前記濃度検出用パターン検出手段の検出した有効な検出データを不揮発性記憶手段に格納し、当該不揮発性記憶手段に前記規定数以上の有効な検出データがあるときにのみ、当該濃度検出用パターン検出手段の有効な検出データに基づいて、前記濃度調整処理を実施するか否かを決定することを特徴とする請求項3または請求項4記載のカラー画像形成装置。
  6. 前記カラー画像形成装置は、前回の画像濃度調整処理実行後の非画像形成時に作成された前記濃度検出用パターンの前記濃度検出用パターン検出手段による検出データのみを前記有効データとすることを特徴とする請求項4または請求項5記載のカラー画像形成装置。
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