JP5297001B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、記録材に精度良く画像を形成するためのレジストレーション補正を行う画像形成装置に関するものである。
プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置には、現像されたトナー像を搬送して用紙上に転写する中間転写体(例えば、転写ベルト)を用いる方式がある。このような画像形成装置は、用紙上におけるトナー像を転写する位置を調整するために、レジストレーション補正を行っている。レジストレーション補正は、転写ベルトにレジストレーション補正用のパターンを形成し、当該パターンが検出されたタイミングから、用紙にトナー像が転写される転写位置へのトナー像の到達タイミングと、記録材の到達タイミングとを調整する。
特許文献1は、転写ベルト上に画像位置を特定するパターンを形成して、当該パターンの検出タイミングに応じて、用紙の搬送速度を調整することにより用紙上に転写する画像位置を補正する画像形成装置を示している。
特開平11−194561号公報
しかし、特許文献1に記載の画像形成装置では、ベルト上の傷や粉塵、及びベルト表面の光沢度(グロス)の低下によりパターンを誤検知する可能性がある。パターンを誤検知した場合、結果として用紙に転写する画像位置の精度が低下してしまう。
また、転写ベルトの基準位置を検出した信号に同期して感光体への露光を開始し、所定時間後に転写位置へ用紙を搬送する制御を行う場合、以下の問題がある。例えば、環境変動による転写ベルトの伸縮によって、レジストレーション補正の精度が低下してしまう。この問題は、転写ベルトの周長の伸縮によって基準位置を検出した信号が発生されてから所定時間経過したときの搬送距離がずれることに起因する。
上述したように、転写ベルトは、環境変化や経時変化によって周長が伸縮することがある。例えば、周囲の温度が0〜30度、湿度が10〜80%の範囲で環境変動がある場合、転写ベルトの周長は±0.5%程度変化してしまう。また、周長が2mの転写ベルトを有する画像形成装置を温度20℃、湿度80%の環境で動作させた場合、稼動による機内温度の上昇で周長は初期の周長に対して0.5〜1.0mm短くなる。転写ベルトのグロス低下などでITOP補正で動作している場合、周長の変動によってレジストレーション補正の精度が低下してしまう。
本発明は、上述の問題に鑑みて成されたものであり、中間転写体の周長が変動した場合であっても、レジストレーション補正を精度良く行う画像形成装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、上述の問題に鑑みて成されたものであり、中間転写体の周長が変動した場合であっても、レジストレーション補正を精度良く行う画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、例えば、感光体上にトナー像を形成し、第1の転写部において、前記感光体上に形成された前記トナー像を回転駆動される無端状の中間転写ベルトに転写し、第2の転写部において、前記中間転写ベルト上に転写されたトナー像を記録材に転写する画像形成手段と、前記第2の転写部に前記記録材を搬送する搬送手段と、前記記録材に転写するトナー像を形成する前に前記中間転写ベルト上にパターン画像を前記画像形成手段に形成させる制御手段と、前記中間転写ベルトの回転方向において前記第1の転写部と前記第2の転写部との間の検出位置において前記パターン画像及び前記中間転写ベルト上に光を照射し、当該光の前記パターン画像及び前記中間転写ベルトからの反射光を受光する光学センサと、前記光学センサからの出力から前記パターン画像を検出可能か否かを判定する判定手段と、前記画像形成手段が前記感光体上に前記トナー像の形成を開始するための開始信号が出力された後に調整信号を出力する出力手段と、前記判定手段が前記パターン画像を検出可能と判定した場合、前記光学センサからの検出信号の出力タイミングに基づいて前記搬送手段が前記記録材を前記第2の転写部に搬送する搬送タイミングを調整し、前記判定手段が前記パターン画像を検出可能でないと判定した場合、前記出力手段からの前記調整信号の出力タイミングに基づいて前記搬送手段が前記記録材を前記第2の転写部に搬送する搬送タイミングを調整する搬送タイミング調整手段と、前記中間転写ベルトの周長を検出する周長検出手段と、を備え、前記搬送タイミング調整手段は、前記周長検出手段の検出結果に基づいて前記調整信号の出力タイミングに対する前記搬送手段による前記記録材の前記第2の転写部への搬送タイミングを補正することを特徴とする。
以下、本発明に係る実施形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に記載された発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。また、ここでは、画像形成装置としてプリンタを用いて説明を記載する。しなかしながら、本発明における画像形成装置は、複合機、コピー機、FAXなど、記録材に画像を形成する装置であればよい。また、本発明は、一適用例として、電子写真方式のプリンタによって実現される。しかしながら、本発明は、インクジェットプリンタ等、他の画像印刷方式を採用したプリンタによって実現されてもよい。
以下では、図1乃至図8を参照して、本発明の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係るプリンタ100の構成例を示す断面図である。ここでは、主に本発明を説明する上で必要となる構成要素について説明を記載する。即ち、本発明のプリンタ100は、他の構成要素を含んで実現されてもよい。
プリンタ100は、画像を形成する形成手段として、感光ドラム101a、b、c、d、露光器115a、b、c、d及び現像器116a、b、c、dを備える。ここで、各構成要素の要素番号の末尾に付与したアルファベットa、b、c、dは、順にブラック(Bk)、シアン(Cy)、マゼンタ(Ma)、イエロー(Ye)のトナーに対応して配置された構成要素を示す。また、プリンタ100は、ベルト駆動ローラ102、ベルトテンションローラ119、ベルト支持ローラ103、2次転写ローラ104、中間転写ベルト105、パターン検出センサ107及び周長検出センサ114を備える。さらに、プリンタ100は、記録材検出センサ108、搬送ローラ110、搬送経路111、搬送ベルト112及びレジストレーションローラ(以降レジストローラと称す)113を備える。
露光器115(a〜d)は、不図示の帯電器により一様に帯電された感光ドラム101(a〜d)に対して露光することにより、当該感光ドラム101(a〜d)の表面に静電潜像を形成する。形成された潜像画像は、現像器116(a〜d)によって現像される。以下では、現像された画像をトナー像と称す。
感光ドラム101(a〜d)に形成されたトナー像は、中間転写体である中間転写ベルト105上に順次重ねて転写される。このように各色のトナー像が重ねて転写されることにより、中間転写ベルト105上に多色の画像106が形成される。画像106は、ベルト支持ローラ103と2次転写ローラ104との接合部(以下、転写位置と称す。)で記録材上に転写される。
記録材は、まず、記録材カセット等の記録材収納部から搬送ローラ110により搬送経路111に沿ってレジストローラ113まで搬送される。その後、記録材検出センサ108での記録材の検出タイミングに応じてレジストローラ113の搬送速度が調整されて、記録材上の所望の位置に画像106が転写される。画像106が転写された記録材は、搬送ベルト112によって図示しない定着装置に搬送され、記録材上の画像が定着されて、プリンタ100の機外へ排出される。
109は、記録材上の所望の位置に画像106を転写するために、当該画像106を記録材へ転写する転写タイミングを調整するための調整パターン(画像)を示す。また、調整パターン109は、画像106の位置を間接的に検出するためのものであり、パターン検出センサ107によって検出される。パターン検出センサ107は、発光素子及び受光素子を備え、中間転写ベルト105上で反射された光を受光する反射型の光学センサである。本実施形態に係るプリンタ100は、パターン検出センサ107を用いて、中間転写ベルト105上に形成された調整パターン109の検出に加えて、中間転写ベルト105の表面の傷や粉塵を検出する。
周長検出センサ114は、中間転写ベルト105の特定の位置(例えば、裏面の所定位置)に形成されたフラグを検出する。プリンタ100は、周長検出センサ114を用いて、中間転写ベルト105が駆動されている間に当該フラグを検出してから再び当該フラグを検出するまでの時間と中間転写ベルト105の駆動速度とから、中間転写ベルト105の周長を検出する。ここで、周長とは、中間転写ベルト105の1周の長さを示す。また、周長検出センサ114については、反射光量の変化によりフラグを検出する光学センサを用いることが望ましい。したがって、フラグは、中間転写ベルト105の裏面の反射光量とは異なる反射光量が検出される画像又は部材で形成される。
ベルト駆動ローラ102は、ベルトテンションローラ119及びベルト支持ローラ103とともに適度な張力で中間転写ベルト105を配設するとともに、当該中間転写ベルト105を駆動するためのローラである。ベルト駆動ローラ102及びベルト支持ローラ103のローラ軸は固定して配置され、ベルトテンションローラ119のローラ軸は移動自在に配置される。そのため、中間転写ベルト105は、ベルトテンションローラ119が移動することで周長の伸縮やばらつきによる弛みが調整され、適度な張力で配設される。
中間転写ベルト105の伸縮は、当該中間転写ベルト105上に形成された画像の搬送時間に影響を与える。例えば、中間転写ベルト105の周長が長くなった場合、中間転写ベルト105に形成された調整パターン109は、長くなる前と比較して、パターン検出センサ107へ到達するまでに要する時間が長くなる。一方、中間転写ベルト105の周長が短くなった場合、調整パターン109は、短くなる前と比較して、パターン検出センサ107へ到達するまでに要する時間が短くなる。このような中間転写ベルト105の伸縮は、プリンタ100の画像形成精度に悪影響を与える。しかし、本実施形態に係るプリンタ100は、中間転写ベルト105の伸縮による悪影響を低減させうる。
次に、図2を参照してプリンタ100の動作を制御するための制御構成について説明する。図2は、本実施形態に係るプリンタ100の制御構成の一例を示す図である。ここでは、本発明を実現する上で重要となる制御ブロックについてのみ説明を記載する。即ち、プリンタ100の制御構成は、以下で説明する以外の他の制御ブロックを含んで構成されてもよい。
プリンタ100は、プリンタ制御部201及びエンジン制御部202を備える。プリンタ制御部201は、プリンタ100のシステムを統括的に制御するとともに、外部のPCから印刷ジョブを受信し、エンジン制御部202へ印刷する画像データを出力する。また、プリンタ制御部201は、画像の形成を開始するための開始信号をエンジン制御部202へ出力する。もちろん、プリンタ100は、当該プリンタ100に含まれるスキャナーから読み込まれた画像データを用いて記録材に画像を形成させてもよい。また、プリンタ制御部201は、プリンタ100に含まれる操作部又は外部PCを介して、操作者から入力された設定の取得及びプリンタ100の内部情報の通知を行う。
エンジン制御部202は、図1に示す各コンポーネントを制御することにより、プリンタ制御部201からシリアル通信によって伝達された情報に従って記録材に画像を形成する。また、エンジン制御部202は、本発明を実現するために、調整部203、光沢度検出部204、選択部205、画像形成部206、パターン検出部207、周長検出部208、差分算出部209、補正部210、出力部211及び記憶部212を含む。さらに、エンジン制御部202には、図1に示した各コンポーネントが信号線等で接続されている。搬送部220は、搬送手段として機能する搬送ローラ110及びレジストローラ113を示す。
調整部203は、ベルト支持ローラ103及び2次転写ローラ104で形成される転写位置で記録材に画像106を転写する転写タイミングに従って記録材の搬送速度を調整する。また、調整部203は、第1調整手段又は第2調整手段として機能する。第2調整手段として機能する場合、調整部203は、パターン検出部207から出力される検出信号に従って記録材の搬送速度を調整する。一方、第1調整手段として機能する場合、調整部203は、出力部211から出力される調整信号に従って記録材の搬送速度を調整する。以下では、第2調整手段として機能する調整部203の制御を画像位置パターン補正と称す。一方、第1調整手段として機能する調整部203の制御をITOP補正と称す。
光沢度検出部204は、パターン検出センサ107を用いて、中間転写ベルト105の表面の光沢度(グロス)を検出する。この検出は、中間転写ベルト105の表面のグロスが耐久等により低下しているか否かを判定するために行われる。選択部205は、検出された光沢度が予め定められた閾値を超える場合に調整部203の制御として画像位置パターン補正を選択し、光沢度が閾値以下である場合にITOP補正を選択する。また、選択部205は、選択した制御を調整部203に通知する。
画像形成部206は、形成手段として機能し、図1に示す露光器115(a〜d)、感光ドラム101(a〜d)及び現像器116(a〜d)を制御してトナー像を形成する。また、画像形成部206は、画像位置パターン補正が選択された場合に、調整部203からの指示により調整パターン109を形成する。
パターン検出部207は、パターン検出手段として機能し、パターン検出センサ107を用いて、中間転写ベルト105上に形成された調整パターン109を検出する。パターン検出部207は、調整パターン109を検出すると、調整部203に当該調整パターン109を検出した旨を通知するための検出信号を出力する。ここで、調整部203は、パターン検出部207による調整パターン109の検出タイミングを用いて、記録材の搬送速度を調整する。
周長検出部208は、周長検出手段として機能し、周長検出センサ114を用いて、中間転写ベルト105の周長を検出する。具体的に、周長検出部208は、中間転写ベルト105が駆動されている間にフラグを検出してから再びフラグを検出するまでの時間と中間転写ベルト105の駆動速度とから、中間転写ベルト105の周長を検出する。また、周長検出部208は、検出した中間転写ベルト105の周長を差分算出部209に通知する。差分算出部209は、差分算出手段として機能し、中間転写ベルト105の基準となる基準周長と検出された周長との差分を算出する。ここで、基準周長とは、周長検出部によって前もって検出された中間転写ベルト105の長さ、又は、製品初期の中間転写ベルト105の長さを示す。また、差分算出部209は、算出した差分を補正部210に通知する。
補正部210は、補正手段として機能し、算出された差分による画像の位置ずれを解消するために、出力部211が転写タイミングを調整するための調整信号を出力する出力タイミングを補正する。具体的に、補正部210は、中間転写ベルト105の駆動速度と算出された差分とから求まる出力タイミングのずれ量を補正前の出力タイミングに加算することで当該出力タイミングを補正する。詳細については、図4を用いて後述する。補正部210は、補正した出力タイミングを出力部211に通知する。
出力部211は、出力手段として機能し、補正部210で補正された出力タイミングに従って調整信号を調整部203へ出力する。また、ここで、補正部210から通知される出力タイミングは、プリンタ制御部201からエンジン制御部202へ出力される画像の形成を開始するための開始信号を受信してからの時間情報を含む。即ち、出力部211は、開始信号を受信してから一定の時間が経過した後に調整信号を出力する。この調整信号は、ITOP補正を行う場合に用いられ、画像位置パターン補正の際にパターン検出部207から出力される検出信号の代わりに出力される。ここで、調整部203は、調整信号を受信すると、記録材の搬送速度を調整する。
記憶部212は、記憶手段として機能し、上述した中間転写ベルト105の基準周長を記憶する。また、本実施形態によれば、基準周長は、画像位置パターン補正によるレジストレーション補正が行われている間に検出されて、記憶部212に記憶される。なお、記憶部212には、基準周長として、製品初期の中間転写ベルト105の周長が工場出荷時に予め記憶されてもよい。
次に、図3A乃至Cを参照して、パターン検出センサ107の検出方法について説明する。図3A乃至Cは、パターン検出センサ107の構成及び検出方法を示す図である。図3Aは、グロスが低下していない中間転写ベルト105の表面に光を照射した様子を示す。図3Bは、調整パターン109へ光を照射した場合の様子を示す。図3Cは、グロスが低下した場合の中間転写ベルト105の表面に光を照射した様子を示す。
パターン検出センサ107は、中間転写ベルト105へ照射した光の正反射成分を受光することにより、調整パターン109の検出を行なう。例えば、図3Aに示すように、中間転写ベルト105上にトナー像が形成されていない場合、照射した光の正反射光が十分に受光できるため、センサ出力電圧はハイレベルとなる。
一方、図3Bに示すように、中間転写ベルト105上に調整パターン109のトナー像が形成されている場合、乱反射成分の光量が多くなるため、正反射成分の光量が低下する。そのため、センサ出力電圧はローレベルとなる。パターン検出部207は、パターン検出センサ107からの出力がハイレベルからローレベルに変化すると、調整パターン109が検出されたと判断する。
図3Cは、中間転写ベルト105のグロスが耐久等で著しく低下した状態を示す。この場合、トナー像が形成されていない場合であっても、乱反射光の光量が増加するため、パターン検出センサ107は正反射光を十分に受光することができない。したがって、センサ出力電圧はローレベルとなる。ここで、光沢度検出部204は、中間転写ベルト105の表面に光を照射した場合であって、かつ、センサ出力がローレベルである場合に、当該中間転写ベルト105の表面のグロスが低下していると判断する。さらに、光沢度検出部204は、グロスが低下していることを示す情報を選択部205へ通知する。その後、選択部205では、画像106を転写する記録材上の位置を調整するためのレジストレーション補正としてITOP補正を選択する。このように、中間転写ベルト105からの正反射光を検出することで、当該中間転写ベルト105の表面のグロスが低下しているか否かを判定することができる。
次に、図4を参照して、画像位置パターン補正及びITOP補正の制御について説明する。図4は、画像位置パターン補正及びITOP補正の制御を示すタイミングチャートである。401は、プリンタ制御部201からエンジン制御部202へ出力される画像の形成を開始するための開始信号の出力タイミングを示す。402は、出力部211から出力される調整信号の出力タイミングを示す。403は、パターン検出部207から出力される調整パターン109を検出した際の検出信号の出力タイミングを示す。404は、記録材検出センサ108から出力される記録材の先端を検出した信号の出力タイミングを示す。405は、レジストローラ113による記録材の搬送制御のタイミングを示す。
まず、画像位置パターン補正について説明する。画像位置パターン補正は、パターン検出センサ107による調整パターン109の検出タイミングと、記録材検出センサ108による記録材の検出タイミングとに応じて、記録材の搬送速度を調整する。具体的に、まず、パターン検出部207が中間転写ベルト105上を速度Vdで搬送される調整パターン109を検出する。ここで、403に示す検出信号が出力される。続いて、調整部203は、検出信号を受信してから、記録材検出センサ108がレジストローラ113により速度Vuで搬送される記録材を検出するまでの時間Tppを計時する。ここで、2つの速度は、Vu>Vdの関係とする。
時間Tppを計時すると、調整部203は、レジストローラ113の減速タイミングである時間Trdを算出する。算出式は、Trd=Tpp−Tとなる。ここで、Tは、パターン検出センサ107から転写位置までの距離と、記録材検出センサ108から転写位置までの距離と、調整パターン109の搬送方向に対する後端と画像106の先端との距離と、速度Vdと、速度Vuとによって決まる定数である。調整部203は、記録材検出センサ108が記録材を検出してから時間Trdが経過した後に、レジストローラ113の搬送速度を速度Vuから速度Vdに制御する。これにより、調整部203は、画像106を転写する記録材の位置を調整することができる。なお、レジストローラ113による速度制御は、記録材が転写位置に到達する前に終了する。
次に、ITOP補正について説明する。ここでは、画像位置パターン補正と異なる制御についてのみ説明を記載する。ITOP補正は、中間転写ベルト105のグロスが低下した場合に選択され、上述した画像位置パターン補正と異なり、調整パターン109を形成しない。したがって、ITOP補正では、パターン検出センサ107からの検出信号をトリガとする代わりに、出力部211から出力される疑似パターン信号である調整信号61を用いて制御を行う。401に示す開始信号(ITOP_Bk)60は、Bkの露光器115dによって感光ドラム101d上に潜像を形成するための同期信号である。調整信号61は、パターン検出センサ107が調整パターン109を検出した際に出力する検出信号のタイミングで出力される擬似信号であり、開始信号60が出力されてから時間Tdmが経過した後に出力される。即ち、時間Tdmは、開始信号が出力されてから検出信号が出力されるまでの予め想定された時間である。
その後、調整部203は、調整信号61が出力されてから、レジストローラ113により速度Vuで搬送される記録材を記録材検出センサ108が検出するまでの時間Tpp’を計時する。時間Tpp’を計時すると、調整部203は、レジストローラの減速タイミングである時間Trdを算出する。算出式は、Trd=Tpp’−Tとなる。
ここで、中間転写ベルト105の周長が製品初期又は前回検出時の周長に対して長い場合、調整パターン109の到達タイミングが遅れ、調整信号61とパターン検出センサ107の出力にずれ量ΔT(以下では、パターンタイミングと称す。)が生じる。このパターンタイミングΔTは、ITOP補正において記録材上の画像位置のずれ量となる。また、中間転写ベルト105が環境変化等により縮んで短くなった場合、調整パターンの到達タイミングが早くなり、中間転写ベルト105の変動量ΔBに対応したパターンタイミングΔTが発生する。図4に示すパターンタイミングΔTは、中間転写ベルト105の周長が長くなった場合のずれ量を示す。また、本実施形態によれば、パターンタイミングΔTは、画像位置パターン補正の実行中に検出される。
本実施形態に係るプリンタ100は、このように中間転写ベルト105の周長の変動によって生じるITOP補正における画像の位置ずれを低減させる。具体的に、調整部203は、画像位置パターン補正を実行している間に、中間転写ベルト105の長さBrefとパターンタイミングΔTを検出して、記憶部212に記憶させる。その後、レジストレーション補正がITOP補正に切り替わると、調整部203は、記憶部212に記憶している履歴データを用いて補正部210に調整信号の出力タイミングを補正させる。
調整信号の出力タイミングを補正するため、補正部210は、まず周長検出部208によって中間転写ベルト105の長さBを検出させる。次に、補正部210は、差分算出部209によって長さBと長さBrefの差である変動量ΔBを算出させる。続いて、補正部210は、記憶部212に記憶されているパターンタイミングΔTと変動量ΔBとを用いて、調整信号の出力タイミング調整量(出力タイミングのずれ量)ΔTdmを算出して、補正を行う。このように調整信号61の出力タイミングTdmを調整することにより、本実施形態に係るプリンタ100は、ITOP補正において生じる記録材上の画像の位置ずれを低減する。なお、装置によっては中間転写ベルト105の長さBrefによりパターンタイミングΔTが一意に決定する場合がある。この場合、画像位置パターン補正の実行中に記憶するデータは、中間転写ベルト105の長さBrefのみでもよい。
次に、図5乃至図8を参照して、本実施形態に係るレジストレーション補正の処理手順について説明する。以下に記載する処理は、エンジン制御部202によって統括的に制御される。
まず、図5を参照して、中間転写ベルト105の光沢度を検出して、レジストレーション補正の制御を選択する処理について説明する。図5は、本実施形態に係るレジストレーション補正の制御を決定する処理手順を示すフローチャートである。本実施形態によれば、電源投入のタイミング、前回の検出から予め定められた時間が経過したタイミング、予め定められた枚数の画像形成を実行したタイミング、及び、周囲環境が変動したタイミングの少なくとも1つのタイミングで光沢度の検出が行われる。なお、周囲環境が変動したタイミングとは、前回の検出から予め定めた温度・湿度の変動が生じたタイミング或いは、予め定めた所定の温度・湿度になったタイミングである。
ステップS501において、光沢度検出部204は、パターン検出センサ107を用いて中間転写ベルト105の光沢度(グロス)Gを検出する。検出した光沢度Gは選択部205に通知される。続いて、ステップS502において、選択部205は、検出した光沢度Gが予め定められた閾値以上であるか否かを判定する。
検出された光沢度Gが閾値以上である場合、選択部205は、処理をS503に遷移させる。ステップS503において、選択部205は、調整パターン109を精度良く検出できると判断し、レジストレーション補正として画像位置パターン補正を選択する。ここで、選択部205は、調整部203に対して画像位置パターン補正の制御を通知する。
一方、検出された光沢度Gが閾値以上でない場合、選択部205は、処理をS504に遷移させる。ステップS504において、選択部205は、調整パターン109を誤検出する可能性があると判断し、レジストレーション補正としてITOP補正を選択する。ここで、選択部205は、調整部203に対してITOP補正の制御を通知する。
次に、図6を参照して、画像位置パターン補正の処理について説明する。図6は、本実施形態に係る画像位置パターン補正の処理手順を示すフローチャートである。
ステップS601において、エンジン制御部202は、調整パターン109及び記録材を検出する。詳細には、パターン検出部207がパターン検出センサ107を用いることによって中間転写ベルト105に形成された調整パターン109が検出され、記録材検出センサ108によって記録材の先端が検出される。それぞれの検出信号は、調整部203に通知される。調整部203は、調整パターン109を検出した検出信号を受信してから記録材を検出した検出信号を受信するまでの間隔(時間)を測定する。
ステップS602において、調整部203は、測定した間隔から、レジストローラ113による減速タイミングTrdを算出する。ここで算出する減速タイミングTrdは、記録材検出センサ108からの検出信号を受信した時点から減速制御を行うまでの時間となる。
続いて、ステップS603において、調整部203は、算出された減速タイミングTrdに従ってレジストローラ113を変速制御する。詳細には、調整部203は、記録材検出センサ108によって記録材が検出されてから、減速タイミングとなる時間が経過した後に、レジストローラ113を減速制御する。これにより、中間転写ベルト105上の画像106が転写位置に搬送されてきた記録材上の所望の位置に転写される。
また、本実施形態によれば、画像位置パターン補正の実行中に、中間転写ベルト105の基準周長BrefとパターンタイミングΔTとが検出され、記憶部212に記憶される。この記憶されるデータは、後述するITOP補正において、中間転写ベルト105の周長の変動量ΔBに応じた調整信号の出力タイミングTdmを補正するために用いられる。
次に、図7を参照して、ITOP補正の処理について説明する。図7は、本実施形態に係るITOP補正の処理手順を示すフローチャートである。
ステップS701において、補正部210は、調整信号の出力タイミングを補正する。出力タイミングの補正処理についての詳細は、図8を用いて後述する。ここで、補正部210は、補正した出力タイミングを出力部211へ通知する。ここで通知する出力タイミングには、プリンタ制御部201から出力される開始信号を受信してから調整信号を出力するまでの時間が定義されている。出力部211は、通知された出力タイミングに従って調整信号を調整部203へ出力する。
次に、ステップS702において、調整部203は、調整信号及び記録材の検出信号を受信する。ここで、調整部203は、調整信号を受信してから記録材の検出信号を受信するまでの間隔を測定する。
ステップS703において、調整部203は、測定した間隔から、レジストローラ113による減速タイミングTrdを算出する。ここで算出する減速タイミングTrdは、記録材検出センサ108からの検出信号を受信した時点から減速制御を行うまでの時間となる。
続いて、ステップS704において、調整部203は、算出された減速タイミングTrdに従ってレジストローラ113を変速制御する。詳細には、調整部203は、記録材検出センサ108によって記録材が検出されてから、減速タイミングとなる時間が経過した後に、レジストローラ113を減速制御する。これにより、中間転写ベルト105上の画像106が転写位置に搬送されてきた記録材上の所望の位置に転写される。
次に、図8を参照して、中間転写ベルト105の周長を検出して、調整信号の出力タイミングを補正する処理について説明する。図8は、本実施形態に係る調整信号の出力タイミングを補正する処理手順を示すフローチャートである。以下で説明する処理は、図7に示すステップS701の処理に対応する。
ステップS801において、周長検出部208は、周長検出センサ114を用いて中間転写ベルト105の周長Bを検出する。検出した周長Bは、差分算出部209に通知される。続いて、ステップS802において、差分算出部209は、基準となる基準周長Brefと、検出された周長Bとの差分(変動量ΔB)を算出する。具体的に、差分算出部209は、中間転写ベルト105の変動量ΔBを求めるために、S801で検出された周長Bと、画像位置パターン補正の実行中に検出された中間転写ベルト105の基準周長Brefとの差分から変動量ΔBを算出する。ここで基準周長Brefは記憶部212から取得される。また、算出された変動量ΔBは、補正部210に通知される。
ステップS803において、補正部210は、調整信号の出力タイミングにおけるずれ量となるタイミング調整量Tdmを算出する。具体的に、補正部210は、以下の式によりタイミング調整量ΔTdmを算出する。
ΔTdm=ΔB×A+ΔT
ここで、Aは、ゲイン値を示す。ゲイン値Aは、感光ドラムや中間転写ベルトの駆動速度及びその配置や駆動方法などの装置構成で決まるもので、本実施形態によればゲイン値A=1とする。パターンタイミングΔTは、画像位置パターン補正の実行中に測定され、記憶部212に記憶されている値である。
最後に、ステップS804において、補正部210は、補正前の調整信号の出力タイミングTdmに算出したタイミング調整量ΔTdmを加算することにより、出力タイミングTdmを補正する。これにより、調整パターン109が検出される検出タイミングとの誤差が少ない調整信号の出力タイミングを設定できる。補正された出力タイミングTdmは、出力部211に出力される。出力部211は、通知された出力タイミングTdmに従って調整信号を出力する。
以上説明したように、本実施形態に係るプリンタ100は、中間転写ベルト105の光沢度によって画像位置パターン補正又はITOP補正を実行する。さらに、ITOP補正においては、中間転写ベルト105の周長の変動量を解消するように、擬似信号となる調整信号の出力タイミングを補正する。これにより、本実施形態に係るプリンタ100は、中間転写ベルト105の周長の変動による影響を低減することができる。よって、中間転写体の周長が変動した場合であっても、ITOP補正によるレジストレーション補正を精度良く行うことができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限らず様々な変形が可能である。例えば、補正部210は、中間転写ベルト105の駆動速度と中間転写ベルト105の周長の変動量とから求まる調整信号の出力タイミングのずれ量を、補正前の出力タイミングに加算することで出力タイミングを補正してもよい。これにより、さらに精度良くITOP補正によるレジストレーション補正を行うことができる。
また、本実施形態に係るプリンタ100は、画像位置パターン補正の実行中に、中間転写ベルト105の基準周長Brefを検出するとともに、調整パターン109の検出タイミングと調整信号の出力タイミングのずれ量を算出してもよい。この場合、ITOP補正において、基準周長Bref及びずれ量を用いて、出力タイミングを精度良く補正することができる。これにより、さらに精度良くITOP補正によるレジストレーション補正を行うことができる。
また、本実施形態によれば、基準周長Brefとは、製品初期の中間転写ベルト105の周長であってもよい。この場合、基準周長Brefは、プリンタ100の工場出荷時に不揮発性メモリ等に格納される。これにより、画像位置パターン補正の実行中に基準周長Brefを検出する処理を省略することができ、プリンタ100の生産性を向上することができる。
本実施形態に係るプリンタ100の構成例を示す断面図である。 本実施形態に係るプリンタ100の制御構成の一例を示す図である。 パターン検出センサ107の構成及び検出方法を示す図である。 画像位置パターン補正及びITOP補正の制御を示すタイミングチャートである。 本実施形態に係るレジストレーション補正の制御を決定する処理手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係る画像位置パターン補正の処理手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係るITOP補正の処理手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係る調整信号の出力タイミングを補正する処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
100:プリンタ
107:パターン検出センサ
108:記録材検出センサ
114:周長検出センサ
201:プリンタ制御部
202:エンジン制御部
203:調整部
204:光沢度検出部
205:選択部
206:画像形成部
207:パターン検出部
208:周長検出部
209:差分算出部
210:補正部
211:出力部
212:記憶部
220:搬送部

Claims (13)

  1. 感光体上にトナー像を形成し、第1の転写部において、前記感光体上に形成された前記トナー像を回転駆動される無端状の中間転写ベルトに転写し、第2の転写部において、前記中間転写ベルト上に転写されたトナー像を記録材に転写する画像形成手段と、
    前記第2の転写部に前記記録材を搬送する搬送手段と、
    前記記録材に転写するトナー像を形成する前に前記中間転写ベルト上にパターン画像を前記画像形成手段に形成させる制御手段と、
    前記中間転写ベルトの回転方向において前記第1の転写部と前記第2の転写部との間の検出位置において前記パターン画像及び前記中間転写ベルト上に光を照射し、当該光の前記パターン画像及び前記中間転写ベルトからの反射光を受光する光学センサと、
    前記光学センサからの出力から前記パターン画像を検出可能か否かを判定する判定手段と、
    前記画像形成手段が前記感光体上に前記トナー像の形成を開始するための開始信号が出力され後に調整信号を出力する出力手段と、
    前記判定手段が前記パターン画像を検出可能と判定した場合、前記光学センサからの検出信号の出力タイミングに基づいて前記搬送手段が前記記録材を前記第2の転写部に搬送する搬送タイミングを調整し、前記判定手段が前記パターン画像を検出可能でないと判定した場合、前記出力手段からの前記調整信号の出力タイミングに基づいて前記搬送手段が前記記録材を前記第2の転写部に搬送する搬送タイミングを調整する搬送タイミング調整手段と、
    前記中間転写ベルトの周長を検出する周長検出手段と、を備え、
    前記搬送タイミング調整手段は、前記周長検出手段の検出結果に基づいて前記調整信号の出力タイミングに対する前記搬送手段による前記記録材の前記第2の転写部への搬送タイミングを補正することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記記録材の搬送経路上において前記第2の転写部よりも前記搬送経路の上流側に配置され、前記記録材を検出する記録材検出手段をさらに備え、
    前記搬送タイミング調整手段は、前記記録材検出手段によって検出される記録材の検出タイミングと前記光学センサからの前記検出信号の出力タイミング、または前記記録材検出手段による記録材の検出タイミングと前記出力手段からの前記調整信号の出力タイミングとに基づいて前記記録材を前記第2の転写部に搬送する搬送タイミングを補正することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記光学センサは、前記画像形成装置の電源投入のタイミング、前回の検出から予め定められた時間が経過したタイミング、予め定められた枚数の画像形成を実行したタイミング、及び、周囲環境が変動したタイミングの少なくとも1つのタイミングで前記中間転写ベルトに光を照射して当該光の前記中間転写ベルトからの反射光を受光し、前記判定手段は当該光学センサが受光した前記中間転写ベルトからの反射光の光量に基づいて前記光学センサからの出力から前記パターン画像を検出可能か否かを判定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記周長検出手段は、
    前記中間転写ベルト所定の位置に形成されたフラグを検出するセンサを用いて、該中間転写ベルト回転駆動されている間に該フラグを検出してから再び該フラグを検出するまでの時間と該中間転写ベルトの駆動速度とから、該中間転写ベルトの周長を検出することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記出力手段は、前記画像形成手段が前記感光体上に前記トナー像の形成を開始するための前記開始信号が出力されてから所定時間が経過した後に前記調整信号を出力することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記中間転写ベルトの基準となる基準周長を記憶する記憶手段、を備え、
    前記搬送タイミング調整手段は、前記記憶手段によって記憶された前記基準周長と前記周長検出手段によって検出された前記中間転写ベルトの周長との差分に基づいて前記調整信号の出力タイミングに対する前記記録材の前記第2の転写部への搬送タイミングを補正することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記記憶手段に記憶される前記基準周長は、前記周長検出手段によって前記トナー像を形成するより前に検出された長さ、又は、製品初期の長さであることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 感光体上にトナー像を形成し、第1の転写部において、前記感光体上に形成された前記トナー像を回転駆動される無端状の中間転写ベルトに転写し、第2の転写部において、前記中間転写ベルト上に転写されたトナー像を記録材に転写する画像形成手段と、
    前記第2の転写部に前記記録材を搬送する搬送手段と、
    前記記録材に転写するトナー像を形成する前に前記中間転写ベルト上にパターン画像を前記画像形成手段に形成させる制御手段と、
    前記中間転写ベルトの回転方向において前記第1の転写部と前記第2の転写部との間の検出位置において前記パターン画像及び前記中間転写ベルト上に光を照射し、当該光の前記パターン画像及び前記中間転写ベルトからの反射光を受光する光学センサと、
    前記光学センサからの出力から前記パターン画像を検出可能か否かを判定する判定手段と、
    前記画像形成手段が前記感光体上に前記トナー像の形成を開始するための開始信号を出力する出力手段と、
    前記判定手段が前記パターン画像を検出可能と判定した場合、前記光学センサからの検出信号の出力タイミングに基づいて前記搬送手段が前記記録材を前記第2の転写部に搬送する搬送タイミングを調整し、前記判定手段が前記パターン画像を検出可能でないと判定した場合、前記出力手段からの前記開始信号の出力タイミングに基づいて前記搬送手段が前記記録材を前記第2の転写部に搬送する搬送タイミングを調整する搬送タイミング調整手段と、
    前記中間転写ベルトの周長を検出する周長検出手段と、を備え、
    前記搬送タイミング調整手段は、前記周長検出手段の検出結果に基づいて前記開始信号の出力タイミングに対する前記搬送手段による前記記録材の前記第2の転写部への搬送タイミングを補正することを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記記録材の搬送経路上において前記第2の転写部よりも前記搬送経路の上流側に配置され、前記記録材を検出する記録材検出手段をさらに備え、
    前記搬送タイミング調整手段は、前記記録材検出手段によって検出される記録材の検出タイミングと前記光学センサからの検出信号の出力タイミング、または前記記録材検出手段によって検出される記録材の検出タイミングと前記出力手段からの前記開始信号の出力タイミングとに基づいて、前記記録材を前記第2の転写部に搬送する搬送タイミングを補正することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記光学センサは、前記画像形成装置の電源投入のタイミング、前回の検出から予め定められた時間が経過したタイミング、予め定められた枚数の画像形成を実行したタイミング、及び、周囲環境が変動したタイミングの少なくとも1つのタイミングで前記中間転写ベルトに光を照射して当該光の前記中間転写ベルトからの反射光を受光し、前記判定手段は当該光学センサが受光した前記中間転写ベルトからの反射光の光量に基づいて前記光学センサからの出力から前記パターン画像を検出可能か否かを判定することを特徴とする請求項8または9に記載の画像形成装置。
  11. 前記周長検出手段は、
    前記中間転写ベルトの所定の位置に形成されたフラグを検出するセンサを用いて、該中間転写ベルトが回転駆動されている間に該フラグを検出してから再び該フラグを検出するまでの時間と該中間転写ベルトの駆動速度とから、該中間転写ベルトの周長を検出することを特徴とする請求項8乃至10の何れか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記中間転写ベルトの基準となる基準周長を記憶する記憶手段、を備え、
    前記搬送タイミング調整手段は、前記記憶手段によって記憶された前記基準周長と前記周長検出手段によって検出された前記中間転写ベルトの周長との差分に基づいて前記開始信号の出力タイミングに対する前記記録材の前記第2の転写部への搬送タイミングを補正することを特徴とする請求項8乃至11の何れか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記記憶手段に記憶される前記基準周長は、前記周長検出手段によって前記トナー像を形成するより前に検出された長さ、又は、製品初期の長さであることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
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